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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20162870分に北海道新聞から、「道内外でバス火災相次ぐ 昨年は23件も 競争激しく車老朽化?」というタイトルで下記趣旨の記事が、事故件数推移棒グラフとともにネット配信されていた。

 

乗り合いや貸し切りなど、事業用バスで発生した火災が、昨年、全国で23件(道内は1件)に上り、11年ぶりに20件を超えた。

今年に入っても、札幌や三笠で貸し切りバスの火災が相次いで発生。

重大事故につながる可能性もあり、国交省は、全国の事業者に点検整備の徹底を求めている。

火災の増加は「バスの老朽化が一因では」(業界関係者)と指摘する声もある。

 

「逃げるのが遅かったらと思うと、ぞっとした」。

札幌市清田区で、1月4日、水泳合宿に向かう小学生ら12人を乗せた貸し切りバスから出火。

乗客乗員は避難して無事だったが、同乗していた子供の母親(45)は、声を震わせた。

警察によると、炎は右後輪付近から上がり、エンジンルームなどを焼いた。

 

三笠市でも、1月25日、スキー授業帰りの中学生を乗せた貸し切りバスのタイヤ付近から出火、乗客乗員27人が避難した。

警察が、出火原因の特定を急いでいる。

 

国交省によると、事業用バスの火災は、過去10年間で159件発生しており、ここ数年は増加傾向にある。

道内は年間1~3件で推移してきたが、今年は既に2件発生した。

 

業界関係者は、車両の老朽化が一因と指摘する。

国交省が行った2007~10年のバス火災61件の分析では、新車登録からの使用期間(車齢)が16年以上のバスでの発生が26件と、半数近くを占めた。

北海道バス協会(札幌)の今武常務理事は、「車齢の高い車両ほど、経年劣化で電気系統などが傷ついている恐れもあり、火災のリスクが増す」と指摘する。

 

同協会が昨年9月、加盟社の貸し切りバス1936台を調査したところ、車齢は平均15年8カ月で、00年時点の9年11カ月から6年近く伸びた。

20年が経過したバスは651台(33・6%)あった。

札幌市清田区と三笠市で火災を起こした車両は、いずれも車齢が23年だった。

 

車齢が伸びる背景の一つには、観光バス事業の規制緩和がある。

国が参入要件を緩和した00年以降、道内の貸し切りバス事業者数は増加の一途で、現在は約260社と、緩和当時から倍増。「新車も中古車も取り合いで、手頃な価格の車両が流通せず、なかなか更新できない」(札幌の事業者)現状という。

 

出典URL

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0232244.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

2月8日にも札幌市で、信号待ちで停車中の観光バスから煙が出て、エンジンを止めると収まったというトラブルがあった。

0212日 1225分 NHK北海道NEWS WEB)

観光バスから煙 乗客乗員無事

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160212/5836531.html

 

大型バスからの出火トラブルは、おおよその傾向がつかめた感があるので、今後は、特段の事例でない限り、掲載を省略する。

 

 

 

 

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201628日付で札幌テレビ放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

占冠村の道東道で、台湾からの観光客を乗せたバスから火がでた。

バスは去年、中古で購入したものだという。

バスから火が出たおよそ1時間半後、午前10時半すぎの道東道では、警察がバスの状況を調べている。

 

午前9時すぎ、占冠村の道東道トマムインターチェンジと占冠インターチェンジの間で、札幌方向へ走っていた観光バスの運転手から「煙が出ている」と、通報があった。

火はバス後方の車体の下から出たが、運転手によってまもなく消し止められた。

 

バスには台湾からの観光客ら合わせて37人が乗っていて、別のバスに乗り換え、札幌に向かった。


警察の調べによると、バスの外部には焼損はなく、車内のギアが故障していた可能性があるという。

 

また、バスの所有会社によると、バスは1999年に製造され、去年、中古で購入したという。

けさ、運転手が点検をした際には、問題はなかった。

 

道内ではバスの火災が相次いでいて、ことしに入り、すでに3件目となる。

 

出典URL

http://www.stv.ne.jp/news/index.html  

 

 

28160分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日午前9時5分ごろ、上川管内占冠村トマムの道東道で、十勝管内音更町の十勝川温泉から札幌に向かうナナカマド観光(旭川市)の大型貸し切りバスから出火、車体の一部を焼いた。

台湾からの観光客ら、乗客乗員計37人は避難し、けがはなかった。

 

この火災の影響で、占冠インターチェンジ(IC)―トマムIC間が、一時、通行止めとなった。

 

道警高速隊などによると、現場は片側1車線で、トマムICから札幌方向に約10kmの地点。

運転手が走行中に車体から煙が出ているのに気付き、停車して110番通報した。

乗客らは、占冠村が用意したバスに乗り換え、村内に避難した。

 

同社によると、バスは2011年製で、15年12月に中古で購入。走行距離は約80万kmだった。

8日午前7時ごろの運行前点検で、異常はなかったという。

 

出典URL

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0232412.html

 

 

 

 

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2016125187分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

126820分に読売新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。

 

25日午後3時20分ごろ、北海道三笠市萱野の道道で、停車中の大型バスから出火、バスは後部を中心に焼けた。

バスには、スキー教室から帰る途中の中学生らが乗っていたが、その直前にバスのタイヤが破裂したため別のバスに乗り換えており、全員無事だった。

警察が、出火原因を調べている。

 

岩見沢市教育委員会によると、出火したバスには、同市立緑中学校の2年生25人と教師1人が乗車。

三笠市内のスキー場でのスキー教室からの帰りだったという。

 

バスを運行していた美唄自動車学校によると、走行中に左後方のタイヤが破裂して煙が出た。

運転手の判断で中学生らをもう一台のバスに移した後、バス後部から出火したという。

 

同校によると、バスは1993年製。2013年1月に同校が約77万km走行した状態で大手業者から購入した。
同型の中古バスとしては走行距離は少なく、これまで大きなトラブルは起きていないという。

車検を含めて年に4回の定期点検を実施。昨年11月に車検を受けたが、その際は問題はなかったという。

 

同校の担当者は、不具合でブレーキがロックした状態になって熱を持ち、周囲に引火し、タイヤがパンクして大きな音がした可能性を示した。

 

三笠市消防本部によると、タイヤのパンクがきっかけで何らかの原因で火花などが発生し、付着した油や配管に燃え移る可能性もあるという。

 

出典URL

http://digital.asahi.com/articles/ASJ1T5GR5J1TIIPE021.html?rm=298

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160126-OYT1T50028.html 

 

 

1252052分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後3時20分ごろ、北海道三笠市萱野の道道で、大型バスの左後輪付近から出火し、内部の約3分の1を焼いた。

 

警察などによると、走行中のバス後部から「ボン」という異常音があり、男性運転手がバスを止めて確認したところ、左後輪付近から煙が出ており、間もなく出火したという。

 

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20160126/k00/00m/040/098000c 

 

 

125212分にNHK北海道NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後3時20分ごろ、三笠市萱野の道道で「大型バスから火が出ている」と、運転手から消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、バスの後部から炎と煙が激しく上がっていて、火は、およそ30分後に消し止められた。


警察によると、バスには、岩見沢市立緑中学校の2年生25人と引率の教諭1人、それに運転手の合わせて27人が乗っていたが、全員避難して、けがはなかった。
生徒は、三笠市の桂沢国設スキー場でスキー授業を終えて、2台のバスで学校に戻る途中だったという。


バスを運転していた60代の運転手は、NHKの取材に対し、「赤信号で止まっていたら『バン』という大きな音とともに左後ろのタイヤがバーストして火が出た」と話している。


警察と消防は、燃え方がもっとも激しい左側の後輪付近を中心に調べ、出火原因の特定を急ぐことにしている。


道内では、4日にも、札幌市清田区で走行中の大型バスから火が出て、水泳の合宿地に向かっていた小学生など、合わせて12人が避難する火災が起きたばかり。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160125/5333211.html

 

 

 

 

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20151212190分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12121730分に北日本放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前9時すぎ、氷見市長坂にある農業用の用水路で、氷見市朝日丘の建設作業員の男性(70)が「集水ます」と呼ばれる、用水路の水を合流させたり泥をためたりする部分にうつぶせの状態で死亡しているのを、男性の妻が見つけた。
男性が見つかった当時、現場付近の水位は30cmほどで、「集水ます」の上流の水路には、ふたや柵がほとんど設置されていないという。


男性は、昨夜、現場近くにある知人の家で飲食をしていたということで、警察は、自宅に戻る途中に誤って転落した可能性が高いと見て調べている。

飲食後、行方がわからなくなり、家族が探していた。


一方、12日午前9時半すぎ、黒部市宇奈月町内山の道路脇の側溝では、近くに住む無職の男性(80)がうつぶせの状態で倒れているのが見つかり、約3時間後に死亡した。

側溝の深さは約50cmで、男性が見つかった時には、水位は5cmほどあったという。

男性は毎朝散歩する習慣があり、警察は、男性が誤って転落したか、病気で倒れて転落した可能性があると見て、調べている。


県内では、去年とことし、いずれも用水路に転落するなどして15人以上が死亡していて、県が各地の用水路を点検したうえで、柵を取り付けるなどの対策を検討することにしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064260961.html?t=1449954559773 

https://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=9695

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

用水路への転落死亡事故は岡山で多発している旨、過去に紹介した。

その岡山の用水路の形状といえば、お城の濠のように道路からストンと垂直に切り下がり、また水路幅は1~3m程度と、結構広いイメージ。

 

ところが、今回の富山事例は、映像を見た範囲では、2件とも、道路から用水路に向けて草が生えた緩やかな斜面となっており、水路の幅は数10cm程度と、ごく狭い。

 

また、氷見事例の映像を見ると、集水ますにはグレーチングの蓋が取り付けられており、その蓋の周囲には草が生えているので、事故前から蓋はあったような感じを受ける。

 

これらのことから考えると、今回紹介した富山事例は、斜面に足をとられたなど、岡山事例とは違う原因かもしれない。

 

 

 

 

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20151232329分に朝日新聞から、図解付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」が、導入されてから11月末までの1年3カ月で、7都府県の12カ所から15都府県の49カ所に増えた。
警察庁が、3日、発表した。
来春には19都府県の58カ所になる予定。
死亡事故などの重大事故はなかったが、各地で導入直後に運転者のルール違反が散見されたという。

ラウンドアバウトは、昨年9月の改正道路交通法の施行で「環状交差点」と名付けられ、専用の標識ができたほか、

▽時計回り

▽環状道優先

▽環状道への進入時は徐行

▽出る時は方向指示器で合図

といったルールが定まった。

出合い頭の事故が起きにくく、速度が出せないため、重大事故が減るとされている。

調べた結果、重大事故はなかったが、▽進入しようとした車が環状道を走っていた車やバイクにぶつかったり、▽横断歩道の歩行者が環状道を出ようとした車にはねられたりした軽傷事故が、昨年9月~今年10月に計5件あった。

一方で、▽環状道を出る時に合図をしない、▽環状道が優先なのに枝道から無理に進入する、といったルール違反が導入直後に目立ち、利用者へのルールの周知という課題が改めて浮き彫りになった。

     

〈ラウンドアバウト

1960年代に英国で生まれた。

車両の運転者が枝道からタイミングをはかり、環状道に入る。

信号機の設置や管理費用が必要ない。

交通量が多い交差点では逆に渋滞を生むため、交通量が少ない郊外の生活道路や市街地の裏道などに適しているとされる。

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASHD23W75HD2UTIL016.html?iref=com_rnavi_arank_nr01

 

 

1231731分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

信号機がない「環状交差点」(ラウンドアバウト)の利用開始から1年が過ぎたことを受け、警察庁が宮城や長野など9都府県の36か所を調べたところ、導入後の1年間に起きた人身事故が、導入前の3年間の平均と比べて約15%減少したことがわかった。

 

環状交差点は、周回道路に車が徐行して進入し、時計回りの一方通行で進む仕組み。速度を出しづらいため、重大事故の減少が期待されている。

今後、さらに40か所での導入が検討されており、同庁は通行ルールの周知を徹底する方針。

 

同庁によると、環状交差点が整備されている15都府県の49か所で起きた人身事故は計5件(今年10月末時点)で、死亡事故や重傷事故はなかった。

このうち、導入後1年が過ぎた9都府県の36か所に絞ると、1年間の人身事故は4件で、2013年までの3年間の平均(4.7件)を下回っていたという。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20151203-OYT1T50140.html

 

 

 

 

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20151211346分にNHK岡山から、『用水路2年半で68人死亡』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

用水路への転落事故によるとみられる患者の救急搬送の出動件数が、岡山県内でこの2年半の間に922件にのぼり、68人が死亡、111人が重傷を負っていたことが、NHKが行った消防へのアンケート調査で分かった。
専門家は、「行政が用水路の危険について周知した上で、住民とどこが危険なのか一緒に点検することが必要だ」と指摘している。


県内では用水路への転落事故が相次ぎ、今年、8人が自転車などで用水路や側溝に転落して死亡しているが、歩行者や重傷の人の数などは調査が行われておらず、実態はわかっていない。


NHKでは、県内の14の消防に、平成25年4月から2年半の間に用水路への転落によるとみられる患者の救急搬送への出動件数やけがの程度などについてアンケート調査を行い、すべての消防から回答を得た。


その結果、県内で用水路に転落したとみられる出動は、平成25年度は364件、昨年度は402件、今年度も半年で156件あり、この2年半では922件となった。
このうち68人が現場や病院で死亡していたほか、3週間以上の入院が必要だった「重症」の人は111人に上り、入院が必要な「中等症」だった人も245人いた。


NHKでは、今年9月に県内のすべての自治体に対しても、ほぼ同じ期間を対象にアンケート調査を行ったが、死者数は17人、けがをした人数は51人にとどまり、実態は自治体が把握しているより大幅に深刻となっていることがわかった。


これについて、交通問題に詳しい岡山大学の橋本成仁准教授は、「まずは危険だということを行政は住民にきちんと伝えるべきだ。その上でどこが危ない場所なのか行政だけではわからないので地域と一緒に点検していく必要がある」と話している。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023766821.html?t=1449004856775

 

 

123133分にNHK岡山からは、『用水路転落 夕方から夜に多発』というタアイトルで、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県内で相次ぐ用水路への転落事故について消防に行ったアンケート調査を分析したところ、重いけがをする転落事故が夕方から夜に多発しているとみられることがわかった。


NHKが県内の14の消防に行ったアンケートでは、平成25年4月から2年半に用水路への転落によるとみられる患者の救急出動が922件にのぼり、このうち重傷や入院が必要だった患者は356人、20歳未満の子どもも112人いた。


詳しい出動時間などがわかった311件について時間帯を分析したところ、午後5時台から7時台が65件と最も多く、全体の21%を占めた。


また、月別の分析では12月の出動が一番多く、日没が早いこれからの時期に用水路への転落事故が多い傾向にあるとみられることがわかった。


一方で、日中の時間帯にも用水路の転落によるとみられる救急出動は一定の件数あり、患者の治療にあたり調査も行った岡山大学病院の野坂宜之医師は、「暗くなると用水路と道路の境目が見えにくく飲酒した後は特に注意が必要だ。一方で子どもは昼に転落するケースが多く、転落防止の対策をきちんと取るのが必要だ」と話している。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023871111.html?t=1449174177277

 

 

1211029分にNHK岡山から、下記趣旨の関連記事が『用水路転落で安全マップ』というタイトルでネット配信されていた。

 

県内で用水路に転落する事故が相次ぐ中、10月に死亡事故が起きた岡山市中区の地域では、警察や地元の人たちが事故が起こりやすい場所を点検し、危険を感じたところを地域の安全マップに反映させることにした。


点検が行われたのは、10月に60代の女性が用水路に転落して死亡した事故が起きた岡山市中区高屋で、警察や町内会、地元の老人クラブのメンバーなど16人が集まった。


点検では、用水路への転落や出会い頭の衝突事故などが起こりやすい場所をひとつひとつ見てまわった。
このうち、道路と用水路が交わる場所では用水路に柵はなく、まっすぐ歩いているだけで誤って落ちる恐れがあると指摘され、「暫定的にポールを立てるなど、用水路が分かるようにしてほしい」などと要望が出された。


また、小学校の通学路にあるT字路の交差点は、並んでいる塀で見通しが悪く、自転車が飛び出してくることも多いとして、「カーブミラーを設置してほしい」といった声があがった。


危ないと確認した場所は、交通事故の危険性の高いところを示す、地域の「安全マップ」に反映されるという。
地元の高屋町内会の長汐会長は、「今後は区役所とも話して対策を進めるとともに地元の人への周知も図っていきたい」と話していた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023787251.html?t=1449005028301

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

岡山県では自転車が側溝に転落する事故が多い旨、下記記事で触れていたが、その関連情報として紹介する。

2014111日掲載

20141026日 福島県会津若松市の道路脇にある深さ1mの側溝に夕方以降?自転車ごと転落して死亡、側溝には柵も蓋もなかった (他同種事故1件)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4388/

 

 

 

(2015年12月23日 修正1 ;追記)

 

その後、以下の関連報道もあった。

 

20151218150分 産経新聞west)

用水路だらけ」岡山で転落事故多発 住宅街にも“危険な落とし穴” 対策はなぜ進まない

http://www.sankei.com/west/news/151218/wst1512180003-n3.html

 

201512221929分 NHK岡山)

知事「用水路対策進める」

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4024428381.html?t=1450813540133

 

 

 

 

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201511301920分に読売新聞から、標識の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

速度制限が通常より厳しい路線で、「子供の安全」「環境対策」などの理由を示す標識を設置する動きが広がっている。

 

ドライバーに規制の必要性を納得してもらい、速度順守を促すのが狙いで、大阪、兵庫、滋賀の3府県警が今年新たに導入。他県警も、設置を検討している。

 


大型トラックや乗用車が行き交う阪神間の大動脈・国道43号。

大阪、兵庫両府県警は、今年3月、大阪市西成区から神戸市灘区のほぼ全区間(約29km)に、「環境対策」と記したプレート164枚を、「40」という丸い速度標識の下に設置した。

 

道路の制限速度は通常、車線数などから定められた「基準速度」をもとに決められている。

43号の基準速度は現在60km/hだが、深刻な騒音、排ガス被害で沿線住民による訴訟があったことなどを受け、1977年に兵庫県内で、93年に大阪府内で、40km/h規制になった。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20151130-OYT1T50098.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

規則を守ってもらうための取り組みの一つとして紹介する。

 

確かに、理由を知っていれば、知らない場合に比べ、規則を守ろうという気持ちは強くなる。
そういった取り組みをしている事業所も、産業界には多い。

ただ、40km/hといえば、ノロノロに感じられる速度。

写真には3車線いっぱいに多くの車が走っている状況が映っており、そのような道路で、どれほどの効果があるかは疑問に感じた。

 

 

 

 

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20151081920分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

縦横に交わる交差点。網の目のようにいくつも点在している。

場所は岐阜県西部の西濃地域。木曽三川の流域に水田や畑が広がる田園地帯だ。

 

岐阜県では、こうした田園地帯にある見通しのよい交差点で、日中、車どうしが出会い頭に衝突する事故がたびたび起きている。場所がら、「田園型事故」とも呼ばれている。

 

なぜ、衝突してしまうのか?

事故には、共通する要因があった。

 

 

※(ブログ者注) 斜め太字は、活字の記事にはなっていないが、映像中で語られていた内容。

 

今年6月にも、交差点で車同士が出合い頭に衝突、一人が死亡した。

警察の調べでは、双方の車は減速しないまま、交差点に進入したとみられている。

 

なぜ、こうした見通しのよい交差点で、日中、出合い頭の事故が多発するのか?

 

事故の状況などを調査し、原因を分析する交通事故分析官。

その原因の一つに、人の視野があった。 

「事故の運転者に聞くと、『衝突する直前まで相手の存在にすら気が付かなかった』、『衝突して初めて気づいた』というようなことを言っている。」

 

 

※(ブログ者注) 『 』内は、グラフィックが画面に映った状態での解説。

 

『直線に交わる見通しのよい交差点に、左側から、同じような速度で車が近づいてくる。

その際、相手の車は常に斜め45°の角度で進み続ける。

すると、近づいてくる車は、止まっているように錯覚してしまい、その結果、衝突する。

 

人の目は、主に視野の中心付近でモノの形や色を認識する。

その範囲は、左右35°程度の、ごく狭い範囲に限られる。

しかし、中心付近を離れた35°から100°までの周辺視野では、動きや明るさに変化のないものは認識し難いという特性がある。

 

このため、周辺視野で自分と同じような速度で交差点に向かってくる車をとらえた場合、交差点に近づいても、相手が止まっているように錯覚し、気付くのが遅れて事故につながる。』

 

 

警察OBのノブタさんは、交通事故分析官を務めていた当時、交差点付近に鉢植えの木を一定間隔で並べる実験をした。

 

「車がプランターを通過すると、木の陰で(車が)出たり入ったりする。

フラッシュ現象といって、一番わかりやすいのが、列車が鉄橋を通る時に消えたり出たりするように見える現象。

 

同様、樹木があることによって運転手に刺激になり、周辺視野をアシストできる。

 

物がある場所では見通しが悪いから、運転者は確認する。見通しが悪いと、怖いから見ようとする。何もないところでは、よく見えているという意識があり、その意識の中で周辺視野という見えない部分があるのが、本人には分からない。分からないまま進むから、事故になる。」

 


こうした実験を岐阜市郊外の交差点で2年間試みた結果、昼間に起きた出合い頭の事故は、それ以前の2年間に比べ、10件が1件と、大きく減った。

 

実験以降、養老町に新たに作られた道路には、交差点付近に街路樹が等間隔で設置されるようになった。

しかし、これも新しい道路で、歩道が設けられた道路に限られ、水田や畑を整然と縦横に区切る交差点は、数の多さもあり、大半は対策が難しいのが現状だ。

 

では、こうした交差点にさしかかった場合、どのような点に気をつければよいのか?

 

岐阜県警の河野分析官は、「相手の存在に気付くことが事故の防止になるので、特に見通しのよい道路を進行している時は、意識して左右を確認することを心がけるのが大切。相手を発見すれば自然と速度も落ちてくるし、それに伴い、一時停止や徐行もできる。」と話す。

 

広く、見通しのよい田園地帯。周囲に何もないからこそ、周りに配慮しながら運転する。

田園型事故を起こさないためには、ドライバー一人一人の注意が必要だ。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085546331.html?t=1444336778148

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○ブログ者が住んでいる町にも、田んぼのド真ん中の、遮る物など何もない交差点なのに信号機がついている場所がある。

それを見て、これまでは、なんと無駄なことを・・・と思っていたが、この記事を読んで理解できた。

 

○この田園型交通事故は、関係者の間では、よく知られた事故パターンらしく、ネットで調べると、多くの記事が見つかった。

そのうち、栃木県警HPに掲載されていた『いわゆる「田園型事故」の防止』というタイトルの記事が、今回のNHKの報道とよく似た内容だったので、紹介する。

http://www.pref.tochigi.lg.jp/keisatu/jikobousi/denen.pdf

 

 

 

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20159131628分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午前8時すぎ、三豊市三野町の道路脇の用水路で「人のようなものが転落している」と、通りかかった人から警察に通報があった。

警察が現場に駆けつけたところ、水深45cmほどの用水路で男性がうつぶせで倒れており、その場で死亡が確認された。
その後の調べで、男性は三豊市豊中町の飲食業の男性(44)とわかった。


警察によると、男性のそばにはスポーツ用の自転車が落ちており、用水路わきの道路にはタイヤの跡があったことから、警察は、運転を誤って用水路に転落したとみて、さらに詳しく事故原因を調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8034908111.html?t=1442177054354

 

 

 

 

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201592195分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午前4時すぎ、尾道市瀬戸田町の県道の側溝に男性が転落していると、近所の人から消防に通報があった。
男性は自転車にまたがったまま、深さおよそ1mの側溝に頭を下にして倒れていて、その場で死亡が確認された。


警察によると、亡くなったのは大分県の海上自衛隊佐伯基地分遣隊に所属する支援艦「げんかい」の艦長(48)で、2日の午前0時ごろから1時ごろの間に亡くなったとみられるという。
また、艦長の血液からはアルコールの反応があったという。


艦長は、船の修理と検査のため造船所のある尾道市に滞在していたということで、警察は、艦長が自転車の運転を誤って側溝に転落したものとみて詳しい原因を調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150902/4607702.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

自転車ごと側溝に転落した事故については、過去にも何件か紹介済。

 

 

 

 

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2015511日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4855/

 

 

(2015年8月7日 修正2 ;追記)

 

2015728194分にNHK青森から、タイヤを固定するボルトが間違っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7281811分に青森朝日放送から、7291131分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

十和田観光電鉄によると、バスの製造メーカーが行った調査の結果、タイヤを冬用から夏用に交換した際、ホイールもアルミ製からスチール製に交換されていたが、ボルトやナットはアルミ用をそのまま使用したため締め付け不足となり、大きな負荷がかかってボルトが折れたとみられることがわかり、今月24日に青森運輸支局に事故の報告書を追加で提出したという。


車輪を固定するボルトは、タイヤのホイールの種類に応じて長さを変える必要があるが、ことし4月、十和田観光電鉄が冬用のタイヤの交換に伴ってこのバスのホイールをアルミ製からスチール製に交換した際、本来使うべき短いボルトが使われていなかったという。

これにより、ホイールの締め付けが不十分となってタイヤがぐらつき、ボルトが金属疲労を起こして折れたという。


十和田観光電鉄によると、ほかのバスについては、タイヤを車体に固定するのに適切な長さのボルトが使われていたということで、部品の点検や整備を徹底し再発防止に取り組むことにしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083690431.html?t=1438116666141

http://www.aba-net.com/news/news004.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150729-OYT1T50044.html

 

 

 

 

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201561350分に朝日新聞から、「まぶしくないハイビーム 車各社開発、安全機能アピール」というタイトルで、下記趣旨の記事が解説写真付きでネット配信されていた。

 

明るいけど、まぶしくない――。

自動車メーカーが、遠くまで照らせる「ハイビーム」のまま走っても対向車や前方の車の迷惑にならない技術を、次々に開発している。


日本では、対向車に遠慮して「ロービーム」で運転する人が多いが、ハイビームは、夜間の歩行者のいち早い発見に役立つ。

各社は、新たな安全機能としてアピールしている。
 
マツダが、今年1月に大幅改良した「CX―5」などに採用した新技術は、車の前方に付けたカメラが対向車のヘッドライトに反応し、対向車の接近を検知する。

ハイビームを照射するヘッドライトは、左右合わせて8つに分かれており、対向車がいる方向のハイビーム部分だけが自動で消える。

アウディなどが同様の仕組みを実用化しているが、国内メーカーでは初めてだ。


トヨタ自動車が開発した「アダプティブハイビームシステム」は、カメラが対向車を検知すると、ヘッドライト内の遮光板がその方向のハイビームを遮る。

対向車のドライバーは、通常のロービームと同じように感じる。「クラウン」に採用している。

スバル車の富士重工業が4月に売り出した「レヴォーグ」の改良車は、対向車が来たり、前方を走る車との距離が近づいたりすると、自動的にハイビームをロービームに切り替える。

同じ仕組みは、日産自動車の「スカイライン」、ホンダの「レジェンド」、トヨタの「カローラ」などにも採用されている。


100m先まで照らせるハイビームに対して、ロービームは40m。

歩行者の発見が遅れる危険性があり、警察などは夜間の運転中はハイビームが原則という立場だ。

ただ、対向車などが来るたびに切り替えるのが面倒で、ロービームのまま運転する人が多い。


2013年に交通事故で死亡した歩行者の7割は、夜間の事故だった。

 

昨年、大阪府内で夜間に起きた死亡事故67件を大阪府警が調べたところ、7件はハイビームにしていれば防げた可能性があるという。

府警は、ハイビームとロービームをこまめに切り替えて使うよう啓発するステッカーを、ヤマト運輸のトラック1800台に貼ってもらっている。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/DA3S11805904.html?ref=nmail_20150613mo&ref=pcviewpage  

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ハイビームの危険性については、過去に2回、紹介済。

 

 

 

 

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2015520047分に日本経済新聞電子版から、『信号の制御機、2割が老朽化 管理の都道府県は財政難』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

全国の信号機に設置された点灯時間などをコントロールする制御機の2割近くが耐用年数を過ぎて使われていることが、19日、警察庁への取材で分かった。

 

古くなると故障しやすくなるが、管理する都道府県の財政難などで、更新が進んでいない。

今のペースが続けば、10年後に3割が、耐用年数を過ぎて使われる恐れがあるとしている。


警察庁によると、2014年3月末時点で全国に設置された約20万3900基の信号機のうち、約3万8900基(19.1%)に、耐用年数を過ぎた制御機がついていた。

13年3月末時点は17.9%で、1年間で1.2ポイント上昇した。

 

13年度中にあった制御機の故障は803件。

このうち305件は、耐用年数を過ぎた制御機で起きていた。

 

一方、同年度に制御機が交換された信号機は約7300基。

交換は12年度より約2000基増えたが、このままのペースでは、10年後に更新時期を迎える制御機が、全体の3割以上になる可能性があるという。


信号機を取り付ける柱も、老朽化が進んでいる。

警察庁によると、14年3月末時点で、約89万8千本ある柱のうち、26.3%が、設置後30年以上経過していた。

柱はコンクリートや鋼管でできており、海岸など設置場所によって耐用年数に差がある。

各地の警察が点検などで改修時期を判断しているが、腐食などによる倒壊事故も発生している。


制御機や柱の更新・改修が遅れている大きな理由は、都道府県の財政難だ。

信号機など交通安全施設の整備費は、1993年度に全国で1465億円だったが、13年度は予算ベースで、約800億円にまで落ち込んでいる。


警察庁は今年3月、交通安全施設などの維持管理や更新、改修に関する中長期的な計画を作り、都道府県と連携して進めるよう、全国の警察に指示した。

 

同庁の担当者は、「信号機は国民を交通事故から守るために欠かせない。計画に基づいて着実に実行してほしい」と話している。

 

[信号の制御機]

主に信号機を支える柱に取り付けられ、点灯の自動切り替えや点灯時間などの電気系統を管理している。

警察庁は更新基準を19年と規定。更新時期を迎えて使っても、すぐにトラブルが発生するわけではないが、消灯などの故障が起きやすくなるとされる。

 

出典URL

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO87017600Q5A520C1CR8000/

 

 

 

 

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20155191229分に読売新聞から、『信号無視・逆走・・・ミス相次ぐ市バスで意識改革』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

運行ミスや法令違反が相次いでいる名古屋市バス。

昨年度は、国交省中部運輸局による文書指導や監査が入るなど、異例の事態となったが、今年度に入っても初歩的なミスが止まらない。

 

名古屋市交通局では、外部の有識者の意見を取り入れたり、今年度予算に運転手が経路を間違えないためのシステム整備費を盛り込んだりするなどして、再発防止に向け躍起になっている。

 

先月22日、出勤した市交通局の職員が、「市バスが信号無視した」との市民からのメールを目にした。

運転手(36)に道交法違反(信号無視)の疑いが持たれたため、バスに取り付けられたドライブレコーダーを確認。

その結果、バスが赤信号で交差点に進入していたことが判明し、運転手はその後、警察に出頭、反則切符を切られた。

同局の聞き取り調査に対し、運転手は、道路上の段差を避けようと車線変更をし、その際、「路面を見ていて、信号の確認が遅れた」と話したという。

 

信号無視のほか、バスレーンの逆走や運行途中の燃料切れなど運行ミスや法令違反が続発した昨年度は、その数が計701件に上り、前年度の662件を上回った。

今年1月には、乗客がいないものと勝手に判断し、バスの運行を途中で打ち切る運転手(36)も出る始末で、市はこの運転手を停職10日の懲戒処分とした。

 

中部運輸局は昨年5月、市交通局に対し、安全確保と法令順守の徹底を文書で指導し、報告を求めた。

市交通局から「危機的な状況」、「基本的なことをやっていないからミスが起きる」との声が上がる中、河村たかし市長は、「民間ほどの競争意識もなく、緊張感が足りない」と厳しく批判。

市交通局は昨年12月、中部運輸局からも指摘された「職員の意識改革」に重点を置いた再発防止策をまとめ、同局に報告した。

 

ここには、これまで講義形式だった研修を、職員が顔を合わせて話し合うグループ形式に移行するなどして、主体的にミス防止に取り組むことが盛り込まれた。

「昔は休憩中、休憩室でいろいろな年代の運転手が顔を合わせて話すことが多かったが、今ではスマートフォンを触るなどバス内で一人で過ごす人も多い」と、市交通局の宗田自動車運転課長が語るように、職場内でのコミュニケーション不足を配慮した対策と言える。

 

また、ミスを繰り返す運転手の参考にしてもらおうと、優秀な運転手から聞き取りを行ったうえで、行動マニュアルを今年度内に作成することにしている。

 

さらに、運行経路や運行ダイヤを間違えないようなシフトを組んだり、経路ミスが起きやすい地点で曲がる方向などを音声で案内するカーナビのような「運行支援システム」を全バスに導入したりして、システム面の改善も進めていく計画だ。

 

ただ、こうした対策もどこまで効果が上がるかは未知数で、市交通局は「『これをやればミスや法令違反がゼロになる』という特効薬はない。研修などを繰り返し実施していく中で、防止を図っていきたい」としている。

 

[名古屋市バス]

名古屋市内を中心に163系統で運行している。計1012台あり、運転手は名鉄バスや三重交通の委託を含め約1700人いる。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150519-OYT1T50014.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

名古屋市バスの運行ミスやミス防止活動に関する情報は、過去にも紹介済。

 

2014715日掲載

201476日報道 名古屋市の市営バスで運行ミスを防ぐ活動を昨年から実施しているがミスは減らず

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4094/

 

2014418日掲載

2014413日 愛知県名古屋市で運行中の市バスが燃料切れ、前日の給油忘れと当日の燃料計確認忘れのダブルミス

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3832/

 

 

 

 

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2015510199分に朝日新聞から、「夜間運転、ハイビームが原則 歩行者との衝突防ぐ効果」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ヘッドライトの基本はハイビーム。

意外と知られていない、この原則。

守っていれば、今年の3月までに大阪府で起きた夜間の交通事故の死者29人のうち、5人の命を救えたかもしれない。


「突然、左前方に人影が見えた。ブレーキを踏んだが間に合わなかった」

2月21日午後8時半ごろ、大阪府茨木市の市道で歩行者の男性(当時81)がワゴン車にはねられて死亡した。

運転していた男性会社員(44)は、直後の府警の調べに、こう話したという。


現場は片側1車線の直線道路。右側には工場跡の更地が広がる。左側は解体中の倉庫。夜は薄暗く、行き交う車もまばらだ。

当時も付近を走る車はなかったが、ヘッドライトはロービーム(下向き)だった。


道路交通法によると、夜間は前照灯をつけなければならない。

「走行用前照灯」と呼ばれるハイビーム(上向き)のことで、国土交通省令の基準で、前方100mの人や物を確認できる性能が求められている。


道交法では、他の車の交通を妨げるおそれがある場合には、光を消したり弱めたりする操作をしなければならないとされている。

そのひとつが、国交省令で「すれ違い用前照灯」と呼ばれるロービーム。前方40mの人や物を確認できる性能が求められている。


この原則通りにしていれば、冒頭のケースでも、ハイビームで早く歩行者に気づくことができた可能性があったという。


府警が分析したところ、同様の事例は、大阪府内で昨年起きた夜間の死亡事故67件のうち7件、今年は、3月までに他に4件あった。

府警は、こまめな使い分けを勧めるステッカーを作製し、ヤマト運輸関西支社のトラック約1800台に貼ってもらい、周囲のドライバーに呼びかけている。


日本自動車連盟(JAF)の実験では、5人のドライバーが時速80kmで走行したところ、コース上の障害物に気づいて停止したのは、ロービームで平均5.6m手前、ハイビームでは82m手前だった。

広報担当者は、「都市部ではロービームが習慣になりがちだが、周囲に支障を与えない範囲で積極的にハイビームにしてほしい」と話す。


適切な照射に自動的に切り替える技術も生まれている。

自動車用ランプ大手の小糸製作所は、ハイビームを基本としながら、車載カメラで対向車などを認識し、まぶしさを感じさせない範囲だけを照らすシステムを開発し、順次搭載されている。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASH4W5S5XH4WPTIL02J.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同様の趣旨の記事を、以前にも紹介済。

 

201376日掲載

2013628日報道 宇部市などでは警察が事故防止のため対向車がいない場合は車のライトをハイビームにするよう呼びかけ中

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3005/

 

 

 

 

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2015561214分にYAHOOニュース(東奥日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午後4時すぎ、青森市滝沢のみちのくトンネル(みちのく有料道路上)内で、十和田観光電鉄(十和田市)の路線バスが右後部のタイヤ2本の脱落によって停車する事故があった。

 

バスは、青森市側のトンネル入り口付近から脱輪したまま、約200m走行。乗客2人にけがはなかったが、警察は、現場を約5時間にわたり、片側通行止めにした。

警察や十鉄によると、脱落したタイヤの直径は約1m。他の車両などにぶつかる被害はなかった。

 

バスは、新青森駅(青森市)発、三本木営業所(十和田市)行き。

青森市側からトンネルに入る直前でタイヤが脱落した。異変に気付いた男性運転手がブレーキをかけて停車した。

乗客2人は、代替バスで終点の三本木営業所に、約2時間遅れで到着したという。


同社によると、整備士が出発前に打音や目視でナットの緩みやタイヤの空気圧の点検をしたが、異常はなかった。

このバスは、「スタッドレスタイヤから交換したばかりだった」(同社担当者)という。


同社は午後9時半ごろにバスのレッカー移動を開始し、警察は同9時35分ごろに交通規制を解除。

同社によると、5日時点で事故原因は不明だが、「再発防止のために日々の点検整備を強化していく」(同社運輸事業部)とコメントした。

 

出典URL

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150506-06121432-webtoo-l02

 

 

2015571814分にABAニュースからも、続報的記事が、下記趣旨でネット配信されていた。

 

直径1m以上あるこのタイヤ。ホイールも合わせた重さはおよそ100kgにもなる。

走行中のバスからこれが突然外れる事態が

 

大型連休中の5日午後4時すぎ、みちのく有料道路を走行中の、新青森駅発三本木営業所行きの十和田観光電鉄のバスのタイヤが外れた。

 

関係者によると、青森方向から走ってきたバスは、みちのくトンネルの数10m手前にある橋の付近で、右後ろのタイヤ2本が脱輪。

この時に「ガタン」という衝撃を感じた運転士は、2〜300m先にバスを停車させた。

外れたタイヤのうち1つが、進行方向右側の沢に落ちた後、もう1つのタイヤは、トンネル内の進行方向左側に寄ったところで止まった。

幸いにしてけがをした人はいなかったが、もし、タイミングが悪く対向車が走ってきていたら

 

十和田市内の営業所にけん引されたバス。

本来であれば、後輪の2本のタイヤは長さ6cm、直径2cmほどのボルト8本に2種類のナットで止められている。

しかし、タイヤの外れた右の後輪部分を見てみると、8本のボルトすべてが根元から完全に折れてしまっている。

 

十和田観光電鉄によると、このバスは20年前に製造され、3年前に十和田観光電鉄が中古で購入した。

4月23日に、冬タイヤから、履きつぶすための古いスタッドレスタイヤに交換し、青森方面の路線を中心に使われていた。

 

十和田観光電鉄は取材に対し「現在原因を調査中でコメントを出せる状況ではない」話しています。

 

出典URL

http://www.aba-net.com/sp/news/news010.html

 

 

 

※関連記事のURL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150506-OYT1T50014.html 

http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084607371.html?t=1431118965698

 

 

 

(2015年5月19日 修正1 ;追記)

 

2015515192分にNHK青森から、ボルト4本に亀裂が入っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

十和田観光電鉄の白石社長は、15日に本社で会見を開き、「バスの利用者と関係者にご迷惑と心配をおかけして大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
そのうえで、事故のあと折れた状態で見つかったタイヤと車体を固定する8本のボルトのうち4本は断面が腐食してひびが入っていたことを明らかにし、老朽化や金属疲労によってボルトが折れた可能性があるという見方を示した。


このバスは20年前に製造され、3年前に十和田観光電鉄が購入したが、購入前にボルトの交換が行われていたかどうかはわからないという。


十和田観光電鉄は、年1回行っているタイヤのボルトの点検を3か月ごとに行うことを検討していて、来月3日までに、事故原因や再発防止策をまとめた報告書を国交省青森運輸支局に提出することにしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084790091.html?t=1431723829355

 

 

516日付で読売新聞青森版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

発表によると、右後輪では8本あるボルトが全て折れており、断面を調べたところ、うち4本に数mmの腐食や亀裂が確認された。

ボルトの劣化でタイヤに偏った力がかかり、ボルトの切断と脱輪につながった可能性があるという。

 

今回の事故では、国交省東北運輸局が同社に対し、6月3日までに事故原因と再発防止策を報告するよう求めており、同社は引き続き原因の調査を進める考え。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150515-OYTNT50465.html

 

 

 

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201411261053分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

兵庫県尼崎市は25日、市道の水路に転落して重傷を負い、障害が残った市内の女性(71)に、約1600万円の損害賠償金を支払うことで合意したと発表した。


市によると、平成25年7月18日午後10時55分ごろ、同市武庫之荘を自転車で走行中だった女性が、前から来た車をよけようとして道路脇の水路(幅50cm、深さ67cm)に転落。脊髄を損傷する重傷を負い、首から下がまひする障害が残った。


女性側は、転落の危険があるにもかかわらず、水路に柵を設置しなかったのが原因だとして、市に治療費などの支払いを求めていた。


市は管理上の責任を認め、治療費や慰謝料として女性側に約1600万円を支払うことで合意したという。

市は、事故後、用水路に鉄製の柵(高さ1.1m)を設置した。

 

出典URL

http://www.sankei.com/west/news/141126/wst1411260024-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下のような同種事例を、つい最近、紹介したばかりだ。

 

2014111日掲載

20141026日 福島県会津若松市の道路脇にある深さ1mの側溝に夕方以降?自転車ごと転落して死亡、側溝には柵も蓋もなかった (他同種事故1件)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4388/

 

危険とは分っていても対象がべらぼうに多く、予算や人出の関係で全てには手が回らない・・・。

産業現場でも、同じような問題を抱えているところが多いと思うが、妙手はない。

毎年、少しずつでもよいので予算をとり、優先順位をつけてコツコツと対処していくしか、方法はないのだろう。

 

 

 

 

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2014102712分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日朝、5時半ごろ、会津若松市千石町の市道の脇にある側溝の中で、男性(64)が倒れて死亡しているのを通りかかった男性が見つけた。
側溝の中には、男性の自転車も一緒に落ちていたという。


警察によると、側溝は幅およそ1m50cm、深さがおよそ1mで、市道との間に柵はなく、側溝に蓋も設置されていなかったという。


男性は、25日夕方から姿が見えなくなったことから、家族が探していたという。


警察は、自転車に大きな損傷がないことや現場に車のブレーキ痕が残されていないことなどから、男性が、何らかの理由で側溝に転落したとみて調べている。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055704031.html?t=1414356893589

 

 

この事故の4日後に、広島県福山市でも同種事故があった。

以下は、20141030日付でテレビ新広島からネット配信されていた記事。

 

けさ早く、福山市神辺町で、自転車に乗っていた高齢の男性が側溝に落ちて死亡する事故があった。

事故があったのは、福山市神辺町新徳田の市道。

 

きょう午前5時55分頃、通行人の男性から「男性が自転車にまたがったまま側溝に落ちている」と警察に通報があった。

側溝に転落していたのは、近くに住む無職の男性(83)で、男性は病院に運ばれたが、死亡が確認された。

男性は、忘れ物を取りに自宅に戻ろうとして、転落したものとみられている。

 

側溝は幅1.5m、高さ1mで、水深は8cm。

道路脇には柵があったが、隣の敷地側に柵はなかった。

 

警察は、単独事故とみて事故の原因を詳しく調べている。

 

出典URL

http://www.tss-tv.co.jp/tssnews/NN1410303040.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○自転車が側溝などに転落する事故は、結構、起きているらしい。

2013年に死者数12人と全国ワーストワンになった岡山県では、2014年3月14日にNHK岡山が、原因や対策などについて詳しく報道していた。

 

去年、自転車転落事故による死者数が12人と全国でワーストワンになった岡山県。
なぜ、事故が起きたのか、どうすれば事故が回避できるのか、詳しくお伝えします。

 

自転車転落死の中でも、多いのが用水路や側溝に転落して死亡した人数。
なんと11人。10年間で、過去最多です。
そして、今年に入ってから、すでに2人の方が亡くなっているんです。

 

岡山県警察本部も注意を呼び掛けています。

 

実際にどんな所で自転車転落事故が起こったのか事例を紹介します。
去年の3月。倉敷市で起きた事故です。事故が起きたのは、午後830分。
自転車で買い物から帰る途中だった、76歳の女性が、用水路に落ちて亡くなりました。
延髄を損傷して、ほぼ即死状態だったそうです。
実際に現場に行ってきました。

「実際に事故が起こった現場です。
大きい道路からは入り込んでいるのでライトを消すとこのようにかなり暗いんです」

 

「用水路のそばにあるこの柵、とても新しいです。事故が起きたあとに設置されたそうです」
地面から用水路の底までは、およそ1m80cmもあり、自転車から落ちたとすると、かなりの衝撃だったと考えられます。

 

「実際に自転車ではしってみる。このカメラでどのように見えていたか撮影します」

「柵がなかったら、道路と用水路の境目が分からず非常に怖い、交通量も多く車をよけようと思うとかなり危ないと」

では、去年起きた用水路への転落死亡事故から、原因を探ってみたいと思います。

 

1つめ。事故の11件中8件が「夜間」に発生していました。
事故現場は照明などのないところや、照明はあっても暗い夜道で、用水路に気付かず落下してしまったと見られています。
また夜間のため、落下してから発見されるまでに時間がかかり死に至るケースが多いそうです。

そして2つめ。自宅から1km以内で事故が起きていました。
これは、慣れた道を走っているからと、油断してしまい、運転操作を誤ったのではないかといわれています。

そして3つめ。11人中5人が高齢者でした。
加齢とともに、運転能力やバランス感覚が低下して運転操作が劣っていることが、事故につながっていると考えられています。

そして4つめ。11人中4人がお酒を飲み、自転車を運転していました。
アルコールを摂取すると、注意力、判断能力が低下するといわれています。
自転車も車両ですから、飲酒運転は違反です。

毎年何人もの方が亡くなっているにも関わらず、なぜ対策が思うように進んでいないのでしょうか?
それは、岡山ならではの事情が関係しているそうなんです。

 

雨の降る日が少なく、河川から農地に水を引くために用水路が必要とされたため、用水路が多いとされています。

ではいったい、岡山県にはどのくらいの用水路があるのでしょうか? 岡山県農林水産部耕地課の方に聞いたところ、回答は・・・「把握できていない」

 

ということで、岡山市の経済局農村整備課に聞いたところ、ホームぺジ上では4,100kmと公表しているようなんですが、「データの出所が不明」と、曖昧な解答でした。
4,100km
というと日本列島が約3,000kmですから非常に長い。
他の地域と比べますと、岡山市とほぼ面積が同じで農耕が盛んな福山市と比較すると福山市はおよそ370km
岡山市は用水路が非常に多い地域といえます。
その分、事故も多発しているといえるのかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・

http://www.nhk.or.jp/okayama/program/kindaichi/20140314.html

 

○ブログ者も、つい最近、自転車ではなかったものの、歩行中にほぼ同じヒヤリ体験をした。

 

それは18時半ごろのこと。

初めて歩いた道は住宅地の外れで、周囲はほぼ真っ暗状態だ。

わずかな明かりを頼りに、水路にかかる、うっすらと白く浮かんでいる橋を渡ろうとして、ふと、どういうわけか、橋を渡らず、斜めに横断したほうが近道ではないかという気になり、足を踏み出しかけた、その瞬間、これまたどういうわけか思いとどまり、よくよく見れば、そこには柵も蓋もなかった、というものだ。

 

暗さに慣れてきた目で見ると、深さは約2m。水はほとんどなくコンクリートの底が見えている状態で、落ちていたらどうなっていたことか?

今、思いだしてもゾッとする。

 

それにしても、なぜ、すんでのところで思いとどまることができたのか?

それは、過去の同種事例をイヤというほど知っていたため、それらの情報が潜在意識に働きかけ、自己の行動にストップをかけたから・・・と思うのは、あまりにも牽強付会・我田引水か?

 

そんなことを考えてしまった今回の事例、とても他人ごととは思えないので、産業安全とはちと違うが、掲載した。

 

 

 

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20149262059分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

927027分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後4時すぎ、鹿児島市清水町の国道10号線で、乗用車の右後ろのタイヤが、突然、外れ、妹と2人で歩道を歩いていた小学2年生の女の子にあたった。
この事故で、女の子は転倒して顔やひざなどに打撲や擦り傷の軽いけがをして、病院で手当を受けた。


警察の調べによると、現場は、JR鹿児島駅から北東に1kmほど離れた県道との合流地点で、赤色点滅信号前で一時停止しようとした際に外れて対向車線側まで転がり、縁石で跳ね上がって女児のランドセルに当たった。

一緒にいた妹にけがはなかった。

乗用車を運転していた男性会社員(40)は、「一時停止をした際にガツンという衝撃を感じ、その後、周りを見たらタイヤが外れたことに気が付いた」と話しているという。


警察によると、タイヤは直径がおよそ60cm、重さが18kg余りあり、ホイールごと外れていて、タイヤと車軸をつなぐ5本のボルトはすべて折れていたという。

 

車は1998年製。

警察は、整備不良の可能性も含め、原因を調べている。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5054910301.html?t=1411767722492

http://www.asahi.com/articles/ASG9V7JMCG9VTLTB00W.html

 

 

 

 

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2014761634分に朝日新聞から、『名古屋市バス、減らぬミス 路線間違いや停留所通過・・・』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名古屋市営バスの運行ミスが減らない。

市交通局は現場に危機感がないと悩み、運転士からは現場の声が届かないと不満が漏れる。

2011年の事故隠し発覚を機に、ミスの報告は上がるようになったが、対策は後手に回り続けている。


「行き先、(出)発時刻を再確認して、間違えないようお願いしますね」
6月下旬の午後、名古屋駅前のバス停。市交通局職員が車内の運転士に声をかけた。

赤字で「経由確認」などと書かれた看板を手に、数分おきにバスが着く度に走り寄る。
運行ミス防止強化月間を掲げ、6月に始めた対策の一つだ。

路線間違いが起きやすい50カ所超で、全11営業所と市交通局で実施。
同局からは経理などバス事業以外の職員も含め、のべ300人超が出た。

無線で全車両に注意喚起し、出発前の運転士の点呼に同局幹部が立ち会う試みもした。


それでも6月のミスは67件にのぼり、5月までの月平均57件を上回った。

国交省中部運輸局は、「利用者に影響する重大な問題なのに、組織内で危機感が共有できていない」と指摘。7~8月に、バス事業者に対して初めてとなる立ち入り調査をする。


なぜミスが減らないのか。

市交通局の宗田・自動車運転課長は、「運転士は車庫を出ればずっと1人。緊張感が切れないようプレッシャーを与え続けるのは難しい」と話す。

だが、それだけではない。そもそもミスの原因分析がほぼ手つかずになっている。


市交通局がミスの全容を知る仕組みができたのは昨年1月だ。

11年の事故隠し発覚を機に、報告義務を怠った事故が過去10年間で1989件あると判明。市は交通局長ら239人を処分した。

その反省から全営業所に、事故に至らないミスも報告を義務づけた。


すると、13年度のミス報告は前年度比6割増の662件になり、路線やダイヤの誤認が6割、バス停通過が2割。

今年度も似た傾向が続くが、「ミス対策は後手に回った。事故防止策を優先した」(宗田課長)。

12年度671件、13年度591件を数える交通事故の方の対応に追われてきた。


ミス対策の遅れから「現場に危機意識が浸透していない」と宗田課長。

市交通局は中部運輸局が選ぶ外部専門家の助言をふまえ、9月をめどに抜本的な対策をまとめる。

効果のほどは、報告された大量のミスの実態と背景にどこまで迫れるかにかかっている。


運行ミスが減らないことは、現場からどう見えているのか。

あるベテラン男性運転士はこう語った。
現場の声が上に届きにくい。これではミスは減らない。本丸は市役所本庁の職員、営業所の幹部はそれを守る外堀で、運転士はその外。どうせ上は守ってくれんと不信感が募っている。


11年の事故隠し発覚前は、営業所の管理ミスで遅延しても運転士だけ処分され、事故が表にならないよう自腹で示談にするよう求められることもあった。
事故隠し発覚後は、細かく報告を上げつつ運転士だけのせいにして上を守る傾向が強まった。

タイヤを縁石に軽くこすっても事故にされ、車いすの客を手伝って数分遅れても問題になる。

現場は疲弊している。

運行ミス対策を探る名古屋市が強く関心を寄せるのが川崎市営バスだ。

車両は名古屋の3分の1ほどの約340台。

経路ミスや遅れが10年度に72件に達し、学者らによる改善委員会を設けた。

対策は、運転士らの提案を改善委で精査して採用。ミスは11年度39件、13年度13件にまで減った。

運転席に備え付け、路線に応じ「この先右折」などと示す小型モニターが好評という。約1億3千万円かけ全車両につけた。車内での自動案内アナウンスは女性の声だが、「スターフ(運行表)確認」など運転士への注意喚起は男性の声にして区別している。


市交通局の小林・安全指導課長は、「人間はミスを起こす前提で対策をとる。どんなにいいアイデアも当たり前の風景になっては意味がない」と話す。

今も運転士の声を採り入れ、バス停の注意書きのデザインを年度ごとに変えるなど、対策内容を更新している。

川崎市営バスの改善委員会で委員長を務めた東京海洋大の寺田一薫教授(交通政策)の話;

名古屋市は原因分析が不十分で、結果を急ぎ過ぎている印象だ。件数に一喜一憂せず、重大な事故につながりかねないミスとそうでないものを分け、2~3年かけ対策に取り組むべきだ。運転士にも提案させ、集中力が切れないようにする工夫が必要。ミスを重ねる運転士がいる背景には、処分の仕方や職場環境の問題がある可能性もある。配置転換は現場へのプレッシャーを強め、士気を下げる。
     


名古屋市営バス 最近の主な運行ミス
4月  3日 免許を営業所に忘れ不携帯で回送運転
    5日 交差点通過後にバスレーンを誤り逆走
  13日 乗客を乗せ走行中に燃料切れ
  15日 方向指示器を出さずに右折し検挙
5月  3日 運転士が寝過ごし15分遅れで出発
  12日 携帯電話で報告をしながら運転し検挙
6月17日 赤信号で交差点を直進し検挙

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG754CRBG75OIPE007.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○ヒューマンエラー対応、ヒヤリハット事例の活かし方などについて参考になることがあるかもと思い、紹介する。

 

○本ブログでは、川崎市バスと相鉄バスの状況や取り組みについて紹介済。

川崎市バスは下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/766/

相鉄バスは下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1416/

 

○4月13日の燃料切れ事例は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3832/

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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