







2017年4月13日10時16分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大規模なマラソン大会のコース近くに住んでいる人が開催日に心臓発作を起こした場合、別のエリアの人に比べて1カ月以内に死亡するリスクが13%以上高いとする研究結果を、米ハーバード大のチームが米医学誌に13日、発表した。
米国の11都市で2002~12年に開催された大会を調べた。
広範囲にわたる交通規制によって救急搬送時間が普段より長くなるため、初期治療が遅れて症状が悪化する可能性がある。
チームは、「心疾患の治療は一刻を争う。住民が素早く救命措置を受けられるよう、都市レベルでの対策が必要だ」と指摘。
大規模な交通規制が予想される20年の東京五輪でも、十分な備えが求められそうだ。
チームは、ニューヨークやボストン、ホノルルなど主要なマラソン大会のコース近くに住んでいて、当日に心筋梗塞や心不全を起こした65歳以上の患者約1000人を調査。
すると、1カ月以内の死亡率は他の地域や別の日の患者に比べて3%高く、統計的な分析では死亡リスクが13%超上昇していた。
救急車が病院に着くまでの時間は、交通規制で通常より平均4分半長くなっていた。
チームは、到着の遅れが初期治療の効果に影響したとみている。
日本のマラソン大会では、緊急時にコース内を救急車が通行できる措置が取られている場合がある。
ただ、実際にどのような影響が救急医療にあるかは、不明な点が多いのが現状だ。
米医学誌は、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン。
【国士舘大の田中秀治教授(救急医学)の話】
マラソン大会の交通規制が救急医療に及ぼす影響を示した研究で興味深い。
米国は、大会時に広範囲に長時間、交通遮断してしまうため、こうした結果になったと考えられる。
日本の大会は、遮断を最低限にとどめたり部分的に通行させたりする工夫をしており、結果がそのまま当てはまることはなさそうだ。
ただ、建物が密集した大都市で長時間の交通規制を行う場合は起こり得ることなので、日本も同様の検証が必要かもしれない。
【九州大の永田高志助教(救急災害医学)の話】
マラソン大会でのランナーの心肺停止例は多く報告されているが、開催地の住民の救急医療に対する影響を、死亡率の増加という形で示した初の研究だ。
交通規制によって病院への到着が4分半も遅れる影響はかなり大きい。
調べれば、日本の大会でも同様の影響が出ているかもしれない。
2020年の東京五輪などに向けた一つの教訓として受け止め、大規模なイベント開催が地域社会に与える影響を考える機会にしてほしい。
(共同)
出典
『マラソン大会 コース沿い住民心臓発作死亡率高い 米調査』
http://mainichi.jp/articles/20170413/k00/00e/040/212000c
2017年4月14日7時0分に北海道新聞から、函館市の事例に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月13日19時9分にNHK北海道からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後2時半ごろ、函館市美原3、古書店「Bマーケット函館美原店」の外壁に取り付けられた看板の一部が落下、店から出てきた北斗市の自営業女性(56)に当たり、肩や手などに軽傷を負った。
駐車中の乗用車にもぶつかり、車体の一部がへこんだ。
函館地方気象台によると、函館市内は13日朝から風の強い状態が続いていて、午前10時すぎには25.2メートルの最大瞬間風速を観測したほか、事故があった時間帯には14メートルほどの「やや強い風」が吹いていたという。
警察は、強風にあおられて看板が外れて落下したとみて調べている。
警察などによると、看板はアクリル製のボックス型。
前面部分(縦約70cm、横約2m)が外れて落下した。
店の出入り口の上部に取り付けられていた。
同店によると、看板は20年ほど前に設置し、2015年に点検した際は異常は見つからなかったという。
出典
『強風の函館で看板落下し女性けが』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0389456.html
『函館 古本屋看板落下で女性けが』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170413/5565961.html
4月13日12時26分にNHK北海道からは、帯広市の事例について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前8時50分ごろ、帯広市東4条南13丁目で、「ビルの看板が落下して道路にはみ出そうだ」と、通りかかった人から消防に通報があった。
警察や消防が駆けつけたところ、3階建てのビルの外側、高さ10mほどの場所に取り付けられていた、入居者の名前が書かれた看板の側面の板が一部、剥がれ落ちていた。
警察によると、剥がれ落ちたのは長さ2m、幅50cmほどの金属製の板で、けがをした人はいないという。
ビルの管理者によると、看板は20年ほど前に取り付けられたもので、今回の落下を受けて、看板全体を撤去することを決めたという。
帯広市では、今月10日に信用金庫の敷地に設置されていた高さ7mの大型看板が落下したばかりで、道は、看板の管理者に点検などを求める通知を出して注意を呼びかけている。
出典
『帯広で再び看板落下 けが人なし』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170413/5542921.html
2017年4月12日10時26分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2017年4月13日2時0分に神奈川新聞から、4月12日18時40分にJCC(テレビ朝日;スーパーJチャンネル)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
川崎市中原区の多摩川河川敷で今月1日、ジョギングなどをしていた男女約10人が化学物質が原因とみられるやけどを負っていたことがわかった。
国交省関東地方整備局京浜河川事務所(横浜市)は、当日雨が降っていたことにより、土中の石灰が溶けだしてアルカリ性のぬかるみができ、靴に染み込んだ可能性があるとみて、周囲約250mを立ち入り禁止にした。
同事務所によると、多摩川右岸の丸子橋上流500m付近の河川敷を通った人から、「足が痛くなり、病院で化学やけどと診断された」「河川敷に白いぬかるみがあった」などという連絡が複数寄せられた。
職員が確認したところ、地面の一部が白くなっていた。
現場近くでは、昨年10月から先月末まで堤防工事が行われていた。
工事車両が通ったことで、市のマラソンコースにもなっている道路が傷んだため、土と石灰を混ぜて復旧させた。
同事務所は、施工業者に事情を聞くなどして、詳しい原因を調べている。
出典
『河川敷ジョギング中にやけど、ぬかるみに石灰?』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170412-OYT1T50057.html
『多摩川・河川敷道路250メートルを立ち入り禁止に』
http://www.kanaloco.jp/article/244222
『河川敷・ランニング中やけど「石灰で真っ白…」』
(2017年4月24日 修正1 ;追記)
2017年4月20日20時28分にNHK首都圏から、舗装工事時に業者が材料を誤ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
今月1日、川崎市中原区の多摩川の河川敷をジョギングしていて水たまりにはまったという男女3人から、「ぬれた足が炎症を起こした」と痛みを訴える連絡があった。
3人は、強い化学物質が皮膚に接触することで発症する「化学やけど」と診断され、いっしょに走っていた10人ほどのグループのほかのメンバーも同じ症状を訴えたと話しているという。
国交省が調べたところ、河川敷の舗装工事を担当した業者が舗装に使う資材として石灰と土を混ぜる際に材料を誤ったため石灰の量が多くなりすぎ、それが雨でしみ出して強いアルカリ性の水たまりが出来ていたことがわかったという。
国交省は、20日から舗装をやり直す対策工事を始めた。
工事は2週間ほどかかるという。
出典
『河川敷工事ミスで“化学やけど”』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170420/5768301.html
(ブログ者コメント)
国交省京浜河川事務所が記者発表した資料は下記。
原因については、報道以上のことは書かれていない。
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/keihin_00000106.html
2017年4月12日20時46分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時半ごろ、香川県善通寺市生野本町2の私立保育所「K子育てプラザ21」(園児126人)で、園庭のうんていで遊んでいた女児(3)が、木製外枠の狭くなっている部分に首を掛けた状態で宙づりになっているのに施設内にいた保育士が気付き、保育所の看護師が助け出した。
警察によると、一時は心肺停止状態だったが、病院に搬送後、自発呼吸が戻ったという。
保育所によると、当時は外遊びの時間中で、うんてい周辺では数人が遊んでいた。
うんていは、手でぶら下がれる鉄棒が高さ1m地点にあるが、その上部にも木枠があり、筋交いで固定されていた。
女児は、頭を内側に入れる形で筋交いに挟まっていたという。
当時、園庭で外遊びを見守っていた保育士は、別の場所で起こった園児同士のトラブルに対応しており、女児の近くに大人はいなかったという。
保育所を運営する社会福祉法人「K福祉センター」の片山理事長(75)は、「(保育士の)目が離れてしまった。安全をより徹底すればよかった」と話した。
出典
『遊具事故 首挟まり、女児一時心肺停止に 香川の保育所』
http://mainichi.jp/articles/20170413/k00/00m/040/079000c
4月13日7時21分に産経新聞westからも、同趣旨の記事が事故状況のイメージ図付きでネット配信されていた。
香川県善通寺市の保育施設「K子育てプラザ21」で雲梯に首が挟まった女児(3)が病院に搬送された事故で、女児が雲梯上部に水平方向に渡した柱などの間で首を挟んだ状態で宙づりになったとみられることが、警察への取材で12日、分かった。
女児は搬送時に心肺停止の状態だったが、自発呼吸を回復した。
保育施設などによると、雲梯は全体の高さが約140cmあり、首を挟んだ水平方向の柱までの高さは約100cmだった。
女児は午前9時20分ごろに遊び始め、約10分後に職員が異変に気づいて119番した。
警察によると、女児は雲梯の下部にある支柱を足場にしてよじ登り、水平方向の柱などの間で頭部を挟んだ状態で遊んでいるうちに足を踏み外した可能性が高いという。
警察は同日、現場の実況見分を実施。
当時の安全管理などについて関係者から事情を聴くなどして、詳しい原因を調べる。
保育施設の運営法人の片山理事長(75)は、「8日に入園式があり、保護者に安心してくださいと言ったのに申し訳ない。もっと安全を徹底していれば」と話した。
出典
『「もっと安全を徹底していれば」首を柱で挟み宙づり、3歳女児呼吸を回復…高さ100センチ、足踏み外す? 香川』
http://www.sankei.com/west/news/170413/wst1704130012-n1.html
4月13日付で朝日新聞(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
雲梯は、前日に入所したばかりの女児の妹(0)がいた0歳児クラスの前にあった。
事故直前、女児が妹の様子を見ようと近くのフェンスに上がっているのを、室内の保育士が注意していたという。
(ブログ者コメント)
朝日新聞のイメージ図によると、雲梯の2本の横木と筋交いの間に挟まれた三角形の空間に首を挟まれた模様。
こんな場所で・・・という感じ。
思いもしない場所で事故が起きることがある、その一例として紹介する。
(2018年1月28日 修正1 ;追記)
2018年1月25日10時23分に産経新聞westから、女児が死亡したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
意識不明となっていた女児が24日、低酸素脳症で死亡した。香川県警丸亀署が発表した。
女児と両親は、施設には隙間をふさぐなどの安全対策を講じる義務があったとして、昨年12月、施設側や担任の保育士らに対し、計約2億5千万円の損害賠償を求めて高松地裁に提訴した。
出典
『保育施設の雲梯事故で意識不明の4歳女児死亡 香川』
http://www.sankei.com/west/news/180125/wst1801250046-n1.html
(2018年3月2日 修正2 ;追記)
2018年2月28日14時5分に読売新聞から、園長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月28日17時25分にNHK香川からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警丸亀署は28日、女性園長(47)を業務上過失致死容疑で書類送検した。
園長は「うんてい」の手すりなどに女の子の頭がはさまる危険性を認識しておらず、保育士による見守りなどの事故防止措置を怠り、女児を死亡させた疑い。
警察のこれまでの調べで園長は、「自分の施設で起こった事故に対して責任を感じている」と話しているという。
出典
『園庭遊具に首挟まれ女児死亡、園長を書類送検』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180228-OYT1T50042.html
『保育所遊具事故 園長を書類送』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20180228/8030000490.html
2017年4月11日11時6分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
食中毒を引き起こす「ウェルシュ菌」をご存じですか?
この菌には熱に強いものがあり、作りおきしたカレーや煮物などを食べて発症するケースが多くみられます。
春にも食中毒が起きており、注意が必要です。
【熱に強い性質、煮物も注意】
3月8日夕方から翌朝にかけて、東京・世田谷の私立幼稚園の園児67人と教職員9人の計76人が、次々と下痢や腹痛、嘔吐の症状を訴えた。
複数の患者の便からウェルシュ菌が検出され、保健所は、8日昼の「年長組を送る会」で食べたカレーが原因と断定した。
カレーは、7日午前11時ごろから、教職員と園児が職員室で2つの大きな鍋を使って作り、そのままの状態で一晩、常温で保存。
食べる直前に再加熱したという。
ウェルシュ菌は、人や動物の腸管内や土壌、下水などに存在。
肉や魚、野菜などの食材にも付着し、体内に大量に取り込まれると食中毒を引き起こす場合がある。
日本食品衛生協会の栗田・技術参与によると、ウェルシュ菌による食中毒が起きやすいのは「カレーやシチューなど、とろみのある料理を大鍋で作った時」だという。
筑前煮や煮込みハンバーグなどでも起こる。
ウェルシュ菌の中には「芽胞(がほう)」という、殻のような状態になるものがある。
熱に強い芽胞は、100℃で60分間熱しても死滅しないとされる。
そのため、調理の際に煮沸してもウェルシュ菌が残り、その後増殖して食中毒を引き起こす可能性がある。
常温で保存し、温度が55℃程度まで下がってくると、芽胞から新しい芽が出て菌が増殖し始める。
特に43~45℃で急速に増える。
料理にとろみがついていたり、量が多かったりすると、温度はゆっくり下がるため、菌が増殖する時間も長くなる。
飲食店やイベントで大量に調理した時に食中毒が発生しやすく、2014年には京都市の業者が製造したキーマカレーの弁当を食べ、900人が食中毒症状を訴えた。
ウェルシュ菌による食中毒の症状は、腹痛や下痢など。
ほとんどの場合、発症後1~2日で回復するという。
ただ、病気などで免疫力が低下していると、まれに重症化することもある。
【常温放置せず冷蔵を】
厚生労働省へ報告があった2016年のウェルシュ菌による食中毒は31件。
患者数は計1411人にのぼる。
31件の事故を発生月別でみると、4月と5月に計7件、10月と11月に計9件が起きている。
細菌性の食中毒は一般的に夏に多いが、ウェルシュ菌は春や秋の発生が目立つ。
では、どうすれば防げるのか。
「一番の予防法は、調理後すぐに食べること」と栗田さんは言う。
家庭でも注意が必要だ。
カレーなどは一晩おくとおいしいとも言われるが、保存の仕方によっては、ウェルシュ菌が繁殖してしまう。
ポイントは、一度に作りすぎないこと。
作りおきする場合は、常温で長時間放置せず、容器に小分けにし、冷蔵庫や冷凍庫で10℃以下に冷やして保存する。
料理が早く冷めるよう、小分けする容器は底の浅いものがいい。
ウェルシュ菌は酸素が苦手な嫌気性菌のため、容器に移し替える際に料理を混ぜて空気に触れさせると、より効果的だという。
作りおきしたものを食べる際には、ムラなく加熱できるよう、鍋に移し替えた上でよくかき混ぜながら全体にしっかり火を通す。
ウェルシュ菌には熱に強い芽胞をつくるものもあるが、75℃で1分ほど加熱すれば死滅するものもある。
栗田さんは、「菌の数を少なくすることで食中毒の防止につながる」と話す。
出典
『「一晩寝かせたカレー」食中毒ご注意 ウェルシュ菌増殖』
http://www.asahi.com/articles/ASK463CMDK46UTFL002.html
2017年4月10日20時41分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県の志賀高原スキー場近くのクロスカントリーコースで、平成25年3月、圧雪車に巻き込まれて死亡した小学5年の男児の両親が、圧雪車の運転手らを雇用していたPホテル(東京)に約7400万円の損害賠償を求めた訴訟は、長野地裁で10日までに和解が成立した。
和解内容は明らかにしていない。
訴状によると、同年3月19日、コースを滑っていた男児=当時(11)=が圧雪車を追い抜こうとした際、後部の回転部分に巻き込まれた。
原告側は、部活動でコースを使うと知りながら、ホテル側が誘導員配置などの注意義務を果たさなかったと主張していた。
圧雪車の男性運転手と作業統括の男性は、26年10月、業務上過失致死罪で略式起訴された。
同ホテルは、「亡くなった方のご冥福を祈るとともに、再発防止に努める」としている。
出典
『小5死亡圧雪車事故で和解 ●●●●ホテルと両親』
http://www.sankei.com/affairs/news/170410/afr1704100025-n1.html
※事故当時の状況については、2013年3月20日付で日本経済新聞から、下記趣旨の
記事がネット配信されていた。
19日午後1時35分ごろ、長野県山ノ内町の志賀高原・一の瀬ダイヤモンドスキー場近くで、クロスカントリースキーをしていた同町立東小5年の男児(11)が作業中の圧雪車の後部ローターに巻き込まれ、間もなく死亡が確認された。
警察は、安全確認が不十分だった疑いがあるとみて、圧雪車の男性運転手(34)から事情を聴いている。
同小によると、男児を含む1~6年生計22人に外部の男性コーチ1人、保護者1人が付き添い、クロスカントリーコースで部活動中だった。
この日から春休みで、午後から練習をしていたという。
現場ではクロスカントリーの大会のため、圧雪車がコースを整備していた。
天候は晴れだった。
警察によると、ローターは車体後部に取り付けられた横長の部品で、回転しながら雪面を平らにならす仕組み。
出典
『圧雪車に巻き込まれ小5男子死亡 長野・志賀高原、スキー中に』
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG19051_Z10C13A3CC1000/
2017年4月10日20時42分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月10日22時11分に読売新聞から、4月12日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後0時15分ごろ、千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーリゾートの一角にある貸しホール「舞浜アンフィシアター」で男性が作業中に落下したと、消防に通報があった。
警察などによると、落下したのは東京・世田谷区に住むパフォーマーのYさん(男性、38歳)で、病院に運ばれたが、死亡した。
これまでの調べで、当時、劇場では、Yさんが高さ16mの天井からワイヤーでつり下げられた状態で下におりるスピードを調整する点検作業が行われていて、10mくらいの高さから落下したという。
警察によると、ワイヤーは出演者が天井から舞台に降りたり、空中遊泳したりする際に使うもので、複数の関係者が舞台の演出装置を操作し、ワイヤーを上げ下げする速度を確認していたという。
劇場は、現在、大手広告代理店の関連会社が、今後予定されている公演のために借りていて、当時、公演に向けた準備が行われていたという。
警察は、安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を調べている。
Yさんはパフォーマーが所属する会社を経営しており、世界的に知られるパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のショーに参加するなど、国内外で活躍するパフォーマーとして知られていた。
出典
『TDR劇場 機器点検中に転落死』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086065071.htm
『TDR内ホール、宙吊りで点検中10m転落死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170410-OYT1T50056.html?from=ycont_top_txt
2017年4月10日20時9分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時半ごろ、群馬県太田市の北部運動公園で、運転手が乗った芝刈り機と牽引していた3台の客車のうち先頭の1台が、道路脇の斜面をおよそ1m下まで滑り落ちた。
この事故で、芝刈り機を運転していたアルバイトの72歳の男性が左足の親指を骨折したほか、客車に乗っていた60代から70代の男女3人が、胸を打つなどの軽いけがをした。
この公園では今月6日からイベントが開かれ、乗り物は花を観賞する乗客を乗せて園内を周遊していたという。
主催者によると、専用のカートの調子が悪くなったため、10日から、代わりに芝刈り機で客車をけん引していたという。
警察は、安全管理に問題がなかったかどうか、詳しい状況を調べている。
出典
『周遊乗り物が斜面滑落 4人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1066065061.html
2017年4月10日18時32分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月10日19時13分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前8時40分ごろ、帯広市にある帯広信用金庫東支店の職員から、「支店の看板が落下した」と警察などに通報があった。
警察などによると、落下したのは、信用金庫の名前が書かれた高さ7m、幅2m、奥行き2m、重さ約2トンの看板で、支柱によって高さ10mの場所に設置されていた。
看板は店の前の歩道をふさぐように落下したが、けがをした人はいないという。
また、直径30cmほどの支柱が、高さ10mほどの溶接された部分で折れていたという。
信用金庫によると、看板は昭和48年に取り付けられ、おととし11月に点検した際には、問題は見つからなかったという。
帯広市内には、10日午前4時半ごろから強風注意報が発表され、看板が落下する直前には、瞬間風速12.5mを観測していた。
朝から続いた強風と看板の老朽化が、落下の原因とみられている。
現場は、JR帯広駅から北東に750mほどの、住宅や店舗などが立ち並ぶ場所。
近所に住む80歳の女性は、「ガシャンと音がして外に見に来ました。こんなに大きなものが落ちるとは思わず、怖いなと思いました」と話していた。
看板の落下を受けて帯広信用金庫は、十勝地方にある32の支店すべてや出張所1か所を対象に、看板や支柱の安全を確認する緊急点検を10日から始めた。
このうち音更町の木野支店には、10日午後2時ごろ作業員が訪れ、信用金庫の名前が書かれた高さ10mほどの看板をハンマーで軽くたたくなどして点検し、一部のねじを交換していた。
帯広信用金庫総務部の山崎主任調査役は、「近所の方にご迷惑をおかけし、大変申し訳ない。古くなっている施設の点検を十分に行っていきたい」と話していた。
出典
『帯広 大型看板落下けが人なし』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170410/5436651.html
『帯広信金の看板落下 全33支店で点検へ』
http://www.news24.jp/articles/2017/04/10/07358653.html
4月11日7時0分に北海道新聞からは、3年に1度の許可更新時に点検報告書を提出していたが毎年の点検は不実施だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2015年2月に札幌市の飲食店ビルで看板の一部が落下し女性が意識不明の重体となった事故を受け、道などは点検強化を求めてきたが、依然として落下事故は続いており、対策の実効性を高めることが求められる。
1991年策定の指針は、望ましい看板管理のあり方を示す。
帯広信金によると、道屋外広告物条例が3年に1度の許可更新時に義務付けた点検報告書は提出していたが、指針が定めた毎年の定期的な点検はしていなかった。
同信金総務課は、「指針を把握していなかった」と説明した。
指針に罰則はない。
道都市計画課は、「指針の周知不足だったかもしれない。今後、順守するよう啓発したい」としている。
同信金などによると、看板は73年の支店建設時に設置された。
直径約30cmの鉄柱の先端に溶接して固定され、この部分が折れた。
看板を柱に固定する部材は、ほかになかったという。
出典
『落下看板 点検怠る 帯広信金「道指針把握せず」』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0388341.html
(ブログ者コメント)
〇写真や映像によれば、直方体状の大型看板の底部に円形の板のようなものが見える。
面は、ほぼなめらか。
見ようによっては、中心部の色が、周りと少し違って見える。
周囲からジワジワと腐食が進んだのだろうか?
〇札幌市の飲食店ビル事例は、本ブログに掲載スミ。
『2015年2月15日 北海道札幌市の飲食店ビルで看板部品が落下し通行人の女性が意識不明の重体、3時間前にも別の部品が落下したが対応せず、過去の点検は目視だけ』
第1報(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4636/
第1報(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4637/
第2報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6910/
(2017年4月20日 修正1 ; 追記)
4月19日7時1分にNHK北海道から、同信金では古い看板をすべて撤去するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同信用金庫は、十勝地方にある32の支店すべてや出張所1か所を対象に、看板や支柱の安全を確認する点検作業を進めてきた。
点検の結果、大きな問題は見つからなかったということだが、再発を防ぐため、この2年間に取り付けられた新しい看板を除く、26の支店の看板を撤去することを決めた。
撤去作業は、今月中にも始める方針。
出典
『帯広信金 26支店の看板撤去へ』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170419/5696101.html
2017年4月9日20時39分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時55分頃、名古屋市南区加福町の建設資材製造会社「Nテックス」大江工場から出火、木材などを焼いた。
警察や消防によると、男性社員ら計3人がやけどを負い、病院で治療を受けている。
命に別条はないという。
発表によると、この日は機械の定期メンテナンスを行っていた。
建設資材を生産する機械の溶接中に、火花が木材などに飛んで出火したとみられる。
出典
『建設資材会社の工場で火災、3人やけど…名古屋』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170409-OYT1T50087.html?from=ycont_top_txt
4月9日17時36分にメーテレからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後、名古屋市南区にある工場で火事があり、3人がやけどをして治療を受けている。
消防などによると、午後4時前、南区加福町にある「Nテックス株式会社大江工場」で「プレス機から火が出た」と、119番通報があった。
この火事で、従業員とみられる3人がやけどをして病院で治療を受けている。
消防や会社のホームページによると、火事のあった工場は建設資材を生産していて、材料の木材や綿が置いてあるという。
出典
『名古屋・南区の工場で火事 従業員か3人やけど』
http://www.nagoyatv.com/news/?id=161201
2017年4月8日8時36分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月8日12時46分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
スマートフォン本体の発熱に伴う低温やけどや、本体と充電器の接続端子でやけどを負ったとの相談が今年3月までの約5年間で約190件寄せられていることが、8日、国民生活センターへの取材で分かった。
同センターは、「本体の表面温度が心地よいと感じられる44℃程度でも、数時間肌に触れ続ければ低温やけどになる。50℃程度だと数分でやけどする恐れもあり、熱いと感じたら温度が十分下がるまで使用を控えてほしい」としている。
スマホの表面温度は、ゲームアプリやテレビ電話を約10分間使うと、最大58℃になることもあるという。
同センターによると、寄せられた相談には、「8分間通話したら、ほおに低温やけどをした」(20代女性)、「10分間ゲームをしていたら、指にやけどをした」(50代女性)などがあった。
充電中に発熱したスマホに触れ続け、低温やけどを負ったとの訴えもあった。
端子が充電中に焼け焦げたとの相談もあった。
端子に水分や異物が付着していたり、上下左右に無理な力を加えたりすると「ショートに近い状態になる」として、端子に破損や変形がないか日ごろから確かめ、異常を感じたら充電を止めるよう求めている。
出典
『スマホ、低温やけどに注意 5年で相談190件』
https://this.kiji.is/223225143859889661?c=39546741839462401
『スマホなど発熱、低温やけど注意 5年で相談190件』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08H0M_Y7A400C1000000/
2017年4月8日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月7日21時18分に共同通信から、4月7日23時54分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は7日、足立区の生後6カ月の男児が3月、蜂蜜が原因の食中毒で死亡したと発表した。
家庭で与えた市販の蜂蜜にボツリヌス菌が含まれ、乳児ボツリヌス症を発症したとみられる。
都によると、同症状は統計で確認できる1986年以降、今回を含め全国で36例が報告されているが、死亡は初めて。
都によると、男児は2月16日からせきなどを発症し、20日にけいれんと呼吸不全で救急搬送され、3月30日に死亡した。
発症の1カ月前から、家族が離乳食として1日2回ほど、計約10g蜂蜜をジュースに混ぜて飲ませていた。
保健所が、便や自宅にあった蜂蜜から菌を検出し、ボツリヌス菌による食中毒で死亡したと判断した。
都によると、ボツリヌス菌は海や川の泥砂などに存在し、市販の蜂蜜にも5%程度の商品に含まれる。
腸内の細菌が十分にあれば、摂取しても菌は発芽せず、毒素を出すことも少ない。
しかし、1歳未満の乳児は消化器官が未熟で腸内の細菌が少ないため、発芽して毒素を出しやすい。
乳児のボツリヌス症の大半は蜂蜜が原因で、死亡した男児の家族には、リスクを知らない人もいたという。
乳児ボツリヌス症は、1986年に千葉県で初めて確認され、厚生省(当時)は87年、1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないよう通知を出し、注意喚起を続けてきた。
死亡した男児が食べた製品にはメーカーの注意書きがあったが、家族が見逃していた可能性が高いといい、厚労省の担当者は、「改めて注意を促したい」としている。
東京都も以前から注意を促してきたが、今回の事故を把握した後の3月中旬、食品安全情報サイト「食品衛生の窓」に改めて注意情報を掲載した。
食品安全に詳しい唐木英明・東京大学名誉教授(薬理学)は、「乳児はまだボツリヌス菌に免疫をもっていないので、蜂蜜を与えてはいけないのは常識だと思っていたが、最近は知らない人がいる。ボツリヌス菌は、芽胞の形で何年も生き残る。これを機に、乳児に摂取させてはいけないとの表示を徹底すべきだ」と話す。
出典
『食中毒 蜂蜜摂取の乳児死亡 国内初、ボツリヌス菌中毒 東京・足立』
http://mainichi.jp/articles/20170408/ddm/041/040/107000c
『蜂蜜原因で6カ月児死亡、東京 乳児ボツリヌス症、全国初』
https://this.kiji.is/223025453527434742?c=39546741839462401
『乳児ボツリヌス症、初の死亡…離乳食にはちみつ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170407-OYT1T50121.html?from=ycont_top_txt
4月11日4時1分に朝日新聞からは、乳児に与えてはいけない飲食物は他にもあるという、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
蜂蜜入りの離乳食を与えられていた生後6カ月の男児が亡くなった。
蜂蜜は危険なのか?
蜂蜜には、「1歳未満の乳児には与えないで下さい」と表示があったが、離乳食を与えていた家族は把握していなかった。
「栄養があると思った」と話したという。
ボツリヌス毒素について研究している東京農大の丹羽光一教授(病態生理学)によると、菌は土や川など自然界に広く存在。
成人でも、辛子レンコンなどでの食中毒が報告されている。
蜂蜜の場合、酸素が苦手な菌が自分を守るために殻を作り出した「芽胞(がほう)」という形態で存在し、低酸素状態になると発芽して強い毒を出す。
121℃で一定時間加熱すれば死滅するとされるが、家庭の調理では難しい。
1歳までは、腸内の菌の種類が大人と違い、消化吸収の機能も未熟なため、腸内で増殖しやすく、重症化すると呼吸困難や呼吸停止に至ることもあるという。
内閣府食品安全委員会によると、菌が土ぼこりなどで巻き上げられてハチや巣箱につき、混入するとみられる。
過去には、自家製の野菜スープや井戸水が感染源とみられる例も報告され、コーンシロップや缶詰も混入の可能性があるとされる。
業界団体の一般社団法人「全国はちみつ公正取引協議会」の担当者は、「蜂蜜に関する注意をラベルに表示する義務はないが、表示している業者が大半。さらに周知徹底していきたい」と話した。
離乳食に蜂蜜を使わないことは母子手帳にも書かれ、乳児健診でも指導されている。
ただ、料理情報サイトには、蜂蜜を使った離乳食レシピも。
投稿形式の大手サイト「クックパッド」(東京都渋谷区)では、10日現在、「ハチミツ」「離乳食」で検索すると100件以上表示され、中には離乳食初期用としての投稿もある。
同社では、問題があると判断したレシピは投稿者に連絡し、非公開にすることもある。
投稿者が「蜂蜜は1歳以上から」などと書いていない場合は、注意点について書かれたリンクを末尾に貼るなどしていたという。
9日には、サイト上で改めて注意喚起した。
厚労省も7日、改めて、乳児に蜂蜜を与えないよう通知を出した。
同省は87年に、1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないように求める通知を出していたが、子育て経験者でも、世代によっては知らない人も多いようだ。
祖父母と親世代の子育ての「常識」の違いについての著作がある小児科医、森戸やすみさんは、「子育てでは、以前やっていたことがだめとされていることもある」と指摘する。
例えば、今は口うつしで食べ物をあげると虫歯菌がうつるとされ、うつぶせ寝も突然死のリスクがあるとされる。
「かつて、たまたま大丈夫だったとしても、その後の研究で危険性がわかったこともある。子育てに関わる人は、行政など信頼できる機関が出した最新の情報を見てほしい」
出典
『蜂蜜食べ乳児ボツリヌス症で死亡 危険な食品、ほかにも』
http://www.asahi.com/articles/ASK4B5FGMK4BUTIL03X.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
4月12日付で毎日新聞東京版からは、今回の事故で波紋が広がっているという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子育て世代に驚きが広がっている。
1歳未満に蜂蜜を与えないよう、さまざまなかたちで注意喚起される一方、料理サイトは蜂蜜入り離乳食のレシピを載せる。
乳児についての基礎知識は、氾濫する育児情報に埋もれてしまったのか。
都によると、男児は1月中旬からほぼ毎日、蜂蜜入りジュースを1日2回与えられ、2月下旬に発症した。
蜂蜜の量は、1回約5g(小さじ1杯弱)だった。
国立感染症研究所によると、植物の種子のような状態にあるボツリヌス菌は酸素や熱に強く、なかなか死滅しない。
これを大人が食べても問題ないが、1歳未満では腸内の細菌が未発達のため、菌が腸内で発芽、増殖して毒素を出す。
大人でも、真空パック内など低酸素状態で菌が増殖し、毒を含んだ食品を食べると食中毒を起こす。
同研究所の加藤はる・細菌第2部第3室長は、「蜂蜜は、乳児ボツリヌス症との因果関係が分かっている唯一の食品。繰り返し啓発しなくてはいけない」と強調する。
医師に相談できる掲示板サイト「Ask Doctors」には、親たちから「蜂蜜入りの菓子を食べてしまった」「誤ってなめたかもしれない」など、100件以上相談が寄せられている。
だが、乳児ボツリヌス症は、症状が出ないと診断も治療もできないという。
料理検索サイト最大手クックパッドは、10日夕、トップページに「1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないでください」と注意文を掲載した。
サイトには蜂蜜を使う離乳食レシピが約140件投稿され、注意喚起のないものもあり、懸念する声が上がっていた。
クックパッド広報部は、「これまで投稿内容をチェックしてきたが、今後は投稿者などにも注意を呼び掛ける」としている。
蜂蜜を扱う業界団体「全国はちみつ公正取引協議会」によると、国内で流通する大半の商品には注意書きがある。
また、足立区は国の通知に基づき、母子手帳や乳児健診で注意を呼び掛けていた。
だが、インターネット上に「これはダメ」「これはいい」と育児情報があふれている。
親は惑い、肝心の大切な情報が伝わらないおそれは消えない。
米国で5歳の長男を育てた東京都中野区に住む女性(34)は、「米国の離乳食で普通の牛肉やパスタも、日本では与えない方がいいとされ、混乱した」と振り返る。
蜂蜜については、「ダメと知っていたが、腸が弱い子は下痢をする程度と軽く考えていた」。
今は生後11カ月の次男を育てており、「市販のパンを与え、原材料を見たら蜂蜜が入っていたことはある。気をつけたい」と話す。
ちなみに国は、蜂蜜が原材料に使われている食品も1歳未満に与えないよう求めている。
出典
『乳児に蜂蜜、危険 ボツリヌス菌、6カ月男児死亡 ネットに離乳食レシピ多数』
http://mainichi.jp/articles/20170412/ddm/041/040/084000c
4月12日6時51分にNHK首都圏からは、厚労省が改めて注意喚起の通知を出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厚労省は、発症のリスクがある1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないよう、自治体を通じて全国の保健所などに対し、注意喚起を求める通知を出した。
これまでも、母子手帳や蜂蜜を使った食品の表示などで注意喚起が行われているが、今回の通知では、子育ての訪問相談や乳幼児健診でも積極的に指導するよう、求めている。
厚労省は、「菌に汚染された井戸水でミルクを作っても発症するリスクがある。乳児は特に抵抗力が低く、病気になるリスクが高いので、安心して子育てができるよう情報提供を徹底したい」としている。
出典
『乳児ボツリヌス症死亡で注意喚起』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170412/5487111.html
(2018年9月16日 修正1 ;追記)
2018年9月14日15時23分に読売新聞から、注意表示が義務化されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ハチミツを食べた乳児が昨年3月、ボツリヌス菌が原因の「乳児ボツリヌス症」で死亡した事故を受け、業界団体が会員業者に、容器への注意表示を義務付けることを決めた。
来夏にも規約を改正し、統一した表示基準を設けて、乳児に対する危険性を明確にする。
出典
『「乳児ハチミツ注意」、死亡事故受け表示義務化』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180914-OYT1T50069.html
2017年4月8日23時17分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後7時40分ごろ、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれていたコンサートの来場者から、「入場者がけがをしている」などと119番通報があった。
警察などによると、ライブ客のうち、男性1人と女性20人の計21人が体調不良を訴え、このうち女性19人が病院に運ばれ手当を受けており、いずれも過呼吸や打撲の軽い症状という。
警察によると、コンサートは国際展示場で午後6時ごろから始まり、10~20歳代を中心に約1万8000人が詰めかけていた。
座席はなく、盛り上がりを見せるうちに、興奮状態の数人が会場の端に移動してうずくまり、体調不良を訴えたという。
コンサートは予定通り、午後9時まで続けられた。
幕張メッセのホームページによると、同日夜は「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」というグループのコンサートが開かれていた。
ワンオクロックは、平成17年に結成された日本の4人組ロックバンド。
19年のデビュー以来、全国ライブハウスツアーや音楽イベントを中心にライブを行い、若者の絶大な支持を集めている。
ボーカルのTAKAは、歌手の森進一、昌子元夫妻の長男。
出典
『過呼吸症状で19人搬送 ONE OK ROCKコンサート 千葉・幕張メッセ』
http://www.sankei.com/affairs/news/170408/afr1704080029-n1.html
4月9日0時42分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後7時40分ごろ、千葉市美浜区の幕張メッセで行われたロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」のコンサート中、体調不良になって会場外に出る客が相次いだ。
地元消防によると、約50人が熱中症や過呼吸とみられる症状を訴え、21人が病院に運ばれた。
足腰の打撲を訴える客もいるという。
警察によると、重症者は確認されていない。
複数の客によると、会場では全員が立ち見で、メンバーがステージから客席付近に下りた際、近くで見ようとした客が殺到し、かなりの人数が一時、転倒。
コンサートは続行したが、場内は蒸し暑く、外に出る人が相次いだ。
出典
『幕張メッセ、50人体調不良 ワンオクのコンサート』
https://this.kiji.is/223423829337948169?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
今回病院へ搬送された21人が、過呼吸症状によるものか、打撲によるものか、それとも熱中症によるものかは定かでないが、仮に過呼吸症状だったとすれば、大勢の若い女性が一度に過呼吸症状を訴えた事例は、過去にもしばしば起きている。
以下は、本ブログ掲載事例。
2013年6月26日掲載
『2013年6月19日 兵庫県の県立高校で女生徒1人が過呼吸のような症状になり、その様子を見ていた17人も同様の症状になって病院へ』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2972/
2017年4月8日18時31分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時半頃、東京・江戸川区や周辺の千葉県浦安市や松戸市などで、「ガスの臭いがする」という通報が消防などに相次いで入った。
インターネットのツイッター上でも、「ガス臭いけど何だろう」「めちゃめちゃガス臭い」などの投稿が相次いだ。
東京消防庁は、江戸川区を中心に現場で調査したが、ガス検知器の数値に異常は見られなかったという。
東京ガスも調査を行っているが、午後6時時点でガス漏れは無く、都市ガスは検出されていないという。
江戸川区の葛西に住む40歳の女性は、「卵が腐ったような臭いが夕方4時半頃から広がりました。この街に30年住んでいますが、今までにない臭いでした」と話していた。
臭いは、午後5時半頃から収まってきているということで、東京ガスは、「臨海部では、風向きによって、工業地帯や海上に停泊しているタンカーなどの臭いが流れてくることがある」と話している。
出典
『江戸川区などガス臭 タンカーか』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170408/5419341.html
4月8日21時58分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時半ごろ、東京都江戸川区や千葉県浦安市、市川市など東京湾沿いで、「ガスのような臭いがする」といった通報が相次いだ。
東京消防庁やガス会社が、通報があった地域の住宅などをそれぞれ調べたが、ガス漏れは確認されなかった。
京葉ガス(本社・市川市)によると、通報は、市川、浦安、松戸の3市から約90件あった。
担当者は、「海上の船からガスのような臭いが漂ってくることが、年に数回ある」と話した。
東京ガス(本社・東京都港区)にも同様の通報が、午後4時半から同5時を中心に100件以上寄せられた。
広報担当者は、「過去にも同様の通報を受けることはあったが、原因は分かっていない」と話している。
出典
『異臭騒ぎ 「ガスのような臭い」東京湾沿い通報相次ぐ』
http://mainichi.jp/articles/20170409/k00/00m/040/074000c
(ブログ者コメント)
このような現象は、たまに沿岸地域で発生している。
以下は神戸市での事例だが、記事中、ブログ者コメントとして、過去に起きた千葉市や浦安市での異臭騒ぎを紹介している。
2011年12月7日掲載
『2011年12月3日 神戸市などでガス臭が徐々に東に移動し100件以上の通報』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1080/
2017年4月8日23時17分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後2時55分ごろ、京都市の四条大宮-嵐山間など、京都の観光名所を結ぶ京福電鉄=通称・嵐電(らんでん)=が全線(嵐山本線、北野線)でストップした。
送電線にできた鳥の巣によってショートしたのが原因という。
約6時間半後の同日午後9時22分に復旧したが、両線で計152本が運休し、約1万2000人に影響した。
花見客らで混雑していたが、長時間の閉じ込めや負傷者はなかった。
京福電鉄によると、鳥の巣は同市右京区の嵐山本線の線路わきの高圧送電線にあり、巣の一部が真下の変圧器に落下し、ショートした。
このトラブルで、一部の車両は駅間に停止。
乗客を降ろして道路などに誘導した。
路線の一部は路面を走行するが、他の交通への大きな影響はなかった。
この日は、京都地方気象台が桜の満開宣言をして初の週末。
嵐山駅前にある嵐山商店街の会長で、土産物店を経営する細川さん(55)は、「今日は朝から雨で観光客が比較的少なく、嵐電の運休は痛手だ」と話した。
出典
『京都・嵐電 全線一時運休、鳥の巣ショートで 1万人影響』
http://mainichi.jp/articles/20170409/k00/00m/040/093000c
4月9日11時19分に朝日新聞から、名古屋で同種の停電があったという、下記趣旨の記事もネット配信されていた。
中部電力名古屋支店は、9日、名古屋市北区と西区の一部の住宅約1400戸が、午前6時45分ごろから最長1時間15分にわたって停電したと発表した。
電柱上につくられた鳥の巣が、電気の流れを制御する開閉器に接触したためという。
停電は午前8時ごろまでに復旧した。
出典
『電柱に鳥の巣、機器に接触して停電 名古屋の1400戸』
http://www.asahi.com/articles/ASK493PSSK49OIPE005.html
(ブログ者コメント)
烏ではなく鳥の巣と報じられているが、これまで本ブログで紹介してきた情報から考えれば、両事例ともにカラスの巣かもしてない。
2017年4月8日22時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月8日17時4分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故(2005年)から25日で12年となるのを前に、重大事故を起こした企業などに刑事罰を科す「組織罰」の制定を目指すシンポジウムが、8日、東京都千代田区の日比谷コンベンションホールで開かれ、脱線事故の遺族らが、安全な社会を実現するために「法人も罪に問われるべきだ」と訴えた。
都内での開催は初めて。
脱線事故や、山梨県大月市の笹子トンネル天井板崩落事故(12年)などの遺族らでつくる「組織罰を実現する会」(事務局・兵庫県西宮市)の主催。
刑法の業務上過失致死罪に法人への罰金刑を加える特別法を制定する案を昨年公表し、立法に向けて署名活動などを続けている。
この日は、制定案に携わる元検事の郷原信郎弁護士も出席し、事故を起こした個人だけでなく、企業や組織の刑事責任も問えるようにすることを提案した。
長野県の軽井沢スキーバス転落事故(16年)で教え子4人を亡くした法政大の尾木直樹・特任教授は、「遺族の気持ちを直接聞いて、導入が必要だと強く感じました」と話していた。
脱線事故遺族の上田さん=神戸市北区=は、「乗客106人もの命が奪われたのに、誰も社会的責任をとらないのは許せない」と涙を流して強調。
トンネル事故遺族の石川さん=神奈川県横須賀市=は、「組織に責任感を持って安全対策に臨ませるための法整備が不可欠だ」と話し、軽井沢バス事故遺族の田原さん=大阪府吹田市=も、「行政罰や行政処分では、事故の未然防止には不十分。死亡事故を起こした会社を直接罪に問える刑罰が必要だ」と訴えた。
出典
『重大事故 組織罰」制定目指すシンポ 遺族ら訴え』
https://mainichi.jp/articles/20170409/k00/00m/040/067000c
『「事故の企業を罰する法律を」』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170408/5056751.html
(ブログ者コメント)
〇本件、過去に同会発足当時の記事を掲載している。
2016年4月20日掲載
『2016年4月13日報道 JR福知山線脱線事故の遺族らが4月23日に「組織罰を実現する会」を立ち上げ、法制化への働きかけを進めていく』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5831/
〇「組織罰を実現する会」のHPには、組織罰の必要性について、以下の記述がある。
・・・・
JR西日本福知山線脱線事故のような巨大事故のみならず、軽井沢バス転落事故や笹子トンネル天井板崩落事故のような巨大とまではいえない事故でも、その発生の原因が単に運転手あるいは安全管理者個人の注意力不足のみと考えることはできません。
そこには企業利益の確保のために安全性を軽視する企業風土があったと考えるのが自然です。
企業活動は、私たちの社会に大きな便益を与えてくれていますが、他方、必然的に社会に対し危険をもたらす存在でもあります。
従って、安全性を軽視する企業風土を改めない限り、人の生命を奪うような悲惨な事故の予防や再発防止はできないといえます。
また、安全性を軽視した企業活動の結果、犠牲となった方の遺族の無念の思いは容易に回復しがたいほど深く重いものがあり、そのような無念をそのまま放置することも正義とはいえません。
・・・・・
http://soshikibatsu.jp/custom1.html
〇組織罰については昔から議論があったらしく、以下は17年
前の参議院法制局HP?の記事。
(「立法と調査」NO.220・2000年11月)
『法制執務コラム 法人企業の処罰』
・・・・・・
刑法の総則では、刑を科されるべき者は実際に生きている人間、いわゆる自然人であることが前提とされ、この総則は、特別の規定がない限り、他の法令で刑を定めたものにも適用されます。
・・・・・・
特に行政法規の刑罰については、「法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して前○条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対して各本条の罰金刑を科する」というような形で、ある犯罪が行われた場合に、行為者本人だけでなく、その行為者と一定の関係にある法人をも処罰する旨の規定を置くことが多く、これを「両罰規定」と呼んでいます。
・・・・・・
http://houseikyoku.sangiin.go.jp/column/column034.htm
2017年3月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報修正5として掲載します。
第1報(1/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6801/
第1報(2/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6800/
第2報下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6867/
第3報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6916/
(2017年4月14日 修正5 ;追記)
2017年4月7日18時18分にNHK埼玉から、指定数量の数倍の危険物が貯蔵所以外の倉庫内に置かれていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、倉庫内に貯蔵されていた商品のスプレー缶などに含まれるエタノールなど、可燃性のある危険物の総量が法律で定めた基準を数倍上回っていた疑いがあることがわかり、警察は、アスクルの本社などを消防法違反の疑いで捜索した。
その後の調べで、倉庫の敷地内には、危険物を含んだ商品を保管する専用の貯蔵所があったが、ほとんど使われていなかったことが、関係者への取材でわかった。
商品の多くは倉庫の2階と3階で保管されていて、火災時にはスプレー缶に引火したとみられる爆発が複数回起きている。
商品を出荷しやすいように倉庫内で保管されていたとみられ、警察は、捜索で押収した資料を分析し、危険物の保管状況を調べている。
今回の捜索について、東京消防庁のOBで市民防災研究所の坂口隆夫事務局長は、「病院やデパートなど、人の出入りが多い施設では消防の立ち入り検査はほぼ毎年行われるが、物流倉庫では数年に一度しか行われず、会社側からの届け出がなければ、消防が危険物の保管状況を把握することは難しい」としている。
出典
『アスクルを捜索 保管状況捜査へ 』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106064271.html
(ブログ者コメント)
倉庫内に保管されていた大量のスプレー缶が火災拡大の一因となった事例は、過去にもあった。
2011年9月29日掲載
『2011年9月27日 川崎市の物流倉庫の2階から出火、61時間後に鎮火 (修正4)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/791/
2011年6月20日掲載
『2011年6月19日 兵庫県小野市でスプレーガス製造工場が全焼、けが人なし (修正3)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/495/
(2017年4月17日 修正6 ;追記)
2016年4月12日18時20分にNHK NEWS WEBから、防火シャッターの閉止信号を送る配線や動力配線が焼けたことで60の防火シャッターが作動しなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
激しく燃えた2階と3階にあった防火シャッターのうち、60%余りに当たる、およそ80のシャッターが正常に閉まっていなかったことが、国の検討会で公表された資料からわかった。
シャッターの配線が焼けたり、ショートしたりしたことなどが原因とみられ、国は今後、配線の防火対策を検討することにしている。
具体的には、全く動かなかった不作動がおよそ60あったほか、閉まる途中で物やベルトコンベヤーが挟まるなどしてうまく閉まらなかった閉鎖障害がおよそ20あったという。
このうち不作動については、火災報知設備から防火シャッターに信号を送る配線が焼けたり、ショートしたりしたことが原因と見られるとしている。
国によると、アスクルの倉庫の防火シャッターは、すぐ近くにある火災報知設備が煙を感知した場合、それを示す信号を受けて作動するが、それぞれのシャッターに信号を送る配線は1系統しかなかったという。
このため、今回の火災では、近くの火災報知設備が作動する前に、配線が焼けたり、ショートしたりして多くの防火シャッターに信号が届かず、一部のシャッターしか作動しなかった可能性があるとしている。
検討会の座長を務める東京理科大学の小林恭一教授は、「今回のような火災で多くのシャッターを自動で閉めていくためには、配線を、例えば耐熱性のある鋼の管の中に入れたりコンクリートの壁に埋め込んだりするなど、いろいろな工夫が必要だ。今回見えた課題を基に、今後、防火シャッターを中心とする防火区画の効果をいかに上げていくかを、もっと詳細に検討したい」と述べた。
出典
『アスクル倉庫火災 防火シャッター60%余 正常に閉まらず』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170412/k10010946291000.html
4月13日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からも、若干詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倉庫北側の第1系統、中央部・南側の第2系統の2つに分かれるシャッターのシステムのうち、第1系統では、火災の感知器からの信号が、配線のショートによりシャッターの制御装置へ伝わらず、系統全体が機能を停止したとみられるという。
第2系統では、シャッターの動力になる電流の配線のショートにより、一部のシャッターが閉じなかった可能性があるという。
2017年4月7日19時28分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日昼前、北見市小泉町にある製鉄工場の社員から、「水が流れてきて工場が浸水しそうだ」と消防に通報があった。
警察や消防が駆けつけたところ、水は工場の数m手前まで達していたため、警察や消防が迂回路をつくったところ、およそ1時間後に水は引き、建物が浸水する被害はなかったという。
警察が調べたところ、工場近くの斜面には水が流れた跡があることから、高台の畑にたまった雪どけ水によって土砂が崩れ、水が流れ出たと見ている。
北見市は、5日の最高気温が17.9℃、6日が20.3℃と、6月上旬並みの暖かさだった。
ここ数日、気温が高い日が続いていることから、網走地方気象台は、今月5日から融雪注意報を出して注意を呼びかけている。
当時、工場の中にいたという男性社員は、「ものすごい音がして、気づいたら大量の水が流れてきていた。工場が浸水しなくてよかった」と話していた。
出典
『雪どけ水で工場があわや浸水』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170407/5386711.html
(ブログ者コメント)
〇映像によれば、畑の一角がえぐりとられたようになっており、そこから水が流れ出た模様。
〇雪解け水ではないが、高台に大量に降った雨が洪水のように流れ下った事例を、昨年、紹介している。
2016年7月22日掲載
『2016年7月15日 千葉県市原市で数年に一度の猛烈な雨が降り、台地から平地に向かう傾斜地に造成された住宅街の道路を水が濁流のように流れて道路アスファルト剥離などの被害』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6109/
〇一方、雪解け水による違う種類の被害は、以下などを紹介している。
2017年3月13日掲載
『2017年3月7日報道 大雪に見舞われた鳥取県では雪解け水が道路舗装の小さなひび割れなどに大量に染み込み、凍って隙間を広げて多数の亀裂や陥没発生、特に鳥取市で被害は深刻』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6883/
2016年11月23日掲載
『2016年11月15日 北海道北見市で水道の塩素濃度が基準以下となり飲用停止、雪解け水や降雨の影響で水源となる川に畑などに撒かれた肥料中のアンモニアが通常より多く流れ込んだためか?』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6501/
2017年4月7日18時37分に日刊スポーツから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時25分ごろ、栃木県真岡市鬼怒ケ丘の神戸製鋼所真岡製造所で、アルミを延ばす機械の整備作業中だった会社員のSさん(男性、50歳)が落下した金属製のローラーに挟まれているのを、同僚の男性が見つけた。
Sさんは間もなく、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、Sさんは機械を停止させて作業をしていた。
落下したローラーは重さ約3トンで、台座部分との間で首を挟まれたという。
警察は、ローラーを固定するピンが何らかの理由で外れたとみて、詳しい事故の原因を調べている。 (共同)
出典
『落下したローラーに挟まれ男性死亡』
http://www.nikkansports.com/general/news/1804080.html
4月7日19時27分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時23分ごろ、真岡市鬼怒ヶ丘の「神戸製鋼所真岡製造所」で、アルミを加工する機械から、長さ3m余り、直径1m余り、重さおよそ3トンのローラーが突然外れ、下にいた会社員のSさん(50)が、機械の台座との間で首などを挟まれた。
Sさんは市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察の調べによると、Sさんは7日朝から同僚と、月1回の機械の点検作業を行っていたという。
ローラーには、普段、機械に固定するための部品が取り付けられているが、事故の際は点検作業のため、外されていたということで、警察は、何らかの原因でバランスが崩れ、ローラーが外れたものと見て、事故の原因を調べている。
出典
『工場でローラー外れ 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1095402761.html
4月8日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、Sさんは機械の油圧ホースを取り外す作業中、頭上から落下した機械に首を挟まれたという。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。