







2020年10月2日5時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時5分ごろから同45分ごろにかけて、横須賀市の東部で「薬品のような臭いがする」などと同市消防局、横須賀、浦賀署に計18件異臭の通報があった。
三浦半島の異臭騒ぎは6月以降5回目。
異臭の原因を調査するため、同局は空気を採取する準備をしていたが、通報があった場所に到着した時にはすでに臭いは消えており、採取できなかったという。
横浜市南部でも同日、異臭がするとの通報が相次いだ。
同市消防局によると、午後6時から同7時ごろにかけ、「異臭がする」などと複数件の通報があった。
戸塚署によると、同市戸塚区上矢部地区などの住民から「プラスチックの臭いがする」などと通報があった。
原因は不明という。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-253277.html
10月1日20時32分にNHK神奈川からは、ゴムが焼けたような臭いとかガス臭いという通報だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後6時20分ごろ、横浜市中区で「ゴムが焼けたような臭いがする」と通報があったほか、午後7時ごろまでの30分ほどの間に南区や港南区、戸塚区などでも異臭を訴える通報が相次ぎました。
また、午後7時過ぎには横須賀市の消防に「市内でガスくさい臭いがする」という通報があり、消防によりますと、こうした通報は午後8時までに横浜市と横須賀市で合わせて10件余り寄せられたということです。
いずれも消防隊が現場に着いたときには臭いは確認できず、原因はわかっていないということで、気分が悪くなるなどして搬送された人もいませんでした。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201001/1050011725.html
10月2日10時24分にNHK神奈川からは、速やかなサンプリングのため5つの消防署に空気採取機材を配備したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県横須賀市など広い範囲で「異臭がする」という通報が相次いでいることを受けて、神奈川県は、空気を採取するための専用の機材を配備して本格的な原因の調査に乗り出しました。
横須賀市消防局によりますと、ことし6月、横須賀市や三浦市の住民から「ゴムが焼けたような臭いがする」などと、異臭を訴える通報が200件ほど寄せられました。
その後、7月から先月にかけて月に1度のペースで横須賀市や三浦市で通報があり、1日夜も横浜市や横須賀市で通報が相次ぎました。
いずれも消防などが現場に駆けつけた時には臭いは消えていて、原因は特定できていません。
このため神奈川県は、本格的に原因を調べる必要があるとして、警察や消防、それに海上保安庁などと連携して調査に乗り出すことになりました。
具体的には、横須賀市と三浦市にある合わせて5つの消防署に専用の機材を配備し、通報があった場合、消防隊員が現地の空気を採取して県の施設で詳しく分析するということです。
神奈川県は「異臭がする地域や時間は毎回違うので、素早く現場に駆けつけるのは難しいが、何とかサンプルを採って原因を特定し、住民の不安を解消したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201002/1050011726.html
10月2日20時20分に神奈川新聞からは、小泉環境相も協力の意向を示したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小泉進次郎環境相(衆院11区)は2日の記者会見で、三浦半島で原因不明の異臭騒ぎが相次いでいることについて「私も関心を持っている。県や消防が調査に乗り出すなら、環境省として協力できることがあればやる」と述べ、国として原因解明に協力を惜しまない考えを示した。
異臭騒ぎを巡っては、1日夜にも横浜、横須賀両市で「薬品のような匂いがする」などといった内容の通報が県警や消防に相次いだ。
これを含め、横須賀市と三浦市では同様のケースが6月以降5回起きている。
今後、県が原因を調査することにしている。
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-254508.html
10月3日23時57分に神奈川新聞からは、3日にも横浜市内で異臭騒ぎがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後5時ごろから夜にかけて、横浜市内で「ゴムが焦げたような臭いがする」といった通報が市消防局や市内の警察署に相次いだ。
通報は中区のほか、神奈川、港北区などでもあり、神奈川新聞社の調べで20件を超えた。
同局や山手署などによると、有害物質は検知されておらず、異臭の原因は不明という。
同市南部では1日にも異臭の通報が相次いだ。
県内では6月以降、横須賀市や三浦市でも原因不明の異臭が発生している。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-255676.html
(ブログ者コメント)
小泉氏のコメントは、環境大臣としての発言だろうか?
それとも、神奈川11区選出の代議士としての発言だろうか?
どうでもいいことだが、ちょっと気になった。
2020年10月1日19時19分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大きく壁が崩れ舞い上がる粉じん。
近くにいた警察官も慌ててその場を離れます。
これは1日午後2時ごろ、長岡市呉服町で解体作業中のビルの壁が倒壊した瞬間を撮影した映像です。
【記者リポート】
「建物が倒壊した現場です。建物の壁や足場が道路側に崩れていて、道路脇に停めてあったトラックを押しつぶすような状態になっています」
倒壊したのは、解体作業中だった鉄筋コンクリート5階建てのビル。
警察などによりますと、作業員が午後の工事に向けて準備をしていたところ、道路側に面した3~4階部分にあたる壁と足場が崩れたということです。
【作業員】
「本当は内側に倒すはずだったが、外側に倒れた」
現場には11人の作業員がいましたが、けが人はいませんでした。
【目撃者】
「普段から工事の音はしていたけど、それとはちょっと違うなと感じるくらい大きい音がした。岩というか建物がガタガタと崩れる音だった」
あわや大惨事となるところだった今回の事故。
建物の前の市道は約150mにわたって現在通行止めとなりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ee51aed606881169aec258ba6a6cfa126c530c0
(ブログ者コメント)
以下は、映像の4コマ。
2020年10月1日20時4分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時半ごろ、兵庫県加古川市尾上町池田の繊維会社「O社」(大阪)加古川工場で「タンクが爆発して火災になっている」と工場関係者から119番があった。
加古川署によると、工場従業員の藤原さん(男性、53)=同県姫路市=が死亡し、男性従業員(34)が軽傷を負った。
署は、工場が安全管理を怠った可能性もあるとみて、業務上過失致死容疑で調べている。
署によると、藤原さんが工場2階でタンクを電動のこぎりで解体し、配管を切断する作業中に事故が起きた。
タンクや配管には引火性の二硫化炭素が残っていたとみられるが、約10年間使われておらず、入っていない前提で作業していたという。
工場では更地にするための解体作業をしていた。
加古川工場関係者によると、二硫化炭素はレーヨンを作る際の原料として使っていた。
現場は山陽電鉄尾上の松駅から南に約600メートルで、付近に住宅街がある。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64498010R01C20A0AC8Z00/
10月1日18時45分に神戸新聞からは、軽傷を負った従業員は音を聞いて駆け付けた人だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時半ごろ、兵庫県加古川市尾上町池田の繊維メーカー「O社」加古川工場で爆発音がし、けが人が出ていると同社の男性社員から119番があった。
工場内で社員の男性(53)が背中にやけどを負うなどして倒れており、その後死亡した。
加古川署や同市消防本部によると、同工場は鉄筋コンクリート4階建て。
男性は当時、1人で2階に設置されているタンクの解体作業中だった。
電動のこぎりで配管を切断する際、爆発が起きたとみられる。
タンクには、有毒で気化すると引火しやすい二硫化炭素が入っていた可能性があるが、約10年間未使用だったため、入っていない前提で作業していたという。
音を聞いて現場に駆け付けた別の男性社員(34)も、喉に痛みを訴えて搬送されたが、軽傷のもよう。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202010/0013747471.shtml
2020年9月30日19時9分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
“人の脳を食らう生物”の存在を知っているだろうか。
9月8日、アメリカ南部テキサス州で、6歳の少年が死亡した。
病気でも交通事故でもない、突然の死。
原因不明の中、少年の母親が語った経緯に、多くの人が震え上がった。
死亡した少年の母親
「金曜日に嘔吐(おうと)と頭痛が止まらなくなって、病気になっただけだと思っていました。病院でCTスキャンを撮ったら、脳が膨らんでいるのが写っていた。摘出した髄液を検査した結果を見た医師によると、これらの症状は、おそらく“アメーバ”が原因だと言われました」
少年の命を奪ったのは、「ネグレリア・フォーレリ」というアメーバ。
湖・川・温泉などの淡水でよく見られ、人の鼻から侵入し、脳を破壊。
ほぼ100%の確率で死に至るという、“人食いアメーバ”と呼ばれる、おそろしい生物。
地元メディアによれば、少年は、この人食いアメーバに、公園の噴水か自宅のホースの水から感染したとみられている。
少年が住んでいた市は、災害宣言を発令。
住民に水道水を沸騰させて使用するよう呼びかけ、水道局が消毒作業を続けている。
身近な場所での感染。
日本にも人食いアメーバは存在するのか。
病原性アメーバの研究をしている弘前大学大学院 保健学研究科・山内可南子氏は、「日本国内でもネグリア・フォーレリは生息しています。1996年に、25歳の女性が佐賀県で発症されて、だいたい10日前後で亡くなられています」と話した。
日本にもいた、“人食いアメーバ”。
塩素に弱いため、日本の浄水レベルであれば心配ないというが...。
山内可南子氏
「これから、どんどん温暖化が進む中では、少し注意しないといけない感染症」
特に免疫力が弱い子どもや高齢者の感染が多いということで、なるべく沼や池などには近づかないよう注意が必要という。
https://news.yahoo.co.jp/articles/66d4ed11f870a20b0d9382457c19a4cd7f491214
9月29日16時26分にTBS NEWSからは、過去に米国では100人以上が感染して死亡したなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
また、これら以外にも以前から数多くの情報がネット上に掲載されていた。
アメリカ南部・テキサス州で6歳の少年が死亡したのは、「脳を食べるアメーバ」に感染したのが原因だったことがわかりました。
テキサス州、レイク・ジャクソン市で今月8日に死亡した6歳の少年。
「ネグレリア・フォーレリ」と呼ばれるアメーバに感染していたことが分かり、市当局が調べたところ、少年の自宅のホースなど3か所から検出されました。
このアメーバ、川や湖などで繁殖し、ヒトの体内には鼻から入って脳に到達するとされ、CDC=疾病対策センターは過去に100人以上が感染し死亡した「脳を食べるアメーバ」と紹介しています。
これを受けテキサス州知事は27日、周辺地域に災害宣言を出し、地元当局は水道水を煮沸、消毒するよう呼び掛けています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4089806.html
2020年9月30日16時0分に熊本日日新聞から、下記趣旨の記事が虫の写真付きでネット配信されていた。
体液が皮膚に付くとやけどのように腫れることがある「アオバアリガタハネカクシ」。
「やけど虫」とも呼ばれるこの昆虫を見たという投稿が、熊本日日新聞社の「SNSこちら編集局」に複数寄せられた。
専門家は「見つけても触らず、体液が付いたら慌てず、水で洗い流して」と呼び掛けている。
「アオバ-」は体長5~6ミリほどで、赤と青みがかった黒のコントラストが特徴。
体の節々から出す体液に有毒物質「ペデリン」を含み、皮膚に触れると水ぶくれができてただれ、かゆみや痛みを伴う。
熊本博物館(熊本市中央区)で動物を担当する清水学芸員によると、水田のあぜ道や水辺など、湿った場所に生息。
目撃情報では「家の中にいた」「玄関先で見た」ということだが、「アオバ-」は明かりに向かって飛ぶ習性があり、小さくてちょっとした窓の隙間もすり抜けられるため、水辺が近い住宅に入ってくる場合もあるという。
熊本市の江津湖など身近な水辺にもすんでいる「アオバ-」。
清水学芸員は「10月ごろまでは注意してほしい」と話している
https://this.kiji.is/683931618874524769?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
ネットで調べたところ、数多くの情報がヒットした。
以下は、その中の一つ。
たまたま熊本県と同じ九州の福岡県の新聞の情報だが、この虫は日本全土に生息している由。
(2020年8月31日14時53分 西日本新聞;炎症状況の写真付き)
「庭で花火をした後、太ももに発疹ができてひどく痛みます」。
福岡県直方市の女性(40)から、西日本新聞社「あなたの特命取材班」にそんな声が届いた。
普通の虫刺されとは違うという。
コロナ禍の夏、庭やキャンプ場など野外で3密を避けながらレジャーを楽しむ人は少なくない。
謎の炎症の正体は-。
女性は8月初旬、子ども4人と一緒に庭で花火をした。
翌日、右太ももに10センチほど線を引いたように発疹や水ぶくれのような跡ができた。
「やけどのような激しい痛みが数日続き、動くのもつらかった」。
花火によるやけどや、虫に刺されたような記憶はない。
皮膚科を受診すると、線状皮膚炎と診断された。
炎症を引き起こした「犯人」は「アオバアリガタハネカクシ」という昆虫だった。
◆ ◆
「体液が付くとやけどのような炎症を起こすため、『やけど虫』とも呼ばれています」と話すのは、九州大学総合研究博物館の丸山宗利准教授(昆虫学)。
体長は0・6~0・7センチ程度。
日本全域に生息し、特に平野部の水田などで5月ごろから秋にかけて多く見られる。
夜は光に集まる習性があり、小さな体で隙間から家屋に入り込むことも。
特徴は毒成分「ペデリン」が体液に含まれていること。
天敵の小鳥などに食べられないためだが、これが人間の皮膚に触れると炎症を引き起こす。
体から払いのける際につぶしてしまうことが多く、顔や首など皮膚の柔らかい部分ほど症状が現れやすいという。
日本に2500種ほどいるハネカクシの仲間の多くは人体に無害。
一部のアリガタハネカクシの仲間に有害な体液があり、特に身近な場所に出るアオバアリガタハネカクシの被害に遭うケースが目立つそうだ。
死骸でも体液が残っている可能性があり、素手で触るのは避けた方がいいのだとか。
「目に入れば失明の可能性もある。体液が付いたらすぐ水で洗い流して、医療機関を受診して」と丸山准教授は勧める。
◆ ◆
夏休みは終わったが、子どもたちにとって昆虫採集の季節はまだ続く。
野外で調査活動を行うことが多い丸山准教授によると、服装は長袖、長ズボンが基本という。
「森の中では長靴を忘れずに。首にも必ずタオルを巻きます」
アオバアリガタハネカクシ以外にも、有毒の虫や植物は少なくない。
子どもに人気のカブトムシやクワガタが集まる木の周りには、樹液に引き寄せられたスズメバチがいる可能性も。
足元の茂みには猛毒のマムシが隠れていることもある。
丸山准教授は、「何かあったときのために最寄りの医療機関を確認し、常に大人と一緒に行動することが重要です」と話した。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/639650/
2020年10月1日7時14分にmsnニュース(山形新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市教育委員会は30日、同市豊浦中の給食に出された瓶入り牛乳1本に異物が混入していたと発表した。
体長約5センチの小動物の死骸で、ネズミとみられる。
開封前に発見し、生徒が牛乳を口にすることはなかった。
県庄内保健所が製造業者に職員を派遣し、原因を調べている。
市教委によると、3年の生徒が同日午後0時50分ごろ、200ミリリットル入りの瓶の中に浮いている黒い異物に気付き、教員に伝えた。
連絡を受けて駆け付けた業者は瓶が未開封であることを確認。
ふたを開けて中を確かめると、小動物の死骸が見つかった。
干からびた状態だったとみられる。
牛乳は業者が直接学校に納入している。
学校は異物発見後すぐ、牛乳を飲まないよう校内放送で連絡。
他に異物の混入はなかった。
生徒と教員計10人が全部か一部を飲んでいた。
市教委の聞き取りに、業者は製造過程で混入した可能性を認め、原因として瓶の保管体制や製造中の目視確認の不十分さが考えられるとした。
布川教育長らが同日夜に記者会見し、経緯を説明した。
この業者は同校を含む豊浦地区と温海地域の小中計5校に納入しており、市教委は当面、各校での牛乳の提供を見合わせる。
一方、市総務部は契約上、衛生管理の条項に抵触する可能性があるとして「保健所の調査結果を踏まえて厳正に対応する」としている。
10月1日14時20分に日テレNEWS24からは、この日は学校だけで622本納入されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
納入業者から30日、豊浦中を含めて市内の小・中学校5校で、あわせて622本が納入されたほか、鶴岡市内の旅館とホテル4施設に納入されていた。
https://www.news24.jp/nnn/news88710594.html
10月2日8時18分に山形新聞からは、瓶の数が足りなかったので蓋なし段ボール箱で保管していた予備の瓶も使った、業者は廃業するなど、下記趣旨の記事が段ボール箱の写真付きでネット配信されていた。
使用された瓶は封のない箱で保管されていたことが1日、製造業者への取材で分かった。
隙間からネズミが入り込み、死骸は洗浄作業でも除去されなかった。
製造したA酪農協業組合(同市)は不十分な管理を陳謝し、廃業する考えを示した。
同組合によると、異物混入が見つかった牛乳は9月29日に製造した。
通常は回収瓶を再利用しているが、この日は数が足りず、予備の瓶を充当した。
3年ほど前に購入し、倉庫兼車庫で保管していた。
予備の瓶は上面のない段ボール箱に入っており、箱の上に段ボール紙を載せてふたにしていた。
隙間からネズミが入り、中で干からびたとみられる。
瓶は全て牛乳を充填(じゅうてん)する前に機械で洗浄・消毒しているが、死骸は除去されなかった。
工程は3人で担当し、瓶に触れたり、目視したりする機会は複数回あったが、気付かなかった。
今野代表理事は、「児童生徒、保護者の皆さんに大変申し訳ない」と陳謝。
県庄内保健所からは原因の究明と改善まで営業自粛の指導を受けたとする一方、「信用回復は難しく、廃業する」と語った。
スーパーなどに出荷した紙パック製品の回収も進めている。
同組合は1955年の設立で、旧温海町時代から学校給食に牛乳を納めてきた。
庄内地域で給食用に瓶の牛乳を提供しているのは同組合だけだった。
https://www.yamagata-np.jp/news/202010/02/kj_2020100200024.php
2020年9月30日18時30分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日朝、大阪メトロ「天王寺駅」で3歳の男の子がエスカレーターに手首を挟まれる事故がありました。
男の子は約20分後に救出されましたが、手首にケガをしました。
【記者リポート】
「男の子はJRと大阪メトロを結ぶ、こちらのエスカレーターで転び、手を挟みました」
午前9時50分ごろ、大阪メトロ「天王寺駅」で「男の子がエスカレーターに挟まっている」と通りかかった人から消防に通報がありました。
消防などによると、3歳の男の子が母親と歩いていたところ、駅の下りエスカレーターに乗りこむ際に転倒し、右手首がステップと側面部分との間に挟まれたということです。
エスカレーターは自動的に緊急停止し、男の子は約20分後に救出されました。
男の子は右手首にけがをして病院で治療を受けています。
大阪メトロによると、事故があったエスカレーターのステップと側面部分との間には3.5ミリほどの隙間しかなく、欠損や不具合などもないということで、事故が起きた原因を詳しく調べる方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79eb516d1b78d530e59d8fbb6b865714b223126c
9月30日12時4分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、通常は2mmの隙間で、駆け下りようとして転倒したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は、JR天王寺駅と大阪メトロ天王寺駅を結ぶ下りエスカレーターで、消防などによると、午前9時50分ごろ、「子供が挟まれて動けない」と119番通報があった。
挟まれたのは3歳の男の子で、駆け下りようとして転倒し、通常は2ミリの隙間に、右手の手先から腕にかけて挟まれたという。
エスカレーターは自動で止まり、男の子は約30分後に助け出された。
けがの程度はわかっていないが、意識はあり、命に別条はないという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9c9aa5394abd92f60f6a556bb95cf84b0c95528
9月30日13時4分に産経新聞からは踏み段脇の隙間に挟まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警天王寺署や大阪メトロによると、男児は下りエスカレーターに乗った直後にバランスを崩して転倒し、右手が踏み段脇の隙間に挟まった。
エレベーターは直後に緊急停止。
男児は右の手首まで挟まっていたが、出血などはなかったという。
https://www.sankei.com/affairs/news/200930/afr2009300010-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、関西テレビ映像の2コマ。
2020年9月29日23時47分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後4時50分ごろ、神戸市東灘区住吉本町1の4階建てビルの高さ16メートル付近から金属製のパイプ(重さ約14キロ、長さ約3・7メートル)が落下し、路上を歩いていた近くの無職の女性(44)と医師の男性(70)に当たった。
女性は頸椎(けいつい)を折るなどの重傷、男性は右手の指に軽傷を負った。
兵庫県警東灘署が業務上過失傷害容疑で調べている。
署によると、ビルの外壁の点検のため、作業員6人で足場を組む工事をしていた。
4本のパイプを束にして、つり上げていた際に、フックが外れて落ちたとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20200929/k00/00m/040/330000c
9月30日0時43分に朝日新聞からは、パイプは足場に当たりながら落ちたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4階建てビルの外壁点検工事をしていた作業員らが、足場用のパイプ数本を地上から屋上につり上げていたところ、1本が地上16メートル付近から足場に当たりながら落ちたという。
https://www.asahi.com/articles/ASN9Z02YVN9YPIHB02H.html
9月30日17時18分にNHK兵庫からは、手作業で屋上に移そうとしたパイプが落下した、女性は首の骨折ではなく首の捻挫だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日夕方、神戸市東灘区住吉本町のビルの外壁工事の現場で金属製のパイプ1本が落下して、近くを歩いていた男女2人がけがをしました。
警察によりますと、落下したパイプは鉄製で、長さはおよそ3.7メートル、重さがおよそ14キロあり、当時、一部7階建てビルの4階の屋上付近で、足場を組み立てるため作業員が機械を操作して、パイプを複数本ずつ引き上げていたということです。
その後の調べで、作業員が地面から引き上げたパイプを手作業でビルの屋上に移そうとした際、そのうちの1本が落下したことが警察への取材で分かりました。
30日、警察は労働基準監督署と合同で現場に入り、業務上過失傷害の疑いで、当時の作業手順や安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を詳しく調べています。
警察は29日夜、けがをした2人のうち44歳の女性について、病院でのX線検査をもとに首の骨を折る大けがをしたと説明していましたが、精密検査の結果、首のねんざだったと発表しました。
【現場近くの飲食店の女性“すごい音”】
現場近くの飲食店の女性は、パイプが落下したときのことについて、「『ガシャーン』というすごい音がして『危ない』という声も聞こえてきました。これまで工事の作業で物が落ちてくることはありませんでした」と話していました。
【建設会社“防止に努める”】
工事を請け負う神戸市の建設会社によりますと、9月23日から足場を組み立てる作業を行っていたということです。
29日、現場では作業員や警備員13人が作業をしていて、このうち作業員2人が屋上と地上に分かれて機械でパイプを引き上げていたということです。
建設会社はNHKの取材に対し、「けがをされた方には丁寧に対応するとともに、工事の作業手順を見直して事故が起きないよう再発防止に努める」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200930/2020010034.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
2020年9月29日17時38分にdmenuニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日正午ごろ、東京・板橋区の工事現場でコンクリート製の壁が崩れる事故があり、下敷きになった作業員の男性1人が死亡しました。
警視庁などによりますと、29日正午ごろ、板橋区・成増の住宅の工事現場で高さ数メートル、幅およそ15メートルの土砂を支えるためのコンクリート製の壁が突然崩れました。
この事故で50代の男性作業員が壁の下敷きとなり、およそ2時間後に救出されましたが、その場で死亡が確認されたということです。
また、近くにいた別の男性作業員が、下敷きとなった男性を重機で救助しようとした際に頭をぶつけて軽いケガをし、病院に搬送されました。
当時、現場では壁の補強工事が行われていたということで、警視庁などが詳しい事故の状況を調べています。
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-731150
9月29日15時12分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、住宅建設のため壁を補強していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅を建設するため、コンクリートの壁の補強工事をしていたところ突然壁が倒れ、近くにいた作業員の男性1人が下敷きとなりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5045a1a1c40557f37ae3ab174dd4291882bb65b5
9月29日16時56分に読売新聞からは、壁は隣家側の土砂が崩れるのを防ぐためのもので、死亡した男性は壁の採寸をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時45分頃、東京都板橋区成増の住宅造成工事現場で、隣家との境にあったコンクリート壁(高さ約2メートル、幅約15メートル)が倒れ、男性作業員が、流れてきた土砂とともに下敷きになった。
駆けつけた警察官らが男性を発見したが、その場で死亡が確認された。
50歳代とみられ、高島平署が身元の確認を進めるとともに事故原因を調べている。
警視庁高島平署幹部などによると、壁は隣家側の土砂が崩れるのを防ぐもので、事故当時、男性は壁の採寸などをしていた。
この事故で、同僚の50歳代の男性も重機に頭をぶつけて負傷し、病院に搬送された。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200929-OYT1T50171/
(ブログ者コメント)
以下は、日テレNEWS24映像の4コマ。
(2021年9月2日 修正1 ;追記)
2021年9月1日付で労働新聞からは、作業員らは倒壊の危険性を訴えていたが、死亡した工事部長は対策を講じなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
東京・池袋労働基準監督署は、擁壁等に近接した箇所で掘削する際に危険を防止するための措置を講じていなかったとして、T建設㈱(東京都板橋区)と同社工事部長を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で東京地検に書類送検した。
令和2年9月29日、同社が施工する共同住宅建築工事で、隣接する敷地との境界にあるコンクリート製の壁の直下部分にある地面を掘削する作業を行っていたとき、壁が倒壊し、下敷きになった同社工事部長が死亡、作業員2人が負傷した。
工事部長は壁の補強や移設等の措置を講じないまま、作業を進行させた疑い。
同労基署によると、作業員らは倒壊の危険性を訴えていたという。
同労基署は、工事部長の判断について「工期の問題か、安全だという思い込みがあったのでは」と語る。
倒壊した擁壁の維持管理責任を持っていたのは隣接する敷地の所有者だったが、同社が安全に作業を進めるためには、移設等の実施に向けて事前に所有者と話し合っておくことも重要だったという。
https://www.rodo.co.jp/column/112065/
2020年9月29日17時56分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年の台風19号で千曲川が氾濫し、大規模な浸水被害を受けた長野市にある北陸新幹線の車両センターで、JR東日本が台風などで車両基地の浸水が予想される際に事前に車両を避難させる初めての訓練を行いました。
長野市にある北陸新幹線の「長野新幹線車両センター」は、去年10月の台風19号による豪雨災害の際、近くを流れる千曲川が氾濫し電源設備のほか、車両10編成120両が水に浸かって廃車になる大きな被害を受けました。
被災後初めて車両センターで行われた訓練には、JR東日本の職員およそ70人が参加し、去年の台風19号と同じ規模の台風が接近しているという想定で、事前に車両を避難させる手順を確認しました。
はじめに、新たに開発した河川の流域で予想される雨量から川の水位を予測するシステムで、浸水のおそれがあることを知らせるアラームが鳴り、本社と車両センターの職員が電話で協議して車両の避難を決めました。
そして、乗務員が敷地内にとまっていた新幹線に乗り込み、およそ10キロ離れ浸水の可能性が低いJR長野駅に避難させました。
JR東日本によりますと、去年被災した車両と同じ10編成を避難させる場合、避難先の確保やダイヤの調整などでおよそ7時間かかるということで、いかに早く避難の判断ができるかが重要になってきます。
JR東日本の小西新幹線運輸車両部長は、「ことし7月の大雨特別警報の際に車両を避難させた実績があり、今後も空振りを恐れず事前に避難させていく覚悟だ。災害が激甚化する中、しっかり準備して対応したい」と話しています。
長野市の「長野新幹線車両センター」がある場所は、千曲川やその支流の合流地点に近く、昭和57年や昭和58年など、何度も浸水を繰り返してきました。
車両センターの完成から10年後の平成19年に長野市が公表した100年に一度の大雨を想定したハザードマップでは、センターの周辺は大雨の際に5メートル以上浸水するおそれがあるとされました。
その後、去年の台風19号の3か月前に長野市が1000年に一度の大雨を想定して公表したハザードマップでは、浸水の予想は10メートル以上に引き上げられていました。
車両センターは、完成した時点で2メートルのかさ上げが行われていましたが、去年の台風19号の際の浸水は最も高いところで、そこからさらに2.9メートルの高さに達したということです。
JR東日本は、台風などによる大雨の被害が想定される場合には対策本部を設置し、予想される気象条件をもとに臨機応変に車両を避難させる判断をしてきました。
去年10月の台風19号では、静岡県に上陸する2日前の10日には車両の避難を検討し始め、上陸当日には東北新幹線の車両を栃木県那須塩原市の基地から仙台市の別の基地に避難させていました。
しかし、台風の進路がやや西にずれ、長野市の北陸新幹線の車両基地の周辺で大雨となり、近くの千曲川の水位が急上昇し、翌日13日の未明に流域に避難指示が出されたときには、すでに車両を避難させるための時間は残されていなかったということです。
JR東日本によりますと、午前4時半ごろには車両基地で30センチの浸水が確認され、10編成120両の新幹線の車内まで水没し、使えなくなったということです。
新幹線はすべて廃車になり、1年経った今も、基地で廃車の順番待ちでそのままになっている車両があるほか、車両基地は年内の本格復旧を目指して、作業が進められています。
復旧と今後の浸水対策にかかる費用は500億円にのぼる見込みだということです。
JR東日本は、去年の台風19号の被害を受けて、河川の流域の予想雨量をもとに車両を避難させる新たなシステム「車両疎開判断支援システム」を開発しました。
このシステムでは、すでに降った雨の量と39時間先までの河川の流域の雨量の予想で避難のために運転士の参集や具体的な避難場所の検討に入る「準備基準」、避難を開始する「警報基準」を定め、早めに避難を判断することにしました。
前回、被害が遭った長野市の車両基地では、千曲川の流域ですでに降った雨と予想の降水量で48時間に148ミリ以上に達する場合を「準備基準」として、運転士の参集や避難場所の検討を始めます。
降水量が186ミリ以上に達する場合は「警報基準」として、避難を判断するとしています。
去年と同じ10編成の新幹線を車両基地から避難させるために必要とされる時間は、少なくとも7時間はかかると想定されていて、JR東日本は、「新たに設けた基準を元に空振りを恐れずに判断をしたい」としています。
全国の車両基地で浸水が想定される7か所について、国は新幹線を避難させるだけでなく、基地の機能を維持するためのハード面での対策を進めるように求めています。
対策が求められているのは、10数年〜200年に被害が想定されるとした今回の長野県の車両基地「長野新幹線車両センター」と大阪府摂津市にある「鳥飼車両基地」の2つ、1000年に一度程度に被害が想定されるとした山形県、静岡県、岡山県、広島県、熊本県の5つの全国で7か所です。
具体的には、新幹線を動かすための変電所などの重要設備に関して盛り土などをしてかさ上げすることや、防水扉を設置して、施設内に水が入らないようにすることなどを求めています。
しかし、長野市の車両基地では、地盤が弱いためかさ上げとしても深く杭を打つ必要があるなど、実際にどのような工法でいつまでに対策を進めるのか、大雨が降る中、安全を確保しながらどのように防水扉を設置するのかなど、被害から1年がたっても工事の時期などについてのメドがたっておらず、課題となっています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200929/1010015344.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、映像の3コマ。
〇昨年の浸水記事(第1報2/2)でも、「台風の予想進路に当たっていた栃木の基地では事前に車両を避難させていた」との報道を紹介した。
ただ、「上陸2日前から対策本部で車両避難を検討し始め、栃木の車両を避難させた」、「台風の進路が予想より西にずれたため長野の避難は間に合わなかった」という点については、報道されていたかもしれないが、情報を見つけることができていなかった。
それゆえ、当時のブログ記事では、「浸水被害に対し危険予知不足だったのでは?」的なコメントを書いたのだが、今回の報道から考えると、それは勇み足だった。
長野の浸水被害については、予想される危険に対し、どの範囲まで事前に対策をとっておくべきかという、安全の本質にかかる問題、永遠の命題だった感がある。
※第1報2/2にも、この旨、追記スミ。
2020年9月29日14時22分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前9時半ごろ、笠間市長兎路の茨城中央工業団地内に建設しているTフーズ関東株式会社水戸第3工場で、栃木県真岡市、会社員、男性(31)が横転したボイラー(約3トン、高さ約3メートル)の下敷きになった。
男性さんは笠間市内の病院に搬送されたが、気管損傷などで死亡が確認された。
笠間署で事故原因を調べている。
同署によると、男性は当時、計5人でボイラーの搬入作業をしていた。
5人は工場建設現場の4階で、大豆をゆでるためのボイラーを横倒しにして台車で搬送。
数センチの段差を乗り越えるため男性が台車の位置を調整した際、ボイラーが男性に向かって横転したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/30374c73f6d439891e7c84f49dcc9fdb891e5257
2020年9月28日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟・三条労働基準監督署は、無資格の労働者にフォークリフトを運転させていたとして古紙卸売業の㈱K商店(新潟県見附市)と同社代表取締役およびフォークリフトを運転していた同社労働者の計1法人2人を、労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の疑いで新潟地検長岡支部に書類送検した。
取引先の労働者にフォークリフトが激突し、死亡する労働災害が発生している。
労災は令和2年6月8日、同社の本店構内で発生した。
フォークリフトの運転資格を持っていない労働者がフォークリフトを運転していたところ、段ボールなどを廃棄するために訪れていた取引先労働者に激突した。
取引先労働者はフォークリフトの作業装置と停車中の貨物自動車の荷台側面の間に挟まれて死亡した。
同労基署によると、「フォークリフトを前進させるつもりはなかったが、操作を間違えて前進させてしまった」という。
同法第61条では、最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転業務には資格を取得した者以外は就かせてはならないとしているが、同社はこれを怠った疑い。
労働者は昨年12月から無資格のまま運転を繰り返していた。
https://www.rodo.co.jp/column/94481/
2020年9月28日21時7分にYAHOOニュース(琉球朝日放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後、那覇市で河川の清掃をしていたトラックが倒れる事故があり、押しつぶされた40代の男性作業員が死亡しました。
渡嘉敷記者
「事故現場です。車両が横転し、クレーンと小型ショベルが川に落ちています」
警察や消防によりますと、9月28日午後2時半ごろ、那覇市松島で真嘉比川の清掃作業をしていたクレーン付きトラックが重機を吊り上げた際、重さに耐え切れず横転しました。
この事故でクレーンを操縦していた40代の男性作業員が倒れたトラックと橋の手すりに挟まれて右半身を押しつぶされ、搬送先の病院で死亡が確認されました。
河川の清掃は重機を使って泥を取り除くもので、男性作業員はトラックに付いた操作盤を使ってクレーンを動かしていました。
警察が事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/04cb7584369aee2b9275f2c326131edd36903cd2
9月29日7時14分に沖縄タイムズからは、引き揚げようとしていた重機は重さ2トンだったなど、下記趣旨の記事が全景写真付きでネット配信されていた。
28日午後2時30分ごろ、那覇市松島の住宅街を流れる水路に架かる橋の上でクレーン付きの大型ユニック車両(約4トン)が傾き、車載クレーンを操作していた糸満市の会社員の男性(47)が車両と橋の欄干との間に挟まれた。
男性は意識不明の状態で本島南部の病院に搬送されたが、同日午後3時9分に死亡が確認された。
署は業務上過失致死の疑いも視野に調べている。
署によると、事故当時、男性は水路底の清掃で使った小型重機(約2トン)を、車載クレーンで引き揚げる作業中だった。
署は作業の際、車両がバランスを崩し、男性が挟まれたとみている。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/639643
(ブログ者コメント)
以下は、琉球朝日放送映像の2コマ。
2020年9月28日17時43分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東洋紡の工場で起きた火災。
死傷した3人は、消火活動にあたっていました。
27日夜、撮影された映像には、燃え上がる赤い炎が。
黒煙も立ち上がる中、爆発が起きたのでしょうか、火の勢いが増していきます。
火事があったのは、27日午後9時過ぎ、愛知県犬山市木津の化学繊維メーカー「東洋紡・犬山工場」で、「煙が見える」と工場の守衛から消防に通報がありました。
火は、およそ11時間後に消し止められましたが、鉄筋2階建ての工場が燃えたほか、従業員の高橋さん(男性、55歳)と町方さん(男性、37歳)が一酸化炭素中毒で死亡、34歳の男性従業員も喉に軽いやけどをしました。
「(爆発の)音は、結構大きな音だった。ボーンという。すごい衝撃があって、家も揺れてシャッターもガタガタと揺れた」
「和室の障子が、27日の地震よりガタガタと揺れた」
(近隣住民)
工場から数百メートル離れた所にいた人も爆発音を聞いていました。
会社によりますと、火元の建物は、24時間稼働で食品などを包装するフィルムを作っていましたが、合成樹脂を熱処理して伸ばす機械の周辺から火が出たということです。
東洋紡によりますと、高橋さんと、けがをした男性が、火災が起きた時のマニュアルに従い初期消火をしていた所に、町方さんらが応援に入りましたが、死亡した2人は煙に巻かれるなどして逃げ遅れたということです。
「2年前にも敦賀の工場でも火災事故があった。火災や事故が起こった時にはどう対応をすべきかマニュアル化してそれを従業員に徹底していた。基本的な動作としては、逃げることが最優先」(東洋紡 渡邉副社長)
火が出たフィルム製造機は、30年ほど使用していて、機械を止めて清掃し、ふたたび生産に入ろうとしていたところ火災報知機が鳴ったということです。
建物内にまだ熱がこもっていることから、警察と消防は、29日以降、実況見分し出火原因を調べる方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2496d2879793c8532bf4b238205efffac31abc56
9月28日9時57分に朝日新聞からは、初期消火として消火器で消そうとしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高橋さんと町方さんは、自動火災報知機が作動したことから、消火のために現場に向かったとみられる。
工場側の説明では、従業員は消火器で消そうとしたが、黒煙が広がり、初期消火を断念して消防へ通報したという。
亡くなった2人は火災現場に最も近い建物の出入り口付近で消防隊に発見されたという。
https://www.asahi.com/articles/ASN9X3586N9XOIPE001.html
9月28日19時59分にNHK東海からは、機械の電源は入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夕方、東洋紡の渡邉副社長が現地で会見を開き、建物では食品を包装するフィルムを製造していて、合成樹脂を熱処理して引き伸ばす機械から煙が出たと話したうえで、機械は当時電源は入っていたものの、清掃のためいったん稼働を停止した状態だったと説明しました。
さらに高橋さんは、勤続30年のベテランで、当時、煙が出た機械の清掃作業を終えて再稼働の準備を、また町方さんは、勤続15年の中堅社員で、隣の生産ラインで作業をしていたということで、火災時の対応マニュアルに従って初期消火を行おうとしたものの、勢いの強い煙に巻かれたということです。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200928/3000013067.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、CBC映像の3コマ。
〇機械から煙が出たら消火器を使って初期消火する。
これは一般的な対応だ。
マニュアルで、そのように定めている事業所も多い。
それなのに、なぜ2人も死亡したのだろう?
初期消火にこだわりすぎた、ということだろうか?
それとも薄っぺらいフィルムが近くにあったため瞬時に火災が広がった、ということだろうか?
2020年9月27日23時53分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日、大阪市西淀川区の「N物流センター」で31歳の作業員の男性が高さ約5メートルの作業台から転落し、死亡しました。
27日午後3時ごろ、大きな音を聞いた男性の同僚作業員が通報し、救急隊員が駆け付けたところ、男性は後頭部から血を流して倒れていて、病院に運ばれたあと、死亡が確認されたということです。
警察によると、死亡したのは奈良県橿原市に住む加藤さん(31歳)で、死因は頭蓋骨骨折、脊髄損傷による心停止でした。
加藤さんは5メートルほどの高さがある高所作業台に乗り、倉庫の天井に冷蔵設備を取り付ける作業中でした。
事故直後、現場の床には加藤さんのヘルメットが転がっていて、腰には安全ベルトがついていました。
事故の瞬間を見た人はおらず、警察は転落の原因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd921d5204b0380f35fb6de1664f953fbd90bf64
2020年9月25日18時46分にYAHOOニュース(NATIONAL GEOGRAFIC)から、クレーターの写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【原因不明で科学者が大急ぎで分析中、「氷火山」の可能性も】
最近、シベリアのツンドラの上空を飛んでいたロシアのテレビクルーが、興味深いものを発見した。
サッカー場の半分ほどの大きさの深いクレーターが、凍った大地にぽっかりとあいていたのだ。
クレーターの周囲には数百メートルにわたって氷や土の塊が飛び散っていて、それらが地中から噴出したものであることは明らかだった。
シベリアの北極圏では、2014年以来、こうしたクレーターが続々と見つかっている。
科学者たちは、このクレーターは泥と氷の丘の下に閉じ込められたメタンガスや二酸化炭素が爆発してできたもので、今後、地球温暖化とともに増えていくだろうと予想している。
とはいえ、この現象については、わからない部分が多い。
「何が起きているのか、まだよくわかりません」と、米ウッドウェル気候研究センターの永久凍土の専門家スー・ナタリ氏は言う。
「シベリア以外の場所でも同じ現象が起こることはあるのでしょうか?」
ほかのクレーターに関する最近の研究は、これが「氷火山」である可能性を示唆している。
ふつうの火山は高温の溶岩を噴き出すのに対し、氷火山から噴き出すのは氷が混ざった泥だ。
氷火山は、土星の衛星エンケラドスなどではよく知られているが、地球では珍しいと考えられている。
科学者たちは地球温暖化の影響を解き明かそうと努力しているものの、シベリアの巨大クレーターは、未知の要素がまだあることを教えてくれる。
「私たちが考えたこともないような現象が、ほかにもあるかもしれません」とナタリ氏は言う。
【シベリアの巨大クレーター】
2014年7月にシベリアで初めてこのタイプのクレーターが発見されたとき、その原因をめぐって、隕石の直撃だ! ミサイルの爆発だ! 宇宙人の襲来だ! など、さまざまな噂がたちまち世界を駆けめぐった。
研究者たちはその後、同様のクレーターをさらに15個確認した。
ロシア、スコルテック炭化水素回収研究所の永久凍土の専門家エフゲニー・チュビリン氏は、今回発見された17番目の穴は、これまでで最も大きいかもしれないと言う。
北極圏のクレーターの研究は容易ではない。
爆発後、数カ月から数年もすると水で満たされ、この地域に点在する多くの湖のような外見になってしまうからだ。
今回の発見を受け、チュビリン氏らは早速、シベリア北西部のヤマル半島にある氷のクレーターのサンプルを採取しに行った。
灰色や黄色や緑色のツンドラにできたクレーターは、「場違いな感じがしました」とチュビリン氏は言う。
「クレーターに近づくと、まずはその大きさに驚かされます」。
クレーターの縁はほぼ垂直に切り立っていて、凍った土が徐々に解けて穴の中に落ちていく。
「その音を聞いていると、クレーターが生きているような気がしてきます」
研究チームは現在、科学雑誌に論文を発表するため、採取したサンプルを「大急ぎで分析」しているところだという。
彼らはこの研究により、爆発の背後にあるプロセスの理解を深めるだけでなく、将来爆発する可能性のある場所を予測したいと考えている。
ほかのクレーターを調べたことがあるロシア、ロモノーソフ記念モスクワ国立大学の地質化学者アンドレイ・ビシュコフ氏は、クレーターが発見された場所の近くでは地元の人々が爆発音を聞いたり炎を見たりしていることから、シベリアの人々が危険にさらされるのではないかと心配している。
2017年には、先住民ネネツのトナカイの放牧地の近くで爆発が起き、クレーターができたと報告されている。
潜在的な脅威は、この地域の石油・天然ガス施設にも及んでいる。
【氷の爆発】
シベリアではいったい何が起きているのだろうか?
既存のクレーターで氷の壁のサンプルなどを分析した結果、いくつかの手がかりが得られている。
ビシュコフ氏らは2018年に、この爆発は、ガス、氷、水、泥が混ざって一気に噴出する氷火山の一種によるものではないかと提案した。
クレーターができるのは永久凍土だ。
永久凍土は夏の間も凍ったままの土で、北半球の約2300万平方キロメートルを覆っている。
クレーターは、永久凍土の下のタリクと呼ばれる融解層から始まるようだ。
タリクが形成されやすい場所の1つは湖の下だ。
湖の水は、その下の土を温め、断熱するからだ。
しかし、湖はたえず変化する。
周囲の永久凍土が凍ったり解けたりを繰り返す中で、湖の水量も増えたり減ったりする。
湖が干上がることがあれば、融解層は氷に取り囲まれる。
「下からも、側面からも、上からも、あらゆる方向から凍ってくるのです」と、米アラスカ大学フェアバンクス校の生態学者ケイティー・ウォルター・アンソニー氏は言う。
水が凍ると体積が増えるので、まだ凍結していない部分を圧迫する。
こうしてガスと水の圧力が高まり、地表がドーム状に膨らんで、ピンゴと呼ばれる小さな丘になる。
ナタリ氏によると、すべてのクレーターが湖と関係があるわけではないという。
タリクは、塩分濃度が高くて水が凍る温度が低い地下水域でも形成されることがある。
ピンゴの中には、地下水の上昇によって膨らみ続けているものもある。
ピンゴは北極圏の各地で見られ、1万1000個以上確認されている。
しかし、爆発してクレーターを形成するピンゴは珍しいようで、シベリアのヤマル半島とギダン半島でしか確認されていない。
そして、こうした爆発を起こすためには地中に大量のガスがなければならない。
西シベリアには天然ガスが豊富に存在し、その一部は地中の亀裂や多孔質層に沿って浸透し、タリクの中に入り込んでいる。
ガスの発生源はほかにもある。
微生物が有機物を食べてメタンや二酸化炭素を排出するのだ。
また、メタンハイドレートと呼ばれる結晶が解けて発生するガスもある。
「ガスは1種類ではないかもしれません」とナタリ氏は言う。
ガスの発生源はピンゴごとにわずかに違っているのかもしれない。
しかし、圧力を上昇させる点ではどれも同じだ。
最終的には、ガスの圧力が高まるか、表面の氷が不安定化して爆発し、表面に泥が飛び散り、側面が切り立ったクレーターが残る。
「シャンパンのようなものです」とビシュコフ氏は言う。
【チェダーチーズがスイスチーズに?】
・・・・・
シベリアのクレーターについてもまだわからない点がある。
1つは気候変動との関係だ。
北極圏ではここ数年、異常な高温が記録されている。
今年の6月20日には、ロシアのベルホヤンスク市で、1885年の観測開始以来の最高気温となる38℃を記録した。
2014年の発見以来、シベリアのクレーターは増えているように見えるが、「この現象は何千年も前から起きていて、私たちはつい最近になって気づいたのかもしれません」とウォルター・アンソニー氏は言う。
この地域の上空を通る飛行機は増えていて、ヤマルの人口は大きく増加している。
「鉄道が開通し、巨大な町もできました」とビシュコフ氏は言う。
けれどもやはり、地球温暖化によって爆発の回数が増える可能性はある。
気温の上昇により永久凍土が解け、ガスがたまったポケットに蓋をしている氷が不安定化し、爆発するのだ。
ウォルター・アンソニー氏は、永久凍土の融解により地中から地表につながる穴が増え、地中のガスがタリクの中を上がってくる「煙突」ができる可能性もあると指摘する。
地球全体の温室効果ガスの排出量を考えれば、1回の爆発で放出されるメタンや二酸化炭素の量は取るに足らないものだろう。
しかし、この爆発は「長期的な現象を短期間で見せてくれます」とウォルター・アンソニー氏は言う。
気候変動の影響は北極圏にも及んでいて、北極圏はほかの地域の2倍以上のペースで温暖化している。
融解する永久凍土は年々増加していて、場所によっては冬になっても再凍結しない。
永久凍土が融解すると、氷結から解き放たれた有機物を微生物が食べて二酸化炭素やメタンを排出するが、問題はそれだけではない。
地質学的プロセスによって排出されるメタンガスもある。
永久凍土は地中深くに蓄えられたメタンガスの蓋となり、大気中に出ていくのを遅らせている。
永久凍土が融解すると、この蓋が穴だらけになり、メタンがどんどん大気中に漏れ出してしまうのだ。
北極圏の湖でこの現象を調べているウォルター・アンソニー氏は、クレーターの形成に関する最近の研究成果は、深部のガスがすでに地表に噴出している証拠かもしれないと指摘する。
「チェダーチーズの塊のようだった永久凍土が、穴のできやすいスイスチーズに変化すれば、爆発はもっと増えるでしょう」と彼女は言う。
「気候変動の物語の中で、これがどのようなふるまいをするのか、予測は困難です」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa3b60333de57e4974abbcdf5361cccbcf341d38
(ブログ者コメント)
ネット上では、関連記事が2014年ごろから何件か掲載されている。
2020年9月25日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知・名古屋南労働基準監督署は、無資格者に玉掛け作業を行わせたとして、設備工事業のM工業(愛知県安城市)と玉掛け作業を行っていた同社作業員を、労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の疑いで書類送検した。
落下した荷が下請の労働者に激突し、頚椎を損傷する労働災害が発生している。
労災は令和元年7月23日、同社に仕事を発注していた会社の工場内で発生した。
同社作業員は、補助作業員と2人で荷重2.9トンの天井クレーンにスリングベルト4本を使用して荷を吊り上げ、移動させていた。
移動中に荷がラックに引っ掛かり、スリングベルト4本のうち2本がクレーンのフックから外れて荷が落下。
荷が激突した20歳代の下請労働者は頚椎を損傷し、現在も治療を受けている。
労働安全衛生法第61条では、資格を有する者以外がクレーンの玉掛け業務を行ってはならないとしているが、同社は無資格者に行わせていた疑い。
https://www.rodo.co.jp/column/94262/
2020年9月1日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10960/
(2020年10月2日 修正2 ;追記)
2020年9月25日付で毎日新聞東京版からは、タンク跡付近の状況など、下記趣旨の補足説明的記事が現場の断面概要図付きでネット配信されていた。
横浜市金沢区の旧米軍施設「小柴貯油施設跡地」の工事現場で重機を運転していた男性(62)が貯油タンク跡に転落死した事故は、25日で発生から1カ月を迎える。
重機の重みでタンク跡のふたが崩落したとみられるが、発注元の横浜市は「あらかじめ決められたルート以外は通らない指示になっていた」と、重機がルートをそれなければ転落しなかったことを強調する。
重機がふたの上を走行した理由は何か。
ふたの危険性はどこまで共有されていたのか。
神奈川県警は業務上過失致死容疑で捜査を進めている。
【横浜市「想定外」を強調】
事故は8月25日夕に発生した。
タンク跡は直径約45メートルで深さ約30メートル。
内部には水がたまっており、転落直後は沈んだ重機すら見えなかった。
横浜市の建設会社社員で重機を運転していた男性の遺体が見つかったのは、排水作業が進んだ28日。
窒息死だった。
市によると、ふたは円形のコンクリート製で、事故当時は表面に土がかかっていた。
タンク跡の存在を目視で確認することは難しく、「落とし穴」のような状態になっていた。
林文子市長は今月2日の定例記者会見で、「市としては工事の受注にあたって危険性を示していたと思う」と述べ、タンク跡やふたの状態を業者側に説明していたとの見解を示した。
市公園緑地整備課は「具体的には答えられない」と慎重だが、重機を運転していた男性の行動は「想定外」だったとしている。
同課によると、重機は跡地内の決められたルートで土を運ぶことになっており、ルート通りに作業をしていればふたの上部を通過することはないという。
しかし、ふたについては工事後に撤去する予定だったため、強度などの確認はしていなかったとも明かした。
同課は「そもそも上に重機や人が乗ることは想定していない」と釈明するが、重機が通過すれば、ふたが崩落するほど危険な状態だったことを業者側にどこまで伝えていたのかについては明言を避ける。
市によると、もともとタンク跡は25メートルが地中に埋まっていたが、5メートルほどは地上に出ており、その周囲には土が盛られている状態だった。
今年5月の時点ではタンク跡は丘のようになっており、ふたは地上から5メートルの高さに位置していた。
一方、今年5月以降、事故のあったタンク跡から14メートル離れた平地に土の仮置き場がもうけられ、別のタンク跡を埋めるための土を運び入れる作業が行われていた。
その後、仮置き場の土が増え始め、タンク跡のふたと同じ程度の高さまで積み上げられ、同じ平面上で行き来できるようになっていた。
市によると、転落した重機の男性もこの作業に加わっていたという。
工事を受注した共同企業体(JV)のうちの1社で、元請けの飛島建設(東京都港区)の広報担当者は「警察の捜査の結果が出るまで、先走った話はできない」と話す。
下請けで、亡くなった男性が勤めていた建設会社は取材に応じなかった。
小柴貯油施設は戦前、旧日本海軍が燃料を貯蔵する施設として建設された。
ふたも当時の日本海軍が設置したとみられる。
戦後、米軍に接収され、航空機燃料の備蓄基地として使用された後、2005年に返還された。
横浜市は08年に「跡地利用基本計画」を策定。
都市公園として再利用することを決めた。
国は市が敷地内に34基あるタンク跡の撤去や土壌汚染の処理をすることを条件に13年、市に無償貸与した。
市はタンク跡の撤去には多額の費用がかかると判断し、タンク跡そのものを土で埋めることにした。
https://mainichi.jp/articles/20200925/ddm/041/040/114000c
9月26日付で毎日新聞東京版からは、市が業者に渡した図面にはタンク位置が記載されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は25日の市議会で、工事を受注した共同企業体(JV)側に示した図面には、タンク跡の位置が明記されていなかったことを明らかにした。
市職員が口頭で伝えていたかについては、警察の捜査などを理由に言及しなかった。
共産党の古谷靖彦氏の質問に市幹部らが答えた。
答弁などによると、市とJVの担当者は5月14日、タンク跡を埋めるための土を搬送する作業について現地で打ち合わせをしたが、市側が示した図面に今回事故が起きたタンク跡の位置は示されていなかった。
市側は答弁で「(担当)部局ではしっかりとタンクの位置を認識していた」と回答したが、この図面以外にJV側に提供した図面がなかったことも明かした。
https://mainichi.jp/articles/20200926/ddm/041/040/116000c
(2021年3月26日 修正3 追記)
2021年3月24日19時58分に神奈川新聞からは、労安法で義務付けられている現場巡視を35日間怠っていたとして現場監督が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜南労働基準監督署は24日、労働安全衛生法違反の疑いで、東京都港区の土木・建築工事業者と現場責任者の40代男性を書類送検した。
書類送検容疑は、昨年6月15日~8月24日の間の計35日間、現場の巡視を行わなかった、としている。
労基署は認否を明らかにしていない。
当時、現場責任者は横浜市戸塚区の現場に常駐していたという。
労働安全衛生法では、下請け業者に作業を請け負わせるに当たり、元請け業者に作業場所の巡視を義務付けている。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-443043.html
3月24日23時33分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、現場監督は毎日巡視すべきところ数日間しか巡視していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜南労働基準監督署は、この事故に関連して、本来、作業日に毎日行うことが義務づけられている現場の安全確認の巡回を、35日間行わなかった疑いがあるとして、工事の元請け業者である飛島建設と現場責任者の男性社員を、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
現場責任者は数日間しか巡回をせず、事故当日は亡くなった作業員が1人で作業をしていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/383106a97eba52a65313057cfc6f2635de7c4242
3月24日13時24分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)からは、6月から8月までの間、少なくとも35日巡視を怠っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜南労働基準監督署によりますと、飛島建設などは去年6月から8月までの間、現場で作業員に残土処理を行わせるにあたり、作業現場が安全に保たれているかなどの巡視を、少なくとも35日間行わなかった疑いが持たれています。
横浜南労働基準監督署は、飛島建設と現場責任者の男性のそれぞれの認否について明らかにしていません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/10315d986833a7e34131c72c174f97c85405cea9
2020年9月25日20時44分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後3時すぎ、横手市山内大松川にある大松川ダムで、塗装作業をしていた男性が転落したと、同僚から消防に通報がありました。
消防が駆けつけたところ、50代の作業員の男性がダムの奥にある水門付近の水路で倒れていて、病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は午後2時ごろから水路の上に設置した足場にのぼり、塗装作業をしていたということです。
警察は、何らかの原因で、男性が転落したものと見て、詳しい状況を調べています。
現場のダムは、JR横手駅から東に7キロほど離れた山あいにあります。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200925/6010008324.html
9月26日0時58分に産経新聞からは、金属製ゲートの塗装作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時45分ごろ、秋田県横手市の大松川ダムで作業中だった会社員の近藤さん(53歳)=秋田県湯沢市=が高さ約4・5メートルの足場から転落し、病院へ搬送されたが、死亡が確認された。
死因は脳挫傷。
横手署によると、近藤さんは放水口にある金属製ゲートの塗装作業をしていた。
着用するはずのヘルメットが足場に残されており、同署が状況を調べている。
https://www.sankei.com/affairs/news/200926/afr2009260008-n1.html
9月26日6時37分に秋田魁新報からは、同僚と2人で塗料飛散防止シートをゲートに貼り付けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時45分ごろ、秋田県横手市山内大松川の大松川ダムで、放水ゲートの塗装作業をしていた湯沢市西愛宕町の会社員の男性(53)が、高さ約4・5メートルの足場からコンクリート面に転落した。
男性は頭などを強く打ち、搬送先の病院で約2時間55分後に脳挫傷で亡くなった。
横手署によると、男性は午後2時15分ごろから同僚と2人で、塗料の飛散を防止するシートをゲートに貼り付ける作業をしていた。
ドンという音を聞いた同僚が、足場の下に倒れている男性を発見した。
https://www.sakigake.jp/news/article/20200926AK0002/
2020年7月13日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10834/
(2020年10月1日 修正2;追記)
2020年9月24日20時25分にYAHOOニュース(LIMO)から、今回の事例発生メカニズムを鍾乳石に喩えるなどした下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
今年7月6日、大分県臼杵市の高齢者施設で、湯冷ましの水が入っているやかんにスポーツドリンクの粉を溶かして作った清涼飲料水を飲んだ入所者13人に、吐き気や嘔吐の症状が出たとのニュースが流れました。
原因物質は後述のように推定されていますが、そもそもの原因は、毎日同じやかんで長期にわたって(10年以上と報道)お湯を沸かしたこと、そしてスポーツドリンクをそのやかんで作ってしまったことにあります。
この時どのような化学反応が起こっているのかに関しては、ほとんど知られていません。
そこで本稿では、今回の事故発生の理由と、それに関連する科学(化学)について、できるだけ化学式を用いず言葉で紐解きたいと思います。
【水を温めた時の化学反応。水あかはどうしてできるのか?】
まず、少し長くなりますが、水あかとは何かを明らかにしましょう。
意外かもしれませんが、この話は、鍾乳洞の形成や日常の洗濯とも密接に関係しています。
水道水に含まれる代表的なミネラルはカルシウム(その他にナトリウム、マグネシウム、カリウムなど)です。
カルシウムイオン(Ca2+)として存在しますが、正確には炭酸水素カルシウム(Ca(HCO3)2)として水に溶けています。
鍾乳洞ができるのは岩石中の炭酸カルシウム(CaCO3)の隙間に、二酸化炭素(CO2、炭酸ガス)を含んだ水が流れ、炭酸水素カルシウムとなって岩石が溶けるからです(反応1)。
もちろん、これには長い年月が必要です。
鍾乳洞に入ると、天井から垂れ下がる鍾乳石のツララをよく見かけます。
これは、岩石が溶けるのとは逆反応、すなわち炭酸水素カルシウムを含んだ水が天井から滴下する間に、二酸化炭素が空気中に放出されると元の炭酸カルシウムに戻るからです(反応2)。
長い年月をかけて、これが繰り返されると石のツララが成長します。
水道水を温めた時の化学反応は、反応2に相当しますので、水に溶けない石ができることになります。
同じやかんや電気式ポットを使って長期間お湯を沸かしていると底に石が溜まります。
これが水あかの正体です。
この水あかを出す反応2では、水中のカルシウム濃度が減少するわけですから、水はより軟水になります。
一方、カルシウムなどの濃度が高い硬水は洗濯には適さない水です。
理由は、石けんがカルシウムなどと反応して水に溶けない沈殿物(石けんカス)を作り、洗浄力が落ちるからです(最近は石けんカス生成を抑える洗剤もある)。
つまり、加熱した水を使った方が洗濯の効率が上がるわけで、「洗濯にはお風呂の残り湯を使え」と昔から言われているのはこのためです。
このように、洗濯でもやかんの水あかができるのと同じ反応が見られます。
【水あかを溶かすには】
工場などで水が通っている細い蛇管の内部に溜まった水あかを掃除するのには、古くからリン酸のような酸性物質が使われてきました(塩酸や硫酸は強い酸で管を腐食させるため使われない)。
これと同じで、家庭でやかんや電気式ポットの内部に溜まった水あかを溶かすには、台所にある酸性物質のお酢やレモン(クエン酸)を使います(反応3)。
これは、れっきとした化学反応です。
ちなみに、地球環境問題で話題になる酸性雨が、石仏の顔がぼけるほど溶かすことはよく知られたことです。
これは、水あかを酸性物質を用いて溶かすことと同じ反応です。
【やかんの水あか中毒の原因物質と、そもそもの原因】
今回のやかんの水あか中毒のそもそもの原因は、水の煮沸(反応2)と水あかを溶かす(反応3)ことが偶然にも重なってしまったことにあります。
しかし、水あかが溜まるのは防ぎようがありません。
問題なのは、反応3、すなわち水あかを溶かしてしまったこと、そして飲んでしまったことです。
科学(化学)的知識があれば(そうは言っても難しいことですが)この事故は防げたかもしれません。
大分県食品・生活衛生課によれば、今回の“やかん食中毒”の直接の原因は、やかんの内部に付着していた水あかに、水道水に含まれる微量の銅が長期間にわたって蓄積し、それが酸性のスポーツ飲料と反応して溶け出したことだといいます。
ちなみに、飲まれたスポーツドリンクを調べたところ、1リットルあたり200ミリグラムの銅が検出されたとのこと。
水道水の水質基準では銅は1mg以下となっているので、かなり高濃度であったことは間違いありません。
ただし、銅以外の原因物質がなかったのかは不明で、詳細な分析が必要な気がします。
【酸性飲料は入れ物に注意】
この事故を受け、厚生労働省は、やかんや水筒など金属製の容器でスポーツ飲料などを飲む際には注意するようツイッターなどで呼びかけました。
金属製の容器(やかんや水筒)は酸性の飲み物と反応し、金属が溶けだすことも考えられるので、スポーツ飲料、炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料、ビタミンCやクエン酸を含んだ清涼飲料水などを入れる場合には注意が必要です。
容器内部にさびや傷がないかの確認はもとより、長時間入れたままにしないよう気をつけること。
また、上述のようにお酢・レモン(クエン酸)でやかんなどの水あかを時折掃除することも大切です。
ポカリスエットを製造・販売している大塚製薬の友人は、「金属製容器でポカリスエットを保存することは、基本的に推奨していない。スポーツ飲料対応の水筒ならOK」と話してくれました。
最近の水筒の内部はフッ素樹脂でコーティング加工されているものが多く、安心して使えることを売りものにしていますが、一方で、そのコーティング樹脂は人体に悪影響を与えないのかという心配もあります。
これらについては別の機会に述べたいと思います。
今回のやかんの水あか中毒事故は、かなり稀なケースかもしれません。
しかし、少しでも科学(化学)的な発想を持ち合わせれば、防ぐことができた可能性はあったように感じます。
これだけ身の回りに化学物質を含む製品が存在していることを考えると、身の回りの生活と科学(化学)の距離を縮めなければならないと痛感します。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d6c3a1550693e0aaa5859c1f2b4a6a76f6df395


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。