2018年10月1日0時42分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
非常に強い台風24号は、30日午後8時頃、和歌山県田辺市付近に上陸した。
激しい風雨により、1人が行方不明、1人が意識不明になったほか、多くのけが人が出ている。
JR東日本は、首都圏の在来線全線で午後8時から順次、運転を取りやめるなど、各地で交通機関がマヒした。
台風は強い勢力を維持したまま1日朝にかけて本州を縦断する見通しで、気象庁は厳重な警戒を呼びかけた。
気象庁によると、「非常に強い勢力(風速44m以上54m未満)」で上陸するのは、25年ぶりの記録となった先月4日の台風21号以来で、統計の残る1991年以降では4回目。
台風24号は上陸後、勢力が「非常に強い」から「強い」となり、30日午後11時現在、名古屋市付近を時速60kmで北東に進んでいる。
中心気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40m。
1日午後には北海道の東へ抜け、温帯低気圧に変わるとみられる。
この台風により、鹿児島県十島村で54.6m、宮崎県西都市で41.3mなど、各地で最大瞬間風速が観測史上1位を更新した。
また、広い範囲で雨も激しく降り、宮崎県高鍋町96ミリ、愛媛県新居浜市73.5ミリ、三重県尾鷲市64.5ミリなどの1時間雨量を観測した。
鳥取県警によると、同県琴浦町では、台風の影響で陥没した農道から車が約50mの崖下に転落し、乗っていた50歳代くらいの男性が意識不明の状態となった。
宮崎市高岡町では30日午前9時頃、60歳代の女性が用水路に流され、行方不明になった。
このほか、読売新聞の午後9時現在のまとめで、沖縄、鹿児島、大阪などの各府県で計80人が負傷している。
台風の接近を受け、JR東日本は、午後8時以降は首都圏を走る在来線全線で、順次、運転を見合わせる「計画運休」を実施。
同社によると、こうした措置は「確認できる限り、初めての対応」という。
また、東海道新幹線は午後5時頃から全線で運転を見合わせるなどし、267本が運休。
東北、山形、上越、北陸の各新幹線も午後5時以降に本数を減らし、計21本が運休した。
空の便も大きく乱れ、関西空港では、30日午前11時にA、B両滑走路を閉鎖。
日本航空は360便、全日空が450便の国内線を欠航し、計約7万7800人に影響した。
出典
『台風「非常に強い勢力」で上陸…統計史上4回目』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180930-OYT1T50047.html
9月30日20時51分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
非常に強い台風24号は30日午後8時ごろ、和歌山県田辺市付近に上陸した。
台風が「非常に強い」勢力を維持したまま日本に上陸したのは、今月4日、25年ぶりに非常に強い勢力で上陸した台風21号に続いてのこと。
1年に2回、非常に強い台風が上陸するのは、上陸時の風の強さの統計を取り始めた平成3年以降初めてで、極めて異例。
出典
『台風 非常に強い勢力で上陸 1年に2回は極めて異例』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180930/k10011651611000.html
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