2017年9月29日20時47分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後、松江市の中学校で、理科の実験中に三角フラスコが破裂して破片などが飛び散り、1年生の生徒2人が腕や指にけがをした。
2人とも手当てを受けて、通常通り登校しているという。
29日、松江市教育委員会が会見を開いて、明らかにした。
それによると28日午後3時すぎ、松江市の鹿島中学校の理科室で、水素を発生させる実験を終えて片づけをしていた1年生1人が、実験で使ったガラス管の先に火を近づけたところ、ガラス管と繋がっている三角フラスコが破裂したという。
この事故で、火をつけた男子生徒1人が、飛び散ったガラス片で右肘を4針縫うけがをしたほか、近くにいた女子生徒1人も左手の指を切る軽いけがをした。
2人とも病院で手当てを受け、通常通り登校しているという。
教育委員会では、本来、試験管を使って実験を行うべきだったにも関わらず、中に水素がたまりやすい三角フラスコを、前の授業に続いてそのまま使用したため、引火しやすくなっていたのではないかとしている。
担当の教師は「認識が甘かった」と話しているということで、教育委員会でも安全指導を徹底し、再発防止に努めるとしている。
出典
『理科実験中に生徒けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034386771.html
9月29日20時14分にFNNニュース(山陰中央テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
理科の授業中にフラスコが爆発し、生徒2人がけがをした。
これは、島根県の松江市教育委員会が29日午後に発表したもの。
事故があったのは鹿島中学校で、28日に1年生21人が理科の授業で実験を行っていた際、突然、フラスコが爆発した。
この爆発で、男子生徒1人が右腕に4針縫うけがを、女子生徒1人が指を切る軽いけがをした。
市教育委員会によると、実験の後片づけの途中に、男子生徒が興味本位でフラスコに接続しているガラス管にマッチで火をつけたところ、爆発したという。
水素発生の実験では、通常、容量の少ない試験管を使うことになっているが、担当教師の指示でフラスコを使ったという。
出典
『理科の授業中に爆発 2人けが』
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00371955.html
9月30日付で朝日新聞島根版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
火をつけた生徒がひじを4針縫うけが、別の生徒が指に軽いけがをし、破裂音で耳に違和感を訴えた。
指導していたのは、理科担当の50代の男性教諭。
水素は大量に発生すると危険なため、教科書に「必ず試験管に集める」と書かれているという。
細長い試験管に比べ、底が広いフラスコは容量が多い。
教諭は、前の授業でフラスコを使ったため、「つい、そのまま同じ器具を使ってしまった」と説明しているという。
(2017年10月15日 修正1 ;追記)
2017年9月30日付の山陰中央新報紙面に下記趣旨の記事が掲載されていた。
教員は、注意すれば大丈夫と考えたといい、「判断が甘かった」と話しているという。
また、この日は、水素の発生時に火を近づけないよう、生徒に伝えていなかった。
市教委は校長会を通じ、正しい器具の使用やマッチを最初に片づけるなど、安全指導を徹底するよう、注意喚起する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。