2018年10月1日17時45分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日夜、甲賀市で警備員の男性の行方が分からなくなり、台風で増水した川に落ちた可能性があるとみて警察や消防で捜索したところ、1日午後、川の下流で遺体が見つかった。
警察は、行方が分からなくなっていた警備員とみて、身元の確認を進めている。
警察によると、30日午後7時すぎ、甲賀市甲賀町神にある「O薬品工業」の工場で異常を知らせる警報が鳴り、契約している警備会社の警備員の上田さん(男性、46歳)が現場に向かったという。
その後、上田さんと連絡がつかなくなり、同僚から通報を受けた警察が消防など、およそ70人態勢で30日夜から捜索を続けていたが、1日午後2時ごろ、工場から12kmほど離れた川の下流で男性の遺体が見つかった。
警察は遺体は上田さんとみて、身元の確認を進めている。
上田さんが向かった建物のすぐ裏には川が流れていて、近くに乗ってきた会社の車が止まっていたことから、警察は、上田さんが建物の周りを確認している途中で台風で増水した川に流された可能性が高いとして調べている。
国交省琵琶湖河川事務所によると、30日午後7時の時点で、甲賀市甲賀町にある観測所で1時間17ミリの雨量を記録したという。
出典
『川で遺体発見 不明の警備員か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20181001/2060001243.html
10月1日10時45分にNHK滋賀からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警備員と連絡がつかないため、同僚2人が現場に駆けつけたが、警備員の行方はわからず、エンジンがかかったままの車が近くで見つかったため、110番通報したという。
「O薬品工業」によると、30日は休日のため工場は休業で、異常を知らせる警報がなった場合に、警備会社から警備員が派遣されることになっていたという。
出典
『台風増水の川転落か警備員不明』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20181001/2060001239.html
10月2日3時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後、工場から約12km先の甲賀市水口町宇川の、野洲川と杣川の合流点付近で、上田さんの遺体が見つかった。
警察によると、30日夜に工場の防犯センサーが作動したため、上田さんが1人で確認に向かったという。
工場近くを流れる大原川に落ちた可能性もあるとみて、署員らが1日朝から周辺を捜索していた。
出典
『滋賀)台風24号 県内で1人死亡、道路陥没や国宝被害』
https://digital.asahi.com/articles/ASLB1452GLB1PTJB00H.html?rm=323
(ブログ者コメント)
〇この事故が起きた、ちょうどその頃、午後8時に台風24号が和歌山県に上陸している。
台風襲来時、通常の見回りなどは、風雨が収まってから行うという選択肢もあるが、この事例のように防犯センサーが作動したような場合は、雨風による誤作動だろうと思っても、契約上、確認に行く義務があるということかもしれない。
〇この事例では台風の最中、警察、消防の方は、二次災害を警戒しつつ、捜索に当たられたと推察する。
一方、テレビでは、台風で風雨激しい中、道路に倒れた樹木を撤去する方々や停電対応に当たられている方々などの映像も流れていた。
どうも御苦労さまでした。
今後とも、お気をつけて。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。