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2015年12月12日19時11分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月13日付の静岡新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
12日午前11時すぎ、沼津市戸田の漁港で沈んだ漁船の引き上げ作業を海中に潜って行っていた近くに住む漁業男性(72)の行方がわからなくなった。
一緒に作業をしていた仲間が付近を探したところ、男性は深さ2mの海中で意識不明の状態で見つかり、救助されてドクターヘリで病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、男性は午前10時ごろから仲間4人と引き上げ作業を行っていて、事故が起きた当時は、空気ボンベを付けて1人で水深5mほどの海底に沈んだ漁船にロープをかける作業を行っていたという。
時間が経っても上がってこないことに気付いた仲間が、海中に沈んでいる男性を発見したという。
警察では、男性が溺れたとみて、事故の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034265081.html?t=1449954981899
2015年12月12日19時0分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月12日17時30分に北日本放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時すぎ、氷見市長坂にある農業用の用水路で、氷見市朝日丘の建設作業員の男性(70)が「集水ます」と呼ばれる、用水路の水を合流させたり泥をためたりする部分にうつぶせの状態で死亡しているのを、男性の妻が見つけた。
男性が見つかった当時、現場付近の水位は30cmほどで、「集水ます」の上流の水路には、ふたや柵がほとんど設置されていないという。
男性は、昨夜、現場近くにある知人の家で飲食をしていたということで、警察は、自宅に戻る途中に誤って転落した可能性が高いと見て調べている。
飲食後、行方がわからなくなり、家族が探していた。
一方、12日午前9時半すぎ、黒部市宇奈月町内山の道路脇の側溝では、近くに住む無職の男性(80)がうつぶせの状態で倒れているのが見つかり、約3時間後に死亡した。
側溝の深さは約50cmで、男性が見つかった時には、水位は5cmほどあったという。
男性は毎朝散歩する習慣があり、警察は、男性が誤って転落したか、病気で倒れて転落した可能性があると見て、調べている。
県内では、去年とことし、いずれも用水路に転落するなどして15人以上が死亡していて、県が各地の用水路を点検したうえで、柵を取り付けるなどの対策を検討することにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064260961.html?t=1449954559773
https://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=9695
(ブログ者コメント)
用水路への転落死亡事故は岡山で多発している旨、過去に紹介した。
その岡山の用水路の形状といえば、お城の濠のように道路からストンと垂直に切り下がり、また水路幅は1~3m程度と、結構広いイメージ。
ところが、今回の富山事例は、映像を見た範囲では、2件とも、道路から用水路に向けて草が生えた緩やかな斜面となっており、水路の幅は数10cm程度と、ごく狭い。
また、氷見事例の映像を見ると、集水ますにはグレーチングの蓋が取り付けられており、その蓋の周囲には草が生えているので、事故前から蓋はあったような感じを受ける。
これらのことから考えると、今回紹介した富山事例は、斜面に足をとられたなど、岡山事例とは違う原因かもしれない。
2015年12月12日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月12日付の北海道新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
11日午後3時10分ごろ、函館市若松町でビルの外壁工事の足場(高さ約2m)から板が落下し、バスを待っていた市内の50歳と53歳の女性2人の頭に当たった。
女性2人は、軽傷という。
警察によると、落下した板は、縦90cm、横約3m、厚さ1cmの合板。
工事現場からの落下物が人に当たるのを防ぐため、出入り口上部の鉄骨の足場にネジで留めていた。
近くにバス停があり、女性たちは足場の下でバスを待っていたところだったという。
警察が、落下原因を調べている。
(ブログ者コメント)
落下防止のための設備が落下したのでは、シャレにもならない。
この日は全国的に風が強く、アメダスによると、函館でも19時50分に日最大風速(10分間平均風速の最大値)11.1mを記録していた。
ネジ締め付け不足などの理由で固定不十分だった板が、風で飛ばされたのかもしれない。
2015年12月12日0時19分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月12日8時16分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時ごろ、神戸市灘区灘南通5のJR東海道線(神戸線)で、建設中の新駅「摩耶駅」の工事用足場が崩れた。
この事故で、付近を走行中の野洲発加古川行きの下り快速(8両編成)など2本が緊急停車し、乗客計約1400人が電車内に一時取り残された。
体調不良を訴えた乗客4人と、電車を降りた後に転倒して頭を打つなどした乗客2人の、計6人が救急搬送された。
JR西日本は、甲子園口−西明石間で上下線とも運転を見合わせた。
現場から足場を取り除くなど復旧に手間取り、運転再開は約9時間後の午後10時6分。
上下約400本に運休や遅れが出て、38万人に影響した。
摩耶駅は東海道線の六甲道−灘間で建設中で、来春開設される予定。
JR西によると、橋上駅の外壁を覆う足場は、高さ約7m、長さ約31m、幅約60cmで重さ約2トン。
新駅ホームの南側に2本ある下り線の内側線路上をふさぐ形で崩れた。
JR西によると、電車の運行などを管理する大阪総合指令所が、駅舎付近の架線がショートし停電していることに気付き、近くを走っていた下り快速に停車するよう連絡した。
快速の運転士は、約100m先で足場が倒壊していることに気付き、周囲の電車に防護無線で、停車するよう連絡した。
下り線の外側線を、時速約100kmで走っていた長浜発姫路行きの新快速(8両編成)は、連絡を受け、非常ブレーキを使って、倒壊現場の真横付近でようやく停止した。
乗客は最大2時間半、車内に取り残されたが、線路上を歩くなどして新駅に行き、上り線の代替輸送用の電車で移動した。
工事をしていたのは、JRグループ会社の大鉄工業(大阪市)。
当時は、足場を使った作業は行われておらず、11日夜には足場を撤去する予定だったという。
撤去作業は8日夜に始まり、隣にあった足場は撤去済み。強度は、平均風速18mの風を想定している。
倒壊の原因は調査中だが、午後0時57分に神戸市で最大瞬間風速21.8mを記録しており、強風の影響で倒れた可能性がある。
朝から風が強かったため、工事をしていた大鉄工業の作業員が足場を点検したが、特に問題はなかったという。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151212/k00/00m/040/051000c
http://www.sankei.com/west/news/151212/wst1512120031-n1.html
12月15日20時31分に産経新聞westから、撤去されているはずのシートが残っていたことなどが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西は、15日、施工業者が防護用シートを撤去せずに放置したために風の影響を受けやすかったうえ、足場の固定方法も不十分だったと発表した。
その状態で強風を受けたことから、足場が崩れたとみられる。
JR西によると、崩れた足場の上部には撤去されているはずだった防護用のシートが残されており、突風の影響を受けやすい状態だったという。
足場はボルトなどで外壁に固定されておらず、金具で挟み込む方法だったことから、風への耐久性が低かった。
工事担当者は、「強度に問題はないと思った」と話しているという。
神戸地方気象台によると、当時は、神戸市内で最大瞬間風速21.8mの強風が吹いていた。
JR西によると、シートが撤去され足場が十分に固定されていれば、同25mの風にも耐えられたとみられるという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151215/wst1512150073-n1.html
12月16日1時41分に朝日新聞から、12月15日22時32分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西の土田執行役員らは、15日、大阪市内で会見し、「深くおわび申し上げます」と謝罪。
崩壊した原因は、施工会社が
①足場のシートを撤去しなかった
②鉄骨の固定方法を誤った
ため、強風にあおられた、との見方を示した。
JR西によると、9日に足場の上の方の一部を固定していた金具や鉄骨を外しており、同時に側面を覆っていた工事用メッシュシート(5.4m×1.7m)も撤去すべきだったが、撤去しなかった。
また、10日に足場を固定する部材を付け替えた際、本来、ボルトなどを使うべき部分を、金具で鉄骨の両側を挟む方法に変えたため、強度が低くなっていた。
JR西は、「施工会社の責任者が、これでも十分に耐えられる、と誤った判断をした」という。
JR西は、また、事故当時、二つの問題を把握していなかったという。
シートを撤去しなかった件は、施工会社と平面図で打ち合わせていただけなので「認識できなかった」、固定方法の変更は、報告を「受けていなかった」と説明した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHDH5KF7HDHPTIL01Q.html
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201512/0008649900.shtml
12月16日21時27分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西の真鍋社長は16日の記者会見で、「足場について解体作業の段階ごとに強風に耐えられる力があるかの確認が不足していた。お客様に多大な迷惑をかけ、あらためておわび申し上げる」と述べ、陳謝した。
そのうえで、「工事の計画段階からどんなリスクがあるかを把握するリスクアセスメントを行うようしているが、手順通りにやれていたか確認しないとといけない。問題を洗い出していく」と述べ、再発防止に向けてさらに原因を調査する考えを示した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151216/3916342.html
(ブログ者コメント)
12月15日付でJR西のHPにも、原因などの調査結果が、図解付きで下記趣旨でニュースリリースされていた。
足場解体作業に伴い風に対する足場の耐力が低下した状態となり、強い風を受け、階段部付近の足場の転倒をきっかけに、連鎖的に線路内に倒れたと推定されます。
足場の耐力が低下していた理由は、以下の2点が考えられます。
(1)上部固定部材をはずした時点(12月9日夜間)で、本来であればメッシュシートを撤去する必要があったが、足場の駅舎本体部分は多くの固定部材で固定されていたため、施工会社社員はその必要がないと誤った判断をした。
(2)加えて、足場中段の建物の壁に対する固定箇所を、将来のメンテナンス用に設置された金物に変更する際(12月10日昼間)に、適切な固定部材が用いられていなかったため、さらに耐力が低下していたと推定される。
以上により、足場が倒れたと考えますが、その理由としては、施工会社において、足場解体作業の施工ステップごとの必要耐力の確認が不足していたと考えられます。
また、当社においても、鉄道の安全運行確保に対し、施工会社への指導が不十分であったと考えております。
出典URL
https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/12/page_8050.html
2015年12月12日付の伊勢新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
11日午前11時50分ごろ、四日市市塩浜町の昭和四日市石油四日市製油所から出火、製造プラントの熱源となる重油の加熱炉付近を焼き、約3時間後に鎮火した。
けが人はなかった。
消防などによると、ペットボトルなどの原料となるキシレンの製造プラントを稼働させるため、高温の重油を送る前に配管(直径約24cm)を軽油で満たしていたところ、何らかの原因で出火したという。
近くにいた同社の男性社員が炎と煙に気付き、同社を通じて119番した。
配管を流れる重油は約280℃で、漏れ出した場合、空気に触れて発火する可能性がある。
そのため、プラント稼働時に重油を送る際は、軽油を使って配管内を安定させておく必要があるという。
製油所では、ガソリンや灯油などの石油製品を精製している。
火災発生を受け、同社は周辺施設の操業を停止したが、生産への影響はないという。
2015年12月11日19時0分にNHK津からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時50分ごろ、四日市市塩浜町の「昭和四日市石油四日市製油所」で火災が発生したと消防に通報があった。
消防車8台が現場に駆けつけるとともに会社の消防隊が出て消火活動が行われた結果、火はおよそ3時間後の午後3時前に消し止められた。
警察や消防によると、この火災によるけが人はいないという。
会社によると、火災が発生したのはプラスチックの原料となる「キシレン」などを製造する設備で、設備を再稼働させるために常温の軽油を配管に流し込む作業の途中だったという。
出火場所付近の配管には高温の重油と常温の軽油を仕切るバルブがあり、会社では、このバルブ周辺でどちらかの油が漏れ、発火した可能性があるとしている。
現場は、近鉄四日市駅から南におよそ4km離れた臨海部にある工場地帯で、警察と消防で火災の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074231981.html?t=1449866805580
12月11日16時35分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「加熱炉の上部で火災が起きた」と、119番通報があった。
重油と同程度の危険性がある「ホットオイル」が燃えているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151211-OYT1T50108.html
12月11日19時11分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、「加熱炉の上部から出火している」と、同社従業員から119番があった。
同社によると、「ローデック加熱炉」と呼ばれる施設で、比重が大きく粘りけの強い重質油の加熱作業中に火が出たという。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151211/k00/00e/040/250000c
12月11日20時28分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は、加熱炉に延びる配管付近から出火したとみられることが11日、消防への取材で分かった。
消防によると、加熱炉は石油の蒸留や分離などに使う温かい油を作る装置。
炉につながる鉄製の配管に軽油を満たす作業中に、何らかの原因で配管の継ぎ目から油が漏れ、発火したとみて詳しく調べる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151211/wst1512110086-n1.html
2015年12月10日5時0分に産経新聞westから、『電線が揺れない秘密は“ゴルフボールの原理”・・・関電、アルミ電線導入の節約志向』というタイトルで、下記趣旨の記事が写真や図解付きでネット配信されていた。
関西電力は、11月から、電気を送る送配電網を銅製からアルミ製に切り替えている。
アルミ電線は調達コストを2~3割カットでき、軽量で交換や保守の作業もしやすいためで、管内の電線を30年程度かけて交換していく。
導電性の問題から銅と比べ太くなってしまうため、風に揺れやすい難点があったが、表面に凸凹をつけて風の抵抗を弱めるゴルフボールの原理を応用することで克服した。
原子力発電所の長期停止で懐事情が厳しい関電は、老朽設備の更新も可能な限りの節約を徹底する。
関電が導入したアルミ電線は、古河電気工業と共同開発した。
電線を覆う樹脂にいくつも縦に溝を入れており、断面でみると歯車状に凸凹ができる。
これで風圧を弱めて揺れにくくしたのが特徴だ。
電力流通事業本部の笹岡マネジャーは、「細かい凹凸を付いているゴルフボールの原理と同じだ」と説明する。
ゴルフボールは、ディンプルと呼ばれる小さなくぼみで覆われていることで空気抵抗を弱め、飛距離を伸ばしている。
この原理を電線に応用し、細かな溝をつけることで、風を受けたときの力を弱めることに成功した。
溝の数や深さなどは特許事項で、詳細は明かせないという。
関電管内の送配電網は14万km。
多くの電線は、昭和30~40年代の高度経済成長期に集中して整備された。
更新時期を迎えているのに合わせ、低価格のアルミ電線を導入することにした。
管内14万kmが2~3割安く調達できると、数百億円規模のコスト削減効果になる。
ただ、アルミ製は、導電性の問題で、銅製に比べて電線を太くする必要がある。
高圧用電線の場合で、銅製が直径16mmに対しアルミ製は19mmと、2割ほど大きくなる。
その分、電線が受ける風圧が強くなり、強風が吹けば電線が切れたり、電柱が倒れたりする危険性が増すことになる。
このため関電は、古河電気工業と風に揺れにくいアルミ電線の共同開発に乗り出した。
ただ、風に揺れにくい電線は十数年前から銅製の電線で研究が進んできた。
溝を入れた電線について風を弱める効果は検証済みで、後はアルミ電線にも用いることが可能か確かめるだけだった。
アルミ電線も、昭和40年代を中心に大阪府南部に開発された泉北ニュータウンで検証導入していたため、アルミ電線を扱った経験がある府南部から導入を進めることになっている。
アルミは、電線にした場合で重さが3~4割軽くなるため、現場の交換や保守などの作業効率化も期待されている。
関電は、「これまでの研究や検証成果を寄せ集めた」と説明する。
裏を返せば、材料調達費だけでなく、開発費も抑えながらアルミ電線の導入を実現したわけだ。
送配電網は、関西電力だけでなく、電力小売り自由化で新規参入した新電力も使用料金(託送料)を払って借りているため、関電がアルミ電線で送配電網のコスト低減することができれば、電気代の長期的な抑制効果がありそうだ。
しかし、これは序の口にすぎない。
関電は、5年連続の最終赤字を回避するため、平成27年度には3033億円の経営効率化目標を掲げて節約に努めるが、今後、送配電部門でも節約が求められる場面が待ち構えている。
来年4月からの電力小売り全面自由化で、家庭が契約会社の切り替えるためには、スマートメーター(次世代電力計)の導入が必要だ。
メーター設置は、大手電力の送配電部門の仕事となっている。
関電は、全国に先駆け、20年度からスマートメーター設置を始めた。
だが、それでも導入数は今年9月末現在で、必要な約1300万台のうち約470万台と、4割に満たない。
全面自由化を迎えれば、メーター交換に集中して進めることが求められる。
さらに、今年6月に成立した改正電気事業法では、平成32年に大手電力の発電部門と送配電部門を分離することが決まった。
分社化に向け、送配電部門も一層のコスト意識が必要になり、節約に知恵と工夫を凝らす試練は続きそうだ。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151210/wst1512100008-n1.html
2015年12月10日3時0分に朝日新聞から、『ヘルメット、命守った 県立高で義務化、効果発揮』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車で通学する県立高校生にヘルメットの着用を義務化した7月以降、自転車で登下校する高校生と自動車がからむ大きな事故が4件起きたが、いずれも頭部への大きなけがを免れたと、県教委が公表した。
私立高校でも義務化の動きが進んでおり、「命を守るための着用」が普及してきた。
ヘルメットは、県教委とPTAなどでつくる県教育振興会が助成金を出して県立高の生徒約2万9千人に無償で配り、7月から着用を義務づけた。
県内では昨年、自転車の高校生が車と衝突して亡くなる事故が2件発生。
「安全のために着用を」という機運が盛り上がり、義務化につながった。
県教委によると、義務化以降の大きな事故は計4件(11月末現在)。
下校中に車と衝突し骨折などの重傷を負ったり、横断歩道で車にはねられて肩や腰を打ったりする事故だったが、いずれの高校生もヘルメットを着用しており、頭部への大きな損傷を免れ、命に別条はなかったという。
県教委高校教育課の長井課長は、「着用は若い命を守る。義務化してよかったと実感する」と話した。
一方、私立学校でも義務化への動きが進んでいる。
新田青雲中等教育学校(松山市)は、今年4月、後期課程(高校1~3年生)の自転車通学生に、登下校時の着用を義務づけた。
ヘルメットは県立高校生と同じ穴あき型で、購入費は保護者が負担した。
同校は、入学時に自転車保険の加入も義務づけている。
同校では、ここ数年、車と接触して頭部を打つなどする大きな事故が2件起こったという。
同校は、「安全と命を守るために決定した」としており、生徒からは「意外に格好いい」と好評だという。
今治明徳高(今治市)も、本校と矢田分校で、来年4月に着用を義務化する予定だ。
自転車通学で、年に数件の接触事故があるという。
県私学文書課の担当者は、「来年度以降、義務化する私立が増えると見込まれるので、購入補助を検討している」としている。
県全体ではヘルメット着用が定着してきた一方で、高齢者の着用率の低さが目立っている。
県警が先月実施した街頭調査では、全体の着用率約65%に対して、高齢者と思われる人の着用率は約3%にとどまった。
県などは、10日に松山市中心部で、高齢者にヘルメット着用を呼びかける啓発活動を予定している。
県消防防災安全課などのまとめでは、11月末現在、県内の自転車事故による死者は17人で、昨年同時期と比べて7人増。
死者のうち15人は65歳以上で、ヘルメットをかぶっていたのは1人だけだったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHD76GN0HD7PFIB019.html
2015年12月12日7時7分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月に女性1人が巻き添えで死亡した東海道新幹線の放火事件を受け、JR東日本大宮支社は10日深夜~11日未明、宇都宮市川向町のJR宇都宮駅で新幹線車両を使った乗客の避難誘導訓練を行った。
訓練は営業運転終了後、小山駅(小山市)から宇都宮駅まで、10両編成の列車を走らせて実施。
宇都宮駅付近を走行中の新幹線車内が煙で充満したと想定した。
煙が立ちこめる車両内から逃げる乗客をJR社員らが誘導、車両外で待機していた消防職員らと連携して避難させる手順を再現。避難はしごの使用方法を確認するなどした。
訓練には、JR関係者に加え、警察、消防関係者、約140人が参加した。
宇都宮駅の小宮駅長は、「新幹線は密閉度が高い車両なので、煙が充満すると乗客に健康被害が及ぶ。警察や消防との連携も重要で、今後も訓練を継続的に実施していく」と述べた。
「何これ、焦げ臭いな。空調か」「やばい。煙だ、止めろ。危ないよ」
今年6月に女性1人が巻き添えで死亡した東海道新幹線の放火事件を受けて、JR東日本大宮支社が新幹線車両を使って実施した避難誘導訓練。
スモーク装置でたかれた白煙が車内に立ちこめ、乗客役のJR社員はざわつき始めた。
新幹線車両は在来線車両と異なり、窓は開閉式でなく、車内も狭い。
密閉性が高い室内は想像した以上に煙は速く充満し、訓練といえども緊張感は高まった。
「どうした、大丈夫か」。
たばこの火の不始末との想定で行われた訓練で、発生場所のデッキから人が車内に倒れ込んでくると、乗客の一人が非常用の通報ボタンを押して、新幹線は急停止。
「前に逃げろ。煙だ。後ろから火事だ」と、ハンカチで口を押えた乗客が、煙を避けるように低い姿勢で次々と別の車両に移った。
通路は、1人が通るのが精いっぱいだ。
「お客さまにお知らせします。ただいま非常ボタンが扱われています。現在、乗務員が状況の確認を行っています」
発生場所に近い車両の乗客が別の車両に移り始め、ほぼ同時に車内アナウンスが流れた。
車両内にいた11人の乗客が逃げ出して車両を移るのにかかった時間は1、2分程度。
ただ、車内が真っ暗になるほどの煙が立ちこめ、方向感覚を失った場合に、新幹線車両の狭い椅子の間と通路をうまく歩行できる保証はない。
パニックで人が折り重なる場合を想像すると、「安全」と思っていた新幹線車両の密閉性に背筋がぞっとした。
JR東日本大宮支社によると、実際に煙が充満した場合は、別の車両につながる空調を遮断するため、システム上、車内の電気は真っ暗になるという。
暗闇は、まず方向感覚を失う。
煙による恐怖感や息苦しさで逃げ場を失うことは想像に難くない。
宇都宮駅の小宮駅長は、訓練終了後、記者団に「車内で発煙があった場合に、乗客を速やかに安全な場所に誘導するというのが訓練のポイントだ」と述べた。
車内アナウンスや避難用の表示方法を充実させるなど、乗客の混乱を少しでも減らす改善が必要だ。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/151212/rgn1512120036-n1.html
2015年12月10日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時55分ごろ、鹿屋市輝北町のK社事業場で、同社員の男性(54)が、運転していたタイヤショベルから転落した。
男性は車輪の下敷きになり、胸を強く打って死亡した。
男性は、タイヤショベルを使って水タンクを運ぶ作業をしていたところ、水タンクが落下し、バランスを崩して転落したとみられるという。
12月9日付で鹿児島テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後、鹿屋市の農場で、作業用運搬車を運転し積荷作業をしていた男性が運転席から転落し、車の下敷きになる事故があった。
男性は病院へ運ばれたが、間もなく死亡した。
警察によると、9日午後3時ごろ、鹿屋市輝北町の農場で、作業用運搬車を運転し、水が入ったタンクの積み下ろし作業をしていた会社員の男性(54)が運転席から誤って転落し、運搬車の下敷きになる事故があった。
男性は病院へ運ばれたが、胸を強く打っていて、約1時間50分後に死亡が確認された。
警察は、事故の原因を調べている。
出典URL
http://news.ktstv.net/e61244.html
12月9日付で鹿児島放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午後、鹿屋市で動力運搬車を運転していた男性が車から転落し下敷きになり、搬送先の病院で死亡した。
午後3時ごろ、鹿屋市輝北町の食肉加工業者で荷物の積み下ろしの作業をしていた鹿屋市の会社員の男性(54)が運転していた動力運搬車から転落し、タイヤの下敷きになる事故があった。
男性は意識不明で病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察によると、男性が運んでいた積み荷が落ちた際に反動で車体がはずみ、外に投げ出されたという。
警察で、作業状況に問題がなかったかなど、事故の原因を調べている。
出典URL
(ブログ者コメント)
各記事とも記載内容が微妙に違うので、3記事併記とした。
2015年12月8日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
釜石労基署は、7日、遠野市の「協同組合T」と代表理事(66)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
代表理事は、容疑を認めているという。
同署によると、同社の保管庫内で昨年8月、天井クレーンで集成材をトラックに積み込む作業をしていた際、クレーン操作に合図を送る作業員を置いておらず、集成材が落下して運送会社員の男性(当時44)を死亡させた疑いがある。
警察は、7日、代表理事と天井クレーンを操作していた同組合の男性作業員(49)を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
(ブログ者コメント)
ネットで調べたところ、「T」は、集成材を製造している事業所の模様。
2015年12月7日18時31分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月9日付の毎日新聞佐賀版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県内の給食で金属片やネジの混入が相次いでいるなか、今月1日、佐賀市の小学校の給食で出されたウインナーの中から見つかった金属片は、ウインナーを製造した業者が材料を通す製造器具の刃の取り付け方向を間違えたため、器具の胴体部が削られて混入したことがわかった。
今月1日、佐賀市の神野小学校で児童3人が口にした給食のウインナーの中から、長さが5mmから7mm程度、幅が2mm程度の金属片が相次いで見つかった。
ウインナーを製造した多久市にある佐賀県畜産公社が材料の豚肉をミンチ状にするために通す筒状の製造器具を調べたところ、内側のステンレスの一部が欠けていたため、専門の検査機関で分析していた。
その結果、ステンレスの成分が混入した金属片と一致したという。
また、畜産公社では、製造器具の胴体部が欠けたのは、従業員が器具を組み立てる際、刃を通常と逆の方向に取り付けていたことが原因だとしている。
畜産公社の調査に対して、従業員は、器具を動かした際に異常な音がしたため取り付けミスに気付いたが、よく点検せず、刃を取り付け直してそのまま使っていたと話しているという。
金属探知機もウインナー用の設定にしておらず、見つけられなかったという。
佐賀県畜産公社は、「児童や保護者などにご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。再び起きないよう、今後は問題が起きたときは必ず責任者に報告させるなど安全や衛生の管理をしっかりやっていきたい。」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084069351.html?t=1449518471944
http://mainichi.jp/articles/20151209/ddl/k41/040/339000c
(ブログ者コメント)
当時の状況が、12月2日12時19分に佐賀新聞から、下記趣旨でネット配信されていた。
佐賀市の神野小で1日、児童3人が口にした給食のウインナーソーセージから、それぞれ金属片が見つかった。
現在のところ、健康被害の報告はないという。
市教委は、製造過程で混入した可能性が強いとみて、製造した県畜産公社(多久市)に原因究明を求めている。
市教委によると、同日昼の給食で2年の女児がゆでたウインナー1本を食べた際、異物に気づき、口から出したところ、長さ5~7mm、幅2mmの金属片が見つかった。
1年の男児と6年の女児も、同様の金属片を見つけた。
すぐに学校は食べないよう指導したが、ほとんどの児童が食べ終わっていたという。
神野小は自校調理の給食だが、ウインナーは袋から出してゆでるだけで、「金属片の混入は考えにくい」(市教委)という。
県畜産公社は「検証作業を始めており、原因究明を急ぎたい」としている。
同公社のウインナーを納入している学校は市内に20校あり、原因が判明するまで別の業者に代えるか、メニュー変更などで対応する。
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/255464
2015年12月8日1時23分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月8日1時1分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後7時55分ごろ、名古屋市中村区名駅4の「シンフォニー豊田ビル」建設現場から「道路が陥没した」と通報があった。
警察によると、現場北側の歩道に縦横約4m、深さ約5mの穴が開いていた。
現場では同ビル地下の掘削工事が行われており、関連を調べている。
警察によると、けが人はなく、周囲の建物やライフラインへの影響も確認されていない。
陥没現場の歩道は、工事による通行止めなどの規制はなかった。
同ビルの建設を請け負う竹中工務店名古屋支店によると、午後6時ごろ、地下の掘削現場に大量の地下水が流入し、約1時間後に歩道の陥没が起きた。
地下水が流れ込まないよう掘削現場と歩道の下との間に壁を設置していたが、何らかの原因で水が漏れたという。
地下水の流入は、現在、止まっている。
現場責任者は、「敷地内で地下工事の最中、隣接する歩道がじわじわと落ちていった」と話した。
穴の中では崩れた土砂の間から太い配管がむき出しになり、歩道に敷かれていたタイルや道路標識も落ち込んでいた。
午後10時半ごろから、工事作業員らが穴にコンクリートを流し込む作業を始めた。
同支店の谷村次長(59)は、「翌朝までに応急的な処置を施す。ご迷惑を掛け申し訳ない」と謝罪した。
事業者の東和不動産のホームページによると、シンフォニー豊田ビルは2016年6月末に完成予定で、地上25階、地下2階建て。ホテルや映画館、店舗が入る。
当時は、ビルと地下道との連絡通路を設置する作業中だった。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015120890012324.html
http://www.sankei.com/west/news/151208/wst1512080009-n1.html
12月9日12時15分に朝日新聞からは、原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
歩道が陥没した問題で、隣で建設中の高層ビルの地下部分を囲うコンクリート製の仮設壁「土留め」に穴が開き、歩道下から土砂が流れ込んでいたことがわかった。
施工者の竹中工務店は、8日の名古屋市への報告で、穴をふさぐ対応の甘さや、壁の施工不良を認めたという。
同社によると、ビル建設で地下部分を掘る際は、地下水が流れ込まないよう仮設壁を設ける。
7日午後5時前、地下3階部分にあたる深さ約20mで、壁に開いた穴からの漏水を発見。
鉄板を当て止めようとしたが、流入する土砂が増えた。
地下を削られた歩道は舗装の重みを支えきれず、陥没した。
同社関係者は報道陣に対し、8日未明には陥没現場で「想定外」と話していたが、午後には「壁の一部に施工不良の箇所があった」と説明した。
同社から8日に報告を受けた市は、「地下水の水圧が強く、止水のやり方が甘かった」とし、鉄板をあてる前に壁の穴に薬液を注入し塞ぐべきだったと指摘。同社も認めたという。
市は、壁の施工不良の原因究明と再発防止の徹底を求めた。
陥没した歩道と隣の市道は、復旧作業のため8日も通行止めになった。
歩道下にあった電気やガス、上下水道などの配管が傷付いたため、同社は「損害額を協議する」としている。
名駅周辺は高層ビル建設が相次ぐが、市の担当者によると、地下を5mも掘れば地下水脈にあたる所があり、「軟弱地盤で工事に細心の注意が必要」。
JR東海が建設中のJRゲートタワーでは、基礎工事に想定以上の期間がかかった。
出典URL
http://digital.asahi.com/articles/ASHD852KKHD8OIPE01K.html?rm=358
12月9日9時53分にNHK東海NEWS WEBからは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
事故は、歩道側の地下水が土を削りながらビルの地下部分に流れ込んだ事が原因と見られることが、市や建設会社への取材で分かった。
陥没から一夜明けた8日朝の現場では、車を通行止めにして、陥没でできた大きな穴を埋め戻す作業が行われた。
名古屋市や竹中工務店によると、歩道の下の地下水が土を削りながらビルの地下部分に流れ込んだのが原因とみられるという。
竹中工務店は、ビルの地下部分の周辺にセメントで固めた土の壁を作っていたが、7日午後5時前に壁の一部から地下水が漏れ始めたという。
環境地盤工学が専門の大同大学の大東憲二教授は、名古屋市の地下水の水位が上昇しているため、特に名古屋駅周辺では掘削工事を行う際には、十分な対策が必要だと指摘している。
地下水の工業利用が盛んだった昭和40年代は、地下40mほどだった。
しかし、水道の普及に伴って地下水の工業利用が減り、平成以降は地下10mまで水位が上昇した。
さらに、全般的に東が高く西が低い名古屋市の地形も影響があると指摘している。
例えば丘陵地の上にある栄では、10mほど掘らなければ地下水の水位に達しない。
しかし、台地を下った平野にある名古屋駅周辺では地下水の水位が高くなり、地表から約5m。
このため、地下水の水位が高い場所で、ビルなどを建設する際に地下を掘削する場合は、水の流入を防ぐための壁をしっかり作ることが重要だという。
壁から水が漏れると、地下の土砂が押し流されて、支えを失った地表は大きく陥没することがあるという。
現場では、穴を埋める作業が9日も続く見通しで、周辺では車が通行止めとなっている。
(以下は、活字にはなっていない、大東教授のコメント趣旨)
名古屋駅前では、リニアの工事も、もうすぐ本格的に始まる。
地下の掘削工事は、周辺の地下水の状況の変化をしっかりとらえながら工事をしていくことが必要。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20151209/4126342.html
(ブログ者コメント)
1年前にも、同じ名古屋駅前に建設中だった別の高層ビルで出水トラブルがあったが、その工事も竹中工務店の施工だった。
2014年10月2日掲載
2014年9月25日 愛知県名古屋駅前に建設中の高層ビルで下水管を一時的にモルタルなどで塞いでいた栓が大雨時の水圧で崩れ、地下鉄東山線が水浸しになって9時間運休 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4317/
当該トラブルの原因は、事前承認された方法とは異なり、下水管を一時的にモルタルと土嚢で塞いでいたことだったが、今回報じられている施工不良とは、どのような内容なのだろうか?
1年前のトラブルと原因や背景面で共通する点があるのだろうか?
2015年12月8日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時55分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所構内の「大分サンソセンター」で出火し、防炎シートが焼けるぼやがあった。
工場外壁の補修作業中だった作業員の男性(51)が両足にやけどを負って、救急車で病院に搬送された。
1年前に起きた爆発事故で穴が開くなどした壁や屋根を修理しているところだったという。
大分サンソセンターによると、男性は、酸素や窒素などを分離する工場の屋根の上(高さ約10m)で、壁の補修用防音材を切る作業中だった。
現場の状況などから、電動カッターの火花が周囲に設置していた防炎シートに引火し、男性の足に燃え移ったとみられる。
一緒に作業をしていた別の作業員が気付き、消火器で消し止めた。
(ブログ者コメント)
○防炎シートであれば、たとえ火花が落ちても、焦げたり穴が開いたりする程度で、作業者の服に燃え移るほどの炎は上がらないと思っていた。
そういったブログ者の認識が間違っているのか、気になってネットで確認したとこる、やはり間違ってはいない模様。
今回、何がどうなって防炎シートが燃えたのだろう?不良品使用?あるいは別の何かが燃えた?
○1年前の事故は、下記参照。
2014年12月12日 大分市の工場で液体酸素などを自然蒸発させるタンクにまた水が入ったため、液体酸素などの移送作業時に水が凍り、今回はタンクが破裂
2014年12月19日掲載(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4502/
2015年2月25日掲載(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4645/
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年12月8日付の大分合同新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
消防などによると、火災は、酸素などを精製する製造工場の屋根で発生した。
作業員2人が金属製の防音材を電動カッターで切断していた際、足元に敷いていたシートから出火。シートなど約20m2が焼けた。
男性が残り火を足で踏み消していたところ、ズボンに燃え移ったという。
シートは防炎仕様で燃えない素材だったといい、消防が鑑定を進めている。
2015年12月7日19時5分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月7日20時23分に北海道テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前11時ごろ、苫小牧市静川の苫小牧東部国家石油備蓄基地の敷地内にあるボイラー室内の小型タンクから設備の洗浄に使う塩酸が漏れて塩素ガス(ブログ者注;NHK報道原文のまま)が発生していると、備蓄基地の職員から警察と消防に通報があった。
この事故で、漏れた塩酸から有害な塩素ガスが発生して敷地の外に漏れ出したため、警察は付近の道道をおよそ2時間半に渡って通行止めにしたが、付近に住宅などはなく、けが人などはいなかった。
警察のこれまでの調べによると、塩酸はおよそ1100ℓ漏れ出したとみられ、すでに漏出はとまったという。
タンクには、朝、およそ3500ℓの塩酸が入っていたという。
苫小牧東部国家石油備蓄基地によると、タンクと配管の接続部分あたりから塩酸が漏れていたということで、消防などが今後、原因を詳しく調べることにしている。
苫小牧東部国家石油備蓄基地は、緊急事態に備えるために国が設置した国内最大の石油備蓄基地で、640万kℓの原油が蓄えられている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151207/4113051.html
http://www.htb.co.jp/news/#article02
(ブログ者コメント)
備蓄会社のHPにも、12月7日付で下記趣旨のニュースが掲載されていた。
12月7日午前10時45分頃、弊社が操業を受託している苫小牧東部国家石油備蓄基地において、弊社社員が設備点検中にボイラ給水施設の建屋内に臭気があることに気づき、塩酸タンクからの塩酸漏洩を発見しました。
直ちに、苫小牧市消防本部、苫小牧警察署等関係官庁に通報しました。
漏れた塩酸は建屋内に留まっており、敷地外への流出はなく、人的被害もありません。
現在、原因調査中であり、判明次第、再発防止対策を講じて参ります。
出典URL
http://www.tomabi.co.jp/news/20151207.html
ちなみに、塩酸が蒸発して発生するのは塩化水素であり、塩素ではない。
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年12月8日付の北海道新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
この設備は、工業用水をろ過してボイラーで使う純水を作る施設。
塩酸は、ろ過装置の洗浄に使われ、濃度は約30%だった。
消防などが建物内に散水して、塩酸を希釈した。
2015年12月7日7時27分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時半すぎ、清水町にある製糖工場で、グラニュー糖を自動でこん包する機械を修理していた団体職員の男性(30歳)が機械に頭をはさまれた。
男性は病院に搬送されたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
工場によると、機械はグラニュー糖を20kgずつ紙の袋に自動でこん包していくもので、当時、機械にトラブルが起きたため、男性が、他の作業員と一緒に機械の修理を行っていたという。
警察は、現場にいた作業員から当時の状況を聞き取るなどして、事故が起きた原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151207/4089301.html
2015年12月7日付で毎日新聞東京版から、図解付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日未明、東京都千代田区のJR横須賀線の地下トンネルで、地下水をくみ上げる排水設備にトラブルがあり、レールが冠水した。
JR東日本は復旧作業のため、同線東京−品川間の運転を始発から12時間半にわたって見合わせ、午後5時半に再開した。
排水設備に土砂が詰まったことが原因だという。
冠水が起きたのは横須賀線の東京−新橋間で、地下トンネルの区間のなかでもとくに深くなっている地点。
付近では約70mにわたって地下水があふれ、一部でレールが冠水した。
同社によると、地下トンネルの排水設備は、貯水槽にためた地下水を地上にくみ上げて排出するしくみになっている。
地下水を地上に送る排水管に土砂が詰まったため、排水機能が低下し、貯水槽に異常な量の地下水がたまったことがトラブルの原因だという。
5日午後9時ごろ、排水機能に異常が見られたため作業員が調べたところ、排水管の入り口が土砂でつまっていた。
排水能力は、正常時の10%程度になっていたという。
同社によると、10月14日に行った定期点検では、問題は見つからなかった。
トラブルの影響で、横須賀線、総武快速線は東京、品川両駅で折り返し運転し、上下191本が運休。約7万7000人に影響した。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151207/ddm/041/040/155000c
12月6日19時5分にNHK NEWS WEBから、より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本によると、水につかった区間は地下を走る東京・新橋間で最も深い部分にあたり、この地点にトンネルの壁などからしみ出た地下水を集めて貯め、地上にくみ上げる仕組みになっている。
鉄道などの地下トンネルでは、晴れや雨など天候にかかわらず、壁や天井から地下水がしみ出ることはあり、線路沿いに排水施設を設けて、しみ出た水を集めポンプで排水している。
JR横須賀線では、東京駅が地下20m、新橋駅が地下25mで、この区間で最も深い東京・有楽町の地下35mの地点にしみ出た水を集め、いったん貯水槽に貯めたうえで、ポンプで地上にくみ出す仕組みになっている。
JR東日本によると、地下の貯水槽がいっぱいになっているのに初めて気づいたのは、5日午後9時15分ごろだったという。
ふだんは2台のポンプでくみ上げているが、5日夜は6台すべてを稼働させて対応した。
しかし、その後も水が引いてはあふれる状態が続き、6台のポンプを使って徹夜で排水作業を続けたが、始発直前の午前4時45分ごろになっても水が引かなかったため、6日の列車の運行を断念したという。
JR東日本は、地下の貯水槽と地上をつなぐ2本のパイプの吸水口に泥がつまり、ポンプを稼働させても水を十分に取り込めなかったのが原因とみて、調査している。
JR東日本によると、地下の貯水槽にたまった泥は、作業員が定期的に中に入り、いったん水を抜いたうえでスコップなどでかき出すという。
JR横須賀線の今回の区間では、ことし7月末から8月初旬にかけて清掃作業が行われたという。
また、パイプの吸水口の点検は2か月に1度のペースで行われ、今回の区間については、ことし10月中旬に点検したが、泥が詰まるなどの異常はなかったという。
JR東日本によると、今回のようにパイプに泥が詰まり、地下水がくみ出せなくなるトラブルは、確認できる範囲では例がないという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151206/k10010331801000.html
12月7日21時5分に産経新聞から、下記趣旨の補足的記事が図解付きでネット配信されていた。
JR東日本は原因を調査中だが、背景には東京の都市化という長い歴史に伴う地下水の問題があるようだ。
JR東によると、横須賀線東京-品川間は大半が地下を通っており、地下のコンクリート外壁の隙間から出てくる地下水を、計7カ所の排水所で地表面へ排出している。
今回トラブルが発生したのは、東京-新橋間にある「有楽町排水所」だ。
地下35mにある線路にたまった水は排水溝から5m下の貯水槽へ流れ、貯水槽の底から高さ4mまで水がたまると排水ポンプが作動、地表面へ水を送り出すようになっている。
ところが今回、ポンプの水を取り込む部分に泥が詰まり、吸引力が大幅に低下。
排水しきれなかった地下水が貯水槽にたまり、線路より上の水位に達することで線路はレール面から約10cm上まで浸水し、最大約70m冠水した。
線路を冠水させるほど大量の地下水が発生したのはなぜだろうか。
「実は、東京駅地下では地下水位が徐々に上昇しているんです」と、東京都水環境課の担当者。
同課によると、戦前から戦後にかけ、東京近辺では工業用水として地下水を大量に使用し地盤が沈下。
そこで昭和30年代以降、都条例などで地下水の使用が規制された。
この結果、地下水は徐々に回復したが、代わりに浮上したのが地下構造物への漏水問題だった。
担当者は、「高度経済成長期に造られた地下施設などでは、地下水の回復は想定外だったようだ」と説明する。
東京駅地下5階にある総武線ホームでは、地下水の流入量が増えたため、平成12年にはホームが地下水の浮力で浮かび上がらないよう、130本のアンカーボルトを打ち込む補強工事を行っている。
今回の有楽町排水所は、東京駅よりも深いところにある。
JR東は、排水設備を2カ月に1回点検。
10月中旬の点検で異常はなく、タンクの清掃は7月末から8月上旬に行っていたという。
明治大学危機管理研究センターの市川宏雄所長は、「きちんと点検やメンテナンスが行われたのか疑問が残る。地下水の問題は以前から分かっていることなので、排水設備が常時機能するのは最低限のことだ」と指摘している。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/151207/afr1512070035-n1.html
(ブログ者コメント)
泥は定期的にかき出していて、これまでは問題なかった由。
これまでと今回とで、何が違っていたのだろう?
たとえば、水の排出量が最近多くなっていた・・・といった変化点はなかったのだろうか?
一方、2ケ月に1度の吸水口点検では、何を点検していたのだろう?
泥面の位置なども点検していたのだろうか?点検方法があればの話であるが・・・。
2015年12月6日19時0分に北海道新聞から、カラー写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後10時50分ごろ、札幌市西区八軒1西1、マンション「ザ・サッポロタワー琴似」(鉄筋コンクリート地上40階、地下1階建て)で、近隣住民から「40階付近で炎と煙が見える」と119番通報があった。
駆け付けた消防隊が確認したところ、火災現象はなかった。
札幌市消防局によると、風で飛ばされた雪が屋上に設置された照明に照らされ、炎や煙が出ているように見えた可能性が高いという。
市消防局の担当者は、「めったにない通報」と話している。
現場はJR琴似駅前で、飲食店やマンションが立ち並ぶ一角。
消防車両15台が出動し、一時騒然となった。
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0210005.html
(ブログ者コメント)
掲載されている写真によれば、確かに、彩色したかと思うほど赤い炎があがっているかのように見える
2015年12月5日20時55分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月21日21時21分に産経新聞から、12月5日20時58分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後6時すぎ、川崎市川崎区東田町にある5階建ての雑居ビル「ジョイプラザビル」で「大きな音とともに煙が上がった」などという複数の通報が消防にあった。
消防が調べたところ、1階に設置してある高圧配電盤の一部が焼けていたほか、ブレーカーが落ちて自家発電機が作動していた。
消防によると、屋上にある非常電源用発電機が起動したため、音や排気ガスの煙が出たとみられるという。
出火はなく、けが人などもいなかった。
また、ビルの周辺ではおよそ1200軒が一時停電したが、およそ1時間後に復旧した。
現場は、JR川崎駅から600mほど離れた飲食店などが入る5階建てのビルで、消防などは電気系統のトラブルとみて、原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056905791.html?t=1449346573207
http://www.sankei.com/affairs/news/151205/afr1512050030-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151205-OYT1T50070.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
ブログ者は、非常用発電機が起動した際の音を聞いたことがない。
今回は5階建てビル用の発電機ということで、そう大きなものではないと思うのだが、それでも結構大きな音が出るようだ。
本件、本来なら電気火災カテゴリーに入れるべきところ、そういった情報のほうが珍しいと思い、災害対応カテゴリーに入れておくことにした。
2015年12月6日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時15分ごろ、恵那市明智町の電気設備製造会社「A社」大久手工場で、貨物用リフトが落下。
リフトの整備をしていた同市のメンテナンス会社員の梅本さん(男性、42歳)が下敷きになり、死亡した。
整備に立ち会っていたA社社員の男性(42)も、頭に軽傷を負った。
警察によると、リフトは最大で高さ約2mまで上がる。
落下前の高さは不明という。
床部分は鉄製で、縦1.7m、横2.7m。
リフトは油圧式で、油漏れが起きたため、梅本さんら作業員3人が、同日朝から整備作業をしていた。
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年12月6日付の岐阜新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報のほうがより正しそうだと感じたため、新情報に基づき、タイトルも修正した)
リフトが2階から落下して、1階で補修作業をしていた梅本さんに当たり、床との間に挟まれ、死亡した。
近くにいた明知ガイシの社員もリフトに接触、頭に軽傷を負った。
警察によると、リフトは製品を1階から2階に運ぶためのもので、縦2.7m、横1.7m。
2階に固定してあったが、梅本さんがリフトの下で後片付けをしていたところ、突然、落下したという。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

