2017年1月11日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6644/
(2017年1月21日 修正1 ;追記)
2017年1月13日19時57分に朝日新聞から、操業再開が長引くので他社に生産を委託するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月13日10時15分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
新日鉄住金は、13日、火災で停止中の大分製鉄所の厚板生産ラインについて、操業再開が9月になりそうだと発表した。
同製鉄所の厚板生産工場は、新日鉄住金の厚板の5割弱を生産する基幹拠点。
西日本の造船会社を中心に製品を納め、火災前はほぼフル稼働だった。
製品や中間製品の在庫が約半月分あるが、供給不足は避けられない。
このため、新日鉄住金は、君津製鉄所(千葉県君津市)や鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)などで代替生産するが、圧延設備や品質規格の認証には時間がかかる。
そこで、JFEスチールと神戸製鋼所に生産委託することを決めた。
JFEスチールは、西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)で生産するとみられる。
出典
『大分製鉄所の生産ライン、操業再開は9月 新日鉄住金』
http://www.asahi.com/articles/ASK1F5WFQK1FULFA021.html
『新日鉄住金、JFEなどに代替生産要請 大分工場火災』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ13H4D_T10C17A1000000/?n_cid=NMAIL001
(ブログ者コメント)
安全は経営と不可分・・・・そういった情報の一つとして紹介する。
(2017年2月13日 修正2 ;追記)
2017年2月13日5時30分に日本経済新聞から、事故は会社の成長戦略にも影を落としているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新日鉄住金の経営陣を悩ます問題が、再び浮上した。
1月5日に発生した大分製鉄所(大分市)の厚板工場での火災だ。
操業再開までは約8カ月かかる見通し。
復旧工事や、君津製鉄所(千葉県君津市)など他拠点への振り替え生産による費用増で、2018年3月期までに、合わせて300億円の減益要因になる。
同社で相次ぐ生産現場での事故は、業績回復の足取りを重くさせるだけでなく、成長戦略にも影を落とす。
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大分の影響額は、今期、経常段階にとどまらず、設備関連の特損100億円を加えた200億円になる。
来期も減産や振り替え生産が続き、100億円の減益要因として残る。
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同社では、14年にも、名古屋製鉄所(愛知県東海市)で停電や爆発火災などの事故が相次いだ。
「製鉄所の設備入れ替えと、作業手順の明確化や人材教育などの両輪がうまくかみ合っていない」(商社)、「新日鉄住金の現場力が落ちているのではないか」(大手自動車メーカー)との指摘もある。
頻発する事故は経営の不安定リスクとなるだけに、安全対策費用を積み増さざるを得ない。
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出典
『新日鉄住金、製鉄所火災が脅かす成長戦略』
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO12775360Q7A210C1000000/?n_cid=NMAIL001
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。