2018年9月22日5時0分に北海道新聞電子版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
災害時の道職員の登庁体制に関し、道の災害対応マニュアルに道内全域が停電する「ブラックアウト」を想定した記載がなかったことが分かった。
胆振東部地震では、道内全295万戸の停電がほぼ解消されるまで、およそ2日かかったが、道地域防災計画でも、道内全域が長時間にわたり停電する事態は想定されていなかった。
内部向けの「災害対応マニュアル」では、地震や津波など、災害別や被害の程度に応じ、登庁する危機管理担当職員を定めている。
今回の胆振東部地震では、マニュアルのうち地震の項目に従って、危機管理担当の職員が登庁したという。
ただ、地震が発生しておらず、発電所のトラブルなどで全電源が停止した場合には、登庁に関する取り決めはないことになる。
マニュアルの大規模な停電の項目では、レベルの低い順から
《1》道内で7000KW以上の停電
《2》 7000KW以上かつ1時間以上の停電
《3》 10万KW以上かつ10分以上の停電で人命救助などが多数発生
の3段階を設定。
全電源が停止する事態への対応は盛り込まれていないためだ。
一方、道地域防災計画では、災害時の電力供給のための応急対策を規定。
北電に対し、復旧対策や資材の調達、応急工事などを求める内容だが、道の役割に関する記述はなく、そもそも、道内全域が数日にわたり停電することを想定していない。
高橋知事は21日の記者会見で、「大規模停電の影響をできる限り緩和できるよう、非常時の備えなどを検証しないといけない」と述べた。
出典
『道、全域停電想定せず 災害マニュアル記載なし』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/230736/
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