







2017年6月16日8時26分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
盛岡市永井の市道盛南線で、今年2月24~25日、路面に生じた穴(長さ約70cm、幅約70cm、深さ約10cm)に車のタイヤがはまり、パンクする物損事故7件が相次いで発生した。
市は管理責任を認め、タイヤやホイールの修理代などの一部、計約17万円を支払い、開会中の市議会に専決処分として報告している。
市道路管理課によると、最初に事故があったのは2月24日午後6時ごろ。
道路左端にできた穴に車6台が次々とはまり、パンクした。
県警からの報告を受け、同日夜に市職員が穴をアスファルトで埋める応急処置を施したが、当日降った雨の影響で再び路面に穴が生じ、25日にも車1台が事故に遭った。
24日の事故発生時は暗くて視界が悪かったことや、穴のあった場所が水たまりのようになっており、運転者が気づきにくかったことなどが、事故が連続した原因とみられる。
現場は、大型車など交通量が比較的多く、路面が傷みやすい場所だった。
雪解けの時期に合わせて路面が少しずつ割れていたところに、降った雨によって穴が一気に広がった可能性があるという。
損害賠償額は1人当たり7100~8万9000円で、市が加入している道路賠償責任保険から支払われる。
出典
『盛岡市 道路の穴でパンクなど物損事故7件 修理代支払う』
https://mainichi.jp/articles/20170616/k00/00e/040/187000c
(ブログ者コメント)
○パンク事故ではなかったが、雪解け時に道路に穴が開くという現象は、過去にも紹介している。
2017年3月13日掲載
『2017年3月7日報道 大雪に見舞われた鳥取県では雪解け水が道路舗装の小さなひび割れなどに大量に染み込み、凍って隙間を広げて多数の亀裂や陥没発生、特に鳥取市で被害は深刻』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6883/
○また、今回改めて調べたところ、穴が開くメカニズムについて解説している以下の報道が見つかった。
(2017年3月8日 17時19分 EXITEニュース)
道路にしみこんだ雪どけ水が、夜に凍って膨張することを何度も繰り返すとアスファルトが弱くなり、車の衝撃で道路に穴が開く。
雪国特有のことだが、車の運転は注意が必要だ。
札幌では、幹線道路の雪がとけて、アスファルトのでている所も多くなっている。
雪が解けると車は走りやすくなるが、この時期に注意したいのが、道路に開いた穴だ。
これは、雪どけ水が道路にしみこみ、夜間に凍結して膨張することを繰り返すとアスファルトが弱くなり、車の衝撃が加わって穴が開くというものだ。
北海道など積雪地帯では、そうでない所に比べて舗装が丈夫にできているそうだが、それでも、穴の開いている所をこの季節はよく見かける。
札幌では、13日ごろにかけて、最高気温がプラスで最低気温が氷点下となり、こういうことがおきやすくなる。
日中、気温が上がる時は、この穴に水が溜まり、車は泥はね運転をすることがある。
また、穴が大きくスピードが出ていると、車のタイヤがパンクすることもある。
車はスピードを控えめにして、安全運転を心掛けてください。
また、横断歩道に穴の開いていることもあるので、歩行者も気を付けてください。
出典
http://www.excite.co.jp/News/weather/20170307/Tenkijp_66481.html
2017年6月17日8時22分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月17日0時4分に朝日新聞から、6月16日19時14分にNHK岐阜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
中日本高速道路(名古屋市)は16日、岐阜県関市の東海北陸自動車道の美濃関ジャンクション~関インターチェンジ間で、車線中央部のコンクリート舗装が欠けて一部剥がれ、通行した車2台がタイヤをパンクしたと発表した。
けが人はいない。
同社によると、16日午前7時20分ごろ、車で通行した人から「大きなコンクリ片が落ちている」と連絡があった。
担当者が現場を確認したところ、道路中央の白線と舗装の継ぎ目が交わる部分のコンクリートが、縦横約20cm、深さ約10cmにわたって剥がれ、路面から浮いた状態になっているのが見つかった。
接ぎ目部分が摩耗で剥がれた可能性があるという。
16日未明にパトロールをした際は、異常がなかった。
同日夕、舗装し直した。
約1時間後に回収するまでの間、乗用車と軽乗用車で通った2人の男性から「何かを踏み、タイヤがパンクした」と、県警高速隊に110番があった。
同社は、「ご迷惑をおかけし、おわび申し上げる。再発防止に努める」とコメントを出した。
この区間は、1986年の開通後、大規模な路面改修はしていない。
今回欠けた場所の隣接部が2014年に同様に欠け、補修したという。
出典
『路面コンクリ剥がれパンク 関の東海北陸道』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170617/201706170822_29873.shtml
『高速で車2台がパンク 舗装欠け、コンクリ片が路上に』
http://www.asahi.com/articles/ASK6J5RL8K6JOIPE018.html
『自動車道舗装はがれ車2台パンク』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084338451.html
(ブログ者コメント)
3年前の同様トラブルが、どの程度離れた場所で起きていたかは不明だが、当時の補修対応範囲が狭すぎたということはなかったのだろうか?
2017年5月22日20時11分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前7時前、宇佐市内の東九州自動車道香下トンネルの下り線で「壁からケーブルが垂れ下がっている」と、車で通りかかった人から連絡があった。
西日本高速道路が調べたところ、ケーブルは壁の上部から4mほど垂れ下がっていたほか、ちぎれた状態でおよそ100mに渡って落下していたという。
これによる事故やけが人はないという。
ケーブルはトンネル内の換気設備を制御するための部品で、ふだんは壁の上部に取り付けて保管されているという。
西日本高速道路によると、ケーブルは22日は使われておらず、何らかの理由で留め具が外れて落下したとみられるという。
ケーブルを撤去する作業のため、東九州自動車道は宇佐インターチェンジと院内インターチェンジの間の下り線で、午後0時すぎから2時間近くにわたって通行止めとなった。
西日本高速道路は、「ご迷惑をおかけし、お詫び申し上げます。再発防止に努めていきます」とコメントしている。
出典
『高速トンネルでケーブル落下』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073605751.html
2017年5月12日13時43分に西日本新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
北九州市は、12日、小倉北区鋳物師町の駐車場脇にある車道照明灯(高さ8m、重さ約140kg)が倒れ、一時、市道をふさいだと発表した。
照明灯は市の設備で1980年設置。
根元の部分が腐食していたという。
周辺は朝夕、車の通行量が多いが、けが人はなかった。
市は、他の照明灯にも異常がないか、緊急点検を始める。
市によると照明灯は鉄製で、北九州都市高速道路下の駐車場に設置。
11日午後7時ごろ、車道と駐車場を隔てるフェンスを押しつぶして倒れ、車道をふさいだ。
通行人からの連絡で分かった。
同市内では、2016年6月にも八幡西区で歩道照明灯(1967年設置、高さ10m)が倒れる事故が発生。
その際は、70年以前に設置の照明灯を緊急点検したが、今回の照明灯は対象外で、最後に点検したのは2013年だった。
市が設置する照明灯は2万9000基あるという。
出典
『照明灯 車道に倒壊 小倉北区 根元腐食 重さ140キロ高さ8メートル』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/327765
5月12日12時39分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後7時ごろ、北九州市小倉北区鋳物師町の市道で、道路脇に設置された高さ8mの鉄製の照明灯が倒れ、片側2車線の車道を一時ふさいだ。
市によると、通行人や車に被害はなかった。
37年前に設置され、根元部分の腐食が原因とみられる。
照明灯は直径10数cmで、重さ約140kg。
市が5年に1回、定期点検しており、平成25年の点検では異常はなかった。
市は近く、市内にある約2万5000基の照明灯の緊急点検をするとしている。
出典
『8メートル照明灯倒れ道路ふさぐ 37年前設置、腐食原因か』
http://www.sankei.com/west/news/170512/wst1705120042-n1.html
(ブログ者コメント)
事例の横展開対応で、点検範囲を決めることは実に難しい。
67年に設置した照明灯が昨年倒れたので、市は70年以前に設置した照明灯を点検した。
それはそれで一つの考え方だ。
範囲を広げて薄く浅く点検することが望まれる場合もあれば、範囲をぐっと絞って念入りに点検するほうが効果的な場合もある。
その兼ね合いが難しい。
(2017年5月22日 修正1 ;追記)
2017年5月19日11時33分にNHK北九州から、市は同じタイプの全ての照明灯の緊急点検を始めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、北九州市の市道で、40年近く前に設置された道路照明灯が支柱の腐食が原因で倒壊したのを受けて、市は、同じタイプの照明灯を対象に緊急点検を始めた。
緊急点検は、昭和42年以降に設置された同じタイプの道路照明灯、およそ1万9000本が対象で、19日は、小倉北区青葉の市道に昭和55年に設置された照明灯の点検の様子が公開された。
点検では、市の委託を受けた業者が照明灯の根元周辺をドリルで掘り返したうえで、根元部分を金づちでたたいたり超音波を当てたりして、腐食していないか確認した。
その結果、根元部分の腐食が判明し、市では、この照明灯を撤去して新しいものを設置することを決めた。
北九州市建設局の石川道路維持課長は、「今回の倒壊では幸いけが人は出ませんでしたが、できるだけ早く点検を進め、必要があれば新しいものに取り替えていきたい」と話していた。
出典
『照明灯の倒壊事故受け緊急点検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5023480711.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、照明灯周辺のアスファルトを電動カッターで切った後、ドリルで掘り返していた。
その後、掘り返した後の照明灯根元がアップで映されていたが、白いペンキの塗られていない場所が地面から下だったと考えれば、地中数cmまでは錆びで変色しているだけだが、それより下の部分はボロボロになっているように見えた。
この調子で1万9000本を点検するとなると、そのコストはン10億円規模になるのではないだろうか?
とすれば、数年計画?
2017年5月3日14時8分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良市の奈良公園で2016年度、噛まれるなどシカが原因となってけがをした人は前年度比29人増の121人で過去最多に上ったことが、奈良県のまとめで分かった。
外国人観光客の増加を反映し、うち7割超の88人が外国人で、13年度の12人から7倍以上に急増。
「鹿せんべい」を与えている際の被害がほとんどで、大半は軽傷というが、県は外国語の看板を増やすなど対策を進めている。
県奈良公園室によると、16年度にけがをした121人中、79人が鹿せんべいを与えている最中や前後のものだった。
けがの内訳は、消毒してばんそうこうを貼った程度の軽いものが88人で、強い打撲が10人。最も重かった骨折が1人で、傷口を縫うなどした人も6人いたという。
外国人88人のうち、大半にあたる77人は中国人で、狂犬病の感染を恐れて申告する人が少なくない。
県職員らは、日本では狂犬病が存在しないことを説明して対応しているが、中には、救急車の出動やワクチンの接種を求める人もいたという。
10年度からの7年間で、けがをした総数は461人に上り、月別でみると8月の87人がトップで、以下、9月71人、10月54人と続く。
シカの保護に携わる一般財団法人「奈良の鹿愛護会」の吉岡事務局長によると、オスの発情期が8月末ごろから11月末ごろで、この時期にせんべいをじらしながら与えると、角で引っかかれる危険性が増すという。
奈良市によると、15年に県内を訪れた外国人は97万5000人で、前年比54.7%増。
県は、今後も外国人観光客が増えるとみて、シカがかんだり、突進してきたりする恐れがあることを英語と中国語、ハングルで注意喚起する看板を公園内に40枚設置し、今後も増やす予定だ。
同室は、「せっかくシカに会いに来てもらっており、事故に遭わずに楽しく帰ってもらえるようにしたい」としている。
出典
『奈良公園 「鹿せんべい」与えてけがする外国人が増加』
https://mainichi.jp/articles/20170503/k00/00e/040/249000c
(ブログ者コメント)
今からン10年ほど前、奈良に家族旅行した時のことだ。
場所はまさに奈良公園。
鹿せんべいを買って子供に渡すと、すぐに鹿が寄ってきて、手に持っているせんべいを強引に食おうとするではないか。
このままでは噛まれるかもと思い、せんべいを放り投げさせたのだが、当時と状況は変わっていない模様だ。
鹿せんべいを買った店には注意看板があったような、なかったような・・・。
おとなしいイメージを持っていた鹿だけに、親も子もビックリしたことを思い出した。
(2018年2月10日 修正1 ;追記)
2018年2月7日14時37分にNHK奈良からは、鹿をじらせたりして事故に遭うケースが目立つという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良公園で観光客がシカにかまれるなどしてけがをしたという通報が、今年度はこれまでに160件を超え、過去最多になっている。
外国人観光客がシカの好物のせんべいを与える際にかまれるケースが目立ち、奈良県は外国語で注意を促すポスターを貼り出すなど、対策を取ることにしている。
奈良県などのまとめによると、奈良公園を訪れた観光客がシカにかまれたり突き飛ばされたりしてけがをしたという通報が、今年度は先月末の時点で164件にのぼり、前の年度より46件増え、過去最多を更新した。
けがをした人の79%は外国人で、このうち中国人が83%を占め、最も多くなっている。
けがはいずれも軽傷だが、観光客がシカに好物のせんべいを与える際、写真を撮るためにじらしたり、時間をかけて食べさせたりして、シカを怒らせるケースが目立つという。
奈良を訪れる外国人観光客が急増しているため、奈良県は、シカと接する際の注意点をわかりやすくまとめた、スマホで見られる動画を配信しているほか、今後、奈良公園でせんべいを売る出店に注意を呼びかけるポスターを貼り出したりするなど、対策を取ることにしている。
出典
『シカにかまれる観光客が急増』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2055023301.html
2017年4月25日19時36分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時20分ごろ、さいたま市浦和区針ケ谷4の市道で、高さ3.6m、重さ17.5kgの道路標識が突然倒れ、近くを歩いていた女性会社員(28)の肩に接触、女性はかすり傷を負った。
埼玉県警によると、標識は支柱の根元から折れており、散歩中の犬のおしっこなどで腐食した可能性があるという。
県警は、腐食を防ぐため、2010年から腐食防止加工を施した新たな支柱の導入を始めたが、倒れた標識は1992年に設置された古いタイプだった。
県内には約37万本の標識があり、新タイプの標識は全体の約7%にとどまる。
今年2月~4月に浦和署が実施した点検で、異常の報告はなかったという。
同市では、14年3月にも、犬のおしっこなどが原因で腐食したとみられる標識が倒れ、小学2年の女児が耳にかすり傷を負う事故があった。
県警は「再発防止に努めたい」としており、今後、県内各署に標識の緊急点検を指示する。
出典
『道路標識 突然倒れ歩行者ケガ 犬の尿で腐食?』
http://mainichi.jp/articles/20170426/k00/00m/040/053000c
4月25日付で埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時20分ごろ、さいたま市浦和区針ケ谷4丁目の市道で、歩道に設置されていた道路標識が倒れ、通勤中の会社員女性(28)に当たった。
女性は左腕に約1週間のけが。
支柱の根元は腐食して茶色になっており、犬猫の糞尿などで腐食し、風の影響で倒れたとみられる。
警察によると、現場はJR与野駅から約300mの線路沿いの住宅街。
支柱は高さ3.6m、直径6cm、重さ17.5kgで、駐車禁止と横断歩道を知らせる標識が2つ付いていた。
女性が歩いていたところ、前から標識が倒れてきたという。
標識は1992年に設置されていた。
県警は年2回、春と秋の交通安全運動に合わせて目視で標識の点検をしているが、異常は報告されていなかったという。
出典
『女性けが、道路標識倒れ 犬猫の糞尿で腐食、風で倒れたか』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/04/26/02_.html
(ブログ者コメント)
犬の尿によるし支柱根元の腐食事例は、本ブログで過去にも紹介している。
2016年2月19日、3月12日掲載
2016年2月11日 大阪府池田市で照明灯が根元腐食で折れて傾き、柱を支えようとした女児が人差し指切断、3日前の目視点検では異常なし、犬の尿で腐食促進か?
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5727/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5666/
2016年4月3日掲載
2016年3月28日報道 京都府向日市でも犬の尿が原因とみられるカーブミラーや街灯の根元腐食が見つかる
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5785/
2017年3月31日20時51分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日夕方、岩国市の麻里布町第三街区公園で、小学1年生の男の子が遊具のうんていにぶら下がったところ、握った棒が回転したため、2mあまり下の地面に落下した。
男の子は、右手首の骨を折る大けがをしたという。
通報を受けた岩国市の職員が調べたところ、棒を固定するボルトが緩んでいたのが原因だったという。
市は、この遊具を使用禁止にするともに、市内にある同じ種類の遊具を緊急に点検した結果、異常がないことを確認した。
市は、2月24日に遊具を点検していたが、異常は確認できなかったという。
岩国市公園みどり課は、「点検に落ち度があったために起きた事故で、この事故を教訓とし、利用者の安全確保に努める」と話しています。
出典
『遊具ボルト緩み原因で男児骨折』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065195081.html
2017年2月4日21時2分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月5日7時0分に北海道新聞から、2月4日18時45分に北海道文化放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後2時45分ごろ、七飯町大沼町の「大沼国定公園」で、店舗や無料の休憩所が入った1階建ての建物の外壁の一部が、高さおよそ2mから剥がれ落ち、付近にいた親子ら3人に当たった。
3人はいずれも病院に運ばれたが、このうち北斗市の35歳の母親が腰を打撲したほか、1歳の息子が顔に擦り傷を負う軽いけがをした。
一緒にいた主婦の友人の娘(1)にけがはなかった。
警察によると、はがれ落ちたのは、縦およそ90cm、横およそ2m、厚さ3cm、重さ数10kgのモルタル製の壁材。
公園では、4日から雪像や氷像の展示イベントが開かれていたが、3人以外に巻き込まれた人はいなかった。
建物は木造2階建てで、築40年ほど。
函館市の水産物販売会社の所有で、七飯大沼国際観光コンベンション協会が借り受け、観光客の休憩所などとして利用されている。
警察によると、剥がれ落ちた壁は内部の骨組みがさびていたということで、警察は、老朽化が原因とみて詳しく調べている。
事故を受けて、イベントの運営委員会は、5日予定されていた表彰式や食品の販売などの催しを中止すると発表した。
雪像の展示は予定通り行われるという。
出典
『公園の建物の壁はがれ2人軽傷』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170204/3640101.html
『催し会場で外壁落下 大沼公園 親子2人軽傷』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0365335.html
『あわや…函館近郊 "大沼公園"店の壁崩落 乳児ら3人負傷 一時騒然 北海道七飯町』
http://www.uhb.jp/news/?id=1136
(ブログ者コメント)
北海道文化放送の映像によれば、一抱えほどもあるモルタル片が両手に持って運ばれていた。
2017年2月3日21時21分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、福山市の公園で、鎖でつないだ丸太の上を渡る遊具で遊んでいた4歳の男の子が足を踏み外して転落し、頭を打つけがをしていたことがわかった。
事故当時、丸太の1つが鎖から外れていたということで、遊具を設置した広島県は使用を禁止するとともに、男の子や保護者に謝罪した。
事故があったのは、景勝地として知られる福山市鞆町の仙酔島の公園に広島県が設置した遊具。
遊具は、鎖でつないだ木製の丸太を渡るもので、県によると、先月3日、遊んでいた広島県尾道市の4歳の男の子が足を踏み外して、地上およそ50cmの高さから転落したという。
男の子は頭を打つけがをし、今後も薬の服用が必要となる後遺症が残る可能性があるという。
県によると、事故当時、丸太の1つが鎖から外れていて、男の子が渡る際に足を踏み外したとみられるという。
このため、県では遊具を使用禁止にするとともに、男の子と保護者に謝罪したという。
県によると、この公園では年2回の定期点検のほか、月1回をめどに目視などによる点検をしていて、最後に点検した去年10月には異常は見られなかったという。
広島県の梅村環境部長は、「事故が起きたことを深くおわび申し上げたい。壊れた遊具を発見できず放置していたことは県に責任があると考えている。今後は点検のあり方についても検討していきたい」と話している。
また、県は、廿日市市の「県立もみのき森林公園」にある雪遊び用の広場で、先月29日、6歳の男の子がそり遊び中に柵を超えて隣接する駐車場に飛び込み、止めてあった車と接触して右手首を骨折するなどの大けがをしたことも明らかにした。
県では、現在、この広場の立ち入りを禁止しているという。
出典
『遊具から転落 子どもがけが』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170203/3625381.html
2月3日21時10分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故があった公園を所管する県自然環境課によると、事故が起きたのは地上から50cm程度の高さで複数の丸太を鎖でつなぎ、つり橋状にしている遊具。
このうち1本の丸太が破損し、鎖から外れていた。
男児は遊具から転落して後頭部を打ち、通院が必要な後遺症が残るけがを負ったという。
公園は県が設置し、福山市が管理していた。
同課によると、遊具を最後に点検したのは昨年10月で、事故発生まで破損を把握していなかったという。
県の担当者は、「気づかずに放置してしまい、申し訳ない。点検の仕方も見直したい」と謝罪した。
出典
『破損遊具から転落、4歳に後遺症 福山市、破損気づかず』
http://www.asahi.com/articles/ASK236RQ7K23PITB016.html
2月3日22時22分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県は月1回、公園内の遊具の点検を行うことにしていたが、この遊具を最後に点検したのは昨年10月で、以降は行っていなかった。
丸太は腐っていたとみられるが、把握していなかったという。
出典
『公園遊具の丸太腐食?4歳児が落下、けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170203-OYT1T50119.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によると、鎖を通すための穴が4分の1程度欠けており、そこから鎖が外れた模様。
(2017年4月2日 修正1 ;追記)
2017年4月1日15時40分に読売新聞から、県は国の管理指針を知らず丸太は23年間交換されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は31日、設置から23年間、一度も丸太を交換していなかったことを明らかにした。
県が管理する施設を緊急点検した結果、1割以上で不具合が見つかった。
県自然環境課によると、遊具設置時には定期交換の基準がなかったが、2001年度に、木製遊具の耐用年数は10年、踏み丸太は3~5年で交換するなど、遊具の管理について国などが指針を定めたことを把握していなかった。
木製や金属製といった材質に応じた点検もしていなかった。
また、県は、遊具を設置する施設や県営住宅など、県民が立ち入る可能性がある466施設を緊急点検し、うち54施設でボルトのゆるみやひび割れなどの不具合が見つかった。
修繕や撤去などをする。
出典
『遊具の丸太、23年間一度も交換せず…男児けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170401-OYT1T50050.html
2017年2月3日11時54分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、東京・江戸川区の区立公園で、滑り台で遊んでいた4歳の女の子が首に縄跳びのひもが絡まって死亡する事故が起きていたことがわかった。
先月3日の午後5時ごろ、江戸川区大杉の区立公園で「滑り台の上で女の子が首に縄跳びのひもが絡まった状態で意識不明になっている」と、通りかかった高校生から119番通報があった。
救急隊がかけつけたところ、近くに住む4歳の女の子が心肺停止の状態で倒れていて、病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
消防や江戸川区などによると、縄跳びのひもは、片端が滑り台の滑り出し部分にある柵に結びつけられていて、女の子は発見された当時、ひものもう一方の片端が首に絡まり、滑り台の上で体がつられた状態だったという。
警察によると、女の子は6歳の姉と2人で遊んでいて、親は公園にはいなかったという。
江戸川区によると、この公園の遊具でこれまでに同じような事故は起きていないということで、警察は「滑り台には不備はなかった」と話している。
事故を受けて東京都は、都内の市区町村を通じて保護者などに対し、小さな子どもが公園の遊具で遊ぶ際は十分注意するよう、呼びかけている。
出典
『滑り台に縄跳び絡まり女児死亡』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170203/3600141.html
2月2日18時49分に朝日新聞からは、今回の事故に関し、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
子どもの事故情報を収集している消費者庁は、昨年、2009年9月~15年末に公園や幼稚園・保育園、レジャー施設などにある遊具で起きた事故を分析。
登録された1518件のうち、治療期間が3週間以上など重い症状の事故は397件あり、うち死亡事故は4件あった。
死亡事故には、滑り台に衣服が引っかかったり、大阪市のケースと同様にランドセルがうんていに引っかかったりして、窒息するケースなどがあった。
年齢が特定できている1364件中、6歳以下の事故が966件で、約7割を占めている。
遊具の種類別では、滑り台が440件と最も多く、ブランコ(233件)、鉄棒(141件)、ジャングルジム(120件)が続く。
消費者庁は、大阪市での事故をうけ、「ひもやフードなどが遊具に引っかからないよう、子どもの服装や持ち物にも注意してほしい」としている。
出典
『滑り台で首に縄跳び絡まり女児死亡 消費者庁が注意喚起』
http://www.asahi.com/articles/ASK22572FK22UTFL00L.html
2017年1月31日23時3分に読売新聞から、下記趣旨の記事が遊具の全景写真付きでネット配信されていた。
1月31日21時5分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後4時55分頃、大阪市住之江区新北島の市営住宅の敷地内にある公園で、小学1年の男児(7)が、金属製パイプが組まれた遊具(高さ1.6m)で37cm四方の格子の間に首とランドセルを挟まれ、体が浮いた状態でぐったりしているのを通行人が発見した。
男児は心肺停止の状態で救急搬送され、まもなく自発呼吸が回復したが、意識不明の重体。
警察によると、遊具は滑り台やはしごなどが一体になった構造。
男児が遊具の上で遊んでいる際に落ちてパイプに引っかかり、首が圧迫されたとみて、当時の状況を調べる。
出典
『公園の遊具に首挟まれ、小1男児意識不明』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170131-OYT1T50109.html?from=ycont_top_txt
『男児意識不明 公園遊具にランドセル引っかかる』
http://mainichi.jp/articles/20170201/k00/00m/040/081000c
2月1日18時13分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
2月4日7時22分に産経新聞からは事故時の状況図付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当時、男の子は、ランドセルをしょったまま、同級生2人と一緒に遊具の格子状になっている部分を上から下に通り抜ける遊びをしていたという。
その際に、背負っていたランドセルが遊具の金属製パイプに引っ掛かり、衝撃で首が前方のパイプにぶつかって圧迫されたまま、数分間にわたって宙づり状態となり、呼吸困難に陥ったとみて調べている。
これまでの調べで、一緒に遊んでいた同級生は、「格子の部分を通り抜ける遊びがはやっていた」などと話しているという。
大阪市によると、現場の遊具は、大阪市住宅供給公社が市営住宅とともに管理し、点検は別の業者に委託して、年に1回のペースで行っているという。
点検では、構造上安全性に問題がないかや腐食がないか、それに欠けたり割れたりしている部分がないかなどを、担当者が目で見たり手で触れたりして確認しているという。
大阪市は、今回事故が起きた遊具について、点検が最後に行われたのは去年3月で、その際には、特に問題はなかったという報告を受けたという。
消費者庁によると、遊具に服の一部や持ち物が引っかかって子どもが死亡したケースは、統計がある平成14年以降、全国で少なくとも2件起きているという。
9年前には、広島県廿日市市の幼稚園で、3歳の園児が滑り台の手すりに上着が引っかかったまま滑り降りて首を圧迫され、死亡した。
消費者庁は、ひもやフードがついている服やリュックサックなどは、遊んでいる時に引っかかって思わぬ事故になる危険性があるとして、注意を呼びかけている。
消費者庁消費者安全課の吉村課長補佐は、「身体の中でも首は弱い部分で、絞められると命に関わり危険です。遊具で遊ぶ時には、子どもの服に引っかかりそうなものがないか保護者も十分に確認をしてほしい」と話している。
出典
『遊具の格子の部分で宙づりか』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170201/3525701.html
『遊具事故、背負ったランドセルが… かばん、衣類のひもやフードも思わぬ事態に』
http://www.sankei.com/west/news/170204/wst1702040013-n1.html
2月2日17時28分にNHK関西NEWS WEBからは、大阪市はカバンなどを身につけたまま遊具で遊ばないよう手引書を作っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故をうけて、大阪市の吉村市長は、2日の記者会見で、「遊具にランドセルや体が引っかかって起きる事故は初めてではない」と述べ、遊具での安全な遊び方を学校を通じて子どもたちに周知するよう、教育委員会に指示したことを明らかにした。
また、吉村市長は、事故があった遊具自体の安全性に問題はないとしたうえで、念のため、市が管理している公園の遊具の緊急点検を指示したことも明らかにした。
大阪市では、ひも付きの服やマフラー、それにかばんなどを身につけたまま遊具で遊ばないよう呼びかける手引きを作っているが、事故を受けて市のホームページに、2日、あらためて掲載した
出典
『遊具事故 子どもへの周知指示』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170202/3408411.html
(ブログ者コメント)
市長は「事故があった遊具自体の安全性に問題はない」という見解らしいが、テレビの報道番組では、現場で取材に応じた60~70代の男性が下記趣旨のことをしゃべっていた。
「とうとう起きてしまったか・・・という感じ。前から危ないと感じていて、あの遊具は撤去してもらおうかと話していた」
(2017年4月23日 修正1 ;追記)
2017年4月22日10時57分に朝日新聞から、4月2日に男児が死亡したという記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
出典
『遊具に挟まり重体の7歳男児死亡』
http://www.asahi.com/articles/ASK4Q33CZK4QPTIL002.html
2017年1月6日22時39分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県西尾市は、6日、市内の戸ケ崎公園で同日午後3時半ごろ、市内に住む中学3年の男子生徒(15)が草むらに放置してあった鉄製の柵を誤って蹴り、右足にけがをしたと発表した。
公園を管理する市によると、柵は直径9mm、長さ約2mのアーチ状。
普段は園内の花壇の縁に設置されているが、当時、10mほど離れた場所にあったという。
男子生徒はサッカーボールで遊んでいた際に柵を蹴り、柵が足の指の付け根に刺さったという。
生徒は病院で治療を受けたが、骨には異常がないという。
出典
『公園で放置された鉄柵、足に刺さり中学生けが 愛知』
http://www.asahi.com/articles/ASK16778FK16OIPE02D.html
2016年9月21日1時57分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後6時半ごろ、台風16号の影響で冠水した愛知県清須市清洲田中町の県道で、ワゴン車が水没しているのを通行人の男性(68)が見つけ、付近にいた警察官に通報した。
車内から、運転していたとみられる同県あま市の会社員の女性(69)が救出されたが、意識不明の重体。
警察によると、現場はJR東海道新幹線と東海道線の線路下をくぐる「アンダーパス」と呼ばれるくぼみになった道路で、台風接近に伴う大雨で冠水していた。
発見時、ワゴン車は屋根まで水に漬かった状態だった。
水深は3mほどに達していたとみられる。
道路を管理する愛知県尾張建設事務所によると、大雨警報が出た段階で、委託先の建設会社が現場近くで警戒。
水深が規制基準の15cmに達した数分後の同日午後5時ごろ、「進入禁止」の柵を置いて、前後300m区間を通行止めにした。
ところが、ワゴン車が規制区間内のアパート駐車場からアンダーパスへ向かうのを、規制作業をしていた建設会社の従業員が目撃し、110番したという。
規制区間内には民家や駐車場があり、女性は冠水に気付かず、現場道路に進入した可能性がある。
同事務所によると、現場のアンダーパスは8月2日の大雨でも冠水し、乗用車2台が立ち往生していた。
愛知県道路維持課の担当者は、取材に「(沿線住民らを除く)一般車両は公道からアンダーパスに進入できない状況だった。現時点で対応は妥当だったと考えているが、規制区間内からの進入を防ぐ方法も考えたい」と話した。
出典
『車水没、女性重体 清須、高架下道路が冠水』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016092090212313.html
9月21日19時12分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9月21日21時42分に共同通信から、9月22日7時54分に朝日新聞からは現場写真と付近の地図付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日は、アンダーパスに水がたまり始めたため、午後5時から、通行できないように50m程手前の信号から通行止めにしていたが、警察によると、女性の車は、通行止めの区間内に隣接するマンションの駐車場から右折してアンダーパスに入ったという。
電光掲示板は、車が県道に右折して入った場所の右手にあった。
県尾張建設事務所によると、冠水現場の10mほど手前にあたり、水位が15cm以上になると、「この先冠水」と示す仕組みになっていた。
ところが、8月22日、故障で冠水情報が表示できないことが判明。
事務所は業者に故障原因を調べてもらい、事故当日の20日に修理を依頼した。
このため、作業が間に合わなかったという。
県道路維持課は、「修理に向け、適正な手続きを踏んでいた。」、「車は入らないだろうとの希望的観測があった。不備はないと考えるが、対策を検討する」としている。
アンダーパスはカーブしているため、手前から先を見通すことが難しく、警察は、冠水していることに気付かずに進入した可能性があるとみて調べている。
出典
『冠水死亡 電光掲示板故障』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160921/5855532.html
『冠水に気付かず車進入か、愛知 修理中で通行規制の表示なし』
http://this.kiji.is/151302731929829378?c=39546741839462401
『電光掲示板、故障していた 車水没で女性死亡 愛知』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P65Y4J9POIPE01T.html
9月24日7時13分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先月上旬にも同じ現場の冠水で車2台が動けなくなっていたことが、県への取材でわかった。
この時も、冠水を知らせる電光掲示板が故障していたという。
県尾張建設事務所によると、電光掲示板は水位が15cm以上になると側壁に取り付けられたセンサーが反応し、線路下の手前で「この先冠水」などと車の運転手に知らせる仕組みになっている。
ところが8月2日夕、大雨で冠水したのに、掲示板には冠水を知らせる情報が表示されなかった。
同日午後6時10分ごろに、事務所の委託を受けて見回りをしていた業者が、車2台が水につかって動けなくなっているのを発見。
車内は無人で、乗っていた人がすでに脱出した後だったという。
当時、1mぐらいの水位があったという。
非表示の原因は、電気系統の故障だった。
掲示板は6月30日から2日間、定期点検を受け、電気系統の基板が設置から20年経ち、取り換え時期が迫っていることが業者から指摘されていた。
県は、8月上旬に取り換える予定だったが、8月2日に故障が判明。
結局、5日に基板を取り換えて復旧させたという。
出典
『掲示板故障の県道、先月も2台浸水 車水没で死亡事故』
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9R52FTJ9ROIPE024.html?rm=367
(ブログ者コメント)
朝日新聞の写真と地図から推測すると、左カーブで下っている曲がりっぱなの場所から右折で県道に出たが、そのすぐ先のアンダーパスが冠水していた模様。
2016年7月11日22時37分に山陽新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
7月11日21時3分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
津山市教委は、11日、市勝北総合スポーツ公園プール(同市西下)の水が流れる滑り台「ロックスライダー」で、10日に遊んでいた津山、真庭市の児童ら3人が、斜面から飛び出たねじくぎで足や尻を切るけがを負ったと発表した。
市教委スポーツ課によると、10日午後2時半ごろ、滑り台(全長8.8m、幅3.8m、傾斜20°)で遊んでいた津山市の小学6年女子(11)が右かかと外側を6針縫うけがを負い、真庭市の同2年男子(7)も右尻を2~3cm切って救急車で病院に運ばれた。
さらに、別の男児もかかとを負傷したと申し出があった。
すぐに滑り台の利用を中止し、点検したところ、6月下旬に補修した斜面下部から、表面のコーティングを破って直径8mmのねじくぎが3mmほど突き出ていた。
同課は、施工業者と詳しい原因を調べている。
松尾・市教委生涯学習部長は、「負傷した利用者に申し訳ない。補修に万全を期し、安全対策を徹底する」と陳謝した。
プールは1991年5月に利用開始。
10日はシーズン前のプレオープン(本格オープンは16日)で、381人が訪れた。
出典
『プール滑り台で児童ら3人負傷 ねじくぎ突出、津山市教委陳謝』
http://www.sanyonews.jp/article/380254/1/?rct=area_syuyo
『プールの滑り台にねじ 小学生3人けが 岡山・津山』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160711/k10010591541000.html
(ブログ者コメント)
山陽新聞掲載写真によれば、スライダーの一番下、ブールに飛び込む直前部分に突き出ていた模様。
2016年6月22日付で読売新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出雲市は、21日、同市知井宮町の総合公園「真幸ケ丘(まさきがおか)公園」で18日午後7時過ぎ、家族らとバーベキューに来ていた同市内の1歳8か月の女児が、展望台の窓から約8m下の地面に転落し、胸の骨を折るなどの大けがを負ったと発表した。
窓際にテーブル(高さ33cm)2台が積み重ねられており、女児はその上にいて、網戸を突き破って落ちた。
発表によると、女児は親子のグループ約20人で展望台3階の多目的室(110m2)を訪れ、保護者らはバーベキューをしていた。
女児が上っていたテーブルの天板と窓の下枠との高低差は24cmで、女児の体重が網戸にかかった際、網戸の一部が破れて転落した。
地面は土だった。
女児は市内の病院に救急搬送され、肋骨1本を折り、右肺と肝臓に損傷があり、顔に擦り傷を負った。
直前まで女児が網戸にもたれかかっているのを見た参加者がいるという。
同市は、地元の住民団体を公園や展望台の指定管理者にしており、当時、団体職員1人が展望台から約150m離れた管理室にいた。
これまでに転落事故はなかったという。
同市は、窓際に物を置かないなど再発防止に努めるとしている。
同市都市計画課の小林課長は、「市に責任の一端はあるが、警察が捜査しており、責任については、結果を待たないと明確には言えない」と話した。
一方、出雲市が転落事故を公表したのは、事故から3日後の21日午後になってからだった。
同市は、消防からの連絡で、18日午後8時頃、担当の都市計画課職員が現場で状況を調査。
19日、家族から経緯などを聞き、20日から家族に公表の是非を打診していたという。
公表が遅れた理由について、同市の森山・都市計画担当部長は、「隠すつもりはなく、発表について家族の同意を得られたのが21日朝になったため」と釈明している。
出典
『8メートル転落、1歳児重傷 展望台網戸破れる』
http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20160621-OYTNT50063.html
2016年6月15日10時2分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知市内の街路樹のうち、植えられてから長い年月の間に細菌などによって木の内部に空洞ができ、強風などで倒れるおそれのある木が185本あることがわかり、高知市で伐採を進めている。
高知市によるすと、去年11月、高知市洞ヶ島町の市道沿いに植えられていた街路樹が倒れ、民家の窓ガラスが割れる被害があったという。
これを受けて高知市は、市内にある樹齢25年以上の街路樹、およそ3600本を調べたところ、このうち185本が細菌や害虫などによって木の腐敗が進み、内部に空洞ができて、強風などで倒れるおそれがあることがわかったという。
このため高知市は、ことし3月からこれらの街路樹の伐採作業を進め、これまでに168本を撤去した。
残る17本について高知市道路管理課は、「これからの季節は台風などで強い風が吹くことがあるので、残りの街路樹についてもできるだけ早く撤去を進めたい」として、必要な予算確保などを進める方針。
出典
『倒木のおそれある木伐採進む』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/8013138901.html?t=1466027340721
少し前の2016年3月24日16時33分に高知新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
高知市の市道沿いで2015年11月に起きた街路樹の倒木を受け、高知市が23日までに市内の街路樹3640本を調べた結果、185本に倒木の恐れがあることが分かった。
高知市が、順次、伐採作業を進めている。
高知市が管理する街路樹は、主に市道沿いに約7000本ある。
調査は、植樹から25年以上がたつ3640本を対象にした。
高知市職員が樹木医を交え、ハンマーでたたいたり、幹を揺すったりするなどの手法で内部の状態を調べた。
倒木の危険があり、伐採する必要があると判断した街路樹は、追手筋や長浜、潮江など高知市内の各地域の市道沿いにあり、木の種類もさまざまだという。
2015年11月に倒木した高知市洞ケ島町のプラタナスの場合は植樹40年前後で、根元の部分が空洞化していた。
同じ市道沿いのプラタナス143本のうち、57本は既に伐採している。
高知市道路管理課は、計185本(伐採済みのプラタナス57本を含む)に倒木の恐れが出た原因について、「老化や、菌が入ったなどさまざまな可能性があり、特定しづらい」としている。
高知市は、今後、切り株の撤去や植樹を進めるが、予算の関係で、作業完了の見通しは立っていないという。
出典
『高知市の街路樹185本が空洞化で倒れる恐れ 伐採進める』
https://www.kochinews.co.jp/article/10934/
2016年6月8日15時37分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月8日19時4分にNHK熊本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本県荒尾市の下井手神社で倒れてきた木に当たって重傷を負い、失語症などの後遺症を負った当時7歳だった女児=同市=と母親が、神社と市などに計約2400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、熊本地裁は、8日、計約445万円の支払いを命じた。
一木文智裁判長は判決で、「木は樹齢約250年で空洞もあった。神社は、倒木の危険があると認識していたにもかかわらず、参拝客が近づかないよう警告を表示するなど、措置を講じなかった」と指摘。
市についても、「市職員は事故前に神社を訪れ、倒木の危険性を認識していたが、行政指導を行わなかった」と責任を認めた。
判決によると、平成23年5月5日、女児は神社に訪れた際、高さ10mの木が地上4.3mの高さで折れて頭部に直撃を受けた。
女児は頭蓋骨を折る重傷を負い、入通院を余儀なくされ、失語症などの後遺症を負った。
荒尾市は、「判決の内容を精査して、今後の対応を検討する」としている。
出典
『倒木で女児重傷、賠償命令…熊本地裁、神社と荒尾市に』
http://www.sankei.com/west/news/160608/wst1606080060-n1.html
『神社で倒木 荒尾市に賠償判決』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005975001.html?t=1465419439538
(ブログ者コメント)
詳細は不明だが、報道内容から類推するに、住民などから、あの木は倒れる恐れありなどと、神社や市役所に連絡が入っていたのだろうか?
2016年5月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
(2016年6月2日 修正1 ;追記)
2016年5月26日18時45分にNHK青森から、横展開点検結果、県全体で26基が故障していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故で、県が橋の2か所に設置してある「気象表示板」と呼ばれる装置を調べたところ、風の強さを測るプロペラが外れるなど、運転手に知らせる電光掲示板に風の強さを表示できていなかったという。
県によると、この装置は、14年前、故障したことを把握していたが、業者が撤退したため、修理せず放置していたという。
今回の事故を受けて青森県は、管理する179か所の「気象表示板」すべてについて緊急点検を行った結果、およそ15%にあたる26か所の装置が故障していたことが分かった。
道路や橋は担当者が日常的にパトロールを行っているが、装置の点検を十分にせず見逃していたとしている。
県は、故障している装置の修理を進めるとともに、確実に故障が分かるよう、パトロールの方法を見直すことにしている。
出典
『風速計など26箇所で故障』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085627561.html?t=1464300473341
5月27日10時15分に読売新聞からは、笹子トンネル事故を受けた過去の一斉点検時にも故障を見落としていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県道路課は、26日、調査結果を正式に公表した上で、2013年に県管理の全179か所を一斉点検したにもかかわらず、故障を見落としていたことを明らかにした。
同課によると、13年の点検は、12年12月に山梨県の中央道で笹子トンネルの天井板が崩落した事故を受けて国土交通省が指示したもので、気象表示板のほか、街路灯や道路標識などの「道路付属物」に倒壊の危険性がないかどうかを確認した。
ただ、実際に点検作業にあたった各地域県民局の職員は、支柱のぐらつきの有無などを調べるだけで、気象表示板が正常に作動しているかはチェックしなかったという。
同課の今井課長は、会見で「国の点検項目に『気象表示板の故障の有無』は含まれておらず、担当者はそこまで目が向かなかったのだと思う」と話した。
出典
『一斉点検したのに、「気象表示板」故障見落とし』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160527-OYT1T50030.html
2016年5月25日7時17分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市道に植えられた桜の根が地中の公共汚水管内に入り込み、管を伝って約4m先の民家の私有汚水管にまで達して詰まらせ、汚水をあふれさせたとして、兵庫県宝塚市は、民家の住人男性に約55万円の損害賠償金を支払うことを決め、24日に開会した定例市議会に議案を提出した。
市道路管理課によると、昨年10月、同市花屋敷荘園の男性から「雨の日に汚水があふれ、汚水管内部を確認すると木の根っこがみえた」と連絡があった。
市が確認したところ、男性方から4.3m離れた公共汚水管の継ぎ目から桜の根が入り込み、管内を通って男性方の汚水管まで伸びて、汚水を詰まらせていた。
このため、市は公共汚水管に入り込んだ根を切除。
桜が植えられた周辺の公共汚水管を、継ぎ目がない塩ビ管に交換した。
また、街路樹管理上の責任を認め、市議会の議決を得た上で、男性方の汚水管の根を除去し、塩ビ管に交換する予定。
出典
『市道のサクラ、汚水管詰まらせる 兵庫・宝塚市が住民男性に55万円賠償へ』
http://www.sankei.com/west/news/160525/wst1605250013-n1.html
2016年5月13日8時52分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山形市南松原2丁目の南山形公園で、4月下旬、回転遊具の支柱が折れて地面に倒れ、遊んでいた小学1年男児(6)が軽いけがをしていたことが、12日、分かった。
設置から20~30年が経過しており、金属疲労が原因とみられる。
市は、同年代に設けられた同型の遊具28基を使用禁止にしており、今後、各所で点検を急ぐ。
同公園を管理する市公園緑地課によると、回転遊具は鉄製の地球儀型のジャングルジムで、子どもが中に入って回すなどして遊ぶ。
4月22日、男児が1人で遊具にぶら下がっていたところ、支柱の根元周辺が斜めに傾き、そのまま折れたという。
男児は、遊具の球体部が倒れた際に尻もちをついたが、擦り傷で済んだ。
市は、公園にいた人から連絡を受けて、遊具が倒れたのを確認した後に撤去、設置跡をコンクリートで塗り固めた。
破損した遊具は、設置から20~30年ほど経過していたとみられる。
市管理の226公園のうち、同型の回転遊具を設置しているのは62公園。
事故を受けて全ての回転遊具を緊急点検し、危険性はないとしたものの、同年代の28基について、より詳しく調べるため、動かないように固定した上でブルーシートで覆い、使用できないようにしている。
市は、毎年1回、専門業者に委託して市内の公園内にある遊具を点検しているほか、1カ月に2回のペースで、市職員が公園を回って安全性を確認している。
今回壊れた遊具についても、市職員が4月15日に南山形公園を巡回し、回転遊具を大きく揺すったり、回したりして点検していたという。
今後の点検で、市は、危険性が高いと判断した場合は撤去する方針だが、新たに遊具を設置するかどうかは未定。
同課の担当者は、「点検を急ぎ、安全対策を万全にしたい」と話している。
先月28日に山形市から報告を受けた県は、都市公園を有する30市町に対し、同日付で、遊具などの安全管理徹底を求めるメールを送付した。
今回破損したものと同様の遊具について、県都市計画課は、「数は把握していないが、一般的な遊具であり、他市町の児童遊園などにもあると思われる」としている。
撤去や使用中止などの判断については、各施設の管理者に委ねる方針。
出典
『回転遊具倒れ男児けが 老朽化か、同型28基使用禁止』
http://yamagata-np.jp/news/201605/13/kj_2016051300274.php
(ブログ者コメント)
実際に大きく揺すったりする点検が行われていたということであれば、管理上の問題はなかったのかもしれない。
ただ、1週間で急激に金属疲労が進展したとも考え難い。
揺すり方が足りなかったのだろうか?
あるいは、チェックリストなどを使っていなかったため、公園の遊具は点検したものの、この遊具が抜けていた・・・そういうことはなかったのだろうか?
(2016年6月12日 修正1 ;追記)
2016年6月7日21時48分にNHK山形から、山形市が超音波を使った精密点検を始めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて山形市は、市の管理する公園にある61基すべての回転式遊具を対象に、超音波を使った精密点検を7日から始めた。
このうち、山形市元木にある「中ノ目公園」では、専門の会社の担当者ら5人が、23年前の平成5年に設置された遊具を点検した。
支柱にかぶせられた遊具の球体部分を持ち上げ、支柱がさびていたり亀裂が入ったりしていないか確認した。
このあと、超音波を使う専用の測定器を使って支柱の厚みを調べた。
点検の結果、この遊具については、支柱の厚さが設計上の7mmに対して6.8mmから6.9mmで、すり減った様子はなかったという。
山形市によると、7日、点検をした8基については、異常は見られなかったという。
山形市公園緑地課の熊谷主幹は、「結果を踏まえて点検方法を改めて検討したい。ほかの遊具についてもこれまで以上に点検をして再発防止に努めたい」と話していた。
山形市では、精密点検を、学校が夏休みに入る7月20日までに終えることにしている。
(ブログ者注記)以下は、文字情報にはないが、ナレーションで流れていた内容。
倒れた遊具と同様に、設置から20年から30年が経過するなどして現在使用中止している28基について、市は、点検結果を受けて遊具の維持管理の方法が決まるまで、引き続き使用を禁止することにしている。
出典
『回転式遊具の精密点検始まる』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025852091.html?t=1465332251190


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。