







2016年6月7日18時36分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一連の熊本地震で、避難所に指定されている学校の体育館などで「非構造部材」と呼ばれる天井や照明などが落下する被害が相次ぎ、多くの避難所が利用できなくなったことを受けて、県は、避難所の緊急点検を行っている。
緊急点検は48の県立高校や特別支援学校などが対象で、7日は南国市の高知東工業高校に県の職員などが訪れ、点検が行われた。
点検では、「非構造部材」と呼ばれる天井や照明などが地震の揺れによって落下しないか、国のガイドラインに基づいて確認していた。
熊本地震では、避難所の建物自体は、耐震化されていたため被害がなかったにも関わらず、天井や照明などが落下して、避難所が利用出来なくなるケースが相次いだ。
県教育委員会学校安全対策課の片岡さんは、「熊本地震の被害を受けて、今回の緊急点検で対策が必要な場所を洗い出して、早急に対応していきたい」と話していた。
県教育委員会は、来月中には48校すべての緊急点検を終え、必要な対策を行うとともに、小中学校についても非構造部材の点検を行うよう、市町村に呼びかけていきたいとしている。
(ブログ者注記)以下は、文字情報にはないがナレーションで流された情報。
文科省によると、全国の公立学校で去年4月の時点で非構造部材の耐震性の点検をしたのは93%にのぼる。
しかし、耐震不足などを指摘され実際に対応を取った学校は、全体の65.9%にとどまる。
出典
『避難所の天井や照明など点検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/8015847541.html?t=1465333590634
(ブログ者コメント)
○本件、全国各地で同様な点検が行われていると思うが、その代表例として紹介する。
○熊本地震時に避難所で非構造部材が落下した事例は、下記参照。
2016年5月23日掲載
熊本地震の情報や教訓を明日に活かす⑳ 指定避難所の1割強が天井や照明の落下などで使用できず
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5953/
○文科省のHPに開催されているガイドブックは下記。
平成27年3月付「学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブック(改訂版) 地震による落下物や転倒物から子供たちを守るために - 耐震点検の実施」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/shuppan/1291462.htm
その中のチェックリストを見ると、点検内容は以下のような感じだ。
「点検項目」
天井(天井仕上げボード、モルタル等)にずれ、ひび割れ、しみ等の異常は見当たらないか
「点検内容」
ずれている
落ちそう
膨れている
・・・・・・・・
○NHKの映像では、県の職員と思しき方が、チェックリストを見ながら、フロアーから上方などを目視点検していたが、それは、ガイドブックに準拠した点検だったのだろう。
足場を組んでの本格的な点検は、莫大な費用がかかるので、目視点検でやむを得ないところだ。
2012年7月5日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正4として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2005/
(2016年6月15日 修正4 ;追記)
2016年6月1日18時20分にYAHOOニュース(テレビ埼玉)から、初公判が開かれ、被告は無実を主張したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4年前、埼玉県朝霞市の県警機動隊の屋外プールで水難救助部隊の隊員が訓練中に水死した事故で、業務上過失致死の罪に問われている当時の指導員の男に対する裁判の初公判がさいたま地裁で開かれ、男は起訴内容を否認し、無罪を主張した。
起訴状などによると、県警巡査のW被告(32)は、2012年6月、水難救助部隊のS巡査(当時26歳)の訓練中に指導員として事故を防ぐ注意義務を怠り、S巡査を後ろからつかんで水中に何度も沈めて溺れさせ死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われている。
1日の初公判でW被告は、「私がつかんだのはSさんの体ではなくボンベの一部で、溺れさせる意図もなく、溺れるとも思っていませんでした」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。
このあとの冒頭陳述で検察側は、「W被告は、S巡査がパニック状態に陥りやすいことを事前に認識していて、体力の低下が見られた時点で危険を回避する措置を取ることができた」と指摘した。
一方、弁護側は、水中に何度も沈めたのは、むやみに人や物につかまると共倒れすることを認識させるための正当な行為であったと主張した。
出典
『機動隊員水死事故 元指導員の埼玉県警巡査 無罪主張』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160601-00010000-teletamav-soci
6月7日付で東京新聞からは、第3回公判で被告は一転、起訴内容を認めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、第1報ともども、タイトルも修正した)
W被告(32)=休職中=の第3回公判が、6日、さいたま地裁であった。
初公判で無罪を主張していたW被告は、一転して起訴内容を認めた。
この日の公判冒頭、弁護側は起訴内容を認めることを説明。
W被告が証言台に立ち、「(Sさんの)パニック状態を見落としたことが事故の原因だった」と認めた。
起訴状などによると、W被告は、訓練中にSさんがプールのはしごを強くつかみ中断を求めたのに、中断を認めず、そのまま水中で浮上できない場合を想定した訓練に移行し、繰り返しSさんを水中に沈めて溺れさせ、死亡させた。
2日の第2回公判では、全国の機動隊で水難救助を指導する専門家が証人として出廷。
Sさんがはしごを強くつかんだ行為について、「パニック状態で、その後の沈める行為はあり得ない」と危険を指摘していた。
出典
『機動隊水死公判 巡査「パニック状態を見落とす」 一転、起訴内容認める』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201606/CK2016060702000183.html
(2016年7月17日 修正5;追記)
2016年7月15日7時33分に読売新聞から、事故時の詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
第6回公判が14日、さいたま地裁であった。
被告人質問でW被告は、水中で意識を失ったS巡査を見て、「死んだふりをしているかもしれないと思い、沈んだのを10秒くらい静観した」と供述。
訓練隊員を水中に沈める行為について、「ほかの指導員もやっていた」と述べた。
6月1日の検察側冒頭陳述では、現場プールで9人の隊員が訓練を受け、W被告ら少なくとも5人が指導していたとされる。
被告人質問でW被告は、事故当時、プール内で指導しており、S巡査がプールサイドのはしごをつかむ禁止行為をしたため、「さぼりたいのだろうと思った」という。
戒めにプール中央付近に連れて行き、空気ボンベを左手でつかんで数回、水中に沈めると動かなくなり、そのまま沈んでいったが、「訓練をしたくないので、死んだふりをしているのかと思い、10秒くらい静観した」と供述した。
プールサイドに引き上げられたS巡査にすぐ、救命措置が行われなかった理由について、W被告は、「『(死んだ)ふりをするんじゃない』と上司が呼びかけるなど、溺れたという認識の人は周りにいなかったと思う」と述べた。
被告人質問の供述では、W被告は2009年3月頃、水難救助部隊に入隊し、11年3月頃、指導員になった。
W被告自身も、新隊員だった当時、訓練中にプールサイドのはしごをつかむなどの禁止行為をして、指導員から水中に沈められた経験が何度もあり、「逃げても余計自分が苦しいだけと学んだ」と述べた。
水中に沈める行為の目的について、W被告は、「現場でトラブルに巻き込まれた際に対応する能力を養うため」と説明。
「やめるように上司らから直接注意されたことはなかった」とした。
事故の約20日前の訓練でも、S巡査は、禁止行為の戒めとして、W被告に1、2回水中に沈められて気を失ったような状態になった。
指導員たちは「意識を失ったふりをした」と思っており、W被告は「その影響で(事故当日も)現場に緊張感がなかったと思う」と供述した。
W被告は、S巡査について、体力的に他の隊員より劣ると認識していたものの、訓練の負荷については、「特別な認識はなかった」と供述した。
この日は、被告人質問に先立って、事故当日、現場の訓練責任者だった当時警部補の小隊長も証人として出廷。
S巡査が意識を失った時、「溺れたふりをしているのではないかと思った」と述べ、「先入観を捨てて迅速に措置すべきだった」と語った。
小隊長もプール内にいたが、異変に気付いたのは、水中で動かないS巡査を見てからだったと説明。
また、戒めとして水中に沈める行為が、当時禁止されていたかどうかは「記憶にない」とした。
出典
『機動隊員水死、被告「死んだふりと思い静観」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160715-OYT1T50022.html
2016年6月7日22時55分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時40分ごろ、周南市港町にある工業用のプラントなどを製造する工場で、熱交換機の配管の中で溶接作業をしていた男性が倒れているのを、近くにいた別の作業員が見つけた。
この事故で、会社員の男性(27)が病院に運ばれたが、意識不明の重体となっている。
警察によると、男性は当時、直径2m25cmの管の中に直径43cmの管を溶接する作業を2人1組で行っていて、もう1人の作業員が気がついた時には、男性の意識はなかったという。
警察は、男性が作業中に酸欠になった疑いがあるとみて、当時の状況を調べている。
出典
『溶接作業中の男性が意識不明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065958231.html?t=1465333374313
6月8日付の山口新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、男性は同日午後1時ごろから、直径43cm、長さ2.5mの配管の中に全身を入れて溶接作業をしていた。
呼びかけに応じないため、配管の外で作業していた同僚の男性が、外に引っ張り出した。
2016年6月6日22時41分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本一高い超高層ビル「あべのハルカス」の地上約300m地点にある展望台で、夜間だけ、大阪のシンボル「通天閣」が、あるはずのない場所にくっきりと浮かび上がる不思議なスポットがある。
本物の通天閣の東に突然浮かび上がる“幻の通天閣”。
目撃した入場者は「なんで~」と驚きの声を上げ、ハルカスの関係者は、「スタッフの間でも知る人ぞ知るハルカスの『トリビア』。新たな話題のスポットになれば」と、期待を寄せる。
果たして“怪現象”の原因とは?
夜も更けた頃、通天閣が2本くっきりと浮かぶ現象が起きるのは、大阪市内が一望できる全面ガラス張りのあべのハルカス60階展望台(約1000m2)の中でも、北東角にある1~2m四方の一角だけだ。
1本は、ハルカスの北西約900mにある本物の通天閣。
そして、そこから約120°東に目を向けると、ハルカスから北東約1kmのJR寺田町駅の東側付近にも、確かに、本物そっくりの通天閣が堂々とそびえ立っているように見える。
この不思議な現象を最初に発見したのは、あべのハルカスを運営する近鉄不動産の社員、小塚さん(30)。
5月中旬ごろ、同僚と館内を巡回中に、偶然、見つけたという。
「目の前に広がる市内の夜景にふと目を落とすと、あるはずのないところに通天閣がにょきにょきっと生えていた。思わず興奮してスマホで写真を撮りまくりました」と振り返る。
通天閣がライトアップしている夜間だけの現象で、見る角度や場所を少し変えても、幻の通天閣はたちまち消えてしまう。
一体、なぜこんな現象が起きるのか。
幻の通天閣をよく見ると、確かに本物そっくりだが、タワー側面の「HITACHI」などの文字は逆さま。
このあたりにナゾを解く鍵がありそうだ。
タワーが景観にもたらす影響について詳しい近畿大理工学部の岡田昌彰教授に写真を見てもらうと、「北東方向に鏡の役割を果たすような大きな構造物はない。光の屈折などの偶然が重なってハルカスのガラスに通天閣のネオンが反射して起きる現象では」との分析。
そのうえで、「ほかのタワーでは聞いたことがない非常に珍しい現象。大阪の新しい名物になりそうな面白い話だ」と話す。
知人の男性と一緒にハルカスを訪れ、幻の通天閣を初めて目にした京都市中京区のアルバイト、小川さん(22)は、「突然、通天閣が浮かび上がってくる。不思議~」と驚きの声を上げていた。
出典
『怪現象…あり得ない場所に〝通天閣〟出現! ハルカス展望台「夜のトリビア」』
http://www.sankei.com/west/news/160606/wst1606060100-n2.html
(ブログ者コメント)
本件、安全に関する情報ではないが、たまには閑話休題的話題でもと思い、御提供・・・。
以下は、上記記事に添付されているユーチューブ映像だが、見物人の後ろを別の人が通るたび、幻の通天閣がその人の影の部分だけ消えるようにも見える。
2016年6月6日21時41分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本地震で被災した自宅の修理中に、屋根などから転落する事故が相次いでいる。
需要が急増し、業者に修理を依頼しても「1年待ち」の状態。
住民が自ら作業するケースが増えており、被害の拡大が懸念される。
熊本赤十字病院(熊本市東区)によると、前震翌日の4月15日〜今月3日、屋根や脚立などから転落して治療を受けた人は44人。うち25人は骨折などの重傷を負い入院した。
屋根にブルーシートをかけたり、張り替えたりした際の事故が多いといい、病院の担当者は、「梅雨入りしており、雨の中の作業は滑りやすく特に危険。頭部外傷など一生引きずる、重大なけがにつながりかねない」と、注意を呼びかける。
出典
『熊本地震 屋根修理中の転落相次ぐ 業者1年待ちで』
http://mainichi.jp/articles/20160607/k00/00m/040/041000c
1ケ月ほど前の5月13日10時23分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本地震で壊れた自宅を修理中、屋根などから転落してけがをするケースが相次いでいる。
殺到する修理の依頼に専門業者が追いつかず、住民自身が屋根に上がるケースが増えているとみられる。
地震発生から14日で1カ月。
余震が続いている上、雨が降った後は足元が滑りやすい。
熊本市内の病院の担当者は、「作業には十分気を付けてほしい」と呼び掛けている。
熊本赤十字病院(熊本市)では、最初に地震が起きた翌日の4月15日から5月9日にかけて、建物などから転落して負傷し、治療を受けた人が28人に上った。うち、骨折などの重傷が少なくとも8人いた。
屋根で作業中に転落したり、はしごから落ちたりした人が多いという。
熊本医療センター(熊本市)でも、屋根の修理中に足を滑らせるなど、少なくとも2人が骨折で入院した。
熊本市消防局によると、復旧事故に伴う救急搬送が目立ち、業者の作業員が運ばれた例もあった。
家が半壊し、片付けはこれからという熊本県益城町の会社員、植村さん(51)は、「ボランティアが屋根に上ってけがでもされたら大変。業者に頼もうと思っている」と話す。
東瓦工業(熊本県大津町)の作業員は、12日、南阿蘇村立野地区で、崩れた瓦を屋根から撤去し、雨漏り防止のブルーシートをかけていた。
東社長(67)は、「地震で壊れた瓦は滑り落ちやすく、慣れない人が上って作業するのは危ない」と指摘。
ただ、修理依頼の全てには応じられない状況で、「梅雨や台風の季節を前に、待ち切れない住民も多いのだろう」ともどかしそうだった。
熊本市の屋根工事会社「朝日住建」には、これまで屋根の修理依頼などが約500件あった。
外見上は気付きにくくても、屋根の損傷で滑りやすくなっている場合もあるといい、担当者は、「職人でも高所作業は危険で、ヘルメットを着用している」と話していた。
出典
『自宅修理中に転落事故相次ぐ 余震治まらず瓦は滑りやすい』
http://www.sankei.com/west/news/160513/wst1605130029-n1.html
2016年6月6日付で長崎新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
放置された高圧ガスボンベは危ない-。
長崎市京泊町の長崎魚市場で、5月中旬、酸素ボンベが破裂し、男女4人が負傷した。
事故は、長年放置されたボンベの劣化が原因とみられる。
放置ボンベによる破裂事故は、全国で後を絶たない。
業界も対策に乗り出している。
高圧ガス保安協会(東京)によると、酸素ボンベの破裂事故は全国で、2014年までの50年間で114件起きている。
うち、腐食が原因の事故は13件(県内で10年に1件)。
プロパンガスと違い、酸素、窒素など、高圧ガスの危険性はあまり認知されていない。
しかし、高圧ガス容器は大気圧の約150倍の圧力で充填しており、腐食すれば強度が落ちて内圧に耐えられずに破裂する。
「近くに可燃物があれば、大爆発が起きる可能性もある」と、同協会の担当者。
高圧ガス保安法は、販売業者が年1回、取引先に対し、使用法や管理点検などを促すことを定めている。
残ガスがあっても、容器を原則として1年以内に返却することにもなっている。
ルール上は、放置ボンベが生じる可能性は低いはずなのだが、県内のある販売業者は、「日々の業務に追われ、販売したボンベの管理がおろそかになっていることもある」と明かす。
さらに、所有者はボンベが破裂する危険性があるとは思わず、容器を又貸ししたり転売したりすることも横行している。
所有者不明のボンベが各地で放置されている背景には、こうした事情がある。
魚市場の事故でも、以前の所有者が廃業し、所有者が分からない状態だった。
放置ボンベが県内でどれくらいあるのか、実態は分かっていない。
事故後、全国高圧ガス溶材組合連合会(東京)は、販売業者に対し「ガス容器の確認、追跡、必要に応じた回収を行うべき」と、再発防止を指示した。
時津署によると、魚市場の事故は5月13日発生。爆発で石こうボードの天井約100m2が崩落した。
活魚のいけす用に使われていた酸素ボンベの腐食が原因で、約10年間、現場に放置されていたという。
出典
『高圧ガスボンベ放置は危険』
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2016/06/06092500048042.shtml
(ブログ者コメント)
5月13日に発生した事故は、下記記事参照。
2016年5月21日掲載
2016年5月13日 長崎市の魚市場で10年以上使わず壁に寄せて放置されていたイケス用の酸素ボンベが破裂して4人が軽いけが、潮水などで腐食していた可能性も
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5942/
2016年6月6日21時10分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後4時ごろ、御嵩町にあるプラスチック廃材をリサイクルする会社「Ⅾ」の工場の従業員から、「機械に人が巻き込まれた」と警察と消防に通報があった。
警察によると、廃材を砕いて熱で溶かしペレット状にする、高さ3m、直径1mあまりの筒状の機械の中で、男性とみられる遺体が見つかった。
今日、この工場では従業員4人が作業をしていたが、このうち、この機械を操作していた町内に住む42歳の男性と連絡が取れなくなっているということで、警察は、この男性が何らかの理由で機械に巻き込まれたものとみて、身元の確認を急ぐととともに、当時の詳しい状況や安全管理に問題がなかったかどうかを調べている。
出典
『機械に巻き込まれ男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085925671.html?t=1465247284246
(2016年6月18日 修正1 ;追記)
2016年6月7日付の岐阜新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
男性工場長(53)から「機械に人が巻き込まれた」と110番があった。
駆け付けた署員が、プラスチック廃材の押し出し機のスクリューに巻き込まれた遺体を発見した。
警察によると、作業中の男性従業員(42)が、午後2時40分ごろから姿が見えなくなったため、機械を止めて捜していた。
2016年6月7日付の毎日新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
6月6日17時55分にNHK千葉から、6月7日12時14分に千葉日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後0時10分ごろ、八千代市の鉄骨製造会社「M」の工場で、下請け会社社員の男性(68)が落下した鉄骨のそばで頭から血を流して倒れているのが見つかり、間もなく死亡が確認された。
警察によると、クレーンをリモコンで操作し、ワイヤーで吊るした鉄骨(重さ300~400kg、長さ4.1m)を移動させる作業を2人で実施中、高さ約2mから鉄骨が落下し、頭に当たったとみられる。
警察は、何らかの原因でワイヤーから鉄骨が外れたとみて、会社側から事情を聴くなどして、詳しく調べている。
出典
『運搬中の鉄骨が落下 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085920621.html?t=1465246673802
『八千代の工場で死亡事故』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/328708
2016年6月6日11時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月6日14時29分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前1時15分ごろ、JR常磐線の我孫子発松戸行き上り普通電車(10両編成)が、千葉県松戸市の北松戸~松戸駅間で、線路保守に使う機材運搬用の台車に衝突した。
電車は時速約80kmで走行中で、運転士が約100m手前で非常ブレーキをかけたが、間に合わなかった。
乗客27人にけがはなく、線路にいた作業員2人も逃げて無事だった。
JR東日本東京支社によると、電車はこの日の最終電車。
台車は手押し式で、幅1.1m、長さ1.2mの木製の板に車輪が4つついた形状。
除草剤をまくためにタンクやホースを載せ、線路上にあった。
本来は、作業責任者が運行終了後に指示を受けて作業を始める決まりだが、この日は、誤って指示前に作業に入っていたという。
台車は衝突で押しつぶされた後、車輪の下を約30m引きずられた。
乗客は電車を降りて、最寄りの松戸駅まで約400m歩いた。
出典
『常磐線の終電、線路保守に使う台車に衝突 けが人なし』
http://www.asahi.com/articles/ASJ663DBNJ66UTIL006.html
『常磐線終電、作業台車と衝突…乗客は歩いて移動』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160606-OYT1T50081.html
6月6日付で東京新聞夕刊からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
散布は子会社が担当し、電車の通過後に作業員が端末を使って電車が進入しないようにする「線路閉鎖」の手続きを取るはずだった。
出典
『常磐線終電、台車と衝突 作業用が誤ってレールに』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060602000230.html
2016年6月5日9時37分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質の大量放出が起きた2号機では、非常用の冷却装置が原子炉を冷やす機能を失って核燃料が溶け落ちたが、詳しい原因は分かっていない。
ところが、その後の分析で、この冷却装置で水漏れが起きていた可能性が高いことが分かり、東京電力は、この水漏れが原子炉を冷やせなくなった事態に深く関わっていると見て、調べを進めている。
福島第一原発2号機では、事故発生から4日目に、非常用の冷却装置が原子炉を冷やす機能を失い、その後、外部からの注水にも失敗して核燃料が溶け落ち、放射性物質の大量放出が起きた。
しかし、冷却装置が機能を失った詳しい原因は、今も分かっていない。
これについて、東京電力が、2号機の内部にたまった汚染水の水位や漏れ出している量などを詳しく分析した結果、この冷却装置の付近で9cm2程度の穴から水漏れが起きている可能性が高いことが分かった。
当時、この冷却装置は、2号機の原子炉を冷やす唯一の手段として、冷却水をポンプで原子炉に注入していた。
しかし、設計上の想定とされた8時間を大きく超えて動かし続けていたことなどから、東京電力は、冷却装置に何らかの問題が起きて原子炉に送る冷却水の一部が漏れ出し、原子炉を冷やせなくなった事態に深く関わっていると見ている。
さらに、2号機では、溶け落ちた核燃料を冷やすために注がれた水が汚染水となって、現在も冷却装置から建屋内に漏れ出していて、廃炉作業の大きな支障になっていることから、東京電力は、冷却装置のどこからどのように水漏れが起きたのか、特定を進めることにしている。
原発メーカー東芝の元技師長で法政大学客員教授の宮野廣さんは、東京電力の分析結果について、「どのようにして冷却装置が動かなくなり、事故が深刻化したかは、今後の原発の安全対策や福島第一原発の廃炉にも影響すると考えられる」と話している。
そのうえで、この冷却装置が福島第一原発と同じタイプの多くの原発に備えられていることをふまえ、「装置のどこから、なぜ水漏れが起きたかを調べることが、今後の事故の検証において重要なポイントになる。それを今後の原発の安全対策にいかしていくことが必要だ」と指摘している。
出典
『冷却不能 装置の水漏れ関係か』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160605/5859591.html
(ブログ者コメント)
漏れた水の量から開口面積を逆算した結果、丸い穴が空いていたと仮定すれば、それは9cm2程度の穴に相当する・・・という話しではないのだろうか?
実際には、断面積9cm2程度の隙間が空いていたとか、複数の穴や隙間から漏れていて、合計すれば9cm2の穴から漏れた量に相当する、ということなのかもしれない。
2016年6月5日付で読売新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神栖市が2013年に行った津波避難の想定実験に基づき、「避難困難者」とされた住民は、実際は全員が安全に避難できる状況なのに、市は「逃げ切れない」と誤解し続けていたことがわかった。
市は、「言葉のイメージが先行していた」と釈明している。
3日の市議会定例会一般質問で、村田議員の質問に答えた。
市の説明によると、13年の想定実験では、津波の際、鹿島港の北公共埠頭(神栖市居切)周辺で避難困難者が1262人出るとされた。
避難困難者は、「津波が海岸に到達するまでに浸水想定地域から出られない人」を指すが、想定実験では、「津波は到達後、陸地を遡上するのに数時間かかる」との結果も出ていた。
津波到達後に浸水するとみられる場所にいても、徒歩で避難すれば、巻き込まれず安全な場所に逃げ切れることになる。
市は、「避難困難という言葉の持つイメージが先行していたこともあり、きちんと認識できたのは今年3月だった」と釈明。
村田議員は、「(避難を巡る)数年間にわたる議論は何だったのか」とあきれていた。
出典
『「津波」実は安全に避難 神栖市実験』
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20160604-OYTNT50236.html
6月4日付で茨城新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神栖市は、津波からの住民の避難方法について、徒歩に加え自転車の利用も可能とするなど、避難計画を改訂する方針を明らかにした。
3日に行われた市議会の一般質問に、市側が答えた。
新たな避難計画は、併せて改訂する津波ハザードマップとともに、本年度中に市内全戸に配布する予定。
市防災安全課によると、同市は震災後の2012年度、
(1)鹿島港の南公共埠頭
(2)同港北公共埠頭
(3)波崎地区の一部
の3エリアで、津波シミュレーションを実施。
この結果、避難困難者が、南公共埠頭周辺は42人、北公共埠頭は1262人、波崎地区の一部は62人いることが分かった。
その後、県が堤防を整備したことから、14年度に再度シミュレーションを実施したところ、南公共埠頭周辺の避難困難者はいなくなったものの、残る2つのエリアでは、堤防が75%沈下する設定のため、人数に変化はなかった。
そこで、市は専門家の助言を受け、15年度に、避難困難者が徒歩でなく自転車を使って避難する設定や、堤防が沈まない設定でもシミュレーションを行った。
その結果、2つのエリアの避難困難者が、自転車を使えば、無事に避難できることが判明した。
一般質問では、「高齢者や健常者でない人など、自転車に乗れない人はどうするのか」と指摘する声も上がった。
市は、「課題を整理して早急に避難計画を改訂する」とし、避難計画の冊子を対象地域の住民だけでなく、市内全戸に配布する考えを示した。
出典
『津波避難、自転車も想定 神栖市が計画見直しへ』
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14649605237211
(ブログ者コメント)
○ネタ元は同じと思われるが、避難困難者ゼロの見直し理由について、読売新聞では「津波到達まで時間があるから」、茨城新聞では「自転車で逃げられるから」と報じられている。
どちらが正? どちらとも正?
○一方、「数年間にわたる議論は何だったのか」という発言。 どのような文脈で語られたのかは不明だが、言葉どおりに受け取ると、計画立案時の検討が不十分だったという指摘のように思われる。
もしそうだとすれば、それはそれで正しい意見だが、計画というもの、運用し始めて、初めて、実情に合っていないことがわかることがある。
そういった場合、あるいはその後の状況変化などに応じて、計画は定期不定期に見直すことが大切だ。
2016年6月5日21時45分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月5日21時15分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時すぎ、山梨県富士吉田市上吉田の県道の交差点で、マイクロバスとワゴン車が出合い頭に衝突した。
警察によると、この事故で、バスに乗っていた東京・世田谷区に住む飲食業、塩崎さん(男性、67歳)が外に投げ出されて死亡した。
また、ワゴン車の助手席に乗っていた静岡県掛川市に住む61歳の女性が右腕の骨を折る大けがをしたほか、バスとワゴン車に乗っていた28歳から64歳までの男女、合わせて16人が軽いけがをした。
警察などによると、バスは品川ナンバーのレンタカーで、塩崎さんが経営する居酒屋の客や親族など男女合わせて14人が乗っていて、日帰りで富士山と周辺の湖などを訪れていたという。
一方、ワゴン車には乳幼児2人を含む男女6人が乗っていて、富士五湖の周辺を観光していたという。
現場は、富士山のふもとに広がる山林の中を走る県道と市道が交わる信号機のない十字路交差点で、警察によると、ワゴン車が走っていた市道側に一時停止の標識があるという。
警察が、当時の状況や事故の原因を詳しく調べている。
出典
『バスと乗用車が衝突 1人死亡17人けが 山梨』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160605/k10010547001000.html
『マイクロバスとワゴン車が衝突、1人死亡…山梨』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160605-OYT1T50038.html
6月7日7時50分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場の交差点では、昨年4月以降、5日の事故を含め、12件の交通事故が起きていたことが、富士吉田署への取材でわかった。
県道と交差する市道を管理する市は、7日にも、交差点に信号機を設置するよう、同署に文書で申し入れるとしている。
同署によると、12件は、物損事故と人身事故を合わせた件数。
市によると、現場の交差点は昨年3月末に供用が始まり、その後、市道を抜け道として使う車が増えたため、交差点手前の路面にカラー舗装を施したり、看板を立てたりと、ドライバーに注意喚起していたという。
事故現場を知る市内の男性は、「交差点付近は県道も市道も道幅が広く、まっすぐなため、スピードを出す車が多い。危ないと思っていた」と話している。
出典
『18人死傷の交差点、開通1年余で事故12件』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160606-OYT1T50151.html
2016年6月10日19時3分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月10日3時5分に西日本新聞から、6月10日付で毎日新聞筑豊版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
宮若市の工事現場で見つかった不発弾を、陸上自衛隊の担当者が訓練用の模擬弾と間違って判断したため、工事にあたっている業者が信管の付いた不発弾をおよそ10m移動させていたことがわかった。
陸自によると、6月4日、福岡県宮若市上有木にある太陽光発電施設建設予定地の造成工事現場で、作業員が地中に不発弾のようなものがあるのを見つけ、警察に通報した。
警察官が現場の写真を撮影して、春日市にある陸上自衛隊第4師団に(メールで)送って確認を求めたところ、自衛隊の担当者は、形や色などから訓練用の模擬弾と判断したという。
このため、自衛隊から連絡を受けた業者は、工事の邪魔にならないよう、重機でつり上げておよそ10m移動させたが、その3日後に自衛隊の不発弾処理隊が現地を訪れ、あらためて確認したところ、信管が付いていたため、見つかったのは太平洋戦争中にアメリカ軍が投下したとみられる不発弾だったことがわかった。
不発弾は、長さ1m20cm、直径およそ40cm、重さが250kg。
爆発すると半径700mに影響を及ぼすというが、信管はあるものの爆発の可能性は低いという。
現場は山あいの地域で、周辺には住宅や工場などがある。
戦時中、市に大規模な空襲はなく、不発弾が見つかったという話もないという。
自衛隊では、今月19日に不発弾を処理する予定。
第4師団は、「写真のみで誤った判断をしてしまった。電話で移動方法を伝えたが、現場に行くべきだった」、「間違って判断した原因をしっかり調べたい」と話している。
※ブログ者注記
カッコ内の細字は、NHKで流されたナレーション情報。
出典
『不発弾を「模擬弾」と間違う』
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160610/3040811.html
『陸自、不発弾を「模擬弾」と誤認 業者が10メートル移動 福岡・宮若市』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/250958
『不発弾 宮若で見つかる 市が安全防護措置 近く陸自が処理 /福岡』
http://mainichi.jp/articles/20160610/ddl/k40/040/542000c
2016年6月4日22時45分に産経フォトから、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
4日午前9時40分ごろ、名古屋市西区天神山町の工事現場近くで道路や公園の一部が、幅約6m、長さ約10m、深さ約5mにわたり陥没した。
作業員ら11人は避難して無事だった。
当時、歩行者はおらず、通行車両もなかった。
陥没があったのは、市上下水道局が進めている雨水対策の工事現場付近。
同局によると、雨水を地中の貯留施設に導くトンネルを建設中に土砂が流れ込み、道路などが陥没した。
同局は、陥没部分を埋め戻すとともに、原因を調べている。
担当者は、「住民の方に迷惑をかけ申し訳ない。事故がないよう安全確保に努めたい」としている。
出典
『工事現場近くで道路陥没 幅6メートル長さ10メートルけが人なし』
http://www.sankei.com/photo/story/news/160604/sty1606040031-n1.html
6月4日19時4分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前9時半ごろ、名古屋市西区天神山町にある「押切公園」で、敷地の一部と周辺の道路が陥没した。
陥没した穴は、長さ約10m、幅約6m、深さが約5mにわたっていて、名古屋市によると、ほぼ真下の地下約30mの場所で下水道の工事のため、業者がトンネルを掘っていたという。
陥没した当時、現場近くを通行している人はおらず、工事の作業員にもけがはなかった。
また、下水道の利用などへの影響もないという。
名古屋市は、周辺の土砂がトンネル内に流れ込んだものとみて、工事を行っていた業者から話を聞くなどして詳しい原因を調べている。
出典
『下水道工事現場で道路が陥没』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160604/5881841.html
6月5日9時53分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前9時40分ごろ、名古屋市西区天神山町の押切公園で下水道工事の掘削作業中、公園敷地と隣接する市道が長さ約10m、幅約6m、深さ約5mにわたって陥没した。
現場には作業員5人がいたが、避難して無事だった。
市は、工事手順などに問題がなかったか、調査している。
市上下水道局によると、地下で雨水を貯留する設備に接続するトンネルを掘削中、約300m3の土砂が流入した後に陥没した。
市は穴を埋め戻し、人が立ち入らないよう、柵で囲うなどの応急処置を講じた。
現場は、JR名古屋駅の北約2kmの住宅地。
出典
『陥没 下水工事現場で市道が 深さ5メートル 名古屋』
http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00e/040/097000c
(ブログ者コメント)
午前9時半といえば、人や車が陥没した道路上を通っていても、また、作業員がトンネル内に入って作業していても、おかしくない時間帯だ。
よくぞ、人身被害が出なかったものだ。
2016年6月5日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前1時ごろ、阿賀町五十島の磐越自動車道西山トンネル内で、電気ケーブルの束の一部が壁から落ち、点検作業中のIさん(56)の腹に当たった。
Iさんは、脾臓損傷などで重傷。
束は別の男性作業員(41)にも当たり、右ひじなどに軽いけが。
警察によると、束は直径約5cm。
トンネルは、当時、電気ケーブルの点検作業のため、一般車両は通行止めになっていた。
警察が、落下の原因を調べている。
(2016年6月18日 修正1;追記)
2016年6月5日付の新潟日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察によると、Iさんは、電気ケーブルの下にある棚の取り換え作業を行っていた。
2016年6月3日22時14分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月4日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市西区のマンションで施工不良が相次いでいる問題で、横浜市は3日、地下基礎部分の鉄筋が切断された原因について、「基礎工事の直前まで設計変更が重なったことが原因」、「現場での調整が不十分で、施工者の熊谷組に承認を得ていないコア抜きが一部であった可能性がある」とする調査結果を発表した。
国交省に近く報告する。
市によると、立地場所の地形が複雑なことや、部屋の間取りの種類が多かったことを背景としている。
鉄筋の切断は新たに6カ所見つかり、全5棟で計29カ所となった。
市が、施工した熊谷組などに原因究明を求めていた。
マンション管理組合は、住友不動産の全棟建て替え提案について、3日までに承認した。
出典
『設計変更繰り返し鉄筋切断、横浜 施工不良マンション』
http://this.kiji.is/111452965176737800?c=39546741839462401
6月3日20時32分にNHK横浜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は、工事を請け負った「熊谷組」から聞き取りを行うなどして原因の特定を進めていて、3日、結果を公表した。
これによると、平成13年にマンションを建設した際、建設会社が基礎工事を行う1か月前まで、何度も設計を変更していたという。
このため、設計の変更が十分に反映されないまま作業が進み、予定とは違う場所に配管を通す穴を開ける工事を行ってしまったことが、鉄筋を切断した原因とみている。
横浜市は、今後、こうした調査結果を国交省に報告することにしている。
一方、横浜市は、このマンションについて耐震性の検証の結果、「震度7の揺れでも倒壊のおそれがない」としていて、建物の安全性に問題はないとしている。
出典
『鉄筋切断 直前設計変更原因か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056962511.html?t=1464988686603
(ブログ者コメント)
このマンションの最大の問題点は、杭が支持層に達していないのに達しているかのようにデータを偽装したこと。
その件については、本ブログで過去に第3報まで情報提供スミ。
2015年10月14日報道 2006年に神奈川県横浜市で建設された大型マンションが基礎杭の長さ不足などで傾いていることが発覚、現場担当者がデータを偽造していた
第1報(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5305/
第1報(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5306/
第2報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5365/
第3報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5415/
今回の報道を機に再確認したところ、すでに紹介した記事以外、以下の解説記事も報じられていた。(長文につき、一部のみ紹介する)
(2015年10月22日 日経BP)
『三井不動産&旭化成のマンション傾斜・偽装問題 全国3000棟に波紋広がる』
今回の杭工事に採用した工法は旭化成建材の「ダイナウィング工法」と呼ばれるもの。
掘削ロッドで地盤を掘削し、ロッドの先端で電流値の変化を測定しながら、支持層まで到達したら、セメントミルクを注入して土とかき混ぜ、杭を挿入して固定させる。
工事は8人体制で、内訳は旭化成建材の下請けから同社へ出向した現場代理人1人と3次下請け会社のオペレーターなど7人という構成だ。
現場代理人には22時間以上に及ぶヒアリングを実施したが、紛失によるデータの転用は認めたものの、杭未達の事実を隠蔽する意図は否定したという。
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http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/matome/15/325410/101400112/?ST=architecture&P=1
2016年6月3日12時30分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年9月、陸前高田市が高台に住宅を再建する被災者のために竹駒町に造成した土地5区画のうち、2区画で地盤沈下が見つかった。
市は、ことし1月から3月にかけて、地盤沈下が起きた土地の土を採取して調査を行ったが、この土が水を含むと強度が落ちる性質だということが分かった。
この土は、近くの山で採取された、砂を含んだきめの細かい土だったという。
市は、この土が雨などで水を含んで強度が落ち、地盤沈下が起きたと見ている。
市は、宅地を引き渡す際に1区画あたり5つの地点で調査を行い、すべての地点で基準を満たしていたが、調査は土が乾いた状態で行われ、雨などで水を含んだ場合は想定していなかったという。
地盤沈下のあった2区画のうち、1つの区画は市が費用を負担して地盤を強化する工事が行われ、住宅建設が進められているが、もう1つの区画については、被災者が住宅建設を取りやめたため、地盤を強化したあとに移転者を改めて募集することにしている。
出典
『水で強度低下で地盤沈下か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045846301.html?t=1464988289622
6月4日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市内の他の造成地では地盤沈下の被害が起きておらず、「他の造成地で地盤沈下が起きる可能性は低い」と、市は説明している。
市は、造成前、乾いた状態の土質強度を建設業者を通じて調査。
基準を満たしていることは確認している。
水分を含んだ状態の試験はしていなかったが、そもそも、こうした試験は義務付けられていないという。
発覚当時の状況については、2015年11月19日付で岩手日報から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸前高田市竹駒町の防災集団移転事業造成地で地盤沈下が起きたことが、18日、分かった。
関係者によると、所有者に土地を引き渡した後で、2区画の住宅建築工事が中断している。
原因は調査中。
市によると、造成地は同市竹駒町の下沢団地(5区画)で、山の斜面を切り土と盛り土で造成した。
地盤沈下は南側の盛り土部分で発生し、住宅の建築が始まった9月上旬に約2cm沈下が分かった。
1件は住宅建築中、もう1件は基礎工事中で、コンクリートにひびが入った。
北側の切り土部分は、既に2世帯が自宅を建てて生活している。
引き渡し前に施工業者が盛り土区画の5地点、切り土区画の3地点を調査したが、地盤の強度に問題はなかった。
出典
『防集造成地で地盤沈下 陸前高田、2区画の工事中断』
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?sh=20151119_1
(ブログ者コメント)
盛り土として、水を含めば強度が落ちる性質の土を使用したことが原因らしい。
どういうことか調べてみると、「粘性土は盛土材料としては難しい」とか、「土丹という砂質粘土が凝固した土を盛り土に使用すると沈下の危険あり」とする解説記事が見つかった。
『土の性質と盛土材料』㈱KJ GLOBAL 一級建築士事務所
http://www.kj-global.com/kiso-jiban/doshitsu-morido/
今回の土がどうだったかは不明だが、「砂を含んだキメ細かい土」だったと報じられていることから考えると、土丹だった可能性もある。
もしそうだとすれば、土地造成業者にとって基礎知識であろうはずの、盛り土にふさわしくない土を使ったことになる。
なぜだろう?
(2016年6月18日 修正1 ;追記)
2016年6月4日付の岩手日報紙面に、造成工事で発生した現場の土を盛り土として使用していたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
市は、原因把握と移転の再募集に向けた地盤改良の準備のため、3月に土を採取して通常と水を含んだ飽和状態で強度を調査。
飽和状態で強度低下を確認した。
地盤沈下は、山の斜面を切り土と盛り土で造成した下沢団地(5区画)で発生し、建築中だった2区画の基礎にヒビを発見。約2cmの沈下を確認した。
盛り土は、工事で発生した現場の土を使用していた。
住宅建築中だった1区画は、土中に杭を打ち込んで地盤を強化した上で、建築を継続。
残り1区画は、移転予定者が建築を中止した。
2016年6月4日8時47分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月4日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時5分ごろ、相馬市光陽2丁目の太陽光発電関連部品製造のエム・セテック相馬工場で「爆発音がする」と、大音響に驚いた近所の人から消防に通報があった。
消防によると、工場にある強化プラスチック製のタンク一つ(20m3)の上部が破損した。
作業は遠隔操作されていて、けが人はおらず、周辺での健康被害の報告もないという。
消防は、タンクの圧力が上昇して破裂したとみて調べている。
消防によると、タンクは工場で出た排水を処理する施設の一部で、排水にカセイソーダを混ぜて中和する工程で出た水素ガスがタンクの破裂につながったとみられる。
現場は国道6号バイパス沿いの工業団地の一角で、近くに相馬光陽サッカー場などもある。
出典
『相馬の工場タンク破裂 水素ガス、圧力上昇が原因か』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160604-081460.php
(ブログ者コメント)
ベントラインの詰まりが原因だったのだろうか?
2016年6月2日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厚生労働省は、1日、熊本市の医薬品メーカー「化学及(および)血清療法研究所」(化血研)が国の承認と異なる方法で血液製剤を製造していた問題を受けて、製薬会社に自主点検を指示した結果、全医薬品の69%に当たる2万2297点で法令違反の報告があったと発表した。
安全性に影響を及ぼす違反は、なかったという。
厚労省は、報告した479社に法令順守を求める行政指導をする。
対象の医薬品は、646社の3万2466点。
厚労省が、1月に点検を指示していた。
製薬会社は、医薬品の製造方法を承認時から変える場合、国に届け出なければならない。
しかし、原料の仕入れ先などを変更した後の届け出を怠っていた製品が5288点、品質管理のための試験を精度の高い内容に改めていた製品が6311点あった。
また、誤字脱字も含めた製造工程の記載ミスも1万9307点あった。
製薬会社側は、「届け出る必要があると思わなかった」などと説明したという。
化血研のような、品質に影響を与える違反の報告はなかった。
厚労省は、今後、抜き打ち査察を実施し、違反があれば業務停止などの処分を検討する。
出典
『医薬品 7割、法令違反 安全性問題なし 製造過程変更など 厚労省指導へ』
http://mainichi.jp/articles/20160602/ddm/012/040/028000c
(ブログ者コメント)
医薬品製造設備に限らず、消防法や労安法など、国の許可を得て稼働した設備については、許可申請書に書かれた製造方法や設備の内容を変更する場合、再度、国の変更許可をとる必要がある。
ブログ者は、昔、担当官と雑談時に、つい口を滑らせて指摘を受け、冷や汗が出たことがある。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。