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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20203月末、市原市の五井駅近くで散歩していた時のことだ。

一面真っ黒のアスファルト舗装で、段差など感じられないのに、いきなり身体が前につんのめった。

しまった、転倒だ。

 

周囲に摑まるものとて何もなく、瞬時の判断で腕立て伏せよろしく両手両足をついたものの、結果は悲惨。

両ひざを大きく擦りむき、両手にも点状の擦り傷を負った。

中でも左ひざの被害が大きく、ズボンには大きな穴が開いていた。

転び方が悪ければ、顔面や手を骨折していたかもしれない。

 

  

 

転んだ場所は画面中央の十字印付近。

 

 

 

しかし、なぜ転んだのだろう?

平坦にしか見えないのに・・・。

転んだのは、車道と歩道を仕切っている赤白ポールの右前方、棒を置いている場所だ。
(以下、写真は後日撮影)
 

 

 

転んだ付近をよく見れば、路面がコブのように盛り上がっている。 

写真ではよく分からないが、一部、急斜面状態の場所もある。

ブログ者がつまずいたのは、おそらくはその急斜面だろう。

 

 

これは危ない。

ブログ者はヒヤリで済んだけれど、後期高齢者だと骨折するかもしれない。

 

対応が必要な気がするが、コブを削るような工事はできないだろう。

それならブログ者がペンキで注意表示しておこうかとも考えたが、公共の道路に落書きするようで、この案はボツ。

 

一方、道路管理不備で自治体が訴えられた事例があることも頭に浮かんだ。
そういうことになっては、市としても面倒だろう。

そう思い、主管課と思しき道路維持課に、市のホームページの投稿欄を使って情報提供することにした。

ただ、当該欄では写真など送付不可。

そこで、返信あれば地図と写真を送ると書いておいた。

 

ところが1ケ月経ってもナシの礫。

多少なりともリアクションが返ってくると思っていたのだが・・・。

 

市としては、そんな不具合箇所は数が多すぎて・・・ということかもしれない。

実際、転んだ後、歩道の鋪装状況を注意して見るようになったが、いたるところコブだらけだ。

 

そういった事情は考えられるものの、ブログ者が転んだのは危険が潜在している場所ではなく、顕在化した場所だ。

 

その陰には数多くのつまずきかけた事例があるだろうし、そのうち骨折などの大きな事故が起きるかもしれない。

 

ブログ者が道路維持課の担当者だったら、やるかどうかは別にして、市の姿勢を示す意味からも、以下のようなメールを返信していたことだろう。
  

 ・情報提供に感謝。

 ・優先順位に従い対応を検討します。

 ・ただ、対応できない場合もあることをご理解ください。

 


(参考情報)
 

以下は、これまで本ブログで紹介した、道路などの管理不備が原因で転倒したと訴えられた事例。(一部)

 

201851日掲載

『[昔] 20166月 岡山市の市道をロードバイクで走行中、タイヤが車道脇に掘られた幅2cmの溝にはまり転倒してけがをしたとして、岡山市に損害賠償訴訟 (修正3)』

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8297/ 

 

2016126日掲載

20161129日報道  床で滑って負傷した人から裁判を起こされる事例が相次いでいるため、防滑に取り組む企業が出てきている』

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6543/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

コロナ感染拡大防止のため取材を制限しているせいなのか、あるいは経済活動が縮小しているせいなのか、このところ産業安全に係る報道が少なくなっている感がある。

 

そのため、本来なら本ブログには掲載しない、このような記事も、番外編として掲載してみることにした。

 

 

 

 

 

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2020年4月28日14時23分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今月23日午後6時ごろ、佐世保市藤原町の住宅街にある「日水公園」で、公園にあるブランコの支柱とロープをつなぐ金具が壊れて座席が落ち、立ってこいでいた小学6年生の男の子が右足首をねんざし、さらに、落ちてきた金具が太ももにあたりました。

男の子は市内の病院を受診しましたが、痛みはなく、歩いても問題ないということです。

佐世保市では事故の原因について、支柱とロープをつないでいた金具の老朽化と摩耗だと見ています。

市では管理する公園の遊具は、専門家に委託して1年に1回点検を行っていて、このブランコは去年10月の点検で「使用可能」とされていました。

佐世保市では今月12日にも、別の公園の遊具で遊んでいた女の子がけがをする事故が起きていて、市は市内のすべての公園の遊具を使用禁止にして、改めて点検を行うことにしています。

佐世保市公園緑地課の山口課長は、「再発防止を検討するとともに、定期点検のやり方についても見直していきたい」としています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20200428/5030007461.html

 

 

4281412分に長崎新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市公園緑地課によると、男児は23日、ブランコの座板に立って遊んでいたところ、右手のロープのつり金具が壊れて落下。

 

バランスを崩して着地した際、右足を捻挫したほか、落下した金具が右脚の太ももに当たり打撲傷を負った。


ブランコは2004年に設置。

昨年10月に安全点検をしたが、問題は見つからなかった。

 

つり金具の破損は磨耗(まもう)と劣化が原因とみられる。


同市では12日にも別の公園でスプリング遊具が破損し、女児がけがをした。

 

同課は「子どもにけがをさせてしまい大変申し訳ない。点検のあり方を検証する」としている。

 

https://www.47news.jp/localnews/4763124.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇ブランコの吊り金具が破損して子供がケガした事故は、1週間ほど前に彦根市でも起きている。(本ブログ紹介スミ)
また、12日の事例も本ブログで紹介スミ。

 

〇以下は、NHK映像の2コマ。

支柱側の金具が残っていることから考えると、破損したのは彦根市事例と同様、U字金具だったのかもしれない。

 



 

 

 

 

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20204171425分に読売新聞から、切断面の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

熊本県山鹿市教委は16日、同市菊鹿町相良に自生する国の特別天然記念物「相良のアイラトビカズラ」が誤って伐採されたと発表した。

 

全体のほぼ半分が失われたが、主根は残り、新芽も確認されていることから、専門家の助言を基に対策を施しながら経過観察する。

 

アイラトビカズラは樹齢1000年と伝えられ、4月下旬から5月上旬に暗紅紫色の房状の花をつける。

1952年に国の特別天然記念物に指定された。

 

市教委によると、誤って伐採されたのは3月21日。

 

自生地一帯の公園には三つの繁茂棚があり、北棚と中央棚の東側計28メートル、南棚の南側と西側の計15・5メートルの範囲で被害を生じた。

直径1センチ未満の蔓がほとんどだが、直径5センチのものも4本あった。

文化庁には報告した。

 

園内の除草や清掃を請け負う業者の作業員が、生い茂ったアイラトビカズラを見て、生育によくないと思い、棚の内部に日光が当たるように伐採したという。

 

業者には以前から伐採しないように注意していたが、作業員はこの日が初めてで、市教委職員も立ち会っていなかった。

 

市教委は、切断面に防腐剤を塗るなどして、月1~2回、定期的に経過を観察していく。


園田・社会教育課長は、「このような結果を招き、深く反省している」と陳謝した。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200417-OYT1T50134/

 

 

41682分に熊本日日新聞からは、作業員3人のうち2人は経験者だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

全体のほぼ半分が無くなった。

 

切断したカズラは直径5センチから1センチ未満で、太いカズラは無事だった。

 

市教委職員は事前にアイラトビカズラを伐採しないよう業者に注意していたが、作業に立ち会ってはいなかった。

 

業者は過去に複数回、除草作業を請け負っていた。

3人の作業員のうち2人はアイラトビカズラ付近の除草の経験者だったが、伐採した作業員は今回が初めてだった。

カズラが茂っていたため、日当たりが悪いと個人的に判断して伐採したという。

 

市教委は県と文化庁に報告。

切断面に防腐剤などを塗り、樹木医と相談しながら経過観察する。

 

https://this.kiji.is/623116357652169825?c=92619697908483575

 

 

4161634分にNHK熊本からは、伐採状況に関するやや詳細な下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山鹿市菊鹿町に自生するアイラトビカズラは中国原産のつる性の植物で、国内では殆ど自生が確認されておらず、国の特別天然記念物に指定されています。

文化財保護法では、天然記念物を扱う場合文化庁の許可が必要ですが、市によりますと、先月21日、市の委託業者がカズラ棚に積もった枯れ葉の除去や棚の周辺を清掃した際、作業員の1人がカズラが茂っていたため個人の判断で、3つの棚のうち、2つの棚の東側あわせて28メートル、1つの棚の15.5メートルにわたって、1センチ未満から太いものでは直径5センチほどの複数のカズラを勝手に伐採したということです。

山鹿市社会教育課の園田正尚課長は陳謝したうえで、今後は、業者に事前の注意を徹底するとともに、市職員が適宜作業に立ち会うなど再発防止に努めたいとしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20200416/5000008019.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、NHK映像の4コマ。

 







 

〇市の職員がどういう内容で事前注意したか不明だが、経験者が2人いるので任せておけば大丈夫などと、内容を省略していた可能性も考えられる。

 

 

 

 

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20204182250分に京都新聞から下記趣旨の記事が、チェーン撤去後のブランコの写真付きでネット配信されていた。

 

17日午後310分ごろ、滋賀県彦根市正法寺町の市の公園「旭森地区ふれあい広場」にあるブランコのチェーンが外れ、遊んでいた近くの小学生の男児(10)が落下し、鎖骨を折る重傷を負った。

 

金具のボルトの腐食が原因という。

市は、このブランコを同日から使用禁止にした。

 

彦根市によると、男児が1人乗りブランコで遊んでいる最中、チェーンと上部の鉄棒をつなぐ金具のボルトが破損。

男児は一時、脳しんとうで意識がもうろうとしたが、命に別条はないという。

 

ボルトは老朽化によるさびが見つかった。

 

ブランコは同公園ができた1996年に設置され、その後は年2回点検していたが、前回の今年121日の点検時は異常に気付かなかったという。

 

市は事故を受け、ブランコのチェーンを外して使用禁止にした。

 

18日から市が管轄する全約350カ所の公園について遊具の安全点検を行い、再発防止に取り組むとしている。

 

市都市計画課は、「点検や管理に不備があった。けがをした方や市民におわびする」と話した。

 

https://www.47news.jp/localnews/4731179.html

 

 

418859分にFNN PRIME(関西テレビ)からは、留め具が折れたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男の子がブランコに乗っているときにチェーンの一番上と本体をつなぐ部分の留め具が折れたということで、警察が折れた詳しい原因を調べています。

 

https://www.fnn.jp/articles/-/33811

 

 

4181323分にmBS NEWSからは、フックの留め具が壊れたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によりますと、ブランコ本体とチェーンをつなぐフックの留め具が壊れ、遊んでいた10歳の男の子が右の鎖骨を折るなどの重傷を負ったということです。

 

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200418/GE00032628.shtml

 

 

4212020分に京都新聞からは、定期点検では細かい部分を目視できなかったなど、下記趣旨の記事が折れたボルトとU字金具の写真付きでネット配信されていた。

 

市は20日、緊急点検した市内の全公園・児童遊園にある遊具のうち、同様の金具を使ったブランコなど遊具58台を当面の間、使用禁止にしたと発表した。

 

事故は17日昼に「旭森地区ふれあい広場」(同市正法寺町)で発生。

小学5年の男児(10)がブランコを使用中、鎖と上部の鉄棒をつなぐ金具のボルト(長さ4センチ)が折れ、落下した男児が鎖骨を折った。

 

ボルトは腐食が進んでおり、さびが見つかった。


市は年2回、独自マニュアルに沿って遊具を点検しているが、「細かい部分を目視できなかった」(都市計画課)とミスを認めた。

 

18日の緊急点検の結果、同様の金具を使う市内のブランコ45台も十分点検できていなかったとして、使用禁止にした。

 

ほかにもシーソーや滑り台、ジャングルジムなど、不備があった遊具13台も対象とした。


都市計画課は、「今後、遊具メーカーから講習を受けるなどして点検方法を見直し、再発防止に取り組む」としている。

 

https://this.kiji.is/625292913992533089?c=39546741839462401 

 

 

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202041502分にNHK長崎新聞から、下記趣旨の記事が撤去後の写真付きでネット配信されていた。

 

佐世保市日野町の日野第二公園で12日、同市内の女児(3)が乗って遊んでいたスプリング遊具が破損。

女児は地面に投げ出され、あご付近に全治約5日間のけがをした。

市が14日発表した。

 

市は市内にある約100の同種遊具を使用禁止にした。


市公園緑地課によると、女児が遊具に乗って間もなく、根元の金属製スプリング部分が折れたという。

劣化が原因とみられる。

 

この遊具は1999年に供用開始。

公園遊具は年1回の点検が義務付けられており、市は昨年9月に腐食の有無などを点検。

「使用可能」と判断していた。


同課は、「使用した方にけがを負わせてしまい、大変申し訳ない。再発防止のため、管理を強化したい」と陳謝。

 

スプリング遊具は金属部分の劣化を完全に把握することが難しく、安全性が担保できないとして、市内にある同種遊具をすべて撤去する方針。

 

https://this.kiji.is/622809768611349601?c=39546741839462401

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

こういったスプリング遊具、たまにテレビのバラエティ番組でタレントが遊んでいる映像が流れることがある。

大人が遊んでも可?

 

今回の事例を機に、重量制限がないか調べてみたところ、大阪府営公園のHP?に、住之江公園のスプリング遊具は3~6歳が対象で、体重25kg以上の人は乗らないよう、注意書きがあった。

https://www.toshi-kouen.jp/staticpages/index.php/suminoe_equipment05

 

どのスプリング遊具も、そんな感じだろうか?
そこで、実際に注意表示されているか、当該遊具がありそうな5~6か所の公園を見て回ったところ、梨ノ木公園だけに幼児用の小さなスプリング遊具があった。

 

以下は、その写真だが、対象年齢の表示はあったものの、スプリング下部の被膜が剥がれ、錆びたスプリングが剥き出しになっていた。

 

まあ、定期的に点検しているだろうが、念のため、市原市に情報提供だけしておく。

 



 

 

 

(2020年5月15日 修正1 ;追記)

 

〇その後、近くの公園で大人が乗れるほどの大きさのスプリング遊具を見つけた。

注意表示を見てみると、これも3~6歳用。

目立つ場所に表示されているが、まさか3~6歳用だとは、誰も思わないだろう。

現に、撮影前には小学校高学年と思しき女子2人が一緒に乗って遊んでいた。

今のところ根元部分はしっかりしており、破損の懸念はなさそうなのだが・・・。

 





 

〇梨の木公園のスプリング遊具については、所轄の公園管理事務所に電話連絡しておいた。

電話に出た女性は「明日にでも現場を見ておきます」と返事していたが、5月15日現在、使用禁止表示なし。

あの程度の腐食であれば問題ないと判断したのだろうか?

 

 

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202029016分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

8日午前9時45分ごろ、横浜市旭区都岡町の歩道で、作業中の水道管から水が噴出した。

市水道局によると、高さ10メートル余りまで上がり、約1時間半後に止まった。

けが人はなく、家庭の断水もなかった。

近隣の2店舗で浸水した。

同局によると、送水管の上部にある空気弁の交換中だった。

管と弁をつなぐバルブを閉めるべきところ、バルブを閉めきらずに作業をしていたとみられる。

現場の周囲には、店舗や住宅がある。

近くに住む女性は「あれだけ大きな水柱を見たのは初めて。びっくりした」、犬を散歩させていた20代の男性は「あまりに驚いて、スマホで撮影するのも忘れてしまった」と話していた。

 

https://www.kanaloco.jp/article/entry-265821.html

 

 

291122分に読売新聞からは、仕切弁は1988年に取り付けられたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日午前9時45分頃、横浜市旭区都岡町の歩道で、マンホールから高さ約10メートルまで水が噴き出した。

 

市によると、噴出は1時間半ほど続き、断水は起きず、けが人もいなかったが、周囲は水浸しになった。

 

「仕切弁」と呼ばれるバルブが閉まらなかったことが原因とみられ、市が調査している。

 

市によると、当時は水の流れを保つための「空気弁」の取り換え工事中だった。

 

市が委託した作業員が仕切弁を閉め、古い空気弁を取り外したところ噴き出したという。

 

仕切弁は1988年に取り付けられたもので、市は何らかの原因で仕切弁が完全に閉まっていなかったとみている。

 

周辺の店舗では、噴き出してきた水をモップではき出すなどの対応に追われていた。

近くの自営業の女性(55)は、「建物の2階を超える高さまで水が噴き出して驚いた。断水すると思い、慌てて水をためた」と話していた。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200208-OYT1T50286/

 

 

 

 

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202012920分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事が写真や図解付きでネット配信されていた。

 

朝の漁港で突如、巨大なアーチ橋が崩落した。

付近の定点カメラには、桁を吊るケーブルが次々と破断していく様子が収められていた。

ケーブルの定着部付近にできたわずかな腐食を点検で見落としたうえ、トレーラーなどの荷重が繰り返し加わり、疲労が進行した可能性がある。

 

 

【ケーブル破断 落橋まで10秒】

 

台湾北東部の宜蘭(ぎらん)県の漁港に架かる橋長140メートルの優美なアーチ橋「南方澳跨港大橋(なんぽうおうここうだいきょう)」が崩落したのは、現地時間の2019101日午前9時半のことだ。

 

港内に停泊していた3隻の漁船が巻き込まれ、6人が死亡。

事故の一部始終を収めた定点カメラの映像が、瞬く間に世界を駆け巡った。

 

朝の漁港で突如、巨大なアーチ橋が崩落した。

付近の定点カメラには、桁を吊るケーブルが次々と破断していく様子が収められていた。

 

ケーブルの定着部付近にできたわずかな腐食を点検で見落としたうえ、トレーラーなどの荷重が繰り返し加わり、疲労が進行した可能性がある。

 

同橋は1998年に完成したタイドアーチ橋(アーチの両端を引張材で結んで弓のように安定させる形式)だ。

 

鋼製のアーチ部材から亜鉛めっき鋼線をより合わせたケーブルを1列に13本配して、鋼床版箱桁を吊り下げていた。

 

アーチ部材の高さは橋桁から最大30メートルで、その両端は橋台の約20メートル手前で2股に分かれる。

これが通行者を迎える「ゲート」の役目を担う、珍しいデザインを採用していた。

 

設計・施工はいずれも現地企業で、管理者は台湾当局系の台湾港務会社。

台湾当局から9つの港湾の運営を引き継いで、12年に設立された会社だ。

 

カメラが捉えた落橋の記録から、事故のあらましを見ていこう。

 

動画では、港方面に向かって橋上を走る1台のタンクローリーが映し出される。

あと十数メートルで橋を渡りきろうとする時、港側から6本目のケーブルの上端付近が破断。

一瞬の間を置いて、8本目から12本目までが次々とちぎれた。

 

ケーブルによる支持力を失った橋桁はV字に変形し、水しぶきを上げて湾内に落下。

アーチ部材は2股の分岐部で折れ曲がり、上部の円弧部は形を保ったまま真下に落ちた。

その間、わずか10秒の出来事だった。

 

崩壊後に現場を視察した台湾・国立中央大学の王仲宇教授は、「最初のケーブルが切れた衝撃が別のケーブルに伝わり、連鎖的に破断に至ったのではないか」とみる。

 

最初のケーブルが破断した後、すぐ隣のケーブルが切れなかったのは、2番目に破断したケーブルよりも劣化が進んでいなかったからだと考えられる。

 

ケーブルに緩みが生じるなど、張力が設計通りに分配されていなかった可能性もある。

 

 

【管理に不備? 会社は即座に釈明】

 

なぜ最初のケーブルは破断したのか。

台湾では崩落直後から、原因を巡って論争が巻き起こった。

 

事故前日に通過した台風や、当日早朝に台湾東部で起こったマグニチュード3.8の地震など自然災害の影響が取り沙汰される一方、台湾港務会社による橋の維持管理の不備を疑う声も集まった。

 

「点検で見つかった腐食の対処を怠っていた」、「そもそもケーブルのさびを点検していなかった」などと報じられたのだ。

 

台湾の専門家の間でも、ケーブルの腐食を落橋の一因とみる向きは多い。

「ケーブルをポリエチレン製のシース(さや)で保護したり、定着部をアーチ部材内に収める構造にしたりと防食に配慮していたとはいえ、海に面して腐食しやすい環境だったのは間違いない」と王教授は話す。

 

台湾港務会社は台湾に架かる約3万橋のうち17橋しか管理しておらず、点検のノウハウが足りなかったという指摘もある。

 

対する台湾港務会社は事故当日の午後11時、16年に宜蘭県を通じて橋の点検を委託した健行科技大学の報告書ではケーブルの腐食は指摘されていなかったと発表。


それどころか、17年から18年にかけて1000万台湾元(約3600万円)を投じて舗装や伸縮装置を修繕するなど、管理は適切だったと主張した。

 

 

【わずかな腐食で破断した例も】

 

点検が正しく行われていたのであれば、ケーブルが破断するほどの腐食を見落とすとは考えにくい。

しかし、わずかな腐食であってもケーブルが切れるとしたらどうか。

 

ケーブル形式の橋梁に詳しく、東海大学で教授を務めた国際構造工学会の中村俊一副会長は、「孔食(こうしょく)と呼ぶ局所的な腐食などによってケーブルの疲労強度が低下したのが原因ではないか」と推測する。

 

中村副会長によると、現時点でケーブルの破断を招いたと考えられる要因は3つある。

1)腐食と疲労が同時に作用する「腐食疲労」

2)施工不良に起因する定着ソケットからのケーブルの抜け落ち

3)水素脆(ぜい)化によるケーブルの遅れ破壊

である。

そのうち、腐食疲労の可能性が最も高いとみる。

 

鋼材の疲労耐久性は、繰り返し作用する応力の振幅と、それを許容できる回数との関係を示したS-N曲線で表せる。


曲線を下回る応力しか作用しなければ、基本的に疲労で破断する心配はない。

 

問題は、ケーブルが腐食すると疲労耐久性が落ちる点にある。

S-N曲線が下方に移動し、取るに足りなかった小さな応力でも疲労破壊する恐れが出てくるのだ。

 

「鋭く深い断面欠損を伴う孔食が生じると、応力が集中して破断しやすくなる」と中村副会長は説明する。


ケーブル断面積の1割にも満たない孔食によって、急速に疲労が進んで破断した例もある。

 

南方澳跨港大橋のアーチ部材の断面は幅、高さともに約2.5メートル。

その中にケーブルの定着ソケットや定着板、補剛材などが密に配置されていたとみられる。

 

目視点検をしていたとしても、狭い部材内ではわずかな腐食を見逃した可能性がある。

 

さらに、同橋では通行する自動車の荷重が建設当時よりも増えていたという指摘もある。

 

南方澳を含む港で岸壁の補修工事が196月に始まるなど、数十トンの資材を積んだ大型トレーラーが一帯を走っていたもようだ。

 

ケーブルの疲労設計の条件などは明らかになっていない。

だが、想定よりも大きな応力が作用すれば、当然、破断の時期は早まる。

 

ケーブル定着部付近の腐食を見落とした上に、大型車の交通量が増えて疲労が進行。

限界に近づいたところに重さ数十トンのタンクローリーがとどめを刺して崩壊に至る──。

そんな推測は十分に成立しそうだ。

 

 

【外観は無傷でも内部は腐食】

 

ケーブル形式の橋は、合理的な構造である一方、もしケーブルが破断すれば落橋など大きな被害につながりかねない。

 

「ケーブルは外観に問題がなくても、内部に水が入り込んで腐食が進んでいる場合がある。さび汁の発生や塗膜の浮きなど変状を見過ごさないよう、注意深く点検しなければならない」。

中村副会長は、こう強調する。

 

国土交通省は192月、「引張材を有する道路橋の損傷例と定期点検に関する参考資料」を公表した。

同省国土技術政策総合研究所がまとめたものだ。

 

ケーブルの定着部付近が腐食して破断した雪沢大橋(秋田県大館市)などの事例を紹介するほか、疲労の影響なども加味して点検するように求めた。

防せい油の状態なども劣化の進行を把握する際の参考になると記している。

 

台湾では全土の橋の点検結果などをT-BMSと呼ぶデータベースで一元管理する。

08年には鋼橋の点検要領を発行するなど、維持管理には力を入れていた。

 

しかし、ケーブルの点検手法までは体系化できていなかったようだ。

 

日本の国交省に当たる台湾交通部は、落橋の原因究明を国家運輸安全調査委員会に委ねた。

事故からわずか1カ月で、崩れたアーチ橋の部材を全て回収して調査を開始。

208月までに結果を公表する。

 

[日経コンストラクション20191223日号の記事を再構成]

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54109290X00C20A1000000/?n_cid=NMAIL007_20200129_H

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

崩落の様子は下記などのユーチューブ映像参照。

 

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=2&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjcp9rFgKrnAhWTyosBHXObCJIQwqsBMAF6BAgKEAc&url=https%3A%2F%2Fjp.reuters.com%2Fvideo%2Fwatch%2FidOWjpvC4MXCJUEBJ25NS1WNGNXQ1JKVT&usg=AOvVaw1SpdQCeWrKdIQG1z2Jyoh_

 

 

 

 

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20201281735分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午後5時50分ごろ、高槻市野田の市道で縦横70センチ、深さ40センチほどの陥没ができ、通りかかった自転車が転落しました。


自転車には、30代の母親と1歳と4歳の男の子が乗っていて、転倒した母親が2本の歯が抜けるけがをしたほか、男の子の1人が頭を打つけがをしました。


高槻市によりますと、陥没した現場は、地下にある老朽化した水道管の入れ替え工事をしたあと、去年11月に埋め戻されたということです。


市は、路面の下の土を固める作業が不十分だった可能性があるとしており、27日のうちに復旧工事を終えたということです。


高槻市は、同様の事故が起きるおそれがないか、これまでに水道管の工事を行った場所について安全確認をしたいとしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200128/2000024702.html

 

 

1281627分にFNN PRIME(関西テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

穴の大きさはタテヨコ70cm、深さ40cmで、事故の約30分前に陥没したとみられ、別の自転車もパンクする被害が出ました。

 

https://www.fnn.jp/posts/2020012816272903KTV/202001281627_KTV_KTV

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の1コマ。

 

 

 

 

 

 

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(2020年2月5日 修正1)

 

※ブログサイト運営会社のシテム障害で本ブログが更新不能になっていた期間に入手した情報を2/3~3/3として追記するなど、記事を全面修正した。

 

 

2020120236分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

漏水していた水道管の修繕工事に伴い、市全体の5分の1を対象とする大規模断水を予定していた和歌山市が20日、断水しなくても修繕が可能なことが判明したとして、急遽断水を中止した。

 

なぜこんな騒ぎが発生したのか。

 

背景にあるのは、水道管の老朽化と、それに対応しきれない自治体の厳しい財政状況。

同様の課題は全国各地で抱えている。

 

「市民に多大な迷惑をかけ、申し訳ありませんでした」。

20日午前、市役所で会見した尾花正啓市長は深々と頭を下げた。

 

市によると、8日にJR和歌山駅東側の国道24号の交差点地下にある水道管で漏水が判明。

 

昭和37年に埋設された大量の水を供給する基幹水道管(直径約80センチ)からの漏水が想定され、断水せずに修繕すれば1カ月以上かかる可能性もあるとして、市は16日、市全体の5分の1にあたる約3万5千世帯(約8万人)を対象に、19日午後10時から22日午後10時にかけ断水すると発表した。

 

実施わずか3日前の発表を受け、市民らは飲料水を買い求めスーパーなどに殺到。

飲食店や宿泊施設も相次ぎ休業を決めるなど、混乱が広がった。

 

ただ、具体的な漏水場所は工事当日まで不明のまま。

「掘り起こしてみないと分からない」(担当者)状態で、現場の掘削を始めたところ、基幹水道管ではなく、枝分かれした細い管(直径約15センチ)での漏水が判明した。

 

市は断水せずに細い管の修繕を進め、翌20日未明に完了した。

 

市によると、市内の水道管の総延長は約1500キロで、大半が昭和30~40年代に施工を終えている。

 

一方、水道管の法定耐用年数は約40年。

これを超えた水道管は、全体の約17%にあたる約250キロに及んでいるという。

 

ただ、市では水道管に水を供給する浄水・配水施設も老朽化しており、予算などの制約上、施設建て替え事業を優先。

 

今年度から当面4カ年の計画で、年約10億円の事業費で水道管の更新を始めたばかりだった。

 

混乱を受け、市民からは批判の声が上がった。

 

「告知が遅すぎて、高齢者に十分な準備ができないことは明白」と憤ったのは、断水が予定された連合自治会長の男性(86)。

 

小学4年と3歳の子供がいる主婦(40)も、「古い水道管が危ないことは昔から分かっていたはずだ。計画的に更新しなかったのは市の怠慢」と話した。

 

市によると、断水の苦情や問い合わせなどの件数は、19日現在で約2100件。

市は今後、断水する場合の広報のあり方などを検証するとしている。

 

 

【「どこでも起きうる問題」 耐用年数超え水道管は全国で15%超】

 

水道管の老朽化が引き起こす問題は、和歌山市のみならず、各地で浮上している。

 

全国で法定耐用年数の40年を超えた水道管は15%以上を占めており、専門家は「どこでも起きうる問題だ」と警鐘を鳴らしている。

 

厚生労働省によると、全国に張り巡らされた水道管約71万キロの多くは、昭和50年前後の高度経済成長期までに敷設。

当時から更新されていないものも多く、平成29年度時点で16・3%が法定耐用年数を超えている。

 

一方で、老朽化した水道管の事故は近年相次いでいる。

 

水道に詳しいジャーナリストの橋本淳司さんは、水道管が更新されない背景に、自治体の厳しい財政状況があると分析。

人口減少で税収が減る上、一人一人の節水に対する意識の高まりから、料金収入も減少傾向にあるという。

 

橋本さんは、「耐用年数を超えた水道管全てを、ただちに更新することは難しい。人口減少社会をふまえ、需要の多い水道管を選別した更新計画が必要だ」と指摘する。

 

和歌山市では、断水を告知した当初、住民から「断水をやめてほしい」という声が上がる一方、「水道管の老朽化の対策が必要ではないか」と工事を望む意見も出ていた。

 

橋本さんは、「それぞれの自治体ごとに水道管に関する情報を開示し、住民らの合意形成を図っていく必要もある」と話している。

 

https://www.sankei.com/west/news/200120/wst2001200026-n1.html

 

 

120218分に産経新聞westからは、断水予告により飲食店や宿泊施設が計画休業を余儀なくされたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市が実施3日前の16日に突然大規模断水を発表し、19日午後10時の開始予定時刻を過ぎても開始せず、最後には取りやめたことで、飲食店・スーパーや宿泊施設などは対応に追われ、市民も振り回された。

 

【飲食店・スーパー】

 

突然の断水発表で、休業を余儀なくされた飲食店が相次いだ。

 

断水中の臨時休業を決めていた「炭火焼 カルビ一丁」(友田町)では、断水取りやめが決定した20日、一度は営業再開も考えたが、「水道から濁り水が出る可能性がある」とする情報もあり、結局休業を余儀なくされた。

 

阪本店長は、「もっと早く断水予定を発表してくれれば、予約も断らずに済んだのに」と困惑ぎみに話した。

 

スーパー「オークワ」では20日、断水地域周辺の店舗で大量の水を使う鮮魚の調理や総菜の販売を見送った。

 

21日以降は、水質の安全を確認次第、順次再開するという。

 

【宿泊施設】

 

宿泊施設も翻弄された。

 

当初断水の予定区域だった温泉旅館「花山温泉」(鳴神)では、期間中の予約客48組を全部断り、4日間の休業を決めていた。

 

20日、断水が取りやめとなったが、すでに休業を見越して温泉設備の修繕工事を始めていたため、営業を断念。

 

再開は最速でも22日になるといい、損失額は500万円以上と見込む。

 

・・・・・

 

【応急給水所】

 

市は、断水地域周辺の小中学校など30カ所で応急給水を実施した。

 

市立大新小(新大工町)では午前、予定通り校庭内の受水槽から給水を開始。

 

市民の殺到や混雑緩和のため会場にはコーン標識も設置したが、断水取りやめが決定したこともあり、市民の姿はまばらだった。

 

・・・・・

 

https://www.sankei.com/west/news/200120/wst2001200023-n1.htmlhttps://www.sankei.com/west/news/200120/wst2001200023-n1.html

 

 

120126分に産経新聞westからは、井出商店も休業を余儀なくされたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市が、19日夜から3日間予定していた大規模断水が取りやめられたことを受けて、市民らからは20日、安堵(あんど)の声があがった。

 

断水中は臨時休業するとしていた和歌山ラーメンの老舗「井出商店」は、断水の取りやめ決定後、スープの仕込みをしておらず、スタッフも休みにしたとして、営業再開を21日とした。

 

20日朝から1人で仕込みをしていた店主の井出紀生さん(76)は、「営業できるのはありがたいが、(断水騒動で)バタバタして大変だった。早くおいしいラーメンを提供できるよう準備したい」と話した。

 

https://www.sankei.com/west/news/200120/wst2001200011-n1.html

 

 

 

(2/3へ続く)

 

 

 

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(1/3から続く)

 

1232140分に和歌山放送からは、通過する車の振動で細い水道管が沈下し別の水道管に接触したことで管が腐食していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

予告した断水を急遽、取りやめたことで、市民生活が一部混乱した和歌山市の水道管工事で、市企業局はきょう(1/23)、異なる材質の水道管同士が長期間にわたって接触し腐食したことが水漏れにつながったと明らかにしました。

 

企業局によりますと、和歌山市の国道24号・花山交差点の地下で、加納浄水場と秋葉山配水池をつなぐ直径1・5メートルの送水管が、直径80センチの配水管から伸びた直径15センチの細い給水管の下を通り、交差していたとみられています。

 

水道管が交差する場合、通常、30センチ以上の間隔を空けて埋設しますが、今回の場合、花山交差点の交通量の増加で車の振動が大きくなり、細い給水管が沈下した可能性があるということです。

 

企業局は、「2つの水道管が接触し腐食したことで、直径1・5メートルの送水管が先に破損し、その後、送水管から漏れた水の圧力により、細い給水管も破損し、漏水していた可能性が高い」としています。

 

https://wbs.co.jp/news/2020/01/23/142833.html 

 

 

1232157分に産経新聞westからも同趣旨の記事、ならびに水道料を一部減免するなど下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市の水道管漏水問題で、国道24号の花山交差点(鳴神)付近に埋設された2本の水道管の接触が漏水の原因となった可能性が高いことが23日、市の調査で分かった。

 

花山交差点は交通量が多く、交差する2本のうち細い水道管が道路の振動で移動し、太い水道管に接触したとみられる。

 

漏水は今月8日に判明。

 

市は当初、19日夜~22日夜の3日間、市全体の5分の1にあたる約3万5千世帯(約8万人)を対象にした大規模断水を計画し、修繕工事に着手した。

 

しかし、漏水していたのは当初予想した基幹水道管(直径約80センチ)ではなく、この水道管から枝分かれした細い水道管(約15センチ)の漏水と判明した。

 

さらに、細い水道管に交差している、地元の浄水場と配水池をつなぐ別の水道管(約150センチ)からも漏水が見つかり、いずれも修繕を終えた。

 

その後も市が原因調査を進めていた。

 

市によると、本来は30センチほど離れていた細い鋳(ちゅう)鉄製の水道管が、交差する鋼鉄製の太い水道管と接触。

 

先に太い水道管に直径7、8センチの穴が開いて漏水し、その水圧などで細い水道管も破損し、漏水したとみられる。

 

現場の花山交差点は阪和自動車道和歌山インターチェンジ(IC)に近く、日常的に交通量が多い。

 

市は、長年の交通の振動で細い水道管が地中で移動し、太い水道管に接触。

異種金属の接触腐敗による漏水の可能性が高いと、ほぼ結論づけた。

 

市は今後、同じように交差している別の場所の水道管も調査していく方針。

 

 

和歌山市の大規模断水騒動で、尾花正啓市長は23日の定例会見で、断水に備えて水道水をためたり、濁り水発生で余分な水を流したりした市民に対し、水道料金を一部減免する方針を明らかにした。

当初断水を計画した約3万5千世帯が対象となる予定。

 

一部減免する理由について、尾花市長は「本来使用すべき水道水ではなく、給水用に風呂の浴槽に水をためたり、濁り水の発生で解消のために水を使ったケースもある」と述べた。

 

一方、断水騒動で飲食店の休業や宿泊施設のキャンセルが相次ぎ、市に損失補償を求める問い合わせが寄せられていることについては、市として過失はないとの見解で、補償には応じない考えを示した。

 

https://www.sankei.com/west/news/200123/wst2001230046-n1.html

 

 

以下は、120110分に放映されたTBS NEWSの3コマ。

確かに交通量が多そうな道路だ。

 



 

 

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3883643.html 

 

 

221720分に産経新聞westからは、断水せず工事する方法を模索していて発表が遅れた、国道下の水道管ゆえ立場が違う市と国で意見が対立していたが国に早期工事で押し切られたなど、下記趣旨の検証記事が上巻としてネット配信されていた。

 

和歌山市鳴神の国道24号花山交差点近くにある花山配水池。

1月8日早朝に突然、水圧の異変が見つかった。

 

市職員が漏水の可能性を疑い、車で周辺を調査。

午後2時ごろ、交差点地下に埋設された水道管からの漏水と確認した。

 

交差点は阪和自動車道和歌山インターチェンジ(IC)に近い交通の要衝。

 

市は、その日のうちに国道24号を管理する国土交通省和歌山河川国道事務所に状況を報告し、対応の協議が両者間で本格化した。

 

市は、花山配水池から直接、水が供給される基幹水道管の漏水の可能性を指摘。

 

断水せず漏水場所を挟んで両側に新たなパイプを設ける「不断水工法」と、数日断水した上で漏水場所に鉄板を巻きつける工法の2通りを提示した。

 

漏水現場はJR和歌山駅の東側にあり、市役所や県庁などがある市中心部の西側とは反対側だが、市中心部につながる基幹水道管だった。

 

仮に断水すれば、影響は市全体の5分の1にあたる約3万5千世帯(約8万人)に及ぶ。

そのため市は、当初から断水を避けられる不断水工法を国に強く勧めた。

 

×   ×

 

しかし、市の思惑通りには進まなかった。

 

不断水工法に必要な器具について、市が日本水道協会や国内メーカー2社に問い合わせたところ、予備がないことが判明。

受注生産のため、完成までに約1カ月かかることも分かった。

 

さらに国交省側も不断水工法に難色を示した。

理由は、水道管の一刻も早い修繕の必要性だった。

 

漏水現場の交差点の交通量は1日約4万台と多く、不断水工法にすれば漏水が続き、地中の空洞化が起こることも懸念された。

 

国交省の幹部は、「市内でもとりわけ交通量の多いエリア。漏水発覚後は、いつ大陥没が起きるか分からない状況だった」と振り返り、「道路を管理する側としては、(不断水工法で)1カ月も放置できなかった」と証言する。

 

不断水工法を主張し続けた市も、「大陥没で車が落ちて人が亡くなる事態になれば、誰の責任というレベルの話ではなくなる」などとする国交省側の反論に押し返された。

 

市幹部は語る。

「最終的に断水を決断したのは発表前日の(1月)15日だった」

 

×   ×

 

市が、3日間に及ぶ異例の大規模断水を発表したのは、実施3日前の1月16日夕だった。

 

発表されると、市民は飲料水などを買い求めてスーパーなどに殺到。

飲食店や宿泊施設が相次いで臨時休業を決めるなど、市民生活に大混乱を巻き起こした。

 

それも承知の上で踏み切った大規模断水について、市幹部は「国道の地中に市の水道管があるというのは、国道の下の土地を市が国から借りているということ。市だけの判断で工事は実施できず、それが水道行政の難しいところ…」と唇をかむ。

 

水道行政に詳しいある市議も、「最後は市が国に押し切られたということでしょう。漏水場所が市道の下だったら、市は事前調査に時間をかけて、間違いなく不断水工法で修繕していた」と同情する。

 

断水を開始する予定だった1月19日夜。

現場には、じっと険しい表情で立ち尽くし、作業を見守る尾花正啓市長の姿があった。

 

過去には県の道路局長を務めたこともある「土木の専門家」(仁坂吉伸知事)。

最終的に断水を伴う工法を選択せざるを得なかったことに、思うところが多々あったのだろうか-。

 

現場を掘削した結果、漏水は基幹水道管ではなく、枝分かれした細い管と判明。

断水しないまま修繕し、同20日未明に作業は無事完了した。

 

大規模断水を回避した同日午前。

すでに市には、断水についての問い合わせや苦情が殺到していた。

 

市対策本部で会見した尾花市長は、「住民に大混乱を与え、周辺で経済活動をされている方にも大きな影響を与え、申し訳ない」と深々と頭を下げ、謝罪した。

 

一方で、無念の心情を吐露するかのように、こんな言葉も口にした。

「国交省とも協議を進め、断水計画の対応をせざるを得なかった。苦渋の決断だった…」

 

 

市民生活を大混乱に陥れた和歌山市の断水計画。

突然の発表や市民の飲料水確保騒動、最終的な断水取りやめ…と対応に追われた舞台裏を検証する。

 

https://www.sankei.com/west/news/200202/wst2002020012-n1.html

 

 

(3/3へ続く)

 

 

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(2/3から続く)

 

221859分に産経新聞westからは、市が出した断水予告ハガキは集合住宅などに住む住民には届かなかった、修繕を担当する市の企業局が広報や苦情受付まで対応したなど、下記趣旨の検証記事(下巻)がネット配信されていた。

 

「こんな寒い時期になんで」、「断水になったら入れ歯も洗われへん」…

和歌山市が当初予定していた断水開始前日の1月18日。

断水予定地域に含まれる新南地区では、市職員らが独居高齢者宅を訪れて計画を説明すると、行く先々で批判を浴びた。

市職員らは何度も頭を下げ、高齢者が給水袋に水を入れる手伝いにもあたった。

 

市が国道24号花山交差点(鳴神)で漏水した水道管修繕に伴う断水計画を発表したのは、実施3日前の1月16日夕。

突然の発表で広報も満足に行き届かず、市民は不満を募らせた。

 

南海和歌山市駅近くに住む大阪府出身の大学1年の男子学生(19)は、断水計画を当初、インターネットのニュースで知った。

「市のホームページで確認すると(断水予定地域が)自治会単位の地区名で記載されていた。詳しい住所表記がなく、(地域に含まれるか)ちんぷんかんぷんだった」と振り返る。

 

市が当初、事前に個別に知らせるとしていた断水告知のはがきも、集合住宅の住民など、一部には届かなかった。

 

市の担当者は、「水道契約者のみにはがきを送り、管理会社や家主には告知したが、各戸への周知を依頼しなかったケースもあった」と釈明した。

 

×   ×

 

断水をめぐる市の方針も当初から二転三転し、混乱に拍車をかけた。

 

市が最初に断水を発表した1月16日夕の会見では、水道を担当する企業局が最長3日間の断水を実施すると発表した。

 

ところが、翌17日の市の対策会議では一転、漏水場所が基幹水道管ではなく、枝分かれした細い水道管と判明した場合は、断水をしない可能性もあると報告。

 

さらに19日朝の市の対策会議では、漏水現場を掘削すれば水が噴き上がる心配があり、現場周辺に空洞も確認されたとして、断水は必ず実施すると説明を変えた。

 

しかし断水開始予定直前の同日夕、道路の一部舗装をはがして周辺の地中を調べたところ、想定より漏水量が少なかったため、午後10時から予定していた断水はいったん見送りに。


それを市が「断水をせず漏水箇所の特定を急いでいます」とホームページで伝えたのは約2時間後だった。

 

断水しないまま修繕を進め、翌20日未明に作業が終了。

断水は結局実施されなかった。

 

その事実を夜が明けてから知った市民も多く、「断水回避に気づかなかった」と不満が漏れた。

市への問い合わせや苦情は、最初に断水を発表した同16日から20日夜までの間に、計約3千件に達した。

 

×   ×

 

市には、市民への広報部署として政策調整部があるが、今回の断水騒動では、修繕を担当する企業局が広報のほか、市民の苦情対応にまで追われた。

 

「漏水の原因など詳細な説明を市民に求められた場合、返答できないという不安が他部署にもあり、電話対応も含め、すべて企業局に丸投げした形になった」と市幹部は悔やむ。

 

市内部では1月15日に断水を決断したとされるが、実際に公表したのは翌16日夕だった。

 

漏水現場の国道24号を管理する国土交通省と最終調整を続け、断水予定地域の自治会関係者らへの事前説明に追われたことなどが影響したとみられる。

 

結果的に広報が後手に回った形となり、市幹部も「緊急時は各部署の役割分担を明確化しなければならなかった…」と反省する。

 

尾花正啓市長は1月21日の会見で、「漏水の報告を受けた早い段階で、場合によっては断水の可能性があることも正確に広報すべきだった。最悪の事態に備えるという断水予告は正しかったが、広報が遅れたことは大きな責任」と認め、自身の減給処分にも言及した。

 

ただ、今回の騒動は和歌山市だけの問題ではない。

 

高度経済成長期に急速に普及し、一斉に老朽化が進む水道管は全国共通の課題でもある。

断水を伴う修繕工事も今後、避けては通れない。

 

水道行政に詳しい近畿大学理工学部の嶋津治希(はるき)教授(社会環境工学)は、「基幹水道管の漏水は道路陥没の大災害を招く恐れもあり、大規模断水を伴う短期間の工事計画は納得できる。水道管の老朽化などで、今回のようなケースは全国の各自治体でも起こり得る」と指摘する。

 

ただ、大規模断水が市民生活を混乱させないためには、自治体の迅速な広報や丁寧な対応が重要とし、こう助言する。

 

「大規模断水など市民生活に直結する案件は、発表後の風評被害を恐れず、まずは正確な情報を早急に発表し、その後も更新して伝えればいい。それが自治体広報の役割で、市民にとっては心の準備期間になる」

 

https://www.sankei.com/west/news/200202/wst2002020015-n1.html 

 

 

 

 

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2020110207分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都江東区は10日、「有明スポーツセンター」の屋内プールで9日夕、センター主催の水泳教室に参加していた小学1年の男児(7)が溺れ、意識不明の重体になったと発表した。

警視庁が原因を調べている。

 

同区によると、男児が参加したのは小学生対象の初心者コース。

水深1メートル20のプールに沈めた高さ40センチの台の上で、ほかの参加児童13人とともに、顔を水につけたり、ジャンプをしたりして水に慣れる練習をしていたという。

 

教室開始の約30分後、男児が溺れているのに男性指導員が気付いた。

男児は病院搬送されたが、意識は戻っていないという。

当時、男性指導員が1人で教えていたという。

 

同センターは江東区健康スポーツ公社の運営。

同区は「警察と協力しながら原因を究明したい」としている。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200110-OYT1T50290/

 

 

111日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

江東区によると、水泳教室は小学生が対象の全11回のコースで、9日が初回だった。

 

1~6年の児童計47人と指導員4人が参加。

男児は4グループのうち、一番初心者のクラスに所属していた。

 

プールは長さ25メートル、幅13メートル、深さ1.2~1.3メートル。

 

https://mainichi.jp/articles/20200111/ddm/012/040/079000c

 

 

 

 

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2019122799分に熊本日日新聞から、下記趣旨の記事が図解と写真付きでネット配信されていた。

 

熊本市中央区の熊本城ホールのメインホール(4~6階)で25日夜に開かれた音楽家坂本龍一さんらのコンサートの聴衆から、「公演中、座席が小刻みに揺れ続け、気分が悪くなった」などの苦情が市側に寄せられていることが分かった。

熊本城ホールは今月1日に全面開業したばかり。

 

2階のシビックホールでは、同じ時間帯にシンガー・ソングライター佐野元春さんの公演が開かれており、市は「2階の振動が上階に伝わった」とみている。

 

耐震性能など安全上の問題はないとして、調査はしない方針。

 

市の指定管理者・熊本城ホール運営共同事業体は、「メインホールから下の階に振動が伝わることは分かっていたが、逆のケースは想定していなかった」としている。

 

同事業体には26日夕までに、電子メールや電話で5件の苦情や問い合わせがあった。

 

熊本市の50代女性は、「揺れ始めは地震と思った。落ち着いて音楽を聴ける状況ではなかった」、同市の別の50代女性は、「演奏が素晴らしかっただけに、鑑賞に集中できず残念。原因をきちんと調べて改善してほしい」と話した。

 

市も現地で揺れを確認しており、「不快な思いをさせて申し訳ない」と陳謝。

 

同事業体は今後、コンサートの重複を避けるなど調整を図るという。

 

熊本城ホールは、市が桜町再開発ビルに約303億円をかけて整備した。

 

シビックホールは最大750人を収容。

メインホールは2300席を備えている。

25日の公演は、いずれも満席だった。

 

https://this.kiji.is/583074567810761825?c=39546741839462401

 

 

 

(2020年1月8日 修正1 ;追記)

 

202017113分に毎日新聞からは、観客が体でリズムをとるなどした振動が伝わったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

熊本市は建築の専門家らから意見を聴くなどして対応を検討する。

大西一史市長が6日の年頭記者会見で表明した。

 

1225日に、4階のメインホールで音楽家の坂本龍一さんのコンサートがあり、2階のシビックホールではシンガー・ソングライターの佐野元春さんのコンサートが開かれた。

 

その際、シビックホールの観客が体でリズムを取るなどしたため、振動が柱や梁(はり)を通じてメインホールにも伝わったという。

 

大西市長は「揺れで不快だった方にはおわび申し上げたい」と謝罪した。

 

ただ、ホールの耐震性、安全性は一般の建物より高い基準で設計しており、同様事例は全国で起きていると説明。

 

各ホールの相互の使用状況や揺れなどの調査を続け、揺れが想定されるイベントと、多少揺れてもかまわないイベントを組み合わせるなどの対応をとるとした。

 

https://mainichi.jp/articles/20200107/k00/00m/040/019000c

 

 

171357分に熊本日日新聞からは、振動は柱や梁を通って伝わったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市は、同時間帯に2階ホールであった別の公演の振動が柱やはりを通って上階に伝わったとみている。

 

大西市長は、苦情が出る前に、揺れが伝わることを設計業者や指定管理者が把握していたと説明。

「同じような揺れは全国の類似施設でも起きている。今後も揺れの確認は続けていく」と述べた。

 

https://this.kiji.is/587150050601075809?c=39546741839462401

 

 

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201912171134分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

滑り台やブランコなどの公園の遊具について、自治体の点検で首が挟まるなど「命の危険などにつながるおそれがある」と判定されたにもかかわらず、そのまま使われ続けていたものが、県内では佐世保市で350基あまりにのぼることがNHKの調査でわかりました。

国や自治体が管理する「都市公園」の遊具については、昨年度から年1回の点検が法律で義務づけられました。

NHKがことし9月から10月にかけて、全国の県庁所在地など、あわせて106の自治体にアンケート調査を行ったところ、全国で1万基あまりの遊具が、手すりの隙間に首が挟まるなど、「命の危険や重い障害につながる事故のおそれがある」と判定されたにもかかわらず、そのまま使われ続けていたことがわかりました。

このうち、県内では、佐世保市が304の公園の1280基の遊具で点検を行った結果、353基の遊具が「命の危険や重い障害につながる事故のおそれがある」と判定されたということです。

このうち、52基の遊具は撤去や使用禁止などの対応がとられていましたが、301基の遊具で使用が続けられているということです。

市では、危険性の高いものから順次、補修などの対応を行っているということです。

また、長崎市では506の公園で1346基の遊具の点検を行いましたが、「命の危険や重い障害につながる事故のおそれがある」と判定された遊具はなかったということです。

今回の結果について、国土交通省は「危険性に応じて使用中止や修繕など適切な措置を講じるよう求めたい」としています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20191217/5030006281.html

 

 

12181610分に長崎新聞からは、公園施設業協会の危険性判定基準に基づいて調査したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長崎県佐世保市が管理する都市公園に設置している遊具約1200基のうち185基が、命に関わる事故を引き起こす構造上の問題があり使用不可と判定されながら使われていることが17日、市への取材で分かった。

 

市は、該当する全ての遊具を使用禁止にする方針。

事故などは起きていないという。


市公園緑地課によると、国は公園の遊具の定期点検を年に1回義務付けている。

 

市は201810月から191月にかけ、304カ所の1280基を点検した。


点検は、市の委託を受けた業者が担当。

日本公園施設業協会が設けた、隙間の有無や柵の幅など事故が起きる危険性を判定する4段階(03)の基準で調査した。


このうち、危険性が最も高く、「生命に関わる危険があるか、重度の傷害や恒久的な障害をもたらす」危険性があるハザードレベル3353基が該当した。

 

ハザードレベル3と判定された場合、使用不可とすることになっている。


市は、1月末に結果が判明した後、対象の遊具を使用禁止にしたり補修工事をしたりした。

 

しかし、劣化した遊具から優先して対応したため、そのまま使われる遊具が残ったという。


同課は、「公園の利用者の利便性を考え、壊れる可能性が高い遊具の撤去や補修から始めた。ハザードレベル3の遊具の補修工事をさらに進めたい」とした。

 

https://this.kiji.is/579864913491690593?c=39546741839462401

 

 

1221114分に長崎新聞からは、危険性が高いのに使われ続けていた遊具を全て使用禁止にしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

佐世保市が管理する都市公園の遊具185基が、点検で「危険な状態」と判定されながら、そのまま使われていた問題で、佐世保市は20日、該当する全ての遊具を使用禁止にしたと明らかにした。
市議会都市整備委員会で報告した。


佐世保市は1月までに国の指針に基づき、304公園の遊具1280基を点検。

 

うち353基で頭や体を挟み込む可能性があるなど、「生命に関わる危険があるか、重度の障害あるいは恒久的な障害をもたらす」危険性があると判定された。

 

佐世保市は撤去や補修などを進めたが、17日時点で185基が使用できる状態となっていた。


都市整備委で市都市整備部の池田部長は、「点検後、すぐに使用禁止とすべきだった。(補修など)早急に対処する」と陳謝した。


20
日の市議会文教厚生委員会では、佐世保市教委が管理する体育施設の遊具の現状を報告。

腐食を理由に1基を使用禁止としており、撤去する予定と説明した。

 

https://this.kiji.is/580937979678475361?c=39546741839462401

 

 

 

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2019125954分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12月2日の午後7時半ごろ、愛知県刈谷市半城土西町の交差点で、近くに住む40代の男性が自転車で路肩を走っていたところ、アスファルトの塊に乗り上げて転倒し、左手首の骨を折る大けがをしました。


刈谷市によりますと、アスファルトの塊は、縦約15センチ、横約35センチ、厚さが5センチほどでした。


この付近では、刈谷市の委託を受けた業者によって水道管を耐震化する工事が進められていて、現場では工事に取りかかるため、道路のアスファルトの一部を切断していたということです。


刈谷市は、このアスファルトの一部が何らかの原因で道路上に飛び出したと断定し、4日、業者とともに、けがをした男性に謝罪しました。


刈谷市は、「現場内の管理の徹底など、業者ともども再発防止に努めます」と話しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20191205/3000008005.html

 

 

125111分にFNN PRIME(東海テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場では水道管を入れ替える工事のため、今年9月にアスファルトに切れ込みを入れていて、その一部が何らかの原因で飛び出したということです。

 

https://www.fnn.jp/posts/8968THK アカスミ

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、NHK映像の3コマ。

直方体のブロック状アスファルト塊に乗り上げた模様。

 





 

 

〇この塊、自転車が通った際に飛び出したのだろうか?

 それとも、自転車が通る前から飛び出していたのだろうか?

 

 

 


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20191130日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

上伊那郡飯島町飯島の与田切公園で遊具が倒壊し複数の小学生が軽傷を負った事故で、公園を管理する町は29日、この遊具が過去の点検で「使用不可」と判定されていたにもかかわらず、使用禁止にしていなかったと明らかにした。

 

町役場で開いた記者会見で、下平洋一町長は、「一言の弁明もできない事故」と謝罪。


駒ケ根署が業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べており、「捜査結果を見極めた上で、関係職員の処分を厳正に行う」とした。

倒壊したのは回転する球形の骨組みの遊具で、地面近くの支柱が折れた。

 

2017、18年度の点検で骨組み部分のボルトが「修繕または対策が必要で、修繕完了まで使用不可」と、2年続けて指摘されていた。

 

支柱については指摘がなかった。

公園は今年3月末まで一般社団法人「まちづくりセンターいいじま」(解散)が指定管理者となっており、点検も発注。

理事長は唐沢隆副町長、事務局長は町職員だった。

 

4月から町の直営となったが、引き継ぎがうまくできていなかったといい、唐沢副町長は自身を含めて「危機管理意識の欠如」とした。

現在担当する町地域創造課や下平町長は、遊具を点検していたことを知らなかったという。

 

町長は、「町民や利用者の安全に関わることは、直接、町長に情報が伝わるような方法を構築する」と述べた。

事故は10月11日に発生。

 

負傷したのは上伊那地方にある町外の学校の行事で訪れた男児7人で、1人が右足首を捻挫し、病院で治療を受けた。

他の6人は打ち身や擦り傷などで、病院へは行かなかった。

7人とも回復しているという。

 

捻挫した男児に治療費の全額5460円と慰謝料7万円、他の6人に慰謝料を2万円ずつ支払うことで示談が成立した。

 

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191130/KT191129FTI090003000.php

 

 

1130日付で中日新聞からは、過去の不具合指摘については遊具本体に影響なしと判断し修繕しなかったなど、下記趣旨の記事が遊具の写真付きでネット配信されていた。

 

飯島町が管理する与田切公園の遊具が倒壊し子どもたちがけがをした事故で、下平洋一町長らが二十九日、役場で会見した。

 

昨年度までの指定管理者が、点検で別の問題を指摘されたのに対応せず、町が把握していなかったことを明らかにした上で、「危機管理意識が希薄で、責任は町にある」と謝罪した。

 

町によると、遊具は回転する丸いジャングルジム(高さ二メートル)。

 

十月十一日午後、上伊那郡内の児童が遊んでいた際、支柱(直径五センチ)が根元から折れて倒れた。

 

七人の児童が巻き込まれ、一人が右足首をねんざ、六人が打ち身や擦り傷を負った。

 

町はただちに閉園とし、遊具を撤去した。

 

公園は、昨年度まで一般財団法人「まちづくりセンターいいじま」(理事長・唐澤隆副町長)が指定管理者だった。

 

ジャングルジムは一九九四年に設置。

 

二〇一七、一八年度の点検で、支柱とは別のボルト接合部に問題が見つかり、「修繕完了まで使用不可」「(遊具自体の)構造が現行の基準に適合しない」と指摘されていたが、遊具本体に影響はないと判断し、修繕しなかった。

 

唐澤副町長は、「遊具の安全管理が徹底できていなかった」と述べた。

 

事故を受け、町は、園内施設の緊急点検を実施。

ローラー滑り台と複合遊具、ブランコも、金属部分の腐食や一部破損などで使用不可とした。

 

改修または撤去する方針で、「今後は年一回の定期点検を徹底し、毎日の目視や月一回の確認も行い、不具合があれば使用禁止とする」と説明した。

 

児童七人とは示談が成立しているという。

 

https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20191130/CK2019113002000019.html

 

 

11301014分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

町によると、10月11日午後1時半頃、回転する球体ジャングルジム(直径約2メートル)を中心で支えるステンレス製の支柱が、根元から折れた。

 

本体が転がるように倒れ、遊んでいた上伊那郡の小学男児7人が足のねんざなどのけがをした。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191129-OYT1T50341/ 

 

 

 

 

 

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20191126750分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

都心部の放置自転車対策として、札幌市が中央区南2西2周辺の市道「西2丁目線」下に建設中の地下駐輪場のオープンが、当初予定から約2年遅れの2022年度春にずれ込むこととなった。

 

設計時は想定してなかった各ライフラインの配管が市道下にあり、工法の変更を余儀なくされたことなどが要因。

 

事業費は当初予定から20億円超膨らむ見通しだ。

 

市建設局によると、工事設計時は、地下に敷設された下水道やガス、電気の配管の位置などの記録を各事業者から取り寄せて検討。

 

ところが実際に土を掘ると、記録と異なる位置に配管があったり、記録に無い配管が通っていたという。

 

市建設局は、重機を使う予定の作業を人力で行うなど、工法を変更。

想定以上に発生した地下水の排水費用の増加や、駐輪場にエレベーターを追加で付ける費用も数億円に上った。

 

これらにより、総事業費は当初から約22億円増の約55億円に膨らむ想定となった。

 

市建設局は、「交通量の多い都心部であることに加えて周辺はロードヒーティングがあり、事前の試掘調査ができなかった」と、地下の状況把握が不十分だった理由を説明する。

 

工費の大幅増額については、28日からの定例市議会で議論される可能性がある。

 

地下駐輪場は地上道路と地下鉄東豊線の間に構築し、2層構造。

市は埋まっているライフラインの配管を避けて工事を進めている。

 

駐輪場の地下約13メートルまでの掘削は終了し、コンクリート製の駐輪スペースを建設中だ。

自転車の収容台数は、エレベーター設置に伴い、当初計画から約250台減の約1300台。

地上出入り口はスロープ2カ所とエレベーター1基の計3カ所あり、スロープ横にはベルトコンベヤーが設置される。

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/368274/

 

 

 

 

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20191122日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

古河市は21日、市内1世帯の住宅の給水管に誤って工業用水道管が接続されていたため、家族6人が約24カ月間にわたり、工業用水を生活用水に使っていたと発表した。

 

住宅に上水道管を接続する際、担当の職員が工業用水管を上水道管と誤認したのが原因。

 

その後の水質検査でも見抜けず、気付くのが遅れた。

 

因果関係は不明だが、家族が受けた健康診断で異常値が見つかっている。

 

針谷力市長が同世帯を自ら訪問し謝罪。

水道料金返還や補償について交渉している。

同日開かれた市の定例記者会見で明らかにした。

市水道課によると、この住宅には成年2人と未成年4人の家族6人が住んでおり、20175月から水道の使用を始めた。

給水前の1610月、上水道管を住宅に接続する際、工事業者からの照会に、同課の職員が誤って工業用水道管を上水道管と回答したという。

市は開栓までに水質検査を行っていなかった。

 

また今年716日、世帯主から「水が濁っている」との問い合わせを受け、同課が現地で水質検査を行ったが、検査結果を見誤り、原因も究明できず、誤接続に気付けなかった。

水道管接続時の誤認と現地の水質検査は、いずれも同じ職員が行っていた。

同課が濁りについて調査を継続していたところ、820日、同課職員が宅地に面する道路に工業用水道管が埋設されていることに気付いた。

 

21日、世帯に水道の使用中止を要請するとともに、上水道仮配管工事を実施。

26日に現場を掘り返し、誤接続を確認した。

 

このため同日のうちに針谷市長が世帯を訪問、直接謝罪した。

世帯の家族6人からは健康被害の訴えはないという。

ただ、成年2人と未成年2人の計4人に健康診断を受けてもらったところ、数人に異常値が見られた。

再検査の指摘が医師からあったため、2回目の健康診断実施を調整している。

 

市は異常値と工業用水との因果関係を確認するとともに、世帯と水道料金返還や補償について交渉している。

市は、再発防止策として、上水道を引き込む際の水質検査を工事業者と市で行うことや、検査自体を職員2人で行うこと、台帳上、識別しやすいように二つの水道管を色分けして区別することなどを挙げた。

針谷市長は定例記者会見で、「健康被害が起きる可能性があり、重く受け止めている」と述べた。

上水道の開栓前の水質検査は、県の工業用水道管が通水していた旧総和町のみが実施していた。

 

3市町が合併した現在の古河市では、少なくとも08年まで行われていたが、その後は実施されていないという。

 

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15743388065859 

 

 

11221412分に読売新聞からは、職員は検査時に色の変化を見落としたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年7月16日、世帯主から水の濁りについて問い合わせがあり、同課の担当者が現場で残留塩素をチェックしたものの、検査試料の色の変化を見落とした。

 

針谷市長は報道陣に、「2回のミスを重ねたことをたいへん重く受け止めている。配管工事後の残留塩素の確認を確実に行うなど、再発防止を徹底する」と語った。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191121-OYT1T50358/ 

 

 

 

 

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201911211953分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午前11時ごろ、静岡市駿河区中吉田の東名高速道路の補修工事現場から出火し、現場で作業員1人の死亡が確認された。

 

他に男性作業員10人が煙を吸うなどして救急搬送され、2人が重傷、8人がけがをした。

 

静岡県警静岡南署などによると、現場は静岡―清水インター間の中吉田高架橋。

橋の底を覆う形で設けられた作業用の足場を焼いた。

 

当時、48人が橋の塗装をはがす作業をしていた。

 

同署は業務上過失致死容疑なども視野に出火原因を調べている。

 

道路を覆う形で黒煙が上がり、午前1115分に同インター間の上り線と、清水―日本平久能山スマートインター間の下り線が通行止めとなった。

 

安全確認のため21日午後7時現在、通行止めが続いている。

 

中日本高速道路は「道路の損傷状態などを調べた上で通行止めの解除について検討する」としている。

 

現場近くに住む小野寺さん(男性、20歳)は、「高架の下を覆うガードから煙が上がり、ゴムが焼ける臭いがした。こんな火事を見るのは初めて」と驚いた様子だった。

 

https://mainichi.jp/articles/20191121/k00/00m/040/119000c

 

 

11221224分にNHK静岡からは、足場内部に張っていたビニールシートに火が移って燃え広がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

工事現場の足場から火が出て、作業していた男性1人が死亡したほか、のどをやけどして2人が重傷となるなど、あわせて10人がけがをして病院で手当てを受けました。


消防などによりますと当時、作業員48人が工事に当たっていて、火が出た足場の付近では、古い塗装をはがす作業が行われていたということです。


捜査関係者によりますと、足場の底や側面には鉄板が並べられていて、機材などが落下しないよう、その隙間をふさぐように内部にはビニールなどのシートが張られ、このシートに火が移って燃え広がったとみられるということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191122/3030004934.html

 

 

11221924分に産経新聞からは、足場空間に煙が充満したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市消防局などによると、当時は高架下で塗装工事をしていた。

 

道路下につり天井形式で足場が組まれ、防炎シートで覆われていた。

 

何らかの原因で防炎シートが燃え、さらに火が燃え広がり、煙が高さ2・5メートルの足場の空間に充満したとみられる。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191122/afr1911220029-n1.html

 

 

11221940分にNHK静岡からは、同種事故は過去にも起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

高速道路での塗装工事中の火災は、過去にも相次いでいます。


4年前には、東京・江戸川区の首都高速道路で、道路の橋桁の塗装を塗り直すために作業員がシンナーを使って古い塗装を拭き取るなどの工事中に火が出て、作業員2人が死亡しました。


警視庁の調べによりますと、火が出た足場は板やシートで囲われ、密閉された状態で当時、気化したシンナーが充満していたとみられるということです。

また、5年前にも、東京・渋谷区の首都高速道路で塗装工事中に火事が起き、橋桁の古い塗装を拭き取るために使用していたシンナーが照明の電球部分に付着して出火し、足場のシートに燃え広がったとみられています。

一方で、今回の工事の元請けの会社は、7年前の10月にも、焼津市の東名高速道路で工事中にガスバーナーの火が部材のウレタンに燃え移る火事を起こし、中日本高速道路から2か月間、工事への参加資格を停止する処分を受けていたことが分かりました。


会社によりますと、これらを教訓にふだんから下請け会社などと協力して▼白熱灯ではなく火が出にくいLEDを使用し、▼燃えにくい材料を使うなど、安全対策に取り組んでいたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191122/3030004936.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、FNN PRIME(テレビ静岡;11211545分)映像の3コマ。

  ※記事本文は転記省略。

 





 

 

https://www.fnn.jp/posts/00427647CX/201911211545_SUT_CX 

 

 

〇江戸川区、渋谷区、焼津市の事例は下記記事参照。

 

20161231日掲載 

2015216日 東京都江戸川区の首都高で橋桁の塗装工事中に出火し作業員2名が死亡、シートで囲った場所でシンナー使用作業と工具による研磨を同時に実施していた

(1報)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4639/ 

(2報)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6624/ 

 

2014328日掲載  

2014320日 東京都渋谷区の首都高3号線で橋桁の塗装工事中、塗装除去用シンナーが200W白熱電球に付着して出火、足場などを焼き下り線は3日間通行止め、 (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3780/

 

20121017日掲載

20121010日 焼津市の東名高速集中工事で橋げたの鉄製部品を溶断中、部品の下にあるウレタン部材に火が着いて、東名が一時通行止め

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2356/

 

 

(2020年3月28日 修正1 ;追記)

 

2020326954分にNHK静岡からは、塗装クズから可燃性ガスが発生した、足場シートに防火効果がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

中日本高速道路は、再発防止策を検討する専門家の委員会を設置して検証した結果、足場の中には2日分の塗装のくずがたまり、可燃性のガスが発生し、照明器具や電動工具の高温や静電気などから引火した可能性があることが分かりました。


さらに、足場の隙間を覆っていたシートに防火の効果がなかったことも分かり、中日本高速道路は、工具などを安全なものにして対策を講じた上で、工事をおよそ4か月ぶりに再開しました。


24日は、火事の現場からおよそ11キロ離れた市内の別の橋で作業が行われ、▽足場の側面に窓を設けて換気を行い、▽避難用の階段を複数設置したうえで作業に当たっていました。


この火事で、警察は現場を再現するなどして検証を行い、慎重に火が出た原因を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200326/3030006240.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、映像の1コマ。

足場側面に設けられた換気用の開口部と思われる。

 

 

 

 

 

 

 

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20191112100分に伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

三重県伊賀市は11日、同市阿保の青山北部公園で10日、飼育している羊が見物に来ていた市内の男性(59)を襲ったと発表した。

男性は左足骨折の重傷。

 

羊は普段、柵の中に入れられているが、つなぎ目が外れて逃げ出したという。

 

市によると、男性は同日午前11時ごろ、羊を見るために家族ら7人で公園を訪れた。

 

帰ろうとして後ろを向いた際、雄の羊(4歳)が男性の左足に突進。

左膝にしびれを感じた男性が市内の病院を受診すると、左足の骨折が判明した。

男性は入院している。

 

柵は高さ約1.5メートル、幅2メートルの物をひもでつなぎ合わせて作成。

普段は800平方メートルに羊4頭を放牧している。

 

囲いのつなぎ目のひもがちぎれ、2頭が脱走した。

市職員が9日に巡回に来た際は問題なかったという。

 

市は平成28年、除草目的で羊を奈良県の牧場から借り受けた。

毎年、5月から11月の間だけ借り受け、市職員が毎日餌やりに来ているが、常駐の監視員はいない。

 

市は市民からの通報を受け、羊の脱走を把握。

10日正午過ぎに羊を柵に戻し、つなぎ目を結び直した。

 

市は同日午後2時半ごろ、男性の親族から連絡を受けて事故を知った。

11日、男性に謝罪したという。

 

羊の借用期間は今月28日までだったが、事故を受け、できるだけ早期に奈良県の牧場に返還する。

 

https://this.kiji.is/566793280786023521?c=39546741839462401

 

 

1112日付で中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

通常、柵の中で飼育されていたが、柵同士をつなぐひもが一部切れていた。

 

https://www.chunichi.co.jp/article/mie/20191112/CK2019111202000018.html

 

 

 

 

 

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 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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