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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20183161944分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

堺市消防局は16日、消防艇「茅海(ぼうかい)」の燃料タンクに誤って水道水を注入したことでエンジンが壊れ、修理費など約2260万円が必要になったと発表した。

 

同局によると、2月5日午前、臨海分署の40代の消防士長が、日常点検で手を洗うために使う水道水を注入しようとして、誤ってホースを給油口に接続。

約800ℓを注水した後、エンジンが停止し、動かなくなった。

 

給水口と給油口は約1m離れた場所にあり、ふたを青と赤の色で区別していた。

ホースも色や太さが別のものを使っていたが、消防士長は「漫然と作業してしまった」と説明。

一緒に作業していた20代の消防士も間違いに気付かなかった。

 

茅海は船舶火災や水難救助を目的とした消防艇で、現在3代目。

約6億8000万円で新造し、昨年10月に就航したばかりだった。

 

修理費については、今後、第三者委員会で、署員らによる弁済も含めて検討する。

 

出典

『消防艇燃料タンクに誤って水注入し故障、修理費2260万円必要に 堺、「漫然と作業してしまった」』

http://www.sankei.com/west/news/180316/wst1803160097-n1.html 

 

 

3161955分に関西テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

【記者】

「40代の男性消防士は、ホースでタンクに水を補充する際、あちらの青色の給水口にホースを差し込まなければいけないところを、誤って、赤色の燃料タンクの方に差し込んでしまったということです」


一緒に作業していた消防士もミスに気づかないまま、800ℓもの水が注入され、エンジンが水浸しに。
この消防艇は保険に入っておらず、修理には2260万円かかるという。


【堺市消防局・武内警防課長】 

「本人も、なぜ給油口と給水口を間違ったのかはわからないと。間違ったこと自体わかってなかったので、理由は本人も『わからない』としか…」


簡単な作業のため、これまではマニュアルがなかったが、今後は指差し確認などをルール化するという。


【堺市消防局・武内警防課長】
「単純な作業ということで流すのでなしに。影響が大きいということからしたら、きっちりやっていかなあかんなと。そこは組織的な責任もあるのかなと」


修理費は堺市の予算から捻出されるが、消防局は職員らで弁済することも検討しているという。

 

出典

『燃料タンクに水を誤注入 修理に2200万円』

https://www.ktv.jp/news/articles/9a98fb65c3104339809cb5f511427025.html 

 

 

3162029分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

修理費約2260万円について、西消防署員約110人全員での弁済を検討するという。

 

エンジンをかけたまま水約800ℓを注入した。

約15分後にエンジンが停止してミスに気付いた。

 

給水口の蓋の色は青で、赤の給油口と識別できるようになっていた。

指さし確認をすることになっているが、消防士長は怠ったという。

 

出典

『消防艇給油口に誤って水…署員全員で修理費弁済』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180316-OYT1T50125.html?from=ycont_top_txt

 

 

3162314分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

作業マニュアルがないなど、局全体としての不備もあり、消防局は乗組員と局幹部らを中心に弁償する意向を示した。

近く第三者委を開き、責任の所在や再発防止策を検証する。

 

消防局によると2月5日午前10時ごろ、同署警防課の40代男性が手洗いなどに使う水のタンクに水道水を注ごうとしたところ、誤って約1m離れた燃料タンクに注水した。

 

橋にある水道の蛇口を開いた20代男性も含め、約15分後のアラーム鳴動まで気付かず、浸水したエンジンが動かなくなった。

 

40代男性は、「慣れと思い込みでやってしまった」と話しているという。

 

茅海の購入費は約6億8000万円。

保険未加入で昨年10月から使用し、今月下旬に復旧する予定。

 

現在は、大阪・神戸両市など関係機関に協力を求め、応援体制を確保している。

 

出典

『堺市消防局 燃料タンクに誤注水、消防艇を損傷』

https://mainichi.jp/articles/20180317/k00/00m/040/189000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関西テレビの映像では、船首部分の甲板真ん中付近にある給水口には青い袋が、その左後ろ方向にある給油口には赤い袋が、それぞれヒモでくくり付けられていた。

誤給水当時もそうだったかは不明だが・・・。、

 

一方、表示については、解像度が粗くハッキリとは見えないが、「燃料給油口」と書かれているように見えるプレートが、赤い袋の上方付近、操舵室の壁に取付けられている。

ただ、プレートは小さく、壁が白でプレートも白ゆえ、あまり目立たないような感じがした。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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