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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015611201分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6111031分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午前2時25分ごろ、札幌市中央区南1西3、百貨店「札幌三越」本館(地上10階、地下2階建て)の客用エレベーター交換作業現場で、昇降路内の5階部分でつり下げられていたエレベーターの扉2枚が落下、1階部分の足場で部品などを拾う作業をしていた会社員男性(41)の頭などに当たった。

男性は、間もなく死亡した。


警察によると、扉は鉄製で、高さ約2m、幅約40cm、扉1枚の重量が40kg。

当時、現場では7人ほどが作業していて、4階で取り外した扉2枚を一緒にワイヤで巻いて固定し、クレーンで4階から8階までつり上げる作業を行っていた。


警察が事故原因を調べている

 

出典URL

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0144300.html

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000052363.html

 

 

 

関連記事

 

611日 NHK北海道

エレベーター解体中に男性死亡

 http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150611/5477851.html 

 

 

 

 

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2015561132分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午後7時ごろ、結城市結城の「ニトリ結城店」の1階にあるエスカレーターで、市内に住む1歳の女の子が指を挟まれた。
近くにいた32歳の父親がすぐに助け出したが、女の子は左手の中指と薬指に、全治およそ2か月の大けがをした。


警察によると、女の子は、エスカレーターのステップと床の隙間に指を挟まれていて、店の防犯カメラには、女の子が1階のエスカレーターの降り口付近に1人で近づいていく姿が映っていたという。


女の子は、両親と姉の4人で店に来ていたということで、警察で当時の状況などを詳しく調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074553511.html?t=1430945694280

 

 

56059分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、現場は2階から1階に降りるエスカレーターの降り口で、女児が床に手をついて挟まれた。

女児は両親と姉と来店したが、現場には1人でいたという。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20150506k0000m040120000c.html

 

 

 

 

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20154251849分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午前11時50分ごろ、福岡市博多区博多駅南にある6階建てのビルの解体現場で、作業員の男性から「同僚がエレベーターの下敷きになったようだ」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、男性が、エレベーターのバランスを取るために使われている鉄製のおもりの下敷きになっているのが見つかり、その場で死亡が確認された。


警察によると、当時、20代の男性作業員がエレベーターのかごの天井部分に登り、かごをつるすワイヤーを切る作業を1人でしていたという。
このワイヤーの先におもりが付けられていて、なんらかの原因ですべてのワイヤーが切断され、おもりが落ちてきたと見られるという。
おもりは、鉄板が40枚ほど重ねられたもので、重さは数トンになると見られるという。


警察では、安全対策が取られていたのかなど、事故の原因を調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20150425/4329081.html

 

 

 

 

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2015491944分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

491824分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午前6時32分ごろ、JR大崎駅(東京都品川区)の5、6番ホームから改札へ向かう上りエスカレーターに乗っていた女性客が、降り口をふさぐためにかけていたチェーンに指を挟み、けがをした。

JR東日本が9日、発表した。

チェーンは、各ホームの終電後、他のホームの利用客が誤って入らないよう駅員がかけているが、外し忘れたという。


JR東によると、エスカレーターの降り口に、長さ約1m30cmのチェーンが床からの高さ約60~90cmのところでかかったままになっていた。

5、6番ホーム着の最初の電車から降り、エスカレーターに乗った女性が左手人さし指を挟み、1cmほど皮がめくれた。消毒の処置を施したという。


この上りエスカレーターは、同じ電車から降りた乗客約50人が使ったが、とっさにチェーンをまたいだりくぐったりして、ほかにけが人はいなかった。

 

事故後まもなく、駅員が到着した際には、すでにチェーンは外され、非常ボタンが押されてエスカレーターは停止していたという。

隣接の下りエスカレーターでも乗り口にチェーンがかかったままだったが、駅員が外したという。


同社は、「大変ご迷惑をおかけしました。このようなことを二度と起こさないように指導を徹底し、再発防止に取り組みます」とコメントを出した。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASH495TNWH49UTIL02Y.html

http://www.news24.jp/articles/2015/04/09/07272667.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

テレビで再現?映像を見たが、チェ-ンは一直線ではなく、ダラリと垂れ下った状態でかけられていた模様。

 

 

 

 

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20153132315分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3132017分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午後1時半ごろ、大田区の2階建てのビルで、荷物を運搬するエレベーター(高さ、幅、奥行きとも約1m)が突然、落下した。

消防が駆け付けると、エレベーターを点検していた男性作業員(67)が意識不明の状態で見つかり、病院に搬送されたが、まもなく死亡した。

 

警察によると、男性は屋上の機械室で部品交換などの作業をしていたが、落下の衝撃でエレベーターのワイヤを支える部品が飛び散り、男性の頭部に当たったとみられている。

 

警察は、男性が点検のためにエレベーターの電源を落とす前に落下防止用の留め金を掛け忘れた可能性があるとみて、調べている。

 

出典URL

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000046324.html

http://www.sankei.com/affairs/news/150313/afr1503130031-n1.html

 

 

 

 

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20152251521分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午前7時すぎ、大阪・東住吉区矢田の塗装工場で、社長の高橋さん(60)が作業用のリフトに挟まれているのを男性従業員が見つけて、消防に通報した。

病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。


警察の調べによると、リフトは2階に荷物を運ぶためのもので、高橋さんはリフトと1階の天井の間に挟まれた状態だったという。

 

高橋さんは24日夜、家族に「仕事にいく」と言って出かけており、警察は誤って挟まれたとみて、事故の状況を調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150225/5725521.html

 

 

 

 

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2015225日付で毎日新聞香川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2241940分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午前9時15分ごろ、三木町の印刷(衣類品プリント)会社「T社」の2階で、荷物搬送用エレベーターを点検していた同社の男性社員(42)が、下降し始めたエレベーターの天井と床の間に挟まれた。

男性は顔の骨を折り、意識不明の重体。


警察によると、エレベーターは高さ180cm、幅86cm、奥行き113cm。

1階の作業場と2階の事務所をつなぐもので、23日からプラスチック片(縦30cm、横30cm)が壁との間に挟まり、2階の床から10cm下がった状態で動かなくなっていた。

 

男性社員がプラスチック片を取り除こうとエレベーターの中に上半身を入れたところ、突然下降し始め、頭などを挟まれた。

事故後に確認すると、エレベーターをつるすフックが外れていたという。

けがをした社員は、別の社員と2人で点検していた。

 

警察は、事故原因や状況を調査している。

また、高松労基署は、事故現場の立ち入り調査をした。

 

同社関係者などによると、エレベーターはワイヤー吊り下げ式の荷物専用で、高松市の建設会社が約10年前に設置。

2階のドアが閉まらないと動かない仕組みになっていた。

 

出典URL

http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20150225ddlk37040513000c.html

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2429503.html

 

 

 

(2015年3月16日 修正1 ;追記)

 

2015310196分にNHK高松から、事故時のやや詳しい状況などが下記趣旨でネット配信されていた。

 

10日午前5時ごろ、意識不明の重体となっていた男性社員が死亡した。


警察によると、当時、エレベーターは壁との隙間に大きさが30cm四方、厚さが2cmほどのプラスチックの破片が挟まり、動かなくなっていたとみられるという。


さらに、事故の前にエレベーターを無理に動かそうとして、エレベーターをつり下げるワイヤーのフックが外れてしまったことから、男性社員がプラスチック片を取り除いた際にエレベーターが落下し、事故が起きたとみられるという。


警察は、会社側からも話を聞くなどして、当時の状況についてさらに詳しく調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033066981.html?t=1426019191986

 

 

 

 

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20151191125分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1191822分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京国際展示場(東京ビッグサイト)で2008年、上りエスカレーターが急停止して逆走、10人が軽傷を負った事故で、国交省の審議会は19日、ボルトの緩みから機械部分を乗せた土台がずれ、安全装置が作動したことなどが原因とする報告書を公表した。

事故は08年8月3日午前10時ごろ発生。
同省によると、1〜4階を直接結ぶ「日本オーチス・エレベータ」製のエスカレーターには当時約120人が乗っていたが、急停止後に15mほど逆走。約50人が転倒した。

報告書によると、事故機は、モーターの土台を固定するボルトの緩みなどで土台が4cmずれていた。
このため、ステップを動かすチェーンが大きく緩み、歯車がかみ合いにくくなって減速。安全装置が異常を検知してモーターが停止し、ブレーキが作動した。

しかし、緩んだチェーンが滑るなどして歯車が不規則に動いたため逆走し始め、制動力にも余裕がなく固定できなかったとみられる。
ボルトの緩みは、元々の締め付け不足の可能性が高いと指摘した。

設計上は、ステップ1段につき1.5人に当たる117人が乗っても正常に動く仕組み。同省は、「当時の乗客数はやや上回っていたが、それが直接の事故原因とは考えていない」としている。

 ただ、強度試験の結果、事故機はボルトの強度が他社製の半分未満だったうえ、ブレーキには117人が乗った状態で動くエスカレーターを停止させる力がなかったことも判明した。

同社は事故5日前に点検していたが、異常を確認できなかった。
審議会は国交省に、ボルトの点検方法の見直しやブレーキの能力に基準を設けることの検討を求める意見を付けた。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20150119k0000e040141000c.html

http://www.sankei.com/affairs/news/150119/afr1501190034-n1.html

 

 

20151191334分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

国交省は19日、調査部会の報告書を公表した。

ボルトの緩みや部品の溶接不良など、駆動装置の不備が原因で逆走した、と結論づけた。


エスカレーターを製造した日本オーチス・エレベータの社員は、事故5日前の保守点検で「問題なし」としていたが、ボルトやブレーキの不備を見過ごしていた。

 

建築基準法に規定はないが、調査部会は、「一時的な利用者の集中に備え、安全の確保に配慮すべきだった」と指摘。国交省にも再発防止の検討を求めた。

国交省は、法改正して規定を盛り込む方向で検討を進める。


報告書によると、エスカレーターは1階と4階を直接結び、高低差は15.8m、段数は84と大型だった。

 

発生時は、誘導係員を先頭にイベント来場者が乗り込んでいた。

逆走は先頭が4階に到着した時に始まり、来場者を押し戻した後に停止した。


部会が駆動装置を調べると、複数のボルトが緩んだり曲がったりしており、取り付けられていた鋼材は他社製より薄い9mmだった。

溶接も不十分で、鋼材が約4cmずれた結果、エスカレーターを動かす鎖に緩みが生じ、歯車に乗り上げて滑り、歯も一部で折れていた。

このため、回転力が伝わらなくなってモーターが停止し、乗客の重さで逆走が始まった。


本来は、モーター停止後もブレーキが逆走を防ぐ。
しかし、ブレーキの力は鎖の緩みや歯車の折損で設計値の7割ほどに落ち、乗客の重さに耐えられなかった。


オーチス社製のエスカレーターでは、08年5月に名古屋市営地下鉄の駅でも逆走して14人が負傷した。

同社は、同年10月までに全国にある同タイプの64台で鋼材を15mmと厚くし、ブレーキを強化するなどの再発防止策をとった。

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASH1J46TGH1JUTIL00Q.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

国交省の報告書は下記参照。

http://www.mlit.go.jp/common/001066073.pdf

 

 

 

 

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201412251153分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国土交通省は25日までに、過去に人身事故があった昇降機のメーカーが製造した業務用エレベーターなどを調査した結果、9月末時点で2005台に、安全装置の不備を含む建築基準法違反が見つかったと発表した。


このうち改修・撤去を終えたのは798台で全体の4割程度。

残り1207台は都道府県などが是正を指導中で、うち518台が使用を止めていた。


調査対象は、2009年4月~12年4月に人身事故が起きたエレベーターなどを製造していた国内メーカー3社の製品計1244台と、違法の疑いがあると国交省に情報提供があった898台。


自治体に依頼して調査した結果、非常時や誤作動を起こした際にエレベーターを止める安全装置が付いていない機種や、年1回の法定点検を実施していない違反などが見つかった。


違反があったエレベーターは主に工場や倉庫で使われており、改修・撤去の費用が捻出できないなどの理由で放置されているケースが多いという。

 

出典URL

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H58_V21C14A2000000/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

調査対象2142台のうち2005台に違反が見つかったということは、ほぼ全てが違反状態だったということだ。

違反、即、不安全とは言えないものの、すさまじい比率だ。

 

 

 

 

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20141216日付で毎日新聞東京版(夕刊)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都港区のマンションで2006年6月、都立小山台高2年だった男子高校生(当時16歳)がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれ死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた同社課長ら4被告の公判が16日、東京地裁であった。

 

検察側は論告で、「国民の間にエレベーターに対する不安や懸念を生み出し、社会に与えた悪影響は甚大」と批判。同社課長のH被告(46)に、禁錮1年6月を求刑した。

他に同罪に問われた保守管理会社「エス・イー・シーエレベーター」会長のS被告(71)に禁錮1年6月、同社社長のNI被告(55)に禁錮1年4月、元同社メンテナンス部長のNE被告(68)に禁錮1年2月を求刑した。

弁護側が来年2月に最終弁論し、結審する。


シ社側が事故原因となったブレーキ部品の異常摩耗への対策を怠るなどし、エス社側が未熟な社員を点検に従事させるなど、安全管理を怠った過失の競合があったとされたが、いずれも「事故は予見できなかった」などと無罪を主張している。


検察側は論告で、シ社側について、04年11月に事故機が停止階と約1.5mずれて止まる故障があり、H被告は点検に立ち会って異常摩耗に気付いたが、部品の調整のみで抜本的な対策を怠ったと指摘。「摩耗原因を調査するなど基本的な注意を怠った」と批判した。


エス社側については、現場の社員が事故機の点検方法を十分に把握していなかったと指摘。「十分な教育・指導体制を採らず、自社の利益を追求した」と非難した。


起訴状によると、4被告の過失の競合により、06年6月、扉が開いたままエレベーターが上昇し、乗降口との間に挟まれた男子高校生を死亡させた。

 

出典URL
http://mainichi.jp/shimen/news/20141216dde041040061000c.html

 

 

1216151分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

検察側は論告で、シンドラー社の元保守第2課長・H被告に禁錮1年6カ月を求刑した。「事故を予想できたのに回避する義務を怠った」と指摘した。

また、被害者が高校生だったことから、「尊い生命が奪われた結果は重大だ」とも主張した。

 

事故は06年6月3日に発生。

扉が開いたままエレベーターが上昇し、降りようとした高校生がエレベーターの床と外枠の間に挟まれて死亡した。


起訴状によると、H被告は、事故を起こしたエレベーターが04年11月に故障した際の点検を担当。

回線がショートしてブレーキの摩耗が進む状態だったのに、原因を十分調べずに再発防止策をとらなかったとされる。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASGDH77NXGDHUTIL050.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

下記は関連記事。

 

2012117 日掲載

20121031日 金沢市のホテルで女性清掃員がシンドラー社製の業務用エレベーターに乗ろうとしてつまずき、上昇し続けたエレベーターに挟まれて死亡 (修正5)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2424/

 

 

 

 

(2015年10月2日 修正1 ;追記)

 

2015929184分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

東京地裁は、業務上過失致死の罪に問われた点検責任者の社員に、無罪の判決を言い渡した。
一方、保守会社の会長ら3人には、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡した。


裁判では、事故の1年7か月前に点検を行った「シンドラーエレベータ」と、9日前に点検を行っていた保守会社の責任者が事故を予測できたかどうかなどが争点になり、4人はいずれも無罪を主張していた。


29日の判決で、杉山裁判長は、「事故後に行われた実験によると、ブレーキに異常が起きたのは事故の発生と近い日時とみられ、メーカーが点検を行った時には異常は発生していなかった」として、H専任課長に無罪を言い渡した。


一方、保守会社については、「ブレーキの部品の状況からみて、遅くとも保守会社が点検した時には異常が発生していた。会社は同じ種類のエレベーターのマニュアルを精査せず、見た目や音などの感覚による点検で十分だと安易に判断していた」として、S会長ら3人に、禁錮1年6か月から1年2か月、いずれも執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。


3人は判決を不服として、29日、控訴した。


出典URL

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150929/5150932.html

 

 

9292350分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

シンドラー社は点検時の記録をほとんど残しておらず、検察は乏しい証拠による立証を強いられた。

 
事故時の点検担当だったエス社会長らに加え、事故2年前に起きた故障を点検したシンドラー社課長も「事故を予見できた」と起訴に踏み切ったが、判決は「科学的根拠がない」と退けた。
遺族にとっては不満の残る判断だが、裁判所が証拠を厳しく吟味した結果といえる。
 

検察は、ブレーキ部品の摩耗量などから発生時期を特定したとして起訴したが、その後の公判前整理手続きに入ってからも、摩耗の発生時期を調べる鑑定を繰り返した。
結果として裁判の長期化を招いた上、鑑定結果は判決で退けられた。
課長の弁護人は、「検察が適切な捜査をしていれば、課長の起訴はなかった」と疑問を呈した。

だが、課長が無罪になったとはいえ、判決は「事故原因の元となったブレーキ部品を採用したエレベーターの問題が大きい」と指摘し、シンドラー社にクギを刺した。

一方で、有罪としたエス社の会長らについて判決は、「視覚などの五感の作用で足りるとした保守管理体制が、異常摩耗を見逃した原因」と断じ、保守点検を担う会社に高い注意義務を課した。
「五感」に頼る点検は、広く保守点検業界で取り入れられているとされる。
業界は判決を重く受け止め、保守管理のあり方を改めて見直す必要がある。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20150930k0000m040156000c.html

 

 

 

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2013923日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。(新情報に基づき、タイトルも変更しました)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3278/

 

 

(2014年11月5日 修正2 ;追記)

 

20141028日付で東京新聞夕刊から、不具合が生じた部品は建設以降、一度も交換されておらず目視点検もできなかった場所だという下記趣旨の記事が、図解付きでネット配信されていた。

10281847分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故原因を調査していた国土交通省の社会資本整備審議会は28日、特別展望台(250m)の真上にある機械室の設備が老朽化した影響で床の鉄板が落ち、ガラスを破ったのが原因とする報告書を公表した。

45年以上、交換されていない部品もあった。

審議会は、建築基準法に基づく定期検査の内容が不十分だと指摘し、国交省に点検強化を求める意見を付けた。

 

報告書によると、機械室にはモーターや滑車などが設置されている。

製造した三菱電機などが調べた結果、一部の滑車を固定する土台と床をつなぐ溶接が剥がれ、浮き上がった状態になっていた。

 

このため、滑車に傾きが生じ、3つある滑車の位置がずれて、エレベータを吊るすワイヤ(直径16mm)6本のうち1本に異常な力が働き、摩耗して破断。

ワイヤの外側に巻かれた細い鋼線がほどけた状態となり、この部分が鉄板に繰り返しひっかかり、鉄板のねじが外れ落下したとみられる。

 

鉄板は、ワイヤを通す床の穴の隙間をふさぐためのもので、長さ52cm、幅36cm、厚さ2.3mm、重さ3.5kg。

約20m落下して、エレベーターの窓ガラスを突き破った。

 

機械室内にある3つの滑車のうち2つは、特別展望台がオープンした1967年に作業用から人荷用に改造して以来、交換されていなかった。

建築基準法上の点検対象ではなく、床板の下に設置されていて、目視点検もできなかったという。

 

事故後、三菱電機などは滑車の土台をボルトで固定し、鉄板の形状を変更。保守点検の項目も増やした。

 

事故については、警察が業務上過失致傷容疑で調べている。

 

出典URL

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014102802000241.html

http://www.sankei.com/affairs/news/141028/afr1410280032-n1.html

 

 

 

 

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20141021127分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午後6時20分ごろ、大阪市中央区難波5の南海電鉄難波駅構内の上りエスカレーターから出火した。

火は約30分後にほぼ消し止められたが、周辺に白煙が立ち込め、隣接するホテルの男性従業員(28)が煙を吸って軽症。

当時、現場付近は帰宅ラッシュで混雑しており、騒然とした。


警察などによると、現場は1階北側と北改札口のある3階を結ぶ上下計4本のエスカレーター(長さ約20m、幅約1m)のうちの一つ。乗降客にけが人はいなかった。

エスカレーターのステップ内部が焦げており、警察は、機械の不具合が原因とみている。


南海電鉄によると、エスカレーターは国内メーカー製で2008年に設置された。

今月10日の定期点検の際には異常はなかった。

4本のエスカレーターや階段の一部を閉鎖したが、電車の運行に影響はなかった。


現場には消防車など計26台が出動し、消防隊員が放水作業に追われた。

1階の喫茶店で働く男性店員(27)は、「エスカレーター付近は焦げ臭く、白煙が充満して3階がまったく見通せないほどだった。怖かったが、大惨事にならなくてよかった」と話した。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20141021k0000m040129000c.html

 

 

 

 

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2014830206分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8302129分に共同通信から、830198分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

30日午後1時5分ごろ、名古屋市北区丸新町のタイヤ販売店「J店」の倉庫で、従業員の男性(35)が荷物用エレベーターの床と1階の天井部分に挟まれているのを、「助けてくれ」という声を聞き付けて駆け付けた同僚の男性従業員が発見。

男性は胸と首を挟まれており、病院に運ばれたが、死亡が確認された。


警察によると、倉庫は4階建て。

男性は、エレベーターでタイヤ3本を1階から2階に上げる作業中だった。

タイヤと一緒にエレベーターに乗った男性が、何らかの弾みで倒れ、胸から上がかご部分からはみ出して1階の天井との間に挟まれたとみられる。

警察が、当時の作業状況などを調べている。


かごは高さ3m、幅1.5m、奥行き2m。

警察によると、エレベーターは人の昇降を想定しておらず、かごの中に操作ボタンはなく、建物側の各階出入口に設置されていた。

また、扉の代わりに手で開閉する格子状の柵があるが、柵は閉まっていなかったという。

 

出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014083090191049.html

http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014083001001817.html

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140830/4215171.html

 

 

 

キーワード;リフト、業務用エレベーター

 

 

 

 

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201485日付で毎日新聞奈良版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午前11時50分ごろ、奈良市紀寺町、寝具リース「M社」(本社・東大阪市)奈良営業所の倉庫(4階建て)内で、上昇中の貨物用エレベーター(幅約2.2m、高さ約1.75m、奥行き約1.3m)の金属製ワイヤ(直径約1cm)が切れ、2階(高さ約2m)付近から落下した。

乗っていた社員の男性(43)が両足かかと骨折など重傷。


警察によると、男性が助けを求め、別の社員が119番。

エレベーターは最大積載量は500kgで、1階から3階に上がっていた。

当時は布団など約80kgを積み、男性1人が作業中だった。

外部の業者による点検は、7月下旬に受けたという。


警察は、業務上過失傷害容疑も視野に捜査している。

 

出典URL
http://mainichi.jp/area/nara/news/20140805ddlk29040594000c.html

 

 

 

キーワード; 荷物用リフト 荷物用エレベーター 業務用エレベーター

 

 

 

 

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20146191513分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6192258分に毎日新聞から、6191834分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京・中野区の都営地下鉄の駅の構内で、18日夜、下りエスカレーターを降りようとした女性が左足を巻き込まれて骨折し、後ろにいた男性も転倒して軽いけがをしていたことが分かった。
東京都交通局などは、踏み台の収納部分が、女性が持っていたスーツケースとぶつかって割れ、その隙間に足が巻き込まれたとみて調べている。


事故があったのは、東京・中野区にある都営地下鉄大江戸線の中野坂上駅で、18日午後8時ごろ、34歳のイタリア人の女性が、地下2階から地下3階に向かうエスカレーターを降りようとした際に左足を巻き込まれて転倒し、そのはずみで後ろにいた31歳の男性も転倒した。

消防などによると、2人とも病院に運ばれ、女性が左足を骨折する大けがをしたほか、男性も右足に軽いけがをしたという。

 

都交通局によると、女性は自分の後方のステップにスーツケースを置き、後ろ向きになってエスカレーターに乗っていた。

エスカレーターの踏み台が収納される部分に設置された、巻き込みを防ぐくし状のプラスチック製カバープレートの一部が割れており、この部分に足を挟まれた。


交通局などでは、プレートが、女性が持っていたスーツケースの車輪とぶつかって割れ、その隙間に女性の足が巻き込まれたのが事故の原因とみて調べている

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140619/k10015344371000.html

http://mainichi.jp/select/news/20140620k0000m040128000c.html

http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014061901001555.html

 

 

620日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

都によると、エスカレーターのステップが床下に潜り込む箇所のプラスチックカバーがスーツケースに当たって壊れた可能性があるという。

 

ステップと床の隙間は通常1mmほどしかないが、カバーが壊れて床の一部が浮き上がり、足が挟まれた可能性がある。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

手荷物などが原因となったエスカレーターでの人身事故は、たまに発生している。

本ブログでは、以下を紹介済。

 

201324日掲載

[昔の事例の顛末] 2013424日 JR秋葉原駅でエスカレーターの手すりに指を挟まれ9人が重軽傷を負った事故は、直前の利用者が木材を側面に立てかけたことが原因

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3629/

 

20111226日掲載

20111221日 JR武蔵溝ノ口駅でエスカレーターの手すりに捨てられていた小瓶入りの袋が原因でベルトに革手袋が巻き込まれ中指先端切断などの重傷 (修正2) 

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1153/

 

 

 

 

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20145301443分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

太田国土交通相は30日、公共用に新設される機械式立体駐車場に、緊急停止ボタンや柵、人感センサーといった安全機能を義務づけることを衆院国土交通委員会で明らかにした。

7月に省令を改正し、来年1月から施行する。


答弁や国交省街路交通施設課によると、安全機能の義務化は駐車場法で規定のあるホテルや商業施設、時間貸しなど、不特定多数が利用する駐車面積500m2以上が対象。

マンション併設型は含まれないが、「有識者による検討委員会から必要性を指摘されており検討中」としている。

改修の際の補助制度導入も検討しているという。

 

立体駐車場では2007年度以降、死亡10人、重傷16人の重大事故が全国で発生。

装置内に人がいる状態で作動した事故が約4割。場所は半数がマンションだった。

 

出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG5Z3DJFG5ZUTIL008.html

 

 

 

(2014年10月24日 修正1 ;追記)

 

20141020221分に毎日新聞から、新設大規模駐車場には安全装置の設置が義務付けられることになったという、やや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

愛知県稲沢市の機械式立体駐車場で1月に起きた女性(当時84歳)の死亡事故は、駐車場内に女性がいたにもかかわらず機械を操作したことが原因だった。

 

国土交通省によると、統計を取り始めた2007年度から今年2月までの間、機械式立体駐車場で死者・重傷者が出た事故は全国で26件に上る。

 

国交省は来年1月から安全装置の設置を義務付けるが、対象は新設の大規模駐車場のみ。

既設駐車場の安全対策は業者任せだ。

 

愛知県警は9日、駐車場の元経営者の男(70)と車を載せる駐車台を操作した元従業員の女(67)を業務上過失致死容疑で書類送検した。

県警によると、現場の駐車場は、ボタンを押すと駐車台が観覧車のように回り、車を出し入れする。

死亡した女性は、車を出すため駐車台に乗っていたが、元従業員が確認せずにボタンを操作。

駐車台が上昇して女性は転落し、降りてきた別の駐車台に挟まれたとみられる。

 

この駐車場では、人を感知すると自動で停止するセンサーが、05年から故障していた。

元経営者は、「修理費が高い」と放置していたという。


機械式立体駐車場は、限られたスペースで多くの駐車台数を確保でき、1980年代から商業施設やマンションなどで普及。

13年3月末で、全国累計約54万基(自動車約287万台分)が設置された。

 

07年以降、死傷者が出た事故の多くは運転者の誤操作で、家族などが巻き込まれている。

11年5月には福岡市博多区で1歳女児、12年7月に岩手県花巻市で4歳男児が、機械に挟まれ死亡した。

 

今回と似たケースも目立つ。

従業員などの操作による事故は他に3件あり、人がいるのに台を動かしたことによる事故は10件を占めた。


国交省は来年1月から、緊急停止ボタンや自動停止するセンサー、侵入防止柵の設置を義務づけるが、対象は新設の商業施設などの大規模駐車場(延べ500m2以上)。

既存の駐車場は、ガイドラインに「関係者が協議の場を設け、改修などの対策に取り組む」などと盛り込むことにとどめた。

 

東京都内で立体駐車場を管理する50代の男性は、「多額なので、全部の改修は無理だろう」と話す。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20141020k0000m040086000c.html

 

 

 

 

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2014424日付で毎日新聞兵庫版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午後1時40分ごろ、神戸市灘区浜田町3の梱包会社の荷物搬送用エレベーター内で、従業員の男性(44)が倒れているのを女性事務員(60)が発見し、119番通報した。

警察によると、男性は右かかとを骨折するなどの重傷の模様。


警察によると、エレベーターは2階まである業務用で、幅約2m、奥行き約1.75m。ポールの手すりがコの字型についているという。

事故当時、つり上げワイヤが切れた状態だった。


男性がエレベーター内で作業中にエレベーターが落ちた可能性があるとみて、原因を調べている。

 

出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20140424ddlk28040368000c.html

 

 

 

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20144453分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

国土交通省は、機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン(指針)を初めてまとめた。

2007年度以降、子どもを含む利用者が死傷する重大な事故が、全国で26件も発生。

製造者、設置者、管理者、利用者のそれぞれが取り組むポイントを定め、「業界任せ」からの脱却を進める。

 

機械式の駐車装置は、1962年の日本橋高島屋が国内第1号。

都市部の駐車場不足から商業施設で増え、80年代後半からは土地を有効利用したいマンションなどで急速に広まった。

累計約54万基、自動車約287万台分が製造・出荷されているが、都道府県などへ設置の届け出義務があるのは、500m2以上の設備などだけで、約1400基にとどまる。

 

指針には、再発防止へ早急に取り組むべきことが明記された。

製造者には、専門知識がない一般の利用者を念頭に、子どもらが簡単に入れない構造、安全確認・緊急停止のボタンの設置、人が入っている状態では動かなくなる機能、を呼びかけた。

設置者には、安全柵や子どもの待機場所、荷物の積みおろし場所の設置を、
管理者には1~3カ月が目安の定期点検、
一般利用者にも、酒を飲んでの操作禁止などを求めた。

これまで、立体駐車場の安全性の目安は、製造34社が加盟する公益社団法人「立体駐車場工業会」(東京)の任意規格があるだけだった。
業界関係者によると、強制力がないため規格に沿わないものもあり、国交省に、統一した指針を求める声が上がっていた。

国交省は、外部有識者も交えた「安全対策検討委員会」を昨年11月に設置。4回の会合を重ね、先月末に指針を公表した。
今回の指針も強制力はないが、届け出義務がある500m2以上の設備には指針に従うよう求め、マンションなどにも勧める。
国交省は3日までに、関係10団体や都道府県などに要請した。

■強制力なし、法制化が課題に

便利な半面、後を絶たないのが悲惨な事故だ。

国交省によると、愛知県稲沢市では1月、民間駐車場で、出庫を待つ利用者の女性(当時84)が挟まれて亡くなった。係員が次の利用者の入庫のために作動させたためだった。人がいれば機械が動かないセンサーがあったが、故障したまま長期間放置されていた。

子どもが亡くなる痛ましい事故も起きている。
福岡市では11年5月、1歳女児が装置内に残っているのに気づかれず、扉を閉められて亡くなった。母親は「ついてきていると思った」と警察に話したとされる。
大阪府茨木市でも12年4月、マンション駐車場で、3歳男児が作動中に飛び乗って転倒し、挟まれた。
岩手県花巻市では12年7月、マンション敷地内の駐車場で、4歳男児が機械に挟まれて亡くなった。緊急停止ボタンを押したが、間に合わなかったという。

立体駐車場も様々で、車を2段以上に配置して運ぶマンションに多い多段方式が65%、装置内で車を転換させるホテルなどに多い垂直循環方式が15%、昇降・搬送装置を組み合わせて立体的に駐車する大型施設に多いエレベーター方式12%などに分かれる。
07年度以降の重大事故は死亡10人、重傷16人。装置内に人がいる状態で作動した事故が約4割を占める。場所は半数がマンションだった。

立体駐車場工業会の門田・安全部長は、「出始めは施設が大半で、係員が常駐していた。一般利用者が直接、操作するようになり事故が増えた」と話す。

消費者団体や被害者には、指針にとどまらず、明確な法規制を求める声が根強い。
国交省は「今後の宿題」としているが、そもそも実態がつかめておらず、都道府県などに6月末までの調査と報告を要請。大臣認定制度の導入や、すでにある施設への補助金支出などの対策と併せ、法制化を検討する考えだ。

委員会座長を務めた向殿男・明治大名誉教授(安全学)は、「関係者が一丸となって取り組む安全性向上への大きな一歩。ただ、罰則などの強制力はないので業者の一部が従わない恐れもある。法制化することが必要だ」と話している。

出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG426222G42UTIL022.html

 

 

 

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2014316日付で琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午後5時半ごろ、那覇市若狭のビジネスホテルから「エレベーターで男性が落ちた」との119番通報があった。消防が男性を午後5時42分に救出した。

男性は、使われていないエレベーター溝に落ち、約6m下のかご天井にぶつかった。右肋骨多発骨折や肺挫傷など重傷を負い、救急車で本島南部の病院に搬送された。命に別条はない。

 

警察によると、転落したのは宮古島市に住む男性(59)で、15日から家族と2人で同ホテルの5階の部屋に宿泊していた。

男性は、「(エレベーターに)乗ろうとしたら扉が開いていた」などと話しているという。

警察が、事故原因を詳しく調べている。


警察によると、ホテルにはエレベーターが2基設置されている。

1基は使用しておらず、かごが2階に固定されている状態だった。

事故当時は、使われていない側の5階部分の扉が何らかの原因で開いたままだったという。

男性は、下に降りようとして開いたままの扉からエレベーター溝に落ち、2階で固定されているかごの上に転落したとみられる。


エレベーターの保守点検は14日に行われ、15日午後1時ごろに5階部分の扉が開いていたのを清掃員の女性が目撃したという。

エレベーターの管理業務を受託している業者は取材に対し、「調査中のためコメントできない」と回答した。

 

出典URL

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-221447-storytopic-1.html

 

 

3161243分にNHK沖縄からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

このエレベーターでは、14日、5階の扉を開けて、隣にあるもう1つのエレベーターの点検作業が行われていたということで、警察は、点検のあと扉を閉め忘れた可能性もあるとみて、作業を行った業者やホテルの関係者から話を聴くなどして当時の状況を調べている。

 

出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093010541.html?t=1395004875642

 

 

 

 

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20142282237分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午前11時前、山形市黒沢にある、クリーニング会社「Z社」の工場で、男性(20)が、洗濯物を運搬するベルトコンベアと、それを上の階に運ぶリフトの間のすき間に頭を挟まれているのが見つかった。
男性は、搬送先の病院で手当てを受けているが、意識不明の重体となっている。


警察によると、男性は、洗濯物を機械に入れたり、機械に挟まった洗濯物を取り除いたりする仕事を担当していて、事故当時は、1人で作業にあたっていたという。


警察は、男性がベルトコンベアとリフトの間に詰まった洗濯物をとろうとして挟まれた可能性もあると見て、事故の詳しい状況を調べている。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025617071.html?t=1393624418155

 

 

 

(2014年10月11日 修正1 ;追記)

 

20141091136分に山形新聞から、事故時のやや詳しい状況などが、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

(この記事をベースに、タイトルも修正した)

 

山形市の業務用クリーニング業Z社黒沢工場で今年2月、男性従業員(当時20)が機械に首などを挟まれた事故で、山形労基署は8日、労安法違反の疑いで同社と取締役の男性工場長(55)を書類送検した。

男性従業員は事故の約1カ月後、死亡した。


送検容疑は2月28日、工場内で洗濯や脱水、乾燥などを行うため洗濯物を移動させるかご付きリフトコンベヤーについて、安全管理や指導を徹底すべきだったにもかかわらず、必要な措置を講じなかった疑い。


同署によると、男性従業員は当時、工場1階で洗濯・脱水の作業を1人で行っていた。

乾燥・仕上げのため洗濯物を2階に上げる途中、リフトコンベヤーが停止。

機械のそばで調整していたところ、突然、動きだし、機械側面のカバーとかごの間に、あごから胸まで挟まれた。

 

出典URL

http://yamagata-np.jp/news/201410/09/kj_2014100900174.php

 

 

109日付で毎日新聞山形版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

労基署によると、シーツなどの洗濯物が崩れてリフトが停止した際、男性従業員がシーツを再びリフトに乗せようとして上半身を挟まれ、死亡した。

 

工場側が機械を止めるなどの危険防止措置を取らなかった、としている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20141009ddlk06040244000c.html

 

 

109日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からは、これまた若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同社は、機械の調整作業時に機械の運転を止めることを徹底していなかった疑い。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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