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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20178385分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午後2時20分ごろ、小城市小城町晴気の国道203号で、唐津署の護送車と大型トレーラーが正面衝突し、護送されていた容疑者の男が意識不明の重体になった。

護送車の男性署員3人も負傷し、トレーラーの男性運転手もけがをした。

小城署は、どちらかの車両が中央線をはみ出したとみて、原因を調べている。

 

小城署などによると、意識不明になったのは、親族を刺すなどした疑いで6月1日に逮捕された唐津市の男(66)=殺人未遂容疑で送検済み。

勾留先の唐津署から佐賀市の佐賀地検に護送中だった。

 

男は護送車の最後列中央に座り、両脇にいた唐津署留置管理課の巡査部長(46)が頭を打ち重傷、巡査長(31)も負傷。

運転していた同課の一般職員(47)は、太ももの骨を折るなど重傷。

 

小城署によると、現場は片側1車線で緩いカーブの坂道。

護送車が坂道の下り方向、トレーラーが上り方向の車線を走行していた。

トレーラーは神埼市で荷を下ろし、多久市の会社に戻る途中だったという。

 

地元の住民によると、見通しは悪く、事故が多い場所という。

近所の男性(65)は、「下りの車はスピードを出すので、いつも気を付けて運転している」と話し、「これほどの事故は初めて。護送車はフロントガラスがめちゃくちゃに壊れていた」と驚いていた。

 

佐賀県警の牧瀬監察課長は、「交通事故防止対策に取り組んでいる中、職員が交通事故を起こしたことは誠に遺憾で、被害者と県民の皆様に深くおわび申し上げます。事故原因については捜査中で、結果を踏まえて適切に対応したい」とコメントを出した。

 

出典

護送車が事故、容疑者重体 小城の国道

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/451794 

 

 

20178111017分に佐賀新聞からは、シートベルトが2点式だったことが死亡につながった可能性があるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受け、護送車の仕様や移送方法が課題に浮上している。

 

容疑者が座っていた最後列中央のシートベルトは、肩がけの3点式ではなく、腰を左右2点で締める旧来タイプ。

これで固定され、手錠と腰縄を着けた状態で上半身を強く揺さぶられ、首の骨を折った可能性がある。

 

事故の直接的な原因は護送車が中央線をはみ出したためだが、車両の更新を含めた運用の見直しも求められそうだ。

 

小城署によると、容疑者の死因は頸椎骨折で、上半身が前方に振られて後ろに戻った時か、前のシートなどに頭をぶつけた際に、首に負担がかかったとみている。

 

着用していたシートベルトは2点式だった。

国交省自動車局の担当者は、「肩掛けの3点式のシートベルトと違って上半身を拘束できず、前に傾くのを抑えられない」と指摘する。

 

護送車内で容疑者や被告が座る場所は、運転席から離れた最後列中央が慣例だ。

この位置のベルトを巡っては、2012年7月以降に製造する定員10人未満の乗用車の場合、3点式を設置するように車両の保安基準で義務付けられている。

これを受けて警察庁が13年度以降に購入した護送車は、最後列中央のベルトが3点式になっている。

 

県警の護送車は、本部と各署に計19台ある。

定員は全て10人以下で、3~4列シートのワゴン車だ。 

12年度以前に購入した車両が17台で大半を占め、これらの最後列中央のベルトは2点式とみられる。

最も古い車両で1997年度に購入、今回の事故車両は99年度に購入したもので、エアバッグもついていなかった。

 

警察庁会計課によると、警察車両の買い換えの目安となる平均使用年数は、パトカーで6年、護送車は13年。

護送車は、昼夜休みなく走り続けるパトカーより長持ちする分、古い車両の割合が多くなっている。

 

今回の事故では、護送車を運転していた職員が重傷で、容疑者の両脇に座っていた警察官も重軽傷を負った。

両脇の2人は衝突時、前方のシートに飛ばされている。


容疑者の逃走を防止するため、ベルトの着用義務が免除されており、こうした運用を継続するかも検証が求められそうだ。

 

護送車が中央線をはみ出した原因は依然として不明で、県警は、負傷した関係者の回復を待って事情を聴く。

監察課の中原次席は、安全運転の徹底を内部で呼び掛けているとした上で、「搭乗者の安全確保に向けたハード面の対策も検討する必要がある」と話している。

 

出典

旧式2点ベルト着用 小城市の護送車事故

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/454196

 

 

8111448分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警によると、この護送車には運転席とは金網で仕切られた後部座席が3列あり、前の2列に2人ずつ、最後列には3人が座ることができる。

容疑者は最後列の真ん中に座り、2点式ベルトを着用。手錠、腰縄をしていた。

 

国交省によると、乗用車のベルトは12年7月から、後列真ん中を含め3点式の設置が義務づけられた。

腰のみを固定する2点式だと、衝撃があった際、前の席に頭をぶつけるおそれがあるのに対し、3点式は上半身の動きも抑えられるという。

 

県警によると、護送車やパトカーといった警察車両は国が一括調達する。

護送車はパトカーより年間の走行距離が少ないため、更新期間が長くなるという。

 

県警の護送車19台は、1998年から2015年の登録。

全席が3点式ベルトなのは2台だけで、後部座席がすべて2点式が11台、真ん中が2点式で左右が3点式が5台ある。

最後列が特殊な作りでベルトがない車両も1台あり、1列目の補助席を使って警察官が容疑者を挟んでいるという。

容疑者のベルトは2点式。

 

同省によると、ヘッドレストは後部座席には義務付けられておらず、県警の護送車のうち12台は、すべての後部座席に備わっていない。
2台は全席に備え、5台は左右だけで真ん中はない。

 

出典

護送車の死亡事故、ベルトは2点式 ヘッドレストもなし

http://www.asahi.com/articles/ASK8B55XJK8BTTHB00G.html 

 

 

 

 

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20178101035分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

89205分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

深夜から早朝の車の通行をスムーズにする「黄色の点滅信号」が運用された福井市の県道で歩行者がはねられる事故が2件相次いだことを受けて、9日夜からそれぞれの現場で点滅信号をやめるなど、運用が見直された。


「黄色の点滅信号」は、深夜から早朝の車の通行をスムーズにするもので、車はスピードを落とすなど、まわりの交通に注意して進むことができる。


しかし、ことし5月、福井市花堂南の県道で点滅信号にかわっていた深夜11時半ごろ、横断歩道を渡っていた72歳の男性が軽ワゴン車にはねられ死亡した。


さらに、7月30日の午前0時すぎ、点滅信号が運用された福井市江端町の県道の交差点でも、54歳の男性がはねられ大けがをした。


このため県警察本部は、歩行者の安全を守る必要があるとして、この2か所の信号の運用を9日夜から見直した。


死亡事故が起きた福井市花堂南の信号は、近くにある福井鉄道の「ベル前駅」の終電の時間に合わせて、点滅信号にかわる時間が午後9時から午前0時にかわり、時間が短縮された。


また、7月に事故が起きた福井市江端町の信号は、近くにコンビニエンスストアがあり、歩行者が比較的多いことから、点滅信号をやめて24時間、通常の信号が運用されることになった。


近くに住む70代の女性は、「点滅信号だと道路を渡るのが危険だと思っていたので、赤信号で車が止まると安心です」と話していた。

 

県警察本部交通規制課は、「福井市幾久町から今市町の間のフェニックス通りで夜間の車と歩行者の交通量などを調べた結果を踏まえて、歩行者の安全を守るために運用の見直しを行うことを決めた」と話している。


一方、調査を行った区間にあるほかの8か所の点滅信号については、今のまま運用を続けることにしている。

 

「黄色の点滅信号」をめぐっては、事故の危険性が高いとして、秋田県などでも運用を見直す動きが出ている。

 

出典

「黄色の点滅信号」運用を見直し

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055922391.html 

黄色点滅信号見直しへ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055922511.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は過去に掲載した関連記事。

 

2017721日掲載

2017713日報道 秋田県警は交差点の夜間早朝点滅信号が事故を助長している側面があるとして、危険性が高いとみられる20交差点で点滅運用を見直す、同様な動きは他県でも

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7370/

 

 

 

(2018年6月1日 修正1 ;追記)

 

2018531日付で中日新聞福井版から、その後も12カ所で運用が見直されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

夜間に黄色点滅する信号について、県警が昨年10月以降、12カ所で、黄色点滅をやめたり実施時間を短縮するなど、運用を変更していたことが分かった。

 

12カ所のうち、越前町役場近くの「役場東」「西田中」、福井市の「今村」「主計中」では、交通量が多いなどとして、夜間も赤青黄3色による運用とした。

 

近くに大型スーパーができた福井市の「大願寺陸橋西詰」では、午後10時~午前6時だった実施時間帯を、午後11時~午前6時に短縮。

 

他にも、越前町の「朝日」「西田中西」「六番街」「西田中一丁目」「気比庄」、鯖江市の「北中山分遣所東」「北中山分遣所西」の各信号でも短縮された。

 

黄色点滅信号を巡っては、同市の県道(通称・フェニックス通り)で昨年5月に70代男性が死亡。

7月には50代男性が重体となるなど、歩行者がはねられる事故が連続して発生。

地元の老人会が、押しボタン式信号への変更を求める提案書を提出した。

 

一方で、黄色点滅が原因で事故が多発しているとする統計や調査はなく、県警は「黄色点滅の信号交差点で事故が多発している状況は、県内では現在ないと認識している」との立場。

 

福井市中心部のフェニックス通りの約7kmで、黄色点滅信号交差点の人身事故は過去5年で5件と、必ずしも多くはない。

 

黄色点滅には、通行量が少ない夜間に車の通行をスムーズにする利点があり、3色運用にしても、待ち切れない歩行者が信号無視をすれば、事故は増えかねない。

 

県警交通規制課は、平時から交通調査や要望を踏まえて「安全と円滑」を見極めながら信号の運用を調整しており、同課の担当者は、「交通実態は常に変わるので、適宜、対応していきたい」と話している。

 

出典

夜の黄色点滅縮小 昨秋以降、県内12カ所

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2018053102000236.html 

 

 

5301528分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年の5月と7月に、黄色の点滅信号が運用された福井市の県道で歩行者がはねられる事故が2件相次ぎ、警察は、いずれの現場でも運用を見直した。


県警察本部は、その後も検討を進めた結果、「歩行者の安全を守る必要がある」として、点滅信号の運用をやめたり運用時間を短縮したりして、あわせて12か所で見直しを進めたことがわかった。

 

このうち、越前町西田中にある国道417号線の「越前町役場東」の交差点では、午後9時から午前6時半まで「点滅信号」が運用されていたが、車のスピードが速く、安全に道路を横断できないという地域住民からの声が警察に寄せられた。
このため警察は、実際の交通量を調べたうえで、ことし3月から24時間、通常の信号を運用している。


また、福井市大願寺の国道416号線では、去年、スーパーがオープンし交通量が増えたとして、今月25日からスーパーの営業終了に合わせて、点滅信号の開始時間を午後10時から午後11時に遅らせた。


県警察本部交通規制課の池田次席は、「道路環境は刻々と変化していくので、地域住民の意見を受けとめ、今後も必要に応じて見直したい」と話している。

 

出典

黄色の点滅信号12か所で見直し

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055000231.html 

 

 

 

 

 

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201782229分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

高知市の路上を自転車で走行していた際、歩行者と衝突しけがを負わせたのに逃げたとして、高知県警は2日、同市前里のパート従業員の女性(47)を180日間の自動車の運転免許停止処分にした。

 

県警によると、自転車の交通事故で免許停止になるのは高知県では初めて。

「運転者として適格性を欠き、車でも同じことをするかもしれないから」と説明している。

 

パート従業員は1月、同市の県道を自転車で走行中、同市和泉町の無職女性(77)に衝突し、転倒させて骨折の重傷を負わせたが、救護活動をせずに立ち去ったとして、6月に過失傷害と道交法違反の疑いで書類送検された。

既に罰金刑が確定している。

 

道交法は、免許を持つ人が自動車を運転することで交通に危険が生じる恐れがある時は、免許取り消しや停止ができると定めている。

 

出典

『自転車ひき逃げで免停処分 歩行者に衝突、けがさせる』

http://www.sankei.com/west/news/170802/wst1708020097-n1.html

 

 

 

 

 

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30日午前0時過ぎ、福井市江端町の通称「フェニックス通り」で、横断歩道付近を渡っていた近くに住む男性(54)が北から走ってきた乗用車にはねられた。

男性は全身を強く打って市内の病院に運ばれたが重体。


警察は、乗用車を運転していた19歳の会社員の男を、過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕した。


現場は片側2車線の見通しの良い交差点で、警察によると事故当時、車側の信号はスピードを落とすなど注意しながらの走行を義務づける「黄色の点滅信号」で、歩行者用の信号は設置されておらず、警察が詳しい事故の原因を調べている。


同じ県道の約500m北の交差点では、ことし5月の深夜にも、横断歩道を渡っていた70代の男性が車にはねられ死亡している。


この現場も、事故当時は車側が「黄色の点滅信号」で、7月24日には付近の老人会が「黄色の点滅信号では青信号と同じようにスピードを出す車が多く危険だ」として、運用時間の見直しなどを求める要望書を地元の警察署に提出していた。

 

出典

黄色点滅信号で男性はねられ重体

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055617531.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

5月の事故ならびに、その事故を受けての老人会の動きなどについては、下記記事中に掲載している。

 

2017721日掲載

2017713日報道 秋田県警は交差点の夜間早朝点滅信号が事故を助長している側面があるとして、危険性が高いとみられる20交差点で点滅運用を見直す、同様な動きは福井県などでも

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7370/

 

 

 

 

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2017728150分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京都市で5月にあったひき逃げ事件に絡み、酒に酔って道路で寝ていて被害に遭った男性(35)=兵庫県芦屋市=を京都府警が道路交通法違反(道路における禁止行為)の疑いで書類送検したことが分かった。送検は27日付。

府警によると、被害者を書類送検するのは異例だが、「生死にかかわる危険な行為」と判断したという。

 

事件は5月23日午前2時半ごろに発生。

京都市左京区の市道(片側2車線)の中央付近で、泥酔し寝そべっていた男性がトラックにひかれた。

左脚を骨折し、全治約1カ月の重傷を負った。

トラックは、そのまま逃走した。

 

府警はひき逃げ事件として捜査し、7月3日に運転していた京都市伏見区の男性会社員(29)を道交法違反(救護義務違反)などの疑いで逮捕。

京都簡裁が21日付で罰金40万円の略式命令を出した。

 

被害男性から事情を聴いたところ、友人と酒を飲んだ帰りにはぐれた後、車道に入り込んだことが判明。

現場は京都市中心部を東西に走る大通り「丸太町通」の路上で、府警は「事故に遭いかねない悪質なケース」とし、書類送検に踏み切った。

 

道交法では、道路で寝そべったり座ったりすることや、酒に酔ってふらつくことなど、交通の妨害となる行為を禁じ、罰則を設けている。

 

出典

『ひき逃げ 被害者を書類送検…泥酔し車道で寝込む』

https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00e/040/279000c 

 

 

 

 

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2017714170分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前5時半すぎ、宮崎市佐土原町の東九州自動車道の下り線で、中型トラックが車線をそれて、センターラインに沿って設置された金属製のワイヤーロープにぶつかった。


警察によると、トラックはワイヤーロープに接触したまま、およそ50mほど走行したが、反対車線に飛び出すことなく止まり、運転していた男性にもけがはなかった。


ワイヤーロープは、中央分離帯のない対面通行になっている高速道路での事故を防ごうと、国交省が今年4月から試行的に導入し、県内では東九州自動車道の10か所、あわせて11.6kmに設置されている。


車がワイヤーロープにぶつかる事故が起きたのは県内では初めてで、警察や高速道路会社では、事故の状況を詳しく調べて設置の効果を検証することにしている。


一方、ワイヤーロープを張り直す作業などを行ったため、東九州自動車道は、宮崎西インターチェンジと西都インターチェンジの間の上下線が、およそ4時間にわたって通行止めとなった。

 

出典

ワイヤーロープ区間で初の事故

http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5065175201.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ワイヤーロープ設置目的については過去に本ブログで紹介しているが、その効果があったかもしれない事例につき紹介する。

 

 

 

(2017年8月15日 修正1 ;追記)

 

2017715日付の宮崎日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

警察によると、対向車線へのはみ出しはなかった。

ぶつかった際にたわむことで衝撃を緩和するワイヤーロープの効果があったとみられる。

 

警察によると、現場はほぼ直線道路。

 

NEXCO西日本によると、今回の事故で衝突したワイヤーロープと支柱は、約1時間50分で修復した。

 

 

 

 

 

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20177131054分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

秋田県内では、夜間や早朝に信号機が点滅に切り替わる、交通量の少ない交差点で事故が相次いでいることがわかり、秋田県警察本部は、このうち特に危険性が高いとみられる交差点およそ20か所で点滅信号の運用を見直すことになった。


このうち湯沢市では、県道の交差点8か所で13日から運用が見直される。

いずれも、これまで夜間から早朝までの交通量の少ない時間帯に赤と黄色の点滅信号に切り替わっていたが、ことし5月と去年11月、点滅の時間帯に車どうしが衝突し高齢者が死亡する事故が相次いでいた。


赤や黄色の点滅信号で一時停止などをしないケースが多いとみられ、警察は、出会い頭の事故を防ごうと、1日を通じて赤と青を交互に点灯させる運用に今夜から改めることになった。


一方、秋田県警察本部が県内の事故を分析したところ、点滅信号の交差点で、去年までの5年間であわせて168件の人身事故が起きていることがわかった。


このため警察は、湯沢市の交差点も含め、特に危険性が高いとみられる県内あわせて21か所の点滅信号の交差点で、今年度中に、点滅をやめたり点滅時間を縮小させたりする運用の見直しを行うことになった。


警察は今後、交通量や地域の要望などを踏まえて、ほかの交差点についても運用の見直しを検討していくという。

 

出典

交差点の点滅信号 運用見直しへ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015102501.html 

 

 

たまたま同日、713134分にNHK福井からも、同じような動きが福井県でもあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

深夜から早朝の車の通行をスムーズにするために「黄色の点滅信号」が運用されている福井市の県道で起きた死亡事故を受けて、地元の老人会が、「青信号と同じようにスピードを出す車が多く、危険だ」として、運用時間の短縮や安全対策を求める要望書を、近く、警察に提出することになった。


ことし5月24日の夜遅く、福井市花堂南の県道で、横断歩道を渡っていた72歳の男性が軽ワゴン車にはねられ死亡した。


当時、現場の信号は、ドライバー側は速度を落とすなど注意しながらの走行を義務づける「黄色の点滅信号」で、歩行者側は消えていた。


「黄色の点滅信号」は、交通量の少ない時間帯の車の通行をスムーズにするためのもので、この現場では午後9時から午前6時まで運用されている。

しかし周辺の住民からは、「青信号と同じようにスピードを出す車が多く、横断歩道を渡るのは危険だ」という声が出ている。

このため地元の3つの老人会が、運用時間の短縮や安全対策を求める要望書を、今月中にも福井南警察署に提出することになった。
要望書では、ボタンを押すと車側の信号が赤に変わる押しボタン式の機能を付けるよう求めることにしている。


老人会の会長をつとめる西川さん(男性、77歳)は、「道幅も広いため、道路の横断に時間のかかる高齢者は怖くて渡れない危険な場所だと思います。対策を検討してほしいです」と話している。

 

出典

「黄色の点滅信号」の対策要望へ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054911941.html

 

 

714101分にNHK福井からは、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。

 

福井県警察本部によると、深夜から早朝に「黄色の点滅信号」が運用された県内の交差点などで起きた人身事故は、去年までの5年間に152件に上り、5人が死亡していることがわかった。


警察によると、昨年度、県内で夜間運用されていた1915の信号のうち「黄色の点滅信号」は814で、全体の42.5%に上っている。


県警察本部は、「黄色の点滅信号の運用については、車の交通量や周辺の環境に変化があった場合、その状況に応じて検討していきたい」と話している。

 

出典

黄色点滅事故5年間に152件

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055138391.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

点滅信号見直しの動きは、各地で起きている模様。

ざっと調べただけで、以下の情報が見つかった。

 

2015.11.18 10:56 産経新聞west)

『事故急増で信号の「夜間点滅」やめます 大阪府内100カ所』

http://www.sankei.com/west/news/151118/wst1511180044-n1.html 

 

2015/3/20 10:21 共同通信)

『夜間点滅信号を見直し 死亡事故受け(鳥取)県警』

http://www.47news.jp/photo/1034140.php 

 

 

 

 

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201775215分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

76日付で信濃毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大学生ら15人が死亡した昨年1月の長野県軽井沢町のスキーバス転落事故について、事業用自動車事故調査委員会は5日、死亡したT運転手=当時(65)=の運転ミスが原因とする調査報告書を公表した。

 

背景には、運行会社「E社」(東京都羽村市)の安全を軽視した事業運営があるとし、同社がT運転手に法定の適性診断を受けさせ、運行前に十分な経験を積ませるなどすれば、「事故を未然に防ぐことができた可能性がある」と厳しく指摘した。

 

報告書では、T運転手の無謀といえる運転が浮き彫りになった。

 

現場までのカーブが連続する約1kmの下り坂を、ハンドル操作中心で走行。

時速約50kmから約95kmまで、ほぼ一貫して加速しており、調査委は「通常では考えにくい運転」と表現した。

 

この下り坂では、一般的に、エンジンブレーキを活用できる4速のギアで走行するが、T運転手は減速比の小さい5、6速かニュートラルで運転したとみられ、補助ブレーキを使用しなかった。

フットブレーキもほとんど踏まず、遠心力で車体が傾いてセンターラインをはみ出すなど,コントロールを失っていった。

 

調査委は、関係者への聞き取りや書面の精査で、同社のずさんな安全管理体制を解明した。

 

E社は、参入したスキーバス事業を拡大し、運転手が足りない状況が続いたと指摘。

運転手の適性診断や健康診断をせず、点呼しないことが常態化していたなど、安全を軽視して経営していたとして、「輸送の安全に関する多くの問題点が複合して事故発生リスクを高めた」と分析した。

 

T運転手は、直近の勤務先で受けた任意の適性診断で「突発的な事象への処置を間違いやすい傾向がある」として、特に注意が必要だと指摘されていた。

適性診断は道路運送法で義務付けられていたが、同社は事故16日前にT運転手を採用後、診断自体を受けさせず、過去の結果も確認していなかった。

 

報告書は、適性診断をしていれば以前と同じ結果が出て、運転手にする可否を判断したり、十分な教育や経験を積ませたりして、事故を防げた可能性があったとした。

 

実際は、T運転手が15年12月29日の時の採用面接時に、大型バスには不慣れで「見習い運転で少し走らせてもらいたい」と要望。

E社は翌30日に、別の運転手が同乗して確認する「研修」をしただけで、大型バスを運行させた。

調査委は、T運転手が大型バスの運転に、少なくとも5年程度のブランクがあった可能性を指摘。

大型バスの運転や山道走行の経験が十分でないT運転手に運行経路や休憩地点を任せ、注意や指示を伝えていなかった点なども、事故発生リスクを高めた要因とした。

 

 

【用語解説】軽井沢スキーバス転落事故

 

平成28年1月15日未明、長野県軽井沢町の国道18号碓氷バイパスの入山峠付近で、県内のスキー場に向かっていたツアーの大型バスが道路脇に転落し、大学生13人と乗員2人の計15人が死亡、26人が重軽傷を負った。

 

県警は今年6月、業務上過失致死傷容疑で「E社」の社長ら2人を、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑でT広運転手を、それぞれ書類送検した。

 

 出典

 『事故調「運転ミス原因」 運行会社が安全軽視、調査報告書公表』

 http://www.sankei.com/affairs/news/170705/afr1707050031-n1.html

 『「運転手の適性把握せず」 軽井沢バス事故で調査委が報告書』

 http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170706/KT170705ATI090010000.php

 

 

76日付で毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

【主な事故原因】

▽急な下りの左カーブを時速約95kmで走行し、カーブを曲がりきれなかったと推定

▽エンジンブレーキの活用など十分な制動をせず、コントロールを失った可能性

▽運行会社による運転手への健康診断、適性診断の未実施

▽運転手は大型バスの運転に5年程度のブランク。
運行会社は十分な教育をせず

▽事業拡大に運転手の育成が追いつかず、運行会社は安全軽視の事業運営

 

【貸し切りバス事業者向けの主な再発防止策】

▽運転手の運転技能の確認

▽適性診断の実施と、運転特性に応じた適切な指導監督

▽運行経路に応じた運転手への安全な運転方法の教育

 

【国交省向けの主な再発防止策】

▽バス事業者への監査制度の充実強化と、法令違反の是正状況の確認

▽民間機関を活用し、年1回程度、バス事業者の安全管理状況をチェック

 

※事業用自動車事故調査委員会の報告書に基づく

 

出典

『長野・軽井沢のスキーバス転落 バス運行「安全軽視」 適性診断行わず 事故調報告』

https://mainichi.jp/articles/20170706/ddm/041/040/155000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○この事例は今回初掲載。

 

○公表された報告書は下記参照(全77ページ)。

https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/jikochousa/pdf/1641103.pdf

 

 

 

 

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201775552分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

 

大阪市内で、自転車に付けた、傘を固定する器具が踏切の遮断機にひっかかり、電車と接触する事故が起きたことなどを受け、大阪府警がすべての警察署に、傘を差しながらの運転について注意を促すよう指示していたことがわかった。


ことし5月、大阪・西淀川区で、片手で傘を差しながら自転車に乗っていた74歳の男性が、下り坂でガードレールに衝突し、死亡する事故が起きた。


さらに、6月26日には大阪・鶴見区の踏切で、下りてきた遮断機に、70代の女性が自転車に付けていた傘を固定する「傘スタンド」と呼ばれる器具がひっかかって動かせなくなり、電車と接触する事故も起きていた。
女性にけがはなかった。


こうした自転車事故が相次いだことを受け、大阪府警は府内に65ある全ての警察署に、注意を促すよう指示したという。


特に、手を使わずに傘をさせる「傘スタンド」は、主婦層に多く利用されているが、風の影響を受けるほか、視界が遮られるといった危険もあるため、警察は、雨が多いこの時期に、場合によっては法律違反になる可能性もあることを周知していくとしている。

 

出典

傘スタンドに遮断機ひっかかる

http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170705/4844011.html 

 

 

 

 

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20151117日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7019/

 

 

(2017年7月8日 修正1 ;追記)

 

20176302012分に読売新聞から、書類送検されていた3人が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で書類送検された男性客(38)ら3人について、千葉地検は30日、不起訴とした。

理由は明らかにしていない。

 

事故を巡っては、男性客に誤った指示をしたとして、同社販売店の営業社員(28)と店長(46)も業務上過失傷害容疑で書類送検されていた。

 

出典

『自動運転の試乗車で事故、営業社員・客ら不起訴』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170630-OYT1T50134.html?from=ycont_top_txt 

 

 

 

 

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201761530分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

対向車線への飛び出し事故を防ぐため、全国の高速道路で「ワイヤロープ」の試行設置が進む。

 

関市の東海環状道で13日夜、全国で初めて試行設置区間での事故対応訓練があり、中日本高速道路や県警高速隊などが連携を深めた。

 

中央分離帯がない片側1車線の対面通行区間は「暫定2車線」と呼ばれ、ラバーポールで区切られている場所が多い。

 

ポールを倒したりすり抜けたりして車が飛び出す危険性が高く、国交省によると、2015年には全国で334件の飛び出し事故が起き、12人が死亡。

県内では09年以降、7人が死亡している。

死亡事故の発生率は4車線区間の約2倍という。

 

支柱の間を5本の鋼製ロープを通す構造のワイヤロープは、柵の役割を果たす。

衝撃緩和性に優れ、支柱を外せば、滞留車の運び出しや救急車などの通行が簡単にできる。

 

今年4月から高速道路各社が全国で試行設置を始め、県内では、東海環状道の富加関インターチェンジ~美濃関ジャンクション間の計1.8kmに設置されている。

 

管轄する県警高速隊各務原分駐隊によると、4月以降、ロープに衝突する4件の事故が発生。

安江隊長は、「いずれも飛び出し事故になる可能性があった。ロープの効果を実感している」と話す。

 

13日の訓練は、事故を起こした4トントラックが道を塞いだ状況を想定し、専用工具でロープを緩めて1本ずつ抜き取り、支柱6本を取り外すなどした。

県警高速隊の後藤隊長は、「迅速な現場対応は早期の捜査開始にもつながる。検証を重ねれば、まだまだ速くできそうだ」と話した。

 

出典

『岐阜)対向車線飛び出し防ぐワイヤロープ 試行設置進む』

http://www.asahi.com/articles/ASK6G3HZ9K6GOHGB002.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

暫定2車線区間におけるロープ試行設置については、下記記事参照。

 

2017315日掲載

201738日報道 高速道路でのはみだし事故を減らすため国の研究機関がセンターラインに設置するワイヤーロープを開発、実験結果は良好、国交省は全国12路線で試験的に設置する

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6893/

 

 

 

 

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2017611919分に中日新聞から、事故の概要が状況推定図とともに、下記趣旨でネット配信されていた。

 

愛知県新城市富岡の東名高速道路上り線で、10日朝、観光バスの正面に、中央分離帯を飛び越えた乗用車が激突する事故があった。

 

大破した乗用車の男性が死亡し、バスの乗客ら計47人のうち、乗客の男女6人が顔や肋骨などを骨折、運転手(68)を含む39人が軽傷を負った。

 

警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で、乗用車が対向車線に突っ込んだ経緯を捜査している。

 

警察によると、死亡したのは浜松市の医師Iさん(男性、62歳)。

勤務先の愛知県幸田町の病院に向かう途中で、自家用車が修理中のため、運転していたのは代車だったという。

 

事故は午前7時半ごろ、片側2車線の追い越し車線を走行していたバスに、乗用車が宙に浮いた形で正面から激突。

乗用車は対向車線から分離帯の傾斜に乗り上げ、跳ね上がったとみられる。

 

バスのドライブレコーダーに、乗用車がバスのフロントガラスに突っ込む様子が記録されていた。

バスは左右に揺れながら減速し、300mほど進んだ後に停止した。

 

捜査関係者によると、乗用車が走行していた下り線側に、横に滑ったようなタイヤのスリップ痕が残っていた。

ブレーキをかけた痕跡はなかったという。

 

現場は、乗用車から見て緩やかな右カーブ。

何らかの原因で左側のガードレールに衝突後、はずみで右側のガードレールに突っ込んでいった可能性があるという。

 

警察は、乗用車の走行経路や速度など運転時の状況や、持病の有無を調べる。

 

現場は、新城パーキングエリアの400m手前。

 

出典

路肩に衝突、はずみで分離帯へ? 新城・東名事故

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017061190091923.html 

 

 

6121216分にNHK NEWS WEBからは、乗用車を運転していた男性にアルコールや薬物摂取は確認されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

これまでの調べで、Iさんの死因は全身を強く打ったことによる「多発外傷」で、病気によるものではなく、アルコールや薬の摂取も確認されなかったことが、捜査関係者への取材でわかった。

 

出典

東名高速事故で死亡の男性 死因は多発外傷

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170612/k10011014631000.html 

 

 

6122152分に産経新聞westからは、運転手が衝突直前に左ハンドルを切ったことで被害が軽減されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

乗用車がバス前部の強度の高いフレーム(骨組み)部分にぶつかっていたことが12日、警察への取材で分かった。

専門家は、バス側の被害が軽減された要因と指摘している。

 

民間の事故調査会社「日本交通事故調査機構」の佐々木代表は、「仮に乗用車がバスの天井部分やフロントガラスに衝突していたら、被害はさらに甚大になっていただろう」と指摘した。

 

佐々木代表によると、バスは軽量化のため、天井部分などがもろい分、フレームが強化されているという。

 

一方、バスを運行する「東神観光バス」の斎藤社長(56)は取材に、「事前にシートベルト着用を徹底したことと、衝突直前に運転手がハンドルを左に切りながら補助ブレーキをかけたことが、被害軽減につながったのかもしれない」と語った。


実際に、多くの乗客がシートベルトを着用。

軽傷を負った愛知県豊川市の主婦(68)は、「ベルトのおかげで、顔を打っただけで済んだ」と話した。

 

出典

『大惨事を救ったのは「フレーム」だった 専門家が被害軽減の理由を指摘』

http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120053-n1.html 

 

 

6131039分に朝日新聞からは、バスの運行会社は強い衝撃感知で自動送信されてきたドライブレコーダーの映像で事故直後に状況を把握できていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

乗用車が対向車線から飛び込んでくる様子を、バスの運行会社は間を置かずに把握していた。

携帯電話回線を介して映像や運転記録を見ることができるドライブレコーダーを備えていたという。

 

運行会社の東神観光バス(愛知県豊橋市)とレコーダーの製造会社によると、速度や距離などの運転記録とともに車内外の録画映像をリアルタイムでサーバーに送る機種で、強い衝撃などを感知すると、東神観光バスの事務所に通知する仕組みだった。

 

出典

『東名バス事故、運行会社すぐ把握 ネット経由で録画映像』

http://www.asahi.com/articles/ASK6D3WMCK6DOIPE00K.html 

 

 

6131915分にNHK東海からは、乗用車は平均時速90km程度だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

乗用車は事故を起こす13分ほど前、20km離れた浜松市のインターチェンジから高速道路に入り、現場までの平均速度が時速約90kmだったことが捜査関係者への取材でわかった。

 

警察などによると、男性はこの日、現場から40km近く離れた愛知県内の病院に車で向かっていて、事故の1時間後が勤務の開始時間だったが、男性の妻は「自宅を出るとき、急いでいる様子はなかった」と話しているという。

 

出典

事故現場まで平均時速約90キロ

http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170613/4222341.html 

 

 

 

 

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2017651836分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年12月、電球の取り付け工事のため1車線だけに通行規制されていた北九州市八幡東区河内の県道でオートバイどうしが衝突し、小倉南区の39歳の介護士の男性が胸などを強く打って死亡したほか、相手の53歳の男性もけがをした。


事故当時、規制区間の両側に警備員が1人ずついたが、警察の調べによると、警備員らは無線を持っていたものの、オートバイが通行する際には連絡を取り合っていなかったという。


警察は、警備員が安全を十分確認せずにオートバイを進行させるなどしたのが事故の原因だったとして、警備員2人と現場責任者のあわせて3人を、5日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。

警察によると、交通事故で誘導していた警備員らが書類送検されるのは、県内で初めてだという。


また、オートバイを運転していた2人の男性についても、安全な速度で走行すべき注意義務を怠っていたなどとして、過失運転致死や過失運転傷害の疑いで書類送検した。

 

出典

誘導ミス事故 警備員ら書類送検

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5024006101.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像によると、現場は直線道路がカーブにさしかかった場所の模様。

 

 

 

 

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20175311942分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5月31日午前9時前、岐阜市野一色にあるバス停で、岐阜バスの路線バスの運転席横の降車口から乗客の笠松町の48歳の男性が降りようとした際、突然ドアが閉まって後ろから押し出されるように転倒した。
この事故で、男性は腕や足などを打つ、軽いけがをした。


岐阜バスによると、降車口のドアは運転席のハンドルの右側にある2本のレバーで開けたり閉めたりする仕組みになっているという。


54歳の運転手は、すぐに開け閉めできるようレバーに手をかけていたということで、会社側の聞き取りに対し、「ドアを閉めるほうのレバーに指がひっかかってしまった」と話しているという。


岐阜バスは「お客様にけがをさせてしまい、大変申し訳なく、おわび致します」とコメントしている。

 

出典

バス降車時にドア閉まり乗客転倒

http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083864421.html 

 

 

 

 

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2017523178分に宮崎放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5231225分にNHK宮崎から、515725分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5月14日、宮崎市佐土原町の東九州自動車道下り線で、家族3人が乗った普通乗用車が路肩の外側に置かれていたコンクリートブロック(高さ48cm)に衝突し、後部座席に乗っていた生後8か月の男の子が死亡した。

運転していた母親(37)は背骨を折るなどの重傷、助手席に乗っていた7歳の長女は軽傷という。

 

この事故を受け、ネクスコ西日本は「原因は現在も調査中」としながらも、警察と協議した結果、現場付近に設置され、これまで工事や速度規制を知らせる標識の土台として使われていたコンクリートブロック、合わせて13個をすべて撤去することを決めた。

 

コンクリートブロックは重さが約2.4トンで、約900mにわたって設置されていて、23日夜10時から24日午前6時にかけて西都インターから宮崎西インターを全面通行止めにして撤去作業が行われる。

 

このほか安全対策として、現場付近には車線をはみ出さないよう注意を呼びかけるため、突起型の路面標示を約700mに渡り新たに設置するほか、速度注意の標識が設けられることになっている。

 

ネクスコ西日本によると、標識の土台としてコンクリートブロックが使われているのは、九州の高速道路では、この区間だけで、道路との間にガードレールなどは設置されていなかった。
ネクスコ西日本は、「強化プラスチック製の防護柵を設置しているので、ガードレールは必要ないと考えた」と話している。

 

現場は西都インターチェンジから南に約5kmの地点で、片側1車線の直線。

 

出典

『東九州道事故受けブロック撤去へ』

http://mrt.jp/localnews/ 

車衝突死亡事故 ブロック撤去へ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063619641.html

『自損事故で0歳の赤ちゃん死亡、母親も背骨を折る重傷 宮崎・東九州道』

http://www.sankei.com/west/news/170515/wst1705150015-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像を見ると、これが防護柵であろうか、高さ80cm程度の白い衝立状の物体が、10m程度の間隔で道路に対し斜めに置かれていた。

 

一方、路肩は高さ30cmほどのコンクリート段差になっている。

それゆえ、コンクリートブロックがなくても大きな事故になっていたかもしれない・・・そんな現場だった。

 

 

 

 

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20175231430分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年1月、東京・小金井市で回送中の路線バスが歩道に乗り上げたり信号機をなぎ倒したりして120mにわたって暴走し、アパートに衝突した事故について、自動車事故調査委員会が報告書を公表した。


それによると、当時49歳の運転手が運転中に発作を起こして意識を失い、けいれんで足が伸びてアクセルを踏んでしまったことが事故の原因だとしている。


運転手は、健康診断や当日の点呼でも異常はなかったということだが、事故の3分前に視界がぼやける体調の異常を感じていたということで、この時点でバスを停止させていれば事故を防げた可能性があると指摘している。


このため、バス会社に対し、少しでも体調に異常を感じたら、運行の中止や遅れを躊躇せずバスを停止させることを運転手に指導するよう求めている。


その上で、国やメーカーに対し、運転手の異常を検知し自動的にバスを停止させるシステムの開発と普及を進めるよう求めている。

国交省によると、運転手の体調不良が原因でバスが事故を起こしたり運行をとりやめたりしたケースは、おととしの1年間で127件にのぼり、10年前の26件と比べて報告が増えたこともあり、およそ5倍に増加している。


このため国交省は、全国のバス会社などに対し、運転手の健康管理と安全運行の徹底を呼びかけている。


具体的には、健康診断で運転手に異常が見つかった場合は精密検査や治療を受けさせ、安全に乗務できる状態か適切に判断するよう求めている。


また、運転手に対し、乗務中に体調が悪化した場合はすぐに運転を中止し、速やかに運行管理者に報告することを指導するよう求めている。


運転手の体調の異常を検知してバスを自動的に停止させ、事故を未然に防ぐシステムの開発も進められている。


このうち日野自動車が開発中のシステムは、脈拍の測定や車内カメラの画像認識技術などで、運転手が運転席で倒れ込んだりのけぞったりするなどの異常を検知する。

 

すると、自動音声で「席を立たないで下さい」と乗客に異常を伝え、クラクションを鳴らしたりハザードランプを点滅させたりして周辺の車にも異常を知らせる。

 

その上で、乗客にシートベルトの着用を呼びかけ、バスが走行車線をはみ出さないように自動でコントロールし、見通しのよい直線道路で停止させる。 

そして、警察や消防、バス会社に位置情報を自動で通報する。


このシステムの実用化の時期は決まっていないということだが、日野自動車は「1日も早く実用化し、事故防止につなげていきたい」と話している。

 

出典

運転手は異常感じたらすぐ停止を

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170523/3550761.html 

 

 

5232255分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

昨年1月に東京都小金井市で回送中の路線バスがアパートに突っ込んだ事故で、国の事業用自動車事故調査委員会は23日、男性運転手(51)がけいれん発作で意識を失ったことが原因とする報告書を公表した。

 

運転手は直前に体調に異常を感じており、報告書ではバス会社に対し、運転手が異変を感じた際は運転をすぐ中止するよう指導することを求めた。

 

報告書によると、運転手のけいれん発作は「機会発作」と呼ばれる単発的なもので、発作が起きた原因は不明。

運転手には病歴もなく、直近の健康診断でも異常は見つからなかったため、バス会社が発作を予見することは難しかったとした。

 

事故は2016年1月7日午後3時45分ごろ、同市の都道で発生。

路線バスが片側1車線を走行中に約120m蛇行し、沿道のアパートに突っ込んだ。

けが人はいなかった。

運転手は道路交通法違反(過労運転)容疑で書類送検され、不起訴処分となった。

 

出典

運転手、けいれん発作で意識失う 東京・小金井のバス事故

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H5Z_T20C17A5CR8000/ 

 

 

 

 

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20175161653分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

スマートフォンで動くナビゲーションアプリを、自転車に乗りながら利用する人が増えている。

だが、ナビ任せにしてしまい、自動車専用道などに誤って進入するケースが相次ぐ。

事故につながりかねないと、国や高速道路会社は対策を始めた。

 

静岡県掛川市佐夜鹿の国道1号。

3月、記者が無料で使えるナビアプリをダウンロードし、目的地を「静岡駅」に設定すると、佐夜鹿にある接続道路から国道1号日坂バイパスに誘導された。

同バイパスは、歩行者や自転車の進入を禁じている。

 

アプリのナビ機能を歩行者用に切り替えても、同じように日坂バイパスへ導かれた。

ほかの複数の会社のナビアプリでも、結果は同じだった。

 

日坂バイパスではこの2年、自転車の誤進入が相次いでいる。

 

県警島田署のまとめでは、佐夜鹿の接続道路付近と、そこから北東に約5km先の島田金谷バイパス大代インターチェンジ(IC)間で自転車が走っているとして、2015~16年に少なくとも120件の110番通報があった。

 

このうち約半数について、署が自転車を停止させて聴取すると、約8割がスマホのナビアプリに誘導されていたことがわかった。

「ナビが案内したから走行可能と思った」「進入禁止とは知らなかった」などと話したという。

年齢は高校生から高齢者まで様々だ。

 

バイパスを管理する国交省掛川国道維持出張所は、昨年、接続道路の入り口などに注意を促す看板を設置した。

島田署の山崎通課長は、「いつ事故が起きてもおかしくない」と注意を促す。

 

高速道路に誤って進入する事例も目立っている。

 

東日本高速道路によると、同社が管理する43路線で15年度、自転車や歩行者が進入しているとの通報が約1750件あった。

ナビアプリが影響しているケースも多いとみられ、同社は進入禁止の看板を立てるなどして対応している。

 

千葉県警高速隊は、4月から5月7日の間にナビアプリを使って高速道路に進入した歩行者を1件、原付きバイクを4件確認。

この期間は確認できなかったが、自転車が進入する事例もあるという。

 

今回の5件中4件は、京葉道路の料金所がない幕張ICと武石ICから高速道路に入っていた。

スマホを見ながら運転し、進入禁止の看板などに気づかない例が多いという。

 

中日本高速道路が管理する23路線でも15年度、通報が1297件あった。

中央自動車道の八王子ICや西湘バイパスの早川ICからの進入が多く、看板設置などの対策を取った。

 

ナビアプリの開発会社によると、全国の地図の情報は複数の会社から提供を受け、指摘などで間違いが分かれば、修正している。

ナビを歩行者用に設定していて歩行者禁止の道路に案内されることは「レアケースだ」としている。

ただ、自動車用に設定していれば、自動車専用道などにも誘導されてしまうという。

 

日本サイクリング協会の小林事務局長は、「ナビが予期せぬ道に誘導することはよくある」と話す。

自転車が入ってはいけない道路に誘導されるだけでなく、車線変更などで危険なことにもなりかねない、としている。

 

自転車専門店やネットショッピングなどでは、スマホをハンドル付近に取り付けるためのホルダーが何種類も売られている。


小林事務局長は、「ナビ情報はあくまで参考。法律を守って運転してほしい」と話す。

 

出典

自転車でナビアプリ、自動車専用道への誤進入相次ぐ

http://www.asahi.com/articles/ASK5F5QFXK5FUTIL018.html 

 

 

 

 

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2017512日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

愛知県一宮市の県道で、9日、同市の無職女性(72)の軽乗用車がガードレールの支柱にぶつかり、同乗していたひ孫の男児(2)と友人女性(78)が死亡した事故で、運転していた女性が警察の調べに、「男児は事故当時、助手席の友人女性のひざの上にいた。シートベルトは2人で一緒に着けていた」と話していることが、捜査関係者への取材で分かった。

 

警察は、2人が一緒に助手席へ座ったため、エアバッグやシートベルトが正しく機能せず、過度な衝撃や圧力が加わった可能性もあるとみている。

安全策が不十分として、運転女性を自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで調べる方針。

 

事故は9日午後2時35分ごろ発生。

車は中央線を越え、対向車線のガードレールの支柱へぶつかった。

運転席と助手席のエアバッグは事故の衝撃で作動した。

 

警察によると、男児は肝臓損傷、友人女性は心臓破裂が死因で、いずれも胸や腹に強い衝撃を受けたことが原因とみられる。

外部の出血はなく、ガラスなどに衝突した形跡もなかった。

 

運転女性は、あばら骨を折る重傷で入院中。

チャイルドシートは車内になく、非着用だったとみられる。

 

事故直後の目撃者によると、運転していた女性は、対向車線にはみ出した理由を「覚えてない」と話していたという。

 

 

【安全装備、正しく使って】

 

事故の際に命を守るシートベルトやエアバッグだが、正しく使わなければ、凶器になる場合もある。

 

国交省自動車局などによると、シートベルトは、本来、腰や胸など骨がある部位に沿って着用する。

 

助手席に幼児を抱え、その上からシートベルトを着けると、ベルトが幼児の腹部にかかるため、事故時は必要以上の圧力で幼児の内臓を締め付け、危険という。

 

今回の事故で死亡した男児には、外傷がほぼなかった。

同局審査・リコール課の田辺ユーザー情報企画調整官は、「男児がシートベルトに過度に圧迫された可能性はある」と話す。

 

日本自動車連盟(JAF)愛知支部(名古屋市昭和区)で事故分析などをする風岡さんは、2人で座っていたため、双方がエアバッグに圧迫された可能性も指摘。

「衝突時は1秒に満たないスピードで膨らむ。適切にシートベルトで体を固定していなければ、かえって危険」と話す。


「シートベルトもエアバッグも、大人の利用を想定している。幼児は絶対に、後部座席でチャイルドシートに座らせてあげて」と呼び掛けている。

 

出典

2人一緒にベルト、エアバッグ圧迫か 一宮、助手席の女性と2歳児死亡

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017051202000068.html 

 

  

 

(ブログ者コメント)

 

乗り方にもよるのだが、事故時に身を守るはずのエアバッグが事故の拡大原因になってしまった事例を、本ブログでは数件掲載している。

 

 

 

 

 

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20174242117分に山形放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

424913分にテレビユー山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午後4時45分ごろ、遊佐町大蕨岡の町道を、町内に住む32歳の団体職員の男性が運転する軽トラックが走行中、荷台に乗っていた8歳の小学生の男の子が転落した。

 

警察の調べによると、男の子は運転していた男性の長男で、この事故でアスファルトの路面に頭などを強く打ち、脳挫傷と外傷性くも膜下出血で全治1か月の重傷を負った。

 

男性は、長男以外にも6歳と5歳の自分の子どもを荷台に乗せ、農作業から帰宅する途中だった。

事故当時、8歳の男の子は荷台に立った状態だったとみられている。

現場は直線道路だった。

 

道路交通法では、軽トラックの荷台に荷物を見守るために人を乗せることは可能だが、人の運搬のために走行することは違反になる。 

 

出典

軽トラックの荷台から転落の男児重傷

http://www.news24.jp/nnn/news8877979.html 

軽トラックの荷台から転落 男児大けが

https://www.tuy.co.jp/program/news/localnews/57444/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同種事例として、昨年9月、走行中の車の荷台から人が転落して死亡した事故が起きている。

 

2016910日掲載)

201692日 青森県むつ市の漁港沿いの国道で深夜、バーベキュー帰りの軽トラがカ-ブを曲がり切れず電柱に衝突し、荷台に乗っていた4人が投げ出されて2人死亡

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6269/

 

 

 

 

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2017424日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後9時50分ごろ、埼玉県秩父市浦山で県道を走行中の軽乗用車が崖から転落したと、乗っていた大学生から110番があった。

 

警察によると、いずれも同県横瀬(よこぜ)町に住む18歳の男性4人が乗車し、病院に運ばれたが、運転していた無職のKさんが胸を強く打ち死亡、後部座席にいた無職男性が内臓損傷などの重傷を負った。

残る大学生と建設作業員の2人は、打撲などの軽傷。

 

警察によると、現場は緩やかな下りの片側1車線の直線で、浦山ダムにかかる浦山大橋北側のたもと付近。

車はダムに向け南進中に対向車線にはみ出し、反対側のガードフェンスを突き破り、約15m下に転落した。

 

助手席にいた男子大学生は、「走行中に車が何かにぶつかり、運転席のエアバッグが開いて前が見えなくなった」と話しているという。

 

転落現場近くの路上に約50cmの楕円形の岩が落ちていた。

警察は、道路脇の斜面からの落石とみており、車がぶつかった衝撃でエアバッグが作動し運転操作ができなくなったとみて、道路を管理する県にも事情を聴く。

 

警察によると、4人は中学時代の同級生。

軽傷の建設作業員の男性は現場を訪れ、「後部座席で携帯電話をいじっていたら、ドーンという衝撃があって気を失った。気がついたら救急車の中だった」と話した。

 

出典

車転落 落石に衝突? 4人死傷、エアバッグ視界塞ぐ

http://mainichi.jp/articles/20170424/ddm/041/040/167000c  

 

 

4231920分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日夜、埼玉県秩父市の県道で18歳の男性4人が乗った軽乗用車が反対車線のガードフェンスを突き破り、およそ15m下に転落した。

 

この事故で、軽乗用車を運転していた横瀬町の無職Kさん(18)が死亡、同乗していた3人も重軽傷を負った。

 

警察によると、現場の路上で幅およそ50cm、高さおよそ20cmの石が見つかり、車が接触したような跡が残っていた。

 

警察は、落石にぶつかって運転席のエアバックが作動し、前が見えなくなって転落したとみて、詳しく調べている。

 

4人は中学校の同級生で、この日は「心霊スポットに向かっていた」という。

 

 出典

 『埼玉・秩父で車が崖下に転落し4人死傷、落石が原因か

 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3036761.html 

 

 

424919分に読売新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

近くの斜面から路上に落ちた石に車がぶつかり、事故につながったとみられている。

現場近くを調べた秩父県土整備事務所の担当者は、「落石対策の強化を検討したい」と話している。

 

同事務所によると、事故現場の県道の斜面には、地上部分約50cm、地下部分約2mのコンクリート製の擁壁が設置され、その上に高さ約2mの落石防止用の金網が設置されている。

現場付近の道路では、少なくとも約10年間、落石の被害はなかったという。

 

ただ、付近には、山間部に人が入るため擁壁が約1m途切れている部分もある。

23日に確認したところ、事故現場近くの路肩には、山の中から転がってきたとみられる長さ約10cmの石が複数個あったという。

 

同事務所の担当者は、「道路を巡回する職員を増やすなどの対応を検討したい」と話している。

 

出典

金網設置、10年は落石ない現場4人死傷事故

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170424-OYT1T50049.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇TBSの映像によれば、擁壁が途切れた部分に扉らしきものは見当たらない。

途切れた部分から、たまたま、石が落下したということかもしれない。

 

〇「落ちていた石にぶつかった」のか、それとも「落ちてきた石がぶつかった」のかは定かでないが、「石に車が接触したような跡が残っていた」という報道が正しければ、前者だった可能性が高い。

 

〇山道を走っていて「落石注意」と書かれた表示を見ることがあるが、これまでは、上から落ちてくる石にどう注意しろというのだろうか?と不思議に思っていた。

しかし今回の事故から、路上に石が落ちているかもしれないので注意せよ、という警告の意味もあるのかもしれないことを学んだ。 

 

〇それにしても、高さ20cm程度の石にぶつかっただけで、エアバッグが作動するものだろうか?

国交省によれば、エアバッグが作動する条件は下記。

時速20km30km程度以上の速度で、コンクリート壁のような強固な構造物に正面衝突したとき。

自動車などと衝突し、の衝突と同様の衝撃を受けたとき。

https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/car_h20/safetydevice/airbag.html

 

そして、電柱に衝突したりトラックの下に潜り込んだりしたような場合には、作動しないことがあるとも書かれている。

 

今回、どのようなメカニズムでエアバッグが作動したのだろうか?

車が大きくバウンドし、着地した際の衝撃で作動したということも、考えられなくはないのだが・・・。

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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