







2020年5月28日17時22分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前9時前、観音寺市大野原町のコンクリートのブロックなどの製造を手がける「K社」の工場の敷地内で、フォークリフトを使ってコンクリート板をトラックの荷台に積んでいたところ、荷台から板が1枚落下しました。
この事故で、このトラックで工場を訪れていた徳島県阿波市の会社員、森江さん(男性、71歳)が板の下敷きになりました。
森江さんは、頭などを強く打ち、およそ2時間半後に死亡が確認されました。
落下したコンクリート板は、重さが755キログラムで、事故当時は2枚ずつトラックの荷台に積んでいたということで、何らかの原因で1枚が落下したということです。
警察は事故の原因やいきさつ、それに落下防止の対策がとられていたかなどについて詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20200528/8030006917.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の2コマ。
(2020年10月23日 修正1 ;追記)
2020年10月21日18時18分にNHK香川からは、荷物の種類や形に応じた作業計画が定められていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし5月、観音寺市にあるコンクリート製品の工場の敷地で、トラックの荷台から落下したコンクリート製品の下敷きになって運送業者の作業員が死亡した事故をめぐり、労働基準監督署は21日、作業をするうえで必要な計画が定められていなかったとして、この会社と現場責任者の書類を検察に送りました。
観音寺市大野原町にあるコンクリート製品のメーカー、「K社」の工場の敷地では、ことし5月、社員がフォークリフトを使って製品をトラックに積み込んでいた際に重さがおよそ700キロあるコンクリートの板が落下し、近くにいた71歳の運送業者の男性作業員が下敷きになって死亡しました。
フォークリフトを使う際は安全に作業ができるよう、あらかじめ荷物の種類や形に応じた作業計画を定めることが会社に義務づけられていますが、観音寺労働基準監督署が調べたところ、この会社ではコンクリートの板に応じた適切な計画を定めていなかったということです。
このため、労働基準監督署は法人としての「K社」と、現場責任者だった57歳の男性工場長の書類を労働安全衛生法違反の疑いで21日、高松地方検察庁に送りました。
「K社」はNHKの取材に対し、「取材には応じられない」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20201021/8030008284.html
2020年4月24日16時55分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後2時半ごろ、東京・港区麻布十番のマンションの建設現場から、鉄パイプなどの工事用の資材が落下し、歩道を歩いていた60代の夫婦に当たりました。
夫婦はいずれも肩にけがをしているということで、病院で手当てを受けています。
現場は麻布十番の商店街の一角で、鉄パイプのほか、工事用の資材が入っているとみられる袋が歩道に落ちているのが確認できました。
警視庁は当時の状況を確認するとともに、工事の担当者から話を聞くなどして、安全管理に問題がなかったか、調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200424/1000047959.html
4月24日19時30分に東京新聞からは、クレーンで吊り下ろしていた袋のヒモが切れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後2時20分ごろ、東京都港区麻布十番2丁目のマンション新築工事現場から鉄パイプなどが歩道に落下し、歩いていた60代の夫婦に当たった。
2人はけがをして病院に搬送されたが、命に別条はないという。
警視庁麻布署が業務上過失傷害容疑を視野に、落下した原因を調べる。
署によると、鉄パイプなどの工事資材が入った資材袋を、クレーンでつって下ろしている際、ひもが切れて20メートルぐらいの高さから落下した。
夫は右肩、妻は左肩を負傷した。
現場は東京メトロ麻布十番駅近くの、商店やマンションが並ぶ一角。
(共同)
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020042401002341.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
袋を下ろしていたらしいクレーンも映されていた。
(2021年2月21日 修正1 ;追記)
2021年2月18日19時19分にNHK首都圏からは、クレーン操作者は責任者に報告せずに作業を進め、責任者も勝手に行われている作業に気付いたが止めさせなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、東京・港区のマンションの建設現場から鉄パイプなどが落下し、歩道を歩いていた夫婦がけがをした事故で、警視庁は安全管理が不十分だったとして現場の責任者など2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、東京・港区麻布十番のマンションの建設現場で、足場を組み立てる作業を担当していた56歳の責任者と、クレーンを操作していた41歳の作業員です。
警視庁によりますと去年4月、クレーンを使って工事用の資材を運ぶ際、安全対策を十分に行わなかったため鉄パイプなどが落下し、歩道を歩いていた60代の夫婦にけがをさせたとして、業務上過失傷害の疑いがもたれています。
これまでの調べで、クレーンを操作していた41歳の作業員は責任者に報告せずに作業を進め、さらに、通行人の安全を確保するための警備員をきちんと配置していなかったということです。
また、56歳の責任者は、作業が勝手に行われているのに気付いたのに、すぐに中止させなかったということです。
警視庁は、書類送検の際に起訴を求める「厳重処分」の意見をつけました。
警視庁によりますと、事情聴取に対して、作業員は容疑を認め、責任者は否認しているということです。
工事現場で鉄パイプなどが落下して通行人にあたる事故は、全国で相次いでいます。
おととしには、和歌山市のビルで足場の解体作業中に重さ5キロの鉄パイプが落下し、近くを歩いていた26歳の男性にあたって亡くなりました。
また2016年には東京・六本木のマンションの工事現場で、足場の解体作業中に鉄パイプが落下し、77歳の男性にあたって亡くなりました。
国は、物の落下を防ぐためのネットなどを設置することや、物が落下する危険がある場所に立ち入らないよう立入禁止区域を設けることなどを、義務づけています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210218/1000060531.html
2月18日19時31分に産経新聞からは、バッグの縫い目が破断していた、警備員が配置に就く前に作業を開始していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
書類送検容疑は昨年4月24日午後2時20分ごろ、港区麻布十番の工事現場で、鉄パイプや踏み板を入れた作業用バッグを8階部分からクレーンで下ろす際、約20メートル下の歩道に落下させ、接触した68歳と69歳の夫婦の肩などを骨折させたとしている。
署が調べた結果、バッグの縫い目部分が破断していたことが判明。
クレーン作業員は、歩道上で注意を払う警備員が配置に就く前に作業を開始。
責任者も中止させなかったとみられる。
https://www.sankei.com/affairs/news/210218/afr2102180032-n1.html
2020年4月2日23時23分に熊本日日新聞から、下記趣旨の記事が地図付きでネット配信されていた。
2日午前9時40分ごろ、熊本県宇土市城塚町の道路建設工事現場で、組み立て式の大型クレーンのアーム(長さ約12メートル、重さ約3トン)が車両から落下し、作業中の男性3人が下敷きになった。
3人は救急搬送されたが、合志市の会社員出口さん(男性、35歳)が死亡、熊本市の男性会社員(57)が骨折とみられる重傷、玉東町の男性会社員(24)が軽傷を負った。
宇城署と宇城広域連合消防本部によると、橋りょう工事用の大型クレーンを組み立てるため、アーム部分を別のクレーンでつり上げる準備作業中、3人がトレーラーの荷台でアームにワイヤーを取り付けようとした際、アームが突然落下したという。
署は、業務上過失致死傷の疑いで事故の原因を調べている。
現場は国土交通省が整備している地域高規格道路・宇土道路(約6・7キロ)の工事で、城塚インターチェンジ(仮称)の近く。
https://this.kiji.is/618352077578880097?c=39546741839462401
4月2日17時15分にNHK長崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20代と50代の男性作業員2人は、けがをしているものの意識があり、会話も出来る状態だということです。
警察によりますと、3人は当時、クレーンを運んできたトレーラーから、長さおよそ12メートル、重さがおよそ2トンのクレーンのアームを、別のクレーンを使って降ろすためにワイヤかける作業をしていて、何らかの原因で、トレーラーからアームごと落下したということです。
現場は、国道の熊本・天草幹線道路の工事で、JR三角線をまたぐ橋の土台を建設していたということで、警察は、工事関係者から話を聞くなどして事故の原因などを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20200402/5000007879.html
4月2日18時38分に毎日新聞からも、同趣旨の記事が航空写真付きでネット配信されていた。
県警宇城署などによると、3人は、国道57号とJR三角線をまたぐ自動車専用道路の橋台を建設するためにクレーンの組み立て作業をしていた。
クレーンの一部を荷台から降ろそうとした際に落下したとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20200402/k00/00m/040/171000c
(ブログ者コメント)
以下は、毎日新聞動画の1コマ。
画面左上がアームを載せてきたトレーラーの模様。
ただ、事故当時の現場とは位置関係が違っているかもしれない。
(2020年9月4日 修正1 ;追記)
2020年9月3日18時37分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、作業に立ち会っていなかった担当職長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年4月宇土市の工事現場で作業員3人が大型クレーンのアームの下敷きとなり1人が死亡した事故で、熊本労働局は会社と職長を書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、熊本市北区のK開発とその職長の47歳の男性です。
熊本労働基準監督署によりますと、クレーンアームの荷卸し作業は危険を伴う作業のため、作業手順など指揮をする人物が必要ですが、その担当の職長が立ち会っていなかったことから、今回の判断に至ったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c97dc61d80f18671d723af03509a02cc5e5d8e9c
2020年3月12日17時55分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前0時50分ごろ、兵庫県豊岡市城崎町上山のJR山陰線城崎温泉-玄武洞間で、枕木の交換作業をしていた重機がバランスを崩し、運搬中の枕木16本(約500キロ)が線路の約2メートル下をくぐる道路に落下した。
道路に歩行者や車の通行はなかった。
JR西日本福知山支社によると、重機を操作していた下請け業者の男性作業員が病院に搬送され、むち打ちの軽症。
終電後のため、ダイヤへの影響はなかった。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202003/0013187869.shtml
2020年3月4日19時45分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前9時すぎ、桑名市志知の新名神高速道路の下り線ののり面で、重機に取り付けられていた約1トンの重さのドリルが外れ、近くで作業をしていた静岡市駿河区の建設業・森さん(男性、27歳)がドリルの下敷きになりました。
森さんは病院に運ばれましたが、全身を強く打っていて、約1時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと、現場では当時、5日から始まる予定ののり面の補強工事に向けた準備作業が行われていたということです。
警察は、重機からドリルが外れた原因や事故の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20200304/3070002999.html
2017年12月28日に掲載した第2報がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正5として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7901/
(2020年3月4日 修正5 ;追記)
2020年3月3日17時57分に朝日新聞からは、元受け会社の部長にも有罪判決がおりたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死罪で在宅起訴された現場監督の元請け会社部長・田代被告(55)の判決が3日、東京地裁であった。
西野吾一裁判長は「危険を予見できた」と述べ、禁錮1年4カ月執行猶予4年(求刑禁錮1年6カ月)を言い渡した。
田代部長は無罪を主張していた。
判決は、作業員が資材を地上に下ろす際、筋交いに資材をぶつけた衝撃で鉄パイプが外れ、落下物を受け止める防護板が撤去された部分をすり抜けたと指摘。
田代部長は外壁工事の経験が豊富で事故を予想できたとしたうえで、作業員が鉄パイプの固定を怠っていたのに点検させず、警備員に通行止めを指示しなかった過失があると認定した。
この事故では、作業責任者だった下請け会社の男性も在宅起訴され、禁錮1年6カ月執行猶予4年の有罪判決が確定している。
https://www.asahi.com/articles/ASN335TPHN33UTIL043.html
3月3日15時56分に産経新聞からは、執行猶予がついた理由に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
田代被告の弁護側は「事故は予見不可能だった」として無罪を主張したが、西野裁判長は「部材などが落下する可能性があることは予見できた」と認定。
「甚だしく危険な解体作業が行われている状況を放置した過失の程度は相当に大きい」としながらも、「非難の全てを被告に負わせるのは酷だ」などとして、実刑は相当ではないと判断した。
https://www.sankei.com/affairs/news/200303/afr2003030025-n1.html
3月3日23時59分にテレビ朝日からは、工期遅れなどは理由にならないと指摘されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日の判決で東京地裁は「被告は部材等が落下し、歩行者が死傷する危険について予見可能であった」、「工期の遅れや工事費用の増加は危害防止措置を講じない理由にはならない」と指摘しました。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000177919.html
2020年2月29日11時4分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前7時半ごろ、埼玉県深谷市本田の路上で、久喜市吉羽5丁目、アルバイト菊原さん(男性、24歳)が、重機の誘導作業中に落下してきた鉄板が頭に当たり、搬送先の病院で死亡が確認された。
寄居署によると、菊原さんは鉄板をつり下げたショベルカーの誘導をしていた。
地上2.5メートルから落下した鉄板は縦3.1メートル、横1.5メートル、厚さ2センチ、重さ500キロ。
ショベルカーは2枚の鉄板を運んでおり、バケットとアームの部分に挟んでいた鉄板が落ちたという。
同署で事故原因を調べている。
https://this.kiji.is/606296187391312993?c=39546741839462401
2020年2月5日18時59分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前11時ごろ、兵庫県尼崎市西高洲町の建築会社「K工業」の工場で、鉄製の貯水用タンクの溶接作業をしていた同社社員の男性(62)=西宮市=にタンクが直撃した。
男性は後頭部を強く打ち、約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。
尼崎南署によると、男性は数人の作業員と共に高さ約2メートル、幅約3メートル、奥行き約18メートルで重さ約10トンのタンクの溶接作業をしていた。
溶接箇所を変えようとタンクをワイヤでつり上げた際にバランスが崩れ、誤って男性の後頭部に当たったという。
同署は業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故の原因を調べる。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202002/0013092193.shtml
(2020年6月19日 修正1 ;追記)
2020年6月18日16時45分に神戸新聞からは、最大重量を超えたタンクを吊り上げていたとして書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年2月、兵庫県尼崎市西高洲町のタンク製造会社の工場内で、クレーンでつり上げたタンクがバランスを崩して男性従業員=当時(62)=が死亡した事故で、尼崎労働基準監督署は18日、労働安全衛生法違反容疑で同社と男性社長(43)を書類送検した。
送検容疑は最大重量を超えた荷物をクレーンでつり上げるなどした疑い。
同労基署によると男性社長は容疑を認めているという。
事故は、亡くなった男性を含む3人がタンクの溶接作業中、向きを変えようとクレーンでつり上げると、バランスを崩して揺れ、男性に激突したという。
使ったクレーンは2基で、つり上げられる最大重量は2トンと5トン。
タンクは重さは約10トン(縦2・8メートル、横12メートル、高さ2メートル)だったという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202006/0013434203.shtml
2020年1月19日8時40分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後11時15分ごろ、兵庫県加古川市金沢町の神戸製鋼所加古川製鉄所の工場内で、クレーンでつり上げていた重さ約百数十キロの鉄板(長さ約2・6メートル、幅約1メートル、厚さ10センチ)が落下し、作業員の男性に当たった。
男性は上半身を強く打ち、同市内の病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。
県警加古川署によると、男性は孫請けに当たる福岡県の建設会社社員で、50代とみられる。
現場は製鉄ラインの新設工事中で、足場を組むために鉄板を持ち上げる途中、高さ約22・5メートルから落下したという。
当時は男性を含む4人で作業。
うち1人が建屋上部でクレーンを操作し、ほかの2人は逃げて無事だった。
鉄板は1度地上で弾んで男性に当たったとみられる。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202001/0013045959.shtml
2020年1月16日19時35分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が現場屋上の写真付きでネット配信されていた。
16日午後3時40分ごろ、大阪市住之江区北加賀屋2丁目の市立加賀屋小学校で、シンナー系の工事用塗料が児童にかかったと学校側から119番通報があった。
市消防局によると、男子児童8人と女性教諭1人が体調不良を訴えるなどし、救急搬送された。
住之江署などによると、3階建て校舎の外壁の改修工事中、施工業者が塗料を屋上に引き上げようとしたところ、誤って一斗缶(18リットル)を約8メートル下に落とした。
入っていた塗料が飛び散り、周辺にいた児童や教諭にかかり、目に入ったと訴える児童もいたという。
https://www.asahi.com/articles/ASN1J6G44N1JPTIL024.html
1月16日19時36分に日本経済新聞からは、落下した塗料はプライマーだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一斗缶はウインチで屋上に引き上げられる際に中庭に落下した。
体にかかった塗料は小学校の職員が洗い流すなどした。
落下したのはプライマーと呼ばれる塗料の一種で、約18リットル入っていたとみられる。
プライマーに触れると、皮膚炎や気分不良などの症状が出る可能性がある。
大阪市は「原因究明と再発防止に取り組む」とのコメントを出した。
現場では、シンナーのような臭いが漂う中、計十数台の消防車や救急車が集まり、職員らが対応に追われた。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54478170W0A110C2000000/
1月16日18時33分にNHK関西からは、3人の目に入ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によりますと、児童のうち3人には塗料が目に入りました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200116/2000024269.html
1月16日19時52分に毎日新聞からは、児童らは痛がっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、小学校では校舎の外壁改修や屋上の防水工事が行われており、業者が塗料の入った一斗缶を機械で屋上まで持ち上げていたところ、2階ぐらいの高さから誤って落としたという。
5年の男児(11)は、塗料を浴びた児童らが保健室で「痛い痛い」と言いながら目や足を洗っているのを目撃。
「ペンキみたいなきつい臭いが立ちこめていた」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20200116/k00/00m/040/212000c
2020年1月15日9時58分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時半ごろ、島田市菊川の国道の工事現場で、コンクリートを流し込んで型を取るためのおよそ700キログラムの木製の型枠をクレーンでつり上げていたところ、突然落下し、下の足場で作業をしていた2人に衝突しました。
この事故で、青森県五所川原市の石川さん(男性、53歳)が頭を強く打って死亡したほか、52歳の愛知県の男性もあばら骨を折る大けがをしました。
現場では、国道1号線の菊川インターチェンジと牧之原市の静岡空港方面を結ぶバイパスを建設する工事が行われ、当時、2人は地上からおよそ20メートルの高さに設けられた足場で、道路を支える橋桁を作る作業を行っていたということです。
警察は、安全管理に問題があったとみて、作業員らから事情を聞くなどして型枠が落下した原因を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200115/3030005442.html
1月15日7時32分に静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時半ごろ、島田市菊川の国道473号バイパス橋梁(きょうりょう)改築工事現場で、工事に携わっていた青森県五所川原市の型枠大工の男性(53)が重さ約700キロの型枠の下敷きとなり、死亡した。
島田署によると、数人で木製の型枠設置作業を進めていた際、クレーンでつり上げた型枠が落下したという。
同僚の愛知県の男性(52)も下敷きになり、背骨などを折る重傷を負った。
同署が労災事故として調べている。
https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/726111.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の3コマ。
2020年1月13日19時18分に広島ホームテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午後4時50分ごろ、呉市広多賀谷にある「S産業」の工場で、重さが約10トンある船舶用の熱交換器を出荷していた男性の足に製品が落下しました。
男性(48)は病院に搬送されましたが、約1時間後に死亡が確認されました。
出荷作業は製品の前後をワイヤーロープで吊り、固定のクレーンで行うもので、出入口方向に運ぶ際に片方が切れて男性の足に落下したということです。
警察は他の作業員から安全管理の状況を聞くなどして、業務上過失致死も視野に捜査をしています。
https://www.home-tv.co.jp/news/content/?news_id=20200113018991
1月13日10時6分にNHK広島からは、落下した熱交の長さや吊り上げ高さなどが、下記趣旨でネット配信されていた。
12日午後5時前、呉市広多賀谷の「S産業虹村工場」で、クレーンでつり上げていた「熱交換器」と呼ばれる長さ6メートル余り、重さ10トンほどの船舶用の機器が落下しました。
この事故で、近くにいた作業員で呉市広古新開に住む松本さん(48)が両足を挟まれ、市内の病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと、松本さんは同僚2人とともに機器の組み立てや出荷にあたっていましたが、クレーンのワイヤーロープ2本のうち1本が切れ、地上1.3メートルの高さから機器が落下したということです。
警察は、作業の工程や安全管理に問題がなかったかどうか調べることにしています
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20200113/4000006467.html
1月13日付で中国新聞からも同趣旨の記事が、工場の外観写真付きでネット配信されていた。(記事本文は転記割愛)
2019年12月12日18時50分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事が動画付きでネット配信されていた。
サービスエリアの天井パネルが落下して女性客の顔に当たりました。
ネクスコ中日本によりますと、12日午前9時半ごろ、神奈川県の東名高速上り海老名サービスエリアでトイレの入り口付近の天井パネルが落下しました。
パネルは90センチ四方で照明器具が付いていて、重さは約1.8キロありました。
パネルは配線がつながったままぶら下がる形になり、通り掛かった70代の女性の顔に当たりました。
女性はバスのツアー客で頬に軽いけがをしましたが、手当てを受けた後、ツアーに戻ったということです。
サービスエリアは内装工事中で、天井のパネルも交換する予定でした。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000171499.html
12月12日17時40分にNHK神奈川からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ネクスコ中日本によりますと、12日午前9時半ごろ、海老名市にある東名高速道路上りの海老名サービスエリアで、飲食店などが入る建物の天井からパネルが落下してぶら下がった状態になり、近くにいた70代の女性に当たりました。
落下したのはおよそ90センチ四方のパネル1枚で、ぶら下がった照明用のケーブルなどとあわせると重さは1.8キロあり、女性はほおに軽いけがをしたということです。
警察によりますと、現場では11日夜から12日午前5時ごろまで天井の改修作業が行われていて、作業中だった場所からパネルが落下したということです。
改修作業は12日夜も行われる予定だということで、警察が作業員から話を聞くなどして詳しいいきさつを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20191212/1050008432.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
2019年11月29日10時12分に琉球新報から、下記趣旨の記事が写真と現場断面図付きでネット配信されていた。
28日午後2時ごろ、国頭村安波の「沖縄やんばる海水揚水発電所」の解体工事中に、長さ約35メートル・重さ約350キロの電気ケーブルが数十メートルの高さから落下し、ケーブルに巻き込まれた作業員の20代男性と50代男性=いずれも名護市=が死亡した。
同発電所によると、地下約150メートルに建設された発電機などの解体工事中に起きた。
現場に駆け付けた医師が同2時55分ごろに2人の死亡を確認した。
名護署が事故原因を調べている。
地上と地下を結ぶ立て坑に沿った形で設置された直径10~15センチのケーブルを滑車でつって地上に引き上げている最中に、何らかの原因で落下したとみられる。
同発電所は世界初の海水を利用した揚水発電所として、電源開発(本社・東京、Jパワー)が1999年に設置した。
揚水発電は、電気代の安い夜間などに電気を使って水をくみ上げる。
ためておいた水を必要な時に放流し、落差を生かした水流を発電機の動力源とし、電気をつくる巨大蓄電池のような水力発電装置だ。
試験運用してきたが、商業ベースに乗せることができず、2016年に廃止となった。
同発電所によると、地下の発電所の解体工事は今年10月から来年1月まで実施される予定だった。
工事発注者はJパワーで、元請けは子会社「JPハイテック」(東京)だった。
下請けに県内の解体業者が入っていた。
約20人の作業員が地下で作業中だった。
国頭地区消防本部によると、立て坑には階段が備えられており、50代男性は地下約110メートルの位置にある階段踊り場で、20代男性は立て坑の真下の地下約120メートルの位置で亡くなっていた。
同発電所の竹ノ下所長代理は、「事故が起きて非常に残念で、亡くなった作業員にお悔やみを申し上げたい。工事は一時中断し、原因検証に努めたい」と話した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1033757.html
11月19日10時28分に琉球新報からは、上記記事の関連記事として「こんなに複雑な現場は入ったことない」というタイトルの記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
現場は海辺の断崖の上にあり、人里離れた森が広がる地域にある。
同発電所は米軍北部訓練場G地区のヘリコプター発着場(ヘリパッド)に隣接。
そのため、唯一の入り口はフェンスで閉ざされ、警備員が立っているため、内部の様子はうかがえない。
救急車やパトカーが出動し、普段は静かなやんばるの森にサイレン音が鳴り響いた。
同発電所は、上部の人工調整池と海面との落差136メートルを利用して、最大出力3万キロワットの発電が可能だった。
320億円の建設費を投じ、5年の実証段階を経た国家プロジェクトだったにもかかわらず、沖縄電力との売電交渉が難航するなど、商業ベースに乗せることが見通せず、計画は頓挫した。
国頭地区消防本部によると、事故現場となった立て坑には、地下約150メートルに設置された発電機と地上を結ぶ電気ケーブルが通っていた。
10月から始まった解体工事で、既にケーブルの上部75メートルの撤去は完了していたという。
下部75メートルのケーブルを半分にした、約35メートル部分を地上に引き上げる作業中に事故は起きた。
立て坑そばには非常用の階段が備え付けられており、消防隊の責任者は、「このような複雑な現場には入ったことがない」と漏らした。
同発電所の担当者は、「ケーブルをつっていた金具に不具合があったのかもしれない」と話した。
目撃者によると、午後2時半ごろから3時ごろにかけて、事故現場に通じるゲートをパトカーや消防車、救急車など少なくとも5台が通行する様子が確認された。
目撃者は、「初めは米軍機のトラブルかと思った」と驚いた様子で話した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1033761.html
11月28日20時29分にNHK沖縄からは、ウインチで引き上げていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発電所を管理していた「電源開発」によりますと、地下にあったケーブルを撤去するため、ウインチで、最高150メートルの所まで引き上げていたところ、落下したということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20191128/5090008588.html
11月28日23時44分に毎日新聞からは、ケーブルは約100m落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
管理するJパワー(電源開発)によると、地上から深さ約150メートルの縦坑内で、足場を組むなどしてケーブルの引き上げ作業を行っていたが、落下して2人に直撃した。
ケーブルは約100メートル落ちたという。
https://mainichi.jp/articles/20191128/k00/00m/040/249000c
11月29日にTBS NEWSからは、切断しながら撤去していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時は、全長150メートルの電気ケーブルを切断しながら撤去する作業を行っていたという
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3843165.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
(2020年3月3日 修正1 ;追記)
2020年3月2日14時50分にNHK沖縄からは、現場への立入禁止が徹底されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の名護労働基準監督署の調べで、事故当時、現場への立ち入り禁止が徹底されておらず、作業の安全状況を確認する監視員も配置されていなかったことがわかりました。
このため、労働基準監督署は、工事を行った名護市の建設会社の「東北電工」と50代の社長を労働安全衛生法違反の疑いで2日書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20200302/5090009447.html
2019年11月19日18時17分にFNN PRIME(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ビルの屋上から鉄パイプが落下して、歩いていた男性を直撃、死亡するという痛ましい事故が起きた。
現場では、4日前にも落下事故があったばかりだった。
道路に残る血痕。
そばには、鉄パイプが。
19日午前、和歌山市で、工事中のビルの屋上から鉄パイプが落下。
近くを歩いていた26歳の銀行員・板垣さん(男性)の頭を直撃した。
板垣さんは、搬送先の病院で死亡が確認された。
事故現場近くのガソリンスタンド店員は、「音は、当たった瞬間はしなかった。あとで、ガラガラという音がした」と話した。
高さ40メートル以上もある、12階建てのビルの屋上から突然、落下した鉄パイプ。
事故当時、屋上では、看板の補修工事に使用した鉄パイプの足場を解体していたという。
その作業中、長さおよそ1.5メートル、重さ5kgほどの鉄パイプが、下を歩いていた板垣さんの頭上に落下し、直撃した。
このビルで事故が起きたのは、今回が初めてではなかった。
事故があったビルでは、4日前の11月15日にも、鉄パイプの落下事故が起きていた。
これを受け、防護ネットの設置や、鉄パイプに補助ロープをつけるなどの対策を講じたうえで、18日から工事を再開。
しかし、警察によると、19日朝に落下した鉄パイプに補助ロープはついていなかった。
今から3年前にも、東京・六本木のマンション工事現場で鉄パイプが落下。
当時77歳の男性が直撃を受け、死亡する事故が起きた。
建設業界関係者によると、工事現場の落下防止対策としては、国交省から防御棚を設けたり、シートで覆うなどの方法が推奨されているが、個々の現場で状況が違うため、判断が非常に難しいという。
またしても起きた、鉄パイプ落下による死亡事故。
警察は、作業員から事故当時の話を聴くなど、業務上過失致死の疑いで調べている。
https://www.fnn.jp/posts/00427526CX/201911191817_KTV_CX
11月19日16時50分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
屋上付近に設けられていた工事用の足場から長さ1.5メートル、直径4.5センチ、重さおよそ5キロの鉄パイプが落下しました。
このビルでは、屋上に新しい看板を設置する工事が終わり、19日は午前8時ごろから複数の作業員が足場を解体する作業を行っていたということです。
警察によりますと、落下した鉄パイプは、足場の一部として組まれていたものだということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20191119/2040004172.html
11月20日20時27分に毎日新聞からは、作業員が誤って落としたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
屋上で看板補修工事の足場を撤去していた作業員が「誤ってパイプを落とした」と話していることが20日、捜査関係者への取材で判明した。
事故発生当時、下請けのH社(同市西庄)の社長ら計7人が現場にいたという。
https://mainichi.jp/articles/20191120/k00/00m/040/330000c
11月20日17時54分にNHK和歌山からは、4日前の事故はパイプ固定金具の緩みが原因だった、今回の事故は再発防止注意喚起朝礼の30分後に起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
【今月15日にも鉄パイプが落下】
ビルを管理している会社によりますと、このビルでは、9月上旬ごろから屋上の看板を新しくする工事が行われていました。
今月15日は、足場の解体作業が行われていましたが、鉄パイプを固定する金具がゆるんでいたため、鉄パイプ1本がおよそ45メートル下の地上に落下したということです。
このため、ビルを管理する会社ではいったん、解体工事を中止させたうえで、元請けのS社と、下請けのH社の2つの業者を呼んで現場の点検を行い、金具がゆるんでいないかすべて確認したということです。
そして、再発防止策をまとめるよう指示し、今月16日には、2つの業者が連名で報告書を提出しています。
その報告書では、主な安全対策として、落下物を防ぐための防護ネットを設置することや、足場の解体を行う際には、鉄パイプに落下防止のロープを取り付けること、そして、法律にのっとった安全対策をとることなどを確認しているということです。
このうち、防護ネットについては、以前に設置されていたものの、解体工事がすべて終わる前に取り外されていたため、再度、設置することになったということです。
この再発防止策の報告を受けて、今月18日に足場の解体工事が再開されたばかりでした。
【工事元請け代表は】
工事の元請けのS社の高瀬代表は、4日前にも同じ現場で鉄パイプが落下する事故が起きたため、▽パイプの金具の点検や▽防護ネットの設置などの再発防止策をまとめたことについて触れ、事故が起きた19日も工事を始める前の午前8時から朝礼を行い、現場の責任者として再発防止策を徹底するよう作業員に伝えていたと話しました。
しかし、その朝礼のあとわずか30分足らずで再び落下事故が起きたことについて質問されると、「作業員にしっかり伝わっていたのかと言われると、ちょっとわからないところがある」と話していました。
【落下対策 法律では】
和歌山市によりますと、工事現場で落下物の事故を防ぐための対策は、建築基準法などで定められています。
それによりますと、地上から7メートル以上の高さで工事を行うなど、物が落下すると周囲の人に危害が及ぶおそれがある場合には、周りを鉄製の網などで覆う対策や、落下物を受け止めるための防護柵を足場から突き出すように設置することなどが定められているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20191120/2040004188.html
11月23日0時55分に朝日新聞からは、業者を変えて工事が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中断されていた足場の解体作業が23日朝、再開された。
発注元の会社によると、安全確保徹底のために業者を変更し、新たな業者が決まるまで作業を中断していた。
同日午前8時ごろ、発注元の社員や作業員ら計約20人が現場で黙禱(もくとう)を捧げてから、作業を再開した。
落下事故のあったビル北側の市道約50メートルを通行止めにして、地上に警備員を6人配置。
大型クレーン車2台を使い、足場の下に新たな落下防止ネットを張るなどしていた。
発注元の担当者は、「近隣の住民の不安を一刻も早く解消するために、信頼の置ける業者に作業を依頼した。安全かつ慎重に作業を進める」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASMCR3DP2MCRPXLB009.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、NHK映像の2コマ。
〇六本木の事例については、本ブログでも紹介スミ。
(2020年5月21日 修正1 ;追記)
2020年5月20日17時39分にNHK和歌山から、防護ネットをきちんと取り付けていなかった、作業前点検も行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山労働基準監督署が調べたところ、解体作業をしていた和歌山市の会社が、取り外したパイプが落下しないようにするための防護ネットをきちんと取り付けていなかったほか、法律で義務づけられた作業前の点検も行っていなかったということです。
このため、和歌山労働基準監督署は、解体作業を請け負っていた、下請け業者で和歌山市のH社と、H社の37歳の社長、それに工事の元請け業者で和歌山市のS社の42歳の代表を、労働安全衛生法違反の疑いで20日、書類送検しました。
この事故をめぐっては、警察が安全対策に問題があったとみて、業務上過失致死の疑いで捜査を進めています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20200520/2040005476.html
5月20日20時42分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山労働基準監督署は、事故当時、落下物防止ネットが足場の底面に張られていたが、一部が外れた状態だったことを明らかにした。
同署の担当者は、「ネットの状態を確認し、危険があれば張り直すという措置を講じていれば、ものが落ちなかった可能性がある」と指摘した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e42ea5e5880182586101c15a70c02e0765266702
(ブログ者コメント)
4日前に起きた事故の再発防止策として取り付けられた落下物防止ネット。
それすら管理不十分だったとは、何をか言わんやだ。
2019年9月17日20時58分に京都新聞から、下記趣旨の記事が落下物の写真付きでネット配信されていた。
滋賀県草津市の市教育委員会は17日、市立草津クレアホール(野路6丁目)で14日午後3時半ごろ、舞台の屋根裏の約20メートルの高さからコンクリート片約10個が舞台袖に落下した、と発表した。
ダンスの公演中だったが、けが人はなかった。
市教委生涯学習課によると、落下したコンクリ片は最大で長さ7センチ、幅5.5センチ、厚さ2.5センチ、重さ約70グラム。
ほかは2センチ~4センチ。
当時は、小学生から大人約100人によるダンスのイベント中で、落下場所近くには出演者ら約10人がいたという。
翌日に点検したところ、屋根裏の梁の鉄骨の上で約30個の破片を見つけ、回収した。
同ホールは1988年に「滋賀県立草津文化芸術会館」として開館、2015年に同市に移管された。
市教委によると、建設は大津市の業者が手掛け、施工時のコンクリ片が除去されずに残っていた可能性が高いという。
同課は「長年の舞台の振動などで落下したと考えられる。一歩間違えれば、下にいた人がけがをした恐れもあり、安全管理を徹底したい」としている。
https://this.kiji.is/546662803462833249?c=39546741839462401
2019年9月11日15時36分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日熊本市の熊本県立総合体育館で、専門学校の生徒たちがダンスの練習をしている様子を教員がドローンで撮影中に、このドローンが観客席に落下し生徒2人が軽いけがをしました。
警察と消防によりますと、11日午前10時半ごろ熊本市西区上熊本1丁目の熊本県立総合体育館で、専門学校の生徒たちおよそ450人が参加して運動会のダンスの練習をしている様子を、教員がドローンで撮影していたところ、操縦を誤り、観客席にいた生徒にぶつかったということです。
警察の調べによりますと、ドローンは幅がおよそ50センチ、高さがおよそ8センチ、重さがおよそ1キロで、体育館の北側の観客席で見学していたいずれも10代の専門学校生2人にぶつかり、このうち1人は顔に、もう1人は左腕と右足首に、軽いけがをしたということです。
操縦していたのは、このドローンを所有していた専門学校「大原学園熊本校」の40代の男性教員で、操縦には慣れていたということですが、操縦の途中で観客席とドローンとの距離感がわからなくなってしまったと話しているということです。
国土交通省航空局によりますと、建物の中でドローンを飛ばすのに、航空法上の制限はないということです。
警察では、事故の原因を調べるとともに、安全管理に問題がなかったのか、学校側から詳しく事情を聞くことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20190911/5000006329.html
9月12日11時28分に熊本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時40分ごろ、熊本市西区上熊本1丁目の県立総合体育館内で、専門学校大原学園熊本校(同区春日)の学生約450人が運動会の練習中、練習風景撮影のため飛行中のドローン(小型無人機)が落下し、10代の女子学生2人に当たった。
2年生は顔、1年生は腕にそれぞれ擦り傷などの軽いけが。
国土交通省によると、県内でドローンの落下による負傷事故は初めてとみられる。
熊本中央署によると、落下したのは40代の男性教員が操縦していたドローン(縦約50センチ、横約60センチ、高さ約10センチ、重さ約1キロ)。
観客席の学生2人の頭上約1メートルから落ち、当たったという。
同校によると、教員はドローンの操縦資格を持っており、「学生に近づき過ぎてしまった」と話したという。
署は、教員が操縦を誤ったとみて、業務上過失致傷の疑いも視野に捜査する。
同校の柳川部長代理(59)は「学生にけがをさせてしまい本当に申し訳ない。もっと念入りに準備するべきだった」と話した。
https://this.kiji.is/544715166326539361?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
2019年7月12日17時58分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前10時半ごろ、宿毛市小筑紫町の砂防ダムの工事現場で、土佐清水市の建設作業員の男性(29)の頭に、資材を運ぶために使われていた鉄製の滑車が落下した。
男性は宿毛市内の病院に運ばれ、手当てを受けたが死亡した。
当時、現場では資材を運ぶケーブルや滑車を撤去する作業をしていたということで、滑車はおよそ100kgの重さがあったという。
警察が事故の詳しい状況を調べている。
『砂防ダム工事現場で男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190712/8010005611.html
2019年5月16日17時58分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時前、東京・品川区東五反田のホテルの建設現場で鉄の棒が落下して、歩道を歩いていた30代の女性の頭にあたった。
女性はけがをして病院に運ばれて手当てを受けたが、けがは軽いという。
警察によると、落下した鉄の棒は長さ42cm、重さ730gで、溶接に使うためのものだという。
警察は、当時の状況を確認するとともに、工事の担当者などから話を聞いて、安全管理に問題がなかったかなどを調べている。
現場はJR五反田駅前のロータリーのすぐ近くで、人通りが多い場所。
事故の瞬間を目撃したとツイッターに投稿した女性によると、突然、鉄の棒のようなものが、自分の前を歩いていた女性の頭の上に落ちてきたという。
この女性は、けがをして血を流し、首と頭を押さえていたということだが、周りの人も何が起きたのか状況が飲み込めない様子だったという。
出典
『建設現場で鉄の棒落下 女性軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190516/0029761.html
5月17日9時11分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
建築資材の鉄棒1本が足場付近から落下し、路上を歩いていた30歳代の女性の頭に当たった。
女性は病院に搬送されたが、命に別条はないという。
付近には資材の落下防止ネットが設置されていた。
出典
『路上歩く女性の頭に鉄棒落下、長さ40cm』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190516-OYT1T50326/
(ブログ者コメント)
〇以下は、NHK映像の1コマ。
落花した棒がどの程度の太さかは不明だが、落下防止ネットが張られていても、細い棒であれば網の目をすり抜ける、あるいはネットと壁の間から落ちることも考えられる。
〇同種事例としては、昨年に渋谷区のビル修繕現場で鉄パイプがシートの隙間から落下して通行人が負傷した事故が、また2016年に港区のビル修繕現場で足場パイプが落下し、通行人に刺さって死亡した事故が記憶に新しい。
(両事例ともに本ブログで紹介スミ)、
2019年5月16日17時25分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前11時すぎ、北茨城市中郷町日棚でコンクリート製品を製造する「N興業」の北関東工場で、従業員が機械の枠の下敷きになっているのを同僚の男性が見つけて消防に通報した。
消防や警察が現場に駆けつけたところ、この会社の従業員で高萩市の中野さん(男性、49歳)が下敷きになっていて、その場で死亡が確認された。
警察によると、当時、中野さんは住宅用のブロックを製造する機械のメンテナンスをしていて、近くで作業をしていた同僚の男性が「ドーン」という大きな音を聞いて駆けつけたところ、中野さんが金属製の枠の下敷きになっていたという。
金属製の枠は重さが650kgあり、2mほどの高さから落下したとみられるということで、警察が詳しい状況を調べている。
出典
『工場の機械部品が落下 男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20190516/1070006166.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。