







2017年1月17日付で朝日新聞東京四域版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時ごろ、品川区東五反田のホテル7階で、エレベータの点検作業をしていた40代の作業員の男性が高さ約20m下の地面に転落。
全身を強く打つなどして、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、当時、エレベーターは8階に停止していたが、男性は7階でエレベーターの扉を開けて内部に入り、そのまま転落したという。
男性の勤務先によると、当時行っていた作業では、転落防止用の安全装置の装着は不要とされており、男性も着けていなかったという。
警察は、業務上過失致死容疑も視野に、原因を調べている。
1月16日17時21分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時すぎ、東京・品川区東五反田で、ホテル7階のエレベーター乗り場から男性作業員が転落した。
作業員は、その後、死亡が確認された。
警察などによると、当時は制御盤の点検作業中で、防犯カメラには作業員が7階のエレベーターのドアを自分で開けて中に入る姿が映っていた。
しかし、人が乗るエレベーターのかごは8階にあり、作業員は底の部分の「ピット」と呼ばれる空間まで落下したという。
警察は、事故と自殺の両面で調べている。
出典
『7階から転落…エレベーター点検中の作業員が死亡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000092219.html
2016年12月17日1時33分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月16日23時24分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後6時ごろ、名古屋市名東区のスーパー「T店」で、従業員の男性(32)が荷物用エレベーターのかごの底と2階の床部分に挟まれた。
病院に運ばれたが、約3時間後に死亡した。
死因は、首を圧迫されたことによる窒息死。
警察によると、男性は、しめ縄入りの段ボール計30個をエレベーターで1階から2階に上げる作業中だった。
かごが上がったまま降りてこないため、2階に上り、エレベーターに身を乗り出して内部を確認しようとしたところ、かごが降りてきて背中にのしかかり、挟まれたとみられる。
同僚の男性が通報した。
エレベーターは、開口部が高さ1.3m、幅約1.1m、奥行き1.6m。
扉は上下に開く手動式。
バックヤードに設置され、商品の運搬専用だった。
警察が、当時の作業状況や原因を調べている。
出典
『エレベーターに挟まれ従業員死亡 名古屋・名東区のスーパー』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016121790013342.html
『突然降下のエレベーターに上半身挟まれ…スーパー従業員死亡 名古屋』
http://www.sankei.com/west/news/161216/wst1612160119-n1.html
(2017年6月30日 修正1 ;追記)
2017年6月28日15時41分にNHK NEWS WEBから、事故時の詳しい状況や原因などが下記趣旨でネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年12月、名古屋市のスーパーマーケットで従業員の男性が荷物を運ぶための小型エレベーターと床の間に挟まれて死亡した事故で、国の審議会は、国交省に対し小型エレベーターの使用方法の注意点を周知するよう求める報告書をまとめた。
この事故は、去年12月、名古屋市名東区のスーパーマーケットで、従業員の男性が荷物を運ぶための小型エレベーターの「かご」の中に台車を置き、2階から1階へ降ろそうとしたところ、突然「かご」が落下して2階の床との間に体を挟まれ、死亡したもの。
この事故について、専門家で作る国交省の審議会の事故調査部会は、再現実験の結果や従業員への聞き取りなどを基に報告書をまとめた。
それによると、今回の事故では、台車の車輪がエレベーターの「かご」と壁の間に挟まり動かなくなったため、車輪を取り外そうと、男性が「かご」の中に身を乗り出したと見られるという。
この時、エレベーターを1階へ降ろすためのボタンがすでに押されていたため、巻上機のチェーンが緩んでいたと見られ、この状態で台車の車輪を取り外したことで「かご」が落下し、男性の体が挟まれた可能性が高いとしている。
このため報告書は、国交省に対し、荷物を運ぶための小型エレベーターの安全な使い方などを所有者や管理者に周知するよう、求めている。
【小型エレベーターと事故】
国交省によると、荷物用の小型エレベーターは、「かご」の面積が1m2以下で、「かご」の天井の高さが1.2m以下のものを指す。
人が乗らないことが前提のため、「かご」に扉を設置することが義務づけられていないなど、安全装置の規制が緩くなっているが、実際には、突然、「かご」が動いて挟まれたり、エレベーターの内部に転落したりする事故が起きていて、国の審議会の事故調査部会が調査を始めた平成22年以降、今回の報告書の対象になった名古屋市の事故を含めて4件の事故が起き、合わせて3人が死亡している。
また、今回の報告書では、事故があったスーパーに小型エレベーターの操作手順書がなかったほか、死亡した男性は危険性を認識しないまま台車の車輪を外した可能性があることを指摘している。
このため、国交省は近く、小型エレベーターの使い方や故障時の対処方法などをまとめたパンフレットを作り、全国に配ることにしている。
出典
『小型エレベーター事故 使用方法の注意点周知求める報告書』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170628/k10011033151000.html
6月28日19時51分に毎日新聞からは、事故時の状況などに関し、より詳細だと思われる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、従業員が2階でエレベーターに台車を入れ、1階で呼び出しボタンを押して作動させたが、かごは下りてこなかった。
2階で従業員らが確認すると、台車を入れたのとは反対側にある内部扉が開いており、かごからはみ出した車輪が引っ掛かって止まっていた。
この間に、上部にある巻き上げ機から延びたチェーンが緩み、従業員が内部に身を乗り出して台車を取り除いた際、かごが落下した。
国交省によると、同型のエレベーターは他にはないという。
(共同)
出典
『エレベータ事故 チェーンの緩み原因 名古屋で従業員死亡』
https://mainichi.jp/articles/20170629/k00/00m/040/062000c
2016年11月27日19時4分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月27日17時37分に朝日新聞から、11月28日付で朝日新聞東京四域版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前9時40分ごろ、東京都東村山市のN社東京工場で業務用エレベーターが落下した。
修理作業中だった埼玉県蓮田市の保守管理会社員Tさん(男性、51歳)が建物の壁とエレベーターの側面との間に挟まれ、搬送先の病院で死亡した。外傷性窒息死とみられる。
エレベーターは油圧で動くタイプで、警察が業務上過失致死容疑で落下原因を調べる方針。
警察によると、エレベーターは1階の工場から2階の倉庫に段ボールを運ぶ業務用。
Tさんはさいたま市の会社の社員で、オイル漏れ修理のため、別の男性作業員と作業していた。
当時、エレベーターは1階部分の地面から約2m持ち上げられており、Tさんはその下の壁にある作業用スペースで1人で修理にあたっていた。
出典
『エレベーター落下 男性作業員挟まれ死亡 東京・東村山』
http://mainichi.jp/articles/20161127/k00/00e/040/135000c
『エレベーター落下、男性挟まれ死亡 工場で修理中に』
http://www.asahi.com/articles/ASJCW5H5NJCWUTIL019.html
11月27日18時22分にFNNニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性はエレベーターの下をのぞき込み、作業をしていたとみられ、警察は、支えていたジャッキの油が漏れて落下したとみて調べている。
出典
『荷物用エレベーターが落下 50代男性が挟まれ死亡 東村山市』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00342955.html
2016年8月31日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月30日23時57分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都港区で2006年6月、都立小山台高2年の市川さん(当時16歳)がシンドラーエレベータ社製エレベーターに挟まれ死亡した事故について、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は、30日、最終報告書をまとめた。
事故後に国交省が打ち出した安全対策のうち、ドアが開いたまま昇降するのを防ぐ「戸開走行保護装置」の設置促進を不十分と認定。
エレベーターの所有者と管理者が点検マニュアルを共有する仕組みも整備されていないことを指摘し、国交省に改善を求めた。
消費者事故調は、コイルのショートでブレーキに不具合が生じたままエレベーターが動き続けたため、ブレーキが摩耗して十分にかからなかったことを主な原因と判断した。
また、ブレーキ部品の稼働が目視でしか確認できない点を、「適切な調整ができない可能性があり、保守点検員に頼り過ぎた」と批判した。
エレベーターは、シンドラー社を含む3社が保守管理にあたっていたが、点検マニュアルは共有されなかった。
過去に発生した不具合の情報が詳細に引き継がれなかった理由については、3社が「競争関係にあったため」と分析した。
国交省は、09年の建築基準法改正後に新設・改修されたエレベーターについて、戸開走行保護装置の設置や、点検マニュアルの提供を義務づけた。
今年2月に示したガイドラインでは、製造業者が作成した保守点検に関する文書を所有者が保存し、必要に応じて業者が閲覧できるようにすることを掲げた。
しかし事故調は、既設のエレベーター約70万台について、戸開走行保護装置の後付けがほとんど進んでいない、点検マニュアルの共有が担保されていない、と指摘。
現状を把握、分析して対策を講じるよう、要求した。
国交省によると、一般的な既存機1台の改修で150万~500万円はかかる費用の問題や、工事中の住民の不便さなどから、改修は進んでいない。
国内の約73万台の既存機のうち、改修されたのは約2割の15万台程度だという。
シンドラー社のエレベーター事故は、12年11月、消費者事故調による最初の調査対象として選定された。
事故機が分解されていたこともあって、調査は難航。
事故原因は、09年9月に国交省が出した事故報告書と同様の内容となった。
「シンドラー社エレベーター事故の経過」
※ブログ者注;転記省略
出典
『東京・芝のエレベーター事故死 シンドラー事故 戸開走行の防止、不十分 消費者事故調、国に改善求める』
http://mainichi.jp/articles/20160831/ddm/041/040/046000c
『エレベーター事故「繰り返す危険性」 シンドラー事故調』
http://www.asahi.com/articles/ASJ8Z4PSTJ8ZUTIL02G.html
また、柳田邦夫氏の寄稿文が、8月31日1時51分に毎日新聞からネット配信されていた。
事故調査に詳しいノンフィクション作家の柳田邦男さんが、シンドラー社のエレベーター事故を巡る消費者事故調の最終報告書について、毎日新聞に寄稿した。
「柳田邦男さんの話」
今回発表されたエレベーター事故の原因調査報告書は、分析の視点と原因のとらえ方において、画期的なものだ。
システムの事故とは、保守点検の会社とか作業員のミスだけに原因があるのでなく、安全性確立の制度(行政)から設計・製造・運用にかかわる組織の全般にわたって、どこかに故障あるいはミスが生じても事故にならないようにする防護策が万全でないために起こるのだという「組織事故」の視点こそが重要だ。
今回の報告書は、刑事訴追における過失責任者に絞って問題点を論じるという原因のとらえ方と違って、エレベーターが何か問題があったら必ず「止まる」という安全確保の大原則が破綻した原因は、行政による規制からメーカー、保守運用会社の全分野において内在していた欠陥の重なり合いにこそあったのだということを具体的に明らかにした。
その上に、メーカーが安全性確保に必要な技術情報を開示しないとか、業界全体が安全性を顧慮せずに経済性(金額の安さ)で保守管理を引き受けるという安全文化欠落の体質になっていたという問題にまで踏み込んでいる。
こうした事故原因の構造的なとらえ方は、生活空間の中でさまざまな形で起きている事故の原因調査のあり方や、行政・事業者の安全への取り組み方に、大きな影響を与えると思う。
出典
『シンドラー事故 柳田邦男さん 「組織事故」の視点が重要』
http://mainichi.jp/articles/20160831/k00/00m/040/129000c
(ブログ者コメント)
○関連記事は下記参照。
2014年12月23日掲載
[昔の事例の顛末] 2006年6月3日 東京都港区のマンションで男子高校生がエレベーターに挟まれて死亡した事故でシンドラー社社員に無罪、保守会社会長らに有罪判決 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4512/
○事故調の報告書(概要版、全24ページ)は、下記参照。
http://www.caa.go.jp/csic/action/pdf/4_houkoku_gaiyou.pdf
その22ページに、国土交通大臣への意見として、以下が記されている。
(1)保全性を確保した設計の徹底
(2)適切な保守管理の実現
(3)既設のエレベーターに対する戸開走行保護装置の設置の促進
(4)所有者・管理者への働き掛け
(5)緊急時の初動体制・救助体制確保に向けた取組の促進
2016年6月8日19時29分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時40分ごろ、京都府亀岡市大井町の油圧製品の製造販売会社「I」の京都工場内で、男性従業員(56)がリフトの点検中に頭部をはさまれた。
京都市内の病院に搬送されたが、意識不明の重体。
警察が、詳しい事故原因を調べている。
警察によると、油圧製品を運ぶためのリフトに不具合があり、点検している最中にリフトが動き出したと見られるという。
近くにいた女性従業員が悲鳴に気づき、リフトの緊急停止ボタンを押し、別の従業員が119番した。
出典
『リフトに頭を挟まれる 男性従業員が意識不明の重体』
http://www.sankei.com/west/news/160608/wst1606080078-n1.html
2016年4月13日17時4分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月13日20時57分に読売新聞から、4月13日15時38分にFNNニュース(北海道文化放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前8時半ごろ、富良野市にある食品会社「N社」から「従業員がエレベーターに挟まれた」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、この会社の従業員のMさん(女性、37歳)が業務用のエレベーターに上半身を挟まれていて、病院に運ばれたが、胸などを強く打っていて、まもなく死亡した。
エレベーターは、普段、荷物の上げ下ろしに使われていて、かごの大きさは幅1m60cm、高さが1m45cmあるという。
警察によると、別の従業員が1階でエレベーターに段ボール箱4個を積み込み、1階から2階に上がる途中で、かごからはみ出た段ボール箱が引っかかり、動かなくなるトラブルが起きた。
2階で気付いたMさんが電源を切り、シャッターを開けて、2階のエレベーターフロアから、かごの中に上半身を入れて箱を取り除いたところ、突然、かごが下に動き、かごと床の間に体を挟まれたという。
警察は、近くにいた同僚などから話を聞くなどして、詳しい原因を調べている。
出典
『エレベーターに挟まれ死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160413/4484891.html
『エレベーターと床に挟まれ、37歳女性社員死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160413-OYT1T50097.html
『荷物運搬中、エレベーターに挟まれ従業員死亡 北海道・富良野市』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00321537.html
(ブログ者コメント)
「電源を切って」と報じられているが、具体的にどのような方法で切ったのだろうか?
たとえば、エレベーターの横にある「OFF」のボタンを押しただけとか・・・。
2016年3月30日19時40分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前11時前、名古屋市昭和区広見町にある7階建てマンションで、エレベーターの点検を行っていた男性(27)がゴンドラに頭を挟まれ、病院に運ばれたが死亡が確認された。
警察によると、男性は1階フロアーの扉から約1.5m下の床に降りて点検を行い、その後、1階フロアーに戻ろうとしたという。
このとき、頭のすぐ上にゴンドラがあり、フロアーに出られなかったため、仲間の作業員がゴンドラを上昇させたところ、男性が壁との間に挟まれたという。
警察は、一緒に点検をしていた作業員2人から話を聴くなどして、事故の詳しい状況と原因を調べている。
点検は、エレベーターで異音がするとの住民からの訴えで、保守を請け負う名古屋市にあるメーカーの関連会社が行っていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160330/4106841.html
3月30日20時37分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前10時50分ごろ、名古屋市昭和区広見町のマンション「滝子ヒルズ」(7階建て)で、エレベーターの点検作業をしていた会社員の男性(27)が、エレベーター塔の側壁とかごの間に頭を挟まれた。
男性は、約2時間50分後、搬送先で死亡が確認された。
警察によると、男性は、この日午前10時ごろ、会社の同僚2人と、エレベーターの点検と防犯カメラの取り付け作業を開始。
事故発生時は、男性がエレベーター塔の一番下でねじ締めを、同僚2人が男性の真上に止めてあったかごの中でカメラを取り付けていた。
男性が自ら、かごを上昇させるよう指示、同僚が操作したところ、事故が起きたという。
警察が、原因を調べている。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016033090203758.html
2016年2月25日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日9時3分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時半ごろ、さいたま市岩槻区本町2丁目の3階建て雑居ビルでエレベーターが落下、点検作業をしていたエレベーター点検会社社員のKさん(男性、38歳)が下敷きになり、死亡した。
警察や消防によると、同10時すぎ、点検会社の男性社員から「エレベーターが落下した。点検中の作業員が下にいる」と119番があった。
消防が駆け付けると、Kさんがエレベーターの下敷きになり、既に死亡していたという。
エレベーターは貨物用で、幅1.5m、高さ2.1m、奥行き1.5m。
昨年末に異音を発する不具合が見つかり、昇降を休止していた。
この日午前、Kさんは営業担当の同僚とビルを訪れて1人でエレベーターの下部に入り、点検作業をしていた。
入居会社の社員が「ドスン」という音で事故に気付き、Kさんの同僚が119番した。
Kさんは、さいたま市浦和区に営業所があるエレベーターメンテナンス会社で点検業務を担当していた。
警察で、エレベーターが落下した原因や事故の経緯などを詳しく調べている。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/02/26/02.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160225-OYT1T50172.html
2016年2月23日11時55分に東日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月23日7時35分にNHK東北NEWS WEBから、2月24日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
利府町の特別養護老人ホームでエレベーターの点検中に事故があり、作業していた男性が死亡した。
事故があったのは、利府町にある2階建ての特別養護老人ホーム。
警察によると、22日午後4時半ごろ、エレベーターを点検していた会社員の斎藤さん(男性、53歳)が、エレベーターが上下に動く空間の底にいたところ、下がってきた重りと床に設置されているバネの間に挟まっているのが発見された。
斎藤さんは塩釜市内の病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。
点検は2人1組で行っていて、エレベーターの半地下部分に入った斎藤さんと、かごに乗った同僚の男性が互いに声をかけあって作業を進めていた途中で、突然、斎藤さんの声が聞こえなくなったため、男性が様子を確認したところ、挟まって動けなくなっていたという。
警察は、安全管理上の問題が無かったかなどを調べている。
出典URL
http://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/201602231200010.html
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20160223/3112521.html
2016年2月1日13時3分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時半ごろ、名古屋市熱田区熱田西町の名古屋国際会議場センチュリーホールで、70代の女性3人が下りエスカレーターで転倒した。
このうち、77歳と73歳の女性が重傷、72歳の女性が軽傷を負った。
エスカレーター自体に不具合があったかなどは不明で、警察などが、当時の状況や原因を調べている。
警察によると、最初に女性が転倒したのは、4階から3階へエスカレーターで降りた踊り場付近。
他の2人も、折り重なるように倒れた。
会場では集会が開かれており、3000人が参加。
事故直前に集会が終わり、参加者が一斉にエスカレーターに向かった。
エスカレーターを利用していた女性は、「いつもより流れが遅く感じられ、たくさんの人が乗っていたのがわかった。事故の時は、3階の踊り場に人がたまり始めたと思ったら、女性が次々と倒れていて驚いた」と話した。
同国際会議場は、市制100周年を記念して1989年に開かれた「世界デザイン博覧会」の際に整備された市の施設。
延べ床面積は7万2000m2で、市内最大規模の会議場。
事故のあったセンチュリーホールは3000人収容で、他に大小26の会議室などを備える。
同国際会議場のエスカレーターでは、デザイン博の会期中も事故が発生。
89年7月、団体見学の小学生が折り重なるように倒れ、36人が負傷した。
警察は、業務上過失傷害の疑いで主催者などを捜査したが、刑事責任を問うのは難しいと判断。書類送検を見送った経緯がある。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016020190115654.html
2月1日20時21分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時半ごろ、名古屋市熱田区熱田西町の名古屋国際会議場で「エスカレーター付近で人が重なって倒れた」と119番があった。
消防によると、70代の女性3人が頭を打ち、けがをした。うち77歳と73歳の2人は重傷。
警察によると、4階から3階に下るエスカレーターに乗っていた女性3人が、3階の踊り場で降りる際に滞留し、後続の人たちに押されるような形で倒れたとみられるという。
同会議場によると、この日は会議場内の「センチュリーホール」で3000人規模の講演会が開かれていた。
市観光推進室によると、来場者の整理・誘導はイベント主催者に任せており、この日も主催者が警備員ら数人を配置していたという。
市は、会議場を休館などにせず、改めて口頭で注意喚起していく。
同会議場は、世界デザイン博覧会のテーマ館を転用して1990年4月に開館。
名古屋市では最大級の会議場で、同ホールのほか大小22の会議室などを備える。
デザイン博が開かれていた89年7月にも、小学生が別のエスカレーターで折り重なり、36人が重軽傷を負う事故があった。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160202/k00/00m/040/059000c
2016年1月5日18時12分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月5日21時21分に読売新聞から、1月6日付で毎日新聞神奈川版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時ごろ、川崎市高津区のタイヤなどを販売する「S店」で、「点検中の業者がエレベーターに挟まれた」と消防に通報があった。
警察と消防が調べたところ、1階の作業場と3階の倉庫を結ぶ業務用のエレベーターで、天井部分と2階の入り口の間に上半身を挟まれた状態の男性を見つけた。
男性は千葉県船橋市の会社員(44)で、病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、エレベーターは幅1.2m、奥行き2m、高さ2.3mで、扉は手動式。
天井やドアがなく、男性は上半身をエレベーターの天井部分と扉に挟まれ、頭、右手などがエレベーターの外に出ていた。
エレベーターが作業中に上昇したとみられる。
男性は、5日午前11時半から1人でエレベーターの定期点検を行っていたということだが、作業終了の予定時間が過ぎたことを不審に思った店舗の従業員が様子を見に行ったところ、男性を見つけたという。
警察は、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1054810381.html?t=1452026361532
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160105-OYT1T50118.html
http://mainichi.jp/articles/20160106/ddl/k14/040/147000c
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、1階の昇降ボタンのすぐ上には、「点検中」という表示札が取り付けられている。
2015年12月17日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
16日午後5時35分ごろ、東京都千代田区三崎町2のJR水道橋駅で、東口改札からホームに上がるエスカレーターの踏み段が突然破損して降り口の吸い込み口に入らなくなり、緊急停止するトラブルがあった。
踏み段は計9枚が破損したが、エスカレーターに乗っていた客にけがはなかった。
JR東日本東京支社などによると、壊れた9枚のうち最上段の踏み段が何らかの原因で割れて跳ね上がり、吸い込み口に入らなくなった。
これに後続の踏み段が次々とつかえたとみられる。
エスカレーターは建築基準法に準じた点検を月1回実施しているが、異常はなかったという。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151217/ddm/041/040/141000c
2015年12月6日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時15分ごろ、恵那市明智町の電気設備製造会社「A社」大久手工場で、貨物用リフトが落下。
リフトの整備をしていた同市のメンテナンス会社員の梅本さん(男性、42歳)が下敷きになり、死亡した。
整備に立ち会っていたA社社員の男性(42)も、頭に軽傷を負った。
警察によると、リフトは最大で高さ約2mまで上がる。
落下前の高さは不明という。
床部分は鉄製で、縦1.7m、横2.7m。
リフトは油圧式で、油漏れが起きたため、梅本さんら作業員3人が、同日朝から整備作業をしていた。
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年12月6日付の岐阜新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報のほうがより正しそうだと感じたため、新情報に基づき、タイトルも修正した)
リフトが2階から落下して、1階で補修作業をしていた梅本さんに当たり、床との間に挟まれ、死亡した。
近くにいた明知ガイシの社員もリフトに接触、頭に軽傷を負った。
警察によると、リフトは製品を1階から2階に運ぶためのもので、縦2.7m、横1.7m。
2階に固定してあったが、梅本さんがリフトの下で後片付けをしていたところ、突然、落下したという。
2015年11月10日付で朝日新聞備後版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年5月に福山市の製パン工場で女性が転落死する事故があり、福山労基署は、9日、同社と男性社長(56)を労安法違反の疑いで書類送検した。
社長は容疑を認めているという。
同署によると、5月1日、60代の女性従業員が作業場の2階から荷物用エレベーターでサンドイッチなどを運ぼうとして、約4m下の1階にあったかごの床面に転落。その後、死亡した。
2階のエレベーターの扉が、かごがないのに開いており、同社と社長は、かごが停止していない階で扉が開かないようにする安全装置の設置義務を怠り、エレベーターを動かしていた疑いがある。
2014年1月14日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3577/
(2015年11月15日 修正2 ;追記)
2015年11月9日12時53分に読売新聞から、11月9日10時17分に共同通信から、調査報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省の昇降機等事故調査部会は、9日、「整備不良などが原因でエスカレーターを動かすチェーンが破断した可能性がある」などとする調査報告書を公表した。
同部会は、チェーンの伸びやたるみについての検査基準を見直すよう、国交省に求めた。
報告書によると、1996年の設置から事故までの約18年間、エスカレーターを動かすチェーンは一度も交換されず、経年劣化のためたるんでいた。
事故の約10か月前、保守点検会社・三菱電機ビルテクノサービスの社内基準を超えるたるみが確認され、事故5日前にはエスカレーターが非常停止。
駆けつけた同社の点検員は、チェーンの緩みに気づいたものの、手元に工具がなかったため調整を行わなかった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151109-OYT1T50026.html
http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015110901001032.html
11月9日11時36分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、設置当初から約18年間未交換だったモーター部分のチェーンに緩みが生じ、歯車とうまくかみ合わず、切れた。
逆走を止める安全装置は、汚れや部品のすり減りによって、うまく作動しなかった。
少なくとも事故の10カ月前には緩みが生じていたが、三菱電機ビルテクノサービスは、毎月2回の保守点検で気付かなかった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHC66F9LHC6UTIL05J.html
(ブログ者コメント)
報告書の概要は下記。
http://www.mlit.go.jp/common/001108664.pdf
報告書の全文は下記。
http://www.mlit.go.jp/common/001108665.pdf
2015年11月9日10時21分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県船橋市のJR西船橋駅で2012年12月、上りエスカレーターが逆走して2人が軽傷を負った事故があり、国交省の社会資本整備審議会は、9日、ゆがんだ状態で回転した駆動チェーンが金属疲労で切れ、安全装置も作動しなかったのが原因とする調査報告書を公表した。
報告書によると、12年12月3日朝、ホームから改札階に向かう上りエスカレーターが26人を乗せたまま逆走した。
駆動チェーンは、モーター側とステップ側のそれぞれに付いた歯車をつないでいるが、調整ミスのため歯車の軸が斜めにずれ、チェーンはゆがんだ状態で回転していた。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015110901001038.html
(ブログ者コメント)
調査報告書の概要版には、原因が以下のように記されている。
駆動くさりが破断したのは、駆動スプロケットとメインスプロケットとの間で芯ずれが発生した状態で運転していた期間があり、そのときに駆動くさりに疲労による亀裂が生じ、それが進展したためと推定される。
駆動くさり切断時停止装置が作動しなかったのは、リンク機構部がステップカバーと干渉したためであるが、その可能性について、設計、機器検証、製造、据付のいずれの段階においても認識できなかったことが考えられる。
http://www.mlit.go.jp/common/001108664.pdf
調査報告書の45ページには、駆動くさりが破断した原因が以下のように記されている。
駆動くさりが破断したのは、駆動くさりに繰り返し応力が作用したため、疲労破断したことが考えられる。
駆動くさりに繰り返し応力が作用したのは、一定の期間、駆動スプロケットとメインスプロケットとの間で芯ずれが発生した状態で運転を行っていたためと考えられる。
駆動スプロケットとメインスプロケットとの間で芯ずれが発生したのは、保守において駆動くさりの張力を調整するために駆動機を移動させる際に、芯ずれの位置で駆動機を固定させた可能性が考えられる。
http://www.mlit.go.jp/common/001108665.pdf
2015年10月19日20時54分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月19日21時14分にNHK関西NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後4時半ごろ、大阪市住之江区平林北の容器洗浄会社「N社」の食品トレイを洗浄する工場で「荷物搬送用のリフトに男性が首を挟まれた」と119番があった。
男性は、同市西成区内の派遣社員(44)とみられ、現場で死亡が確認された。
警察が原因を調べている。
警察によると、リフトは床以外は枠だけの簡易な作りで、高さ2.6m、幅2.7m、奥行き1.6m。
当時、被害にあった男性は、工場の2階でリフトに食品トレイを積んでいた。
1階にいた男性作業員が2階から1階にリフトを降ろそうとした際、男性がリフトと床に首を挟まれたという。
警察は、作業員から事情を聴くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151019/wst1510190076-n1.html
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151019/5816941.html
2015年10月21日15時27分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月21日7時2分に産経新聞千葉版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県船橋市のJR船橋駅前にある船橋北口駐車場(563台収容)で、18日、機械式立体駐車場のパレット(床)が沈み込み、入庫中の車の夫婦が、約1時間閉じこめられたことが分かった。
パレットをつり下げる鉄製の「スチールバー」の破断が原因で、経営する「船橋都市サービス」が20日、明らかにした。
事故が起きたのは、地下2階の2段式駐車場。
3台分ずつのパレットを上下させて車が出入りするが、18日午前10時15分ごろ、下段パレットのスチールバー(長さ約1m50cm、直径約3cm)4本のうち、1本が切れた。
下段パレットは、下の空洞に最大で約70cm沈み込み、傾いた。
下段には、夫婦の車以外に誰も乗っていない2台が駐車していた。
入庫させる途中だった夫婦の車は、前部の底が通路に引っかかった状態になった。係員が危険を避けるため車内にとどまるよう求め、約1時間後、消防署員が救出した。
スチールバーは、1990年の同駐車場開設当時から使われ、破断原因は不明という。
毎月1回、点検しており、9月24日の点検時には、異常は発見されなかったという。
船橋都市サービスは、同駐車場内の鉄製バー全80本を、11月中に交換する。
同社は、船橋市などが出資する第3セクター。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151020-OYT1T50164.html
http://www.sankei.com/region/news/151021/rgn1510210034-n1.html
2015年10月13日9時38分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月13日8時0分に秋田魁新報から、10月12日19時55分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後5時半前、秋田市大町4丁目の雑居ビルのエレベーターで金属製の天井の板が落ちて、乗っていた30代の女性に当たる事故があった。
警察によると、エレベーターの天井は3枚の板で構成されている。
落ちてきた板は中央部分、縦1m41cm、横50cm、重さおよそ10kgで、女性は病院に運ばれたが、肩や背中に打撲やすり傷を負う軽いけがをしたという。
女性は、このビルに入る飲食店に勤務していて、事故当時は出勤のため、1人で1階からエレベーターに乗って上昇中だった。
警察は、ビルの管理会社から話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
現場は、秋田市の繁華街・川反にある、スナックなどが入る6階建てのビル。
祝日のため、営業している店は少なかった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015631351.html?t=1444770420995
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20151013a
http://www.sankei.com/affairs/news/151012/afr1510120017-n1.html
(2015年11月14日 修正1 ;本文修正)
2015年10月13日付の秋田魁新報紙面に掲載されていた内容を、本文中に追記修正した。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。