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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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雷検知器は様々な会社から販売されているが、どこも同じような状況かもしれない。

以下は今回情報の元記事。

 

2025520124分にYAHOOニュース(長野放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

長野県松本市の企業が3年前に開発したある製品が、今、注目を浴びています。

それは、雷の接近を知らせる「雷検知器」。

4月、奈良県で起きた落雷事故の後、全国から注文が寄せられ、在庫切れの状態となっています。

松本市寿にある精密機器製造の「シナノカメラ工業」。

3年前に開発したある製品が、今、注目を浴びています。

片手に収まるサイズの赤い電子機器。

ある気象現象の接近を知らせてくれます。

シナノカメラ工業・河西社長:
「一般的に、雷が近づいてゴロゴロと鳴ると、いつ落ちてもおかしくない状況ですので、音が聞こえる前に接近していることを感知して、音で知らせるという装置」

雷の検知器、その名も「雷報」です。

大気が不安定な時に発生する雷。

その力は、電圧で表すと家庭用の電気の100万倍にあたる「1億ボルト」といわれています。

こちらは雷の威力を示す実験映像。
人工の雷を発生させると。
一瞬でブロックが粉々に。
威力のすさまじさが伝わってきます。

雷報は、内蔵のアンテナが、雷の発する電磁波を感知することでアラームを発する仕組みです。

感知できる範囲は最大で半径60キロ。
雷が近づいてくると、アラームの間隔が短くなります。

シナノカメラ工業は、電子機器の受託生産をメインとしていて、自社開発の製品は「雷報」が初めてです。

なぜ、開発したのでしょうか。

河西社長:
「落雷事故をなくしたい、悲しい思いをさせたくない。未来の子どもたちとかいろんな場面で命を守れる、人の役に立てる製品になるかなと」

県内では1967年、学校登山で北アルプス西穂高岳を訪れいた松本深志高校の生徒46人が落雷に遭い、11人が死亡、13人が重軽傷を負う事故がありました。

5年ほど前に事故の話を、取引先の無線機器開発会社の役員から聞いた河西社長。

ちょうど自社製品の開発を模索していた時期で、雷検知器の開発に乗り出しました。

3年前に商品化し、2024年は1年間で80個を販売しました。

ただ、今年は4月以降で500個以上の注文が寄せられています。

理由は、奈良県で起きた落雷事故です。

410日、グラウンドに雷が落ち、部活動中の中学生と高校生合わせて6人が病院に搬送されました。

事故の後、教育関係の商社や県外の学校などから問い合わせが相次ぎ、在庫切れの状態となっています。

今は7月からの販売再開を目指して準備を進めています。

河西社長:
「落雷というのは、どこでもいつ起きるかわからなくて、痛ましい事故にもつながる。いかに早く避難するかという、行動をとるかというのが重要。少しでも命が助かってもらいたい、けがを防いでもらいたい、そういう強い思いがある」

https://news.yahoo.co.jp/articles/5ace11a0d6a25007d17a59f88f5285fd559bb1d5

 

 

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20255131223分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

島根県は、原子力発電所で事故が起きた際の拠点となるオフサイトセンターの安全を強化するため、近くで落雷があって、高圧電流が流れ込んだ際、設備の故障を防ぐ機器を設置することを決めました。

オフサイトセンターは、原発事故が起きた際、自治体や警察などの責任者が24時間態勢で詰めて、避難などの方針を決定する拠点で、島根県では、中国電力島根原子力発電所の事故に備え、県庁の近くに立地しています。

このオフサイトセンターについて、県は安全を強化するため、近くで落雷があって、高圧電流が流れ込んだ際、設備の故障を防ぐ、「避雷器」と呼ばれる機器を設置することを決めました。

すでに設計を発注していて、来年の春までに設置を完了させる計画です。

おととしには、佐賀県唐津市にあるオフサイトセンターが、近くで落雷があった影響で、2度にわたって停電するトラブルがあったことから、全国各地のオフサイトセンターで対策の動きが広がっています。

島根県原子力安全対策課の神村課長は「オフサイトセンターの安全強化は大事だ。国のガイドラインに沿って、機能の確保に向けて、万全を期していきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20250513/4030021776.html

 

昨年、202412182238分に毎日新聞からは、福島第一原発事故時のオフサイトセンター機能不全対策として作られたガイドラインに抜けがあった、唐津市の事例では誘導雷により非常用発電機に自動で切り替えられなくなったため外部業者を呼んで手動で切り替えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)で原子力災害が起きた際に対応の拠点となる「佐賀県オフサイトセンター」(同県唐津市)で20239月、落雷による停電が2度あり、7日間にわたって電源設備が正常に働かない事態が生じていたことが佐賀県などへの取材で判明した。

オフサイトセンターは重大事故時に現地対策本部が置かれる拠点となるが、停電時に災害が起きていれば必要な役割が果たせない可能性もあった。

11年の東京電力福島第1原発事故では、福島第1原発から約5キロの場所にオフサイトセンターが置かれていたが、地震の影響で通信機器が使えないなど支障が出たため現地対策本部が機能しなかった。

こうした反省を踏まえて国の原子力施設などの防災対策が見直され、それに基づき内閣府が12年にガイドラインを作ったが、今回の事態で災害への脆弱(ぜいじゃく)さが解消できていない現状が浮き彫りになった。

 

■落雷で「誘導雷」発生

佐賀県オフサイトセンターを管理する佐賀県などによると、落雷被害があったのは23915日と21日。

いずれも近くに雷が落ちるなどして一帯が停電。

その際、周囲の電線などに過大な電圧や電流が発生する「誘導雷」が発生した。

誘導雷の影響で15日午前4時半ごろ、施設内の設備機器などを一元的に管理・制御する中央監視制御装置が故障。

自動で非常用発電機に切り替えられなくなったため外部の業者を呼んで手動で切り替え、電源は6時間後の午前10時半ごろに復旧した。

一方、中央監視制御装置は故障したままで、施設の設備機器の制御や、緊急時の非常用発電機への移行は手動でしか行えない状態が続いた。

さらに、6日後の21日午前9時ごろの落雷でも誘導雷が発生し、今度は非常用発電機の起動装置が故障し停電。

その後、外部からの送電が復旧したため、約2時間後に停電は解消した。

だが、同日中に業者が来て起動装置を修繕するまで非常用発電機は使えず、中央監視制御装置の復旧もこの日までかかった。

・・・

https://mainichi.jp/articles/20241218/k00/00m/040/110000c

 

2025316457分にNHK NEWS WEBからは、原発がある13道県のうち10道県のオフサイトセンターで誘導雷対策がとられていなかったなど、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

おととし佐賀県にある原発事故対応の拠点、オフサイトセンターで、近くに雷が落ちた影響で高圧の電流が流れ込む「誘導雷」という現象により、2度にわたって停電する事態が起きました。

この「誘導雷」への対策状況をNHKが調べたところ、原発がある13の道と県のうち10の道県のオフサイトセンターで、対策が取られていないことが分かりました。

停電が起きたのは、佐賀県唐津市にあるオフサイトセンターです。

おととし9月、近くに雷が落ちた影響で発生した高圧の電流が、電線などを伝って施設内に流れ込む「誘導雷」という現象によって、外部電源から非常用電源に自動で切り替える装置が壊れるなどして、2度にわたって停電しました。

オフサイトセンターは、原発から送られてくるデータなどをもとに、住民避難などを指揮する事故対応の拠点で、佐賀県は対策として手動で非常用電源に切り替える装置や、誘導雷を防ぐための「避雷器」という機器を今月新たに配備しました。

佐賀県危機管理防災課の福地副課長は「この規模の誘導雷が発生するのは想定を超えていた。これで対策は終わりではなく、ほかの地域の情報も収集し検討していきたい」と話しています。

 

■全国の対策状況は

NHKが原発のある全国13の道と県に取材したところ、10の道県のオフサイトセンターで「誘導雷」への対策が取られていないことが分かりました。

対策が取られていなかったのは、北海道、青森県、宮城県、福島県、新潟県、茨城県、石川県、福井県、島根県、鹿児島県です。

これらの道と県では、佐賀県で起きた事態を踏まえて、新年度に対策工事を実施するか検討するとしています。

一方、佐賀県のほか、静岡県と愛媛県はすでに対策が取られていました。

原子力防災を所管する内閣府は、誘導雷対策に必要な費用を補助することにしていて、「オフサイトセンターの整備や維持に関係自治体と取り組んでいく」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250316/k10014750981000.html

 

 

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20254211452分にYAHOOニュース(ゲキサカ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ヴァンフォーレ甲府のアカデミー公式X19日、インドネシア開催のバラティ・カップについて、安全を考慮してU-14チームが大会を辞退したことを報告した。

ヴァンフォーレ甲府U-15U-14チームは今月からインドネシア遠征を行っており、グループリーグを終了した19日からバラティ・カップ本戦を行う予定だったという。

ただクラブによると「会場が雷雨に見舞われましたが大会側が続行の判断を下しました」といい、「クラブとして選手の安全を考慮し大会を辞退しました」と伝えた。  

日本では今月、落雷によってサッカー部員らが病院に搬送される事故が発生。

日本サッカー協会(JFA)は「近年の温暖化や環境変化の影響に伴い、年々全国での落雷件数が増加しており、屋外での活動における事故防止対策がより求められている状況です」とし、今月18日に「危険・兆候が確認されたら公式戦・練習にかかわらず躊躇なく中止する」「周辺で雷注意報・兆候がある場合、専門的なウェブサイトで常時天候情報を確認する」といった原則や、気象情報の確認方法などを示した落雷事故防止対策ガイドラインの再確認を求める声明を発表していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d492346c643f529344feb659121be5536a618584

 

 

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2025418150分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

雷をドローンに落とせ――

ドローンを雷雲に向けて飛ばし、わざと落雷させて地上への被害をなくす実証実験に世界で初めて成功したと、NTTが18日発表した。

ドローンは雷の直撃に耐えられる構造をしており、何度でも飛行できるという。

「空飛ぶ避雷針」として、2030年頃の実用化を目指す。

市販の大型ドローン(2・3メートル四方、重さ10キロ・グラム)を改造し、機体の周りをアルミ線で囲って雷を誘導する仕組み。

実験は昨年12月、標高900メートルの島根県浜田市の山間部で行った。

安全な建物内からドローンを目視で操作して、雷雲が接近したタイミングで高度300メートルまで上昇させ、機体から延ばした金属製ワイヤを地面に接地したところ、落雷が発生した。

電流を地上に逃がすことでドローン自体は損傷せず、安定飛行を続けて無事に着地。

機体が一般的な雷の約5倍に相当する150キロ・アンペアの電流を受けても、故障や誤作動を起こさないことも確認した。

避雷針の設置が難しい屋外のイベント会場や風力発電用の風車などでの活用を想定する。

今月10日には奈良市の学校グラウンドに落雷し、部活動中の中高生6人が救急搬送された事故が発生。

開発チームのNTT宇宙環境エネルギー研究所の長尾・主任研究員は「雷の発生予測精度を向上させる研究も同時に進め、街や人を雷から守りたい」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20250418-OYT1T50091/

 

 

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今回、mBSニュースや産経新聞から同種事例が報じられているが、本ブログでも過去に、その中の一部の事例やその他の事例を紹介している。

以下は今回事例の情報。

 

20254102344分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午後550分ごろ、奈良市学園中1丁目の帝塚山中学・高校グラウンドで「落雷により、男子3人が倒れて意識がない」と奈良市消防本部に119番通報があった。

奈良県警奈良西署によると、14歳の男子中学生5人と16歳の女子高校生1人が救急搬送された。

中学生の1人が心肺停止、2人が意識混濁の状況で、他の中学生2人と高校生は手足にしびれなどがあったという。

当時、現場では雨が降っていた。サッカー部が練習しており、部員や教員ら20人ほどがいたという。

気象庁によると、奈良県には10日午前から雷注意報が出ていた。

現場付近の上空では同日午後6時前、急速に雨雲が発達し、局地的な雨と落雷が観測されていた。

気象庁の担当者は「急に風が強まるのは雷のサイン。遠くでも光が見えたり雷鳴が聞こえたりしたら、屋外での活動は控えたほうが良い」と、注意を呼びかけている。

https://www.asahi.com/articles/AST4B3DY7T4BPOMB00YM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

410232分にYAHOOニュース(mBSニュース)からは、3人が倒れ、それ以外の生徒はすぐに立ち上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中学の男子生徒3人は倒れましたが、それ以外の生徒に関してはすぐ立ち上がっていたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e6a43b1334f58098297bfe4864d2bea3a0d92abe 

 

4111630分にYAHOOニュース(mBSニュース)からは、グラウンドではサッカー部や野球部など114人が練習していた、一瞬にして雨が降ってきて、そのあと一瞬にして雷が落ちた、去年の宮崎市高校グラウンド落雷事故でも前触れなく落雷したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

当時、グラウンドではサッカー部や野球部など生徒114人が練習をしていたということです。

現場近くにいた人は当時の天候について…

「一瞬にして雨が降ってきて、そのあと一瞬にして雷だったので、逃げる時間はなかったと思います」  

学校のグラウンドでの落雷事故は去年も起きていました。

去年4月、宮崎市にある高校のグラウンドに雷が落ち、当時、練習試合を行っていたサッカー部の部員ら18人が病院に搬送されました。

(現場近くにいた人※去年4月・宮崎市):
「前触れもなくいきなりピカっと光った瞬間に『ドーン』と(雷が)落ちた感じです」  

当時、高校の関係者も「突然雷が来て防ぎようがなかった」と話していました。  

帝塚山学園の顧問の教諭らも警察の聞き取りに対し「雨脚が強くなって練習を中断しようか検討していたところ、いきなりドンと大きな音が鳴って落雷があった」と話しているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/774b0b493e49a461f31effcf48a9641d799db324  

 

4111638分にYAHOOニュース(名古屋テレビ)からは、専門家は重体になっている生徒に雷が落ちた可能性を指摘したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

雷による事故やその対策などを研究する、中部大学の山本教授は、今回の落雷は現場で予測することが難しかったのではないかと話します。

中部大学 雷研究室 山本和男教授 :
「近くに雷が落ちていて、雷が鳴っていたなどの状況にあったら、すぐに避難できたと思うが、恐らくそれまでにあまり雷が落ちてなくて、あの学校に落ちた雷が最初の雷であれば、判断が難しい状況だったんじゃないかなというふうに思います」

複数の生徒が搬送される事態になったことについては…

山本教授 :
「重体の状態になっている生徒に雷が落ちたんだと思います。
雨でぬかるんでいると大地に落ちた雷の電流が、地表面を流れやすくなる。
雷の電流の一部が人体に流れて負傷をした可能性はあります」

https://news.yahoo.co.jp/articles/cf423fcfb76d7087741600974bb3bfd776221db0  

 

411150分に読売新聞からは、専門家の解析では事故の5分ほど前に奈良市の上空で積乱雲が発達していた、ゴロゴロ音もなくドーンという音で落雷したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

通報があった直前に同市上空で積乱雲が発達していたことが、専門家による気象レーダーの分析でわかった。

真っ黒い積乱雲が近づくなどの前触れなしに落雷が起こるケースもあり、文部科学省や専門家は、部活動の指導者らに対し、雷注意報などの発表状況を確認するよう求めている。

分析を行ったのは、日本大気電気学会顧問を務める牛尾知雄・大阪大教授(電磁波工学)。

「落雷があった」と119番があった5分前の10日午後5時45分頃から6時15分頃の間に積乱雲が発達していた。

「上空の空気が冷えて大気の状態が不安定になったことが原因で積乱雲が発生し、落雷につながった」と指摘した。

グラウンドの近くに住む男性(81)は落雷直前の様子について、「パラパラと雨が降る中、『ドーン』と大きな音が1回した。ゴロゴロという音もなかった」と証言した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20250411-OYT1T50073/ 

 

4122135分に朝日新聞からは、校長らは記者会見でグラウンドに落ちたのは1発目の雷だった、雷対策としては2010年にグラウンドに避雷針付きのスタンドを設置している、強い雨が降り始めたので雨雲レーダーを確認しようとした矢先の雷だったなどと述べたという、趣旨の記事がネット配信されていた。

同校が12日に開いた記者会見。小林健校長らは事故の状況や生徒の様子などを説明した。

・・・

Q.雷注意報が出た際の部活動の対応は。

A. (サッカー部では)JFAのサッカー活動中における落雷事故防止対策のガイドラインで、気象庁提供情報の雷注意報の発表状況などで情報収集を行い、また事前に危険が予想される場合、日程時間を調整するなどの対策を講じるとなっている。気象情報を目視や音で確認することにもなっている。

Q.現場にいた顧問教諭らは雷注意報が出ていたことを把握していたか。

A.野球部の顧問教諭1人は認識していたが、(他の部の)顧問は把握していなかったと聞いている。

Q.強い雨が降り始めた直後の落雷。顧問らは異変などを感じたのか。

A.雷鳴は全く聞こえず、まさに1発目がこの雷だった。

Q.見可能性については

A.困難であったのではないか。

Q.学校として雷に備えたルールはあるのか。

A.各競技団体において(ルールが)あるので、学校として一律、雷の時にどうするというものがあるわけではない。

Q.グラウンドの安全対策はしていたのか。

A.平成222010)年に、緊急の避難所として、避雷針2基をつけた屋根付きのスタンドを設置した。
落雷の危険がある場合などにはそこに避難ができるようにした。

Q.今回は。

A.雨が降り始めてすぐに落雷があったので、避難する余裕もなかったと聞いている。
(サッカー部の)顧問によると、雨が降り始めたものの、サッカー競技としては(練習を)継続する程度のものだった。
念のため、ベンチに戻って、雨雲レーダーを確認しようとした矢先に落雷が発生したと聞いている。

・・・

https://www.asahi.com/articles/AST4D42RST4DPOMB00BM.html  

  

4101940分に産経新聞からは、広い場所での落雷事故は過去にも多数起きているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

雷による事故は過去にも相次いでおり、死亡したケースもある。

ライブ会場やゴルフ場といった広い場所で複数人が被害に遭うことが多い。

平成24818日午後、大阪市東住吉区の長居公園で2回落雷があり、10人が搬送されたが、2人が死亡した。

公園内の陸上競技場ではこの日、「EXILE」ら人気アーティストが出演する野外コンサートが予定され、当時は多くの人が集まっていた。

茨城県桜川村(当時)のゴルフ場では998日、プレー中の4人と女性キャディー1人が倒れているのが見つかった。

5人は病院に運ばれたが雷に打たれており、3人が死亡した。

ゴルフのプレー中や登山中など山での落雷はよく知られるが、海で起きることも。

昭和628月には高知県の海岸で、沖合にいたサーファーに雷が落ち、高校生ら6人が死亡、6人が負傷した。

学校のグラウンドで生徒らが雷に打たれた例もある。

令和643日午後、宮崎市古城町の宮崎産業経営大に隣接するグラウンドに、雷が落ちた。

大学と同じ学校法人が運営する私立鵬翔高(宮崎市)と、熊本県立鹿本高(山鹿市)がサッカーの練習試合のためにグラウンドを使っており、宮崎市消防局によると18人が病院に搬送され、意識不明となる生徒もいた。

https://www.sankei.com/article/20250410-572YYHI42BIUVLD2PDY6YA4R5Q/

 

41180分に産経新聞からは、学校での落雷事故防止に関し、文科省は過去に注意喚起したり危機管理マニュアル作成の手引きの中に注意事項を記載するなどの対応をしてきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

文部科学省は令和64月、同月3日に発生した宮崎市でのグラウンドへの落雷事故を受け、各都道府県の教育委員会や私立学校を主管する担当課に対して、「指導者は落雷の危険性を認識し、天候の急変などの場合にはためらうことなく適切な措置を講ずること」と注意喚起していた。

文科省は平成302月に「学校の危機管理マニュアル作成の手引」を作成。

そのなかで、落雷について「海面、平野、山岳など場所を選ばず落ちる。グラウンドなどの周囲の開けた場所にいると、積乱雲から直接人体に落雷することがあり、その場合、約8割の人が命を落とす」と説明。

そのうえで、部活動などの屋外活動を中断し、速やかに屋内に避難するよう呼びかけていた。

https://www.sankei.com/article/20250411-3TFURR5FLVNQLESVTFSUN6BCUQ/

 

4121030分に朝日新聞からは、雷ナウキャストの黄色表示地域は広いので、黄色ゾーンに入ったからといって屋外活動を中止するのは現実的に難しい、中部大学では民間気象会社と契約しグラウンドに落雷危険がある場合は赤色灯を光らせるようにしているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

奈良市の学校グラウンドで10日に起きた落雷事故は、指導者が天候を見極めながら、スポーツ活動の変更や中止を判断する難しさを浮き彫りにした。

どのような対応が適切なのか。

雷の研究者で、大学サッカー部の顧問を務める中部大学の山本和男教授(電力工学)に聞いた。

Q.屋外での部活動、体育活動中の雷にはどう対応したらよいのでしょうか。

A.鉄筋コンクリート造りの建物や車の中に避難するのが最善です。
だから、活動が可能かどうかの判断基準が大事になる。
雷の発生エリアを予測する気象庁のサイト「雷ナウキャスト」は一つの基準になります。
しかし、警戒度がさほど高くはない、画面に黄色で表示される地域で活動を禁止にしてしまうと、結構な時間、外で動くことができなくなってしまいます。

Q.現実的には難しいですね。

A.近くで雷の音がしたら決断しやすいんです。
中止にして避難すればいい。
安全を重視して考えるとなると、「雷ナウキャスト」を見て黄色で表示されている時はやめるというのは一つの方策ではあります。

Q.中部大学ではどのような対策をしていますか。

A.民間の気象会社と契約をしており、グラウンド周辺に雷が落ちる危険性がある時は、グラウンドの赤色灯が光ります。
そうすると、すぐにグラウンドから避難します。
学生の数が多いので、お金をかけることができますが、一般の公立学校での導入は費用面で難しいでしょう。

・・・

https://www.asahi.com/articles/AST4C4HLJT4COXIE04MM.html?iref=comtop_Edu_01 


 
414日付で奈良新聞からは、6人が救急搬送され、うち2人は意識不明の重体だったが1人は意識を回復したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

意識不明の重体となっていた男子中学生2人のうち1人の意識が回復したことが14日、県警への取材でわかった。 

落雷事故は10日午後550分ごろ発生し、同学園の中学・高校の生徒男女6人が救急搬送され、男子中学生2人が意識不明の重体、残る4人は意識があり、命に別条はなかった。

https://www.nara-np.co.jp/news/20250414212144.html 

 

4141750分にYAHOOニュース(mBSニュース)からは、今も3人が入院中など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

サッカー部の男子中学生2人が意識不明の重体になるなど、計3人が今も入院中です。

入院先の病院によりますと、意識不明だった2人のうち1人の意識が回復したことがわかりました。

すでに意識のあった1人も体を動かせる状態まで回復しているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d96632994eeaa4f3dfa81b1b5ac914326ddcec1  

 

 (2025年4月28日 修正1 ;追記)

20254261334分にNHK NEWS WEBからは、今春の高校野球奈良大会では雷探知機が設置されているなど、下記趣旨の記事が窓際に設置された探知機の写真付きネット配信されていた。

事故を受けて、奈良県高校野球連盟は、現在行われている春の高校野球奈良大会で選手の安全確保の対策を強化することを決め、26日から球場に雷の探知機を設置しました。

探知機は、最大で64キロ先の雷を検知してアラームで知らせるもので、距離が近づくにつれて警告音が変化します。

これまでは、雷の発生を目視や気象予報で確認していましたが、今後は探知機も利用して試合の中断などを判断するということです。

奈良県高校野球連盟の松谷専務理事は「特に夏の大会では、昼以降の試合で急激に天候が変わることもあるので、探知機を活用して安全確保につとめたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250426/k10014790421000.html

 

 

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このようなことが起こりうる?
他にも事例あり?
ネットでザッと調べてみたが、情報は見つからなかった。

今回の情報は下記。

2025331952分にYAHOOニュース(中央日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

オーストラリア・クイーンズランド出身のカーリーさん(30)は雷に打たれても奇跡的に生存し、瞳の色が変わった経験を共有した。

 【写真】雷に打たれて瞳の色が変わった女性 ​2

6日(現地時間)、英紙「ザ・サン」によると、カーリーさんは2023年12月、ある日、暴風雨が吹き荒れるのを見て携帯電話で撮影するために外に出て雷に打たれた。 ​

彼女は「腕に沿って鳥肌が立つような感じが波のように広がった」として、「鏡に映った自分の姿を見たら、瞳孔が途方もなく拡大していた。まるで薬に酔ったように気分が良く、濡れるほど汗があふれ、頭がくらくらした」と説明した。

カーリーさんは雷に打たれてから9時間も動けなかった。

入院2週間後、ほとんど体を回復したカーリーさんは、鏡を注意深く見てびっくりした。

瞳の色が緑色から濃い茶色に変わったためだ。

カーリーさんは「オンラインで調べてみたら雷に打たれた人々の中でたびたびこのようなことが起きるということが分かった」と話した。 ​

事故後、自らのニックネームを「カーリーエレクトリック(Carly Electric)」と呼ぶ彼女は、今もたまたま触ると熱くなったりして髪をとかす時に気をつけなければならないと語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bb0ea6b64c5b6e82a4e916dbaf7d5bea7ec4e9f5

 

 

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20252773分にYAHOOニュース(みんなのゴルフダイジェスト)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ラウンド中に一番怖いカミナリ。

落雷被害には、直接、雷に打たれる「直撃」と、近くの木などに落ちて、そこからの放電に打たれる「側撃」があり、いずれの場合も死亡または重大な後遺症につながりやすい。

そういう落雷からプレーヤーを守るために、㈱落雷抑制システムズでは画期的なPDCE避雷球による防雷設備を開発した。

昨年の週刊ゴルフダイジェスト115日号でも取り上げたが、国内最大のアコーディア・ゴルフで採用し、運用している防雷設備。

従来の避雷針は「雷を呼び込む」設備だったのに対し、PDCE避雷球は「雷を呼び込みにくくする」原理を採用した避雷設備で、

  キャパシタ構造で放電しにくい球形により雷の直撃を防ぐ 。

  建物に雷を呼び込みにくい構造とし、雷電流による電気・電子機器の損傷を防ぐ。

③万が一、雷が落ちても雷電流は引き下げ導体で地中に流す。

といった特徴がある。

アコーディア・ゴルフでは、昨年、保有する全173のコースで雷雲接近時のプレーヤーの避難をシミュレーションし、クラブハウスや避雷小屋まで遠かったり、避雷小屋が小さくて人が溢れたりする36のコースにPDCE避雷球による防雷設備を新設。

昨年6月上旬に全83基の設置が完了し、同時に策定した「落雷事故防止マニュアル」により、この半年間の運用は極めてスムーズだったという。

「アコーディア・ゴルフ様で採用されたのは最軽量のPDCEBabyという機種。

重機の入れない場所でも設置可能で、Baby8mの高さに設置すれば最大67台の乗用カートを停めることができます」(㈱落雷抑制システムズ広報・松本さん)

PDCEは他にも多くの機種があり、設置条件に応じて対応可能という。

落雷の多い地域のゴルフ場は検討してみてはどうだろうか?

※週刊ゴルフダイジェスト2025218日号「バック9」より

https://news.yahoo.co.jp/articles/0da7d3abb044ac8f1537bdfec3d9803bf4bfefd1

 

以下は、落雷抑制システムズ社のHPに掲載されている「落雷抑制の原理(抜粋)」。

・・・

上昇する「お迎え放電」と地面に降りる「先行放電」が上空で互いに引き合い、結ばれることで放電路が形成され、次に大きな電流が流れるのが落雷なのです。

このお迎え放電をなるべく出さないようにすることが落雷を招かないために重要で、そのために2つの工夫が施されています。

  1. その1つが電極の形状で、尖った針よりは滑らかな半球体の方が放電し難い
  2. 同じ高さで先端の形状は同じように尖っているが、大地との間にキャパシタを入れて大地からの電流を流し難くした方が放電し難い

この2つの構造を1つにまとめてお迎え放電を出し難くしています。

これを更に放電し難くしたのが避雷球です(特許取得:日本・米国・欧州・中国)。

・・・

https://www.rakurai-yokusei.jp/lightning-suppression-principles

 

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2024年11月6日7時26分にYAHOOニュース(ブラジル日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

フランスのスポーツ紙「レキップ」によると3日、ペルーのサッカークラブであるユベントゥ・ベジャビスタ対ファミリア・チョッカの試合中に、ディフェンダーのホセ・ウーゴ・デ・ラ・クルス・メザ選手(39歳)が雷に打たれて死亡するという悲劇が起こり、ペルーのサッカー界を震撼させた。

4日付のテラサイトやGEなどが報じた。  

アマチュアリーグの試合に参加していた選手たちは、試合中に強い雷雨となったためにゲームを中断し、休憩のためピッチを離れて控室に行こうとしていた時に雷に直撃された。

落雷した瞬間、ホセ・ウーゴ選手は真っ白い光に包まれると同時に、近くにいた7人の選手がバタリと芝生に倒れ込んだ。

地元の報道によると、負傷者はすぐにカリオン病院に搬送された。

 落雷の瞬間を捉えたSNS投稿はこちら

死亡したのはホセ・ウーゴ選手だけであったが、他に4人の選手も負傷した。

ゴールキーパーのファン・チョッカ選手(40歳)は重度の火傷を負って現在も重体で入院しており、16歳と19歳の若者2人と24歳の成人の容態は安定していると報道されている。  

試合はペルーのフニン県ワンカヨのチチャ地区にあるコトコト・スタジアムで行われていた。

カメラは悲劇が起こった瞬間を捉えており、インスタグラムなどで世界中に配信されている。

 


https://news.yahoo.co.jp/articles/b2e301c53482ac3fd967c0a2b27e54305ff0dae7

 

(ブログ者コメント)

映像を見ると、選手は全員ゆっくりと歩いていた。
落雷危険から身を守るために避難するという感じではなく、報道どおり、単なるゲーム中断という意識でベンチに帰っていたと思われる。

 

 

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20249201641分にNHK宮城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前8時20分ごろ、仙台市泉区将監で「住宅に雷が落ちて屋根に穴が空いている。一時的に黒い煙が見えた」と近くに住む人から消防に通報がありました。

消防が消火にあたり火はおよそ30分後にほぼ消し止められましたが、住宅の屋根などが焼けました。

この現場に近い仙台市泉区松森では午前8時半ごろ、住宅の外壁の一部が焦げる火事がありました。

警察によりますと、当時、外壁が焦げた住宅にいた人が「ドンという音を聞いて家の外に出ると煙が見えた」と話していたということです。

いずれの火事もけが人はいませんでした。

仙台管区気象台によりますと、当時、県内は前線や暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっていて、県内全域に雷注意報が発表されていました。

警察は、住宅の屋根や外壁が壊れている状況などから、落雷が原因とみて詳しい状況を調べています。



https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240920/6000028836.html

 

 

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2024992045分に下野新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

8日午後4時20分ごろ、真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園運動広場で開催していた野外ライブイベント「ベリテンライブ2024スペシャル」で、会場付近に複数回、落雷があった。

ステージ北側の仮設テント付近にも落ちたとみられ、テント内で待機していた清掃ボランティア9人が軽傷を負い、6人が救急搬送された。

当時は雨が強く降っており、感電による負傷とみられる。

主催者のエフエム栃木(レディオベリー)や真岡署によると、ライブは午前10時に開演。

雷雨などの情報収集をしていた中、強い雨に伴い午後3時40分ごろに演奏中断と保護エリアへの誘導を始めた。

落雷後に負傷者を確認し、救急搬送を要請。

ライブは中止した。

会場では3カ所、クレーン車で高さ約30メートルに避雷針を設置。
半径100メートルを避雷針保護エリアとしていた。

避難誘導で観客は保護エリアのステージ前方に移動。

身をかがめた安全姿勢で待機するなどしていた際、落雷があった。
避雷針やテント近くの木に雷が落ちたとみられる。

けがをした9人は1828歳の男性5人と女性4人で、全員が小山市の専門学校生。
清掃ボランティアとして参加していた。

テント内にいた約20人のうち、パイプ椅子に座っていた9人が負傷した。

保護エリアに移動する直前だったという。

専門学校の教諭(27)は、「『バーン』という大きく地鳴りのような音と目の前がフラッシュのような光に包まれ、焦げた匂いがした。足がしびれて力が入らない、イスから転んで立てない学生が出た」と話した。

ライブは7、8の両日に開催。
主催者発表では2日間で2万1千人、
8日は1万2千人が来場していた。

レディオベリーは、「悪天候に対する対策に万全を期していたが、けが人が発生したことを心よりおわび申し上げる。早期の回復をお祈りする」としている。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/959565

 

99日付でユーチューブ(FNN PRIME)からは、雷は2回落ち、1回目は保護エリア内、2回目が保護エリアギリギリの場所にあった木に落ちた、避難のためボランティアがテントに集まった、その時に運悪く落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今回の野外音楽ライブでは、避雷針が3カ所に設置されていました。

クレーン車の先についていて、高さが約30メートル。

そこから半径約100メートルが、身を守る“保護エリア”になっていました。

この会場にあった避雷針の仕組みについて、湘南工科大学の成田知巳教授によりますと、「棒の部分が避雷針。棒と地面を電線で結び、電流を地中に逃がすようになっているのだろう」とのことです。

今回搬送されたスタッフがいたテントのそばの木に雷が落ちたということですが、こういった避雷針があったのに、なぜ周りの木に雷が落ちてしまったのか?

主催者に確認したところ、まず雷は2回落ちたそうです。

会場の3カ所に避雷針があって、その半径100メートルの3つの場所が保護エリアになります。

1回目は、観客が避難している保護エリアの中に落ちたそうなんですが、2回目がスタッフがいたテントの際、保護エリアに入るか入らないか、ギリギリの場所にあった林に落雷があったとのことです。

成田教授に「避雷針はどのくらいの範囲を守れるんですか?」と聞いたところ、「避雷針を設置する高さによって範囲は変わってきます。高ければ広範囲を守ることになる」と、必ずしも全てをカバーできるわけではないということです。

その他に、「避雷針以外の場所に落雷した理由は何ですか?」と聞いたところ、「落雷を100%受け止められるわけではない。自然現象ゆえばらつきがあります」と話しました。

過去には都庁の避雷針に落雷せず、その真横に落雷したケースもあったということでした。

――落雷の被害を受けたのはテントにいたスタッフだったということですが、テント内は危険性が高いということですか?

結論から言うと、テント内が危険というわけではないそうです。

今回の場合は、学生ボランティアが保護エリアに避難をしようとするために、一時的にテントに集まった時に、運悪く落雷があってしまったということです。

原因は、テントの近くに木があったことです。

この木から地面を伝って、テント内に来て感電してしまった。

あくまでもテントがというわけではなく、近くに高い木があることが非常に危険であるということになってきます。

落雷時の対処法の一つとして、耳をふさぎ、姿勢を低くして、両足を閉じ、膝を地面につけない姿勢で待機することなどが大事になってくるということです。







https://www.youtube.com/watch?v=4c6t2LzGvEA

 

99日付でユーチューブ(ANN)からは、雷鳴発生とともに主催者は避難エリアへの移動をアナウンスした、昼間は暑くて雨など降りそうにない天気だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

辺りにとどろく、雷鳴。稲妻がはっきりと確認できます。

アナウンス :
「お客様、大変申し訳ありませんが、中央の避難エリアの方に移動をお願いいたします」  

8日、栃木県真岡市で行なわれたライブ会場で撮影された映像では、カッパを着て、しゃがみこむ大勢の観客に容赦なく打ち付ける激しい雨。

そして…。

ライブに訪れた人 :
3時半ころからちょっと雨が降り出しまして、だんだん雨脚が強くなってきたところで、雷も鳴り始めたって状況でした」

・・・

ライブに訪れた人 :
「サンボマスターのライブが終わった瞬間に雷が鳴り始めて、スタッフさんのほうで『木のそばにいないでください』と、『雷注意報が出ています』っていうふうなことを言われまして、かなり近いところに34発大きいのがきて、救急車なんかもその後来てたので、びっくりしましたね。怖かったですね。今まで経験したことないくらい、でかかった」

・・・

ライブに訪れた人は、ここまでの雷雨になるとは全く想定していなかったと言います。

ライブに訪れた人 :
「お昼くらいは暑くて暑くてカラカラに暑かったですね。全く降らないと思っていました。雨具なんかも売ってたんですよ。雨具なんて、きょういらないじゃんって思いました」



https://www.youtube.com/watch?v=sWUVjEcg0aw 

 

(ブログ者コメント)

主催者側としては、避雷針を複数設置して広い範囲に保護エリアを確保し、天候急変時には避難場所をアナウンス、電光掲示板に避難時の姿勢を掲示するなど、万全と思えるほどの雷対策を行っていた。

また、活字情報は見当たらなかったが、他のテレビでは気象情報も時々刻々と把握していたと報じられていた。

それなのに、保護エリアに入るか入らないかというギリギリの場所に落雷し、大勢が負傷した。

いくら万全の対策をとっていても、隙をつかれることがある・・・そのような事例ではないかと感じた。

 

 

 

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20248301913分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

台所で食器を洗う女性に、まさかの事態が。

中国南部の広西チワン族自治区で撮影された映像。

轟音とともに閃光(せんこう)に包まれるキッチン。

女性は吹き飛ばされ、皿などが飛び散ります。

女性を襲ったのは、なんと落雷でした。

この日、中国では南部を中心に大荒れの天気に…。

広西チワン族自治区でも、雷雨への警戒が呼び掛けられていました。

幸いにも女性にけがはありませんでしたが、なぜ室内にいたにもかかわらず、落雷の被害を受けたのでしょうか。

専門家によると、水道管や排水管など金属製のパイプを伝って雷が室内まで侵入したのではないかということです。



https://news.yahoo.co.jp/articles/9a132788e543788bde5a84f2b08102b30fe45536  

 

(ブログ者コメント)

〇落雷による建物火災はしばしば起きているが、その原因の一つは、こういうことかもしれない。

〇動画を見ればカメラは全くブレていない。
ということは固定カメラ。
防犯対策を徹底している家だったのだろうか?

 

 

 

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2024441612分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

202443日、宮崎発羽田行きのJAL(日本航空)694便が飛行中、雷に2度直撃したため、関西空港へと目的地を変更しました。

乗客乗員は全員無事ではあったものの、機内で異臭が発生したことが目的地変更の要因と報じられています。

 【動画】衝撃的シーンだ… 「旅客機に雷があたる」瞬間  

しかし、旅客機は雷に打たれても、このように着陸できるほか、機体に異常がないと判断されればフライトが続行されるのが一般的です。

なぜ飛行を継続できるのでしょうか。

旅客機には、引火性のジェット燃料や精密機械が詰まっています。

もし、これらにそのまま雷が直撃すれば、最悪爆発するのでは、そうでなくても機械が故障するのでは……などと思うかもしれません。

もちろん、そうならずに運航が継続できるよう、旅客機の設計には対策が施されています。

たとえば、客室の外殻と飛行機の内部は、電気を通すだけでなく、内部の電子機器の多くから電気の流れを隔離するように設計されていると報じている海外メディアもあります。

そして、フィンランドの航空会社フィンエアーは公式サイト上で、機体への落雷について次のように説明しています。

「雷は通常、飛行機のコックピットの前側に落ちます。
コックピットの窓の端が典型的な衝撃点となります。
航空機の(外板に使用されている)アルミニウムの胴体は電気をよく通し、雷が航空機内部に影響を与えることはありません。
放電は航空機の外面に沿って前方に進み、通常は航空機の主翼の先端や翼面、尾翼から再び空中に排出されます」  

また、KLM航空によると、エアバスA350などのアルミニウム合金(複合材)ではない胴体ではない場合、超微細な銅メッシュ、または電気を伝導する特殊な種類のアルミニウム塗料が施されているとのことです。

また、フィンエアーによると、機体メーカーが航空機の実用化に不可欠な認証「型式承認」を得るため、メーカーは航空機の雷保護が十分であることを証明する必要があるともしています。

ただ一方で、被雷した機体はダメージが生じている可能性もゼロではないことから、到着後、入念な整備を行い安全を確認する必要もあるそうです。

現代の旅客機では、このような対策が練られているものの、過去には、雷雲を要因のひとつとし発生した航空事故も発生しています。

そうしたことから、パイロットは「雷雲を見たら避ける」というのがスタンダードになっています。

なお、フィンエアーでは「夜間飛行する場合、パイロットは落雷の可能性がある場合に備えて目を明るい光に慣れさせるために、コックピットの照明を明るいモードに調整します」とのことです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb9e53e38078ac54d5eadd7b4d99cc23ffb4bf4d

 

(ブログ者コメント)

宮崎発JAL機の事例は本ブログでも紹介スミ。

 

 

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2024432332分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日午後2時半すぎ、宮崎市古城町にある高校が所有するサッカーグラウンドで「雷が落ちてけが人が複数出ている」と通報がありました。

18人が病院に搬送され、このうち2人が重症、16人もけがをしました。

現場のグラウンドは、宮崎産業経営大学に隣接する同じ学校法人が運営する鵬翔高校のサッカーグラウンドで、高校によりますと、当時、鵬翔高校と熊本県山鹿市の鹿本高校などのサッカー部の練習試合が行われていたということです。

気象庁によりますと、前線を伴った低気圧の影響で、九州南部などでは大気の状態が非常に不安定になっていて、当時、宮崎市には発達した雨雲がかかり雷注意報が出されていました。

鵬翔高校はNHKの取材に対し、「当時は雨も弱くなっていて、雷も鳴っていなかったことから、中止の判断にはならなかった」などと話しています。

警察などが当時の状況を詳しく調べています。

近くにあるスポーツジムの男性従業員は、「午後240分ごろに、何か破裂したようなドーンという大きな音がしました。今は大雨が降っていますが、きょうは雨が降ったりやんだりで、雷の音は1回しか聞こえませんでした」と話していました。

(ナレーション)

こちらの映像は午後2時半ごろの宮崎市の様子です。
10分ほどで周辺が真っ白になっていきました。



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240403/k10014411531000.html

 

432158分に読売新聞からは、グラウンドは練習試合中、被雷した部員はピッチ脇でウオーミングアップしていた、3日早朝から局地的に積乱雲発生などと気象台からは発表されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

鵬翔高によると、落雷時は同高サッカー部員同士の練習試合中で、鹿本高の部員たちはピッチ脇でウォーミングアップをしており、雷は同高部員たちの近くに落ちたとみられる。

宮崎地方気象台は2日夕、宮崎県内全域に3日明け方以降を対象とした雷注意報を発表。
3日早朝には、局地的に積乱雲が発達して落雷などの恐れがあると発表し、同日午後も注意報は継続されていた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240403-OYT1T50137/ 

 

43191分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、現場には100人以上いた、予兆なく突然雷が落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場にいた関係者によりますと、グラウンドにあるベンチの前の人工芝が黒くなっていたということです。

また、鵬翔高校によりますと、当時は2つの学校の関係者合わせて100人以上がいたとみられています。

学校では、「雷が鳴った際は練習を中断する」と安全対策マニュアルで決めていましたが、今回、予兆もなく、突然、雷が落ちたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/09fb29f8a23ea141b61f83bd4d95085a07da6651

 

481120分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、雨が強くなったのでハーフタイムを10分延長していた、地面に落ちた雷が放射状に地面を伝い18人が感電した可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

雷が落ちたサッカーコート脇には、黒い跡のようなものが確認できる。

当時、宮崎県全域に雷注意報が出ていたが、監督やコーチは雷注意報を認識しておらず、雨も小降りで雷鳴などもなかったため試合を続行したという。

当時の状況について、鵬翔高校の富山教頭は、「雨が強くなったので、ハーフタイムを10分延長して、携帯アプリで雲の状況を見て試合を再開した。雷が落ちるその時の天候は、雨がぱらついてきたというぐらいの状況だった」、「落雷音が全くしなかったというところですね、いきなりドンと…」と説明。

予兆を感じることもなく、突然、雷が落ちたという。

運転中に落雷を目撃した女性は、「お昼ちょっと前ぐらいにいったんバーっとザーッと降ったりしてやんでっていう感じのちょっと変わった天気でした。いきなり雷が大きい音で1回ドンとなった」と話す。

雨がパラパラと降る中、突然雷が落ちていることが分かる。

いったいなぜ、18人もの生徒に被害が及んでしまったのか。

Mr.サンデーは、雷の被害を抑える研究をしている宮崎大学の迫田達也教授と共に、落雷の現場となったグラウンドを取材した。

現場の地形について、迫田教授は「少し丘みたいにね、ちょっと小高いところがありますけれども、もちろん向こうに落ちても不思議はないし、ここに落ちても不思議はないっていうような地形ですね」と指摘。

「大地に向けて雷が落ちて、落ちた雷による電流が大地を伝わって、それによって生徒さんが感電した恐れはあると思います」と説明する。

雷が大地に流れる様子を表した実験映像を見ると、雷が地面に落下した後、電流が放射状に広がっているのが分かる。

迫田教授によると、事故当時、グラウンドに落ちた雷が地面を伝い、周囲にいた生徒18人に到達したと考えられるという。

小雨の中、予兆を感じることもなく落ちてきたという雷だが、どうすれば察知することができるのか?

迫田教授は「たとえ雨が降ってなくても、あるいは小降りであっても、雷は落ちる可能性はあります。少し暗い雲が存在している、あるいは近づいてきている、あるいは少し湿気を含んだ生暖かい風が吹き出したとかですね。そういったところにも気をつけると方が良いかと思います」としている。






(画像)

https://www.fnn.jp/articles/gallery/682243?image=2

(「Mr.サンデー」47日放送)

https://www.fnn.jp/articles/-/682243

 

481922分にYAHOOニュース(熊本朝日放送)からは、3時間前に遠くで雷鳴が響いていたが、その後はなかった、ウオーミングアップを始めた15分後に落雷があった、8日の時点で1人が意識不明のままなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

熊本県教委は、8日、現地に派遣した職員らが聞き取った内容を明らかにしました。

当日の午前11時半すぎ、現地では雨が強まり、遠くで雷鳴が数回響くのが確認されていました。

その後、雨がやみ、雷鳴もなかったことから、午後220分ごろ、試合に出場予定だった鹿本高校の生徒13人ほどがグラウンドでウォーミングアップを始めました。

落雷があったのは、その15分後。

4人の生徒が倒れていたため、指導者らが応急手当に回ったとのことです。

宮崎市内では、前日2日から雷注意報が出されていましたが、指導者らは把握していませんでした。

また、国の指針では「雷ナウキャスト」などで落雷情報を確認するよう定めていますが、現地では晴れ間も見られたことから、チェックしていなかったとのことです。

病院に搬送された18人のうち1人は、意識不明の状態のまま、集中治療室で治療中です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb5afeddee256ec8cac44bf265fe93402228401b

 

431912分に朝日新聞からは、広いグラウンドで部活中に被雷した事故は過去にもあった、文科省は18年に落雷事故防止文書を全国学校関係者に出しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校の部活動中に落雷事故が発生したケースはこれまでにも起きているが、どう備えればいいのか。

過去の被害も、広いグラウンドでの発生が目立つ。

19968月には、大阪府高槻市のサッカー大会に出場していた高校1年の男子生徒を落雷が直撃。
生徒は視力を失い、手足が不自由となる後遺症を負った。

20148月には愛知県扶桑町の高校グラウンドで、野球の練習試合中だった高校2年の男子生徒が落雷に遭い、死亡。

168月にも、埼玉県川越市の高校グラウンドで野球の練習試合中だった高校1年の男子生徒が落雷に遭い、心肺停止となった。

相次ぐ被害を受けて文部科学省は18年、屋外での教育活動における落雷事故防止について全国の学校関係者に文書を出した。

文書では、指導者は落雷の危険性を認識し、事前に天気予報を確認するほか、天候が急変した場合はためらうことなく計画の変更や中止といった適切な措置を講ずるべきだと示している。

さらに具体策として、気象庁のホームページで「雷注意報」の発表状況を確認するほか、雷発生の可能性を確認できる「雷ナウキャスト」といった情報を活用するよう訴える。

落雷に対する安全対策としては、

①厚い黒雲が頭上に広がった際、雷雲の接近を意識し、かすかな雷鳴でも危険信号であることを認識すること

②雷鳴が聞こえたときは、落雷を受ける危険性があるため、すぐに安全な場所(鉄筋コンクリートの建物、自動車、バス、列車などの内部)に避難する必要がある

と指摘している。

さらに、人体は同じ高さの金属像と同様に落雷を誘因するため、体に着けた金属を外したうえでゴム長靴やレインコートなどの絶縁物を身に着けていても落雷を阻止する効果はないと、注意を呼びかけている。

https://www.asahi.com/articles/ASS4333WVS43TIPE01GM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

432155分に毎日新聞からは、「雷注意報」はあるが「雷警報」はない、「注意報」と「警報」は災害の規模によって差が付けられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故当時、周辺では激しい雷が発生したとみられるが、出されていたのは「雷注意報」だった。

なぜ「雷警報」ではなかったのだろうと思いがちだが、実は「雷警報」はそもそも存在しないのだ。

気象庁や福岡管区気象台によると、災害の発生を予測して出される「注意報」には、

▽大雨
▽洪水
▽強風
▽風雪
▽大雪
▽波浪
▽高潮
▽雷
▽融雪
▽濃霧
▽乾燥
▽なだれ
▽低温
▽霜
▽着氷
▽着雪

16種類がある。

一方、重大な災害が発生する恐れがある場合に出される「警報」は、

▽大雨(土砂災害、浸水害)
▽洪水
▽暴風
▽暴風雪
▽大雪
▽波浪
▽高潮

7種類に限定される。

このほか、危険度の高まりなどに応じ、特別警報や早期注意情報もある。

同気象台によると、大雨といった、注意報と警報の両方が存在するものは、災害の規模によって差が付けられる。

これに対し、雷の場合、地上に落ちること自体がかなり珍しく、規模を事前に把握することもできないことから、警報が存在しないという。

雷注意報は、雷が発生すると予測される数時間前に発表される。

そこで参考になるのが、雷の「活動度」が分かる気象庁の「雷ナウキャスト」で、気象庁のホームページで確認できる。

活動度は4段階に分かれており、1が最も低く、4が最高。
1
以上なら1時間以内に雷が発生する可能性があり、24では既に積乱雲が発生し、いつ落雷があってもおかしくない状況といい、気象庁は直ちに建物の中など安全な場所へ避難するよう呼びかけている。

https://mainichi.jp/articles/20240403/k00/00m/040/333000c

 

(ブログ者コメント)

扶桑町と川越市の事例は本ブログでも紹介スミ。

そのうち川越市の事例では、日が射して雷鳴もない中で被雷した。

201684日 埼玉県川越市の高校で野球の練習試合中、グラウンドに雷が落ちて1塁手が心肺停止、雷注意報発令中だったが黒雲あれど空は晴れていて雷鳴も聞こえず突然の落雷だった
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6174/

 

 

 

 

 

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20231021621分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北見市の公園に雷が落ち8人がけがをして病院に運ばれた事故で、2日午後、気象台が現地を確認しました。

鈴木記者;
「雷が落ちた木は、折れる危険性があることなどから、市が撤去しました。
公園は広々としていて、避難できるような安全な建物などはありません。
いくつも高い木が並んでいます。」

1日午後3時半すぎ、北見市とん田東町の常盤公園の木に雷が落ちました。

公園は北見北斗高校の伝統行事「強行遠足」のゴール地点で、校長などの学校関係者や保護者ら8人がけがをしましたが、いずれも軽傷です。

2日は、午後2時ごろから網走地方気象台の職員が現地を訪れ、雷が落ちた木の周辺などを確認しました。

網走地方気象台の職員;
「どこにでも起きる現象だと思っているので、今回は常盤公園に落ちてしまった」

落雷があった1日午後3時半ごろの北見市は活発な雨雲が通過し、雷注意報が出ていました。

けがをした人たちは木から2、3m離れた場所にいて、学校側は雷が落ちる前、「雷が危険なため木から離れるよう呼びかけていた」ということです。







 
 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a33db732108701ea53740304bb5c16c9bc0f498

 

1011816分にNHK NEWS WEBからは、午後3時すぎに強い雨が降り出したので生徒たちを休憩ポイントで休ませ、雷が鳴り始めたことで行事を中止したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場の公園は、1日に実施されていた北見北斗高校の伝統行事で、生徒たちが長距離を走る「強行遠足」のゴールになっていて、高校によりますと、当時は教師や保護者などが待機していたということです。

行事では、全日制と定時制の生徒あわせておよそ640人が、最長で71キロのコースを走っていましたが、午後3時すぎに強い雨が降り出したことから、生徒たちを途中の休憩ポイントで休ませ、雷が鳴り始めたことを受けて行事を中止したということで、生徒にけが人はいませんでした。

気象台によりますと、1日の北海道は寒冷前線が通過した影響で大気の状態が非常に不安定だったということで、警察は当時の詳しい状況を調べています。

北見北斗高校の中西副校長は、「急激な雨だったので、まず生徒たちを給水ポイントに避難させた。『雷は木に落ちるので離れてください』という注意喚起をしていた中で起きた事故で、非常に残念です」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231001/k10014212491000.html

 

1021639分にYAHOOニュース(HTB)からは、けがをした校長は足から電気が伝わってくるような間隔もあったと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

依田アナウンサー)
どんな状況だったのでしょうか

鈴木記者)
はい。
こちらの切り株木の部分からおよそ23メートル離れたところにいた校長先生保護者の方、そして運営のボランティアの方など8人が手足のしびれや耳の聞こえに違和感を感じたそうなんです。
そして、この8人のうち、5人が救急搬送されました。
搬送された方の中には一時意識がもうろうとした方もいたそうです。
学校によりますと、その方は元々設置していた救護用のテントに運ばれまして、待機していたボランティアの医師が応急処置をしたことによって、意識を取り戻したということでした。

8人がけがを負いましたが、命に別条はありません。

そして、けがをした人の中には、北斗高校の校長もいたわけですけれども、校長は足から電気が伝わってくるような感覚もあったと話していたということです。

落雷はどこにでも起こりうる現象です。

https://www.htb.co.jp/news/archives_22773.html

 

 

(2023年10月16日 修正1 ;追記)

202310141455分にYAHOOニュース(北海道新聞)からは、電撃を受けた人の体験談など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

被害者2人が衝撃の瞬間をあらためて振り返った。

事故現場の常盤公園は当時、北見北斗高の「強行遠足」のゴール地点で、職員や保護者、同校卒業生らがいた。

急な悪天候となり、落雷を避けるため、公園内の木々からは大勢が離れたり、テント内に入ったりしていたという。  

「真っ白な光が広がったのと同時に、ドンという衝撃が来た」。
運営を手伝っていた40代男性は脚を中心に強いしびれを感じ、「落雷だ」と直感したという。

その直後、周囲に3人が倒れているのに気が付き、意識がもうろうとしていた女性に駆け寄った。

男性は「自分で気づいていなかったが、左目が充血していた。腹部と脚部にあざのようなものもできた」。

搬送されて「雷撃傷」と診断された。

病院に1泊して心電図も6時間測定し、異常がないことを確認した。

「まさか雷に打たれるとは。命があって良かった」と安堵(あんど)した。

 

【死んだと思った】

別の40代男性は「『ズバーン』という音が響き、顔の左側にレモンのような鮮やかな黄色の光が見えた」。

体が吹き飛ばされたような感覚で、地面にあおむけに倒れていた。

「正直、死んだと思った」。

近くで倒れていた人を抱えて運んだが、「その場面は記憶が飛んでいる。当日はずっとボーッとした感覚になった」と振り返る。

雷の衝撃からか、顔の左側に切り傷があったという。

男性は搬送されなかったが、「周囲の人には『体に電気が走ったのが見えた』と言われた。木から数メートル離れていたので助かったのかもしれない。高校生にも被害がなくて本当に良かった」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa55bbebd90c15fa6608307a7d7e6ec2d971d8f 

 

 

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20238231845分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午後0時20分ごろ、倉敷市潮通、ENEOS(エネオス)水島製油所B工場から「雷が落ちてタンクが燃えている」と消防に通報があった。

タンク付近から炎と黒煙が上がり、化学車や高所放水車など消防車18台が出て消火作業を行い、約3時間半後に鎮火した。

同社によると、消火活動中だった男性従業員(50)の顔にホースの水が当たり、軽いけが。

同社や水島署によると、タンクから重油や軽油を送り出す付属のポンプ設備付近に落雷し、出火したとみられる。

最寄りのタンクは点検中で空だった。

工場操業への大きな影響はないとしている。

岡山地方気象台によると、倉敷市には当時、大雨洪水警報や雷注意報が発表され、発達した雨雲が流れ込んでいた。

現場は市南部の水島コンビナートの一角。

工場東側に住む男性(55)は「大きな被害がなく良かった」とほっとした様子。

現場から2キロほど離れたコンビニの女性店長(63)は「爆発するのではと怖かった」と話した。

水島署と消防は24日、現場で実況見分を行い、当時の状況や出火原因を調べることにしている。

同製油所は1日30万バレル超の原油処理能力がある日本最大の製油所。

水島港を挟んだ西側にA工場、東側にB工場があり、燃料油、ナフサ(粗製ガソリン)などをコンビナート内外に供給している。

https://www.sanyonews.jp/article/1441755 

 

8231614分にNHK岡山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午後0時20分ごろ、倉敷市の水島コンビナートで原油を精製している「ENEOS」の工場の従業員から「雷が落ちてタンクが燃えている」と消防に通報がありました。

消防が消火活動にあたり、発生から3時間あまりたった午後3時44分に火は消し止められました。

警察と消防によりますと、これまでのところ、けがをした人はいないということです。

倉敷市の高台に設置されたNHKのカメラが午後1時すぎに撮影した映像では、タンクからは赤い炎と黒い煙があがっていて、近くには消防車が集まっている様子が確認できました。

警察と消防は、落雷の可能性もあるとみて、火災の原因を調べています。

気象庁によりますと、岡山県内では午前中から大気の状態が非常に不安定になっていて、水島コンビナートがある倉敷市付近には、昼前から発達した雨雲が流れ込んでいました。

岡山県には雷注意報が出されていて、昼前から昼過ぎにかけて落雷も観測されていました。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20230823/4020017729.html

 

8241551分にNHK岡山からは、高さ1mほどの重油ポンプから出火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日、会社は重油を保管しているタンクから数十メートル離れた場所にあるポンプから火が出たと発表しました。

会社によりますと、ポンプは高さが1メートル、幅と奥行きがそれぞれ2メートルほどで、タンクに保管する重油を別のタンクに移し替えるためのものだということです。

警察や消防はタンク付近への落雷で周辺の機器が炎上したものとみていますが、現在、タンクの付近は消火剤の泡が広がっているため、これを撤去して安全を確保したあと、詳しく調べることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20230824/4020017753.html  

 

 

  

 

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202381178分にYAHOOニュース(あいテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

愛媛県松山市と今治市を結ぶ国道に抜かれた全長約2.8キロの水ヶ峠トンネル。

その名の通り山道の峠にあるトンネルで、627日には死亡事故が発生した。

 【写真を見る】非常ボタン押したのは“神の手”ならぬ“雷の手” トンネルの火災報知器が1か月に3回も誤作動

そんな水ヶ峠トンネル内に設置された、火災を知らせる報知器が6月下旬以降、1か月間で3回も“誤作動”している。

消防が駆け付けても火事は確認されず、報知器のボタンが押された痕跡なども見当たらないことから、人為的ないたずらの可能性は無いという。

報知器を作動させているのは、一体何者なのか。

消防によると、トンネル内の報知器から火災通報があったのは、死亡事故があった次の日の28日午後1時ごろ、翌29日午後5時半ごろ、そして725日の午後4時ごろの合計3回。

特に事故翌日の“誤作動”には、背筋に冷たいものが走った。

報知器には非常ボタンと非常電話が設置されていて、これらが作動すると自動通報される仕組み。

“誤作動”は、3回とも非常ボタンからの通報だった。

「もし何者かがボタンを押した場合、ボタンをカバーするアクリル板が割れて外れることになるが、割れていなかった」
消防隊員は首をひねるし、我々も釈然としない。

そこで、トンネルを管理する愛媛県今治土木事務所にも確認すると…

「当日の悪天候で雷が発生していたことが、誤作動の原因と考えられる」

何と、雷が“落ち”て、“落(お)し”ていたのだ。

トンネルには「避雷器」と呼ばれる、雷の影響を避ける装置が設置されているが、老朽化などにより十分に機能しなかった場合、報知器などの回路を誤作動させることがあると指摘する。

あいテレビの気象予報士に、問題の3日の気象衛星画像を呼び出してもらったところ、確かにいずれの日も、水ヶ峠トンネルの上空には雲が掛かっている様子が見て取れた。(※赤い囲いの辺り)

「白色が濃い場所は、積乱雲が発達して、雷雨となっていた可能性が十分に考えられる」

県今治土木事務所の担当者は、3回の誤作動を受けて点検を実施。

後、部品交換などの対策を進めるという。

「水ヶ峠トンネル以外の場所でも、時々発生している現象のようだ。
消防などに迷惑を掛ける訳にはいかないので対策を講じていきたいが、自然現象にはかなわない部分もある」

https://news.yahoo.co.jp/articles/46091c00b9321bd1aaf392f0ce69844f951c7346

 

(ブログ者コメント)

付近に雷が落ちた際に地中を走った誘導電流が影響?
それとも空中を伝った電磁波の影響?
それとも・・・。
調べてみたが、確たる情報は見つからなかった。

 

 

 

 

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202355612分にYAHOOニュース(文春オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

ヒュッテ西岳に到着したのが8時半。

この先、水俣乗越(みなまたのっこし)を越えてヒュッテ大槍までは、梯子(はしご)やクサリ場が次々と現れる険しい尾根道が続く。

ほかのパーティや単独行の登山者と言葉を交わしながら抜きつ抜かれつしているうちに、進行方向に見えていた槍ヶ岳が少しずつ雲間に見え隠れしはじめた。

最後の鉄梯子を越え、東鎌尾根の核心部が終わったところで休憩をとり、昼食とした。
時刻は11時半。
明日下っていく予定の槍沢方面のルートがよく見えていた。  

ところが、その直後に雨が落ちてきた。

最初はすぐにやむだろうと思っていたが、しだいにあたりが暗くなって雨足も強まってきた。

9人は慌てて昼食を切り上げて雨具を着込み、その先にあるヒュッテ大槍にとりあえず避難することにした。  

雷がゴロゴロと鳴り出したのは、「ヒュッテ大槍まであと20分」と書かれた標識が現れたあたりだった。

それから雷雲に囲まれるまで、大して時間はかからなかった。

雨は本降りとなり、稲光が走って雷鳴が轟(とどろ)いた。

「いちばん安全なのは山小屋に避難することです。『どうしようかな』と思いましたが、周囲は低い木ばかりの灌木(かんぼく)帯で、身を隠せるようなところはありませんでした。だから『小屋まで行ってしまえ』と判断し、私が先頭になって先を急ぎました」 と越中は言う。

【雷に打たれ、記憶が途切れた】

「ヒュッテ大槍まであと10分」の標識があるところで時計を見たら12時ちょうどを指しており、「あともう少しだ」と思った。

途中、大きな岩があったが、落雷を避けられそうな安全な場所とはいえなかったので、そのまま小屋を目指した。

「もう完全に雷に取り囲まれちゃっていて、雷鳴も稲光もすごかった。頭の上でどんちゃかどんちゃか鳴っていたから、これは近いなと思いました。とにかく早く小屋に逃げ込むことだけを考えてました」

「ヒュッテ大槍まであと3分」の標識が現れると、灌木帯が途切れて背の低いハイマツ帯になった。
そのなかを、岩だらけの道が延びていた。

突然開けた場所に飛び出してしまい、越中は「あっ」と思ったという。

次の瞬間に、記憶がぷつんと途切れた。

9人のメンバーは、越中を先頭に一列縦隊で歩いていた。

その瞬間、2番目を歩いていた者は「両手にピピッときた」と言い、3番手の者は「ドスン」というような音を聞いた。

4番手の者は体の右側に大きな衝撃を感じ、前を見たら越中が倒れるところだった。

7番手の者は右手に強烈な衝撃を感じると同時に、ストックの先端から青い閃光が発せられるのを見た。

8番手の者は、全身に強烈な衝撃を受け、千切れたビニール片のようなものが見えた。

5番手と6番手および最後尾の者は、なにも感じなかった。

雷に打たれたのは越中ひとりだけで、幸い、ほかの8人は無事だった。

倒れた越中の状態を確認すると呼吸が認められたので、ツエルト(簡易テント)を被せて雨除けとし、男性メンバー2人が救助要請のためヒュッテ大槍へと走った。

ほかの者はそばにあった岩陰に避難した。

【仲間に声を掛けようとしたが…】

ヒュッテ大槍に駆け込んだ2人は、仲間ひとりが雷に打たれて意識を失っていることを報告し、救援を要請した。

しかし、現場周辺は雷雲の真っ只中にあるため、迂闊に飛び出していくと二次災害が起きる可能性が高く、すぐに動き出すことはできなかった。

被雷しておよそ10分後の1220分ごろ、気がつくと越中は、雨の中で倒れていて、体にはツエルトが被されていた。

雷が落ちた瞬間の記憶はまったくなく、なんでツエルトが被されているのだろうと思った。

腰から下が麻痺していて動かせず、耳鳴りもひどかった。
とくに左耳は詰まったような感覚があって、なにも聞こえなかった。
首、背中と腰に痛みがあり、左胸にも苦しさを感じた。

しばらく朦朧(もうろう)としていたのち、ツエルトの空気穴から外をのぞいてみると、男性メンバーの顔が間近に見えた。
声を掛けようとしたが、思うように声が出ない。

越中が意識を取り戻したことに仲間が気づき、話し掛けられているうちに、ようやく声を出せるようになってきた。

話を聞いて、自分が雷にやられたこと、仲間がヒュッテ大槍へ救助要請に向かったことを知った。

二次災害の危険がほぼなくなった午後1時ごろになって、ヒュッテ大槍から小屋の支配人とスタッフひとりが救助に駆けつけてきた。

その間、仲間に動かない足を伸ばしたりしてもらっていたので、足の痺れはとれていた。

そこで「自力で歩けます」と言ったが、「いや、そのままで」と言われ、結局、支配人に背負われて小屋に収容された。 

小屋ではホットココアを飲ませてもらい、毛布にくるまれて暖をとった。

仲間や小屋のスタッフが励ましの言葉をいろいろ掛けてくれたが、やたらと寒いうえ耳鳴りがひどく、背中、腰、胸も痛んだ。

小屋に搬送されたときは、周囲はガスで視界不良だったが、徐々に天候は回復してきていた。

午後3時に長野県警から連絡が入り、県警ヘリが松本を出たことを知らされた。

その10分後にヘリが飛来してきて、越中をピックアップした。

しかし、そのまま病院には直行せず、いったん涸沢で降ろされた。

およそ20分後にもどってきたヘリに再度乗り込むと、機内には登山者がひとり横になっていた。
越中同様、雷の直撃を受けた男性だった。

男性が横たわったままぴくりとも動かないのを見て、「この方はダメなのかな」と越中は思った。

【別パーティの被害者は落雷で飛ばされた】

越中が被雷した場所の目と鼻の先にある槍ヶ岳では、この日の朝のうちはやはり晴れていたものの、午前11時ごろになって突然大雨が降ってきて、じきに雷も鳴り出した。

山頂直下に建つ槍ヶ岳山荘には、通常よりも早い雷雨の襲来に、たくさんの登山者が避難してきた。

山荘内では設置していた襲雷警報器のアラームが鳴り響き、スタッフが「槍の穂先(頂上)には登らないように」と登山者に注意を呼び掛けていた。

雷雨のピークが過ぎ、雨が上がって青空がのぞきはじめたのが12時半ごろのこと。

しかし、まだ遠雷は聞こえていて、襲雷警報器のアラームも鳴り続けていたので、ほとんどの登山者は小屋の中に留まって様子を見ているような状況だった。

そんななかで、8人編成の1パーティだけが行動を開始し、槍ヶ岳の山頂に向かっていってしまった。

これに気づいた山荘のスタッフが、拡声器で「まだ危険だからもどってくるように」と呼び掛けたのだが、やがて姿が見えなくなった。

槍ヶ岳山荘の支配人がこう話す。
「こっちを振り向いたように見えた人もいましたが、声が耳に届いていたかどうかはわかりません。そのときにはもうけっこう上のほうに行っていましたから」  

それから間もない午後110分ごろ、槍ヶ岳の山頂に一発の雷が落ちた。

その瞬間をたまたま目撃していた山荘のスタッフは、登山者が落雷で飛ばされるのを確認した。

ただちに長野県警に一報を入れたが、現場周辺ではまだ落雷の危険があったため、「我々が直接現場に向かうから、そちらは出動しないように」と釘を刺された。

しばらくすると遭難者の仲間が下りてきたので、山荘のスタッフが状況を聞いたところ、落雷を受けたのは67歳の男性ひとりだけで、被雷直後から意識不明に陥っているとのことだった。

越中がヘリの機内で見たのがその男性であり、のちに搬送先の病院で死亡が確認された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c520f673a2d55683e0f72699b31a5d9a588e23f?page=3

 

55612分にYAHOOニュース(文春オンライン)からは、雨でザックがビショ濡れ状態だったので電流が一旦そちらに抜け、心臓に流れなかったので一命をとりとめたらしいなど、下記趣旨の続き記事がネット配信されていた。

【直撃した場合の死亡率は80%】

県警ヘリで救助された越中は、午後350分に松本市内の病院に運び込まれ、検査と治療を受けた。

越中の仲間8人はヒュッテ大槍に泊まり、翌日、槍ヶ岳には登らず、槍沢を経由して上高地に下山した。 

越中が落雷によって受けたダメージは、脳内出血、左鼓膜の破裂、中耳出血、蝸牛(かぎゅう)損傷、背中・尻・足の火傷など。

病院には4日間入院して822日に退院したが、入院中は胸と腕に筋肉痛のような痛みがあり、あまり眠れなかった。

また、飲み込む力が落ちていたようで、食事をとるときに食べ物や飲み物が喉に突っかかるような感じがしばらく続いた。

体の火傷や衣類の焦げ跡、ザックや登山靴に開いた穴などから、落雷は左側頭部を直撃し、電流は左の中耳を破壊して首筋から脊柱へ走り、いったんは背中から抜けてザックを通ったのち、再び尻から体内に入って下肢へ向かい、両足から靴を突き破り外へ流れ出たものと推測された。

化繊のアンダーウェアは、雷電流により溶けてしまってワカメのようにくしゃくしゃになっていた。

【崖に転落して命を落とす可能性も】

雷に直撃されたにもかかわらず、奇跡的に損傷が少なかったことに、担当した医師は驚いていた。

彼の見解によると、「雨でザックがびしょびしょに濡れていたから、雷電流がそちらのほうへ向かったのでしょう。心臓のほうに流れていたら助かっていなかったと思います」とのことであった。

事故後、越中が本で調べてみたら、ほとんどの落雷事故では強い電流が体を通るため、被害者は高い確率で死亡するということがわかった。

「直撃被害者の死亡率は80%だそうです。例外として、雷電流の一部が体外へ抜けたことで体内電流の割合が減少し、死亡を免れることがあるらしいです。たぶんこれでしょう。強運だったのかもしれませんね」  

越中が雷に打たれて倒れた場所のすぐ横は、低いハイマツに覆われた崖になっていて、体の一部がハイマツに引っ掛かって転落を免れていた。

もし、もっと崖側に倒れ込んでいたら、雷電流が心臓を通っていなかったとしても、転落によって命を落としていた可能性もある。

そういう意味では、たしかに強運だったのだろう。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/17911f1050b1f9fc5b3d54d48befb38c7fe3dc2f  

 

 

 

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20234202117分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【感電した2人は一体何をしていたのか?

トルコで撮影された映像。
棒を持った男性が上を見ながら歩いている。

もう1人もやって来て、2人で棒を支え始めた次の瞬間…

 【連続写真】感電し意識を失ったようにバッタリ倒れる2人(画像13枚)

足元が赤く光ったかと思うと…
2
人とも同時に意識を失ったように突然バッタリと倒れてしまった。

持っていたのはアルミニウム製の棒。
長く伸ばして電線に近づけたところ感電してしまったのだ。

長い棒の先には網が付いていた。
一体何をしていたのかと言うと…

実は、逃げたオカメインコが電線に止まったため、網で捕まえようとしていた最中の事故だった。

【棒は電線には届いていなかったのに…】

近くで様子を見ていた人は…

目撃した人:
「まだ棒が電線に届いていませんでした。上から炎が出て、そのあと足元からも出たんです」

その後、2人は病院に搬送され、1人は退院、1人は治療中だという。

(イット! 420日放送より)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0abd0e752ae2fd1162e219df77bdbb51ca0bbf90

 

(ブログ者コメント)

落雷の瞬間をとらえた写真や映像は、本ブログでも何点か紹介しているが、雷が人体から地面に抜ける瞬間の光が映っている映像は初めて見た。

それにしても2名とも、よく一命をとりとめたものだ。

 

 

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20228251937分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

豪雨となった24日夜の熊本県内では、各地で雷も発生した。

そんな中、撮影された映像。

運転中に落雷に遭遇した車。
無事だったのか?

大気の状態が不安定となった24日夜の熊本県内。

熊本地方には一時、大雨・洪水警報が出され、熊本市内では稲光が続いた。

九州電力によると、24日夜から25日未明にかけて、雷雨の影響で県内約1400戸が一時停電した。

山鹿市鹿北で1時間に86.5mmと猛烈な雨を観測した午後10時ごろ。 1台の車が山鹿市の平山温泉方面に向かっていた。

助手席の男性が大雨の様子を撮影していた、次の瞬間…!突然、大きな音とともに目の前が真っ白に。

雷が直撃したのか?

撮影した男性(25) :
「ドーンって音にびっくりして車も揺れた。ナビの画面がチラチラして、初めて雷が怖いと思った」

車は慌ててその場から引き返したという。

あわや事故につながりかねない危険な落雷。

けが人はおらず、車に大きなキズなども見当たらなかったという。








https://news.yahoo.co.jp/articles/19e7522efdf5881ab445ca3f090a0900ee00fb17

 

(ブログ者コメント)

〇雷が車を直撃したかどうかは不明なようだが、雷鳴が轟いた場合の避難場所の一つとされる車の中は、実際に安全な場所だった・・・そんな事例として紹介する。

〇落雷時、車内では「ウワッ!ダメだ!」という声が上がり、撮影していたスマホ?は左方向に振れていた。

〇ユーチューブでは落雷時の様子が日テレから映像配信されている。

 https://www.youtube.com/watch?v=O678sQH3WEk 

 

 

 

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202287127分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中米カリブ海の島国・キューバで石油タンクに雷が落ち、大規模な火災が発生しました。
現在も燃え続けています。

夜空をオレンジ色に染めるほどの巨大な火柱。
キューバ北西部マタンサスで5日夜、雷が石油タンクに落ち、大規模な火災を引き起こしました。

火は、ほかのタンクにも燃え広がり、新たな爆発も起きました。

懸命の消火活動が続いていますが、鎮火のめどは立っていません。

地元当局によりますと、これまでに少なくとも121人がけがをし、消防隊員17人が行方不明になっています。

キューバ政府は、鎮火に向けて周辺国などから支援を受けていると明らかにしました。

深刻なエネルギー不足に悩まされているキューバにとって、今回の火災がさらなる追い打ちとなりそうです。







https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000264246.html

 

871129分にAFPからは、避雷針が故障していたという報道があるなど、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

キューバ西部マタンサス(Matanzas)州の石油貯蔵施設で5日、落雷により大規模火災が発生した。

6日までに1人の遺体が収容され、121人が負傷、消防隊員17人が行方不明となっている。

現場は、首都ハバナの東方約100キロにある州都マタンサスの工業地帯。

石油貯蔵タンクの一つが雷の直撃を受け、爆発した。

6日未明までに火災は別のタンクにも延焼し、新たな爆発が起こった。

州当局によると、この火災で約1900人が避難した。

大統領府のツイッター(Twitter)によると、5人が重体、別の3人が非常に深刻な状態にある。

大統領府は6日、燃料問題に詳しい友好国に支援と助言を求めたと明らかにした。

ミゲル・ディアスカネル(Miguel Diaz-Canel)大統領は、メキシコ、ベネズエラ、ロシア、ニカラグア、アルゼンチン、チリからの物資の支援に謝意を伝えるとともに、「米国からの技術的助言にも感謝する」と述べた。

現場近くに住むラウラ・マルティネスさんはAFPに、「衝撃波のような爆風で、背中を押されたように感じた」と述べた。

ディアスカネル大統領は、消火には「時間がかかる可能性がある」としている。

キューバ石油公社(Cupet)幹部のアスベル・レアル(Asbel Leal)氏は、キューバ史上最大規模の火災だと語った。

キューバ共産党機関紙グランマ(Granma)は、「避雷針が故障し、放電のエネルギーに耐えられなかった」ことが火災の原因とみられると報じている。

https://www.afpbb.com/articles/-/3418184

 

 

 

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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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