







2018年5月12日8時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で昨年に発生した自動車死亡事故で、シートベルトをしていなかった人のうち、約8割はシートベルトの着用で一命をとりとめた可能性のあったことが、県警の分析で分かった。
県内のシートベルト着用率は全国下位で低迷しており、県警は改めて、後部座席も含めたシートベルトの着用徹底を呼びかけている。
県警交通企画課によると、昨年1年間の自動車事故で乗車中に死亡した人(運転者、同乗者の合計)は21人。
約半数の11人はシートベルトを着用していなかった。
また、11人のうち約8割にあたる9人は、シートベルトを着用していれば助かった可能性があったという。
シートベルトを着用していなかった死者の大半は、衝突の衝撃で車外に投げ出されたり、フロントガラスなどに身体や頭を強く打ち付けたりするなどしており、シートベルトの着用で致命傷を防げた可能性があるという。
同課の後藤・交通事故分析官は、「シートベルトを着用しないことがいかに危ないか示している」としている。
県警や日本自動車連盟(JAF)の調査では、県内の一般道での運転席のシートベルト着用率は、平成22年に95%と全国最下位に。
その後、改善傾向にあるものの、昨年は98.2%の39位で、依然、下位にある。
また、後部座席での昨年の着用率は44.6%。
JAFによると、後部座席でシートベルト未着用のダミー人形を乗せた車で衝突実験を行った際、人形は前の座席などに衝突し、致命傷につながる激しい衝撃を記録した。
同課によると、県内でもシートベルトを着用していなかった後部座席の男性がガラスを突き破って車外に投げ出され、死亡した事例があるという。
同課は、「すべての座席でシートベルトを着用してほしい」としている。
出典
『シートベルトはやっぱり命綱 未着用の事故死者、8割は助かった可能性あり
滋賀県警』
http://www.sankei.com/west/news/180512/wst1805120013-n1.html
ちょっと古い情報だが、2018年1月12日17時0分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で2017年、乗車中に事故死した人のうち、シートベルトを着用していれば8割が助かっていた可能性のあることが、県警の分析で分かった。
前年は約4割で、大幅に増えた。
県内着用率は全国平均以下となっており、県警は着用の徹底を呼び掛けている。
県警によると、17年は車に乗って事故死した21人中、11人がシートベルト非着用だった。
内訳は、運転席6人、助手席3人、後部座席2人で、県警が事故状況を分析したところ、うち9人が、着用していれば胸部や腹部を強打したり車外に投げ出されたりせずに一命を取り留めた可能性があった。
16年は44.4%、15年は84.6%、14年は66.7%、13年は50%だった。
警察庁と日本自動車連盟(JAF)が実施した17年の全国調査では、滋賀は一般道でのシートベルト着用率が運転席98.2%(全国38位)、助手席94.2%(同34位)と、いずれも全国平均を下回った。
後部座席は、全国平均を上回る44.6%(同9位)だった。
県警交通企画課は、「救える命があると着用の重要性を訴え、徹底を推進していく」としている。
出典
『乗車中事故死者、ベルトで8割助命可能性 滋賀県警分析』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180112000135/print
2018年5月6日19時33分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後6時すぎ、金沢市大和町の路上で男性が自転車にまたがった状態で倒れているのを通りかかった人が見つけ、消防に通報した。
男性は頭から血を流していて、駆けつけた救急隊員に対し、「バランスを崩して転んだ」と話していたということだが、その後、意識不明となり、搬送された病院で治療を受けている。
警察によると、男性は歩道から車道に倒れ込んだ状態で見つかったが、車にひかれたり接触したりしたような痕はなく、誤って転倒した可能性があるという。
男性は60歳代から70歳代とみられ、警察で身元の確認を急ぐとともに、事故の原因を調べている。
出典
『自転車で転倒 男性が意識不明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024469821.html
(ブログ者コメント)
映像を見ると、現場は、歩道側排水溝の蓋の縁が欠けていたり、あるいは歩道の縁から車道の縁にかけてすり鉢状に緩やかなテーパがついていたりしている場所。
そういった部分でハンドルをとられたのかもしれない。
2018年4月24日19時1分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山市の市道をロードバイクで走っていた男性が幅2cmほどの溝にタイヤが挟まって転倒し、道路の安全性に問題があったとして市を訴えていた裁判で、岡山地裁は道路の設置や管理に問題があったと認め、岡山市に38万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡した。
おととし6月、岡山市に住む50代の男性が岡山市北区大供本町の市道の路肩をロードバイクで走っていたところ、幅2cmほどの溝に前輪が挟まって転倒し、胸や指の骨を折るなどの大けがをした。
タイヤの幅は2.3cmだったという。
この溝は、大雨の際の排水のために設けられているもので、男性は、道路の安全性に問題があったとして、岡山市に57万円あまりの賠償を求める訴えを起こしていた。
24日の判決で岡山地裁の佐々木裁判官は、「溝は黒い直線に見え、傾斜もあるため、認識できずに近づいてしまう可能性がある。ロードバイクの普及率は高くないとはいえ、車道を走行することはすでに珍しい光景ではなく、2cmの幅は広すぎる」と指摘した。
そのうえで、この道路は「通常あるべき安全性を欠いていた」として設置や管理に問題があったと認め、岡山市に38万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡した。
判決について岡山市の大森市長は、「弁護士とも相談し、今後の対応を検討したい」としている。
出典
『自転車で転倒「道路管理に問題」』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180424/4020000235.html
4月24日21時35分に山陽新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
判決理由で佐々木裁判官は、溝の形状と構造について、黒い直線と見える上、溝に向かって勾配があるため、(自転車などが)徐々に近づいてしまう可能性があると指摘。
ロードバイクが車道を走行することが珍しくないことを踏まえ、「タイヤのはまり込みを抑制するには広すぎる幅で、設置・管理の瑕疵に当たる」と述べた。
一方で、「注意深く観察すれば隙間を認識できた」と、男性の過失も一部認めた。
男性側は「主張がおおむね認められ評価できる」とし、岡山市の大森市長は「顧問弁護士とも相談し、今後の対応について検討したい」とのコメントを出した。
出典
『道路管理に瑕疵 岡山市へ賠償命令 市道で自転車転倒しけが 地裁判決』
http://www.sanyonews.jp/article/704760
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、車道と歩道との間に縁石があり、その縁石から15~20cm程度離れた車道側に溝が掘られている。
ブログ者が、この車道を自転車走行したとして、後方からの車との接触を恐れ、縁石ギリギリに走ったかもしれない。
ママチャリではあるが・・・。
(2018年5月8日 修正1 ;追記)
2018年5月7日18時59分にNHK岡山から、市は控訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路を管理する岡山市は、賠償を命じられた岡山地方裁判所の判決を不服として控訴した。
岡山市は、「市の主張は、今後の裁判で明らかにする」としている。
原告の男性は、「岡山市が控訴したことは残念だ。現場はロードバイクで通行するには危険な場所なので、裁判で争うのではなく、一刻も早く安全性を確保してほしい」と話している。
出典
『「自転車で溝に」岡山市が控訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180507/4020000287.html
(2018年5月23日 修正2 ;追記)
2018年5月22日18時52分にNHK岡山から、市は溝に金網を置くなど対策を検討するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大森市長は22日の定例記者会見の中で、「ロードバイクは増えつつあり、溝に落ちることがないように対応していきたい」と述べた。
具体的には、溝をふさぐ網のようなものを設置することや、溝を狭めるために溝の間に金属の板を設置するなどの対策を、試作品を制作した上で検討し、対応方法が決まりしだい、速やかに対処していくとしている。
出典
『自転車事故受け溝に対策実施検討』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180522/4020000356.html
5月23日付で読売新聞からは、同様の溝は市内に計30kmあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大森市長は22日の定例記者会見で、事故現場と同じ幅20mmの溝が、市内に計2か所あることを明らかにした。
市道路港湾管理課によると、市が管理する道路で同様の構造をした溝は、計約30kmある。
幅20mmは事故現場とその近くの計1.1kmで、残りは幅15mm以下という。
市は1日、20mmの溝がある2か所に、注意喚起する看板を計6枚設置した。
出典
『道の溝20ミリ 2か所に看板』
http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20180522-OYTNT50295.html
(2019年4月15日 修正3 ;追記)
2019年4月12日19時14分にNHK岡山から、原告側が逆転敗訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島高裁岡山支部は、岡山市に賠償を命じた1審の判決を取り消し、訴えを退けた。
12日の2審の判決で広島高裁岡山支部の橋本裁判長は、「ゴミなどによる目詰まりを防ぎ、排水の性能を確保するには2cmの幅が広すぎるとは言えず、タイヤの幅が狭いなら、それを考慮した運転が求められる」と指摘した。
そのうえで、「タイヤが挟まる事故が起きる危険性は高くなく、道路が通常あるべき安全性を欠いていたとは言えない」として1審の判決を取り消し、原告の訴えを退けた。
出典
『「2センチの溝」原告逆転敗訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190412/4020002592.html
2018年4月17日7時10分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後6時すぎ、路線バスが信濃町を走っていたところ、車内に取り付けてある消火器が落下し、中身の粉が車内に充満した。
警察によると、バスに乗っていた12歳の女子中学生が車内に充満した粉を吸い込んで病院に搬送されたが、けがの程度は軽く、命に別状はないという。
当時、車内にいたのはこの女子中学生と運転手の2人で、消火器は運転席のあたりに設置されていたという。
路線バスを運行する長電バスは、「詳細を把握していないのでコメントできない」としている。
警察は、消火器の設置方法や落下した原因を調べている。
出典
『バス車内に消火器の粉12歳軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180417/1010002877.html
2018年4月5日9時30分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花粉症に悩む車のドライバーにとって、くしゃみや鼻水などの症状は事故を招きかねない難題だ。
実際、死傷事故を起こし有罪判決を受けたケースもある。
スギ花粉だけでなくヒノキ花粉の飛散も本格化するなか、車間距離を確保し、副作用の少ない治療を選択するなど、対策を徹底して安全運転に努めたい。
「症状が出た以上、速やかに運転を中止しなければならず、過失は軽いとはいえない」。
愛媛県今治市の国道で2017年4月、花粉症のくしゃみなどの症状で追突事故を起こし、3人を死傷させた50代の男性に、松山地裁今治支部は18年2月、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
男性は花粉症の薬を服用していたが、運転中に目のかゆみや連続するくしゃみなどの症状が激化。
前方不注意のまま対向車線にはみ出し、軽乗用車と正面衝突した。
日本自動車連盟(JAF)も「たかが花粉症と甘く考えるのは禁物」と注意喚起する。
JAF東京支部で交通安全講師を務める高木さんは、「正常な運転ができない状態で事故を起こせば、重い責任を問われる恐れもある」と強調する。
くしゃみは、肋骨骨折の原因になることもあるほど衝撃が大きく、ハンドルの誤操作を招きかねないほか、くしゃみ1回で0.5秒、目をつぶると仮定すると、時速60kmで走行中なら、その間に車は8m進む計算になる。
高木さんは、「花粉症では2回、3回と連続してくしゃみが出る患者も多い。涙や鼻水などの症状も運転に影響しやすく、大変危険だ」と話す。
高木さんは、車内に花粉を持ち込まない対策として、空調で外気を取り込まないように設定を変更したり、空調のフィルターを定期的に交換したりすることを推奨。
「症状がひどい時は運転しないことが最も大事。もし運転する場合も、突然の症状に備えて普段よりも車間距離を広く取り、速度も落とすべきだ」と訴える。
仕事で車を運転する従業員がいる企業も注意が必要で、「企業側もドライバーの体調に気を配り、症状が重い患者がいれば対策を促してほしい」と求める。
一方、日本アレルギー学会専門医の池袋大谷クリニック、大谷義夫院長は、「花粉症の薬は眠くなったり、集中力が低下したりする副作用にも注意が必要」と指摘する。
大谷院長によると、抗アレルギー薬には眠気の副作用があるものが多く、薬の添付文書に「運転などに従事させない」、「服用中は車の運転に注意」と明記されているものもある。
特に、古いタイプの薬や市販薬は、副作用が強かったり症状を十分抑えられなかったりするケースがある。
「車を運転する場合は医師と相談し、運転に影響が少ない薬を選ぶことが大切だ」と呼びかける。
出典
『花粉症ドライバー要注意 くしゃみ・涙…事故の危険』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29023220V00C18A4CC0000/?n_cid=NMAIL007
(ブログ者コメント)
ブログ者は花粉症ではないものの、運転中にクシャミする時には意識して目を見開くようにしている。
2018年4月4日20時29分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前7時50分ごろ、秋田県由利本荘市芦川の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)から乗用車が約40m下に転落したようだと、119番通報があった。
この事故で、10~20代の男女計3人が死亡した。
亡くなったのは、秋田市の介護職員Oさん(男性?20歳)、由利本荘市の無職Iさん(女性、17歳)、秋田市のパート従業員Yさん(女性?20歳)。
警察などによると、現場は日沿道の松ケ崎亀田インターチェンジ~大内ジャンクション間。
見通しのよい片側1車線の道路で、中央分離帯はなく、現場付近は道路中央が高さ約65cmのゴム製ポールや高さ約8cmの分離ブロックで区切られていた。
乗用車は対向車線を越えてのり面に乗り上げ、人の侵入を防ぐためのフェンスを越えて下に落ちたとみられる。
国交省秋田河川国道事務所によると、事故現場のすぐ先の橋の前後20mには転落防止のためのガードレールがあるが、のり面は約40°の傾斜があり、車が乗り越えることは想定していないという。
出典
『高速道から乗用車転落、男女3人死亡 秋田・由利本荘』
https://www.asahi.com/articles/ASL443CDNL44UBUB004.html
4月6日16時38分に読売新聞からは、写真とイメージ図付きで、事故時の詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
秋田県由利本荘市芦川の日本海東北自動車道高架下の山林で大破した乗用車が見つかり、乗っていた男女3人が死亡した事故で、乗用車が制御不能となった後、空中へ飛び出して落下した状況から、速度超過で単独事故を起こしていた可能性が高いことが5日、県警幹部への取材でわかった。
県警の調べによると、同自動車道上の事故現場の状況から、乗用車は転落するまでの間、中央線上のポールに接触した後、左へ向きが変わり、道路左脇のガードパイプに接触、さらに右側の反対車線へ逸脱していた。
その弾みで、約40°の急斜面となっているのり面に乗り上げ、そのまま転落した。
のり面のブロックに残された接触痕や、その付近の路上のタイヤ痕などから、乗用車は横滑り状態で制御不能となっていたとみられる。
県警で転落現場周辺の状況を調べたところ、山林の上部や中腹には、車体が滑落したような形跡は見られなかった。
車体は、道路脇の転落位置から水平方向に70m離れた場所へ落下しており、のり面がジャンプ台のようになって空中へ飛び出したとみられる。
現場の区間は時速70kmに制限されていたが、スピードが超過していた可能性が高い。
車体からは、他の車との接触や衝突をうかがわせる痕跡は確認されていないという。
県警で車体番号を調べたところ、乗用車はOさんの名義だったことも判明した。
乗用車は黒系のスポーツタイプで、大破した状態で発見されたのは4日午前7時50分頃。
国交省が同自動車道上の事故現場付近に取り付けているカメラには、特徴が似た車が午前4時頃に通過する映像が記録されていたという。
県警は、乗用車との関連を慎重に調べるとともに、死亡した3人の事故直前の足取りや事故原因の特定を進めている。
出典
『のり面ジャンプ台、暴走車が空中に?…3人死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180406-OYT1T50052.html
4月5日11時14分に読売新聞からは、のり面は一般的な車両では上れないほどの急傾斜だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省秋田河川国道事務所によると、乗用車が乗り越えたとみられるのり面は傾斜約40°。
担当者は、「一般的な車両では上ることができないほど急な傾斜だ」と話す。
県警高速隊は、スピードの出し過ぎが事故を招いた可能性もあるとみて、慎重に調べを進めている。
出典
『「上れない」急斜面乗り越え車転落か…3人死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180405-OYT1T50040.html
(ブログ者コメント)
〇記事や図、写真から推察すると、橋にさしかかる直前にセンターポールに接触。
次に左側のガードパイプに接触し、その後、対向車線を横切ってのり面に乗り上げ、ジャンプして橋の下に転落した模様。
〇以前、片側1車線の高速道路センターラインにワイヤーロープが設置されつつあるという情報を紹介したが、ここに設置されていれば、防げた事故だったかもしれない。
2018年4月3日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「多くの車が信号無視を承知で右折する危険な交差点があります」。
大分市の40代女性から特命取材班に、無料通信アプリLINEでメッセージが届いた。
いつ事故が起きてもおかしくないという。
「放置しているのは警察の怠慢では」という女性の言葉を胸に、現場を訪ねた。
平日の午後5時半。
大分自動車道大分インターチェンジにほど近い幹線道路の「金谷迫(かなやざこ)交差点」(大分市)は、帰宅を急ぐ車で混んでいた。
4方向とも片側1車線だが、交差点から市街地につながる市道(高速道路の側道)へ曲がる方向にだけ、右折レーンがある。
危ない!
その右折レーンから、赤信号なのに1台の車が飛び出した。
後続の2台も続く。
まだ曲がりきっていないうちに、直交する市街地方面からは青信号の車が直進。
しばらく見ていると、ひやりとする場面に何度も出くわした。
地元の人に聞くと、この「右折道」は知る人ぞ知る抜け道。
ラッシュ時は混み合うため、信号無視が横行。
前の車が行けば後ろの車も追随してしまう、というケースもあるようだ。
矢印式の右折専用信号を設置できないのか。
大分県警本部交通管制センターのトップ、和田交通管制官の答えは、「今のところ、設置予定はありません」。
警察庁が示す右折専用信号の設置基準は、
「右折車と対向の直進車が多く、通常の青信号では交通をさばけない」
「見通しが悪いなど、直進車と衝突の危険が高い」
など。
金谷迫交差点の場合、混雑するのは朝夕のラッシュ時だけ。
朝夕のみ専用信号を使うという手もありそうだが、「信号はシンプルな運用が原則です」。
運転者の混乱を招きかねないため、認められないという。
予算の壁もある。
県警によると、2016年時点で県内の右折専用信号は237カ所。
そのうち同年に新設された9カ所は国道同士を結ぶ市道の新設に伴う交差点、JR大分駅前へつながる交差点など、昼夜を問わず交通量の多い場所だった。
金谷迫交差点では、今のところ目立った事故もない。
「優先度を考えると…」。和田さんは言葉を濁した。
そう言う県警側も、取材時まで金谷迫交差点で頻発する信号無視を把握できてはいなかった。
今後は、指導や取り締まりを強化するという。
県警交通規制課の中川次席(現大分中央署)は、「パトロールで把握できない交通事情もある。普段道路を使う市民の皆さんが気付いたことはどんどん教えてほしい」と話した。
出典
『赤信号なのに右折する車続出、危険な交差点 知る人ぞ知る「抜け道」に 大分市』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/anatoku/article/405664/
2014年6月15日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3991/
(2018年4月3日 修正3 ;追記)
2018年3月28日22時15分に産経新聞westから、和解が成立したという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月28日18時54分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日、県が計約1787万円を支払うことで富山地裁で和解が成立した。
所有者の男性は、「希少価値のある車が大破したのは残念。和解をきっかけに全国の道路沿道の樹木の管理が見直されてほしい」とコメントした。
事故は平成26年6月に起きた。
男性の誕生日を祝うために2000GTの写真を撮影しようと、長男らが五箇山の合掌造り集落に向かっていて、2000GTには長男の友人が乗っていた。
修理は1億円以上かかるため断念し、現在もそのままの状態で自宅ガレージに置いてあるという。
原告らは、道路を管理していた県がパトロールで倒木を予見できたと主張。
同地裁も「道路の安全管理に再考の余地がある」と認めた。
県は、「道路管理に問題があったとは考えていないが、裁判所から和解勧告を強く受けたので従った」とコメントしている。
出典
『和解、倒木直撃「トヨタ2000GT」富山県1700万超支払い』
http://www.sankei.com/west/news/180328/wst1803280096-n1.html
『倒木で2000GTペッチャンコ 約1800万円で県と和解』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000123886.html
2018年3月6日11時59分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
黄色と赤色のランプ点滅で車に交通規制を指示する「一灯式信号機」について、徳島県警は、新年度から撤去を始める。
ルールを理解していないドライバーによって事故の原因になるケースが多く、試験的に交通標識に置き換えた交差点では、事故が減少したという。
一灯式信号機はランプが点滅し、黄色側が注意しながら、赤色側が一時停止した後に、それぞれ交差点に進入するよう決められている。
県内では、住宅街など、夜間の交通量が少ない場所を中心に105基設置されている。
だが、一時停止しないドライバーが多く、全国で事故が多発しているという。
警察庁が2015年12月に「代替が可能な場合は、信号機の撤去を検討する」と都道府県警に通達したことを受け、県警でも撤去を検討してきた。
県警は、効果を確かめるために、17年1月、徳島市新蔵町の「徳島保健所前交差点」にある一灯式信号機を撤去。
代わりに、赤色が点滅していた方向の交差点入り口に、夜間になると発光する「一時停止の標識」を設置した。
また、交差点内を赤色で舗装して、路面に書かれた「止まれ」の文字を拡大した。
約1年かけて調べた結果、撤去前の1年間で6件だった物損事故は3件に減少。
人身事故は0件だった。
孫との散歩で同交差点近くをよく通るという主婦(70)は、「これまで車同士が交差点で衝突しそうな時や、スピードを出した車に歩行者がはねられそうな時があった。運転手も夜間発光の標識の方がわかりやすいのでは」と話していた。
県警は、道路を管理する市町村や地元自治会らと協議を進め、不要な一灯式信号機を撤去していく。
交通規制課の吉枝次長は、「維持管理費用の面からも、不要な信号機は撤去すべきと考える。効果的な代替策を関係者と話し合い、事故の防止にもつなげたい」と話した。
出典
『全国で事故多発の「一灯式信号機」撤去へ…徳島』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180306-OYT1T50073.html
2018年3月6日19時29分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月6日12時23分に静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日夜、小山町の陸上自衛隊東富士演習場の調整池で、施設管理の作業に来ていた契約会社の男性社員2人が死亡しているのが見つかった。
静岡県東部は5日夕方、大雨となって、演習場の山側には土石流とみられるあともあり、警察と陸自は2人が流された可能性もあるとみて調べている。
陸自によると、5日、小山町の東富士演習場では、場内の市街地を再現した訓練区域「市街地訓練場」で、御殿場市内のビル管理会社の72歳と68歳の男性社員が自衛隊員とともに施設の維持管理の作業を行っていた。
天候が悪化したことから午後4時過ぎに作業を終え、2人は車に乗って訓練場から帰ったが、午後5時ごろになっても演習場の外に出ておらず、連絡もとれなくなったことがわかった。
陸自は、警察の協力も受け、演習場内を捜索したところ、およそ5時間後の午後10時ごろ、市街地訓練場から東におよそ2kmほど離れた調整池で意識不明の状態で倒れている2人を見つけたが、その後、死亡が確認された。
2人が乗っていた車は、まだ見つかっていないという。
静岡地方気象台によると、演習場のある静岡県東部では、5日夕方、大雨となり、小山町に隣接する御殿場市付近では、レーダーによる解析で午後4時までの1時間に38ミリの激しい雨が観測されたということで、演習場の山側の斜面には土石流とみられるあとが残っていた。
また、陸自によると、午後4時半すぎに演習場内を車で移動していた隊員から水の流れに阻まれ動けなくなったという連絡が数件あったほか、きょう、演習場内で土砂崩れのあとを確認したという。
警察と陸自では、死亡した2人が大雨で濁流にのまれた可能性もあるとみて調べている。
※ブログ者注;NHKの報道では、映像にかぶせる形で、以下のナレーションも流され
ていた。
事故があった現場付近のレーダーの画像。
午後2時ごろから、強い雨雲が次々と現場付近に移動している。
今朝の現場周辺の映像。
2人が見つかった池は、大雨が降ると周辺の水や土砂やせきとめるためのもので、周辺には大量の水や土砂が流れ込んでいた。
出典
『陸自演習場で施設管理の2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035775911.html
『東富士演習場2人死亡 濁流にのまれたか』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/464837.html
3月7日21時47分にNHK静岡からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
陸自によると、2人が作業をしていた訓練場の近くから、2人が見つかった調整池に向かって川が流れているが、陸自の調査で、この川が訓練場の付近では土砂にほぼ埋まった状態だったことがわかった。
また、この川の上流の砂防ダムも土砂に埋め尽くされた状態で、土石流が川に流れ込んだことがわかったという。
このため陸自では、大雨の中を帰ろうとした2人が、この川の近くを通っていて流されたとみて調べている。
出典
『演習場の川付近で2人流されたか』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035808191.html
3月10日9時17分に産経新聞からは、死因は溺死だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日に死亡した契約会社の男性2人の死因は溺死だったことが9日、陸自への取材で分かった。
2人の遺体に目立った外傷はなく、土砂を含む多量の泥水を飲んでいたという。
陸自と県警は、2人が大雨で発生した濁流にのまれたとみて、詳しく調べている。
陸自によると、死亡した契約会社の72歳と68歳の男性2人は、5日朝から訓練用の建物を修理。
午後に天候が悪化して作業を中断、帰宅するため車で移動中に連絡が取れなくなり、捜索していた陸自が約2km離れた調節池で発見した。
2人は調節池に流入した土砂の上にうつぶせの状態で倒れていたという。
出典
『死因は溺死、陸自東富士演習場で死亡の男性2人 大雨による濁流にのまれる』
http://www.sankei.com/affairs/news/180310/afr1803100024-n1.html
3月13日19時58分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸自は13日、2人が乗っていた乗用車を発見したと発表した。
陸自によると、乗用車は幅約5m、深さ約2mの側溝内で土砂に埋まった状態で見つかった。
側溝は雨水を調節池に流すためのもので、乗用車は2人が修理作業をしていた訓練用の建物と調節池の中間くらいの位置にあった。
出典
『陸自東富士演習場で死亡の男性2人、車は側溝に埋まった状態で発見』
http://www.sankei.com/affairs/news/180313/afr1803130048-n1.html
2018年3月1日9時49分に読売新聞から、図解付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2012年12月、山口市の市道交差点で乗用車と衝突して死亡した原付きバイクの男性(当時23歳)の遺族が、「誤認しやすい信号機があり、設置に瑕疵があった」などとして、信号機を設置した県や乗用車の運転手らを相手取り約1億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、28日、山口地裁であった。
福井裁判長は、「信号機は通常の安全性を欠いていた」などとして、県と運転手に計約1900万円を支払うよう命じた。
事故は同月15日未明に発生。
同市黒川の市道交差点で、男性は原付きバイクを運転中、乗用車と出合い頭に衝突して死亡した。
乗用車側には、交差点の数メートル手前に横断歩道用の押しボタン式信号機が設置されていたが、交差点への進入を規制する信号はなかった。
事故当時、押しボタン式信号機の車側は青で、運転手は徐行せず進行した。
運転手は自動車運転過失致死罪で起訴されたが、山口地裁は14年7月に無罪判決を言い渡し、確定した。
今回の判決は「信号機は規制の対象と内容が運転者に一見して分かる必要がある」と指摘。
その上で、「この信号機を設置した後、交差点では複数の事故が起きており、県には予見可能性があった。道路標識などを設置していれば、今回の事故が発生しなかった蓋然性は高い」として、県の過失を認定した。
運転手についても、「徐行の義務があった」と責任を指摘。
一方、原付きバイクの男性も、安全を確認すべき義務があったとして、5割を過失相殺した。
山口県警交通規制課によると、14年の調査で、事故現場と同様の状況の交差点が県内に116か所あることが判明。
一時停止線を設けるなど、すべての場所で対策を講じたという。
出典
『信号機「通常の安全性欠く」死亡事故で賠償命令』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180301-OYT1T50015.html
2月28日21時38分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この信号は、歩行者が横断する際に押しボタンと連動して表示が切り替わるタイプで、双方の道路を走る車両を交通整理するためのものではなかった。
現場は道交法上、交通整理されておらず、左右の見通しがきかない交差点に当たり、双方に徐行義務があった。
福井裁判長は判決理由で、信号の規制内容が誤解される可能性も踏まえ、徐行義務を期待するだけでなく、交差点のミニバイク側を一時停止規制して安全を確保すべきだったと指摘。
信号の設置直後に起きた複数の事故から、県には予見可能性があり、設置や管理に問題があったと判断した。
事故の刑事事件では、車側から見て歩行者のためのボタン式信号とは明らかではないなどとして、乗用車の運転手の無罪が既に確定。
山口県警は、「判決内容を慎重に検討し、今後の対応を決める」としている。
現場の交差点は、既に車両用の信号が設置された
出典
『「紛らわしい信号」で事故死は設置者の山口県にも責任あり…山口地裁が賠償命令』
http://www.sankei.com/west/news/180228/wst1802280087-n1.html
(2018年3月14日 修正1 ;追記)
2018年3月9日19時19分にNHK山口から、県は控訴するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県が近く控訴することになった。
県は、この判決を不服として控訴する方針を固め、今月5日、県議会に対し控訴することに承認を求める議案を提出していた。
この議案の採決が9日に開かれた県議会の本会議で行われ、議案は賛成多数で可決された。
控訴の期限は今月15日までで、県はきょうの議案の可決を受けて、近く控訴することになった。
死亡した男性の遺族の弁護士は、「もし今後、同じような事故が起きたら、県はどう責任を取るのか。今回の決定は非常に残念だ」とコメントしている。
出典
『”信号機に欠陥”判決 県控訴へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180309/4060000040.html
3月12日12時34分に産経新聞westから、県は控訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は12日、約1800万円の支払いを命じた2月28日の山口地裁判決を不服として、広島高裁に控訴した。
判決では、信号機は視認できるだけでなく運転手が瞬時に判断できる必要があると指摘。
信号設置直後に起きた複数の事故から県には予見可能性があり、設置や管理に問題があったと判断した。
県警監察官室は、「上級審で適切な判断を求めていく必要があると判断した」としている。
出典
『「紛らわしい信号」で死亡事故、山口県が控訴 賠償命令に不服』
http://www.sankei.com/west/news/180312/wst1803120037-n1.html
2018年2月28日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前0時35分ごろ、三島市大場の国道136号で「大型トラックが炎上し、近くに人が倒れている」と、通行人から110番通報があった。
警察によると、大型トラックは14トンで、伊豆縦貫道「大場・函南インターチェンジ」を出た付近の車線に停車したまま炎上。
左前2つの前輪のうち、1つがパンクしていた。
運転手が車両が燃えたことに気付いて、車から降りて消火作業中に、パンクして吹き飛んだタイヤに巻き込まれて死亡したとみている。
運転手には、タイヤが体に当たった形跡がみられるという。
出火原因を調べている。
2月27日付でテレビ静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消防が1時間後に火を消し止めたが、トラックの一部が焼け、運転していた60代の男性が死亡した。
警察によると、爆発音が数回聞こえたほか、車の破片や消火器などが散乱し、タイヤが破裂した跡があった。
出典
『消火中にタイヤ破裂か 運転手死亡』
http://www.sut-tv.com/news/2018/02/post-2861.php
2017年6月18日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7243/
(2018年3月5日 修正1 ;追記)
2018年2月23日22時33分に毎日新聞から、現場に対策が施されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県警は23日、昨年6月に愛知県新城市の東名高速道路で乗用車が中央分離帯を飛び越え、対向の観光バスに衝突して乗員・乗客40人を負傷させたとして、乗用車を運転していて死亡した男性医師(当時62歳)=浜松市東区=を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検した。
大幅な速度超過はなく、県警は男性のハンドル操作ミスが原因と判断した。
事故を受け、東名高速を管理する中日本高速道路は、現場の安全対策を強化した。
県警は、男性の乗用車搭載の走行状況記録装置「イベント・データ・レコーダー」を解析したが、現場の最高速度100kmを大幅に上回るスピードは出ていなかった。
メーカーの検査で、車の不具合も見つからなかった。
下り線を走行中の男性は、緩い右カーブで自車を左側ガードレールに衝突させた後、中央分離帯を飛び越えていた。
中日本高速は、県警と協議して昨年10月、現場付近の下り線で対策を施した。
左側ガードレールに反射材を付け、路肩にコーン標識を設置した。
緩い下り坂のため、加速を抑える凹凸も、約1kmにわたって路面に設けた。
一方、現場の中央分離帯は下り線から見てのり面上にあり、乗用車は事故時に斜面を駆け上がっていたが、中日本高速は「全国的に一般的な構造」として、改修は考えていないとしている。
出典
『愛知県警 衝突事故の医師を書類送検 東名・分離帯越え』
https://mainichi.jp/articles/20180223/k00/00e/040/326000c
3月5日17時29分に産経新聞からは、書類送検されていた男性(事故時に死亡)が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋地検は5日、容疑者死亡のまま自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検された浜松市の男性医師を不起訴とした。
出典
『死亡の医師を不起訴 名古屋地検、東名バス事故』
http://www.sankei.com/west/news/180305/wst1803050062-n1.html
2018年2月11日14時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取県内で積雪や路面の凍結による車のスリップ事故が多発している。
県警が2015年度以降、12月~翌年3月の冬季に集計しているデータでは、今冬の発生件数は1083件(2月9日午後5時現在)で、初めて1000件を超えた。
県警は、「冬用タイヤでも滑ることがある。運転には十分に気をつけて」と注意を呼びかけている。
17年12月17日早朝、琴浦町の山陰道でトラック同士が正面衝突する事故があった。
路面には積雪があり、スリップが原因とみられる。
運転手1人が病院に搬送され、上下線が約2時間半、通行止めになった。
県警交通企画課の集計によると、スリップが原因とみられる物損、人身事故は、16年度は計859件。
17年1、2月に県内で記録的な大雪が降った影響などで、15年度の計520件から大幅に増えた。
今冬は、昨季の大雪の経験から、多くの人が早めにタイヤを冬用に交換。
国交省鳥取河川国道事務所が17年12月に県東部4か所で実施した調査では、冬用タイヤ装着率は94.6%と、前年同時期の63.5%から向上した。
しかし、スリップ事故の発生件数は前年度を上回っている。
17年12月は、前年同月より191件も多い202件が発生。
18年1月も前年以上の597件で、2月もすでに前年を超えた。
県警交通企画課の木村次席は、「『冬用タイヤだから大丈夫』という過信があるのでは」と分析する。
鳥取地方気象台によると、11日以降も寒気の影響で県内では冷え込みが続く見込みで、積雪や路面の凍結が予想される。
木村次席は、「急ブレーキ、急ハンドル、急加速をしないことが大事。スピードを抑え、車間距離を保つなど、冬の道路での運転の基本をしっかり守ってほしい」と話している。
出典
『冬用タイヤでも過信は禁物、スリップ事故が多発』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180211-OYT1T50043.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
ブリジストン社のHPにも、以下の注意点が掲載されている。
『冬用タイヤの基礎知識』
冬道走行の経験のない方や、これから冬道を車で走る予定のある方へ。
事前の点検や準備をしっかりと行い、スタッドレスタイヤの慣らし運転を済ませた上で、急発進、急ブレーキ、急ハンドルを避けて運転すれば、安全にスキーや温泉などに出かけることができます。
冬のドライブのお役立ち情報を満載したこのサイトを活用して、お気に入りのレジャーを満喫してください。
https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/swd/
2018年1月18日23時58分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後1時20分ごろ、名古屋市南区丹後通の名古屋高速大高線の上り線で、走行中の観光バスから複数のスーツケースが道路上に落下した。
バスは車道に停車し、運転手や乗客が歩いてスーツケースを拾うなどしており、愛知県警高速隊は道路交通法違反容疑も視野に調べる。
名古屋高速道路公社などによると現場は片側2車線で、星崎料金所近くの右カーブ。
追い越し車線を走っていたバスのトランクルームの扉が開き、10数個のスーツケースが車線に散乱した。
バスは料金所手前の走行車線で停車し、運転手や乗客がバスから降りて荷物を拾ったという。
監視カメラの映像を確認した公社のパトロール隊が約20分後に現場に到着したが、バスは既に出発していた。
バスの後ろを走行していた愛知県の会社員女性(38)は、「追い越し車線を走っていて、あおるようにバスに車間を詰められた。車線を譲った直後にスーツケースが落ちてきた。一歩間違えば大事故になっていた」と話した。
公社は、「落とし物をした際は速やかに連絡し、車外に出ないよう注意してほしい」としている。
道交法は高速道路上での歩行を禁じ、走行時の積載物転落防止措置を義務付けている。
出典
『名古屋高速大高線 走行中バスから落下 複数の荷物道路に』
https://mainichi.jp/articles/20180119/k00/00m/040/149000c
(ブログ者コメント)
CBCニュースからは、追い越したバスの左側トランクルームがゆっくりと開き、スーツケースが長さ数10m程度の区間に散乱する様子がユーチューブで配信されている。
https://www.youtube.com/watch?v=5j1ERqMUQxc
2018年1月13日10時4分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県の人口10万人あたりの交通事故死者数が、昨年、全国の都道府県で最多だったことが、警察庁のまとめでわかった。
一般道での後部座席シートベルト着用率もワースト1位だったことが、日本自動車連盟(JAF)などの調査で判明。
県内で昨年、乗車中に交通事故で亡くなった人のうち、8割程度がベルトを着用していなかったとみられ、県警は啓発活動に力を入れている。
県警によると、2017年の事故死者数は46人と、16年よりも5人減少。
しかし、警察庁のまとめによると、人口10万人あたりの死者数は5.88人と、全国ワースト1位となった。
背景には、シートベルトの未着用があるとみられる。
JAFと警察庁が17年10月に目視で実施した調査によると、県内一般道での後部座席の着用率は14.8%(全国平均36.4%)と、都道府県別で最下位。
高速道でも54%(同74.4%)と低かった。
一般道では、15年も全国で最低の17.2%だったが、さらに数字が悪化した。
県警によると、17年の自動車乗車中の事故による死者20人のうち、15人が非着用だったとみられる。
前の座席などに頭をぶつけ、首の骨を折って致命傷になることが多い。
また、事故の衝撃で曲がったドアの隙間などから車外へ投げ出されたり、同乗者にぶつかってけがを負わせたりするケースもある。
県警は、「なんでせんの?シートベルト」と銘打ち、非着用時の危険性を説明したポスターやチラシ計2400枚を作り、県内の自動車販売店や役所などに置いた。
県警交通部の岩瀬管理官は、「『後部座席は安全』という古い感覚を取り払う必要があり、死者を減らすため、今後も着用徹底を呼びかけていく」と話した。
出典
『後部座席ベルト、着用率最低の県は事故死率最多』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180112-OYT1T50067.html
2017年12月29日23時7分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路の工事区間が近づくと走行中の車内に超音波で警告音を伝えるシステムを、西日本高速道路(ネクスコ西日本)の沖縄県にある子会社が開発した。
眠気などで注意力が低下したドライバーにも車線規制を気づかせることができ、周辺住民の騒音になりにくい利点がある。
2018年1月中旬から、沖縄自動車道で本格利用を始める。
開発された指向性スピーカーシステムは高さ約130cm、幅約60cmで、人間には聞こえない高い周波数の超音波を放つ。
車の窓ガラスや車体に当たると音の波形が変わり、車内で聞こえるようになる仕組み。
一般的なスピーカーと違い、狙った方向に遠くまで音を伝えることができる。
車線規制中の作業現場に走行中の車が追突する事故を防ぐために開発された。
従来の電光掲示板や看板などで視覚に訴えるよりも、ドライバーに気づいてもらいやすいという。
17年1月に沖縄道で実証実験し、通過した車の約8割のドライバーから「警告音が聞こえた」との回答を得て、改良を重ねた。
18年1月中旬から3月末まで、沖縄道の宜野座(宜野座村)~許田(名護市)間の上下線の路面工事現場で本格稼働する予定。
2月から、全国の高速道路会社向けに販売を始める。
出典
『高速道路、この先工事!超音波で警告 車の追突事故防止』
https://www.asahi.com/articles/ASKDW638SKDWTIPE01V.html
12月29日23時5分に朝日新聞からは、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
西日本高速道路(ネクスコ西日本)の沖縄県にある子会社が、高速道路で超音波を使って車内に警告音を鳴らすシステムを開発した。
きっかけは、作業中の社員がトラックにはねられ死亡した事故。
開発の中心となったのは、料金所の契約社員から開発者に抜擢された異色の技術者だった。
沖縄自動車道西原インターチェンジ(浦添市)の車両基地。
記者が、窓を閉めたワゴン車の助手席に乗り、車が指向性スピーカーシステム「ウルトラソニックインパクト」に近づくと、「ピポパ、ピポパ」という警告音が響いた。
車外では人間の耳では聞こえないはずの超音波が窓に当たり、まるで車内のスピーカーから鳴っているように近くで聞こえる。
ラジオをつけていても聞きとれそうな音量だ。
沖縄道で2013年7月の日中、車線規制に気づくのが遅れた大型トラックが工事現場に突っ込み、作業中だった西日本高速道路総合サービス沖縄の男性社員(当時34)が死亡した。
工事を知らせる看板の見落としを防ぎ、眠気に襲われたドライバーにも気づいてもらえる新たな警告システムはないか。
社内で白羽の矢が立ったのが、当時は契約社員として料金所に勤めていた梅森・事業開発課長(61)だった。
(以下の文を修正1として追記)
梅森さんは、自動車用音響機器メーカーの社員を経て、02年に佐賀県で高級車載オーディオメーカーを起業。
だが、11年の東日本大震災で部品供給が滞ったため事業から手を引き、家族が暮らす沖縄に戻った。
11年秋から料金所の係員をしていたが、無人のETCレーンで異常時に係員とドライバーが話すスピーカーの音が近所迷惑だという苦情があった。
自前の測定器で音質を測り、スピーカーを改良。
そのいきさつを12年末にネクスコ西日本九州支社の業務研究発表会に出したところ、会社幹部の目にとまった。
正社員として、14年秋に今の部署に移った。
開発のポイントは、まさにカーステレオと同じで、車内空間で音がどう響くかという研究だった。
約3年かけて試行錯誤を繰り返し、今の形になった。
新システムは国内だけでなく、海外の高速道事業者からも引き合いがあるという。
梅森さんは、高速道路で低速で作業する車から超音波を出して追突を防ぐ装置や、車内に向けて警告音だけでなく音声案内ができるシステムの開発も進めている。
「事故を少しでも減らしたい」と話す。
出典
『高速道工事への追突ゼロに…異色の技術者、超音波に活路』
https://www.asahi.com/articles/ASKDW67CQKDWTIPE01Z.html?iref=pc_extlink
(2018年1月13日 修正1 ;追記)
2018年1月5日付で朝日新聞(聞蔵)に記されていた梅森氏の経歴等について、本文中に追記した。
2017年12月21日11時42分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東九州自動車道など片側1車線の対面通行の高速道路で、ことしから設置が始まった金属製のワイヤーロープが、新たに橋の部分にも取り付けられるようになり、県内でも20日夜、設置のための工事が行われた。
新たにワイヤーロープが設置されたのは、東九州自動車道の西都インターチェンジと宮崎西インターチェンジの間にある全長44mの下村川橋で、20日夜、上下線を通行止めにして工事が行われた。
金属製のワイヤーロープは、片側1車線の対面通行の高速道路でことしから設置が始まり、対向車線に飛び出す事故がほぼなくなるなど、事故防止に大きな効果があることが分かっている。
支柱を立てるために、地面に深さ70cmの穴を掘る必要があり、橋の部分には取り付けられないのが課題だったが、路面にプレートで固定し、強度が足りない分は衝撃を車の進行方向に逃がす構造にすることで、穴を掘らなくても設置できるようになったという。
国交省は、全国8か所の橋に試行的に設置して、事故防止の効果などを検証するとともに、この方法では設置できない長さが50mを超える橋やトンネルについても、技術開発を進めている。
西日本高速道路宮崎高速道路事務所の窪副所長は、「改良版のワイヤーロープでも、これまで同様、対向車線への飛び出し事故防止の効果を期待したい」と話している。
出典
『ワイヤーロープ 橋にも設置』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063734011.html
2017年12月20日16時43分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警福崎署などでつくる神崎郡交通対策協議会は、市川町と神河町にある県道2本を、県内で初めて、車のライトの照射距離が伸びるハイビームの活用を推奨する「ハイビーム活用モデル路線」に指定した。
夜間にハイビームを使うドライバーが少ないとする警察の調査などを受けての措置で、ライトの切り替えを習慣づけて事故防止につなげたい考えだ。
市川町の県道34号・西脇八千代市川線(10.2km)と、同町と神河町にまたがる県道404号・長谷市川線(16.1km)。
指定は18日付。
片側1車線だが、車線がない狭い区間もあり、街灯は少ない。
一方で、道路沿いに住宅が立ち並び、住民らが頻繁に道路を横断したり、道路脇を歩いたりしている。
両町と福崎町を管轄する福崎署によると、この2本の県道で、ここ5年間(2013年1月~17年11月)に起きた死亡事故は4件(死者4人)。
このうち3件(死者3人)が、夜間(午後6時~翌日午前6時)に歩行者が車にはねられるという構図だった。
特に長谷市川線では、今年8月と11月に各1件発生している。
事故多発を受け、同協議会が今月14日、午後6~8時に両県道で、ハイビームを使うべきだとされる先頭車両として通行する車を調査。
ハイビームを使用している車の割合は、長谷市川線が121台中5台(4.1%)、西脇八千代市川線が78台中3台(3.8%)だった。
同協議会は15日、ハイビーム推奨道路になったことを伝える看板を両県道沿いの8か所に設置。
18日には、両町の商業施設で、ハイビーム活用を呼びかけるチラシ計400枚を配布した。
チラシを受け取った市川町の主婦(64)は,「ハイビームはまぶしいから基本的にだめかと思っていた。最近は暗くなるのが早いので、遠慮せずに使いたい」と話した。
【ハイビーム】
乗用車のライトを上向きにすること。
約100m先まで照らすことができ、照射距離が約40mのロービーム(下向きライト)に比べ、前方の歩行者らを発見しやすい。
道路交通法では、夜間の走行を原則ハイビームとし、車同士がすれ違う時など「他の車両の交通を妨げるおそれのある時」にロービームなどに切り替えるよう定めている。
出典
『夜間事故多発、「ハイビーム県道」2路線を指定』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171220-OYT1T50052.html
(ブログ者コメント)
写真によれば、道路沿いに黄色に黒字で「ハイビーム活用モデル路線」と書かれた、結構大きな看板が設置されている。
2017年12月16日6時12分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察庁と日本自動車連盟(JAF)が自動車のシートベルト着用率を調べたところ、一般道路を走行する車の後部座席では36.4%だったことが、16日までに分かった。
2008年に着用が義務化されて10年近くたったが、95%以上の運転席や助手席に比べ、依然として低い実態が改めて明らかになった。
警察庁の分析では、後部座席でシートベルトを着用していない場合、事故に遭った際の致死率は着用していた場合の3倍以上となっている。
調査は10月1日~10日に一般道路の777カ所、高速道路や自動車専用道路の104カ所で、目視によって実施した。
出典
『後部座席でのベルト着用36% 事故時の致死率は3倍以上の差』
https://this.kiji.is/314510526610687073?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
ちょっと古いが、4年前の情報では、後部座席のシートベルト着用率は33.2%となっていた。
当時とほとんど状況は変わっていないとみるべきか?
それとも、やや改善されたとみるべきか?
ちなみに調査期間は同じゆえ、この調査は定期的に行われているのかもしれない。
(東京海上HP 安全運転ほっとNEWS 2013年12月号)
2012年10月1日~10日の10日間に、全国の一般道路でシートベルトの着用状況を調査したところ、運転者の着用率は約97.7%、助手席乗員の着用率は約93.2%でした。
では、後部座席乗員の着用率は次のうちどれでしょうか?
(1)約93.2%
(2)約63.2%
(3)約33.2%
答)約33.2%
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/guide/drive/201312.html#anc-quizA


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。