2018年9月20日6時35分に西日本新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
19日午前11時40分ごろ、福岡県嘉麻市桑野の陥没した市道に、同県糸田町の女性(77)の乗用車が転落した。
警察によると、女性と助手席にいた夫(83)は病院に搬送され、女性は胸骨、夫は鎖骨を折る重傷。
市によると、7月の豪雨で陥没し、当初は通行を規制していたが、事故当時は規制をかけていなかった。
陥没は長さ約20m、幅約4m、深さ約5m。
市土木課によると、転落場所から180m手前の道も豪雨で陥没し、全面通行止めにして、今月8日までに応急復旧の工事を終わらせた。
その際、通行規制を知らせる三角コーンを、今回の陥没箇所があるにもかかわらず、誤って撤去したという。
市は、「全面通行止めのコーンや表示を設置すべきだった」と、管理に不備があったことを認めた上で、「今回事故に遭い、けがをした方に申し訳なく、反省している」としている。
出典
『陥没市道規制せず車転落 夫婦重傷 嘉麻市誤ってコーン撤去』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/450991/
9月19日19時23分にRKB Newsからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう正午前、福岡県嘉麻(かま)市で、高齢の夫婦2人が乗った車が山道を走っていたところ、道路が陥没していた場所にさしかかり、そのまま5m下に落ちた。
警察によると、夫婦は上り坂を走っていたため、視線の先にある陥没部分が見えにくく、転落したとみられている。
出典
『乗用車5メートル転落~7月豪雨で道路陥没』
https://rkb.jp/news/news/44735/
9月20日6時15分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性が携帯電話で110番。
駆けつけた消防隊員に助け出された。
市によると、市道は国道211号の旧道で、北と南で国道に接続している。
西日本豪雨では、転落事故の現場から北側に約200m進んだ場所でも陥没が発生し、簡易標識を設置して北側からの通行を規制。
今月上旬、この場所の応急復旧工事が終わったが、市土木課の担当者が標識を転落現場の近くに移していなかったという。
市道の南からは、国道との接続地点に標識を置き、車が進入しないようにしていた。
同課の広瀬課長は、「担当者が標識を(転落現場近くに)置き忘れた原因を調べている。事故に遭われた方には大変申し訳ない」と話している。
出典
『道路陥没場所に車転落、2人重傷…標識設置忘れ』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180920-OYT1T50011.html?from=ycont_top_txt
(2019年5月15日 修正1 ;追記)
2019年5月13日19時16分にNHK北九州から、崩落を知っている地元の人しか通らない道なので通行止めにしなくても大丈夫と思ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
崩落を知りながら道路を通行止めにしなかったとして、嘉麻市の当時の課長など職員4人が業務上過失傷害の疑いで書類送検された。
書類送検されたのは、嘉麻市で道路の管理を担当する土木課の当時の課長(60)など職員4人。
警察は、道路が長さ20m、幅4m、深さ5mにわたって崩落しながら、通行止めとなっていなかったことから、市の安全管理に問題がなかったか捜査していた。
その結果、4人が道路の崩落を把握していたにも関わらず、通行止めにせず放置していた疑いのあることがわかったとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
警察によると、道路は、豪雨直後は通行止めになっていたが、事故の8日前に手前の道路の補修が終わった際に解除されていて、調べに対し4人は容疑を認めた上で、「地元の人しか通らない道で、地元の人は崩落を知っているので通行止めにしなくても大丈夫だと思った」などと話しているという。
嘉麻市の赤間市長は、「事故は、道路管理において適切な対応ができていないことが要因であり、深くお詫び申し上げます。職員4人が書類送検されたことを重く受け止め、今後の対応を厳正に行います」とコメントしている。
出典
『崩落現場に車転落で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190513/5020003082.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。