







2023年6月28日20時5分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、破損した機械の写真付きでネット配信されていた。
岡山県津山市教育委員会は28日、市立一宮小学校(同市東一宮)のプールに塩素剤を入れる装置の中に、誤って藻の発生を抑制する塩素剤を入れ、ガスが発生するトラブルがあったと発表した。
作業をしていた教諭3人に健康被害はないという。
装置が破損したため、同校は28、29両日のプール授業を中止にした。
市教委によると、27日午後5時ごろ、プール機械室のプール塩素投入機に水質管理用の塩素剤を入れる際に、誤って投入。
直後に装置内から白い泡が発生し、3人が室外に出た後に破裂音とともに塩素臭がしたという。
塩素ガスが発生したとみられるという。
当時、校内には児童が約20人いたが、健康被害の報告はないという。
市教委の有本教育長は「再発防止に努めるとともに、子どもたちが安全・安心に学校生活を送れるよう万全を期します」との談話を出した。
https://www.asahi.com/articles/ASR6X6FHBR6XPPZB00K.html
6月28日17時30分にTBS NEWSからは、プールの塩素濃度を調整しようとして誤って近くの段ボール箱に入っていた別の塩素剤を投入したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう(27日)午後5時ごろ、教職員3人がプールの塩素濃度を調整するために、「プール塩素投入機」に薬剤を入れる際、本来は塩素剤「ハイライト」を入れるべきところを、誤って近くの段ボール箱に入っていた藻の発生を抑制する塩素剤「ハイクロン」を投入したということです。
この影響で「ハイライト」と「ハイクロン」が混ざったことによるとみられる塩素ガスが発生し、プール塩素投入機のフタが飛び、配管が破裂するなど破損しました。
この時に、校内には児童クラブに通う児童数十人がいましたが、教職員3人を含め健康被害などは発生していないということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rsk/568329?display=1
6月28日17時52分にYAHOOニュース(岡山放送)からは、本来は酸性に近い塩素剤を投入すべきところ、アルカリ性に近い塩素剤を投入したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、プールで授業は行われておらず、プールの近くには放課後児童クラブがありますが、3人の教職員や児童に健康被害は発生していないということです。
津山市によりますと、本来は水の消毒に使う酸性に近い塩素剤の「ハイライト」を機械に投入するところを、誤って藻の発生などを抑制するアルカリ性に近い塩素剤の「ハイクロン」を投入しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/30575b743bae512ced88a3dda4d46c015f087af6
6月29日15時40分に瀬戸内海放送からは、2つの塩素剤の袋の写真付きで同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://news.ksb.co.jp/article/14944233
(ブログ者コメント)
瀬戸内海放送の写真を見ると、両方の袋ともに『混合禁止』と書かれている。
2023年6月27日18時35分に上毛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前8時55分ごろ、群馬県藤岡市岡之郷のプラスチック加工工場敷地内で、同市の男性社員(53)が成形機械と壁に挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
県警藤岡署によると、男性は同日午前8時45分ごろから同僚4人と、敷地内の倉庫から台車に載せた重さ約1.5トンのプラスチックの成形機械をフォークリフトで運び出す作業をしていた。
1人がフォークリフトを運転し、男性を含めた4人は四方に立って機械を手で押さえながら移動中、何らかの原因で機械が男性側に倒れたとみられる。
同僚男性が119番通報した。
同署が詳しい事故原因を調べている。
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/305465
6月27日18時22分にNHK群馬からは、機械をフォークリフトで牽引して倉庫の外に搬出していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前9時前、藤岡市にある、プラスチック製品の加工を行うY工業所群馬工場で、この会社に勤める清水さん(53)が、倒れてきた機械と壁の間に挟まれました。
清水さんは病院に搬送されましたが、およそ2時間40分後に死亡が確認されました。
当時、現場では重さおよそ1.5トンの機械を台車に載せ、清水さんを含めた5人が、その台車をフォークリフトでけん引して倉庫の外に搬出する作業にあたっていたということです。
そして、この作業中に何らかの原因で、運んでいた機械が清水さんがいた方向に倒れてきたということです。
警察では、工場の関係者などから当時の状況を聞くなどして、事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230627/1060014731.html
2023年6月27日18時28分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、赤く染まった海の写真付きでネット配信されていた。
沖縄県名護市のオリオンビール名護工場から27日、食紅で染められた液体が近くの川に流れ出し、約700メートル下流の名護漁港近くの海が赤く染まった。
同社によると、人体や環境に影響はないという。
名護海上保安署や同社によると、液体はビールタンク冷却装置の冷却水で、タンク内に混入した際にすぐに確認できるよう、食紅で赤く染められている。
冷却装置の故障で27日未明に河川に流れ出たとみられ、午前9時半ごろに流出が止まったことを市職員とともに確認した。
原因を調べている。
冷却水には、食品添加物などにも使われる無味無臭のアルコールの一種「プロピレングリコール」が含まれている。
同社の村野社長は「多大なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くおわび申し上げます」とコメント。
再発防止策を講じる考えを示した。
https://mainichi.jp/articles/20230627/k00/00m/040/154000c
6月27日19時55分に朝日新聞からは、目撃者からの110番通報で海保が現場確認したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県名護市の「オリオンビール名護工場」から27日、赤色の液体が流出し、近くの川や漁港が赤く染まった。
液体はビールタンクなどを冷やす冷却水で、食紅で着色されていたという。
「人体や環境に影響はない」(担当者)としている。
同社は液体が流出した詳しい原因を調べている。
名護海上保安署や県警名護署によると、27日午前5時40分ごろ、目撃者から「赤い色の水が川から海に流れている」と110番通報があった。
海保が現場を確認したところ、名護漁港から約700メートル内陸にあるオリオンビールの工場から流出していることが判明した。
オリオンビールによると、流れ出た冷却水には凍結を防ぐために食品添加物が含まれており、誤って流出した際に気付くことができるよう、食紅で着色されているという。
同社は、冷却装置のパイプが何らかの理由で壊れ、冷却水が近くを流れる幸地(こうち)川に流入したとみている。
流出は午前9時半までに止まった。
https://www.asahi.com/articles/ASR6W67HFR6WTPOB001.html
6月27日付で該社HPには、今後は防液堤容量増設や漏れ感知センサー設置などの対策を行うなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
・・・
今回の流出は、設備の冷却に使用しております冷却水に含まれる「プロピレングリコール(食品衛生法施行規則にも記載されている食品添加物)」の漏れが原因と思われます。
プロピレングリコールは食紅で赤く着色しているため、漏れた冷却水が雨水溝を通じて河川に流出し、海が赤くなる現象が発生したものと考えております。
弊社において漏れが発生した際に、外部に漏れ出ないよう、防液堤を作成し対策を行って参りましたが、今回のような流出が発生したことを受け、今後は、二度とこのような事態が生じないよう、防液堤の容量増設や漏れを感知するセンサーの取付け、漏れを感知した際の冷却水の供給停止を迅速に行えるようにするなど、弊社工場設備の管理強化を進めて参る所存ですので、何卒、ご寛容賜りますようお願い申し上げます。
https://www.orionbeer.co.jp/utility/history/h2023/20230627.pdf
6月29日15時43分にNHK沖縄からは、従業員が河口が赤く染まっているのを見つけた、1年半ぶりに使い始めた配管に亀裂が入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
オリオンビールによりますと、今月27日午前7時に、名護市東江のビール工場の従業員が近くを流れる幸地川の河口が赤く染まっているのを見つけて会社に報告しました。
30分後、ビールタンクの設備に冷却水を送っている配管から漏れ出ていることを確認し、送水を停止させました。
会社が調べたところ、配管に亀裂が入り、そこから流れ出ているのが確認できたということです。
この配管は、およそ1年半使用されておらず、点検や整備を行ったうえで、ことし3月から再び使い始め、前日の定期点検では異常は見つからなかったとしています。
冷却水には、食紅で赤く着色された食品添加物が入っていましたが、市販の麺類やおにぎり、歯磨き粉などに使用されているもので、人体などに大きな影響を与えるものではないとしています。
これまでのところ、会社には被害の情報は入っていないということで、食紅で着色した理由について、台風などで配管が壊れ、流出した場合に備えての対応だったと説明しています。
オリオンビールは「皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを重ねて深くおわび申し上げます」としたうえで、再発防止に向けてセンサーを設置して監視を強化するとともに、緊急時に対応するための訓練を行っていくことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230629/5090023847.html
(2023年9月8日 修正1 ;追記)
2023年9月7日10時57分にNHK沖縄からは、冷却水のポンプをバルブ閉状態で稼働したため配管に亀裂が入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の原因について、ビール会社は、冷却水を送るポンプ3台のうち1台のバルブが閉じられた状態でポンプを稼働させたため、配管に亀裂が生じたとする調査結果を発表しました。
会社が6日夜発表した報告によりますと、冷却水を送るポンプ3台のうち1台のバルブが閉じられた状態でポンプを稼働させたため配管に亀裂が生じ、およそ24.8立方メートルの冷却水が漏れ出したということです。
流出による影響については、名護海上保安署から法律で定める基準値以下だったという見解を得ているとしています。
また、再発防止に向けて、事故があったポンプの使用を停止し、冷却水が外に出るのを防ぐフェンスを増やしたり、新たに設けたりするなど対策を講じるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230907/5090024898.html
9月7日17時9分にYAHOOニュース(琉球朝日放送)からは、配管に冷却水が送られ続けたため亀裂が入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
オリオンビールは、通常開けておくべき配管のバルブが閉めたままになっていたことが原因だったと発表しました。
バルブが閉まって流れがせき止められている配管に冷却水が送られ続けたために亀裂が入って、そこから約24.8立方メートルの冷却水が漏れたということです。
環境への影響はないということです。
オリオンビールは再発防止策として、今後、冷却水が入ったタンクにセンサーを付けるほか、ハザードマップを書くなどして監視体制の強化をはかる予定で、「多大なご迷惑とご心配をおかけすることとなりましたことを深くおわび申し上げます」とコメントしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cbc9682eb24d2d74a6e49cbff23ebf18294c967
※以下は報告書抜粋。
亀裂が入ったのはフレキシブル配管とのこと。
(1)事故原因および現状について
弊社内で危機管理委員会を立ち上げて内部調査を進めたところ、6月26日(月)23時頃、冷却水送液 ポンプ3台のうち1台の出口配管手動バルブが閉じられた状態でポンプが稼働したことにより、接続し ているフレキシブル配管に亀裂が生じ、約24.8㎥の冷却水が漏洩したことが判明いたしました。
翌27日(火)9時半に流出が止まったことを行政担当者お立ち合いのもと確認し、以降、下記(2)に 示す通り、再発防止の取組に順次着手しております。
https://www.orionbeer.co.jp/utility/history/h2023/20230906.pdf
(ブログ者コメント)
どのようなタイプのポンプだったのか気になり、調べてみたが、記された情報は見つからなかった。
2023年6月26日6時38分にYAHOOニュース(斎藤・長岡技術科学大学大学院教授の寄稿文)から下記趣旨の記事が、隠れため池の例の写真付きでネット配信されていた。
隠れため池。
聞いたことがない言葉だと思います。
田園地帯を流れる川で、なぜか子供の水難事故が続き、それらを調査したら共通項として浮かんできたのが、隠れため池の思わぬ落とし穴でした。
【四日市の川で中1男子が溺れた】
『妹助け溺れたか、中1男子死亡 三重、川遊びで』
25日午後3時半ごろ、三重県四日市市生桑町の海蔵川で「一緒に泳いでいた友達の姿が見えなくなった」と119番があった。
四日市北署によると、駆け付けた消防隊員が水中で中学1年の男子生徒を救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。
溺れそうになった妹を助けようとして自身も溺れた可能性があり、署が詳しい経緯を調べている。
(共同通信6/25(日) 20:46配信)
続報では、「深みにはまった」と書いている記事が多い印象です。
昨夜、急に飛び込んできたニュースに、週明けの子供たちの安全が気になって仕方がない方々がおられるかと思います。
この時期、急に気温が上がると、放課後に子供同士で川に遊びに出かけて、そこで水難事故に遭うという機会が増えます。
このような事故が多くなると、「何に注意したらいいのかわからない」と、家庭も学校もあきらめムードになることもあります。
そういう時には、「放課後に川とか池に遊びに行ってはダメ」と毎日口酸っぱく言って聞かせるしかありません。
ただ、水難事故には地域性があって、その地域には何となく同じような事故が続く傾向があったりします。
それを地域ぐるみで認識することが、水難事故を起こさないための、実は一番の近道だったりします。
三重県では、過去にも同じような河川で子供が溺れています。
『川に転落か 小3男児死亡 津=中部』
20日午後3時50分頃、津市一身田豊野の志登茂(しとも)川で、同市大里川北町、小学3年A君(8)が浮いているのを近所の住民が見つけた。
A君は救助されたが、約50分後に死亡が確認された。
三重県警津署によると、A君はこの日午前、1人で遊びに出かけたが、昼過ぎになっても帰宅せず、家族からの110番で、同署員や近隣住民らが捜していた。
前日まで降った雨の影響で、現場は川幅約40メートル、深さ数メートルまで増水していた。
近くのコンクリートののり面から、山本君の虫取り網が見つかり、同署で、誤って川に転落し、溺れたとみて調べている。
(読売新聞 2020.06.21、一部筆者改編)
この記事でも、深さが強調されていました。
なにが「同じような河川」なのかというと、「隠れため池」というキーワードの共通項で事故を理解することが可能だという点で、同じような河川と言えるのです。
【隠れため池の落とし穴】
図1をご覧ください。
これは、四日市市を流れる海蔵川の様子を上空からとらえた写真です。
県道622号の橋が海蔵川にかかっています。
この橋の上流側、つまり左上に堰が見えるかと思います。
この堰は可動堰で、農繁期になると堰を上げて、その上流側に水を貯えるようになっています。
この地域ではどうかわかりませんが、多くの可動堰は農閑期に下げて貯まった水を流します。
普通の流れの川に変わります。
川の顔を持ちながら、夏になると深さのあるため池となる。
これを水難学会では「隠れため池」と呼んでいます。
何が落とし穴かと言うと、水を貯めているにもかかわらず、ため池の概念がないということです。
現在、わが国の多くのため池では、転落防止の柵が設置されたり、万が一の落水に備えて這い上がりのネットを設置したりする動きが出ています。
「ため池に落ちると這い上がれない」という危機感が人々の意識の上に上がっています。
ところが河川の場合には、水を貯めているにもかかわらず、ため池のような概念が意識に上がりにくく、安全対策が遅れる傾向にあります。
2020年6月に津市で発生した小学生の水難事故の現場でも、やはり、下流に可動水門がありました。
繰り返しますが、意識に上がらない、これはまさに落とし穴と言えます。
子供にとっては、冬の農閑期に水位が低くて安全に見える川と、春から秋にかけての農繁期に水位が高くなっている川の区別がつきません。
「見ればわかるじゃないか」と怒られそうですが、子供にしてみれば「川幅が広がった」程度にしか認識できません。
なぜなら、川は濁っていて、深さがわからないからです。
【隠れため池は全国にある】
図2は、九州の田園地帯にある隠れため池を撮影したものです。
ここに写っている可動堰は、図1の上空写真に写っていた可動堰と同じ構造のものです。
この可動堰の付近で昨年、小学校の入学式をひかえた女の子が川に落ちて亡くなりました。
堰の下流側の水深がおよそ1 mで、上流側は2 mに達しています。
対岸の写真左上の建物がポンプ小屋になっていて、ここで貯めた水をくみ上げて農地に水を送っています。
付近の道路から川までは、草をはやしていて簡単に近づけないように工夫されています。
とは言っても、近年のため池水難事故防止対策のような対策はとれていません。
図2より下流に向かい、堰を左手に見るように撮影された写真が図3です。
河川の法面が絶望的なくらいの勾配をもっています。
川に落ちたら自力で這いあがることはできません。
さらに、堤防にあたる取付道路からは直接斜面となっていて、この斜面の草刈り作業時には川に転落する恐れは十分にあります。
【さいごに】
隠れため池の怖いところは、そこに水を貯めているという認識につながらないところです。
どうしても安全対策が後手に回ってしまいます。
子供の死亡事故が繰り返されるばかりでなく、草刈りなど、法面の整備を行う農家の方の命をも脅かします。
農業水利は作物を育て、ひいては私たちの命となります。
大事な水利を守りながら、地域住民の安全、農家の安全を向上することが、今求められているのではないでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20230626-00355233
2023年6月27日8時24分にYAHOOニュース(メーテレ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日夕方、三重県四日市市の化学工場から、「C9留分」と呼ばれる油が近くの川に流出する事故がありました。
T化学工業によりますと、26日午後5時ごろ、四日市工場の危険物を入れるタンクから「C9留分」と呼ばれる油が漏れ出ました。
「C9留分」は、灯油や軽油と同じ分類の引火性の液体です。
配管の接続部分が緩んでいたとみられ、最大2000リットルが流出しました。
大半は工場内で回収しましたが、約300リットル~400リットルが排水溝から近くの川に流れ出たとみられるということです。
けが人はいませんでした。
T化学工業は、27日も油の回収作業を続ける予定で、「多大なるご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございません」とコメントしています。
https://www.nagoyatv.com/news/?id=019449
6月27日3時46分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、C9留分を使ってタンク洗浄後、その液を別のタンクに移そうとして漏れたと読み取れる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県四日市市にあるT化学工業の工場から、「C9留分」と呼ばれる危険物約300リットルが川に漏れ出す事故がありました。
【写真を見る】約300リットルの危険物「C9留分」が川に漏れ出す 東邦化学工業の四日市工場から 配管接続部分が緩んでいたか 三重県
26日午後5時半ごろ三重県四日市市にある東邦化学工業四日市工場で「C9留分」と呼ばれる危険物が敷地外に漏れたと、消防に通報がありました。
消防によりますと、「C9留分」は引火性の液体で、灯油や軽油と同じ分類です。
当時、工場では「C9留分」を使ったタンクの洗浄作業が行われていて、洗浄後、「C9留分」を別のタンクに移そうとしたところ、漏れたということです。
配管の接続部分が緩んでいたとみられていて、大半は敷地内で回収したということですが、約300~400リットルが排水溝から近くの川に流れ出たとみられています。
けが人はいませんでした。
現在、撤去作業が進められていて、27日にも完了させたいとしています。
東邦化学工業四日市工場は「この度は重大な漏洩事故を発生させ、近隣住民の皆様や関係各所の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございませんでした。原因調査を徹底的に行い、再発防止に努める所存でございます」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/467e6ab69f6f39588003cebdf31cf97e353d6fd9
2023年6月25日13時47分に読売新聞から回収作業の写真や排出量推移の棒グラフ付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
温室効果ガスの一種で、エアコンや冷蔵庫などの機器の冷媒に使われる「代替フロン」の排出増加が止まらない。
地球温暖化を引き起こす温室効果は二酸化炭素(CO2)の最大1万倍超もあり、削減が不可欠だが、機器廃棄時の回収が進まないためだ。
代替フロンは、オゾン層を破壊する特定フロンに代わり普及してきたが、国や自治体は、回収の徹底や代替フロンに代わる新冷媒の開発促進に力を入れる。
【「Gメン」巡回】
東京都内の自動車販売店の解体工事現場に2021年3月、都環境保安課の通称「フロンGメン」が立ち入り検査に入った。
エアコンの配管が切断されているのを見つけ、検知器を近づけるとランプが点灯。
解体業者に「代替フロンが漏れています」と告げた。
フロン排出抑制法は、業務用の冷蔵庫やエアコンを廃棄する際、機器からフロン類が大気中に漏出しないように回収を義務付けている。
機器のユーザーは、都道府県の登録業者に依頼して、代替フロンを吸引・回収し新製品の冷媒に再利用するか、無害化して廃棄する必要がある。
都は、自動車販売店や解体業者に再発防止を図るよう勧告するとともに、警視庁に通報。
業者らは同法違反容疑で書類送検され、全国初の立件となった。
都は20年度、代替フロンの調査担当を2人から12人に増員し、「フロンGメン」と名付けた。
都内全ての解体工事現場に足を運び、昨年10月までに約1万3000件を調査。
代替フロンを回収せずに機器を廃棄したり、未登録業者に引き渡したりするなどの違反を38件見つけた。
都は、30年までの代替フロン削減目標を、14年度比65%減としている。
同課の渡辺課長は、「目標達成には、回収を徹底するほかない。排出削減の重要性を理解してもらうため、粘り強く指導を続けたい」と話す。
【4倍超】
代替フロンは、オゾン層を破壊するとして生産が禁じられた特定フロンに代わって、1990年代から世界中に使用が広がった。
しかし、CO2の数百~1万倍超の温室効果があるとわかり、97年採択の京都議定書で、排出削減義務の対象となった。
国内では、フロン回収・破壊法(現・フロン排出抑制法)が施行された2002年から、回収の義務化がスタート。
しかし環境省によると、代替フロンの年間排出量(CO2換算)は05年度から右肩上がりに増え続け、21年度には5360万トンと、4倍超に達した。
温室効果ガス全体では減少傾向だが、ガス種別で代替フロンだけが増加している。
原因の一つが、21年度時点で40%にとどまる回収率の低さだ。
ユーザーから機器を引き取った業者が部品だけを転売し、代替フロンを不法投棄するケースが後を絶たず、政府は16年、20年度の回収率を50%とする目標を掲げたが、達成できなかった。
新たな計画では、30年度の排出量を1450万トンに抑制するべく、回収率75%を目標とし、解体業者らを対象にした研修会で法律の周知徹底を図る。
しかし同省フロン対策室は、「目標と現実に隔たりがあるのは事実。達成は大変厳しい状況だ」と、危機感を隠さない。
国際社会では、さらに、代替フロンの生産規制も進む。
16年のモントリオール議定書締約国会議で、日本を含む先進国は36年までに85%を削減することになった。
将来の使用可能量が減るため、同省は今年度、温室効果の小さいアンモニアや水などの「自然冷媒」を用いた機器の購入費用を一部補助する事業を始め、代替フロンの使用抑制を図る。
しかし自然冷媒は、エアコンに使用できないなど、技術的な課題があり、当面は、限りある代替フロンの再利用を繰り返す必要がある。
一般財団法人「日本冷媒・環境保全機構」の高島専務理事は、「代替フロンは社会生活を支えるインフラだ。適切な回収を進めなければ、将来、エアコンや冷蔵庫が使えなくなる恐れもある」と警鐘を鳴らす。
◆代替フロン
フロン類の一種で、水素、フッ素、炭素が結合した「ハイドロフルオロカーボン(HFC)」を主に指す。
液体や気体に変わる際に熱を吸収・放出する性質を利用し、温度を制御するエアコンや冷蔵庫の冷媒に使われる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230625-OYT1T50028/
2023年6月25日13時13分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国・仁川のセルフ式ガソリンスタンドで、給油ホースによる事故が起きた。
白いワンピースを着た女性が給油をしている。
【画像】車が給油ノズルを差したまま発進し、男性にノズルが直撃する一部始終(計7枚)
給油を終えると、女性は運転席に乗り込み、車を出発させた。
ところが、車はノズルを差したままだった。
引っ張られると、ノズルが外れ、金属の部分が反対側の男性を直撃。
男性は腕を押さえ、その場でうずくまってしまった。
男性の兄は、弟についてこう話した。
被害者の兄:
「目や頭に当たったら、大変なことになっていました。今は腕にギプスをしている状態です。」
【2年前にはフルサービスの店舗でも】
こうした事故は、フルサービスのガソリンスタンドでも起きている。
2021年、韓国・浦項で、給油している運転手に、ガソリンスタンドのアルバイトが話しかける。
アルバイト:
「給油中ですから、しばらくお待ちください。」
しかし、わずか20秒後、事故は起きた。
突然、車が発進。
ホースがアルバイトを襲い、体が浮き上がり、柱に激しく叩きつけられた。
体と頭を強く打ち、意識がもうろうとするほどだったという。
今回の事故でガソリンスタンド側は、女性に給油機の修理代として、日本円で約11万円を請求したという。
(「イット!」 6月16日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c1ad5ce864b80d39cc80039be5f2729184bdea0
2023年6月24日13時31分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前8時45分ごろ、横浜市鶴見区の大黒埠頭(ふとう)で「小型船が転覆し、乗船者は岸壁に上がった」と118番通報があった。
横浜海上保安部によると、交通船兼作業船(10トン)に貨物を積み込んでいた男性2人がひざを骨折するなどした他、船から油が流出した。
関係者によると、他船の運航による波の影響を受けたとみられ、同保安部が経緯を調べている。
当時、船上にはけがをした2人がおり、うちフィリピン人の30代男性は岸壁に飛び移り、20代日本人男性は転落後に別の作業員に救助された。
カセイソーダが入ったコンテナ10個が水没したが、海中への漏れ出しはないという。
現場付近にいた港湾関係者の男性(31)は、「近くで他の船がすごいスピードで運航しており、引き潮の影響を受けたようだ」と振り返り、「大黒埠頭周辺は航路が狭く、他の船が岸壁で作業しているときはゆっくり走るのがマナーなのに、飛ばしている船が多かった」と話した。
https://www.sankei.com/article/20230624-QLGWX7OGLVNVLHOVHINXLDA4XE/
6月24日18時15分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、負傷した2人は船上で出港準備中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前9時ごろ、鶴見区の大黒ふ頭で「けが人が出ている、船が転覆した」と119番通報がありました。
消防や横浜海上保安部によりますと、転覆したのは10トンの貨物船で、日本人とフィリピン人の男性船員2人が港での荷物の積み込み作業を終え、船上で出港準備中だったということです。
2人は岸壁に飛び移ったり、海に落ちてから救助されたりしましたが、足の骨を折るなどのけがをして病院に搬送されました。
船からは油の流出も確認されていて、海上保安部の巡視船が撤去作業を行っています。
海上保安部が船員2人から話を聞き、転覆の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d28f0bb0411a720f0c8fe262a5daed439f842dcf
2023年6月26日17時39分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は、24日発生したシステム障害について、工事の操作手順書に誤りがあり、現場の担当者もそれに気がつかずに別のブレーカーが落とされ、電源が遮断されたことが原因だと明らかにしました。
JR東日本では24日未明にシステム障害が発生し、駅の構内や券売機などでクレジットカードが使えなくなったほか、運賃の支払いなどを行う「モバイルSuica」でアプリでのチャージができないなど、影響は最大で12時間余り続きました。
JR東日本が詳しく調査した結果、システムサーバーの電源工事で操作手順書に誤りがあり、現場の担当者もそれに気がつかずに別のブレーカーが落とされ、電源が遮断されたことが原因だと明らかにしました。
会社のマニュアルでは、工事の前に手順書に間違いがないかを管理者や現場の担当者などがそれぞれで確認することになっていましたが、ミスを見つけることはできませんでした。
このためJR東日本は、手順書をチェックする人数を増やしたり工事の工程に照らして確認をより入念に行ったりするなど、再発防止を徹底するとしています。
また、システム障害ではネット上で新幹線の指定席などを予約する「えきねっと」も利用できなくなったため、キャンセルなどができなかった場合には全額を返金する対応を取ることにしています。
JR東日本は「多くのお客様にご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」としています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230626/1000094159.html
6月26日付で該社HPには、操作する盤のナンバーに誤記があったという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
・・・
3. 原因
盤NO.6は通称CV6と呼ばれており、当日の操作手順書には下記のとおり誤りがありました。
(正)盤NO6(CV6)内のブレーカーを「切」にする 。
(誤)盤NO6(CV4)内のブレーカーを「切」にする。
・・・
https://www.jreast.co.jp/info/2023/20230626_ho04.pdf
(ブログ者コメント)
〇複数人によるチェックでも見逃された誤記。
全員、作業方法の妥当性をメインにチェックしていたからだろうか?
作業する機器はこれで間違いないか?といった観点でチェックしていれば気が付いた?
〇複数人がチェックしていても見逃してしまった。
そのことを逆に考えれば、これまで複数人がチェックしていたからこそ事前にミスに気が付いた・・・という事例はあったのだろうか?
2023年6月23日17時43分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月14日の午前9時半ごろ、女川原発の防潮堤の海側で、プラスチック製の排水管を固定する金属製の台を溶接する作業を行っていたところ、排水管から煙があがりました。
煙はすぐに消し止められ、この火災によるけが人はなく、周囲環境への影響もありませんでした。
東北電力が当時の状況を詳しく調べたところ、作業を行っていた協力会社が「排水管は燃えない」と誤って認識し、必要な対策をとっていなかったことが原因だと発表しました。
また、煙が上がってから消防に通報するまでおよそ1時間かかっていて、東北電力は、煙をすぐに消すことができたため、現場の作業員が消防への連絡が不要だと判断したことが問題だったと説明しています。
東北電力は今後、協力会社が提出する作業計画書に火を取り扱う作業の有無や対策などを明記させるなど、再発防止を徹底するとしています。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20230623/6000023883.html
6月23日付で東北電力HPには、溶接時のスパッタが排水管の横に堆積し、その熱で排水管の一部が溶けたなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
【本事象の概要】
排水路設置工事※1において、協力企業の現場作業員がプラスチック製の排水管を固定する架台の溶接作業を実施していたところ、排水管から発煙を確認。
直ちに現場作業員が初期消火を行った。
・・・
【現場調査の結果・本事象発生のメカニズム】(別紙参照)
(1)排水管を固定するための架台(6カ所)を溶接する計画としており、以下の手順で作業を行っていた。
a.6月6日~ 7日 排水管の架台(2カ所)の溶接作業を行った。
b.6月8日~14日 架台上部の部材をより強度の高い形状に変更するため、排水管の架台(4カ所:「a」とは別)の溶接作業を行った。
c.本事象発生時(6月14日)、当該協力企業の作業員4名が、架台(6月6日~7日に溶接済みの2カ所が対象)の上部に補強部材を追加で設置するための溶接を行うこととしていた。
d.当該溶接作業を実施した際、「a」の溶接作業時とは異なり、架台に斜材が据え付けられた状態となっていた。
(2)溶接作業において、発煙が確認されたのは、架台下部の斜材と排水管が接する箇所であった。
(3)発煙が確認された排水管周辺において、溶接作業時に発生したスパッタ※2 が確認された。
(4)上記現場調査の結果より、溶接作業時に発生したスパッタが排水管が接する架台下部の斜材に堆積し、その熱により排水管の一部が溶けて発煙したものと推定した。
【本事象の発生原因・再発防止対策】
(1)当該協力企業は、「排水管はスパッタでは燃えない」という誤った認識を持っていたことから、当該溶接作業に係る火気養生計画書※3 を作成する際、排水管への火気対策は不要と考えた。
(2)当該協力企業は、当社が定めた社内文書において、作業計画書※4 に火気作業のリスクや対策を明記することが規定されていなかったことから、作業計画書にこれらの内容を記載しなかった。
(3)そのため、当社作業担当箇所は、当該溶接工事に係る火気対策を確認、管理することができなかった。
・・・
https://www.tohoku-epco.co.jp/news/atom/1236239_2549.html
2023年6月23日22時38分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後1時20分ごろ、士別市中士別町にある農場で、79歳のアルバイト作業員の男性が、フォークリフトを使ってビニールハウスの撤去作業中に、1.3mの高さから落下しました。
農場の社長が通報し、男性は病院に搬送されましたが、背中を強く打ち、肋骨を折る重傷です。
意識はあり、命に別条はないということです。
事故当時、男性はフォークリフトの”荷物を持ち上げる部分”に乗って足場を作り、ビニールハウスの上のビニールをはがそうとしていたということです。
警察は事故の詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eed2b9e24b97a1ac4d2dd61044458492222b318
2023年6月24日6時36分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時20分頃、北海道小樽市最上の天狗山(533メートル)で、観光用の熱気球を運営する事業者の40歳代女性スタッフが高さ約6メートルのところから落下し、肩などの骨を折る大けがを負った。
熱気球には客2人とパイロットの計3人が乗っていたが、けがはなかった。
小樽署や業務を委託している中央バス観光開発によると、女性は地上で気球につなぐロープが足にからまり、浮き上がる気球に持ち上げられた。
約6メートルの高さでロープがほどけ、落下したという。
小樽署で原因や安全管理などに問題がなかったか調べている。
天狗山の熱気球は昨年から始まった人気のアクティビティーで、同社によると、転落事故は初めて。
熱気球の営業は当面、見合わせるという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230624-OYT1T50069/
2023年6月22日16時31分にYAHOOニュース(南海放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午後1時すぎ、「宇和島市三間町の浄水場で作業中、誤って薬を混入させてしまった」と、浄水場を管理する会社の男性から消防に通報がありました。
消防などによりますと、三間地区仮設浄水場で作業していた男性が、誤って次亜塩素酸ソーダとポリ塩化アルミニウムを混ぜてしまい、塩素ガスが発生したということで、2人の男性作業員が体調不良を訴え、病院で治療を受けたということです。
警察では、付近の道路を封鎖して警戒に当たっていましたが、現在は解除しています。
浄水場を所有する南予水道企業団によりますと、三間町仮設浄水場は、町内の2200世帯へ水を供給していますが、既に中和作業を済ませていて、水道の使用に問題はないということです。
薬剤は通常、水を浄化する工程で使用するということで、南予水道企業団では、事故の原因などについて詳しく調べるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0990e4474bc8a74256633ec1cbd6c453e32f432b
6月22日15時47分にTBS NEWS(あいテレビ)からは、消防到着時には塩素は検出されなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日、愛媛県宇和島市の浄水場で、薬品の取り違えにより塩素ガスが発生し、作業をしていた2人が病院で治療を受けましたが、命に別状はないとみられています。
警察や消防などによりますと、午後1時ごろ、宇和島市三間町にある南予水道企業団の浄水場で、点検中の作業員から「屋外のろ過機に誤った薬品を入れた」と消防に通報がありました。
本来「ポリ塩化アルミニウム」を入れるべきところに「次亜塩素酸ソーダ」を入れたため、これらが反応し有毒な塩素ガスが発生したとみられるということです。
そのため、現場で作業をしていた2人が吸い込み体調不良を訴え、自力で病院に向かったということですが、命に別条はないとみられています。
また、消防が現場に到着したとき、塩素ガスは検出されず、警察も現場周辺を封鎖しましたが、午後2時半時点で、被害の情報は入っていないということです。
メーカーなどは、浮遊物を吸着する「ポリ塩化アルミニウム」と、消毒に用いられる「次亜塩素酸ソーダ」について、いずれも水処理には欠かせないものの、混ぜると塩素ガスが発生するため、絶対に混ぜないよう注意を呼びかけています。
塩素ガスは目や皮膚などに強い刺激を与え、高濃度の場合、呼吸器症状などを起こし死に至る場合もあります。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/557698?display=1
2023年6月22日12時31分にRKBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時半すぎ、福岡県直方市感田の資材置き場で、「荷崩れして人が挟まっている」と消防に通報がありました。
警察によりますと、作業員3人が鉄パイプをクレーンでつり上げてトラックの荷台に積み上げる作業中、何らかの原因で荷台の鉄パイプが崩れました。
トラックの荷台にいた男性作業員がそのはずみで荷台から転落し、落ちてきた複数の鉄パイプに挟まれたということです。
鉄パイプは長さ約5メートル、重さ約12キロあり、男性作業員は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。警察が事故の詳しい原因を調べています。
https://rkb.jp/contents/202306/202306226582/
2023年6月22日11時49分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・羅臼海上保安署によると、22日午前0時30分ごろ、羅臼漁港で刺し網漁船(19トン)の甲板員がけがをしたと通報がありました。
けがをしたのは61歳の男性で、右足のすね部分を切断する重傷です。
漁船には5人が乗っていて、通報した船長は、離岸しようとしたところ前部の甲板で異変を感じ、確認すると男性がけがをしていたと話しているということです。
漁船を係留していたロープが切れていて、海保は飛んできたロープが足に当たった可能性があるとみています。
事故当時、波は1メートルほどで、海保は男性の回復を待って話を聞き、事故の原因を詳しく調べる方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9273473644c5347dd5af0590bcc8a7f2e129e41
2023年6月20日7時0分にYAHOOニュース(withnews)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トンネル火災を撮影した動画がSNSに投稿されたことをきっかけに、こうした火災の際に「ドライバーがしてはいけない行動」への注意喚起がネットで話題になりました。
もしものときに取るべき行動の手順については、高速道路の管理会社が注意喚起をしています。
トンネル内での二次的な事故を防ぐ方法をまとめました。
【検証】トンネル内で火災が起きるとこうなる 新東名での火災実験で炎と煙を上げるバス
【高速道路で車両火災が発生】
12日夜遅く、関越自動車道下りの関越トンネル内において、運送会社トラックの車両火災が発生しました。
このときの事故の様子を収めたとみられる動画がSNSに投稿され、こうした火災の際に「火災車両を絶対追い越してはダメ」という注意喚起がネットで話題になりました。
なぜ、火災車両を追い越してはいけないのでしょうか。
首都高速道路株式会社では、公式サイト「首都高ドライバーズサイト」の「もしもトンネル火災に遭遇したら」のページで、トンネル火災に遭遇した場合、「必ず火災車両の手前で停車」するように案内しています。
以下、同社に確認のうえ、ページの内容から、その手順や注意するべきポイントを紹介します。
〇火災現場付近にいるときは「必ず火災車両の手前で停車」する。
その理由は、「火災車両の先は煙が充満し、前方が全く見えない可能性があるため」です。
〇その上で、車を降りて「火災から遠ざかるよう避難」。
非常口までの距離は非常口誘導表示板で確認可能で、「車の中にいると煙にまかれるため、非常に危険」とします。
〇自身の安全が確認できたら通報します。
方法は、「約50m間隔で設置されている押しボタン式通報装置のボタンを強く押し込み、ランプが点くまで押すと管制室に通報可能」、「約100m間隔で設置されている非常電話の受話器を取ると、管制室に通報可能」の2つが、通報場所を特定できるため、推奨されています。
携帯電話からは「#9910」と発信し、ガイダンスに従い首都高の「1」を押すと管制室の係員につながるとのことです。
〇安全が確認でき、背丈を超えない程度の火災の場合は、「消火器または泡消火栓を使用」します。
火の勢いの弱い初期段階で行うのが効果的ということですが、「身の危険を感じた場合は、速やかに避難してください」とします。
〇トンネル内にいて、案内などにより前方で火災が発生していることがわかったら、「トンネル用信号機やトンネル警報板に従い停車」します。
トンネル内放送などで指示があった場合は、「車から降りて非常口から避難」します。
このとき、車の中にいると「煙に含まれる有毒ガスにまかれる可能性がある」ため、非常に危険です。
〇車を停車するときは「左側(左側に駐車できないときは右側)に車を寄せ、警察、消防等の車両が通行できるように中央部を空ける」ようにしてください。
このとき「非常口の前には停車しない」ように。
また、降車の際、追い越しをする後続車がいないか、警戒が必要です。
〇トンネル手前にいる場合は、「トンネル内に絶対に入らない」ように呼びかけます。
〇トンネル内で火災が発生したときは、「トンネル入口部の信号機や警報板、抗口フラッシング等の情報に従って停車(トンネルによって設備が異なる)」。
トンネル手前で停車します。
停車するときの手順は、上記と同様です。
停車後は「警察やパトロール隊の指示に従って行動してください」。
〇また、もし自分の車や周りの車から煙や炎が出ていることに気づいたら、「トンネル内を走り抜けるのは非常に危険なのですぐに停車し、非常口へ避難」するように求めています。
自身の安全が確保できる場合は「上記の手順に沿って通報および初期消火を試み」ます。
「近隣に係員がいる際は、その指示に従う」ようにしてください。
周りの車から煙や炎が出ていることに気づいたら「燃えている車と距離を取る」こと、燃えている車が停車したら「追い越さずに停車し、非常口へ避難する」ことを覚えておきましょう。
〇自身の安全が確保できる場合、これも上記の手順に沿って、通報および初期消火を試み、やはり「身の危険を感じた場合は、速やかに避難する」ということでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/95e5c57c3f000c1e9fc0cf181a759f21f75852be
2023年6月20日12時52分にYAHOOニュース(mBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県尼崎市で 市の施設の天井裏から男性作業員が落下し、作業員と下にいた女性職員2人がけがをしました。
【写真を見る】天井から作業員転落”落下した天井の板”は長方形の形をしていた
20日午前10時すぎ、尼崎市の市政情報センターで「エアコンに関する作業中に作業員が落下した」とセンターの職員から消防に通報がありました。
警察によりますと、2階の天井裏で35歳の男性作業員がエアコンの保守作業をしていたところ、体勢を崩し天井のパネルに手をついたところ約5枚が外れ、男性作業員とともに落下。
パネルが2階で業務中だった61歳と55歳の女性職員2人にあたりました。
作業員と職員2人の計3人が病院に搬送されましたが、軽傷だということです。
警察が事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c9136feaaa5bf524c006bc95a7232b3c176d2cb
2023年6月20日18時55分にYAHOOニュース(サガテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前1時ごろ、県道虹の松原線を歩いていた人から「倒木で両車線塞いでいる」と警察に通報がありました。
倒れていたのは長さ約15メートルのマツの木で、根元から折れて上下線をふさぎました。
倒れたマツの中は空洞ができていて、上部の枝は枯れているように見えます。
このマツは道路から10メートルほど離れたところに生えていたもので、約1時間後に撤去されましたが、県道が上下線ともに約40分全面通行止めになりました。
また、軽乗用車が倒木に接触しましたが、けがはありませんでした。
20日午後、樹木医による緊急点検が行われた結果、マツは内部が腐っていて、空洞ができていたことが倒れた原因だということです。
県道虹の松原線では、4年前に折れた松の木が車にぶつかり小学生が死亡する事故が起きています。
事故を受け、県や市は樹木医を交え松原を点検し、危険なマツの伐採や、経過観察をしていましたが、今回倒れたマツは該当していなかったということです。
また、唐津土木事務所が目視で行っている道路沿いのマツの点検についても、対象外でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d96836dc0c68f78f6c0c5f778691a651f29b6b8
6月20日13時36分にYAHOOニュース(佐賀新聞)からは、軽自動車が接触したのは通報の約5分後だった、付近に街灯はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前1時ごろ、唐津市鏡の県道虹の松原線で、折れたマツが倒れて道路をふさいでいるのを通行していた男性が見つけ、110番した。
唐津署によると、現場は片側1車線で、鏡山入口交差点から東に約150メートル。
倒れていたマツは長さ約10メートル、太さ約20センチで、根元から折れて両車線をふさいでいた。
付近に街灯はなく、同日午前1時5分ごろに軽自動車が倒木に接触する事故があった。
けが人はいなかった。
同日午前1時10分から同2時25分までの間、撤去作業のため交通規制が敷かれた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ee21f33d7fa83e4208c0d323c379b7187210872
6月20日17時54分にNHK佐賀からは、倒れた木は道路から離れていたため樹医の診断を受けていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「虹の松原」を通る県道では4年前の7月20日に、折れた道路脇の松と走行中の軽乗用車が衝突して小学生が死亡しました。
事故を受けて、県唐津土木事務所が倒れた場合に県道に影響がある松について樹医に調査を依頼した結果、228本の松が倒れる危険性が最も高い「E判定」とされていました。
しかし、今回折れた松は道路の端から松原の中の12メートルの地点に生えていて、「県道に影響はない」として樹医の診断を受けておらず、「E判定」とは認定されていませんでした。
今回は、樹医の診断を受けなかった松が道路を塞ぐように倒れたということで、県道の安全管理の方法や倒木への対策のあり方が改めて問われそうです。
道路を管理する佐賀県唐津土木事務所は、「倒木が発生したことについて残念に思っている。引き続き、巡視や診断必要に応じた伐採を行い、さらに安全対策に取り組んでいきたい」とコメントしています。
また、国の森林管理署は、今回倒れた松も含めて松原の中を職員が週1回以上目視での見回りを行い、木が腐っていないかや、葉の色に異常が無いかを確認していましたが、これまでに問題は報告されていなかったということです。
森林管理署の担当者は、「これまで調査は目視でのみ行っていたが、木の中の空洞をどう確認するかなど、今後の調査方法について検討していく必要がある」と話していました。
「虹の松原」で折れた松と走行中の自動車が衝突した事故で亡くなった当時小学5年生の男児(当時11)の母親は、松の木の危険性を認識しながら放置したことが原因だとして、松原を所有する国と県道を管理する佐賀県、伐採の事務を担う唐津市に損害賠償の支払いを求める訴えを起こしています。
裁判で国や県、市は、争う姿勢を示しています。
母親はNHKの取材に対し、「これまでの対策に意味がなかったのではないか。今回はたまたま大きな事故に至らなかったが、けがした人や亡くなった人がいたら、国や県、市はどうするつもりだったのか。あまりにも命を軽視しているように思える。真剣に対策を考えてほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20230620/5080014712.html
(ブログ者コメント)
4年前の死亡事故は本ブログでも紹介している。
2023年6月19日18時14分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月19日朝、静岡県御前崎市の御前崎港で、クレーンを搭載した大型の台船と小型船が衝突し、小型船が転覆する事故がありました。
転覆した船に乗っていた男性は衝突した台船に救助され、けがはありませんでした。
19日午前8時50分頃、御前崎市の御前崎港内の岸壁から約200mほど沖合で「起重機船と交通船が衝突し、交通船が転覆した」と御前崎海上保安署に通報がありました。
御前崎海上保安署によりますと、衝突したのは、いずれも静岡県内の建設会社が所有するクレーンを搭載した大型の台船と小型船で、御前崎港の防波堤の撤去作業に向かっている際、なんらかの原因で衝突したとみられるということです。
台船と小型船は、御前崎港内を並走していて、小型船は小回りの利きにくい台船に漁船などが近づくことを防ぐため、先回りして漁船などに注意を呼び掛けるなど、安全管理の役割を担っていたとみられます。
転覆した小型船には、建設会社の社員の男性(47)が乗っていましたが、衝突した台船に救助され、けがはありませんでした。
事故は御前崎港の中で起きていて、事故当時は波や風は特に強くはなかったということです。
御前崎海上保安署が事故が起きた原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ceb59216d47e37f5081a6cce2215b6afa6e77dfc
6月19日付で静岡朝日テレビからは、両船の大きさなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故があったのは御前崎市の沖合で、19日午前8時50分ごろ、防波堤の撤去工事に向かっていた長さ56メートルの大型の起重機船と長さ8メートルほどの作業用の小型ボートが衝突しました。
この事故で小型ボートが転覆し、乗組員1人が海に投げ出されましたが、自力で起重機船に乗り込み、けがはありませんでした。
起重機船の乗組員5人にもけがはありません。
御前崎海上保安署によりますと、作業用の小型ボートが転覆した際、燃料の一部が海に漏れたということですが、すでに拡散防止対策を終えているということです。
事故当時、天候は晴れていて、視程は良好だったということです。
https://look.satv.co.jp/_ct/17636601
2023年6月17日18時35分にYAHOOニュース(ABCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県三木市の金属リサイクル工場で、フィリピンからの技能実習生とみられる男性が頭から血を流して死亡しているのが見つかりました。
積んであったアルミの棒が崩れ、直撃したとみられます。
警察によりますと、17日午後2時ごろ、三木市福井にある金属リサイクル工場で、フィリピン国籍の技能実習生とみられる男性(30代)が死亡しているのを同僚が発見しました。
男性は当時、アルミ製の棒を束ね5メートルほどの高さに積み上げる作業をしていたということですが、アルミの間に挟んでいたパレットがつぶれ、450キロ以上の束が崩れて頭に直撃したとみられています。
警察は、パレットが腐食していなかったかなど、調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a45d46b574ad1e796f3a9d09634516a2b6d0ebb5
6月19日7時28分に読売新聞からは、アルミ棒の束は5段に積み上げられており、そのうち3束が崩れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時50分頃、兵庫県三木市福井の金属加工会社「S社」の従業員から、「アルミ棒の束が従業員の頭部に落下した」と119番があった。
三木署員が駆けつけたところ、敷地内で男性が頭から血を流して倒れており、その場で死亡が確認された。
同署によると、男性はフィリピン国籍の30歳代の技能実習生とみられ、詳しい状況を調べている。
発表では、男性はこの日、約2メートルのアルミ棒300~400本を金属製のひもで束ねる作業を1人で担当。
1束の重さは450~680キロで、5段に積み上げ、並べて置いていたという。
同署によると、同僚が大きな音を聞いて駆けつけた際、男性はうつぶせに倒れており、近くにはアルミ棒3束(1・3~2トン)が崩れていた。
アルミ棒の一部に血痕が付いており、同署は、積み上げたアルミ棒の束が崩れて男性に直撃したとみて、原因や作業手順、安全管理体制について調べる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230619-OYT1T50005/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。