







2025年4月8日11時32分にYAHOOニュース(FNNプライムオンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城・筑西市で6日、父親がフォークリフトの荷台に子ども3人を乗せて走行中、小学1年の男児が落下し、頭を強く打って死亡した。
通報した父親は現行犯逮捕され、警察の調べに対し「車体のバランスが崩れた」と話している。
【画像】6歳男児がフォークリフト荷台から落下して死亡した茨城・筑西市の事故現場
茨城・筑西市で6日夕方、「6歳の男の子がフォークリフトの下敷きになった」と通報があった。
警察によると、フォークリフトの荷物を載せる部分に子ども3人を乗せて走行中、1人が落下、死亡した。
亡くなったのは小学1年の岩井さん(6)で、頭を強く打っていた。
フォークリフトを運転していた父親(29)が、警察に現行犯逮捕された。
本来、大人1人乗りのはずのフォークリフトに、子ども3人を乗せていた岩井容疑者は、警察の調べに対し「車体のバランスが崩れて子どもが転落した」と話している。
警察は、事故の原因が地面のでこぼこと見て調べている。
岩井容疑者が子どもたちを乗せた理由は、まだ分かっていない。
(「イット!」4月7日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/52f30f49709e97f5b7cffe1c9b25926abbfdb7fe
4月7日17時30分にNHK茨城からは、父親は家族で親戚を訪れ農作業を手伝うためにフォークを運転していた、次男と親戚の子供も乗っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、岩井さんは単身赴任中の父親を含む家族で筑西市の親せきのもとを訪れていて、父親は農作業を手伝うためにフォークリフトを運転していたということです。
父親は調べに対し、事故当時、フォークリフトの荷物を載せる部分に長男と次男、それに親せきの子どもを乗せて走行していたと話しているということです。
その上で「走行中に、乗せていた子どもがいないことに気づき、慌てて止まったが見当たらなかった」と、事故を起こしたことを認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20250407/1070026867.html
2025年2月26日8時1分にYAHOOニュース(現代ビジネス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路陥没という大事故は今後も、いつどこで起きても不思議ではない。
実は長年の間、多くの医療機関から強酸性排水が流されていたのだ。
■'17年末、世田谷区で事故は起きた
'16年11月、博多駅前で起きた道路陥没事故のニュースには国民全体が大きな衝撃を受けた。
地下鉄の延伸工事が原因とされていたが、そこに疑義を呈した人物がいたという。
A氏が続ける。
「日本透析医学会の理事長だった中元秀友さんです。
昨年、惜しくも亡くなられましたが、中元さんは『透析排水が事故の要因のひとつになっているのではないか』と懸念していた。
その後、中元さんの元には、厚労省からも、透析排水について調査してほしいと相談があったそうです」
その翌年の'17年末、中元氏の憂慮は現実のものとなってしまう。
透析医療機関からの酸性排水による下水道管の損傷事故が発覚したのだ。
「医療施設が入っている世田谷区のビルで下水のつまりが発生したのです。
東京都下水道局の職員が確認すると、ビルの排水設備と下水道管をつなぐコンクリート製の取り付け管が崩れてなくなっていた。
都の調査によると、基準を大幅に上回る強酸性排水が、決まって深夜に流れ込んでいました。
このビルには複数の医療施設が入っていましたが、深夜に稼働していたのは透析クリニックのみ。
日中、患者に透析を行い、深夜に装置の洗浄をしていたのです」(A氏)
■透析排水の実態とは
事故発覚後、東京都下水道局から調査依頼を受けた順天堂大学医療科学部臨床工学科特任教授の峰島三千男氏が振り返る。
「この一件を受け、東京都下水道局長から『ほかのクリニックは大丈夫だろうか』と相談を受けました。
'18年に東京都下水道局から、『透析システムからの排水調査』を依頼され、都内323ヵ所の透析施設から回答がありました。
その結果、適正な処理がなされていない施設は200施設、約64%でした。
そうした未処理施設のうち、155施設(約79%)は透析排水に基準があることを知りながら、何ら対策を講じていなかったのです。
認識が甘かったのは事実です。
透析排水に基準があることを知らなかった施設さえありました。
そこで東京都と協力して、基準を満たすよう啓発活動を展開しました」
日本透析医学会、日本透析医会、日本臨床工学技士会という3つの業界団体からなる透析排液管理ワーキンググループのリーダーとして透析排水に関する啓発活動を続けている峰島氏は、こうした背景を踏まえ、今回の事故についてどう捉えているのか。
■八潮市の事故と透析排水の因果関係
「八潮市の事故と透析排水には因果関係はありません。
メカニズムがまったく異なります。
硫化水素は気体ですから、下水道管の上部が損傷します。
一方、透析排水の場合、酢酸などによって下部が損傷します。
もっとも、過去に透析排水による事故が起きたのは事実です。
'17年末の事故が起きるまで、私を含めた医療従事者は、患者に対して効果的な治療を行うことへの思いが強く、『患者さんの体内にある悪いものをもっと取ろう』として、結果的に強酸性の洗浄剤を使用してしまった。
これによって下水道管の一部を損傷させてしまった。
この点は反省すべきです」
峰島氏らの尽力により、'24年7月には23区内にある透析施設のすべてが基準を達成したという。
だが、見方を変えれば、全国的に基準が達成されたわけではない。
前出のA氏は、道路陥没と透析排水を切り離して考えることは難しいと話す。
「'24年9月、広島市西区の市道で長さ約40m、幅約15mにわたって陥没や隆起、出水が発生した事故がありました。
周囲には複数の透析医療機関がありました。
私には偶然とは思えません。
今回の八潮市の現場周辺にも透析医療施設が複数あります。
こうした一連の道路崩落事故に、透析排水が関係している可能性は否定できないはずです」
■国と自治体の無為無策
また、先述した中和に関してはこんな問題もある。
そもそも、中和装置のサイズが大きく、ビルに入居するクリニックなどの場合、スペースの問題に加え、ビルの所有者の許可が下りないというケースもあるという。
23区内では、その場合、薬剤の変更を促しているという。
懸念と疑いが拭えない全国民にかかわる重大事。
八潮市のような大事故につながる可能性は十分にある。
はたして埼玉県は対策を講じていたのか。
埼玉県下水道管理課に聞いた。
Q.今回の八潮市の道路陥没について、透析排水が影響している事実、あるいは可能性はありますか?
A.「透析排水が影響している事実、あるいは可能性についてはわかりません。
今後、今回の陥没事故に係る原因究明を行うための委員会を立ち上げ、調査を進めていく予定です」
■埼玉県の透析排水管理
Q.'17年末に都内で発生した透析排水による下水道管損傷事故を受け、東京都では様々な対策が進められました。透析排水管理について、埼玉県ではどのような対策をしていますか?
A.「本県では透析排水管理に係る対策は行っておりません」
八潮市の事故は決して偶然起きたわけではない。
インフラの老朽化、透析排水……国や自治体が無責任な対応を続けてきたため起きた必然といえるだろう。
全国には約34万人の透析患者がいる。
彼らの命を守るのはもちろん、国民全体の安全を守るのが、国と自治体の責務であるはずだ。
「週刊現代」2025年2月22・3月1日合併号より
https://news.yahoo.co.jp/articles/930c5ae0094afb6ffd50f52dd30cd836d1c8048d
※東京23区内の透析施設は全て透析排水の基準をクリアーしたとのことだが、他の自治体でも、例えば京都市や大阪市、神戸市などでは、透析医療機関に対し、排水管理の注意喚起を行っている。
以下は京都市の例。
『透析医療機関の方へ』
(京都市上下水道局 お知らせ)
透析装置の洗浄排水を公共下水道に排出する場合には、特に水素イオン濃度(pH)の排水基準に気を付けていただく必要があります。
透析装置の洗浄に使用される酢酸や過酢酸により、下水道施設の損傷が近年京都市においても発生しています。
当局では、下水道の施設や機能を守るために、工場・事業場に対して、排水基準を守るよう監視や指導を行っています。
その一環として病院や透析診療所からの排水の水質検査を行っています。
水素イオン濃度の基準は、酸性側とアルカリ性側があります。
酸性側の基準は「5を超えるもの」であり、5以下が基準超過となります。
詳細は本ページ下部に記載しています。
酸性排水は次のような悪影響を及ぼします
●下水道管を溶かします。
酸性排水は下水道管を溶かします。
溶けた下水道管から水が流出すると周囲の土が流され、道路や敷地の陥没の原因となり、ひいては重大な事故を引き起こすおそれがあります。
●他の水と混ざると危険です。
酸性排水が他の排水と混ざることで、有毒ガスを発生させることがあります。
酸性排水は規制の対象です
下水道における排水基準は以下の表のとおりです。
酸性薬品の取扱いには十分ご注意ください。
酸性排水は中和し、排水基準を遵守した上で下水道へ排出してください。
なお、中和処理を行う場合は届出が必要です。
https://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000263427.html
2025年2月4日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/14370/
(2025年2月19日 修正1 ;追記)
2025年2月10日20時5分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、管内の水流や硫化水素の影響で救助活動はいまだ難航しているなど、下記趣旨の記事が下水管内部の現状の模式図付きで」ネット配信されていた。」
埼玉県八潮市で県道が陥没してトラックが転落した事故で、安否不明となっているトラックの男性運転手の救助が難航している。運転席部分とみられるものが見つかった下水道管内は、水流や硫化水素の影響で人が近づけない状況だからだ。
【写真】がれきや土砂の撤去作業が続く陥没現場=2025年2月10日午前9時22分、埼玉県八潮市、伊藤悟撮影
県や消防は陥没した穴側からの救助は断念。
新たな方法を模索するが、発生から10日以上過ぎても見通しは立っていない。
5日に行われた県のドローンによる調査で、陥没地点の100~200メートル下流の下水道管(直径4・75メートル)内に、トラックの運転席部分とみられるものが確認された。
一部が流水につかり、男性の姿は確認できなかったが、県や消防は男性がこの周辺にいる可能性があるとみている。
さらに上流側ではがれきなどの堆積(たいせき)物が管を塞いでおり、陥没地点側は汚水であふれていた。
陥没が起きたのは1月28日。
当初は転落したトラックが見え、男性と会話もできる状態だったため、消防は穴の内部に隊員を入れたり、クレーンでトラックごと救助しようとしたりしたが、失敗。
何とか荷台部分は引き上げたものの、現場周辺で崩落が相次いで穴が拡大し、運転席部分はがれきや土砂で見えなくなった。
二次災害の恐れもあり、穴の内部での救助活動が難しくなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ac4f58a68e76eb3f8df66c8b79c0409082b6c12
(2025年2月23日 修正2 ;追記)
2025年2月22日18時11分にYAHOOニュース(TBS NEWS )からは、避難要請が解除された、説明会では住民から住めないほど臭いという意見が出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は現場周辺の地盤を補強する作業を終えたことから、今月19日に現場近くの住民47人への避難要請を解除しました。
県はきょう午後、初めての説明会を開き、現場周辺に住む84世帯、120人が参加しました。
捜索に向けた工事の進め方などについて説明が行われましたが、その後の質疑応答では、住民から現場近くに住む不安や工事による振動や騒音、臭いへの対応を求める声が相次ぎました。
参加者 :
「(自宅から)20mか30m先では崖がすぐにあるので、あの光景を毎日目にすると不安は感じます。臭いはもう本当に…住める状態ではない。喉の奥に臭いが溜まるっていうんですか、それぐらい本当に臭いです」
大野知事は「現状を把握して対応を検討したい」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ef010bfd478800c8e9cd30d31ac2d3aa8bcec2b
2月22日16時3分に読売新聞からは、事故対応の影響で上流側の春日部市では下水の水位が上がっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故後、下水道の上流にあたる同県春日部市内では、下水道管の水位が上昇したままになっている。
事故現場に流れ込む下水の勢いを弱めようと、県が「春日部中継ポンプ場」への流入量を絞っているためで、市は監視を続けている。
事故発生から半日ほどたった1月28日深夜、春日部市職員が、県の下水道管に接続する市の下水道管のマンホール内を点検した。
その時、下水は地表から約8メートル下の位置にあったという。
翌29日午後4時の点検では、地表から約3・5メートル下の位置まで上がっていた。
その後も市は毎日の点検を続けているが、水位は約3~3・5メートル下の状態が続いているという。
県は事故後、塩素消毒した下水を春日部中継ポンプ場から 新方川へ緊急放流している。
またポンプ場に流れ込む下水量を絞り込む対応を取っている。
そのためポンプ場の上流約1キロ・メートルにある市の下水道管で水位上昇が続いているとみられる。
春日部市の担当者は「下水が地表にあふれ出したら大惨事になる」として警戒を強める。
さらに上流にある自治体の担当者は「(下水の流量が増える)梅雨時期が心配」と気をもんでいる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250221-OYT1T50152/
(ブログ者コメント)
橋桁側のボルトは高強度のものに交換したがタワー側のものは交換していなかったと報じられている件、対策に抜けがあったということかもしれない。
以下は元記事。
2025年2月7日20時16分にライブドアニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高さ45メートルから部品が落ちてきて、車を直撃しました。
【画像】橋が通行止めに 点検・修理の見通し立たず 秋田・由利本荘市
■走行中の車を直撃 なぜボルトが外れた?橋を利用する人
「人の頭に当たったら、ひとたまりもない。危ないです。ここに住んで5年目ですが、こんなことは初めてなので怖い」
現場の橋は通行止めとなっていて、点検、修理のめどが立っていません。
5日朝、秋田県由利本荘市の橋を男性が車で走行中、大きな音を聞いたといいます。
確認すると、運転席のほぼ真上、屋根に2つの傷が…。
1つは貫通しています。
高い柱からケーブルを張り、全体を支える構造の橋ですが、一番上のケーブルの根元が破損しています。
本来は複数のボルトで止められているものです。
路面から高さおよそ45メートルの部分が何らかの原因で壊れ、止めていたボルトが落下。
何本かが走行中の車を直撃したとみられます。
ボルトは長さおよそ1センチ・重さ180グラムで、15本回収されています。
なぜボルトが外れたのでしょうか。
秋田・由利本荘市 建設部建設管理課東海林課長:
「風が原因でケーブルが揺れて、その関係でボルトに影響があったと推測している」
運転していた男性にけがはありませんでした。
https://news.livedoor.com/article/detail/28107520/
2月6日18時39分にNHK秋田からは、強風で吊り橋のケーブルが激しく揺れたことが原因の模様、過去にも強風によるボルト破損事故が3回あった、対策として取り付けた揺れを抑える装置にも一昨年亀裂が見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県由利本荘市で5日、川にかかるつり橋のボルトが落下し、乗用車に接触した事故について、市は強風によってつり橋のケーブルが激しく揺れ固定していたボルトが落下したとする見方を示しました。
この事故は5日、由利本荘市の子吉川にかかる由利橋のボルトが落下し橋を通行中の車に接触したもので、運転していた男性にけがはありませんでした。
その後、市が調査したところ、吊り橋のケーブルを保護する管を固定する金属製のボルト16本が落下し、このうち少なくとも2本が男性の車にあたったということです。
市によりますと、つり橋は、2013年1月の竣工後、これまでに3回にわたってケーブルを保護するボルトの破損が確認されていて、いずれも冬場の強い風で激しくケーブルが揺れたことが原因とみられるということです。
市はこれまでに揺れを抑える装置を付けるなど対策を進めてきましたが、おととしの点検でこの装置に亀裂が見つかったということで、専門家の意見をまとめたうえで対策を強化したいとしています。
一方、つり橋は5日から安全を確保するため、通行止めとなっていますが、市によりますと風が強い状況が続いていることなどから、今の時点で再開の見通しは立っていないとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20250206/6010023522.html
2月8日付で秋田魁新報からは、強風による揺れ対策として橋桁側のボルトを高強度のものに変えていたが、今回落下したタワー側のものは変えていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
由利橋は子吉川に架かり、石脇地区と市中心部を結ぶ。
市民生活に欠かせない生活路線で、午前7時からの12時間交通量は約8500台に上る。
市は東に約800メートルの飛鳥大橋を使うよう呼びかけているが、通勤時間帯などは周辺が混雑。
湊市長は今後の見通しについて、「通行止めの解除までは何カ月もかかりそう」と話す。
橋は「斜張橋」と呼ばれる構造が特徴。
橋脚の上に建てた高さ約50メートルの主塔(タワー)から斜めに張った多数のケーブルで橋桁をつって支えている。
5日午前に事故が発生した際は、ケーブルを保護する管をタワーに固定していたボルト16本が落下していた。
保護管はタワー側と橋げた側の2カ所にボルトをつけて固定している。
市はこれまで強風による揺れ対策として橋げた側のボルトは高強度なものに変更していたが、今回落下したタワー側については交換したことがなかった。
市建設管理課は、「落下した場合の危険性を考慮すれば、何らかの措置が必要だった」としている。
通行止め解除に向けては、ボルトが落下した箇所の補修や点検を行う予定。
市建設管理課の東海林課長は、「由利橋は市民の利用が多い重要な橋だ。あらゆる手法を検討し、早期に開通できるよう努めたい」と話している。
https://www.sakigake.jp/news/article/20250208AK0037/
(ブログ者コメント)
2月1日6時12分にYAHOOニュース(TBS NEWS )から、陥没の瞬間を撮ったドラレコ映像が報じられていた。
それによれば、トラックの前には信号待ちしている車が2台いた。
そして信号が変わった後、それぞれ直進や右折し、穴が開いた方向に左折したのは、かのトラックが初めて。
それも、信号待ちしている時には穴は開いておらず、信号が変わったとほぼ同時に路面が凹み始め、トラックが左折した時にはすでに大きな穴になっていた。
ほんの少しタイミングが違えばトラックは転落せずにすんでいたかもしれないし、あるいは他車が転落していたかもしれない。
事故というもの運次第という側面があり、同じようなことを2012年の笹子トンネル天井崩落事故でも感じたことがある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/138b1f0900ff11d4a9f246a41c4d4171546e9faa
以下はブログ者がピックアップしたポイント毎の報道。
2025年1月28日20時56分に毎日新聞から下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
28日午前9時50分ごろ、埼玉県八潮市二丁目の県道交差点で、通行人の男性から「道路が陥没してダンプカーが落ちた」と110番があった。
交差点の中央付近が陥没し、長径約9メートル、短径約5メートルの楕円(だえん)形で深さ約5メートルの穴ができ、トラック1台が転落した。
運転手とみられる男性1人が車内に取り残されており、消防が救助活動をしている。
県警や消防によると、男性は当初呼びかけに応じていたが、穴の中の土砂が崩れるなどして救助活動が難航し、夕方以降は安否が確認できていないという。
消防隊員2人が救助活動中に軽傷を負った。
大野元裕知事は28日の定例記者会見で陥没について「下水道管の破損に起因すると思われる」と述べ、県内の下水道管の緊急点検を実施する考えを示した。
県によると、現場付近の地下約10メートルに直径4・75メートルの下水道管が通っている。
1983年に供用を開始し、5年ごとに劣化状況などを調査。
2021年度に目視で確認した際は、一部に腐食があったが、補修などの早急な対応は必要ない状況だったという。
事故後、下水道管を流れる水量が減っており、県などは壊れた下水道管に周囲の土砂が流入することで道路が陥没した可能性が高いとみている。
現場は八潮市役所から南東約300メートル。
車の往来が多く、周囲には住宅や工場などが建ち並んでいる。
近くの会社に勤める男性は「他の道も陥没したらと思うと恐ろしい」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20250128/k00/00m/040/065000c
1月28日17時25分に朝日新聞からは、県は周辺の120万人に下水の使用抑制を呼び掛けている、5年に1度の下水道管の調査では500m下流の管が最低ランクだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場の地中を通る下水道管はふさがっている可能性が高く、県はこの下水道管に汚水を排出している県東部の12市町に対し下水道の使用制限を通知。
この地域の約120万人に対し、下水道の使用を抑えるよう呼びかけている。
県下水道事業課によると、この下水道管には12市町の下水が流れており、同県三郷市の下水処理場「中川水循環センター」に通じている。
県は28日午前10時すぎ、下水道法に基づき、12市町に下水使用制限を通知。
同課によると、水道自体は使用できるが、排出される下水の量が多ければ、下水道管に滞留してあふれる恐れもあるという。
県は、下水道の使用について、トイレを流すなどの制限はないが、洗濯の回数を減らしたり、風呂で使う水量を少なくしたりするよう訴えている。
陥没現場の下水道管は直径3~4・75メートルでコンクリート製。
1983年から使われている。
埼玉県は5年ごとに下水道管の調査をしており、2021年の調査時は、管の状態を示すA~Cの3ランクの2番目で、「ただちに工事が必要な状況ではない」との判断だった。
一方で、陥没現場から500メートル上流の地点では、20年の調査で最も状態が悪いAランクだったという。
https://www.asahi.com/articles/AST1X2HTYT1XUTNB00VM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
1月29日22時48分に産経新聞からは、県は下水を塩素消毒した上で川に緊急放流し始めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は29日深夜、下水道管の破損などで穴に流れ込む水量を減らすため、春日部市のポンプ場から下水を近くの河川に流す緊急放流を始めたことを明らかにした。
緊急放流では、ポンプ場からポンプ車で下水をくみ上げ、ホースを使って近くの新方川へ下水を流す。
汚水は放流前に塩素で消毒する。
下水の緊急放流は、東日本大震災の際にも実施された。
https://www.sankei.com/article/20250129-GINJDHHO2ZIY7MBWFNO2XJA6I4/
1月30日7時35分に読売新聞からは、現場はもともと湿地帯、地下10mにある下水管の空洞は通常の調査では発見しにくいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
被害の拡大は、この地域特有の事情も考えられる。
芝浦工業大学の稲積真哉教授(地盤工学)によると、事故現場周辺はもともと湿地帯だといい、「軟弱な地盤で、腐食で破損した下水道管に土砂が次々となだれ込み、空洞が大きくなった可能性がある」と指摘する。
東京大学生産技術研究所の桑野玲子教授(地盤機能保全工学)は「今回の下水道管は約10メートルと深い。通常の調査ではなかなか発見しにくい場所に空洞が発生した可能性がある」と語る。
稲積教授は下水道管が施工当初の厚みを維持しているかどうか目視では分からないとして、「必要に応じて管の厚みを調べる調査も行うべきだ」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250130-OYT1T50001/
1月29日19時15分にYAHOOニュース(時事通信)からは、政府は?同様の管路がある7都府県13カ所の緊急点検を要請したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
橘慶一郎官房副長官は29日の記者会見で、全国の下水道管理者に対し、類似する箇所の緊急点検を要請したと明らかにした。
国土交通省によると、事故現場の下水道管は、同県内12市町から汚水が集まり下水処理場につながる太い管路だった。
緊急点検は、同様の管路を管理する埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪、兵庫、奈良の7都府県13カ所が対象となる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f3d6e2df51cdb3281a95e4619331a0f6bf9294a
1月30日17時30分に朝日新聞からは、下水管は現場でカーブしているため流れが遅くなり硫化水素が発生、空気と接触してできた硫酸で管が腐食された可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県によると、事故現場の地下約10メートルには1983年から使用する直径約4.75メートルの大きな下水道管が交差点に沿って、カーブする形で通っている。
元国土交通省技官で、東京大学大学院都市工学科の加藤裕之・特任准教授(下水道政策)は「カーブしている場所では下水の流れが遅くなるため、管内に硫化水素が発生しやすく、腐食が起きやすい」と指摘する。
国交省国土技術政策総合研究所によると、下水道管を流れる汚水に含まれるし尿や洗剤などから硫化水素が発生し、落差や段差の大きいところでかき回され、空気中に放出される。
その後、管の内壁に付着している細菌の働きによって酸化し、液体の硫酸となって管が腐食、破損する原因となる例が多い。
様々な管種の中でもコンクリート製が腐食しやすいという。
加藤氏は「現場付近は維持管理により注意が必要な箇所だったとみられる。ただ、ほとんどの自治体において、財政が厳しく人手も足りない中で、(5年に1回以上とする)法定以上の頻度で点検を行うのは難しい」と話す。
https://www.asahi.com/articles/AST1Z2HRRT1ZOXIE019M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
1月31日9時0分に読売新聞からは、陥没時に雨水幹線が破損し流れ込んだ水で陥没穴が拡大しているなど、下記趣旨の記事が現場写真や下水利用自粛が呼びかけられている地域の説明図付きでネット配信されていた。
陥没事故は30日も、交差点に開いた穴の拡大が続いた。同日未明には既に開いていた二つの穴の間の路面が崩落し、一つの巨大な穴となった。県などは、被害拡大の原因となっている、穴に流れ込む水対策を急いでいる。
草加八潮消防局によると、30日正午現在で穴は長円形に近い形で最大幅は約40メートル。深さは約15メートルで、このうち約8メートルが土砂で埋まっているという。断続的に流れ込む水で、穴の中の土砂はもろくなっている。
穴の中に残されたトラックの男性運転手の救助作業は、難航している。県は30日夜の危機対策会議で、穴に流れ込んでいるのは雨水を流す「雨水幹線」から漏れ出している水と説明した。
県によると、道路が陥没した際に雨水幹線が宙づり状態となり、破損した部分から水が漏れ続けたという。
県は31日朝までに雨水幹線からの漏水を止める方針を示した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250130-OYT1T50197/
2月1日7時10分にYAHOOニュース(Merkmal)からは、事故直後に近くの企業の社員たちが現場に駆け付け、発煙筒と焚いたり交通整理するなどしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故が発生したとき、近隣の企業で新車・中古車販売や自動車修理を手掛ける「秋葉自動車」の社員たちが即座に現場へ駆けつけ、二次災害を防ぐための措置を講じた。
ネット上で話題となった。
彼らは、公的機関である警察や消防の到着を待たず、自らの判断で現場を保全。
発煙筒を焚いて周囲のドライバーに危険を知らせるとともに、交通整理を行った。
その迅速な判断と機動力が、さらなる事故を未然に防いだ可能性は高い。
公的機関ではない一企業の従業員が、自発的に行動し、社会に大きく貢献する。
なぜ同社の迅速な動きが 「賞賛されるべきもの」 といえるのか。
本稿では、その背景を掘り下げる。
・・・
社会が円滑に機能するためには、人々の自主的な行動によって支えられている部分も少なくない。
同社のような企業がこのような役割を果たすことで、社会全体の安全性が底上げされる。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/38dc9238fe6039041d7cc8b027cd98fb7ec0fea0
1月30日付で毎日新聞埼玉版からは、現場周辺の陥没有無を空洞探査車(マイクロ波照射)で調査したという下記趣旨の記事が探査車の写真付きでネット配信されていた。
県は29日午後、八潮市の陥没現場周辺の道路で、地下に空洞が発生していないか調査を実施した。
県から依頼を受けた専門調査会社「ジオ・サーチ」が行った。
空洞探査車と呼ばれる専用車両が、規制線内を除く陥没のあった付近の県道54号を走行しながら路面にマイクロ波を照射し、データを収集した。
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https://mainichi.jp/articles/20250130/ddl/k11/040/033000c
1月31日20時54分にYAHOOニュース(中京テレビ)からは、一宮市では路面目視やマンホール内にカメラを突っ込んで下水管の点検をしている、豊田市では人工衛星からの電磁波とAIを使って上水道の劣化診断をしているが深い場所にある下水管には使えないなど、下記趣旨の記事が点検中の写真付きでネット配信されていた。
今日午前、愛知県一宮市でうつむいて歩く市の職員たち。
下水管が通っている道の路面を見て、陥没している箇所がないかチェックして回っているのです。
どういったところを見ているのか聞いてみると、「へこみとか陥没の前兆で舗装が下がっていたりするので、そういったところがないか確認しています」と答えました。
すると、見つけたのはこのへこみ。
職員がハンマーでたたき、下が空洞になっていないか確認します。
一宮市職員:
「こっち高いでしょ、こっちは(低い)違いがあります」
「たたいた感触もありますし響きがちがいます」
職員は空洞ができている可能性があると説明。
ただ、緊急度は低いという判断で、後日、あらためて舗装をはがし、点検することになりました。
・・・
映像でも確認を進める職員たち。
マンホールのふたを開けて、長い棒を入れていきます。
棒の先にカメラがついていて、管の中の様子を映像で確認できるのです。
地下4.5メートルまで降ろすと、見えてきたのはコンクリート製の管。
奥の方まで見ることができます。
市職員曰く、「管がずれていたりだとか、堆積物があったら、水がそこで阻害されるので、たまっていたりとか、すぐにその映像でわかります」とのこと。
・・・
豊田市では、“水道管の健康診断”を実施することで、上水道の異常を確認。
人工衛星からの電磁波を使って、水道管からの漏水を検知。
さらに、AIで水道管の劣化具合を計測し、どの水道管を優先して補修するのか判断しているといいます。
ところが、この仕組み、下水管には使うことができないといいます。
下水道は上水道より深い場所にあるため、電磁波が届かないのです。
豊田市によると、電磁波が届くのは、地下2メートルぐらいまで。3~4メートルの深さにある下水管まで届かないといいます。
職員からは、「AIで下水管の破損を見つける技術は、まだまだ夢物語だ」という声も寄せられました。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/92b80949cf1f7bd6fe8dcaab48348736f176998b
1月31日19時2分にYAHOOニュース(HTB)からは、札幌市では下水管に移動式のロボットカメラを入れて内部点検しているなど、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
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本吉記者)
「こちらが下水管の点検で使われている、ロボットカメラです。先端にカメラがついていて自在に動かすことができます」。
点検で活躍するのがロボットカメラです。
下水道管の中を移動し、気になる箇所があればカメラの向きを替えながら破損状況を確認します。
札幌市下水道河川局 吉田課長)
「ロボットを使うメリットは札幌市の下水道管のほとんどが、人が入れない大きさになっています」。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/bbcc9c5c1c481fab00c518c24b30828be71fa2e1
2月3日16時13分にYAHOOニュース(FNNプライムオンライン)からは、「B判定」は骨材が露出している状態、「A判定」は鉄骨が露出している状態を目視評価した結果であり、厚み検査などは行っていないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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2015年以降、下水道は5年に一度の点検が義務化されており、その点検による判定で、「補修する」「しない」が決まってきます。
今回の埼玉県八潮市の現場は、骨材が露出している状態の「B判定」で、「5年以内に再調査を行う」という状況でした。
しかし、水インフラに詳しい「グローバルウォータ・ジャパン」代表の吉村氏は「すぐに対応が必要」とされているA判定が「鉄骨が露出している状態」である点に触れ、B判定でもコンクリート管の厚さを点検していないため、どれくらいの腐食具合かわからず、鉄筋の露出まですれすれだった可能性があると指摘します。
吉村代表:
「下水道の配管、A・B・C判定をもう一度見直す必要があるのではないかと思っています。
特にB判定の時に、骨材が見える、その骨材の位置が表面なのかあるいは鉄筋のすぐそばの骨材なのか、厚さ・深さの測定が全くされていないと。
なぜならば、目視で単なる骨材が見えましたと「B判定」になっていると。
5年に1度というインターバルも見直す必要があると思います。」
Q.厚みを確かめる細かな検査はしない?
吉村代表:
「今まではあくまでも目視での検査ですから。
(2012年の)笹子トンネルで崩落事故があった後に、ハンマーでたたいて本当にちゃんとくっついているかどうかを調べる、打音検査といいますが、本来はハンマーでコツコツたたいて骨材までどのくらいあるか、あるいはどのくらい肉が減っているか、これを調べる必要があるわけですが、当然のことながらコストがかかるわけですね。」
Q.現在の基準のA判定からB判定の間をもうけるべきでは?
吉村代表:
「その通りです、これは今から10年前に決められた基準なんです。
これから下水道配管は老朽化に向かうということで、国土交通省の下水道部が出したのがこの判定です。
現在ですと、ドローンや自走式のカメラ、すべて超音波を当てて壁の厚さを測る近代的な検査方法もありますので、そのようなものをB判定の時にちゃんと使うということが必要ではないかなと思います。」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/d52e5ef0986c71bc07eba58d50b5e68d96932428
2025年1月17日18時2分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
15日、大和市南林間にある市が管理する「やまと防災パーク」で市内に住む小学1年生の男子児童が右手中指の先を切断する大けがをしました。
1か月程度の入院が必要な状態だということです。
当時、児童は公園内にある防球ネットで囲われたボール遊びができるエリアで遊んでいて、飛び出したボールを取りに行こうと破れたネットの穴をくぐり抜けた際、編み目に指が絡まったということです。
設置されているネットはポリエチレン製で、複数箇所で穴が開いていたことが確認されていて、市民からはこれまでに修復を求める要望が複数寄せられ、2月に補修工事を行う予定でした。
市はエリアの使用を当面禁止するとともに、市内のほかの公園に設置されている防球ネットについても不具合がないか点検を進めることにしています。
大和市みどり公園課は「同様の事故がないよう点検や速やかな補修を進め再発防止に努めます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250117/k10014696241000.html
(ブログ者コメント)
〇破断した根元の写真がないか探してみたが見つからなかった。
〇定期点検で一部腐食がみられたが経過観察でヨシとした件、判断基準にはどう書かれているのだろうか?
また、点検は目視のみ?
軽く押したりして点検するようにはなっていないのだろうか?
そういった点も公表すれば、他の市町村の参考になると思うのだが・・・。
以下は元記事。
2025年1月8日19時39分にYAHOOニュース(山陰放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島根県出雲市の市道で8日朝、照明灯が倒れ、市内の小学校に通う児童が、右足の骨を折るなどのケガを負っていたことが分かりました。
【写真を見る】始業式の朝、歩道に立つ高さ6メートルの照明灯が倒れ、通学中の小学2年生児童が足の骨を折るなどの大けが 強風が原因か
右足の骨折や、右足ひざの擦り傷、右足すねの打撲といったケガをしたのは出雲市内の小学校に通う2年生の児童です。
出雲市によると午前7時43分頃、出雲市の市道を15人ほどで集団登校していた児童の列に、歩道の照明灯(高さ約6メートル、直径約15センチ)が根元から折れて倒れ、地面に跳ね返った支柱が、列後方を歩いていた2年生の児童の足に当たったということです。
ケガをした児童は市内の病院に救急搬送され、その後、自宅に帰宅し、他の児童にケガはないということです。
出雲市は、強風のため照明灯が倒れたとしていています。
出雲市では午前5時頃、西北西 18.2メートルの最大瞬間風速を記録しています。
出雲市都市建設部道路河川維持課によると、倒れた照明灯は2002年に設置、2020年に定期点検をしていて、定期点検の際は、4段階のうち良い段階から2段階目の状態で、経過観察をしていたということです。
出雲市では、倒れた照明灯を速やかに撤去するとともに、付近の同様の照明灯12基について緊急点検を実施し、倒れた照明灯以外の照明支柱に異常は認められなかったということです。
出雲市では今後、通学路になっている市道にある同様の照明灯について、倒れる恐れがないか緊急点検をすることにしています。
出雲市道路河川維持課は、「通学路の安全対策は何より大事。こうした点検をしっかりやっていきながら、安全確保に努めていきたい」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd214144c7f8b199a45c85e9491597e1a8a0d213
1月8日18時59分にYAHOOニュース(日本海テレビ)からは、20年度の点検では一部根元腐食が確認され下から2段階目と診断されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倒れた照明灯は2020年に出雲市が行った点検で一部根元が腐食しているのが確認されていましたが、診断は4段階ある内の下から2段階目で緊急性は低いと判断されていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc235a6ee5bf8eca9284581fa9818c03eca32df2
2024年12月15日9時0分にYAHOOニュース(FRIDAY DIGITAL)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良公園といえばシカ。
日本だけでなく、世界にも認知され、インバウンド客が押し寄せているそんな関西有数の″名物″に異変が起きているという。
【画像】すごい迫力…! 奈良公園の"シカ"が凶暴化する「瞬間写真」
「シカにツノで刺される、体当たりされる、噛まれるなどの被害が増えています。この9月は実に43件も報告されている。これは昨年同月の2.5倍です」(奈良県庁まちづくり推進局の担当者)
あの愛らしい、そして哀しげな瞳を持つシカが狂暴化しているとは――。
彼らは一体、何に怒り、何を訴えているのか。
FRIDAYアニマルミステリー班は真相を確かめるべく、奈良公園へ向かった。
公園へ入りまず目に入ってきたのは、丸々と肥えた雄ジカたち。
1頭が「キューン」と甲高い鳴き声を上げ、突如、近くにいたシカと小競り合いを始めた。
記者の横にいた女性は一目散に逃げだした。
「9月下旬から11月ごろまで、シカは発情期なんです。キューンと鳴くのは、雄の求愛行動。この時期は鹿せんべいをあげようとしただけで、体当たりされてしまう人が多いんです」(鹿せんべいの売り子女性)
だが、シカに発情期があるのは毎年のこと。
今年に入って被害が急増しているのはなぜなのか。
「奈良の鹿愛護会」担当者の分析を聞こう。
「インバウンド需要が回復し、今年は海外から団体旅行で来られる方が非常に多くなっていました。しかし海外のツアーガイドは、秋のシカがいかに危険か参加者に伝えられていない。だから不用意に近づき、シカに襲われているのです」
スマホ時代ならではの要因もあるという。
前出の県庁の担当者が呆れる。
「シカにこんなに近づけた! と接写した動画や写真を投稿するのが流行しているんです」
投稿を見て、シカに簡単に近づけると勘違いした面々が、荒ぶるシカの餌食となっているのだ。
神の使いとして親しまれてきた奈良公園のシカだが、野生動物であることを忘れてはいけない。
全日本鹿協会事務局長の小林氏が警鐘を鳴らす。
「秋の雄ジカはツノも硬く、死亡事故につながる危険性もある。発情期には不用意に近づかないのが賢明です」
共生について、今一度考える時機が来ているのかもしれない。
『FRIDAY』2024年12月13・20日合併号より
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9af9d2ab671f9a869b3cf57c92c3beb52cbe1ea
2024年12月13日15時4分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし8月、国の基準値を超えるレジオネラ属菌が検出された上田市のプール施設に通っていた80歳の男性がレジオネラ症のため入院し、亡くなっていたことが分かりました。
市は、プール施設でのレジオネラ属菌の検出と男性の感染について「因果関係はわからないが否定はできない」としたうえで、プールの清掃や消毒を徹底することにしています。
上田市にある市営のプール施設「アクアプラザ上田」では、ことし8月、ジャグジープールなどの水から国の基準値を超えるレジオネラ属菌が検出され、一時、全館休業したうえで消毒作業を進め、その後、営業を再開しました。
市によりますと、このプール施設に通っていた市内の80歳の男性が8月16日に体調を崩し、5日後の21日に病院でレジオネラ症と診断されたことをきっかけに保健所がプール施設を調査した結果、レジオネラ属菌が検出されたということです。
男性は入院して治療を受けていましたが、その後、亡くなったということです。
市は、プール施設でのレジオネラ属菌の検出と男性の感染について「因果関係はわからないが否定はできない」としたうえで、プールの清掃や消毒を徹底することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20241213/1010033085.html
12月12日23時19分に読売新聞からは、市は集団感染ではないのでプール利用が死亡の原因とは断定できないとコメント、同プールでは140人以上が体調不良を訴えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年8月、長野県上田市の市営室内プール「アクアプラザ上田」の造波プールなどから基準値を超えるレジオネラ属菌が検出され、市は12日、このプールを8月中旬に利用し、レジオネラ症で入院していた利用者1人が先月下旬に死亡していたことを明らかにした。
市は、レジオネラ属菌が自然界にも存在することや複数人が感染した集団感染ではないことなどに触れ、「プール利用が死亡の原因とは断定できない。推測で公表することはできなかった」としている。
市は8月28日、造波プールなどから基準値の4~8倍のレジオネラ属菌が検出されたと発表。
施設全体を休館したが、9月中旬に営業を再開した。
市によると、計140人以上がせきなどの体調不良を訴えていたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241212-OYT1T50208/
12月13日11時46分に長野放送からは、男性は11月に肺炎の合併症で死亡した、施設では塩素濃度を高めるなどの対策をとったなど、施設では下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市営屋内プール「アクアプラザ上田」では8月、国の基準値を超えるレジオネラ属菌が検出され、利用者から体調不良の報告が146件にのぼりました。
市によりますと、このうち、市内の80歳男性は、「レジオネラ症」による肺炎で入院していましたが、11月になって肺炎の合併症のため入院先の病院で死亡したということです。
男性はプールを頻繁に利用していたということです。
アクアプラザ上田は、菌の検出後の9月に消毒作業のため9日間休業した後、水質検査で安全が確認されたとして営業を再開しました。
再開にあたっては基準値の範囲内で塩素の濃度を高めたり、繁忙期にはろ過装置を掃除する回数を増やしたりする対策を取ったということです。
https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=21398
2024年11月22日20時35分にYAHOOニュース(南日本新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島県日置市東市来町湯田の市湯田地区公民館で10日、別棟2階のガラスのサッシ窓1枚が4メートル下に落下し、屋外にいた2歳と6歳の男児2人がけがを負う事故が起きていたことが22日分かった。
いずれも軽傷。
市によると、窓は縦約130センチ、横約85センチ、重さ約10キロ。
住民が換気のため窓を開けようと鍵を触ったところ、窓枠ごと外れて2歳男児の頭を直撃。
弾みで隣にいた6歳男児の手に当たった。
詳しい原因は調査中。
別棟は2015年の完成後、業者による点検はしていなかった。
事故を受けて市の施設を担当者が一斉に確認したところ、37カ所で落下などの危険性があり、周辺を立ち入り禁止にした。
男児2人はそれぞれ家族と周辺で開かれたイベントを訪れていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c74e46519dfeaeb7a1a8fd260c61cee87558e9b7
2024年11月6日15時52分にYAHOOニュース(福岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市南区の公園で、中学生1人が「パーゴラ」と呼ばれる日よけ棚の屋根にぶら下がっていたところ、屋根が外れて落下し、1人が骨折し脊髄を損傷する重傷、3人が打撲を負いました。
【画像】公園でステンレス製の日よけ棚の屋根が落下 中学生4人が重軽傷 うち1人はろっ骨を折りせき髄を損傷する大ケガ 福岡
福岡市によりますと、事故が起きたのは5日午後6時ごろです。
福岡市南区の若久団地北公園で、中学生4人のうち3人がパーゴラ下のベンチに座り、1人がパーゴラの屋根にぶら下がっていたところ、屋根が柱から外れて落下したということです。
屋根はステンレス製で、重さは数百キロとみられるということです。
座っていた3人のうちの1人は屋根が背中に当たり、ろっ骨を折り脊髄を損傷する重傷です。
ぶら下がっていた1人と、座っていたほかの2人が打撲の軽傷です。
市は6日午後、事故を発表しました。
このパーゴラを使用禁止にして事故の原因を調べるとともに、市内のすべての公園にある同じ構造のパーゴラの緊急点検を行うとしています。
この公園はもともとUR都市機構が整備し、2017年に福岡市に寄付されたもので、市では3年に1度、日よけの定期点検を行っていました。
ことし春の点検の際には「揺れ」はあったものの、屋根と柱をつなぐ溶接部分に異常はなかったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0cee80e90288079267e1308b51e8a48471ece62
11月6日18時41分にNHK福岡からは、屋根のサイズなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この公園は、UR都市機構が整備し、2017年に福岡市に寄付された公園で、日よけ棚は、いずれもステンレス製の、およそ2.5メートルの2本の支柱に、長さおよそ4.5メートル、幅およそ3メートルの屋根が溶接されたつくりで、溶接部分が外れたとみられるということです。
市によりますと2024年、春ごろ行われた点検では、さびや溶接のはずれなどの問題は確認されなかったということです。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20241106/5010026122.html
11月8日17時42分にYAHOOニュース(rkb毎日)からは、緊急点検結果、2つの公園の日除け棚に一部腐食が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、福岡市は市内すべての公園にある同じ構造の日よけ棚の緊急点検を実施しました。
その結果、福岡市東区の三留池公園と城南区の弓の馬場公園で日よけ棚の一部が腐食しているのが見つかり、使用禁止の措置を取ったということです。
福岡市は「安全性の検証を進めていくとともに適正利用についても注意喚起していきたい」と話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/03af9e300a687fe2852c1999641fa182d3590664
2024年10月22日19時33分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。
熊本市中央区の花畑広場で男性が水道の止水栓に足をとられけがをしていたことがわかりました。
熊本市が治療費を補償する方針です。
事故があったのは、熊本市中央区の花畑広場です。
熊本市によりますと10月12日の午後6時頃、広場を歩いていた60代男性が水道の止水栓の穴に左足を取られました。
止水栓は深さ約50センチで、男性は左足のすねに全治2週間ほどの切り傷を負いました。
倉本アナ:
「水の量を調整する水道の止水栓。
通常はこのように鉄の蓋で覆われていますが、事故当時、蓋がずれていた可能性があるということです」
熊本市では、周辺の草が枯れたり歩行者によって土が削られたりしたことで露出した蓋に、歩行者の足が当たってずれたとみています。
指定管理者は広場を1日2回ほど巡回していました。
熊本市は蓋の露出に気づいていたものの、対策を取っていませんでした。
熊本市は男性に謝罪して治療費を補償する方針で、花畑広場の設備の異変に気づいたら広場の事務所か市役所に連絡してほしいとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f91a69dcbee359fa6d1635dd2fae7b00058a4ff1
10月21日21時0分にテレビユー熊本からは、管は植栽帯の中にあり、周りの土が下がっていたのでつまづきやすい状態だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市によりますと、10月12日午後6時ごろ、中央区にある花畑広場で植栽帯の中にある水道関連の管に60代男性の左足が入り、すねを切るけがをしたということです。
管は直径約20センチ、深さは50センチほどあり、フタはありますが、周りの土が下がり、管につまづきやすい状態で、何らかの原因でフタが外れたとみられています。
https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20241021-00000007
2024年10月4日17時2分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
耐震補強をしようとした護岸が崩れました。
崩れたのは、常滑市本町の護岸です。
愛知県によりますと、3日午後11時ごろ、「すごい音がした」と警察に通報がありました。
【写真を見る】「すごい音がした」耐震補強しようとしたら…護岸が幅80mに渡り崩れる 一部は海に滑り落ち 周辺道路は通行止めに
県の職員が確認すると、高さ2メートル30センチあるはずの護岸が、幅80メートルに渡って崩れ、一部が海の中に滑り落ちていました。
けが人はいませんでした。
原因は調査中ですが、護岸の耐震補強のため2日、近くの海底を掘る作業が行われていました。
周辺の道路は通行止めになっていて、復旧のめどはたっていないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/89ef6dcd32bb0516e4b18ddbfd5b7ae87b467544
10月4日18時36分にNHK東海からは、先月末に護岸基礎に穴を開ける作業を行っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
護岸を管理する愛知県の衣浦港務所によりますと、この護岸は伊勢湾台風を受けて昭和37年ごろに高潮を防ぐために作られ、耐震化工事が計画されていました。
先月末には護岸の基礎の部分に穴をあける作業を行っていたということです。
衣浦港務所では、この作業との関連も含め原因を調べています。
現場は名鉄の常滑駅から南へおよそ500メートルの住宅地の隣にある港で、県は今後、大型の土のうを置くなどして、高潮などに備えるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20241004/3000037841.html
2024年10月2日20時21分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
対向車線へのはみ出しを防ぐため、高速道路に設置されている防護柵「ワイヤーロープ」。
事故の被害軽減に効果を発揮しますが、壊れたままになっているのをよく見かけます。
なぜ事故のあと、すぐに修復されないのか。
今回、特別な許可を得て真夜中に行われる復旧工事を密着取材。
その理由を探りました。
山陰道の大山IC付近です。
櫃田記者:
「対向車線との間にあるワイヤーロープ防護柵ですが、所々でワイヤーがたるみ、ポールが曲がっているものが見られます。」
約1キロの間で4か所…ワイヤーロープの防護柵が壊れたままになっていました。
国交省は9月24日から26日までの3日間にわたって、この場所を含む山陰道の名和ICと淀江ICの間を夜間全面通行止めにし、ワイヤーロープの復旧工事を行いました。
約8キロの区間で、損傷していたのは17か所。
500メートルに1か所が壊れている計算です。
損傷個所がなぜここまで多いのか。
福村記者:
「山陰道のワイヤーロープを直す現場に、今回特別な許可を得て入らせてもらいます。」
真夜中の復旧工事に密着、そのワケを調べました。
福村記者:
「自動車専用道を歩いています。いつも車で通る道ですが、さすがに不思議な感じがします。
あちらでは早速工事をしています。」
工事が始まったのは午後10時過ぎ。
この日は、作業員10人が5人1組の2班に分かれ、約2キロの区間で工事にあたります。
意外なことに重機を使わず、すべて手作業です。
工事担当者:
「あれを回して緩めて、ダルンとしないとワイヤーがとれないので。」
福村記者:
「このテンションを緩めるということですね。」
工事担当者:
「そうです。そうしないと支柱を入れられないので。」
まずはワイヤーロープをピン!と張るために、数百メートル間隔で設置されたターンバックルという部品を外します。
そして、緩くなった5本のワイヤーを上から1本ずつ外していき、折れ曲がった支柱を引き抜きます。
このあと、新品の支柱を差し込み、順番にワイヤーを通していきます。
ここまでの作業は順調でしたが・・・。
ワイヤーを通す順番を間違え、初めからやり直すことに。
5本のワイヤーを正しい順番で通して、最後にターンバックルで締め上げ、工事完了です。
福村記者:
「工事が完了したワイヤーロープ、かなり固く張られています。事故から守ってくれそうです。」
この日、3時間かけて復旧できたのは、約2キロの区間の7カ所でした。
ところで、今回通行止めにした区間にはこんな場所も…。
福村記者:
「この辺りは、今回の工事では直さない箇所です。触ってみるとテンションがまったくかからず、ワイヤーロープの意味を成してません。」
なぜ、直すところと直さないところがあるのか、道路を管理する国交省に聞いてみると。
国交省倉吉河川国道事務所道路管理課・三好課長:
「事故の損傷は、原因者に費用を請求するという仕組みになっていて、事務処理の手続きが終わらないと施工できない。事故がない日がないくらい接触事故が多い。」
鳥取・島根両県警によると、鳥取ICから出雲ICまでの山陰道では、2023年1年間にワイヤーロープへの接触事故が193件発生。
2日に1件以上というぺースで、修理が追いつかない状況だといいます。
三好課長:
「直すには通行止めにしないといけないので、ワイヤーロープだけではなく、別の作業も合わせて集中的に工事する期間を年4回設けている。国交省としては、できるだけ早く復旧したいと考えている。」
復旧にかかる費用や、通行止めによる社会的な影響の大きさなどを考慮すると、国交省は、頻繁には工事に入れないと説明します。
当然ですが、壊れたままではワイヤーロープは、その効果を発揮しません。
防護柵が命を守る役割を果たすためには、まずはドライバーが安全運転を心がけ、接触事故を起こさないことが重要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eae5aa04df0c261cf49af2a191041aabc4fa32b
2024年9月27日9時0分にYAHOOニュース(FRIDAY DIGITAL)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「凄まじい豪雨の中で女性の悲鳴が聞こえたんです。声の方向を見ると、マンホールから激しく水が吹き上がっていました。高さは15mほどあったでしょうか。水の勢いでマンホールのフタも吹っ飛んでいました」(目撃した歩行者)
9階の高さまで水が吹き出して……大阪市で起こった「エアハンマー現象」写真
8月21日、東京のJR新宿駅前でマンホールから下水が吹き出した。
都は毎時75㎜の雨に耐えられる施設整備を進めているが、当日は隣接する港区付近に記録的短時間大雨情報を発表。
設計上限をはるかに超えたため、行き場を失った水が一気に吹き出したとみられる。
東京都下水道局の担当者が説明する。
「短時間に下水道管に大量の雨水が流れ込むと、水位が一気に上がり空気圧が急上昇する『エアハンマー現象』が起きます。
当日は5ヵ所でマンホールのフタのズレや舗装の隆起(りゅうき)が起きました」
エアハンマー現象では、瞬間的に6tもの圧力が生じる。
新宿では、6mほどの高さまで吹き飛ばされた重さ約60㎏のマンホールのフタが落下してきたのだ。
同様の現象は全国で起きている。
’21年7月に被害を受けた、東大阪市在住の田中さんが振り返る。
「ゲリラ豪雨の最中に『ボン! ボン!』と大きな音が聞こえたんです。
自宅マンションから外を見ると、マンホールから9階の私の部屋の高さぐらいまで水が吹き上がっていました。
大量のガレキも吹き飛ばされ、私の車にぶつかり、廃車にせざるをえませんでした」
巨大台風やゲリラ豪雨の増加により、エアハンマー現象の発生リスクは増えている。
『日本グラウンドマンホール工業会』の大石氏が警鐘を鳴らす。
「下水道用のマンホールは全国に約1600万基あり、過去23年間で集中豪雨からフタが飛ばされる事故は106件起きています。
’91年以降に製造されたフタには安全機能が付いていますが、それがない古いタイプも600万基近くあるんです」
古いフタが残っている以上、大雨の際はマンホールに近づかないことが重要だ。
『FRIDAY』9月27日・10月4日合併号より
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0ad633daa3ac62762fa8503956523ee4db72d86
2024年9月22日6時14分にYAHOOニュース(山陰放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月12日、鳥取市の鳥取自動車道のトンネル内で車3台が衝突し3人が死亡する痛ましい事故がありました。
現場は「暫定2車線」と呼ばれるいわゆる対面通行区間。
衝突事故を防ぐために「ワイヤーロープ」の設置が進められていますが、事故のあったトンネル内などにはなかなか設置することができないといいます。
一体なぜなのでしょうか?
【写真を見る】高速道路トンネル内でトラックと乗用車が正面衝突…3人死亡 国交省「トンネル内にワイヤーロープ設置はできない」暫定2車線区間 設置できない理由とは?対策は?
8月12日、鳥取市用瀬町の鳥取自動車道用瀬第一トンネルで、乗用車が対向車線にはみ出し、トラックと正面衝突する事故がありました。
この事故で、乗用車に乗っていた夫婦と、トラックに乗っていた男性、あわせて3人が死亡しました。
現場は片道1車線の対面通行で、将来的に4車線となることが計画されている「暫定2車線」と呼ばれる区間。
こうした区間では、車が対向車線にはみ出すことなどを防ぐために「ワイヤーロープ式防護柵」の設置が進められているのですが…
安松記者 :
「いま、事故のあった現場付近を通っています。トンネル内はワイヤーロープの設置はされていません」
実は、トンネル内にはワイヤーロープを設置することができないのだといいます。
一体なぜなのでしょうか?
国土交通省 鳥取河川国道事務所 計画課 足立課長 :
「トンネル内にはトンネルの地中部に排水施設などがあり、要はワイヤーロープのための支柱を打ち込むことができないので、トンネル内では設置はできないということです」
ワイヤーロープを支えるための支柱は、深いところで2.6メートルほど下まで打ち込む必要があり、トンネル内の地中部にある排水溝などの設備に影響がでる可能性があるため、支柱が打ち込めないのです。
こうした状況を受け、NEXCO各社は長大橋梁やトンネルに、「センターパイプ」や低い壁状の区画柵「センターブロック」と呼ばれる、ワイヤーロープに代わる柵の設置を2021年から試行的に進めています。
足立課長 :
「NEXCOの方で、どういう対策がいいかというのを試行的にやっていて、その検証結果を見て国の方でも、その内容を見て、対応を決めていくというような段階。 自動車専用道になると速度が出るので、前方を注意していただいて、速度を注意していただいて走行していただければと思う」
お盆のUターンラッシュもピークを迎えています。
ふだん運転に慣れていないドライバーによる交通量も増えるなか、とにかく慎重な運転を心がけることが大切です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecda708479d7f815416432f4ab4f78318d4ad806
2024年9月13日21時35分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
東京都日野市で12日、歩行者の男性が折れたイチョウの枝の下敷きになって死亡する事故があった。
13日に現場を訪れた日本樹木医会の小林明理事は、毎日新聞の取材に対し、イチョウに病気をうかがわせる様子はなく、多くのギンナンによって枝が重くなった可能性などを指摘した。
警視庁日野署によると、事故は12日午後6時半ごろに発生。
日野市多摩平4の市が管理する緑地のイチョウの枝が折れ、下を歩いていた都内に住む男性(36)が下敷きになった。
約1時間後に助け出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
10メートル以上の高さから長さ数メートルの枝が折れて下の枝も巻き込み、計6本程度が折れたという。
実際に折れたイチョウを見た小林さんは、「健康な木で、腐ったり、枯れたりはしていないように見える。ただ、樹高が高すぎて、枝が長くなりすぎているように感じる」と指摘した。
今年は2~3年に1度の「実なりの年」で、ギンナンがたくさんついていたという。
ギンナンは上部の枝ほど多いといい、「ギンナンで枝が重くなり、上空に吹く風による経年劣化もあって枝が折れたのではないか」との見解を示した。
その上で、「樹高が高すぎたり、枝が多すぎたりすると感じた時は、管理者に連絡して対応してもらった方がいい」と話した。
日野市の大坪冬彦市長は、「御本人並びに御家族様に対し、深くおわび申し上げます。ご冥福をお祈り申し上げるとともに再発防止に向けて、全力で取り組んでまいります」とのコメントを発表した。
https://mainichi.jp/articles/20240913/k00/00m/040/382000c
9月14日7時0分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、落下した枝の最大直径は30㎝、1960年ごろに植樹され2000年ごろに市の管理となったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日野署によると、落下した枝は最大で直径約30センチ、長さ約5メートル。
高さ約10メートル付近の枝が元から折れ、下の枝を次々と巻き込んで少なくとも6本が落下し、付近にいた男性が巻き込まれたとみられている。
市によると、イチョウは樹齢数十年、高さ約20メートル。
緑地は近くに団地ができた1960年ごろに植樹されたとみられ、2000年ごろの再開発に伴い市が管理するようになった。
市民から「樹木を残してほしい」との要望があったためという。
市は毎年11~12月に剪定(せんてい)作業とともに目視の点検をしていた。
この緑地にはイチョウのほか、ケヤキやプラタナスなど30本が植えられているが、これまで枝木が折れるなどの問題はなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44e0f86fd2d530f52c4130409b81edc542af83ab
9月13日21時35分にYAHOOニュース(共同通信)からは、最後の点検は7月25日、事故当日は強い風は吹いていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市による7月の樹木点検時に異常が確認されていなかったことが13日、市への取材で分かった。
事故を受け、市は管理する公園や緑地を一斉点検する。
市によると、最後の点検は7月25日。
事故があった12日は強風は吹いていなかったとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e8f348b3826e5dff204ff49031d5516a23898bf
9月13日16時50分に朝日新聞からは、連鎖的に枝が折れた珍しいケース、ギンナンの重みで小さなヒビができ、それが蓄積されていった可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
枝はなぜ、折れたのか。
現場を訪れた、全国の樹木医でつくる日本樹木医会の小林明理事(72)に聞いた。
Q 現場を見た第一印象は?
A こういうことがあるのか、と樹木医としての認識を新たにした。
枝の折れ方が普通ではない。
まず木の高い所にある枝が折れて落ち、下の枝を巻き込みながら、加速度的に重さを増していったとみられる。
連鎖的に枝が折れた珍しいケースだと思う。
時間にしたら、1、2秒ほどのことだったのではないだろうか。
Q 最初に枝が折れた原因として、どんなことが考えられますか?
A 折れたのは雌のイチョウの木。
ちょうど今はギンナンが大きく実る時期で、花がたくさんついて受粉しやすい木の上の方にギンナンはできやすい。
さらに、枝が長く伸びていた。
そのため、風に揺られることで、ギンナンの重みで、目に見えない小さなひびが枝にでき、それが蓄積されていたのではないか。
Q イチョウに限らず、我々の周りにはたくさんの木があります。どんなことに注意をすればよいのでしょうか。
A 長く伸びて、下に垂れ下がっているような枝には気を付ける必要がある。
また、葉の数が少なかったり、押すと揺れたりする木も同様だ。
異変を察知したら樹木の管理者に連絡し、二度とこうしたことが起こらないような取り組みが大切だ。
https://www.asahi.com/articles/ASS9F2H6VS9FOXIE02YM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
9月17日18時0分に朝日新聞からは、折れた10本の枝には腐食はみられなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日野署は15、16両日、業務上過失致死容疑で現場検証した。
その結果、約6~16メートルの高さの計10本の枝が折れ、上の枝が下の枝を巻き込むような形だった。
いずれも枯れたり、中が空洞になっていたりするなどの腐食はみられず、折れた枝には大きな実が大量に付いていたという。
亡くなった男性は当時、勤め先の医療機関から帰宅する途中だったという。
https://www.asahi.com/articles/ASS9K2GRBS9KOXIE027M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
関連情報として、9月13日23時2分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、倒木事例の一つにナラ枯れがあるが、その原因はカシナガ虫の一斉攻撃など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日、東京・日野市で歩行者とみられる男性が落下してきた木の枝の下敷きとなり、死亡しました。
街路樹の倒木に関する国の調査によりますと、国や都道府県などが管理する道路では、近年、年間約5200本が倒木。
その3割は、強風など災害以外の原因で倒れたということです。
例えば“ナラ枯れ”。
意外な原因と対策を取材しました。
2023年7月29日放送「報道特集」を再公開します。
■原因は? 突然 木が倒れテント直撃…夫婦が死傷する事故も
・・・
■ナラ枯れの意外な原因!? 体長5ミリの小さな昆虫“カシナガ”
・・・
ナラ枯れは、夏であっても冬のように葉が枯れ始めるのがその特徴だ。
ナラ枯れには意外な原因があった。
体長5ミリほどの小さな昆虫「カシノナガキクイムシ」。 通称「カシナガ」だ。
京都府森林技術センターの小林主任研究員は、ナラ枯れを食い止める対策を研究。
カシナガの生態について観察し、YouTubeなどで発信し続けてきた。
カシナガは繁殖に適した弱った木を見つけるとまず数匹が入り込み、フェロモンで仲間を集め、一斉に襲う。
いわば虫の総攻撃で、幹に大量の穴を開けた上に病原菌を運び込む。
病原菌に感染した木は、水を吸い上げられなくなって枯れる。
5年ほどで倒れる危険性が高まり、実際、全国各地で倒木による死傷事故がおこっている。
総攻撃を受けた木を見ると、カシナガが開けた多数の小さな穴が…。
樹木医 :
「楊枝の先端が入るか入らないかの小さな穴。本当に細かい粉が積もっています」
根元には木の粉が残される。
カシナガがかじった木クズと排泄物の混ざったものだ。
カシナガは幹の中で繁殖し、羽化した成虫が木から木へと被害を広げる。
ナラ枯れは1980年代から広がり、2010年度をピークに一度は減ったが、ここ数年で再び拡大。
特に目立つのが、これまで限定的だった“首都圏”だ。
東京では皇居にも被害が及び、首都圏は3年前の20倍に急増。
人の多いエリアに倒木事故のリスクが迫っている。
・・・
■ナラ枯れ対策に秘密兵器!その名も「カシナガトラップ」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/9852780dbba404744ad8b390c6fc299f8c19d16e
(ブログ者コメント)
(2024年10月13日 修正1 ;追記)
2024年10月11日10時30分にNHK首都圏からは、10本の枝が折れ、最も太い枝は重さ200kgあった、折れた箇所に腐食の様子はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁は現場検証を行うなどして当時の状況を調べていますが、その後の捜査で、落下した枝は合わせて10本で、最も太い枝は重さがおよそ200キロあったことが捜査関係者への取材でわかりました。
枝にはぎんなんがびっしりと付いていて、10本の総重量は1トンほどになるとみられています。
折れた箇所に腐食した様子はなかったということです。
警視庁は、ぎんなんが多く実って重くなっていた上部の枝が折れ、下の枝を巻き込みながら落下したのが原因とみて、管理上の問題がなかったのかどうかさらに調べています。
一方、現地調査を行った日本樹木医会の小林明理事によりますと、折れたイチョウの木は、隣り合うケヤキやプラタナスと太陽の光を取り合うように高い位置にある枝が伸びていたということで、「上部にある枝が長く伸びている場合には、葉が落ちる11月から12月ごろにせんていするなど、対策を取る必要がある」と指摘しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20241011/1000109883.html
2024年9月5日5時52分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
市原市上空から見る国道16号には、上下線あわせて4車線を横切るように、1本の亀裂が…。
4日午前9時すぎに「道路が陥没している」と通報が入りました。
大町フィールドキャスター :
「ここが陥没した現場です。いままさに4台の重機が作業を行っています。広い範囲で陥没が起きています」
長さ約5.5メートル、幅約15メートル、深さ約85センチにおよぶ陥没。
実は「陥没の直前にここを通った」という車は“違和感”をおぼえたといいます。
「いつもここを通る車が『(普段は)弾まないのが弾んだ』って」
──車が弾んだ?
「ええ。だから少し道路が湾曲になっていたんですかね。だから ボンボンと(弾んだか)」
すでに道路が沈みかけていたのでしょうか?
この陥没による交通事故やけが人は確認されていないということですが、突然の陥没に影響している可能性があるというのが…3日の朝、このあたりを襲った道路が冠水するほどの“激しい雨”。
県が設置した雨量計によると、3日午前7時までの1時間に85ミリの猛烈な雨を観測。
市内の一部には、土砂災害の恐れがあるとして一時、避難指示がだされていました。
4日、渋滞に巻き込まれた近所の人も、3日の雨を自宅から撮影。
近隣住民 :
「この辺も水浸しになって」
──自宅もギリギリ?
近隣住民 :
「ギリギリ、そうですね」
別の住民も──
近隣住民 :
「これでも、すねくらいまで(水が)あるんですよね。車が止まったり、立ち往生したりしている車があった。日常でもよく使う道路だから、まさかあそこが陥没するとはね」
道路が陥没した原因は“3日の大雨である可能性”があるといいます。
大町フィールドキャスター :
「反対車線の下側、空洞があります。ここが水路だったんでしょうか、奥みると水がありますね。水路とみられる場所は、かなり大きな空洞となっているのがわかります」
陥没した道路の下には、雨水を排水するための水路が走っています。
地盤工学に詳しい専門家は、この水路に着目。
日本大学理工学部 鎌尾彰司准教授 :
「可能性があるとしたら、天井にあるひび割れから、逆に水が外に出て(水路の)コンクリート製の構造物の上の土を泥流化させて泥水化させた。そこの部分を早く空洞にしてしまった。老朽化によっていずれ陥没するはずだったのが、この大雨によって、それが少し早められたと考えられる」
「出口には大量の土が堆積している状況と聞いているが、用水路の水では流しきれないほどの大量の土・天井が破損崩落することで、土も落ちていったと考えるのが妥当」
国土交通省は、3日の大雨が水路に流れ込んだことが影響した可能性も考えられるとして、原因を調査しています。
鎌尾准教授 :
「同じような箇所が我が国にはいくつでもあるといっても過言ではない。管理者がしっかり管理をして、危険な箇所から工事していくことが必要」
4日の夜になっても…
大町フィールドキャスター :
「日は落ちたんですが、まだ渋滞は解消されていません。我々が進んでいるこの車線もそうですし、反対車線も渋滞となっています」
大動脈ともいえる道路で起きた陥没。
国土交通省は、5日の正午の通行止め解除を目指しているということです。
(9月4日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddb26aedb5369858ae7e1eb8fec030da6b4196b5
9月5日20時8分にNHK千葉からは、仮復旧し31時間後に通行止めが解除された、路面下の金属製雨水管の上部が腐食し沈み込んで鋪装との間に隙間ができていたところに大雨で大量の水が流れ込み路盤を流出させたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省千葉国道事務所では、きのうから復旧作業を進め、通行止めの開始からおよそ31時間がたった5日午後4時半ごろ、作業を終えて通行止めを解除したということです。
千葉国道事務所によりますと、陥没した路面の下には雨水を流す金属製の管があり、近くの海水の影響で管の上の部分が腐食して沈み込んでいたとみられるということです。
市原市では、3日の朝に雨が強まり、県が設置した雨量計では1時間に85ミリの猛烈な雨を観測していて、千葉国道事務所では、管と道路の舗装との間に隙間ができていたところに大量の雨水が流れ込んで舗装の下の路盤を流出させ、道路が陥没した可能性があるとしています。
国道事務所は5日、仮設の管を設置して舗装を行い、車両が通行できる状態にしたということで、今後、道路の状況を見ながら本格的な復旧工事を行うということです。
(ブログ者コメント)
翌朝、ブログ者も現場を確認しようと行ってみたが、歩行者&自転車用の通路も通行止めになっていて、近づくことができなかった。
一方、当然のことながら、16号を迂回する何本かの道路は、どこもかしこも大渋滞だった。
ちなみにJATRACの渋滞情報では、陥没場所がマーキングされ、南北方向に赤い渋滞線が2本表示されているものの、東西方向の迂回道路渋滞赤線は全く表示されていなかった。
2024年8月30日23時28分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横断歩道の白線の間隔は、これまで45センチから50センチと定められていましたが、塗り直しにかかるコスト削減などを目的に、間隔を90センチまで広げることを可能にする制度改正が、ことし7月に行われました。
しかし、「目の不自由な人たちが横断歩道を認識しづらくなる」という意見が事前に寄せられ、警察庁は一部の横断歩道に対象を絞って間隔の変更を進める方針です。
横断歩道は、車のタイヤとの摩擦などで塗料がすり減ることから、交通量の多い場所では2年から3年ごとに塗り直しが必要で、維持管理にかかるコストが課題になっています。
白線の間隔は、標識標示令で45センチから50センチと定められてきましたが、警察庁は塗り直しのコスト削減などを目的に、白線の間隔を90センチまで広げることを可能にする制度改正の方針を打ち出し、ことし6月にかけて意見を募集しました。
これに対し、目の不自由な人たちから「白線の間隔を広げると横断歩道を認識しづらくなる」という複数の意見が寄せられたということです。
警察庁は、視覚障害者の団体に聞き取りなどをしたうえで、「すべての横断歩道」を対象にしていた当初の方針を変更し、信号が変わったことを音で知らせる装置と「エスコートゾーン」と呼ばれる誘導ブロックが設置された一部の横断歩道に対象を絞ったうえで、7月26日から制度を開始しました。
警察庁は、目の不自由な人の安全に十分配慮して横断歩道の塗り直しを進め、合理化との両立を図りたいとしています。
■白線の間隔を広げる背景は
警察庁によりますと、ことし3月末時点で、全国にはおよそ59万か所、合わせておよそ116万本の横断歩道があります。
交通量が多い場所では2年から3年おきの塗り直しが必要とされていて、新たに横断歩道を設置したり薄くなった白線を塗り直したりするための予算として、今年度は国と地方あわせて82億円余りが計上されています。
全国の警察は、白線のすり減り具合=「摩耗率」をもとに作業の優先度をランク付けし、横断歩道の塗り直しを進めていますが、費用面やスケジュールの制約があるのが現状です。
横断歩道での交通事故は年間1万件以上起きていますが、中には白線が見えにくくなったことで重大事故につながったと認定されたケースもあります。
2018年10月、川崎市で横断歩道を横断中の男性がタンクローリーにひかれ、頭の骨を折る大けがを負いました。
運転手は過失運転傷害の罪に問われましたが、裁判所は「白線が完全に消えていて、運転手が横断歩道を認識するのは困難だった」として、運転手に無罪を言い渡しました。
警察庁などは、白線の間隔を広げた場合にドライバーや歩行者からどう見えるかなどを検証し、安全上の支障はないと判断して制度の改正に踏み切りました。
塗り直しの費用を削減できるだけでなく、タイヤとの接触を減らして、白線がすり減るまでの期間をのばすことができ、効率的な維持管理と事故防止両面の効果が期待できるとしています。
費用面では、例えば標準的な幅7メートルの道路で、従来どおり45センチの間隔で8本の白線を引いた場合、1か所でおよそ8万円がかかります。
一方、間隔を90センチまで広げると必要な白線は6本で済み、費用はおよそ6万6000円。
1万7000円の費用が削減できるとしています。
■目の不自由な人はどんな影響を受けるのか
横断歩道の白線の間隔が広がることで、目の不自由な人たちはどんな影響を受けるのか。当事者に取材をしました。
全く光を感じない「全盲」の吉泉さんの場合、横断歩道では白線の塗料の盛り上がりを足で踏んだ感覚で、まっすぐ進めているかを確認しているといいます。
吉泉さんは、「45センチ間隔は歩幅の範囲に収まるので白線を確認しやすいのですが、90センチになってしまうと手がかりが半分になるので、影響を受けると思います」と話しています。
視野が狭く視力も弱い鷹林さんの場合、白線が横断歩道の位置を知るための手がかりになっているといい、「白線は少し離れた場所からでも認識しやすいので、それを頼りに横断歩道を見つけて渡っていました。白線が減ってしまうことで、横断歩道に気づけなくなるかもしれず、不安を感じています」と話していました。
■専門家 “いちばん大事なのは安全 合理化ありきではない”
交通工学が専門で、制度改正の検討にも参加した埼玉大学の久保田尚名誉教授は、「インフラの建設や、維持管理にお金が回らないという大きな状況があり、ほとんど消えかかったような横断歩道が、残念ながら各地でみられる。いちばん大事なのは安全であって、それを達成するために必要なのが合理化だが、合理化ありきではない。視覚障害者の方に意見を聴き、不安が払拭(ふっしょく)されたかなどを確認しながら、運用を進める必要がある」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240830/k10014566241000.html
2024年8月23日18時28分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松本市の市道で、走行中の車がパンクする事故が、4日間で7件も発生しました。
6月の28日に1件目、2日後の6月30日の深夜から翌朝にかけて、さらに6台がパンクしました。
この4日間に、現場となった市道では一体何があったのでしょうか。
【写真を見る】現場で何があった…?4日間で7台がパンク…!発端は「大雨で市道に開いた深さ10センチの穴」補修のアスファルトが定着せず同じ場所で続発、市は補償割合などを車の所有者と協議
上原記者:
「一見、見通しのいい直線道路で、4日間という短期間で7台もの車が、この場所で破損したということがにわかには信じられません」
奈良井川に沿って走る松本市笹賀の市道。
現場は舗装された片側1車線の道路で、道幅も十分あるように見えます。
4日間という短期間にこの場所で一体何があったのか、道路を管理している市の維持課に聞きました。
松本市維持課 武川・管理担当課長:
「これが6月28日の一回目の穴です。一番深いところで10センチほどの深さの穴が開いてしまった状況でした」
水たまりに見える場所は、なんと10センチも陥没していました。
武川課長:
「交通量が大変多いところで、舗装のいたみも激しかったので、このように舗装が飛んで穴が開いてしまったと思います」
最初にパンクが起きた6月28日は、朝からの雨で、陥没箇所が水溜まりになっていました。
気付かずに走行していた1台が午後1時ごろにパンク。
通報を受けた市は、すぐに担当者が現場に向かい、1時間後に補修しました。
しかし2日後の6月30日にも同じ場所で陥没が起き、その日の午後11時半から翌日の午前9時10分までの間に現場を通った6台もの車がパンクしました。
パンクした7台のうち5台はホイールも損傷しましたが、けが人はいませんでした。
市も問題を放置していたわけではなく、6月28日と7月1日に2回の補修工事を行いましたが…。
6月28日は県内各地でまとまった大雨となり、松本では7月1日までの4日間で、あわせて62ミリの雨が降りました。
このため、舗装したアスファルトが定着せずに流出してしまった可能性があるということです。
こうした事故を未然に防ぐために、松本市は路面のトラブルを簡単に通報できるシステムも準備しています。
松本市維持課 片桐さん:
「松本市公式ラインから道路損傷等の通報ができるようになっているので、こちらを利用してほしいです」
市の公式アカウントを追加すると、メニューの中に、「道路損傷等の通報」という項目が出てきます。
ここから損傷の内容を選んで、現場の写真を撮って位置情報を入力すると、市に直接、情報が入る仕組みです。
片桐さん:
「(ラインを通じて)年間1500件ほど通報があって、市でも日ごろからパトロールをして点検をしているのですが、(事故を)未然に防ぐために、多くの目を情報提供という意味でたくさんの通報をいただければと思います」
市では、パンクした車の所有者と、補償の割合などについて協議しているということです。
市は、今回の教訓を生かしながら、ラインや電話での通報を呼びかけていて、快適な道路環境の整備に一層力を入れたいとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4ea02520183a0dae7a9135817e497a33b09ab14


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。