







2019年5月17日8時57分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時15分ごろ、大津市御陵町の皇子山総合運動公園テニスコートで開かれていた滋賀県中学校春季総合体育大会のソフトテニス競技で「生徒が発疹やかゆみを訴えている」と、同市の中学校の教員が119番した。
観覧席にいた同市の中学校6校の女子生徒計62人が病院で手当てを受けたが、いずれも症状は軽いという。
警察などが原因を調べている。
大会本部などによると、同テニスコートでは大津市内の中学校7校の試合が行われていたが、午前10時すぎごろ、観覧席のベンチに座った女子生徒のひざやももなど下半身を中心に、かゆみや弱い痛みを伴う発疹ができた。
滋賀県教育委員会保健体育課によると、観覧席のベンチの塗装のはがれた部分から刺激のある素材に触れ、発疹やかゆみを引き起こした可能性が高いという。
午前11時過ぎには大津署員が駆けつけ、生徒を移動させてベンチの表面を調べるなど、一時、騒然とした。
同公園を管理する大津市は、ベンチの使用を禁止するとともに、市内の他の施設でも同じ素材を使ったベンチがないかなどを調べる。
大会本部は午後1時すぎに試合を中止した。
残りの試合については17日に市内の別の会場で開催する予定で、これに伴って17日に予定されていた県大会は18日に延期された。
出典
『女子中学生62人かゆみ訴え 大津、ベンチ原因?』
https://www.sankei.com/west/news/190517/wst1905170008-n1.html
5月16日22時17分に京都新聞からも同趣旨の記事が、塗装の一部がはげた状態のベンチの写真付きでネット配信されていた。
ベンチで応援していた市内の中学1~3年の女子生徒62人が体のかゆみや皮膚の腫れを訴え、病院で受診した。
大半の生徒の症状は同日中に治まったという。
県教育委員会や公園を管理する市によると、生徒らは午前8時40分ごろから観覧席のベンチに座り、午前9時以降、「太ももや膝の裏側がちくちくする」などと次々に訴え、刺激性皮膚炎と診断された。
ベンチは1987年に設置された繊維強化プラスチック(FRP)製で、劣化して塗料の一部がはがれていた。
塗料の破片などが皮膚に触れ、発疹を引き起こした可能性があるという。
市はベンチの使用を当面取りやめ、他の市管理施設に同様のものがないか調べる。
「ベンチが原因と明らかになれば、塗り替えなどの対策を行う」(公園緑地課)としている。
これまでに同様の症状の訴えはなかったという。
出典
『女子中学生62人がかゆみや腫れ訴え ソフトテニス応援中、滋賀』
https://this.kiji.is/501722877633184865?c=39546741839462401
5月16日19時45分に大阪日日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や県教委によると、生徒らは観覧席に座り、座席の劣化したプラスチック部分に肌が触れていた。
出典
『女子中学生62人かゆみ訴え ソフトテニス大会中、大津』
https://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/190516/20190516089.html
2019年5月16日19時56分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
徳島市末広にある石油の油槽所で石油タンク1基が爆発し、火災が発生した。
爆発があったのは徳島市末広1丁目のT石油末広油槽所。
10基ある石油タンクのうち、灯油専用の1基が爆発した。
警察と消防によると、16日午前7時40分ごろ、複数の周辺住民から「タンクが爆発した」との通報が相次いだ。
消防車など13台が出動して消火活動にあたり、火は約1時間45分後に消し止められた。
周囲の建物などに被害は確認されておらず、けが人もいなかった。
警察によると、出火当時、燃料を乗せた船が新町川の岸壁から地下パイプを通じてタンクに灯油を送っていたという。
爆発したタンクは高さ約9.1m、直径約8.8mで、最大500kℓの灯油が入る。
出火当時は、タンク半分ほどの灯油が入っていたという。
現場は住宅地に隣接した商業施設が集まる地域で、周辺道路は警察による交通規制や周辺住民に対する避難誘導がおこなわれ、一時、騒然となった。
警察と消防が爆発の原因を調べている。
出典
『徳島市で石油タンクが爆発 けが人なし』
http://www.news24.jp/nnn/news1629826.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像中の4コマ。
(2019年11月6日 修正1 ;追記)
2019年11月5日18時14分にNHK徳島から、タンク内の配管を上部注入方式から下部注入方式に改修するなどの対策をとって操業が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ことし5月、徳島市の油槽所で起きたタンク火災をめぐり、消防などの調査をもとにタンクや配管など設備の改修が進められ、安全が確保できたとしてこのほど油槽所が操業を再開していたことがわかりました。
ことし5月、徳島市末広のT石油末広油槽所で灯油の入ったタンク1基が燃え、けが人はいませんでしたが、警察が周辺の住民に避難を呼びかけるなど現場は一時騒然となりました。
火災を受けて、T石油は油槽所の操業を停止していましたが、タンクや配管の改修工事を終え消防などのチェックを受けた上で安全が確保できたとして先月21日から操業を再開していたことがわかりました。
工事では、タンクの内部の配管を上部から注入する方式から下部から注入する方式に改修し、タンクの中で油の飛散や泡の発生を抑えて静電気の帯電を起きにくくする構造にしたということです。
また、船からタンクに油を注入する配管を、油の種類ごとに分けたり、油の逆流を防止するための弁を新たに設置するなど設備全体の安全対策を行ったということです。
T石油は「企業としての安全に対する意識と行動を刷新いたしました。安全面には十二分に留意の上で運営して参ります」とコメントしています。
今回の火災の詳しい原因はわかっておらず、徳島市消防局などは今後も検証を続けることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20191105/8020006133.html
(ブログ者コメント)
原因は特定できていないということだが、タンクに灯油を送っていた時に爆発したこと、灯油の注入方式を変えるなどして操業が許可されたことから考えると、流動帯電による静電気着火の可能性があると推定されているのかもしれない。
以下は、映像の5コマ。
2019年5月15日14時50分に京都新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
京都市左京区の市美術館別館の通風口(深さ約2m)で今月8日、小学3年の男児2人が転落し、1人が一時意識不明になっていたことが15日、分かった。
市は、「市側に過失があるかどうかは確認中」としている。
市美術館や消防などによると、8日午後4時50分ごろ、2人が同館別館の地下と外部をつなぐ通風口のネットに引っ掛かったボールを取ろうと進入したところ、ネットが外れて転落した。
1人が頭を強く打ち、一時意識不明となった。
現在も入院中という。
同館によると、ネットは落下物防止用で、人が乗る想定はしていなかった。
周囲には高さ約1.1mの柵を設け、「立入禁止」の貼り紙を掲示していたという。
事故を受け、3カ所ある通風口付近に注意を呼び掛ける貼り紙を増やした。
今後、安全対策を検討するという。
市文化市民局の別府局長は京都新聞の取材に対し、「今回の事故を重く受け止めている。けがをされた方やご家族にお見舞い申し上げ、誠実に対応したい」と話した。
出典
『京都市美術館で通風口に男児2人転落、1人一時意識不明』
https://this.kiji.is/501273638380176481?c=39546741839462401
5月15日12時0分にKBS京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
今月8日、京都市左京区にある京都市美術館別館で、通風口に小学生が転落し大けがをしていたことがわかった。
京都市美術館などによると、今月8日、左京区にある京都市美術館別館の玄関わきにあるドライエリアと呼ばれる通風口に小学生2人が転落したという。
ドライエリアの深さはおよそ2mで、落下物を防止するためのネットが張られていた。
小学生は近くで遊んでいて、ドライエリアに入ったボールを取ろうとしたところ、誤って転落してしまったという。
美術館別館にはドライエリアがあわせて3か所あり、美術館ではコーンなどを設置して人が近づかないように囲うなどの対応をとっているという。
出典
『京都市美術館別館 小学生が転落しけが』
https://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2019/05/news_190515120000_089272.htm
(ブログ者コメント)
今回のケースとはシチュエーションが異なるが、過去には小学校低学年の男児が車内後部座席のバスケットボールをとろうとして事故に遭った事例がある。
2017年3月15日掲載
『2017年3月8日 埼玉県川口市の住宅車庫で軽ワゴン車の後部座席からトランクにあるボールをとろうとした男児が逆さ状態となり窒息して死亡、壁との隙間狭で後部ハッチは開けられなかった』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6892/
2019年5月15日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真や図解付きでネット配信されていた。
校庭や園庭に置かれ、いつも子どもたちでにぎわう遊具。
遊びを通して挑戦を繰り返し、成長する場でもある。
だが、国の安全指針が浸透せず、点検が不十分な遊具も少なくない。
現場任せの安全管理を変える仕組み作りが求められている。
園庭で走り回って遊んでいた女児(当時3)は時折、フェンス越しの部屋をのぞいていた。
そこには前日に入所したばかりの0歳児の妹がいた。
2017年4月、香川県善通寺市の保育所。
女児はうんていの支柱とはしご(高さ約1m)との間にできたV字部分に首を挟まれた状態で見つかった。
保育士が気づいたのは約10分後。
救急搬送されたが、18年1月に亡くなった。
うんていは、妹のいる部屋のすぐそばにあった。
業務上過失致死容疑で捜査を受けた園長は今年1月に不起訴(嫌疑不十分)となったが、遺族が起こした民事訴訟は続く。
訴訟の資料では、うんていは子どもの成長に応じてはしご部分の高さを変えることができ、事故時はV字部分の角度は約44°だった。
遊具の安全をめぐっては、都市公園を所管する国交省が02年に指針を定め、日本公園施設業協会(東京、遊具メーカーなど約130社)が具体的な数値を盛り込んで安全基準を自主的に作成。
55°未満の上向きのV字部分を設けてはならないとしている。
保育所を運営する社会福祉法人は、年1回、業者に頼んで遊具の劣化などを点検していたが、安全基準を満たすかは調べていなかった。
理事長は取材に、「私も園長も、事故が起きるまで指針や基準を理解しておらず、危険な状態と認識していなかった。遊具を設置した責任はあり、大きな事故が起きたことは申し訳ない」と話す。
学校や幼稚園などにありながら、安全指針に沿って点検されていない遊具もある。
【総合遊具から3m下に落ちた】
神奈川県茅ケ崎市教育委員会は昨夏までに、市立小12校の総合遊具「アマゾンジャングル」を撤去した。
11年7月、市立西浜小からの連絡で母親(40)が駆けつけると、小学2年の息子は玄関前で寝かされ、意識もうろうとなっていた。
遊具から約3m下に落ち、頭の骨が折れるなどして1カ月近く入院した。
「安全なはずの学校で、こんな事故が起きるとは」と、母親は振り返る。
事故は、複数の高台やはしご、滑り台を組み合わせた総合遊具で起きた。
両親は男児とともに、設置や管理に瑕疵があったとして市を提訴。
協会に調査を依頼すると、安全基準の3mを上回る最高4m近くの高さから転落する可能性があり、頭を挟みかねない隙間も複数あった。
協会は、4段階評価で最も危険性が高いハザード3にあたり、使用不可と報告した。
17年7月、市が解決金を払い、遊具を撤去することで和解した。
市教委が他の11校にある同型の総合遊具を調べると、いずれもハザード3。
指針ができる前の1978~92年に設置され、点検では遊具の劣化しか調べていなかった。
市教委は取材に、「11校の総合遊具は調査でハザード3が判明し、老朽化も進んでいたため、速やかに使用禁止や撤去に踏み切った。国から活用を促された指針を点検にいかしてこなかったのは事実。残念に思う」と話す。
予算がなく、指針や基準に照らした点検をすべて行うのは難しいが、危険度の高いものから修繕などを始めているという。
【劣化点検のみで、安全基準調べない事例も】
90年代以降、子どもが箱ブランコと地面の間に挟まれて死亡する事故などが相次いだ。
都市公園を所管する国交省は、02年に遊具に関する安全指針を定め、これを受け、日本公園施設業協会が自主的に安全基準をまとめた。
学校と幼保を所管する文科省と厚労省は自治体に、施設内の遊具について国交省の安全指針などを活用するよう呼びかけているが、十分に浸透していないのが実情だ。
協会理事で安全基準作りの中心を担った遊具メーカー丸山製作所(東京都江東区)社長の丸山さん(53)によると、劣化点検のみを行い、基準について調べていないケースは少なくないという。
「子どもが一度の失敗で命を落としたり、障害を負ったりすることは大人の責任で防ぐべきだ」と話す。
津市教委は、市内すべての小中学校などで、安全基準に沿った点検を行っている。
ハザード3の遊具を優先的に修繕し、13年度は小学校の遊具の約35%もあったが、18年度は約13%まで減少。
日頃の点検に生かすため、教職員らは着眼点を協会の講習で学んでいる。
子どもの事故予防に取り組むNPO法人「Safe Kids Japan(セーフキッズジャパン)」の山中龍宏理事長(小児科医)は、「安全の指針がよく理解されていないようでは意味がなく、国は危険性が高いものから要点をまとめて周知するなどの工夫をすべきだ。自治体職員や現場の教員、保育士らによる管理には限界があり、国は、安全を満たしているかを専門業者が年1回は調べる仕組みをつくる必要がある」と話す。
◇
日本スポーツ振興センター(JSC)の14~16年度の学校事故をめぐる災害共済給付データを産業技術総合研究所が分析すると、遊具での事故は小学校で年間平均2万7000件超、幼保で1万3000件近く起きている。
落下が非常に多く、比較的重いけがでは頭のけがや腕の骨折が目立つ。
北村主任研究員は、「頭部は衝撃が大きいと重傷になる可能性があり、遊具からの落下に備えてゴムマットなどの軟らかい素材を敷いて衝撃を緩和する対策が必要だ」と提言する。
【事故が多い遊具】
□小学校
1 鉄棒 7171
2 うんてい 2635
3 ぶらんこ 2535
4 総合遊具・アスレチック 2154
5 すべり台 2136
□幼稚園・保育所など
1 すべり台 2040
2 総合遊具・アスレチック 1628
3 鉄棒 1337
4 砂場 1142
5 うんてい 1084
※小学校、幼保の管理下で起きた遊具ごとの事故件数。
JSCの2014~16年度のデータから3カ年平均を産総研が算出
【重い事故が起きやすい遊具】
うんてい 21.1%
総合遊具・アスレチック 13.6%
登り棒 13.2%
遊動円木 13.0%
ぶらんこ 12.7%
固定タイヤ 12.6%
鉄棒 12.4%
すべり台 12.4%
回旋塔 11.0%
ジャングルジム 10.8%
シーソー 10.4%
砂場 6.1%
※遊具ごとにみた重い事故の割合。
2014~16年度、小学校、幼保の遊具事故で、JSCの給付額1万円以上
から産総研が算出
出典
『うんていのすき間に挟まれ死亡 遊具の安全、なぜ不十分』
(ブログ者コメント)
善通寺事例は本ブログでも紹介スミ。
2019年5月15日19時55分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後、柏崎市の道路工事現場で作業をしていた51歳の会社員の男性が、トラックと建設用大型機械の間に挟まれ、死亡した。
死亡したのは柏崎市山室の会社員、山本さん(男性、51歳)。
警察によると、山本さんは15日午後1時半すぎ、柏崎市吉井の道路工事現場で、建設用の大型機械に乗り込もうとした際、坂道を下ってきた無人のトラックと大型機械の間に挟まれ、近くの病院に運ばれたが、胸を強く打っていて、およそ1時間半後に死亡が確認された。
現場は、ことし1月に起きた土砂崩れで通行止めとなっていた市道で、山本さんは、15日午前8時ごろから5人で、土砂などを取り除く作業をしていたという。
警察によると、トラックと建設用大型機械はおよそ5m離れていたということで、警察はトラックのブレーキが適切にかけられていたかどうかなど、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『トラックと重機に挟まれ男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190515/1030007760.html
2019年5月15日21時14分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時半ごろ、三沢市松原町の農業、河村さん(男性、65歳)の自宅の敷地内で、河村さんがトラクターに連結してあった、ごぼうを掘り起こすための回転刃に巻き込まれているのを妻が見つけた。
消防が駆けつけたが、その場で河村さんの死亡が確認された。
回転刃の直径はおよそ1m80cmほどで、トラクターの近くには水が出た状態のホースが置いてあったことから、警察は、河村さんがトラクターの洗浄中に誤って回転刃に巻き込まれたとみて、詳しい原因を調べている。
出典
『男性 回転刃に巻き込まれ死亡か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190515/6080004742.html
(ブログ者コメント)
刃のアチコチについた泥を落とすため、刃を回転させながら洗浄していたということかもしれない。
2019年5月17日付で茨城新聞から下記趣旨の記事が、黒煙発生状況の航空写真付きでネット配信されていた。
常総市坂手町のリサイクル業者「R商事」の資材置き場で15日に発生した火災で、現場にあった廃家電の保管状況が廃棄物処理法の施行規則に違反しているとして、県が昨年8月に改善指導していたことが分かった。
県廃棄物対策課によると、この資材置き場の場合、規則により、野積みした廃家電などの高さを5mより低くしなければならなかった。
しかし、県が立ち入り検査したところ、実際には10mほどに達していた。
県が昨年8月に指導し、R商事は9月、約7カ月かけて保管量を減らすとの改善計画書を県に提出した。
その後、県は検査に入っていなかったというが、今月22日に状況を確認する予定だった。
警察の調べなどでは、出火当時、資材置き場では約2万m2の範囲で、高さ10~20mほどに電子レンジや冷蔵庫が積まれており、改善せずに被害拡大につながった可能性もある。
R商事の登記上の代表者の住所地にあるリサイクル会社は、本紙の取材に対し「担当者が不在で答えられない」と話した。
鎮火後の対応について、県の担当者は「消防や警察と連携し、多量保管の改善を引き続き求めていく」としている。
【2日目も鎮火せず 児童ら目の痛み訴え】
常総市坂手町の資材置き場の火災は、発生2日目の16日に入っても鎮火せず、黒煙を上げて燃え、市内の小学生ら約40人がのどや目の痛みを訴えるなどの影響が出た。
消防によると、16日は消防車19台のほか、県の防災ヘリが定期整備に入っていたため、栃木、埼玉両県の防災ヘリが出動。
山積みになった資材を崩すため、建設用重機も使った。
火勢は弱まって黒煙は減ったが、鎮火のめどは立っていない。
15日夜に続き、16日も徹夜で消火活動を続けるという。
常総市教育委員会によると、小中学生らには16日朝、配布したマスクをして登校してもらった。
朝に市内すべての小中学校と幼稚園で調査をしたところ、24人がのどの痛み、17人が目の痛みを訴えた。
現場は坂東市との市境付近にあり、風向きの影響で坂東市にも煙が流れた。
坂東市教委によると、マスクをして登校させたほか、小中学校計6校で終日、窓を閉め、体育や部活動などの屋外活動が中止された。
出典
『常総火災 廃家電保管で業者指導 県が昨夏、改善怠った可能性も』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201905/CK2019051702000162.html
5月18日付で東京新聞からは、出火当日に風下1か所で国の基準を超えるベンゼンが検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は17日、火災当日に採取した大気を検査し、風下の1カ所で環境基準(1m3あたり0.003mg)の約10倍のベンゼンを検出したと発表した。
ただ、健康に影響を与えるレベルではないとする。
県によると、調査は現場から約2.5kmの範囲で風上1地点、風下5地点の計6地点で、有害大気汚染物質のベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタンを測定した。
このうち最も近い風下50mの一地点で、1m3あたり0.032mgのベンゼンを検出した。
健康影響がないとした理由に、県は、労安法に定められた屋内の労働者の健康を確保できるベンゼンの値は環境基準の約1000倍で、今回の測定値はその100分の1の濃度であることなどを挙げる。
出典
『常総火災で基準超ベンゼン検出 当日の大気中「健康に影響なし」』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201905/CK2019051802000172.html
5月18日付で茨城新聞からは、出火3日目も県内各消防からの応援を受け消火活動中など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山積みされた廃家電の保管量は推定で約5万m3に上り、17日午後7時現在も炎と煙が上がっている。
火災が鎮火しないことを受け、常総広域消防本部は16日、県を通じ、広域応援を要請。
17日は16の消防本部が駆け付け、消防車両は計20台、人員は延べ約170人に増強された。
18日はさらに6消防本部が早朝から加わる予定。
現場では、大型重機2台で金属くずをかき出しながら消火活動を展開。
隊員は水分を補給しながら交代で活動に当たっている。
隊員の1人は、「煙でマスクが黒くなり、目も痛む。気温も高いので、体力的に厳しい」と汗を拭った。
常総、坂東両市教育委員会によると、この日も目や喉の痛みを訴える児童生徒が相次ぎ、17日朝の時点で両市合わせて計53人に上った。
常総市は、今回の火災で健康や農産物に不安を持つ市民、農家がいることから、18、19日の両日、市役所本庁舎1階市民ホールに相談窓口を設置することを決めた。
開設時間は両日とも午前8時半〜午後5時。
出典
『常総・廃材火災 応援入り消火続く 夜通し活動、隊員疲弊』
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15581061539188
(2019年5月29日 修正1 ;追記)
2019年5月24日付で茨城新聞から、出火原因は不明だが電池がショートした可能性もあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防は23日、合同で実況見分を行い、出火原因については「不明」と結論づけた。
ただ、炭化した状態の乾電池や充電池が大量にあったことから、電池がショートして発火した可能性もあるとしている。
実況見分は同日午前9時から始まった。
同社の関係者を立ち会わせて、火災が起きた時の状況を詳しく確認。
県廃棄物対策課と環境省、国立環境研究所の職員も加わり、現場の様子を記録した。
火災は15日午前6時ごろに発生。
警察によると、広さ約9400m2ある廃材置き場のうち、約5600m2部分で火災が起き、山積みされた廃家電のプラスチックくずや金属くずなどを焼いた。
現場では、がれきの温度を下げる放水作業が現在も続いている。
出典
『常総の廃材火災 出火原因は不明 警察、消防が実況見分』
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15586210481622
2019年5月28日付で東京新聞茨城版からは、火災発生13日目に鎮火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
火災は、発生から13日目の27日に鎮火した。
常総広域消防本部が発表した。
消防本部によると、焼失面積は約5600m2。
高さ10~20mに積まれた廃品の電子レンジ、冷蔵庫などが燃えた。
夜通し消火作業を続け、20日夜に鎮圧状態になったが、プラスチックや金属の内部が熱を帯び、再び燃える可能性があったため、鎮火までさらに7日間の消火活動をしたという。
常総広域消防本部と市消防団のほか、応援で県内23カ所の消防本部や3県の防災ヘリが出動。
26日現在で、延べ260台、約1400人が消火活動をした。
出典
『鎮圧状態から7日 常総火災が鎮火』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201905/CK2019052802000159.html
2019年5月14日18時10分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
霧島連山のひとつで宮崎県にある硫黄山の噴火以降、山から流れ出る川の水質が悪化している問題で、川のすべての水を石灰石と反応させる水質改善の実験が始まった。
この実験は、県と宮崎大学などが硫黄山に近いえびの高原で始めた。
山から流れ出る川のすべての水が、パイプで深さ1mの貯水槽に引き込まれ、敷き詰められたおよそ100トンの石灰石と反応してもとの川に戻る。
硫黄山のふもとの川では、去年4月の噴火から1年以上が経った現在でも、上流部で酸性度やヒ素の濃度などが基準を上回っていて、ことしもえびの市内のおよそ140haの田んぼで稲作ができない見通しだ。
ただ、県が去年9月から川の一部の水と石灰石を反応させる実験を行ったところ、酸性度やヒ素の濃度などを下げる一定の効果が確認されているという。
貯水槽付近でどれくらいまで酸性度などを下げれば、ふもとの稲作のための取水地点で基準を下回るのかわかっていないということだが、すべての水を反応させる今回の実験では、石灰石の量などを調整しながら、より効率的な方法を調べることにしている。
そして県などは、ことし10月ごろまで実験を行い、その後、実用化の段階に進みたいとしている。
宮崎県環境管理課の冨山課長は、「なるべく早く、安定的に農業用水として使えるレベルまで水質が改善できるよう取り組みたい」と話している。
出典
『水を石灰石と反応させる実験開始』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190514/5060003241.html
5月17日16時8分に西日本新聞からも、より詳しい同趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
宮崎県えびの市の霧島連山・硫黄山(1317m)が昨年4月に250年ぶりに噴火し、硫黄山周辺の赤子川、下流域の長江川、川内川が白濁するなど水質が悪化した問題で、県は赤子川上流の水全量を、石灰石を敷き詰めた浄化用仮設水路に引き込み、水質改善の実証試験を始めた。
9月末まで実施し、下流域の酸性度やヒ素濃度など水質の改善状況を検証する。
14日に始めたのは、赤子川上流の沢の水を迂回させ、約100トンの石灰石を敷いた幅4m、長さ約18m、深さ約1mの水路を通して中和させる実験。
水素イオン指数(pH、数値が低いほど酸性)や、ヒ素やホウ素など重金属の濃度を下げる効果が期待でき、水は中和後、沈殿池を経由して沢に戻される。
県と宮崎大は、昨年9月から一部の水を利用した実験を行っており、酸性度やヒ素濃度の改善効果を確認したことから、今回の全量実験に踏み切った。
実験初日の計測では、仮設水路入り口でpH値1.8の強い酸性の水が、中和後の出口では同4.2の弱酸性となった。
環境基準は6.5~8.5だが、県は、水量が増える下流でさらに数値が改善されるとみている。
硫黄山があるえびの高原は日本有数の多雨地帯で、水量は季節によって変化する。
実験に協力している宮崎大国際連携センター伊藤健一准教授(地盤環境工学)は、「営農期や台風の時期なども中和の効果が持続することを期待している」と話した。
宮崎、鹿児島両県では、長江川や川内川などで環境基準を大きく上回る数値が検出され、昨季は約1100戸の農家が米作りを断念。
水質の改善は進んではいるが、一部では今も農業用水が利用できず、今季も両県で約500戸が米を作らない見通しとなっている。
出典
『上流の水全て石灰石で中和 硫黄山噴火 水質改善へ県と宮崎大実証実験 [宮崎県]』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/miyazaki/article/510882/
(2019年6月1日 修正1 ;追記)
2019年5月30日17時38分にNHK宮崎から、水質が大幅に改善されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
霧島連山のひとつで宮崎県にある硫黄山が去年噴火してから、ふもとの川の水質が悪化している問題で、火口にほど近い最上流部で、水質が大きく改善したことが県の調査でわかった。
今月始まった水質改善の実験の効果とみられ、順調に進めば、来年の農業用水としての利用に向け、弾みとなりそうだ。
この問題で宮崎県は、えびの市を流れる長江川と川内川の合わせて8か所で毎週、水質を検査し、今月22日に行った結果を30日公表した。
それによると、最も上流の「えびの橋」では、酸性度などが環境基準を依然として上回っているものの、大きく改善したほか、ヒ素の濃度が先週に続き、今週も基準内におさまった。
また、上流から2番目の地点では、川の水がやや強い酸性を示したが、3番目の「長江橋」より下流では、すべての項目で基準内だった。
これについて県は、硫黄山に近いえびの高原で今月14日、川のすべての水を石灰石と反応させる水質改善の実験を始めた効果と見ている。
えびの市内では、今シーズン、およそ140haの田んぼで稲作ができない見通しだが、今後、水質が順調に改善し、その状態が続けば、来年の農業用水としての利用に向け、弾みとなりそうだ。
県は、「今後、梅雨の時期でも効果が続くかなどを確認しながら、川の水を安心して使える水準に改善させたい」としている。
出典
『硫黄山麓の川 水質が大幅改善』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190530/5060003380.html
2019年5月15日に掲載した第1報(2/2)がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報(2/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9649/
(2019年5月21日 修正1 ;追記)
2019年5月14日7時0分に京都新聞からは、急ハンドルや急発進はなく前の右折車との間に一定の距離もあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
直進の軽乗用車と衝突した右折車は、急発進などの運転はしていなかったことが13日、関係者への取材で分かった。
軽乗用車のドライブレコーダーに写っていたという。
警察は、さらに事故の状況と原因の分析を進める。
関係者によると、軽乗用車のドライブレコーダーは前方を写しており、衝突前から歩道奥で停車するまでの事故の一部始終が記録されていた。
事故をした乗用車は、ゆっくりと右折レーンから曲がり始めており、急発進や急ハンドルはなかった。
乗用車の前には別の車が右折していたが、一定の距離があり、連なるように右折したのではないという。
出典
『右折車、急発進や急ハンドルなし 直進車ドラレコ分析、大津』
https://this.kiji.is/500790405050418273?c=39546741839462401
5月17日23時12分に産経新聞westからは、右折車の運転手は考え事をしていた、時速10㎞で右折したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大津地検は17日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪で、同市一里山の無職、S容疑者(女性、52歳)を起訴した。
起訴状によると、S被告は8日午前10時15分ごろ、大津市大萱(おおがや)の県道交差点を、考えごとをしていて安全確認をせずに時速約10kmで右折し、対向車と衝突。
歩道で信号待ちをしていた保育園児らの列に対向車が突っ込み、園児2人を死亡させたほか、14人にけがをさせたとしている。
出典
『大津事故「考え事をしていた」 右折車の女を起訴』
https://www.sankei.com/west/news/190517/wst1905170033-n1.html
(2019年10月19日 修正2 ;追記)
2019年10月18日19時32分に産経新聞から、公判中に起こしたストーカー行為でもS容疑者が起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
知り合いの男性に連絡を取るように執拗(しつよう)に迫ったとして、大津地検は18日、ストーカー規制法違反などの罪で、大津市一里山の無職、S容疑者(53)を起訴した。
起訴状によると、S被告は8月27日、男性の携帯電話に「悪になる」「さらす」とのメッセージを送信して脅迫。
9月2日と同5日には男性の勤務先に電話をかけ、「こんなに好きやのに。苦しい。(男性の)写真は消さへんよ。2人で話したい」などと連絡をとるようにしつこく迫ったとしている。
S被告は5月、大津市の交差点で信号待ちをしていた保育園児らの列に車が突っ込み、16人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ、大津地裁で公判中。
https://www.sankei.com/affairs/news/191018/afr1910180065-n1.html
※5月に事故を起こしたのに公判中の8月にストーカー行為?
調べてみると、あれだけの事故を起こした人間とは思えないような以下のような情報が見つかった。
(2019年10月1日19時54分 J-CASTニュース)
大津市内で保育園児2人が死亡するなどした事故で、原因となった右折車を運転していた無職の女(53)が地方公務員の男性(49)にストーカー行為をしたとして逮捕され、ネット上で驚きの声が上がっている。
公判中にも関わらずに事件を起こしていたからだ。
事故の被害弁護団からも、厳しい声が聞かれた。
【起訴事実認めた初公判、しかしそのときすでに... 】
「考えごとをしていた」。
女は2019年5月8日の事故当時、前をよく見ていなかったといい、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた7月17日の大津地裁での初公判では、「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めた。
女は、このときすでに保釈されていたが、滋賀県警の捜査第1課にJ-CASTニュースが10月1日に聞いたところなどによると、この初公判前の6月下旬には、滋賀県内在住の男性と出会い系サイトで知り合っていた。
しかし、直接会ったことがないまま、男性が「連絡を止めましょう」と女にLINE上で伝えると、女は8月27日、男性とのやり取りをネット上などに晒すと、複数回にわたって脅迫した疑いが持たれている。
また、9月2、5日には、男性が勤める役所に計10回以上も電話し、「2ちゃんねる(5ちゃんねる)に写真を上げたらどうするの?」などと男性に話して連絡を取ることを強要しようとしたとも見ている。
女は、9月30日にストーカー規制法違反などの疑いで逮捕され、県警の調べに「間違いない」と容疑を認めているという。
公判中に起こした事件だけに、ネット上では、大きな話題になっている。
「事故後にこういう事をするとは信じられません」「本当に反省してたのかな?と感じてしまう」「ご遺族の気持ちを考えるといたたまれない」と疑問や批判の声が次々に上がった。
【ヒラヒラの着いた服を着て、被害者側に頭下げず】
一方、「事故を起こして精神的に辛かったのかもしれない」「自暴自棄になってやってしまった?」といった憶測も出ていた。
事故の被害弁護団の広報をしている石川弁護士は10月1日、初公判のときの女の様子について、取材にこう話した。
「法廷に入って来たときは、検察官席近くにいる被害者の皆さんに頭を下げることなく、被告人席に歩いて行きました。会釈をするのが普通だと思っていましたが、見向きもしなかったですね。服は肩にレース状のヒラヒラが着いた白いブラウスを着ており、髪も内側にカールしておめかしした姿で、ちょっと感覚がおかしいのではないかと思いました。法廷を出るときも、被害者の方を見向きもしなかったので、呆気に取られましたね。被害者の皆さんからは、『反省の態度が見られない』との声が上がっていました」
初公判前には、女の代理人弁護士から「謝罪の手紙を送りたい」との連絡はあった。
拒否せずに受け取った被害者もいたが、「ありふれた反省の言葉が並んでいました。弁護士の指導を受けて、無難な内容になっていたのだと思います」。
女は、被害者の住所を知らなかったため謝罪などに来なかったというが、「顔も見たくない」という被害者がほとんどだそうだ。
女が初公判前に出会い系サイトを利用していたことを報道で知り、「聞いたときはびっくりしました」と石川弁護士は言う。
「精神的に辛いなどというのは、言い訳にはなりません。裁判官は、被告が反省と悔悟の日々を送っていると思っています。被告への心証が悪くなるのは、間違いないと思います」と話した。
2回目の公判は、10月8日に予定しているが、女が事件を起こしたことで証人尋問や被告人質問はなくなり、併合審理にするのかといった公判の進め方を確認することになるという。
https://www.j-cast.com/2019/10/01369031.html?p=all
(2019年11月11日 修正3 ;追記)
2019年11月8日14時46分にNHK滋賀からは、事故後の横展開対応状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
県や大津市では補正予算を組み、一部ではガードレールや防護柵が設置されるなど整備が始まっています。
一方で、周辺の住民との調整が必要なうえ、工事をするには入札が必要なことなどからほとんどで整備が進んでいないということで安全対策の対応が終わるには時間がかかる見通しです。
【行政の対策は】
事故を受け、国は保育園や幼稚園などの周辺の道路の緊急点検を求め、9月末時点で国と県、それに市と町が管理する道路808か所で早急な安全対策が必要とされています。
このうち、県が管理する道路では、今年度中におよそ3億5000万円かけて、50か所で防護柵を、377か所で歩道と車道を区切るブロックの設置や横断歩道の補修が行われることになっています。
一方、大津市では、国道や県道、それに県警が管理する横断歩道などを除く697か所について、およそ9億円かけて、歩道にガードレールなどを新たに設置したり、小学校の通学路に歩道を整備したりする工事を行うことにしています。
工事は先月末までに24か所で始まり、今年度中にすべて完了する予定です。
このほか、市では、ことし7月に全国に先駆けて、市内4か所の保育園とこども園の周辺に「キッズゾーン」を設置しました。
「キッズゾーン」は、小学校の通学路に設けられている「スクールゾーン」のように、道路にペイントするなどして近くに保育施設があることをドライバーに知らせ注意を促そうというものです。
市では効果を検証しながら、市内の保育施設187か所の周辺でも設置を検討しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20191108/2060003777.html
(2020年2月19日 修正4 ;追記)
2020年2月17日18時53分に朝日新聞からは、被告に実刑判決という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
裁判所は「安全確認という基本的なことを怠ったことで、幼い命や未来が突如、奪われた」と指摘し、禁錮4年6か月の実刑判決を言い渡しました。
・・・・・
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200217/k10012288851000.html
2019年5月14日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日田市でフォークリフトによる死亡事故が続いている。
今年に入り、既に2件発生。
日田・玖珠地域で続いていた「死亡労働災害ゼロ」は817日で途絶えた。
日田労基署は深刻に受け止め、事故防止対策を強化する方針だ。
日田市では2月、木材市場で50代の女性が、同僚男性が運転するフォークリフトの下敷きになり死亡した。
その約1カ月後には同市天瀬町の製材所でも、フォークリフトにはねられた60代男性が亡くなった。
日田労基署などが事務局となっている「県西部地域林材業労働安全対策連絡協議会」は、2件の死亡事故を受け、4月に林業や製材業の企業を対象にしたフォークリフトの安全対策研修会を緊急開催。
50社以上が参加した。
林材業が盛んな日田・玖珠地域では、フォークリフトによる作業は不可欠。
協議会は本年度、林業現場や製材所などでの安全パトロールの回数を例年の3倍の12回に増やす。
日田労基署の田中署長は、「事故は一度生じると立て続けに起こる傾向がある。事故防止に向け、早急に対応したい」と話した。
◇ ◇
【全国でも多発、無資格運転など背景に】
厚労省によると、全国では毎年、フォークリフトが絡む事故で約30人が亡くなっている。
なぜ事故は起きるのか。
同省所管の特別民間法人「陸上貨物運送事業労働災害防止協会」(東京都)の安全管理士、堀野さん(65)は、原因を「無資格者による運転や、自己流での利用が背景にある」と指摘する。
フォークリフトを運転する場合、積載重量によって「フォークリフト運転技能講習」や「特別教育」の受講が必要。
今回の事故では、運転していたのはいずれも有資格者だったが、受講せず適切な教育を受けていない人が運転していることが現場では多々あるという。
また資格更新が不要なため、長く運転していると自己流になりやすいことや、高所作業をする際に荷物を持ち上げるツメに人を載せるなど、本来の使用方法以外のやり方で使っている現場があることも要因として挙げている。
堀野さんは、「働き手とフォークリフトが混在する作業場がほとんど。運転手だけでなく、周りの人も安全意識を高める必要がある」と警鐘を鳴らしている。
出典
『フォークリフト死亡事故続発 日田市で今年2件 労基署が対策強化 [大分県]』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/509831/
2019年4月27日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9581/
(2019年5月20日 修正1 ;追記)
2019年5月13日18時51分にNHK高知から、高知市での横展開調査結果が下記趣旨でネット配信されていた。
先月、香川県多度津町の町立体育館でトイレの壁が倒れて41歳の女性が大けがをした事故を受け、高知市が、市が管理する施設のすべてのトイレを緊急点検したところ、2つの施設の13か所で壁を固定する金具に腐食などの不具合が見つかったことがわかった。
高知市は、早急に改修を進めることにしている。
この事故は先月20日に、香川県多度津町の町立体育館の女子トイレで、洗面台で手を洗っていた41歳の女性が後ろから倒れてきたトイレの個室の間仕切りの壁に当たって腰の骨を折る大けがをしたもの。
事故があった壁は大理石などをセメントで固めた「人造大理石」製で、壁を固定する金具がちぎれていたという。
事故を受けて高知市は、市が管理する小中学校や高校、それに保育園など、あわせておよそ900の施設のすべてで、トイレの間仕切りの壁を緊急点検していた。
その結果、高知商業高校と春野文化ホールピアステージの2つの施設、あわせて13か所のトイレが事故が起きた壁と同じく重い材質で、壁を固定する金具が腐食していたり、内部にあって劣化が見えなかったりする不具合が見つかったという。
高知市によると、これらの13か所の壁がただちに倒壊する危険性はないという。
高知市財産政策課の高橋係長は、「同じような事故を起こさないためにも、早急に改修工事を進めたい」と話している。
出典
『トイレ壁 13か所で不具合』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190513/8010005055.html
(ブログ者コメント)
高知市以外の市町村でも横展開対応しているところがあると思うが、今のところ、そういった報道に接したことはない。
2019年5月13日17時32分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全国的にあおり運転などの危険な行動が問題となる中、車を運転中に生じる「怒り」の感情をコントロールする手法を学ぶ講座が、大月警察署で行われた。
これは、春の全国交通安全運動にあわせ、あおり運転などの危険な行動を引き起こさないため、車を運転中に生じる「怒り」をコントロールする手法を学んでもらおうと、大月警察署が県内の警察として初めて開き、企業の担当者などおよそ30人が参加した。
講座では、「日本アンガーマネジメント協会」の雨宮知帆子さんが講師を務め、はじめに、「怒り」は自然な感情で、なくすことはできないため、怒りをコントロールする手法を多くの人が知っておくことが大切だと話した。
そして、「怒りのピークは6秒しか持続しない」として、運転中にイライラしても、深呼吸などをして数字を数えたり、「ストップ」と何度も口にしたりすることで、多くの人が怒りをやり過ごすことができると説明していた。
参加者は、時折メモを取りながら、真剣な表情で話を聞いていた。
参加した女性は、「仕事で車に乗る機会が多いので、きょう教わった方法で自分の気持ちを落ちつけ、今後、運転していこうと思いました」と話していた。
(以下はインタビューによる音声情報)
怒りの感情のピークは、長くても6秒。
その6秒をいかにやり過ごすかというところで、怒りに対して反射的に攻撃することを防ぐことができる。
6秒の間にできることとして、一番簡単にできるのは深呼吸。
口を塞いで鼻からゆっくり吸って、口からゆっくり出す。
他に有効な手法はグラウディング(観察テクニック)。
怒りの原因とは関係ないものを目に入れることで、感情が紛れる。
たとえば、車の運転に支障がない範囲で、前の車のナンバーや車種に注目したり、看板や風景などを見るなど。
他に、家族やペットの写真も有効だ。
目につくところに貼っていれば、イラっとした時の気持ちを抑えることができる。
さらに、落ち着きを保つための合言葉を持つこと。
専門用語でコーピング・マントラという。
「大丈夫」「なんとななるさ」など、普段口にする言葉を声に出すだけで感情が落ち着くという。
記者の口癖「まあ、いいか」でもいい。
講師の合言葉は「想定外」。
怒りの感情は自然なことなので、無くすことはできない。
怒りが生じるメカニズムを知って、上手につきあうことが大事だ。
出典
『運転中の怒りコントロール法学ぶ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20190513/1040006402.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、警察官対象の同様な研修会が全国で初めて愛知県警で開かれたという情報も紹介している。
『2019年2月27日 愛知県警は「あおり運転」をするドライバーの心理や怒りの鎮め方を学ぶため、捜査員対象に「アンガーマネジメント研修」を開催した』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9413/
2019年5月13日20時45分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日昼過ぎ、金沢市内の倉庫で火事があった。
けが人はいなかった。
火事があったのは金沢市東長江町の倉庫で、13日午後0時半ごろ、消防に通報があった。
関係者によると、ごみを回収しに来た運搬車の中にあったスプレー缶が爆発し、中のごみから出火したため、外に出したところ、倉庫に燃え広がったという。
火はおよそ30分後に消し止められ、けが人はいなかった。
警察と消防が詳しい出火原因を調べている。
出典
『ごみの中のスプレー缶爆発 倉庫へ燃え移る』
http://www.news24.jp/nnn/news16332729.html
5月13日16時9分にYAHOOニュース(MROテレビ)からは、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後0時半ごろ、金沢市東長江町のゴミ集積所で、ごみを運んできた収集車の作業員から「ごみから火が出た」と消防に通報があった。
火は集積所の小屋を全焼し、およそ30分後に消し止められた。
警察によると、収集車からゴミを出して広げたところ、火が出たという。
火事のあった場所は夕日寺小学校近くの金腐川沿いで、住宅等、近くの建物は川を隔てたところにある。
出典
『金沢のゴミ集積所の小屋が全焼』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00010003-mrov-l1
5月13日18時59分にNHK石川からも、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日正午すぎ、金沢市東長江町で「ごみ収集車から倉庫に火が燃え移った」と消防に通報があった。
火は、およそ30分後に消し止められたが、この火事で、ごみ集積場として使われていた倉庫が全焼した。
けが人はいなかった。
警察によると、ごみ収集車の作業員が煙が出ているごみを車から取り出したところ、倉庫に火が燃え移ったということで、警察と消防が当時の状況を詳しく調べている。
出典
『ごみ集積場全焼 収集車から延焼』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20190513/3020001687.html
(ブログ者コメント)
以下はNHK映像の1コマ。
原っぱのような場所にポツンと建っている倉庫が全焼した。
2019年5月11日8時0分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、事故状況などのグラフ付きでネット配信されていた。
鳥のように空を飛ぶ爽快感が魅力のパラグライダーやハンググライダー。
中高年に人気のスカイスポーツだが、死亡事故も多発している。
昨年までの5年間に全国で少なくとも37人が亡くなり、9割(33人)を50代以上が占めた。
年齢が上がるにつれて死亡率が高まるというデータもあり、愛好家団体は中高年向けの啓発を強化する方針だ。
「まさかあの人が落ちるとは思わなかった。心の支えを失った感じだ」。
福岡県篠栗(ささぐり)町で6日、パラグライダーを楽しんでいて墜落死した福岡市の自営業、金子さん(71)の飛行仲間の60代男性はショックを隠せない。
金子さんはパラグライダー歴約30年のベテランで、県内の仲間たちの間でリーダー的存在だった。
金子さんは6日昼、地元の同好会メンバーら5人と篠栗町の米ノ山(594m)を訪れた。
福岡都市圏の市街地を眺めながら飛び降りる米ノ山は、パラグライダーなどの人気スポットだ。
当日は気象条件にも恵まれた。
警察や同行メンバーによると、金子さんは飛行ルートや気流を確認するため、山頂付近から最初に飛び立ち、通常の着陸地点から約400m離れた約2km先の農地に墜落した。
離陸後に飛行が困難になるような風が突然吹いた可能性があるという。
この10連休中、全国では他に大津市や熊本県天草市などでもパラグライダー事故があり、いずれも50~60代の計3人が足の骨を折るなどの重傷を負った。
国内最大の約8000人の会員を抱える「日本ハング・パラグライディング連盟」(東京都)がまとめた事故報告書によると、2014~18年に147人が、パラグライダーやモーターが付いたモーターパラグライダー、ハンググライダーを楽しんでいて墜落や樹木衝突などの事故に遭い、うち37人(パラグライダー20人、モーターパラグライダー13人、ハンググライダー4人)が死亡した。
年代別の死者数は、
10~20代 ゼロ
30代 2人
40代 1人
50代 10人
60代 17人
70代 6人
年齢不詳 1人
で、50代以上が圧倒的に多い。
連盟会員の平均年齢は55歳。
愛好家の年齢層自体が高いため、中高年の死者数が多いのは当然だが、問題は、事故が起きた時に亡くなる率だ。
年齢と共に高まる傾向があり、
30代 13%
40代 6%
50代 32%
60代 34%
70代 38%
だった。
連盟関係者によると、ベテランほど、高く遠くまで飛べる機体を使うようになるが、その分、操作の難易度が増し、壊れやすくなるリスクも高まる。
連盟は、会報誌による事故情報の共有や定期講習で、中高年の安全意識の向上に力を入れていくことにしている。
高齢者の認知機能に詳しい藤田佳男・千葉県立保健医療大准教授(作業療法学)は、事故データの詳細な分析が必要とした上で、「年齢を重ねるごとに判断時間が遅くなる傾向があり、突然風向きが変わった際などの行動が迅速にとれないことも考えられる。加齢の影響を十分啓発するのが望ましい」と指摘する。
【ことば 「パラグライダー」】
山の斜面から飛び立ち、滑空するスポーツ。
化学繊維でできた長方形の布の翼を左右に操り、飛ぶ方向をコントロールする。
高い運動能力を必要としないため、性別を問わず、幅広い年齢層に親しまれる。
パラグライダーも、三角形の翼が付いたハンググライダーも、飛行に必要な国家資格はないが、安全性を確保するため、日本ハング・パラグライディング連盟などが独自に実技や学科試験を課し、合格者にライセンスを発行している。
出典
『事故死の9割 50代以上 ベテラン加齢で判断遅れも パラグライダー』
https://mainichi.jp/articles/20190510/k00/00m/040/352000c
2019年5月10日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小・中学校の体育の授業で、特に重い事故が目立つのが跳び箱だ。
実は、技の順番によって深刻なけがにつながることがあると、国は注意を呼びかけている。
どんな順番が危険なのか。
「足も指も動かない。跳び箱でこんなことになるなんて」。
2017年5月、横浜市立中学校の体育の授業で、中学2年だった男子生徒(15)は5段の跳び箱を跳ぼうと強く踏み切り、バランスを失った。
手をついたが頭から落ちて首を損傷。
病院に搬送された。
頸椎の脱臼骨折で胸から下が自由に動かせなくなり、手術と1年以上の入院を経た今もリハビリに通う。
ロボットが作りたくて志望していた工業高校はあきらめ、今春、特別支援学校に進んだ。
車いすでの生活に合わせて家族は自宅を改装し、車を買い替えて介助を続ける。
生徒は、柔道部で階級を上げるため、1年で11kg余り体重を増やした。
事故前も跳び箱に失敗することがあり、「中学で跳び箱が苦手になった」と感じていた。
事故当日、教諭は開脚跳びと台上前転の2つの技に取り組むよう指示。
順番や段数は生徒に委ねた。
この生徒は最初に開脚跳び、次に台上前転、再び開脚跳びに挑んで事故に遭った。
文科省が15年に全国の学校に配った「器械運動指導の手引」は、台上前転の後で開脚跳びに取り組むと回転感覚が残って事故につながりやすいと指摘する。
横浜市教育委員会は18年6月、有識者による調査報告書を公表。
手引と違う手順で行われたことを認める一方で、本人がはっきり次の技を意識していたとして、「必ずしも技の順番の問題とは言えない」と結論づけた。
市教委の担当者は取材に、「学校管理下で起きた事故の大きさをしっかり受け止めている。報告書の内容を踏まえ、再発防止に取り組んでいる」と述べた。
報告書の提言に基づき、開脚跳びに先に取り組むよう各校に通知したという。
生徒の母(40)は、「息子は生死ぎりぎりだった。もっと安全性を確立してから指導してほしい」。
生徒は、「もう誰もこんな目にあわせたくない。事故を多くの人に知ってもらい、先生にも注意してほしい」と話す。
【跳び箱事故、体育の種目別で最多】
文科省の手引の作成に携わった松本格之祐・桐蔭横浜大教授によると、台上前転の後に開脚跳びをすると、回転感覚が残って体が回ろうとして腰が高くなり、頭から落ちやすい。
また、苦手な生徒は跳べない不安から助走や踏み切りの勢いを付けすぎることがあるという。
「自治体や学校が行う教員向け講習会は各地で開かれているが、技の習得法に内容が偏りがち。より安全に配慮した指導法を伝えるべきだ」と話す。
学校事故に関する日本スポーツ振興センター(JSC)の災害共済給付データを産業技術総合研究所が分析すると、跳び箱事故は14~16年度に小学校で年間1万5000件起き、体育の種目で最も多い。
5万円以上が給付された特に重い事故は、小学校と同様に中学校でも跳び箱が最多だった。
分析では、年齢に応じてけがの部位が変わっていた。
手や指の骨折は小学校で約19%、中学約11%、高校約7%と下がる一方で、足関節のねんざは小学校約5%、中学約10%、高校約20%と上がっていた。
事故を減らそうと、産総研などは東京都豊島区の小学2~6年の約140人を撮影し分析。
低学年は腕力が弱くて体の重心を上げられない、身長が低くて跳び箱の奥に手が届かない、などの傾向があった。
対策として、両足で十分に踏み切る練習が大切で、高学年は突き指などが多いことから、両手を広げて跳び箱につくよう意識することが重要という。
練習法を動画で解説するアプリも開発中で、完成すれば小学校に使用を呼びかける予定だ。
【中学体育、柔道の事故は年4000件近く】
中学の体育の授業で12年度から武道が必修化された際、事故の多さが問題になった柔道。
安全対策が進んで事故は減少傾向にあるが、取り組みは続く。
北関東の中学校の武道場で昨年2月、1年の女子28人がチームに分かれ、ひざをついて組み合い、最終的にけさ固めをかける試合形式の授業を受けた。
いずれも初心者で、5回目の授業だった。
女子生徒(14)は背が高く、チームの勝敗がかかる一戦に臨んだ。
相手は自分の体重より7kg重い。
倒されかけると仲間の声援が飛ぶ。
踏ん張りきれず、体をねじりながら左肩から畳に落ちた。
「ポキッ」という音が聞こえた。
左側の鎖骨が折れるなど半年のけがを負い、2カ月はベルトで固定。
3歳から続けるバレエができず、コンクールも断念した。
けがは治ったものの、左肩の骨が盛り上がった。
治すには手術が必要で、傷痕が残る。
母親は、「バレエの衣装は鎖骨が見える。どうしたらよいのか」と悩む。
校長は取材に、
▽意欲を高めるための試合が事故の引き金となった
▽1人だった体育教員は、事故の瞬間は別の対戦を見ていて目が行き届かなかった
▽体重や運動能力の差を考慮しなかった
などが原因と説明。
「二度と同じ事故が起きないようにしたい」と話す。
武道を剣道に代えるには、防具や竹刀の費用が30人分で300万円かかるため断念。
18年度は試合を禁じ、教員2人態勢で受け身の大切さなどを説いたという。
スポーツ庁によると、18年度の中学1、2年の武道の種目(複数回答)は
柔道 61.5%
剣道 35.7%
相撲 3.6%
空手道 2.7%
など。
産総研の分析では、中学の授業の柔道事故は年間4000件近く起き、武道の種目でまだ突出して多い。
【体育の授業で特に重い事故が多い種目】
□小学校 種目 件数
1 跳び箱 88
2 鉄棒 39
3 走り高跳び 27
□中学校 種目 件数
1 跳び箱 97
2 サッカー・フットサル 65
3 バスケットボール 59
□高校 種目 件数
1 サッカー・フットサル 103
2 バスケットボール 94
3 柔道 40
※JSCの2014~16年度のデータをもとに、給付額5万円以上を産総研が集計。件数は年間平均
出典
『跳び箱、頭から落ち車いす生活 手引きと違った技の順番』
https://www.asahi.com/articles/ASM4V6475M4VUUPI004.html
2019年5月10日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもが絡む交通事故を根絶するために、歩行者やドライバーらはルールを守るほかに何ができるのか。
事故対策を研究する秋田大大学院理工学研究科の水戸部一孝教授(人間情報工学)に聞いた。
【子どもは空間認識困難】
水戸部教授によると、小学校低学年くらいまでの子どもは、奥行きのある空間を認識する機能が発達しきっていない。
そのため、物陰から車が飛び出してくる危険性を子ども自身が想定するのは困難。
道路横断中、走行する車がどの程度の時間で至近に迫るかの予測も難しく、危険な横断をしてしまう恐れがあるという。
対策は、「高学年の上級生や保護者が付き添って登下校するしかない」と指摘。
付き添う側も、横断歩道を渡っているから安心と思い込みがちだとした上で、「歩道や横断歩道も車が通る公道である以上、決して安全ではない。ドライバーに配慮を期待する考えは、自分の命を他人に預けるようなもの。周囲に目を配り、自分の身は自分で守る意識が必要」
【時速50kmで致死率80%】
ドライバーは、通学路周辺や子どもが多い道路で速度を抑制することが求められる。
車と歩行者の事故について、歩行者の致死率は時速30kmまでほとんど高まらないが、それ以上になると一気に上昇し、50kmで約80%に達するという。
「速度を落とせば、幅広いエリアに注意を配れるので、事故予防にもつながる」
生活道路での交通事故を減らすため、県内では最高速度を30kmに制限する「ゾーン30」の整備区域が増えている。
【家族が認知機能を確認】
高齢ドライバーが運転操作を誤って事故を起こすケースも後を絶たない。
75歳以上は運転免許更新時に認知機能検査が義務付けられるが、3年に1度。
「高齢者の認知機能は、その日の体調や服薬などに影響されやすい。年1回でも足りないくらい」
ただ、日常的に検査を受けるのは現実的でない上、機能低下を自覚するのは難しい。
有効なのが、家族ら周囲によるチェックだ。
「交通違反で取り締まりを受けたり、車をこすったりぶつけたりしたら、認知機能の低下を疑ってほしい」。
また、高齢者ほど運転に自信を持ちがちで、日頃から謙虚な姿勢で運転することが大事という。
出典
『子供の事故どう防ぐ、謙虚な運転を 水戸部・秋大教授に聞く』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190510AK0009/
2019年5月11日付で上毛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時50分ごろ、南牧村大仁田の烏帽子岳登山口駐車場付近の村道で、停車中のマイクロバスが動きだし、道を外れて斜面に転落した。
車内にいた茨城県取手市の登山グループの50~80代の14人が救急搬送され、このうち女性3人が重傷、男女11人が軽傷を負った。
警察は、業務上過失傷害の疑いで、バスを運転していた茨城県守谷市立沢、自営業、E容疑者(66)を現行犯逮捕し、事故原因を調べている。
逮捕容疑は、同日午後2時50分ごろ、運転手としてバスが動かないように安全に停止させる義務を怠り、乗客にけがをさせた疑い。
容疑を認め、「サイドブレーキはかけたと思うが、甘かったかもしれない」などと供述しているという。
バスはエンジンをかけたまま停車していたが、E容疑者が車外に出ていた際に前方向に動き出し、村道を50mほど進んだ後、ガードレールのない部分から転落。
落差約20mの斜面で木々の間に突っ込んだ状態で止まった。
当時、車内には15人が乗っており、E容疑者のほかに3人が車外にいた。
警察は、バスのギアがニュートラルに入っていたとみて詳しく捜査する。
乗っていたのは、茨城県取手市の「取手山の会」のメンバー18人。
この日、南牧村の烏帽子岳を登山した後、同県内に戻るところだった。
E容疑者は同会から依頼を受けて、自ら所有するレンタカーのマイクロバスを運転していた。
バスが動きだした際は、車外で荷物を積み込んでいたという。
通報を受けて、県のDMATやドクターヘリなども出動。
重傷者を前橋日赤や長野県佐久市の病院に搬送したほか、軽傷者は公立富岡総合病院で治療を受けた。
現場は大仁田ダムの東約350mで、村道は険しい坂道となっている。
転落の衝撃で車内の通路に投げ出されたという男性(68)は、「止まっていたバスに乗客が乗り込んでいる最中に急に動きだした。キャーという叫び声が聞こえた」と、車内の混乱ぶりを振り返った。
別の男性(81)は、「シートベルトを締めた直後に動きだした。発車したのかと思った」と話した。
出典
『南牧村でバス転落 茨城の登山グループ14人が重軽傷』
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/130553
5月10日22時28分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バスのギアはニュートラルの状態だった。
出典
『バス斜面滑落、ギアをニュートラルで運転手放置』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190510-OYT1T50295/
5月11日6時55分にNHK群馬からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の調べで、バスは停車した際もエンジンがかかったままの状態だったとみられることがわかった。
出典
『バス エンジンかけたまま停車か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20190511/1060004453.html
5月13日付で上毛新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バスが停車していた際、車輪が動きだすのを防ぐ「タイヤストッパー」を置いていなかったことが12日、捜査関係者への取材で分かった。
出典
『停車時にタイヤ止めなし バス運転手を送検 南牧の12人重軽傷』
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/130871
(2019年5月31日 修正1 ;追記)
2019年5月30日13時47分にNHK茨城から、運転手が白バス容疑で再逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の警察の捜査で、マイクロバスは事業用ではない、いわゆる「白ナンバー」だったのに、E容疑者が登山客から運賃を受け取るなど無許可で運送事業を行っていたことがわかり、警察は30日、道路運送法違反の疑いで再逮捕した。
調べに対し、容疑を認めたうえで、「去年7月ごろから運賃をもらって運行していた」などと供述しているということで、警察が違法な営業の実態をさらに調べている。
出典
『転落バス運転手 無許可で運送か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20190530/1070006337.html
(2019年10月19日 修正2 ;追記)
2019年10月17日付で上毛新聞から、運転手に執行猶予付きの有罪判決が下ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県南牧村大仁田で乗客13人が重軽傷を負ったバス事故で、道路運送法違反(白バス営業)と業務上過失傷害の罪に問われた茨城県守谷市、自動車修理販売業の男(66)の判決公判が16日、前橋地裁であった。
国井裁判長は「不十分な安全管理で旅客運送の安全を軽視した上、車の改造費目的の動機は極めて身勝手」などとして、懲役2年、罰金50万円、執行猶予4年(求刑懲役2年、罰金50万円)を言い渡した。
判決では、坂道でバスを止める際、確実に停止させる基本的な注意義務を怠ったと指摘。
前進したバスが樹木に衝突して止まらなければ、多数の人の命や身体の安全を害する危険性があり、「被害者らの受けた恐怖は相当なものだった」とした。
一方、けがをした13人のうち、11人と示談が成立しているなどとして、執行を猶予するとした。
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/167162
2019年5月11日7時20分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月10日午後0時50分ごろ、福井県勝山市遅羽町比島のO特殊合金勝山工場内で爆発があり、金属を細かくする作業をしていた同市、同社社員男性(58)が上半身やけどなどの重傷を負った。
同社社員の30代男性は軽傷のもよう。
警察によると、2人は金属片粉砕エリアで、もう1人と作業していた。
警察が工場関係者から詳しい作業手順について話を聞くなど、原因を調べている。
現場は、えちぜん鉄道勝山永平寺線の勝山駅近く。
建物に大きな損傷はなく、周辺環境や近隣住民への影響もなかった。
同社勝山工場では2010年2月、粉じん爆発で金属ちりを集める機械を焼き、男性が軽いやけどを負った。
16年8月には火事があり、天井や機械などを焼いた。
同社は鋳鉄用添加剤を主力とする合金メーカーで、大阪市に本社がある。
勝山工場は1971年、勝山電化工業所を買収し操業開始した。
出典
『勝山の工場爆発、社員2人が重軽傷 周辺環境や近隣住民に影響なし』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/851277
5月10日19時40分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当時、2人はもう1人の従業員と共に、屋内で金属を細かくする作業をしていた。
出典
『福井の工場で爆発、男性2人けが 金属を細かくする作業中』
https://this.kiji.is/499474049342391393?c=39546741839462401
(2022年5月17日 修正1 ;追記)
2022年5月16日18時42分にYAHOOニュース(福井テレビ)からは、粉じん爆発の危険性を認識していながら安全対策をとっていなかったとして工場長らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3年前、福井県勝山市にある金属加工工場で爆発が起き2人が死傷した事故で、勝山警察署などは16日、業務上過失致死の疑いで工場長ら3人を福井地方検察庁に書類送検した。
書類送検されたのは、勝山市遅羽町にあるO特殊合金勝山工場の工場長や当時の製造課長代理ら30代~50代の男性社員3人。
警察によると2019年5月、金属片を粉砕する作業の工程で爆発が起き、当時58歳の男性従業員が死亡。30代の男性従業員も軽いやけどを負った。
警察によると、事故が起きた際、工場では特殊な合金を粉砕する作業が行われていた。
工場長ら3人は、粉じんが空気などと反応して爆発する危険性を認識しながら、粉じんの発生を抑えるなどの適切な安全管理対策を取らず、死亡した従業員らに作業を行わせていた疑いが持たれている。
O特殊合金本社の広報担当者は、「詳細が入っておらすコメントは差し控える」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/19a8161cfa99da7be283c78d7c5651703b6717e6
5月16日16時39分にYAHOOニュース(福井放送)からは、重傷者は1ケ月後に死亡した、作業手順を改めるなどの対策を十分にとっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
事故は2019年5月、同市遅羽町の「O特殊合金」の勝山工場で発生。
材料の金属を砕く作業中、飛び散った粉じんに引火して爆発したもので、作業に当たっていた同市荒土町新保の堂前さん(58)が気道などにやけどを負って、およそ1カ月後に敗血症性ショックによる多臓器不全のため死亡した。
工事長ら3人はそれぞれ安全管理を担当していたが、作業手順を改めるなど、粉じんの爆発を防ぐための対策を十分に取っていなかったほか、従業員への注意喚起を怠っていた疑い。 3人はいずれも容疑を認めているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23d742370ca9360b2582322e26c00471880a1272
2019年5月10日18時46分にテレビ和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今日午前9時半頃、御坊市の御坊警察署の3階大会議室で実施していた銃砲所持者の検査中に、御坊市薗の70歳の男性会社員が狩猟用で所持している散弾銃が暴発した。
散弾銃は口径18mm、全長105.6cmで、男性がケースから取り出し、受検準備をしていた際に暴発した。
散弾銃には実弾が入っていて、弾は床に当たったあと跳ね返るなどして、机の脚や会議室の壁に穴が空いた。
会議室には、検査を受けるため、10数人の銃砲所持者と3人の警察官がいたが、けが人はいなかった。
警察が事情を聞いたところ、男性は散弾銃に実弾が装填されていることに気付かず引き金を引いたと説明しているということで、警察が更に詳しく調べている。
出典
『御坊警察署で散弾銃暴発』
http://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=53384
5月10日18時3分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時半ごろ、御坊警察署3階にある会議室で、猟銃を所有する人たちを集めて銃の状況を確認する検査を行っていたところ、70歳の会社員の男性が、自分の散弾銃に実弾が入っていることに気づかずに引き金を引き、弾が発射された。
弾は床に当たったあと机の脚に当たり、最後に壁に当たって止まった。
会議室には、検査を受けに来た人と警察官の約10人がいたが、けが人はいなかった。
発射された弾は、スラッグ弾と呼ばれる直径18mmの殺傷能力の高いもので、男性が散弾銃に入っている模擬弾を取り出したあと、引き金を引いたところ発射されたという。
銃刀法では、狩猟に使うとき以外は実弾を抜いておくことを定めているが、男性の散弾銃には実弾2発が入ったままだったということで、警察は、銃の管理状況についてくわしく調べている。
御坊警察署警務課の村上課長は、「銃の取り扱いを誤ると大きな事故になりかねない。法令の順守を徹底し、取り扱いには十分注意してほしい」と話していた。
出典
『御坊警察署で猟銃検査中に弾発射』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20190510/2040002707.html
(2019年10月23日 修正1 ;追記)
2019年10月21日18時48分にNHK和歌山から、法律に違反し弾を込めたまま銃を保管していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ことし5月、御坊警察署で、猟銃の検査を受けていた男性が実弾が入ったままであることに気づかずに引き金を引き、弾を発射させた事故で、警察は銃の管理に問題があったとして、男性を21日までに銃刀法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、御坊市の会社員の70歳の男性です。
この事故はことし5月、御坊警察署の会議室で猟銃を所有する人たちを集めて銃の状況を確認する検査を行っていたところ、この男性が自分の散弾銃に実弾が入っていることに気づかずに引き金を引き、弾が発射されたものです。
会議室には当時、検査を受けに来た人と警察官のおよそ10人がいましたが、けが人はいませんでした。
散弾銃は必要なときにだけ弾を込め、それ以外は弾を抜いておくことが法律で定められていますが、警察の調べによりますと男性の銃には実弾2発が入ったままだったということです。
警察の調べに対し男性は「銃に弾を込めたまま保管していた」と話していたということです。
このため警察は銃の管理に問題があったとして、21日までに男性を銃刀法違反の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20191021/2040003986.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の2コマ。
室内で発砲された様子が生々しく伝わってくる。
(2019年11月10日 修正2 ;追記)
2019年11月8日14時48分にNHK和歌山から、罰金10万円の支払い命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
散弾銃は必要なときにだけ弾を込め、それ以外は弾を抜いておくことが法律で定められていますが、警察の調べによりますと、男性の銃には実弾2発が入ったままだったということです。
御坊区検察庁は、銃刀法違反の罪にあたるとして男性を先月31日に略式起訴し、御坊簡易裁判所は6日、罰金10万円の略式命令を出しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20191108/2040004099.html
2019年5月10日21時4分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県彦根市は10日、市清掃センター(同市野瀬町)にごみを捨てに来た市内の男性(76)が、ごみ焼却場に車ごと転落し、首などに軽傷を負ったと発表した。
職員が車を誘導する際、マニュアルを守らなかったためとしている。
市によると、同日午前9時半ごろ、刈草を捨てに来た男性の車が焼却場の扉(幅3m、高さ5m)に向け後進した際、誤って5m下の焼却場に転落した。
市のマニュアルでは、転落を防ぐよう扉を全開にしないよう義務付けているが、職員は怠っていたという。
同センターは「マニュアルの内容を職員に徹底させる」としている。
出典
『焼却場に車ごと転落、ごみ捨ての男性けが 職員が誘導ミス』
https://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20190510000198
5月10日20時21分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時25分ごろ、滋賀県彦根市野瀬町の市清掃センターのごみ焼却場で、刈り草を持ち込んだ市内の男性(76)が運転する軽トラックが、投入口から約4.8m下のごみピットに転落した。
男性は頭や首に全治1週間のけがをした。
市によると、ピットは幅約19m、奥行き約6m、深さ約5mで、ごみが20cmほどたまっていた。
男性は刈り草を投入しようと軽トラックを後退させる際に速度を出し過ぎ、高さ約20cmの車止めを乗り越えて転落した。
投入口の前には車両の停止位置ラインがあるが、手前にごみが散乱しないよう、市職員が投入口近くまで後退するよう誘導していた。
投入口には両開きの扉があり、投入時は全開にしないようセンターの業務細則で定められているが、当時は全開になっていた。
同センターへの市民による持ち込みは昨年度、1日平均で285台に上る。
鹿谷・市市民環境部長は、「扉を全て開けて作業しても事故がなかったので、安全と思っていた。細則通りの運用ができていなかった」と説明した。
出典
『ごみ焼却場ピットに 軽トラックが転落 彦根』
https://mainichi.jp/articles/20190510/k00/00m/040/275000c


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。