2015年7月30日2時22分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉・加須市の小学校で、プールの排水バルブを閉め忘れたまま1か月半近く給水を続け、約200万円分の水がムダになっていたことがわかった。
加須市の教育委員会によると、今月14日、市立種足小学校で、教頭が水道の使用量がふだんより多いことに気づき確認したところ、排水バルブを閉め忘れたまま水をため続けていたことがわかったという。
先月2日から1か月半近く給水が続いていたということで、約6700トンの水道水、約196万円分が、ムダになったという。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2015/07/30/07305666.html
7月30日7時10分に産経新聞埼玉版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
加須市教育委員会は29日、市立種足小学校のプールで6~7月にかけて、推定約6700m3(約196万円相当)の水が流出したと発表した。
冬場にシャワー配管などの破裂を防ぐための凍結防止用バルブを閉め忘れたまま元栓を開き、注水していたことが原因という。
市教委によると、6月2日にプールへの注水を開始。
7月8日に水道メーターの検針で使用量が多いことに気付き、同14日に凍結防止用バルブが開いているのを見つけた。
流出した水はマンホールを通って浄化槽に流れ込むため、目視できなかったという。
同校の年間水道料金は昨年度約50万円。
同校は作業手順をマニュアル化しておらず、バルブの開閉作業について教頭は把握していなかった。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150730/rgn1507300013-n1.html
7月30日8時48分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、同小では6月10日にプール開きがあり、同2日から清掃などの準備を始めた。
その際、バルブの開閉を確認せずに注水を始め、流出は今月14日まで続いた。
水道の使用量が異常に多いことに、学校側が気付いた。
誰がバルブを閉め忘れたかはわからず、市教委は「手順やバルブ操作の役割分担が不明確だった」として、30日に臨時の校長会を開き、各校にプールの適正管理やチェックの徹底を指示する。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150730-OYT1T50013.html
(ブログ者コメント)
○1週間ほど前、同じようなトラブルを紹介したばかりだ。
それ以外、本ブログに掲載しただけで、過去に同種事例が4件ある。
次は、どの都道府県で起きるのだろうか?
2015年6月30日掲載
2015年6月24日報道 山口県和木町の町民水泳プールでプールに水をためるため給水バルブを開けた際、誤って排水バルブも開けたため、6日間にわたり計341万ℓを垂れ流し
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4994/
2015年4月19日掲載
2015年4月11日報道 東京都町田市の中学校で貯水槽にヒビ割れがあることに3年半気付かず漏水で400万円のムダ、バルブ操作ミスで貯水槽の水があふれたことの対応時に気が付いた
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4794/
2012年4月28日掲載
[昔の事例の顛末] 2012年12月 小田原市の小学校でプールの給水弁を閉め忘れたまま排水弁を開き10日間で300万分の水を無駄にした件で校長ら3人が半額を私費で支払い
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1722/
2012年1月25日掲載
[昔の事例の顛末] 2011年7月 松山市の中学校で55日間プールに水を出しっ放しにした件で校長などに賠償請求
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1270/
○このようなトラブルを防ぐため、操作・確認すべきことを列挙したアローチェックシート(名称は様々)を作成し、操作・確認の都度、実施者の名前と実施日時とを書きこむようにしている事業所もある。
(2015年8月30日 修正1 ;追記)
2015年8月27日付で埼玉新聞から、校長が損失額の半額を納付したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
加須市は26日、管理監督責任を明らかにするとして、渡辺教育長の給料を減給10%1カ月とする減給条例を9月1日開会の定例市議会に提案すると発表した。
事故を受けて、同校校長が25日に損失額の半分に当たる98万円を自主納付している。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/08/27/10.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。