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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20201018120分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、白蝋病にかかった人の指先の写真付きでネット配信されていた。

 

201912月のある朝、宮崎県国富町の井園さん(男性、80歳)は、運転していた車を急いで路肩に止めた。

 

「また始まった」。

井園さんは体を冷やすと、右手にある異変がよく起きた。

 

人さし指と中指の先が、みるみると血の気を失って白くなり、触感を失う。

数分すれば青黒くなって血色が戻るが、ジリジリとしびれる不快な痛みが10分ほど続く。

 

井園さんが最初にこの症状に気づいたのは1990年ごろ、50代に入ったときだ。

 

長年、故郷を離れてトンネルなどの工事現場に臨む「坑夫」として身を立て、当時は神奈川県内の山林をチェーンソーで伐採する日々を送っていた。

 

仕事仲間の男性がある日、「寒くなると白蠟(はくろう)が出るんだ」と手のひらを見せた。

人さし指から小指の根元まで、ろうそくの蠟のように白かった。

 

男性は、「白蠟」が現れるたび、指を自身の体や工具に打ち付け、痛みを紛らわせた。

 

「そういえば自分も」。

井園さんも時折、急に指先が白くなることがあった。

 

だが、月日がたつごとに痛みは増し、雨で体が冷えきった日は特にこたえた。

白くなった指をわきの下やズボンに入れ、温める。

2030分ほどで消える苦痛だが、耐えるだけで1日の気力をそがれるように感じた。

 

それだけでなく、普段から手のしびれ、こわばり、冷えが強まった。

 

なぜだろう。

周りの仲間も「おれもしびれる」「手は痛いよな」と口にはするが、「現場でこれだけの作業をしているんだから」と気にとめてはいなかった。

 

井園さんが最後に働いたのは、3年後に全線開業を控えた都営大江戸線の工事だった。

97年、東京ドームに近い東京都文京区・春日通りの地下で、春日駅をつくるために地面を掘り下げていた。

 

・・・・・

 

残り:2837文字は有料/全文:3558文字

 

https://www.asahi.com/articles/ASNBJ42L8NBJULBJ009.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

言葉でだけ知っていた白蝋病。

その実態に迫った記事は珍しいと思い、冒頭部分だけではあるが紹介する。

 

 

 

 

 

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202010182213分に東京新聞から下記趣旨の記事が、陥没穴の拡大写真付きでネット配信されていた。

 

18日正午すぎ、東京都調布市東つつじケ丘2の住宅街で、通行人から「道路が陥没し、穴が開いている」と110番があった。

 

警視庁調布署の署員が現場に駆けつけると、市道に幅5メートル、長さ3メートル、深さ5メートルほどの穴が開いていた。

 

近くの住民らによると、午前8時ごろから陥没が始まり、午後1時すぎには大きな穴になったという。けが人はいなかった。

 

現場は、関越自動車道と東名高速道を結ぶ東京外かく環状道路(東京外環道)の練馬―世田谷間の建設工事のルート上にある。

 

約40メートル地下では、トンネル工事が進められており、9月中旬には直径16メートルの掘削機(シールドマシン)が通過したばかりだった。

 

トンネル工事を進める東日本高速道路(NEXCO東日本)は18日、陥没との因果関係は不明としつつ、トンネル工事を一時中断し、陥没の原因究明のため有識者会議を早急に開くとホームぺージで発表した。

 

道路を管理する調布市によると、トンネル工事に伴う振動などで「住宅の外壁の一部がはがれた」などの苦情が、市や工事事業者に対し多く寄せられていたという。 

 

陥没した道路から30メートルほど離れた住宅の女性(53)は、「シールドマシンが通過した9月、振動で家のブロック塀に亀裂やひびが入った」とこぼした。

 

近くに住む別の女性は、「地下のトンネル工事の振動と音がうるさかった。影響はルート上の広範囲に及んでおり、この際、しっかりと調査をしてほしい」と話していた。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/62725

 

 

10181839分にNHK首都圏からは、近所の人たちが亀裂を見ている目の前で突然、大きく崩れ落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

近所の住民は、「道路に亀裂が入っていたので近所の人たちと見ていたら、午後1時過ぎに突然、大きく崩れ落ちて穴が開きました。通勤や通学の時間帯だったら大変なことになったと思うので怖いです」と話していました。

関係者によりますと、先月中旬、陥没した地点の地下40メートルより深い場所で掘削工事が行われたということです。

 



 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201018/1000055145.html 

 

 

10191915分にNHK首都圏からは、周辺の家では先月ごろ壁にヒビが入るなどしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

道路の陥没が見つかった現場では19日午前までに穴が埋められ、業者が点検作業をしていました。


この現場の周辺では先月ごろから壁にひびが入るなどの現象が起きていたということで、住民からは現場の地下のトンネル工事と関係がないか調査を求める声が出ています。


現場近くの60代の女性の自宅では、先月トンネル工事が始まったあと、庭のコンクリートの間にあった溝のズレが広がったといいます。


ことし8月、工事に先立って行われた高速道路会社による調査では、溝のズレは幅も高さも3ミリでしたが、自宅の下の工事のあとに自分で測ってみると、およそ1センチに広がっていました。


工事が行われたのと同じ時期に、周りの家でも壁にひびが入るなどの現象が起きていたということです。

 

・・・・・

 

陥没があった場所の目の前の家に住む70代の男性は、18日朝、家の中にいるときガクンと下の方向に引っ張られるような揺れを感じたといいます。


そして、外に出てみると向かいの家の縁石が20センチほど下がっていたということです。


午後になって道路が陥没したあとは、自宅前の電信柱の地面の下がむき出しになっていて、電信柱が家に向かって倒れたら危険だと思い家から避難しました。

・・・・・

 

調布市役所によりますと、ことし夏ごろから、トンネル工事が行われている区域の周辺から「家が揺れている」といった連絡が複数寄せられました。


そして、先月は今回の陥没が起きたのと同じ東つつじヶ丘2丁目の2つの住宅の住民から、住宅の外壁の一部がはがれ落ちているという情報と振動がするという情報がそれぞれ寄せられ、市の職員が現場を確認しました。

 

・・・・・




 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201019/1000055170.html 

 

 

10192330分にYAHOOニュース(テレ朝ニュース)からは、6月の横浜市事例と同じく?土砂の取り過ぎなどが考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

現在、関越道から東名高速につなぐ約16キロでトンネルが造られています。

穴ができたのは、この区画の真上です。

 

工事は“シールド工法”で行われています。

 

シールド工法とは、先端に硬い金属の歯がついたシールドを回転させながら土を掘っていく技法です。

 

削り取られた土砂は、ベルトコンベアで後ろに送られ、掘り進むと同時に、土砂崩れを防ぐコンクリートブロックが敷き詰められます。

 

軟弱な地盤でも掘り進むことができ、海底トンネルや地下鉄の工事など、多くのトンネルで採用されている工法です。

 

地下40メートルより深い場所で行われる外環道の工事に、地上の住民の許可は要りません。

 

・・・・・

 

6月には横浜市でも、陥没事故がありました。

 

地下では、鉄道のトンネル工事がシールド工法で行われていて、機械が土砂を過剰に削り取り、地下に隙間ができたことが原因とされています。

 

・・・・・

 

土木工学専攻の東京工業大学・竹村次朗准教授に聞きます。

 

【空洞があった可能性、過剰に土砂を取り込んだ可能性に
 ついて】

 

空洞というものは、元々安定していないので、もしあったとしたら、工事の振動によって、土砂が空洞部分に落ちて、陥没につながった可能性があります。

 

ただ、工事が行われた約1カ月後に陥没が起きたので、プラスアルファのきっかけがあったと思います。

 

もう一つ、陥没した原因として考えられるのが、過剰に土砂を取り込んだ可能性です。

 

土砂を取り過ぎたことで、周辺の地中にゆがみが生じてバランスが崩れて、崩壊につながった可能性があります。

 

深い場所での大工事ですので、過剰に取り過ぎてしまうケースが考えられる。

 

空洞があるとわかっている場合は、事前に対策が取れるが、空洞の存在がわからない場合は、防ぎようがない。

 

大きなシールド工事なので、今後の調査として、陥没現場だけでなく、周辺も詳しく調査をする必要があると思われる。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/64727923a2459b90a0ac4a4493743cde79eb10a5

 

 

 

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202010171926分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午後5時ごろ、苫小牧市新開町1丁目のアパートで2階の外側に面した廊下の床が抜け、5人が転落し、市内の病院に運ばれました。


警察などによりますと、病院に運ばれたのは10代から40代の女性4人と、男の子1人のあわせて5人ということで、いずれも意識はあり、命に別状はないということです。


現場は住宅や店舗が立ち並ぶ一角で、警察が廊下の床が抜けた詳しい原因を調べています。

 

(以下は音声&テロップのみの情報)

 

買い物から帰ってきて玄関の前に立っていたところ、突然、床が抜けたとみられるという。

 

アパートの管理会社によると、事故が起きた廊下は金属製で、老朽化が進んでいたことから、今年8月に大家に修繕するよう連絡していたという。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201017/7000025800.html 

 

 

1018045分に北海道新聞からは、鍵を開けようとしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午後4時50分ごろ、苫小牧市新開町1の木造2階建てアパートで、2階共用部分の外廊下の床が抜け、5人が転落したと119番があった。

 

駆け付けた消防署員らが、1階外廊下で崩落したコンクリート片の下敷きになっていた女性4人と乳児の男の子1人を救出した。

 

女性4人は腕や足を骨折しており、男の子は軽傷。

いずれも市内の病院に搬送され、命に別条はないという。

 

この日は別の場所に住む長女が息子を連れて、母親らが住む同アパート2階の部屋を訪問。

 

5人で買い物から戻り、鍵を開けるために部屋のドアの前に立ったところ、床が抜けたという。

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/471833/ 

 

 

10181447分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、4~5年前から老朽化で危険という話しが出ていたなど、下記趣旨の記事が視聴者撮影写真付きでネット配信されていた。

 

事故が起きた直後の写真(視聴者撮影)を見ると、2階の通路の床がすっぽりと抜け、落ちた5人がひとかたまりになっています。

 

事故直後、救助に立ち会った男性は「何名かは泣いていて、痛い痛いと言って、緊迫した状況だった。(抜け落ちた)鉄板とかずらして触ったら、錆びていた」と話しています。  

 

建物のメンテナンス業者は、4~5年前から「老朽化で危険」などと、アパートの管理会社などに話はしていたということです。  

 

警察は、アパートの管理が適切だったかどうかを含め、原因を調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/57f1264dd5e7ccd38e08371459b5b9d73542a38f

 

 

10181911分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、アパートは築25年だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は床が腐食していたとみて調べています。

 

アパートは建てられてから25年ほど経っていて、抜けた床の金属は錆びついていました。

 

 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/91d6491383db8bd88aeb5e817f94c0cbab027de3 

 

 

 

 

 

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202010161941分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前11時半ごろ、仙台市太白区にある、宮城テレビ放送のテレビ塔「ミヤテレタワー」の地上からおよそ45メートルの場所で、古い塗装をはがす作業をしていた50代の作業員の男性が落下する事故が起きました。


男性は10メートルから15メートルほど下にあるタワーのはりの部分まで落下し、胸や足を打つ大けがをしましたが、命に別状はないということです。


警察によりますと、男性は、当時、タワーの鉄骨と昇降機に命綱をつけて作業していて、その後、何らかの理由で昇降機が降下を始め、それに引きずられるように男性も落下したということです。


警察は、当時、現場にいた人などから話を聞き、安全管理に問題がなかったか、詳しく調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20201016/6000012019.html

 

 

 

 

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20201017日付で沖縄テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前、那覇高校でプールサイドにある遮光ネットの修繕作業をしていた30代の男性が高所から転落し死亡した。

亡くなったのは37歳の男性で、16日午前11時ごろ、那覇高校で脚立を使いプールサイドにある遮光ネットの修繕作業をしていたところ、何らかの原因でバランスを崩し、5メートルほどの高さから転落した。


男性はコンクリートの地面に全身を強く打ち、意識不明の状態で病院に搬送されたが、約17時間後に死亡した。


警察の調べによると、同僚と2人で作業に当たっていて、ヘルメットは着用していなかった。


警察は現場の責任者から話しを聴くなどして原因を詳しく調べている。

 

https://www.otv.co.jp/newstxt/index.cgi?mode=detail&code=00001178#:~:text=%EF%BC%91%EF%BC%96%E6%97%A5%E5%8D%88%E5%89%8D%E3%80%81%E9%82%A3%E8%A6%87%E9%AB%98%E6%A0%A1,%E9%AB%98%E3%81%95%E3%81%8B%E3%82%89%E8%BB%A2%E8%90%BD%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82https://www.otv.co.jp/newstxt/index.cgi?mode=detail&code=00001178#:~:text=%EF%BC%91%EF%BC%96%E6%97%A5%E5%8D%88%E5%89%8D%E3%80%81%E9%82%A3%E8%A6%87%E9%AB%98%E6%A0%A1,%E9%AB%98%E3%81%95%E3%81%8B%E3%82%89%E8%BB%A2%E8%90%BD%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

 

 

101750分に沖縄タイムスからは、建物の梁の部分に脚立を立てて作業していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前10時50分ごろ、那覇高校のプール用遮光ネットの修繕作業をしていた建設業の男性社員(37)が高さ約5メートルから転落、全身を強く打ち、意識不明の重体で救急搬送された。

 

那覇署によると、男性は建物の梁(はり)部分に脚立を立て作業していた。

 

ヘルメット未着用だったという。

 

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/649253

 

 

 

 

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20201016200分に神戸新聞から、スプレー缶の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前10時50分ごろ、兵庫県加古川市平岡の市立平岡南小学校の図工室で、授業中に6年生が相次いで頭痛などを訴え、8人が病院に搬送された。

うち7人は軽症で、1人が経過観察のため入院した。

 

市教育委員会によると、6年生36人が、図工室でチョークの粉や細かい紙切れを使い、画用紙に絵を描いていた。

 

その最中、60代の男性臨時講師が図工室前の廊下で、完成した作品に順次、スプレー式の定着液を噴射。

定着液には、吸入すると有害な化学物質が含まれていた。

 

当時、屋外に面した廊下の窓は全て開放。

図工室は廊下側のドア1カ所を開け、屋外に面した側の窓は、24枚のうち1枚しか開けていなかった。

風が強く、チョークの粉などが飛ばないようにしていたという。

 

搬送された児童以外にも12人が一時、喉の痛みなどを訴えた。

 

市教委の担当者は「換気が不十分だった」とし、同校が搬送された児童と保護者らに謝罪した。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202010/0013787154.shtml

 

 

10161730分にNHK兵庫からは、「とめ液」と呼ばれる塗料を吹き付けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市の教育委員会によりますと、図工の授業中に60代の臨時講師が、廊下で、児童の絵画にスプレー缶の塗料を吹きつける作業をしていた際、教室内にいた6年生の児童およそ20人が、頭痛やのどの痛みなどの体調不良を訴えました。


このうち、8人が救急車で病院に運ばれ、全員症状は軽いということですが、1人が念のため入院しているということです。


スプレーは、チョークを使って描いた絵を定着させるための「とめ液」と呼ばれる塗料で、当時、廊下の窓はすべて開けていましたが、児童がいた図工室内の窓は、風が強かったため1箇所しか開けていませんでした。


市教育委員会は、換気が不十分だったため、塗料のガスが、教室内に流れ込んだ可能性があるとしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20201016/2020010265.html

 

 

10161744分に読売新聞からは、8時45分から授業が始まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市教委によると、授業は絵画の制作で、16日午前8時45分から図工室で行っていた。

 

男性教員が絵画を保存できるようにするため、廊下でスプレーを噴射していたところ、同10時15分頃から児童が次々と気分不良を訴えた。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201016-OYT1T50171/ 

 

 

10161847分に産経新聞からは、スプレーには有機溶剤が含まれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

図工の授業を受けていた6年生20人が不調を訴え、うち8人が病院に搬送された。

全員軽症または回復したが、1人は経過観察などのため入院した。

 

作品に噴射していた有機溶剤を含む定着液のスプレーが原因とみられる。

 

市教育委員会によると、同校では当時、6年生の1クラスが図工の授業で作品を制作しており、担当の男性臨時講師が図工教室の外の廊下で順次、完成した作品の劣化を防ぐ定着液を吹きかけていた。

 

これが教室内に風で流れ込み、児童たちが吸い込んだとみられる。

 

臨時講師は、頭痛などの不調を訴えた児童を保健室へ連れていき、うち症状のおさまらない8人を救急搬送した。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/201016/afr2010160029-n1.html 

 

 

 

 

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20201015200分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午前1055分ごろ、滋賀県多賀町萱原の犬上ダムで、測量していた男性がダム湖に落ちたと110番があった。

男性は搬送先の病院で死亡が確認された。

 

彦根署によると、死亡したのは彦根市の男性会社員(62)。

同僚と2人でダムののり面で測量作業中、約5メートル下のダム湖(深さ約3メートル)に落ちたという。

 

同署は労災事故とみて調べている。

 

https://www.47news.jp/localnews/5378117.html

 

 

 

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20201015日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午前650分ごろ、かすみがうら市宍倉、鉄線加工工場の東京製綱土浦工場で、美浦村大山、アルバイト従業員、男性(69)が、回転式装置で円柱に鉄線を巻き付ける作業中、装置に巻き込まれて頭部外傷などで死亡した。

土浦署によると、同844分ごろ、朝礼を終え現場に赴いた同僚が、装置のそばで男性があおむけに倒れているのを発見し、119番通報。

駆けつけた救急隊員が死亡を確認した。

 

男性は始業前の同65分に出社し、同655分に装置が非常停止していた。

同署は男性が1人で作業中に装置に巻き込まれたとみて、事故原因を調べている。

 

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16027595327330

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

東京製綱はワイヤーロープなどを製造している会社。

 

 

 

 

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202010151221分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

札幌市白石区のパン工場で15日朝、従業員の男女4人が一酸化炭素中毒の疑いで病院に搬送されました。

警察では換気が不十分だったことが原因とみて調べています。

札幌市白石区南郷通20丁目南のパン工場で午前4時半ごろ「従業員が作業中に具合が悪くなった」と、同僚から消防に通報がありました。

 

消防がかけつけたところ、工場内から一酸化炭素が検知され、10代から60代の男女4人が一酸化炭素中毒の疑いで病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。

 

警察によりますと、工場では、パンを焼くためにガスオーブンを使用してましたが、従業員が「寒くて換気扇を回していなかった」と話しているということで、警察は換気が不十分だったことが原因とみて調べています。

 

 

 

https://www.stv.jp/news/stvnews/u3f86t0000092225.html

 

 

10151140分にFNN PRIME(北海道文化放送)からは、先に出勤した男性2人がガスオーブンに点火していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

午前420分ごろ札幌市白石区南郷通20丁目南にあるパン工場で、従業員から「具合の悪い従業員がいる」と消防に通報がありました 

 

駆け付けた消防が工場内で一酸化炭素を検知し、当時パンの仕込み作業中だった10代から60代の男女4人を一酸化炭素中毒の疑いで救急搬送しました。 

このうち30代男性が体のだるさなどを訴えています。

 

警察によりますと、先に出勤した男性2人が工場1階のガスオーブンを点火。

その後、男性従業員が倒れたということです。

 

警察の聞き取りに従業員は「寒かったので換気扇を回さなかった」と話しています。

 

https://www.fnn.jp/articles/-/95719 

 

 

10151135分に産経新聞からは、4人のうち2人は出勤直後だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

道警やS食品によると、搬送された4人のうち、2人はパンの仕込み中で残る2人は出勤直後だった。

 

道警はパンを焼くガスオーブンから何らかの原因で出たCOが室内にたまったとみて調べる。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/201015/afr2010150012-n1.html 

 

 

 

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202010142310分に京都新聞から、下記趣旨の記事が講習風景の写真付きでネット配信されていた。

 

配食サービス「ウーバーイーツ」の配達員に交通マナーを順守してもらうため、日本の運営法人「ウーバージャパン」(東京都)は14日、京都市左京区の宝池自動車教習所で、配達員を対象にした自転車の交通安全講習を開いた。

 

実技形式の講習は全国で初めてで、約50人がスマートフォンを見る「ながら運転」の危険性を体感していた。

 

新型コロナウイルスの影響で需要が拡大して配達員が急増する一方、ウーバー社とは雇用契約を結んでいないため、交通安全教育が十分ではないとの懸念が出ている。

 

京都府内では配達員の自転車事故が4月以降に3件あり、一部で赤信号無視などのマナー違反も確認されているという。

 

講習はウーバー社が府警に依頼して実施した。

 

スマホで地図を見ながら自転車走行する配達員もいるため、京都府警の担当者は「ながら運転は禁止です」と指導。

 

実技ではスマホを手にした配達員が教習所のコースを自転車やバイクで蛇行し、視野が狭まって事故につながりやすい危険性を学んでいた。

 

参加した配達員(24)は「いい機会になった。早く料理を届けたいという思いはあるが、丁寧に配達をしていきたい」と実感を込めた。

 

ウーバー社の田中・コンプライアンス部長は「配達員の安全意識の向上を目指していきたい」と語った。

 

https://www.47news.jp/localnews/5373840.html

 

 

 

 

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20201014日に上毛新聞ユーチューブ版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後120分ごろ、群馬県伊勢崎市田部井町のスクラップ加工業、GR商会の工場内で爆発が発生した。

 

鉄骨平屋建て工場(約750平方㍍)の外壁の一部が落下し、プラスチック製のトタンが県道桐生伊勢崎線の歩道約50㍍にわたって散乱した。

けが人や近隣の建物への被害はなかった。  

 

伊勢崎署は、工場内の機械でプラスチックや家電製品などを破砕した際、廃材の一部が爆発した可能性もあるとみて、詳しい原因を調べている。

 



 

 

https://www.youtube.com/watch?v=PoKqLWBpTPw

 

 

10152027分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、経営者は中国国籍の男性で騒音や異臭で住民から何回も苦情が出ている工場だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後1時すぎ、群馬・伊勢崎市のスクラップ工場で爆発が起きた。

現場に残る、無残に崩れ垂れ下がるトタンが、爆発の激しさを物語っている。

 

目撃者

「爆発音のような、バンッと。今まで聞いたことがないような。すぐカーテン開けてみたら、あの状態で、煙がバーって出てきた」

 

およそ50メートルにわたって、トタンが落下したものの、近隣への被害はなし。

けが人もいなかったが、住民の怒りは収まらない。

 

木村区長

「何回も、こちら(工場側)とやりとりして、直してくれ、危ないからやめてくれといろいろ言ってるんですが」

 

近隣住民

「みんなで訴えて、いずれ大きいことになりますよ、止めてくれ、結局こういうことになったわけだ」

 

いったい、工場との間に何があったのか。

 

実は、地区の区長によると、以前から騒音や異臭の問題があり、改善を求めていた矢先の事故だったという。

工場を運営するのは、中国国籍の男性。

 

木村区長

「音がうるさいというと、すぐ機械止めるんですよ。においが臭いというと、機械から出ているにおいを止める。でもまた翌日から、そういうことを何回も繰り返してた」

 

騒音と異臭トラブルは、爆発に関係があるのか。

15日、工場の関係者を直撃すると...

 

工場関係者

「(きのうのことで話を聞きたい?)大丈夫、わたし何も言えないから。(なんで爆発したかわかっているか?...

 

女性は、記者の問いかけに「話すことはない」と取材拒否。

足早に工場へ戻っていった。

 

警察は、爆発は工場の中にある鉄くずなどを粉砕する機械の付近で破裂したとみて調べている。

 

 


https://news.yahoo.co.jp/articles/a693789830af4b9329958545c93f746921d13cb7

 

 

 

 

 

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2020101520分に徳島新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前820分ごろ、徳島県小松島市横須町の合板製造会社「N四国工場」で、丸太を運搬していた高知県日高村、会社員男性(53)が荷下ろし中の丸太の下敷きになった。

 

市内の病院に運ばれたが、胸などを強く打ち、約1時間後に死亡が確認された。

 

小松島署によると、男性が運転していたのは25トントレーラーで、長さ4.2メートル、直径約35センチの丸太を積載量相当分運んでいた。

 

スイッチを押すと荷台横の柵が外れて丸太が地面に落ちる仕組みで、男性は誤って落下地点で立ち止まり、約8トン分の丸太が当たったとみられる。

 

https://www.47news.jp/localnews/5374571.html

 

 

 

 

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202010131631分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

豪雨や洪水などで水が押し寄せても、浸水などの被害を防ぐ対策を施した新しい住宅の性能を確かめる実証実験が、茨城県つくば市の研究施設で行われました。

この住宅は、防災科学技術研究所と住宅メーカーが開発したもので、13日は茨城県つくば市の研究所の施設で、実際に住宅の周りを大量の水で満たす実験が行われました。


一般的な大きさの木造2階建ての住宅が2棟用意され、このうち1棟には、水が入り込みやすい排水溝や換気口に逆流を防ぐ弁を取り付け、エアコンの室外機などを高い位置に配置したほか、建物が水に流されないよう、ポールやワイヤーで地面につなぎ止めるなど、さまざまな水害対策を施しました。


そして、建物の周りに注水し、3メートルまで水位を上げていくと、水害対策を施した建物は浸水が見られず、水位が上がると水に浮いたものの、洪水並みの水の勢いでも流されずにとどまることが確認されました。


一方、対策を施していない建物は、水位70センチほどで床上浸水が発生して1階部分が水没したほか、漏電により停電が起きる結果となりました。


水害対策を施した住宅は先月から販売が始まっているということで、開発責任者を務める一条工務店グループの萩原さんは、「鬼怒川の決壊をきっかけに、5年間かけて開発を進めてきた。業界全体で水害に強い住宅の供給を進めていきたい」と話していました。

 

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20201013/1070011011.html

 

 

 

 

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2020101405分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の現場写真付きでネット配信されていた。

 

13日午前9時半ごろ、横浜市神奈川区鶴屋町1丁目のビル建設現場で、掘削工事中にできた空洞の壁面が崩れて、作業に当たっていた会社員の男性(62)=同市都筑区池辺町=が巻き込まれた。

 

男性は約9時間後に救助されたが、死亡が確認された。

県警が死因や事故原因を調べている。

神奈川署によると、掘削によってできた空洞は長さ約15メートル、幅約5メートル、深さ約11メートル。

掘削機を使うなどして男性ら作業員3人で掘り進めていた。


男性は空洞の底に降りて、ポンプで泥水をくみ出す作業をしていた。

壁面は地下約10メートルの地点まで金属製の支柱と板で土留めされていたが、その下の部分から土砂が流れ出したとみられる。

 

空洞内は水が湧き出ているため、二次災害の恐れから救助活動は難航した。

現場は横浜駅から東に約300メートルの繁華街の一角。


市都市整備局によると、ビルは高さ約178メートル(地下2階、地上43階建て)の計画で、昨年10月に着工していた。


市が中心となって進める再開発計画の一環で、店舗やホテル、住居などが入る複合施設として、2024年3月の完成を予定していた。

 

https://feed.kanaloco.jp/news/social/case/article-266533.html

 

 

1013207分にNHK神奈川からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

13日午前9時半すぎ、JR横浜駅近くのビルの建設現場で、深さおよそ10メートルの穴の側面の土砂が突然、崩れました。


警察などによりますと、この事故で中で作業をしていた60代とみられる男性作業員1人が土砂に巻き込まれました。


救助活動は穴の中で水が漏れ出していたため難航し、男性は夜になって地上に助け出されましたが、その場で死亡が確認されました。

これまでの調べによりますと、現場では13日午前8時ごろから3人の作業員が掘削や側面から漏れ出す水の排出などの作業を行っていて、巻き込まれた男性は底の部分でポンプを使って水をくみ出していたということです。


ほかの2人は無事でした。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201013/1050011850.html 

 

 

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202010121913分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午後4時半ごろから夜にかけて、横浜駅周辺やみなとみらい21地区(MM21)などを中心に「ガス臭い」といった通報が横浜市消防局や警察署に相次いだ。

有害物質は検出されておらず、原因は不明。

市は大気のサンプルを採取しており、詳しく調べる。

神奈川新聞社の調べでは、同日午後9時の時点で、通報は市消防局に16件(神奈川区8件、西区7件、中区1件)、戸部署に2件の計18件が確認された。

市消防局によると、保土ケ谷区の消防本部でも臭気がしたため、サンプルを採取。分析を依頼したという。

同署によると、横浜駅では駅員がJRのホ-ムで異臭に気付き、同4時40分ごろから約20分間、中央南改札を封鎖。

帰宅途中の男子高校生(17)は「ガスのような臭いがしばらく続いた。構内がざわついていた」と不安そうに話していた。

県内では6月以降、横浜市や横須賀市、三浦市で原因不明の異臭が発生している。

 

https://feed.kanaloco.jp/news/social/article-265064.html

 

 

1012190分にYAHOOニュース(FLASH)からは、かなりきつい臭いだった、東大地震研は地震予兆説に慎重など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

いったい、当地で何が起きているのか。

本誌は現地での聞き取りを中心に、徹底調査をおこなった。

 

三浦半島の南端、三浦市で取材を始めると、ここでは64日に “異臭” が発生していたことがわかった。

 

「すごい臭いなので、換気をするために家の窓を全部開けました。吸い込んで、毒だったら大変ですからね」(三浦市南下浦町・70代男性)

 

「誰かが外でシンナーをまいているのかと思いましたよ。外に出てみると、パトカーや消防車も来て、騒然としていました。」(三浦市南下浦町・40代女性)

 

「私は、6月・8月・10月に異臭に気がつきました。どれも『ゴムが焦げるような臭い』という点は共通しています。5分ほどで消えるのも、同じでした。通報されていないものも含めれば、異臭がする回数は報道よりずっと多いですよ」(横須賀市追浜・50代男性)  

 

520分程度で臭いが消えたというケースが大半だったものの、「部屋を換気しないと2時間以上臭いがとれない」、「気分が悪くなり、吐きそうになった」など、その被害は深刻なものだった。  

 

10月には、横浜市の中心部でも異臭騒ぎが起きている。

 

「いままで嗅いだことのない刺激臭でした。『6月に三浦市で始まった騒ぎが、ついに横浜まで来たのか』と、このあたりの住民は、みんな戦々恐々です」(横浜市中区・30代男性)  

 

・・・・・

 

“地震の前兆” 説について、「三浦半島の異臭は大地震の発生とは、おそらく関係ない」と否定的な立場を取るのは、東京大学地震研究所だ。

 

「地震は地下数km~数十kmの深部で発生しますが、その深さで発生したガスが、岩石の隙間を伝わって地表まで到達するためには、膨大な量のガスの発生が必要です。その際には、群発地震や地殻変動のような異常が広範囲に観測され、また異臭もより広範囲に広がるはずです」  

 

しかし、そうした事象は報告されていない。

したがって現段階では、「異臭を発生させる、直接的な原因を調べるのが先決」と釘を刺す。

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/653e68b026527c3e8238676e47e908f3db410abf

 

 

1051753分にFNN PRIMEからは、青潮説に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。(以前、青潮なら生臭いはずといった説を本ブログでは紹介しているが・・)

 

東海大学海洋学部・山田吉彦教授「原因は青潮だと思われます」

東京湾で撮影された青潮の映像。

 

大量のプランクトンの死骸などがバクテリアによって分解されると、海底に酸素の少なくなった水の層ができる。

それが、強い風によって海面に押し上げられ、乳白色に見える現象が青潮。

 

東海大学海洋学部・山田吉彦教授

(青潮が)風によって、海から陸へ流されていく、そうすると、街全体を卵が腐ったような臭い、あるいは石油類のような臭いが満ちあふれる」

 

 

 

https://www.fnn.jp/articles/-/91935 

https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-91935.html

 

 

10132136分に神奈川新聞からは、過去にもこの程度の異臭頻発はあった、今回の騒ぎはメディアやSNSの取り上げ方に一因があるのでは?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

東京湾を航行する原油などを運ぶタンカーが、タンク内の検査で人が立ち入るため、ガス抜き作業を行っているからではないかとの推測もある。

ただ、海洋問題を研究する東海大の山田吉彦教授は、「東京湾で大型船のガス抜きを行うことは、現状では考えづらい」と否定的だ。

かつては東京湾でも行われたものの、公害が社会問題化して以降はみられないという。

 

横須賀海上保安部も一連の騒ぎでいずれも該当する船舶がないことを確認している。

一方で「異臭は今に始まったことではない。これまでも異臭の通報は毎月のようにあった。なぜ、これほど騒ぐのか」と首をかしげる消防関係者もいる。

通報が500件に上った6月の騒ぎで人々が臭いに敏感になり、SNSの普及やメディアの報道なども相まって、その後の毎月の騒ぎを引き起こした―という見立てだ。

今月12日の横浜での騒ぎでは「これが噂の異臭なのかな」というつぶやきもあった。

 

メディアは近年、ツイッターなどのつぶやきなどから、事件事故の発生をいち早く情報収集して取材に着手する手法を強化している。

 

消防関係者は「報道機関がそのような方法を導入した影響があるのでは」と推察。

過去には広く知られることのなかった小規模な異臭が問題化していることに違和感を覚えるという。

ソーシャルメディア評論家の落合正和さんは「SNSは災害に関してはデマが拡散されやすい。(人々は)恐怖心を持っているので、小さなことでも拡散されてしまう」と指摘し、異臭騒ぎについても少なからずこの傾向が当てはまるとの見方を示す。

メディアがSNS上の情報をきっかけに取材することが多い現状を受け、「デマに惑わされないでということも呼び掛けてほしい」と注文した。

 

https://feed.kanaloco.jp/news/social/article-266374.html 

 

 

10131920分にNHK神奈川からは、サンプリングした空気からは通常の10倍以上のペンタンなどが検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR横浜駅やその周辺では、12日「ガスのような臭いがする」といった通報が16件相次ぎ、横浜市保土ケ谷区にある消防の庁舎でも臭いがしたことから、職員が外の空気を採取し、市の研究所で成分の分析が行われました。


これについて横浜市は13日午後5時半から記者会見し、ガソリンなどに含まれるイソペンタンと、ペンタンが市内の通常の大気と比べて10倍以上の濃度で検出されたほか、ブタンも通常の3倍近い濃度で検出されたことを明らかにしました。


また木材を燃やした時などに発生するエチレンとアセチレンも、通常の2倍以上の濃度で検出されたということです。


横浜市は現時点では健康に影響を及ぼすことはないとしています。



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201013/1050011847.html 

 

 

10151632分にNHK神奈川からは、15日にも横須賀で異臭通報がありサンプルを採取したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日も、横須賀市中心部にある安浦町や富士見町などで、午後2時半ごろから「ガスのような臭いがする」という通報が15件、消防に相次ぎました。


消防の職員が現場に出向き、サンプルの空気を採取したということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201015/1050011864.html

 

 

1016175分にNHK神奈川からは、横須賀でも横浜と同じくペンタンなどが検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日は、横須賀市内で14日採取された空気の分析結果を県が発表し、ガソリンなどに含まれるイソペンタンやペンタン、それにブタンが通常の7倍から14倍の濃度で検出されたということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201016/1050011875.html 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇テレビのニュースで、たしか早稲田大学の教授だったと思うが、「ガソリンが原因なら、もっと他の成分が検出されてもいいはず」といった趣旨のことをコメントされていた。

(探してみたが、当該コメントが記載された記事は見つからなかった)

 

ガソリンの成分は、たしか数10種類の上の方、100種類近くあったと記憶している。

この点、教授のコメントは当を得たもののように感じた。

 

〇風向について調べてみたが、異臭感知時、64日の三浦市&横須賀市は南から、1015日の横須賀市は東からという情報はあったものの、それ以外の日については不明だった。

 

 

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202010112038分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真と解説図付きでネット配信されていた。

 

昨年の台風19号で岩手県内では3人の犠牲者が出て、うち2人は車を運転中に道路の陥没箇所に転落して亡くなった。

 

釜石市が公表した報告書によると、同市内の道路陥没は、大雨で地中の浸透水の量が限界に達したのが原因だった。

 

台風19号上陸から12日で1年。

雨が収まった後も目に見えないところで道路に異常が出る恐れがあり、専門家は警鐘を鳴らしている。

 

釜石市鵜住居町を通る市道「箱崎半島線」が昨年10月13日に陥没した。

車を走らせていた同市の高橋さん(男性、当時68歳)が転落し、翌月死亡した。

 

大河原正文・岩手大准教授(地盤工学)が現地調査などを行い、検証報告書をまとめ、市が9月に公表した。

 

報告書によると、陥没は、路面下の盛り土が崩壊したことで発生。

路面が長さ約20メートル、幅約12メートル崩れ、約2600立方メートルの土砂が流出した。

大型ダンプにして約520台分に上る。

 

崩壊の引き金となったのは、地中を流れる浸透水だ。

 

釜石市では13日午前0~1時に55・5ミリの降水量を観測し、雨のピークを迎えた。

 

この時はまだ、水が斜面の内部をゆっくり流れていたが、半日以上たち、雨がやんでいた13日夕から夜にかけて「排水能力を超える浸透水が流入し、盛り土の荷重バランスが崩れ、一気に崩壊した」と指摘した。

 

市道を管理する市建設部の菊池部長は、「台風が去り、いったんホッとしていた。台風後も警戒が必要だと痛感した」と振り返る。

 

市や委託業者は、雨のピークの前に1回、台風が過ぎ去った後も3回、路面の状態をパトロールしたが、異常は認められなかった。

 

菊池部長は、「せめて、木が倒れていたり水があふれていたりといった兆候があれば、気付けたかもしれない」と、対応の難しさを悔やむ。

 

市道は東日本大震災後、内陸部に建設され、2017年に供用が始まった道路。

 

盛り土の構造は「指針に準拠して設計されており問題ない」と結論づけ、施工不良などの人為的なミスはなかったとした。

 

現在も通行止めが続き、復旧のめどはたっていない。

 

台風19号では、田野畑村松前沢の村道でも陥没が起き、岩泉町の穂高さん(当時71歳)が、運転する軽トラックごと転落して死亡した。

 

釜石市の佐須地区や宮古市の重茂半島でも道路陥没が起きた。

 

斎藤徳美・岩手大名誉教授(地域防災学)は、「行政機関や住民は、雨が収まっても斜面や路面の崩壊が起きうると認識すべきだ」と指摘する。

 

大河原准教授は報告書で、浸透水の排水方法や盛り土の補強といったハード面に加え、浸透水の状況を計測するシステムの構築などを提言した。

 

市は今後、市道の災害復旧工事で対策を講じることが可能かどうか、国と協議する方針だ。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201011-OYT1T50144/ 

 

 

※以下は事故当時の状況などを伝える報道。

 

201911161525分 毎日新聞)

 

高橋さんは同市鵜住居町で「H電気工事」の社長を務めていた。

 

台風19号の豪雨が小康状態になった先月13日午後9時前、根浜地区の自宅兼会社から約2キロ離れた事業所にとめた車が災害復旧工事車両の妨げになると考え、移動させるために妻(69)と車で向かった。

 

高橋さんも寄付をして建設された釜石鵜住居復興スタジアムでのラグビー・ワールドカップの試合は中止になったが、テレビは日本戦を映し出していた。

長女(43)は「スコットランドを逆転し、ハーフタイムだった」と記憶する。

 

直後、長女の携帯に連絡が入った。

「レスキュー車と救急車を呼んでくれ」。

高さ510メートルの市道の穴に落ちたという。

 

長女の夫(43)が向かったが、高橋さんは頭に大けがをしながら、土砂崩れを警戒して妻の手を引き、ボンネットに避難していた。

 

病院で「俺はだめかもしれないがみっちゃんだけは助けてくれ」と妻を気遣った。

一時は回復に向かったように見えたが、7日に転院先の病院で亡くなった。

 

釜石市と大槌町の配電事業や、東北6県の岩盤掘削などを手掛けてきた。

4歳から高校生までの6人の孫と従業員約15人を愛した。

 

1995年のチリ地震津波後に高台に引っ越し、震災では家族全員が無事だった。

国道と根浜、箱崎の両地区を結ぶ道路のがれきを、重機でいち早く撤去。

地元自治会長の前川さんは「命を守ってくれた恩人だ」と感謝を惜しまない。

 

10日の告別式には、式場の寺院に向かう道路が渋滞し、数え切れないくらいの人が訪れたという。

 

https://mainichi.jp/articles/20191116/k00/00m/040/081000c 

 

 

 

 

 

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202010102037分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

昨年の台風19号(令和元年東日本台風)の上陸前、千葉県市原市で竜巻が発生し、建物8棟が全壊するなど大きな被害が出てから、12日で1年がたつ。

 

管轄する市津消防署は台風の上陸に備えていたが突然、庁舎や車両の被害を含む大規模災害に直面。

異常事態の中でも冷静に対処し、市民を救出しており、今後の災害対応にとっても貴重な経験となったようだ。

 

昨年10月12日朝、市原市潤井戸の市津消防署では、予想されていた台風に備え、朝から署員が集まっていた。

 

しかし、台風上陸前の午前8時8分ごろ、竜巻が起こり、消防署の窓ガラス55枚が割れた。

飛散物がぶつかるなどして、水槽車、ポンプ車、救急車が自走不能に。

署員の車24台も全損に近い状態となった。

 

竜巻の直後に署に到着した天野市津消防署長(現・市消防局消防総務課長)は、「出勤途中に道路の状況を見て、大規模災害が発生したと気が引き締まった」と振り返る。

 

しかし、救助に向かう道路は飛散物で通行ができない状態。

庁舎の窓ガラスも割れ、台風による雨が吹き込めば、通信設備などに故障が生じる恐れもあるなど、問題が山積していた。

 

天野氏は直ちに全員召集を発令。

集まった署員を、救助に向かう班、道路上の飛散物を撤去する班、庁舎の修繕を行う班に分け、指揮を執った。

結局、署は消防機能を失うことなく救助を行うことができたという。

 

天野氏は、「前例のない被害だったが、これまでの経験を基に冷静に対処をすることができた」と振り返る。

 

救助班は、車両が通れない箇所は歩いて資材を運び、時には素手でがれきを撤去し、がれきの下から子ども3人を含む4人を救出した。

救助の際には、感極まる署員もいたという。

 

住民の安否確認のため、徒歩で近隣の住宅全224棟を回り、自力での到着が困難な人たちは避難所へ誘導した。

 

同市消防局では今年9月28、29日に、指揮隊長級の職員を対象に、当時の記録を使った研修を行うなど、この竜巻への対応を今後の災害時の取り組みに生かそうとしている。

こうした考えから、同署の3階には現在も、竜巻で飛来してきたがれきを展示している。

 

天野氏は、「災害対応ではそれまでの経験がモノを言う。竜巻で経験したことを、今後の災害時にも生かせるようにしたい」と語った。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/201010/afr2010100011-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、防災科学研究所の被害調査速報図に、ブログ者が当該消防署の位置を赤字追記した図。

この図から見ると、当該消防署は竜巻の通り道に位置していたようだ。

 

 

 

https://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgi?page=2019%C7%AF10%B7%EE12%C6%FC%A4%CB%C0%E9%CD%D5%B8%A9%BB%D4%B8%B6%BB%D4%A4%C7%C8%AF%C0%B8%A4%B7%A4%BF%CE%B5%B4%AC%C8%EF%B3%B2%C4%B4%BA%BA%A1%CA%C2%AE%CA%F3%A1%CB

 

〇以下は、グーグルアースで調べた当該消防署の外観。

結構大きな消防署だ。

 

 

 

 

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2015101日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5250/

 

 

(2020年10月18日 修正2 ;追記)

 

2020101080分にYAHOOニュース(AERAdot)からは、2002年に保安院からの働きかけを東電が拒否した時の、やや詳しい状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

国が隠し続けた原発事故の「真実」が、時が経つにつれてあぶり出されている。

 

東日本大震災から来年で10年。

司法が下した判決は、「国にも責任がある」だった。

 

AERA 20201012日号の記事を紹介する。

 

*  *  *

 

「事故は防げた、人災だった」  

高裁が初めて、そう判断した。  

 

東京電力福島第一原発の事故で、住民が国や東電に損害賠償を求めた集団訴訟は、全国で約30ある。

 

これまでの判決で、国の責任を認めたのは7地裁、認めなかったのは6地裁と、司法判断は割れていた。

 

930日、仙台高裁(上田哲裁判長)は、国が東電に津波対策をとらせなかったことは違法だと、明快に認めた。

 

国の責任を示す事実が、少しずつ解明されてきたことが背景にある。  

 

東日本大震災から遡ること約9年前、200281日の朝刊に、東北地方でマグニチュード(M8クラスの巨大地震が高い確率で発生すると警告した記事が載った。

 

「津波地震、発生率20%」

「今後30年三陸─房総沖」  

朝日新聞も、このような見出しで社会面に大きな記事を載せている。

 

三陸沖で1896年に発生した津波地震は、岩手県で30メートルを超える高さまで遡上し、死者は2万人を超えた。

同じような地震が、もっと南の福島沖や茨城沖でも起きる、という内容だった。

 

・・・・・

 

81日付朝刊の記事を読んだ経済産業省の旧原子力安全・保安院の担当者は、同日午後6時半ごろ、東電に電話した。

「本日新聞に掲載された『三陸沖津波地震確率20%』に対して、プラントが大丈夫であるかどうか、説明を聞きたい」

 

4日後、東電の担当者は、資料を持って保安院に説明に行った。

 

東電が他社に送ったメールによると、保安院の担当者4人は、「福島から茨城沖も津波地震の津波を計算するべきだ」と要求。 

しかし東電は、「論文を説明するなどして、40分間くらい抵抗した」、「結果的には計算するとはなっていない」と報告している。

逃げ切ったのだ。  

 

保安院は東電の言い分を聞いただけ。

自分たちで調査したり、専門家に意見を聞いたりして確認することをしなかった。  

 

30日の仙台高裁の判決では、この時点の保安院の動きを、「不誠実ともいえる東電の報告を唯々諾々(いいだくだく)と受け入れることとなったものであり、規制当局に期待される役割を果たさなかったものといわざるを得ない」と厳しく批判した。  

 

東電に40分抵抗された揚げ句、対策をとらせることができなかった保安院。

その大きな失敗を保安院の関係者は、政府や国会の事故調査委員会には黙っていた。

 

181月になって、国が訴訟に提出した文書で初めて明らかになった。  

 

事故調に隠し、裁判で明らかになった事実はほかにもある。  

 

065月、福島第一に敷地を超える津波が襲来した場合、炉心溶融を引き起こすと東電は保安院に報告していた。

 

危機感を持った当時の保安院の担当者が、06年から07年にかけて、東電に津波対策をとらせようと激しくやりとりしていたことは、東電元幹部の刑事裁判(18年)で初めてわかった。

 

担当者は、「電力事業者はコストをかけることを本当にいやがっていると思うと、正直、電力事業者の対応の遅さに腹が立ちました」と、検察に述べていた。  

 

これらを踏まえ、国が規制権限を行使しなかったことについて、仙台高裁は「遅くとも06年末までには、許容される限度を逸脱して著しく合理性を欠くに至ったものと認めることが相当」として、国の責任を認めた。

 

(ジャーナリスト・添田孝史) 

AERA 20201012日号より抜粋

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e9f95d7c36da94194597cf26d7a710daf86fff7

 

 

 

 

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20201010747分にYAHOOニュース(NIKKEI STYLE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

救急医療の現場で負傷者の治療や搬送の優先度を判定する「トリアージ」の法制化を求める声が上がっている。

 

現状では法律に基づく免責規定がなく、判定に誤りがあったとして訴訟に至った事例もある。

 

救急医らは「現場が萎縮して救命率の低下につながりかねない」と懸念しており、関係団体は制度化に向けた提言づくりを始めている。

 

「火災事案があります。何人受け入れられますか」

「赤タグ10人受け入れられます」

「赤3人、黄2人可能です」

 

2019718日、京都アニメーションのスタジオ(京都市伏見区)で36人が犠牲となった放火殺人事件。

30人以上が負傷し、京都市消防局と複数の病院との間で緊迫したやりとりが繰り返された。

 

最初の通報から約10分後、現場に到着した京都市消防局の救急隊は、スタジオから半径約120メートルの範囲に逃れた京アニ社員らに重症の「赤」、中等症の「黄」、軽症の「緑」のタグを付けるトリアージを実施した。

 

ほぼ完了したのは約45分後で、判定に基づき、搬送する病院を振り分けた。

市消防局は「迅速にトリアージを展開でき、スムーズな治療につなげることができた」と振り返る。

 

トリアージは、大規模な事件や事故、自然災害などで多数の負傷者が発生した現場で、救命率を向上させる有効な手法とされる。

 

医師や救急隊員らが判定に当たるが、現状では法的な免責規定がなく、判断やその後の対応が正しかったのかどうかが問われる可能性がある。

 

実際に訴訟になったケースがある。

 

東日本大震災で石巻赤十字病院(宮城県石巻市)に搬送され、トリアージで軽症の「緑」と判定された女性(当時95)が3日後に脱水症で死亡。

女性は震災前に「要介護5」と認定されており、必要な対処を怠ったとして、遺族が病院側に損害賠償を求めて仙台地裁に提訴した。

 

石巻赤十字病院によると、当時は通常の10倍程度となる約700人の救急患者が搬送されていた。

 

同病院は津波被害を免れた数少ない医療機関の一つで、多くの被災者も身を寄せており、薬や食料が底を突きかけていた。

 

石橋院長は、「人材や医療物資が限られる中で、治療を要さない患者を『黄』と判断することはできなかった」と振り返る。

 

201912月に和解が成立し、判決には至らなかった。

 

医療訴訟に詳しい永井幸寿弁護士は、「災害医療での病院の対応に司法判断を下すことが難しいとみて、裁判所が和解を勧めた可能性もある。ただ、今後は司法判断を迫られる事例も出るだろう」と指摘する。

 

司法判断が出れば、救急現場に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

京アニ事件で救急医療に携わった京都医療センター(京都市)の西山救命救急センター長は、「司法の場でトリアージの判断が不適切と判断されれば現場が萎縮しかねない。トリアージに携わる人がいなくなれば、救命率が下がってしまう」と懸念する。

 

1人あたり30秒程度が目安とされるトリアージは、1030%の誤りが発生する可能性も指摘されている。

 

永井弁護士は、「大災害のような緊急時では、医師らが判断ミスを起こすこともある。こうした状況で責任を問われるべきではない」として、トリアージの免責に関する法整備を訴える。

 

一方で、「判断ミスの被害者となった患者の遺族の心情にも配慮しなければならない。医療従事者の免責と同時に、補償についても議論が求められる」と話す。

 

このほか、救急隊員や看護師がトリアージを実施した場合、判断が「医療行為」とみなされれば、医師法に違反する恐れもある。

 

現場には医師よりも救急隊員らが早く到着するケースが多い。

永井弁護士は、「トリアージを担当する主体について、救急救命士や看護師も法律で明記することが必要だ」との考えを示す。

 

近年は、一度に大勢が死傷する大規模な自然災害が相次ぎ、急病や事件・事故以外でも救急の必要性は高まっている。

 

日本医師会や日本救急医学会などは1910月、災害時のトリアージの在り方について議論する委員会を立ち上げた。

 

今後、免責を含めた制度の必要性や、災害時におけるトリアージの重要性に関する提言をとりまとめる方針だ。

 

ただ、新型コロナウイルスの影響で、今年2月以降は議論が止まっており、とりまとめの時期は決まっていない。

 

同委員会代表の大友医師は、「緊急時に一人でも多くの命を救うためにトリアージは必須。法整備も含め、何らかの形で制度を作ることが必要だ」と話している。

 

◇  ◇  ◇

 

【遺族ケアの取り組みも 尼崎脱線事故で本格導入】

 

トリアージはフランス語の「選別」が語源だ。

負傷者の重症度に応じて「緑」「黄」「赤」「黒」の4つに区分する。

 

日本で共通化されたトリアージは、20054月に兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故で初めて大規模に実施された。

脱線事故では乗客106人と運転士1人が死亡、562人が負傷した。

 

トリアージの実施で緊急度の高い負傷者から救急搬送することができ、救急医の間では評価する声が上がった。

 

しかし翌06年の日本集団災害医学会では、タグの判定や診断に疑問を抱き、悩み続ける脱線事故の遺族らの思いが報告された。

 

搬送順位が最も低い黒タグが付いた被害者家族のケアの必要性も認識されることになった。

 

そこで立ち上がったのが日本DMORT(兵庫県西宮市)だ。

 

DMORTは災害死亡者家族支援チームの略。

災害時の避難所などで遺族に寄り添い、話を聞いたり負傷していれば応急措置をしたりする。

研修を受けた医師や看護師らは約700人に上り、活動の幅が少しずつ広がっている。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a450b0b5f16a5ee8cd0e48b04164fc9d6c3c9c45

 

 

 

 

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2020101070分にYAHOOニュース(佐賀新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で9月下旬に発生した仮設ケーブル火災の原因について九電は9日、佐賀県庁などを訪れ、人為的なミスで容量を超える電流が仮設ケーブルに流れたためと説明し、謝罪した。

 

九電の豊嶋取締役常務執行役員は報道陣に対し、「コミュニケーション不足だった」との認識を示した。

 

火災は9月24日に発生した。

九電によると、仮設ケーブルは当初、3号機の定期検査に伴って使用する仮設プレハブだけに給電する計画だった。

 

しかし、新たに2台の換気用ファンを接続するように計画を変更した際、仮設ケーブルを取り換えておらず、容量を上回る電流が流れて発火した。

 

仮設電源盤を管理する責任者は、取り換えの必要性を認識していたが、連絡をしていなかった。

 

県庁を訪れた豊嶋取締役常務執行役員は小林万里子副知事に報告書を手渡し、「徹底した原因究明と対策を取りまとめた」と述べた。

 

小林副知事は玄海原発で火災などが過去2年で5件続いていることに触れ、「小さなトラブルが頻発している印象。重く真摯(しんし)に受け止めて」と述べ、近く視察する考えを示した。

 

電は再発防止策として、管理職による現場の作業点検の頻度を増やすなど体制を強化し、今後は文書で連絡のやり取りを行う。

 

玄海町、唐津市、伊万里市にも説明した。

 

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/585491

 

 

109日付で九州電力HPに、コミュニケーション不足の具体的な状況が、下記趣旨でプレスリリースされていた。

 

(別紙1 3ページ)

 

〇当初は、仮設プレハブ(電流容量10A[アンペア])のみへ給電する計画であったため、仮設電源盤に許容電流が44A1次側仮設ケーブルを選定した。

 

〇仮設電源盤に換気用ファン(電流容量41A×2台)を追加接続するように計画を変更した際に、仮設電源盤の取扱責任者は1次側仮設ケーブルを変更する必要があると認識していたものの、後回しにした

 

〇その後、仮設電源盤に換気用ファン2台を接続したことが、接続作業責任者から仮設電源盤の取扱責任者へ伝わらないまま、換気用ファン2台が起動され、ケーブルの許容電流である44Aを超える電流92Aが流れたため、ケーブルが発火し焼損した。

 

http://www.kyuden.co.jp/press_201009b-1.html

 

 

 

 

※キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー



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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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