2017年5月10日17時43分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時前、南風原町新川のコンクリート工場で、生コンクリートを作るための砂を積んだ場所の壁が倒れて、作業員の男性(59歳)が下敷きになった。
男性は病院に運ばれ手当てを受けたが、全身を強く打っていて、およそ3時間後に死亡が確認された。
警察によると、倒れた壁は高さがおよそ4mあり、当時、現場では積み上げた砂を重機でならす作業をしていたという。
警察は、現場にいたほかの作業員から話を聞くなどして、壁が倒れた原因や当時の状況について詳しく調べている。
出典
『コンクリート工場で作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093287681.html
5月10日19時31分に琉球放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前、南風原町のコンクリート製造工場で、男性作業員が崩れてきたコンクリートの壁の下敷きとなり死亡する事故が起きた。
警察によると、事故があったのは南風原町新川のコンクリート製造工場で、10日午前11時ごろ、集積された砂を囲む高さおよそ4m、幅12mのコンクリートの壁が突然崩れ、近くにいた男性作業員が下敷きになった。
この事故で那覇市の作業員の男性(59歳)が心肺停止の状態で病院に搬送されたが、およそ3時間後に死亡が確認された。
警察が、関係者から事情を聞くなどして、コンクリートの壁が崩れた原因を調べている。
出典
『南風原町 男性がコンクリートの下敷きになり死亡』
(ブログ者コメント)
琉球放送の映像によれば、道路に沿った石積みの土台の上に長さ20mほどのコンクリートの壁があり、その壁の末端の、プラントに最も近い部分の壁が倒れているように見える。
(2017年5月22日 修正1 ;追記)
2017年5月11日付の沖縄タイムス紙面に、壁には以前から亀裂が入っていたなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
「コンクリート壁が作業員の体に当たり、出血している」との119番通報があった。
工場関係者によると、男性は擁壁のそばでミキサー車の点検作業をしていたという。
擁壁には以前から亀裂が入っていたといい、工場では補修する話しも出ていたという。
2017年4月30日11時35分に岩手放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月30日19時26分にNHK岩手からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後、岩手県北上市のコンクリート製造工場で、作業中の男性がタンクの中で砂に生き埋めとなり、死亡した。
事故があったのは、北上市村崎野のO生コンクリート花北工場。
29日午後3時前、社員の男性(37歳)が、生コンクリートの原料の砂を貯蔵する高さおよそ8mのタンクの中で、タンクを補修するため、固まった砂をほぐす作業をしていたところ、足元の砂が崩れ、引きずり込まれるように生き埋め状態になった。
消防が、およそ2時間半後に救出したが、男性は搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。
事故当時、男性は1人で作業をしていたということで、警察が事故の原因を調べている。
これまでの調べで、男性は命綱をしていたことがわかっている。
出典
『コンクリート製造工場 砂に生き埋めで男性死亡』
http://news.ibc.co.jp/item_30007.html
『砂に埋まる事故の工場で現場検証』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6043053411.html
(2017年5月22日 修正1 ;追記)
2017年4月30日付の岩手日報紙面に、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
死因は窒息死だった。
警察などによると、貯蔵槽は高さ約8m。
約2m四方の7カ所に区分けされ、砂や砂利などのコンクリート材料が入っていた。
男性は、砂貯蔵槽の補強工事の準備のため、槽内下部にたまった砂を排出していたところ、直径約40cmの排出口付近で砂に埋まった。
作業は男性1人で行っていた。
何らかの原因で足元の砂が崩れて埋まったとみて、警察が詳しい原因を調べている。
工場長は「もっと注意喚起すべきだった。作業ルールなどを見直し、再発防止に努めたい」としている。
(ブログ者コメント)
紙面に掲載されていたイメージ図では、平らだった砂がロート状に陥没し、男性の体が排出口の半ばまで埋まったかのように描かれている。
そこから推察するに、排出口付近でブリッジを組んでいた砂が崩れ、砂が流れ出したものの、途中で男性の体が排出口を塞ぐ形となり、砂の流出が止まって生き埋め状態になった・・・ということだったのかもしれない。
2017年3月8日20時55分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月9日1時36分に日テレNEWS24から、3月9日5時54分にテレビ朝日から、3月8日20時35分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後6時20分ごろ、長野市松岡にあるパチンコ店「Ⅴ店」で、従業員から「店の壁が崩れて客が下敷きになった」という通報があった。
消防によると、ベニヤ板に鏡を張り付けてある高さ3.2mの店舗の壁が幅25mにわたって倒れたという。
壁際の椅子に座っていた男性客4人が一時、壁の一部の下敷きになったということだが、自力で脱出し、いずれもけがの程度は軽いという。
また、男性1人が壁の破片が首に当たり軽傷。
このパチンコ店はホームセンターだった建物を改装し、今月3日にオープンしたばかりだったということで、事故当時、1000人を超える客が詰め掛けていたという。
オープンに合わせて福岡市から訪れたという30代の男性は、「突然、『ドーン』という大きな音がした。地震が起きたか、車が店に突っ込んだかと思うぐらいだった。すぐ近くにいたので、危なかった」と話していた。
警察が、当時の詳しい状況を調べている。
出典
『パチンコ店の壁崩れ 4人軽傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1014568731.html?t=1489001198874
『今月開店のパチンコ店で壁崩れる、5人軽傷』
http://www.news24.jp/articles/2017/03/09/07356003.html
『パチンコ店の壁が崩落 男性客4人がけが 長野市』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000096011.html
『長野・パチンコ店 内壁が崩れ4人が顔や腰に軽傷』
http://mainichi.jp/articles/20170309/k00/00m/050/077000c
2017年1月30日付で朝日新聞むさしの版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月29日2時7分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
調布市染地2丁目の鉄塔を撤去する工事現場で、28日午後3時半ごろ、掘り返した土が崩れ、男性作業員1人が重さ300kgの鉄板の下敷きになり、頭を挟まれて死亡した。
警察が、男性の身元や事故原因を調べている。
警察によると、鉄塔の土台部分のコンクリートを土中から取り除く作業中、重機や手作業で掘り起こした土が、崩落防止用の鉄板や鉄鋼とともに崩れたという。
現場には作業員ら6人がいたが、亡くなった男性はショベルで掘った土をかきだす作業をしていた。
同僚2人は、鉄板が倒れる直前に逃げて無事だった。
出典
『工事現場で300kgの鉄板に頭挟まれ死亡』
http://www.news24.jp/articles/2017/01/29/07352737.html
2017年1月28日19時19分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月29日8時0分に秋田魁新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前11時半ごろ、三種町を流れる三種川の河川改修工事の現場で「作業員が崩落した土に埋まった」と消防に通報があった。
作業員は三種町の建設会社の臨時社員の男性(62)で、警察によると、河川敷の中に縦に掘られた深さ1.5mの穴に入り、地中に埋められている農業用水路の配管を取り替える作業にあたっていたという。
男性は穴の中で胸から下が土に埋まった状態でほかの作業員に救助され、病院に運ばれたが、胸が圧迫されて呼吸ができなかったため、低酸素脳症で意識不明の重体だという。
当時、現場にはほかに4人の作業員がいたが、穴の土が崩れたことに誰も気づかなかったという。
警察は、ほかの作業員からも話を聞いて、事故の状況や現場の安全管理に問題がなかったか、調べている。
出典
『作業員 崩落の土に埋まり重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013441221.html?t=1485635566064
『作業員1人、土に埋まり意識不明 三種川改修工事』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170129AK0002/
(2017年2月19日 修正1 ;追記)
2017年1月29日付の秋田魁新報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察は、作業中に男性の背後の粘土状の土が崩れたとみて、詳しい事故原因を調べている。
2017年1月27日付で毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月26日2時49分にNHK札幌から、1月26日14時22分に日テレNEWS24(札幌テレビ)から、1月27日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後8時50分ごろ、北海道中川町琴平の国道40号トンネル工事現場で岩盤が崩落し、松前町の作業員の男性(46)が土砂に埋まった。
男性は間もなく救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は外傷性心臓破裂だった。
警察は、業務上過失致死容疑の可能性もあるとみて、事故原因を調べている。
崩落事故は、新設している音威子府バイパス(全長19km)の「音中(おとなか)トンネル」(同4.7km)で発生。
警察などによると、作業員8人が掘削作業を行っていたところ、掘削部分の縦約8m・横約9mが突然、崩れた。
男性は、高所作業車のゴンドラに乗ってダイナマイトを埋めるために岩盤に穴を開ける作業をしていたという。
同トンネルは2010年3月に工事が始まり、14年2月には約1.3km離れた付近で天井が崩落している。
その時の崩落は地質が脆弱な「蛇紋岩」の区間で、けが人などはいなかった。
工事をしている国交省旭川開発建設部は、「事故原因は調査中であり、コメントは差し控えたい。死亡事故が起きたことは誠に残念」としている。
出典
『トンネル落盤 1人死亡 新設バイパス掘削作業中』
http://mainichi.jp/articles/20170127/ddr/041/040/004000c
『トンネル工事で岩盤崩落1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170126/3363361.html
『トンネル工事中に崩落…作業員死亡』
http://www.news24.jp/nnn/news8815925.html
2017年1月20日16時56分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時ごろ、京都府大山崎町円明寺の下水道の工事現場で、「土砂が崩れて作業員が巻き込まれた」と消防に通報があった。
警察によると、この事故で、大阪・門真市の作業員の男性(58)と男性の長男(19)の親子2人が土砂に埋まり、まもなく救出されてドクターヘリで病院に運ばれたが、2人とも死亡した。
現場では下水管を埋めるため、深さ2.5m、幅1mにわたって地面が掘られていて、20日は、午前8時ごろから、4人で土の壁を固めたり、配管を通したりする作業にあたっていたという。
現場周辺は新興住宅地で、警察では、安全管理に問題がなかったかどうか、詳しい状況を調べている。
京都府によると、事故があった現場では、府の開発許可を受けて、準大手ゼネコンがおよそ2.7ヘクタールの広さで住宅の造成事業を行っていて、126戸の住宅を建てる計画になっているという。
京都府では、現在、情報収集にあたっているという。
出典
『土砂崩れ 作業員親子死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013198242.html?t=1484948323652
1月20日12時40分に京都新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時ごろ、京都府大山崎町円明寺鳥居前の宅地造成地で、道路建設に伴う下水管の敷設作業中だった建設会社の男性従業員2人が、工事現場の溝の側壁が崩れて生き埋めになった。
50代とみられる男性は死亡が確認され、もう1人の10代とみられる男性は意識不明の重体という。
警察によると、現場の溝は幅約1m、深さ約2.5m。
周辺は粘土質で土壌が崩れやすく、2人は側壁の崩落防止作業などをしていたという。
消防によると、現場から119番があった。
2人は約20~50分後に救出され、ドクターヘリなどで運ばれたという。
出典
『作業員生き埋め1人死亡、1人重体 京都・大山崎で工事中』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170120000075
1月20日20時43分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、2人は大阪府寝屋川市の配管工事会社の社員で、午前8時から社員4人で配管を敷設する工事をしていた。
土を掘って作った穴(深さ約2.5m、幅約1m)に2人が入って作業中、穴の内部の片側部分の土壁が一気に崩れ、土砂にほぼ全身が埋まったという。
119番で駆けつけた救助隊員がスコップで土砂を撤去し、2人をそれぞれ約20~50分後に外に出した。
警察などは、工事の安全管理に問題がなかったか調べる。
現場は阪急・長岡天神駅から南西約2kmの住宅街。
出典
『工事現場で土砂崩れ、生き埋めの親子が死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170120-OYT1T50049.html
2016年11月29日9時1分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月28日22時10分に京都新聞から、11月29日付で朝日新聞京都市内版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時45分ごろ、京都市東山区弁財天町のホテル建設現場で、基礎工事をしていた穴の壁面が突然崩落し、底部で作業をしていた作業員2人に崩れた土や作業用の板などが当たった。
うち、男性作業員(43)は自力で脱出したが、骨盤骨折の重傷。
もう1人の男性作業員(44)は左腕を鉄骨に挟まれて負傷し、約2時間後に助け出され、治療中という。
警察によると、穴は縦約10m、横約4m、深さ約4.5mで、北側の壁面が崩れた。
当時、建設作業員4人が穴の中で基礎工事を行っていたといい、警察が詳しい事故原因を調べている。
出典
『深さ4・5メートルの穴が…京都のホテル建設現場で壁崩落、作業員2人負傷』
http://www.sankei.com/west/news/161129/wst1611290015-n1.html
『穴の中で基礎工事中、壁面崩れけが 京都、ホテル建設現場』
http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20161128000135
2016年11月14日16時43分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後1時10分ごろ、東京都中野区中央の工事現場で「クレーン車が倒れて、下敷きになっている人がいる」と、110番があった。
警察が駆け付けると、くい打ち機が倒れており、40代の男性作業員の足が挟まれていた。
意識はあり、重傷とみられる。
警察によると、この日は午前8時から、男性を含めた作業員3人がくい打ち機で穴を掘り、セメントを流し込む作業をしていた。
男性は、くい打ち機を操作するため、そばで作業していたといい、警察が詳しい原因を調べている。
現場は、東京メトロ新中野駅から北に約400mの住宅街。
出典
『くい打ち機倒れ男性けが、東京 中野の工事現場』
http://this.kiji.is/170783341805520379?c=39546741839462401
11月14日18時13分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
午後1時10分ごろ、中野区中央の住宅の工事現場で、「作業車が倒れて下敷きになっている」と110番通報があった。
警察などによると、杭を打つ作業車が横転して、近くにいた作業員の40代の男性が下敷きになり、病院に運ばれたが、骨盤骨折の重傷。
事故が起きた時、男性はリモコンを使って作業車を操縦し、地面に穴をあけていたということで、警察が当時の状況を詳しく調べている。
『中野の住宅工事現場で作業車横転、作業員挟まれ重傷』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2914664.html
2016年10月28日18時34分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月28日18時18分に愛媛朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前9時半ごろ、宇和島市の黒尊林道の工事現場で土砂崩れがあり、作業にあたっていた男性1人が土砂に埋まったと通報があった。
この事故で、宇和島市和霊元町の会社員の男性(61)が正午前に救出されたが、搬送先の宇和島市内の病院で死亡が確認された。
警察や消防によると、現場では林道の道路から下側の斜面の補強工事を行っていて、当時は数人で作業をしていたところ、幅5m、高さ6mにわたって土砂が崩れたという。
愛媛県林業政策課によると、土砂崩れがあったのは、県が発注した林道の工事現場で、ことし7月から林道を補強するために、山の斜面の反対側の部分に土を掘って基礎を作った上で、ブロックを積む工事が行われることになっていたという。
市内では午前9時頃から雨が降っていて、警察では、この雨によって土砂崩れが起こった可能性もあるとみて、事故の詳しい原因などを調べている。
出典
『林道工事で土砂崩れ 1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20161028/3937471.html
『宇和島 土砂崩れで1人死亡』
http://eat.jp/news/index.html?date=20161028T181840&no=6
10月29日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同僚ら3人と林道の路肩を補強する工事をしていて、頭上の斜面が約5m四方にわたり崩れて、男性が土砂に埋まったという。
(2016年11月18日 修正1 ;追記)
2016年10月29日付の愛媛新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察などによると、男性ら4人が、林道の下の斜面を補強するためのコンクリートの型枠を外す作業をしていた際、高さ約5m、幅約4.5mにわたり土砂が崩落した。
2016年10月15日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮古市和井内の旧JR岩泉線押角トンネル出入り口付近で、13日午前11時15分ごろ、建設会社員の男性(39)が土嚢(重さ約1.5トン)の下敷きになり、約5時間後に死亡した。
警察によると、男性はコンクリートを流し込む作業をしていたが、土嚢が崩れて下敷きになったという。
(ブログ者コメント)
出典不明だが、他ブログに下記趣旨の記事が掲載されていた。
10月13日午前、岩手県宮古市和井内の旧JR岩泉線押角トンネル工事現場の、トンネル南側の出入り口に積み上げられていた土のうの上で、トンネルをコンクリートで埋める作業をしていた岩手県下閉伊郡岩泉町大川の建設会社社員の男性(39)が、足元の土のうが崩れて重さ約1.5トンの土のうの下敷きになる事故があり、男性は救急搬送されたものの、約5時間後に収容先の宮古市内の病院で死亡が確認された。
土のうは4段に積み上げられていたそうで、警察が崩落の原因をしらべている
(2016年11月16日 修正1 ;追記)
2016年10月14日付の岩手日報紙面に、やや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
トンネル内をコンクリートで埋める作業中に、土嚢の下敷きになった。
警察によると、男性は、4段に重ねた土嚢(高さ計約2m)の上に立ち、ポンプ車からホースで液状のコンクリートをトンネル内に流し込んでいた。
入口に置いていた土嚢と型枠が崩れて男性が落下し、一つの土嚢(約1.5トン)の下敷きになった。
同トンネルは、JR岩泉線廃止に伴う国道340号整備のため、工事していた。
2016年8月18日18時25分に読売テレビ(中京テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月18日22時10分に京都新聞から、8月18日12時8分にNHK関西NEWS WEBから、8月19日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日、滋賀県大津市のマンションで排水管工事をしていた男性作業員が、崩れてきたコンクリートの下敷きになり、死亡した。
警察などによると、午前10時ごろ、滋賀県大津市のマンションで、床下の排水管の工事中、建物の基礎部分が崩れ、配管工の男性(46)がコンクリートの下敷きになった。
男性は同僚によって救出されたが、まもなく死亡した。
現場では、地面を掘削し、古い排水管を新しいものに交換する工事が作業員5人で行われていて、男性は掘った穴の中で、一人でスコップを使って土砂を回収する作業をしていた。
穴は縦に約2.5m掘られた後、横に高さ約1.3m、幅約1m、長さ約8m掘られていた。
崩れてきたのは縦1.6m、横75cm、厚さ75cmのコンクリートで、警察は、業務上過失致死の疑いも視野に、安全対策に問題がなかったか、事故原因を詳しく調べている。
出典
『崩落コンクリートの下敷き…男性作業員死亡(滋賀県)』
http://www.ctv.co.jp/ctvnews/news88916411.html
『コンクリの下敷き、配管作業中に死亡 大津』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160818000159
『配水管工事 土砂下敷きで死亡』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160818/4901321.html
(2018年3月10日 修正1 :追記)
2018年3月8日22時30分に京都新聞から、関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大津労基署は8日、労安法違反の疑いで、京都市東山区、設備工事業「K設備工業」の男性代表者(59)らを書類送検した。
書類送検容疑は、K設備工業の代表者が、事故のあった工事用の横穴で落盤などを防止する措置を講じなかった疑い。
元請けの香川県高松市、「D建設」と同社男性課長(48)は、定められた作業場の巡視をしていなかった疑い。
出典
『落盤事故で作業員死亡 大津、工事代表者を書類送検』
http://www.kyoto-np.jp/politics/article/20180308000207
2016年8月13日20時32分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月13日18時49分にNHK横浜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『砂浜に自分で掘った穴に埋まり男性死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160813-OYT1T50105.html?from=ycont_top_txt
『海岸で男性が砂に埋まり死亡』
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056988351.html?t=1471123690865
13日午後3時20分頃、神奈川県鎌倉市の稲村ヶ崎海岸で、東京都の男性(49)が砂浜に掘った穴に埋まっていると、家族から119番があった。
男性は全身が砂に埋まった状態で、通報からおよそ30分後に消防署員らが砂をかきわけて救出したが、意識がない状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は、家族や友人らと海水浴に来ており、波打ち際から離れた場所で、1人で座りながら手で穴を掘って遊んでいたという。
男性の姿が見えないことに家族が気付き、砂に埋もれた男性を見つけた。
現場の状況や目撃証言などから、警察は、男性が掘った穴の周りの砂が突然崩れ落ちたとみて、調べている。
(ブログ者コメント)
NHKの映像によると、現場は波打ち際から10mほど離れた、堤防?石垣?の真下だった模様。
2016年7月9日6時47分に沖縄タイムズから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月8日21時4分にNHK沖縄からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後1時15分ごろ、米軍嘉手納基地内の建物解体現場で、作業中にコンクリートのひさしが崩落する事故があり、作業員の男性(21)が下敷きになった。
警察によると、男性は沖縄本島中部の病院に搬送されたが、同日午後2時18分に死亡が確認された。
警察は、司法解剖して死因を調べると共に、業務上過失致死も視野に、事故原因を調べる方針。
警察によると、崩落したのは戦闘機の格納庫に隣接するコンクリート平屋のひさしの一部で、長さ約12m、幅約1m、厚さ約12cmという。
別の作業員が屋根の上でひさしを解体していたところ、地上でユンボの誘導をしていた男性が、何らかの原因で落ちてきたひさしの下敷きになったという。
事故発生後に、憲兵隊から110番通報があった。
出典
『嘉手納基地内で作業員死亡 建物解体中に下敷き』
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=177410
『基地内の工事現場で作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093864421.html?t=1468014451379
2016年5月15日0時15分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月16日付の神戸新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
14日午後5時半ごろ、神戸市須磨区青葉町2、市営南須磨住宅の敷地で、使われなくなった機械室の鉄製扉が突然倒れ、そばにいた6歳男児が下敷きになった。
男児は背中に軽傷を負ったが、大事故になりかねなかった。
警察などによると、扉は高さ2.2m、幅80cmで、重さ50kg以上。
男児2人が扉の前に座って遊んでいると、扉が突然、倒れてきたという。
近くにいた大人が扉を持ち上げ、男児を救出。もう一人の男児にけがはなかった。
扉についていた3つの蝶番が腐食し、壊れていたとみられ、市は原因を調べる。
同市住宅部によると、機械室は空調設備などが置かれているが、現在は使われていない。
2014年8月の点検で、扉は外枠が腐食し、開閉できない状態だったという。
出典
『鉄製の扉倒れ、6歳男児軽傷 神戸の市営住宅』
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201605/0009085030.shtml
2016年4月8日13時2分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後11時前、湯浅町にある「Y社」の工場の従業員から、「同僚が積み荷の下敷きになっている」と消防に通報があった。
警察が駆けつけたところ、この会社の社員の男性(34)が重さ1トンほどの積み荷の下敷きになっているのが見つかり、病院に運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、積み荷はペットボトルの材料の樹脂を袋に詰めたもので、縦、横、高さがいずれも1m余り、重さが1トンほどで、2段に重ねられていたという。
このうち、下の段に置かれていた積み荷の袋が破けて中身の樹脂が外に散乱し、上の段に載せられていた袋はバランスを崩して地面に落下していたという。
警察では、樹脂の清掃に当たっていた男性の上に積み荷が落下した疑いがあるとみて、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『工場で積み荷が落下 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044358651.html?t=1460145775803
4月9日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は同日午後8時ごろに出勤し、1人で、積み上げられた袋の補修作業をしていたという。
2016年3月22日6時32分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時ごろ、さいたま市見沼区膝子にあるゴミ焼却場、「さいたま市東部環境センター」で、作業員2人が煙を排出する装置の清掃をしていたところ、突然、装置の中にたまっていた灰が落ち、1人が下敷きになった。
下敷きになった男性(60)は病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
警察によると、この装置は高さおよそ6m、幅およそ3mで、焼却場から出る煙の有害物質を取り除く「バグフィルター」と呼ばれる布が天井に付いていて、落ちてきた灰は、その部分にたまっていたとみられるという。
男性たちは、21日午前8時半から、装置の汚れを落とす作業などをしていたということで、警察は、事故の詳しい状況や原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160322/3867561.html
2016年2月21日10時9分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時55分ごろ、佐伯市長良の工事現場で「土砂が崩れて人が生き埋めになっている」と、工事関係者から119番通報があった。
土砂の中から会社員の男性(30)を救助し、市内の病院に搬送したが、約1時間後に死亡が確認された。
死因は窒息死。
警察によると、土砂崩れが起きたのは、のり面の補強工事現場。高さ15m、幅20m、奥行き10mにわたって、土砂が流れ出た。
男性ら3人は、のり面に隣接する寺に土砂が飛ばないよう設置していた防護柵の鉄板(高さ3m、幅50cm)を撤去する作業をしていた。他の2人にけがはなかった。
警察は、土砂崩れの原因を調べている。
工事を発注した県南部振興局によると、治山ダムの建設に伴い、山中に重機を入れるため、のり面を補強しながら仮設の作業道を造っていた。
のり面に金網を張ったため、防護柵を撤去していたという。
来週にも、モルタルを吹き付ける予定だった。
大分地方気象台によると、佐伯では19日深夜から断続的に雨が降り、20日午前10時までの1時間に9.5ミリの雨量を観測した。
出典URL
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/02/21/000145708
2月21日5時5分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は最近まで、土砂災害を防ぐため斜面の補強工事が実施されていて、男性は、他の作業員2人と工事で使用した鉄板を撤去していて、逃げ遅れたとみられている。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2707758.html
2月20日17時44分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
気象台によると、20日の県内は低気圧や前線の影響でまとまった雨となり、佐伯市では、降り始めから正午までに44ミリの雨を観測していた。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2016/02/20/07322902.html
2016年2月5日19時6分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月5日21時37分に毎日新聞から、2月6日2時34分に北海道新聞から、2月5日付で札幌テレビ放送から、2月7日13時3分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時半前、旭川市東旭川町にある旭川市立の旭川第五小学校と桜岡中学校で、作業員12人が2階建ての校舎の屋根に登って雪下ろしをしていたところ、突然、屋根の雪が崩れ、全員が大量の雪とともに地面に落ちた。
このうち、男性2人が雪に埋まり、駆けつけた消防隊などによって、1人はおよそ20分後に、もう1人もおよそ30分後に助け出されたが、50代の男性が搬送先の病院で死亡が確認され、もう1人の46歳の男性も、7日、死亡した。
警察によると、5日は午前中から、作業員あわせて16人が出て雪下ろしの作業をしていて、当時は校舎の屋根からせり出した「雪庇(せっぴ)」と呼ばれる部分を地面に落とす作業をしていたという。
一部の雪が一気に滑り落ちて、全員が5〜6m下の雪の上に落下。
2人は、深さ約1mまで埋もれてしまったという。
ほかの作業員は、自力で脱出した。
屋根は、幅約17m、奥行き約28mで、当日は約50cmの雪に覆われていたという。
屋根に登っていた12人は、全員が命綱をつけていなかったという。
警察は、一緒に作業をしていた作業員から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
落雪のあった旭川第五小学校と桜岡中学校の石塚教頭は、「お昼が終わり休み時間になったときに大きな音がしたという報告を受け、外にいくと3、4人の体の一部が雪に埋まっている状態でした。私たちもスコップをかき集めて救出をしました」と救出時の状況を話した。
また、雪下ろしをしたタイミングについて、「多いところで70cmほどの雪が積もっていて、雪を下ろすにはまだ少ないかなという感じでしたが、これからまた降ることと、張り出した雪庇を危惧して、児童や生徒の安全を考え、業者に依頼しました」と話していた。
救出にあたった旭川市南消防署の柏谷副署長は、「到着したときは2人とも完全に雪に埋まっている状況で、作業員と学校関係者が救出しようとしていました。1m弱くらい埋まっていたとみられ、雪はさらさらしたものではなくかなり重たいものでした」と話していた。
そのうえで、「当時は12人程度が屋根の上で作業をしていて、そのうちのかなりの人が落ちたとみられます。作業員はヘルメットはしていましたが、命綱のようなものはみられませんでした」と話していた。
事故から1時間ほど経った校舎の屋根では、残った雪がポタポタと落ちていた。
今日の旭川の最高温度は氷点下0.8℃と、平年より2℃ほど高かったほか、昨日もプラスの気温となっており、屋根の雪解けが進んでいたとみられている。
道内で相次ぐ、雪下ろし中の事故。
雪下ろしをする際の注意点を、防災科学研究所雪氷防災研究センターに聞いた。
○まず、屋根に登る人は、滑り落ちないよう、命綱を確実につけること。
○雪下ろしに慣れると、命綱がなくても大丈夫だと考えがちだが、雪下ろし中の事故のうち、屋根から落ちる事故が最も多い。
○軒先に近い場所での作業は、雪庇を踏み抜くおそれがあるので、特に注意が必要。
○雪の塊が屋根から落ちて人に当たると、たとえ小さい塊でもけがの原因になるため、作業中は軒下に人が絶対に入らないよう通行止めにすること。
○また、作業はお互いに目が届くよう、2人以上ですることも重要。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160205/5672701.html
http://mainichi.jp/articles/20160206/k00/00m/040/108000c
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0231453.html
http://www.stv.ne.jp/news/index.html
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160207/5710911.html
(ブログ者コメント)
NHKからは、4~5m高さから乗用車の上に雪塊を落とす実験映像も放映されていて、フロントガラスに大きなヒビが入っていた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。