2018年9月24日3時1分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前7時50分ごろ、大分市佐賀関のパンパシフィック・カッパー佐賀関製錬所から「銅を溶かしたものが漏れ出し、配線に燃え移った」と通報があった。
直径約50cm、長さ約20mの配線4本が燃え、約7時間後に消し止めた。
けが人はなかった。
銅製錬の主要設備の一つである「自溶炉」が漏れ出した元で、中間製品の銅板を製造する工程などが操業を停止している。
復旧の見通しは立っていない。
同製錬所や消防、警察によると、管理室で監視していた社員が、設備内の温度上昇に気付いた。
現場を確認したところ、煙や火が見えたという。
通報を受け、市消防局の消防車など11台が出動。
同社の自衛消防隊と消火活動に当たった。
自溶炉は7階建てで、銅鉱石を溶かして銅と不純物を分離する設備。
溶けた銅は、最高1300℃の高温になる。
炉の外側に、つらら状の固まった銅が見つかった。
消防と警察は、炉の隙間や損傷部分から漏れ出した可能性があるとみて調べている。
同製錬所によると、操業停止による損失は不明。
在庫の銅板を利用すれば、銅の供給は可能という。
同製錬所は大規模改修を進めており、昨年9~12月に自溶炉の定期修理をしたばかりだった。
「ご迷惑を掛けて申し訳ない。原因を究明し、再発防止に向けて取り組む」とコメントした。
出典
『佐賀関製錬所 銅が漏れ配線燃える 一部の工程、操業停止』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/09/24/JD0057345090
9月23日18時5分に大分放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前8時前、大分市のパンパシフィックカッパー佐賀関製錬所で、銅をつくる溶鉱炉の周辺から火が出たと、消防に通報があった。
2時間半後に鎮圧状態となったが、溶鉱炉から1000℃を超える高温の液体が流出したため、製錬所が冷却作業にあたり、午後3時前に鎮火した。
この火事で、直径50cmの電気系統の配線4本が、およそ20mに渡って焼けたという。
出火当時、溶鉱炉は遠隔操作により稼働していて、けが人はいなかった。
溶鉱炉には穴が確認されていて、警察と消防は、この穴から高温の液体が漏れ出したとみて原因を調べている。
出典
『佐賀関精錬所で配線燃える火事』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=09230042720&day=20180923
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。