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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201751日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7053/ 

 

(2021年11月4日 修正2 ;追記)

202110281334分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、オイル漏れは資格を持っている運転手が自ら整備した際の配管ミスだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岡山県美作市滝宮の岡山国際サーキットで20174月、練習走行中のオートバイ7台が相次ぎ転倒して2人が死亡、5人が重軽傷を負った事故で、岡山県警捜査1課と美作署は28日、運転していたオートバイからエンジンオイルを散布して事故を誘発したとして、業務上過失致死傷の疑いで高知市、オートバイ販売店経営の男性(50)を書類送検した。

これまでの調べで、7台はコース上のオイルでスリップするなどして転倒したとされていた。

その後の捜査で、男性のオートバイのエンジン部分で配管ミスが分かり、オイル漏れの原因と特定。

整備士資格がある男性が自ら整備しており、県警は適正に整備していれば事故を防げたと判断した。

書類送検容疑は、17424日午前9時ごろ、整備不良によりコース上にオイルを散布し、後続車を転倒させ、男性2人=当時38歳と42歳=を死亡、男性3人=当時2450歳=に全治約23カ月の骨折などの重傷を負わせた疑い。

容疑を認めている。

県警によると、ミスは事故の約1カ月前の整備で起きたとみられ、練習走行直前の点検でも整備不良に気付かなかったという。

事故はコース北部にあるやや下りの緩やかなS字カーブ付近で発生。
他に2人がけがをした。

事故を巡り、サーキットの安全管理に不備があったとして、男性2人の遺族らがサーキットの運営会社などに総額約35千万円の損害賠償を求める訴えを岡山地裁に起こし、係争中。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a10551b3f43482f2f4b4e01454d6a55ef19e6eb3

 

※4年前、2017912日付で毎日新聞岡山版からは、部品が逆向きに取付けられていた、当時の監視カメラに霧状にオイルが漏れているバイクが映っていたなど、下記趣旨の記事が部品取り付け場所の写真付きでネット配信されていた。

美作市滝宮の岡山国際サーキットで4月、大型オートバイが転倒して7人が死傷した事故で、オイル漏れを起こしたとみられる先行のオートバイのエンジンに通常とは逆向きで部品が取り付けられていたことが関係者への取材で分かった。

部品を逆向きに付けて走行すると、エンジンオイルが漏れやすいとされる。

県警は、このオートバイを押収して検証を進めるとともに、メーカーなどから事情を聴いて事故原因との関連を調べている。

部品は「内圧コントロールバルブ」と呼ばれ、約10~15センチのアルミ製。

オートバイの整備会社などによると、ピストンの上下運動を回転運動に変えるエンジン構成部品の一つ「クランクシャフト」が収められている「クランクケース」に取り付ける。

ケース内の気圧を低く保たせる効果があり、エンジンが軽く回るようになってスピードが出やすく、燃費も良くなる。

ところが、オイル漏れを起こしたとみられるオートバイは、この部品が本来の向きとは逆向きに取り付けられていたという。

内圧コントロールバルブは価格が3万~5万円程度。
一般的な工具で取り付けることができ、十数年前から市場に出回るようになった。

逆向きに付けると、ケース内の圧力が下がらずに気圧が過剰に高まるため、白煙が出たり、点検窓からエンジンオイルが漏れたりする原因になりやすいとされる。

1000~2000キロの走行でバルブの内部を洗浄する必要があるが、その際に付け間違いが起きやすいという。

二輪車メーカー大手「川崎重工業」(本社・神戸市)は、「新車には付いていない部品だが、向きを間違えるとトラブルの原因になる可能性が高い」と指摘する。

また、兵庫県の男性整備士は、「逆向きにつけたまま走り続けると、いつかオイルは漏れる。部品に向きも表示されているが、劣化と共にその表示も消えてしまう。先端の形状を変えるなどの対策が必要だ」と訴えている。

事故は4月24日、コース(全長3・7キロ)の緩やかなS字カーブで発生。
練習走行中の大型オートバイ7台が次々に転倒し、42歳と38歳の男性2人が死亡。
20~50代の男性5人が肋骨(ろっこつ)を折るなど重軽傷を負った。

事故発生の直前、転倒した7台より先行していたオートバイから霧状にオイルが漏れているのがサーキットの監視カメラに映っていた。

事故後、このオートバイのエンジンオイルが半分以下に減っていたことも判明。
コース上に広がっていた液体が、エンジンオイルと一致したという。

地面に漏れたオイルで後続のオートバイがスリップした可能性があり、県警が捜査を進めている。

https://mainichi.jp/articles/20170912/ddl/k33/040/670000c

 

(2022年1月5日 修正3 ;追記)

202112272128分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、オイル漏れをすぐに旗で表示しなかったのは問題だとした遺族訴訟で和解が成立したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

サーキットの安全管理に不備があったとして遺族らが運営会社(同所)などに総額約35千万円の損害賠償を求めた訴訟は、岡山地裁(奥野寿則裁判長)で和解が成立した。

27日、原告側弁護士が明らかにした。

和解は20日付で、運営会社が原告7人に総額約13500万円の和解金を支払う内容。  

訴状などでは、先頭の1台から漏れたオイルで後続車両がスリップするなどして転倒。
男性2人が死亡、5人が重軽傷を負ったとされる。

原告は、サーキット側が現場付近に監視員を配置していればオイル漏れを知らせる旗をすぐに表示でき、事故は回避できたと主張していた。  

原告側によると、和解条項で地裁は、「運営会社には旗の不掲示に関する義務違反がある」と指摘した。

岡山市内で会見した原告側弁護士は、「事実上の勝訴だが、被告は謝罪に応じておらず、原告の心が晴れるものではない」と話した。

被告側弁護士は取材に「特にコメントすることはない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/366a9f553016e703690c0d2bd850912859e19c76

 

1228154分にYAHOOニュース(瀬戸内海放送)からは、旗合図の主張が認められたことなどから原告側は和解に応じたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

遺族や事故でけがをしたライダーは、監視ポストに人を配置しオイル漏れを旗で合図していれば事故を防げたなどとして、サーキットとその親会社に約35000万円の損害賠償を求めていました。  

原告側は、旗で合図していれば事故は防げたという主張が認められたことなどから和解に応じ、20日、サーキット側が総額13500万円を原告側に支払うことで和解が成立しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b83101846de8dd387401022b671086c20ad862d8

 

2022141733分にNHK岡山からは、オイル漏れを起こしたバイクを運転していた男性には罰金命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

津山区検察庁は、前を走っていたオートバイからコース上にエンジンオイルが漏れたことが事故の原因になったとして、12月17日、このオートバイを運転していた男性を、業務上過失致死傷の罪で略式起訴していました。

これを受けて津山簡易裁判所は12月23日、男性に対し罰金70万円の略式命令を出しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220104/4020011397.html

 

 

 

 

 

  

  

  

 

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2021102893分にYAHOOニュース(下野新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県管理の駐車場の段差で転倒しけがをしたとして、東京都在住の男性(64)が栃木県に約550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、宇都宮地裁であった。

浅岡千香子(あさおかちかこ)裁判長は、「駐車場は通常有すべき安全性を欠き、管理に瑕疵(かし)があった」として、県に約97万円の支払いを命じた。

男性は20175月、那須町湯本の那須ロープウェイ駐車場内で高さ約5センチのアスファルトの段差「ハンプ」につまずき転倒し、腕や肩をけがした。

ハンプに気付かなかったとして、設置や管理の欠陥を訴えた。

浅岡裁判長は、観光地の駐車場は気分の高揚などで注意力が散漫になるため、ハンプがあることへの周知が求められると指摘。

ハンプが路面と同色だったことや「段差あり注意」の路面標示が薄れていたことから、注意喚起が不十分で安全性を欠いたと認定した。

一方、暴走集団対策としての設置目的や駐車区画への設置には、合理性を認めた。

通常の注意力で転倒回避は可能として、県の過失は2割にとどまるとした。

下野新聞社の取材に対して県道路保全課は、「判決内容を精査し控訴するかどうかを検討したい」とコメント。

事故後、ハンプには色を付け、路面標示を再塗装したという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e0203f251b09c0ab1ee074ceaa8c4ab96278eb96

 

(ブログ者コメント)

グーグルアースの角度を変えれば「段差あり 注意」という表示が読めるし、手前一直線に草が生えているところが段差のようにも見えるので、この場所で転倒したのかもしれない。

 

 

 

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20211029932分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、6枚の現場写真付きでネット配信されていた。

28日午前1040分ごろ、千葉市緑区土気町のJR外房線の「土気踏切」で、上り快速列車(15両編成)と軽乗用車が衝突する事故があった。

千葉南署によると、現場で女性1人の死亡が確認された。

JR東日本千葉支社によると、列車の運転士や乗客約300人に、けがはなかった。

列車の運転士の説明では、現場の約100150メートル手前で、踏切内で立ち往生していた軽乗用車に気づいたため、警笛を鳴らして非常ブレーキをかけたが間に合わず、軽乗用車に衝突したという。
現場は外房線の大網―土気駅間の踏切。

事故の影響で、同線の誉田―本納駅間の上下線で約5時間40分にわたり運転を見合わせた。

     ◇

事故現場となった踏切は幅2メートル。
踏切内は片側交互通行で、コンクリートで舗装されており、起伏がある。

踏切の手前には「耕運機及び幅13メートルまでの車両しか通行できません」との看板が掲げられている。
遮断機や警報器、非常ボタンはあるが、障害物の検知装置はない。

近隣からは以前から、危険性が指摘されていた。

近くに住む40代主婦は、過去にもこの踏切内で乗用車が立ち往生していたと証言する。

子どもの悲鳴を聞き、主婦の夫が駆けつけると、遮断機の閉じた踏切内の車のそばで、女性と子ども3人がパニックに陥っていた。
夫が非常ボタンを押して事故を回避したが、「踏切の幅が狭く、普通車がぎりぎり通れるかどうか。通過すると車が上下に大きく揺れるほど起伏もある。早く整備してほしい」。

近所の50代主婦も、「もっとわかりやすく標識などで注意を促してほしい」と話す。

自営業の男性(66)は、散歩や買い物のために、ほぼ毎日この踏切を渡るという。
脳梗塞(こうそく)の後遺症で足を引きずりながら杖をついて歩くといい、「踏切内の起伏で歩きづらい。でも、迂回する道は遠く、渡るにはここしかない」。

https://www.asahi.com/articles/ASPBX7QWJPBXUDCB007.html 

 

1028163分にYAHOOニュース(千葉日報)からは、踏切の非常ボタンによる通報はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

28日午前1040分ごろ、千葉市緑区土気町のJR外房線大網―土気間の踏切で、上総一ノ宮発東京行き上り快速電車(15両編成)と軽乗用車が衝突した。

千葉南署によると、軽乗用車は大破しており、付近から女性1人の遺体が見つかった。
同署は現場の状況から、軽乗用車を運転していた可能性もあるとみて、身元の確認を急いでいる。

電車の乗客約300人にけがはなかった。
同線は上下線とも本納―誉田間で運転を見合わせ、午後425分ごろ再開した。

JR千葉支社と千葉南署によると、現場は歩行者と幅13メートル以下の車のみ通行可能な踏切で、当時、警報器が鳴り、遮断機が下りていた。

電車の運転士が踏切内で立ち往生していた車に気付き、ブレーキを掛けたが間に合わなかった。

踏切の非常ボタンによる通報はなかった。

軽乗用車は原型をとどめないほど壊れており、付近に部品の一部が散乱。

同日午前1035分ごろに同線千葉発上総一ノ宮行き下り電車(8両編成)が通過した時には、異常はなかったという。

同社は安全確認後、快速電車の乗客を降ろし、約800メートル離れたJR土気駅に徒歩で誘導、バスで誉田駅まで送った。
この事故により上下52本が運休、上下3本が最大28分遅れ、乗客約12千人に影響した。

現場近くの主婦(39)は、「2歳の次男と近所の公園に向かっていたら、大きなブレーキ音が聞こえた」。

近くに住むタクシー運転手の男性(74)は、「事故のあった電車に乗ろうと思っていたので驚いた。(現場の踏切は)狭くて段差があり、軽乗用車でも大変危険な場所」と話し、70代男性も「この踏切の幅は狭くて怖い。徒歩で利用することはあるが、車では通らない」と指摘した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9bb954fd328a940cbb1f2b04b9a97861d742492a

 

(ブログ者コメント)

この踏切だと思われるが、かなり狭い。
こんな踏切を車で通ろうとする人がいるとは・・・。
通ることができるようになっているとは・・・。

 

 

 

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20211028512分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午後720分ごろ、岐阜県中津川市瀬戸にあるリニア中央新幹線瀬戸トンネルの工事現場で崩落が起きたと119番があった。

県警とJR東海によると、発破作業後の点検で非常口トンネルにいた5人のうち作業員2人が巻き込まれ、福井県美浜町の小板さん(男性、44歳)が死亡、愛知県長久手市の男性(52)が左足を骨折する重傷を負った。

JR東海によると、リニア中央新幹線の工事では過去にも崩落が発生しているが、死者は初めて。

瀬戸トンネルは、本線トンネルが長さ約4.4キロ、本線への資材搬入にも使う非常口トンネルが長さ約0.6キロの計画で、2019年に着工した。

崩落したのは非常口トンネルの地上入り口から約70メートル斜め下に掘り進んだ地点。

岐阜県警が事故の詳しい状況を調べる。

JR東海の工事概要によると、壁に穴を開けて火薬を詰め、発破作業をし、土砂を運び出して鋼鉄のアーチで補強、さらにコンクリートを吹きつける手順になっている。

国土交通省によると、JR東海から27日夜、トンネル掘削の際、表層の土砂などが崩れる「肌落ち」が起きたと報告があった。

同社は、「亡くなられた方とけがをした方にお悔やみとお見舞いを申し上げる。原因を調査し、再発防止に努める」とのコメントを出した。

リニアのトンネル工事を巡っては、194月、中津川市の中央アルプストンネルの非常口トンネル入り口付近で崩落が確認され、内部に土砂が流れ込んだ。
弱い地盤に工法が適していなかったことが原因とみられる。

1712月には長野県中川村の県道脇で発生。
近くの地下で南アルプストンネル関連の工事が行われており、JR東海は当時、発破作業などによる振動が原因とみられると明らかにした。

〔共同〕

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE27CPF0X21C21A0000000/?n_cid=NMAIL007_20211028_A

 

10281239分に毎日新聞からは、死傷した2人は協力会社の社員だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

トンネル工事は奥村組(大阪市)、浅沼組(同)、TSUCHIYA(岐阜県大垣市)による共同企業体(JV)が請け負っていた。

死傷した2人はJVの協力会社の社員だった。

https://mainichi.jp/articles/20211028/k00/00m/040/049000c

 

10281941分にYAHOOニュース(岐阜新聞)からは、残薬がないか点検中だった、肌落ちは2回起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR東海は28日、状況を説明した。

説明によると、27日午後7時12分にダイナマイトを使った発破作業をした後、作業員5人が残薬がないかを点検するため、掘削面(切羽)に近づいた。

現場で点検をしていると約8分後、掘削面から岩石約0・3立法メートルが崩れ落ちる「肌落ち」が起き、作業員(44)の足が岩の塊に埋まった。

助け出そうと別の作業員(52)が向かうと直後に、近くで地山の一部約1立法メートルが落ちてきて、44歳の作業員が岩の塊の下敷きになり死亡したという。

52歳の作業員も足が岩の塊に埋まり、足の骨を折る2カ月のけがを負った。

事故を受けてJR東海の岡崎中央新幹線岐阜工事事務所長は、「山岳トンネルの掘削工事をいったん取りやめる」と話し、すべての工事現場で安全対策が徹底されているかを確認できるまで工事を中断すると明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d38036a45c3851cf6f0da246f3d53dff21d99e27

 

10281959分にNHK岐阜からは、1回目の肌落ちは小規模だった、一般的なトンネル工事と同じ工法で行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR東海は28日午後、記者会見を行い、当時の作業や崩落の状況を説明しました。

それによりますと、5人の作業員が不発の爆薬が残っていないか内部を点検していたところ、まず、爆破地点近くの天井付近で小規模な崩落が起きて、小板さんの足が埋まったということです。

別の作業員が救出に向かったところ、その周辺の岩が縦2メートル、横1メートル、厚さ50センチほどにわたって崩落し、小板さんが下敷きになり、救出に向かった作業員の足も埋まったということです。

崩落した岩はあわせて1.3立方メートルほどだということです。

JR東海によりますと、工事は一般的なトンネル工事と同じ、「NATM工法」と呼ばれる方法で行われていました。

9月JR東海が撮影した現場の写真には、高さ7メートル、幅9メートルほどのトンネルの内部で、壁に爆薬を入れるための穴を開ける「ドリルジャンボ」という重機を使って工事を進めている様子が写されています。

掘削が完了したトンネルの内側の壁は、コンクリートで固められているのが確認できます。

この工法は、主に山岳部でのトンネル工事で採用されていて、「瀬戸トンネル」でも掘り進めたい場所に爆薬を設置して爆発させ、重機などで土砂をかき出してから壁をコンクリートやボルトで固める方法で工事が行われていたということです。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20211028/3080007412.html

 

10282017分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、現場の地層は非常に複雑、事前調査で予測できなかった地層が現れた可能性もあるなど、など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中津川市では、2019年4月にも「中央アルプストンネル」の非常口トンネルで崩落が発生。

また、2017年12月には長野県中川村の県道でも、土砂崩れが起きています。

JR東海は、リニア関連の工事による振動で山が緩み、土砂が流入したことが原因とみられると説明していました。

地盤工学に詳しい専門家は、山でのトンネル工事の難しさについて─。

地盤工学に詳しい芝浦工業大学工学部土木工学科・稲積真哉教授:
「今回、事故が起こったエリアは、非常に複雑な地層をしている。万全を期した地盤調査・地質調査でも、予測できなかったような地質が現れていたのではないか」

警察は、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、事故の原因を調べる方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e91b9363101e8d4fda6eefb130b21001ccc054 

 

1029913分にYAHOOニュース(岐阜新聞)からは、石がパラパラと落ちてくるような「肌落ち」は珍しくないが、今回のように大きな岩が落ちてくるのはレアケースなどど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

トンネル工学を専門とする山口大の林久資助教は、「工事には、どうしても切羽(きりは)(掘削の最先端)に作業員が近づかなければいけない状況もあり、このような事故が発生するリスクは少なからず存在している」と語る。

今回の事故では、作業員が切羽に近づいた際に、掘削面から岩石などが崩れる「肌落ち」が発生したとされる。

林助教は、「石がパラパラと落ちてくるような肌落ち自体は珍しくない。今回のように大きな岩が落ちるのはレアケース(珍しい)」と話す。

厚生労働省によると、2000年からの11年間に、全国では肌落ちで47人が死傷した。

事故の6%で作業員に死亡者が出たほか、36%で1カ月以上休業するけがを負うなど、発生した場合の重篤度が高いとされている。

同省では、この事態を踏まえて16年にガイドラインを策定。
切羽への労働者の立ち入りを原則禁止とし、機械化を積極的に進めるよう事業者に求めている。

林助教は、「岩がかなり突発的に落下したのでは。それを予測できなかった何らかの要因もあったのかもしれない」と推測する。

山岳工区ならではの難しさもある。

富山大の安江健一准教授(地質学)は、「現場付近は苗木花崗(かこう)岩と濃飛流紋岩が分布し、固い岩盤がある」と分析。

しかし、「県内を含めて中部地方は活断層が多く、付近には破砕帯がある。地盤が固くても、もろくて水が出やすい場所もある」と指摘し、「今後も岐阜県内のルートでは、注意深く掘削を進める必要があるだろう」と注意を促した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0f7bd5b24ab83d0a743f905b31ddbff65244e35

 

10292136分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、発破が終わった直後が一番不安定、肌落ちを全て防ぐことは無理など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日、リニアの工事で初めて起きた死亡事故で、当時の様子がわかってきました。

事故直後、現場のトンネルを撮影した写真。

山積しているのは、掘削に使ったダイナマイトの発破で生じた岩石です。

JR東海によると、男性作業員(44)が発破後に残った火薬がないかトンネル内を確認中、内部の表層が剥がれ落ちる「肌落ち」が発生。
重さ600キロほどの岩石が崩落し、足を挟まれます。

助けようとした別の男性作業員(52)が近寄った際、今度は重さ2トンほどの崩落が発生。
2
人は巻き込まれ、1人が死亡、1人が左足骨折の大ケガをしました。

現場の写真を、トンネル工事に詳しい名古屋工業大学大学院の張鋒教授に見てもらいました。

名古屋工業大学大学院工学研究科の張鋒教授:
「岩盤の破砕具合から見ても、かなり良いように思われます。実際、発破が終わった直後が一番不安定なんです。(肌落ち事故を)すべて防げるかというと、現時点では無理だと思います」

張教授によると、死亡事故につながるケースは稀ではあるものの、この工程では予測できない崩落が起きることもあると指摘。

しかし、今の技術では人間が立ち入るしかないと解説します。

張教授:

「岩盤が非常に複雑なので、ロボットを使ったとしても実際に完全に(崩落のリスクが)分かるかというとやっぱりクエスチョン。経験豊富な作業員・現場技術者が判断して、どうしても人間の経験値が必要になってくる場合が多いんです」  



https://news.yahoo.co.jp/articles/14e191af9a8ba571bad7721a827d973abf378c9f 

 

(2021年12月28日 修正1 ;追記)

20211228813分にYAHOOニュース(岐阜新聞)からは、ダイナマイト電線が垂れ下がっているという見慣れない光景ゆえ確認しに行った、当該エリアは立入禁止だが口頭伝達のみだった、監視員は監視していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR東海は27日、事故の調査結果を明らかにした。

現場でイレギュラーな事案が発生し、作業主任者が指示を出す前に作業員が立ち入り禁止エリアに入ったことが原因といい、国の事故防止ガイドラインに違反はしていないが「対応が不十分だった」と結論付けた。  

JR東海によると、トンネル先端部で掘削のための発破作業を行ったが、ダイナマイトにつながる電線が垂れ下がっているのを発見。

通常は見られない光景のため、不発を疑った作業主任者が点検しようと土石に登って近づいた。

それにつられて作業員4人も近づくと、発破で岩盤が露出した「切羽」から最大で1立方メートルの岩塊が落ちる「肌落ち」が発生。

転がる岩塊の下敷きになるなどして作業員2人が死傷した。

JR東海は事故を受けて、工事を請け負う共同企業体(JV)に当日の状況を確認。

技術的なトンネルの掘削工法などに問題はなかったとし、国のガイドラインで禁止されている切羽部分への立ち入りもしていなかった。  

ただ、この現場では発破後の土石が落ちているエリアを立ち入り禁止とし、作業主任者の指示がなければ入れないとしていたが、口頭のみの伝達だった。

さらに、肌落ちの危険がある切羽の監視責任者も、作業員が立ち入り禁止エリアに入った時に監視を行っていなかったことも問題視。

国のガイドラインと照らし合わせると、作業手順書に細かなルールや対応を明記しておく必要があったとし、JVに対して再発防止策を求めたという。  

JR東海は「監督業務に落ち度はなかったが、何が悪かったか、どうしたら防げるか、社内でも共有したい」と説明した。

調査結果は、27日までに岐阜県と県内の沿線7市町にも報告したという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f11ab83cbe6bcbea5863b20f7f64f243312269a3

 

12272028分に毎日新聞からは、現場レベルで立入禁止と定めていたくず山に登った、手順書には立入禁止区域の明確な記載がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

調査結果によると、作業員は責任者の指示がない中で、現場レベルで立ち入り禁止区域と定めていた、くず山に登っていたという。

国は事故防止のためのガイドラインで作業手順書の作成を求めているが、工事を請け負った奥村組などのJVの手順書には、立ち入り禁止区域について明確な記載がなかったという。

JR東海の担当者は報道陣に対し、「ガイドラインを守るのはJVの責任。違反はしていないが、対応が不十分だった」と述べ、JR東海の監督業務などに落ち度はなかったと説明。

その上で、「再発防止策として、立ち入り禁止区域を明確に定め、指示があるまで立ち入らせないようにした」と明らかにした。

https://mainichi.jp/articles/20211227/k00/00m/040/317000c

 

1227202分にYAHOOニュース(ぎふチャンDIGITAL)からは、やむを得ず禁止区域で作業する時は頭上にネットを張るなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

再発防止策として、詳細な作業手順書を作成するほか、やむを得ず立ち入り禁止範囲で作業する場合は頭上に防護ネットを張ることなどを明確化しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ac516ce4c7bda44144831e3891653322e3e6f1 

 

12271930分に朝日新聞からは、ガイドラインの解説や識者のコメントなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ガイドラインでは、

▽切羽への立ち入りは原則禁止で、真に必要な場合のみ
▽切羽での作業中に切羽を常時監視する「切羽監視責任者」を置くこと
▽監視や退避方法を含め、肌落ち防止のための計画や手順書を作成すること

などを求めている。

発破のための装薬作業など、切羽に近づいて作業せざるを得ない場合もあるが、そうした作業も遠隔化や機械化を進めるよう求めている。

ガイドラインは、切羽を「掘削の最先端をいい、地山が露出している領域全体」などと定義。

JR東海の「切羽直下には立ち入っていない」という説明に、厚労省は「調査中なのでコメントできない」としている。

ガイドラインには違反した場合の罰則はないが、改善措置や再発防止を講じるよう求めるなど、行政指導の対象となる可能性はある。

 

【谷本親伯・大阪大名誉教授(トンネル工学)の話】

発破後に作業員が禁止範囲に入るといった、初歩的なミスが原因だ。

トンネル作業の基本を無視しており、作業員全体の熟練度が疑われる。

未熟な作業員を使用せざるをえないことが問われるべきで、発注者と受注者の双方が協議して改善をはからなければならない。

同様の崩落事故が起きているのはゆゆしき事態だ。

一過性の調査ではなく、トンネル事故も国が常設の独立した調査委員会をつくって調査し、事例を蓄積して再発防止につなげるべきだ。

https://www.asahi.com/articles/ASPDW66DSPDWOIPE00S.html

 

(2022年1月14日 修正2 ;追記)

2022113150分にYAHOOニュース(長野放送)からは、発破後に浮石を取り除く作業が不十分だったことなどが原因として推定されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR東海が13日、長野県庁を訪れ、事故原因と再発防止策を説明しました。

JR東海によりますと、「肌落ち」の原因として、発破の後に浮石を取り除く作業が不十分だったことや、吹付コンクリートにむらがあり部分的に必要な厚さが足りなかったことなどが推定され、作業員による監視も不十分だった可能性が高いということです。

再発防止に向けては、経験豊かな作業員による仕上がり確認の徹底や、監視する人数の増員などを進めるとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/705160219146955d15df207f90f25bcc9d1f7949

 

 

  

  

 

 

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202110281223分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

鳥取市の金属加工工場で、男性作業員が運搬用機械に頭を挟まれ死亡しました。
事故があったのは、鳥取市雲山にあるT工業の工場です。

27日午前11時40分ごろ、59歳の男性作業員が金属部品が入った鉄製のケースと運搬用機械の間に頭を挟まれているのを別の従業員が見つけました。

男性は市内の病院に搬送されましたが、約3時間後に死亡が確認されました。

事故が起きた工場では、鉄製ケースに入れた金属部品を洗浄し、洗浄後にケースごと機械を使って別の場所に移す作業が進められていて、男性は1人でこの作業をしていたということです。

警察は、男性が運搬用機械に気づかなかったか、機械操作に問題がなかったか調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/caf31eec5b50560c0870c68b987b5df545ecbea6

 

(2022年1月18日 修正1 ;追記)

20221171350分にNHK鳥取からは、産業用ロボットのアームが降りてきて挟まれた、安全装置はついていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

去年10月、鳥取市の金属加工会社の工場で、従業員が産業用ロボットのアームに頭を挟まれ死亡した事故で、鳥取労働基準監督署は、危険防止のために必要な措置を講じていなかったとして、会社と取締役を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは鳥取市の金属加工会社「T工業」と、40代の取締役です。

鳥取労働基準監督署によりますと、去年10月27日、鳥取市雲山にある工場で、当時59歳の男性従業員が金属部品を洗浄する作業をしていたところ、産業用ロボットのアームが降りてきて、部品を入れる容器との間に頭を挟まれ死亡しました。

産業用ロボットは自動運転していて、法令では、危険防止のため、さくなどを設けるか、人が近づくと自動で止まる安全装置をつける必要があるとされていますが、こうした措置がとられていなかった疑いがあるということです。

このため労働基準監督署は、この会社と機械の安全管理の責任者を務めていた取締役を17日、労働安全衛生法違反の疑いで鳥取地方検察庁に書類送検しました。

これについてT工業は、NHKの取材に対し「コメントすることはない」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20220117/4040010595.html 

 

 

  

 

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202110261831分にFNN PRIME(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ビルの2階から、滝のように流れる白い液体。
道路は、白い泡で覆われていく。

この白い泡は、消火剤だった。

26日午後2時半ごろ、大阪市浪速区にある専門商社Iの立体駐車場の2階で、消火設備が誤作動して消火剤が噴き出した。

I社の担当者「2階は泡だらけ。1階にもそれが滝のように流れていて、道まで出ていた」

現場に駆けつけた消防は、泡に向け放水を開始。
泡は、ビルの壁面のいたるところについていた。

なぜ消火剤が噴き出したのか。

I社の担当者「業者の車が、スプリンクラーに当てたんですよ。それでどーっと出て、一瞬でした。こちらの倉庫の方に、トラックのまんま上がっていったんです。バックして、その時に当てた」

I社によると、荷物をトラックに積んでいたところ、トラックの屋根が消火設備に当たり、誤作動を起こしたという。

I社は今後、トラブルが起こらないよう、再発防止を検討するとしている。



https://www.fnn.jp/articles/-/259568 

 

(ブログ者コメント)

ホームページによれば、I社は食品原材料の専門商社で、トラブルが起きたビルはグループの本社ビル。
それゆえ、入出荷関係のトラックが入ってきていたのかもしれない。

 

 

 

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202110261637分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日夜7時前、北九州市小倉南区にあるショッピングセンター「Sシティ小倉」のフードコートで、工事中の店舗に設置された仮設の壁が突然、倒れました。

ショッピングセンターは当時、営業中で、運営会社によりますと、近くにいた客3人と工事をしていた作業員1人の合わせて4人が、軽いけがをしたということです。

警察によりますと、このほかにも、作業員1人が軽いけがをして病院に搬送されたということです。

工事をしていた店舗は26日から営業を始める予定で、倒れた仮設の壁は、高さおよそ4メートル、長さおよそ5メートルで、両面テープで固定されていたということです。

ショッピングセンターを運営するS社は、「心より深くおわび申し上げます。今後、二度とこのようなことが起きることがないよう、再発防止に全社を挙げて取り組んで参ります」などとコメントしています。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20211026/5020009834.html

 

 

 

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2021102467分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

トラックなど大型車両のタイヤが走行中に外れる事故が冬場に多く発生していることから、国土交通省は冬用タイヤに交換する際の確実な作業の徹底を呼びかけています。

国土交通省によりますと、トラックなど大型車両の車輪のボルトが折れたりホイールと車軸をつなぐナットが取れたりして走行中にタイヤが外れる事故は増加傾向にあり、昨年度は131件と、統計を取り始めた平成11年度以降で最も多くなっています。

昨年度の事故を国土交通省が分析したところ、65%が冬用タイヤに交換する11月から2月にかけて発生し、58%がタイヤを交換して1か月以内に発生していました。

これからの時期に冬用タイヤに交換する際、天候の変化で慌てて作業を行うなどすると、ナットの締めつけなどが不十分になりタイヤが外れやすくなるとみています。

このため国土交通省は事業者に対し、タイヤを交換する際にナットを専用の工具でしっかり締めつけることや、運行前にナットやボルトの状況を点検するなど確実な作業の徹底を呼びかけています。







https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211024/k10013319151000.html

 

(ブログ者コメント)

大型車両のタイヤが外れた事故については、本ブログでも何件か、特徴的な事例を紹介している。

 

 

 

 

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20211024530分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

かつて学校でも教わった交通標語の一つに、「手を上げて 横断歩道を渡りましょう」――がある。

ところが、この横断方法は1978年、警察庁がつくる交通安全の教則からは削られ、「車が通り過ぎるまで待つ」などに変更されていた。

詳しい経緯は、当の警察庁もよく分からないという。

「手を上げれば渡っても大丈夫」という思い込みにつながり、かえって危ないのでは。
そんな懸念があったのかもしれない。

この「手を上げ横断」が今年4月、「交通の方法に関する教則」の改正で、43年ぶりに復活した。

各地の警察は新しい教則を参考に、交通安全教育や指導を行っている。

欧米に比べて日本は、交通事故死者に占める歩行者の割合が依然として高く、子どもや高齢者が繰り返し事故に巻き込まれている。

背景の一つとして、道路が「車優先」であるかのように振る舞うドライバーの意識を指摘することができる。

たとえば、信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、車は一時停止することが義務付けられている。

だが、日本自動車連盟(JAF)の調査では、実際に止まる車は年々増えてはいるものの、20218月の全国平均で30.6%にすぎない。

横断歩行者妨害による運転者の摘発も、20年は29万件にのぼる。

JAFのアンケート調査では、停止しない理由として、「自分が止まっても対向車が停止せず危ない」、「歩行者がいても渡るかどうか分からない」などの回答があったという。

新しい教則には「手を上げるなどして運転者に横断の意思を明確に伝える」を盛り込んだ。

必ずしも「手を上げ」にはこだわらず、車の方に顔を向けるといった動作などで車に注意を促し、自らの身を守ることにつなげるのが狙いだ。

横断歩道は歩行者優先なのだから、本来なら、手を上げなくても車の側は歩行者の動きを注視し、停止する責任がある。

だが、歩行者側からの働きかけがドライバーの意識を変えるきっかけとなるのであれば、積極的に取り組んでいきたい。

もちろん、「手を上げる」だけで歩行者優先が徹底されるわけではない。

ドライバーへの教育・啓発や、取り締まりにも、引き続き、力を入れる必要がある。

路面を波状に盛り上げるハンプなど、物理的に速度を落とさせる仕組みの導入も、さらに進めるべきだろう。

電動キックボードや電動車いすなど、新しい交通の主体も登場している。

様々な人や乗り物が混在するのだから、お互いが目配りし、譲り合うことでしか安全な環境は実現しない。

欧米では、観光地や駅前で「シェアド・スペース」という道路整備の手法を採用している。

車道と歩道を分けず、信号などもなるべく撤去し、人と車で空間を共有する試みだ。

こうした事例も大いに参考にしたい。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK20ECQ0Q1A021C2000000/?n_cid=NMAIL007_20211024_A&unlock=1

 

 

 

 

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2021102450分に日本経済新聞から下記趣旨の記事が、音消し壺の写真付きでネット配信されていた。

海外からも多彩な機能が注目される日本のトイレ。
排せつ音を紛らす擬音装置は、とりわけ興味を引くようだ。
昔ながらの「恥の文化」から生まれた発想だ。

この夏の東京五輪・パラリンピック。
多くの報道陣らが発信したのは、競技だけではなかった。
「東京で最もクールだったのはトイレ。
水が流れる音に衝撃を受けた」、「小鳥のさえずりまで聞こえるものがある」などと、擬音装置について驚きを表現する記者たちがいた。

2013年の調査だが、日本に来てびっくりしたモノは何かを日本に住む外国人女性200人に米国の旅行会社が尋ねたところ、「擬音装置」が27.0%1位だった。

「豊富な種類の自動販売機」(23.0%)、「コンビニエンスストアの多さ」(20.5%)と続き、4位は「自動洗浄装置」(17.0%)。

上位4つのうち2つがトイレの機能だった。

 

【中小企業が開発】 

現在のような擬音装置は、いつお目見えしたのだろうか。

1979年、折原製作所という東京都荒川区の中小企業が最初に開発した。

電気的な流水音が鳴り、芳香剤まで香る世界初の装置に、折原社長は「エチケットーン」と自ら名付けた。

名前の通り、「聞かれたくない音」を消すための装置だ。

続いてTOTO88年に、擬音装置の代名詞にもなった「音姫」を発売した。

女性社員に調査したところ、排せつ時の音はもちろん、衣服を脱ぎ着する音や生理用品を扱う音などが「気になる」ことがわかった。

現在、同装置などの開発を担当する松山さんによると、「当初は機械音だったが、2011年からは本物の小川のせせらぎ音を使っている」。
鳥のさえずりを重ねることもできる。

90年に参入したLIXILも、やはり水の音を採用している。

2018年には、電子楽器メーカーのローランドと独自のせせらぎ音を共同開発し、「サウンドデコレーター」と名付けた。

広報担当の河合さんは、「心地よい音が、排せつ音を聞こえにくくするマスキング効果をより高めている」と話す。

だが、音消しの文化は200年以上前の江戸時代にすでに存在した。

実は、その現物が今も残っている。

岡山県倉敷市にある古刹、蓮台寺。
岡山藩主の祈願寺として、約1300年の歴史を持つ。

風格のある客殿の奥に「音消しの壺(つぼ)」がある。
直径約50センチメートルの青銅製の壺で、高さ約2メートルの石柱に置かれている。

壺には蛇口があり、栓をひねると、地面に敷き詰められた瓦にしたたり落ちた水の音が鳴る仕組みだ。

このすぐ奥に客人用の便所がある。

藩主の池田翁が祈願のために宿泊した折には、お付きの者が殿の用足しの際に水音を響かせた。

副住職の佐伯さんは、「かつては瓦の下に音を共鳴させる水琴窟もあり、恥じらいの音を美しい水音で消した」と解説してくれた。

この音消しの壺は、火災後に再建された江戸後期の1799年に設置された。

「当時は蓮台寺と江戸城の大奥にしかなく、その後全国に広まったようだ。使われた当時のまま現存するのはここだけ」(佐伯さん)という。
貴重な文化財だ。

 

【節水、感染予防へと進化】

この音消しのアイデアが現代によみがえったのが、折原製作所などの擬音装置なのだ。

恥じらう心を水の音で消すアイデアは、昔も今も変わらない。

だが、現代はより重要な理由が加わっている。

節水だ。

TOTOの調査では、擬音装置がないと、女性は音を消すため平均2.3回水を流す。

これが、装置があると1.5回に減る。

女性が400人いるオフィスでは1年間の節水効果は約5500キロリットル、金額では約386万円にもなる。

実は折原製作所も「本来の目的は節水にこそあった」(営業業務グループリーダーの矢野巌さん)。

開発時、東京は異常な渇水に見舞われた。

都議会では節水策を問われた水道局長が、エチケットーンを手に「こういう消音器も考案されている」と流水音を議場に響かせたという。

新型コロナウイルス禍の今、LIXILTOTOも、水を流す前に便座のフタを自動で閉じるタイプを増やしている。

ウイルスが舞い上がるのを防ぐためだ。

トイレをはじめ水回りの製品は、手を使わなくても反応する非接触型が主流になりつつある。

恥じらいから節水、感染予防へ。

かゆいところに手が届く多彩なトイレ文化は、これからも進化し続けるに違いない。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFE182ES0Y1A011C2000000/?n_cid=NMAIL007_20211024_A&unlock=1

 

 

 

 

 

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20211023107分にYAHOOニュース(サンデー毎日×エコノミスト)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

送電線工事の死者数が2020年に過去20年間で最も多い水準となった。
送電線建設技術研究会によると、6人が命を落とした。

死亡災害は過去5年が毎年3~4人で推移しており、2010年以降はゼロの年が3回あっただけに、送電工事業界も深刻に受け止めている。

災害の多さに加えて、作業員の〝なり手不足〟も業界にとって大きな課題だ。

送電鉄塔は高度成長期に多く建てられ、今がまさに建て替え需要のピーク。

しかし、人手不足などが相まって、計画通りに進んでいないという。

 

◆山奥の過酷な工事は「危険な仕事」

送電線は、山奥に建っているものも多い。

メンテナンスが必要かどうかを見定めるため、現場に出向いて高所へ登る必要もある。

建て替え需要が多いといっても、建設工事に加えて、巡視や保守など、様々な作業員の手を介して送電線と鉄塔は維持できている。

彼らは道のないところを、数十キロにもなる重たい工具を背負って現場を目指す。
特に、夏場は熱中症との戦い。
過酷な重労働だ。

ただでさえ若者の人口が減少しており、送電線や鉄塔の工事や保守といった仕事を選ぶ若者は少ない。

それでいて、死亡災害が過去最多の水準になると、「危険な仕事」とのイメージが広がってしまいかねない。

 

◆若者の確保が難しい地方

さらに地方になると、若者の人数が都市部より少なくなる。

総務省の労働力調査によると、2020年の労働力人口(15歳以上)は、東京都で前年比約11万人増えているのに対し、北海道は同2万5000人の減少。愛知県や大阪府といった大都市部は東京都と同様に増加しているが、山梨県や三重県、島根県などの地方は同1万人以上も減っている。

この統計は労働人口全体の数値だが、若者だけで比較しても、同じ傾向が見られるだろう。

それだけ、地方の送電工事会社が若者を確保するのは難しくなる。

 

◆人手不足解消でドローンに着目

人手不足を解消するため、電力会社と建設工事会社はドローンに着目した。

カメラを取り付けたドローンを送電線の上空や鉄塔に沿わせる形で飛行させて撮影。
その画像や動画を確認することで、送電線や鉄塔の状態を把握するというわけだ。

巡視のために作業員が工具を背負って山奥に入る必要がなくなるため、安全性も高まるし、作業負担も減る。

ドローンが撮影した画像を分析し、補修が必要となったら作業員が向かえば良くなる。

 

◆大型ドローンで3K解消に期待だが…

実際に東京電力パワーグリッドなどが出資する事業体は今年3月、送電線の点検を目的としたドローンの飛行実験を茨城県で実施。
地上高65メートルの鉄塔上空を自動で飛ぶことに成功した。

巡視に加えて、新たな活用方法も考えられている。
送電鉄塔の補修部品などをドローンで輸送する取り組みだ。

これらは実証段階とはいえ、そう遠くない将来に実用化に至りそうだ。

送電線や鉄塔の巡視、補修用の資機材輸送に加え、大型ドローンに工具を搭載すれば、鉄塔上空の作業も行えるかもしれない。

そうなれば、いわゆる3K(きつい、汚い、危険)の代名詞ともいえる送電線と鉄塔の建設や補修の仕事も、若者受けがよくなるかもしれない。

 

◆自動化してもAIでも「最後は人手」の伐採作業

しかし、どれだけ自動化や人工知能(AI)が進んでも、最後は人の手に頼る部分も残る。

その一つが、送電線を保守するための伐採作業だ。

送電線と樹木が接触すると大規模な停電事故につながる恐れがあるため、定期的に作業員が現場へ出向いて伐採しなければいけない。

一つのエリアで周辺を一気に伐採するなら、重機を使うこともできる。

だが、送電線の保守現場は、一箇所で伐採するのは数本。

費用を考慮すると、どうしても人の手で行わざるを得ない。

 

◆樹木の内部を見極める「熟練技術者」が消えていく

そして、これらの作業にも熟練した技術が必要となる。

例えば樹木を切る場合、倒れる方向を見定めた上で作業に取り組む必要があるからだ。

熟練の技能者も高齢化し、今後は続々と定年を迎えていくだろう。

送電線工事などに携わる高所作業員と作業責任者は、2000年に約7400人いたが、2020年には約5800人にまで減少している。

目立たない職種だが、彼らの働きがあるからこそ、日本全国どこでも安定した電気を使うことができる。

その人材をしっかり育成しないと、数十年後には鉄塔を建設したり補修したりする作業員が不足して、電力の安定供給が守れなくなる。

 

◆重労働に見合った賃金が必要

送電線工事業界も危機感を持ち、人材確保に向けた取り組みを進めている。

全国の現場を一斉に休業する取り組みなどを始めた。

休暇を取得しやすくなったとはいえ、それだけでは足りない。

最良の方法は、重労働に見合った賃金を支払うことだろう。

そのためにも、鉄塔や送電線の建設・保守作業の発注者である電力会社が、適切な価格で工事会社に発注する必要がある。

 

◆電力自由化で半減した送電線工事

電力の自由化が進み、電力業界も顧客の獲得競争が激化。

経営状況は以前と比べて苦しくなり、資材調達に費やす資金も減らしている。

送電線工事業界の受注実績は、1996年に3000億円を超えていたが、2003年には約550億円まで減少。

近年は、回復してきたとはいえ、2020年は約1560億円に過ぎない。

業界全体の受注額が増えれば、給与水準も向上する。
就職先としての魅力度も高まる。
人材が増えれば、休暇も取りやすくなる。

このサイクルに至らないと、送電工事業界の人手不足は解決しないだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d3c4a648399fd8c91e8e3242f0ae33bae67155e 

 

 

 

 

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202110231928分にYAHOOニュース(Wow!Korea)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ソウル・クムチョン(衿川)区の事故現場を訪れたアン・ギョンドク雇用労働部(日本の厚生労働省に相当)長官が徹底した真相究明と厳重処罰を予告した。

アン・ギョンドク長官は23日、事故が発生したソウル衿川区のカサン(加山)データハブセンターを訪れて現場を視察した後、「消防庁、警察などと協力して事故に対する徹底した原因調査を行い、責任者に対する厳重処罰をせよ」と指示した。

これに先立ち、ソウル・クロ(九老)消防署は、この日午前853分、衿川区加山洞の加山データハブセンター新築工事現場の地下3階から火災の鎮圧に使われる消火薬剤(二酸化炭素)が漏れた。(と発表した?)

これにより、中枢神経麻痺による窒息死で2人が死亡した。
また、40代の男性など2人は重傷を、17人は軽傷を負った。

消防当局は、事故発生10分後の午前98分に管轄の消防署職員全体を出動させ、消防車などの車両31台と消防士などの人員106人を現場に投入した。

消防当局はこの日、事故が工事現場の地下3階で発電機室の拡張工事をしていたところ、二酸化炭素の設備が爆発しながら発生したものと推定した。

雇用労働部は、重大災害対応マニュアルに基づいて中央産業災害収拾本部を構成して、事故の状況を把握している。

雇用労働部のシム・ウソプ化学事故予防課長は、「関係省庁と事故状況を共有し、類似した事故再発防止のための方案の準備および事故収拾に最善を尽くす予定だ」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4caa3be84c44f6daaba18cd33e5e423457c57ad8

 

10241934分にYAHOOニュース(Wow!Korea)からは、CO2消火設備が手動で操作された、CO2ボンベ130本のうち123本から放出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ソウル・クムチョン(衿川)区カサン(加山)洞の加山メトロ知識産業センター新築工事現場で発生した消火薬剤漏れ事故と関連して、警察が工事現場責任者を召喚した。

警察などによると24日、ソウル衿川警察署は消化薬剤漏れ事故の現場責任者を呼んで、事故前の現場安全対策状況と事故後の対応状況など、事故の経緯と事実関係を把握している。

また、警察はガス散布装置が手動で操作された事実から、犯罪の可能性と業務上の過失などの有無についても確認している。

ソウル・クロ(九老)消防署によると前日、ソウル衿川区加山洞の工事現場の地下3階発電機室、地下4階電気室の二酸化炭素消火設備から消火薬剤が放出された。

消防当局は消防人員189人などをはじめ、計248人の人員を動員し、装備56台を動員して人命救助に乗り出した。

この事故で2人が死亡し、9人が負傷して病院に搬送された。

死亡した2人は、地下3階の発電設備室でボイラー消防施設などの保温作業をしていたところ、避難することができずに事故に巻き込まれたことが分かった。

火災が発生すれば二酸化炭素消火薬剤を噴射する該当消火設備は、事故当時、重量58kg、容量87ℓの二酸化炭素貯蔵容器130本が工事現場の地下にあったことが伝えられた。

そのうち123本からガスが漏れていたと、消防当局は把握している。

この薬品は、密閉された空間で吸うと中枢神経を麻痺させることが分かった。

警察はガス漏れ事故専門チームを編成して、消防、国立科学捜査院などと合同鑑識を行い、正確な事故原因について究明する予定だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7bdb6c0be9680aea369e150a39be2c702a638ebe

 

(ブログ者コメント)

日本でもしばしば起きている、この手の誤作動?事故だが、今回のケースでは、ビル全体がまだ工事中だというのに、CO2消火設備は活きていた。
その点が不可解だ。

詳細は不明だが、工事全体のマネージメント不足ということも可能性の一つとして考えられる。

 

 

 

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202110231815分にYAHOOニュース(さんいん中央テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

きのう夕方、浜田市のJR山陰本線で起きたクマと列車の接触事故について、今朝、現場確認をしていた県職員と猟師の2人が別のクマに襲われ、軽いけがをしました。

クマに襲われたのは浜田市の70代男性猟師と40代女性の島根県職員、合わせて2人です。

きのう午後6時40分ごろ、浜田市のJR山陰本線、岡見~鎌手駅間で列車と子グマが接触する事故が発生。

現場では、接触した子グマ以外に2頭のクマが目撃されていました。

このため、けさ6時から地元の猟師や警察、県職員など8人が現場確認を行っていたところ、茂みからクマが現れ、猟師と県職員合わせて2人を襲いました。

2人は足や手首を噛まれましたが、軽症です。

県によると、襲ったクマはきのう列車と衝突した子グマの母親と見られ、その場で殺処分されました。

もう1頭の子グマは逃げたということです。

県は近隣住民に注意を呼びかけています。





https://news.yahoo.co.jp/articles/7558c64ff9af0746b65669129457cdb0dface6cb

 

10231353分にYAHOOニュース(さんいん中央テレビ)からは、現場にあったクマの糞を確認していた時に襲われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前6時20分頃、島根県浜田市三隅町で、ハンターの男性1人(70歳代)と島根県職員の女性(40歳代)が、突然、茂みから現れたツキノワグマに襲われました。

ハンターは左足甲を咬まれ、県職員は左ももと左手首を咬まれましたが、いずれも軽傷です。

クマはその場で殺処分されました。

22日午後、近くのJR山陰線でクマと列車の接触事故が発生し、クマが線路にいる可能性があることから、23日午前6時からからハンター、警察、JR職員、県職員の計8人で現場確認に当たっていました。

現場にあったクマの糞を確認してたところ、急に茂みからクマが出てきたということです。

担当者によりますと、このツキノワグマは体長約1メートルで母グマとみられ、列車と接触したのは、その子グマではないかということです。

島根県によりますと、現場周辺住民へは防災無線などで注意喚起を行っているほか、釣り人への注意喚起のため、看板を3か所に設置したということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f9d6f262f332693ff50e25218c8f33c6abcaab6

 

10231810分に毎日新聞からは、後続列車の運転士が徐行時に線路内のクマ3頭を確認していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

後続の特急列車が付近を徐行運転した際に、運転士が子グマとみられる線路内の1頭を含む計3頭を確認した。

浜田市内では19月にクマの目撃情報が計142件寄せられており、出没情報に注意するよう求めている。

列車は23日午前745分ごろ運転を再開。
22
23の両日で特急5本を含む計16本が部分運休するなどし、約250人に影響した。

https://mainichi.jp/articles/20211023/k00/00m/040/170000c  

 

(ブログ者コメント)

〇さんいん中央テレビの映像では、カメラマンが草むらの中に分け入っていた(上記カット映像の真ん中)。
そういった場所で糞を確認中に襲われたのかもしれない。

〇人間が大勢いるのに、逃げもせず、襲ってきたクマ。
列車と接触した子どもを案じていたのだろうか?
もしそうだとすれば、なんともやるせない話しだ。
親グマを遠ざけるよう、何か対策はされていたのだろうか?

〇人間の話し声や音を聞くとクマは逃げると言われているが、それも時と場合による・・・のかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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20211022199分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

山梨県北杜市須玉町の2か所に放置され、県の行政代執行でセメント材によって固定された産業廃棄物から悪臭が発生し、県が調査していることがわかった。

放置時には人体に有害な高濃度の硫化水素が検出されており、周辺住民が再び不安を募らせている。

長崎知事は21日、現地を視察し、産廃自体の撤去を検討する考えを示した。

県によると、固定された産廃は東向地区の縦81メートル、幅46メートル、高さ8・5メートルと、大蔵地区の縦110メートル、幅25メートル、高さ5・4メートル。

セメント材を交ぜて固めることで硫化水素の発生を抑え、表面にモルタルが吹き付けられている。

放置されたのは、市内の業者らが野積みした汚泥や廃石こうボード粉など約2万立方メートル。

致死量を超える最大13万ppmの硫化水素が発生したものの、業者らが撤去命令に応じなかったため、県が2018年10月、行政代執行に着手した。
総事業費は約7億5000万円。

県は代執行以降、硫化水素など有毒物質は確認されていないとしている。

ただ、モルタルの表面から茶褐色の液体が漏れており、今年に入り、「悪臭に耐えられない」などと、周辺住民から県や市に苦情が寄せられている。

県は8~9月、周辺で臭気や水を採取し、分析を進めている。

周辺の住民男性によると、今年5月頃に近くで悪臭が漂い、7月には北方向に約1・5キロ離れた自宅にまで広がってきたという。

男性は「苦痛を感じる臭いがする。健康や米作りに影響はないのか」と心配している。

長崎知事は21日の視察後、読売新聞の取材に「硫化水素が発生しないよう対策は講じているが、臭いがひどく、環境面で問題がある。産廃は本来、この場所にあるべきではない。撤去することも選択肢に対応を検討したい」と述べた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211021-OYT1T50445/

 

※当該野積み産廃については5年前、201632471分に産経新聞から、全量撤去の措置命令が県から出されたなど、おおよその状況が下記趣旨でネット配信されていた。

県は22日付で、北杜市須玉町に大量の産業廃棄物を野積みにしていたとして、業者2社に対して廃棄物処理法に基づき、平成30年3月までに全量撤去の措置命令を出した。

23日の発表によると、2社は、有機肥料製造販売のバイオ・テック・ジャパン(北杜市須玉町)と産業廃棄物処理業者オカムラ(静岡県島田市)。

バイオ社はオカムラから処分委託を受け、24年2月から下水汚泥、動植物性残渣や廃石膏ボードなどの産廃1万9882立方メートルを、自社敷地内の2カ所に野積みしていた。

措置命令によると、両社は全量のうち、1カ所分の6259立方メートルを29年2月までに、残る1万3623立方メートルも30年3月21日までに撤去する。

県は27年3月、野積みされた産廃から人体に有害な硫化水素の発生を確認し、4000ppm以上の高濃度に達していることも判明した。

県は同月、両社に廃棄物の全量撤去を勧告したが、その後も放置されたままになっていた。

県によると、付近に人家はなく被害は出ていないという。

https://www.sankei.com/article/20160324-IBP6QOHTFZPYJJAZIDAM2NODM4/

 

※3年前、2018427日付で毎日新聞山梨版からは、県は全量撤去も検討したが費用の安いセメント工法を採用した、業者は産廃ではなく肥料だと主張しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北杜市須玉町の2カ所で野積みされ、有害な硫化水素の発生が確認されている産業廃棄物の処理について、県は26日、セメントと廃棄物を混ぜ固めて封じ込める「セメント安定化工法」で行政代執行を行うことを決めた。

早ければ今夏にも工事が始まる。

県によると、全量撤去も検討したが、より費用が安いセメント安定化工法を採用した。

封じ込めた後は、そのまま現地に据え置く。

処理費用は約6億4000万円と見込んでおり、2018年度の一般会計予算に盛り込んでいる。

産廃は、下水汚泥などを含む「混合汚泥肥料」。

同市須玉町東向に約1万4000立方メートル、同市須玉町大蔵に約6000立方メートルが野積みされている。

12年ごろから産廃処理・肥料製造の「バイオ・テック・ジャパン」(北杜市)が県外の業者から受け入れ、同社の敷地内に放置していた。

県が15年に調べたところ、産廃内部から高濃度の硫化水素ガスが検出されたため、廃棄物処理法に基づいてバイオ社と県外業者の計3社に撤去命令を出した。

しかし、一部の撤去のみにとどまっていることから、県は17年に代執行を行うことを決め、工法の技術検討を進めてきた。

費用は全額、業者側に請求する。

バイオ社の佐田代表(71)は取材に、「野積みしているのは産廃ではなく肥料であり、財産だ」と主張。

県環境整備課は、「生活環境保全のために、安全かつ速やかに代執行ができるように準備を進めたい」としている。

https://mainichi.jp/articles/20180427/ddl/k19/010/294000c

 

※同じく3年前、2018109934分に産経新聞からは、セメント固化工事が始まった、業者は有罪判決が確定しているなど、下記趣旨の記事が工事開始の写真付きでネット配信されていた。

山梨県は9日、同県北杜市に放置された産業廃棄物から硫化水素が漏れる恐れがあるとして、行政代執行法に基づき、流出を防ぐためにセメントで固める工事を始めた。

産廃は下水道汚泥を含み、市内2カ所で計約2万立方メートルが放置されている。

工事完了まで1年かかるという。

県によると、汚泥は平成24~26年にかけて北杜市の産廃収集会社「バイオ・テック・ジャパン」の敷地に持ち込まれた。

内部で硫化水素が発生し、県が28年3月以降、同社と静岡県内の関連会社2社に撤去を命令したが、従わなかった。

バイオ社を巡っては、同社の代表取締役が廃棄物処理法違反容疑で27年に逮捕、起訴され、有罪判決が確定している。

https://www.sankei.com/affairs/amp/181009/afr1810090003-a.html

 

(ブログ者コメント)

〇7億5000万円かけてセメント固化した費用が全くの無駄になるかもしれない。
そして、対策費の二重払いになるどころか、セメント固化したがゆえに、固化前に産廃を撤去した場合よりも多額の費用がかかることも考えられる。

表面だけ覆っても、地下浸透の問題もあるだろうに・・・。
当時、どの程度、突っ込んだ検討がなされたのだろうか?

〇そういった問題とは別に、排出元については、どのような調査がなされたのだろうか?
調べてみたが、情報は見つからなかった。

 

 

 

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202110222141分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後0時半ごろ、神奈川県横須賀市長瀬2丁目の市道で、エンジンがかかった状態で止まっていた無人のトラックが動き出し、約50メートル先の民家のフェンスに衝突した。

走って追い掛けた作業員の男性がトラックとフェンスの間に挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。

浦賀署が男性の身元や、過失の有無を含めた事故原因を調べているが、現場は急な坂で緩やかな右カーブ。

道路工事を終え、ショベルカーをトラックの荷台に積む作業を終えたところで、トラックが前方に動き出したという。

亡くなった男性は、荷台の昇降レバーを操作していた。

車止めは使用しておらず、当時は雨で、路面はぬれた状態だった。

ショベルカーを操縦していた男性(39)は、トラックが動き出した際に飛び降りて右足をけがした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c8e5008ce7b40cc7a1324cb7049994706d372984

 

 

 

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202110222021分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岐阜県は22日、揖斐郡揖斐川町坂内川上で関西在住の男性(70)がツキノワグマにかまれる被害に遭ったと発表した。
男性は軽傷を負ったという。

クマが冬眠する12月上旬にかけて出没が増加する傾向にあり、襲われる危険性が高まるとして、県は注意情報を発令した。

県などによると、男性は同日午前8時半ごろ、単独で夜叉ケ池登山に向かう途中、道に車を止め、窓を開けて休憩していたところ、車外に出していた右腕を4カ所かまれたという。

県内のクマ目撃件数は4~9月で243件。

町は看板を設置するなど注意を呼び掛け、町有害鳥獣捕獲隊員によるパトロールを実施する。

https://www.gifu-np.co.jp/news/20211022/20211022-116365.html

 

10231326分に読売新聞からは、岐阜県内で今年度2例目の人身被害だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午前8時半頃、岐阜県揖斐川町坂内川上のダム付近で、車内で休憩していた関西在住の男性(70)がツキノワグマに襲われた。

男性は車の窓から外に出していた右腕を4か所かまれて軽傷を負ったが、命に別条はないという。

県の発表によると、クマによる人身被害は今年度2件目。

男性は、岐阜と福井県境にある夜叉ヶ池の登山口に向かう途中だった。

この日は、揖斐署や町、地元猟友会などが付近をパトロールしたが、襲ったクマは発見できなかった。

県環境企画課によると、クマは冬眠前、脂肪を蓄えるため、餌を求めて人里に出没する傾向がある。

同課は、「県や市町村が発令する出没情報に注意し、入山する際は鈴やラジオを利用して自分の存在を示してほしい」と呼びかけている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211023-OYT1T50122/

 

(ブログ者コメント)

〇このダム付近だったのかもしれない。


〇同じ揖斐川町では昨年9月、星座観察中の男性が襲われ、軽傷
 を負っていた。

202091700分 中京テレビ;現場と思しき駐車場?の写真付き

岐阜県揖斐川町で15日夜、星座を観察に来た愛知県あま市の男性(51)がクマに襲われ、けがをしました。

揖斐川町役場などによると、15日午後8時40分ごろ、藤橋プラネタリウムの近くの茂みで、カメラを据えようとした男性が突然現れたクマに襲われました。

男性は右頬と右手を爪でひっかかれ、軽傷だということです。

岐阜県によると、今年はドングリが少なく、クマが餌を求めて人里に出没。

県内全域で8月末までに336件のクマの目撃情報があるといい、県では注意を呼びかけています。

https://www.ctv.co.jp/news/articles/svkp1n5og7za23fx.html

 

※以下は藤橋プラネタリウムの周辺写真。

  

 

 

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20211021747分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大阪大学は20日、医学部付属病院(大阪府吹田市)の一部のエリアで、28年にわたり、上水道に誤って井戸水処理水を供給していたと発表した。

1993年の建設時に、配管を誤って接続したことが原因とみられる。

現時点で、健康被害は確認されていないという。

阪大によると、配管の接続が誤っていたのは、外来・中央診療棟の一部。

大学では通常、井戸水を簡易処理したものは、トイレの洗浄や空調熱源の冷却水に使う。

今回のケースでは、トイレの手洗い場や職員控室の飲み水、手洗いに使われていた。

今月7日、新しい診療棟を整備するため作業をしていた施工業者から「経路が不明な配管がある」と連絡があった。

水道管の接続状況を確認したところ、18日に、上水と井戸水処理水の配管が入れ替わっていたことがわかった。

配管工事は、935月に病院が建設された際に、別の施工業者が実施していたという。

これまで阪大が週に1回自主的に実施していた検査では、飲料水にしても問題ないという結果だった。

阪大は、該当する蛇口の飲用を停止し、施工業者に水質に問題がなかったか詳しく調べさせている。

20日に会見した阪大理事の中谷副学長は、「市民のみなさまの安心と安全、健康を担う大阪大学付属病院において、このような事案が発生し、ご利用のみなさまに大変なご心配とご不安、ご迷惑をおかけしてしまった。心よりおわび申し上げる」と謝罪した

https://www.asahi.com/articles/ASPBN7FRFPBNPLBJ003.html

 

10201950分に産経新聞からは、水道水としては高度処理した井戸水と市から供給される水を混ぜて使っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

阪大によると、井戸水が使用されていたのは、「外来・中央診療棟」にあるトイレ11カ所の洗面台やスタッフの休憩室の水道など。

同病院では、高度処理した井戸水を、吹田市から供給される水に混ぜて水道水として使用していた。

これに対し、トイレの洗浄や空調の冷却などには簡易処理しただけの井戸水を使っていた。

https://www.sankei.com/article/20211020-VMAXBGX3EBPEXAOF4PDPM3BW6Y/

 

1021748分に読売新聞からは、週1回検査の内容は色や味、臭いなどのチェックだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この水は病院が週1回、色や味、臭いなどを検査してきたが、記録が残る2014年4月以降、問題はなかったという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211020-OYT1T50182/ 

 

 

 

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202110211758分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

21日午後2時ごろ、大阪・西区の「土佐堀1丁目交差点」で、通行人から「クレーン車のタイヤがパンクしてタクシーの乗客がけがをした」と消防に通報がありました。

警察官が駆けつけて現場を確認したところ、タクシーの乗客の男女2人が病院に搬送され、このうち1人はけがの程度は軽いとみられるということです。
クレーン車の運転手にけがはありませんでした。

警察によりますと、クレーン車が信号待ちをしていたところ、突然、左後ろのタイヤが破裂し、そのはずみで左隣の車線にいたタクシーの窓ガラスが割れたとみられるということです。

現場は交通量の多い、片側3車線の道路で、警察が詳しい原因を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211021/2000052825.html 

 

 

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20211020210分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が4枚の写真付きでネット配信されていた。

阿蘇・中岳(熊本県)が20日に噴火し、噴火警戒レベルが引き上げられた。
けが人などの被害は確認されていない。

気象庁は警戒を呼びかけ、県は火口からおおむね2キロ以内の立ち入りを規制している。

噴火を目の当たりにした付近の登山者もいた。

中岳火口から約2キロ離れた烏帽子岳(1337メートル)の山頂近くで、長崎県佐世保市の松尾さん(男性、72歳)は噴火の瞬間を目撃した。

山頂で早めの昼食をとって下山を始めた時、「ゴオーッ」という音とともに、あっという間に噴煙が盛り上がり、弧を描いて噴き出す黒い筋も見えた。

噴火から約1時間後、火口から約3キロの草千里駐車場にたどりついた松尾さんは「驚いた」と何度も口にした。

火口から距離があり、噴煙が向かってくる様子もなかったため、危険は感じなかった。

阿蘇にはたびたび登山に訪れているが、間近に噴火を見たことなどない。
「火山灰の被害が心配される噴火だが、生涯、二度と見ることはないと思う」

京都大火山研究センターの大倉敬宏教授も、地震計のメンテナンスのため、火口から1キロあまり離れた場所にいた。

雄鳥の尾のような形をした、黒っぽい土砂混じり噴煙を確認した。今
回の噴火は、この「コックステールジェット」と呼ばれる噴煙を伴う水蒸気噴火だったという。

大倉教授らが一時避難した草千里駐車場では午後1時過ぎ、警察などを除く一般車両は退去を求められた。

観光登山道路「阿蘇パノラマライン」では、警察官が山上方面に向かう車を止めてUターンを求めたほか、駐車スペースで噴煙の写真を撮るなどしていた人たちには早く下山するよう促していた。

https://digital.asahi.com/articles/ASPBN6W3MPBNTLVB01F.html

 

10202049分に読売新聞からは、大きな噴石が900m飛んだ、火砕流は1.3㎞流れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

気象庁によると、噴煙は火口から約3・5キロ上空に達し、大きな噴石が約900メートル先まで飛散した。

火砕流は約1・3キロ西の地点まで流れた。

熊本、宮崎両県で降灰が確認された。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211020-OYT1T50185/

 

1021104分にNHK熊本からは、2㎞範囲内では大きな噴石や火砕流に要注意など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

気象庁は、中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

また、風下の地域では火山灰だけでなく小さな噴石や遠くまで流されて降るおそれがあるほか、火山ガスにも注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20211021/5000013773.html

 

10201711分に毎日新聞からは、数日前から火山灰が降るなどの兆候があったなど、下記趣旨の記事が「ニュー草千里」から撮影した動画付きでネット配信されていた。

噴火した火口から3キロ西の観光名所「草千里」で観光施設「ニュー草千里」を経営する河津さん(男性、45歳)は、噴き上がる煙をスマートフォンで撮影した。

施設1階のカフェにいた河津さんは、屋外の駐車場にいた複数の観光客が火口方向に一斉にカメラを向ける様子を見て不思議に思い、外に飛び出して噴火に気付いた。

「音も震動もなかったので、すぐに気付かなかったが、表に出ると真っ黒な噴煙がブワーッと上がっていた」。

周りにいた観光客に「灰が降るから下山した方がいい」と声をかけ、急いでシャッターを切った。

23日前から断続的に火山灰が降り、硫黄とみられる黄色の粒が含まれていたため、近いうちに噴火する可能性があると警戒していた。

河津さんは、「噴火には慣れているが、自然は予測がつかないことも起きるので油断しないようにしたい」と語った。

https://mainichi.jp/articles/20211020/k00/00m/040/138000c

 

10202210分にNHK NEWS WEBからは、今回の噴火に関するまとまった下記趣旨の記事が、写真や動画付きでネット配信されていた。

熊本県にある阿蘇山の中岳第一火口で20日午前、噴火が発生し、噴煙が火口から3500メートルまで上がり、火砕流が最大で1.6キロまで流れ下ったほか、周辺の広い範囲に火山灰が降りました。

気象庁は、阿蘇山に火口周辺警報を発表して噴火警戒レベルを3に引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒し、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。

・・・

【松野官房長官「現時点で人的被害の報告なし」】

・・・

【気象庁「阿蘇山ではよく見られる噴火のしかた」】

今回の噴火のメカニズムについて気象庁の尾崎課長は、「どの程度マグマが関与しているかは精査しないとわからない」としたうえで、「噴石や火砕流が出るのは阿蘇山ではよく見られる噴火のしかたで、たびたび起きる噴火が今回も起きたと考えられる」と述べました。

また、今後の活動について、「現時点では、地下から大量のマグマが上がってきていることを示すような兆候は確認されていない。ただ、急に大きな噴火が起きる可能性がないわけではないので、今後の火山活動に注意して欲しい」と呼びかけました。

【噴火警戒レベル3とは】

・・・

【火山灰の注意点】

・・・

【阿蘇山とは】

熊本県の阿蘇山は複数の山からなる活火山で、記録が残る噴火の大部分が中岳で発生しています。

近年も噴火を繰り返していて、平成26年には中岳第一火口で、一定の時間で溶岩を噴き上げる噴火を繰り返す「ストロンボリ式」と呼ばれるタイプの噴火が確認されました。

また、平成279月の噴火では、噴煙が火口から2000メートルまで上がり、小規模な火砕流や火口周辺で大きな噴石が飛んだのが確認されました。

さらに平成28108日には、噴煙の高さが衛星による観測で海抜11000メートルに達し、噴火警戒レベルが入山規制を示す「3」に引き上げられました。

その後、火山活動はときおり高まり、噴火警戒レベルは12を繰り返していました。

今月13日には、地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動の振幅が大きくなり、気象庁は噴火警戒レベルを「2」に引き上げていました。

【阿蘇山 過去の噴火活動 過去には噴石で死者も】

過去の阿蘇山の噴火では、噴石によって死者も出ています。

昭和28年に起きた噴火では、大きな噴石が数百メートルの範囲に飛んで、火口近くにいた観光客6人が死亡、90人余りがけがをしました。

また、昭和33年の噴火でも、噴石が火口から1キロ余り飛んで、12人が死亡したほか、昭和549月には爆発的な噴火が発生して火口の北東側に多量の噴石が飛び、3人が死亡しました。

平成元年からは、多量の火山灰や噴石を伴う活発な噴火活動が1年余りにわたって続きました。

【火口から1キロの所にいた専門家「噴石飛んでいる様子
 見えた」】

・・・

【専門家「今後も今回のような爆発的噴火が起きる
 可能性」】

火山活動のメカニズムに詳しい東京大学の藤井敏嗣名誉教授は、「映像からは火砕流が流れ下っているのが確認でき、火口の近くには大きな噴石も飛んでいるように見える。高温のマグマが火口内の水分に触れて発生した『マグマ水蒸気爆発』の可能性があり、今月14日の噴火よりは規模が大きい。現在は噴煙は白っぽく、水蒸気を噴き上げている形だが時間を置いてマグマが上がって来れば、再び、今回のような爆発的な噴火が起きる可能性があり、注意が必要だ。まずは山に近寄らないことが大切だ」と話しています。

【政府 情報連絡室を設置】

・・・

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211020/k10013314381000.html?utm_int=all_side_ranking-access_001

 

10222114分にNHK熊本からは、今回の噴火は水蒸気噴火だった可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

産業技術総合研究所は中岳第一火口から南東の4.2キロにあたる熊本県高森町で火山灰を採取し、地下のマグマがどのように関係したのか調べるため、顕微鏡で詳しく分析しました。

その結果、これまでのところ、火山灰のほぼすべてが火口付近にあった岩石の破片で、地下深くのマグマに由来する物質は確認されなかったということです。

このため、20日の噴火は、地下水が熱せられるなどして噴き出す「水蒸気噴火」だった可能性があり、これからすぐに規模の大きな噴火に発展する可能性は低いとしています。

その一方、産業技術総合研究所活断層・火山研究部門の山元孝広副研究部門長は、「過去の活動では水蒸気噴火から徐々にマグマ噴火へと変わっている。まだ活動が活発な状態が続いていて、地下にマグマがあることは間違いないので、マグマ物質の比率が増えていくかどうか、今後も推移を見ていく必要がある」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20211022/5000013795.html  


ブログ者コメント)

当日、11時前からテレビの生中継画像を見ていたが、噴火後30分以上経っても、草千里の駐車場にいた数台のバスや数10台の車は、避難することもなく、そのまま停まっていた。

その間、数台の車が駐車場から出て行ったものの、慌てて避難したようには見えなかった。

今回、ニュー草千里から撮られた映像を見てみると、指呼の距離で爆発的噴火が起きている。

それなのに、一斉避難しなかったのは、なぜだろう?

今回は、たまたま小規模噴火で収まったが、草千里の駐車場が被害に遭うほどの噴火が続いて起きていたかもしれないのに・・・。

過去には、雲仙岳の火砕流や東日本大震災時の津波など、1回目の災害では大したことがなかったからと災害現場にかけつけた、あるいは居続けたために被災した事例もある。

危ない場所からは、できるだけ早く避難することが大切だ。

 

 

 

 

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202110201748分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前4時すぎ、勝山市遅羽町にある「O特殊合金」の勝山工場から火が出たと工場の従業員から消防に通報がありました。

消防によりますと、工場の敷地内の屋外に置かれていた、合金の製造過程で出た「チタン」などを含む金属のくずが燃えているということです。

特殊な薬剤を使った消火活動が行われ、現在,火は弱まってきているということですが、消防によりますと、金属が燃え尽きるまで鎮火は難しいということです。

警察によりますと、この火事によるけが人はおらず、工場内の建物への延焼などもないということです。

「O特殊合金」は、会社のホームページによりますと、自動車などの部品に使う特殊な合金の製造や販売を行っている会社で、現場の工場は、えちぜん鉄道の勝山駅から約100メートルほどの場所にあります。

警察と消防では、火が消えるのを待って従業員から話を聞くなどして、詳しい原因を調べることにしています。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20211020/3050009366.html

 

10201227分にYAHOOニュース(福井放送)からは、屋外の金属くず置き場から出火したとみられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前4時過ぎ、勝山市遅羽町千代田のO特殊合金の勝山工場から出火。
消火活動により火の勢いは収まったものの、発生から12時間が経過してもくすぶっていて、鎮火には至っていない。

警察と消防によると、従業員が火が出ているのを発見し、消防に通報した。

周りの建物への延焼はなく、けが人はいないという。

工場では合金を製造していて、屋外にあるチタンなどの金属くず置き場から出火したとみられ、警察と消防は鎮火し次第、出火原因を調べることにしている。

同工場では2019年5月にも爆発事故が発生し、2人が重軽傷を負った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f4f1d56b5ef3a9cec21b33d2b4e22e1ec5ee43c9

 

(ブログ者コメント)

2019年の爆発事故は下記記事参照。

2019510日 福井県勝山市の特殊合金工場で金属片粉砕中に爆発が起こり、作業していた社員2人が重軽傷
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9652/ 

 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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