2018年2月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8071/
(2018年5月31日 修正1 ;追記)
2018年5月25日6時0分に神戸新聞から、再現テスト結果CO2濃度は15%まで上昇したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市と神戸観光局は24日、閉館後に換気設備を止め、遺構の底から漏れ出た二酸化炭素がたまったとする調査結果を発表した。
遺構は1階の床下約2mで、大きさは約5m四方。
周囲を高さ約1mのアクリル板の柵で囲っている。
調査は、ひょうご環境創造協会に依頼。
事故は、閉館して換気設備を停止させてから約2時間半後に起きた。
状況を再現すると二酸化炭素濃度は14.5%に上昇し、数分で意識を失う状態という。
一酸化炭素や硫化水素などの有毒ガスは検出されなかった。
神戸観光局は神戸西労基署から、安全対策について是正勧告を受けたという。
今後は、滞留した二酸化炭素を排出する新たな装置や濃度監視装置を設けることなどを検討している。
事故以降、同館は休館しており、再発防止策を行った後に営業を再開する。
出典
『有馬温泉死亡事故 原因は二酸化炭素濃度の上昇』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201805/0011289496.shtml
5月24日18時17分にNHK兵庫からは、酸欠になって倒れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
原因を調査した神戸市は、現場の岩風呂跡では二酸化炭素がわき出し、事故当時、数分で人が意識を失うほどの濃度だった可能性が高く、Nさんは酸欠状態となって倒れたとしている。
こうした状況について神戸西労基署は、労働環境の整備が不十分だったとして、施設を管理する神戸観光局に対し、換気設備の改善や二酸化炭素濃度のモニター設備の設置、それに職員への安全教育の充実などを求める是正勧告をしていたことがわかった。
出典
『有馬温泉施設死亡事故で是正勧告』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180524/2020000059.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。