







2014年6月23日11時54分に広島ホームテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前、安佐南区のアパートでガスの配管工事中に爆発が起き、作業員3人がヤケドを負った。
近所の人は、「ボーンといってびっくりした」と、発生時の様子を語った。
午前9時15分ごろ安佐南区東野の住民から、「ガスが漏れて火がついた」と消防に通報があった。
消防によると、ガスの工事をしていた20代の男性が全身ヤケド、50代の男性2人も顔と両腕に火傷を負い病院に運ばれたという。
警察によると、現場は3階建てアパートの1階で、給湯器の工事をするため3人の作業員が配管を工事していたところ、引火・爆発したとみられるという。
部屋には住民が1人いたが、ケガはないという。
警察などが、事故の原因を調べている。
出典URL
http://news.home-tv.co.jp/news.php?ymd=2014-06-23&c=&id=2014-06-232
2014年6月23日19時3分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前8時半ごろ、魚津市仏田の住宅の解体工事現場で、市内に住む造園業手伝いの女性(74)が、作業を始めるためショベルカーを誘導していたところ、上げていたショベルカーのアームが突然下がって女性の上に落ちた。
女性は病院に運ばれたが、骨盤を骨折するなどしていて、間もなく死亡した。
警察によると、ショベルカーは事故の直前、住宅と接触していて、詳しく調べたところ、アームを支える「油圧ホース」と呼ばれる部分が壊れていたという。
女性は夫などと4人で作業をしていたということで、警察は、「油圧ホース」の破損が事故の原因と見て、事故当時の状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065431071.html?t=1403524662684
2014年6月23日1時30分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時ごろ、愛知県東海市東海町5の新日鉄住金名古屋製鉄所から黒煙が上がっていると、住民から119番があった。
市などによると、午後2時ごろ、構内で停電が起き、コークス炉への電気の供給が停止。
同2時50分ごろ、炉内にたまった一酸化炭素ガスを自発的に炉外で燃やしたため、大量の黒煙が上がった。
市によると、人体に有害なガスは検出されず、けが人もなかった。
コークス炉は、石炭を燃えやすくするため高温で蒸し焼きにした「コークス」を作っている。
停電は22日午後11時すぎに復旧したが、稼働再開の見通しは立っておらず、鉄の生産に影響が出る可能性がある。
名古屋製鉄所の担当者は、「復旧に全力を挙げる」と話している。
名古屋製鉄所では今年1月にも2度、停電が発生し大量の黒煙が排出された。
市民が外出を自粛し、一部幹線道路が通行止めになるなど影響が出た。
5月には、石炭運搬用ベルトコンベヤーを焼く火災もあった。
1月の黒煙排出事故では、県と東海市消防本部が立ち入り調査し、製鉄所は4月に再発防止策を市に提出。
停電発生時に煙の発生を少なくするため、電源を2系統にするなどの対策工事を2015年度末までの予定で進めていた。
1月と5月のトラブルでは、製鉄所側から消防や市への通報が最大で5時間後と遅れが問題となったが、今回は黒煙発生から5~10分後だった。
市消防本部は消防車などを出動させたが、火事ではなく、消火活動はしなかった。
製鉄所近くの40代の主婦は、「外出先から戻る途中、黒い煙と(一酸化炭素を燃焼させる際の)炎が見えた。自宅が近くなのでトラブルのたびに心配。繰り返さないように気をつけてほしい」と話した。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014062290174622.html
6月23日12時10分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
黒煙は、23日午前3時半ごろに収まった。
電気は22日午後11時過ぎまでにすべての施設で復旧。
同社は、黒煙が出た四つのコークス炉以外の施設を順次再稼働させていく。
同社によると、再稼働するのは、電源の回復後に安全点検を終えた施設。
問題のコークス炉4基は、再稼働ができるかどうかを慎重に検討しているという。
コークス炉では22日午後3時ごろに起きた停電で、炉内にたまった一酸化炭素を含むガスを処理できなくなった。
ガスがたまったままになると炉が破裂する恐れがあるため、燃やして放出。その結果、12時間以上にわたって黒煙や炎が噴出した。
同社は「あくまでも通常の安全対応をしただけ」としている。
同社は停電の発生場所や原因について「調査中」とするが、東海市によると、自家発電の一部を中部電力の電源に切り替える作業中に起きたとの説明が同社からあったという。
同製鉄所では1月に停電で黒煙が発生するトラブルが2度あり、自家発電所で大型ブレーカーがショートするなどしたことが原因だった。
愛知県は22日と23日、同製鉄所に大気汚染防止法に基づき立ち入り検査をした。停電の原因を把握することが主な目的という。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG6R3CWQG6ROIPE00B.html
6月25日12時2分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
停電によって大量の黒煙が上がった問題で、大村秀章知事は25日の記者会見で「再発防止をやると言って、また6月にあった。日本を代表し、地域の中核でもある企業が半年の間に3回もトラブルを起こした」と批判した。
「あれだけ黒煙がもうもうと出れば住民は不安になる。説明することが必要だ」と述べ、同社の説明不足も指摘した。
県は22、23日に大気汚染防止法に基づき同製鉄所に立ち入り検査を実施。
大村知事は停電の原因について、「一日も早く究明し、再発防止策を取っていただく」とし、「名古屋製鉄所じゃいかん。本社からしかるべき方に来て頂きたいと申し上げた」と語った。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG6T3J2VG6TOIPE00R.html
(ブログ者コメント)
1月に2回起きた黒煙トラブルは、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3607/
5月のベルトコンベヤー発煙トラブルは、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3894/
事故・トラブルというもの、同じような事故が、あるいは同じ会社で、それぞれ原因は異なるものの、起きる時には続けて起きることがある。
最近では、2012年にJFEの製鉄所でトラブルが多発した。(2012年ブログまとめ参照)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2594/
不思議なものだ。
2014年6月22日15時5分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月23日7時52分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前5時ごろ、新潟市東区の運送会社「N通運」の敷地内で白い煙が上がっていると、出勤した男性従業員から消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、会社の駐車場に前日夕方から止まっていたタンクローリーのタンク部分から塩酸が流出していたという。
流出した塩酸は、敷地内の側溝などを通じて、周辺の河川に流れ込む恐れがあったため、消防が、ポンプ車などあわせて9台で水をまいて薄めたり、化学防護服に身を包んだ3人がタンクローリーに近づき、塩酸をわざと放出する作業も行った。
タンクに入っていた塩酸の量は、およそ1万6000ℓで、このうち2000ℓが流れ出たと見られ、残りの塩酸は、別のタンクローリーに積み替えられた。
警察によると、これまでにけが人はなく、異臭など周囲への影響も出ていないという。
新潟市が、周辺の河川の水質を調べている。
警察によると、タンクローリーは、21日夜、従業員が点検した際には異常はなかったということだが、タンクの左側下部に5cmほどの亀裂が見つかっているということで、警察が、流出の詳しい原因を調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035408853.html?t=1403469087826
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140622-OYT1T50117.html
6月22日22時33分に新潟日報モアからも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
タンク内には濃度35%の塩酸が入っていた。
現場では、流出した塩酸が気化したことによる白煙が上がった。
消防が気化を防ぐため、放水による中和作業を行った。
出典URL
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20140622119520.html
6月23日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
縦1cm、横5cmほどの穴から漏れたとみられる。
2014年6月22日9時21分に福島民報から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
21日午後3時20分ごろ、三春町字大町の桜川で河川改修工事をしていた会社員の男性(59)が増水した川に落ちた。
警察などが、下流域で男性の行方を捜している。
警察や同僚によると、男性は他の作業員5人と同日午前8時ごろから現場で作業をしていた。
男性は事故当時、水流を調節するパイプが流失するのを防ごうと、水際近くに降りていた際に足を滑らせたとみられる。
男性と一緒に作業をしていた男性(65)は、「仲間が川沿いの道路を走って男性を追い掛けたが、流れが速くて追い付けなかった。無事に見つかってほしい」と安否を気に掛けていた。
現場は、役場などの公共施設や商店、住宅が連なる町中心部。
付近では午後2時ごろから強い雨が降り、桜川は急激に水かさが増していた。
三春町は事故を受け、防災無線で水難事故や土砂災害への注意を呼び掛けた。
出典URL
http://www.minpo.jp/news/detail/2014062216433
6月22日付で毎日新聞福島版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、現場付近では集中的に強い降雨があり、男性は急激な増水で流された工事部品を回収する際に足を滑らせたという。
警察などによると、男性は同僚ら計6人で川の改修工事に当たっていた。
午後3時ごろから1時間雨量33mmの強い雨に見舞われ、工事のために川の水量を調整するためのパイプが流されたという。
男性は、川岸からパイプを陸に引き上げようとした際に足を滑らせ、増水した川に流された。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20140622ddlk07040094000c.html
6月23日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は22日、男性の遺体が3km下流の川の中で見つかったと発表した
水死の可能性が高いという。
(ブログ物コメント)
福島民報掲載の写真を見ると、川幅は5~6mほど。両岸は石かコンクリートブロックで切り立っており、そこを濁流が渦巻いて流れている。
見るからに危険。
パイプが流されたのを見て、一瞬、拾わなくちゃということだけが頭に浮かび、自分が流される危険性には思い至らなかった・・・ということだろうか?
2014年6月21日16時55分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
21日午前11時45分ごろ、北九州市八幡東区の新日鉄住金八幡製鉄所構内で、「チタンのスクラップが燃えている」と119番通報があった。
警察などによると、従業員らにけがはなく、工場などへの延焼もないという。
警察などによると、現場は同製鉄所構内にあるチタンリサイクル業、Y社そばのスクラップ置き場。
縦約4m、横約2m、高さ約1.2mのコンテナボックスの中に入れてあったチタンから火があがったという。
砂をかけるなどして消火作業を続け、午後3時10分ごろに鎮火した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG6P4D6VG6PTIPE00H.html
6月22日付の朝日新聞北九州版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
コンテナボックスから炎が上がっているのを従業員が発見した。
(ブログ者コメント)
日本チタン協会から「粉末チタン発火」というタイトルで、以下の事例が紹介されているが、両者、単なる自然発火ではなく、物理的外力を加えていた時に発火している。
・ドラム缶の中身を分別確認のため、内部のスラッジ、チタン粉、塩マグなどをチタンパイプでほぐしていた時に発火した。
・対策の一つとして、必ず投入物以上に注水する。
http://www.titan-japan.com/trouble/trouble_fi9.pdf
・鱗片チタン粉末の中に塊があるので、ふるい網の上に載せてゴムへらで軽くこすった時に発火した。
http://www.titan-japan.com/trouble/trouble_fi5.pdf
今回のトラブルは、報道内容からすると自然発火の可能性があるが、もしそうだとすれば、どのようなメカニズムで発火したのだろうか?
自然発火の場合、気象条件が一つのポイントになるので、当日の北九州市の天気について調べたところ、曇りで最高気温は27℃、最低気温は22℃。前日も同じようなものだった。
気温としては、そう高くはない感じだ。
2014年6月20日5時45分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁は19日、スプリンクラーの設置を義務づける有床診療所(入院施設がある19床以下の医院)の基準を、現行の6000m2以上の施設から4床以上の施設に拡大する方針を決めた。
病院についても、面積基準を撤廃する。
入院患者ら10人が死亡した昨年10月の福岡市博多区の医院火災を受け、懸案となっていたスプリンクラー設置基準が確定した。
ただ、診療所や小規模病院は経営が苦しく、今後は国の補助制度が焦点になる。
同日の有床診療所・病院火災対策検討部会で新基準を盛り込んだ報告書案が了承された。
今後、消防法施行令が改正され、新基準は2016年4月にも適用される。
既存施設は25年6月末まで経過措置期間となる。
報告書案では、3床以下の診療所については、入院患者がほとんどいないため新基準の対象外とした。
病院については、当直職員が13床当たり1人以上いる施設は「夜間でも迅速に消防機関に通報し、初期消火に適切に従事できる」として、同様に対象外にした。
また、産婦人科や眼科など患者の避難が比較的容易な13診療科のみの診療所と病院も対象外。
病院は精神科専門なども除外した。
このほか、ボタンを押すと自動的に119番できる火災通報装置と施設内に火災を知らせる自動火災報知設備の連動システムや消火器についても、現行の面積基準などをなくし、すべての病院と有床診療所に設置を義務づけるとした。
スプリンクラー設置には多額の費用が必要で、同部会委員の葉梨・全国有床診療所連絡協議会会長は、「経営難の施設が自己負担なしでスプリンクラーを設置できるよう、厚生労働省は十分な補助金を確保してほしい」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140620k0000m040151000c.html
(ブログ者コメント)
2014年1月25日に、火災報知器やスプリンクラーなどに関する今後の動向を以下のように伝えたが、今回はその続報。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3609/
2014年6月24日15時30分にKNBニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小矢部市のクロスランドタワー最上部にある貯水槽から大量の水が漏れて営業休止となっている問題で、小矢部市の桜井市長は、再発防止のため点検体制を見直す方針を示した。
小矢部市鷲島にあるクロスランドタワーでは、今月20日、展望フロアの天井裏にある防火用貯水槽の底のパイプが抜け落ちて10トン余りの水が漏れ出して、展望フロアから100m下の1階にまで水浸しとなった。
貯水槽とのつなぎ目部分が腐食していたのが原因とみられる。
タワーを管理している財団法人の理事長で小矢部市の桜井市長は、24日の定例会見で、腐食していた排水管は法定点検の対象外だったため、タワーがオープンしてからの20年間、一度も点検していなかったことを明らかにした。
そのうえで、今回の事態を受けて今後は、法定か否かにかかわらず、設備全般について問題がないか、独自の体制をとって点検する考えを示した。
クロスランドタワーは来月10日まで臨時休館し、点検調査する。
出典URL
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=3931
6月25日付で読売新聞富山版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
水漏れは、直径5cmの鉄製バルブ(排水栓)の接続部が腐食して外れたことが原因だったことが24日、管理する公益財団法人クロスランドおやべへの取材でわかった。
同法人によると、タンクには、火災報知機が発動した際、スプリンクラーで水をまくための水10.5トンがためられていた。
年2回定期点検を実施し、今年2月12日にも点検を行ったが、腐食には気付かなかったという。
バルブは耐久性の高いステンレス製に交換した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20140624-OYTNT50623.html
6月24日付でBBTスーパーニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
工事業者などが詳しく調べたところ、消火水槽と排水管の継ぎ目となる鉄製のバルブが老朽化で腐食し、破損していたことが原因と分かった。
小矢部市によると、消火水槽は法定点検項目に入っているが、継ぎ目のバルブは項目に入っておらず、タワーが完成した1994年から20年間、一度も点検、交換されていなかった。
出典URL
http://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=7e968fe3b2c78b719fa194b403ec4d15
(2014年7月5日 修正1 ;追記)
2014年6月22日付の北日本新聞紙面に、事故当時の状況など、補足的記事が下記趣旨で掲載されていた。
クロスランドおやべによると、20日正午すぎ、タワーの展望フロア(100m)に上った客から「天井から水が漏れている」と連絡があった。
職員が確認すると、展望フロアは水浸しで、水は階段などを伝い、1階まで達していた。
21日は職員が水を拭き取る作業などに追われた。
エレベーターは当時、自動停止した。
現在は、電気回線がショートする可能性があるため電源を落としており、23日に詳しく調べる。
2014年6月20日19時0分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後2時20分ごろ、敦賀市樫曲で「作業をしていた重機が川に転落した」と、近くの事業所の従業員から消防に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、40代とみられる作業員の男性1人が乗った重機1台が、近くを流れる木の芽川に転落しているのがみつかった。
消防が川から重機を引き上げ、男性は重機の中から助け出されたが、心肺停止の状態で病院に運ばれた。
現場は国道476号線近くの木の芽川の川沿いで、高さ約3mの小高い場所。
警察によると、男性は工事現場で重機を使った作業をしていたという。
現場の状況から警察は、男性が重機をバックさせていた時に川に落ちた可能性があると見て、転落の原因を調べるとともに、工事の安全管理に問題がなかったか調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055377031.html?t=1403295348404
(2014年7月5日 修正1 ;追記)
2014年6月21日付の福井新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
男性は、近くに駐車中のダンプ車にタイヤショベル車で砂利を積み込む作業を1人でしたいた。
2014年6月21日付で読売新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後1時15分頃、立山黒部アルペンルートの立山トンネル内で、水槽の清掃をしていた作業員が息苦しさを訴え、県警の室堂警備派出所に通報した。
警察によると、立山黒部貫光(富山市)と立山貫光ターミナル(同)の男性作業員3人(40歳~64歳)が一酸化炭素中毒の疑いで軽傷。
救出にあたった同社の男性従業員ら7人(21歳~60歳)も気分の悪さを訴え、病院で検査を受けた。
同社によると、現場は室堂平(標高2450m)側の入り口から約1kmの地点にあるトンネル脇の作業部屋で、水槽(高さ2.2m、幅3.7m、奥行き101m)には、室堂ターミナルなどの生活用水がためられていた。
作業員6人が水を抜いて清掃していたところ、3人の気分が悪くなり、同社の救護班8人が救助にあたったという。
警察によると、救助の際、作業部屋には軽傷の3人が倒れていた。
近くでは、水槽から水を抜くための発電機が稼働しており、警察は、発電機の排ガスによる事故の可能性があるとみて調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20140620-OYTNT50567.html
(ブログ者コメント)
閉所で発電機を使っていてCO中毒になった事故は、この事故の5日前、6月15日に大谷石採石場跡の空洞で起きたばかりだ。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4019/
映画撮影中のアイドルグループメンバーにも中毒症状が出たということで、この種の事故にしては結構大きく報道されていたが、今回事故の関係者は、あの事故を知らなかったのだろうか?
あるいは、知ってはいたが管理が万全ではなかったのだろうか?
(2014年7月8日 修正1 ;追記)
2014年6月21日付の北日本新聞紙面に、排ガスは排風機で送り出していたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
病院に搬送された3人は、同日朝からトンネル脇の横坑にある水槽を清掃していた。
警察は、高圧洗浄機の動力として使っていた発電機からの排ガスが原因の可能性もあるとみて調べている。
立山黒部貫光によると、当時は安全マニュアルに従い、排ガスは排風機で送り出していたという。
2014年6月19日18時15分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自動車専用道路「山口宇部道路」のガードレールの支柱のうち、地中に埋められている部分が国の基準より短いものが1本見つかり、県はこの支柱を設置した業者が工事を担当したおよそ1400本について19日から調査を始めた。
県によると、ことし1月、山口宇部道路の長谷インターチェンジと嘉川インターチェンジの中間付近で起きた交通事故で、ガードレールを固定する2本の支柱が壊れた。
その後、県による調査の結果、このうち1本で、地中に埋められている部分が国の基準より28cm短かったことがわかったという。
ガードレールを設置したのは防府市の建設業「K社」で、県の調べに対し、「地盤が固く、早く作業を終えるため、現場の作業員の判断で支柱を切断した」と話しているという。
これを受けて県では、山口宇部道路のガードレールのおよそ6000本の支柱のうち、この業者が工事を担当したおよそ1400本について国の基準より短いものはないか、19日から調査をはじめた。
県は、調査結果を踏まえて、この業者への処分について判断することにしている。
山口宇部道路では、おととしの県の調査でも国の基準より短い支柱が13本見つかっている。
県道路建設課の篠原課長は、「今回はひとつの業者による特別なケースと考えているが、大変遺憾に思う」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065334851.html?t=1403212015064
6月20日付で朝日新聞山口版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
業者は県に「他にも同じように施工した記憶がある」と説明している。
山口宇部道路では、12年にも嘉川ICで別の業者が設置した長さ不足の支柱13本が見つかっている。
6月19日19時37分に日テレNEWS24(山口放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場では今年1月に交通事故が発生し、先月下旬、壊れたガードレールを撤去する時に見つかった。
通常、固い岩盤などがあった場合、県に報告し、新たに掘削作業を行う必要があるが、この業者はその手続きを行っていなかった。
今回の不適切な工事を受け、県では業者が設置したガードレール、およそ1400本について超音波による調査を始めている。
出典URL
http://news24.jp/nnn/news8705057.html
(ブログ者コメント)
おととし行った県の調査の概要は下記。
○以下の投書があった。
県道山口宇部線の道路改良工事で23年度に施工したガードレールを撤去した際、多数の支柱が切断されていた。
これは、岩盤部の打ち込み作業で入らない部分を岩盤掘削せず、切断して高さを調整したもの。
不正の究明、再発防止策の検討が必要。小郡萩道路も要調査。
○長さが不足していたことが確認された。ただ、施工は12年度頃だった。
○嘉川ICで同時期に施工された支柱を調べた結果、新たに11本で長さ不足が判明した。
○施工した可能性のある業者への聞き取りなどで事実確認に努める。
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201205/021619_f1.pdf
2年後に、業者こそ違え、まったく同じ問題が再浮上したということになる。
前回の調査では、今回名前が出ている業者に、どのような聞き取りを行ったのだろうか?
本件、事故というよりは事件のジャンルに入るのだろうが、事例の横展開対応が不適切だったかもしれないという点で、紹介する。
2014年6月19日付で読売新聞京都版から、「花火大会かさむ安全対策費/宇治は倍増」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年8月に福知山市で起きた花火大会会場爆発事故を受け、今夏に花火大会を予定している府内の自治体が事故防止の対応に追われている。
運営主体の見直しや警備員の増員など対策が進む一方、経費がかさみ、花火打ち上げの規模縮小を迫られる大会もあり、安全確保とにぎわい創出の両立に頭を悩ませている。
福知山市での事故を受け、各地の消防などは主催者に防火対策の徹底を求めており、各地で検討が進む。
花火大会で府内最多の約20万人が訪れる宇治市の「宇治川花火大会」(8月11日)では、安全対策費として昨年の倍近い2000万円を計上。
有事に素早く対応できるよう緊急車両用通路を新設するほか、注意を呼びかける放送用スピーカーを例年の3倍の9か所に設置する。
警備員も大幅に増員する見通しだ。
対策費を捻出するため、打ち上げる花火数はこれまでの7000発から5000発に削減。
それでも、花火大会の総事業費は安全対策費などが増えた分、昨年より約1000万円多くなり、担当者が協賛金集めに追われている。
実行委は、「これまでも万全の対策を講じてきたので負担は大きいが、来場者の安全が何よりも大事」と強調する。
1947年から続く南丹市の「やぎの花火大会」(8月14日)では、安全対策を充実させるため、これまでの商工会主催から市を加えた実行委員会形式とし、名称も「南丹市花火大会」に変更する。
基本的に無料だった指定の観覧会場は、有料化(1人500円)して入場者を制限。
来場者をスムーズに誘導するため、最寄りのJR八木駅から会場までの区域に通行禁止か所を設けてルートを一本化する。
担当者は,「歴史ある祭りを途切れさせないために必要な措置。関係機関と連携を密にして運営したい」と理解を求める。
ただ、花火大会は夏の観光シーズンを代表するイベントだけに、各地の担当者には「どこまで内容を自制するのか、難しい面がある」という思いもあるようだ。
舞鶴市の「みなと舞鶴ちゃったまつり」(7月27日)では混雑緩和のため、120店が出店していた屋台を90店近くまで減らす検討を進めているが、実行委関係者は「慎重になりすぎると、盛り上がりを欠いてしまう。協議にも時間がかかっている」と悩む。
事故防止に向け、実行委は屋台が並んでいたエリアの一部を緊急車両用に変更するほか、消防と連携し、防火安全講習の受講を出店者に義務づける。
担当者は,「難しい課題も多いが、事故につながるリスクを減らし、安全で楽しい祭りにするため、幅広い取り組みを進めたい」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20140618-OYTNT50459.html
(ブログ者コメント)
福知山市の花火大会事故については、下記参照。
第1報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3148/
第2報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3320/
他所で起きた事故に関し、横展開の動きが報じられることは滅多にない。
ただ福知山市花火大会事故については、京都に限らず全国で広範囲に横展開が図られている旨、報道されている。
それだけインパクトが大きい事故だった。
2014年6月19日18時41分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月19日17時30分に下野新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時40分ごろ、足利市西砂原後町の金属加工会社「K社」の工場で、「工場から火が出ている」と従業員の男性から消防に通報があった。
消防車およそ10台が消火活動を行い、火はおよそ1時間半後に消し止められ、警察によると、工場の天井近くにある排気ダクトや付近の壁などが焼けたという。
けが人はいなかった。
金属加工会社によると、工場の中ではアルミニウムなどを溶かし成型する作業をしていて、警察では、作業中に溶けたアルミニウムが排気ダクトに飛び散り、火が出た可能性があるとみて、火事の原因を詳しく調べている。
警察によると、従業員が工場内で作業中、天井付近の排気ダクトから火の粉が出ているのを発見し、消防通報した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1095344133.html?t=1403211682877
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20140619/1630367
2014年6月19日15時13分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月19日22時58分に毎日新聞から、6月19日18時34分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・中野区の都営地下鉄の駅の構内で、18日夜、下りエスカレーターを降りようとした女性が左足を巻き込まれて骨折し、後ろにいた男性も転倒して軽いけがをしていたことが分かった。
東京都交通局などは、踏み台の収納部分が、女性が持っていたスーツケースとぶつかって割れ、その隙間に足が巻き込まれたとみて調べている。
事故があったのは、東京・中野区にある都営地下鉄大江戸線の中野坂上駅で、18日午後8時ごろ、34歳のイタリア人の女性が、地下2階から地下3階に向かうエスカレーターを降りようとした際に左足を巻き込まれて転倒し、そのはずみで後ろにいた31歳の男性も転倒した。
消防などによると、2人とも病院に運ばれ、女性が左足を骨折する大けがをしたほか、男性も右足に軽いけがをしたという。
都交通局によると、女性は自分の後方のステップにスーツケースを置き、後ろ向きになってエスカレーターに乗っていた。
エスカレーターの踏み台が収納される部分に設置された、巻き込みを防ぐくし状のプラスチック製カバープレートの一部が割れており、この部分に足を挟まれた。
交通局などでは、プレートが、女性が持っていたスーツケースの車輪とぶつかって割れ、その隙間に女性の足が巻き込まれたのが事故の原因とみて調べている
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140619/k10015344371000.html
http://mainichi.jp/select/news/20140620k0000m040128000c.html
http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014061901001555.html
6月20日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
都によると、エスカレーターのステップが床下に潜り込む箇所のプラスチックカバーがスーツケースに当たって壊れた可能性があるという。
ステップと床の隙間は通常1mmほどしかないが、カバーが壊れて床の一部が浮き上がり、足が挟まれた可能性がある。
(ブログ者コメント)
手荷物などが原因となったエスカレーターでの人身事故は、たまに発生している。
本ブログでは、以下を紹介済。
2013年2月4日掲載
[昔の事例の顛末] 2013年4月24日 JR秋葉原駅でエスカレーターの手すりに指を挟まれ9人が重軽傷を負った事故は、直前の利用者が木材を側面に立てかけたことが原因
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3629/
2011年12月26日掲載
2011年12月21日 JR武蔵溝ノ口駅でエスカレーターの手すりに捨てられていた小瓶入りの袋が原因でベルトに革手袋が巻き込まれ中指先端切断などの重傷 (修正2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1153/
2014年6月19日付で毎日新聞山口版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月18日16時16分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前1時40分ごろ、宇部市小串の宇部興産宇部ケミカル工場から「希硫酸が海に流出した」と118番があった。
海保などによると、劇物の希硫酸を保管しているタンク(容量6000ℓ)の亀裂から、約5000ℓが構内の排水路と排液をためる終末処理槽の貯蔵プールを通って、海に漏れ出した。
宇部興産によると、タンクは強化プラスチック製。
検知器の数値の変動で、社員が異常に気付いた。
その後も流出が続く恐れがあったため、貯蔵プールに水酸化ナトリウムを入れて中和。
流出は午前3時ごろまでに止まった。
けが人はなく、魚などへの被害は確認されていないという。
海保などは、亀裂の原因について調べている。
同工場ではナイロン原料などを製造するほか、工業薬品として希硫酸や硝酸を生産している。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20140619ddlk35040342000c.html
http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014061801001387.html
2014年6月16日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月17日8時9分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
さいたま市浦和区の市立常盤小学校で5月12日、6年生家庭科の調理実習授業で、児童が洗剤を食用油と誤認して使用し、一部の児童が食べていたことが16日、分かった。
市コンプライアンス推進課が同日に発表した5月の事務処理ミス、事件、事故の発生状況で明らかになった。
市教育委員会指導1課によると、家庭科の主任教諭が6年生の授業前に、各調理テーブルに洗剤を小分けして入れたポンプ式容器を準備。
このクラスの授業を担当した家庭科の専科教諭が、ポンプ式容器の中身を食用油と誤認したまま指導し、調理を行ったという。
調理後にフライパンを洗った際、誤使用に気付いた。
児童36人のうち、11人が味見などで少量を口にしたという。
同校は誤って食べた児童の自宅を訪問し、状況説明と健康確認などを行ったが、被害報告はなかったとしている。
同校は発生当日、市教委に事故を報告。
市教委は翌13日、コンプライアンス推進課に事故を届け出たが、個別の発表は行わなかった。
発表しなかった理由について指導1課は、「状況確認に時間がかかったのと、健康被害がなかったため」と釈明。「容器を移し替える際には内容物がわかるようにするとともに教員の連絡を密にすることを徹底していく」とコメントした。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/06/17/03.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140617-OYT1T50028.html
2014年6月17日付で読売新聞大阪版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
建設現場での転落死亡事故を減らそうと、大阪労働局が今年度、現場で作業員が使う安全帯の正しい利用法を広める取り組みを始めた。
「命綱GO活動」と名付け、装着時の基本動作などを訴えている。
安全帯は、腰にまくベルトと命綱になるロープ、支えになるものに固定するフックなどでなる安全器具。
同労働局によると、昨年、府内の建設現場で発生した死亡事故は、前年より5件多い21件。
高所からの転落・墜落は7割近く(14件)を占め、うち13件では安全帯が使われていなかった。
労安法では、高さ2m以上で作業する際も、足場などがあれば着用義務はないが、「安全帯は重要。現場に理解してもらおう」と判断したという。
同活動は「命つなごう」との語呂合わせで、「命綱 使って つなGO 大切な命」がスローガン。
朝礼で着用状況を作業員同士で確かめ合うなど、事例を記したチラシを1万部作製し、府内の建設会社などに配布している。
長谷工コーポレーションが大阪市西区で進めるマンション(46階建て)建設現場でも5月下旬、同労働局大阪西労基署の職員が工事用エレベーターの検査に訪れ、安全帯の着用状況を確認していた。
大阪労働局安全課は、「ちょっとした手間をかけることで、命を守ることができる。現場全体で意識を高めてほしい」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140617-OYTNT50043.html
2014年6月17日2時7分にmsn産経ニュース静岡から、『橋とトンネル点検義務化に静岡の自治体悲鳴 「予算も人手も足りない」』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
平成24年12月に中央自動車道笹子トンネルで発生した天井板の崩落事故を受け、今年7月からすべての橋やトンネルで5年に1度の点検が義務化される。
だが、道路の大半は地方自治体が管理しており、点検を行う市町の道路管理者からは「予算も人手も足りない」と悲鳴が上がっている。
橋やトンネルなどの道路インフラは、高度経済成長期に建設が集中したため、今後、加速度的に老朽化が進行することが指摘されている。
国交省道路局によると、築造年数が50年以上経過した橋の割合は、昨年4月時点では全体の約18%だったが、10年後には約43%にまで急増する見込み。
実際に全国の市町村が管理する橋では、ケーブルの損傷や橋桁の腐食が原因で通行止めとなった事例が過去5年間で倍増しており、「目に見える“高齢化”が進行している」という。
また、全国に約70万ある橋のうち、地方自治体が管理する橋は約52万橋と全体の4分の3以上を占めており、点検を実施する自治体の負担は大きい。
県内でも、点検の義務化を前に県や各市町の道路管理者らが一堂に会し、「第1回県道路メンテナンス会議」を開催。
笹子トンネルの事故を受けて行われた緊急点検では、静岡、浜松の2政令市で橋梁点検の実施率が2割に達していないなど、厳しい現状が報告された。
また、従来は双眼鏡を使った遠望目視による点検が主だったが、今後はすべての橋やトンネルで「打音検査が可能な距離まで近づく」近接目視が義務化される。
県が管理する約3千の橋でも、これまで近接目視を実施したのは全体の2割未満にとどまっており、県道路整備課の原課長は、「技術系の職員がおらず、財政規模が小さい市町にはかなりの負担になる」と顔を曇らせる。
負担増は小さな市町だけでなく、政令市にとっても共通の悩みだ。
約6千の橋を管理する浜松市では、政令市への移行に伴い、県から国道などの管理を移譲された。
同市では、交通量の多い道路を優先的に点検してきたものの、長さ15m以下の橋のうち約4400橋が未点検のままとなっている。
点検は業者に委託してきたが、同市道路課の森下課長補佐は、「委託で業者に発注できる数には限界がある。自ら点検のできる職員を育てていくしかない」と話した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140617/szk14061702070002-n1.htm
一方、6月16日15時0分に毎日新聞からも、関連記事が下記趣旨でネット配信されていた。
笹子トンネル崩落事故を受けて全国で行われている橋の一斉点検で、部材の落下など老朽化による事故のおそれがあると判定された橋は約1万基に上ることが、国交省の調べで分かった。
点検対象の橋のうち、2割は未実施で、危険性がある橋は増える可能性がある。
点検は全国の約44万基の橋を対象に、管理者である国、地方自治体、高速道路会社がそれぞれ実施。
鋼材の腐食や亀裂、ボルトの緩み、コンクリート材のひび割れなどを、統一したマニュアルに沿ってチェックしている。
今年3月までに約36万基の点検が完了。
このうち1万178基は、部材が落下するなどして人的被害が出るおそれのある状況と判定された。
地方自治体が管理する橋が1万143基を占める。
国交省の調べによると、全国の橋の18%は建造から50年を超える。
10年後にはそれが43%に達するという。
国が定める鉄筋コンクリートの建物の耐用年数は50年で、橋などインフラの寿命も50年程度とされている。
国交省の担当者は、「橋の修繕にかかる費用や人手の不足が、自治体の課題になっている」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140616k0000e040162000c.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。