2016年8月7日付で毎日新聞福井版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月6日12時25分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『塩素ガス 浄水場で発生 嘱託職員が薬品誤注入』
http://mainichi.jp/articles/20160807/ddl/k18/040/149000c
『若狭町浄水場で塩素ガス発生』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054657811.html?t=1470517496231
5日午後4時20分ごろ、若狭町藤井の町簡易水道施設「松尾山浄水場」で、薬品タンクから塩素ガスが発生した。
作業をしていた町の男性嘱託職員(60)が体調不良を訴えたが、その後、回復した。
消防などの調べで、薬品の誤注入が原因と判明した。
消防などによると、施設1階の作業場で男性嘱託職員が、泥などの沈殿に用いるポリ塩化アルミニウム溶液のタンクに溶液を補充しようとしたところ、誤って水道水消毒用の次亜塩素酸ナトリウム溶液を、およそ500ℓ注入した。
直後に刺激臭が発生したため、職員は屋外に避難し、町水道課を通じて消防に通報した。
周辺住民への健康被害や水質への影響はなかった。
塩素ガスの発生は、3時間あまりで収まった。
2種類の溶液は、同じタイプの小型タンクにそれぞれ貯蔵され、タンクは二つとも同じ黄色だった。
町は、職員が勘違いしたとみて、タンクを撤去するとともに、補充作業を、今後、業者に委託するよう改めた。
町によると、この浄水場からは、およそ3900人に給水している。
町水道課は、「ありえないミスで事故を起こし、おわびします」とコメントしている。
(ブログ者コメント)
同様な事故は、3日前にも長野県で発生したばかりだ。
2016年8月9日掲載
2016年8月2日 長野県安曇野市の小学校でプール水質管理用の次亜塩素酸ナトリウムタンクにPAC10ℓを誤投入したため3人が塩素を吸って病院へ、マニュアルはあったのだが・・・
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6164/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。