2021年11月27日10時46分にYAHOOニュース(佐賀新聞)から下記趣旨の記事が、破損したブランコの写真付きでネット配信されていた。
伊万里市が管理する公園で6月、ブランコの座板がつり金具とのつなぎ目から外れ、乗っていた小学6年の男児が転倒して右手の指2本を骨折していたことが26日、分かった。
事故の4カ月前に点検業者が危険性を指摘していたにもかかわらず、市は十分な対策を取っていなかった。
市都市政策課によると、事故は6月9日、同市松島町の松島公園で起きた。
男児がブランコに乗っていると座板の片方がつり金具から突然外れ、地面に右手から落ちて中指と薬指を骨折した。
座板とつり金具の鉄製の連結部が摩耗で細くなり、外れやすくなっていたという。
ブランコは設置して20年がたっていた。
国は2018年4月、公園遊具の老朽化などによる事故を防ぐため、都市公園の管理者に専門業者による点検を原則年1回行うよう義務付けた。
市は20年度に点検を初めて実施。
21年1月末、22公園のうち18公園の38基に安全性に問題があると報告を受けたが、業者が使用中止を求めた2基だけを使えないようにした。
業者が「緊急な修繕か更新の検討」を求めた残り36基については、市職員による月1回の通常点検で様子を見ながら使用を継続すると判断。
事故が起きたブランコは、その中の一つだった。
市は事故翌日、36基全てを使用禁止にした。
市は管理責任を認め、男児側に治療費や慰謝料など、計約20万円を支払った。
都市政策課は、「遊具が使えなくなることへの子どもたちへの影響も考えての対応だったが、業者の点検結果の受け止めに甘さがあった。今まで以上に安全管理を徹底したい」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09dbe7d4b0f1c2d4f652beb713f929bfecb9f107
11月27日9時57分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、前々日に職員が巡視した時には危険性を把握できなかったなど、に下記趣旨の記事がネット配信されていた。
点検業者が1月に危険性を報告していたにも関わらず処置せず、職員による毎月1回の巡視点検で済ませていた。
伊万里市都市政策課によると、国の通達に基づき、専門業者が2020年度に市内22公園の遊具を点検した。
1月にまとまった報告書に従って2基は使用禁止としたが、「緊急の修繕もしくは更新の検討」を求められた36基は「緊急性はない」と判断して使用を続けた。
このうち、松島公園の2連式ブランコで6月9日午後3時ごろ、事故が発生。
座板をつり下げる左右の金具の右側がチェーンとの接合部から外れ、バランスを崩した男子児童は右手を地面につき、中指と薬指の骨を折った。
市は接合部の摩耗が原因とみているが、前々日の7日に巡視した際も危険性を把握できていなかった。
事故の翌日、問題のブランコを含む38基全てを使用禁止とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6c2c1707ae2286be8d98a159227ce50baf4cbd3
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。