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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20142121758分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、
2121058分に毎日新聞から、2121937分に朝日新聞から、213日付で毎日新聞神奈川版からも、補足的記事がネット配信されていた。


12日午前1時45分ごろ、藤沢市南藤沢の雑居ビルに入っている飲食店の従業員から、「エレベーターに女性が閉じ込められた」と通報があった。
消防のレスキュー隊が特殊な工具を使ってエレベーターのドアをこじ開け、およそ30分後に中にいたビルの飲食店に勤める20代の女性2人が救助された。


警察によると、このビルは8階建てで、エレベーターには6階で3人が乗り、5階で1人が降りたあと、突然急降下したという。
女性たちはビル6階に入居する飲食店に電話。1階の床からおよそ60cmの高さで止まっていたエレベーターから救助されたという。


警察は、女性たちが首や腰の痛みを訴えており、「何かが切れるような音がした」、「体が宙に浮いたような感じがした」と話していることから、エレベーターが急降下した可能性もあるとみて、事故の原因を調べている。


警察によると、東芝エレベーターが1974年に設置し、保守点検も担当していた。
3月には修理が予定されていたといい、警察が事故原因との関連を調べている。


事故後の調べで、正常に動いているかを測定するための金属製の「セレクターテープ」(長さ約25m)に複数の亀裂が見つかったという。


東芝エレベーターは、「この装置の異常を検知し、本来よりも早いタイミングでブレーキがかかった」、「ワイヤーなどに異常はなく落下はしなかったが、再発防止に努めたい」とコメントしている。


出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055189421.html?t=1392243310578
http://mainichi.jp/select/news/20140212k0000e040158000c.html

http://www.asahi.com/articles/ASG2D2HYTG2DULOB001.html
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20140213ddlk14040212000c.html

 

 

 

 

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2014130647分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


神戸すまいまちづくり公社は29日、モーター交換や自動化工事などの大規模更新のため昨年12月から運休中の「摩耶ロープウェー」のゴンドラが、システムの微調整中にホームに衝突する事故が発生したと発表した。
ゴンドラの修理のため、3月1日の運転再開予定を当面の間、延長する。

同公社によると、事故は23日午後6時ごろ発生。
今回更新した自動運転制御システムについて、施工業者がプログラムの切り替えなどの微調整を行っていたところ、ゴンドラが停止場所で止まらず、駅舎のホームに衝突した。
この事故で、ゴンドラに乗っていた同公社の男性職員1人がひじなどを打撲する軽傷。
ゴンドラも車体の一部がへこんだほか、ゴンドラをつり下げている部品もゆがんだだめ、工場で修理を行うという。

同公社は施工業者に指示し、事故原因を調査している。
同公社は「お客さまや関係者の方々にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントしている。

出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140130/waf14013006530000-n1.htm

 

 

 

 

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2014128916分に朝日新聞から、図解と写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都千代田区のJR秋葉原駅で昨年4月、エスカレーターの手すりに指をはさまれ、利用者9人が重軽傷を負った事故で、原因は乗降客の手荷物の木材が踏み段(ステップ)に持ち上げられ、手すりの金属レールに当たって破損させたためだったことが、捜査関係者への取材でわかった。

警視庁は28日、木材を持ってエスカレーターに乗りこんだ埼玉県在住の会社役員の男(71)を過失傷害の疑いで書類送検する。男は「破損に気づかなかった」と話しているという。

事故が起きたのは、ホームに向かう上りエスカレーター(長さ13m)。
捜査関係者によると、昨年4月24日午前9時すぎ、男はエスカレーター側面に建築用木材(長さ90cm、幅25cm、厚さ1cm)1枚を立てかけた。
ステップが上昇するにつれて木材が持ち上がり、手すりベルトの下にあるレールを押し上げたという。
レールの金属板が約30cmにわたってめくれ上がり、手すりベルトとレールとの間のすきまが狭くなった。
その直後に乗り込んだ13~83歳の男女が次々と左手の親指などをこのすき間にはさまれ、4人が骨折などの重傷を、5人が軽傷を負った。

出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG1W7DRNG1WUTIL054.html

 

 

以下は、他の報道の関連記事。

 

2014.1.28 14:43  msn産経ニュース)

 

警察によると、男はマンション工事で使用するために木材を運んでいた。

防犯カメラの映像などから男の関与が浮上。

木材は一部が破損していた。

男は「けが人の叫び声などにも気付かず、事故の報道も知らなかった」と供述しているという。

 

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140128/crm14012814450014-n1.htm

 

20141281612  読売新聞)

 

万世橋署は28日、男性を書類送検した。

偶発性の高い事故でもあるとして、男性の起訴を求めない情状意見を付けた。

 

男性は右側から追い抜く人の邪魔にならぬように板を手すり側に寄せたといい、「板が引っかかったことはわかっていたが、事故が起きたことは知らなかった」と供述している。

 

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140128-OYT1T00535.htm

 

2014/01/28 17:46 共同通信)

 

万世橋署は28日、男性を書類送検した。

被害者が告訴せず男性も反省しているため、同署は起訴を求めない意見を付けた。

 

http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014012801002114.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

朝日新聞の図解によれば、エスカレーターの最下段ステップに木材を置いた時はベルトとの間に余裕があったが、ステップが上がるにつれベルトとの間の隙間は狭くなり、ついにはベルト下のレールに接触し、レールを持ちあげてしまった模様。

 

 

 

 

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2014124113分に中日新聞から、1232255分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午後4時15分ごろ、愛知県稲沢市松下のゴンドラ式の立体駐車場「国府宮パーキング」で、軽乗用車を出庫しようとした無職の女性(84)が、突然上昇を始めたゴンドラから転落、搬送先の病院で3時間後に外傷性ショックで死亡した。

警察は、女性従業員(66)がゴンドラ操作を誤った可能性があるとみて、業務上過失致死容疑を視野に調べている。

 

駐車場はタワー型で、高さ約28m。

事故は2基のうち、右側の機械で起き、女性は1階の床とゴンドラの間に体が挟まれた状態で発見された。転落した際のゴンドラの高さは分かっていない。

 

警察によると、従業員は左側の機械の操作に気を取られていた。このため右側で女性の車の出庫を確認せず、次に訪れた客の車を出庫しようとゴンドラを動かすボタンを押してしまったという。

従業員は「ガタガタ」という異音に気付いて緊急停止ボタンを押したが、間に合わなかった。

 

駐車場は1基に29台の車が収納できる。

現場は名鉄国府宮駅前の市街地。

 

機械式立体駐車場をめぐっては、2007~13年に24件の人身事故があり、9人が死亡している。

 

出典URL

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014012390222246.html

http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014012301001951.html

 

 

また、2014126359分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

駐車場に人がいれば機械が動かないようにするセンサーが、約8年前に故障していたことがわかった。
事故が起きた「国府宮パーキング」を管理する男性経営者(69)が朝日新聞の取材に答えた。

経営者によると、センサーは駐車場入り口と駐車台両脇の計3カ所。
両脇のセンサーが車からの乗降を感知すると駐車台の昇降ができなくなるが、8年前に業者が点検し故障を指摘。
その後も、毎月の点検で修理が必要な「C評価」を受けたが、そのままにしたという。

経営者は、「入り口の感知装置が機能しており、作業中の目視確認が十分なら大丈夫と考えていた。認識が甘かった」と話した。

この事故では、アルバイトの女性従業員が、女性の車が出庫したと思い込み機械を動かしたとみられ、警察が業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。

出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG1T7J4QG1TOIPE01J.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

人間のミスをカバーするために設置されているのがセンサー。

センサーの故障を人間でカバーするという考え方では本末転倒だ。

 

 

 

(2014年2月5日 修正1 ;追記)

 

2014130198分にNHK東海NEWS WEBから、センサー取り付けは業界の自主指標などという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

人を感知し機械を停止状態にする複数のセンサーが故障していたことが、その後の取材で分かった。

 

これまでの調べで従業員は、84歳の女性が車を出すため駐車場の中に入ったのを確認したあと、隣の駐車場にきた利用客の車に対応した。
その後、元の場所の駐車場に別の客が来たため、受け付けの中の機械を操作し、女性が中にいるにも関わらず駐車場を動かしたものとみられている。

警察の調べに対して従業員は、「女性が駐車場から出たものと思っていた」と話しているという。

 

この立体駐車場には、安全対策の一環として、人を感知して機械を停止状態にするセンサーが取り付けられていた。

しかし、約8年前からセンサーの一部が故障して使えなくなっていた。
メーカーは毎月定期点検を行い、その際に故障していることを指摘していたが、経営者は入り口のセンサー以外は機械に頼らず目視で確認するよう、従業員を指導していたという。
経営者は、NHKの取材に対して「事故の原因についてはわからないが安全に対する認識が甘かったと思うので深く反省している」と話している。


業界団体の「立体駐車場工業会」では、自主的な指標としてセンサーを取り付けるよう掲げている。

きっかけは、おととし岩手県と大阪で相次いで起きた死亡事故。

いずれも車の台座と壁の間に挟まれるなどして、幼い子どもが死亡した。

 

これを受けて、業界団体は、それまでの指標を見直して、車の台座などに、人がいることを感知するセンサーの取り付けを新たに盛り込んだ。
ただし、これはあくまでも業界団体の自主的な指標でしかなく、取り付けなくても駐車場の使用は可能で、罰則などもない。


相次いだ事故から1年以上たった去年11月、国は、ようやく、安全対策について本格的な検討を始めた。

国交省で初めて開かれた会合では、この5年余りの間に、あわせて9人が、死亡していることなどが報告された。国交省は委員会が今年3月までにまとめる提言を受けて、具体的な安全基準や必要な法律などの整備を進めることにしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140130/4862551.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

経営者の「認識が甘かった」背景として、『取り付けが義務づけられている安全設備ではないので、故障しても直す必要はない』といった意識はなかったのだろうか?

 

よく確認せず機械を動かした従業員の頭の中に、『もし誰かが中にいても、センサーが感知して機械は動かない筈』といった潜在意識はなかったのだろうか?

 

 

 

(2014年10月11日 修正2 ;追記)

 

20141091232分にNHK東海NEWS WEBから、元経営者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、安全対策が不十分だったとして、元経営者(70)と元パート従業員(67)を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。

元パート従業員は、中に人がいないか確認せずに機械を操作し、台座を動かしていたという。


元経営者は、従業員に十分な指導をしていなかった上、人を感知して機械を停止させるセンサーが故障して、維持管理を行う業者から、指摘を受けていたのに、放置していたという。


警察によると、元経営者は、任意の調べに対し「危険だということは認識していたがセンサーの修理は多額の費用がかかるためそのままにしていた」と話しているという。

この駐車場は、事故のあと、廃業している。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20141009/5254101.html

 

 

 

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2014115916分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日正午すぎ、加賀市別所町の倉庫で、飲食業の男性(73)が、荷物を上げ下げするリフトを解体するため、かごの下で作業をしていたところ、突然落下してきたかごとリフトを支える金属製の枠組みの間に体を挟まれた。
男性は腹のあたりを強く挟まれ、通報を受けて駆けつけた消防におよそ5時間後に救出されたが、まもなく死亡が確認された。


警察によると、倉庫は加賀市のNPOが所有しているが、長期間使われていなかったという。
男性はNPO法人の関係者と知り合いで、リフトを解体して鉄の部品を換金するためNPO法人に解体したいと申し出て、知人と3人で作業を行っていたという。


リフトには電気が通っていない状態だったということで、警察はかごが落下した原因を調べている。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024483091.html?t=1389820719979

 

 

1151635分に石川テレビからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察などによると、このエレベーターは荷物の運搬に使うもので、現在は使われておらず、電気も通っていないという。

 

現場となった倉庫は、自立支援施設などを運営する加賀市のNPO法人が3年前から所有していて、3階建てのうち、1階部分のみを荷物置き場として使っているという。

 

出典URL

http://www.ishikawa-tv.com/news/main.php?id=22223

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

クレーンであれ、リフトであれ、エレベーターであれ、吊られている物の下に入ることは本質的に危険な行為だ。

今回の事例に関していえば、たとえば、かごを最初に撤去するとか、かごが落ちないように物理的に固定するなどの対策はとれなかったものだろうか?

 

 

 

 

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2014182132分と19715分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日午前8時20分ごろ、川崎市中原区にある武蔵小杉駅のJR南武線と東急東横線を結ぶ連絡通路にある上りのエスカレーターが突然止まった。
警察などが監視カメラの映像を調べたところ、停止後にステップの部分が後ろに数mほど動き、中ほどから下にいた人たちが折り重なるように次々と後ろに倒れたという。

当時、エスカレーターにはおよそ40人が乗っていたが、この事故で22歳から82歳の男女10人が足や頭などにけがをし、このうち39歳の会社員の男性が足の骨を折る大けがをした。


警察によると、エスカレーターに4つある非常停止ボタンが押されたり、すき間に物がはさまったりしたことは確認されておらず、安全装置が適切に作動すればそのまま止まるはずのステップが反対の下りの方向に動いて事故が起きていることから、警察は機械のトラブルや誤作動がなかったか、詳しく調べることにしている。

一方、このエスカレーターを管理している川崎市は、会見で事故のいきさつを説明した上で「ご迷惑をおかけしました。被害者におわびします」と陳謝した。
川崎市によると、このエスカレーターは平成8年に設置され、市が月に2回、専門業者に委託している点検では、これまでトラブルの報告はなく、前回、先月20日の点検でも異常はなかったという。

川崎市によると、武蔵小杉駅を含めて市内の鉄道の駅には今回事故があったエスカレーターと同じメーカーで同じ時期に設置されたものがほかに5つあるということで、市では事故原因が解明されるまでいずれも使用を中止するとしている。

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056698631.html?t=1389224011926

http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056698781.html?t=1389223922408

 

 

また、1月111714分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

発生の5日前にもこのエスカレーターが緊急停止していたことが11日、市への取材で分かった。


市によると、3日午前5時55分ごろ、試運転を始めた直後に緊急停止。

駅の始業は午前6時で、利用客はいなかった。

駆動チェーンにほこりなどが付着した振動で安全スイッチが作動したとみられる。

点検作業後、午前9時10分ごろ運転を始めたという。


国交省の調査で、8日の事故ではエスカレーターを動かす駆動チェーンが切れ、逆走を防ぐ安全装置も働いていなかったことが判明しているが、市は「因果関係は不明」としている。

 

市は8日の会見で、12月20日に行った定期点検で異常はなく、それ以降のトラブルについては調査中としていた。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140111/crm14011117150010-n1.htm

 

 

 

(2015年2月14日 修正1 ;追記)

 

2015210日付で読売新聞から、不具合を把握しながら漫然と放置したなどとして関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

292021分に毎日新聞から、291554分にTBSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警は9日、保守点検会社「三菱電機ビルテクノサービス」(東京)の元川崎営業所長ら男性社員5人(24~59歳)を、業務上過失傷害容疑で書類送検した。

 

発表によると、5人はエスカレーターの点検作業などで不具合を把握しながら漫然と放置するなどした過失により、昨年1月8日朝、金属疲労による駆動チェーンの切断と安全装置の不作動による事故を起こし、利用者5人に重傷、6人に軽傷を負わせた疑い。

 

県警幹部の説明では、同社は月2回の定期点検と年1回の定期検査を請け負っていた。

 

5人のうち、川崎営業所の当時の係長(59)が2013年3月の定期検査で駆動チェーンの緩みに気づき、当時の所長(52)に報告したが、2人とも対処しなかった。

 

事故5日前の昨年1月3日早朝には、安全装置の作動でエスカレーターが停止したのに、別の社員(24)らが同10日の定期点検で対処すれば良いと判断し、チェーンが緩むと接触するよう設置されていたセンサーの位置をずらし、安全装置が作動しないよう細工して運行を続けたという。

 

調べに対し、安全装置の感度を下げて運行を続けた社員は、「チェーンが切れたことは今までなく、安易に考えてしまった」、「チェーンは太く、まさか切れるとは思わなかった」と供述、5人とも容疑を認めているという。

 

県警は書類送検にあたり、5人の起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20150209-OYTNT50435.html

http://mainichi.jp/select/news/20150210k0000m050077000c.html

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2415265.html

 

 

 

 

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20139172228分にmsn産経ニュースから、9172346分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午後2時半ごろ、東京都港区の東京タワーで、特別展望台(地上250m)と大展望台(同150m)を結ぶエレベーターの強化ガラスが「ドーン」という音がして突然割れ、同207m付近で緊急停止した。

東京消防庁などによると、乗っていた12人が約2時間にわたり閉じ込められ、このうち男児(6)が割れたガラスの破片で右ひじなどを切る軽傷を負って、病院に搬送された。


タワーを運営する日本電波塔によると、エレベーターには当時、けがをした男児を含む乗客11人とエレベーターの操作員1人が乗っていた。

乗客の1人が「鉄の破片のようなものがぶつかり、突然ガラスが割れた」などと話したという。


同社は事故を受けてエレベーターを手動で徐々に降下させ、約2時間後に大展望台で全員を降ろすとともに、特別展望台に残っていた観光客約40人を職員が誘導し、階段で避難させた。


エレベーターは幅1.1m、奥行き1.7m、高さ2.2mで、扉部分以外の側面は、外の景色を見られるようガラス張りになっている。

同社は、エレベーターの運行と特別展望台の営業を当面取りやめ、事故原因を調べるとしている。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130917/dst13091722320007-n1.htm

http://www.asahi.com/national/update/0917/TKY201309170471.html

 

 

また、20139202120分にNHK首都圏NEWS WEBから、920216分に朝日新聞から、9211234分に毎日新聞から、9222043分にmsn産経ニュースから、機械室に設置していた塞ぎ板がガラスを突き破って飛びこんだなどといった、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察のこれまでの調べで、エレベーター内からは、窓ガラスを突き破ったU字型の鉄板(縦50cm、横35cm、重さ約3.5kg)が見つかったほか、エレベーターをつっていた6本の鉄製のワイヤ(直径16mm)のうち1本が破損していたことが分かっている。


これについて東京タワーの運営会社は、破損したワイヤをメンテナンス会社が詳しく調べたところ、ワイヤが破断していたことを明らかにした。

 

メンテナンス会社によると、昨年12月の法定検査では、エレベーターに異常は確認されなかった。

6本のワイヤは2年に1回すべて交換していて、最近では去年の3月に交換していた。


また、見つかった鉄板は、特別展望台の上にあるエレベーターを動かすモーターなどが設置された機械室から落下したもので、ワイヤを通している穴を囲んでいる「塞ぎ板」と呼ばれる部品だったという。

発表によると、鉄板は、ワイヤを上下に動かすモーターのある機械室の床面にビスで固定されていた。ワイヤが通る穴を覆って異物が入るのを防ぐもので、厚さ約2mm。

 

メンテナンス会社は定期点検を月2回実施していたが、鉄板を固定するねじの緩みなどは点検項目に入っていなかった。

事故前日の16日には台風を受け強風を警戒し、朝からエレベーターを停止させて目視でロープの状態などを点検したが、鉄板の状態は確認しなかったという。
メンテナンス会社は「鉄板が落下することを想定しておらず、点検項目に入れていなかった」と説明した。

鉄板にはエレベーターをつるすワイヤと接触した痕跡があったほか、ワイヤ1本が断裂しており、鉄板とワイヤが何度も擦れるなどしたため、鉄板のねじが外れて落下したとみられる。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130920/4694542.html

http://www.asahi.com/national/update/0920/TKY201309200398.html

http://mainichi.jp/select/news/20130921k0000e040222000c.html

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130922/dst13092220430011-n1.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ワイヤーの「破損」と「破断」という2つの言葉が使われているが、当初は、ワイヤーの外側のストランドの一部が切れただけと思って「破損」という言葉を使ったが、よく調べてみると破断していた・・・ということだった模様。

 

 

 

(2013年12月22日 修正1 ;追記)

 

201312202127分に時事通信から、201312202054分にNHK首都圏NEWS WEBから、原因が判明したという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

エレベーターを管理する三菱電機ビルテクノサービスによると、特別展望台の上にあるエレベーターの機械室で、梁の溶接部分が外れたことが主な原因。
このため、梁の上に設置されていたワイヤを通す滑車のような機器が傾き、ワイヤが上下する間に摩耗と金属疲労が進んで、6本あるワイヤのうち1本が破断した。


そして破断でほつれた部分が「ふさぎ板」と呼ばれる鉄板に接触し続けた結果、鉄板が変形・落下し、エレベーターに飛び込んだという

 

運営会社では、ワイヤや滑車の交換といった防止対策も完了したとして、21日から特別展望台の営業を再開することを決めた。

 

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2013122001002

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20131220/4001812.html

 

 

その他、上記とは若干違った表現で、各メディアから下記記事がネット配信されていた。

 

20131221821分 朝日新聞)

 

梁は溶接で固定されていたが、1967年の施工当時の溶接が甘かったという。
同社は、梁をボルトで固定し強度を強め、点検する作業員の人数も増やすなどの再発防止策をとったという。

http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312210004.html


201312211542分 読売新聞)

同社は部品を新品に交換するとともに、窓ガラスの強度も従来の4.5倍にするなどしたという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131221-OYT1T00407.htm

 

 

 

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2013910176分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日、東京・江東区のビルで業務用のエレベーターが2階付近から急上昇して5階の天井にぶつかった事故で、乗っていた運送会社の男性社員2人が、顔や頭の骨を折る大けがをしていたことがわかった。
警察は現場で検証を行って、エレベーターの安全管理に問題がなかったかどうか調べている。


この事故は9日夕方、江東区有明にある5階建てのビルで、業務用のエレベーターが2階付近から突然急上昇し、5階の天井に衝突して停止したもので、エレベーターに乗っていた「ヤマト運輸」の男性社員2人がけがをして病院に運ばれた。


警察は10日、現場で検証を行って詳しい状況を調べているが、社員2人は急上昇の弾みでエレベーター内の壁などにぶつかり、顔や頭の骨を折る大けがをしていたことがわかった。
警察によると、2人がビルの3階からエレベーターに乗り込んで下の階に降りようとした際に、エレベーターが2階付近から突然急上昇したという。


このエレベーターは大阪のメーカーが製造したもので、ヤマト運輸によると、8月行われた点検では異常はなかったという。
警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて、関係者から事情を聴いて安全管理に問題がなかったどうか調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130910/4418601.html

 

 

 

(2023年7月29日 修正1 ;追記)

20237281525分にNHK首都圏からは、過積載や想定外のフォークリフト使用により部品が疲労破壊で破断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10年前の9月9日、東京・江東区の5階建ての倉庫でエレベーターが急上昇して昇降路と呼ばれる縦穴の最上部に衝突し、乗っていた男性2人が天井にぶつかって顔や頭の骨を折る大けがをしました。

事故の調査を進めてきた国土交通省の事故調査部会は、エレベーターのかごの上昇と下降を制御するための「リーマボルト」と呼ばれる部品が破断したことでブレーキがきかなくなり、かごが急上昇したと推定されるとの報告書をまとめました。

リーマボルトは長期間にわたって力がかかったことによる疲労破壊と認められ、その原因について調査部会は、定められた重さ以上の荷物を積み込む「過積載」が繰り返されていたことや、このエレベーターでは利用が想定されていないフォークリフトによる荷物の積み降ろしが行われていたためだと結論づけています。

報告書では、国土交通省に対し、フォークリフトの乗り入れに対応していないエレベーターについては、メーカーや点検業者がその旨を乗り場などに表示することや、過積載が疑われる場合は定期検査に加えて通常の保守点検の際にも、かごを制御する部品の検査を点検業者が行うことを指導するよう意見しています。

国土交通省は意見に基づき、必要な対策を文書にまとめ、点検業者などに呼びかけることにしています。



https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230728/1000095278.html

 

 

 

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20138231338分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後7時半ごろ、静岡市清水区の市営の草薙駅前駐車場で、45歳の女性が車に乗り込もうとしたところ突然、車を載せたリフトが90°回転し、転倒した。
女性は転んださいにリフトと床の間に足をはさまれ、打撲などの軽傷を負った。


駐車場は3階建ての機械式立体駐車場で、車を1階でリフトに載せたあと、リフトそのものが90°回転して車の方向を変える仕組みになっている。


静岡市によると、駐車場の管理は市が委託した会社が行っていて、事故はこの会社の81歳の従業員の男性が女性の乗り降りを十分に確認せずに操作した可能性があるという。


静岡市では、警察に状況を説明するとともに、早急に再発防止策を図るとしている。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033971771.html?t=1377291947749

 

 

 

 

 

 

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2013810105分に朝日新聞から、「小荷物昇降機、減らぬ事故 飲食店で死亡事例も」というタイトルで、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

飲食店などに設置されているエレベーター「小荷物専用昇降機」での死亡事故がなくならない。
人を乗せるエレベーターと異なり、設置者による検査を義務づけていない自治体が大半だ。
メーカー側は、建築基準法を改正し、検査を義務化するよう訴えている。


昨年12月2日夜、名古屋市中区の飲食店の小荷物専用昇降機内で、アルバイトのYさん(当時28)が上半身をかごと扉の上側に挟まれ、死亡した。
かごは料理や皿を運ぶためのもので、高さ70cm、幅と奥行きが各60cm。
かごの中に上半身を入れて掃除していたところ、何らかの原因でかごが上昇したとみられる。


国交省によると、2010年12月~13年2月、小荷物専用昇降機に挟まれたり転落したり、作業中のミスで事故に遭って死亡する事例は、同省に報告されているだけで、千葉県や京都府などで5件あった。


人が乗る一般的なエレベーターについては原則、マンション管理会社など設置者が年1回検査し、自治体に報告することが建築基準法で定められている。
一方、小荷物専用昇降機は各自治体の判断で、飲食店など設置者に検査を義務づけるか決めることになっている。
静岡県は、県の制度に基づいて検査を義務づけているが、全国的には義務づけていないケースがほとんどだ。


エレベーター業界団体の社団法人「日本エレベーター協会」は事態を重くみて、建築基準法を改正し、小荷物専用昇降機の検査を義務化するべきだとする要望書を、年度内にも国交省に提出する方針だ。
協会担当者は「義務づけないと、設置者は検査しないだろう」と指摘。
エレベーターメーカー「新日本リフト」の担当者は「機械なので長年使用すれば故障する可能性もある。設置者に検査を勧めても強制力はなく、歯がゆかった」と話す。


こうした動きに、設置者側は反発する。
定期検査の相場は1台1回2万円ほど。通常は年に数回検査することが多く、名古屋市中区の飲食店主は「価格競争の激しい外食産業で、経費の増加は痛手」と困惑する。
業界団体「愛知県飲食生活衛生同業組合」の幹部は「何か手を打たないといけないが、いきなりの義務化はおかしい。まずは設置者に点検を促すなど、他の防止策を検討すべきだ」と話している。


     
〈小荷物専用昇降機〉


物を運搬するためのエレベーター。建築基準法で、かごの床面積は1m2以下、かごの天井の高さは1.2m以下と規定。都道府県など建築主事を置く自治体が監督することになっているが、大半は設置者による検査を義務づけていない。日本エレベーター協会によると、2012年3月末で、少なくとも全国に4万台以上ある。


出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0808/NGY201308080014.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本ブログでは、これまで「エレベーター」とか「リフト」といった言葉を使って、小荷物専用昇降機の事故事例を紹介してきている。  

 

 

 

 

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201389724分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

立っている人のすぐ脇を急ぎ足で駆け上がる――

エスカレーターでよく見る光景だが、JR東日本では今夏から、駅のエスカレーターでは歩かないよう求める異例の呼びかけを始めた。

利用客がぶつかって転ぶなどの事故が後を絶たないためだ。

鉄道各社も注目しているが、通勤ラッシュ時は急ぐ人のために「片側を空ける」という暗黙のルールがすっかり定着しており、「歩行禁止」を広めるのは容易ではなさそうだ。


JR東日本では、利用客がエスカレーター上でけがをする事故は年間約250件に上っている。

今年5月には、東京都内の駅で松葉づえを持った中年男性が、横をすり抜けた利用客にぶつかられて転倒、頭などを打撲した。

昨年9月には、都内の別の駅で高齢男性が急ぎ足で駆け降りていたところ、転んでエスカレーターの下まで落ちてけがをする事故が発生した。


こうした状況を重く見たJR東日本は、エスカレーター上での「歩行禁止」を打ち出した。

7月から「歩かない」などと記したステッカーを管内のエスカレーター全1770台付近に貼り、啓発運動に乗り出した。


しかし、利用客の間で「歩行禁止」が浸透したとは言えない。

ラッシュ時を迎えた平日夕方のJR新宿駅。エスカレーター左側には、立ち止まって乗る人の列ができ、右側のスペースを急ぎ足の利用客が次々と歩いていく。

足腰が弱くエスカレーターをよく利用するという川崎市の女性(84)は、「追い越しざまにバッグが足に当たって、ヒヤッとすることがある。急いでいるなら階段を使ってもらえると助かる」と話す。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130808-OYT1T01677.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

数日前に秋葉原のヨドバシカメラに行った際も、エスカレーターのいたるところに「2列で乗ってください」などと書かれたビラが貼られていた。

歩きスマホの禁止などと同様、日常生活上の安全確保活動の一つになっているようだ。

 

ブログ者はといえば、読売新聞の記事を読んでいたこともあり、啓蒙の意味であえて右側に立ったのだが、人が少なかったため、大勢に影響はなかった。

 

 

 

 

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20137232327分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午後3時5分ごろ、千代田区大手町のビル建設現場で、エスカレーターの点検作業中だった建設会社社員の男性(23)が踏み板部分から落下して全身を挟まれ、死亡した。

踏み板数枚が抜け落ちており、警察が安全管理に不備があった可能性もあるとみて、関係者から事情を聴いている。


警察によると、エスカレーターは稼働中で、男性の背中に傷があることから、落下したときに打ち付けた可能性がある。

現場にはほかに作業員数人がいたが、エスカレーターに乗っていたのは男性だけだったとみられる。
作業員らは「『ギャー』という声を聞いて振り返ると、男性の姿が見えなくなっていた」と説明しているという。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130723/crm13072323290021-n1.htm

 

 

 

 

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2013630日付で朝日新聞から、下記趣旨の社説がネット配信されていた。    

 

「誰が悪かったか」でなく、「どうすれば防げたか」を解き明かす。消費者事故調の初仕事は、その意義を十分物語った。


調査の対象は、東京でおきたエスカレーターからの転落死亡事故だ。

下りエスカレーターを背にしていた男性の体がベルトに接触し、体を持ち上げられて階下に落ちた。

エスカレーターは吹き抜けに面しており、両脇が素通しになっていた。


国交省の調査などでは、「ふつうの使い方をしていれば起きなかった事故で、製品そのものに問題はなかった」と判断された。


事故調が今回まとめた中間報告はこれとまったく違う視点を示した。

乗り口の手前にベルトへの接触を防ぐ設備があれば、そして両脇に転落防止柵があれば、事故の発生や大きな被害は防げたかもしれない、と。


これは製品じたいに問題があるかどうか、つまりメーカーの責任の有無にかかわらず、再発を防ぐのに役立つ視点だ。
ユーザーには幼児らもいる。ふつうの使い方だけ想定して、ものを作り、動かしていては事故は完全には防げない。安全な社会を築く上で、こうした注意喚起のはたす役割は大きい。


発足から8カ月たち、事故調の課題も見えてきた。
事故調はこれからこの事故の最終報告に向け、再現実験をするなどの本格調査に入る。
報告書は裁判の証拠に使われることがありうる。裁判が同時進行するなか、いかにメーカーや管理者の協力を得るか。裁判と並行している案件はほかにもあり、同じ問題をはらむ。


責任追及と再発防止はどちらが優先か、あるいはどうすれば両立できるかは、議論の割れている難題だ。走りながらよりよい着地点を探るしかない。


また、事故調は年間100件の調査を目標に始動したが、着手できたのはまだ5件だ。
調査を求めた人たちの中には「経過説明がなく、今どうなっているのかわからない」「話を聞いてもらえず、紙1枚で断られた」と不満をもつ人もいる。


風評被害を避けるため、言えないことも多いのだろう。

しかし「被害者の納得」を看板に掲げる組織なのだから、もう少していねいに説明すべきだ。


遅さや説明不足は、人手の少なさも一因だ。

航空や鉄道、船の事故を調べる運輸安全委と比べると半分以下。適正な規模を見きわめるのも課題だろう。
被害者のためにも社会のためにも、新たに生まれた安全追求の発想を大きく育てたい。   

 

出典URL

http://digital.asahi.com/articles/TKY201306290391.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201306290391    

 

 

また2023622日付で東京新聞からも、事故調評価書に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

暮らしの中で起きる事故の原因を究明するため、昨年10月に発足した事故調が評価書をまとめたのは初めて。

事故調は、さまざまな年齢や身体条件の人が危険性を意識せずに利用している現状を踏まえ、事故防止の観点から国交省の結果を検証した。

松岡委員長代理は、記者会見で「国交省の調査結果は、再発防止の視点からの検討が十分ではない」と述べた。

 

事故は09年4月8日、港区の汐留シティセンターで発生。

下りエスカレーターに後ろ向きで近づいた会社員の男性(当時45)が手すりベルトに乗り上げ、約9m下に落下、死亡した。

 

事故調は

(1)手すりに意図せず接触することを防ぐ設備ができないか

(2)手すりベルトと服の摩擦で体が持ち上げられた可能性がある

(3)物の落下防止に主眼を置いた転落防止棚を、人の転落防止に活用できないか

の3点について、今後独自に調査することにした。

 

出典URL

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062202000104.html     

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

テレビで事故時の様子を見たかぎり、後ろ向きにベルトにもたれかかっているように見えた。
そして、「やや粘着性のあるベルトに身体をもっていかれた」と解説されていた。

まさか、ベルトに後ろ向きにもたれかかる?人がいようとは・・・。それが、映像を見た時にブログ者が最初に感じたことだ。

 

通常の使用方法を超える使い方をどこまで想定して安全な設備を作ればよいのか?

想定しても、その想定を超える使い方をする人がいるかもしれず、なかなかに難しい問題だ。

 

 

 

(2015年3月29日 修正1 ;追記)

 

2015327184分に共同通信から、遺族の敗訴が確定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都港区のオフィスビルでエスカレーターから転落死した男性会社員の遺族が、ビルを管理する三井不動産などに損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(金築裁判長)は27日までに遺族の上告を退ける決定をし、原告側敗訴が確定した。決定は26日付。


事故は2009年4月に港区の「汐留シティセンター」で発生。

2階の下りエスカレーターの乗り口で男性が手すりベルトに背中から寄り掛かったところ、体を持ち上げられて吹き抜けから1階に転落、死亡した。


訴訟で遺族側は「転落防止対策が不十分だった」と主張したが、一審東京地裁は請求を棄却。二審東京高裁も支持した。

 

出典URL

http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032701001853.html

 

 

 

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20136271352分にNHK前橋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午前1時半ごろ、安中市松井田町の自動車修理工場で、経営者の男性(72)が作業をしていたところ、リフトで持ち上げられていた車がバランスを崩して2m下に落下した。
この事故で男性は車の下敷きになり、病院に運ばれたが、上半身を強く打っていて、まもなく死亡が確認された。


警察によると、リフトは柱から出る4本のアームの先端で車の4つの隅を支える構造になっていて、男性は車を固定させて車体の底の部分を修理していたという。


警察が詳しい状況を調べている。

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065623571.html?t=1372367191144

 





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2013612348分に毎日新聞から、62日付で朝日新聞川崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

1日午前5時40分ごろ、川崎市幸区戸手4にあるマンションの機械式立体駐車場(高さ約40m)で異常を知らせる警報が作動した。
同7時20分ごろ、警備会社員と管理会社員が高さ約20m地点でマンションに実家がある大学3年の男性(20)がうつぶせ状態で全身を挟まれているのを発見、110番した。
男性は約3時間後に救出されたが、病院で死亡が確認された。警察が詳しい経緯を調べている。


警察によると、男性は実家に住む兄(30)のミニバンを載せたパレット(台)と、パレットを昇降させるリフトの間に挟まれていた。
駐車場は、入庫するとパレットが右に90°回転、それをリフトが持ち上げ手前と奥に2列(21段)あるスペースに収容する構造。
9段目まで上がったパレットが本来のスペースに入らず止まったため警報が作動した。男性が挟まれていたのは助手席側後部の脇だった。


パレットが回転する際にリフトとの間に25cmの隙間ができることから、入庫時に駐車場内で車外に出た男性が、この隙間に挟まれた可能性がある。パレットは外から操作しなければ動かないという。


男性と兄は31日夜、兄の車で外出し、2人で帰宅した。兄は動揺しているため、警察は後日経緯を聴く。


製造会社によると、駐車場の地上部分には内部にいる人の動きを感知するセンサーがある。反応があればパレットは動かないが、感知しなかった。5月27日に点検した際は異常は見つからなかったという。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130602k0000m040080000c.html

 

 





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20135311526分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

扉や囲いがない違法な昇降機で死傷事故が相次いだのを受けて、国交省がリフトメーカーの出荷リストをもとに調べたところ、違法な昇降機が約1630台にのぼることが分かった。半数近くは改善されないまま現在も使われていた。
国交省は改善計画の有無を調べ、改修予定がないなど悪質な場合は停止を求める方針だ。


国交省によると、2010年12月~12年12月の2年間で、建築基準法に基づく届け出のない違法な昇降機で13件の死傷事故が相次いだ。
事故機の基幹部分となるリフトを製造したメーカー3社が出荷した計約2300台を調べたところ、現在も使われていたのは約1200台で、ほとんどが工場や倉庫に設置されていた。
うち9割超の約1100台が違法だった。


これとは別に、労基署による10年からの立ち入り検査で、約530台の違法な昇降機が見つかっている。


違法な昇降機の中には、同法で設置を義務づけている出入り口の扉やかごの囲いがなく、かごが到着するまで扉が開かないようにする安全装置もついていないものがあったという。

 
国交省は各自治体に対し、昇降機の使用を停止させたうえで、所有者に改善計画を出させるよう求めている。
計画を立てずに使い続ける悪質なケースについては、自治体に停止命令を出すよう促す考えだ。

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0531/TKY201305310100.html


以下は、国交省HPに掲載されている報道発表資料。

http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000409.html    

 





(ブログ者コメント)

 

昇降機やリフトに係る人身事故事例は、本ブログでも多数紹介している。

 





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2013591919分にNHK首都圏から、また510日付で朝日新聞東京都心版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午後5時頃、目黒区鷹番の家具店で、業務用リフトの床が突然、傾き、リフトに乗っていた店の従業員など男女3人が、ビルの2階付近から地下1階まで滑り落ちて、乗っていた従業員と出入り業者の男女3人がケガをした。ケガの程度はいずれも軽いという。


警察によると、当時従業員らがリフトにソファーなどを載せて、2階から1階に降ろす作業をしていたところ、突然リフトが動かなくなり、上の階に戻そうとしたら床が傾いたという。
3人のうちの1人は「リフトの動きが悪かったので、上げ下げするボタンを押したら落下した」と話しているという。

 

リフトはエレベーターのような箱型ではなく、床だけがあって大きな荷物を運ぶのに使っている。


出典URL

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130509/be34d2796a8235bfa39ebcb58c9d7410.html


また、2013592314分に毎日新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察などによると、家具搬入に使う業務用の昇降機の金属の床(幅約5m、奥行き約2m)が外れ、乗っていた店員と取引先業者の男女3人が数m下の地下1階に落下した。


昇降機は、天井やドアがない簡易タイプ。
2階と1階の間で突然停止した後、床が外れたという。
床を固定していた溶接部分が破損しており、警察が詳しい原因を調べている。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130510k0000m040095000c.html

 







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20131182047分にmsn産経ニュース埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

さいたま労基署は18日、労安法違反の疑いで、埼玉県上尾市平方、食料品製造「Y食品」と同社の男性代表取締役(53)を書類送検した。


同署によると、昨年4月27日、女性従業員(66)がドラム缶を2階から1階にテーブルリフターで下ろそうとしたところ、落差3.68mの2階から転落し、脳挫傷などで死亡。
労安則では、高さが2m以上の作業床の端などには囲いや手すりなどを設けなければならないと定めており、同社はこうした危険防止策を講じなかった疑いが持たれている。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130118/stm13011820470004-n1.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本記事は、下記記事の続報。

 

2012626

[昔の事例の顛末] 2012427日 埼玉県の食品工場でテーブルリフトの乗降口から転落死、国交省は違法な使い方とみて緊急点検を指示

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1974/

 

 

 

(2013年2月6日 修正1 追記) 

 

2013130日付で読売新聞埼玉版から、埼玉県内ではほとんどのテーブルリフトが違法状態で使われているという下記趣旨の記事が、上尾市事例の図解付きでネット配信されていた。 

 

 

上尾市の菜種油製造販売会社がテーブルリフトをエレベーター代わりに違法に使っていた問題で、県内では昨年11月末時点で同じ構造のリフトが57台あり、うち55台がエレベーター代わりに使うなど違法状態だったことが国交省の調査でわかった。
現在も工場などで十分な安全対策をとっていない可能性があり、県などが注意を呼びかけている。

建築確認申請せず

同省などによると、上尾市の同社工場で女性従業員(当時66歳)が転落死したのは昨年4月27日。
工場のテーブルリフトが1階にある状態で、2階の扉を開けて乗ろうとしたところ、約3.7m下に転落し、頭などを強打して間もなく死亡した。

市消防本部から「リフトから人が転落した」との連絡を受けた市は、同社に立ち入り検査を実施。その結果、同社が建設時に建築確認を申請せず、無断でリフトを設置していたことが判明した。
市は同社に改善を指示し、同社はボタン操作で自動的に荷物を運べて、人が乗れないような仕組みにリフトを改修。昨年12月から使用を再開したという。
同社は、「安全性に対する認識が不足していた。現在は人が乗り降りすることはない」としている。

全国の9割超違法

この事故を重くみた同省は、昨年6月以降、同社にリフトを納入した製造業者の資料を基に全国調査を実施。
その結果、県内では昨年11月末時点で同じ構造のリフトが57台あり、うち55台が違法状態だったことがわかった。
また、全国でも点検対象の9割以上にあたる437台が人が乗り降りしたり、手すりがないなど違法状態だった。

同省は昨年12月以降、上尾市のケースとは別の事故に関係した製造業者を新たに2社公表。2社の出荷先についても調査を実施する方針だ。
同省は、「違法エレベーターは全国にどれだけあるかわかっておらず、実態把握は急務」(建築指導課)と力を込める。

コスト意識影響か

日本エレベーター協会によると、全国に設置されているエレベーターは少なくとも約80万台。
対してテーブルリフトは大小様々な形があり、流通実態はわかっていない。
複数の製造業者は、「一般にエレベーターより安価に設置できる」としており、背景には企業のコスト削減意識があるとみられる。

県建築安全課は、「費用をかけてでも安全性を高める努力をしてほしい」とし、県内の工場などにきちんと建築確認を受けるよう呼びかけている。
上尾市は、リフト使用の可能性が高い市内の工場や事業所をリストアップし、必要に応じて立ち入り調査などを行う方針だ。
 
市建築指導課の担当者は、「上尾の会社がリフトを使っていた事実は、事故が起きて初めて確認した。市の対応が十分だったかどうか検討したい」と話す。

テーブルリフト

荷台に貨物を載せてパンタグラフ式に上下する装置。
本来は重い荷物の運搬に使われるものだが、人がエレベーター代わりに使用した結果、重大事故につながるケースが後を絶たない。
国交省は、テーブルリフトなどの「違法エレベーター」による死傷事故を2010年12
月以降、兵庫、新潟、大阪など11都道府県で少なくとも12件確認している。 

 

 

出典URL 

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20130129-OYT8T01442.htm 

 

 

 

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2012年12月21日18時28分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
青森市で2009年4月、違法に設置された業務用エレベーターに従業員が挟まれ死亡する事故があり、国交省は21日、製造元の鈴木製機が生産したエレベーターの設置状況を緊急点検するよう都道府県に通知した。全国で約900台使われている可能性があるという。

国交省は以前に報告を受けていたが、エレベーター事故の防止対策を強化するため、さかのぼって緊急点検の対象とした。

国交省によると、青森市内の旅館の倉庫で09年4月20日、従業員の50代女性が1階から2階に荷物を運ぼうとした際、上半身がエレベーターのかごの鉄柵と1階の天井に挟まれた。


出典URL
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012122101001821.html
 
 
(以下は国交省からの通知趣旨)
 
平成21 年4 月20 日に、青森市の倉庫に設置された小規模な昇降機において、従業員が昇降機に乗り荷物を1 階から2 階へ運ぼうとして、かごの鉄製柵と1階の天井部に挟まれて死亡するという事故が起きた。
 
当該昇降機については、当時の青森市の調査で、建築確認申請された記録がなく、設計者・施工者が不明であり、また、昇降路に壁や囲いがないなど建築基準法に適合しない部分があったことが確認されている。
 
同様の事故防止の観点から、当該昇降機に使用されていたリフトを製造・出荷した鈴木製機㈱の製品のうち、適法に利用されていることが確認できない物件について、違法設置エレベーターに利用されていないかどうかの緊急点検を行うよう、本日付けで、別紙のとおり、特定行政庁に対して通知した。
なお、ほとんどの設置場所が、工場、倉庫等となっている。
 
国交省としては、緊急点検の結果、違法が確認されたものについては、特定行政庁を通じ
て使用停止や早期是正を求めていく。

 
出典URL
https://www.mlit.go.jp/common/000233365.pdf
 
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2012122018分にmsn産経ニュースwestから、12201212分に読売テレビから、12211147分に読売新聞から、12231741分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後3時半ごろ、京都府宮津市の宮津商工会議所1階で、荷物運搬用エレベーターの扉が開いたままの状態になり、底の部分(1階との高低差80cm)で同市の旅館経営の男性(77)が倒れているのを、エレベーターを使おうとした酒店従業員(38)が見つけた。
男性は、23日午後、搬送先の病院で死亡した。

 

男性が倒れていたそばにビールの空き瓶入りのケースが落ちており、男性がケースを運び入れようとして誤って転落した可能性がある。
男性は、同日夕から開かれる
懇親会の準備のため3階の会場に飲み物を運んでいたという。

警察は、男性が自分で扉を開け、誤って1階から転落したものとみて、エレベーターの状況などを詳しく調べている。

 

警察によると、エレベーターのかごは幅約90cm、高さ約125cm。エレベーターの扉は手動式で、別の階にゴンドラが動いた際には開けることができない仕組みとなっているが、発見当時、エレベーターは1階の扉が開いており、ゴンドラは3階で止まっていた。2、3階の扉は閉まっていた。

扉は、設定に応じて手動で上下に開く仕組みになっているが、事故当時の設定は不明だという。

 

警察の照会にメーカーの「クマリフト」は、「扉は、カゴが到着した状態でロック解除のボタンを押した場合にだけ、手動で開閉できる」と説明しているという。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121220/waf12122001090000-n1.htm

http://www.ytv.co.jp/press/kansai/D2864.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121220-OYT1T01590.htm

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121223/waf12122317430012-n1.htm

 

 

また20121224日付で朝日新聞京都市内版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同会議所は「11月の点検時に(昇降機の)異常は確認されなかった」と説明していたが、実際は、点検に向けた見積もりのための調査だった。

1990年の設置以来、一度も点検していなかったという。

 

警察によると、事故があった昇降機は建築基準法に定められた基準に満たないため、定期点検の義務はないという。

警察は、昇降機のドアロックが故障していたとみて、詳しい原因を調べている。

 

 

 

(2014年12月7日 修正1 ;追記)  

 

20141221024分に朝日新聞から、施錠した状態を固定する装置が摩耗していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

123日付で読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国交省は2日、調査部会の報告書を公表した。

 

設置後22年間、一度も手入れされずに老朽化が進行。かごが3階にあるのに扉の錠が開いた状態になり、男性が約80cm下のコンクリート製の床に転落したと結論づけた。

 

報告書によると、エレベーターの扉は手動式で、かごが着いていないときは本来、施錠されて開かない。かごが着くと錠が開き、離れると施錠される仕組み。

だが、1990年に設置したままで、開閉を繰り返すうち、施錠した状態を固定する装置が摩耗するなどして、かごがなくても開きやすくなっていたという。

 

事故機は小荷物専用のため、建築基準法で定めた定期検査の報告義務はなかった。

部会は、国交省に義務化の検討を求めた。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASGCZ76B2GCZUTIL01M.html

http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20141203-OYO1T50011.html

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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