







2018年9月20日6時35分に西日本新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
19日午前11時40分ごろ、福岡県嘉麻市桑野の陥没した市道に、同県糸田町の女性(77)の乗用車が転落した。
警察によると、女性と助手席にいた夫(83)は病院に搬送され、女性は胸骨、夫は鎖骨を折る重傷。
市によると、7月の豪雨で陥没し、当初は通行を規制していたが、事故当時は規制をかけていなかった。
陥没は長さ約20m、幅約4m、深さ約5m。
市土木課によると、転落場所から180m手前の道も豪雨で陥没し、全面通行止めにして、今月8日までに応急復旧の工事を終わらせた。
その際、通行規制を知らせる三角コーンを、今回の陥没箇所があるにもかかわらず、誤って撤去したという。
市は、「全面通行止めのコーンや表示を設置すべきだった」と、管理に不備があったことを認めた上で、「今回事故に遭い、けがをした方に申し訳なく、反省している」としている。
出典
『陥没市道規制せず車転落 夫婦重傷 嘉麻市誤ってコーン撤去』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/450991/
9月19日19時23分にRKB Newsからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう正午前、福岡県嘉麻(かま)市で、高齢の夫婦2人が乗った車が山道を走っていたところ、道路が陥没していた場所にさしかかり、そのまま5m下に落ちた。
警察によると、夫婦は上り坂を走っていたため、視線の先にある陥没部分が見えにくく、転落したとみられている。
出典
『乗用車5メートル転落~7月豪雨で道路陥没』
https://rkb.jp/news/news/44735/
9月20日6時15分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性が携帯電話で110番。
駆けつけた消防隊員に助け出された。
市によると、市道は国道211号の旧道で、北と南で国道に接続している。
西日本豪雨では、転落事故の現場から北側に約200m進んだ場所でも陥没が発生し、簡易標識を設置して北側からの通行を規制。
今月上旬、この場所の応急復旧工事が終わったが、市土木課の担当者が標識を転落現場の近くに移していなかったという。
市道の南からは、国道との接続地点に標識を置き、車が進入しないようにしていた。
同課の広瀬課長は、「担当者が標識を(転落現場近くに)置き忘れた原因を調べている。事故に遭われた方には大変申し訳ない」と話している。
出典
『道路陥没場所に車転落、2人重傷…標識設置忘れ』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180920-OYT1T50011.html?from=ycont_top_txt
(2019年5月15日 修正1 ;追記)
2019年5月13日19時16分にNHK北九州から、崩落を知っている地元の人しか通らない道なので通行止めにしなくても大丈夫と思ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
崩落を知りながら道路を通行止めにしなかったとして、嘉麻市の当時の課長など職員4人が業務上過失傷害の疑いで書類送検された。
書類送検されたのは、嘉麻市で道路の管理を担当する土木課の当時の課長(60)など職員4人。
警察は、道路が長さ20m、幅4m、深さ5mにわたって崩落しながら、通行止めとなっていなかったことから、市の安全管理に問題がなかったか捜査していた。
その結果、4人が道路の崩落を把握していたにも関わらず、通行止めにせず放置していた疑いのあることがわかったとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
警察によると、道路は、豪雨直後は通行止めになっていたが、事故の8日前に手前の道路の補修が終わった際に解除されていて、調べに対し4人は容疑を認めた上で、「地元の人しか通らない道で、地元の人は崩落を知っているので通行止めにしなくても大丈夫だと思った」などと話しているという。
嘉麻市の赤間市長は、「事故は、道路管理において適切な対応ができていないことが要因であり、深くお詫び申し上げます。職員4人が書類送検されたことを重く受け止め、今後の対応を厳正に行います」とコメントしている。
出典
『崩落現場に車転落で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190513/5020003082.html
2018年9月18日15時54分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし、八戸市の公園で遊んでいた小学生が、バックネットに付いていた針金のようなもので目にケガをした問題で、市は、市議会に対し、家族に2000万円余りを支払って示談することで合意したと明らかにした。
これは、八戸市が18日開かれた市議会の建設協議会で報告した。
市の説明によると、おととし6月、市内の公園で、キャッチボールをしていた小学生の男の子が、ボールを拾おうとしゃがんだところ、バックネットに付いていた長さ30cmほどの針金のようなものが右目にあたった。
男の子は右目にケガをして、今も視力が0.1に低下したままだという。
なぜバックネットに針金が付いていたのかは分かっていないが、市は公園の管理責任があったことを認め、家族側と交渉を進めた結果、2000万円余りを支払って示談をすることで合意したという。
市では、議会の承認が得られしだい、正式に示談をすることにしている。
八戸市の大志・都市整備部長は、「このようなことがないよう、公園の管理を委託した業者にまかせるだけではなく、市の職員も見回るなどして、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『公園で小学生けが 示談成立』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180918/6080002368.html
9月19日付で東奥日報からも、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
八戸市が管理する市内の公園で、2016年6月、同市の男子児童の右目に野球用のバックネットから突き出ていた鉄筋が当たり、視力が著しく低下するけがを負っていたことが分かった。
市が18日、市議会建設協議会で報告した。
出典
『公園の鉄筋で児童負傷 八戸市が損害賠償へ』
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/88175
(ブログ者コメント)
東奥日報掲載写真を見ると、バックネットというよりは、金網フェンス。
その金網フェンスの、地面から50cmほどの高さに、番線のようなものが斜め上を向いて取り付けられて?いる。
ここで、「取り付けられて」と書いたのは、番線のようなものを一旦、手前内側から網の目を通し、その後、網の目の向こう側から別の網の目を通して内側にもってきて、斜め上を向かせた・・・・そのようにしないと、あのようにはならないだろうと感じたからだ。
誰かがモノをひっかけるために取り付けて、そのままにしていた・・・そのようにも見えなくもない。
2018年9月11日22時42分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島市の市道で夜間、側溝に転落して脊髄を損傷する重傷を負い、後遺症に苦しむ同市の女性(82)が、転落防止を怠った市に管理責任があるとして、市に約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁は11日、市に約4500万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は平成25年10月11日午後6時ごろ、自転車を押して同市方木田の市道路側帯を歩いていて、深さ最大90cm、幅約1.2mの側溝に転落、四肢にまひが残る重傷を負った。
現場はガードレールが途切れ、街灯もない場所で、女性は道幅が広がったと思い込んで側溝へ進んだという。
遠藤裁判長は、「転落場所に柵や注意を促す看板や照明があれば、事故は回避できた」と指摘。
慰謝料のほか、リハビリや介護費用などの損害を認めた。
一方で、女性にも安全に注意して通行するべきだったとして、一部を減額した。
福島市は、「事故は、もっぱら女性の前方不注意によるものだった」と主張していた。
判決に木幡市長は、「道路は、国の基準以上に安全性に配慮して管理している。今後の対応については、判決の内容を精査し検討していく」とのコメントを発表した。
出典
『福島市に4500万円賠償命令 側溝転落、後遺症の女性に 福島地裁』
https://www.sankei.com/affairs/news/180911/afr1809110043-n1.html
9月12日7時45分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が対策後の現場写真付きでネット配信されていた。
判決文によると、女性は2013年10月11日の午後6時ごろ、同市方木田の市道を自転車を押して歩いていたところ、段差が最大約90cmの側溝に落下。
頸髄を損傷し、寝たきりになった。
現場は車通りの多い片側1車線の道路で、歩道がなく、ガードレールはなかった。
判決では、看板などで危険を促すなどの防止策を講じなかったのは、市の安全管理に瑕疵があると認定した。
市は提訴を受け、16年10月、現場に赤いポストコーンを設置した。
原告側弁護士によると、女性は「私のような被害者を二度と出さないで欲しい」と、対策を講じた市の対応を評価しているという。
出典
『側溝に転落し後遺症、市に賠償命令 「防止措置講じず」』
https://www.asahi.com/articles/ASL9C4K6VL9CUGTB00B.html
9月20日13時0分にNHK福島からは、双方が控訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この判決を不服として、福島市は19日、仙台高等裁判所に控訴した。
福島市は、「女性が転落した側溝は、それまで事故が起きたこともなく、市民などから危険だという通報もなかったため、事故を予見することは難しく、市の管理に問題はなかった。事故が起きた現場の周辺には、国の設置基準以上に防護柵が設置されている」としている。
一方、女性側も、弁護士によると、判決が「転落した女性にも4割程度の過失がある」としていることを不服として控訴する方針で、福島市に対しては、責任を認めて事故防止に努めてほしいと話しているという。
出典
『側溝転落めぐる裁判 市側が控訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180920/6050002725.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞掲載写真を見ると、まっすぐな車道に沿って設置されたガードレールが、途中で無くなっている。
そして、車道に沿って、一段低い側溝がある。
また、NHKの映像によれば、橋のような坂を上がってきて下り始める場所に、長さ数mだけガードレールが設置されている。
そして、そのガードレールは、設置用に?道路幅がその部分だけ10cm程度広がっているため、ガードレールが切れた場所以降は、それまでガードレールがあった部分が側溝との境になっている。
これでは、あたりが暗ければ、側溝に転落するポテンシャル大だと言えるかもしれない。
ちなみに、付近は住宅街とも思えない。
82歳の女性が、こんな道を初めて通った?
何回か通ったことがあるので4割過失となったのだろうか?・・・そんなことも頭に浮かんだ。
(2019年2月28日 修正1 ;追記)
2019年2月27日22時34分に産経新聞から、市と被災者の間で和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
福島市の市道で夜間、側溝に転落して脊髄損傷や後遺症が生じた女性(83)が、転落防止策を講じなかった市に管理ミスがあったとして、約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は27日、仙台高裁で和解が成立した。
市が女性に解決金3750万円を支払う。
女性側の弁護団によると、女性は「今回の教訓を生かし、自身と同じような被害者を出さないでほしい」と話しているという。
出典
『福島の側溝転落訴訟で和解 市が女性に3750万円支払い』
https://www.sankei.com/affairs/news/190227/afr1902270040-n1.html
2018年8月17日20時0分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前10時半ごろ、野洲市比江の市道で、工事のために掘っていた幅70cm、深さ1m20cmの穴に、自転車で通りかかった30代の会社員の男性が転落し、あごの骨にひびが入る大けがをした。
この工事は、道路の下を通る排水管を交換するため、午前9時ごろから、現場の市道を長さ500mほどにわたって通行止めにして行っていた。
男性は通行止めの区間に住んでいて、工事を知らせる看板は付近に設置されていたが、転落したときは交通誘導員と作業員は休憩を取っていて、現場の穴のそばには誰もいない状態だったという。
市は、安全管理が十分ではなかったとして男性に謝罪するとともに、今後は、工事現場で交通誘導員などは交互に休憩し、誰もいない状態にしないことを徹底し、再発防止に努めたいとしている。
出典
『市道工事の穴に男性転落 大けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20180817/2060000816.html
8月17日20時50分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市道路河川課によると、男性が転落した午前10時35分ごろ、市内の建設会社が雨水管の入れ替え工事をしており、幅5mの道に深さ1.2m、幅70cmの穴があった。
付近にはコーン2個と通行止めを知らせる看板があったが、バリケードはなく、誘導員は休憩で現場を離れていたという。
出典
『工事の穴に転落、自転車の男性重傷 滋賀・野洲の市道』
https://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180817000197
8月19日付で毎日新聞滋賀版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
作業車を移動するため、掘削地の前に設置したコーン標識なども取り外していたという。
出典
『野洲・市道の工事現場で男性転落しけが』
https://mainichi.jp/articles/20180819/ddl/k25/040/308000c
2018年8月8日19時30分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
8日午後5時半すぎ、京都市北区で「河川敷の木が突然倒れて高齢の男女2人がけがをしている。男性が下敷きになっている」と通行人から通報があった。
警察によると、鴨川のそばにある住宅街の松の木が1本倒れ、89歳の男性が下敷きになり、80歳の女性も巻き込まれた可能性があるという。
2人はすぐに救助されたが、男性は頭を強く打ち、女性も首の痛みなどを訴え、救急車で病院に運ばれた。
「突然、ばきっという形で、音と同時に倒れていました」
(目撃者)
警察は、木が腐って倒れたとみて調べている。
出典
『鴨川近くの住宅街で松の木が突然倒れる 男女けが』
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20180808/GE000000000000023848.shtml
8月9日18時16分にNHK京都からは、推定原因など、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
京都市は、市内の街路樹について7年前から、木の内部の健康状態を調べる「樹勢診断」と呼ばれる検査を行っている。
市が管理する街路樹は、およそ4万本あるが、この検査の対象は桜やけやきなどに限られ、今回倒れた松は対象外だという。
その理由について、市は、松は桜やけやきに比べて傷みにくいことなどを挙げている。
今回の事故を受けて、市は9日、現地で緊急の点検を行い、ほかの松の木の状態を調べたところ、根元が傷んでいる木が数本、見つかったという。
市は、樹木医の意見も聴いて、松が倒れた原因を調べるとともに、今後の対応を検討することにしている。
京都市建設局の田中緑化推進課長は、「市民の安心・安全を守るため、原因の調査を早急に進めていきたい」と話していた。
【住民 「市はチェックを」】
現場では、9日も地元の人たちが犬の散歩やランニングをする姿がみられた。
近くに住む50代の女性は、「事故の前に、大学生の娘が自転車で通っていたので驚きました。いきなり倒れるとは思っておらず、とても怖いです。市にはチェックをしてほしいです」と話していた。
また、小学生の孫と近くを通りかかったという74歳の女性は、「怖いと思いましたが、人手や費用を考えると、どこまで管理できるのか難しく思います」と話していた。
【専門家 「幹がもろくなり倒れたか」】
専門家が現地を調べたところ、松は幹の水分が不足してもろい状態になり、枝葉の重さを支えられずに倒れた可能性があることが分かった。
8日午後5時半ごろ、京都市北区の小山東玄以町を流れる賀茂川沿いの道路で松の木が突然倒れ、下敷きになった89歳の男性が腕の骨を折る大けがをしたほか、80歳の妻も背中を打つけがをした。
9日午後、樹木医の小島俊男さんが現地を訪れ、倒れた松の木の状態を調べた。
その結果、幹の中心部は繊維が切れて乾いた材木のようになっていて、水分や養分が十分に行き渡っていなかったという。
こうした状態はしばらく続いていたとみられ、去年の台風の強風などで木に力が加わったことが、幹の中の繊維が切れた原因だと考えられるという。
さらに、倒れた木のそばには、近年切り倒されたとみられる木があり、風よけがなくなったうえに日当たりが良くなり、枝葉が多く茂ったとみられるという。
このため、小島さんは、松は幹がもろい状態になっていたにもかかわらず、枝葉の重さが増え、それに耐えられず倒れた可能性があると指摘している。
出典
『倒木でけが 松の木は検査対象外』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20180809/2010001236.html
(ブログ者コメント)
mBS NEWS掲載写真によれば、曲がりくねった松ではなく、杉のようにスラっとした松。
それが土手の上から下の道路に向かって倒れており、枝葉の部分が道路全体にかぶさっている。
一方、NHKの映像によれば根元から折れており、折れた部分に腐食された様子はみられない。
2018年6月14日7時54分に沖縄タイムスから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県宮古島市で3月、市が管理する下地川満の川満漁港遊歩道の橋が老朽化のため中央から折れ、観光客12人が転落していたことが13日、分かった。
うち9人が肋骨にひびが入るけがや打撲、かすり傷を負った。
同日開会した市議会6月定例会に損害賠償を支払う議案が提出され、明らかとなった。
下地市長は13日の市議会で、発表が遅れた原因について「被害者への対応を優先していたので少しタイムラグがあったと思う」と釈明した。
市議は、事故発生から市民への公表が遅いことを問題視し、市の対応を批判した。
川満漁港遊歩道はマングローブが生い茂る湿地帯で、市の観光スポットの一つ。
橋は長さ5mの木製で、2002年に整備された。
市によると、定期点検や老朽化を調べる打音調査などの点検はしておらず、通り掛かった際に目視で異常がないかを確認していたという。
事故は3月12日に発生。
橋の中央から真っ二つに折れ、12人が約1.5m下の湿地帯に転落した。
市の調査では、梁が空洞になっており、白アリが原因とみている。
70代の女性が肋骨にひびが入り、全治6カ月のけが。
残り8人は打撲やかすり傷を負った。
市は当日、バス会社から連絡を受けて現場を確認。
被害者は全員、宮古島を離れていたため、同15日に電話で謝罪と被害状況を聞き取った。
同26日には、市長名で謝罪文書を送った。
同31日から、遊歩道を立ち入り禁止にしている。
損害賠償の議案は額が確定した6人分で、計15万4000円余。
服がぬれるなどした2人は賠償不要の意思を示し、所持品の破損や治療中の4人は、確定後、改めて賠償する。
出典
『遊歩道の橋折れ、観光客9人けが 宮古島で3月発生 市が賠償を提案』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/267207
6月15日5時0分に琉球新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年3月、宮古島市が管理する市下地川満の川満漁港遊歩道の橋が壊れ、観光客12人が落下する事故が発生していたことが分かった。
うち9人がろっ骨にひびや打撲、かすり傷などのけがを負った。
13日に開会した市議会6月定例会で、損害賠償の額を定める議案が提出され、事故が判明した。
下地市長は、同所の点検が十分に行われていなかったとし、「被害に遭った人たちには申し訳なかった」などと謝罪した。
事故は3月12日に発生した。
県外から訪れていた観光客12人が渡っている最中、老朽化した橋が中央から折れ、1.5m下の湿地に転落した。
・・・・・
事故が発生した現場はマングローブを見ることができる湿地帯で、木製の遊歩道が整備されており、観光客や自然観察などで多くの人たちが利用していた。
事故後、市が遊歩道を調査したところ、複数箇所で腐食が確認され、3月31日から立ち入り禁止の措置が取られている。
出典
『遊歩道壊れ9人けが 宮古島で3月 老朽化、市の点検不備』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-738912.html
2018年5月17日22時35分に産経フォトから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県は17日、聖籠町東港1丁目の新潟東港につながる臨港道路で路面が陥没し、港湾内工事の重機部品を運んでいたトレーラーの荷台部分が転落、動けなくなる事故が起きたと発表した。
運転手にけがはなかった。
県港湾整備課によると、事故は16日午前10時35分ごろ発生。
付近一帯は埋め立て地で、路面は長さ12m、幅5mにわたり陥没し、穴の深さは3.5mだった。
護岸の基礎部分が腐食し、内部が空洞化していた恐れがあるという。
トレーラーは、港内にある施設の補修工事を終え、港外に出る途中だった。
現場は、業者ら関係者を除き、立ち入りを禁止している区域。
出典
『道路陥没でトレーラー転落、内部が空洞化か 新潟・聖籠町』
https://www.sankei.com/photo/story/news/180517/sty1805170018-n1.html
5月17日付で新潟県のHPには、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
3 発生時の状況
工事で使用した重機部品をトレーラーで搬出中、立ち入り禁止柵を開けるために停車したところ、道路の陥没が発生し、荷台が転落し動けなくなった。
『新潟東港の臨港道路において陥没事故が発生しました』
http://www.pref.niigata.lg.jp/kowanseibi/1356894067886.html
6月7日10時4分に新潟日報からは、疑わしい道路など延べ4kmを調査した結果、33カ所で空洞が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、新潟東港と西港内の臨港道路を調査点検した県は、6日、33カ所で道路下の空洞が見つかったと発表した。
いずれも、護岸の基礎が腐食し土砂が流出したことが原因とみられる。
県は、今後、ほかの港でも同様の調査を行う予定。
県によると、港内の埋め立て道路など延べ約4kmを対象に、陥没事故が発生した翌日の5月17日から21日まで、レーダーを備えた探査車や目視で調査した。
最も大きな空洞は、縦約9m、横約7m、深さ約2mだった。
33カ所の空洞の深さは、
▽1m未満 22カ所
▽1m以上2m未満 9カ所
▽2m以上 2カ所
一般車両が立ち入れる地点は10カ所あった。
県は、空洞を確認した場所を立ち入り禁止にして修理している。
修理で車線が狭まっている地点があるが、通行に支障はないという。
県港湾整備課の小野田課長は、「多くの場所で空洞が見つかり、施設の老朽化が裏付けられた。早急に復旧させたい」と述べた。
出典
『臨港道路の空洞、33カ所見つかる 陥没受け県が調査し判明』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180607398191.html
6月7日7時18分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先月17日、聖籠町の新潟東港で道路が縦12m、幅5m、深さ3.5mにわたって陥没し、停車中の大型トレーラーの荷台部分が落下した。
港を管理する新潟県によると、陥没は護岸の基礎部分に打ち込まれている金属板が腐食し、道路下の土砂が海中に流れ出たために起きたとみられている。
これを受けて、県がレーダーなどで新潟東港と西港の道路の下を調べたところ、33か所で深さ4cmから2mほどの陥没のおそれがある空洞が見つかったという。
県は、空洞が見つかった道路の周辺を立ち入り禁止にして早急に復旧工事を行うほか、陥没した道路と同じ工法で造られた佐渡市や糸魚川市の港の道路についても、空洞の有無について調査することにしている。
出典
『港内の道路33か所で陥没おそれ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180607/1030003414.html
2018年2月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8071/
(2018年5月31日 修正1 ;追記)
2018年5月25日6時0分に神戸新聞から、再現テスト結果CO2濃度は15%まで上昇したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市と神戸観光局は24日、閉館後に換気設備を止め、遺構の底から漏れ出た二酸化炭素がたまったとする調査結果を発表した。
遺構は1階の床下約2mで、大きさは約5m四方。
周囲を高さ約1mのアクリル板の柵で囲っている。
調査は、ひょうご環境創造協会に依頼。
事故は、閉館して換気設備を停止させてから約2時間半後に起きた。
状況を再現すると二酸化炭素濃度は14.5%に上昇し、数分で意識を失う状態という。
一酸化炭素や硫化水素などの有毒ガスは検出されなかった。
神戸観光局は神戸西労基署から、安全対策について是正勧告を受けたという。
今後は、滞留した二酸化炭素を排出する新たな装置や濃度監視装置を設けることなどを検討している。
事故以降、同館は休館しており、再発防止策を行った後に営業を再開する。
出典
『有馬温泉死亡事故 原因は二酸化炭素濃度の上昇』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201805/0011289496.shtml
5月24日18時17分にNHK兵庫からは、酸欠になって倒れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
原因を調査した神戸市は、現場の岩風呂跡では二酸化炭素がわき出し、事故当時、数分で人が意識を失うほどの濃度だった可能性が高く、Nさんは酸欠状態となって倒れたとしている。
こうした状況について神戸西労基署は、労働環境の整備が不十分だったとして、施設を管理する神戸観光局に対し、換気設備の改善や二酸化炭素濃度のモニター設備の設置、それに職員への安全教育の充実などを求める是正勧告をしていたことがわかった。
出典
『有馬温泉施設死亡事故で是正勧告』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180524/2020000059.html
2018年5月22日21時45分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月、山口県周防大島町で橋に設置された送水管が破断して断水となったトラブルで、岡山でも同じメーカーの送水管が壊れ、一時、送水が止まっていたことが分かった。
同じ送水管は全国のおよそ220か所にあり、メーカーが設備に異常がないか、目視で調査している。
ことし1月、周防大島町と対岸の柳井市をつなぐ橋に設置されたポリエチレン製の送水管が壊れて、町のほぼ全域で断水し、最大でおよそ1万5000人に影響がでた。
岡山県広域水道企業団によると、岡山市と瀬戸内市にかかる「邑上橋」でも、ことし1月25日に送水管をつなぐ部品が壊れて、20日以上にわたり瀬戸内市への送水を止める措置をとっていたことが分かった。
いずれの送水管も三井金属エンジニアリングが製作したもので、橋を通過する車両の振動が長期間、繰り返されたことで接合部に出来た亀裂が広がり、破損したとみられるという。
同じ材質で直径が近い送水管は、全国40の道府県のおよそ220か所に設置されているということで、メーカーでは設備に異常がないか、目視で調査している。
三井金属エンジニアリングは、「調査の結果を踏まえて、必要な対策を講じたい」としている。
出典
『岡山でも送水管破断 全国調査』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180522/4060000408.html
5月24日付で中国新聞からは、厚労省も乗り出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県と岡山県で橋に敷設した三井金属エンジニアリング(東京)製のポリエチレン送水管が相次ぎ破断した問題で、厚労省が近く、全国の水道事業者に点検などを求める通知を出すことが23日、分かった。
出典
『送水管破断で全国へ点検通知』
(ブログ者コメント)
周防大島事例は、本ブログでも紹介スミ。
2018年5月20日18時41分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
下水道に流れ込む想定外の水「不明水」に、自治体が頭を悩ませている。
雨水や地下水が、どこからか下水管に浸入して発生。
マンホールから水があふれ出るなど、生活に影響を及ぼすケースもある。
下水管の老朽化で、今後、さらに被害が広がる恐れがあり、自治体が対策を急ぐ。
「トイレの水が流れにくい」「台所でボコボコ音がする」。
2017年7月の九州北部豪雨の際、佐賀県江北町の役場にはこんな情報が寄せられた。
同町の下水道は、平常時の2倍の水を処理する能力があるが、どこから流れ込んだか分からない水で能力を超過。
土地の低い地域を中心に生活排水が流れにくくなり、町は防災無線で「風呂の水は次の日に流して」などと呼び掛けた。
江北町で同様の事態が起きるようになったのは5年ほど前。
17年度に約2000万円を計上し、今夏までに「不明水」の浸入経路を突き止める計画だ。
国交省によると、多くの自治体は、汚水と雨水を別の下水管に流す「分流式」を採用する。
雨水は雨水管を通り、汚水管には流れない設計。
だが、雨水がマンホールの隙間から浸入したり、住宅の雨水管が誤って汚水管に接続されたりして、不明水となっている可能性が高い。
下水管や家庭の排水施設の老朽化で生じた亀裂などから雨水や地下水が浸入していることも考えられ、海が近い地域では地下水に海の水が入り込むことが要因になるという。
大雨時に川へ放水する「合流式」と違い、必ず下水処理場を通る分流式では、不明水の流入ですぐに処理能力を超えてしまう。
仙台市では、東日本大震災以降、不明水が問題になるケースが増えた。
3月上旬の大雨時にも、市には「マンホールから水が噴き出し始めた」などの問い合わせがあった。
震災で下水管に細かなひび割れが発生したとみて、原因の特定を進める。
ただ、「浸入箇所がいくつあるかわからない。浸入をゼロにするのは難しいのではないか」(仙台市下水道調整課)。
神戸市は1999年に、不明水の実態調査を実施。
老朽化で雨水が流れ込む可能性がある家庭の排水設備の交換費用を助成したり、雨水や海水が流入する場所を修繕したりするなど、他自治体に先駆けて対策を進めてきた。
それでも、13年度に下水処理場で処理した全水量の15%ほどが不明水。
下水道部計画課の樋野課長は、「マンホールから汚水が噴き出ることは減った。しかし、市内の排水管は約4000kmあり、一気に不明水を解消するのは難しい」と話す。
30年近く、自治体の不明水の調査を手掛けているペンタフ(大阪市)によると、下水管は設置から50年ほどでひびから雨水が浸入するなどの劣化が進む。
同社の担当者は、「管の老朽化はさらに進む。ゲリラ豪雨が多くなれば、不明水に悩む自治体は増えるだろう」とみる。
国交省下水道部は、「問題は認識しており、国としても対策を考えていきたい」としている。
出典
『「不明水」流入、あふれる下水 自治体苦慮』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30741780Q8A520C1CC1000/?n_cid=NMAIL007
本件、益社団法人)全国上下水道コンサルタント協会の広報誌にも、解説的記事が掲載されていた。以下は抜粋。
下水道管路施設の維持管理等調査に関する業務に携わって、30年を超える歳月が立ちました。
・・・・・
そもそも不明水とは何でしょうか。
単純にいえば、計画下水量を超えて下水道管路施設内を流下する水量のことで、管路施設の支障箇所からの地下水や雨水浸透などがあります。
・・・・・
不明水が問題となる点は、以下のようなもの等があります。
①流入量の増加で処理量が増大、水質変動など放流水質が
不安定
②地下水浸入による土中内空隙原因の陥没事故発生
③雨天時異常流入でポンプ施設や処理施設障害が発生
④雨天時異常に対応するための職員の増員や過剰施設の投資
・・・・・
不明水の原因施設は、一般的に図-1に示す箇 所が想定されます。
現場調査や詳細調査は図に示す各施設を対象に調査・検討を進め、分析の結果、不明水量への寄与が高い施設に対して対策検討を行います。
・・・・・
出典
『不明水とつき合って 30 年』
http://www.suikon.or.jp/suikon/vol.46/suikon46_019.pdf
※「水坤」は水コン協(公益社団法人 全国上下水道コンサルタント協会)の広報誌
で、毎年春・夏号を発刊。
http://www.suikon.or.jp/suikon/index.html
2018年5月17日17時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県明石市和坂の市営斎場の式場棟で、大雨の時に浸水被害が出ていることがわかった。
半地下構造のために雨水が流れ込み、滞留しやすいのが原因という。
市は6月に約600万円を投じ、水が流れ込む1階の正面玄関出入り口前を封鎖する花壇の設置などを計画。
建て替え時の設計ミスを指摘する声も出ている。
市斎場管理センターによると、市営の「あかし斎場旅立ちの丘」の式場棟は、旧斎場の老朽化で2009年に建て替えた。
告別式などに利用され、1階は玄関ホールや参列者用の屋内駐車場(20台)になっている。
以前から、台風などで激しい雨が続くと排水が追いつかず、12~14年は1回ずつ被害が発生。
14年8月の台風11号では約20cm浸水し、エレベーターや屋内駐車場が使用できなくなった。
昨年も大雨の際、数cmの水がたまったことがあるという。
式場棟の1階は、前面の国道175号に比べると約40cm低い。
斎場周辺は、元々、大雨時には下水管に雨水や汚水が集まり、「下水管の流れが悪くなりやすい地域」(市営繕課)でもあるという。
対策として、正面出入り口に下りる階段前に、止水目的で高さ10cmの花壇(縦約8m、横約1.4m)を設ける。
今後は、ほかに比べて傾斜が緩やかな屋外駐車場側から正面玄関に出入りしてもらうという。
また、斎場に入る車の進入路など5か所には、本来は車のスピードを抑止する目的の「減速帯」(高さ5cm)を設けて水を流れ込みにくくするといい、排水ポンプ2基も設置する。
同センターは、「警備員だけとなる夜間に集中豪雨があると、対応が難しい。浸水でエレベーターが故障することも考えられるので、最小限の費用で改善したい」としている。
斎場の火葬場棟では、これまでに、壁のひび割れによる雨漏りなどが発覚。
式場棟でも問題が明らかになったことで、市議の一人は「そもそも設計ミスで、浸水被害は予想できた」と指摘。
これに対し市営繕課は、「設計の経緯を調べる必要性は感じていない」とする。
出典
『大雨のたび浸水被害の斎場、「設計ミス」指摘も』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180517-OYT1T50000.html?from=ycont_top_txt
2018年1月29日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7991/
(2018年5月23日 修正2 ;追記)
2018年5月15日19時2分にNHK石川から、関係者が処分されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢市は15日、市役所で会見を開き、事故についての職員の処分を発表した。
それによると、「駅西幼児相談室」が入っている駅西福祉健康センターの当時の所長と「駅西幼児相談室」の当時の保育士2人を減給の懲戒処分とした。
3人は、事故が起きるまで、窓の鍵がかかっているかどうか確認をしていなかったほか、当時の所長は鍵を取り付ける工事の指示をしていながら、鍵の保管場所を職員に伝えていなかったという。
市は、このほか、前の福祉局長や保健局長など4人も戒告や減給の懲戒処分としたほか、市長と副市長も給料を自主的に減額したという。
市によると、男の子は、一時は呼びかけても反応しない状態だったが、現在は退院し、呼びかけにわずかに反応を示すなど、少しずつ回復しているという。
また「駅西幼児相談室」は、窓を金具で固定して開かないようにするなどの対策をした上で、先月から再開している。
金沢市の山野市長は、「今後、市民に安心して施設を利用してもらえるよう、安全管理にいっそう心がけて参ります」とコメントしている。
出典
『幼児相談室の転落事故で職員処分』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024713431.html
5月15日17時0分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市は15日、窓の施錠確認を怠り、市有施設に対する信用を傷つけたとして、当時の所長(50)を減給10分の1(6カ月)、福祉局長(58)を戒告とするなど、職員計7人を懲戒処分にした。
このほか、管理監督が不十分だったとして、山野市長と細田副市長も、それぞれ減給10分の1(2カ月)、同(1カ月)とした。
出典
『男児2階転落大けが、職員7人懲戒 金沢市、施設の所長ら』
http://www.sankei.com/west/news/180515/wst1805150072-n1.html
2018年5月10日付で長崎文化放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後5時すぎ、壱岐市勝本町の壱岐市役所湯本支所の敷地内で、近くに住む小学2年の男子児童(7)が大きな石の下敷きになったと、市の職員から消防に通報があった。
男の子はすぐに救出された。
泣いてはいるものの呼びかけには反応せず、ドクターヘリで大村市の病院に搬送された。
消防によると、倒れてきた石は直径が1.2m、幅30cmほどの楕円形のものだという。
男子児童は友だちと2人で遊んでいて、一緒に遊んでいた友人は「石碑に乗って遊んでいるうちに、気付いたら下敷きになっていた」と話しているという。
出典
『小学2年男子児童 石碑の下敷きに』
http://www.ncctv.co.jp/news/54030.html
5月10日21時2分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後5時15分ごろ、長崎県壱岐市勝本町の湯本地区公民館の敷地内で、小学2年の男児(7)が1.5m四方の石の下敷きになった。
男児はドクターヘリで同県大村市の病院に運ばれた。
警察や消防によると、男児は石に乗って遊んでいたところ、バランスを崩して落ち、倒れた石の下敷きになったという。
消防によると、男児は頭を打っており、当初は意識がなかったが、搬送される途中で泣き出したという。
公民館の敷地内にある壱岐市役所の支所の職員が石が崩れた音を聞いて駆けつけ、119番通報した。
出典
『公民館の石の下敷きになった小2男児を搬送 長崎・壱岐』
https://www.asahi.com/articles/ASL5B6JVHL5BTOLB016.html
2018年4月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8263/
(2018年5月3日 修正1 ;本文修正)
2018年4月26日23時1分に中日新聞から、石灯籠はすべて撤去されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県などは26日、伊勢神宮の内宮と外宮を結ぶ5.5kmの道路沿いなどの灯籠514基全てを撤去すると発表した。
以前も落下事故があり、大地震での崩落の恐れも指摘されていたが、「神宮周辺の風情を守ってほしい」との声も根強かった。
だが、今回の事故を受け、バス停付近などの26基を撤去したところ、想定以上に危険なことが判明した。
灯籠がある道路を管理する国、県、市の担当者が26日に津市で会合を開き、「安全と言えない」との認識で一致。
国道沿い94基、県道沿い328基、市道沿い8基と市管理駐車場などの84基を、各管理者が撤去すると決めた。
342基を撤去する県は、7月に県内を中心に開かれる高校総体までに撤去する方針で、費用は約8千万円を見込む。
国、市も早急に撤去する方針。
出典
『石灯籠、全514基撤去へ 伊勢神宮周辺、死亡事故受け』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018042690230124.html
4月27日付で読売新聞中部版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故後の緊急点検では上部の固定が不十分な石灯籠が多数見つかっており、今後も老朽化が進むとして、それぞれが管理する道路などで撤去する。
出典
『伊勢の石灯籠514基撤去へ 7月下旬までに』
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20180427-OYTNT50007.html
(2018年7月8日 修正2 ;追記)
2018年7月5日18時56分にNHK三重から、県道沿いの石灯籠がすべて撤去されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県では、県道沿いのすべての石灯籠の撤去を進めていたが、今日、最後の石灯籠が撤去された。
5日は県道沿いの最後の1基の撤去が行われ、工事を受注した業者がクレーンなどを使って地中から灯籠を引き抜いていた。
県伊勢建設事務所の市川副所長は、「思っていたよりも早く撤去できたと思う。南海トラフ巨大地震など、今後も危険な事象が考えられるので、危険がなくなり安心している」と話していた。
ただ、国道と市道沿いなどには、まだ、65基の石灯籠が残されていて、国は今年10月ごろまでに、市では7月13日までに、すべての撤去を終える見込みだとしている。
出典
『石灯籠撤去 県道沿い完了』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073144801.html
(2018年11月22日 修正3 ;追記)
2018年11月19日19時30分にNHK三重から、運転手に有罪判決という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、津地方裁判所で開かれた裁判で浜口裁判官は、「バス運転手には、より一層注意して周囲の構造物に衝突しないよう注意する義務があり、過失は小さくない」などと指摘した。
その上で「時速10kmのスピードで構造物に接触した場合、人命にかかわるような重大な事故になるのはまれで、石灯籠の十分安全でない構造も原因である」などと述べて、禁錮1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡した。
出典
『石灯籠事故で執行猶予付き判決』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20181119/3070000639.html
11月19日付で毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
判決理由で浜口裁判官は、「バス停付近にいた男性に注視しすぎて、石灯籠に注意を払うことなく、通常以上に歩道に接近させた過失は小さくない」と指摘した。
一方、「簡易に柱と接着した石灯籠の安全でない構造に起因しているのは否めない」と述べた。
出典
『三重・伊勢の石燈籠の落下 元運転手に有罪 津地裁判決』
https://mainichi.jp/articles/20181119/dde/041/040/040000c
2018年4月18日8時32分に産経新聞westから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
堺市は17日、堺市中区深井水池町の市立東深井小学校で、南西校門横にある鉄製の照明柱(高さ約4.8m)が倒れていたと発表した。
市によると、けが人はなく、柱の周辺を立ち入り禁止にし、市立小中学校など計149校の照明柱を確認する方針。
市によると、17日午前7時45分ごろ、同校職員が照明柱が倒れているのを発見した。
12日に確認した際には、異常はなかったという。
同市によると、同校は昭和57年開校。
普段、柱の周辺はあまり人が通らないといい、柱の周りには土が約3cm堆積していた。
土の水分による腐食や経年劣化が原因と考えられるという。
出典
『小学校校門の照明柱倒れる 経年劣化か けが人なし 堺市立東深井小』
http://www.sankei.com/west/news/180418/wst1804180013-n1.html
(ブログ者コメント)
写真を見たところ、根元部分がほぼ円周状に破断している。腐食の可能性大。
2018年4月16日15時51分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日の午前11時ころ、小倉北区黒原の市道の歩道に設置されていたカーブミラーが突然、根元から倒れて、下校中の中学3年生の男子生徒にあたった。
男子生徒は頭や肩に軽いけがをした。
倒れたカーブミラーは18年前に設置されたもので、高さがおよそ3m、重さが38kgあり、市が詳しく調べたところ、支柱の根元がさび付いて腐食していたという。
また、当時、北九州市には強風注意報が出されていて、男子生徒は「突風が吹いたあとに倒れてきた」と話しているという。
カーブミラーの点検をどれくらいの頻度でどのように行うかは法律で定められていないが、今回の事故を受けて北九州市は、17日以降、市が設置したすべてのカーブミラーおよそ9000基について緊急の点検を行うことを決めた。
北九州市道路維持課の石川課長は、「出来るだけ早く点検を行い、市民のみなさまに安心して頂けるよう、適切な維持管理に努めていきたいです」と話していた。
出典
『カーブミラー倒れ中学生けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20180416/5020000310.html
4月15日6時31分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前11時頃、北九州市小倉北区黒原3の市道歩道上にあるカーブミラーが根元から倒れ、歩いていた同区の中学3年の男子生徒(15)の頭や肩にあたった。
男子生徒は打撲などの軽傷。
警察などによると、カーブミラーは高さ2.9m、重さ38kg。
市が2000年に設置し、13年9月に点検した際は異常はなかった。
根元部分が腐食しており、事故当時、現場では突風が吹いていたという。
男子生徒は部活動を終え、友人数人と帰宅中で、事故後に他の生徒が中学校に届け出た。
市は事故を受け、市内に設置しているカーブミラーの点検を検討している。
出典
『強風で根元から倒れたカーブミラー、中3の頭に』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180415-OYT1T50016.html?from=ytop_main7
4月20日12時39分にNHK福岡からは、市は緊急点検を進めているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故を受けて北九州市は、市が設置したカーブミラーおよそ9000基の緊急点検を進めている。
小倉北区高坊の市道では、市の担当者などがカーブミラーの金属部分が腐食しているおそれがないか、支柱をたたくなどして確認していた。
北九州市道路維持課の石川課長は、「今後、事故が起こらないよう、すべて点検して、再発防止に努めたいです」と話していた。
点検は4月末まで行われ、危険があれば、撤去するなど対応をとるという。
出典
『カーブミラー倒壊で緊急点検』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180420/0000568.html
2018年4月15日20時48分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
三重県伊勢市楠部町の県道で14日、道路脇の石灯籠(どうろう)に路線バスが接触し、石灯籠の上部が落下。
歩行者の男性の頭を直撃し、男性が死亡する事故があった。
伊勢神宮周辺には、民間団体が約60年前に建てた石灯籠が400基以上残る。
地震などで倒壊のおそれがあるとして、県が随時、撤去を進めていた矢先だった。
警察によると、現場は外宮と内宮を結ぶ県道で、14日午前10時ごろ、三重交通の路線バスが道路左側にある高さ約2.5mの石灯籠に接触した。
その衝撃で落下した灯籠の上部(幅約70cm、高さ約60cm)が、近くにいた同市のNさん(男性、81歳)の頭部に当たった。
Nさんは間もなく死亡した。
上部は、ボルトや鉄柱などでは固定されていなかったという。
三重交通によると、運転手はバス停から約4m先の歩道上に、Nさんら2人の男性の姿を発見。
乗客かもしれないと思い、停車しようとして左に寄り、サイドミラーを石灯籠にぶつけたという。
遺族によると、Nさんは日課の散歩中で、居合わせたのは県外からの観光客だった。
遺族は、この観光客から「石灯籠を珍しそうに眺めていたら、道路の反対側から駆け寄って声をかけてくださり、親切に説明をしてくださったところだった」と聞いたという。
伊勢神宮周辺では、昭和30年代、民間団体が寄付を募って石灯籠を建てた。
その後、団体が解散してからは所有者や管理者が不明のまま、老朽化が進んだ。
2016年、県は伊勢志摩サミット開催を前に、特に危険だった32基を撤去。
その後も年1回、安定性を調査し、17年度は28基を撤去した。
出典
『伊勢神宮周辺の石灯籠、バス接触で落下 直撃の男性死亡』
https://www.asahi.com/articles/ASL4H54GTL4HONFB00L.html
4月14日22時33分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
警察などによると、石灯籠はバス停「徴古館(ちょうこかん)前」の近くにあり、高さ2.5m。
調べに対して運転手は、「石灯籠があることは分かっていたが、確認不足だった」と述べ、ハンドル操作を誤ったことを認めている。
運転手は3年前からこの路線を担当。
他の運転手も含め、過去に石灯籠との接触や衝突事故の例はないという。
【老朽化の石灯籠、神宮近くに多数 】
伊勢市の伊勢神宮付近の県道沿いには、最大で高さ約6mにもなる4種類の石灯籠が多数設置されている。
老朽化による倒壊を懸念する声が上がり、三重県などは2015年から本格的な撤去作業を行っている。
同県伊勢建設事務所などによると、伊勢市内では1950年代に伊勢神宮の崇敬目的などのため、民間団体が全国から寄付を募り、道路占用許可を受けて、市内の国、県、市道の歩道に石灯籠を設置した。
JR伊勢市駅前から伊勢神宮内宮までの県道を中心に、約540基あったが、その後、この団体は解散し、所有者や管理者が不明になった。
県などは年1回、傾きやぐらつきなどを調べ、昨年までに約100基を撤去し、現在は県道だけで329基が残っている。
今回、一部が落下したのは、4種類のうち最も小さい石灯籠だった。
出典
『路線バス事故 接触の石灯籠落下、歩道の男性死亡 伊勢』
https://mainichi.jp/articles/20180415/k00/00m/040/117000c
4月14日15時43分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、落ちた上部は重さ約100kgあった。
男性運転手(45)は、「灯籠があることは知っていたが、確認不足だった」と説明。
バス停で止まろうとして、フロント左側のサイドミラーが接触したとみて、詳しい状況を調べている。
県は年に1度、安全点検を実施しているが、昨年8月の点検で今回の灯籠に問題はなかったとしている。
出典
『バスのサイドミラーが接触 石灯籠が落下し81歳の歩行者死亡、伊勢』
http://www.sankei.com/west/news/180414/wst1804140041-n1.html
4月18日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
灯籠は道路の縁石部分から22cmしか離れていなかったことが、県への取材でわかった。
県伊勢建設事務所の前田・建築課長は、「石灯籠に車がぶつかって折れる物損事故はあったが、接触した車が傘の部分だけを落す事故は想定していなかった」と話す。
これまで撤去の対象になっていた石灯籠は、人の力で押すとぐらつくものや、ヒビ割れや傾きがあるなど、「揺れ」に弱いとされるものだった。
また、傘の部分を持ち上げた際に動くものも対象だった。
4月16日19時1分にNHK三重からは、老朽化した石灯籠の撤去を前倒しで行うという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今回の事故を受けて県では、毎年2月に行っている老朽化した灯籠の撤去を、今年度は、高校総体が行われる7月までに前倒しで行うことにしている。
出典
『危険な石灯籠 前倒しで撤去へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073944041.html
4月16日22時2分に毎日新聞からは、バス停周辺の石灯篭の傘部を撤去するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は16日、伊勢市内の県道沿いのバス停周辺にある石灯籠のかさ部分の撤去を進めると決めた。
観光客が増える大型連休前に作業する方針。
県によると、県道沿いに設置された13カ所のバス停の前後各約10m以内にあり、縁石から25cm未満に位置して、サイドミラーが衝突しかねない灯籠のかさ部分を、原則、取り除く。
県は、今後1カ月で全ての危険度を調査し、撤去を検討する。
出典
『三重伊勢 石灯籠かさ部分撤去 死亡事故でバス停周辺』
https://mainichi.jp/articles/20180417/k00/00m/040/132000c
ちょっと前、2018年3月28日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後2時ごろ、門司区清見1丁目の県道で、通行中のトラック運転手から「道路が陥没している」と110番があった。
北九州市によると、アスファルトの舗装部分(縦4m、横2m)が約2m陥没した。
けが人はなかった。
警察などは、計4車線のうち3車線を通行止めにした。
市上下水道局によると、陥没した道路の下には下水管が埋設されている。
原因は調査中だが、管が破損して土砂が流れ込み、道路の下に空洞ができ、陥没した可能性が高いとみている。
管は鉄筋コンクリート製で内径60cm。
1977年に設置された。
管の中で発生した硫化水素で管が腐食し破損することがあるという。
同局によると、管の中に土砂が流入すると汚水が流れにくくなる。
生活への影響は確認されていないが、管の状態確認を急ぎ、臨時の管設置も検討するという。
出典
『県道2メートル陥没 下水管破損か、臨時の管設置も検討 [福岡県]』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/404231/
4月12日17時50分にNHK北九州からは、硫化水素腐食が懸念される総延長18kmの下水管を市が点検するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、北九州市門司区で、下水管が腐食して破損した影響で県道の一部が陥没した事故を受け、北九州市は構造上特に腐食が進みやすいと考えられる下水管について、来週から点検を始めることになった。
先月27日、北九州市門司区清見の県道で、中央分離帯付近の道路が長さおよそ4m、幅およそ2mにわたって陥没し、現場を走っていたトレーラーの後輪が深さおよそ2mの穴に落ちて、運転手の男性が軽いけがをした。
現場の地下では、コンクリート製の下水管の一部が破損してそこから土砂が流れ込んでいるのが見つかったが、市が詳しく調査した結果、破損は管の内部で発生した硫化水素によって管の腐食が進んだために起きたと見られることが、新たにわかった。
このため市では、市内にある、構造上硫化水素が発生して腐食が進みやすいと考えられる総延長18kmの下水管について、来週から点検を始めることを決めた。
点検は目視で行い、下水管の内部がはがれ落ちるなど腐食が進んでいることが確認された場合は、速やかに補強や交換を行うという。
北九州市の北橋市長は、「重大な損傷を発見した場合、直ちに補強工事などの緊急対策を行います。下水道の安定的、かつ、継続的な機能の確保にしっかりと努めていきたい」と話していた。
出典
『陥没事故で来週から緊急点検へ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20180412/5020000289.html
(ブログ者コメント)
下水管の硫化水素腐食について、これまで市はどのように管理してきたのだろうか?
事故が起きたから硫化水素腐食懸念箇所を点検するといった泥縄式の対応とは思えない。
そこで調べたところ、市の下水道管理課の方の平成14年付報文が見つかった。
『塩化第一鉄添加による下水圧送管の硫化水素対策』
http://www.jdpa.gr.jp/siryou_html/73html/73-04.pdf
そこには、「圧送管の着水箇所」などで硫化水素腐食が見られると書かれてある。
当該報文から推測すると、これまでも硫化水素腐食防止のために管理してきたが、その管理に抜けがあった、あるいは想定外に腐食が進行した・・・そのようなことだったのかもしれない。
(2018年6月12日 修正1 ;追記)
2018年6月12日6時0分に西日本新聞から、腐食が懸念された18kmを目視点検した結果、緊急対応が必要な個所はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、現場と似た環境にある下水管の緊急点検をしていた北九州市は11日、対象とした18.8kmのうち、3.4kmに腐食の可能性がみられたと明らかにした。
同日の市議会環境水道委員会で報告した。
市上下水道局は4~5月、硫化水素で腐食の恐れがある管のうち、本年度までに未点検だった18.8kmをマンホールから入って目視で点検。
すぐに対策が必要な部分はなかった。
腐食の可能性を確認した3.4kmについては,今月から管内にムービーカメラを入れて調査を開始しており、8月までに終える予定。
実際に腐食があれば,対策工事を施す。
出典
『下水管3.4キロ腐食の可能性 北九州市が緊急点検結果』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/423832/
愛知県は27日、長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内にある県児童総合センターで26日に転落事故があり、山口県宇部市の女児(5つ)が頭蓋骨などを折る重傷を負ったと発表した。
県によると、女児は同日午前10時50分ごろ、チャレンジタワーと呼ばれる遊び場で展望フロアへ続く階段を上っている際、途中の踊り場にある格子状の手すり(高さ1.2m)を乗り越え、9mほど下の木製の床に転落したとみられる。
救急搬送されたが意識はあり、命に別条はないという。
女児は,名古屋市に帰省した母親ら5人と遊びに来ていた。
1人でタワーの階段を上り、手すりの上から下をのぞき込んでいて転落したという。
センターは事故後、タワーの外付け階段の使用を禁止した。
出典
『手すり越え転落、女児が頭蓋骨骨折 愛知県児童総合センター』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018032790235219.html
『児童施設で9m転落し女児骨折 愛知県、警察に届けず』
https://www.asahi.com/articles/ASL3W5Q3DL3WOIPE02C.html
3月27日19時27分に四国放送(中京テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
児童総合センター内の「チャレンジタワー」で、外付け階段の踊り場付近から9m下の木製の床に転落したとみられている。
事故の直前、女の子が高さ1.2mの手すりの上から下をのぞきこんでいるのを母親が確認している。
出典
『5歳女児が施設の階段から転落、頭蓋骨骨折(愛知県)』
http://www.jrt.co.jp/nnn/news86238634.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞掲載写真を見ると、縦方向に取付けられている格子は密で、隙間から落ちる心配はない。
手すり高さも120cmということで、これは先月紹介したベランダからの幼児転落事故防止のために望ましいと提言された高さそのものだ。
2018年2月23日掲載
2018年2月16日報道 東京都の有識者会議は子供のベランダ転落事故防止のため、手すりの高さや格子の隙間を法的基準からさらに厳しくすることを検討するなどの対策を業界団体に提言した
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8057/
そういった場所からの幼児転落事故。
これはもう、危険なことをしないよう幼児に保護者が教え込むしか対策はないような気がする。
2013年12月8日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第5報修正9として掲載します。
第4報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3493/
(2018年3月30日 修正9 追記)
2018年3月23日22時12分に朝日新聞から、書類送検されていた全員が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
甲府地検は23日、業務上過失致死傷容疑で書類送検された中日本高速道路(名古屋市)の金子元社長ら8人全員を不起訴(嫌疑不十分)にし、発表した。
8人は、道路を管理する中日本高速と保守・点検する子会社の中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京(東京都)の、いずれも当時の役員4人、点検監督者2人、作業責任者2人。
山梨県警は昨年11月、事故直前の点検の際、両社が当初計画を変更してハンマーでの打音検査をせず、天井板をつり下げるボルトの耐力低下を見逃した疑いがあるとして書類送検した。
甲府地検は、仮に足場を組んで点検を徹底していたとしても、当時の技術水準などを考慮すると、天井板の崩落を具体的に予見することは困難だったと判断した。
また甲府地検は、学者らのグループが業務上過失致死傷容疑で告発した中日本高速の元役員2人についても、嫌疑不十分で不起訴とした。
予定されていた天井板の撤去工事を実施しなかったとして告発されたが、「崩落の危険性についての認識はなかった」と判断した。
事故の遺族は、「残念な結果となった。9人もの犠牲者を出した重大事故で誰の責任も問えないのは、司法の限界を示すもの」とコメントを発表。
中日本高速広報室は、「改めて事故で亡くなられた方々に心からおわび申し上げます」とのコメントを出した。
出典
『笹子トンネル事故、8人全員不起訴 中日本高速元社長ら』
https://www.asahi.com/articles/ASL3R5JFQL3RUZOB00G.html
3月23日20時43分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
地検は、専門家への聴取などを踏まえ、当時のマニュアル通りに打音検査や触診を実施していたとしても、点検の精度から、天井板崩落を具体的に予見できなかった可能性があるとして、事故と過失の因果関係の立証は困難と判断した。
地検の堀内次席検事は、「重大事件であることや、遺族の処罰感情も考慮したが、全員を不起訴とせざるを得なかった」と話した。
一部の遺族は、甲府検察審査会に審査を申し立てる意向を示した。
出典
『中日本高速前社長ら不起訴 山梨の笹子トンネル事故』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2850694023032018000000/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。