







2022年8月24日10時40分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日昼過ぎ、浜松市南区にある「スズキ」の本社の食堂で、ちゅう房にいた50人あまりの従業員のうち、20代から70代の男女14人が体調不良を訴えて市内の病院に搬送されました。
警察によりますと、14人はいずれも食器などを洗う洗浄室の近くにいて、このうち数人に一酸化炭素中毒の症状がみられましたが、命に別状はないということです。
消防の調査で、現場からは一酸化炭素が検知されていますが、警察などによりますと、当時、洗浄室ではお湯を沸かすためのボイラーが使われていたということです。
警察は、ボイラーの不具合が原因で一酸化炭素が発生した可能性があるとみて、24日午前中から消防と現場検証を行い、換気が適切に行われていたかなど、当時の状況を詳しく調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20220824/3030017050.html
8月23日18時6分にFNN PRIME(テレビ静岡)からは、14人が体調不良を訴えた時の状況など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜松市消防局によると、午後0時52分、スズキ本社の女性従業員から「厨房で複数の人が倒れている」と、119番通報があった。
消防が駆けつけると、本社の建物1階で、14人が倒れたり体調不良を訴えていた。
関係者によると、その14人は食堂で働くスタッフ。
現場となったのは、食器などを洗う洗浄室で、頭が痛い、目が回るといった症状を訴えていたという。
中には一時、意識を失う人も。
本社からは、ぐったりした人がストレッチャーに乗せられ、次々と救急車で搬送されていった。
病院に搬送された40代の女性は、直ちに救命措置が必要な重症、4人が中等症、9人が軽症とみられ、優先度の高い人から搬送された。
スズキのウェブサイトに掲載されている食堂の写真。
現場は、この食堂で使われる食器を洗う洗浄室。
スズキの本社には、およそ1万人が働いていて、食堂では委託を受けた55人のスタッフが調理にあたっていた。
調理場で働く男性は、休憩から戻ったところ、何人も倒れていたのを目の当たりにしたという。
調理場で働く人:
「女性の洗浄スタッフが、6人倒れちゃったんですよ。男女交ぜて10人くらい。高齢者が多いです。無味無臭というか、においはなかったです。洗浄室と調理場は隔離されているからドア1枚で、そこ(洗浄室)は、お湯で食器を洗う部屋。何千人も社員が食べた食器が一気にベルトで流れてきますから、そういう(洗浄)作業をされている方たちが具合悪くなってしまった」
消防は、現場の状況から一酸化炭素中毒の可能性があるとみて、くわしく調べている。
https://www.fnn.jp/articles/-/406979
8月24日21時1分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、専門家は燃焼トラブルと換気の不具合が重なった可能性を指摘しているという、下記趣旨の記事が現場の見取り図付きでネット配信されていた。
・・・
考えられる事故原因について、化学に詳しい専門家に聞きました。
<静岡理工科大学 山崎誠志教授>
(Q.考えられる事故原因は?)
「(大型の食洗器が関係する)その場合は機械の燃焼系のところにトラブルがあってうまく燃えていない完全燃焼せず、不完全燃焼した形での器具の不具合ですね」
山崎教授は、これにもう一つの条件が重なったのではないかと指摘します。
<静岡理工科大学 山崎誠志教授>
「換気が影響しているのかなということは考えられます。例えば、換気扇ですね。換気ダクトに油が付着してて換気がうまくいっていなかったとかですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9545913cc7248d36ae9dfa4bbc08fa954467409c
8月25日21時10分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、厨房には警報機が設置されていたが一酸化炭素検知機能はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スズキなどによると、厨房にはガス漏れを検知する警報機が設置されていたが、一酸化炭素を検知する機能はなかったため、警報が鳴らなかったという。
一酸化炭素を検知する警報機に関しては法的な設置義務はないが、スズキは今回の事故を受け、すでに一酸化炭素を検知する警報機を厨房に設置したと話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09267dede733310069dfc16c6b4418fe3904d319
8月26日12時7分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、洗浄室の換気扇は動いていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によりますと、洗浄室の換気扇が事故当時、何らかの事情で動いていなかったことが新たにわかりました。
また、洗浄室内にある大型洗浄機など複数の機械に不具合は見つかっていないということです。
警察などは、換気扇が動いていなかった経緯を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f6bce2ec8599fb807d2fa1dfc4c6cd02286ae60
2022年8月23日18時13分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日未明、福島県会津若松市の郊外で、クマが農家の物置のシャッターを開けて中に保管されていたコメを食い荒らす被害がありました。
同じ会津若松市では、先月、集落近くにある竹やぶでクマに襲われたとみられる住民が死亡する事故も起きていて、県は会津若松市を対象に「ツキノワグマ出没警報」を出して注意を呼びかけています。
クマの被害があったのは、会津若松市の北東部の郊外、河東町の農家、小池さんの住宅です。
小池さんによりますと、23日午前3時ごろ、就寝していたところ物音で目が覚め、住宅の窓から外を確認すると体長1メートルほどのクマが敷地内を歩いているのが見えたということです。
そして、およそ2時間半後に外に出て敷地内に2つある物置きを確認したところ、いずれも閉めていたシャッターが開けられ、このうち一方の物置で保管されていた袋入りのコメが食い荒らされた跡が残っていたということです。
無くなっていたコメは2キロほどで、トマトやジャガイモなど、そばにあったほかの農作物に被害はありませんでした。
小池さんの住宅は林のそばにあり、物置のコメが荒らされたのは今月に入って3回目で、2回目以降は、敷地内でクマが目撃されています。
小池さんは、「前回の被害のあと、シャッターを閉めるようにしましたが、開けられていたため信じられません。これから稲刈りが本格化して保管するコメが増えるので、子どもやコメに被害が出ないか不安です」と話していました。
会津若松市では、先月、南部の門田町で集落近くにある竹やぶでクマに襲われたとみられる住民が死亡する事故も起きていて、県は会津若松市を対象に「ツキノワグマ出没警報」を出して注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20220823/6050019872.html
2022年8月22日18時33分にYAHOOニュース(北陸放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ヒューマンエラーが重なったことが要因としています。
おととし12月、石川県立中央病院で入院患者に誤った量の鎮痛剤を投与し、重度の意識障害が残る医療事故が起きていたことが明らかになりました。
病院側は家族に対し、賠償金3200万円を支払うことで合意しています。
岡田院長:
「誠に申し訳ございませんでした」
県立中央病院によりますと、おととし12月上旬、80代の入院患者が痛みを訴えたため、医師が鎮痛剤「リドカイン」の投与を決めました。
電子カルテシステムで薬剤を指示する際に入力を誤り、結果的に短時間で適切な量より多く、高い濃度で投与してしまったということです。
鎮痛剤を用意した薬剤師や投与した看護師も誤りに気付かず、患者は重度の意識障害となり、現在も意識のない状態が続いているということです。
病院では、カルテのシステム画面が間違えやすいものだったことに加え、医師、薬剤師、看護師それぞれが必要な指示や確認を怠ったことが原因としています。
岡田院長:
「複数のヒューマンエラーとそれらをチェックする機能が十分に機能せずに起こってしまったものと考えている。全職員が事故防止の徹底に努め、安全で良質な医療を提供することで信頼回復に努めていく」
病院側は患者の家族に賠償金3200万円を支払うことで合意していて、県は来月7日に開会する県議会9月定例会に賠償金を盛り込んだ議案を提出する方針です。
「複数のヒューマンエラーが重なって」起きた今回の事故。
病院では、電子カルテシステムを改良するとともに、薬剤を指示する際の確認の徹底や注意喚起、医療安全に関する研修回数を増やすなどして、再発防止に努めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/81695554a33dcc9faa0dab6ff15d019b67dd1f66
8月22日20時16分に朝日新聞からは、医師は電子カルテの画面上で鎮痛剤を選び薬剤師に処方を依頼する際、同名だが20倍の成分量がある薬を選んでしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故があったのは2020年12月上旬。
同院に入院していた患者が首の痛みを訴えたため、医師が点滴による鎮痛剤の投与を決めた。
電子カルテの画面上で鎮痛剤の種類を選び、薬剤師に処方を依頼する際、同名だが濃度と成分量が異なる薬を選んでしまったという。
医師は誤りに気づかず、看護師に鎮痛剤の点滴を指示。
処方された薬は正しい薬の20倍の成分量があり、鎮痛剤の過剰投与となった。
投与後、病室を離れた看護師が、経過観察のため患者のもとを再び訪ねた際、患者は呼吸をしていない状態だったという。
・・・
https://www.asahi.com/articles/ASQ8Q5VMSQ8QPISC006.html
8月22日19時18分にYAHOOニュース(テレビ金沢)からは、電子カルテに点滴速度が明記されていなかった、処方した薬剤師はゆっくり点滴するなら問題ない量だと判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日に開かれた県立中央病院の会見によると、おととし12月、県内に住む80代の入院患者が痛みを訴えたため、医師が鎮痛剤の投与を決めた。
しかし、この医師は電子カルテシステムで薬剤を指示する際、誤った量や濃度を選択。
その後、薬剤師と看護師が誤りに気づかず投与した結果、患者に重度の意識障害が残り、現在も意識が無い状態が続いているという。
県立中央病院会見:
「間違いやすい画面で間違った薬剤を選択してしまった」
「薬剤師のところに注射の速度の指定がいかなかった」
「点滴速度が明記されていなかったために、薬剤師の方で、計算して、ゆっくりいくなら全く問題ない量だと判断して、払い出した」
「もちろん(点滴速度を全指示に記録する)先生もいるが、徹底されていたとは言い難かった」
病院では、薬剤の量や濃度を明確に表記するよう、システムを見直すなどの再発防止策をとるとしている。
病院は、患者の家族と賠償金3200万円を支払うことで合意し、県議会9月定例会に議案が提出される予定だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/04d6727936ff9dc5d86065283089bd8c660ac26e
2022年8月22日17時18分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日朝、浜田漁港で、海に潜って工事をしていた作業員の男性が、岸壁と近づいてきた船との間に体を挟まれ、死亡しました。
浜田海上保安部によりますと、死亡したのは松江市の会社員で、潜水士の千代田さん(43)です。
千代田さんは22日午前8時半ごろ、浜田漁港の4号荷さばき所近くで、岸壁の増設工事のため海に潜ってボルトを取り外す作業をしていたところ、近づいてきた船と岸壁との間に体を挟まれました。
千代田さんは近くにいたほかの作業員によって救助され、市内の病院に搬送されましたが、およそ1時間後、死亡が確認されたということです。
船は長さ33メートル、総トン数330トンのクレーン付きの台船「第23新栄丸」で、当時、同じ工事をするため岸壁の近くにいたということです。
当時、波はなく、視界は良好だったということで、浜田海上保安部は、業務上過失致死の疑いで当時の詳しい状況を捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20220822/4030013619.html
8月22日14時23分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、岸壁に沿って移動中の台船が岸壁に寄り過ぎたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
死亡したのは島根県松江市の男性(43)で、岸壁の改修工事のため、朝から潜水服を着て作業していて、事故が起きた時は、台船や岸壁にいる同僚らと連携しながら、岸壁に沿って台船を横に移動させていたということです。
当時は西の風1メートルで波はなく、浜田海上保安部は、何らかの原因で台船が岸壁に寄り過ぎたと見て、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c15705fb1e7f6427c997056b4c1d10372e42418
8月22日19時49分にYAHOOニュース(山陰中央新報)からは、死亡した男性は水中でコンクリート型枠を取り外す作業中で、台船は型枠を引き上げるために近づいてきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前8時半ごろ、島根県浜田市原井町の浜田漁港内で岸壁の改良工事に当たっていた出雲市の工事会社の社員の男性(43)が、岸壁と作業台船の間に挟まれ死亡した。
浜田海上保安部などによると、事故現場は建屋を建設中の浜田漁港4号荷さばき所前の岸壁近く。
男性は水中でコンクリートの型枠を取り外す作業中だった。
型枠を船に引き上げるため沖合から近づいたクレーン付きの台船(長さ33メートル、330トン)と岸壁の間に挟まれた。
工事は県が発注者で、3月16日に着工。
台船は元請け会社が所有し、男性の務める会社は下請け会社だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ee9982de49b82065b893870c941f1b95578eca1
2023年10月26日11時15分にNHK島根からは、潜水作業しているという情報がクレーン台船に伝わっていなかった、直前に台船の1人が気付いたが他の作業員への伝達手段がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故について、国の運輸安全委員会は26日、報告書を公表しました。
それによりますと、クレーン台船は、ロープで引いて港内を移動させていた別の小型船が、係留するためロープを放したあと、岸壁に近づいたということです。
そして、潜水士が海の中で作業をしているという情報は、クレーン台船に乗っていた4人には共有されておらず、このうちの1人が直前に気がついたものの、他の作業員に伝える手段がなかったとしています。
そのうえで、再発防止策として、潜水作業を行う場所で台船を移動させる場合、現場作業の指揮者は、工事の関係者全員に事前に情報を共有させるほか、責任者は、連絡手段を確保するため、無線機を持たせることが望ましいなどと指摘しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20231026/4030017464.html
2022年8月19日19時35分にYAHOOニュース(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年4月、諫早市内の公園でシーソーで遊んでいた児童が指の骨を折る事故がありました。
公園を管理する市は「認識が甘かった」などと責任を認めています。
事故は2022年4月、諫早市が管理する久山公園で起きました。
当時10歳の男子児童は、シーソー下のクッションタイヤが劣化していたため、一緒に遊んでいた女子児童が安全に降りられるように座る部分を押さえました。
しかしシーソーが跳ね上がって男子児童の手に当たり、親指を骨折したということです。
シーソーは設置から40年以上が経ち、タイヤは事故当時国の安全基準の半分以下の高さまでつぶれていました。
市は定期点検でタイヤの劣化を把握していましたが、シーソー本体への影響はなかったため、使用を続けていました。
市は「認識が甘かった」などと責任を認めています。
事故があったシーソーは8月、タイヤを交換して使えるようになりましたが、影響は広がっています。
事故後、ほかの公園でもシーソー6基でタイヤの劣化が分かり使用禁止となっていて、市は10月末までに取り替えるとしています。
このほかブランコにも不備が見つかり、54基のうち31基が使えない状態です。
骨折した男子児童の家族との示談が成立し、市は治療費や慰謝料など損害賠償を支払うため、19日、市議会の全員協議会で事故について報告しました。
事故後、すぐに公表しなかったことについては、市は「男子児童のケガの程度と国の指針を踏まえて判断した」と説明しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a13c4b23b5933448ab720b27563ad7d0566374d9
8月20日10時30分にYAHOOニュース(長崎新聞)からは、女児の体重で板が跳ね上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎県諫早市は19日、久山公園(久山町)のシーソーで遊んでいた男児(10)が左手親指を骨折する事故が発生し、市の安全管理に問題があったとして男児側に謝罪、損害賠償(約6万4千円)をしたことを明らかにした。
市によると4月、対面に乗っていた女児を安全に降ろそうとした男児が先に降り、座板部を手で持ち支えていたが、女児の体重で跳ね上がり、その衝撃で骨折した。
シーソーの緩衝材として使われていたクッションタイヤが経年劣化のため、厚みが国の安全基準(地表から23センチ以上)を下回る9センチしかなく、跳ね上がり方が大きくなったことなどが原因だとして、管理瑕疵(かし)責任を認めた。
シーソーは1981年の開園と同時に設置。
市は委託業者による年1回の点検などで、緩衝材の破損を認識していたが、遊具本体ではなかったため、供用を続けていた。
事故を受け、市が管理する公園のシーソー、ブランコを緊急点検。
シーソーの全てとブランコの一部を使用禁止とし、修繕などの対応を急ぐ。
7月に示談が成立し、損害賠償の専決処分を19日の市議会全員協議会で報告。
市側は「安全に子どもたちが遊べるよう努めていきたい」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e3e5a12dc034280a1b1a772ceecc7204c6c4dce
8月20日10時36分に読売新聞からは、クッション性が低下していたため想定以上に跳ね上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
シーソーを降りた後、対面に座っていた女児を降ろすため、自分が座っていた部分を抑えていたが、跳ね上がったシーソーが左手に当たった。
緩衝材のタイヤが劣化してクッション性が低下していたことから、想定以上に跳ね上がったとみている。
市はタイヤの劣化を把握していたが、緊急的な対応が必要とは判断しなかったという。
同課の小川課長は、「点検を徹底する。設置してから長期間経過している遊具は、更新も検討していきたい」と話した。
(ブログ者コメント)
状況がイマイチ不明だが、ちょっとした不具合を把握してはいたが、それが人身事故につながるとは思ってもみなかった・・・そんな事例として紹介する。
2022年8月19日16時0分にYAHOOニュース(まいどなニュース;京都新聞)から下記趣旨の記事が、当該遊具の写真付きでネット配信されていた。
もりやまエコパーク(滋賀県守山市)の「遊びの広場」に設置されているバナナの形を模した滑り台を巡り、危険性を訴える声が上がっている。
中盤に3方向に分かれる分岐があり、ぶつかって股間を強打したり頭から地面に落下したりする恐れがあるといい、3年前には岩手県の同じ滑り台で事故も起きた。
専門家は、「行政はもっと注意喚起すべき。事故が起き得る環境を放置してはいけない」と指摘する。
バナナ滑り台は、今春オープンした同広場の小学生向けエリアにある。
複合遊具の一つとして備え付けられ、子どもらが連日遊んでいる。
滑り台の対象年齢は6~12歳で、側面にはコースを決めてから足をそろえて滑るよう促すシールも貼られている。
ただ、実際には対象年齢未満と思われる幼児も多く遊んでおり、コース中盤の分岐にぶつかりそうになり、保護者が手を添えてサポートをする場面も見られた。
3歳の息子を遊ばせていた30代女性は、「対象年齢が記載されているのは知っていたが、テンションが上がって滑り台へ駆け寄ってしまうと確認をする余裕はなくなる」と話す。
バナナ滑り台は2013年に新発売された比較的新しい遊具で、全国に200以上設置されている。
一方、インターネット上には、この遊具で危ない目に遭ったと訴える動画も複数投稿されている。
盛岡市では19年に当時4歳の女児が頭から転落する事故が発生した。
危機感を募らせた父親の鈴木さん(48)が市議らに相談し、盛岡では別の滑り台に取り換えられたという。
ただ、事故の報告を受けたメーカー側は、「安全基準を満たしており、構造の改善は行わない」と回答。
医師でもある鈴木さんは、「これでは同じ事故が繰り返され、いずれ重い傷害を負う子どもが現れる」と懸念する。
事故防止に役立ててもらおうと、経緯や内容をホームページで詳しく紹介している。
守山市は市の広報誌5月15日号で、バナナ滑り台で遊ぶ子どもたちの写真を表紙にあしらい、遊具をPRしている。
公園を管理する市ごみ減量推進課の担当者は、「安全基準を満たしているということで設置している。市としてもエリア分けして、シールも貼った。安全に楽しく利用してもらいたい」とする。
「子どもの遊び場のリスクマネジメント」の著者で一般社団法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」(京都府向日市)の松野代表理事は、「ジャングルジムなどからの転落とは違って予見が困難。3歳の子が容易に滑り口に到達できるなら、対象年齢の制限にはならない」と指摘している。
(まいどなニュース/京都新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1903518be632ad2fdfe123cfa66200f7216ebff
2022年8月19日17時55分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後0時45分ごろ、八幡平市大更の砕石工場で、砕石などに使う産業火薬の廃棄処理作業を盛岡市にある業者が行なっていたところ、火薬が爆発しました。
警察や砕石工場によりますと、この事故で作業をしていた男性3人がけがをして病院に運ばれたということで、搬送時に3人とも意識はあり、2人はやけどや、すり傷などのけがだということですが、1人は現在も病院で治療を受けているということです。
砕石工場の作業員が爆発音を聞いて現場に駆けつけた際には、3人とも倒れていて、ヘルメットや手袋が散乱していたということです。
砕石工場によりますと、作業をしていた1人が原因について「火薬を燃やして廃棄処理していたが、燃焼が悪かったのでオイルをかけたところ爆発した」と話していたということです。
砕石工場の近くに住む男性は、「ドーンという聞いたことがないような大きな音がした。いつもは発破作業をする際は事前にサイレンがなっていたので、急なことでびっくりしました」と話していました。
現場は八幡平市の住宅が点在する集落の中にある砕石工場で、警察と消防が事故の詳しい状況や原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20220819/6040015284.html
8月19日18時13分にYAHOOニュース(岩手朝日テレビ)からは、処理業者には数年ぶりに場所を提供していた、爆発現場は地面がえぐれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日昼すぎ、岩手県八幡平市内の採石場で爆薬を廃棄する作業中に爆発事故が発生し、男性3人がけがをしました。
午後0時45分ごろ、八幡平市大更の採石場でM商店の従業員3人が、砕石の山を削る爆薬が破れるなどして使えなくなったことから、爆発による処理を行っていたところ、爆薬が誤って爆発し、3人がけがをしました。
3人は病院に運ばれ、2人が熱傷によるけがをしましたが既に退院し、もう1人も両腕などにけがをしたものの、意識はあるということです。
採石場を所有するE社によりますと、M商店には爆薬の処理として数年ぶりに場所を提供していたということです。
事故当時、「ズドーン」と大きな音がして社員に確認に行かせると、3人が倒れていたほか、爆発現場は地面がえぐれるほどの衝撃だったということです。
警察が事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ce50c81dfec401148b5590cac7e72506168944a
2022年8月19日21時10分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前10時すぎ、横浜市泉区緑園で周辺の住民から「爆発音がして煙があがっている」といった通報が警察や消防に複数、寄せられました。
けが人などの情報は入っていないということです。
東京電力などによりますと、19日午前10時すぎに付近の送電線で不具合を感知し、すぐそばの樹木に焦げたような跡があるのが見つかったということです。
東京電力では、当初、伸びた樹木と送電線が近づいて火花が生じるなどする「スパーク」と呼ばれる現象が起きた可能性があるとしていましたが、これまでの調査で、焦げた樹木の近くにあった送電線の一部にも焦げた跡が確認できたことから、送電線が樹木に近づいて漏電が発生したとみています。
また、爆発音は、電流が木を通じて地面に流れた際に発生した可能性があるとしています。
東京電力は今後、設備周辺の樹木を伐採する予定だということです。
現場は、相模鉄道いずみ野線の緑園都市駅から南に800メートルから1キロほどの住宅などが建ち並ぶところで、近くの林には送電線とみられる複数の鉄塔がたっています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20220819/1050017625.html
8月19日17時52分にNHK神奈川からは、近所の人たちが感じた様子が、下記趣旨でネット配信されていた。
近くの高齢者施設の職員はNHKの電話取材に対し、「10時すぎに車で走っていた時に、花火のようなドーンという音がした。原因はわからなかったがかなり大きさだった。若干施設の窓が揺れたという人もいました」と話していました。
横浜市泉区の現場の近くにある横浜緑園高校の副校長は、「グラウンドでソフトボールをしていた生徒から『学校の北西方向で爆発音が2回し、火柱が立った』と聞いた」と話していました。
近くに住む40代の女性は、「爆発音が2回聞こえて、木と木の間に白や茶色の煙が上がりました」と話していました。
近くに住む80代の男性は、「畑で作業をしていると、シャーというホースで勢いよく水をまいたような音が1分ほど続いたあと、爆発音が30秒くらい間隔をあけて3回ほど聞こえた」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20220819/1050017622.html
8月19日11時27分に神奈川新聞からは、送電線の電圧は27万5千ボルトだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力パワーグリッドの神奈川総支社によると、同日午前10時5分ごろ、送電線の異常を感知。
現場で確認した結果、送電線と樹木の一部が焦げていた。
現場の送電線は27万5千ボルトの超高圧設備で、直接触れなくても漏電が起きる可能性がある。
市消防局も、表面の皮や枝が裂け、一部が焦げたように黒くなっている木を確認したという。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-931708.html
2022年8月18日 20時09分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県君津市にある日本製鉄東日本製鉄所君津地区で2019年2月~22年4月、東京湾に面した排水口から有毒物質のシアンが計39回検出されたが、同社はいずれも県に報告せず、公表もしていなかったことが18日わかった。
東日本製鉄所の谷所長が同日会見して明らかにし、「不適切だった」と謝罪した。
同社と県によると、シアンは環境基準では1リットルあたり0・1ミリグラム未満の「不検出」が義務づけられているが、19年2月~22年4月に、特定の排水口での400回超の測定で39回検出されていた。
いずれも県などの行政機関に報告していなかった。
検出されたシアンの最大値は、19年2月5日の同0・6ミリグラム。
同社は同28日に採取し直し、社内で「不検出」と記録していた。
同製鉄所では今年6月、生産工程で生じる「脱硫液」が敷地外に漏れるトラブルがあった。
近くの川で大量の魚が死んでいるのが見つかり、県の調査で周辺の水路からシアンも検出された。
県の行政指導を受け、同社が過去の検査結果を調べていた。
県によると、19年以降、近隣でのシアンによる健康被害は確認されていない。
谷所長は、「ご心配とご迷惑をおかけしており、深くおわび申し上げます。原因究明と再発防止に徹底して取り組んで参ります」と陳謝した。
https://www.asahi.com/articles/ASQ8L6KSNQ8LUDCB00Q.html
8月18日16時7分にYAHOOニュース(千葉日報)からは、水濁法に基づく5回の測定と自主管理のため行った423回の測定でシアンが39回、全窒素が173回基準を超えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本製鉄東日本製鉄所君津地区(君津市)から有害物質シアンが流出した問題で、同社東日本製鉄所は18日に千葉県庁で記者会見し、谷所長は「近隣住民の皆さま、行政、関係者にご心配とご迷惑をお掛けし、まことに申し訳ございません」と謝罪した。
今回新たに判明した「16排水口」から検出されたシアンと全窒素の排出基準超過については、2017~19年に水質汚濁防止法に基づく5回の自主測定、18年2月からことし8月15日までは自主管理の一環で423回の自主測定を行い、うちシアンは39回、全窒素は173回の基準超過があったと明らかにした。
同社は「重篤な事案」との認識を示し、全社体制で事実関係の検証と原因究明、再発防止に徹底して取り組むとした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e609e320837990a2138fb4609097cd52a13a6214
8月19日9時55分に毎日新聞からは、6月トラブル対応で検査した結果についても低いほうの測定値だけを県に報告していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
一方、6月に脱硫液の流出問題を起こした後の情報公開のあり方にも問題があった。
日鉄は7月1日に実施した複数回の水質検査結果について、高い方の検出値(1リットルあたり0・98ミリグラム)は伏せ、低い方の値(同0・5ミリグラム)だけを県に報告。
翌2日に9回実施した水質検査でも、7回シアンを検出したものの、残る2回の結果に基づき「不検出」と県に報告していた。
谷所長は、「高い数値も含めてすべて報告すべきだった」と釈明。
ただ、3年以上もシアン流出を伏せてきた理由については「調査中」を繰り返した。
https://mainichi.jp/articles/20220819/k00/00m/040/030000c
(2022年10月2日 修正1 ;追記)
2022年9月30日23時53分に毎日新聞からは、従業員が法制度を誤認していた、対策として環境防災部を新設するなどとした報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本製鉄東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)が工場排水に有害物質のシアンが含まれていることを把握しながら公表していなかった問題で、日鉄は30日、原因や再発防止策などをまとめた報告書を県や周辺市に提出した。
公表しなかった理由を「従業員が法制度を誤認していた」と説明し、意図的な隠蔽(いんぺい)を否定した。
同工場は2017~22年、排水の法定検査でシアンが検出された4回の検査結果を記録に残しておらず、県から水質汚濁防止法に基づく行政処分を受けた。
シアンが出た場合は採水し直して「不検出」となるまで検査を続け、県には「不検出」の結果だけを報告していた。
自主検査でもシアンを41回検出しながら、公表していなかった。
報告書では、法定検査でシアンを検出した事実を県などに伝えなかった理由について、「再採水・再測定で基準内に収まれば行政機関への報告は不要と誤認していた」とした。
また、自主検査については行政への報告自体が不要と考えていたという。
社内マニュアルでは再採水を禁じていたが、担当者が「問題ない」と誤解しており、シアンが検出された事実は上司にも伝わっていなかったという。
今回の問題を受け、日鉄は10月の組織再編で環境と防災を担う「環境防災部」を新設し、再発防止の取り組みを進める。
脱硫液タンクの更新などハード面の対策も強化する。
報告書を提出後、記者会見した同製鉄所の谷所長は、「多大なる心配とご迷惑をお掛けしたことを深くおわびする。万全の対策を実行したい」と改めて謝罪した。
https://mainichi.jp/articles/20220930/k00/00m/040/291000c
2022年8月18日19時36分にYAHOOニュース(CBC News)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
多発する夏の水難事故。
愛知県豊田市の矢作川(やはぎがわ)で過去、水難事故が相次いだポイントがあります。
そこで起きているのは「おいで おいで現象」だと専門家は話します。
川に潜む危険について取材しました。
【写真を見る】川に潜む危険 そこで起きているのは「おいで おいで現象」 過去10年でおよそ10件の死亡事故が起きた場所とは
豊田市池島町の矢作川。
今年5月には19歳の男性が川に流され、死亡しました。
また、3年前にもこの付近で小学生の女の子2人が死亡しています。
(記者):
「付近には危険を知らせる看板が、数多く設置されています」
河川敷では、かつて無料でキャンプやバーベキューを楽しめましたが、あまりに水難事故が起きたことから、おととし3月から閉鎖されています。
豊田市消防によりますと、このあたりでは過去10年ほどの間に、およそ10件の死亡事故が起きているということです。
そこで、かつて事故調査にもあたった水難学会の斎藤秀俊会長に聞きました。
(水難学会 斎藤秀俊会長):
「矢作川の池島公園の辺りは、人が(川の)深いところに導かれる原因があった。川がおいで、おいでするんですよ。(その周辺は)川には珍しい砂浜。海のような砂浜があってすごくアクセスしやすい」
その砂浜の先に危険が潜んでいるのです。
【 “アリ地獄”でパニックに】
これまで救助活動にあたった豊田市消防の訓練時の映像です。
広い砂浜があり、穏やかな流れの浅瀬が見てとれますが、その先に危険が。
(水難学会 斎藤秀俊会長):
「砂で急に深くなるのはすごく厄介で、深いと思って戻ろうと思っても、もう戻れない。砂が崩れてアリ地獄のようなもの」
ひざの高さほどの水位の浅瀬の先に突然深みが現れます。
驚いて引き返そうにも、足元は砂地で踏ん張りがききません。
そして、パニックに陥るというのです。
同じような特徴を持つ川での実験映像です。
浅瀬から進んでいく女性。
すると、急に体が沈みました。
わかっていても身の危険を感じてしまうような状況です。
さらにもうひとつの危険が…。
【岸に近づけない渦「循環流」とは】
(水難学会 斎藤秀俊会長):
「『循環流』がぐるぐる回るんですね。上流から下流に流れるのと同時に、分岐して砂浜のほうを通って、また上流に戻る。その流れ(循環流)があるから戻れない」
矢作川の「循環流」。
本流に対してうずをまいている部分があります。
この流れに巻き込まれると、岸に近づけない状況が生まれるのです。
(豊田市消防本部足助消防署 中根消防司令補):
「プロの消防隊員でも、岸まで戻ってくることは難しい。水流も深さもあるところから、フィンなしで戻るのは難しい」
河川財団によりますと、2003年から去年までの間に、死亡事故が3件以上起きている水難事故多発地点が全国に40か所あり、そのうち愛知と岐阜で合わせて14か所もあるということです。
もしも、川で危険に遭遇したらどうすべきなのでしょうか?
(水難学会 斎藤秀俊会長) :
「背浮きというのを皆さんに教えている。背中を下にして、水面の上に仰向けのような状態で浮かぶ。とにかく呼吸を確保すること」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9f5fbf846e0db6a445eb2ce76b7314af41f326c
2022年8月18日11時48分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、破断配管の写真付きでネット配信されていた。
茨城県東海村村松の「Sメディカル」で実験棟の排水管が破断、放射性物質で土壌が汚染された問題で、原子力規制庁は57年にわたり排水管を点検した記録が同社に残っていないことを明らかにした。
いつ破断したか特定不可能としている。
同庁は17日、内容を原子力規制委員会に報告、今後老朽化施設の検査について議論が及ぶ可能性がある。
実験棟は研究施設「創薬支援センター」で、1965年に整備され、2020年まで使用されていた。
今月4日に点検した解体業者が、放射性物質を扱う器具の洗浄台からつながる排水管の破断を確認。
汚染された水がしみ出していたとみられるが、同社は「法令の基準を下回っており、環境への影響はない」としている。
この排水管を巡っては、放射性同位元素等規制法の定める第三者検査の対象外。
年2回の自主点検を定める同社の規定でも、排水管は除かれていた。
同社は「床下は点検が容易でない」としており、65年以降、排水管を点検した記録はないという。
今後、土壌中の放射線量などから時期を推定する方針。
https://mainichi.jp/articles/20220818/k00/00m/040/073000c
※発覚当時、8月5日18時11分にNHK茨城からは、同社はラットなどを使い体内に吸収された医薬品がどのように移動するかを放射性物質を利用して調査研究しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Sメディカルは、茨城県東海村にある研究施設で床下を通る排水管が壊れ、放射性物質による汚染が4日確認されたと5日、明らかにしました。
従業員の被ばくは確認されていないほか、環境への影響はないとみられるということです。
汚染が見つかったのは、放射性物質を利用して医薬品の開発の研究を行っている東海村村松にあるSメディカルの研究施設で、いまは解体作業を進められている創薬支援センターの第1実験棟です。
Sメディカルによりますと、4日午後3時半すぎ、第1実験棟1階の床下にある放射性物質を含む廃液を流す排水管を調べていた際に2か所で破断が見つかったということです。
Sメディカルが4日調査したところ、このうち1か所で土の表面から、通常の値を超えるトリチウムなどの放射性物質が検出されたということです。
これまでの調査で、従業員の被ばくは確認されていないほか、法令で定められた値より低いことから、環境への影響はないとみられるということです。
排水管は塩化ビニル製で、いつから破断していたかや、破断した要因についてはわかっていないということで、Sメディカルは今後、調査を進めるとしています。
Sメディカル創薬支援センターの橋爪センター長は、「近隣住民の方々や関係機関に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」としています。
東海村の山田修村長は、「施設の管理が適切ではない部分があったとみられ、遺憾だ。施設は住宅街の中にあり、心配に思う住民もいるとみられる。今後は、原因や経緯に関する調査をきちんと行い、管理を徹底してほしい」とコメントしています。
近くに住む住民からは、不安の声が聞かれました。
近くに住む30代の男性は、「漏れた量がどれくらいかが気になる。情報をしっかりと透明性を持って伝えることが住民の安心につながると思うので、たとえ微量といっても、隠さないで伝えることが大事だと思う」と話していました。
また、60代の女性は、「ことしから引っ越してきたので、そのような物質を扱っている施設だということも知らなかった。ショック以外にないです」と話していました。
茨城県東海村村松にある「Sメディカル創薬支援センター」は、放射性物質を利用して新たな医薬品の開発に関する研究を行っています。
製薬会社などから依頼を受け、ラットやサルなどを使って、放射性物質が出す放射線を頼りに、体内に吸収された医薬品がどのように移動し排せつされるかを調べるなどしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20220805/1070018049.html
2022年8月18日22時24分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日、名古屋市中区栄の街路樹が倒れ、信号待ちの車を直撃しました。
これを受けて市は18日、市内の街路樹の緊急点検を行いました。
根元が腐っていたとみられていますが、なぜ街中の危険を見つけることはできなかったのでしょうか。
乗用車のボンネットを直撃した倒木…。
3車線ある道路を塞ぐ形で横たわっています。
17日、名古屋・栄の大津通で街路樹が倒れて信号待ちの車を直撃。
幸い、けが人はなかったものの、乗用車のフロント部分は大破しました。
倒れた木はおよそ35年前に植えられ、高さは17メートルほどで、根元の部分の直径はおよそ45センチもありました。
倒れる方向が違えば人に当たる可能性もあった街路樹の倒木…。
この事態を受けて、街路樹を管理する市の緑政土木局は18日、市内におよそ3700本あるケヤキの街路樹を緊急点検を始めました。
(リポート):
「名古屋市の職員が木の根本にピンを刺しこみ、街路樹の状態を確認しています」
細長い棒で根元を刺したり、木槌で幹を叩いたりして、倒木の危険がないか一本一本調べていきます。
そもそも今回の倒木はなぜ起きたのでしょうか。
樹木の状態を診断し治療などを行う、樹木医の石黒秀明さんに聞きました。
樹木医の石黒さん:
「おそらく、べっこうたけ病だと思います。べっこうたけ病というのは、感染すると主に樹木の地際部、根っこの元のところですね、地際部を腐らせる病気になります」
(リポート):
「大津通沿い、きのう根本から折れた木の跡がこちらです。外側の部分は比較的硬いんですけれども、色が黒くなっている部分を触ってみると少し柔らかくなっていまして、腐っているようにも感じます」
17日の雨で葉の上に水がたまるなどして木全体が重くなり、倒れやすくなっていたのではないかと専門家は指摘。
さらに…。
石黒さん:
「(街路樹は)植栽桝という道路の脇に植物を植えるスペースを作って植えたものになります。この植栽桝は地面の中にありますけども、実際は地上にあるプランターに植栽されたものとあまり変わらない状態だと認識してください。狭いということは、このケヤキが健全な成長ができない」
街路樹は、根元の周りを石畳やコンクリートなどで覆われていますが、公園に植えられたものは、周りの地面の広い範囲が土で覆われ、比較すると街路樹は成長の妨げとなる障害が多いことがわかります。
石黒さん:
「根っこが腐る病気を目視で確認することは、実は非常に難しいんです。手間等はかかりますけども診断等をちゃんと行えば、事前に今回の事故は防げたかもしれません」
かつて緑が少なく「白い街」といわれた名古屋。
高度成長期に積極的に緑化を進め、現在は政令指定都市の中で面積当たりの街路樹の数が、札幌、横浜に次いで多い街となっています。
市は緊急点検を行っていますが、道路や歩道の安全を確保するため、老木や大きくなりすぎた木の撤去を進めるなど、2021年から始めた「街路樹再生プラン」を推進していくことにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a31f96e4c7b9b47af6bd9d1b33dcf82904dccff
(ブログ者コメント)
近所の街路樹は、大きく育って根が発達したせいか、あちこちで道路のヒビわれが目立っている。
。
植樹時に根の発達を見越しているはずだが?と思い調べてみると、以下の熊本県の資料(14/48p)には、「(4)樹木の成長に配慮した植栽基盤の確保」という項目があった。
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/14504.pdf
2022年8月17日19時23分にYAHOOニュース(ABCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中学校でカーテンボックスが落下しました。
大阪市教委によりますと、17日正午前、東住吉区の市立矢田中学校で、体育館出入口にある重さ約40キロの「カーテンボックス」が落下しました。
カーテンボックスは、近くで部活動の練習を見ていた教職員の頭に落下し、頭頂部を切るケガをしたということです。
部活動中の生徒にケガはありませんでした。
落下の原因は、取り付け部分の老朽化によるものとみられています。
事故を受け市教委は、体育館に設置されている他のカーテンボックスの下を立ち入り禁止とし、取り付けに問題がないか確認したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/73aca1387fcd45b5d952e07e1b4e9f0c68553546
2022年8月16日8時46分にYAHOOニュース(女子SPA)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
観光客が多く訪れるハワイのビーチで7月下旬、海水浴中だった女性がアザラシに襲われる事故が発生しました。
原因は、女性が子どもを産んだばかりのアザラシがいるエリアに近づきすぎたこと。
ハワイの海で遊ぶとき、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?
海の生物に近づきすぎたり触ったりすると罰金対象になることもあります。
【観光客の多い人気ビーチで起きた事故】
ワイキキから徒歩で15分ほどの場所にあるカイマナビーチ。
すぐ目の前には小規模ホテルや観光客がステイするコンドミニアムが建ち並ぶエリアのため、地元住民も観光客も訪れる人気のスポットです。
そんなカイマナビーチの沖45メートルあたりで7月下旬、カリフォルニアからハワイを訪れていた60歳の女性が、「ハワイアン・モンクシール」と呼ばれるアザラシに襲われたのです。
【悲鳴をあげながら襲われる女性】
このときの様子を撮影した動画が地元ニュースやSNSで拡散され、それによるとハワイアン・モンクシールは女性を見つけると一直線に向かって行き、頭や背中などに噛みついたのです。
ビーチにいた人たちがハワイアン・モンクシールに気づき、「逃げて!」と叫び、女性もすぐに逃げようとしたものの、ハワイアン・モンクシールの方が動きが早く、襲われ悲鳴をあげることになったのです。
その後、カヌーに乗った人が近くを通りかかり、アザラシから女性を守るようにブロック。
なんとかビーチまで戻り、女性は病院に運ばれ治療を受けました。
このハワイアン・モンクシールは2週間ほど前に子どもを産んだばかりで、女性を襲ったときも子どもと一緒に海を泳いでいました。
モンクシールはもともと縄張り意識が強く、特に子どもと一緒だったことから、子どもを守ろうとする防衛本能が強かったものとみられています。
【ハワイのビーチで気を付けること】
ハワイアン・モンクシールは生息数が1600頭ほど。
絶滅危惧種に指定されていて、ビーチや海で見つけた場合は、15メートル以上の距離をあけるのが現地のルール。
女性が襲われたカイマナビーチは、たびたびハワイアン・モンクシールが目撃されている場所で、ハワイアン・モンクシールの親子がビーチにいたことから、近づかないよう看板が出ていたそうです。
今回の事件後、カイマナビーチはハワイアン・モンクシールの周囲45メートルが封鎖され、もしビーチや海のなかでハワイアン・モンクシールを見かけた場合は45メートルは離れるように呼びかけられています。
【ウミガメやイルカに近づくのも禁止】
ハワイでは、ハワイアン・モンクシールのほかに、ウミガメは3メートル以上、イルカは45メートル以上の距離をとることが必要。
この距離より近づいたり、触ったりした場合は罰金が科せられます。
今回の女性の場合は、海に入ったときハワイアン・モンクシールがいたことに気づかなかったうえ、誘発するような行動は何もしていなかったことから、連邦政府からの罰金は科せられないとのことです。
ハワイ州観光局では、観光客も責任ある行動をとって現地を守ろうとする「レスポンシブルツーリズム(責任ある観光)」を呼びかけています。
そのなかのひとつが、現地の動物に出合ったときの対応。
ぜひハワイを訪れるときは、こんな現地のルールをチェックし、ハワイの地域環境や動物たちに悪影響を及ぼさないような行動を心がけていきませんか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/829b2f4d447b9dc8011d1f8460c290759099d763
※ちょっと前、2022年7月29日21時30分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アメリカ・ハワイのワイキキビーチで海水浴をしていた女性が、2頭のアザラシに襲われました。
その一部始終をカメラが捉えていました。
ハワイのワイキキビーチで海水浴を楽しむ1人の女性。
そこに現れたのは、2頭のアザラシです。
アザラシは、女性の方へどんどん近づいていきます。
すると、アザラシが牙をむいて突進。
威嚇するように襲いかかってきました。
女性は突然の出来事に驚き、逃げようとします。
しかし、アザラシは執拗(しつよう)に女性を追いかけ、海に沈めています。
“絶体絶命”と思われたその時、近くでカヌーに乗っていた男性が救出しました。
女性は顔と腕などに切り傷を負い、病院に搬送されたということです。
このアザラシは、「ハワイモンクアザラシ」という絶滅危惧種です。
保護対象になっていて、2週間前に出産したため、その間このエリアは立ち入り禁止になっていました。
地元の保護団体は、アザラシと50メートル以上の距離をとるよう、呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cab2d10544deead0927d2b1b9d9baf72aa69d14
2022年8月16日付でニューズウイークジャパンから下記趣旨の記事が、写真や動画付きでネット配信されていた。
8月6日(土曜日)、イタリアのピエモンテ州クーネオ県にある、人口約6,300人の自治体ソンマリーヴァ・デル・ボスコで50頭の牛が死亡した。
刈りたての新鮮な草を食べていた未経産牛と成牛が突然震え始め、地面に身を投げて窒息死したという、なんとも居た堪れないショッキングで凄惨な状況が写真や動画と共に報じられた。
一体、何が起こったのか、なぜ?
クーネオ県のソンマリーヴァ・デル・ボスコ市で歴史と伝統を持つピエモンテ牛の飼育農家を営んでいるジャコミーノ・オリベロ氏(58歳)は、「放牧中に種まきされた穀物を食べていた牛たちが目の前で、酔いしれるように、そしてハエのように死んでしまいました。すべては数分間で起こりました。」と、語った。
オリベロ氏はすぐに警報を発し、地方保険公社(ASL)の獣医師とブラの森林警察へ連絡をした。
地上に息絶え絶え生き残った牛たちを救おうと、少なくとも30回の点滴を投与するなど試みたが、なす術がなく、その他に何もすることができなかったという。
牛たちが食べていたその草は、実際には牛の餌には適していなかったと付け加えた。
その5日後の8月11日(木曜日)午後、ピエモンテ州で2例目となる同様のニュースが報じられた。
近くの畑から刈り取ったばかりの新鮮な草を食べた後に6頭の牛が死亡したという。
約10頭の牛が突然地面に倒れ、6頭が死亡した。
4頭はクーネオ動物予防研究所のサヴィリアーノ氏、地方保険公社(ASL) のトーピ氏、バルベリス氏ら獣医チームによって救出された。
同日、さらに同県内で数時間のうちに2件の緊急要請が入った。
クーネオ県サルッツォ市モレッタの厩舎でも牛が倒れ出した。
獣医チームは、おそらく牛の死因は中毒死であるとみて、毒性物質の影響を中和するための硝酸ナトリウムを牛たちに投与したが、5頭の牛が死亡した。
その際、獣医師らが納屋で"ソルガム"に非常によく似た刈りたての草を見つけた。
モロコシが自分の土地で育っていないことを確信した農夫は、朝、160頭のほとんどが妊娠していた牛を厩舎から約1km離れた農夫の所有する畑に運ぶことにした。
ソルガムは、特に厳しい環境条件に適応でき、干ばつにも非常に強い植物だが、わずかな植物しか栽培されていなかった。
「ソルガムの種をまいたのは初めてです。 冬に使おうと思いました。 」と農夫は言った。
この2番目のケースから、数日以内に領土でより詳細なチェックが行われることとなった。
乳牛を育てている農家はソルガムとトウモロコシが水分ストレス下にあると毒素を生成する可能性があることをよく知っていると言う。
しかし、誰もが知っているわけではないし、ましてやこのような深刻な結果は想像もしていなかっただろう。
3番目の電話は、今度はクーネオ県ブラ市から。
町のすぐ外にあるピエモンテの牧場へ獣医師らは駆けつけた。
6頭が生き残り、4頭が死亡した。
報告によると、8月11日の夕方から12日の夜にかけ解毒剤を使用するなど、迅速な処置によりブラでは6頭、モレッタでは5頭が命を取り留め、ソンマリーヴァ・デル・ボスコ農場全体では、25頭の牛を救うことができた。
【原因分析と結果】
ロンバルディア州およびエミリア・ロマーニャ州の動物予防実験研究所Izsplvで分析が行われた。
牛の大量死の原因については、モロコシであったことに疑いの余地はない。
牛は「若い植物にのみ存在する有毒物質であるデュリンの摂取に起因するシアン化水素酸による急性中毒で死亡した」と結論づけた。
ピエモンテ州、リグーリア州、ヴァッレ・ダオスタ州の動物予防研究所から、「アレッポ・ソルガムを含むカットハーブを動物に与えてはいけない」とクーネオ県の飼育農家へ向け注意喚起がなされた。
【ソルガムとは】
セイバンモロコシ(学名:Sorghum halepense)単子葉植物イネ科モロコシ属の多年生植物である。
霜や乾燥などのストレスによりシアン化水素を植物体内に生産することや、硝酸塩を含むことから、日本では飼料としてほとんど栽培されない。
根茎、種子の両方で繁殖するため、畑地・牧草地の強害雑草となっている。
・・・
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/vismoglie/2022/08/50.php
8月19日23時41分にYAHOOニュース(AFP)からは、干ばつによってソルガムの成長が阻害され、有害物質の濃度が高まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
イタリア北西部ピエモンテ(Piedmont)州トリノ(Turin)近郊にある牧場で今月、成長初期段階のイネ科の植物ソルガムを飼料として与えた牛が急性青酸中毒を起こし、約50頭が死んだ。
通常は起こりにくい事故だが、干ばつによって有害物質の濃度が高まったとみられている。
地元の動物愛護団体によると、ソンマリバデルボスコ(Sommariva del Bosco)の牧場で6日、イタリアのブランド牛の一つ、ピエモンテ牛約50頭が、急性青酸中毒でごく短時間のうちに死んだ。
ソルガムには、青酸配糖体であるデュリンが含まれているが、成長とともにその量は減少する。
だが現地では干ばつが続いているため成長が阻害され、デュリンの濃度が高まったとみられている。
同国北西部の動物予防試験所(IZS)の獣医師ステファノ・ジアンティン(Stefano Giantin)氏は、「干ばつによってソルガムに多量のデュリンが含有されていたと考えている」と述べた。
急性青酸中毒では、摂取から10~15分で呼吸や神経、筋肉などの障害が現れ、15~30分後に死に至る。
現地で採取したサンプルからは、高濃度のデュリンが検出された。
ピエモンテ州の他の3か所の牧場でも牛に同じ症状が現れたため、専門家はチオ硫酸ナトリウムを注射する治療を施し、約30頭の牛を救うことができた
https://news.yahoo.co.jp/articles/e76a0003fbc58852713075e3e9dbc49f474b549f
(ブログ者コメント)
〇ネットで調べたところ、ソルガムは世界5大穀物の1つ。
日本では「たかきび」とも呼ばれており、信州などで生産され、通販でも売られていた。
毒素の件については、「草丈1m以下では青酸含量が多いので避ける」という記事があった。
https://www.pref.oita.jp/soshiki/15087/saibaigijyutsusisin.html
〇一方、セイバンモロコシについては、「世界的に悪名高き草」、「国内でも急増」、「葉に含まれる青酸配糖体は分解すると青酸になるため、生乾きだと家畜に危険」と記されている記事があった。
https://www.city.noda.chiba.jp/shisei/1016739/1016740/kusakoho/kusazukan/1028191.html
〇牧草を表現するのに「青臭い」と言うことがあるが、あれは微量の青酸が含まれているからだろうか?
調べてみたが分らなかった。
2022年8月16日21時8分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月16日、静岡県浜松市の工場から濃硫酸が最大およそ1900リットル流出したことがわかりました。
けがをした人や土壌への影響は報告されていません。
事故が起きたのは、浜松市北区細江町にある「日本K」の工場です。
16日、朝出社した職員が異臭を感じて確認したところ、希硫酸の入ったタンクが変形し、さらに濃硫酸が漏れ出しているのを見つけたということです。
漏れ出した濃硫酸は土に浸透し、一部が近くの水路に流れ出ました。
3000リットル入る濃硫酸のタンクには、およそ1100リットルが残っていたことから、最大で1900リットルが漏れ出たとみられます。
前日、15日は休業日で、夕方のパトロール時点では異常はありませんでした。
けが人や土壌への影響は報告されておらず、会社では撤去作業を進めていますが、人体への影響はないとのことです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0057d154a022013633106c3b7aad1f1d444ac3a
8月16日19時28分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、機械の誤作動で濃硫酸が薄まらず配管が発熱して破損したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日正午ごろ、浜松市北区細江町の保温材メーカー「日本K」の本社工場の従業員から、「濃硫酸が流出した」と市に通報がありました。
流出したのは最大で約1900リットルです。
浜松市によりますと、濃硫酸は、工場内の土壌に浸透し、一部が水路にも流出しているということです。
機械の誤作動で濃硫酸が薄まらなかったため配管が発熱し、破損したことが流出の原因と見られています。
濃硫酸は触れると重度のやけどを起こす他、目に入ると失明する危険性もあるため、浜松市は「流出現場付近の水路には絶対に近づかないでほしい」と呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9693bfb3b45cb2905414d91033f4c96cb4b92c7e
8月16日20時57分に毎日新聞からは、機械の誤作動で希釈するための水が注入されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、工場では産業用保温材を製造している。
16日午前8時ごろに点検した職員が、濃硫酸が入ったタンクにつながる配管に穴が開き、漏れているのを発見。
付近の水路への流出を確認した。
機械の誤作動で、希釈するための水が注入されず、配管が損傷したという。
現場は、工場と田畑が広がる地域。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20220816/k00/00m/040/285000c
8月17日6時0分に朝日新聞からは、周辺の水路から強い酸性が検出された、流出量は数100ℓの模様など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜松市は16日、同市北区細江町中川の保温材製造会社「日本K」の工場から濃硫酸が漏れ出したと発表した。
周辺の水路から強い酸性が検出されたことから、同市は水路に近づかないよう呼びかけている。
市によると、同日夕時点で被害は確認されていないという。
日本Kによると、16日午前7時40分ごろ、工場内のタンクから濃硫酸が漏れ出しているのを確認。
浜松市や警察に連絡し、排水溝を土囊(どのう)でせき止め、漏れ出た分をポンプで吸い上げて回収したという。
当初は最大で約1900リットル漏れたとみられていたが、その後、確認したところ、多くが工場内のタンクに残っており、同社は流出した濃硫酸は数百リットルとみている。
同社では、保温材を製造する過程で出るアルカリ性の水を濃硫酸で中和して排水しているという。
機器の故障で濃硫酸が発熱し、配管などが損傷して漏れ出した可能性があるという。
8月17日付で静岡新聞からは、水路のPHは一時1~4の強い酸性を示したなど、下記趣旨の記事が、水路の写真と工場の大まかな場所を示す地図付きでネット配信されていた。
工場北側水路の水素イオン指数(pH)は、一時、1~4前後の強い酸性を示した。
同社によると、15、16日は休業中だが、設備は稼働していた。
16日午前8時ごろに設備を点検した社員が漏えいに気付き、市職員も現地調査で土壌に染み込んだ濃硫酸が水路に流出しているのを確認した。
水路に土のうを設けて排水を止め、産廃処理を施したほか、水路に水を流して希釈している。
濃硫酸に触れると重度のやけどを起こすほか、発生したガスを吸うとせきや息切れなどの症状が現れる。
市は当該の水路に近づかないよう呼びかけている。
現場は天竜浜名湖鉄道金指駅から南に約500メートルの工場や水田が広がる地域。
同社は「同様の事態を起こさないように再発防止に努める」とコメントした。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1109241.html
8月17日19時40分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、流出量は事業所から1900kgと通報されていたが市の担当者の誤認識で1900ℓと発表されたなど、下記趣旨の記事が水路全域のPH測定結果図付きでネット配信されていた。
市は16日、流出した濃硫酸の量を1900リットルと発表しましたが、1900キログラム(約1000リットル)の誤りだったことが分かりました。
事業所は1900キログラムと通報したものの、市の担当者が1900キログラム=1900リットルと認識したということです。
17日、事業所のタンクに濃硫酸が残っていることを確認したため、最終的に流出したのは数百リットルだったと見られています。
濃硫酸は事業所の土壌に浸透し、その一部が事業所北側の水路に流れ出ましたが、市が調査した結果、周辺の都田川や三和川、祝田北川に異常はないということです。
濃硫酸は皮膚に接触すると重度のやけどを起こす恐れがあることから、事業所は水路にロープを張り、近づかないよう周辺住民に呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0880caa9f822a52c6d80ac9c0107707ca3f192f5
(ブログ者コメント)
情報を総合して考えると、希硫酸タンクに希釈されないまま濃硫酸が入り、希硫酸タンク関連の配管が破損した、ということかもしれない。
2022年8月14日12時52分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道網走市の「A観光ホテル」の燃料供給施設から大量の重油が漏れたことが分かり、市や地元漁協などは、近くの網走湖などへの重油流出による漁業被害を防ぐため、対策協議会を設立。
全量回収に向けてホテル側と協議していく方針を示している。
網走市によると、市は3月、ホテルの給油タンクとボイラー室をつなぐ屋外の配管が落雪で破損し、推定約8000リットルの重油が漏れたことを確認した。
ホテルの運営会社は、ボーリング調査を実施したものの、全般的な汚染土砂の撤去はしていないという。
漏出地点から網走湖までは約300メートル、北見管内さけ・ます増殖事業協会の網走孵化場までは約100メートル、湖に流入する白羽川までは約60メートルの距離にある。
湖はシジミやワカサギ、シラウオの漁場で、水域はサケ・マスの親魚捕獲、稚魚放流にも利用されている。
周辺でこれまでに重油の流出は確認されていないが、市や地元漁協などは8日に協議会を設立し、水産資源に被害が出ないよう、ホテル側に全量回収を求めていく方針を確認した。
試算では、重油が湖、川に流入すると、年間65億円の被害が出る。
水谷洋一市長は、「漁業者の不安も含めて、地域の実情、現状を関係機関、ホテル側に訴えていきたい」と強調する。
協議会は近く、ホテル側と事態改善に向けた話し合いを行う予定。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220814-OYT1T50080/
※ちょっと前、8月6日15時0分に朝日新聞からは、重油漏れがあったという匿名の通報が3月にあったなど、下記趣旨の記事が重油流出箇所と孵化場などとの位置関係を示す写真付きでネット配信されていた。
北海道東部の景勝地・網走湖のそばにある観光ホテル(網走市)から、推定8千リットルの重油が地中に漏れ出していたことが分かった。
今のところ、河川などへの流出は確認されていないが、65メートル先にはサケやマスの孵化(ふか)場内を流れて網走湖に注ぐ川があり、重油が流れ出せば、水産や観光といった地域の主要産業に著しい被害を与える恐れがある。
ホテル側に汚染土壌の撤去を求めるため、漁業などの関係団体は8日にも協議会を立ち上げる。
このホテルは、横浜市のBホテルが運営するA観光ホテル。
網走市と大空町にまたがる網走湖の東250メートルほどに位置する。
道や網走市などによると、ホテル内で重油漏れがあったことを知らせる匿名の通報が3月23日、現場から35キロほど離れた北見市役所にあった。
https://www.asahi.com/articles/ASQ856SB7Q84IIPE008.html
※さらにちょっと前、7月15日5時0分に北海道新聞からは、重油は地下7mにまで浸透していた、ボイラー室の真下の汚染土はボイラー室を取り壊さないと除去不可ゆえ観測井を掘って経過観察するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
A観光ホテル(呼人)で給油管が破損し、約8千リットルの重油が地下に漏れたことが分かった。
近くに網走湖やさけ・ますふ化場につながる河川があり、漁業関係者から汚染を懸念する声が上がっている。
現時点で被害は確認されていないが、オホーツク総合振興局は7日付で、同ホテルと運営会社のBホテル(横浜)に、重油が公共用水に流出するおそれを排除するよう文書で求めた。
道などによると、給油タンクからボイラー室につながる屋外の給油管が落雪により破損し、重油が漏れていることが3月末に判明。
ボーリング調査の結果、地下7メートルにまで浸透していることを確認した。
ホテルは、5月中に汚染土23トンを取り除いたが、ボイラー室の真下にある土はボイラー室を取り壊す必要があり、除去には至っていない。
今泉総支配人は、「大型重機も入れず、営業を止めることもできない」と話し、早急に観測井戸を近くに掘って、河川への流入がないよう経過観察するとしている。
漏えい場所から65メートルの場所には北見管内さけ・ます増殖事業協会の網走ふ化場や網走湖につながる「白羽川」が流れる。
協会の石塚専務理事は、「白羽川や網走湖は地域の産業にとって最も重要な場所。取り返しのつかないことになる前に、汚染土は全て撤去してほしい」と求めている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/705790
(2022年8月27日 修正1 ;追記)
2022年8月24日21時50分にNHK北海道からは、現場の地下はホテル側が説明しているような水を通さない地層ではないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ホテルの運営会社の社長が24日、地元の対策協議会に今後の対応などを説明しました。
「A観光ホテル」ではことし3月、配管の破損で推定およそ8000リットルの重油が地中に漏れ出したことが分かり、網走市や漁協などでつくる対策協議会は、湖や川に流出した場合には深刻な漁業被害が出るとして、汚染された土壌をすべて撤去するよう求めています。
24日はホテルの運営会社の社長が今後の対応などを説明するため網走市を訪れ、ホテルの近くのサケ・マスふ化場では地元の漁業者が適切な対応を求める抗議活動を行いました。
説明会はホテル内で非公開で行われ、対策協議会によりますと、社長は対応の遅れを陳謝したものの、今後の対応については重油の汚染が疑われる地点で定期的にボーリング調査を行うなどとした説明にとどまったということです。
この問題を巡っては道の依頼を受けた専門家が今月18日に視察を行った結果、現場の地下はホテル側が説明する水を通さない地層ではなく、敷地外に重油が漏れ出すことが懸念されています。
対策協議会の副会長を務める網走市の水谷洋一市長は、「認識がわれわれと大きく異なり、説明も二転三転していたので、きょうの説明や意見を踏まえて運営会社に再度、説明会を開くよう求めていく」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220824/7000049966.html
2022年8月15日17時52分に東海テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後1時45分ごろ、久々野町久須母を流れる飛騨川でアユおよそ1000匹が死んでいるのが見つかり、さらに200匹ほどが死んでいるのが15日朝、確認されました。
高山市が800メートル上流にある市のし尿処理施設を調べたところ、次亜塩素酸ソーダの入ったタンクの底に1センチから2センチほどのヒビが確認されたということです。
次亜塩素酸ソーダは汚水処理や水道水の消毒などに使われるもので、およそ800リットルが飛騨川に流出したことが大量死の原因とみられています。
これまでに健康被害の報告はありませんが、高山市は、この施設でのし尿処理を停止しています。
https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20220815_21009
8月15日19時5分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(記事は転載省略)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000265104.html
8月16日10時1分に読売新聞からは、土日祝は職員が出勤していなかったため13日~14日に漏れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県高山市は14日、同市久々野町久須母のし尿処理施設「久々野衛生センター」から汚水処理水の消毒などに使われる薬品「次亜塩素酸ソーダ」が飛騨川に流出したと発表した。
15日午前9時までにアユなど約1200匹が死んでいるのが確認された。
同日に行った水路付近や飛騨川での水質検査では薬品は検出されず、下流域の下呂市からも被害の報告はないという。
高山市は同施設の排水を停止し、再発防止対策を行ったうえで再開する。
市によると、強化プラスチック製タンクの底部に1~2センチのひびが確認された。
タンクの経年劣化が原因で、流出量は最大800リットルとみられる。
土日・祝日は職員が出勤しておらず、13~14日の間に漏れ出したという。
釣り人から14日午後1時45分頃、益田川上流漁業協同組合(高山市)に「魚が浮いている」と連絡があった。同施設周辺で塩素臭が確認され、薬品の河川流出がわかった。
15日に記者会見した市の池之俣・水道部長は、「大変なご心配、ご迷惑をおかけしていることをおわび申し上げる」と陳謝した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220815-OYT1T50286/
2022年8月18日11時17分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倉敷市水島地区にあるENEOSの製油所で、作業の手順を誤り、油を含んだガスやミストを周辺に飛散させていたことが分かりました。
会社が詳しくいきさつを調べるとともに、周辺に住む人たちからの被害について連絡を受け付けています。
ENEOSによりますと、倉敷市水島地区にある水島製油所に8月14日、市内の児島消防署から、近くの倉敷市児島宇野津で油が飛び散っていると連絡がありました。
場所は製油所から北東の地域で、車などに付着していたということです。
調べたところ13日の夜、製油所内にあるコークスを製造する装置を誤って操作し、油を含んだガスやミストおよそ800キロを、90秒間にわたって外に排出していたことが分かったということです。
ENEOSは16日、社内に対策本部を設置し、装置の操作を誤った原因などいきさつを詳しく調べています。
また近くに住む住民からの被害の問い合わせを受け付けています。
連絡先は水島製油所総務グループで、電話番号は086−458−2511です。
ENEOSの担当者は、「関係する皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけして深くおわび申し上げます」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220818/4020013701.html
8月18日18時44分にYAHOOニュース(山陽放送)からは、油の飛散範囲は風下5kmに及んだなど、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
範囲は約5キロにも及んでいました。
きのう(17日)お伝えした水島工業地帯の製油所から油分が大気に放出され車や建物などに被害が及んだ問題の続報です。
【写真を見る】【続報】「空から油が降ってきた」車や建物に茶色い点々の被害 原因は製油所が誤って油分を大気へ放出 範囲は約5キロか【岡山】
製油所への取材などから油分が放出された範囲は約5キロに及ぶことが分かりました。
最初に被害の通報があったのは14日、午前9時頃。
内容は「油のようなものが降ってきた」というのものでした。
雨のあとも茶色の汚れは残ったままです。
(従業員):
「最初何が散ってるんかなと思ったんですけど、明らかにサビているような感じだったので驚きました。拭いても全然取れないし、何なんかなみたいな、原因不明ですね」
油分を飛散させていたのは水島工業地帯にあるエネオス水島製油所B工場です。
13日午後11時ごろ製油所内のコークスの製造装置において大気開放弁を誤って開放し約90秒間、大気に油分を放出させていたことが分かりました。
水島製油所の調査では、油分が飛散したエリアは製油所の北東方向で、国道276号線の沿線付近、約5キロに及ぶといいます。
油分の飛散量から、人体や農作物への影響はないとしています。
今回の事故を受け倉敷市消防局では、製油所に対し原因究明や再発防止に関する指示書を交付。
水島製油所はさらに調査を進め、原因究明や被害の対応を続けるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/743dabc3b63c082fa7e898ae9f991da65df08d06
2022年8月14日18時40分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日夜10時ごろ、静岡市葵区呉服町のビルの3階の飲食店から火が出て、ビルの3階と2階の一部が焼け、3階から1人が遺体で見つかりました。
飲食店の従業員や客は無事でしたが、消防によりますと、消火活動をしていた静岡市消防局駿河消防署の消防司令補、山本さん(男性、37歳)と連絡が取れなくなっていて、亡くなったのは山本さんと見られ、警察は身元の確認を急ぐとともに、詳しいいきさつを調べています。
消防によりますと、山本さんは消火活動のため、午後10時50分に2人の消防隊員と一緒にホースを持ってビルに入りましたが、およそ10分後に退出命令が出た直後に連絡がとれなくなったということで、当時の対応に問題がなかったか検証するとしています。
この火事を受けて、14日夕方、田辺市長が会見し、「2年前に別の場所で起きた火災で職員が殉職し、安全管理に努めてきたなかで、このような事故が起きてしまったことを重く受け止めている。徹底的に原因を究明するよう指示した」と話しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20220814/3030016960.html
8月14日23時8分に読売新聞からは、隊員3人が3階で火元調査し15分後に戻ろうとしたところ最後尾にいた山本さんの姿が見えなくなったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同消防局によると、午後10時頃に隊員らが到着。
火元を特定するため、山本さんは他の隊員3人と午後10時50分頃に進入した。
1人が3階のエレベーター近くで待機し、山本さんを含む3人が周辺を調べた。
約15分後に戻ろうとしたところ、最後尾にいた山本さんの姿が見えなくなったという。
14日午前2時25分頃、3階で1人の遺体が発見された。
市消防局の管内では、2020年7月に吉田町の工場倉庫で発生した火災で、消防隊員ら4人が殉職した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220814-OYT1T50192/
8月14日21時7分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、ビルは感知器不足などの不備を指摘されていたが改善報告は出されていないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ビルは、2016年に消防が行った立ち入り検査の際、階段部分の感知器不足など不備があったことが確認されていますが、消防はこれまでに改善の報告を受けていなかったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af79403ebe4804e151baf47461096a0918d98f0b
8月17日18時56分にNHK静岡からは、遺体は奥の倉庫の中で見つかった、通常はロープで隊員同士をつなぐが、今回は足元の視界が確保されていたためロープは使わなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が、DNA鑑定などで確認を進めた結果、遺体は、現場で消火活動にあたり連絡が取れなくなっていた静岡市消防局駿河消防署の消防司令補、山本さん(37)と確認されました。
死因は焼死でした。
消防によりますと、山本さんは、飲食店の奥にある従業員の更衣室などに使われていた倉庫の中で見つかったということです。
また、山本さんは2人の隊員と一緒に消火活動に入りましたが、通常はロープで隊員同士を繋ぐのに、今回は足元の視界が確保されていたためロープは使わなかったということです。
この倉庫の焼け方が激しかったと見られることから、警察は、出火原因とともに、消防の当時の安全管理や指揮などに問題がなかったかなど調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20220817/3030016985.html
8月17日20時17分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、遺体が見つかった倉庫が火元らしい、急に激しくなった火に巻き込まれた可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性隊員は別の隊員2人と火元を確認するため、火災発生からおよそ1時間後にビル内に入っていました。
男性隊員の遺体が見つかったのは、ビル3階の一番奥にある倉庫。
ここは飲食店の倉庫兼更衣室で実況見分の結果、最も損傷が激しく、今回の火事の火元とみられています。
発見された遺体の状況などから、警察や消防は退避命令が出た後、1人で現場に取り残された男性隊員が何らかの理由で急に激しくなった火に巻き込まれた可能性もあると分析しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c98edda37646c00bcbdf863d8bb822ef41e36d93
8月17日19時4分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、火の不始末だったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倉庫は従業員の着替えや休憩に使われていて、同じビルの別の飲食店の店長は「更衣室が火元だった」と聞いていたということです。
同じビルの別の飲食店・店長:
「(火元となった)上の飲食店の人からは更衣室の火の不始末と聞いています。注意不足としか言いようがないですね。こんなこと起こると思わなかったので、自分たちも気をつけなきゃいけないですね」。
出火当時店内にいた客はテレビ静岡の取材に対し、「火災報知器が鳴って焦げたにおいがしたあと煙が漂ってきた。店員の指示に従い階段を使って外に避難した」と話しています。
当時店内にいた店員やおよそ30人の客は避難して無事でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/81de743b7a484c388d7900430590f7f07a1b5e7f
8月18日付でテレビ静岡からは、火元とみられる倉庫兼休憩室でタバコの吸い殻が複数見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市消防局のこれまでの調べで、火元は山本さんが見つかった倉庫兼休憩室で、この部屋から紙タバコの吸い殻が複数見つかったことがわかりました。
また、部屋には段ボールや従業員の衣類など燃え移りやすいものも置かれていました。
静岡市消防局は、吸い殻が見つかった付近が特に激しく焼けていたことから、出火原因はタバコの不始末とみて、山本さんが死亡した経緯などについて調べを進めています。
また、静岡市消防局は消防隊員が死亡した状況や出火原因を特定した上で報告書をとりまとめ、再発防止に生かしていく方針です。
https://www.sut-tv.com/news/indiv/17660/
(2022年8月27日 修正1 ;追記)
2022年8月25日18時38分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、消火活動時はロープで隊員同士をつないでいたが、火元確認時は視界が確保されていたため消防ホースをたどるだけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでに、出火からおよそ1時間後に火元確認のためビルに入った3人の隊員は、基準となっている「隊員同士をロープで結ぶ」という手法を取らず、消防ホースをたどって進入と退出の経路を確保する手法をとったことが分かっています。
一方で、消火活動のため2度ビル内に入った、亡くなった消防士らとは別の3人の隊員らは、基準通りに隊員同士をロープでつなぎ、はぐれないようにしていたことが新たにわかりました。
静岡市消防局は、火災発生後の会見で…。
静岡市消防局:
「今回はある程度床面付近での視界が確保出来ていたと解釈されるため、(ホースを)退出に利用していた。現時点では、活動に対しては問題は無かったと理解している」
手法については問題がなかったとしていますが、今後、判断が正しかったか検証を進める方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78c0829c898471d0ce6cb8a984ddc33b91d45c3b
(2022年9月4日 修正2; 追記)
2022年9月2日20時45分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、吉田町の倉庫火災殉職事故を教訓につくられた支援隊との情報連携がうまくいってなかったかもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市消防局は、関係者から火元の情報を聞いていたにもかかわらず、別の部屋を検索していたことがわかりました。
その提言をしたのは、2020年、3人の隊員が殉職した工場火災を受けてつくられた安全管理に特化した部隊でした。
<火災現場を見た人>
「従業員の消し忘れかなんかで燃えちゃった。(現場では)『更衣室でタバコの消し忘れがあって』と言っていた」
静岡市消防局によりますと、当時、飲食店の関係者から火元は倉庫兼休憩室と聞き取り、現場部隊に伝えていたと言います。
ところが、亡くなった男性隊員の部隊より先に到着し、2度の火元確認を試みた先行の救助隊は、いずれも出火元とは逆の位置=入り口付近にある給湯室やトイレ付近の確認作業をしていたことがわかりました。
結果、火元が確定しないまま、火災発生から1時間が経過。
男性隊員の部隊が3度目の進入で火元を特定するも、何らかの理由で男性隊員1人が火災に巻き込まれました。
火元の情報がありながら、別の部屋の確認に時間を費やした消火活動。
関係者によると、その活動指針を現場本部に提言したのは、災害機動指揮支援隊でした。
2020年7月、静岡県吉田町で起きた大規模な工場火災では、静岡市消防局の隊員3人が殉職。
この火災を教訓につくられたのが、現場の安全を俯瞰的に見て、消火活動の助言をする災害機動指揮支援隊でした。
静岡市消防局は、屋内進入の判断の経緯などは事故調査委員会で検証するとコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/733c3abf4255fcd98413174e42622322dad3f997
(2022年10月6日 修正3 ;追記)
2022年10月5日18時47分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、退出前に隣の隊員が身体に触れ退出と声をかけていた、動きが無くなると95dBの音が鳴る警報器を携帯していたが鳴らなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日、市議会企業消防委員会で市消防局は現場の図面を示し、経緯などについて説明しました。
それによりますと、山本さんの隊の3人は、山本さんを先頭に青の線の経路で現場に進入。
午後10時55分ごろ、火元を発見し放水。
およそ5分後、指示を受け退出をする際、真ん中にいた隊員が山本さんの体に触れ、「退出」と声をかけましたが、その3分後の午後11時3分、山本さんがいないことに気が付いたということです。
山本さんは、所有者に一定時間動きがなかった場合、走行中の電車内より大きい95デシベルの音が鳴る警報器を携帯していましたが、捜索にあたった隊員らは音を確認していないと言います。
警報器が何らかの理由で作動していなかった可能性があります。
市消防局は13日に外部の有識者らで作る事故調査委員会を設置し、2023年1月をめどに原因などについてまとめた報告書を公表するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc05c44d8540e01540cbf08943f78b10e7f29400
10月5日20時3分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、警報器は45秒以上静止していると大きな音が出るようになっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
こちらは火災のあった飲食店が入るビル3階の見取り図です。
消防はまず、1隊目と2隊目が煙や熱気が確認された建物東側に進入しましたが、火元は確認できませんでした。
その後、南側にある倉庫兼休憩室が火元との情報があり、山本さんを含む3隊目が火元の近くまで進入し放水を開始しました。
しかし、隊長から退出の指示が出たため、隊員はホースを辿りながら来た通路を戻りましたが、山本さんは戻らなかったということです。
・・・
警報機は45秒以上静止しているなど、異常を感知すると大きな音が出るようになっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/88c42b75ba9f66b99efe0ac9a33d7efc3f7ccb9b
10月5日20時9分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、警報器は高温が続いても鳴る、鳴っていれば外にいた隊長にも聞こえていたはずなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
<長沼静岡市議> :
「45秒停止したり、高温の状態が長時間続くと(音が)連続するというようにカタログに書いてありますけども」
<静岡市消防局警防課長>
「今回の火災対応の時の距離からすれば、建物の外で待機している隊長には聞こえる距離だと判断しております」
火元への進入前、身に着けた警報器が作動することを確かめていたものの、隊員が行方不明になった際、警報器の音は確認できませんでした。
このため、居場所が分からず、8月13日午後11時頃からあわせて16回捜索を行い、約3時間半後、心肺停止の状態で隊員が見つかったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cdb01e35f553a67b74c81205d301c5913f1d48b
(2022年11月15日 修正4 ;追記)
2022年11月14日18時46分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、ビル地下にあった居酒屋では押し寄せた消火の水で店内がメチャメチャになり、3ケ月たった今でも営業再開が危ぶまれる状態だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
梅田記者:
「火災があったビルの地下にある居酒屋。
消火活動による水が流れてきて、今も休業状態が続いている。
片づけ作業も進んでいるが、壁には大量のカビがある」
火災の影響は、3カ月たった今も色濃く残っていました。
ビルの地下1階に店を構えていた「府中かしわで」では、消火活動の水が店内に押し寄せたそうです。
府中かしわで オーナー 市川さん:
「(消火後にきたときは)どこもかしこも店中、隅から隅まで雨が降っているようなそんな状況。
ぽたぽたではなく、カッパ着るかしてないと濡れちゃうような状況。
一体いつまで続くんだという。
自分もまさかというか、状況を受け入れるのには時間がかかった」
浸水で家電や電気系統は全て故障し、地下ということで十分な換気もできず、店内の至るところにはカビが発生しています。
水を吸った床もゆがんでしまい、現状の被害総額は5000万円以上にも上るそうです。
姉妹店舗や新規店舗の応援を得て、営業再開に向け準備し、雇用も何とか維持しようとしていますが、営業再開には店を一度解体しなければならないといいます。
府中かしわで オーナー 市川さん:
「本当にここに戻れるかどうかも今心配なところ。
ちゃんと全額保険で出るのかというのが、明確になっていない不安は大きい。
そろそろ賃料も発生してきてしまいそうな流れにもなっていて、どうしていっていいか分からない」
火災で生じた店存続の危機。
今後の方針は12月中にも決めたいということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/abde1de6effa9d3239b5336bce855941fc1c2cbb


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。