2017年6月7日17時29分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月7日17時20分にNHK奈良からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良県吉野町の吉野山にかかるロープウエーで、4月、操作ミスでゴンドラが停留所の設備に衝突していたことが、7日、近畿運輸局への取材で分かった。
けが人はいなかった。
事故後、運休しており、同局は行政処分などを検討している。
同局によると、4月28日午後、吉野山と麓を結ぶ全長約350mのロープウエーで、上りと下りの2基のゴンドラが停止位置で止まらず、下りのゴンドラは鉄製の設備に衝突。
上りのゴンドラも所定の位置を5mほど行き過ぎて木製の柵をなぎ倒して止まった。
上りのゴンドラに乗客は乗っておらず、下りには15人の乗客が乗っていた。
ゴンドラの運行は、山頂付近の運転室で管理。
乗客の人数に応じてブレーキのタイミングを変えて停止させており、運転室の男性職員が乗客の人数を誤り、ブレーキが遅れたことが原因とみられる。
さらに、所定の位置を行き過ぎた場合に自動でブレーキをかける安全装置の電源が入っていなかったということで、近畿運輸局は、重大な事故につながった可能性もあったとして、行政処分などを検討している。
吉野山のロープウエーは、88年前の昭和4年から運行が始まり、現存する国内最古のロープウエーとして、日本機械学会が認定する「機械遺産」にも登録されている。
吉野山のある吉野町は、「一目千本」と賞される春のサクラと秋の紅葉の時期を中心に、毎年100万人前後が訪れる観光地。
ロープウエーは、山のふもとにある停留場と、世界遺産の金峯山寺がある中腹までの350mの区間で運行され、観光客とともに、地元の住民も“生活の足”として利用する、貴重な交通機関となっている。
出典
『奈良・吉野山のロープウエー、4月に衝突事故 職員操作ミス、事故後は運休』
http://www.sankei.com/west/news/170607/wst1706070071-n1.html
『吉野山ロープウエーが衝突事故』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2054022221.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。