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2015年12月19日19時33分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県船橋市のスクラップ業者の敷地で鉄くずなどの山が燃えた火災は、発生から30時間あまりたってほぼ消し止められ、警察と消防は、完全に鎮火するのを待って現場検証を行い、詳しい原因を調べることにしている。
この火災で、消防隊員1人が消火活動中に、かかとの骨を折る大けがをした。
船橋市潮見町にあるスクラップ業者の敷地では、18日の朝、野積みされていた高さ4mほどの鉄くずやアルミなどの廃棄物の山から火が出た。
警察などによると、敷地にあるおよそ2万5000トンの廃棄物のうち、およそ3500トンが積み上げられた山から火が出たという。
18日夜から19日朝にかけて一時、激しく燃え上がって大量の煙が上がり、千葉県内や東京都内の各地で住民から「煙のにおいがする」とか「煙が目に入った」といった消防や自治体への通報が相次いだ。
また、市川市や市原市など一部の地域では、18日夜にかけて大気汚染物質のPM2.5が一時的に高い濃度で観測された。
鉄くずなどの内部に熱がこもって高温になったことから消火作業は難航したが、重機を使って鉄くずの山を崩しながら放水を続けた結果、およそ32時間後の午後0時40分すぎ、ほぼ消し止められた。
消防によると、消火活動中に消防隊員の58歳の男性がはしごから地面に下りた際、左足のかかとの骨を折る大けがをしたという。
警察と消防は、完全に鎮火するのを待って現場検証を行い、詳しい原因を調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086909861.html?t=1450555726373
以下は、関連報道。
(2015年12月18日12時41分 朝日新聞)
スクラップ置き場で火災 千葉・船橋
http://www.asahi.com/articles/ASHDL2R79HDLUDCB006.html
(2015年12月18日13時19分 読売新聞)
船橋の産廃置き場から出火、消防車13台出動
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151218-OYT1T50045.html
(2015年12月18日20時31分 NHK千葉)
船橋のスクラップ工場火災続く
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086909541.html?t=1450471471090
(2015年12月19日11時37分 NHK首都圏NEWS WEB)
船橋の火災 都内などでも影響
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151219/4451731.html
(ブログ者コメント)
ブログ者は当日の15時ごろ、東関東自動車道の四街道付近を走っていたが、その際、火事のような煙が見えると同乗者が言っていた。
おそらくは、この火災の煙だったのだろう。
直線距離で15~20kmは離れているのに煙が見えた・・・それほど大きな火災だった。
2015年12月17日12時45分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質の大量放出を起こした2号機では、原子炉の圧力を下げる極めて重要な装置の部品が核燃料の熱で溶けたため、圧力をなかなか下げられず、核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が進むなど、事態を悪化させた可能性があることが、東京電力の分析で新たにわかった。
第一原発2号機では、すべての電源を失った中、事故発生から4日目の3月14日に非常用の冷却装置が止まり、建屋の外から消防車をつないで原子炉に水を注ぐしか核燃料を冷やす手段がなくなったが、原子炉の圧力が高く、水が入らない状態だった。
このため、応急的にバッテリーをつないで原子炉の圧力を抜くための弁を開けようとしたが、なかなか開かず、他のトラブルも重なって水の注入が遅れたほか、その後もたびたび注水が中断した。
この弁は「逃がし安全弁」と呼ばれ、別のタンクから送り込んだガスの圧力で開く構造になっていて、東京電力が原因を突き止めようと当時のデータを分析した結果、ガスを送り込む装置の隙間を埋めていた部品が200℃までしか耐えられずに核燃料が出す高熱で溶け、ここからガスが漏れていた可能性があることがわかった。
弁が思うように開かず、水を安定して注入できなかった結果、2号機では核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が進み、放射性物質の大量放出につながった。
このため東京電力は、新潟県の柏崎刈羽原発で問題の部品を高熱に耐えられるものに交換することにしているが、「逃がし安全弁」は、福島第一原発と同じタイプのすべての原発に取り付けられている極めて重要な装置であり、ほかの原発でも安全性の確認が急がれる。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054384331.html?t=1450381028716
12月17日23時49分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は、17日、福島第1原発事故の際、2号機で原子炉の圧力を下げる重要装置の部品が高熱で劣化していた可能性があると発表した。
2号機は、高温の核燃料が溶け出す炉心溶融が進んでいた。
熱にさらされた装置がうまく働かず、冷却水を送る注水作業が難航する一因になったとみられる。
劣化したと考えられるのは、原子炉から蒸気などを抜いて圧力を下げる「主蒸気逃がし安全弁」と呼ばれる装置のゴム製のシール材。
東電によると、炉心溶融が最も激しかったとみられる2011年3月14日夜にシール材が劣化した可能性があるという。
安全弁は、窒素ガスを送り込んで作動させるが、シール材から窒素ガスが漏れると、正常に作動しない恐れがある。
このとき、消防車を使って原子炉に水を送る作業を試みていたが、15日未明、圧力が高いために注水が困難な状況になった。
この時点ですでに事故はかなり進んでいたが、より事態が悪化した可能性がある。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H8X_X11C15A2CR8000/
2015年12月17日20時57分に朝日新聞からは、3号機格納容器上蓋のシール材も高温で劣化し蒸気が漏れたらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東電は17日、福島第一原発事故で未解明になっていた部分の調査結果を発表した。
2号機では、原子炉の圧力を下げるための「逃がし安全弁」が高温や高圧で作動しなかった可能性が高いとした。
また、3号機の格納容器に「比較的大きな漏洩口」が開いた可能性が高いことも明らかにした。
逃がし安全弁は、原子炉圧力容器内の蒸気を圧力抑制室へ逃がすことで、原子炉を減圧する重要装置。
東電によると、2号機では事故発生からしばらく機能していたが、核燃料が大きく溶け落ちたとみられる2011年3月14日深夜の後、開く操作をしても減圧できなくなった。
東電の分析では、格納容器の圧力が高くなりすぎて弁を開けにくくなったことに加え、弁の部品であるフッ素ゴム製のシール材が長時間高温にさらされて劣化し、弁を動かすために送り込む窒素ガスが途中で漏れた可能性があるという。
このシール材の耐熱性能は、約170℃で数時間だった。
柏崎刈羽原発の逃がし安全弁では、シール材を耐熱性が高いものに交換する方針。
また3号機では、13日夜以降、格納から圧力を逃がすベントの操作をしても圧力が下がりにくくなり、15日には建屋から蒸気が上がるのも確認された。
東電は、格納容器の上ぶた部分のシール材が高温で劣化し、高濃度の放射性物質を含む蒸気が外部に漏れたと推定。
2号機だけでなく3号機でも、格納容器から直接漏れた可能性を認めた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHDK3CJ1HDKULBJ003.html
以下は、関連報道。
(2015年12月17日 15時35分 産経新聞)
弁作動部品、高熱で溶けた可能性 他の原発に影響も
http://www.sankei.com/affairs/news/151217/afr1512170036-n1.html
(2015年12月18日 毎日新聞東京版)
福島第1原発事故 2号機の安全弁、高熱で溶ける?
http://mainichi.jp/articles/20151218/ddm/012/040/055000c
(ブログ者コメント)
もう何十年も前のことになるが、ブログ者が勤務していた工場でも、新規購入弁を配管に取り付け、芳香族系の油を流したところ、シール材に使われていたゴムが溶けて、油が漏れるトラブルがあった。
漏洩後に調べてみれば、なんのことはない、普通のゴムだと芳香族系の油に溶ける由。
従来の弁ではそういうことはなかったので、新規購入時の要求仕様記載漏れだったのか・・・?
設備というもの、思わぬところに落とし穴があることがある・・・そんな事例として、ブログ者の経験ともども紹介する。
2015年12月17日付で毎日新聞東京版(夕刊)から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
北海道木古内町のJR江差線で2012〜14年に相次いだ3件の貨物列車脱線事故で、国の運輸安全委員会は、17日、石井国交相に対し、貨物列車の安全性を向上させるよう求める意見を出した。
3件とも、車両やレール、積み荷などの要因が複合して脱線したと分析。
貨車の設計や荷物の積み方、レールの管理について、鉄道各社や車両メーカーと連携して対策をとるよう求めた。
安全委は17日、3件のうち、既に報告書をまとめた12年4月の事故を除いた12年9月と14年6月の事故の調査報告書を公表した。
それによると、いずれの事故も急カーブ通過時に左右の揺れが続き、カーブ内側に揺れた際に貨車の外側が軽くなって車輪が浮きやすくなったうえ、カーブ外側に車輪が向かう力が強く作用し、レールを乗り越えて脱線したと結論づけた。
そのうえで、14年6月の事故は、レールのゆがみや左右の高さの差が揺れを助長したと分析。
報告書は、「レールの補修が必要かどうか決める方法が不適切だった。現場の知識が不足していた」と、JR北海道の管理のあり方を問題視した。
JR北海道は、当時、13年に起きた別の脱線事故現場のレールの不具合データの改ざんが発覚し、レールの安全管理が急務となっていた。
12年9月の事故は、レールのゆがみは基準値内だったものの、積み荷が軽かったため、車両の揺れを吸収する装置の効果が小さかったと指摘した。
12年4月の事故については、積み荷の片寄りが要因だったとする報告書を、すでにまとめている。
3件の脱線が同じ路線で相次いだ理由については、「江差線は比較的急カーブが多いなど、他の路線に比べて脱線に至りやすい」とも説明した。
複数の鉄道事故に関し、安全委がまとめて意見を出したのは初めて。
事故を受けてJR貨物は、来年3月までに、積み荷のバランスを調べる装置を北海道、岩手県、秋田県の計4駅に設置することを決めている。
貨物駅周辺のレールに取り付け、貨車が通過した際のレールのわずかなゆがみをもとに片寄りを検知できるという。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151217/dde/041/040/042000c
以下は、関連報道。
(2015年12月17日13時19分 日本経済新聞)
レール劣化など複合要因 JR北海道の貨物脱線で安全委報告
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16HBP_X11C15A2CR0000/
(2015年12月17日13時29分 朝日新聞)
北海道の貨物車脱線、積み荷偏りなど要因 運輸安全委
http://digital.asahi.com/articles/ASHDJ7TP5HDJUTIL06L.html?rm=410
(2015年12月17日17時56分 読売新聞)
レールのゆがみ・積み荷…列車脱線、複合要因で
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151217-OYT1T50105.html
(2015年12月17日19時2分 NHK北海道NEWS WEB)
貨物列車“安全性向上求める”
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151217/4307891.html
(ブログ者コメント)
○運輸安全委員会から出された意見は、下記プレスリリース(1ページ)参照。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/houdou151217.pdf
2012年9月に起きた事故の報告書(概要)は、下記参照。
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/detail.php?id=1826
2014年6月に起きた事故の報告書(概要)は、下記参照。
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/detail.php?id=1858
○今回報告書の対象外となっている2012年4月の事例は、下記参照。
2014年7月22日掲載
[昔の事例の顛末] 2012年4月 JR北海道江差線で貨物列車が脱線したのはコンテナ内の積荷の偏りが要因 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4115/
2015年12月17日11時16分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月17日7時0分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
今月11日、成田空港で、駐機場に向かってけん引されていた全日空の貨物機が、近くに駐機していた旅客機と接触して、それぞれの主翼の先端が破損していたことが分かり、全日空が原因を調べている。
全日空などによると、今月11日、成田空港の駐機場に向かってけん引されていた全日空の貨物機、ボーイング767型機の主翼が、近くに駐機していたジェットスター・ジャパンの旅客機、エアバスA320型機の主翼と接触した。
全日空の貨物機は右の主翼の先端が、ジェットスター・ジャパンの旅客機は左の主翼の先端が、それぞれ破損したという。
いずれも乗客・乗員は乗っておらず、けが人はいなかった。
全日空によると、当時、貨物機をけん引していた車両には2人が乗っていて、1人が車両の操作を行い、もう1人が安全確認を担当していたという。
全日空は、安全確認が不十分だったとみて原因を詳しく調べていて、「再発防止に努めたい」と話している。
成田国際空港会社広報部によると、「駐機場での飛行機同士の事故は例がない」という。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084384671.html?t=1450381516796
http://mainichi.jp/articles/20151217/k00/00m/040/166000c
以下は、関連報道。
(12月17日13時2分 朝日新聞)
牽引中の貨物機、旅客機に接触 双方の翼破損 成田空港
http://www.asahi.com/articles/ASHDK2TBJHDKUDCB004.html
(12月17日11時18分 産経新聞)
駐機中旅客機に貨物機接触、翼先端を破損 成田空港
http://www.sankei.com/affairs/news/151217/afr1512170014-n1.html
2015年12月18日10時47分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後4時半すぎ、札幌市東区のJR北海道苗穂工場で、列車の屋根で作業をしていたJRの社員(男性、59歳)が屋根から転落した。
男性は病院に運ばれたが、全身を強く打っており、およそ5時間後に死亡した。
警察によると、男性は、当時、ほかの作業員6人とともに、列車内の空調を整えるための「ダクトボックス」と呼ばれる設備を修理するために、高さ4mほどある列車の屋根で作業をしていたという。
警察によると、作業後、安全帯のフックをはずして昇降リフトに移動する際に転落したとみて、調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151218/4413011.html
2015年12月18日18時58分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
あわら市にある県内最大級の風力発電所で、重さ6.8トンの風車の羽根が根元から折れて落下する事故があった。
けが人はなく、発電所を管理する会社は、17日の落雷が原因と見て、詳しく調べている。
風車の羽根が落下する事故が起きたのは、あわら市北潟にある風力発電所で、東京に本社のあるジェイウインドが運営している。
管理する会社などによると、羽根が折れたのは10基ある風車のうちの1基で、3枚の羽根のうち1枚が折れて落下しているのを、18日朝、点検を委託されている近くの人が見つけた。
風車は高さ75mで、グラスファイバー製の羽根は、長さ40m、重さ6.8トンあり、羽根は根元から折れて落下している。
また、折れた羽根以外にも、もう1枚の羽根も根元から折れてぶら下がっている状態。
風車の周辺は畑だが、警察によると、この事故によるけが人はないという。
発電所を管理する「ジェイウインドサービス」は、17日、落雷によって羽根が折れたとみて詳しい原因を調べるとともに、折れた羽根の回収を急いでいる。
この風力発電所は、年間の発生電力量が約3840万KWhと、約1万世帯の電力を賄うことが出来る、県内最大級の風力発電所で、発電した電力は北陸電力に販売しているため、停電などの影響はないという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054424941.html?t=1450472268507
12月19日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
別の風車で落雷を検知しており、落雷が原因の可能性があるという。
同発電所は最大出力2万KW。
2011年の操業後、13年に羽根先の部品が落下、14年には羽根部分に亀裂が見つかった。
以下は、関連報道。
(2015年12月19日7時49分 読売新聞)
落雷?で羽根折れる、風力発電機すべてストップ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151219-OYT1T50017.html
(ブログ者コメント)
風車の事故は、2014年以降、特段のもの以外は掲載を省略しているが、本事例は落雷による設備破損事例でもあるので、掲載した。
2015年12月21日19時12分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日付で朝日新聞島根版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
島根県が運営する浜田市の三隅川発電所で、変圧器から低濃度PCBを含むおそれがある油が漏れ出した事故で、県は、現場周辺の土からPCBは検出されず、外部への流出や環境への影響はなかったと発表した。
浜田市三隅町下古和にある水力発電所の三隅川発電所では、今月17日午前10時40分ごろ、敷地内の屋外に保管してあった廃棄予定の変圧器から油が漏れ出しているのを職員が発見した。
県は、油に、低濃度PCBが含まれている恐れがあるとして、マットを敷いて油を吸い取るなどの対策を取り、周辺の敷地や川など8か所で土を採取して、外部への流出がないか、検査を行っていた。
その結果、1か所では小石が多く測定ができなかったが、そのほかの7か所ではPCBは検出されなかったという。
また、油の流出防止のために変圧器の下に設置されていたトレイにたまった油や水からは微量のPCBが検出されたが、県は、外部への流出や環境への影響はなかったと発表した。
機器を覆っていたビニールシートと機器下部のオイル抜きプラグがゆるみ、雨水が入って機器内の残留油があふれ出たともられる。
県企業局は、「今後は管理を徹底し、保管されている変圧器などは速やかに廃棄処分の手続きを進めたい」としている
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034489351.html?t=1450731777977
以下は、県企業局からネット配信されている報道資料(抜粋)。
3.事故の状況
三隅川発電所敷地内に屋外保管していた廃変圧器前面の路面上に 油膜が見られた。(幅 1m×長 1.5m 程度)
場外への流出ないか周辺及び河川(三隅川)を確認した。河川等 への流出は確認されなかった。
4.原因
当該機器を覆っていた養生用のビニールシートの緩み、及び当該 機器下部のオイル抜き取り用プラグの緩みにより、雨水が浸入し、 機器内の残留油がトレイを経由して溢れ出たものと考えられる。
5.応急処置
12:35 油膜が確認された箇所及び当該機器について、吸着マット等で油 膜を処理。その周辺に吸着マットを布設し、流出防止。
14:48 廃変圧器の流出防止用トレイに貯まった水を収集し保管 (18リットル×5缶)
http://www3.pref.shimane.jp/houdou/files/8F5BD139-1DDD-49D0-8E59-6A6AD1C36334.pdf
2015年12月16日付でNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
いわき市にある火力発電所が定期的に市に報告する排出ガス量のデータについて、実際の数値よりも下回っているように見せかける虚偽の報告を15年間にわたって続けていたことが分かり、発電所を運転する会社では、原因の究明を進めるとしている。
排出ガスの量を虚偽報告していたのは、東京電力や東北電力などが出資する常磐共同火力の勿来発電所。
会社の説明によると、勿来発電所では、ボイラーで燃料を燃やした際に発生する排出ガスの量について、地元のいわき市との協定に基づいて、2か月ごとに測定して市に報告しているが、データが実際の数値を下回っているかのように見せかける虚偽の報告が行われていたという。
今月8日に行われた経営会議のなかで指摘があり、発覚したということで、会社が調べたところ、虚偽報告は資料が残っている平成12年ごろから15年間に渡って続いていたという。
会社側によると、発電機を設置する際には、排出ガスの量などについて、国に対して目安となる「届出値」を事前に提出することになっているが、データを分析する発電所の担当グループが「届出値」を超えていないかのようにデータを書き換えていたという。
常磐共同火力では、16日までに地元のいわき市に報告するとともに、社内に調査委員会を設けて、虚偽報告の原因を究明するとともに、再発防止策の策定を急ぐとしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054373201.html?t=1450297132332
以下は、関連報道。
(2015年12月17日8時0分 福島民友)
常磐共火、排出ガス量を虚偽報告 勿来発電所、00年以降
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151217-036135.php
(2015年12月17日付 毎日新聞 福島版)
常磐共同火力 排出ガス量を虚偽報告 勿来発電所
http://mainichi.jp/articles/20151217/ddl/k07/040/055000c
(ブログ者コメント)
経営会議で指摘した人は、どういう経緯でデータ書き換えを知ったのだろう?
自分でチェックしたわけではないだろうし・・・。内部告発?
各報道記事を調べてみたが、言及されたものはなかった。
2015年12月16日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力は15日、女川原発(女川町、石巻市)の3号機中央制御室で、社内規則に反する不適切なケーブルの配線が1カ所見つかったと発表した。
原子炉緊急停止などに使う、特に重要な「安全系ケーブル」は、火災の延焼を防ぐために一般のケーブルと別の場所を通すべきなのに、分けられていなかったという。
中央制御室は、原発の運転や監視を24時間体制で担う中枢部で、ケーブルは床下に通されている。
東北電によると、配線場所を分ける不燃性の仕切りに開けられた穴を一般ケーブルが貫通し、安全系ケーブルと同じ場所を通っていたという。
東北電は、社内規則違反と認めながらも、安全系ケーブルは燃えにくい素材でできていて、火災もすぐに消し止められる体制になっていることから、国の安全基準に照らして問題はなかったとした。
新潟県の東京電力柏崎刈羽原発などで同じ問題が見つかったため、東北電が14日から、女川3号機を調べ始めた。
今回の安全系ケーブルが何に使われるものなのかや、不適切な配線がされた理由はわかっていない。
同じ日に調べ始めた東通原発1号機(青森県東通村)でも1カ所、同様の不適切な配線が見つかった。
女川では、3号機のあとに1号機と2号機も調べる予定で、すべて終わるのは来年3月末という。
出典URL
http://digital.asahi.com/articles/ASHDH560SHDHUNHB00H.html?rm=344
(ブログ者コメント)
○東北電力HPに、『当社原子力発電所中央制御室床下におけるケーブルの不適切な敷設状態について』というタイトルのニュースリリースが、12月15日付で掲載されていた。
転載は省略するが、写真や図解で、かなり詳しく説明されている。
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/atom/1190868_1065.html
○柏崎刈羽原発の事例は、下記参照。
2015年11月4日報道 新潟県の柏崎刈羽原発で「安全系」と「一般系」のケーブルが法規制に反し混在していたのは分離設置を明記したマニュアルがなかったことが原因
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5362/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5389/
(第3報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5440/
2015年12月17日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
16日午後5時35分ごろ、東京都千代田区三崎町2のJR水道橋駅で、東口改札からホームに上がるエスカレーターの踏み段が突然破損して降り口の吸い込み口に入らなくなり、緊急停止するトラブルがあった。
踏み段は計9枚が破損したが、エスカレーターに乗っていた客にけがはなかった。
JR東日本東京支社などによると、壊れた9枚のうち最上段の踏み段が何らかの原因で割れて跳ね上がり、吸い込み口に入らなくなった。
これに後続の踏み段が次々とつかえたとみられる。
エスカレーターは建築基準法に準じた点検を月1回実施しているが、異常はなかったという。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151217/ddm/041/040/141000c
2015年3月24日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正5として掲載します。
第1報(1/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4716/
第1報(2/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4717/
(2015年12月22日 修正5 ;追記)
2015年12月15日23時41分にNHK秋田から、改修工事の効果は限定的につき現在の源泉使用は廃止すべきとの最終報告が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし3月、秋田県仙北市の温泉の源泉付近で3人が硫化水素による中毒で死亡した事故について、市が設けた事故調査委員会は、現在の源泉を使う温泉施設は廃止し、別の源泉に切り替えるべきとする最終報告書をまとめ、市に提出した。
ことし3月、秋田県仙北市の温泉の源泉付近で湯の量や温度を調整する作業をしていた土木会社の従業員2人と市の職員のあわせて3人が、硫化水素による中毒で死亡した。
事故を受けて市が設けた専門家による事故調査委員会は、15日、会合を開き、事故の原因や提言をまとめた最終報告書を門脇市長に手渡した。
それによると、事故は地中に埋められた源泉から温泉施設に湯を引く管の熱などで雪の一部が溶けて穴ができ、その穴に管から漏れ出た硫化水素がたまり、高い濃度になったところに作業員らが入ったため起きたとしている。
また、報告書では、市が硫化水素の濃度を下げるため施設の改修工事を行ったものの、効果は限定的で、現在の源泉を使い続けることは将来、同じ事故を招く可能性があると指摘し、できるだけ早く別の源泉に切り替えるべきとしている。
仙北市は、別の源泉から湯を供給することを決め、来年10月末までには、必要な工事を終えることにしている。
仙北市の門脇市長は、「新たに作った安全管理の作業マニュアルのもと、安全対策を強化していく」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013649981.html?t=1450210357391
12月16日付で毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市設置の事故調査委員会(委員長、林信太郎・秋田大教授)は15日、事故報告書をまとめた。
当時、現場には致死量を超える5000ppm以上の硫化水素が滞留していた可能性があると指摘。
「切り替えが可能ならば早期に実現するよう強く提言した」とし、事故の舞台となった施設の廃止を提案した。
施設は、高濃度ガスが噴き出る源泉と沢水を混ぜ、約5km離れた田沢湖高原温泉郷に供給している。
事故は3月18日、源泉から約200m下流にある雪原の穴で作業員2人と市職員1人が倒れ死亡。
ガス検知器やガスマスクを使っていなかった。
市は今夏、源泉施設の排気機能を強化する改修工事を実施したが、この日までに十分、ガス濃度を抑えるには至らなかった。
報告書は「同様の事故が起きる可能性は否定できない」とし、安全対策徹底のためにも施設を廃止すべきだとした。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151216/ddl/k05/010/009000c
(2016年6月1日 修正6 ;追記)
2016年5月31日21時28分に毎日新聞から、書類送検されていた当時の次長が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田地検は、31日、業務上過失致死容疑で書類送検された当時の市企業局次長兼工務課長の男性(60)を、容疑不十分で不起訴とした。
予見するのは難しかったと判断した。
事業者の市とともに書類送検されていた労働安全衛生法違反容疑は、起訴猶予とした。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160601/k00/00m/040/092000c
2015年12月15日12時30分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月15日13時5分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時半ごろ、名古屋市港区潮凪町の稲永埠頭の一角にある金属加工を行う会社の作業場で、ドラム缶をリサイクルするためバーナーで切断していたところ、突然、ドラム缶が破裂した。
消防によると、この事故で中から熱風が吹き出し、作業をしていた55歳の男性がのどにやけどするなど軽いけがをして、病院に搬送された。
近くで働いている男性によると、現場では、使われなくなった金属やドラム缶などを集めて仕分けする作業が行われているという。
近くで働いている58歳の男性は、「体で感じるほどの大きな爆発音がしてドラム缶が30mぐらいの高さまで回転しながら上がった」と話していた。
警察は、ドラム缶の中に残っていたガスにバーナーの火が引火して中の圧力が爆発的に高まり破裂したとみて、詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20151215/4318441.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015121590130541.html
2015年12月15日14時38分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時半ごろ、大阪市淀川区新北野のマンションで「爆発音がした」と119番があった。
9階の一室のベランダでエアコンの室外機に冷却用のフロンガスを補充中に爆発が起き、男性作業員(65)がやけどを負った。命に別条はない。
警察によると、窓ガラスにひびが入るなどしたが、火災にはならなかった。
立ち会っていたマンションの管理会社の男性にけがはなく、部屋の住人は外出中で、周辺にも影響はなかった。
爆発の原因を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151215/wst1512150052-n1.html
(ブログ者コメント)
エアコン室外機の爆発事例は、過去にもあった。
以下は、原因についてブログ者が調べた結果(手順を間違えて空気が入ると圧縮により冷凍機油が発火点に達し爆発、取り外しには専門知識が必要)も併記した記事。
2013年10月8日掲載
2013年10月1日 東大阪市のマンションのベランダでエアコン室外機取り外し中、配管を外そうとした時に爆発して作業員2人がけが、室外機は原形をとどめないほど変形
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3326/
今回の事故を契機に、再度調べたところ、原因についてより詳しく書かれた以下の記事が見つかった。
当該記事中、「空気が混入する」という条件は、爆発混合気を形成するためだろうが、「閉そく部がある」という条件は分かりにくい。
調べた範囲では、その理由について言及している記事は見当たらない。
ブログ者は、閉そく部があると断熱圧縮が起こり、気体の温度が急上昇して着火源になるからではないかと思っているのだが・・・。
(日本冷凍空調工業会HP)
コンプレッサーは、以下の3つの条件がそろい空気圧縮運転をすると、異常高温高圧になり、最悪の場合、冷凍機油の温度が着火点まで上昇して破裂するおそれがあります。
・冷凍サイクル内に空気が混入する(配管接続部やコンプレッサーの吸込み側のリーク)
・冷媒回路中に閉そく部がある(液側バルブ閉止、絞り機構・冷凍サイクルの詰まり)
・コンプレッサーを運転させている
http://www.jraia.or.jp/product/com_aircon/compressor.html
(2015年12月30日 修正1 ;追記)
読者の方より、爆発のメカニズムについて、以下の情報をメールで頂戴したので紹介します。
日冷工のページにて挙げられている条件の内、「空気が混入する」は、空気や窒素といった不凝縮ガスが冷媒系統中に混入すると、高温・高圧になりやすい事を意味します。
(冷媒と違って凝縮しないので、温度が上がりやすい)
「閉そく部がある」は、例えば膨張弁が詰まっていたりした場合、その上流側でも圧力上昇しやすくなります。(いわゆるチョーク)
このあたりは、「冷凍」関連の書籍に詳しく記載されています。
(例えば冷凍機械責任者のテキスト)
仰る通り、上記は「断熱圧縮」となりますが、「摩擦」もあると思います。
酸素ではバルブの急開閉等により、この手の事故が多いようですね。
2015年12月15日22時21分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時すぎ、田辺市本宮町の林道脇の斜面に木材会社に勤務する三重県の会社員、瀧川さん(男性、57歳)が転落しているのを、一緒に作業をしていた森林組合の作業員の男性が見つけた。
瀧川さんは、頭を強く打つなどして病院に運ばれたが、およそ8時間後に死亡した。
警察によると、瀧川さんは、林道に停めたトラックの荷台に乗って、作業員の男性がフォークリフトで積み込んできた丸太を並び替える作業をしていたが、その後、姿が見えなくなり、周囲を探したところ、2m余り下に転落していたという。
警察では、瀧川さんが作業中に足を滑らせたおそれがあるとみて、事故の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044343131.html?t=1450211970722
2015年12月15日13時43分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月16日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前、JR海峡線の青森県にあるトンネルで、北海道新幹線の開業に備えた工事をしていた作業員が落下させた工具が架線に接触し、下りの特急列車1本に50分あまりの遅れが出た。
JR北海道によると、15日午前8時50分ごろ、海峡線の青森県今別町にある長さ1300mあまりの「大川平トンネル」で、工事をしていた作業員が落とした長さ45cmほどの金属製の測定器具が架線に接触した。
この影響で、JR北は、架線に傷がついていないかなどを点検するため、列車の運行を約1時間見合わせた。
この影響で、新青森発函館行きの特急列車1本が54分遅れた。
現場は、北海道新幹線と貨物列車との共用区間のトンネルの出入り口で、新幹線が走行した際の風圧や振動を抑える「緩衝工」と呼ばれる覆いをとりつける工事を行っていたという。
JR北海道は、「お客様に迷惑をかけ申し訳なく思います。再発防止に向けて指導を徹底します」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151215/4318601.html
(ブログ者コメント)
ブログ者は、つい最近、スカイツリー展望台に上がって外を眺めていたところ、窓ふきゴンドラが降りてくるのに遭遇した。
これはレアな経験だと、じっと作業内容を見ていたところ、窓ふきワイパーはもちろんのこと、なんと水気ふきとり用の雑巾にも落下防止用のひもが結び付けられていた。
350m高さから雑巾が落ちたとしても、どうってことはないように思うのだが、一事が万事、例外を設けず、落下防止対策に取り組んでいるのだろうと、勝手に推察した次第。
今回事例の詳細は不明だが、こういった工事の場合、道具の落下防止対策を行うような要領になっているのではないだろうか?
要領に入っていなかったとしても、現場TBM時の危険予知などで、道具を落とした場合の危険性に気が付かなかったのだろうか?
2015年12月15日11時7分と12月15日6時23分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後5時半ごろ、群馬県嬬恋村の万座温泉にあるホテルの従業員から、「ホテルの温泉施設で男性2人が倒れている」と消防に通報があった。
警察によると、お湯の量や温度を調節する調整室と呼ばれる部屋で配管の点検作業などをしていた男性作業員2人が倒れていて、一時、意識不明となったが、いずれも意識は回復したという。
警察によると、2人はホテルの施設の修理などを担う会社に勤めていて、14日は2人で配管の修理や点検をしていたという。
2人のうち1人が倒れ、もう1人が救出しようとして、一旦、気を失って倒れたという。
調整室では、床のフタを外すと床下を通る配管が見えるようになっていて、2人が見つかった際、フタがずれていたという。
調整室の中はホテルの従業員によって換気が行われ、硫化水素は検出されなかったということだが、警察と消防は硫化水素による中毒とみて、15日午前10時前から、あわせて25人の態勢で現場検証を行っている。
ホテルなどによると、2人が点検していた配管はホテルから1kmほど離れた源泉からお湯を引くために使われていたという。
警察と消防は、何らかの原因で硫化水素が発生したとみて、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151215/4315641.html
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151215/4313771.html
12月15日18時19分にNHK前橋から、12月16日6時0分に上毛新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、事故当時の状況を再現するため配管のバルブを開いてお湯を通したところ、人体に影響を与えるほど高い100ppmを超える濃度の硫化水素が空気中から検出されたことが分かった。
また警察によると、作業員らは宿泊客から「お湯の温度が低い」とか「お湯の量が少ない」といった指摘を受けて、現場で作業をしていたという。
同ホテルは当面の間、10カ所ある浴場のうち、8カ所の利用を中止することを決めた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064334661.html?t=1450210969684
http://www.jomo-news.co.jp/ns/3314501957271363/news.html
12月16日17時52分にNHK前橋からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2人の作業員は本来着用すべきだったガスマスクを着用していなかったことが、警察への取材で分かった。
警察と消防は、硫化水素による中毒とみて、15日、現場検証を行った。
これまでの調べで床下の配管の接合部分が外れていたことがわかり、警察は、配管から温泉が漏れ出す状況にあったことが硫化水素の発生につながったのではないかと見て、配管が外れていた原因などを詳しく調べている。
更に、その後の警察の調べで、2人の作業員は調整室で作業をする際にガスマスクを着用しておらず、硫化水素の発生を検知するガス検知器も使用していなかったことが分かった。
ホテルによると、調整室で作業を行う場合はマスクと検知器を使用する規則があったということで、「ふだんから使用を指導していたが、今後はこのようなことがないよう再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064364561.html?t=1450297375476
(ブログ者コメント)
詳細は不明だが、点検のため温泉が通っている配管を外したところ、中から硫化水素が出て・・・ということだったのかもしれない。
2015年12月14日15時47分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前10時半すぎ、千葉市緑区の誉田駅で、上総一ノ宮発東京行きの外房線の快速電車が本来の停止位置からおよそ100m行き過ぎ、15両編成のうち前の4両がホームから離れたところに停車した。
列車にはおよそ300人が乗っていたが、けがはなかった。
電車は、踏切が誤作動するおそれがあるためバックすることができず、誉田駅で降りる予定だった乗客7人のうち5人はホームにかかっている車両のドアを開けて降りたが、前の4両に乗っていた2人は降りることができず、次の駅で降りて、下りの電車で戻ったという。
電車の運転士は、「特急電車を運転していると勘違いして、ブレーキをかけるタイミングが遅れてしまった」と、話しているという。
JR東日本千葉支社は、「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。再発防止に向け、乗務員の指導を徹底していきたい」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084298321.html?t=1450138197789
(ブログ者コメント)
同じJR東で、つい先日、同じような以下のトラブルがあったばかりだ。
その事例は、今回の運転士に教訓的ヒヤリ事例として伝えられていたのだろうか?
2015年12月10日掲載
2015年12月3日 山形県上山市のJR奥羽線で普通列車の運転士が新幹線を運転していると勘違いして停車駅を通過しようとしたがホームに乗客がいるのを見て100mオーバーで停車
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5452/
2015年12月13日15時50分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時20分ごろ、大田原市須賀川の鹿島神社の敷地内の斜面で、近くに住む金澤さん(男性、62歳)が草刈りをしていたところ、近くで作業をしていた仲間の電動草刈り機の刃が金沢さんにあたり、胸を切った。
金澤さんはドクターヘリで市内の病院に搬送されたが、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、神社では午前9時ごろから、氏子など7人が草刈りを行っていたという。
草刈り機には細長い棒の先に丸い金属製の刃が付いていて、一緒に作業をしていた男性が斜面で動かしたところ、近くにいた金澤さんに誤ってあたったと見られるということで、警察は、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096908401.html?t=1450038421113
(ブログ者コメント)
操作者以外の人に草刈り機の刃が当たって死傷した事故は、過去に何件か紹介済。
2015年12月12日に河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市地下鉄東西線で開業前日の5日に起きた運行管理システムのトラブルは、システムの保守管理を担う基板(フラッシュメモリー、4cm四方)に組み込んだ新ソフトが原因だった可能性の高いことが、11日、市交通局への取材で分かった。
運行管理システムは、走行中の列車位置を把握し、列車間の距離を管理する仕組み。
交通局によると、8月以降、システムが正常に稼働しているかどうかを伝える保守管理データが送りにくい状態があったため、システムを製造した横浜市のメーカーに手直しを依頼した。
メーカーはこの際、トラブルがあっても自動的に回復する「自動復帰機能」の入ったソフトを新たに基板に加え、2日に計36個の基板を入れ替えた。
5日のトラブル発生後、自動復帰機能の付いていない基板に戻すと、システムが回復した。
原因究明を進めてきた交通局とメーカーは、システム動作の再現実験などから、追加した自動復帰機能がシステム全体の不具合に及んだとほぼ断定した。
万全の体制で開業を迎えようと行った改良が、トラブルにつながった。
ただ3、4日と問題がなかったのに、なぜ5日になって発生したのかなど不明な点もあり、引き続き調査する。
トラブルは5日午後3時前に起き、列車の位置情報を各駅から総合指令所(太白区)に送れなくなった。
安全確保のため試運転中の全9本を手動で停止。うち5本に開業記念式典の参加者ら約400人が試乗していた。
出典URL
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151212_13020.html
2015年12月15日10時54分にNHK東北NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市交通局は、試乗会の3日前に取り替えた運行管理システムの改良したソフトが原因だったと発表した。
列車の位置情報は、各駅のサーバーを経由して総合指令所に送信されるということだが、試乗会の3日前にサーバーの部品を、改良したソフトを組み込んだものに取り替えていた。
仙台市交通局が詳しく調べた結果、この改良ソフトが原因となって、3日程度でメモリーの容量がいっぱいになって、電車の位置情報などが送れなくなっていたという。
部品はその後、元のソフトに戻し、開業日以降は異常はないという。
ただ、試乗会の3日前に改良したソフトに変えたのは、試運転をしていた8月に保守情報の通信が途切れる現象が起きたためで、交通局は、この問題の解決について引き続き、新たな対策を検討していきたいとしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20151215/4301131.html
2015年12月15日10時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山市内の水道水について「鉄臭い」「泥臭い」と悪臭の苦情が、12日午前から市上下水道局に相次いで寄せられている。
苦情の電話は、14日午後8時半までに、710件に上った。
同局は、水源地周辺の大雨で大量の泥水が流杉浄水場(富山市流杉)に流れ込んだのが原因とみており、「水質検査の結果、人体への影響はない」としている。
流杉浄水場からは、2005年の合併前の旧富山市の95%に当たる約13万世帯に配水している。
悪臭の原因については、同局は特定できていないが、11日に水源地の有峰湖周辺で降った大雨の泥水が同浄水場に大量に流れ込んだことが影響したとみている。
同浄水場では、臭いを取り除く活性炭1トンを、処理前の水をためておく原水調整池に投入。
13日午後10時には、悪臭がなくなったという。
ただ、臭いのする水が水道管に残っており、この水が全て使われると臭いがなくなるという。
同局には、「水を使って料理を提供しても大丈夫か」、「健康への影響や復旧のめどは」、といった飲食店などからの電話が相次いだ。
市内のすし店では、12日夜、飲食客から「水が臭い」とのクレームがあり、仕込みやお茶にペットボトル水を使って対応した。
市はホームページなどで、水の悪臭で気分が悪くなる場合は飲用に使うことを控えるよう呼びかけている。
希望者には、18ℓポリタンクやペットボトルに入れた水道水を無料で配送している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151215-OYT1T50062.html
12月15日12時22分に読売新聞からは、活性炭投入を一晩見送っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山市内の水道水の悪臭について、流杉浄水場の職員が異常を知らせる苦情通報を受けていながら、臭いを除去する活性炭の投入を一晩見送り、翌朝になってから投入していたことが、14日、市への取材で分かった。
同浄水場の本郷場長は、「これまで同様のトラブルがなく、水の濁度も高くなかったため、活性炭の投入が遅れてしまった」と説明している。
同浄水場によると、12日午前中から同局へ苦情電話が入り始め、夕方には殺到した。
これを受けて、市は苦情のあった地区の水道管内の水を入れ替える措置を取った。
職員が午後7時半頃に検査した際、味に異常を確認したが、臭いに異常は感じられなかった。
続いて、同11時半頃の検査では、臭いの異常を初めて確認したが、活性炭は投入しなかった。
翌13日朝に検査した際にも「鉄やこけに近い臭い」を感じたため、同日午前8時、活性炭の投入に踏み切った。
同日午前の検査結果では、かび臭さを生む「ジェオスミン」、「2―メチルイソボルネオール」が検出された。
同浄水場は、これらが臭いの原因とみて調べている。
ただ、いずれも「毒性がなく健康に影響はない」としている。
本郷場長は、「初期の検査で臭いに気付けば、より早いタイミングで活性炭を投入できた。迅速に対応できる体制作りを検討したい」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151215-OYT1T50067.html
12月16日10時3分に読売新聞からは、カビが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市上下水道局は、悪臭の原因について、有峰湖周辺で11日に大雨が降り、常願寺川の泥水が流杉浄水場に大量に流入して処理能力を超えたとした。
泥水には、落葉期の落ち葉と山肌との間に生じるカビが含まれ、このカビが臭気の原因物質を大量に含んでいたことから、水道水の悪臭につながったと推測した。
12日午後11時半頃には、浄水場の職員が水道原水の臭いを確認したが、脱臭のための活性炭を投入しなかった。
浄水場の本郷場長は、「濁度が下がってきたため収束すると判断し、活性炭の注入が遅れた。臭いを検知したときに活性炭を入れるべきだった」と説明した。
市上下水道局に寄せられた苦情や問い合わせの電話は12日以降、15日午後8時半までに756件に上った。
夜間の「赤ちゃんにミルクを飲ませたい」という訴えや、早朝から水を使う豆腐店から「臭いのない水が緊急に必要だ」という要望もあり、同局はポリタンクやペットボトル入りの臭いのない水道水を配送して対応した。
富山市内のスーパーマーケットでは、12日から水を買い求める客が詰めかけ、一時品切れとなる店が相次いだ。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151215-OYT1T50212.html
12月15日19時1分にNHK富山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日開かれた富山市議会の建設委員会で、担当者が原因について説明し、常願寺川から流れ込んだ大量の泥の中にカビのような臭いを発生させる有機物が大量に含まれていたことを明らかにした。
また、臭いについての情報を12日の午前10時ごろには把握していたにも関わらず、水の濁りへの対応に追われたため、臭いを取るための活性炭を投入したのは翌日の13日の午前8時ごろまで遅れたことを明らかにした。
そのうえで、活性炭の投入が20時間以上遅れたことについて上下水道局は、「臭いに対する認識が薄く、対応が遅れた。判断を誤った」と述べた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064318391.html?t=1450213538982
(ブログ者コメント)
富山は水道水が清冽で、水道水の処理にも最低限の手間しかかけていない由。
http://www.ccis-toyama.or.jp/toyama/magazine/h21_m/0906tks.html
今回、活性炭投入が遅れた理由は「これまで同様のトラブルがなく、水の濁度も高くなかったため」とされているが、その裏には、すぐに元通りのきれいな水質に戻るはず、活性炭を投入するほどのことでもないだろう・・・といった考えがあったのかもしれない。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

