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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2022461129分にYAHOOニュース(テレビ岩手)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岩手県の防災ヘリが山林火災の消火作業中、上空から撒いた水が地上の消防団員に直撃して重傷を負っていたことがわかり、国土交通省は調査官の派遣を決めた。

国土交通省によりますと、3日、岩泉町安家で発生した山林火災の消火作業で、岩手県の防災ヘリが上空30メートルからまいた大量の水が地上の消防団員に直撃し、背骨を折る重傷を負ったという。

国土交通省は5日、詳しい経緯を確認し、消防団員のけがが重傷であることなどから、航空事故にあたると判断した。

6日午後、運輸安全委員会の調査官2人が花巻市にある県の防災航空隊で聞き取りなどの調査を行い、7日、岩泉町の事故現場を調査する予定。







https://news.yahoo.co.jp/articles/5e4f56f2dd7399ada7ffd2ed599e96401a8dcdc8

 

461154分にYAHOOニュース(岩手朝日テレビ)からは、30m上空から撒いた700ℓの水が一度に当たった可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

43日、岩手県岩泉町で発生した山火事の消火活動にあたっていた消防団員の男性が県の防災ヘリからの大量の水があたって大けがしたことが分かりました。  

県などによりますと、事故は3日午後3時半ごろ、岩泉町安家で発生した山火事の消火活動中に県の防災ヘリが上空から水をまいた際に、下にいた岩泉町消防団員の50代の男性が背骨などを折る大けがをしたということです。

事故は痛みを訴えた男性からの申し出で発覚し、防災ヘリが高度30メートルの上空からまいた700リットルの水が一度にあたった可能性もあるとみられています。  

事故を受けて国土交通省はきのう、航空事故に認定しました。

6日は運輸安全委員会の調査員2人が花巻市の防災航空センターで聞き取りを実施し、7日現場を調査するということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9593775c9e89a39b5497be7c0c4ac1f67196b5f

 

44日付で岩手日報からは、直前に高齢男性が野焼きしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日午前11時10分ごろ、岩泉町安家字大平の牧草地から出火し、山林に延焼した。

宮古地区消防本部などによると、消防署員や消防団員約90人と県防災ヘリが消火に出動。
午後4時20分に鎮圧した。
けが人は確認されていない。

現場は旧大平小中の近く。

地元住民が、山に火が燃え広がっていると119番通報した。

直前に近くの高齢男性が野焼きをしていたといい、岩泉署が原因や焼失面積を調査中。

https://www.iwate-np.co.jp/article/2022/4/4/112867 

 

461644分にNHK岩手からは、ヘリから避難の呼びかけがあったが残り火を消そうと活動していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

防災ヘリコプターは水をまく際、地上にいた消防団員などに無線や拡声器などで水が当たるおそれがあるエリアから避難するよう呼びかけていたということです。

けがをした男性は「避難の呼びかけを知っていたが、残り火があったので消そうと思い、ほかの団員と離れて活動していた。すぐに待避できず水を避けられなかった」と説明しているということです。

県消防安全課の田端総括課長は、「けがをされた男性などには心からお見舞い申し上げます。国の調査には真摯に対応し、調査結果を踏まえて再発防止策を検討したい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20220406/6040013945.html 



(2023年2月17日 修正1 ;追記)

20232161850分にYAHOOニュース(岩手めんこいテレビ)からは、ヘリと地上の連絡不十分などとした報告書が公表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

国の運輸安全委員会は2月16日「地上とヘリとの連携不足」が原因とする調査報告書を公表しました。

この事故は2022年4月、岩泉町安家で起きた林野火災で、地上にいた50代の男性消防団員が県の防災ヘリからまかれた水に当たり、背骨を折る大けがをしたもので、運輸安全委員会が原因を調査してきました。

16日に公表された報告書では、当時の状況について「鎮火が近づいていた中でヘリと地上消防隊が同じ場所で活動していた」と分析。

本来、ヘリと地上で必ず事前に連携を取るべきなのに、それが不十分だったため、水が消防団員を直撃したと結論付けています。

県 消防安全課 田端総括課長:
「(県の)マニュアルに情報共有のやり方が詳細には書かれていなかった。報告書の内容を確認のうえ必要な対応を行うこととしていて、防災ヘリコプターのさらなる安全運航に努めていきたい」

県では2022年6月、ヘリから散水する際は地上との情報共有を確実に行うことを各消防本部に通知していましたが、今回の報告書を受けて、さらに検討を重ね、3月中をめどにマニュアルを改訂する方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e47a4320c9b85922b8a91ffef43510e3d2b76cbd

 

※以下は、運輸安全委員会報告書の主要点抜粋。
くすぶっている同じ場所で地上と上空から消火活動していた、低速で散水したため水が拡散しなかった、樹木が密集していて上空からは人が見えにくかったなどと記されている。

(p16/17)

・・・

負傷した消防団員は、同機が上空を飛行していない間に図7の黄色の経路を移動して、くすぶった倒木の消火活動を行っていたと考えられる。

15時23分に同機が火災現場上空を飛行した際、副操縦士は、火災は収まりつつあり、火は見えなかったと述べていることから、火災が鎮火に近づき延焼区域が狭い範囲になっていたと考えられる。

その後、同機は700を給水し、15時31分40秒ごろ、煙が出ていた箇所に誘導され散水したが、同機と地上消防隊との間で十分な連携が行われず、くすぶっていた同じ箇所に対して、同機と負傷した消防団員が重複して消火活動を行ったものと考えられる。

・・・

事故発生時、火災が収まりつつあり、消火範囲が狭くなっていたため、機長はホイストオペレーターが誘導しやすく、かつ効率的な消火を行うため低速で散水を行ったと考えられる。

地速度4ktの低速で散水したことにより、拡散せずに大量の水が散水されたことから、散水の直撃を受けた消防団員への衝撃を増加させた可能性が考えられる。

・・・

事故が発生した場所付近では、樹木が密集しているため、斜め方向から人影を視認することは困難であったと考えられる。

したがって、事故発生時の誘導中は、同機から負傷した消防団員を斜め上方向から地上を視認することになることから、早期に発見することは困難である。

さらに、負傷した消防団員は、樹木が密集している中で同機を直前に視認したため、同機を視認後に安全な場所へ退避することは、空間的かつ時間的な余裕がなく困難であったと考えられる。

・・・



http://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/rep-acci/AA2023-1-1-JA10TE.pdf 

 

 

  

 

 

 

 

 

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202241922分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

佐賀県唐津市消防本部の救急隊員が3月30日、救急搬送した唐津市内の女性(90歳代)を病院のベッドに移す際、後頭部を約1メートル下の床に落とし、約1週間のけがを負わせた。

青山消防長らは唐津市内の家族に謝罪。
31日に同市内での記者会見で公表した。

発表によると、30日午前、玄海町内の医療機関から女性の転院搬送の119番があった。

女性は肺炎を患い、胸部に水がたまっていた。

呼吸をしやすくするため、医師は救急隊員3人に対し、女性を水平に寝かせず上半身を起こした状態での搬送を指示した。

隊員はストレッチャーで唐津市内の病院に転院搬送。
ベッドに移す際、3人は女性の頭部、腰部、脚部をそれぞれ抱え持った。

頭部と腰部を受け持った隊員は女性の下に敷いたタオルケットの四隅をつかんでいた。

ところが、腰部を担当した隊員がベッドと女性との間に立っていたため女性をベッドに移せず、隊長はいったん離れるよう指示。

隊員がタオルケットを握っていた両手を離したため、女性の上半身はタオルケットから滑り落ち、フローリング床で後頭部を打ったという。

女性は後頭部を縫うけがを負い、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血と診断された。

搬送前と意識レベルに変化はなく、血腫や出血の増大はみられないという。

青山消防長は「命を守るべき消防職員が市民にけがを負わせるあってはならない事故」と謝罪した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220331-OYT1T50365/ 

 

411331分にYAHOOニュース(佐賀新聞)からは、腰を支えていた隊員がベッドに挟まれたため隊長の指示で手を離したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

30日午前1140分すぎ、市内の90代女性を東松浦郡玄海町の医療機関から市内の病院のベッドに運ぶ際、高さ1メートルのストレッチャーから転落させた。

容体は安定し、意識はあるという。  

消防本部によると、隊長ら3人が、女性の頭から腰付近まで下に敷いていたタオルケットと、女性の足をそれぞれ持っていた。

腰を支えていた隊員が移動先のベッドに挟まれたため、隊長の指示で女性から手を離した。

その際、女性が後頭部から床に滑り落ちた。

消防本部は「隊員全員がどこを支えているか認識できておらず、安全管理が不徹底だった」と説明した。

青山消防長は「あってはならない事故」と陳謝、隊員への処分は検討中とした。

同本部では2016年にも担架から男性が転落してけがをするなど、同様の事故が今回を含め3件発生している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3bd5f348a1b8893614802d8705e8f94e15b88eb

 

331196分にNHK佐賀からは、誤って手を離した、今後は搬送の障害となるものを移動して動線確保を徹底するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

唐津市消防本部によりますと30日正午ごろ、唐津市の病院で、救急隊員3人が90代の女性を搬送用のストレッチャーから入院用のベッドに移そうとした際に、誤って女性をおよそ1メートルの高さから床に転落させたということです。

隊員2人がタオルケットで女性の頭を支え、もう1人が脚を抱えていましたが、女性をベッドに移す際に隊員1人が誤ってタオルケットから手を離し、女性が転落したということです。

女性は頭を8針縫ったほか、頭がい骨の線状骨折など、全治1週間のけがをしました。

消防本部は、病室が狭く、ストレッチャーをベッドの横に置くことができなかったことなどが事故の原因だとして、患者を搬送する際は障害となるものを移動して、動線の確保を徹底するなど再発防止に努めるとともに、職員の処分を検討するとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20220331/5080011384.html

 

 

(ブログ者コメント)

2016年の事例については本ブログでも紹介スミ。

 

 

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20223151745分にYAHOOニュース(静岡新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「緊急走行中の救急車が遅くてイライラ… そんな経験はありませんか?」―。

袋井消防本部がツイッターなど会員制交流サイト(SNS)で発信したメッセージが話題を呼んでいる。

一般のドライバーに救急搬送への理解、協力を呼び掛ける内容で、ネット上であっという間に広がった。

思いがけない反響の大きさに、担当者は驚きながらも「消防業務への理解を深めるきっかけになれば」と願う。  

注目されているのは、緊急走行なのに「なぜ遅いか」を説明した227日の投稿。

緊急走行時の救急車の車内では不安定な状況で処置が行われ、傷病者の症状によっては揺れに細心の注意を払って運転しなければならないことを動画付きで紹介している。

ツイッターでは、これまでに1万件超のリツイートと、2万件以上の「いいね」を集め、ユーザーから「救急隊員さんいつもありがとう」「この情報が広まりますように」とのコメントが寄せられた。  

同本部では、市民へのアピールの手段として2020年からSNSを活用し、各消防署の担当職員を中心に日々の活動を発信している。

救急車の投稿を企画したのは袋井消防署の三谷消防副士長。

昨年も、ため池での水難事故を注意喚起する投稿を企画し、反響を呼んだ“アイデアマン”だ。  

消防業務には市民に知られていない活動が多いと感じていた三谷副士長。

救急車の緊急走行もその一つで、「より安全な搬送につながれば」と提案した。

構成から撮影、編集まで一手に担い、走行中の救急車の揺れを再現するなど、見る人を冒頭から引きつけられるような演出を意識したという。  

反響について三谷副士長は、「消防への期待の表れと感じている。応援のコメントも届き、励みになった」と感謝する。

今後は外国人向けの投稿も予定している。  

同消防署救急係によると、管内(袋井市、森町)では毎年3千件以上の救急出動があり、年々増加しているという。

柴田係長は、「一分一秒を争う事案も多い。一般ドライバーの皆さんの協力は迅速な搬送の支えになっている」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac4c186dffa1bb48bbd504ffcf4ed818065f10ad

 

 

 

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2022313152分にYAHOOニュース(千葉日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

千葉市で昨年10月、救急搬送中の投薬を誤ったため患者が一時、心肺停止状態になった事故で、千葉市消防局は11日、救急救命士の知識不足や医師の不適切な対応が原因とする第三者委員会の報告書を発表した。  

同局によると、昨年10月、食物アレルギーによるアナフィラキシーを起こした若葉区の10代女性を救急車で搬送中、20代男性救急救命士が本来は使用が認められていない心停止患者用の薬剤「アドレナリン」を誤投与。

女性は致死的な不整脈を起こし、一時、心肺停止状態となった。  

事故を受け、市は救急救命の専門家ら外部有識者で第三者委員会を設置し、事故原因を調査。

報告書によると、男性救急救命士は、アナフィラキシー症状を緩和する薬剤「エピペン」がない場合、応急処置としてアドレナリンを投与できると誤認していた。

さらに、報告を受けていた市消防局指令センターの常駐医師も搬送先の医師からの指示だと思い込み、不審に思ったがそのまま放置したことが事故につながったと結論づけた。  

同局は、常駐医師と救急隊の通信をモニタリングする専任職員の配置も検討するなどして再発防止を図るとした。

誤投与された女性は既に退院。

同救急救命士は救急車の乗務を外れているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/74509416264ead0e450f2f205437a4ae814e772f

 

317日付で毎日新聞千葉版からは、救命士と搬送先医師間の会話が主語省略や音声不明瞭で情報が正確に伝わっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

202110月に食物アレルギーでアナフィラキシー症状を起こした10代女性を救急搬送する際、アドレナリン剤の誤投与により女性が一時心停止の重体に陥った事故で、千葉市は11日、救急救命士と医師の知識不足や理解不足、コミュニケーションエラーを指摘する第三者委員会による調査・検証報告書を公表した。

報告書は、

▽救急救命士の資格を持っていなかった救急隊長のリーダー
 シップの欠如
▽誤投与した救急救命士のアドレナリンに関する知識不足
▽指令センター常駐医師は搬送先の医師が処置を指示した
 ものと都合良く解釈した

ことなどを指摘した。

また、救急救命士と搬送先の医師の間では、主語を省略した会話が音声不明瞭な通話によって交わされ、情報が正確に伝わらず、それぞれが疑問や違和感を持ちながら誰もチェックできていなかったという。

対策として、研修の強化やマニュアル・手順の修正を提言した。

https://mainichi.jp/articles/20220317/ddl/k12/040/192000c

 

(ブログ者コメント)

千葉市が11日に公表したという報告書を探してみたが、見つからなかった。

 

 

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20223121731分にFNN PRIME(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場に居合わせた看護師の救急処置で運転手が一命をとりとめた事故が、愛知・豊橋市であった。

しかし、現場にかけつけた救急隊員が懲戒処分となる事態となっている。

いま、豊橋市が行った救急隊員へのある処分を巡り、議論が巻き起こっている。

20218月、豊橋市内の交差点で乗用車がガードレールに衝突する事故が発生。

運転手が心肺停止になったが、偶然、その後ろの車には看護師が乗っていた。

看護師は、とっさに運転手への応急手当を開始。

その後、現場に到着した消防の救急隊から「静脈路確保」をするよう指示を受けて処置を続け、運転手は一命をとりとめた。

偶然現場に居合わせた看護師に医療行為を指示し、患者の命を救った男性消防士。

しかし、これが不適正な業務として、消防士の男性は処分された。

搬送中の救急車の中で看護師の人が行ったのは「静脈路確保」。

治療に必要な薬剤を静脈に入れるため血管に針を刺す行為で、本来なら現場で医師からの指示を受けた消防の救急隊が行わなくてはいけない任務だ。

しかし、いったいなぜ、現場にいた看護師の人が処置したのか。

 <消防隊員(53)>
「自分でやるより看護師に任せた方が確実だと思った。」

さらに救急隊員は「自分が処置をした」と虚偽の報告をし、豊橋市は減給10分の16カ月の懲戒処分とした。

とっさの判断で命を救った今回の救護措置。

処分されたことについて市民は… 。

豊橋市民A:

「とっさに人を救うという正義感が出て、やむを得ない状態。公式な処分というのは、ちょっと酷じゃないかなと感じます。」

豊橋市民B:

「本当は本人がやらなきゃいけないことを、看護師さんがやってくれたという対応は良くないなと。(処分は)妥当と言えば妥当だけど。」

豊橋市民C:

「(減給)6カ月はさすがにかわいそうですね、長すぎ
  ます。」

豊橋市民D:

「自分でしなかったことを「自分でした」と言っちゃったのは、やっぱり良くないことだと思うので、処分は仕方ないことだと思います。

豊橋市消防本部の担当者は取材に対し、「厳正に処分しないと組織として救急業務が成り立たなくなる行為だった」とコメントしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4cb7a7d660f89b6b4fce666290748e7b00140120

 

 

 

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202235130分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

愛知県犬山市で20207月、心肺停止状態の80代男性に救急隊が救命処置をした際、救急車に載せていた自動体外式除細動器(AED)のバッテリー残量が不足し、電気ショックを継続できない事態が起きていたことが分かった。

男性は搬送先の病院で死亡したが、消防側は「死亡との因果関係は認められなかった」として、バッテリー切れだったことを当時、遺族に説明していなかった。

犬山市消防本部の説明によると、207月、男性の妻からの119番通報を受けて市消防署北出張所から救急車が出動。

救急救命士らが男性の自宅で心臓マッサージや人工呼吸をしながら、AEDで電気ショックを4回実施した。

継続して5回目を試みたが、作動しなかった。

予備バッテリーも充電できておらず、電気ショックを続けられなかった。

AEDの心電図は電気ショックを継続すべき波形を示していたという。

救急隊は、こうした状況を医師に連絡しながら、男性を救急車で搬送。

妻に対し、電気ショックを継続できないと言ったものの、バッテリー切れとは説明しなかったという。

市消防本部は当時、救急隊の対応と男性の死亡との因果関係を検証したという。

水野・消防次長兼消防署長は4日、朝日新聞の取材に対し、「搬送先の医師は電気ショックを継続していても蘇生できなかったと判断し、因果関係を否定した。搬送は早くしており問題ないと考えた」と答えた。

当日朝に隊員がバッテリーを確認したが、残量を見誤ったとみられる。

今月、報道機関の取材を受けた消防本部は、男性の自宅に電話で連絡し、搬送時に不手際があったと伝えたが、それ以上の説明は不要と言われたという。

https://www.asahi.com/articles/ASQ346WFYQ34OBJB00P.html 

 

341051分に中日新聞からは、バッテリーの充電は毎朝確認しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

犬山市消防本部で二〇二〇年夏、八十代男性を心肺停止状態で救急搬送する際、救急車に積んでいた自動体外式除細動器(AED)のバッテリーが途中で切れて使えなくなっていたことが、同本部への取材で分かった。

男性は搬送先の病院で亡くなった。

水野署長は本紙の取材に「フル充電状態でなかった点は、管理が甘かった」と答えた。

当時、医師からは死亡との因果関係について指摘は受けなかったという。

取材を受け、同本部は三日に遺族に謝罪した。

同本部の説明では、二〇年七月、「人が倒れている」との一一九番通報で出動。

到着時は男性は心肺停止状態で、救急隊員がAEDで電気ショックを四回行い、さらに五回目をしようとしたところで充電が切れた。

予備バッテリーも充電不足で作動しなかった。

同本部によると、バッテリーの充電は毎朝確認しているが、この時は出動や訓練で残量が減ったままになっていた可能性がある。

予備バッテリーも充電状態を確認していなかった。

その後は確認を徹底するようにしたという。

水野署長は「電気ショックを四回行っての社会復帰はなかなか難しい。当時検証したが、問題なかったと判断した」と話した。

https://www.chunichi.co.jp/article/428641 

 

(ブログ者コメント)

救急車AEDのバッテリー切れが報道されたのは、ブログ者が知る限り、今年これで3例目だ。

前の2例は本ブログでも紹介スミ。

 

 

 

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202226日付で毎日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

成田市消防本部は4日、心肺停止状態の70代女性の救急活動中、自動体外式除細動器(AED)がバッテリー切れで作動しなかったと発表した。

女性は搬送先の病院で死亡が確認された。

消防は、AEDが作動しなかったことと女性の死亡との因果関係を調べている。

消防によると、4日午後120分、市内の70代女性が不調を訴えて手のひらから出血していると、近くの住民から119番があった。

救急車が9分後に到着し、女性が途中で意識を失ったため、車内に乗せた。

午後210分ごろ、車両に配備のAEDを作動させようとしたところ、電源が入らなかった。

作動しない原因が不明なまま搬送を優先し、病院に到着するまで約10分間にわたって電気ショックを行えず、移動中に心臓マッサージを続けた。

消防は毎日午前中にAEDなどの機器の日常点検をしている。

この日は別の救急出動と重なり、作動しなかったAEDの点検をできていなかった。

消防は「女性と親族にお悔やみ申し上げます。日常点検を徹底させる。このような事案を二度と発生させないよう再発防止の徹底を図り、信頼回復に努める」とのコメントを出した。

https://mainichi.jp/articles/20220206/ddl/k12/040/059000c 

 

24231分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、朝の資機材点検時に救急出動が入り、戻った後も点検しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

救急隊は4日午後1時半ごろ、成田市内の女性宅に到着。

意識がなくなったため救急車に乗せ、病院に到着するまでの約10分間で電気ショックを実施しようとしたが、AEDが作動しなかった。

同日朝に行うはずだった資機材の点検時に救急出動が入り、戻った後も点検を怠ったことが原因としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ad9761af4df3b7047c499e5af6a47c8470ff89ca

 

2550分に千葉日報からは、車内に予備バッテリーはあったが、不作動原因が電池切れとは分からなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

成田市消防本部によると、同日午後1時半ごろ、女性が体調不良になったとの近隣住民からの119番通報を受け、救急隊が女性宅に到着。

女性は搬送を拒み、約30分後に心肺停止状態となった。

救急車内で電気ショックを行おうとしたが、AEDが作動しなかった。

車内に替えのバッテリーは装備してあったが、隊員は作動しない理由が電池切れとは分からなかった。

救急出動が重なり、朝の点検を怠っていたという。

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/902621

 

251720分に読売新聞からも、若干表現が異なる同趣旨の記事がネット配信されていた。

消防本部によると、4日午後1時20分ごろ、女性の自宅近くの住民から「(女性の)具合が悪く出血している」と119番があった。

救急隊の到着時に女性は意識があり、搬送を拒否。

救急隊による説得中に、女性は突然意識を失った。

午後2時10分ごろ、搬送を開始。

女性は心肺停止状態となり、救急隊が車内のAEDを使おうとしたが作動せず、約10分後に病院に到着した。

消防本部では毎日午前に機材を点検するが、4日は救急搬送が重なり、この救急車のAEDは点検できなかったという。

https://www.sankei.com/article/20220205-STVJT6AZR5NYVATZM4AUH6MYPM/

 

(ブログ者コメント)

〇4日前に丸の内消防署でも、救急車のAEDにバッテリーを装着し忘れていた事例があった。(本ブログで紹介スミ)
続く時には続くもの?
それとも、報道されるのはごく一部?

〇緊急事態でテンパっている時、意外と電池切れには気付かないのかもしれない。
ブログ者も最近、昨日まで問題なかったパソコンが急にネットにつながらなくなり、アタフタした挙句、ふと見ればWiFi機器の電源プラグが抜けていた・・・そんなことを経験していることだし・・・。

 

 

 

 

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2022212327分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京消防庁は1日、救急車に載せた除細動器のバッテリーが取り付けられていなかったため、心肺停止状態に陥った男性に電気ショックを施せなかったと発表した。

男性はその後、搬送先の病院で死亡が確認されたという。

同庁は「病院の医師は、除細動器を使えたとしても効果が期待できなかったと説明した」としている。

コロナ禍で救急出動の要請が増えており、同庁によると、男性が搬送された131日は管内の救急隊の98%が出動していた。

このため、救急隊の経験者らによる非常用の救急隊を編成しており、今回の隊もその一つだったという。

この隊は31日午前1035分ごろに通報を受け、丸の内消防署から出動。

東京都新宿区の70代男性宅に到着した時には、呼吸と脈があったという。

搬送中に男性が心肺停止状態に陥ったが、バッテリーが装着されていなかったため、除細動器が使えなかった。

搬送先の病院の医師に引き継ぐまでの約12分間、心臓マッサージや人工呼吸などの蘇生措置を施したが、電気ショックはできなかったという。

男性はこの日、死亡が確認された。

同庁は「事前点検が不十分だった」としている。

丸の内消防署の斉藤署長は「二度とこのような事案を発生させないよう、再発防止対策を講じるとともに信頼回復に努めてまいります」とのコメントを出した。

https://www.asahi.com/articles/ASQ217SVMQ21UTIL06S.html 

 

22650分にNHK首都圏からは、担当部署に報告あるいは別の救急車を呼ぶといった対応はとっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京消防庁によりますと、31日、丸の内消防署の救急隊が通報を受けて新宿区に住む70代の男性の自宅に出動しました。

その際、救急車に備え付けてあるAEDに、本来は装着してあるはずのバッテリーがないことに救急隊員が気付いたということです。

男性は重体で、新宿区内の医療機関に搬送されましたが、搬送中に心肺停止の状態となり、救急隊員が心臓マッサージを行いました。

しかし、AEDによる電気ショックについては、バッテリーがないため、到着までのおよそ12分間にわたって実施できない状態だったということです。

また、担当の部署に報告せず、別の救急隊を呼ぶなどの対応も取っていませんでした。

男性はその後、搬送先で死亡しました。

男性が亡くなったことについて、東京消防庁は「担当の医師は電気ショックを実施したとしても効果は期待できなかったとしている」と説明したうえで、今回の事態について、救急隊が出動する前に装備の点検を十分に行っていなかったことなどが原因だとしています。

東京消防庁は今後、再発防止策を講じるとともに、当時の対応について検証することにしています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220202/1000076041.html

 

(ブログ者コメント)

2月4日に成田市で起きた救急車AEDバッテリー切れ事例では、救急車内には予備のバッテリーがあったのだが・・・と報じられていた。(後日紹介)

丸の内消防の救急車には、予備バッテリーは準備されていなかったのだろうか?

 

  

 

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2022111203分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

まちなかにある「初期消火」「ホース格納箱」などと書かれた赤い箱。

火事に居合わせた人が箱の中のホースなどを使って初期消火するためのものだが、「見たことはあっても使用方法はわからない」人がほとんどだ。

そこに注目した大阪府大東市が使い方を簡単に解説する動画を作り、公開している。

市では「火災が増える季節。動画を見て役立ててほしい」としている。

同市では「初期消火器具格納箱」と呼ばれ、市危機管理室によると市内に約280基、消火栓の近くに設置されている。

箱の中には20メートルのホース3本、消火栓の蓋を開ける器具などが収められている。

動画は約17分で、同室職員や住民らが出演し、消火栓の蓋の開け方や、ホースと消火栓のつなぎ方などを説明。

蓋が開きにくい場合の対処方法や、一度消火栓からさびで汚れた水を流した後ホースをつなぐこと、使用後は消防関係者が片付けてくれることなどを紹介している。

ホースの筒先をマイクに見立てるなど、ユーモアを交えた内容。

同室は「火災時には勇気を持って活用し、命を守ってほしい」と呼びかけている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220109-OYT1T50183/

 

(ブログ者コメント)

以下は同市HP掲載動画の抜粋シーン(前半)。

分かりやすく、時には大阪らしく?ボケも交えて制作されている。

















 

https://www.city.daito.lg.jp/site/bousai/32005.html

 

 

 

 

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202111302029分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

和歌山城の石垣の清掃を兼ねた和歌山市消防局の高所作業訓練が、きょう(11/30)行われ、消防隊員がロープで堀の石垣を降り、隙間に生えた草を刈り取りました。

これは、高いところでの救助技術の向上と城の清掃を兼ねて、和歌山市消防局が毎年、夏と冬の2回行っているもので、きょうは、午前9時から正午頃まで和歌山城の二の丸で、和歌山市消防局の職員およそ70人が訓練に取り組みました。

訓練では、石垣の近くにある複数の樹木にくくりつけたロープを伝って救助隊員が堀を降下し、石垣の隙間に生えた雑草をカマで刈り取っていました。

刈り取った雑草は、別のロープで垂らしたカゴに入れられ、堀の上にいる隊員が引き揚げて回収していました。

和歌山市消防局中消防署救助隊の髙階(たかしな)さん(男性、24歳)は、「和歌山市のシンボルである和歌山城をきれいにするとともに、自身の降下訓練を兼ねて実施し、隊としての連携など、技術の向上をはかっています。和歌山城をみてきれいだなと思ってもらいたいし、コロナがおさまって観光客が増えてくれば、是非、訪れた人たちにもお城を見てもらいたい」と話していました。

和歌山城の石垣は、きょうの作業で、雑草が刈り取られてきれいになり、1ヶ月後に控えた新年を迎えます。

 ※以下は掲載写真5枚のうちの1枚。

 

https://news.wbs.co.jp/166637

 

 

 

 

 

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202111171948分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

17日午前9時半ごろ、鳥取市の浜村警察署内にある武道館で、32歳の男性巡査部長が11人の警察官とともに拳銃で威嚇射撃をする訓練をしていたところ、天井に向け実弾を発砲したということです。

近くでは、その音が聞こえていました。
近くで勤務する男性:
「会社にいた者が聞いた。ドラマで聞くような音、乾いたパーンと」

鳥取県警によると、この巡査部長は、訓練前に実弾の入っていないけん銃と入れ替える手順をふまずに訓練に入ったため、腰に付けていた実弾入りの拳銃を発砲してしまったということです。

実弾は武道館の天井を貫通しましたが、ケガ人はいないということです。

鳥取県警での訓練中の誤射は、19年前2002年に黒坂署で起きた事故以来だということで、原因を調査し再発防止に努めるとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d8dccd66115813b98b568e7fd7e1b2acc616fdf9

 

11171729分に時事ドットコムからは、立ち会う指導者の不注意もあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警によると、巡査部長は同日午前9時30分ごろ、2階講堂内での訓練中、拳銃を上に向けた威嚇の体勢で誤射。

訓練用の拳銃を使うべきところ、誤って業務で使う実弾入りの拳銃を使用した。

訓練に立ち会う指導者の不注意もあったという。

弾は天井板を貫通し、発見されていない。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021111700937&g=soc

 

 

 

 

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202111111237分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

出火原因の特定が難しい火災などが起きた際に、管轄のエリアを超えて現場の調査に駆けつける消防隊員「火災調査支援員」を対象にした訓練が11日、富山市で行われました。

「火災調査支援員」は、各消防署の管轄エリアを超えて出火原因の特定などにあたる消防隊員で、富山市消防局が広域的な連携を強化するために、県内で初めての取り組みとして10月、発足させました。

この支援員を対象にした訓練が11日、富山市で初めて開かれ、市内にある県広域消防防災センターには各消防署から計9人の隊員が参加しました。

訓練には、あらかじめ燃やした乗用車が使用され、目視などによって出火原因を特定していくブラインド方式で行われました。

隊員たちは、写真を撮って記録したり、車の下に潜るなどしてオイル漏れがないかなどを慎重に確認したりしていました。

富山市消防局によりますと、市内では車両火災の発生は少ない一方で、車体の内部構造が複雑なため、原因の特定には専門的な技術や知識が必要だということで、こうした訓練を通じて技能の向上を図りたいとしています。

訓練に参加した富山消防署査察課の磯野予防係長は、「実際の現場だと思って訓練に臨みました。抜けがないように原因を特定したいのですが、車両火災は難しいです」と話していました。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20211111/3060008970.html 

 

 

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202110181725分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

全国の空港事務所などに配備されている「可搬形電源設備」と呼ばれる輸送可能な発電機器の保管状況について会計検査院が調べたところ、92台は耐震性が検討されておらず、うち39台は大規模地震で損傷する恐れがあることが判明した。

検査院は18日、国土交通省に改善を求めた。

可搬形電源設備は、各空港の非常用発電設備が自然災害や定期点検で使えなくなった場合に備え、新千歳や東京、大阪、福岡など、主な8空港事務所などに計98台配備されている。

空港で必要になった場合に、空港事務所から陸上輸送して用いる。

検査院の調査で、98台のうち6台は耐震性が計算され、ボルトなどで固定されて、地震によって水平移動や転倒はしない状態だった。

他の92台は、耐震性が検討されないまま、格納庫内の床面などに置かれていた。

この92台について検査院が独自に試算したところ、新千歳、仙台、東京、大阪の4空港事務所にある39台が、地震の際に浮き上がりや転倒で損傷する恐れがあった。

検査院は、耐震性を検討し、適切な対応を取るよう求めた。

国交省は「何らかの検討をする」としている。

https://mainichi.jp/articles/20211018/k00/00m/040/115000chttps://mainichi.jp/articles/20211018/k00/00m/040/115000c

 

10181816分に読売新聞からは、移動しやすさを重視して固定していないケースもあるなど、下記趣旨の記事が未固定電源設備の写真付きでネット配信されていた。

地震や津波などによる空港の停電対策として、国は各地の空港事務所などに、可搬型の予備電源設備98台(27億5000万円相当)を配備した。

災害時に近くの空港にトラックで輸送して、管制塔や着陸装置などの電源として使用することを想定している。

検査院が、2020年度末までに配備された設備の保管状況を調べたところ、全国7空港事務所の92台は床や角材の上に置かれ、ボルトなどでの固定はされていなかった。

このうち、東京、大阪、新千歳、仙台各事務所の39台(8億6000万円相当)は、大地震の際に床や壁に衝突して損傷する恐れがあると試算された。

国交省は保管方法を具体的に定めていなかった。

同省の担当者は、「移動しやすさを重視し、固定していないケースもある。防災力強化に向け、必要な対策を講じていく」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211018-OYT1T50168/

 

 

 

 

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20211014170分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

災害による停電時にも給油できるよう、国が整備を進めた自家発電機設置型ガソリンスタンドについて、会計検査院が調べたところ、5県の14カ所が台風での停電時に営業していなかったことがわかった。

検査院は14日、資源エネルギー庁に対し、災害時に営業する重要性を各地のスタンドに周知するよう改善を求めた。

2016年の熊本地震では、停電で多くのガソリンスタンドが営業を停止し、一部店舗に行列ができた。

こうした事態を受け、国は、自家発電機を使って給油できる「住民拠点サービスステーション(SS)」の整備を推進。

発電機の購入を全額補助し、約302億円をかけて20年度までに、全国約29千カ所のうち約14千カ所を住民拠点SSにした。

同庁はガイドラインで、営業困難な事情がない限り災害時に営業することを求めるとともに、営業場所を住民が把握できるよう、約4600万円をかけて災害情報システムを整備した。

検査院は1719年に地震や台風で長時間停電した9道府県の345カ所を調査。

この結果、台風で停電が起きた千葉、和歌山、長崎、鹿児島、沖縄の5県の14カ所が、設備の損傷や従業員のけがといった事情がないのに、停電中に営業をしていなかった。

この14カ所の発電機設置で国が補助したのは、計約3200万円。

検査院は、「整備した効果がほとんど発現していなかった」と指摘した。

一方、18年の北海道胆振東部地震で停電した243カ所は営業していた。

検査院は、災害情報システムの利用状況も調べたところ、1719年に発生した大規模停電を伴う台風計5回のうち4回で、営業状況が公開されていなかった。

システムに登録する店舗のデータ更新も遅れており、廃止など、反映されない古いデータのまま半年以上たっていた店舗が65カ所あった。

検査院は、「今後も、大規模停電を伴う自然災害が発生する可能性があり、営業状況の効果的な公表は重要だ」と指摘。

資源エネルギー庁は「指摘内容を確認した上で、適切に対処したい」とした。

https://www.asahi.com/articles/ASPBG5D49PBDUTIL02K.html

 

1014170分に毎日新聞からは、8府県の102SSで半日以上の停電が起きていた、停電中に営業しなかったのは台風前から臨時休業を決めていたためなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

検査院が1719年度に補助を受けた店舗を調べたところ、8府県の102店で台風によって半日以上の停電が起き、このうち千葉、和歌山、長崎、鹿児島、沖縄の5県の14店は設備の損傷などがなく、営業可能だったにもかかわらず、1日以内に営業を再開していなかった。

台風接近前から臨時休業を決めたり、同じ組合が運営する近くの住民拠点SSが営業していたりしたことなどが理由という。

また、閉店や事業継承の際、46店が、本来は必要な承認を得ず、無断で財産処分していた。

このほか、同庁はインターネット上で公表している住民拠点SSの一覧表を適切に更新していなかった。

検査院は、これらについても改善を要求した。

https://mainichi.jp/articles/20211014/k00/00m/040/100000c

 

 

 

 

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20211014187分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大地震が起きたことを想定し、倒壊した建物に閉じ込められた人を救出する訓練が14日、三春町の旧役場庁舎の建物を利用して行われました。

この訓練は、郡山消防本部が企画し、震度6弱の揺れを観測する地震が発生し、建物が倒壊して人が閉じ込められたという想定で行われました。

訓練は、老朽化にともなって今月中に解体する予定となっている鉄筋コンクリート4階建ての旧三春町役場の庁舎の建物が使われました。

救助隊員たちは、まず、人が閉じ込められたフロアの天井をエンジンカッターや削岩機を使って穴を開ける作業に取りかかりました。

厚さが20センチほどの天井にたて、よこ80センチほどの穴が開くと、隊員たちが1人ずつ下にロープを使って降りて、閉じ込められた人を担架に乗せてつり上げました。

郡山消防本部によりますと、通常の訓練は、訓練所にコンクリートなどの廃材を用意して行いますが、実際の建物を使う訓練は今回が初めてだということです。

郡山消防本部の八幡消防司令補は、「実際の建物を使ったことで柱やはりの位置を確認することができ、予想していなかったコンクリートの厚さなどにどう対応するか課題が見えました。今回の訓練の反省を生かして、1分1秒でも早く被災した人を救助できるように、これからも訓練を重ねたいと思います」と話していました。











https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20211014/6050016087.html

 

(ブログ者コメント)

今月12日、同様な訓練が各務原市で行われたという情報を紹介したばかり。
こういった訓練は、機会があれば実施してみたいと、各地の消防は考えているのかもしれない。

 

 

 

 

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202110121533分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

老朽化のため市役所が新たに建て替えられた各務原市で、解体中の旧庁舎を使って、床などを破壊する実践的な救助訓練が行われました。

この訓練は、実際の建物を使うことで消防隊員の救助技術を高めようと、各務原市消防本部が解体中の市役所旧庁舎で行い、隊員およそ15人が参加しました。

訓練は、大規模な地震が発生して、狭い空間に要救助者が閉じ込められているという想定で行われ、隊員1人が、ロープを使って3階から2階部分に降りたあと、負傷した男性を引き上げて救助する手順を確認しました。

また、コンクリート製の床に実際に穴を開ける訓練も行われ、隊員が電動ドリルを使って床に小さい穴を開け、取り残された要救助者の様子を確認したり、工具で救助に入るための穴を開けたりしていました。

今回の訓練は、救出技術の向上だけでなく、実際の建物を使うことで救助活動での隊員の疲労度も調査して、実践での救助計画の作成に役立てるということです。

各務原市消防本部の林・西部方面消防署長は、「実際の建物を使うことで、床に穴を開けても、ダクトなどの障害物があってすぐに救助に行けないことなどに気づくことができ、実践的な学びになった」と話していました。









https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20211012/3080007303.html

 

(ブログ者コメント)

写真は放映順に並べたもの。
恐らくは、カッターで開けた穴から下の階に下りる訓練をしたのだと思うが、その辺、説明はなかった。

 

 

 

 

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20211061722分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし6月、高島市にある陸上自衛隊の饗庭野演習場で迫撃砲の射撃訓練中に砲弾1発が誤って演習場から西に1キロほど離れた場所に着弾し、この演習場では現在も実弾を使った訓練は中止されています。

この問題について、県の担当者は6日に開かれた県議会の特別委員会で、先月中旬、陸上自衛隊側から原因や再発防止策についての中間報告を受けたことを明らかにしました。

それによりますと、砲弾は演習場の外に飛び出さないよう射撃する前に火薬の量を調整しますが、今回は射撃前の安全点検が不十分で、調整の終わっていない砲弾を撃ってしまったことが原因だったとしています。

このため、自衛隊では再発防止策として、演習場に持ち込む前の段階で砲弾の火薬量を調整することや、射撃部隊以外の部隊が安全点検を行うことなどを検討しているということです。

県では、この再発防止策について実効性を確認することにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20211006/2060008942.html

 

※事故当時の状況は下記報道参照。
(着弾地の写真や同演習場での過去の誤射一覧表付き)

202162480分 京都新聞)

23日午前10時40分ごろ、滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で、訓練中に発射された120ミリ迫撃砲弾1発が敷地境界を越え、西に約1キロ離れた山林に落下した。

陸自今津駐屯地(同市今津町)と高島市が発表した。

けが人や被害の情報はないという。

「バーン」。
雷より大きな爆発音が一帯に轟(とどろ)いた。

砲弾は近くの国道の工事現場にいた作業員の頭上を飛び越えて着弾し、破片が木の幹を大きくえぐった。

約2年半前には、同演習場の砲弾が国道脇に飛び、乗用車が損壊する重大事案が起きた。

陸自が強調した再発防止の徹底は何だったのか。

住民からは「安全に対する意識が欠けている」と、怒りの声が相次いだ。

着弾地点とみられる山林の東側には国道367号が走る。

一帯は拡幅工事中で、男性作業員(26)は、「雷より大きな爆発音がした。振動も感じ、びっくりした」と恐怖の一瞬を語った。

別の男性作業員(62)は、「最初は工事現場で交通事故が起きたと思った。道路と反対側の山の中を見ると白い煙が見えた」と話した。

着弾地点とみられる山林の斜面にある木の幹は大きく損壊し、120ミリ迫撃砲の破壊力を伝える。

現場には自衛隊員が続々と集まり、人海戦術で破片の回収作業を続けた。

現場の南東にあり、33世帯が住む同市朽木荒川の惣田区長を務める会社員・石田さん(男性、36歳)は、「一歩間違えれば大惨事になっていた」と憤る。

2018年にも迫撃砲弾誤射、19年には照明弾の落下事故もあり、場外着弾事案は過去6年で4件目。

「(陸自は)住民の安全に対する意識が欠けている。原因の究明と具体的な再発防止策を徹底してほしい」と怒りをあらわにした。

夕方になっても陸自や市から連絡はなく、「発覚直後に防災無線で流すなど、速報するべきだ。説明責任を果たしてほしい」と訴えた。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/586850 

 

(ブログ者コメント)

本ブログではこれまで、当該演習場で2015年と2018年に起きた事例も紹介している。



(2021年12月10日 修正1 ;追記)

20211291213分に時事ドットコムからは、砲弾は3kmオーバーだった、弾薬手が火薬を減らし副砲手らが点検する手順だった、訓練遅れで焦っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

陸上自衛隊饗庭野演習場(滋賀県高島市)で6月、訓練中に迫撃砲弾が場外に着弾した事故で、防衛省陸上幕僚監部は9日、火薬量の確認を怠ったことが原因とする調査結果を発表した。

陸幕は関係者12人を停職などの処分とし、「再発防止策を徹底し、信頼回復に努める」と謝罪した。

事故は623日に発生。

高知駐屯地(高知県香南市)所属の第50普通科連隊が120ミリ迫撃砲の実射訓練中、1発が約3キロ離れた目標を越え、約6キロ先の演習場外に着弾した。
けが人はいなかった。

陸幕によると、弾薬手が砲弾の火薬量を減らして飛距離を調整、副砲手らも発射前に点検する手順だが、いずれも確認を怠り、調整前の砲弾を発射した。

陸幕は、訓練の遅れによる焦りなどが背景にあったと指摘した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e7022d2b963ae8b37205043df5b2b96ee707b1f6

 

1291938分に産経新聞からは、火薬量調整前の弾薬と調整後の弾薬を同じ場所に置いていたため取り違えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

訓練では、射撃前に砲弾を飛ばす火薬量を適切に調整、確認することになっていたが、調整前と後の弾薬を同じ場所に置いたため、取り違いが発生。

その後も火薬量を確認しなかった結果、約6キロ先の山間部まで飛んだ。

計画から遅れが生じたため射撃を急いだことも一因として挙げた。

陸自は再発防止策として、飛距離と方向を一定にとどめるため、全国の部隊に迫撃砲の砲身部の上下、左右の角度を制限する安全ストッパーを導入する。

同演習場での訓練では、砲弾の火薬量を事前に減らし、最大約4キロしか飛ばない状態で搬入することで、場外へ飛ばないようにすると決めた。

高島市の福井正明市長は、「平成27年以降、こうした事故が4件連続している。緊張感の欠如と言わざるを得ない」と指摘。

三日月大造知事は「再発防止策を徹底してほしい」と述べた。

https://www.sankei.com/article/20211209-NO2QFGVNFVOQ7MISJYE73XTIIA/

 

1291233分にNHK関西からは、次の射撃で使う弾薬と取り違えた、確認指導すべき分隊長は訓練が遅れていたため時間の計測に集中していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故について、陸上自衛隊は、確認が不十分なまま、飛距離を調節するための火薬の量が本来より多い弾薬を使ったのが事故の原因だとする調査結果を公表しました。

次の射撃で使うために近くに置いていた、火薬の量を調整していない弾薬と取り違えたうえ、分隊長は訓練が計画より遅れていたため時間の計測に集中し、確認や指導が不十分だったということです。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211209/2000054881.html

 

1211911分に読売新聞からは、火薬の量が多い砲弾が運ばれていくのを若手隊員が見ていたが確証を持てなかったため上司に言い出せなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

参加していた若手の1等陸士が、通常より多い火薬が装填されていることに気付きながら上司に指摘できず、そのまま発射されていたことが陸自への取材でわかった。

訓練していたのは高知駐屯地(高知県)の第50普通科連隊の約50人。

誤射があったのは6月23日で、陸自が今月9日に調査結果を公表していた。

調査結果では、同隊の隊員らは作業を急ぐあまり、火薬の量を減らしていない砲弾を誤って発射。

砲弾は想定より2・4倍の飛距離が出て、演習場から約1キロ離れた山林に着弾したとした。

けが人はいなかった。

陸自によると、1等陸士は発射前に火薬の量が多い砲弾が運ばれていくのを見ており、調査に対し「おかしいと思ったが確証を持てず、上司に言い出せなかった」と述べたという。

陸自は調査結果公表に合わせ、現場にいた9人を処分しており、1等陸士を訓戒とした一方、ほかの上官8人は停職や減給とした。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211211-OYT1T50101/

 

  

 

  

 

 

 

 

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20211041717分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし3月、津野町で火事が起きた際、消火栓とホースの口径があわず、初期消火に遅れが出るケースがあったとして、高知県が県内の消防本部や自治体に対応を依頼する通知を出したことがわかりました。

高幡消防組合消防本部などによりますと、ことし3月、津野町で火事が発生した際、消防団が近くの消火栓から放水しようとしたところ、備え付けられていた消防ホースの口径があわずに、すぐに放水することが出来ず、初期消火に遅れが出たということです。

消防本部によりますと、消火栓の口径は65ミリでしたが、配備されていた消防ホースの口径は50ミリで、取り付けることが出来なかったということです。

津野町が調査したところ、ほかにも8か所で口径があわないホースが設置されていたことが分かり、町は、口径があわなくてもホースを取り付けることが出来る接続金具を配備したということです。

こうしたことを受けて、県は、ほかの自治体でも消火栓とホースの口径が食い違っている可能性があるとして、今月1日付けで県内15の消防本部と、消火栓を管理する34市町村の水道を担当する部署に対し、適切な管理と対応を行うよう、一斉に通知したということです。

高知県消防政策課は、「設備の不備が原因で消火活動に影響が出ないよう、日ごろからの点検や情報の共有を徹底してほしい」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20211004/8010012777.html

 

4ケ月前、202162832分に高知新聞からは、町は4年前に消火栓の口径を50mmから65mmに変更したが消防団や地元には伝わっていなかった、消防団も毎年の点検で接続確認せずなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知県高岡郡津野町杉ノ川丙で3月に発生した民家火災で、町が設置している消火栓とホースの口径が合わず、初期消火に遅れが出ていたことが1日までに分かった。

火災は3月18日午前9時ごろ発生。
住民らによると、火災に気付いた付近の住民が道路脇の格納箱からホースを出し、道路上の消火栓につなごうとしたが、口径が合わなかった。

このため、地元の消防団員が約40メートル離れた屯所から変換金具を持ち出して放水したという。

火災でけが人はなかったが、現場近くの住民は、「径が合わないと慌てていて、消火が遅れていた」と証言した。

町によると、2017年度の水道施設改修で消火栓の口径を50ミリから65ミリに変更したが、消防団や地元には伝わっていなかった。

地元の消防団は毎年、格納箱のホースを点検していたが、接続は確認しておらず、ホース側の金具は50ミリのままだった。

問題は1日行われた町議会6月定例会の一般質問で指摘され、池田三男町長は「口径が変わった後にチェックができていなかった。反省している」と答弁した。

町によると、周辺2カ所でも消火栓との口径が合わないホースが見つかり、金具を交換。

消防団に依頼し、7月までに町内すべての消火栓とホースの径を確認する。

https://www.kochinews.co.jp/article/461232/

 

(ブログ者コメント)

同じようなトラブルは6年前、長崎市でも起きていた。

2015315日掲載
201537日 長崎市の民家火災時、ホースと消火栓の金具が合わなかったため住民が初期消火できず、消防局が軽量化目的でホースを更新した際に消火栓側の金具を取り換えていなかった
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4695/

 

 

 

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2021910140分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、54m消防車の写真付きでネット配信されていた。

消防署の前を通る。
ぴかぴかに手入れされた消防車が並ぶ。
中でも大きくて特徴的なのが、はしご車。

ところで、このはしご、どのくらいの高さまで届くのだろう。

大都市では、見上げるような高層のビルが次々と建てられているが――。

消防車両のトップメーカー「モリタ」(本社・兵庫県三田市)は、はしご車で9割弱のシェアを誇る。

そのラインアップで最も高いのは54メートルのはしご車だ。

マンションだと、18階あたりまで伸ばせることになる。

車体は長さ12メートル、幅25メートル、総重量約25トン。

法律上、車体をこれ以上は大きくできず、「今の技術力で対応できるのは、この高さが限界」とモリタの商品開発部。
54
メートルが国内で最も高いはしご車とされる。

54メートルはしご車は、2013年の金沢市を始めとして、愛知県岡崎市、徳島市などに6台が納入されている。

124千万円程度。

ビルが林立する東京や大阪といった大都市が率先して導入するのでは、と想像するのは素人考えらしい。

東京消防庁に聞くと、はしご車は30メートルが主力だ。
その上は40メートルで、40メートル超の導入は検討されていない。

その理由として、消防法でいう31メートル(11階相当)超の高層建築物には様々な初期消火、避難施設の設置が義務づけられていることが一つ。

例えば、スプリンクラーは原則11階以上の階に設置される。

また、消防ヘリコプターを8機保有しており、屋上からの救助に対応できる、としている。

「東京は高さを求めず、機動性の高い3040メートル級を必要とするところがあるのでは」(モリタ)

1933年、モリタは日本初のはしご車(木製はしごで高さ60=18メートル)を開発した。

今では15メートルから54メートルまで、6段階の高さがそろう。

街には街の事情がある。
どんな消防車を配備するかは、その消防戦略次第となる。

徳島市では8月末現在、54メートルはしご車が、はしごをいっぱいに伸ばして活動した例はまだない。

以前から50メートルはしご車を持ち、車両の更新時にダウンサイズも検討された。

だが、30メートルと比べても、管内で54メートルのはしご車が進入できないという場所は意外と少なく、「高さという最大のメリットを消す必要はないと判断した」と徳島市消防局。

持たない不安より、持っている安心が大切だ。

https://digital.asahi.com/articles/ASP992VGRP8ZUTIL00Z.html?pn=6&unlock=1#continuehere

 

 

 

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20219590分にYAHOOニュース(ベストカー)から下記趣旨の記事が、7枚のイラスト付きでネット配信されていた。

「もし自車が水に浸かったら、そしてそれが海水だったら、決して自分で動かそうとせず、すぐに消防署へ連絡すること」という鉄則がある。

エンジンが水に浸かった車両は、再びエンジンを始動しようとすると深刻なダメージを起こす可能性があり、さらに海水の場合は発火、つまり車両火災が発生する可能性があるからだ。

以下、東日本大震災の際に被災地で活動し、多くの車両火災に直面した著者が、そのメカニズムと対処法を解説します。

■海水に車体が浸かると炎上する可能性がある

筆者が東日本大震災の夜に目にしたのは、避難する被災者を乗せた自動車が海水に浸かり次々と炎上していく一面の火の海であった。

陸上自衛隊の災害派遣部隊として担当地域である久慈市に到着した21時少し前のことである。

翌日、夜明けとともに行動を開始し、車内で生きながらにして焼かれたご遺体の収容にあたった。

自動車が海水に浸かると炎上することは、2018年の台風21号により兵庫県の神戸港や尼崎西宮芦屋港にて発生した約20件の車両火災や、西宮市の人工島にある自動車のオークション会場が冠水して保管していた中古車など計約190台が炎上したことでも注目されている。

図「海水に車体が浸かると自動車は炎上するおそれがある」のとおり、淡水は電気を通さないが、海水は電気を通すため、普通の自動車がバッテリーの端子位置まで海水に浸かった場合、車体が炎上するおそれがある。

図「車体の電子回路の短絡による炎上」のとおり、電気を通す海水に車体の電気系統が浸かることで、本来の電流が流れているべき電気回路以外の場所で、2点が相対的に低いインピーダンス(電圧と電流の比)で電気的に接続される状態、日本語で「ショート」と略される現象が発生し、流れてはならない場所に電流が流れてしまうため、電子機器が誤動作を起こしたり、設計値を超える大電流が流れた異常発熱による半導体、抵抗器、コンデンサなどの電子部品の破損や高温による発火、発煙による有毒ガスの発生などが起きる。

情報機器の場合はデータ消失のおそれもある。

走行用モーターに電力を供給する大電力バッテリーを搭載したハイブリッド車や電気自動車には、ショートした瞬間にブレーカーを落としてシャットダウンする安全機構が設けられているが、普通の自動車にはそうした安全策が講じられていないことが多い。

バッテリーメーカーもバッテリーを海水に浸けるなどの試験は行っているし、自動車メーカーも塩水路での走行試験や融雪剤への耐性試験なども行ってはいる。

しかし、それぞれの試験では「安全」であっても、バッテリーが車体の電子回路に接続され通電している状態で、電気を通しやすい海水に浸かると炎上しやすいことは事実であり、過信してはならない。

 「ショート」は、地震などの避難後の家屋で生じる「通電火災」の原因の一つでもある。

筆者も札幌の真駒内駐屯地にて勤務していた時期、米軍進駐時代に建てた教会が老朽化により傾き、鉄骨が配線を切断したことによる火災現場に遭遇したことある。

氷点下の真冬であったため、ショートが発生した鉄骨付近が焼けた程度であったが、地震などで避難する際は電気のブレーカーを必ず落とすことを心掛けるべきだ。

塩害によるショートの問題は住居の電気設備でも問題となっている。

一般的に海岸から2kmの範囲にある電気設備には塩害対策が施されているが、気候変動により毎年のように訪れる、以前よりも強度を増した台風は、塩害対策を施している地域よりも内陸にまで海水を飛ばすようになり、その電気設備に塩の結晶が付着している様子が報道されるようになった。

自動車にも住居にも、気候などの変化に合わせた新たな対策が求められるようになっている。

■炎上し始めた車両からの救出法

図の「車両火災の一時的鎮静化方法」にあるように、乗用車で主に出火する場所はエンジンルームか燃料タンクの上にあるトランクルームである。

内部で火災が発生しているボンネットやトランクを、決して開けはならない。

図「燃焼の3要素」のように、火は酸素と温度と可燃物が揃うことで燃え続ける。

密閉された空間での火災では酸素が不足し不完全燃焼によって火の勢いが衰え、可燃性の一酸化炭素ガスが溜まった状態になる。

この状態で窓やドアを開くなどにより、密閉空間に急速に外気が入ると、熱された一酸化炭素に酸素が結合する二酸化炭素への化学反応が急激に進み爆発(爆燃)を引き起こす"backdraft"現象が発生するおそれがあるためだ。

エンジンルーム内の火災を完全に消火することはできないが、車内に取り残された乗員を救出するための時間の余裕を獲得できる程度に火勢を弱めることはできる。

手順は「孔を開けて密閉空間に消火剤を噴射する」だ。

エンジンルームの場合はエンジンを取り囲むようにボンネットに4カ所孔を開け、その孔に消火器のノズルを差し込み、車体の下から消火剤が出るまで充分に噴射する。

ボンネットに孔を開けるのは通常、フーリガンツールと呼ばれる破壊工具が使用されるが、ツルハシでも同じことができる。

沿岸部の車両には片手で扱えて分解できるツルハシを車内に備えておくことが望ましい。

破壊工具のスパイクを用いてボンネットに孔を開けるが、静音設計の乗用車ではボンネットの裏側に内張りが施してあることがあるので、消火剤がボンネットの裏側と内張りの間に噴射されることの無いように、確実にボンネットを貫通させることが重要だ。

消火器を使用する時は、消火剤がエンジンルームの下から噴出しているかを確認する。

トランクルーム内の火災はテールランプを破壊すれば、配線を通す穴などが設けられているので、そこに消火器のノズルを差し込む。

火は、酸素と温度と可燃物が揃うことで燃え続ける。

図「燃焼の3要素」のように、自動車内に燃料が残っている場合は可燃物として気化した燃料が存在しており、火災により熱せられた車体の温度も高い。

この方法は、ボンネットやトランクを開けずに消火剤を入れることで酸素が欠乏している状態を維持しているに過ぎないため、完全に消火することは難しく、再び火の勢いが強まるおそれがある。

乗員を救出する時間稼ぎのために、一時的に火を弱めるための方法であると認識すべきだ。

■熱傷について救急隊には「手のひら何個分か」と口の周りについて伝える

熱傷(やけど)は、皮膚の表面が赤くなる程度であれば日焼けと変わりないが、"水ぶくれや変色している部分"の面積が体表面全体に占める面積の10%以上に及ぶ場合は、直ちに病院で治療を受けなければならない。

熱傷面積を算出する方法として、成人では「9の法則」がよく知られる。

しかし、小児では「5の法則」になったりと、記憶の維持や実際の計算は専門職以外は難しい。

そこで、手掌法(しゅしょうほう)という、本人の手のひらの面積が、体表面面積のおおよそ1%に相当することを憶えておく。

傷病者自身の手のひらを基準に、素早く熱傷面積を割り出す。

救急隊には「手のひら何個分」と伝えればよい。

手掌法は誤差が男性で20%、女性で30%あるが、火災現場では厳密さよりもスピードを重視し、手のひら10個分以上の面積に水ぶくれや変色がある場合は危険と判断する。

火災現場は危険であること、他にも傷病者が発生していることを忘れてはならない。

図「皮膚構造と熱傷深度区分」のように、熱傷は、その深さによってIIII度まで3段階に分類されている。

熱傷の深さは「温度×熱の作用した時間」で決まる。

高温ではなくても、長時間接触していると熱傷になる。
いわゆる「低温やけど」だ。

長い間歩いているうちに足にできる水ぶくれも、靴と足の間に起きる長時間の摩擦熱によるものだ。

車内でも、トランスミッションの真上など、低温やけどになりやすい場所があるので注意する。

■重症度の判断

体表面の熱傷面積に関わらず、顔面や口の周りが焼けている場合は、気道熱傷のおそれがある。

かすれ声や息苦しさなどがないか観察する。

熱い空気を吸い込み気道が腫れてしまうと、空気の通り道が塞がり呼吸できなくなってしまうため、一刻を争う。

手、足の関節部分、股間の熱傷にも注意する。

関節部分の熱傷が原因で、後に動きが悪くなり生活に影響することがある(野口英世の左手)

股間の熱傷は排尿困難、排便困難などの後遺症を残すおそれがあるため、早い段階からの適切な治療が必要だ。

衣服の下に熱傷を負っている場合は、すぐに脱がせず、まず水をかけて冷やした後に、衣服を脱がせるか切り取る。

衣服が皮膚に貼り付いている場合は、はがさずに、そのままの状態にする。

熱傷部位には原則として、軟膏や消毒薬を用いず、に病院へと運ぶ。

これらを用いて熱傷部位が変色すると、先述の重症度を正確に判定できなくなるからだ。

時間が経つにつれ腫れてくるので、指輪や腕時計、ベルトなどは早期に外しておく。

III度熱傷では、皮膚が白や茶色に変色し、場合によっては炭のようになる。

III度熱傷では痛覚神経も損傷しており、本人が痛みを感じていないこともある。

◆水ぶくれ、

変色の熱傷範囲が10(手のひら10個分)程度の場合 水道水や湧き水など清潔な流水があれば、熱傷を負った直後に、患部を流水で30分以上、または痛みがとれるまで冷却を続ける(流水には患部を洗浄する効果もある)

傷口からの感染のおそれがあるため、川の水などは避けること。

同様に、感染予防のため、水ぶくれを潰してはならない。

清潔な流水が無い場合は、熱傷部位をペットボトルなどの飲料水で洗い、清潔なガーゼで余分な水分を拭き取ったのち、清潔なビニール素材(食品用ラップフィルムや食品パッケージの内側、保温用レスキューシートなど)で熱傷部位を覆い、その上から濡らしたタオルを当てるなど、気化熱により冷却を続ける。

ガーゼなどの水分を吸収する素材を患部に、直接、当ててはならない。
患部に貼り付いて、はがれにくくなるからだ。

水ぶくれ、変色の熱傷範囲が20(手のひら20個分)以上の場合 致命的である。

冷却は、低体温と感染に注意しながら行う。

清潔な流水がある場合は、冷却を2分以内にとどめ、全身の保温を行う。

熱傷部位を清潔なビニール素材で覆った上から清潔なシーツで傷病者を包み、その上から毛布やレスキューシートなどで保温する。

◆熱傷で失われた水分の補給

傷病者自身が座って飲み物を摂れる場合のみ、温かい飲み物を飲ませる。

寝ながら飲むと誤嚥をおこし、肺に入ったり、吐き出すおそれがあるからだ。

「熱中症を防げ!!調子が悪くなったら飲むのは水よりオレンジジュース」で述べたように、ORS「経口補水液」を用意できるのであれば、熱傷で失われた水分補給を、水の25倍のスピードで行うことができる。

 

筆者:照井資規
東日本大震災(2011311)発災時、陸上自衛隊の医療職の幹部である「衛生官」であり、岩手駐屯地、第9戦車大隊の医療部隊の隊長である衛生小隊長であったため、発災直後に出動した災害派遣時にて津波災害に被災した自動車の様相を数多く目にした。
その翌年、ITLS (International Trauma Life Support) 国際標準外傷救護初療教育プログラムAccess (交通事故救出救助研修)インストラクターとなる。
本記事はその内容に準拠している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f54d7160f83c0e163ee43056e5d21dbf02c42808 

 

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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