







2024年8月21日18時14分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2024年5月 静岡県浜松市中央区の公園で遊具のバネが折れ、遊んでいた小学生がケガをしていたことがわかりました。
市は保護者に慰謝料や治療費として約7万円を支払うことを決めています。
【関連】公園遊具のバネが突如折れ…小学生の男児が全治10日のケガ 耐用年数超えるも検査で「使用可」と判断
落合記者:
「事故があった遊具はこちらに設置されていました。現在も折れたバネの部分が残されています。」
2024年5月、浜松市中央区伊左地町の公園で小学生の男児(8)がバネの力で前後に動く金属製のスプリング遊具で遊んでいたところ、突然バネが折れました。
男児は地面に投げ出され、頭を打撲したほか、首をひねるなど全治10日のケガをしたということです。
公園管理事務所によりますと、一般的な金属製の遊具の耐用年数は15年ですが、この遊具は設置から約20年が経過していて、原因はバネの劣化とみられています。
一方で、2023年11月に行われた業者による点検では「使用可」と判断されていて、市の担当者は「外部の破損ならわかるが、内部の金属疲労までは見抜けなかった」としています。
事故を受け、浜松市は保護者に慰謝料や治療費として7万1630円の支払いを決めています。
また、市内の公園などに設置してるスプリング遊具は徐々に撤去し、バネを使わない遊具に切り替えていく方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e92d393d2f8779d4a1be2c85a7df3d4d50560e5
8月21日15時11分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、バネにヒビは入っていなかった、遊具の数が多過ぎて更新が追い付かないなど、など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
事故の原因は、ばねの劣化とみられ、市は、すでにこの「スプリング遊具」を撤去しています。
この「スプリング遊具」は、設置されて20年がたっていましたが、2023年11月の検査では「使用可」と判断されていたということです。
市公園管理事務所は、「ばねにひびなどは入っていなかったが内部の金属疲労が起きていたのではないか」と話しています。
これを受けて浜松市は、児童の保護者に治療費と慰謝料として7万円余りを支払う専決処分をしました。
「スプリング遊具」に限らず、一般的に金属製の遊具の耐用年数は「15年」ですが、浜松市は「古くなった遊具を随時更新しているが、数が多くて追いつかない状態」だということです。
市公園管理事務所は、「公園内に設置してある遊具などで、故障や破損を見つけたら連絡してほしい」と呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/443a2a4daa746a516601a78f5808e0af4ce375ed
(ブログ者コメント)
破断面の拡大映像を見ると、円形断面の下半分、7割程度に茶色い錆?泥?が付いているようにも見える。
ヒビは入っていなかったということだが・・・。
2024年8月16日20時44分にYAHOOニュース(大分朝日放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県臼杵市で、男の子2人が公園のフェンスが外れ道路に転落しけがをしました。
市が管理する公園で、フェンスの金具が腐食していました。
9日の夕方、臼杵市が管理している「白馬の杜公園」でフェンスが外れ、鬼ごっこをしていた男の子3人のうち2人が2メートル下の道路に転落しました。
5歳の男の子があごの下を縫うけがを、10歳の男の子はひざに擦り傷を負いました。
市が調査したところ、2枚のフェンスをつなぐ金具が腐食していて、ぶつかった弾みで外れたとみられています。
市では、公園の安全点検を年に1度行っていて、2024年1月の時点ではフェンスの異状を確認できませんでした。
事故を受けて市は、管理する53の公園の緊急点検をしていて、「再発防止に向けて安全点検を徹底していきたい」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d4429d26c886e68d3ec553e4fe27ccc4952a170
(ブログ者コメント)
軽く揺するなどしていれば腐食に気が付きそうなものだが、今年1月の点検時、どのような点検をしていたのだろうか?
業者委託だとすれば、市は具体的な点検方法や点検部位、点検項目を指示していたのだろうか?
(2024年9月6日 修正1 ;追記)
2024年9月4日11時14分に毎日新聞からは、市が緊急点検(定期点検は目視だが緊急点検は触るなどして点検)したところ4割の公園で不具合が見つかった、9日の事故は2人がフェンスにもたれかかった際に起きたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
事故を受け、市が市内53公園のフェンスを緊急点検したところ、約4割にあたる22公園でフェンスを固定する金具などに不具合が見つかったことが、市への取材で分かった。
市は順次改修する予定だが、1月の定期点検では不具合は確認されなかったと説明しており、管理態勢のあり方が問われそうだ。
事故は8月9日午後6時20分ごろ、同市前田の公園で発生。
近くに住む当時5歳と10歳の男児2人が鬼ごっこをしていた際、フェンス(高さ約1・2メートル)が外れて約2メートル下のコンクリート舗装の道路に転落し、5歳児はあごを複数針縫うけが、10歳児は左膝にすり傷をそれぞれ負った。
2人はフェンスに寄りかかったとみられる。
事故後に市が調べたところ、フェンス同士をつなぐ金具が少なくとも3カ所さびて外れているのを確認した。
フェンスは2008年に設置しており、市は老朽化による強度低下が原因とみている。
事故を受け、市は8月10~23日に緊急点検を実施。
その結果、フェンスを固定する金具がさびて外れたり、緩んだりしているなどの不具合を約4割の公園で確認した。
市は事故を公表した際に「1月の定期点検では異常は確認されなかった」と説明。
市によると、定期点検は目視によるもので、金具を一つずつ触るなどして確認した緊急点検とは手法が違っていたという。
市建設課は、毎日新聞の取材に対し「定期点検の方法に問題はなかった」との認識を示す一方、「金具を一つずつ触ってはいなかった。見落としがあったと言われてしまえばそれまで」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20240904/k00/00m/040/042000c
2024年7月30日19時6分にYAHOOニュース(京都新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府亀岡市は30日、亀岡運動公園プール(かめプー)で8歳の男児が釣り針を踏み、足にけがをしたと発表した。
釣り堀として営業していた時期に使用されたものとみられる。
再点検のため、当面休園する。
市都市整備課によると、同日午後2時ごろ、変形プール(水深80~85センチ)内に落ちていた釣り針(長さ約2センチ)を、遊んでいた男児が踏み、親指に切り傷を負った。
かめプーは今夏は20日に営業を開始。
5月6日までは、プールにニジマスを放流して釣り堀になっていた。
指定管理者の「亀岡市パークコモンズ」が開園前に目視などで点検したが、見落とした可能性があるという。
金属探知機も使い、緊急に安全確認する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0795ba97f6f3ddd025b30be66eb3a50266c3a9e5
8月1日19時39分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、マグネットなどでの再点検結果28本の釣り針が見つかった、開園前にも同様な点検を実施、水を入れた際に配水管に残っていたものが拡散された?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は1日、再点検で新たに28本の釣り針が見つかったと発表した。
安全が確認されたとして、3日に営業を再開する。
指定管理者の「亀岡市パークコモンズ」と市は、水を全て抜き、目視やマグネット、カメラを使って確認。
事故があった変形プールのほか、造波プールやプールサイドなどからも発見された。
市都市整備課によると、開園前にも同様の点検をしたといい、「水を入れた際に、配水管に残っていたものが拡散された可能性がある」と説明する。
今年もオフシーズンに釣り堀を実施するかは、今後検討するとした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/75b88ae40357dcaa3b712b8cab6f532209cd747f
(ブログ者コメント)
同様な事例は今年7月、日進市の市民プールでも起きている。(けがなし。本ブログでも紹介スミ)
2024年7月26日11時29分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、接近した2つの勝手橋(撤去予定)の写真付きで、ネット配信されていた。
昨年9月の豪雨から1年になるのを前に福島県いわき市で、被害が大きかった地区の住民を対象とした県や市の浸水対策の説明会が24日夜、同市立内郷公民館であった。
県が管理する宮川の3キロの区間にかかる橋24本のうち9本が管理者不明の通称「勝手橋」で、これらに流木が引っかかり、氾濫の一因となったため、住民と話し合いながら不要な橋を撤去する方針が示された。
説明会は、対策がどこまで進んでいるのかを市民に知らせてほしいと、地区の住民らでつくる市民団体「内郷まちづくり市民会議」が県、市の担当者を呼んで開いた。
住民約50人が参加した。
昨年9月8日から9日にかけ、熱帯低気圧に変わった台風13号に伴う豪雨で、内郷地区を流れる新川や宮川などが越水。
1人が死亡、約1700棟が浸水する被害が出た。
浸水対策については、これまで、県や市、学識経験者らでつくる「新川・宮川浸水対策検討会」で議論を重ね、今年6月に対策をまとめた。
この日は、対策の内容について、県や市の担当者が報告。
「勝手橋」の撤去のほか、中長期的に大規模な河川改修を進め、ソフト対策として雨量計の増設などを早急に進めるとした。
自宅が最大約50センチも床上浸水し、現在も市内の借り上げ住宅で避難生活を続ける女性(65)は、「あっという間に水があふれ、家財道具や家電もほとんど処分した。説明を聞いても不安はぬぐえなかったが、少しでも早く水が出ないようにしてほしい。大雨が降りそうになったら、早めに高い場所に避難するよう心がけたい」と話した。
説明会を企画した市民会議の四ツ倉会長(男性、58歳)は、「被害に遭った人の気持ちを受け止めてくれる場所が必要だと感じていたので、良い機会だった」と評価した。
https://mainichi.jp/articles/20240726/k00/00m/040/087000c
(ブログ者コメント)
勝手橋については本ブログでこれまでに何件か情報を紹介してきた。
そのうちの一つによれば、全国に1万ちかくあるという。
2024年7月12日17時4分にYAHOOニュース(東海テレビ)から下記趣旨の記事が、写真付きでネット配信されていた。
愛知県日進市にある市民プールで「釣り針」などが見つかり、営業休止となりました。
日進市総合運動公園にある市民プールで7月6日、流れるプールで遊んでいた小学2年の男の子が、水着のなかに針がついたルアーが挟まっているのに気付きました。
幸い、男の子にケガはありませんでしたが、プールの水を抜いて点検したところ、排水溝などに10個以上のルアーや釣り針が見つかったということです。
2日に今シーズンの営業を始めたばかりですが、7日から臨時休業となりました。
なぜ、プールに釣り針があったのでしょうか。
このプールでは2020年の秋から、オフシーズンにニジマスやイワナなどを放流し、釣り堀として活用していました。
今回見つかった針は、この釣り堀の営業で使われたものとみられ、プールのシーズンの前に約2カ月かけて行った清掃や点検が不十分だったとしています。
プールを管理する日進・アシストの塚本さん:
「発見できなかったというのは落ち度だったと思っています。
管理釣り場の再開については、正直今は何とも言えないところでございます。
それよりも、今シーズンのプールをまずケガ・事故のないように、そこを目標に動くところでございます」
毎日の清掃で金属を集めるマグネットスイーパーという機械の台数を増やすほか、プールの外から風などで異物が入るのを防ぐネットも設置し、16日に営業を再開する予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c6917bd706ca70389e66fa5c3bceb065d6f7967
2024年6月13日21時27分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日、埼玉県越谷市で民家のフェンスが約14メートルにわたり倒れる事故がありました。
この事故で、小学生の男の子がフェンスに挟まれ、頭の骨を折るなどして重傷です。
現場は、一軒家が密集する埼玉県越谷市の閑静な住宅街です。
その一角にある細い路地に多くの警察官の姿がありました。
記者(13日正午すぎ)
「ライトを照らしながら、フェンスの基礎の部分でしょうか、調べている様子が確認できます」
鑑識作業が行われていたのは地面に横たわるフェンスです。
その場所で12日、小学生が巻き込まれる事故がありました。
通報 :
「ブロック塀が倒れて、男の子が挟まれた」
近隣住民
「ドシーンとすごい音がしたよね。お母さんが来て、子どもを一生懸命動かしていたから、あまり動かさないで、そのまま寝かせておいた方がいいって」
警察などによると、フェンスに挟まれたのは、近くで遊んでいた10歳の男の子。
病院に運ばれましたが、頭の骨を折るなど重傷だということです。
約14メートルにわたって倒壊したフェンス。
記者 :
「4人がかりでフェンスを持ち上げています。かなりの重さがあるものとみられます」
大人の頭ほどの高さから倒れてきたことが推測できるフェンス。
市によると、フェンスは土地の所有者が管理しているもので、いつからあるかは不明だといいます。
なぜ事故は起きたのか──。
事故前の現場の写真には、倒れたフェンスの下にコンクリート製のブロック塀、さらにその下に別のコンクリートの土台が写っていました。
今回、倒れたフェンスはコンクリート製のブロック塀ごと地面に落ちていました。
専門家は…。
ブロック建築技能士会連合会 栁沼会長 :
「鉄筋がちゃんとつながっていない。もしくは少ししかつながっていない。定着がうまくいってないところが原因」
本来は、土台とブロック塀を鉄筋などで補強する必要があるといいますが、事故が起きた現場は土台が平らで、鉄筋のようなものは確認できません。
施工不良が原因ではないかということです。
ブロック塀が倒れる事故は過去にもあり、2018年の大阪北部地震では小学4年生の女の子が下敷きになり死亡。
このときも、ブロック塀を支える鉄筋の長さ不足などが倒壊の原因でした。
栁沼会長 :
「自分の家にあるブロック塀は、なにかあれば責任問題もでてくる。亀裂がある・倒れがある・欠けがある、などあれば専門家に相談して、どうすればいいのか検討するのが一番いい」
警察はフェンスが倒れた原因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40a5eab2f10699da16d34f79f9994fb52c2323e
2024年6月4日16時40分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【日常にあふれる「道路法」】
道路に沿って、いろいろな店が商売をしています。
多くの店では客を呼び込むため、それぞれ店が看板を出していて、中には歩道にメニューの立て看板や、電飾スタンドを置いているところもあります。
じつは、この「歩道上の看板」には、法律に関わる微妙な問題があるといい、気を付ける必要もあります。
どういうことなのでしょうか。
道路上に電柱を立てるなど、道路の敷地内に「道路としての機能」以外のものを置くには、道路管理者に対して「道路占用許可」を受ける必要があります。
「道路占用」の規定は道路法第32条にあり、郵便ポストや公衆電話、ベンチのほか、地下街や水道管、電線など、地中・地上にかかるものも道路占用許可が必要となってきます。
当たり前ですが、道路占用許可が「不許可」、つまり申請しても却下された場合、道路上にそのモノを置くことはできません。
許可が無いまま道路上をモノで占拠している場合、罰金が課される可能性もあります。
道路法102条には「一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する」との記載があります。
では、街角にあふれる「歩道上の看板」は、店が許可を受けているかというと、実は簡単な話ではありません。
多くの自治体では、「道路上への商品置き場、のぼり、看板などは許可できません」という方針だからです。
たとえば、道内の国道を管轄する国土交通省 北海道開発局は、Webサイト上で「道路の路面に直接置くものは、許可できません」とはっきり書いています。
その理由について、
「道路、特に歩道は歩行者が通行するためのものです。
当然、お年寄りや小さな子供、体の不自由な方も通行します。
歩行者が安全に通行できる唯一の場所が歩道です。
限られた歩道の幅を狭める個人のための物件は、通行者の安全を脅かすものですから、許可することができません」
としています。
しかし、ごく日常風景として、歩道上には至るところに看板が見受けられます。
なぜ、それらが許されているのでしょうか。
また、通報したらただちに撤去されるのでしょうか。
【でも街中で見かける…その理由は?】
地方自治体で道路管理に携わっていたOBは、「そもそも法律とは、社会の秩序を保つために作られるものだという背景があります」と話します。
「誰かが困ったり、苦しんでいる状況が起きていなければ、そもそも社会は法律を必要としないのです」(道路OB)
道路OBによると、道路法第32条の一般的運用としては、明らかに交通を阻害して、著しい迷惑となっている場合、あるいは潜在的な危険があったり、社会問題を生みかねない物件があった際に、「言うことを聞かない持ち主に対して強く是正を求めるためのバックボーン」として用意されたものだといいます。
それゆえ、一般的には道路法第32条を「完全徹底」することはなく、その立場によって現在の街の賑わいが保たれているといいます。
もちろん、普段が平穏だからといって、大事故や社会問題が起きてしまってからでは手遅れです。
そのため、道路管理者は基本的に毎日、管轄の道路をパトロールしています。
そこで「これは危ないだろう」という案件があれば、迅速に持ち主に改善するよう要請するとしています。
もし危険な立て看板を放置し、そこで事故が起きてケガ人が出たりすれば、「見逃していた行政にも責任がある」として、道路管理者に莫大な賠償責任が発生しかねません。
それを防ぐため、道路管理者は決して立て看板類を放置しているわけではなく、きちんと危ないかどうかを見極めているのです。
そして持ち主に改善要請した際に「うるさい。お前に指図される言われはない。他にも看板置いている店はあるだろう。それを全部無くしてから来い」などと言って指示に従おうとしない場合、いよいよ最後の手段が道路法102条の出番で、刑事告訴となるわけです。
もちろん、法律は法律ですので、道路管理者の担当者が「法律徹底論者」だった場合、管轄の道路沿線からこうした立て看板類が「一掃」されることもあり得ます。
しかし、そうだとしても「案件をすべて対応するのはかなりの負担であって、指導がなかなか徹底できていないのも実情」(別の道路OB)といいます。
もっとも、あくまでそれを行うのは法に従って職務を行う道路管理者側のみです。
私たち一般市民が勝手に「天誅」、「法律の代執行人」として、街角の看板を蹴とばしたり、持ち主に危害や脅迫を加えることは許されていません。
それらには別途、刑法や各種条例などによる罪に問われる可能性があります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/219c766c79ae12ac4ce5beb8cb9253e2d49dfd66
2024年6月4日7時2分にYAHOOニュース(佐賀新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀市は3日、八戸溝公園(卸本町)で2022年2月、持ち込まれたまま放置されていたミニサッカーゴールにぶら下がった女児=当時11歳=が、あごや口の中を7針縫うけがをしていたと発表した。
治療費、慰謝料として約12万3千円を支払う専決処分を10日開会予定の6月定例市議会に報告する。
市緑化推進課によると、22年2月27日午後4時ごろ、近所に住む女児が知人と公園を訪れ、置かれていた高さ1・2メートル、幅1・6メートル、奥行き0・77メートルのミニサッカーゴールにぶら下がったところ、ゴールごと倒れた。
ゴールの所有者は不明で、既に撤去されている。
市は事故後、定期的に行う公園パトロールで遊具のぐらつきがないかなどのチェックを強化しているという。
豊田課長は「管理不行き届きで申し訳ない。再発防止に努める」と話す。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4b46958be016bb0c4bc9281691270de2aca3cbf
2024年5月21日20時1分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路のトンネルの入り口には、「350m」「2500m」などのように、トンネルの長さが表示されています。
しかし、5000m以上の長いトンネルはあまり見かけません。
なぜなのでしょうか。
トンネルの入り口には、トンネルの名称が書かれた看板とともに長さが表示されていますが、実は5000m以上の距離のトンネルはあまり多くありません。
その一方で、トンネルが終わったと思ったらまたすぐに次のトンネルに進入するような、複数のトンネルが連続する区間も存在します。
通常であれば、1本のトンネルにまとめてしまえばいいと思う人もいるかもしれませんが、これにはある法令が関係しています。
道路法では、河川や海の下に設けられる「水底トンネル」や、それに類するトンネルとして長さが5000m以上の「長大トンネル」、水際にあって路面の高さが水面の高さ以下のトンネルについては、通行を禁止したり制限したりできると定められています。
これは、トンネルの構造を保全したり、交通の危険を防止したりすることを目的に実施されているもので、特に危険物を積載した大型車両の通行は禁止です。
危険物とは、火薬類および火薬類以外の爆発性物質、毒物・劇物およびその他の有毒性物質、水または空気と作用して発火性を有する物質で、例えば石油を運搬する大型のタンクローリーや薬品などを積むトラックなどが該当します。
通行が禁止される理由は、トンネル内で万が一事故が発生した場合、後続車が渋滞するなど、緊急車両が事故地点まで容易に辿り着けず救助に時間がかかったり、被害が大きくなると復旧に時間がかかったりするなどの傾向があるためです。
その際、もし危険物を運ぶタンクローリーなどがトンネル内で事故を起こすと、積載物によっては大規模火災や爆発を招くなど、被害が甚大となる恐れがあります。
過去には、ガス欠車両をきっかけにした複数台が絡む事故にタンクローリーが巻き込まれて炎上した例や、危険物を載せたトラックがカーブを曲がりきれず横転して炎上した例など、復旧に著しく時間を要した事例もありました。
そのため、原則として危険物を運搬するタンクローリーなどは、長大トンネルの通行が制限されているのです。
首都圏の長大トンネルとしては、首都高中央環状線の山手トンネル(1万8600m)、首都高神奈川7号横浜北線の横浜北トンネル(5900m)、関越道の関越トンネル(1万1055m)、東京湾アクアラインのアクアトンネル(9610m)があります。
通行禁止の対象となっている危険物を積載した大型車両は、トンネル内に進入することができないため、トンネルの手前のICから一般道へ迂回しなければなりません。
この規制には罰則があり、通行が制限されているクルマが長大トンネルを走行した場合、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金が科せられます。
なお、この通行禁止の規制を回避するために、5000mに満たないように建設されたトンネルもあり、例えば中部横断道の樽峠トンネル(表示上は5000m)や三遠南信道の青崩峠トンネル(4998m)、新名神高速の箕面トンネル(4990m)などは、危険物積載車でも通行が可能です。
※ ※ ※
一方で、災害発生時などには、復旧のために石油などを被災地に迅速に運搬することが必要です。
そのため、被災地などから要望がある場合、ほかの一般車両を排除し、前後に誘導車がつくなど安全が確保されていることを条件に、現在では長大トンネルでもタンクローリーなどの通行が可能となるよう、規制が緩和されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0275c996f5c27db8c1bde5fef94488940c096025
2024年5月11日5時2分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
■愛媛県で突然起きた事故
児童の保護者が運転していた車のドライブレコーダーの映像では、停車した車から降りた男の子が走り出した、その瞬間。
【写真を見る】カーブミラーが倒れて子どもを直撃…犬や猫のおしっこで腐食が進み…環境の悪い所だと耐用年数が2~3年ということも
「危ない、危ない!」
道路脇に設置されたカーブミラーが突然倒れ、男の子に直撃しました。
5月5日の午後4時半ごろ、愛媛県新居浜市宇高町の市道交差点を小学6年の男子児童が歩いていたところ、カーブミラーが突然倒れました。
男子児童は救急車で病院に運ばれ、脳に異常は確認されませんでしたが、たんこぶができて経過観察中です。
倒れたカーブミラーは高さ約3メートルで、新居浜市がおととし12月に点検した際、根元が腐食していたため、テープで補強していたということです。
(男子児童の父親) :
「(息子は)とても驚いていたと思う。事故がもう起こらないように、努めてもらえれば」
当時、新居浜市内には強風注意報が出されていて、事故が起きた時間帯には、最大瞬間風速15.2メートルを観測していました。
事故を受け、新居浜市はおととし12月の点検で老朽化が確認されていた支柱317本について再点検を行い、老朽化が著しいものは補修や交換を行うと説明しています。
■「おしっこのかかるところだけ集中的に腐食が進む」
普段カーブミラーの設置工事を行っている、愛知県小牧市のサンダイ技建の加藤社長に聞きました(今回の事故とは関係ありません)。
Qカーブミラーの耐用年数は?
(加藤社長):
「メーカーがうたっているのは、おおむね10年~15年。
環境の悪い場所では2~3年ということもある。
例えば、犬の散歩で毎日おしっこをかけられてしまう。
おしっこのかかるところだけ集中的に腐食が進む。
(おしっこの)塩分が腐食を早める」
カーブミラーは「基礎部分」と「柱」と「ミラー」の大きく3つに分かれ、このうち耐用年数が一番短いのは柱部分。
新居浜市のケースでも、根元の腐食がありましたが、市が今回、腐食が見つかったあとに柱の根元をテープで補強していたことについて加藤社長は。
(加藤社長) :
「応急的な効果はあると思う。
ただ、テープをすることによって腐食部がテープで覆われ、腐食の進行具合が分かりにくくなる。
テープによって腐食した部分が元に戻るような効果は薄い」
腐食が確認されてからのテープ補強は、一時しのぎにはなるものの、倒れるのは時間の問題だっただろうということです。
■名古屋市で昨年度に倒れたカーブミラーは1本
名古屋市の場合、カーブミラーは各区の土木事務所が管理していて、市内に約5000本あります。
点検は、他の標識も合わせて月に1回程度行っていて、腐食があればペンキを塗るなどしてさび止めをし、折れる危険があれば取り換えます。
名古屋市で2023年度中に倒れたカーブミラーは1本。
強風が原因で、けが人はいませんでした。
担当者によると、一般的に倒れる原因には強風、犬や猫のおしっこによる塩分、強い衝撃や車両による振動が考えられます。
そして、水たまりができやすい場所では腐食のスピードが早くなるということです。
もしも破損や腐食を見つけた場合は、各区の土木事務所に連絡してほしいということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/82d141df03f0989b0be155c041a9ac90840f3ed5
5月9日15時56分にYAHOOニュース(テレビ愛媛)からは、設置された年は不明など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倒れたカーブミラーは2枚のミラーが取り付けられ、高さは約3メートル。
設置された年は不明で、おととし12月の点検では支柱の根元に腐食が確認され、補修テープで応急補強が行われていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd4bd33479c0131373bebddf73f31771f082a459
5月9日16時37分にテレビ愛媛からは、男児は一時、首の痛みを訴えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新居浜市によりますと、今月5日午後4時半ごろ、新居浜市宇高町の市道の交差点に設置されたカーブミラーが倒れ、歩いていた小学生の男の子の頭にぶつかりました。
男の子は救急車で病院に運ばれ、一時、首の痛みを訴えるなどしましたが、けがの程度は軽いということです。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20240509/8000018358.html
(2024年6月8日 修正1 ;追記)
2024年6月5日20時13分にYAHOOニュース(FNN PRIME;テレビ愛媛)からは、根元部分に無許可でフランジが取付けられていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
その後の市の調べで、このカーブミラーは取り外しができるよう根元付近で切断され、丸い金属板を溶接してボルトで留める「フランジ加工」が施されていたことがわかりました。
折れていたのは、この溶接部分で、市の許可なく何者かが勝手に加工したものとみられています。
新居浜市内では、秋祭りで巨大な太鼓台を運行するため、カーブミラーを加工したとみられるケースがほかにも見つかっていて、市はこれまで黙認していたということです。
老朽化などの問題があるカーブミラーのうち、同様の加工がされているものはすでに4基確認されていて、市は早急に取り換えていく方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e377250c252ab00a95369c2212a1a2a31724322
6月7日19時34分にYAHOOニュース(テレビ愛媛)からは、県が緊急点検した2万2448ケ所のうち88カ所で倒壊の恐れがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故をうけ、愛媛県は緊急点検を行いましたが、88カ所のカーブミラーと道路標識で倒壊の恐れがあることがわかりました。
県の緊急点検は5月、新居浜市と西条市でカーブミラーが相次いで倒れたことをうけ行われたもので、県が管理する道路で5月17日から31日まで行われました。
緊急点検ではカーブミラーと道路標識、あわせて2万2448カ所を職員らがチェック。
その結果、88カ所で倒壊の恐れがあり、456カ所で修繕が必要でした。
倒壊の恐れがある88カ所については、支柱の根元に大きな亀裂や腐食で穴が開いていたり、手で揺らすとぐらつきがみられたりしたということです。
県は6月中旬までに撤去し、新しいカーブミラーや標識に更新する予定です。
県の道路維持管理課は、「引き続き、点検や適切な維持管理によって、道路利用者の安心安全に努めたい」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/daa2f40c9dc35a26a35bcd4532561805c4dcf688
(ブログ者コメント)
以下は以前、ブログ者が太鼓祭りを見にいった時の写真。
こんな狭い道路にカーブミラーがあったとしたら、通るのはかなり難しそうだ。
ちなみに以下は太鼓勢揃いの1コマ。
壮観だった。
2024年4月24日18時58分にYAHOOニュース(テレビ宮崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日、宮崎県西都市で軽乗用車が潜水橋から川に転落し、運転していた63歳の男性が死亡しました。
道幅が狭く、ガードレールなどがない潜水橋では、過去にも転落事故が起きています。
(早瀬記者) :
「軽乗用車が転落した千田潜水橋に来ています。
ご覧の通り、両手を広げたのと同じくらいの幅で、私では怖くて車で渡ることができませんでした。
しかし、地域住民にとっては重要な生活道路です。」
一ツ瀬川に架かる西都市調殿の千田潜水橋。
23日、この橋から転落した軽乗用車が見つかり、車内から63歳の男性が救出されましたが、その後、死亡が確認されました。
幅は2.5メートル。
ガードレールなどもなく、運転操作を誤ると川に転落する危険があります。
利用者は…。
(地域住民) :
「この橋は毎日使う。」
「渡る時不安はない。慣れてるから。慣れてない人は不安があるかもしれない。」
千田潜水橋を管理する西都市は、区画線を引いたり、夜間は明かりを灯したりして通行しやすいようにしていますが、ガードレールなどの設置はできないと言います。
(西都市建設課 丸山係長):
「水に浸かると、だいぶ橋がうねる。
川幅が狭いため、流速も速い。
柵に流木が引っかかって、橋本体への影響が出る可能性があるので、なるべくない方がいいと考えている。」
また、橋を建て替えることは予算の面で難しいことから、西都市では、きのうの事故を受け現状できる対策を進めたいとしています。
(丸山係長) :
「地元住民への注意喚起と、視認性のある中抜き赤白のポール設置を検討している。」
潜水橋での転落事故は過去にも発生しています。
去年4月、高鍋町にある潜水橋・竹鳩橋でトラクターが転落し、76歳の男性が亡くなりました。
竹鳩橋は東九州自動車道の高鍋インターチェンジに近いことから交通量が多く、通学路としても利用されています。
橋の特性上、抜本的な対策を行うことが難しい反面、地域の住民には欠かせない生活道路となっている潜水橋。
26市町村に取材したところ、県内には市町村道の潜水橋が合わせて24本あるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c96b32b25e16acba663aa101d08f0f7b79f80949
2024年4月15日7時3分にYAHOOニュース(KOREA WAVE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国の京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)のプールで小学生の指を切断する事故が起きた。
保護者が6日、オンラインコミュニティに「施設管理公団が運営する体育館のプールのシャワー室で10歳の息子が右手の中指を切断した」と明らかにし、運営を批判した。
母親によると、事故は先月26日に発生。
子どもがシャワーの前で滑って転ばないよう何かをつかもうとした時、棚と壁の間に指が挟まり、右手中指の先を切断した。
駐車場にいた父親が更衣室で指をけがした子どもを見つけた時、職員は「指を切った。軟こうを塗れば大丈夫だろう」と話したという。
父親が応急室に連れて行くと「指がどこにあるのか」と言われ、初めて切断に気付いた。
指は見つかり、事故から3時間後に緊急手術を受けて接合できた。
しかし、指の長さが左右で少し違ってしまい、先端部分は神経が死んだ状態だという。
体育館側は「保険会社と話したので気を落ち着けて」と言うが、損害査定士は過失の有無によっては自己負担になることもあると説明しているという。
母親は「防犯カメラがないので目撃者を探さなければならない。男子シャワー室になぜ滑り止めがないのか。女子シャワー室にはあるのに」と悔しさを爆発させた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f29edac9a23716c054f536faeb2d57fbe375cb59
2024年4月16日17時25分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府福知山市が管理する公園のブランコの板が外れ、10歳の女の子が手の指を骨折していたことが分かりました。
福知山市によりますと、12日、市営住宅「岡ノ山団地」の中にある公園のブランコの板が外れているのを団地の住人が確認しました。
市が確認したところ、ブランコの鎖と板を固定するナットが外れていて、すぐに使用禁止としましたが、15日に「子どもがブランコで遊んでいて骨折した」との連絡が市に入ったということです。
近くに住む10歳の女の子が左手の薬指を骨折したということで、地面に落ちた際にけがをしたとみられています。
このブランコは昭和59年に設置。
市は8年前に市内の市営住宅にある公園16か所の点検を業者に委託して実施しましたが、今回の事故を受けて市が調べたところ、この公園だけ点検されていなかったことが分かりました。
市と業者との情報共有に不備があったとしています。
市では15日に市内にあるすべての団地の公園の遊具の点検を行ったということで、今後、女の子と保護者に謝罪するということです。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20240416/GE00056811.shtml
4月16日20時54分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、当該公園は点検リストから漏れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月11日の夕方、市営住宅岡ノ三団地の公園で、10歳の女子児童がブランコで遊んでいたところ、座板が外れて転落し左手の薬指を骨折する事故がありました。
翌日には団地の住民から「座板が外れている」と連絡を受けて職員がブランコを使用禁止にしていましたが、15日に女の子の母親から市に連絡があり、事故があったことが判明したということです。
この公園のブランコは1984年に設置されたもので、何らかの原因でこの公園が点検リストから漏れていたことから、8年前を最後に点検ができておらず、老朽化が進んでいました。
建築住宅課の担当者は女の子の保護者に謝罪する予定で、今後は点検リストに漏れがないか確認し、遊具の点検頻度を上げるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4187bf3d0103400052d957281b12ab2eb27ef549
2024年4月9日17時42分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前11時半ごろ深山公園で、県内に住む30代の男性が木製ステップの遊具に乗っていたところ、13センチ四方で高さ50センチほどの木材の根元部分が腐食していて折れました。
男性はひじから地面に落ち、左ひじを骨折したということです。
深山公園の遊具については、玉野市が去年10月に年1回の定期点検を行っていましたが、今回壊れた遊具については、腐食はしているものの、ぐらつきがなかったため利用を続けていたということです。
市は今回の事故を受けて、壊れた遊具の近くにある木製の遊具も使用禁止にしました。
また、市が管理するこのほかの公園でも緊急点検を行い、両児山公園の遊具2基と、玉原親水公園の遊具1基でも腐食などが見つかったことから使用禁止にしたということです。
玉野市都市計画課は、「事故が発生し、けが人も出ているので申し訳なく思う。再発防止のため、点検の際には腐食が進んでいないかなども注意して確認したい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20240409/4020020004.html
4月9日20時24分に山陽新聞からは、昨年10月の点検時にぐらつきが指摘された箇所は撤去していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
玉野市は9日、同市田井の深山公園で腐食した木製の遊具が壊れ、家族連れで遊んでいた30代男性が骨折したと発表した。
市は、事故のあった遊具を使用禁止にし、木製遊具がある市管理の全ての公園で緊急点検を行う。
破損したのは園内の「わんぱく広場」にあるアスレチック遊具で、木製の柱(高さ約50センチ、13・5センチ四方)の上に乗って遊ぶ。
8日午前11時半ごろ、男性が柱に乗ったところ根元から折れ、転倒して左肘を骨折した。
手術を予定しているという。
一緒に遊んでいた子どもは無事だった。
市によると、遊具は1994年ごろ設置。
昨年10月に点検し、ぐらつきが指摘された箇所は撤去したが、事故のあった柱は一部が腐食していたものの、ぐらつきがなかったため、一般開放していた。
https://www.sanyonews.jp/article/1538142
2024年3月7日19時55分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本三景の1つに数えられる、天橋立で起きた転落事故。
再発防止策として行った注意喚起が、新たな波紋を呼んでいる。
観光客:
「ちょっと目立ちすぎますね、この黄色がね」
展望台にあったのは、絶景とはかけ離れた、巨大な黄色い注意書き。
そこには「この先危険」と書かれている。
そもそも「股のぞき」とは、台の上に立ち、股の間から眺めることで空と海が逆転する観覧スタイル。
天橋立が右上がりに勢いよく天へと昇る龍の姿に見えるという、明治時代から続く伝統的なもの。
日本有数の観光名所に設置された、危険を知らせる注意書き。
事の発端は、2月に起きた転落事故。
展望台で股のぞきをしていた男性が別の男性に押され、およそ15メートル下の崖下まで転落した。
この事故を受け、展望台がある傘松公園は、3月1日に看板などを設置した。
実際に、台の上から股のぞきをしてみると、絶景の中に、どうしても黄色い注意書きが映り込んでしまう。
観光客:
「色は変えた方がいいかもしれない。景観にマッチするような色」
さらに、こうした事案は過去にも...。
千葉・袖ケ浦市にある人気の観光地“千葉フォルニア”。
路肩に違法駐車し、危険な撮影をする人が相次いだ。
対策として、ヤシの木に「路上駐車禁止」と書かれた垂れ幕を設置するも、「景観を損なう」と、ここでも批判が殺到。
観光地で起きた、転落事故や危険行為。
その対策をめぐっては、これまでも“景観”と“安全”の両立が課題になっていた。
この景観問題に、どう対処していくべきなのか。
専門家は、観光客側の意識改革が必要だと話す。
愛知東邦大学・宮本佳範教授:
「(今回のケースは)観光客の問題行為に起因しているので、観光客側のマナーを改善していかないことには、解決にはつながらない問題」
迷惑行為をする人は、わかったうえで行っているため、看板などの設置は効果が薄いという。
宮本教授:
「スポーツマンシップという言葉がある。
それと同じように、観光客も観光客なりの“ツーリストシップ”というのをもって、観光客の観光態度というのも見直していかなきゃいけない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e867882a19e4418d2210a129a781d60b23b54e02
3月8日10時9分にYAHOOニュース(弁護士ドットコムニュース)からは、二度目の事故は起こすわけにいかない、事故後に現場を覗き込む観光客もいる、そういった理由で運営会社としては苦渋の決断で注意書きを設置したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「股のぞき」で知られる日本三景の一つ「天橋立」(京都府宮津市)で起きた観光客の転落事故を受けて、「のぞき台」の真下にイエローの警戒色を使用した大きな「注意書き」が今年3月から設置された。
事故の原因が悪ふざけだったとみられることだけでなく、海と空のパノラマを味わえる景観が醍醐味だったことから、SNSでは「景観を損なう」「過剰に反応すべきではない」といった声があがっている。
そうした声は、公園の運営会社にも届いているが、「行政や警察に注意されたわけではなく、社内で決めた。二度目の事故は起こすわけにはいかない」と、苦悩の末の対策だったという。
一つの事故をきっかけとして、多くの人の「楽しみ」が制限されることをどのように考えれば良いのだろうか。
・・・
運営会社の担当者は3月7日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「景観を損なうという声は届いています。自然のままで残すことが一番だとわかっているので、正直なところ、やりたくはありませんでした」と悩ましい心境をこぼした。
現在は、批判の矛先のほとんどが事故の当事者に向かっているものの、仮に転落事故が立て続けに起きれば、その批判が会社に向かってくるであろうことも予想される。
展望台へ向かうケーブルカーなどを運行しているだけに、「お客様を運ぶ仕事もしている以上、会社としては安全を考えなければなりません。何もしないわけにもいかず、会社の方針として注意書きを設置しました」と話す。
危険な前兆もすでに感じられているようで、事故が大々的に報じられたこともあって、現場を訪れた観光客が「ここかな」と落下場所を覗きこむことがあるそうだ。
そうした状況を踏まえれば、大きな注意書きも仕方ないことなのかもしれない。
「会社としては、どうしても、また事故が起きてほしくありません」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dfdf35eb6d8402fea13aa3ec46e44fe08594fab
※事故発生当時の報道は下記参照。
(2024年2月16日15時3分 YAHOOニュース;ABCニュース)
京都府宮津市にある日本三景の一つ、天橋立を股の間から逆さに見る「股のぞき」をしようとした男性が同僚から押されて展望台から転落し、入院しています。
15日午後2時すぎ、宮津市の天橋立を望む展望台で「男性が崖の下に落ちた。意識ははっきりしている」と消防に通報がありました。
消防が駆けつけると、50代の男性が展望台から約15メートル下の斜面に転落していました。
男性は病院へ搬送されましたが、胸や顔を打ち、現在入院しています。
警察によりますと、男性は会社の同僚数人と旅行中で、男性が天橋立を逆さに見る「股のぞき」をしようとしていたところ、同僚に押されて転落したということです。
管理している会社によりますと、男性が通常と逆方向を向いて股のぞきをしていて、前のめりで落ちることになったため勢いがついてしまい、斜面にある防護柵を越えて落ちたのではないかと話しています。
警察は、傷害の疑いもあるとみて、同僚らから事情を聴いています。
展望台の正面には天橋立が見えるように柵は設けられておらず、管理会社は横にある手すりを持つよう呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/725cbac27a3b091105a48f6a417de97dc156cdea
2023年12月30日10時10分にYAHOOニュース(WEB CARTOP)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路をよく利用する人は、「トンネルの照明が以前よりも明るくなった」あるいは「照明が白くなった」と感じたことがあるのではないでしょうか。
場所にもよりますが、新しく造られた道路や、都心近郊の広めの道路などにあるトンネルでよく出会う気もします。
近頃は、コンビニなどの店舗の照明だったり、家庭でも多く使われるようになっているので、「ああ、道路の照明にもLED化の波が来ているんだな」とクールな感想を持っている人がいる一方で、「昔はオレンジだったのになぁー」とノスタルジーな感想が漏れるのは、けっこう高い年代の人だけでしょうか。
まだ地域によっては残っているところもあるにはありますが、昭和の時代はトンネルといえば「オレンジの照明」というのが当たり前でした。
なかには「ねぇパパ~、トンネルってなんでオレンジなの?」と無邪気な質問に答えられずに悶々とした経験のあるベテランのドライバーもいるでしょう。
ここでは、トンネルの照明がなぜオレンジ色に統一されていたのか? という疑問に答えるべく情報を集めてみましたので、それを紹介していきましょう。
【オレンジ色の照明には時代の背景が密接に関わっていた】
たま~に山奥の一車線の道の途中にあるトンネルなどで照明のないケースに出くわすことがありますが、日中の明るい環境から身構えずに真っ暗なトンネルに差しかかったとき、トンネル内部がまるで見えないせいで黒い穴に突っ込むような怖さを感じて思わずアクセルから足を離してしまいます。
そして内部に突入すると、一瞬、視界が奪われたような感覚に陥ります。
そんな経験があれば、真っ暗なトンネルがいかに危険かを実感できていると思いますが、多くの人はそんな経験がないのではないでしょうか。
いまや、ほとんどのドライバーは照明で照らされたトンネルにあたりまえのように接していますが、トンネルに照明が付けられるようになったのは昭和の40年代からだというからビックリです。
その頃のクルマのヘッドライトは、いまの感覚で見ると“薄暗い”と言われそうな照度しかありませんので、それで真っ暗なトンネルに入ったら、徐行レベルまで速度を落とさないと恐かったのでは? と言ったら言い過ぎでしょうか?
ともあれ、そうして徐々にトンネルに照明が普及していったようですが、そのころに使われていた照明は「低圧ナトリウムランプ」と呼ばれる照明でした。
簡単に言ってしまうと「水銀灯」の仲間で、体育館や工場の天井に吊されたものや、公園などの広い場所を照らすための照明の仲間です。
「ナトリウムランプ」の特徴は、色が「オレンジ」な点です。
トンネルには、このオレンジ色の特徴が活用されているのです。
それはなぜかというのが今回のお題ですね。
オレンジ色の「ナトリウムランプ」が使われた理由は、「排気ガスが充満したトンネル内で視認性を良くするため」なのです。
昭和40年代の日本というと、高度成長期に沸き立つなかで急速に産業が発展して、街を走る自動車の数も急速に増えていた時期です。
まだ排気ガス対策が行われていないので、クルマが通ると排気ガスでモクモクだったことでしょう。
ましてや閉じられた空間であるトンネルの内部は、ガード下の焼き鳥店の焼き場並みだったことが想像されます。
その煙で充満した環境で、少しでも視認性を上げようと採用されたのがオレンジ色の「ナトリウムランプ」というワケなのです。
良く見える理由を乱暴に言ってしまうと、フォグランプと同じだと考えてください。
霧が立ちこめた環境では、ごく微細な水の粒が無数に散らばっている状態です。
そこに強い光を当てると水の粒が光を吸収&拡散させてしまうため、その多くが遠くに届く前に散らされてしまいます。
光のなかでは黄色の成分は吸収&拡散されにくい特性を持っているので、遠くまで届きやすく、視認性が確保できるというわけです。
また、色には人間の目が認知しやすい、コントラストがクッキリ伝わりやすい色味というのがあります。
これはシチュエーションで異なりますが、当時の研究の結果として、トンネルのなかではオレンジの光が有効だと判断されたのだと思われます。
【なぜオレンジの照明が絶滅しかけているのか?】
そんな特徴が活かされて、ほとんどのトンネルには「ナトリウムランプ」が使われるというところまで広がりましたが、いまでは採用され続けている箇所を探すほうが難しいという状況になっています。
それはなぜなのでしょう?
まず第一に、「排気ガスがクリーンになった」という理由が挙げられます。
もともとが排気ガスが立ちこめるなかでの視認性確保という目的で採用されていたので、排気ガス自体が少なくなった今では、視認性の面での有用性はなくなってしまったという状況ですね。
そして、もうひとつの理由は、運用面でのメリットが薄くなったという点です。
「ナトリウムランプ」の性能は、実際に使われていた「低圧ナトリウムランプ」で消費電力が約450W、寿命が約9000時間です。
その後に採用された効率の良い「高圧ナトリウムランプ」は消費電力が約300Wで寿命は2倍以上の2万4000時間と、高効率になりましたが、それでも年に一度の交換が必須だったようです。
それに対して、いま普及している「LEDランプ」は、消費電力が約100Wまで抑えられ、寿命は6万時間まで引き上げられていますので、効率の違いは比べるまでもないレベルに向上しています。
ちなみにいま現在では、「ナトリウムランプ」を製造しているところが激減しているようで、がんばって使い続けるより「LEDランプ」に交換した方が何かと有利という状況になっているようです。
【オレンジ色の有効性は視認性だけではない?】
そんな理由で絶滅の一途を辿っていると思われるオレンジ色の照明ですが、じつは一部の特殊な環境ではまだ有効に働いているところがあるらしいんです。
そのひとつは粉雪がしょっちゅう舞い散っているような山間部や雪国の一部地域です。
排気ガスや濃霧の状況と同じように、雪の細かい粒子が舞っている状況では、照明の光が散らされて遠くに届きにくくなりますので、粒子に散らされにくいオレンジの光が有効に活用されます。
そしてもうひとつのポイントが「誘虫性が低い」という点です。
「誘虫性」というのは虫を誘う効果の度合いのことです。
虫は夜間に光を求めて集まる習性があることはみなさんご存じだと思いますが、その色味によって集めやすさが異なるようなんです。
ザックリ言うと、色味が白い(色温度が高い)ほうが虫を集めやすく、色味が赤い(色温度が低い)ほうは虫を集める特性が低いとのこと。
ということで、オレンジの光は白色の光より虫を集めにくいので、虫の多い山間部などではオレンジ色の照明を使うというケースがあるとのことです。
ちなみに光源の種類で比べると、「LEDランプ」より「ナトリウムランプ」のほうが虫を寄せにくいそうですが、先述のように「ナトリウムランプ」は運用面で難があるため、いまはオレンジ色の「LEDランプ」が使われているようです。
ということで、オレンジ色のトンネル照明が使われていた理由と絶滅しかけている理由を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
個人的には、真っ白で明るすぎる印象すらある今のLEDのランプにはまだ馴染めない感覚もあったりして、オレンジの照明にたまに出くわすと「なんか落ち着く」という気分になるので、そちらのほうが好ましいと思っていますが、実際は事故率の軽減などを考えると、LED化は必然の流れでしょう。
ただ、オレンジの照明がまったく絶滅してしまったわけではないということなので、ひとまず気持ちを落ち着かせたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9c32817445d5b5bd3bef5d4860984236a27854
2023年12月11日20時48分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は11日、井の頭自然文化園(武蔵野市)で飼育していたニホンリス31匹が死んだと発表した。
衛生対策のために体の表面の寄生虫を駆除する薬をつけ、巣箱に殺虫剤をまくなどした後に相次いで具合が悪くなったといい、詳しい原因を調べている。
都建設局によると、死んだのは同園のリス繁殖棟A棟で飼育していた40匹のうち31匹。
4日に全40匹を捕獲して、体表の寄生虫を駆除する薬2種類を滴下して背中につけた。
また、ケージ内にある巣箱には殺虫剤を散布するなどした。
その後、全頭をケージに入れたところ、うち1匹がその日のうちに死んだ。
その後も具合が悪くなるリスが相次ぎ、11日朝の時点で計31匹が死んだ。
使用した薬剤3種類はこれまでに使ったことがあるものだったが、中毒の可能性もあるとみている。
ニホンリスは体長18~22センチ、体重200~310グラム。
本州、四国、九州に分布している。
https://mainichi.jp/articles/20231211/k00/00m/040/193000c
2023年11月25日22時7分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月に島根県飯南町の県中山間地域研究センターで発生したシカを飼育する男性職員の死亡事故。
シカの角には血が付着し、男性職員の服や長靴には穴が開いており、シカに襲われたとみられる。
シカには猛獣のような危険なイメージはないが、痛ましい事故は起こってしまった。
安全対策に問題はなかったのか。
事故は10月25日に発生。
同センターによると、男性は午前中、シカの飼育場に向かい1人で草刈り作業をしていた。
昼休みになっても戻らなかったため、午後0時15分ごろに同僚職員が様子を見に行くと、シカを飼育していた柵の中で出血して倒れているのを発見。
意識はなく、心臓マッサージなどの措置をしたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
男性はセンターの鳥獣対策科に2003年4月から勤務するベテラン。
一方のシカは推定10歳の雄のニホンジカで、体重75キロ、枝分かれした角の長さは47センチ。
小鹿だったころの2013年に捕獲され、生態を研究する目的で鉄柵に囲まれた約2000平方メートルの飼育スペースの中で1頭で飼育されていた。
シカは柵の中を自由に動くことができた。
研究目的の飼育で野生のまま行動を観察する必要があるため、角切りもしていなかった。
また、男性は長年同じシカの飼育に携わっていたものの、シカが自然な行動をするように、人に慣れることを避けていたという。
安全対策はどうだったのか。
柵の中を監視するカメラなどはなく、男性は普段から草刈りを1人で行っていた。
また、センターには調査や作業の注意点をまとめた「労働安全対策リスク評価票」があり、それをマニュアルとして活用していたが、今年6月にできたばかり。
それまでは明文化したものはなかった。
リスク評価票では、シカを含む「動物飼育」の業務については、
▽餌やり時に十分な距離の確保
▽餌やり時の長靴、手袋等の着用
▽シカの角の攻撃を受けないよう距離の確保(発情期には特に注意)
の3項目を定めていたが、確保すべき具体的な距離などは決めていなかった。
一方、シカは本来は臆病な動物だが、繁殖期の秋は気性が荒くなるため、事故があった秋は特に注意していたという。
同センターは、事故翌日の同26日に県庁(松江市)で記者会見を開き、これまでシカによる職員のけがなどはなく、男性の業務について「いままで作業は安全にしてもらっていたので、重大なリスクという認識はなかった」と説明した。
松尾所長は、「事故は痛恨の極み。重く受け止め、状況などをよく確認、検討して必要な対策を取っていく」と話した。
飼育員が動物に襲われる事故は各地で起きている。
動物を飼育する事業者は普段、どのようなことに注意を払っているのだろうか。
同県安来市で観光牧場「やぎのいえ」を経営し、かつて静岡県の動物園に勤めていた経験もある竹川さん(28)も、飼育エリア内で作業する時は「動物の性格によっては突っ込んでくる場合もある」と特に注意を払い、つないだり、普段その動物が暮らしている部屋に入れたりしてから作業することもあるという。
今回の事故については、「野生に近い状態で飼育していたということなので、より縄張り意識などが強かったのかもしれない」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20231125/k00/00m/040/050000c
(2023年12月30日 修正1 ;追記)
2023年12月27日16時23分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、所長はシカをライオンのように扱わないといけないという認識はなかったと述べた、今後は試験区域と飼育区域を分けるなどの対策を行うなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日、県が会見を開き、職員とシカとの接触が起きないよう飼育場に隔離扉を設置するなどして、再発防止に努めると発表しました。
10月25日、島根県中山間地域研究センターで、飼育していたオスジカの近くに60代の男性職員が出血して倒れているのが発見され、間もなく死亡が確認されました。
職員の全身に複数の傷があり、二ホンジカの角に血のようなものが付いていたことなどから、県は「目撃者はいないため断定はできないが、男性がシカに襲われた可能性が高い」として、再発防止策を発表しました。
島根県中山間地域研究センターの松尾所長は、「ライオンのように扱わないといけないという認識はありませんでした。ずっとシカと同じ空間にいながら作業をしてきました」と会見でコメントしました。
具体的な再発防止策として、
〇シカの飼育場での職員とシカの接触を防ぐため、場内に3か所の隔離扉を設け、シカの農林作物の食害を防ぐ研究などを行う「試験区域」と、シカにエサなどを与える「飼育区域」に区切って、試験および飼育管理をする
〇また、場内での作業時は、シカに「試験区域」「飼育区域」間を移動させる「隔離作業」は、2人以上で行う
〇「隔離作業」を確実に行い、安全が確保できて1人で作業を行う場合は、安全ブザーを携帯し、1時間ごとに事務所へ連絡するなど、安否確認を行う
などを徹底するとしました。
隔離扉については、2024年春の完成を目指していて、完成までは、シカのいる区域内での試験及び飼育管理は実施しないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2cdb06c1aaba516a227b63131a45aa9d4207e4
12月27日18時41分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)からは、シカと職員が同じ空間にいることを避けるようにすることが再発防止策の肝など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松尾所長:
「シカと、センターの職員が同じ空間にいることを避けるようにすることを、この再発防止の肝にしている」
島根県が27日発表した再発防止策では、今後の方針として、シカと職員の接触を極力避けることを重視したとしています。
具体的には、約2000平方メートルの飼育場の中に、新たにシカが普段生活する「飼育区域」と、エサやわなに関する実験を行う「試験区域」の2つのエリアを設け、それぞれ、柵や扉でエリアを分離することで、作業員などがシカの居場所を把握した上で作業できるようにします。
さらに、シカを移動させるときには2人以上で行い、日頃の草刈りなどは、シカを別のエリアに隔離した上で取り組むなどとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/775ad43030df6e4bb31e8c95dc84131540449561
2023年11月25日8時11分にYAHOOニュース(Merkmal;フリーライター熊谷氏の寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【カラー舗装の多彩な役割】
道路を普段走っていて、交差点や道路の脇がペイントされているのを見たことがあるだろうか。
これは「カラー舗装」と呼ばれるもので、道路に色をつけて危険であることを知らせたり、道路脇や自転車横断帯を示していたりする。
塗られている色や場所によって伝えたいメッセージは異なっている。
全国道路標識・標示業協会の資料によると、路面に色を塗ることによって
・視環境の改善による抑止力の強化
・滑り止め効果による交通安全対策
・歩道道部の確保による歩行者保護
・目標物の表示
といった効果や目的を狙っている。
香川県が発表したデータによると、カラー舗装された交差点での事故は約52%減少し、そのうち正面衝突事故は、なんと68%も減少したという。
国土交通省のデータによると、生活道路内で路側帯をカラー舗装したところ、舗装前と比べ、通行車両の速度が軒並み低下したという。
このように、視覚的に直感できる警告システムとしてのカラー舗装の有効性は実証されており、事故防止対策として全国各地に広がっている。
しかし、カラー舗装の色や使い方はさまざまで、標準化されていないのが現実である。
ということで本稿では、これまで多くの人が何気なく目にしてきたカラー舗装について解説する。
【危険箇所を示すカラー舗装】
カラー舗装が抑止力として機能する場面には、事故が頻発する危険な交差点や、スピードを抑える必要のあるカーブなどがある。
道路を走っていると、赤く塗られた交差点に出くわすことがある。
これらは事故が頻発している危険箇所であり、色のついた舗装はドライバーに注意を払うよう伝えている。
左右の見通しが悪い場所だけでなく、障害物が多く漫然と走りがちな田舎道の交差点でも赤く塗られていることがある。
事故の原因はさまざまなので、過去の事故を踏まえて設置されているのだろう。
首都高速道路会社でも、首都高速道路のカーブでの交通事故を防ぐためにカラー舗装を駆使している。
同社のウェブサイトには、
「近年、カーブ区間で速度超過が原因と考えられる施設接触事故(側壁等に衝突する事故)が増加する傾にあり、施設接触事故が特に多いカーブ区間の舗装を赤くしてお知らせしています。
赤い舗装が見えたら、特に速度を落して走行することを心がけてください」
との記載がある。
道路を赤く塗ることで、スピードの低減を促している。
赤色の表示は、危険なイメージを植え付けるのに一定の効果がある。
また、道路を赤く塗るだけでなく、速度を落とす必要性を強調するために、わずかな段差をつけたり、等間隔に白線を引いたりすることもある。
なかには、滑り止め効果のある塗料もあるようだ。
さらに、危険箇所を示すカラー舗装のなかには、横断歩道の下地を赤色にして強調したり、駐停車禁止区域を赤色でカラー表示したりしている場所も存在するようだ。
赤色は危険・注意をイメージしやすく、通行するドライバーに危険を認識させる効果が期待できる。
【さまざまな種類のカラー舗装】
カラー舗装の出番は、ほかにもたくさんある。
まずは路側帯を紹介しよう。
道路に歩道がない場合、道路端の白線の外側のスペースは路側帯と呼ばれ、「歩行者用通路」として整理される。
外線の本数や表示方法によっては、車両の駐車が禁止されたり、自転車の通行が禁止されたりする。
その箇所を緑にカラー表示している例は多い。
特に通学路などに設置されているのを見かけたことがある人も多いのではないだろうか。
すべての路側帯が塗られているわけではないが、通学路やスクールゾーンなど歩行者の通行が多い場所では、歩行者が保護される場所として強調表示され、ドライバーに注意を促している。
また、道路脇や歩道上の自転車横断帯は、青色で表示されることが多い。
これは、自転車が通行すべき自転車横断帯を明示することで、自動車と歩行者との衝突事故を減らすためである。
自転車は車道の左側を走るのが原則だが、進行方向を見誤らないよう、矢羽根や矢印で表示されている歩道もある。
このように、カラー舗装はさまざまな場所で使われ、私たちの日常生活の一部となっている。
このほか、カラー舗装にはどんな秘密があるのだろうか。
【カラー舗装の行方】
カラー舗装にはさまざまな種類があり、それぞれに意味がある。
安全のために設置されるものだが、実は色の規定は道路標識ほど細かくはなく、自治体が自由に変更することが許されている。
警察庁の「法定外表示等の設置指針ついて」では、バスレーンは茶色、自転車通行空間路面は青色系、通学路の路側帯は緑色系を原則とする。
ただし、景観保全や地元の意向を考慮すれば、他の色も認められる。
このような路面標示は、何気なく通り過ぎてしまうドライバーに注意を促す非常に効果的な方法である。
また、路面標示のなかには、単に色を塗るだけでなく、イメージハンプと呼ばれる、ドライバーの注意をより強く引きつけて減速させるようなラインを描いたり、舗装の色や材質を変えたりして物理的な凹凸をなくし立体的に見せるものもある。
自治体によって色や表示方法が異なる可能性は混乱を招くかもしれないが、最も重要なことは、「そこに注意すべき何かがある」のを認識することだ。
したがって、色の違いはさておき、ドライバーに届くように効果的に配置することが重要である。
また、あちこちにペンキを塗りすぎると、せっかくの効果が薄れてしまうので、カラー舗装の使いすぎには注意が必要かもしれない。
あらゆる手段を使って交通事故を防ぐ努力がなされている。
ドライバーもこれらの対策の意味を理解し、表示にしたがって運転しなければならない。
また、カラー表示がないからといって潜在的な危険がないわけではないことを理解し、常に細心の注意を払って運転することも重要である。
熊谷透(フリーライター)
https://news.yahoo.co.jp/articles/40af0b0f15cbb4d979ace2ed027ede509b72ab9c
2023年11月21日8時26分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時半ごろ、江戸川区南小岩の区道の交差点で、信号機に取り付けられている「JR小岩駅前」と書かれたアルミ製の標示板がおよそ5メートルの高さから落ちました。
標示板は幅が100センチ高さが40センチほどで重さはおよそ3キロあり、横断歩道を歩いて渡っていた70代の女性にあたり、頭におよそ5センチの切り傷と肩を打撲するけがをしました。
区によりますと、落下した原因は標示板を信号機に取り付けるための金具の劣化で、「風が強かったこともあり、もともといたんでいた金具が折れたのではないか」としています。
区は21日以降、区内およそ150か所ある標示板について緊急で点検を行うことにしています。
江戸川区の立原土木部長は、「けがをされた方の回復を心よりお祈り申し上げます。事故の詳細について調査するとともに、再発防止に向けて、早急にほかの標示板の緊急点検を実施してまいります」としています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231121/1000099340.html
11月21日18時31分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、江戸川区では表示板の定期点検は行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう、東京・江戸川区で、信号機に取り付けられていた標示板が突然落下し、女性がけがをしました。
標示板が落ちたり、標識が折れたりする事案は全国でも確認されていて、点検の実施頻度が課題となっています。
記者:
「高所作業車に乗った作業員が、異常がないかを確認します」
きょう午後、東京・江戸川区で行われていたのは、標示板の“緊急点検”です。
記者:
「目視で異常がないかを確認し、ボルトの緩みもチェックしています」
区ではきのう、信号機の標示板が突然落下し、横断歩道を渡っていた70代の女性にあたって、頭などにけがをしました。
近くに住む人:
「ぞっとしますね。メンテナンスちゃんとして欲しいなと思います」
「怖いですよね。落ちてくるとは思ってないものが落ちてくるので」
実際に、落下した標示板と同じものを持ってみると…
記者:
「きのう落下した標示板と同様のものですが、実際に持ってみるとかなり重たいです」
標示板は、アルミ製で幅1メートル、高さ40センチほどで、重さはおよそ3キロ。
通常であれば、金具でしっかりと固定されているため、落下することはありません。
なぜ落ちたのか。
江戸川区土木部 島夛保全課長:
「取り付け金具の方が破断して、折れていた状態だったので、金属のある程度の劣化というのが原因だと推測されます」
こうした標示板の落下の他にも今年6月には、青森県で道路標識の柱が腐食により倒れ、下校中の小学生のランドセルに接触する事案も起きています。
江戸川区の担当者は、標示板の点検頻度に課題があったのではないかと話します。
島夛保全課長:
「標示板に関しては、特別定期点検とかではなくて、下から目視で日常管理するレベル。今回の事故を受けて今後、定期的な点検というのは必要だと考えています」
江戸川区は区内には同様の標示板がおよそ150か所あり、順次点検していくとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/921b1586553183138709cc62ffcee8b3968a0d6b
11月21日18時15分にNHK首都圏からは、道路標識の維持管理について統一した取り決めはない、東京都が管理している標識は5年ごとに定期点検しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は江戸川区が管理する区道の交差点で、区によりますと、標示板を含む道路標識について定期的な点検を行う仕組みはなく、職員などが気がついた時に地上から目視で確認していたということです。
今回の落下の原因は取り付け金具の劣化で、区はおよそ150か所ある標示板の緊急点検を21日から始めました。
このうち瑞江地区の交差点では、高所作業車に作業員と区の職員が乗って金具のボルトを締めたり傷みがないか確認したりして点検を進め、江戸川区土木部の島夛保全課長は「標示板は高いところにあり、近くでの点検や確認ができていないところもあります。再発防止に向けた調査と点検を早急に進めたい」と話していました。
国土交通省などによりますと、今回落下した「標示板」は道路標識に分類され、国道であれば国が、県道や市道などは自治体が、管理することになっています。
一方、この道路標識の維持管理については統一的な取り決めはなく、それぞれの道路管理者が、国が示している点検要領などを参考に進めているということです。
東京都によりますと、都では、おおむね5年ごとに定期点検を行い、ボルトが緩んでいないかや固定器具の腐食が進んでいないかなどを確認しているということです。
老朽化や台風などの影響で道路標識が落下する事例は各地であるということですが、報告を求めたり、件数を集約したりする取り決めはなく、件数などは把握できていないとしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231121/1000099360.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。