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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20216151745分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

15日午後1時半ごろ、上川町清川の「層雲峡オートキャンプ場」で、「ドーンという大きな落雷があり、男性が倒れている」と、近くにいた同僚から消防に通報がありました。

男性は上川町新町の会社員、井上さん(61)で、ドクターヘリで旭川市の病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。

キャンプ場を管理する上川町によりますと、井上さんは地元の建設会社の社員で、15日朝から同僚など数人とともに、炊事場が入る建物の建設工事にあたっていたということです。

そして、雨が強まってきたことから、キャンプ場内のしらかばの木の下で雨宿りをしていたさい、落雷に遭ったとみられるということです。

気象台によりますと、上川町では当時、大気の状態が不安定で局地的な大雨となり、雷が発生しやすい状況だったということです。

落雷があった当時、キャンプ場の管理棟にいたという70代の男性はNHKの電話取材に対し、「短時間のうちに雨が強くなり、雷もすごかった。大きな落雷のあと、キャンプ場で作業していた人がAEDを借りに来たので事故があったと知った」と述べました。

また、「落雷のあと、キャンプ場にあるしらかばの木がはがれていたが、炎や焦げたあとは確認出来なかった。しかし、落雷が間近で起きて、とても驚いています」と話していました。





https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210615/7000035437.html 

 

6152023分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、落雷の危険を感じて作業を中断した直後に雷が落ちた、当時は雷注意報が出ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

上川町の層雲峡温泉街に近い「層雲峡オートキャンプ場」で、15日午後1時半ごろ、物置近くの木に雷が落ちました。

この落雷で、物置の溶接作業をしていた井上さん(61歳)が倒れ、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、意識不明の重体となっています。

「(雷は)かなり大きな音がしてました」、「見たら顔色が悪いというか、(顔色が)変わってましたね」(キャンプ場の管理人)  

警察と消防によりますと、井上さんは同僚と2人で作業をしていて、落雷の危険を感じて、一度、作業を中断した直後に雷が落ちたということです。

気象庁によりますと、上川町は当時、大気の状態が不安定で、局地的な大雨が降り、雷注意報が出ていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ea2c6379d958215c8ca26be13a93b6d0ecc4382 

 

6152057分に北海道新聞からは、被災者は4時間後に意識を取り戻したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

15日午後1時20分ごろ、上川管内上川町清川の層雲峡オートキャンプ場の建築現場で、男性から「作業中の仲間に雷が当たって負傷した」と119番があった。

同町内の男性作業員(61)が旭川市内の病院に搬送され、意識不明の重体となったが、約4時間後に意識を取り戻したという。

旭川東署などによると、男性作業員は同僚2人と、木材チップを保管する物置を建てる作業をしていた。

雷雨が激しくなり中断しようとしたときに大きな雷鳴が響き、その直後に男性作業員があおむけに倒れていたという。

同署は、男性の近くに落雷したため負傷したとみて調べている。
同僚2人にけがはなかった。

旭川地方気象台によると、上川管内には事故当時、雷注意報が出ていた。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/555862/ 

 

 

 

 

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つい先日、落雷対策:落雷を制御する新型避雷針落雷バリア [落雷を発生させない避雷針]で人・建物・電子資産を守る!というタイトルのターゲット広告がパソコン画面上に現れた。

たまに「雷」などのキーワードで情報検索しているからだろうか・・・?

ただ、そういった検索は前からのこと。
当該スポンサーが4月からターゲット広告に参加し始めた・・・ということだろうか?

それはともあれ、そのような避雷針があることは初耳だったので調べてみた。

結果、調べた範囲内では以下の記事が最も分かりやすかったので紹介する。

 

進化している避雷針!落雷から守る仕組みと最新の避雷針について
2020324日 大興電子通信株式会社 HP)

【落雷被害を防ぐ避雷針の仕組み】

避雷針は、落雷による人的被害、物的被害を防止するために建物などの一番上に設置される装備です。

避雷針を設置しておけば、ある程度の落雷被害を防止できるため、建築基準法や消防法などで、建物の高さが20mを超える場合は設置するよう義務付けられています。

20mを超える建物には避雷針が設置されているため、個々人で落雷被害を受けないためには、雷注意報発令時にはできるだけ屋内にいることが重要となります。

避雷針は大きく分けて“雷を誘導して落とす”従来型の避雷針と、“落雷を発生させない”避雷針の2つの種類があります。

【従来の避雷針】

避雷針のイメージとして定着している細長い針状の避雷針は、フランクリンロッドと呼ばれるものです。

アメリカの発明家ベンジャミン・フランクリンが1750年ごろに発明した世界で最初の避雷針であり、その仕組みは現在でもそのまま引き継がれています。

フランクリンロッドの避雷針は、落雷の前に先駆放電(ステップリーダ)が発生する雷のメカニズムを利用しています。

雷はいきなり地表に落ちるのではなく、まず先駆放電と呼ばれる小さい放電を行います。
次に、それに呼応するようにプラス電荷を帯電している地表のポイントから空へ向けて小さい放電が起きます。
これをお迎え放電(ストリーマ)と言います。

先駆放電とお迎え放電がつながったとき、その経路をたどるように大きな放電が起こり、落雷となるのです。

フランクリンロッドは、針状の金属棒の先端からお迎え放電を放出することで、先駆放電との間に落雷の経路を作るようにしています。
このようにして、地表の一定範囲に落ちる雷を避雷針に集めているのです。

フランクリンロッドの性能をさらに高めたものが、ESE避雷針(早期ストリーマ放出避雷針)です。

ESE避雷針では、地中にあるプラス電荷を溜めて、より早くお迎え放電を放ち、フランクリンロッドよりも広い範囲の落雷を補足できるようにしています。

 

【“落雷を発生させない”避雷針】

雷を優先的に落として地面に逃がす従来の避雷針とは異なり、そもそも落雷を発生させないというコンセプトで開発されたのが、PDCE避雷針(消イオン容量型避雷針)です。
2003
年にヨーロッパのアンドラ公国で開発され、日本でも広がりを見せつつあります。

日本でPDCE避雷針を採用している建造物として有名なのが、ブロンズ立像としては世界最大となる茨城県の牛久大仏です。

フランクリンロッドでは積極的にお迎え放電を放って落雷を捕まえていましたが、PDCE避雷針では上空のマイナス電荷と地上のプラス電荷を引き寄せ、そもそも避雷針の周辺からお迎え放電を放たないようにします。

お迎え放電がないので、雷雲から地表への経路も作られず、落雷は発生しません。

PDCE避雷針も100%ではないものの、フランクリンロッドやESE避雷針に比べて落雷防止の確率が高く、またそもそも落雷を発生させないため、人や物の安全をより確保しやすい避雷針となっています。

【なぜPDCE避雷針のほうがいいのか?】

従来のフランクリンロッドは1750年ごろの発明から現在まで使われ続けている優秀な仕組みですが、避雷針としての機能はPDCE避雷針のほうが優れているとされています。

3つのポイントから、その理由をご紹介します。

①避雷確率の違い

フランクリンロッドがその保護範囲の落雷を引きつけられる確率は、天候や地形などの条件により左右されますが、およそ7080%だと言われています。
一方、PDCE避雷針は空中に発生する電流を約99%も中和するとされており、仕組みが違うことから正確な比較はできませんが、より安全性が高いことが分かります。

②保護範囲の違い

PDCE避雷針は、フランクリンロッドよりも保護範囲が広くなる点も特徴です。
こちらもさまざまな条件で変化しますが、フランクリンロッドの場合は金属棒の頂点から約60°の範囲内の落雷を引きつけるとされています。
つまり、20mの高さの避雷針があった場合、地表だと半径34.6mの範囲を保護します。
一方、PDCE避雷針の場合、約27mの高さの避雷針で半径100mを保護します。
こちらも正確な比較ではないですが、PDCE避雷針のほうが明らかに広いことが分かります。

③建物内部の保護の違い

フランクリンロッドとPDCE避雷針の違いが最も現れるのは、建物内部の保護の違いです。
フランクリンロッドでも避雷針で受けた雷の電流を地表に逃がす仕組みがありますが、電圧が強いと電流の一部が建物内に侵入し、電子機器に悪影響を及ぼすことがあります。
一方、PDCE避雷針は落雷を発生させない仕組みのため、落雷を抑止した時点で建物内部への被害もゼロとなります。
さらには落雷箇所の周辺にも電流が流れる誘導雷も起きないため、避雷針としての効果は非常に高いとされています。

https://www.daikodenshi.jp/daiko-plus/infrastracture/lightning-rod/ 

 

 

 

 

 

 

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20201141918分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午前5時40分ごろ、白山市宮永町の手井さん(女性、87歳)の住宅で、同居する男性から「家に雷が落ちて火事が起きた」と警察に通報がありました。


駆けつけた消防が消火にあたり、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅1棟、およそ180平方メートルが全焼しました。


警察によりますと、この家は、手井さんと通報した男性の2人暮らしで、男性は無事が確認されましたが、1階寝室の焼け跡から1人の遺体が見つかりました。


警察は、火事の後、手井さんと連絡が取れなくなっていることから、亡くなったのは手井さんとみて身元の確認を進めています。


また警察によりますと、通報してきた男性は「1階の部屋に雷が落ちるのを見た」と話しているということで、警察は落雷が原因で火災が起きた可能性があると見て調べています。


金沢地方気象台によりますと、4日の石川県内は、寒気や湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、3日未明から、県内全域に雷注意報が出されていました。

雷専門の気象予報会社「フランクリン・ジャパン」の栗山気象予報部長は、「落雷があると、テレビのアンテナ線や電話線を通じて感電する場合があるので注意が必要だ。家電製品から1メートルは離れ、なるべく部屋の中央にいること。入浴は控え、木造よりも、鉄筋コンクリートの建物や、自動車の中に避難することも身の安全を守ることにつながる」と話しています。

 









 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20201104/3020006430.html

 

 

1142133分にテレビ金沢からは、1階の物置部屋が火元らしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県内では4日、住宅での火事が相次いだ。

 

そのうち、白山市の火事は落雷が原因とみられていて、住宅1棟を全焼したほか、1人が死亡している。

火事があったのは白山市宮永町にある手井さん(87)の住宅で、午前5時40分ごろ、同居する男性から「雷が落ちて火事になった」と警察に通報があった。

 

火は木造2階建ての住宅およそ180平方メートルを全焼し、およそ2時間後に消し止められた。

 

火災発生の1時間ほど前からの雷雲の様子をみてみると、通報10分前の午前5時半頃白山市上空に雷雲があるのがわかる。

 

焼け跡の1階寝室からは1人の遺体が見つかっており、警察は連絡が取れていない手井さんとみて身元の確認を進めている。

 

また実況見分の結果、1階の物置部屋が火元とみられ、原因については落雷の可能性が高いという。

 

https://www.tvkanazawa.co.jp/nnn/news163310541.html

 

 

 

 

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2020941418分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午前11時半ごろ、函館市弁天町の造船所「Hどつく」で、従業員から「落雷で男性がけがをしている」と消防に通報がありました。


警察などによりますと、造船所では当時、船に設置する大きな柱をクレーンでつり上げる作業を行っていましたが、その際にクレーンに雷が落ちたとみられ、近くにいた3人がけがをしました。


警察によりますと、3人は40代から50代の男性で、このうち1人は「Hどつく」の従業員、ほかの2人は外部の作業員だということです。


3人とも病院に運ばれ、意識はあるということですが、1人は体のしびれを訴えているということで、警察が当時の詳しい状況を調べています。


函館地方気象台によりますと、4日は大気の状態が非常に不安定で、昼ごろは雷が発生しやすい気象状況だったということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200904/7000024491.html 

 

 

941325分にFNN PRIME(北海道文化放送)からは、建造中の船で作業していた3人が被災したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察などによりますと、所内のクレーンなど高所の金属部分に雷が落ちたとみられていて、付近の建造中の船で作業をしていた男性3人がケガをし治療を受けています。

 

3人はいずれも意識があり、命に別状はないということです。

 

94日午前、北海道南部には強い雷雲が接近し多数の落雷が観測され、渡島地方全域に雷注意報が発表されていました。

 

https://www.fnn.jp/articles/-/81315 

 

 

941327分に産経新聞からは、船に落雷した可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

道警函館西署は、3人が作業をしていた船に落雷した可能性があるとみて調べている。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200904/afr2009040015-n1.html 

 

941641分にYAHOOニュース(STV)からは、当時の気象状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日の北海道は、道南を中心に短時間に記録的な大雨に見舞われました。

 

この影響で函館市内などで道路が冠水したほか、停電や落雷による事故が起きています。

 

南から暖かく湿った空気が入り込んだ影響で、全道的に大気の不安定な状況が続いています。

 

渡島・檜山地方では4日午前11時までの1時間に木古内町で44.0ミリ、知内町で36.5ミリと、9月に1時間で降った雨の量としては、過去最多を記録しました

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ae61a21ca6fd383f330085523d57d662479d6d5 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の3コマ。

 





 

 

 

 

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2020829550分にYAHOOニュース(ウェザーニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

雷はどこにでも落ちます。

 

陸上なら高いビルや鉄塔によく落雷しますが、海上では船やサーファーが落雷の標的になります。


一度の落雷で6人が死亡し、7人が重軽傷を負った事故も起こっているのです。

 

この季節、海水浴やサーフィン、釣りなどの海のレジャーに出かける人は、十分に注意する必要があります。

 

 

【海に落雷、気絶して溺死も】

 

高い建物などが何もない海上では、遊泳者やサーファーなどは雷が落ちる標的になります。

 

また、直撃しなくても、雷が水中で拡散することで、周辺の人も感電してしまうのです。

 

高知県の海岸でサーファー集団に落雷した事故例では、直撃雷を受けたサーファーは感電死、その付近にいたサーファーが気絶して溺死したことがありました。

 

この事故が起こったのは、198785日、高知県東洋町の生見海岸でした。

 

早朝から激しい雨にもかかわらず5060人がサーフィンをしていましたが、雷鳴が聞こえたため、20人ほどが岸に上がり、残りのサーファーはサーフィンを続けていました。

 

午前645分ごろ、サーファーに落雷し、20人ほどが気を失って海に浮かびました。

 

無事だったサーファーや付近の民宿の人が救助しましたが、6人が死亡、7人が重軽症を負いました。

 

事故の直後、現場の海は不気味に赤茶けて泡立っていたといいます。

 

このとき雷の直撃を受けたのは1人で、死因は感電死、

付近にいた5人は気絶して溺死したと伝えられています。

 

 

【類似の落雷事故は2005年にも】

 

サーフィン中に落雷で死傷した事故は、18年後にも起こっています。

 

200543日、福岡県志摩町の野北海岸でサーフィン大会が予定されていましたが、悪天候で中止されました。

 

その日の夕刻、約30人がサーフィンをしていましたが、雷が鳴り始めました。

 

多くのサーファーが砂浜に引き上げましたが、5人が残ってサーフィンをしていたところ落雷があり、男性が意識不明の重体、女性が重症、他の3人が軽傷を負いました。

 

「ドーン」という音とともに海に雷が落ちて、海水を通じて感電したのです。

 

意識不明の男性は、入院していた病院で18日後に亡くなりました。

 

事例が少なくて、落雷した地点から何m離れていると安全で、それ以内は危険という定量的な基準は現在のところありません。

 

2つの事例をみると、雷鳴を聞いて海から引き上げた人と海に残ってサーフィンを続けた人の判断の違いが生死を分けました。

 

海にも雷が落ちるし、それで死傷することがあるのです。

雷はサーファーも游泳者も区別しません。

 

気象情報に十分に注意することはもちろん、身の安全のために、雷が鳴ったら海に入っている人は直ちに浜辺に引き上げて、鉄筋コンクリートの建物や、自動車などのより安全な空間に避難しましょう。

 

もし、そのような場所が近くにない場合は、できるだけ低い姿勢で雷をやり過ごしてください。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff34dfeba8c06ce21072332306dc23d08279bb4d

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、6年前に以下の情報(平成17年に白子町では海中や波打ち際にいた人以外、30m離れた砂地にいた人まで感電したなど)がNHKから発信されていた。

 

2014725日 NHK おはよう日本 関東甲信越 千葉)

 

今回のテーマは、海辺の“雷”です。

 

この季節、海水浴や釣りなど、海のレジャーに出かけた人が、雷によって命を落とすケースが後を絶ちません。

そこには、海の雷ならではの危険が潜んでいました。

 

 

【夏の海での落雷による死亡事故は毎年発生】

 

海にたくさんの人が繰り出す夏。

しかし、この季節、海に落ちる雷の危険性が高まっています。

 

7月8月の落雷の回数を示した図では、神奈川県の湘南地域、茨城県、千葉県の太平洋岸など、海水浴で人気の海にも頻繁に落雷していることが分かります。

 

海辺への落雷で、大きな被害が出たケースがあります。

千葉県白子町の海水浴場で、平成17年7月、たった一度の落雷で1人が亡くなり、一時心肺停止した人を含め、8人がけがを負いました。

 

事故の直後に救助に駆けつけた、ライフセーバーの井上さんは、「音と光が同時に鳴った。誰が感じても近くに落ちたなと。負傷者をライフガードが懸命に処置していた」と、当時のことを話していました。

 

浜辺には、落雷の被害にあった9人が、幅30メートルほどの広い範囲にわたって倒れていました。

 

たった一度の雷で、なぜこれほどの被害が出たのか。

それは、水が電気を通したためでした。

 

雷の直撃を受けたのは、海の中に居た2人。

電気は海の中を伝わり、浜辺に達します。

これにより、波打ち際に居た2人も感電。

さらに、電気はおよそ30メートル離れた砂地に居た5人を襲いました。
ぬれた砂の水分が電気を通し、被害が拡大したと見られています。

 

水が電気を通すという海特有の危険。

さらに井上さんは、海辺には人の背丈より高いものがないため、雷が人に落ちやすいといいます。

 

こうした夏の海での落雷による死亡事故は、全国で毎年のように起きています。

 

 

【避雷針のある建物か車内に避難を】

 

事故を防ぐため、いま、井上さんたちは雷の接近をいち早く知ろうと務めています。


雷が近付くと、その電磁波を検知し、警報を鳴らすセンサー。


さらに、気象庁や電力会社が出す雷情報を、スマートフォンでこまめにチェックしています。

 

この日も、午前中に雷注意報が発令されました。


「本日、雷注意報が発令されています」

ただちに海水浴客に警戒するよう呼びかけます。

 

井上さんは、「警戒情報に耳を傾けてもらいたい。放送が入る前でも、いち早く避難してもらいたい」と話していました。

 

雷専門の気象予報会社、フランクリン・ジャパンの気象予報士、今村さんは、「気象庁の3か月予報では、平年よりも気温が高い。地上の気温が高くなると、上空との間に気温差ができるので、雷が発生しやすい。平年より雷が多くなる可能性がある」と、例年以上の注意をうながしています。

 

専門家によりますと、海で雷が近づいてきたら、すぐに海から上がり、避雷針のある建物に入ってほしいということです。

 

近くにない場合には、車に避難してください。

万が一、落雷しても、電気は車体を通じて地面に逃げるということです。

車内では窓を閉め切り、ガラスや金属製の部品には触れないようにしてください。

 

https://www.nhk.or.jp/shutoken/miraima/articles/00109.html

 

 

 

 

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2020823日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日の県内は寒気の影響で大気の状態が不安定となり、各地で激しい雷雨や、突風が吹いた場所があった。

 

佐久広域連合消防本部によると、同日午後5時半すぎ、小諸市柏木で「畑で男女2人が倒れ、意識や呼吸がない」との119番通報があった。

 

小諸署によると、2人とも佐久市内の病院に搬送され、意識不明の状態で手当てを受けている。

 

同署は落雷事故とみて調べている。

同署によると、2人は外国籍の30代の男女で、当時は複数人で畑で苗の植え付け作業をしていた。

体に落雷を受けたとみられるやけどの痕があるという。

現場は佐久浅間農協の集出荷所北西の畑の中。

同消防本部によると、2人が倒れているのを関係者が見つけ、通報した。

 

2人は現場から集出荷所まで運ばれ、そこから救急車で病院に搬送された。

現場近くの40代男性は、この日午後5時半前後は激しい雨の中、大きな雷の音が鳴り響き、窓越しに稲妻が走るのを目撃。

「すごい音、すごい光で怖かった」と話した。

現場は浅間山山麓の北佐久郡御代田町境に近い小諸市東部の農業地帯。

住宅や畑が点在しており、北に県道(浅間サンライン)が、南には上信越道が通っている。

 

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200823/KT200822FTI090036000.php 

 

 

824日付でYAHOOニュース(信濃毎日新聞)からは、男性は死亡したなど下記趣旨の記事が、現場検証中の遠景写真付きでネット配信されていた。

 

小諸市柏木の畑で22日夕、農作業をしていた外国籍の男女2人が落雷に遭ったとみられる事故で、小諸署は23日、意識不明の重体で佐久市内の病院に搬送された2人のうち、男性が同日午前11時38分に死亡したと発表した。

死因や身元を調べている。

女性は依然として重体。

 

2人の雇用主だという男性によると、死亡した男性はスリランカ人、女性はタイ人で、ともに30代という。

同署によると、事故当時、この2人を含む複数人がサニーレタスの苗の植え付けをしていた。

 

2人には、落雷を受けたとみられるやけどの痕があるという。

 

雇用主という男性は、「作業を1回休んでいる時に雨が弱くなり、(再び)作業をしている時に雷が落ちた」と話した。

佐久広域連合消防本部などによると、22日午後5時半すぎに、この男性が「畑で男女2人が倒れ、意識や呼吸がない」と119番通報した。

 

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200824/KT200823FTI090012000.php

 

 

8231453分にNHK信州からは、畑では4人が作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2人を雇用しているという男性によりますと、2人はいずれも外国人だということで、当時、畑ではあわせて4人でサニーレタスの苗を植える作業を行っている時に落雷があったということです。

長野地方気象台によりますと、22日は朝から県内全域に雷注意報が出されていて、午後5時半ごろ小諸市の周辺では、発達した雨雲がかかり、雷を伴って雨が降っていたということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200823/1010014880.html

 

 

8231914分にYAHOOニュース(信越放送)からは、当時の雷の状況が下記趣旨でネット配信されていた。

 

近くに畑を所有する人は、「ドカーンというすごい音が56回聞こえ、こっちにも、あっちにも落ちた」と話していました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e3a1c81ec5c6ba1d8b63e4e4778682044626531

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の2コマ。

 

824日付の信濃毎日新聞掲載写真などと併せ考えると、4人は1箇所に集まって作業していて、その間隔は数m程度。

そのうちの2人に雷が落ちた・・・ということかもしれない。

 



 

 

 

 

(2020年9月3日 修正1 ;追記)

 

2020921713分に毎日新聞からは、雷雨の中で作業していた推定背景など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長野県小諸市で822日夕、農作業中の外国籍の男女2人が雷に打たれ、1人が死亡、1人が依然として意識不明の重体になっている。

 

「落雷の多い地域ではない」と地域住民が声をそろえる現場周辺で起きた落雷死亡事故。

 

地元で話を聞くと、不幸な事故はさまざまな要因が絡んで発生した可能性が高いことが分かってきた。

 

「最初はポツポツだったけど、西の方から辺りの山より低い雷雲がやって来て、あっという間に豪雨になった」

そう話すのは、落雷事故があった畑から100メートルほどの場所に住む男性。

 

「あの日の夕方は、近くで何カ所も雷が落ちた。一筋の雷から何本も枝分かれして畑や木に落ちていた。こんな経験は初めて」と興奮気味に話す。

「あの大雨と落雷の中、まさか農作業をしている人がいるとは思わなかった」と振り返る。

 

小諸署などによると、822日午後5時半ごろ、小諸市柏木の畑で複数人でサニーレタスの苗を植えていたところ、男女2人が雷に打たれたという。

 

スリランカ国籍の男性(34)は翌日死亡し、タイ国籍とみられる30代くらいの女性は、今も意識不明の重体が続いている。

2人とも、落雷を受けたとみられるやけどを負っていた。

 

落雷対策を手掛け、雷情報を提供する民間気象会社「フランクリン・ジャパン」(相模原市)によると、822日は県内で約8900回の落雷が発生していた。

 

直近3年の8月の平均落雷数約9300回に匹敵する落雷が、この日に発生した。

 

同社によると、

▽午後231600回(上田市付近)

▽同342700回(上田市付近)

▽同451100回(安曇野、上田、小諸市付近)

▽同561600回(東御、小諸市、御代田町付近)

と、死亡事故が発生した時間帯に、現場周辺で多くの落雷が発生していた。

 

なぜ、雷雨の中で苗植えをしなければならなかったのか。

 

小諸市内の農業法人の担当者は、「この時期、たった1日、苗植えが遅れただけで、天候によっては収穫ができなくなることもある。早く植えたいという気持ちは分かるが……」。

 

朝夕の気温が下がり始めるこの季節の苗植えのタイミングが収穫に大きな影響を与えるといい、繁忙期での作業を進めたい考えに理解は示すものの「雷が多い地域ではないにしろ、あの雷雨の中での作業は危険過ぎる」。

 

県内の農業の特有の事情として、外国人技能実習生の存在が欠かせないことも事故の背景にあったのでは――と推測する。

 

「今年は新型コロナウイルスの影響で外国人技能実習生が入国できなかったことで人手不足に拍車がかかり、例年より農作業が過酷になっている」と解説する。

 

小諸市の担当者も、「新型コロナの影響で人手不足になり、今年は耕作面積を減少させたという話も聞いた。農作業中の事故防止に向け、今まで以上に注意喚起していきたい」と警戒を強めている。

 

https://mainichi.jp/articles/20200902/k00/00m/040/139000c

 

 

 

(2020年9月10日 修正2 ;追記)

 

2020992123分にNHK信州からは、意識不明だった女性も死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

もうひとりの女性も意識不明の状態になっていましたが、警察によりますと、9日午後3時すぎ、死亡したということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200909/1010015103.html 

 

 

 

 

(2021年2月16日 修正3 ;追記)

 

20212151952分にYAHOOニュース(信越放送)からは、雇用主が労働基準法違反で書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

労働条件を明らかにせずに2人を含む外国人4人を雇用していたとして、雇用主の小諸市の農業の男が書類送検されました。

 

小諸労働基準監督署の調べによりますと、男は賃金や労働時間などの労働条件を明らかにしないまま外国人4人を雇用した、労働基準法違反の疑いが持たれています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/722f125a20c9012cdab455024f127557e3f98020 

 

 

 




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20207221042分にYAHOOニュース(ロイター)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

モスクワ郊外のスタジアムで今月4日、サッカーのユース選手(16)が雷に打たれる事故があった。

 

スタジアム内のカメラがその瞬間をとらえていた。

 

選手らがウォーミングアップをしていたところ、ゴールキーパーの選手に雷が落ちた。

 

選手は意識を失ってその場に倒れた。

 

コーチが駆け寄ると、選手のジャージの前部は焼け焦げていたという。  

 

幸い、選手は胸部のやけどだけで命に別状はなかったが、事故当時、関係者は最悪の事態を想定したという。

 

選手は半月ほどでクラブに戻ってきた。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/5afc48d3ca3db683287780547ff1ef583287299a

 

 

7221654分にgooニュースからは、2分ほど心肺停止状態になっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ロシアのズナーミャ・トルーダの16GKがピッチ上での落雷事故から復活を果たした。

 

イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。

ロシア3部のズナーミャ・トルーダのユースチームに在籍するロシア人GKイヴァン・ザボロフスキは、今月初めに行われたトレーニングセッションの際、ピッチ上で落雷事故の被害に。

トレーニングユニフォームの前面が焼け焦げるなど、感電による損傷を受けたザボロフスキは、2分間ほど心肺停止の状態となっていたが、コーチングスタッフらの応急処置の末に息を吹き返し、すぐさま地元の病院に緊急搬送。

その後、しばらくは昏睡状態に陥っていたものの、担当医が「幸運な星の下に生まれた」と語るように、奇跡的な回復を見せたザボロフスキは、事故から約3週間後に無事にトレーニング復帰を果たした。

ザボロフスキは『ロイター通信』のインタビューで、「呼吸するのは困難だったけど、それだけだよ。今は徐々に回復しているし、すべてが正常に戻りつつあるよ」と、落雷事故を回想。

 

なお、事故当時の記憶は全くなかったという。

また、ザボロフスキは待望のトレーニング復帰と共に、21日にはズナーミャ・トルーダとのトップチーム契約締結が発表されている。

 

https://news.goo.ne.jp/article/ultrasoccer/sports/ultrasoccer-378212.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、ロイター映像の4コマ。

 

1コマ目には、画面右のほうにゆっくりと歩いているゴールキーパーの姿が映っている。

 

2コマ目は、雷が直撃した瞬間。

実験設備での写真や映像は見たことがあるが、実際の現場映像は極めて珍しい。

 

3コマ目は落雷直後。
煙が漂っているように見える。

 

4コマ目で空の様子が分かる。

見る角度によって違うのだろうが、このコマを見る限り、雷が落ちるような雲の色には見えない。

 







 

 

 

 

 

 

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2020761427分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

発達した積乱雲のもとで起きる、雷。

雷は、高いところに落ちるという性質があります。

 

高いところへ直接落ちるのが、「直撃雷」。  

実験でも、コンクリートが砕け散る破壊力です。

木材からは炎が上がり、これが火災の原因になることもあります。  

 

また、木の近くに人が立っていると、木に落ちた雷が人に飛び移る「側撃雷」が起きることがあります。

 

木のそばは、極めて危険です。  

 

2012年、大阪では、野外コンサートの開演を待っていた、20代の女性2人が、木の下で落雷に遭い、死亡する事故が起きました。

 

落雷による死傷者のほとんどが、この「側撃雷」によるもので、毎年のように全国で発生しています。  

 

雷は、金属を着けていなくても、落ちます。

金属のアクセサリーを着けた人形と、金属を着けていない人形の2つを並べて、雷を落とす実験をすると…  どちらにも、同じくらい雷は落ちるのです。

金属や、電気を通しづらいゴム製品などを身に着けていても、雷には、関係ないのです。  

 

一方、意外にも、電線の下に立っていれば、落雷の危険性は低くなります。  

「電線自体が避雷針の役割をするため、電線の下の歩道などは落雷からの保護範囲となります」(記者リポート)  

周りに避難する建物がない場合などには、有効な手段となります。  

 

温暖化や気候変動で、今後激しい雨とともに、落雷の頻度が増えるという予測もあります。

 

本格的な雨の季節を前に、雷から身を守る方法を確認しておきましょう。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2a3ec450b5f001649db674cd83b5bca0ef666ee6

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

他の情報も確認したところ、45°の保護角以内にいれば大丈夫とのことだった。

 

 

 

 

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20206152010分に「めるも by GMO;テックインサイト」から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

シャロン・ストーン( 62)が過去に自宅で落雷に遭い、意識を失った事実を告白した。

 

今年後半に発売予定の自叙伝『The Beauty of Living Twice』のプレビューのためにゲスト出演したポッドキャストで、その経験を明かした。

現地時間11日、ポッドキャスト『Films To Be Buried With Brett Goldstein』に出演したシャロン・ストーンは、過去に落雷に遭った体験を生々しく語った。

「自宅には井戸があって、アイロンに井戸水を入れようとしていたの。片手を蛇口に置いて、もう片方の手にはアイロンを持っていたわ。」

「そうしたら井戸に雷が落ちて、雷が井戸水を伝わってきた。その勢いで私は投げ飛ばされて、キッチンを横切って冷蔵庫にぶつかったのよ。ワオ!って感じだった。」

その後、シャロンは気を失ってしまい、母親のドロシーさんに頬を叩かれて目を覚ましたという。

「気が付いたら母がそばに立って、私の頬を叩いていた。私はトランス状態だったわ。どう表現すればいいのか分からないけど、すごく眩しかった。」

すぐにシャロンはドロシーさんが運転する車に乗せられ、病院に連れて行かれたという。

心電図検査の結果、体内に電流が走っていたことが判明し、しばらく経過を見るために10日間通院したそうだ。

シャロンはこれ以外にも、過去に死の淵をさまようほどの経験をしている。

 

2001年には43歳で脳卒中を起こし、9日間にも及ぶ脳内出血を経験した。

インタビューでは、このことについて「色々あって、クレイジーだわ」と明かしている。

さらに10代の頃には、事故によって頸静脈を切断する寸前だったことも告白した。

「物干し綱に引っかかったの。それで、首が頸静脈から1.5ミリ近くまで切れたのよ。」

そんなシャロンは昨年、『Variety』誌に自身の状況についてこのように話していた。

「仕事で居場所を失ったわ。私は、最も話題の映画スターみたいな感じだったのよ。ダイアナ妃みたいな感じで、とても有名だった。でも、ダイアナ妃が亡くなって、私は脳卒中を起こした。そして私達は忘れ去られたのよ。」

さらに2018年に『Radio Times』誌のインタビューに応じたシャロンは、2001年に経験した脳卒中の後遺症についてこう述べていた。

「脳卒中を起こして家に戻った後、ほとんど歩けなかった。腰が不安定でね。左目は見えないし、左耳は聞こえなかった。」

「あの後3年間ぐらいは自分の名前も書けなくて、もう一度、読み書きや話し方を習わなくてはいけなかったのよ。左足に感覚が戻るまで数年かかったけれど、最終的に感覚は戻ってきてくれたわ。」

TechinsightJapan編集部 寺前)

 

https://news.merumo.ne.jp/article/genre/9803455

 

 

616926分にYAHOOニュース(日刊ゲンダイ)からは、流れ出る水から雷光が上がってきたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

米女優シャロン・ストーンさん(62)が自宅キッチンにいた時、落雷を受けて吹き飛ばされたと、米メディアが伝えた。

命に別条はなかった。

 

「いま考えると、生きているだけでもラッキーでした」  

雷に打たれた時、ストーンさんは水道を使っており、流れ出る水から雷光が上がってきたと話している。

 

雷のエネルギーは凄まじく、ストーンさんはシンクから冷蔵庫まで吹き飛ばされて気を失った。

 

幸い母親が自宅におり、気を失ったストーンさんの頬を叩いて正気を取り戻させて、すぐに車で病院に連れていった。  

心電図をとると、電流が通り抜けた痕が見られたという。

 

「雷光に体が持ち上げられて、キッチンの端まで運ばれたのです。すごい力でしたし、凄まじい光でした」  

 

落雷に遭い、心肺停止による死亡事故は散発しており、ストーンさんは強運の持ち主と言えるかもしれない。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a557631d7dfd9d0fec887de0883795928c5c39b3

 

 

 

 

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20205261813分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後4時前、須坂市日滝にある県立の須坂東高校に雷が落ちました。
落雷があったのは校舎の正面玄関の前にある大きな木で、その衝撃で倒れたということです。

校舎の正面玄関の付近では、落雷で割れて倒れた木が横倒しになっていて、正面玄関のガラスが割れるなどの被害が出たということです。


また、敷地内の電柱も根元から倒れていました。


高校によりますと、当時は校内におよそ90人の生徒がいましたが、全員が教室で授業を受けていて、けが人はいないということです。


須坂東高校の鳥谷越校長は、「落雷のすごい音がして外に出てみたら、木が倒れていてびっくりしました」と話していました。


26日の県内は、湿った空気や気圧の谷の影響を受けて雨や曇りとなっていて、北部では雷を伴って激しく降っているところがあります。


気象台は、県の北部では26日夜はじめごろまで低い土地の浸水や河川の増水に、北部と中部では26日夜遅くまで落雷に注意するよう呼びかけています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200526/1010013592.html

 

 

5261756分にYAHOOニュース(長野放送)からは、校長や生徒の証言など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

危うく大きな落雷事故となるところでした。

 

長野県須坂市の須坂東高校で落雷によるとみられる倒木がありました。

木は衝撃で木っ端みじんに砕け散りましたが、幸いけが人はいませんでした。

 

落雷があったとみられる須坂東高校の昇降口前。

倒れているのはヒマラヤスギの大木です。

雷の直撃を受けたとみられ、太い幹は折れ、枝は木っ端みじんに砕け散っています。

 

校長によりますと、落雷があったのは午後4時前で、大きな音がしたということです。

当時、校内には分散登校の生徒90人がいてホームルーム中でしたが、けが人は確認されていません。

校舎の窓ガラスが数枚割れたとうことです。

 

校長:

「ヒマラヤスギが同じような形で2本立っていた。創立の時から学校のシンボルだった。バキバキ、バン、メリメリって感じ。地が割れるような音の落雷。火災報知器が鳴りっぱなし、非常ベルが鳴りっぱなし。ガラスの割れる音と押しつぶされるような音がした」

 

生徒:

「地震かと思った」

「振動がすごかった」

 

けが人がなかったのが幸いですが、木っ端みじんになった昇降口前のヒマラヤスギは、生徒を出迎えるシンボル的な存在だったということです。

 

県内は気圧の谷や湿った空気の影響で、午後になって雷雨となった場所がありました。

現在も北部と中部に雷注意報などが出ています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9bcd918482304ead97339d33051df8f02c22945

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の4コマ。

落雷によって樹皮が剥がれたのだろうか?

もしそうだったとすれば、あまり見たことがない光景だ。

 







 

 

以下は、グーグルアースで調べた正門付近の写真。

なるほど、大きな木が2本、立っていた。

 



 

 

 

 

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2020432013分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年12月、能代市の消防本部で、119番通報を受け付ける電話回線が使えなくなり、全面復旧までにおよそ15時間かかったトラブルについて、消防本部は調査結果をまとめました。


それによりますと、雷が敷地内の避雷針に落ち、地面に流れたあと、20メートルあまり離れた建物内に流れ込んだため、電話回線が異常を起こし、119番通報がつながらなくなったと見ています。


その上で、地面に流れた雷の電流が建物内に流れ込んだ原因として、本来は過大な電流を逃がすために地面に埋められている「アース線」と呼ばれる装置から、建物内の機器に逆流したと推定しています。


今回の調査結果を受け、消防本部は、電話回線を守る保護装置の増設を検討するとともに、119番通報が使えなくなった場合に備え、別の消防署に電話を転送する仕組みを導入し、再発防止に向けた対策を進めるとしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200403/6010006616.html

 

 

※昨年のトラブルについては、下記報道参照。

 

20191214日付 秋田魁新報)

 

14日午後0時45分ごろ、秋田県能代市緑町の能代山本広域消防本部の庁舎敷地内に落雷があり、能代山本地域の固定電話や携帯電話からの119番が不通になった。

119番の回線復旧は1回線にとどまり、全面復旧の見通しは立っていない。

同消防本部は全面復旧まで、管内3消防署の固定電話に通報するよう呼び掛けている。

同消防本部によると、雷の「ドーン」という音とほぼ同時に庁舎内が停電。

全ての電気設備や通信回線が使用不能になった。

 

庁舎1階の電気室から出火したが、間もなく消し止めた。

庁舎北側の配電設備も一部焼けた。

発生から約1時間半後の午後2時18分に庁舎内の電源とデジタル消防無線が回復。

その約30分後、15回線ある119番のうち1回線を応急的に復旧させた。

 

しかし残る14回線と、各署に指令を出す電話回線、インターネットは配線が焼損したため、不通が続いている。

デジタルデータやサーバーの破損は確認されていない。

管内の能代市、藤里町、三種町、八峰町の世帯数は約3万5800世帯(今年4月現在)。

同消防本部は、防災無線や消防車両などを通じて不通を通知したほか、各報道機関には、火災や救急・救助時には管内3消防署への通報を呼び掛けるよう要請した。

 

落雷後、出動要請は管内消防署に2件、応急復旧した119番に1件の通報があり、いずれも急病人の搬送だった。

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20191214AK0036/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇落雷には「直撃雷」と「誘導雷(側撃雷)」、「逆流雷」の3パターン
   ある。

今回のケースは「逆流雷」。

 

〇本ブログではこれまで数多くの落雷事例を紹介してきた。(「落雷」カテゴリー参照)

今回の事例を機に、逆流雷によると思われるトラブルがどの程度あったか調べてみると、人身あるいは機器故障トラブルが思ったより多かった。

そういった事例については、「逆流雷?」というキーワードを各記事毎に追記スミ。

また、誘導雷によると思われる事例についても、「誘導雷(側撃雷)?}キーワードを追記しておいた。

 

 

 

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20203181732分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午前6時半ごろ、見附市名木野町の店舗兼住宅から火が出ているのを通りがかった人が見つけて消防に通報しました。


火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての店舗兼住宅の2階部分、およそ130平方メートルが燃えたということです。


この火事で、この家に住む74歳の男性が煙を吸うけがをして長岡市内の病院に運ばれましたが、命に別状はありませんでした。
また、同居していた妻にはけがはないということです。


警察や消防によりますと、当時、「雷が鳴っていた」という情報が近所の人から寄せられていて、家の中での火の使用や外部から火をつけられた跡もないことから、警察と消防は落雷が原因の火災の可能性もあるとみて調べています。


新潟地方気象台によりますと、18日朝は上空の強い寒気の影響で見附市付近では大気の状態が不安定だったということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20200318/1030011565.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、映像の2コマ。

 



 

 

 

 

 

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2019626211分に北國新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

昨年1月、金沢市上空で雷が発生する直前と雷発生時にそれぞれ、雷雲でエネルギーの高い電磁波であるガンマ線が生じたのを地上付近で連続観測したと京大、金大などの研究グループが発表した。

 

雷発生の仕組みに迫ると期待され、25日付の英物理学誌コミュニケーションズ・フィジックスに論文が掲載された。

 

冬の石川県内は世界的にも雷観測に適した地域で、研究グループは昨年1月10日、金大附属高、泉丘高の屋上に設置したガンマ線の検出器で雷を観測した。

 

雷の直前に約1分間観測されたガンマ線は「ロングバースト」、雷と同時に1秒未満だけ観測されたガンマ線は「ショートバースト」と呼ばれ、発生メカニズムが異なる。

 

連続で観測したのは世界で初めて。

 

雷雲では大小の氷の粒がぶつかり、マイナスの部分とプラスの部分ができる。

電圧が高まり、電子がプラスの部分に向けて加速されると、ガンマ線のロングバーストが生じる。

 

一方、雷の放電が始まると、「地球ガンマ線フラッシュ」と呼ばれる強力なガンマ線が発生し、大気中の窒素原子に衝突。

さまざまな核反応が起こり、ショートバーストが生じる。

 

京大白眉センター理学研究科の榎戸輝揚特定准教授(36)は、「雷の放電が始まるきっかけを解明する手掛かりになる」と話した。

 

ガンマ線は放射線の一種に分類されるが、地上付近では微弱になるため、人体への影響はない。

 

研究グループは、冬の日本海沿岸では雷雲が低い場所で発達するためガンマ線を捉えやすいと考え、2015年から県内に検出器を設置。

昨冬は、金沢市内と近郊の計19カ所に機器を置いた。

 

研究グループは、今後、さらに観測の環境を充実させるため、検出器の設置などに協力してくれる市民を募集する考えだ。

 

出典

『雷雲ガンマ線、連続観測 金大など世界初 昨年1月、金沢上空』

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20190626101.htm 

 

 

626948分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

雷が落ちる前には雷雲から放射線が出る? 


そんな現象を観測したと、京都大などの研究チームが発表した。


雲の中を電子が高速で動くことで、ガンマ線が放たれるらしい。

 

研究者は「雷の前兆が見つかったかも知れない」としている。

 

京大の榎戸輝揚・特定准教授(宇宙物理学)らは、金沢市内の2カ所にガンマ線の検出装置を設置。

 

2018年1月、片方の装置が、ガンマ線が1分間ほど増え、平常に戻った約20秒後に雷が落ちたのを観測した。

 

もう一方の装置では、ガンマ線が増え始めて約30秒後に落雷したという。

 

日本海側は太平洋側に比べて雷雲が低空で発達するため、放射線などを地上から観測しやすいといい、チームはクラウドファンディングで160万円を集めて装置を増やしていた。

 

今後も市民と協力して観測例を増やしたいとした。

 

論文は26日、物理学の国際専門誌「コミュニケーションズ・フィジクス」http://doi.org/10.1038/s42005-019-0168-y で発表された。

 

出典

『雷の前兆、見つかったかも? 研究チームが「現象」観測』

https://www.asahi.com/articles/ASM6T6VQWM6TULBJ014.html

 

 

 

 

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2019525日付で日経ナショナルジオグラフィックから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

雷が電気であることを示したベンジャミン・フランクリンの実験から250年以上が経ち、雷雲の驚くべき秘密がまたひとつ明らかになった。

 

学術誌「Physical Review Letters」に掲載された論文によると、まったく新しい方法を使って雷雲全体の電圧を分析したところ、瞬間的に13億ボルトにも達していたという。

 

その電力は、およそ2ギガワット。

これはニューヨーク市全域に電力を30分間供給できるほどのエネルギーだと、論文の共著者で、インド、ムンバイにあるタタ基礎科学研究所の高エネルギー物理学者であるスニル・グプタ氏は語る。

 

「それだけの電圧を地上で達成させるのはほぼ不可能です。しかし、自然はいとも簡単にそれをやってのける方法を知っているようです」

 

巨大な雷雲の電気的性質をインドの科学チームが正確に分析できたのは、宇宙から降り注ぐ荷電粒子のおかげだった。

 

雷雲のエネルギーは、過去に実施されたどの値より10倍も高かった。

 

この研究結果により、宇宙と地球上で起こっていることの関係性がわかっただけでなく、高エネルギー物理学における25年来の謎も解決されるかもしれない。

 

 

【素粒子のシャワーの異変】

 

インド南部のウダガマンダラムにある宇宙シャワー現象観測施設「GRAPES-3Gamma Ray Astronomy PeV EnergieS phase-3)」。

 

物理学者たちはそこで、2001年の運用開始以来、ミュー粒子を観測している。

ミュー粒子は、宇宙線が地球の上層大気に衝突すると発生し、地上に降り注ぐ素粒子だ。

 

どういうわけか高感度のGRAPES-3は、しばしば、4月から6月の間と9月から11月の間に、ミュー粒子のシャワーがわずかに弱くなることを示す。

それが、ちょうど一年で最も雨の多い時期と重なっていた。

 

「面白いなとは思っていましたが、それほど真剣には考えていませんでした」と、グプタ氏は言う。
「私たちの研究対象は高エネルギー宇宙線と惑星間空間で、雷雲にはあまり関心がなかったものですから」

 

ミュー粒子は負の電荷を持ち、その動きは電場によって歪められる。

グプタ氏は、この性質を利用して、雷雲にどれだけのエネルギーが含まれているかを計算できないかと考えた。

 

ノーベル物理学賞を受賞したチャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソンが1929年、ある雷雲の電場を計測したところ、1インチ(約2.5cm)の間隔で1万2700ボルトという驚きの数値が出た。

 

ということは、数kmも先まで広がる雷雲は、全体で乾電池10億個分に相当する電位差を秘めている可能性がある。

 

電圧を測るには、通常、2本の端子を対象物の両端にそれぞれ接続する必要がある。

 

だが、雲のように巨大でつかみどころのないものを相手に、どうしたらそんなことができるのか。

これまで、誰も思いついた者はいない。

 

雷雲の中に飛行機や風船を飛ばす実験も行われたが、その結果、これまでに記録されたのは、最高でも1億3000万ボルトだった。

 

今回の研究の共著者バラクリシュナン・ハリハラン氏は、GRAPES-3が検出するミュー粒子の数が変化するには、電場がどれほど強力でなければならないかを測るモデルを考案した。

 

これがあれば、観測されたミュー粒子から雲の電場を逆に推測できる。

 

次に、GRAPES-3の過去3年間のデータを使って、研究チームは184の雷雲を分析した。

 

すると、ミュー粒子の数値から、2014年12月1日に発生した雷雲の電圧は瞬間的に13億ボルトに達していたことが、はじめて明らかになった。

 

 

【次は落雷のエネルギー】

 

ミュー粒子を使った、この測定法なら、雲の広い範囲を測定できるので、飛行機や風船による実験よりも正確だ。

 

ということは、以前のデータは実際よりも数値が低く、その多くは数10億ボルトのエネルギーを含んでいた可能性がある。

 

さらに、大気物理学者を長いこと悩ませていた謎も、これで解けるかもしれない。

 

1994年、遠い銀河で発生する強力なガンマ線バーストの観測用に作られたNASAのコンプトンガンマ線観測衛星が、地球の大気から放射される高エネルギーを検出した。

 

宇宙でも最大級のエネルギーを発する現象に似たことが、なぜ地球で起こっていたのかについて、誰も説明をつけられなかった。

 

雷が関係しているとは考えられていたが、過去の実験で観測された雷雲のエネルギーは、ガンマ線バーストに匹敵するほどの強さはでなかった。

 

それが今、GRAPES-3による10億ボルト級の測定結果により、地球上の雷雲にもこの謎の現象を起こせる可能性があることが初めて示唆された。

 

グプタ氏は、この関連性をさらに裏付けるために、ガンマ線検出器を導入したいと考えている。

また、落雷によって雷雲のなかの電圧がどれくらい早く消散するのかも調べたいという。

「放電についても調べたいです。これが最も大きな災害を引き起こしますから」

 

だが、今回の研究結果だけでも、既に他の研究者から高い評価を受けている。

 

「これまで誰も考えつかなかった方法です」。

米ルイジアナ州立大学バトンルージュ校で高エネルギー宇宙線とガンマ線を研究するマイケル・チェリー氏は言う。

同氏は、この研究には参加していない。

 

超強力な宇宙線が、比較的ありふれた雷などの影響を受けるといわれても、以前なら、ほとんどの研究者が懐疑の目を向けていただろうと、チェリー氏は付け加えた。

 

しかし、雷が、地球上の物理学者の手が届く最も強力な天然の粒子加速器のひとつであることを、この研究結果は示唆している。

 

「こうした高エネルギーを研究できる対象は、はるか遠方にあるブラックホールや超新星に限りません。空を見上げればすぐそこにある雷でも研究できるのです」

 

出典

10億ボルト超に達する雷雲の電圧 新手法で解明

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO44823730V10C19A5000000?channel=DF130120166020&style=1&n_cid=NMAIL007 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、雷の電圧に関するブログ者手持ち資料中の記述。 

そこには、30億ボルトといった単純計算値が記されている。

 

A子;最近、小型ロケットを打ち上げて、雷の観測をしているという話を聞いたことがあります。

 

博士;それは、長い電線つきのロケットで、雷雲めがけて飛ばし、雷を誘発して、種々の測定をするんや。最近、各国で行われている。

これらの観測は、すべて、基本は電流の測定や。

 

博士;ところで、その雷の電流やが、季節、雷雲の規模、高さなどによっても異なるが、数1000アンペアから最大20万アンペアの範囲にあって、平均値は5万アンペアぐらいといわれている。

 

さて、雷の電圧やが、正確な測定はできないが、おおまかな推定ならできる。

さっき、空気の破壊電圧は1cmあたり3万ボルトといったが、多分、距離が長くなると、この値は小さくなるはずや。

 

今、仮に空気の破壊を1cm1万ボルトとし、雷雲の高さを3kmとすると、電圧は電界かける長さにつき、単純計算では雷の電圧は30億ボルト必要となり、多くの学者や研究者がいろんな方法で推定している。

 

それによると、実際の雷電圧は、1億ボルトぐらいではないかといわれている。

 
      

出典

『謎だらけ・雷の科学』 速水敏幸 講談社 ブルーバックス 19962月 第1刷

 

 

 

 

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2019551642分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神奈川県の丹沢山地にある鍋割山で4日午後1時半ごろ、登山客から「男の人が倒れている」と119番通報があった。

 

千葉市の男性会社員(45)の死亡が確認され、警察は落雷を受けた可能性があるとみて調べている。

 

警察などによると、男性は友人と2人で登山に来ていた。

 

雨が降ってきたため友人は雨具を着用、男性が雨宿りしようと木の下に移動した後に、落雷があったという。

 

現場は泰野市、松田町、山北町の境界線付近。

 

出典

男性が落雷後に死亡 友人と登山、雨宿りで木の下に移動

https://www.asahi.com/articles/ASM554SYZM55ULOB008.html 

 

 

55200分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性は4日午後1時25分ごろ、山頂から南方に約640mの地点を、山頂に向かって友人の男性(45)とともに歩いていた。

 

雨が降り出したため木の下に移動したところ、雷に撃たれた。

 

友人は少し離れた場所におり、けがはなかった。

当時、周囲には雷注意報が出ていたという。

 

出典

登山中に落雷、男性死亡 丹沢山地の鍋割山

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190505-00000006-kana-soci 

 

 

 

(2019年5月15日 修正1 ;追記)

 

20195141127分に神奈川新聞から、被災者は金属製のステッキを持っていたものの樹木からの側撃雷だった可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

丹沢山地の鍋割山(標高1272.5m)で4日、男性が雷に打たれて死亡した事故は、登山中の落雷回避の難しさを浮き彫りにした。

 

県内ではこの日、寒気を伴った気圧の谷が通過する際に天候が急変し、雷が集中的に発生した。

 

専門家は、「こうした現象は珍しくない。逃げ込む建物がない山間部では特に注意を」と呼び掛ける。

 

 

【樹木から放電可能性も】

 

警察によると、亡くなった千葉市の男性会社員(45)は、山頂から南へ約640m離れた登山道脇の樹木付近に倒れていた。

発見した別の登山客が4日午後1時半ごろに119番通報。

署員らが約3時間半後に到着した際、男性は心肺停止の状態だった。

やけどを負っており、雷撃死と診断された。

 

男性は金属製のステッキを持っていたという。

一緒に登っていた友人は、少し離れた場所にいたため無事だった。

落雷の瞬間を目撃しておらず、詳しい状況は分かっていないが、雷は周囲より高い所に落ちやすいという特徴がある。

湘南工科大の成田知巳教授(電力工学)は、「木のそばに倒れていたという状況から、雷の直撃を受けたというよりは、(落雷を受けた近くの樹木から放電される)側撃雷だったのではないか」と分析。

 

その一方で「地面やステッキに落雷した可能性もある」とし、回避の難しさを指摘する。

4日は、県内全域に雷注意報が出されていた。

 

独自の観測網で落雷をキャッチしている成田教授が公開したデータによると、同日午後1時半ごろから県西部や静岡などで次々と発生。

 

落雷の中心が海上に移った同日午後7時ごろまで県内各地で落雷があり、東京や埼玉などでも捉えられた。

 

横浜地方気象台は午後4時すぎに気象情報を発表し、雷雨への注意をさらに促した。

成田教授は、「落雷は夏に多いが、春や秋は前線などに伴って今回のように広い範囲で落雷が起きることがある」と注意喚起。

 

避難行動については、「鉄筋コンクリート造の建物に逃げ込むのが最も有効」とするが、「登山中は適した場所がないため、天気予報などで落雷の危険性を把握した場合は、山行を見合わせた方が望ましい」としている。

落雷による人的被害の実態は、詳しく分かっていない。

 

県内では2005年7月、藤沢市内の公園で2人が死亡。

14年6月には横浜市泉区の公園で、落雷で感電したとみられる2人が負傷した。

 

県は、「少なくとも過去5年間は死者は出ていない」と説明。

成田教授は過去の集計を踏まえ、「全国的には年に数人が亡くなっている」とみる。

 

出典

登山中の落雷回避、難しさ浮き彫りに 丹沢・死亡事故

https://www.kanaloco.jp/article/entry-167365.html

 

 

 

 キーワード;誘導雷



 

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20193161842分にテレビ和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

地震や津波、気象などの情報をスピーカーで知らせる和歌山市の防災行政無線が今朝、故障し、一時、放送できなくなった。

早朝の落雷の影響と見られるが、現在は復旧している。

 

和歌山市によると、今日午前8時半頃、出勤した職員が通常通り防災行政無線を確認したところ、故障し、放送できなくなっていることがわかった。

 

和歌山市内の沿岸部と市立小学校およそ140ヵ所に設置されている屋外スピーカー、それに保育所の事務所など、およそ350ヵ所に設置されている屋内用の戸別受信機、いずれも放送ができなくなったという。


消防庁舎内にある防災行政無線のデータ通信回路の基盤の故障が原因で、和歌山市では基盤を交換し、午後4時に防災行政無線は復旧した。

 

和歌山市では、今朝の落雷が原因ではないかと見ている。

 

出典

和歌山市の防災行政無線が一時故障

http://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=52643 

 

 

3161821分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前8時半頃、市の消防庁舎に設置された防災行政無線にデータを送る装置が落雷のため故障しているのが見つかった。


このため、災害の際に市内全域に防災行政無線を通じて避難情報を伝えるためのスピーカーなども使えない状態になっていた。


市は装置の部品交換などを行い、およそ7時間半後の午後4時ごろになって復旧した。


和歌山市では大気が不安定な状態となって、昼ごろまで雷注意報が出ていたということで、16日の午前6時すぎからは各地で落雷が起きていたという。


和歌山市総合防災課は、「市民の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。今後、このようなことが起きないよう原因の究明を進め、対策を考えたい」と話している。

 

出典

落雷で防災行政無線が一時故障

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20190316/2040002369.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

和歌山市では5年前、市役所屋上の防災無線アンテナに落雷があり、防災無線が使えなくなるトラブルが起きている。

その時の防災無線とは違う場所にある防災無線らしいが、別物?それとも移設した物?

 

5年前の事例は下記記事参照。

 

2014727日掲載)

2014719日 和歌山市役所屋上の防災無線アンテナに落雷、アナログ装置使用地区では部品が調達できず防災無線利用不可状態、避雷器などの対策は講じていた

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4130/

 

 

 

 キーワード;逆流雷?




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2018913日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

秋田県由利本荘市石脇の本荘港で今年2月に風力発電機(風車)の羽根が破損し、部品が落下した事故で、事故3日前に落雷を受けた際、事業会社「羽後風力発電」(茨城県)が目視点検しか行っていなかったことが、12日までに分かった。

 

同社は、「目視では損傷を発見できず、(損傷が)拡大して事故につながった。今後は精密点検も行う」としている。


同社によると、2月14日夜に落雷により発電機が自動停止。

 

翌15日朝に技術担当者が地上から目視で点検し、損傷がないと判断して、同日中に運転を再開した。

 

3日後の17日朝、羽根3枚のうち1枚が根元付近で折れ、部品が地上に落下した。


事故後の調査で、羽根に直径約10mmの穴や亀裂が生じていたことが判明。

こうした事態を受け、同社は保安規定を見直し、今後は目視点検だけでなく、ファイバースコープを使って羽根の細部まで点検することにした。

 

同社は、「地元住民に多大な迷惑をおかけし、申し訳ない。二度と事故を起こさないよう、安全第一で運営したい」としている。


現場では8月末から復旧工事が行われ、10月にも運転が再開する見通し。

 

出典

『事故3日前点検、目視しか行わず 2月の本荘港風車部品落下』

https://www.sakigake.jp/news/article/20180913AK0015/

 

 

 

 

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20188252149分にdmenu ニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

午後3時過ぎ、飯山市坂井のJきのこセンターから出火し、火はおよそ30分後に消し止められた。
警察によると、この火事で木造平屋建ての工場のおよそ半分にあたる290m2が焼けた。


当時、飯山市内は雷雨で、落雷によって火が出たものとみられる。
当時、従業員は建物の中におらず、けが人はいなかった。


警察と消防が原因を調べている。

 

出典

飯山のキノコ工場で火事・落雷が原因か

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sbc21/region/sbc21-0335234 

 

 

8252136分にNHK信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後、長野県飯山市では、雷が鳴り響いたあと、きのこを栽培する工場から火が出た。
警察は、落雷が原因の火事とみて調べている。

25日午後3時ごろ、16歳の男性が自宅から撮影した映像では、長野県飯山市坂井にある建物の2階から煙がたちのぼっている様子が確認できる。


火が出たのは、きのこを栽培する工場で、撮影した男性によると、突然、周囲が暗くなって、雷を伴って強い雨が降ったという。
けが人はおらず、警察は、落雷が原因とみて調べている。


撮影した男性は、「バリバリという雷の音が3回ほどしたので外を見たら、工場から火が上がっていました。突然、天気が変わったので、びっくりしました」と話していた。

 

出典

工場から火 落雷が原因か

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180825/0017362.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

消火活動などが映されている動画では空は明るく見えることから、突然の雷雨だったのかもしれない。

 

 

 

 

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2018116日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7944/

 

 

(2018年8月8日 修正2 ;追記)

 

201882150分に北國新聞から、雷は上から下にではなく横に走ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

1月に石川テレビ放送(金沢市)と北陸放送(MRO、同市)の放送が広範囲で中断した事故で、電波を送るアンテナが1日、完全復旧した。

 

約38万世帯が視聴できなくなってから7カ月弱。

全国でも例がない放送の長期中断は、「想定外の動きをした落雷」(北陸総合通信局)が原因だった。

 

総務省や放送事業者などは、今回を教訓に、新たな対策の検討を進めている。

 

1日は、北陸総合通信局が両社に対し立ち入り検査を行い、電波の強さが「重大事故」前と同じレベルまで回復したことを確認した。

 

完全復旧に伴い、電波を増幅していた世帯ではブースター障害の発生が懸念され、両社は「受信障害の解消へ、引き続き、努力する」としている。

 

今回の事故は1月10日、金沢市観音堂町の電波送信用鉄塔で火災が発生し、送信設備が損傷した。

 

鉄塔は石川テレビ放送とMROの共用で、雷が上から下にではなく、横に走って発火したとみられている。

 

このため、両社は再発防止策として、横に伸びる避雷針の設置と、鉄塔内に監視カメラと煙感知用センサーの据え付けを予定している。

 

今回の事故では、応急処置として、予備のアンテナが活躍した。

業務用無線、関西テレビの中継局用、業者の試験用を、仮設アンテナとして使用した。

 

さらに、ケーブルテレビ網も有効だった。


石川テレビとMROは、キー局から受信した映像と音声の情報を、中継用のアンテナで金沢ケーブルテレビネットの入る北國新聞会館18階へ向けて飛ばし、約38万世帯のうち12万世帯で視聴できるようになった。

 

こうした事例を受け、石川県外では、放送事業者間で機材を融通し合うための協定づくりが進むほか、放送ネットワークの強靱化に取り組む総務省なども、新たな対策を検討している。

 

出典

石テレ、MROの放送アンテナ完全復旧 総務省など対策検討進める

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20180802101.htm

 

 

 

 

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20187291150分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

毎日放送(大阪市北区)は29日、アンテナに雷が落ち、近畿地方の大半で午前3時半ごろから午前6時10分までAM放送が停止した、と発表した。

 

落雷による放送停止は、同社が1951年にラジオ放送を開始して以来、初めて。

記録に残る放送停止は、2010年3月の人為的なミスによる約1分9秒のみだという。

 

同社によると、本社から予備の送信器を使用して代替放送したが、AM電波は大阪市内と北摂地域周辺にしか届かなかったという。

兵庫県内をはじめ、放送エリアである近畿地方の大半で「聞こえていないと思われる」と説明する。

 

大阪府高石市の高石送信所にある高さ144mのアンテナに雷が落ち、送信塔の真下にある絶縁パネルがショートしたといい、同社は、落雷を放電する仕組みが機能しなかった原因を調べている。

 

出典

『MBSラジオが落雷で放送停止 放送開始後初トラブル、約2時間半』

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201807/0011491622.shtml 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同様の事例として、今年1月、金沢市でテレビ局の送信鉄塔に落雷があり、15時間放送中断というトラブルがあった。(本ブログでも紹介スミ)

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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