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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20151228日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がトンネル内部の図解付きでネット配信されていた。

12272022分に読売新聞から、12282248分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午前5時ごろ、北海道旭川市のJR函館線近文(ちかぶみ)~伊納(いのう)間にある嵐山トンネル(1.3km)内で、回送列車の運転士が架線から火花が出ているのを発見し、JR北海道を通じて119番した。

水漏れを防ぐため天井に固定されているウレタン製の断熱防水板が燃え、午前11時45分ごろにほぼ消し止められた。けが人はいなかった。

 

この影響で,JR北は札幌と旭川、稚内、網走をそれぞれ結ぶ特急を始発から運休。現場を含む深川旭川間では終日、特急62本を含む87本が運休し、約2万人に影響が出た。

JR北は、「復旧には相当時間を要する」として、28日も深川旭川間で運転を見合わせる。

 

JR北によると、嵐山トンネル内で27日午前4時5分ごろ、架線の電圧異常が検知され、送電が自動停止した。

その後、指令センター(札幌市)からの遠隔操作で送電を復旧させ、状況を確認しながら回送列車を走らせていた運転士が火災を見つけた。

27日午前0時半〜同1時ごろ、架線に付いたつららを落とす作業で目視点検をした際には異常はなかった。

 

落下したつららが架線に当たって火花が出たり、断熱防水板が垂れ下がって架線に接触したりした可能性があるという

 

警察などによると、トンネル内が狭く消防車は入れず、煙が充満したことから、消火に時間がかかった。

 

JR北は、27日正午以降、特急「スーパーカムイ」(札幌旭川)を2時間に1本程度の間隔で札幌深川間で折り返し運転をしたほか、別の一部区間でも特急の折り返し運転をした。深川旭川間では同日午後から代行バスを運行した。

 

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20151228/ddm/041/040/061000c

http://www.yomiuri.co.jp/national/20151227-OYT1T50015.html 

http://mainichi.jp/articles/20151229/k00/00m/040/165000c

 

 

12282014分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR北は、28日、函館線のトンネル火災について札幌市内の本社で記者会見し、復旧時期が29日午後以降になるとの見通しを明らかにした。
冒頭、西野副社長は、「年末の帰省時期にご迷惑を掛けて、深くおわびします」と謝罪した。
社内で事故調査の検討委員会を立ち上げるとともに、公益財団法人鉄道総合技術研究所に原因調査を依頼する。

JR北によると、北海道旭川市と鷹栖町にまたがる嵐山トンネル(約1.3km)で起きた火災は、水を凍らさないよう下へ流すためにトンネルの天井から側面にわたりボルトで打ち付けられたポリエチレン製の断熱防水板が、何らかの原因で燃えて起こった。

JR北海道では、同様の断熱防水板を使ったトンネル火災が平成10年に起きたため、翌11年から老朽化の進んだものから随時、燃えにくい防水板に取り替えてきた。
しかし、今回のトンネルで燃えた部分については、取り替えが行われていなかった。

今回のトンネルを含め、同様の防水板を使用しているトンネルは11カ所ある。
西野副社長は、「一度に防水板を更新できればよいがトンネル自体がゆがむなど、老朽化が進んでいる。列車を止めてお客さまに迷惑をかけないよう丁寧に検査をして、安全に努める」と語った。

出典URL

http://www.sankei.com/affairs/news/151228/afr1512280023-n1.html

 

 

1229630分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

JR北海道は28日の記者会見で、JR函館線嵐山トンネルの火災で焼けたポリエチレン製の漏水防止板について、火災の危険性を認識していたが、難燃性素材の導入は一部にとどまっていることを明らかにした。
専門家は、「火災の危険性は難燃性の素材や燃えにくい加工を施すことで減らせる」と指摘している。

ポリエチレン製の漏水防止板が焼ける火災は、1998年12月、小樽市のJR函館線張碓トンネルで発生。
JRは、「燃えることが明確に分かった」として、99年から難燃性の素材への変更方針を決めたが、実際の導入は老朽化したものを交換するか、新たに設置する場合にとどまっていた。
嵐山トンネルでは、切り替える計画はなかった。

ポリエチレンは、軽くて安価で断熱性があるため、北海道とJR東日本管轄の東北のトンネルなどで漏水防止板に用いられている。
ただ、石油由来のため、燃焼の危険性がある。

早坂洋史・元北大特任准教授(火災科学)は、「出火原因が判明しないが、燃えない素材で板を覆うなど、火災の危険性を減らす方法はほかにもあった」と指摘する。


出典URL

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0218053.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

12月29日6時30分に配信された北海道新聞記事の解説図によれば、トンネル上部からのつららが架線に接触して通電した可能性もある由。

 

 

 

(2016年1月18日 修正1 ;追記)

 

20161141846分にNHK北海道NEWS WEBから、つららが原因だったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

JR北海道の島田社長は、14日の記者会見で、12日に撮影したトンネル内部の映像を公開した。
そのうえで、火災の原因について、天井から垂れ下がったつららが架線に接触して火花が出て、天井や壁に貼られた断熱防水板が焼けた可能性があるという見方を明らかにした。


トンネルでは、つららを落とす作業が、毎晩、行われているが、先月下旬は、つららができやすい気象状況で、作業後に新たにできたつららが影響した可能性があるとしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160114/3429341.html  

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像では、長い棒を持った作業員の方が天井のつららを落とすシーンなどが映っている。

極寒の中、大変な作業だ。それが毎晩とのこと。

こういった縁の下の力持ち的な人々の見えない努力によって、あって当たり前と思われがちな安全が確保されているのだと、改めて認識させられた。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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