







2016年6月6日21時10分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後4時ごろ、御嵩町にあるプラスチック廃材をリサイクルする会社「Ⅾ」の工場の従業員から、「機械に人が巻き込まれた」と警察と消防に通報があった。
警察によると、廃材を砕いて熱で溶かしペレット状にする、高さ3m、直径1mあまりの筒状の機械の中で、男性とみられる遺体が見つかった。
今日、この工場では従業員4人が作業をしていたが、このうち、この機械を操作していた町内に住む42歳の男性と連絡が取れなくなっているということで、警察は、この男性が何らかの理由で機械に巻き込まれたものとみて、身元の確認を急ぐととともに、当時の詳しい状況や安全管理に問題がなかったかどうかを調べている。
出典
『機械に巻き込まれ男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085925671.html?t=1465247284246
(2016年6月18日 修正1 ;追記)
2016年6月7日付の岐阜新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
男性工場長(53)から「機械に人が巻き込まれた」と110番があった。
駆け付けた署員が、プラスチック廃材の押し出し機のスクリューに巻き込まれた遺体を発見した。
警察によると、作業中の男性従業員(42)が、午後2時40分ごろから姿が見えなくなったため、機械を止めて捜していた。
2016年6月7日付の毎日新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
6月6日17時55分にNHK千葉から、6月7日12時14分に千葉日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後0時10分ごろ、八千代市の鉄骨製造会社「M」の工場で、下請け会社社員の男性(68)が落下した鉄骨のそばで頭から血を流して倒れているのが見つかり、間もなく死亡が確認された。
警察によると、クレーンをリモコンで操作し、ワイヤーで吊るした鉄骨(重さ300~400kg、長さ4.1m)を移動させる作業を2人で実施中、高さ約2mから鉄骨が落下し、頭に当たったとみられる。
警察は、何らかの原因でワイヤーから鉄骨が外れたとみて、会社側から事情を聴くなどして、詳しく調べている。
出典
『運搬中の鉄骨が落下 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085920621.html?t=1465246673802
『八千代の工場で死亡事故』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/328708
2016年6月6日11時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月6日14時29分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前1時15分ごろ、JR常磐線の我孫子発松戸行き上り普通電車(10両編成)が、千葉県松戸市の北松戸~松戸駅間で、線路保守に使う機材運搬用の台車に衝突した。
電車は時速約80kmで走行中で、運転士が約100m手前で非常ブレーキをかけたが、間に合わなかった。
乗客27人にけがはなく、線路にいた作業員2人も逃げて無事だった。
JR東日本東京支社によると、電車はこの日の最終電車。
台車は手押し式で、幅1.1m、長さ1.2mの木製の板に車輪が4つついた形状。
除草剤をまくためにタンクやホースを載せ、線路上にあった。
本来は、作業責任者が運行終了後に指示を受けて作業を始める決まりだが、この日は、誤って指示前に作業に入っていたという。
台車は衝突で押しつぶされた後、車輪の下を約30m引きずられた。
乗客は電車を降りて、最寄りの松戸駅まで約400m歩いた。
出典
『常磐線の終電、線路保守に使う台車に衝突 けが人なし』
http://www.asahi.com/articles/ASJ663DBNJ66UTIL006.html
『常磐線終電、作業台車と衝突…乗客は歩いて移動』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160606-OYT1T50081.html
6月6日付で東京新聞夕刊からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
散布は子会社が担当し、電車の通過後に作業員が端末を使って電車が進入しないようにする「線路閉鎖」の手続きを取るはずだった。
出典
『常磐線終電、台車と衝突 作業用が誤ってレールに』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060602000230.html
2016年6月5日9時37分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質の大量放出が起きた2号機では、非常用の冷却装置が原子炉を冷やす機能を失って核燃料が溶け落ちたが、詳しい原因は分かっていない。
ところが、その後の分析で、この冷却装置で水漏れが起きていた可能性が高いことが分かり、東京電力は、この水漏れが原子炉を冷やせなくなった事態に深く関わっていると見て、調べを進めている。
福島第一原発2号機では、事故発生から4日目に、非常用の冷却装置が原子炉を冷やす機能を失い、その後、外部からの注水にも失敗して核燃料が溶け落ち、放射性物質の大量放出が起きた。
しかし、冷却装置が機能を失った詳しい原因は、今も分かっていない。
これについて、東京電力が、2号機の内部にたまった汚染水の水位や漏れ出している量などを詳しく分析した結果、この冷却装置の付近で9cm2程度の穴から水漏れが起きている可能性が高いことが分かった。
当時、この冷却装置は、2号機の原子炉を冷やす唯一の手段として、冷却水をポンプで原子炉に注入していた。
しかし、設計上の想定とされた8時間を大きく超えて動かし続けていたことなどから、東京電力は、冷却装置に何らかの問題が起きて原子炉に送る冷却水の一部が漏れ出し、原子炉を冷やせなくなった事態に深く関わっていると見ている。
さらに、2号機では、溶け落ちた核燃料を冷やすために注がれた水が汚染水となって、現在も冷却装置から建屋内に漏れ出していて、廃炉作業の大きな支障になっていることから、東京電力は、冷却装置のどこからどのように水漏れが起きたのか、特定を進めることにしている。
原発メーカー東芝の元技師長で法政大学客員教授の宮野廣さんは、東京電力の分析結果について、「どのようにして冷却装置が動かなくなり、事故が深刻化したかは、今後の原発の安全対策や福島第一原発の廃炉にも影響すると考えられる」と話している。
そのうえで、この冷却装置が福島第一原発と同じタイプの多くの原発に備えられていることをふまえ、「装置のどこから、なぜ水漏れが起きたかを調べることが、今後の事故の検証において重要なポイントになる。それを今後の原発の安全対策にいかしていくことが必要だ」と指摘している。
出典
『冷却不能 装置の水漏れ関係か』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160605/5859591.html
(ブログ者コメント)
漏れた水の量から開口面積を逆算した結果、丸い穴が空いていたと仮定すれば、それは9cm2程度の穴に相当する・・・という話しではないのだろうか?
実際には、断面積9cm2程度の隙間が空いていたとか、複数の穴や隙間から漏れていて、合計すれば9cm2の穴から漏れた量に相当する、ということなのかもしれない。
2016年6月5日付で読売新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神栖市が2013年に行った津波避難の想定実験に基づき、「避難困難者」とされた住民は、実際は全員が安全に避難できる状況なのに、市は「逃げ切れない」と誤解し続けていたことがわかった。
市は、「言葉のイメージが先行していた」と釈明している。
3日の市議会定例会一般質問で、村田議員の質問に答えた。
市の説明によると、13年の想定実験では、津波の際、鹿島港の北公共埠頭(神栖市居切)周辺で避難困難者が1262人出るとされた。
避難困難者は、「津波が海岸に到達するまでに浸水想定地域から出られない人」を指すが、想定実験では、「津波は到達後、陸地を遡上するのに数時間かかる」との結果も出ていた。
津波到達後に浸水するとみられる場所にいても、徒歩で避難すれば、巻き込まれず安全な場所に逃げ切れることになる。
市は、「避難困難という言葉の持つイメージが先行していたこともあり、きちんと認識できたのは今年3月だった」と釈明。
村田議員は、「(避難を巡る)数年間にわたる議論は何だったのか」とあきれていた。
出典
『「津波」実は安全に避難 神栖市実験』
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20160604-OYTNT50236.html
6月4日付で茨城新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神栖市は、津波からの住民の避難方法について、徒歩に加え自転車の利用も可能とするなど、避難計画を改訂する方針を明らかにした。
3日に行われた市議会の一般質問に、市側が答えた。
新たな避難計画は、併せて改訂する津波ハザードマップとともに、本年度中に市内全戸に配布する予定。
市防災安全課によると、同市は震災後の2012年度、
(1)鹿島港の南公共埠頭
(2)同港北公共埠頭
(3)波崎地区の一部
の3エリアで、津波シミュレーションを実施。
この結果、避難困難者が、南公共埠頭周辺は42人、北公共埠頭は1262人、波崎地区の一部は62人いることが分かった。
その後、県が堤防を整備したことから、14年度に再度シミュレーションを実施したところ、南公共埠頭周辺の避難困難者はいなくなったものの、残る2つのエリアでは、堤防が75%沈下する設定のため、人数に変化はなかった。
そこで、市は専門家の助言を受け、15年度に、避難困難者が徒歩でなく自転車を使って避難する設定や、堤防が沈まない設定でもシミュレーションを行った。
その結果、2つのエリアの避難困難者が、自転車を使えば、無事に避難できることが判明した。
一般質問では、「高齢者や健常者でない人など、自転車に乗れない人はどうするのか」と指摘する声も上がった。
市は、「課題を整理して早急に避難計画を改訂する」とし、避難計画の冊子を対象地域の住民だけでなく、市内全戸に配布する考えを示した。
出典
『津波避難、自転車も想定 神栖市が計画見直しへ』
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14649605237211
(ブログ者コメント)
○ネタ元は同じと思われるが、避難困難者ゼロの見直し理由について、読売新聞では「津波到達まで時間があるから」、茨城新聞では「自転車で逃げられるから」と報じられている。
どちらが正? どちらとも正?
○一方、「数年間にわたる議論は何だったのか」という発言。 どのような文脈で語られたのかは不明だが、言葉どおりに受け取ると、計画立案時の検討が不十分だったという指摘のように思われる。
もしそうだとすれば、それはそれで正しい意見だが、計画というもの、運用し始めて、初めて、実情に合っていないことがわかることがある。
そういった場合、あるいはその後の状況変化などに応じて、計画は定期不定期に見直すことが大切だ。
2016年6月5日21時45分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月5日21時15分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時すぎ、山梨県富士吉田市上吉田の県道の交差点で、マイクロバスとワゴン車が出合い頭に衝突した。
警察によると、この事故で、バスに乗っていた東京・世田谷区に住む飲食業、塩崎さん(男性、67歳)が外に投げ出されて死亡した。
また、ワゴン車の助手席に乗っていた静岡県掛川市に住む61歳の女性が右腕の骨を折る大けがをしたほか、バスとワゴン車に乗っていた28歳から64歳までの男女、合わせて16人が軽いけがをした。
警察などによると、バスは品川ナンバーのレンタカーで、塩崎さんが経営する居酒屋の客や親族など男女合わせて14人が乗っていて、日帰りで富士山と周辺の湖などを訪れていたという。
一方、ワゴン車には乳幼児2人を含む男女6人が乗っていて、富士五湖の周辺を観光していたという。
現場は、富士山のふもとに広がる山林の中を走る県道と市道が交わる信号機のない十字路交差点で、警察によると、ワゴン車が走っていた市道側に一時停止の標識があるという。
警察が、当時の状況や事故の原因を詳しく調べている。
出典
『バスと乗用車が衝突 1人死亡17人けが 山梨』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160605/k10010547001000.html
『マイクロバスとワゴン車が衝突、1人死亡…山梨』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160605-OYT1T50038.html
6月7日7時50分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場の交差点では、昨年4月以降、5日の事故を含め、12件の交通事故が起きていたことが、富士吉田署への取材でわかった。
県道と交差する市道を管理する市は、7日にも、交差点に信号機を設置するよう、同署に文書で申し入れるとしている。
同署によると、12件は、物損事故と人身事故を合わせた件数。
市によると、現場の交差点は昨年3月末に供用が始まり、その後、市道を抜け道として使う車が増えたため、交差点手前の路面にカラー舗装を施したり、看板を立てたりと、ドライバーに注意喚起していたという。
事故現場を知る市内の男性は、「交差点付近は県道も市道も道幅が広く、まっすぐなため、スピードを出す車が多い。危ないと思っていた」と話している。
出典
『18人死傷の交差点、開通1年余で事故12件』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160606-OYT1T50151.html
2016年6月10日19時3分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月10日3時5分に西日本新聞から、6月10日付で毎日新聞筑豊版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
宮若市の工事現場で見つかった不発弾を、陸上自衛隊の担当者が訓練用の模擬弾と間違って判断したため、工事にあたっている業者が信管の付いた不発弾をおよそ10m移動させていたことがわかった。
陸自によると、6月4日、福岡県宮若市上有木にある太陽光発電施設建設予定地の造成工事現場で、作業員が地中に不発弾のようなものがあるのを見つけ、警察に通報した。
警察官が現場の写真を撮影して、春日市にある陸上自衛隊第4師団に(メールで)送って確認を求めたところ、自衛隊の担当者は、形や色などから訓練用の模擬弾と判断したという。
このため、自衛隊から連絡を受けた業者は、工事の邪魔にならないよう、重機でつり上げておよそ10m移動させたが、その3日後に自衛隊の不発弾処理隊が現地を訪れ、あらためて確認したところ、信管が付いていたため、見つかったのは太平洋戦争中にアメリカ軍が投下したとみられる不発弾だったことがわかった。
不発弾は、長さ1m20cm、直径およそ40cm、重さが250kg。
爆発すると半径700mに影響を及ぼすというが、信管はあるものの爆発の可能性は低いという。
現場は山あいの地域で、周辺には住宅や工場などがある。
戦時中、市に大規模な空襲はなく、不発弾が見つかったという話もないという。
自衛隊では、今月19日に不発弾を処理する予定。
第4師団は、「写真のみで誤った判断をしてしまった。電話で移動方法を伝えたが、現場に行くべきだった」、「間違って判断した原因をしっかり調べたい」と話している。
※ブログ者注記
カッコ内の細字は、NHKで流されたナレーション情報。
出典
『不発弾を「模擬弾」と間違う』
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160610/3040811.html
『陸自、不発弾を「模擬弾」と誤認 業者が10メートル移動 福岡・宮若市』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/250958
『不発弾 宮若で見つかる 市が安全防護措置 近く陸自が処理 /福岡』
http://mainichi.jp/articles/20160610/ddl/k40/040/542000c
2016年6月4日22時45分に産経フォトから、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
4日午前9時40分ごろ、名古屋市西区天神山町の工事現場近くで道路や公園の一部が、幅約6m、長さ約10m、深さ約5mにわたり陥没した。
作業員ら11人は避難して無事だった。
当時、歩行者はおらず、通行車両もなかった。
陥没があったのは、市上下水道局が進めている雨水対策の工事現場付近。
同局によると、雨水を地中の貯留施設に導くトンネルを建設中に土砂が流れ込み、道路などが陥没した。
同局は、陥没部分を埋め戻すとともに、原因を調べている。
担当者は、「住民の方に迷惑をかけ申し訳ない。事故がないよう安全確保に努めたい」としている。
出典
『工事現場近くで道路陥没 幅6メートル長さ10メートルけが人なし』
http://www.sankei.com/photo/story/news/160604/sty1606040031-n1.html
6月4日19時4分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前9時半ごろ、名古屋市西区天神山町にある「押切公園」で、敷地の一部と周辺の道路が陥没した。
陥没した穴は、長さ約10m、幅約6m、深さが約5mにわたっていて、名古屋市によると、ほぼ真下の地下約30mの場所で下水道の工事のため、業者がトンネルを掘っていたという。
陥没した当時、現場近くを通行している人はおらず、工事の作業員にもけがはなかった。
また、下水道の利用などへの影響もないという。
名古屋市は、周辺の土砂がトンネル内に流れ込んだものとみて、工事を行っていた業者から話を聞くなどして詳しい原因を調べている。
出典
『下水道工事現場で道路が陥没』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160604/5881841.html
6月5日9時53分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前9時40分ごろ、名古屋市西区天神山町の押切公園で下水道工事の掘削作業中、公園敷地と隣接する市道が長さ約10m、幅約6m、深さ約5mにわたって陥没した。
現場には作業員5人がいたが、避難して無事だった。
市は、工事手順などに問題がなかったか、調査している。
市上下水道局によると、地下で雨水を貯留する設備に接続するトンネルを掘削中、約300m3の土砂が流入した後に陥没した。
市は穴を埋め戻し、人が立ち入らないよう、柵で囲うなどの応急処置を講じた。
現場は、JR名古屋駅の北約2kmの住宅地。
出典
『陥没 下水工事現場で市道が 深さ5メートル 名古屋』
http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00e/040/097000c
(ブログ者コメント)
午前9時半といえば、人や車が陥没した道路上を通っていても、また、作業員がトンネル内に入って作業していても、おかしくない時間帯だ。
よくぞ、人身被害が出なかったものだ。
2016年6月5日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前1時ごろ、阿賀町五十島の磐越自動車道西山トンネル内で、電気ケーブルの束の一部が壁から落ち、点検作業中のIさん(56)の腹に当たった。
Iさんは、脾臓損傷などで重傷。
束は別の男性作業員(41)にも当たり、右ひじなどに軽いけが。
警察によると、束は直径約5cm。
トンネルは、当時、電気ケーブルの点検作業のため、一般車両は通行止めになっていた。
警察が、落下の原因を調べている。
(2016年6月18日 修正1;追記)
2016年6月5日付の新潟日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察によると、Iさんは、電気ケーブルの下にある棚の取り換え作業を行っていた。
2016年6月3日22時14分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月4日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市西区のマンションで施工不良が相次いでいる問題で、横浜市は3日、地下基礎部分の鉄筋が切断された原因について、「基礎工事の直前まで設計変更が重なったことが原因」、「現場での調整が不十分で、施工者の熊谷組に承認を得ていないコア抜きが一部であった可能性がある」とする調査結果を発表した。
国交省に近く報告する。
市によると、立地場所の地形が複雑なことや、部屋の間取りの種類が多かったことを背景としている。
鉄筋の切断は新たに6カ所見つかり、全5棟で計29カ所となった。
市が、施工した熊谷組などに原因究明を求めていた。
マンション管理組合は、住友不動産の全棟建て替え提案について、3日までに承認した。
出典
『設計変更繰り返し鉄筋切断、横浜 施工不良マンション』
http://this.kiji.is/111452965176737800?c=39546741839462401
6月3日20時32分にNHK横浜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は、工事を請け負った「熊谷組」から聞き取りを行うなどして原因の特定を進めていて、3日、結果を公表した。
これによると、平成13年にマンションを建設した際、建設会社が基礎工事を行う1か月前まで、何度も設計を変更していたという。
このため、設計の変更が十分に反映されないまま作業が進み、予定とは違う場所に配管を通す穴を開ける工事を行ってしまったことが、鉄筋を切断した原因とみている。
横浜市は、今後、こうした調査結果を国交省に報告することにしている。
一方、横浜市は、このマンションについて耐震性の検証の結果、「震度7の揺れでも倒壊のおそれがない」としていて、建物の安全性に問題はないとしている。
出典
『鉄筋切断 直前設計変更原因か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056962511.html?t=1464988686603
(ブログ者コメント)
このマンションの最大の問題点は、杭が支持層に達していないのに達しているかのようにデータを偽装したこと。
その件については、本ブログで過去に第3報まで情報提供スミ。
2015年10月14日報道 2006年に神奈川県横浜市で建設された大型マンションが基礎杭の長さ不足などで傾いていることが発覚、現場担当者がデータを偽造していた
第1報(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5305/
第1報(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5306/
第2報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5365/
第3報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5415/
今回の報道を機に再確認したところ、すでに紹介した記事以外、以下の解説記事も報じられていた。(長文につき、一部のみ紹介する)
(2015年10月22日 日経BP)
『三井不動産&旭化成のマンション傾斜・偽装問題 全国3000棟に波紋広がる』
今回の杭工事に採用した工法は旭化成建材の「ダイナウィング工法」と呼ばれるもの。
掘削ロッドで地盤を掘削し、ロッドの先端で電流値の変化を測定しながら、支持層まで到達したら、セメントミルクを注入して土とかき混ぜ、杭を挿入して固定させる。
工事は8人体制で、内訳は旭化成建材の下請けから同社へ出向した現場代理人1人と3次下請け会社のオペレーターなど7人という構成だ。
現場代理人には22時間以上に及ぶヒアリングを実施したが、紛失によるデータの転用は認めたものの、杭未達の事実を隠蔽する意図は否定したという。
・・・・・・・・・・
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/matome/15/325410/101400112/?ST=architecture&P=1
2016年6月3日12時30分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年9月、陸前高田市が高台に住宅を再建する被災者のために竹駒町に造成した土地5区画のうち、2区画で地盤沈下が見つかった。
市は、ことし1月から3月にかけて、地盤沈下が起きた土地の土を採取して調査を行ったが、この土が水を含むと強度が落ちる性質だということが分かった。
この土は、近くの山で採取された、砂を含んだきめの細かい土だったという。
市は、この土が雨などで水を含んで強度が落ち、地盤沈下が起きたと見ている。
市は、宅地を引き渡す際に1区画あたり5つの地点で調査を行い、すべての地点で基準を満たしていたが、調査は土が乾いた状態で行われ、雨などで水を含んだ場合は想定していなかったという。
地盤沈下のあった2区画のうち、1つの区画は市が費用を負担して地盤を強化する工事が行われ、住宅建設が進められているが、もう1つの区画については、被災者が住宅建設を取りやめたため、地盤を強化したあとに移転者を改めて募集することにしている。
出典
『水で強度低下で地盤沈下か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045846301.html?t=1464988289622
6月4日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市内の他の造成地では地盤沈下の被害が起きておらず、「他の造成地で地盤沈下が起きる可能性は低い」と、市は説明している。
市は、造成前、乾いた状態の土質強度を建設業者を通じて調査。
基準を満たしていることは確認している。
水分を含んだ状態の試験はしていなかったが、そもそも、こうした試験は義務付けられていないという。
発覚当時の状況については、2015年11月19日付で岩手日報から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸前高田市竹駒町の防災集団移転事業造成地で地盤沈下が起きたことが、18日、分かった。
関係者によると、所有者に土地を引き渡した後で、2区画の住宅建築工事が中断している。
原因は調査中。
市によると、造成地は同市竹駒町の下沢団地(5区画)で、山の斜面を切り土と盛り土で造成した。
地盤沈下は南側の盛り土部分で発生し、住宅の建築が始まった9月上旬に約2cm沈下が分かった。
1件は住宅建築中、もう1件は基礎工事中で、コンクリートにひびが入った。
北側の切り土部分は、既に2世帯が自宅を建てて生活している。
引き渡し前に施工業者が盛り土区画の5地点、切り土区画の3地点を調査したが、地盤の強度に問題はなかった。
出典
『防集造成地で地盤沈下 陸前高田、2区画の工事中断』
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?sh=20151119_1
(ブログ者コメント)
盛り土として、水を含めば強度が落ちる性質の土を使用したことが原因らしい。
どういうことか調べてみると、「粘性土は盛土材料としては難しい」とか、「土丹という砂質粘土が凝固した土を盛り土に使用すると沈下の危険あり」とする解説記事が見つかった。
『土の性質と盛土材料』㈱KJ GLOBAL 一級建築士事務所
http://www.kj-global.com/kiso-jiban/doshitsu-morido/
今回の土がどうだったかは不明だが、「砂を含んだキメ細かい土」だったと報じられていることから考えると、土丹だった可能性もある。
もしそうだとすれば、土地造成業者にとって基礎知識であろうはずの、盛り土にふさわしくない土を使ったことになる。
なぜだろう?
(2016年6月18日 修正1 ;追記)
2016年6月4日付の岩手日報紙面に、造成工事で発生した現場の土を盛り土として使用していたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
市は、原因把握と移転の再募集に向けた地盤改良の準備のため、3月に土を採取して通常と水を含んだ飽和状態で強度を調査。
飽和状態で強度低下を確認した。
地盤沈下は、山の斜面を切り土と盛り土で造成した下沢団地(5区画)で発生し、建築中だった2区画の基礎にヒビを発見。約2cmの沈下を確認した。
盛り土は、工事で発生した現場の土を使用していた。
住宅建築中だった1区画は、土中に杭を打ち込んで地盤を強化した上で、建築を継続。
残り1区画は、移転予定者が建築を中止した。
2016年6月4日8時47分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月4日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時5分ごろ、相馬市光陽2丁目の太陽光発電関連部品製造のエム・セテック相馬工場で「爆発音がする」と、大音響に驚いた近所の人から消防に通報があった。
消防によると、工場にある強化プラスチック製のタンク一つ(20m3)の上部が破損した。
作業は遠隔操作されていて、けが人はおらず、周辺での健康被害の報告もないという。
消防は、タンクの圧力が上昇して破裂したとみて調べている。
消防によると、タンクは工場で出た排水を処理する施設の一部で、排水にカセイソーダを混ぜて中和する工程で出た水素ガスがタンクの破裂につながったとみられる。
現場は国道6号バイパス沿いの工業団地の一角で、近くに相馬光陽サッカー場などもある。
出典
『相馬の工場タンク破裂 水素ガス、圧力上昇が原因か』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160604-081460.php
(ブログ者コメント)
ベントラインの詰まりが原因だったのだろうか?
2016年6月2日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厚生労働省は、1日、熊本市の医薬品メーカー「化学及(および)血清療法研究所」(化血研)が国の承認と異なる方法で血液製剤を製造していた問題を受けて、製薬会社に自主点検を指示した結果、全医薬品の69%に当たる2万2297点で法令違反の報告があったと発表した。
安全性に影響を及ぼす違反は、なかったという。
厚労省は、報告した479社に法令順守を求める行政指導をする。
対象の医薬品は、646社の3万2466点。
厚労省が、1月に点検を指示していた。
製薬会社は、医薬品の製造方法を承認時から変える場合、国に届け出なければならない。
しかし、原料の仕入れ先などを変更した後の届け出を怠っていた製品が5288点、品質管理のための試験を精度の高い内容に改めていた製品が6311点あった。
また、誤字脱字も含めた製造工程の記載ミスも1万9307点あった。
製薬会社側は、「届け出る必要があると思わなかった」などと説明したという。
化血研のような、品質に影響を与える違反の報告はなかった。
厚労省は、今後、抜き打ち査察を実施し、違反があれば業務停止などの処分を検討する。
出典
『医薬品 7割、法令違反 安全性問題なし 製造過程変更など 厚労省指導へ』
http://mainichi.jp/articles/20160602/ddm/012/040/028000c
(ブログ者コメント)
医薬品製造設備に限らず、消防法や労安法など、国の許可を得て稼働した設備については、許可申請書に書かれた製造方法や設備の内容を変更する場合、再度、国の変更許可をとる必要がある。
ブログ者は、昔、担当官と雑談時に、つい口を滑らせて指摘を受け、冷や汗が出たことがある。
2016年6月3日20時16分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月3日19時9分にYAHOOニュース(毎日新聞)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後10時50分ごろ、長崎市桶屋町の公会堂前交差点で、長崎電気軌道の蛍茶屋発赤迫行きの路面電車(1両編成)が脱線した。
乗客の男子高校生1人と運転士にけがはなかった。
同社は、同交差点を通る路線の運行を当面休止。
3日までに約2万8千人に影響が出た。
同交差点では、2007年に2度、昨年10月11日にも脱線事故があり、5月23日に全面運行を再開したばかりだった。
運輸安全委員会は、3日、鉄道事故調査官2人を派遣し、原因を調べている。
調査官は、「レールとレールの交差部分に脱線した痕跡がある」と話した。
現場は、複数の路線が交わる地点。
同社によると、電車は右カーブを時速約6kmで進行中、運転士が異常音を聞いた後、後方の台車の車輪が左に約1m脱線した。
昨年の事故では、レールの摩耗などが原因としてレールを交換し、全種類の車両で計27回の試運転をして異常がないことを確認。
現場のカーブ付近では、速度を落とすようにしていた。
事故後の点検では、レールに異常はみられなかったという。
脱線した車両は1961年から、昨年脱線した車両は62年から稼働していた。
運転再開のめどは立っておらず、同社は7~9月に計画していた納涼ビール電車などイベントを取りやめた。
中島社長は、「心よりおわび申し上げる。脱線事故を再発させたことを重く受け止め、防止策を考えていきたい」と陳謝した。
出典
『路面電車また脱線 長崎、前回と同じ交差点 [長崎県]』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/249638
『<長崎・路面電車脱線>一部運休で2.8万人に影響』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160603-00000065-mai-soci
(ブログ者コメント)
運輸安全委員会HPに2007年5月の脱線事故報告書が掲載されており、その19ページに、原因が以下のように記されている。
本事故は、本件分岐器中の右曲線部において、本件電車の後台車第1軸の右車輪がフランジ背面を本ガードレール等の右側面に接触させながら走行していた際に、同側面に右凸部が存在したことにより、大きな横圧が瞬間的に発生して脱線係数が大きくなったとともに、同側面が粗い状態にあったことから右車輪フランジ背面と同側面の間の摩擦係数が大きくなっていたことにより、限界脱線係数が低下したため、同軸右車輪が右ウィングレールに乗り上がった後、同軸左車輪が左レールに乗り上がって同軸が左に脱線し、続いて第2軸も左に脱線したことによるものと考えられる。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-acci/RA2008-7-1.pdf
なお、昨年の事故の報告書は「調査中」として、まだ掲載されていない。
(2017年12月1日 修正1 ;追記)
2017年11月29日9時9分にNHK長崎から、対策が取られ運行が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎電気軌道の路面電車は、長崎市の「公会堂前」の交差点で、平成19年から去年6月にかけて、あわせて4回脱線事故が起き、蛍茶屋から赤迫を結ぶ3号系統の一部区間が運休していた。
長崎電気軌道は、先月10日から、事故現場の線路のカーブを半径20mから35mに緩やかにする工事を行い、その後の試運転でも異常がなかったため、29日朝の始発から、およそ1年半ぶりに全線で運行が再開された。
長崎電気軌道は当面の間、現場に社員を派遣して、異常がないかなどの確認作業を続けるという。
出典
『路面電車1年半ぶりに全線で運行』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035945861.html
11月23日20時3分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社と運輸安全委員会は、今回の事故について、車輪との接触によるレールの変形が原因と分析。
同社は、車輪との接触が少なくなるようレールの設計を変更し、カーブの半径を大きくする工事を進めてきた。
出典
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171123-OYT1T50065.html
11月20日付でNHK長崎文化放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎電気軌道は、レールを上下線ともに新調したほか、カーブを緩やかにした。
17日に始まった試運転では、車両がカーブを通る際の音や振動に異常がないかなどを確認した。
出典
https://www.ncctv.co.jp/news/46449.html
2016年6月2日18時47分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前10時5分ごろ、秋田県男鹿市船川港船川海岸通り、合板製造大手、Aプライウッドの男鹿工場の大型集塵機から出火、集塵機約21m2が焼けた。
警察や消防によると、研磨作業で飛び散った火花が集塵機につながる配管に飛び込んだのを社員が目撃しており、出火原因との関連を調べている。
Aプライウッドは、合板生産量が国内トップクラス。
4月6日に向浜第2工場(秋田市)が全焼し、隣の第1工場に延焼する火災があり、生産をカバーするために男鹿工場がフル稼働していた。
出典
『Aプライウッドまた火災 男鹿工場で集塵機焼ける』
http://www.sankei.com/affairs/news/160602/afr1606020037-n1.html
(ブログ者コメント)
4月に起きた火災は下記記事参照。
2016年4月13日掲載
2016年4月6日 秋田市の合板工場で原木を薄く切った板を熱風で乾かす乾燥機から火が出て工場全焼 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5810/
2016年5月31日17時56分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」によって肺がんや脳卒中などで死亡する人は、国内で年間およそ1万5000人に上るという推計を、国立がん研究センターのグループがまとめた。
この推計は、31日の世界禁煙デーにあわせて厚労省が東京・千代田区で開いたシンポジウムで、国立がん研究センターのグループが報告した。
それによると、研究グループでは、まず、国内外の論文を参考に、肺がんや心筋梗塞、それに脳卒中で死亡した人で「受動喫煙」があったかどうかを、2つのグループに分けて比較した。
その結果、受動喫煙があった人のほうが、こうした病気で死亡する危険性が1.28倍高まっていることから、これを国内の統計に当てはめ推計すると、受動喫煙が原因で死亡する人は、年間およそ1万5000人に上るという。
このうち、肺がんでは女性でおよそ1850人、男性でおよそ620人、心筋こうそくでは女性でおよそ2880人、男性でおよそ1570人、脳卒中では女性でおよそ5680人、男性でおよそ2320人が死亡していると推計されるという。
研究をまとめた国立がん研究センターの片野田耕太がん登録統計室長は、「法律で公共の場所を禁煙にするなど、社会全体で受動喫煙防止について考えていかなければならない」と話している。
出典
『受動喫煙で死亡 年間1万5000人と推計』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160531/k10010541521000.html
5月31日20時9分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
受動喫煙が原因で死亡する人が、国内では年約1万5千人に上るという推計結果を厚生労働省の研究班がまとめ、世界禁煙デーの31日、発表した。
受動喫煙と病気の因果関係がわかっている4つの病気で、非喫煙者と比べたリスクや、職場や家庭での受動喫煙割合の調査などから、年間死亡数を推計した。
病気別には、肺がん2484人、心筋梗塞などの虚血性心疾患4459人、脳卒中8014人、乳幼児突然死症候群73人。
男女別(乳幼児を除く)では、男性が4523人、女性が1万434人。
女性が2倍以上となる理由について、国立がん研究センターの片野田・がん登録統計室長は、「家庭内での受動喫煙率が、女性が圧倒的に高いため」と説明する。
世界保健機構(WHO)によると、2014年時点で、英国、カナダ、ブラジル、ロシアなど、49カ国が法律で公共の場所を屋内全面禁煙にしている。
片野田さんは、「死亡数を下げるために、日本も屋内禁煙の法制化が必要だ」と話している。
出典
『受動喫煙原因、国内で年間1.5万人死亡 厚労省推計』
http://www.asahi.com/articles/ASJ5032JVJ50ULBJ003.html
2016年5月31日7時30分に毎日新聞から、分布図の具体例付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は、今年度、開発中の「建物倒壊推定システム」を使い、全国97カ所の主要活断層帯で大地震が発生した場合、どこでどれだけの建物が倒壊するかを示す推定分布図を作製することを決めた。
被害が集中しやすい地域を予想し、自治体の防災計画や人命救助に役立ててもらう。
今年度内の公表を目指す。
熊本地震では、熊本、大分両県で家屋計約8000棟が全壊、計約1万8000棟が半壊した。
同研究所は、最大震度7を記録した4月14日の前震と16日の本震のデータを使って同システムを試行。
各地の震度や地盤の強さのほか、個々の建物が築何年か、木造かコンクリート造かなどのデータを基に、全壊建物の推定分布図を作った。
その結果、多数の建物全壊が予想された地域は、熊本県益城町を中心に、実際に被害が大きかった地域と、おおよそ一致したという。
同研究所は、全国97カ所の主要活断層帯ごとに、震源域や揺れの大きさなどを変えた複数のシナリオを用意し、計約1000枚の推定図を作製。
防災に活用できるよう、地元自治体に提供する。
推定図では、250m四方ごとに、何棟が倒壊するかを示す。
さらに、大地震が起きた場合には、実際の観測データを基に10分ほどで推定図を作り直し、家屋の下敷きになった住民がいるおそれのある地域を特定するなど、救助活動にも活用する。
今年度、2億3000万円の政府予算を受ける。
島尻安伊子科学技術担当相が、近く発表する。
出典
『97活断層帯 建物倒壊推定し分布図 大地震想定し作製へ』
http://mainichi.jp/articles/20160531/k00/00m/040/095000c
2016年5月31日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都新宿区の病院の手術室で、今年4月、手術中の患者に掛けられていた布に火がつき、患者が大やけどを負う事故が起きていたことが分かった。
当時、レーザーメスを使用しており、警察は、業務上過失傷害容疑で医師から事情を聴くなど、捜査を進めている。
警察や関係者などによると、4月15日午前10時半ごろ、同病院5階の手術室で、産科・婦人科の医師が30代の女性患者の手術を行っていたところ、女性に掛けていた手術用の布(ドレープ)に火がついた。
医師は生理食塩水で消したが、女性は腕や足などにやけどを負った。
女性は重傷で今も入院中だが、命に別条はないという。
この手術で、医師はレーザーメスを使用していた。
レーザーメスと出火との関係は判明していないが、警察は、医師による誤使用や機器の不具合などを視野に入れて、原因の解明を進めている。
同病院は患者側に謝罪。
東京都や厚労省関東信越厚生局に事故を報告し、第三者による調査委員会を設けて、原因の調査を始めている。
同病院経営企画・広報室は、「調査結果が出た段階で経緯を公表する方向で準備を進める」としている。
レーザーメスは人工の光であるレーザーを利用する医療機器で、熱の作用により止血をしながら切開することができる。
電気メスに比べて切開がスムーズにできるなどの利点があるとされ、皮膚科や外科など、幅広い分野で使われている。
同病院のホームページによると、病床数は1015床。
高度な医療を提供することで診療報酬の優遇が受けられる「特定機能病院」に指定されている。
出典
『手術中出火、患者重傷 レーザーメス使用 東京医科大』
http://mainichi.jp/articles/20160531/ddm/041/040/110000c
(2016年10月30日 修正1 ;追記)
2016年10月29日17時53分に朝日新聞から、腸内ガスで発火した可能性が高いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月29日8時6分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
同病院は、28日、患者の腸内ガスにレーザー照射で火がつき、手術用の布(ドレープ)に燃え移った可能性が高いとする外部の有識者の調査報告書を公表した。
火災は、4月15日、事故当時30代だった女性患者が子宮頸部にレーザーを使った手術を受けているときに発生。
患者が、腰回りや足の広範囲にやけどを負った。
外部調査委員会による検証実験をふまえた報告書によると、手術室内に可燃性物質はなく、手術機器も正常に作動し、異常加熱や漏電など、誤作動は確認されなかったという。
また、手術前の準備などにも問題はみつからなかった。
このため、「手術する空間に腸内ガスが入り込んだ状態でレーザー照射により着火、燃焼が広がって、最終的にドレープへの着火に結びついた」との判断をまとめた。
ただ、腸内ガスを使った厳密な再現実験などができないことから、「可能性の域を脱することができない」とした。
調査委のレーザー装置の製造元への聞き取りでは、国内外で同様の事故の報告はないという。
報告書は、安全対策を講じるとともに、他の医療機関などに周知することを病院に求めた。
同病院の産科・婦人科では、同じ手術を中止している。
担当者は、「今後は報告書を踏まえて対応する。患者には誠意を持ってあたっている」としている。
出典
『手術中にやけど「腸内ガスで着火の可能性」』
http://www.asahi.com/articles/ASJBY45WWJBYULBJ001.html
『レーザー手術やけど 患者腸内ガス着火か』
http://mainichi.jp/articles/20161029/k00/00m/040/161000c
2016年6月4日8時1分にgooニュース(福井新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月4日19時10分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福井市足羽小の校庭にある鉄製のゴールに、同校の男子児童(6年)がぶら下がって遊んでいたところ、弾みでゴールが倒れ、児童が下敷きになり顔の骨を折る重傷を負ったことが、3日、分かった。
児童は下校した後、再び学校を訪れ、遊んでいたらしい。
事故を受け県教委は、2日、県内の公立小中高校に対し、事故防止の必要な設備の点検と事故防止措置をとるよう、文書で通知した。
同市教委も、市内の公立小中学校に同日、体育器具や遊具の安全確認をするよう、文書で通知した。
今後、各校の安全確認の調査結果や防止策を確認するとしている。
同校によると、事故は31日午後5時40分ごろ発生した。
倒れたゴールは校庭に設置されていたもので、高さ2m、幅3m60cm、奥行き1m20cm。
校庭内で移動させるために、地面に固定などはしていなかったという。
そばに同級生の男児がいたが、けがはなかった。
校庭では、当時、野球のスポーツ少年団が練習しており、スポ少の指導者が事故に気づき、学校側に知らせるとともに、119番通報した。
同校では、児童らに話を聴くなどして、詳しい原因を調査している。
また、設備の点検を進めているほか、全校児童に対して、遊具などで遊ぶときは危険な使い方をしないよう、改めて指導したという。
市保健給食課の川上課長は、「大きい事故だと認識している。学校の管理責任をきちんと調査し、保護者に真摯に対応する」としている。
出典
『鉄製ゴール倒れ男児が下敷き、重傷 福井県教委など事故防止へ通知』
http://news.goo.ne.jp/article/fukui/nation/incident/fukui-20160604081632192.html
『ゴール倒れ男児重傷で県が通知』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055880921.html?t=1465071350346


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。