2014年7月8日21時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時10分頃、愛知県豊田市のトヨタ自動車堤工場で、車体の塗装などを行っている建屋から出火、鉄板製の屋根約10m2が焦げた。
同社などによると、この火事で堤工場は生産を中止し、「プリウス」や「カムリ」などの生産に影響が出た。9日朝からは通常稼働する予定という。
建屋の屋根の上を通る換気用ダクト(排気管)の排気口の金網についた油かすが燃えたという。
この建屋では、5日朝にも排気管を焦がすぼやがあり、今回出火したのは、暫定的に設置した別の排気管だった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140708-OYT1T50161.html
7月8日13時14分に時事ドットコムからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、ダクトに鳥が入るのを防ぐ金網に付いた油かすが、排気で熱せられ燃えたもようだ。
消防車が出動したが、放水などは行わなかった。
堤工場ではプリウス、カムリなどを製造。5日午前にも、別のダクトが焦げるぼやがあった。
出典URL
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014070800248
7月9日2時4分に日本経済新聞からも、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工場の作業員が消し止めた。けが人はなかった。
警察によると、出火したのは塗装工程で発生する熱などを逃す排気用ダクト付近。
屋根の上に置かれたダクトの出口部分の金網に付着していたすすやかすが熱気で燃え、屋根に落ちたという。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFD08H18_Y4A700C1CN8000/
7月9日付で朝日新聞三河版(聞蔵)からも、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時10分ごろ、トヨタ自動車堤工場から出火、自動車の塗装と乾燥を行う建物の鉄板製の屋根約9m2を焼いた。けが人はなく、従業員らが自力消火した。
同工場では5日にも小規模な火災が発生しており、広報担当者は「原因をいち早く究明し、再発防止を拡大したい」と話した。
警察などによると、8日の火災は、建物内で作業中の男性従業員が異臭と煙に気付き、工場長が119番通報した。
排気管から出た熱風が屋根を焦がした可能性があるとみて調べている。
5日の火災も、同じ排気管内部でメンテナンス作業中に、たまったススをバーナーで焼却したところ、誤って排気管に引火した。延焼はなく、けが人もいないという。
(ブログ者コメント)
8日のぼやは、報道内容から考えると、堆積していた油カスなどが自然発火したのかもしれない。
(2014年8月4日 修正1 ;追記)
2014年7月5日付の中日新聞夕刊紙面に、5日に発生した火災に関する下記趣旨の記事が掲載されていた。
工場は出火当時、既に通常作業を終え、機械のメンテナンス中だった。
ダクト内にたまったススを自動でバーナーで焼き、内部の冷却が行われている際に、異常を知らせる警報が鳴ったという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。