2015年12月28日12時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前8時45分ごろ、東京都豊島区池袋2丁目の路上に停車していた観光バスから出火、座席の大部分や屋根が激しく燃え、東京消防庁が約40分後に消し止めた。
乗客はおらず、運転手にもけがはなかった。
警察によると、20代の男性運転手が、前方の座席付近の天井蛍光灯から火花が出ているのに気がつき、車内の消火器で消そうとしたが火勢は収まらず、車外に出たところさらに燃え上がったという。
警察は、電気系統のトラブルが原因とみている。
現場はJR池袋駅の北西約600m。JR池袋駅西口の東京芸術劇場近くで団体客を乗せるために待機中で、群馬県内のホテルに向かう予定だった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHDX42RRHDXUTIL00H.html
(ブログ者コメント)
蛍光灯からの出火パターンには、下記などがある。
○安定器の寿命、劣化
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-akasaka/common/doc/annteikikasaiyobou.pdf
○グローランプの異常放電でソケットの樹脂部が熱影響を受けた。
http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index2.cgi?ac1=B311&ac2=&ac3=6540&Page=hpd2_view
○ハンダ不良によりインバーター基板上でトラッキング現象
http://www.isad.or.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=IB17&ac2=56spring&ac3=175&Page=hpd_view
(2016年2月19日 修正1 ;追記)
2016年2月18日9時17分に産経新聞から、天井裏の蛍光灯配線老朽化が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
東京・池袋の路上で昨年12月末、停車中の観光バスが炎上した火災で、バスは平成5年製で平均使用期間を10年以上超過し運行していたことが、17日、捜査関係者への取材で分かった。
警察は、天井裏の配線が老朽化し出火したとの見方を強めている。
背景に、中国人観光客の“爆買い”などでバス業界が特需に沸くなか、老朽バスも運行せざるを得ない事情があるとみられ、国土交通省は、バスの運行会社の調査結果を基に、詳細な火災の経緯を分析する。
火災は、昨年12月28日午前8時半ごろ発生。
約1時間前に千葉県を出発し池袋の路上に停車中、突然出火した。
乗客はなく、運転手も避難し、けが人はなかった。
運転手は警察の聴取に、「焦げ臭いと思って後ろを見たら、客席の上から火花が出て蛍光灯のプラスチックカバーがたれてきた」と話したという。
警察の調べで、バスは5年に製造され、運行会社が26年に中古で買い取ったものと判明。
同型バスの平均車齢は10年前後といい、大幅に上回っていた。
出発前の点検でバスに異常はなかったことから、警察は、天井裏の配線が老朽化し、突然発火した可能性が高いとみている。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/160218/afr1602180008-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。