2015年8月3日21時31分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時すぎ、神戸市東灘区の廃棄物処理工場「Oセンター」で、廃棄物の仕分け作業中、ポリタンクから液体が漏れ白煙が発生した。
煙を吸い込んだ男性従業員9人が体調不良を訴え、同市内の病院で治療を受けた。いずれも軽傷のもよう。
消防が、漏れた液体の特定などを進めている。
現場は、六甲アイランド北東部にある工業団地の一画。
警察は、同センター南側の道路約450mを一時通行止めとした。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008271232.shtml
8月4日11時38分に神戸新聞からは、続報的記事が下記趣旨でネット配信されていた。
3日午後、神戸市の廃棄物処理工場でポリタンクから液体が漏れ出た事故で、煙を吸って病院で治療を受けた負傷者が13人に上ることが4日、消防などへの取材でわかった。
いずれも男性従業員で、軽傷という。
消防は、液体を毒性のある化学物質とみて成分調査。
警察によると、ポリタンクは廃棄物として同センターに運び込まれたもので、同日午前に実況見分を行い、液体が漏れ出た経緯などを調べている。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008272737.shtml
(2015年8月30日 ;修正1)
2015年8月25日23時0分に神戸新聞から、ポリタンクは違法に運び込まれた疑いがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ポリタンクは、神戸市内の運搬業者が指定暴力団山口組総本部(同市灘区)から回収して持ち込んだとみられることが25日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、液体は同処理工場での処分が認められていない毒物の「フッ化水素酸」だったとみられる。
兵庫県警は、運搬業者が違法に運び込んだ疑いがあるとみて、廃棄物処理法違反容疑で捜査しており、同日午後、関係先として総本部を捜索した。
フッ化水素酸は、毒劇物法指定の毒物。強い腐食性があり、ガラスのつや消しなど工業用として利用されている。常温で気化し、その気体を吸うと呼吸困難などを引き起こす危険性がある。
捜査関係者によると、ポリタンクにはフッ化水素酸が入っていたことを示すラベルが貼られており、密閉状態のポリタンクから漏れ出たことで気化が進んだとみられる。
県警は、運搬業者が総本部から回収した経緯などを詳しく調べる。
事故は3日午後3時ごろに発生。廃棄物の仕分け作業中にポリタンクが割れたとみられ、同処理工場の従業員13人が目やのどの痛みを訴えて病院で手当を受けた。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008335759.shtml
(2015年12月4日 修正2 ;追記)
2015年12月2日7時0分に神戸新聞から、マニフェストに虚偽記載したとして廃棄物収集業者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日13時39分に産経新聞westから、12月3日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市東灘区の六甲アイランドの廃棄物処理工場で8月、搬入されたポリタンクから毒劇物とみられる液体が漏れた事故で、廃棄物の内容を記す管理票に虚偽を記載して工場に交付したとして、兵庫県警生活環境課と東灘署は1日、廃棄物処理法違反の疑いで、収集運搬業者「K」(同市灘区)の社員2人と、法人としての同社を書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、ポリタンクは指定暴力団山口組総本部(同市灘区)から排出され、毒劇物指定の「フッ化水素酸」が入っていたとみられる。
破損していたポリタンクからフッ化水素酸が漏れ、漏れた液体が気化して、煙を吸った工場の従業員十数人が手当てを受けた。
書類送検容疑は、8月3日、同総本部から回収したポリタンクやプラスチック類などの一般廃棄物を運ぶ際、「K」が排出した産業廃棄物であると管理票にうそを書き、工場に交付した疑い。
県警の調べに対し、2人は、ごみの中にフッ化水素酸があることを知らなかったが「廃棄物の仕分けが面倒だった」などと容疑を認めているという。
県警は事故後、関係先として同総本部を捜索していた。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201512/0008612868.shtml
http://www.sankei.com/west/news/151202/wst1512020055-n1.html
2015年5月13日21時23分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後1時40分ごろ、大阪市此花区常吉2丁目のリサイクル会社「サニーメタル」の敷地内から出火、敷地内に積まれていた冷蔵庫約600m3が焼けた。けが人はなかった。
警察が、出火原因を調べている。
同社によると、約6600m2の敷地内に不良品の冷蔵庫約500台を運び入れ、約4mの高さに積み上がっていた。
出火当時は、冷蔵庫を金属部品などとして使えるよう、6人が圧縮処理に当たっていた。
消防によると、消防車37台とヘリ1機、消防艇2隻が出動した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH5F4V21H5FPTIL00P.html
5月13日15時26分に産経新聞westからも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
写真には、モクモクと立ち上る黒煙が写っている。
13日午後1時40分ごろ、大阪市此花区常吉の産業廃棄物処理会社「サニーメタル」大阪事業所で「屋外のごみ置き場のごみが燃えている」と男性社員から119番があった。
消防によると、ごみ置き場に並べたコンテナに入れていたプラスチックの産廃約600m3が燃えた。けが人はなかった。
現場は、米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の北西約1.5km。USJによると、営業に影響はなく、来場者の避難誘導もなかった。
また、現場近くには阪神高速湾岸線が通っているが、通行止めなどもなかった。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150513/wst1505130060-n1.html
関連URL
http://mainichi.jp/select/news/20150514k0000m040051000c.html
2015年5月6日12時20分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時ごろ、白山市下吉谷町のリサイクル会社「M社」から、「ボンベが破裂した。火が周りに燃え移りそうだ」と消防に通報があった。
消防車13台が出動して消火活動にあたり、約1時間半後に火は消し止められた。
ガスボンベが破裂した際に、作業をしていた78歳の男性が顔などに軽いやけどをして病院に運ばれたが、意識はあるという。
また、現場の近くにいた男性の妻と従業員には、けがはなかった。
警察によると、男性が掘削機を使って使用済みのガスボンベを切断していたところ、突然、ボンベが破裂して周りに火が燃え移ったという。
現場は、白山市の山間部を流れる手取川の川岸にある廃材置き場で、周りには住宅はなく、田園地帯になっている。
警察と消防は、ガスボンベが破裂した原因など、当時の状況について詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024555861.html?t=1430945526624
5月6日17時34分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前、石川県白山市の産業廃棄物処理会社でガスボンベが爆発し、作業をしていた男性がケガをした。
爆発があったのは、白山市にある産業廃棄物処理会社の廃材置き場。
6日午前11時前、この会社の男性経営者(78)が重機を使ってガスボンベを切断していたところ、突然、爆発した。
この爆発で男性経営者が顔に軽いヤケドをした他、周りにあったタイヤなどの廃材を焼いた。
警察と消防は、ボンベに残っていたガスが引火して爆発したとみて、調べている。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2015/05/06/07274475.html
2015年4月27日付で朝日新聞大阪版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2015年4月27日8時14分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前8時25分ごろ、茨木市のリサイクル会社「H社」の資材置き場で、パワーシャベルで持ち上げた鉄製の箱(縦約140cm、横約70cm、高さ約90cm、重さ約200kg)が落下し、同社社員の北野さん(男性、48歳)が下敷きになった。
北野さんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、重機を操作していた同僚の男性(47歳)から事情を聴いている。
警察によると、男性が重機で箱の中の金属くずをつぶす作業をしていたところ、誤ってアームの先端を箱の内側に引っかけて持ち上げてしまい、それに気付かないままアームを移動させて箱が落下。金属くずの仕分けをしていた北野さんの背中に当たったという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150427/wst1504270014-n1.html
2015年4月19日12時38分に日テレNEWS24から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月19日14時0分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日未明、神奈川県横浜市のリサイクル工場で、男性作業員が木材を粉砕する機械に挟まれ、頭などを強く打って死亡した。
事故があったのは、横浜市の廃棄物リサイクル会社「B社」。
警察によると、19日午前3時半頃、「リサイクル機を使っている人が機械に挟まれた」と119番通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、この工場で働いていた会社員の川西さん(男性、47歳)が意識不明の状態で倒れていて、間もなく死亡した。
事故当時、川西さんは粉砕機に廃材を流し込む作業を監視していたが、廃材を細かく砕く粉砕機のローラーが詰まったため、機械を停止させて下にもぐり込んだところ、油圧で上げていたローラーが落ちてきたという。
この工場では、1年半前にも、男性作業員(当時19歳)がベルトコンベヤーに巻き込まれて死亡する事故があった。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2015/04/19/07273294.html
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2472924.html
2015年1月29日18時3分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月29日14時29分に読売新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
29日午前10時ごろ、綾瀬市吉岡にある金属のリサイクル工場の敷地で、野積みされていたスクラップから火が出て、出火直後には大量の煙とともに炎が上がった。
消防によると、この敷地には家電製品のスクラップや発泡スチロールなどが高さ10mほど積まれ、消防車11台が消火活動にあたっているが、出火から8時間たった今も燃え続けているという。
けがをした人はいないということだが、この火事の影響で現場近くの道路が通行止めになっているほか、周辺の住宅などおよそ100世帯が一時、停電した。
警察と消防は、火がおさまり次第、火事の原因を調べることにしている。
現場は、小田急江ノ島線長後駅から西約4kmの、畑や工場が点在する場所。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055053802.html?t=1422560177774
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150129-OYT1T50090.html
(ブログ者コメント)
写真には大量の黒煙が写っており、結構、大規模な火災だった模様。
2013年11月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第1報、第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3438/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3439/
(2015年1月17日 修正3 ;追記)
2015年1月10日付の朝日新聞ちば首都圏版紙面に、受入れタンクに他の廃油が少なかったためガソリンが薄まらなかったなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
千葉県警は9日、当時の常務で部門長の男性(46)ら5人を、業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
県警によると、部門長ら4人は容疑を認め、1人は一部否認しているという。
発表によると、部門長ら5人は13年11月15日、取引先の油類運送会社「H社」千葉営業所(市原市)から、引火性の高いガソリンが9割を占める廃油約9900ℓを回収して、処理機能がない工場の廃油精製ラインに流して爆発を引き起こし、EC社の作業員2人を死亡させ、作業員や周辺の住民ら21人に重軽傷を負わせた疑いがある。
部門長は、ガソリンを回収しないように明確に指示しなかったとされる。
爆発によって、工場以外に近隣の企業約60カ所と住宅15戸などに被害が出た。2.6km先の窓ガラスも割れたという。
同工場を除く被害総額は、13億円余りに上ったという。
県警によると、同施設は廃油をリサイクルするところで、エンジンオイルなどの引火性の低い廃油を扱い、不純物を取り除いて販売用に精製していた。
今回の事故では、引火性が高く、施設で処理できないガソリンを扱ったため、密閉されていない遠心分離機から気化したガソリンが漏れ出したという。
白煙と異臭に気付いた作業員が窓を開けたため、気化したガソリンと酸素が混合。爆発しやすい状態になり、作業員の衣服などに帯電した静電気によって引火し、爆発が起こったという。
県警によると、ガソリンは社内規定で回収してはいけないものとされていた。
県警の作業員への聞き取りによれば、当時の部門長の常務が、水以外なら何でも持ってこいとハッパをかけていたという。
回収した廃油の量が個人の成績として賞与や昇進に影響し、作業員の実績が部門長や支店長の成績にもつながっていたという。
一方で、事故以前からガソリンを回収・処理していたのに、なぜ、今回の爆発事故が起きたのか。
県警は、複数の要因が重なったとみる。
通常、回収してきた廃油は、工場のタンクに集められて作業をする。
だが、爆発当日はタンク内の廃油の総量が少なく、ガソリンが薄まらず、純度が高いまま処理が始まった。
さらに、普段はガソリンを薄めて流していたが、部門長が他の業務に対応して細かな指示が出せなかったほか、作業に慣れた検査員も不在だったという。
1月10日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、当日は普段検品する担当者が休みで、別の検査員が、揮発性の高いガソリンが回収した油に含まれていることを十分確認せず、タンクに流し込んでいた。
タンク内に別の廃油が入っていれば希釈されるが、当時はタンクがほぼ空だったため、薄められないまま処理作業がスタート。
その結果、ヒーターで70℃程度まで熱せられ、気化したガソリンが遠心分離機の隙間から漏れて滞留すると、換気で入った外気と混ざり、作業員に帯電していた静電気で引火したとみられる。
県警は研究施設で再現実験を繰り返し、立件に向けて慎重に捜査を続けてきた。
県警によると、同社の資料などの分析で、11年ごろからガソリンなどを受け入れていたことが判明。処理が慢性化していたらしい。
当時の支店長は県警の事情聴取に、「危険と分っていても、これまでは無事だったので、今回も大丈夫だと思った」と供述したという。
当時の常務も、社員から混合油回収の伺いを受けながら、黙認していた。
(ブログ者コメント)
事故防止のための、さまざまな歯止めが、ことごとく機能しなかった事例のように感じた。
(2015年2月5日 修正4 ;追記)
2015年2月2日20時27分にNHK千葉から、廃油の引火性などを確認しないまま処理することが常態化していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設ではガソリンが混ざった廃油を処理していたが、千葉県は2日、廃油の引火性などを確認しないまま処理することが常態化し、事故につながったとして、廃棄物処理法に基づき、産業廃棄物の処理に関する県内のすべての事業を90日間停止するよう命じる行政処分を行った。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085159131.html?t=1422911983490
(2015年9月2日 修正5;追記)
2015年9月1日7時5分に産経新聞千葉版から、作業員らが危険性を報告していたがガソリンが含まれた廃油の回収を止めなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷罪に問われた運営会社元常務(47)と、当時の支店長(43)に対する初公判が31日、千葉地裁松戸支部で開かれた。
両被告は「間違いありません」などと起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、使用済みのエンジンオイルなどの廃油から再生重油を精製する同工場では、24年ごろから爆発の恐れのあるガソリンなどを含む廃油を精製目的で回収。
作業員らが危険性などを報告したときも、N被告らが「回収をやめさせなかった」と指摘した。
事故当時も、ガソリンが含まれているのを知りながらN被告らが廃油回収を指示していたとした。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150901/rgn1509010028-n1.html
2014年12月23日19時23分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後5時ごろ、大分市の大分港大在公共埠頭に接岸中だったカンボジア船籍の貨物船「YONGPING」の船倉に積まれた電線や鉄くずなどのスクラップから火が出た。
スクラップは重さがおよそ1000トンで、火は23日午前1時前に消し止められたが、およそ8時間に渡って燃え続けた。
船には中国人など10人の乗組員がいたが、けが人はいなかった。
海保によると、22日は中国に向けて出港する前に、船倉にスクラップを積み込む作業が行われ、作業がほぼ終わったところで船倉のスクラップから煙が上がったという。
また、船倉の中でも中央付近の燃え方が特に激しいということで、海保は、この付近から火が出た可能性が高いとみて、出火原因についてさらに詳しく調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074212441.html?t=1419375376338
2014年11月5日付で朝日新聞知多版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後2時20分ごろ、知多市の出光興産愛知製油所で、廃棄物を一時保管していた鉄製コンテナ(長さ6m、幅2.2m、高さ1.4m)から煙が上がっているのを作業員が見つけ、119番した。
自衛消防隊が消火活動にあたり、約30分後に鎮火した。けが人はなかった。
同製油所によると、所内は1ケ月前から定期の補修工事中で、作業で出る廃棄物をコンテナ内に入れていた。
中にあった廃プラスチック類から出火したとみられるという。
コンテナは、精製装置から約1km東側に置かれており、操業などに影響はなかったという。
キーワード;自然発火
2014年9月3日20時15分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時10分ごろ、大阪府八尾市大竹の廃材回収業「小林商店」の作業場から出火、アルミニウムやマグネシウムなどの廃材約400m3を焼き、大量の煙が出た。けが人はなかった。
警察によると、産業廃棄物をパワーショベルで集める作業をしていた。
警察が、詳しい出火原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140903/waf14090320150043-n1.htm
(ブログ者コメント)
スクラップの山を重機で平らにする作業中に出火したという同じような事例が、今年8月に川崎市でも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4224/
2014年9月3日16時21分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩見沢市郊外にある廃棄物処理会社が汚水処理の作業手順を誤ったため、一時、近くの住宅地に異臭が漂う騒ぎがあり、市はこの会社に再発防止の徹底を指導した。
岩見沢市によると、2日夜遅くから3日未明にかけて、市内の複数の住民から「硫黄のようなにおいがする」と消防や市に通報があった。
市が調べたところ、岩見沢市郊外の廃棄物処理会社の敷地内にある汚水を貯めておく池から、一時、異臭が発生したことがわかったという。
処理会社によると、この池は埋め立て処分場から出る汚水を一時的に貯蔵しておく施設で、汚水には、水に濡れた建築廃材の石膏ボードから流れ出た硫化水素も含まれているという。
この汚水をかき混ぜると異臭が発生するため通常は行わないが、2日夜は、従業員のミスで汚水をかき混ぜる機械を動かしてしまい、微量の硫化水素が空気中に拡散したとみられるという。
市によると、この異臭で気分が悪くなるなどした住民はいないということだが、市はこの会社に対して再発防止を徹底するよう口頭で指導した。
処理会社の47歳の社長は、「従業員の単純なミスで住民にご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。今後、作業手順などを確認し再発防止に努めます」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140903/4303481.html
2014年8月25日12時51分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月26日付で毎日新聞神奈川版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前11時ごろ、川崎市川崎区千鳥町にある屋外のスクラップ置き場から黒煙が上がっていると、119番通報があった。
警察によると、中国向け輸出用の非鉄金属を扱う港栄作業のスクラップ置き場で、作業員が金属やプラスチックなどを含むスクラップの山を重機を使って平らにする作業中に出火したという。
現場は、羽田空港の南西約4kmにある埋め立て地の一角。
消防によると、30m×50mにわたって約500m3が燃えており、消防車20台などで消火作業をしている。
いまのところけが人などの情報は入っていないという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG8T3T6VG8TULOB002.html
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20140826ddlk14040272000c.html
(2014年9月11日 修正1 ;追記)
2014年8月26日付と27日付の神奈川新聞紙面に、以下の補足的情報が掲載されていた。
警察などによると、現場は、自動車や木材など輸出用貨物の一時保管施設(約19万m2)の一部で、市が川崎港湾物流協同組合に貸与していた。
出火当時、約600トンの金属類のスクラップがあり、業者による集積作業中に出火したという。
この火災は、出火から、約22時間後の26日午前8時55分ごろに鎮火した。
現場では、約2ケ月半前にも火災があったばかりだ。
消防によると、現場では6月上旬、金属くず約200m3が燃える火災が発生、鎮火までに約12時間を要した。
出火原因は特定できていないが、自然発火の可能性が高く、消防は夏場の高温も影響したとみている。
川崎港は国内有数の金属クズの集積地で、2012年の取扱量は約138万トン。国内全体(1656万トン)の約8%を占める。約102万トンが輸出用で、9割は韓国、中国でリサイクルされるという。
現場周辺で働く男性(60)は、「(廃家電に含まれる)バッテリーや電池など、何が火元になるか分からない」と指摘。不測の事態に備え、集積場に消火器を置くなどして対応している。
2014年7月24日21時40分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時ごろ、広島県北広島町新氏神の産業廃棄物中間処理施設「K社広島総合工場」で、従業員から「白い煙が出て数人が倒れた」と119番があった。
消防などによると、20〜50代の男性作業員7人が広島市内の病院に搬送され、1人が意識不明の重体で3人が重症、3人が軽症。
7人は、廃油を油や固形物に分別するなどの作業中だった。
何らかの原因で硫化水素ガスが発生した可能性があり、詳しい状況を調べている。
警察などによると、同施設には複数の工場があり、7人は当時、施設に持ち込まれた廃油などを油や固形物に分別し、焼却しやすくするための工場で働いていた。
事故があった頃は、ドラム缶に入った数種類の廃棄物を重機で「ピット」と呼ばれる大型容器(深さ約4m)に流し込む作業をしていたが、突然1人が倒れ、助けに向かった3人が次々と倒れたという。現場には有毒ガスが発生していた。
施設関係者によると、この工場の内外で、重体などの7人を含む12人が作業をしていた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140725k0000m040101000c.html
7月25日付で中国新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員から「工場内でガスが発生し、数人が倒れた」と119番があった。
消防によると、ガスから高濃度の硫化水素を検出した。
警察などによると、ガスは前処理工場と呼ばれる建物内で発生。ドラム缶に入った廃油や汚泥などの産業廃棄物を、ピット(約17m3)に重機で移し替える作業をしていたという。
消防によると、ガスはピット内から発生し、周辺で作業していた4人が倒れ、そのうち3人が意識不明の状態で搬送された。建物外から助けに入った3人も巻き込まれたという。
建物は当時、窓やシャッターを閉め切り、ダクトで排気。
7人は、有機溶剤のガスや粉じんを防ぐマスクを二重にしていた。
同社の担当者は、「ガスは本来の作業では出ない。化学物質の何らかの組み合わせで発生したのでは」と話した。
出典URL
7月24日23時36分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員から、「白色と黄色の煙が出て数人が倒れた」と119番通報があった。
工場は、ガソリンスタンドや自動車整備工場から廃油を集めて焼却処分する施設で、従業員は約40人。
当時は9人態勢で、ドラム缶に入った廃油をプール状の「受け入れ槽」に移して混ぜる作業の途中だったという。
有毒ガスが発生したのがドラム缶を開けた時なのか、受け入れ槽に移して混ぜた時なのか、現段階では不明という。
同社によると、廃油を引き取る際にはサンプルを分析調査し、ほかの廃油と混ぜても化学反応が起きない廃油だけを集めているという。
警察は、安全を確認したうえで、作業員が扱った廃油や発生した有毒ガスの種類などを調べる。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7S5GG3G7SPITB01G.html
7月26日3時50分にmsn産経ニュース広島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7人のうち3人が重体となっていたが、いずれも意識を取り戻した。
事故は24日午後3時ごろ起きた。従業員らが廃油や汚泥が入ったドラム缶をフォークリフトでピットに移し替えていた際、有毒ガスが発生したとみられる。
消防などによると、建物内には10個のピットがある。
発生から約1時間20分後の16時15分に、有毒ガスが発生したとみられる第8ピット付近で、30ppmの硫化水素を検出したという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140726/hrs14072603500004-n1.htm
(2015年3月16日 修正1 ;追記)
2015年3月10日21時30分にNHK広島NEWS WEBから、受け入れ前の成分確認を怠っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月10日19時10分に広島ホームテレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察は、施設で処理できない液体を誤って処理しようとした結果、硫化水素が発生した疑いが強まったとして、経営する会社の次長ら6人を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、施設を経営する、滋賀県湖南市にある「K社」の47歳の次長や34歳の工場長ら6人。
警察によると、次長がこの施設で処理できない硫化化合物を含んだ強アルカリ性の液体と強酸性の液体を誤って施設に送り、工場長らも気づかずに処理しようとした結果、硫化水素が発生したという。
また、適切な作業マニュアルがなかったことや、廃棄物を混ぜ合わせる前の成分確認など安全管理を怠っていたこともわかったという。
調べに対し、いずれも容疑を認めているという。
また、労基署は、救助にあたった作業員に酸素マスクなどをつけさせなかったといった労安法違反の疑いで、K社と工場長ら2人を書類送検した。
書類送検についてK社は、「大きな事故を起こしおわび申し上げます。今後、再発防止と安全確保の対策を取っていきます」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150310/3068962.html
http://news.home-tv.co.jp/news.php?ymd=2015-03-10&c=&id=2015-03-105
3月11日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、次長らは事故を防ぐ注意義務を怠り、本社から北広島町の工場に誤って配送された強酸性と強アルカリ性の液体をそれぞれ同じピットに注いで硫化水素を発生させ、7人に軽傷を負わせた疑いがある。
警察は、次長が一次処理が済んでいない液体の入ったドラム缶を誤って本社から工場に送ったと認定。
また、工場長ら5人も成分の確認などを怠って硫化水素を発生させ、ガス発生後に倒れた作業員の救出に別の作業員を向かわせて二次被害を出したとした。
2014年6月21日16時55分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
21日午前11時45分ごろ、北九州市八幡東区の新日鉄住金八幡製鉄所構内で、「チタンのスクラップが燃えている」と119番通報があった。
警察などによると、従業員らにけがはなく、工場などへの延焼もないという。
警察などによると、現場は同製鉄所構内にあるチタンリサイクル業、Y社そばのスクラップ置き場。
縦約4m、横約2m、高さ約1.2mのコンテナボックスの中に入れてあったチタンから火があがったという。
砂をかけるなどして消火作業を続け、午後3時10分ごろに鎮火した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG6P4D6VG6PTIPE00H.html
6月22日付の朝日新聞北九州版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
コンテナボックスから炎が上がっているのを従業員が発見した。
(ブログ者コメント)
日本チタン協会から「粉末チタン発火」というタイトルで、以下の事例が紹介されているが、両者、単なる自然発火ではなく、物理的外力を加えていた時に発火している。
・ドラム缶の中身を分別確認のため、内部のスラッジ、チタン粉、塩マグなどをチタンパイプでほぐしていた時に発火した。
・対策の一つとして、必ず投入物以上に注水する。
http://www.titan-japan.com/trouble/trouble_fi9.pdf
・鱗片チタン粉末の中に塊があるので、ふるい網の上に載せてゴムへらで軽くこすった時に発火した。
http://www.titan-japan.com/trouble/trouble_fi5.pdf
今回のトラブルは、報道内容からすると自然発火の可能性があるが、もしそうだとすれば、どのようなメカニズムで発火したのだろうか?
自然発火の場合、気象条件が一つのポイントになるので、当日の北九州市の天気について調べたところ、曇りで最高気温は27℃、最低気温は22℃。前日も同じようなものだった。
気温としては、そう高くはない感じだ。
2014年5月9日19時23分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月9日17時50分に名古屋テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時半ごろ、愛知県一宮市木曽川町の産業廃棄物の処理会社「S社」の工場で爆発があり、直後に火が出た。
消防車など10台が出て火はおよそ1時間後に消し止められた。
警察によると、いずれも従業員で、51歳の女性と50歳の男性の2人が顔などに軽いやけどをした。
この工場では、古くなったり傷んだりして回収されたアスファルトの再処理を行っているが、警察によると、爆発は、屋外にあるアスファルトを運ぶエレベーターの中で起きたという。
当時、砕いた古いアスファルトをエレベーターで運んでいた。
警察は、詳しい状況や爆発の原因について調べている。
現場は、愛知と岐阜の県境を流れる木曽川から東におよそ300mのところで、近くには資材置き場や事業所などがある。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140509/4321382.html
http://www.nagoyatv.com/news/?id=76742&p=1
2014年4月25日23時0分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時25分ごろ、愛知県瀬戸市山路町の産業廃棄物中間処理会社「Z社」の廃金属処理工場で爆発と火災が起きた。
軽量鉄骨平屋約1100m2の工場の壁や屋根が骨組みを残して吹き飛び、現場で作業していた従業員の男性(44)が全身にやけどを負い、間もなく死亡した。
同社は、建築物の解体処理や、近隣自治体、民間の解体業者などから引き取った廃金属の加工処理と再生などを行っている。
警察によると、爆発が起きたのは、工場西側にあった、鉄くずを圧縮成型する油圧プレス機の周辺。
プレス機は、地中に埋め込まれた縦7m、横2m、深さ2mの容器に空き缶などの鉄くずを入れて密閉し、両端から圧力をかけてキューブ状に成型する。
爆発後には、容器を密閉するための鉄製のふたが吹き飛んでおり、炎が上がっていた。
警察は、可燃性のガスが内部にたまり何らかの原因で引火したのではないかとみて、当時の状況などを調べている。
警察によると、事故当時、工場内には6人の従業員がおり、男性がプレス機を操作。5人は鉄くずをアルミやスチールなどに仕分けする作業をしていた。
爆発があった工場は、西側部分のスレートがほとんど吹き飛んで床に散乱し、建物は骨組みを残す無残な姿となった。
現場から300m西にある瀬戸市クリーンセンターの男性職員(55)は、「ドンというものすごい音がした。車の衝突かと思って、思わず外に出た」と振り返る。
近くで農作業中だった女性(65)も、「かなり大きな鈍い音がした。破片が飛んできたらと思うと怖いですね」と顔をこわばらせた。
現場は、瀬戸市中心部の名鉄尾張瀬戸駅から南東約4km。豊田市境の猿投山へ向かう市道沿いで、山林に囲まれ、周辺に住宅はない。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014042590230026.html
(2015年8月24日 修正1 ;追記)
2015年8月20日9時0分に中日新聞から、スプレー缶をプレスする前のガス抜きが不十分だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月21日19時5分にNHK東海NEWS WEBから、8月22日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
愛知県警は、資源ごみに含まれていたスプレー缶の可燃性ガスを抜く作業が不十分だったとして、業務上過失致死の疑いで、50代の男性経営者らを週内にも書類送検する方針を固めた。
関係者によると、同社は家庭で出た金属資源ごみを瀬戸市などから購入。
鉄やアルミの原料として再利用できるよう、プレス機で圧縮成型し、出荷していた。
資源ごみには、整髪剤や殺虫剤などのスプレー缶が含まれ、中に残っていた可燃性ガスが、金属の圧縮中に摩擦で生じる火花などで引火したとみられる。
プレス機は地中に設置され、スプレー缶に残っていた空気より重い可燃性ガスが、圧縮作業中に地下のスペースにたまりやすかったという。
事故当時、死亡した従業員はプレス機を操作していた。
瀬戸市は昨年4月1日、市民に対し、スプレー缶の廃棄時にガス抜きのため穴を開ける作業は危険だとしてやめるよう、呼び掛けを開始。
直後の同月25日、同社で事故が発生した。
家庭から出た資源ごみは分別できていないことがあるため、同社は、スプレー缶とそれ以外の空き缶を再び分別した上で、圧縮成型。
スプレー缶は、圧縮する前に専用の機械で穴を開け、ガスを抜いていたという。
だが、男性経営者は事故後、本紙取材に、「完全に分別するのは難しかった。穴を開けていないスプレー缶を、他の空き缶と一緒に圧縮してしまう可能性があり、プレス機にガスがたまってしまったのではないか」と話していた。
市が昨年4月、契約更新のために視察した際、同社は足踏み式の家庭用穴開け機しか設置していなかったが、市は問題ないとして契約を更新していた。
市は、「当時は機械式と手動式の指定をしていなかったため、処理能力があると判断した」とする一方で、事故後は、機械式穴開け機を導入している別の業者と契約したという。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015082090085807.html
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150821/4307301.html
8月21日18時16分にYAHOOニュース(時事通信)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
送検容疑は、ガス抜きを行うよう徹底しなかったほか、ガス抜き用の機械や換気装置を導入せず、安全対策を怠った疑い。
県警瀬戸署によると、爆発は同月25日午後に発生。
死亡した社員が地面に埋めて設置されたプレス機でスプレー缶を圧縮中、地下にたまったガスに引火して、作業場の建物が全壊した。
同社は2013年4月、瀬戸市などからスプレー缶を含む金属資源ごみの購入を開始。
同8月にも、小規模な爆発が起きていた。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150821-00000118-jij-soci
2014年1月28日14時14分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前8時半ごろ、福岡県宇美町ゆりが丘2丁目の石こうボードリサイクル会社「G社」工場で、破砕機に巻き込まれた遺体を作業員が発見し、110番した。
警察は、行方が分からなくなっている30代の男性従業員とみて、身元の確認を進めている。
警察によると、破砕機は高さ約5m、幅約3m、奥行き約2mで、石こうボードの廃材を入れる搬入口があった。
工場では当時6~7人が働いていたが、破砕機に巻き込まれたことには気付かなかったという。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/66109
(2014年3月2日 修正1 ;追記)
2014年1月29日と1月31日付の西日本新聞紙面に、事故時のやや詳しい様子などが下記趣旨で掲載されていた。
午前8時半ごろ、ボードの破砕機(高さ約5m、幅約3m、奥行き約2m)から人の遺体が出てきたところを従業員が発見した。
警察は30日、死亡したのは行方が分からなくなっていた従業員男性(30)と判明したと発表した。
2014年1月24日20時20分に伊賀タウン情報ユーから、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
1月24日午前10時ごろ、伊賀南部クリーンセンター(伊賀市奥鹿野)の2号溶解炉で作業中だった男性作業員(19)が、誤って稼働中の集じん灰コンベヤに挟まれ、右手親指の一部を切断する事故が発生した。
伊賀南部環境衛生組合によると事故発生当時、管理委託業者である「S社」の下請け業者「ST工業」(名古屋市)が集じん灰排出装置のろ布交換と点検整備を実施。
過負荷のランプが点灯して装置が停止したことから、男性作業員らが手作業で異物がないかを確認していた。
集じん灰コンベヤを停止しなかった理由について、S社と下請け業者は「緊急の作業でマニュアルにはなかった」と説明。
クリーンセンターでは09年2月の稼動から5年間で3件の事故が発生しており、同組合では業者に再発防止と確実な作業を求めた。
出典URL
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2014/01/post-67.html
1月26日10時32分に読売新聞からは、若干、表現が異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
第2溶融炉の集じん灰排出装置から、焼却灰のかき出し作業を行っていた、
管理委託業者の下請け業者(名古屋市中区)の作業員(19)が、排出装置の下にある稼働中のコンベヤーに手を伸ばし、右手の指を挟まれ、親指切断の大けがを負った。
作業員は、奈良県内の病院で、指を縫合する手術を受けたという。
焼却灰をかき出す作業では、このコンベヤー上の焼却灰を取り除くことはないが、この日は、排出装置が停止したため、点検しようとして挟まれたという。
同組合は、作業手順に誤りがなかったか、けがの回復を待って、作業員から事情を聞く。
同センターでは、昨年5月に、作業員が溶融炉の点検窓を誤って開けて、のどにやけどを負ったほか、9月には、ごみを運ぶ際にクレーン操作を誤って、操作室の窓ガラスを割ったりするなど、事故が続いており、同組合は「業者からの聞き取りを行い、検証も実施して事故の再発防止に努めたい」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140125-OYT1T00310.htm
(ブログ者コメント)
写真では、焼却灰落下シュートの点検口らしき部分を誰かが指差している。
当該点検口?からコンベヤー部分までは20~30cm程度。
そこから手を入れて異物の有無を確認していたのかもしれない。
2013年12月4日付で毎日新聞大分版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後9時ごろ、臼杵市野津町都原の産廃処理施設「R社九州工場」で爆発があり、鉄筋スレート平屋の工場約1500m2を全焼した。
この爆発で、敷地内に駐車していたタンクローリーなど車両7台に燃え移り、うち5台が全焼した。
爆発、火災があった時、工場は無人で、けが人はいなかった。
3日の警察などの実況見分によると、工場内の鉄製タンク(高さ約7m、直径約3.8m)内でアルカリ成分と廃油に残っていたアルミペーストが反応して水素が発生し、何らかの原因で引火したとみられる。
2日は午後5時以降、工場は稼働していなかったが、近くの高台にある事務所に残っていた男性従業員が工場から立ち上る白煙に気付き、119番しようとした際に爆発したという。
化学消防車など15台が出動し、約2時間半後に鎮火した。
現場は,廃油や廃アルカリなどを精製し再利用する工場。中には鉄製タンクが8基あり、うち1基が爆発したとみられる。
出典URL
http://mainichi.jp/area/oita/news/20131204ddlk44040613000c.html
2013年12月3日19時42分にテレビ大分からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、廃油のろ過装置で水素が発生し引火したとみて出火原因を調べている。
工場の中には廃油をリサイクルするタンク8基があり、近くに不純物を取り除くろ過装置がある。
実況見分の結果、警察はろ過装置の中で化学反応が起きて水素が発生し、何らかの原因で引火したとみて調べている。
この工場では、16年前の1997年にもタンクが爆発し従業員の男性1人が死亡する火災があった。
これを受けて当時、再発防止に向けて住民と業者との間で協定が交わされた。
工場の操業再開について今後、臼杵市を交えて3者で協議する見通し。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=12030025050&day=20131203#news
2013年12月3日18時59分にNHK大分からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、この工場では、産業廃棄物の汚泥などを処理しているほか、廃油などを集めて燃料にリサイクルする作業をしているという。
3日は午後5時に作業が終わり、出火当時、工場内に人はいなかったということだが、一部の装置は稼働していたという。
警察などによると、工場内にあった産業廃棄物などを保管している8つのタンクのうち、廃油をためていたタンク1つが激しく焼けているという。
このタンクにはおよそ20トンの廃油が入っていたということで、タンクとつながる廃油をろ過する装置の中にあった不純物が化学反応を起こして爆発し、タンクの廃油に引火した可能性があるとみて、詳しい出火原因を調べている。
この工場では、16年前にガスを使った切断の作業中に火花が原因と思われる火事があり、工場が半焼して男性従業員1人が死亡している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073541411.html?t=1386114676000
2013年12月4日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日の実況見分では、工場にある廃油タンク(容量75トン)8基のうちの1基が爆発した可能性が高いことが分かった。
また、不純物を取り除いた後の廃油を入れる別のタンクから、油の成分と反応して水素を発生させるアルカリ性の溶液が検出された。
この溶液は、作業の過程で発生したらしい。
警察は、この溶液から水素が発生し、何らかの原因で発火。廃油が20トンほど入っていたとみられる近くのタンクに引火し爆発したとみている。静電気が原因で発火した可能性もあるという。
工場は廃油などを処理するリサイクル施設で、産業廃棄物をセメント工場向けに再資源化していた。
(ブログ者コメント)
各メディア毎、報道内容が微妙に違っているので、一つの記事にまとめることはしなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。