







2019年4月25日18時35分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6歳以下の子どもが被害を受けた屋内製品による事故が、2017年度までの5年間で125件あったことが、独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)のまとめでわかった。
このうち、けががあったのは99件で、ウォーターサーバーからの温水によるやけどが16件で最も多かった。
5月のこどもの日を前に、NITEが25日に集計結果を公表した。
子どもの行動が事故のきっかけになったものもあり、製品の設置の工夫や子どもから目を離さないことなどを呼びかけている。
NITEによると、屋内製品による子どもの死亡事故は、5年間で9件、重傷事故は31件発生。
事故はやけどが46件で一番多く、ウォーターサーバーのほかに加湿器で4件、バッテリーや電池で3件など。
続いて多いのが体の挟み込みの15件で、幼児用いすや扉によるものが計8件だった。
事故発生時の状況別では、保護者が目を離したときが51件だった一方、保護者と一緒のときも32件あった。
子ども1人のときにも15件発生していた。
製品別で最多だったウォーターサーバーの事故では、16年11月に神奈川県の1歳児が温水が出るつまみにつかまり、ぶらさがるような態勢になったところ、チャイルドロックが偶然解除され、温水が流れ出てやけどを負ったケースがあった。
このほか、東京都の1歳児が加熱中の炊飯器のふたに手を触れ、そのまま炊飯器を抱えて後ろに転倒。
中身がこぼれて腹部から両足にかけてやけどを負った事故が、15年7月にあった。
この幼児は普段から、炊飯時に鳴る音に興味を示していたという。
コイン形のリチウム電池を誤飲し、重傷を負った幼児もいた。
大型連休中は、帰省などで、普段とは違う環境で子どもが生活することが多くなる。
NITEの担当者は、「普段、子どもがいないと製品の使い方についてあまり気にしないかもしれないが、チャイルドロックを確認して利用したり、製品近くに子どもを近づけないようにしたりすることがポイントだ」としている。
出典
『屋内製品による子どもの事故、ウォーターサーバーが最多』
https://www.asahi.com/articles/ASM4T4GXXM4TUTIL01M.html
2019年4月19日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事が図解と現場写真付きでネット配信されていた。
雪解けが一気に進む上川管内で、墓地に並ぶ灯籠のかさなど上部が大量に倒れているのが相次ぎ見つかっている。
通報を受けた富良野署と旭川東署は、器物損壊事件の疑いがあるとみて調べていたが、周辺に足跡がなく灯籠が無傷なことから、一転、自然現象との見方を強めている。
石を積み重ねた隙間に入った水の凍結と雪の重みが引き起こすトラブルとされる。
13日朝、当麻町営の当麻墓地を訪れた町内の主婦(68)は、「うちの灯籠の上部が外れて台座のそばに置いてあった。いたずらなら許せない」とカンカンだ。
ただ、周辺に足跡など人が近づいた形跡は見当たらず、「灯籠も傷がついていないし、誰がどうやって外したのか」と首をかしげた。
今春、上川管内の墓地での灯籠の倒壊は9日、富良野市営墓地で初めて見つかった。
倒壊数が28カ所と多く、倒れた灯籠のかさなど上部が台座の横に置いたように倒れており、通報を受けた富良野署は、何者かが故意に倒した疑いがあるとみていた。
12日には当麻、東神楽両町の町営墓地でも同様の倒壊を両町の町職員がそれぞれ見つけ、旭川東署に届け出た。
3つの墓地とも、
▽灯籠が倒れた墓の周辺の雪や砂利石に足跡が残っていない
▽灯籠が傷ついていない
という。
旭川石材協同組合の佐々木理事長(54)は、この状況に着目し、「1基が70~80kgと重い灯籠を倒すには、ハンマーや重機が必要となる。雪の重みで自然に倒れたのではないか」と推測する。
その仕組みとは?
《1》石を積み重ねてセメントなどで接着した隙間に水が入り込み、寒さで凍って膨張、接着部分が剥がれる
《2》風や日当たりの影響で灯籠の上部に雪が偏って積もり、その重さで倒れる
《3》倒れても、積もった雪がクッション役となって傷がつかない
との3段階を経て、雪解け後に、地面に倒れた形で見つかるというのが石材業者の見立てだ。
今年は3月に寒暖の差が激しかったことも一因とみられ、旭川市内や上富良野町などの複数の墓地でも倒壊が見つかっている。
市営旭山共同墓地(東旭川町倉沼)の管理を市から受託する浄道寺の佐伯住職(67)は、「倒壊は例年、1、2カ所あるが、今年は40カ所近くもあった。これほどの数は見たことがない」と驚きを隠さない。
壊れた灯籠は専用接着剤などで固定できるが、10~20kgと重いものもあり、石材業者に依頼するのが安全だ。
佐々木理事長は、「倒れてきてけがをしたり、隣の墓石を傷つけたりすることもある。灯籠や墓石は設置から10~15年を目安に点検をしてほしい」と呼び掛けている。
出典
『上川で相次ぐ灯籠倒壊 自然のせいだった? 足跡なく警察など推測』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/297743/
※以下は、倒壊発見を伝えた記事。
(2019年4月16日 STV)
4月の第2週、上川の当麻町などの墓地で灯籠や花立てが倒れているのが見つかった。
同じような被害は4月に入り、上川地方の墓地で相次いでいる。
(写真)
上川の当麻町にある町営墓地。
真っ暗な墓地のなか歩いてみると、ある異変が次々と見つかる。
(写真)
灯籠のいちばん上が倒れている。
墓の外に飛び出して砕けた灯籠の笠。
花立ても根元から抜け落ち、倒れてしまっている。
いったいどうして、このような被害になったのだろうか。
(写真)
4月の第2週、当麻墓地を巡回中の町の職員が、およそ30か所で灯籠や花立てが倒れているのを見つけ、警察に通報した。
(写真)
30km離れた東神楽町でも4か所で灯籠が倒れているのが見つかったほか、4月9日には、富良野などでも同様の被害が発見されている。
(写真)
夜が明け、当麻町の墓地には、被害を聞きつけた人が様子を見に来ていた。
(写真)
誰かのいたずらなのか。
地元の石材会社は意外な可能性を指摘した。
(写真)
冬の間、雪で接着面に水が入り、その水が凍ったり解けたりすると、接着面がずれて倒れてしまう可能性があるという。
そのため、「いたずら」かどうかは一概には言えないそうだ。
雪解けの墓地で相次いで見つかった被害。
警察は、事件と自然現象の両面で調べている。
『墓地に異変 相次ぎ倒れる灯籠』
https://www.stv.jp/tv/dosanko_asa/oamemo/u3f86t000005c2ag.html
(2019年5月5日 修正1 ;追記)
2019年5月4日7時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道旭川市や夕張市など道内5カ所の墓地で3日、計60基以上の墓石や灯籠の倒壊が確認された。
警察が、自然現象と事件の両面で原因を調べている。
道内では、ほかに富良野市や赤平市など各地の墓地で同様の倒壊が相次いでいる。
警察によると、いずれも損壊跡や足跡など人為的な痕跡が見当たらないことや、墓石が同じ方向に倒れていることなどから、雪の重みで倒れた後、融雪後に見つかった可能性もあるという。
・・・・・
出典
『自然現象か事件か 墓石や灯籠倒壊相次ぐ 60基以上 北海道』
https://mainichi.jp/articles/20190504/k00/00m/040/010000c
(ブログ者コメント)
ほぼ原因が特定されたという報道後、また同じ現象が起きたという報道なのに、今回は原因に全く言及していない。
普通であれば、一言記されていてしかるべしと思うのだが・・・。
先の報道を知らずに報道したのだろうか?
2019年4月20日19時25分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県は20日、有毒植物のイヌサフランを食用のギョウジャニンニクと誤って食べた同県渋川市の70代夫婦が食中毒症状を起こし病院へ搬送されたと発表した。
夫は呼吸困難となり、意識不明の重体。
妻は嘔吐や下痢の軽症だという。
県食品・生活衛生課によると、夫婦は15日に知人宅の敷地内に自生していたイヌサフランをギョウジャニンニクとして譲り受け、17日昼に炒め物にして食べた。
その後、下痢や嘔吐の症状が出て、17日夜に市内の病院に搬送された。
病院から連絡を受けた県渋川保健福祉事務所が調べ、20日に食中毒と断定したという。
同課によると、イヌサフランは毒の強いユリ科の植物で、葉がギョウジャニンニクと似ている。
同課は、「食用と確実に判断できない植物は、絶対に採らない、食べない」と呼びかけている。
出典
『有毒イヌサフラン食べて重体 ギョウジャニンニクと誤認』
https://www.asahi.com/articles/ASM4N5R2RM4NUHNB00R.html
4月22日23時9分に朝日新聞からは、夫が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警渋川署は22日、意識不明の重体だった夫(72)が22日午後2時50分ごろ死亡したと発表した。
軽症だった妻は退院したという。
署は今後、食中毒との因果関係について調べる。
出典
『有毒イヌサフランを誤食、男性死亡 知人から譲り受け』
https://www.asahi.com/articles/ASM4Q6J9XM4QUHNB00Z.html
(ブログ者コメント)
過去に本ブログでも紹介したが、スイセンとニラと同様、誤認が多い事例らしい。
2018年4月18日掲載
『2018年4月11日報道 消費者庁は山菜や春野菜のシーズンを迎え、間違えて有毒植物を食べないよう呼び掛け中、スイセンやジャガイモの芽などを食べて中毒する事例は後を絶たない』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8252/
2019年4月11日12時54分にハフポストから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
にわかには信じがたいニュースが台湾から飛び込んできた。
「今回のようなケースは台湾では初めてです」
医師も驚くような出来事が台湾で起きた。
目の痛みを訴えた女性を調べた医師が、目の中から生きたハチを見つけたのだ。
患者は20代女性の何(か)さん。
何さんは3月、左目に激しい痛みを感じて台湾南部の都市・高雄にある輔英科技(ほえいかぎ)大学病院に駆け込んだ。
何さんの目を調べた医師たちが見つけたのは、コハナバチという体長0.4mmほどの小型のハチ。
ハチたちは何さんの涙管から水分を摂取していたという。
「顕微鏡で確認して、ゆっくりと一匹ずつ取り出しました」と、担当した眼科医が記者会見で語った。
【ゴミだと思ったら…】
何さんが目の痛みを感じたのは、お墓の周りで雑草を抜いていた時。
強い風が吹いて、目に違和感を感じた。
ゴミが入ったと思い、水で洗い流したが、数時間後に家に帰った時には左目が大きく腫れ、涙が止まらなくなっていたとニューヨークタイムズは伝える。
地元メディアによると、「墓掃除の後、目が腫れてウルトラマンのようになった」という。
コハナバチは英語でsweat bee(汗蜂)とも呼ばれ、人間や動物の汗に群がる習性がある。
時には、涙を吸収することもあるという。
しかし、人間を刺すようなことはほとんどない。
担当した医師は、コンタクトレンズが何さんの視力を守ったとBBCに説明する。
「彼女はコンタクトレンズをつけており、コンタクトレンズを壊さないようにと目をこすりませんでした。もし目をこすっていたら、ハチが毒を出して視力を失っていたかもしれません」
何さんはすでに退院して、順調に回復しているそうだ。
目の中にいた4匹のハチは研究施設で詳しく調べられる予定だという。
コハナバチに刺されても、ほとんど痛みは感じないといい、国立台湾大学で昆虫学を教えるマタン・シェロミ准教授は、ワシントンポストに「腕を髪の毛で触ったようなわずかな刺激を感じるくらい」と説明する。
「目に入ったのがコハナバチで良かったのかもしれません」とシェロミ氏は語る。
出典
『医師も驚愕。激しい痛みを訴えた女性の目から、生きた4匹のハチを発見』
https://www.huffingtonpost.jp/entry/doctors-discover-4-bees-in-woman-eye_jp_5caeade0e4b0308735d4d980
4月13日6時55分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
台湾で、目が痛いと病院にやってきた女性を診察したところ、左目の中からなんと生きたハチ4匹が見つかった。
ハチは人間の涙に含まれるたんぱく質を食べる「コハナバチ」だった。
被害にあったのは、台湾南部の高雄に住む20代女性で、先月30日、外出中に左目の中に何かが入ったのを感じた。
その後、左目が大きく腫れて刺すような痛みを感じたため、病院で見てもらったところ、まぶたの裏からハチ4匹が見つかった。
しかも、ハチは目の中で生きていた。
見つかったのは体長約3mmの「コハナバチ」だった。
人間の涙や汗に含まれるたんぱく質を好んで食べる性質があるという。
女性は使っていたコンタクトレンズが壊れたのではないかと思い、目をこすらずに病院に行ったということで、専門家はそれが幸いだったと指摘している。
「もし目をこすっていれば、ハチが驚いて毒針で目を刺し、失明するおそれもあった」という。
目の中にいたハチのせいで角膜が大きくただれ、女性の視力は一時0.1以下にまで下がったが、3日後には0.8まで回復し、退院したという。
出典
『目の中から生きたハチ4匹が… 台湾の女性がとんだ被害に』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190413/k10011882731000.html
(ブログ者コメント)
0.4mmと3mmの2つの報道があるが、黒目と一緒に写っている写真を見ると、3mm程度のような感じだ。
2019年4月1日7時34分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前5時ごろ、鶴岡市羽黒町手向の民家で、住民の女性(47)が敷地内に入り込んだカモシカに体当たりされ、軽いけがをした。
飼い犬のラブラドルレトリバーがカモシカに迫られる中、女性は愛犬を守りたいとの“親心”で、とっさに追い払おうとしたという。
警察などによると、飼い犬の低くうなるような鳴き声に気付いた女性が外に出ると、体長約1.3mのカモシカの成獣が犬に角を向けて威嚇していた。
カモシカと争ったからか、後ろ脚に傷を負った様子の愛犬を助けようと、女性が近くにあったほうきを手に近づくと、右脚を角で突かれて擦り傷を負った。
助けを求める声を聞いて駆け付けた家族が注意を引きつける間に、女性は網を取りに小屋へ。
カモシカは家族とにらみ合いを続けていたが、何らかの拍子で転倒した一瞬の隙を見逃さずカモシカに網をかぶせ、警察官が到着するまでの間、夫(48)が押さえ続けた。
女性は、「山や畑では見たことがあったが、家まで来たのは初めて。一瞬の出来事だった」と話した。
市の担当者がカモシカを引き取り、山に放した。
出典
『カモシカが体当たり、女性けが 鶴岡の民家、愛犬かばって』
http://yamagata-np.jp/news/201904/01/kj_2019040100001.php
2019年3月9日18時15分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ウォーキング中に歩行者と衝突し、脳に重大な障害が残ったとして、静岡市清水区の80歳代の女性が7日、歩行中の20歳代の男性会社員に対し、約8862万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。
女性の代理人の近藤弁護士によると、女性は昨年6月、歩道をウォーキングしていた際に右側からやって来た男性と衝突し、転倒。
失語症などの障害が残った。
男性に前方不注意などの過失があったと主張している。
男性は「体調が悪くて意識をなくした状態で歩いていた」と主張しているという。
近藤弁護士は、「今後、歩きスマホなどで歩行者同士による事故の増加が予想される。その場合の被害をどう回復するべきかが問われる裁判になる」と説明した。
出典
『ウォーキングで衝突「前方不注意」歩行者を提訴』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190308-OYT1T50250/
2019年3月8日5時0分に下野新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
交通事故死の約2倍ともいわれる転倒死。
大半は65歳以上だが、厚労省の統計によると、30~64歳でも年間約800人が転倒などで命を失っている。
身体機能の低下は20歳ごろから始まるため、「まだ若いから大丈夫」といった油断や過信は禁物だ。
国際医療福祉大理学療法学科講師で転倒予防指導士の小林薰さん(理学療法士)は、「食事や運動で、早いうちから筋肉や骨などの機能を維持することが大切」と話す。
ガクッ。
隣を歩く同僚の顔が、突然、視界から消えた。
崩れ落ちる記者。
道路の小さな段差を踏ん張れなかったのだ。
40代の若さで、こんなに派手に転ぶなんて・・・。
膝を打ち、できた痣は、しばらく消えなかった。
「20歳をピークに、筋力やバランス機能は、ゆっくりと確実に落ちていく。自覚するのは50代以降だが、30、40代でも十分に転倒のリスクはある」と小林さん。
記者の転倒は、偶然ではなく、必然だったようだ。
【命に関わる】
転倒は、「高齢者の4大骨折」といわれる手首、肩、太ももの付け根、背骨の骨折のほか、頭部外傷など重大な障害を招き、命に関わることもある。
同省が公表した2017年の人口動態統計。
不慮の事故による死亡者数のうち、「転倒や転落」は9673人で、交通事故5004人の約2倍に上った。
年齢別に見ると、65歳以上が9割を占めるが、30~44歳が158人、45~64歳になると629人と4倍に増え、中年期からリスクが高まっていることが分かる。
体の衰えを確認する方法の一つに「片足立ちテスト」がある。
目を開いたまま腰に手を当て、片足を前に軽く上げる。
サンダルやヒールが高い靴は避け、ふらつきに備えて、壁やテーブルに手がつける環境で行う。
「15秒以上維持できなければ転倒の危険がある」という。
立ったままズボンなどの着脱が難しい、靴下を座って履く機会が増えた人は黄色信号。
つまずきが頻回な人、つまずいた後、とっさの一歩が出にくい人も要注意という。
【毎日筋トレ】
「少しずつで良いので、毎日、筋力トレーニングを続けましょう」と小林さん。
転倒予防に役立つというスクワット、かかと上げを、記者も実践してみた(イラスト参照)。
地味に見えるが、ふくらはぎや太ももに、じわじわとくる。
日々の運動に加え、大切なのは食事。
「お薦めは、カルシウムと、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富なサンマ、イワシ、シャケなどの魚類やキクラゲ、シイタケなどのキノコ類」(小林さん)。
ビタミンDは油との相性も良いという。
今日のおかずはシャケとキノコのバター包み焼きにしようか。
出典
『交通事故死の2倍 「転倒死」に注意 高齢者に限らず、リスク知り早期対策を
食事や運動で機能維持』
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/142388
※ちょっと前、2018年10月17日付でNHK解説アーカイブスからも、転倒死は交通事故の2倍という記事がネット配信されていた。
転倒などが主な原因で亡くなった人は、平成17年はおよそ1万人。
交通事故で亡くなった人の、実に2倍近くに上っています。
どうすれば転倒死を防げるのでしょうか。
・・・・・
出典
『「交通事故の2倍!知ってますか?『転倒死』」(くらし☆解説)』
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/307537.html
(ブログ者コメント)
上記の情報は、家庭内や職場、外出先などで起きる転倒・転落死にスポットを当てたものだが、本ブログでは過去に、家庭内での事故死にスポットを当てた情報も紹介している。
当該情報によれば、家庭内での転倒死は、溺死、窒息に次いで3番目に多いとのことだった。
2019年3月6日11時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長時間テレビを見る年配の人は、言葉を記憶する力が低下する・・・。
そんな研究結果を、英国の研究チームが英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。
詳しい理由はわかっていないが、認知機能の維持に役立つ読書などの時間が奪われる影響などが考えられるという。
チームは、英国の50歳以上の男女計約3600人(平均67.1歳)を対象に、1日あたりのテレビ視聴時間と認知機能との関係を調べるために,単語記憶テストを受けてもらった。
テストは6年間の間隔をあけて2回実施した。
覚えた単語を思い出すテストの成績は、6年間でいずれの男女とも低下したが、テレビを1日平均3.5時間以上見ていた場合は、視聴時間が3.5時間より短かった場合と比べて、有意に下がっていた。
性別や年齢、喫煙などの習慣の違いを考慮しても、この傾向は変わらなかった。
テレビを長く見ると、座ったままの姿勢が記憶力を衰えさせるとする説もある。
ただ、今回の分析では、座った姿勢の長さは成績低下に直接影響していなかった。
研究チームは、テレビを長時間見ることで、読書など認知機能によい影響を与える頭を使う時間が減ることや、暴力や災害など刺激の強い番組がストレスになる可能性を指摘している。
テレビゲームやインターネットなど、より「双方向の活動」は、認知機能によい面もあるとされる。
論文はサイト(https://doi.org/10.1038/s41598-019-39354-4)で読める。
出典
『テレビ見過ぎの年配者、記憶力低下 刺激がストレスに?』
https://www.asahi.com/articles/ASM2V3T4CM2VULBJ003.html
KW;ヒューマンエラー 人的エラー
2019年2月28日14時11分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スマートフォンの充電ケーブルのコネクターが異常に発熱してやけどをするなどの事故は、この5年間で80件を超えている。
「化学やけど」と呼ばれるけがをしたケースもあり、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけている。
NITEによると、スマートフォンなどの充電ケーブルが異常に発熱したり発火したりした事故は、昨年度までの5年間に86件報告され、20人あまりがやけどなどのけがをしている。
この中では、コネクターの中にほこりや水分などが入り込んだまま使ったためショートしたり異常に発熱したりした事故が28件と最も多く、変形したコネクターを使ったためにショートしたケースも22件にのぼっている。
さらに、電源に接続されたコネクターが肌に長時間触れたために汗などが電気分解され、発生した物質で皮膚が傷つく「化学やけど」をした人も2人いて、このうち1人は重傷だという。
このためNITEは、ケーブルに無理な力をかけないこと、変形したコネクターは使わないこと、コネクターにゴミなどが入り込んでいないか確認すること、それに、電源に接続したコネクターを長時間体に触れさせないことといった注意点を公表し、事故を防ぐよう呼びかけている。
出典
『スマホ充電ケーブルの事故に注意』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20190228/1100004826.html
(ブログ者コメント)
上記報道の元になったと思われるNITEの記事は下記。
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2018fy/prs190228.html
うち、化学やけど事例は下記参照。
https://www.nite.go.jp/data/000087868.pdf
事例についての記述は下記など。
洗った髪を拭き取ったタオルを枕に敷いて就寝したところ、電源に接続されたUSB変換ケーブルのコネクターがタオルの下にあり、顔に化学やけどを負った。
当該事例以外に、NITEが行った追加試験などについても記されている。
2019年2月25日19時21分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
各地ではしかの感染拡大が懸念されるなか、千葉県茂原市の消防本部に所属し、今月10日、はしかのような症状が出た患者を救急車で搬送した隊員がはしかに感染していたことが新たに確認された。
千葉県によると、感染が確認されたのは、長生郡市広域市町村圏組合消防本部に所属する30代の男性隊員。
今月10日、はしかのような症状が出て、その後、感染が確認された女性の患者を救急車で搬送したということで、23日、自分に発熱の症状が出たため鴨川市の医療機関を受診し、24日になって、はしかへの感染が確認された。
隊員は過去に1回、ワクチン接種をしたということで、症状は軽く、快方に向かっているという。
また、少なくとも22日以降は救急車には乗車せず、公共の交通機関も利用していないが、千葉県は、受診先の医療機関で隊員に接触した可能性のある人などに症状がないか、経過を観察しているという。
ことしの千葉県内のはしかの患者は6人となり、県は、はしかのワクチンを過去に2回接種していない人は接種を検討するよう、呼びかけている。
出典
『救急車で搬送した隊員がはしかに』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190225/1080005082.html
(ブログ者コメント)
数か月ほど前から、はしかの感染者が急増しているという報道が目立つようになった。
今回紹介したのは救急車での感染事例だが、病院で感染したという事例もある。
(2月26日18時7分 NHK首都圏)
埼玉県西部に住む男女3人が相次いではしかに感染していたことが分かり、埼玉県は最初の患者が受診した医療機関で感染が広がったおそれがあるとして、はしかの疑いがある症状が出た場合は保健所に連絡してから医療機関を受診するよう呼びかけている。
埼玉県によると、はしかに感染したのは、埼玉県西部の狭山保健所管内に住む10代から40代までの男女3人。
このうち30代の男性は、ことし1月フィリピンに10日間ほど滞在し、帰国したあとに発熱や発疹の症状が出て、先月9日、はしかと診断された。
その後、男性が最初に受診した医療機関で働く40代の女性スタッフと、同じ医療機関を受診した10代の男性が、いずれも発熱の症状が出て、先週、はしかと診断された。
3人とも症状は回復しているという。
埼玉県は、最初の患者が受診した医療機関で感染が広がったおそれがあるとして、高熱や発疹など、はしかの疑いがある症状が出た場合は、最寄りの保健所に連絡してから医療機関を受診するよう呼びかけている。
出典
『はしか3人感染医療機関で拡大か』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190226/0026138.html
また、海外渡航者がはしかウイルスを持ち帰っているという情報もあった。
(2019年2月27日 毎日新聞東京版夕刊)
高熱や発疹などが出る麻疹(ましん)(はしか)の患者報告数が今年200人を超え、この10年で最多のペースで増えている。
日本は4年前、世界保健機関(WHO)から「麻疹が撲滅された国」とのお墨付きを得ている。
にもかかわらず、毎年のように局地的に感染が広がるのは、免疫のない渡航者が海外で感染してウイルスを持ち帰ってしまうためだ。
麻疹は、同じ部屋や電車内にいただけでもうつり、感染力はインフルエンザの数倍とも言われる。
2007~08年の大流行では、高校や大学の休校が相次ぎ、患者報告は08年だけで1万人を超えた。
06年から、国は麻疹ワクチンの定期接種を1回から2回(1歳児と小学校入学前)に増やすなどして対策を強化してきた。
そのかいあって、現在は乳幼児を除く全年代の95%以上の人が免疫を持ち、「大規模な感染は起きにくい状態」(厚労省担当者)だ。
WHOは15年、同じウイルスで1年以上感染が続いていないことを意味する麻疹の「排除国」と認定した。
だが実際には、局地的な集団感染がたびたび起き、毎年、数100人の患者が報告されている。
国立感染症研究所によると、今年に入ってから今月17日までの1カ月半の患者は222人に上り、直近の1週間で48人が新たに感染した。
22都道府県で確認され、大阪府(77人)と三重県(49人)で半数以上を占める。
三重では宗教団体の研修会、大阪では商業ビル「あべのハルカス」の催事場という、人が密集した場所に感染者がいたため、一気に患者が増えた。
土着のウイルスが国内にない状況でも現れる感染者は、国境を越えた「輸入症例」だとみられる。
アジアやアフリカでは今も麻疹が流行している国が多く、フィリピンでは今年130人が死亡したと報道されている。
感染研によると、18年までの5年間で国内患者が感染したと推定される国は、フィリピン(79人)、インドネシア(45人)、タイ(24人)と続く。
厚労省は、改正する麻疹対策の指針に、海外渡航者へのワクチン接種呼びかけを追記する方針。
アニメ「マジンガーZ」と「麻疹がゼロ」の語呂合わせで目を引く啓発ポスターも作製した。
免疫を持たない乳児がいる保育所や、抵抗力の弱い患者のいる医療機関にウイルスを持ち込まない注意も必要だ。
感染研の多屋馨子室長は、「海外旅行を計画している人や保育所や医療機関に勤める人は、特に、母子手帳などで予防接種歴を確認してほしい」と訴える。
出典
『はしか、渡航者が「輸入」 排除国認定の日本、今年200人超 政府「旅行前のワクチン接種を」』
https://mainichi.jp/articles/20190227/dde/001/040/040000c
(2019年3月17日 修正1 ;追記)
2019年3月15日11時4分にNHK千葉から、千葉県の対策などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今回の事案を受けて千葉県は、はしかと風疹の感染が広がる中、救急活動などに支障が出ないよう、県内の消防に対して予防対策を徹底するよう呼びかけている。
具体的には、隊員一人一人に、はしかと風疹にかかったことがあるかや、予防接種を受けたかなどを確認したうえで、抗体が十分にない場合はワクチンの接種を勧めるよう求めている。
はしかに感染した救急隊員が所属している茂原市の長生郡市広域市町村圏組合消防本部では、3週間にわたって、感染の拡大を防ぐ対策に追われた。
まず、およそ230人の職員全員に対して、はしかや風しんにかかったことがあるかを確認し、かかったことがなく、これまでにワクチンを2回接種していない職員には、速やかな接種を呼びかけたという。
また、感染した隊員と発症の前日から一緒に勤務した隊員については、救急車の利用者への2次感染を防ぐため救急活動を控えさせ、3週間にわたって残りの隊員で勤務シフトを組んだという。
救急隊員の感染症対策をめぐっては、これまで確立されたものがなく、現在、総務省消防庁がマニュアルの整備を進めていて、今月中に完成する見込み。
出典
『救急隊員のはしか風疹対策徹底』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190315/1080005248.html
2019年2月15日22時19分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が玩具の写真付きでネット配信されていた。
飲み薬ほどの大きさのカプセルに入ったスポンジ玩具について、消費者庁は15日、子供が遊んでいるときに誤って体内に入ると気づきにくく、炎症を起こしたり窒息したりする恐れがあるとして、注意喚起した。
玩具は、「水でふくらむスポンジ」などとうたって販売されている縦約2cmのゼラチン製カプセル。
お湯に入れるとカプセルが溶け、長辺4~5cm程度の動物などの形をしたスポンジが膨らむ。
栃木県に住む4歳の女児は原因不明の不正出血が続き、磁気共鳴画像化装置(MRIM)で検査したところ、膣内に異物があることが分かり、手術で摘出。
異物の正体は、この玩具の中身である恐竜のスポンジ(約4cm)だった。
風呂で遊んでいるときに体内に入ったものとみられる。
昨年9月、担当した医師から消費生活センターに情報が寄せられ、消費者庁と国民生活センターが重大事故として調べた。
市販品を調査したところ、カプセルは体温程度(37℃)の湯で6~15分、風呂の湯温(約42℃)では6~10分で溶けた。
スポンジはレントゲンに写りにくく、幼児の場合は聞き取り調査で原因を特定するのも難しい。
また、カプセルのまま気道の奥に入ると、気管支炎や肺炎になることも考えられるという。
100円ショップやインターネットで販売されており、1パック12個入り。
2008年8月以降、累計約500万パックが出荷されている。
出典
『「炎症や窒息の恐れ」スポンジ玩具に要注意 消費者庁』
https://mainichi.jp/articles/20190215/k00/00m/040/252000c
2019年2月13日9時19分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界保健機関(WHO)は12日、スマートフォンなどの携帯音楽機器で長時間、大音量の音楽を聴き続けると聴覚障害になる恐れがあるとして、音量制限機能などの搭載を求める国際基準を発表した。
現状では、世界の若者(12~35歳)の半数近くに当たる11億人が難聴になる危険性が高いと警告した。
WHOは「一度失った聴力は戻らないと理解すべきだ」と強調.
各国政府やメーカーに、国際基準に沿った規制や機器の製造を要請している。
国際基準は国際電気通信連合(ITU)と共同で策定。
安全利用の目安を大人で音量80デシベル、子供で75デシベルを1週間に40時間までとし、機器にどの音量をどのくらい聴いたかを明示する機能を付けるべきだとしている。
大音量で聴き続けた場合、自動的に音量を下げる機能も必要だとした。
さらに、ナイトクラブやディスコ、競技場などでも大音量にさらされるリスクが高まっているとして、規制を求めている。
WHOによると、世界で聴覚障害に苦しむ人は約4億6600万人で、うち3400万人が子供。
50年には9億人に達するとの試算もある。
出典
『携帯音楽、若者11億人に難聴の危険 WHOが音量基準』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4119766013022019CR0000/
2月13日13時9分にAFPからは、下記趣旨のやや詳しい記事がネット配信されていた。
国連(UN)は12日、10億人以上の若者がスマートフォンやその他オーディオ機器の大音量での使用による聴覚障害のリスクにさらされていると警鐘を鳴らした。
国連は、安全な音量レベルに関する新たな安全基準を提案している。
国連専門機関の世界保健機関(WHO)と国際電気通信連合(ITU)は聴覚を守ることを目指し、オーディオ機器の製造と使用に関する拘束力のない国際基準を発表した。
音楽鑑賞においては、特に若者がリスクを伴う習慣に陥りやすい。
WHOによると、12~35歳の約半数に当たる11億人に「大きな音に長時間にわたって過剰にさらされる」恐れがあり、個人用オーディオ機器もこうしたリスク要因の一つと指摘された。
しかし、WHOのテドロス・アドハノン事務局長は、世界にはすでに「難聴を防ぐための技術的なノウハウ」があると話す。
同事務局長は声明を発表し、「これほど多くの若者が、音楽を聴く間に自身の聴覚に損傷を与え続けるようなことがあってはならない」と述べ、若者は「ひとたび聴力を失えば回復は困難であることを理解しなければならない」と続けている。
現在、世界人口の約5%に当たる約4億6600万人が、日常生活に支障をきたすほどの難聴に悩まされている。
この中には3400万人の子どもが含まれるが、WHOによると、そのうちどれだけの人がオーディオ機器の危険な使用によって聴力を損傷したのかは分からないという。
しかし、ITUと共同で策定した今回の新基準によって、「日々、音楽を楽しむ若年消費者層を守ることができるだろう」と期待を寄せる。
WHOは、85デシベル(dB)超で8時間、100dB超で15分の音量にさらされるのは安全でないとみなしている。
【速度計のない車で高速道路を走行するようなもの】
今回発表した安全基準「Safe listening devices and systems(安全なリスニング機器とシステム)」では、全てのオーディオ機器に「許容音量」を制御するソフトウエアの組み込みを求めている。
その目的は、ユーザーがさらされている音量と継続時間を追跡し、ユーザーの聴力に与えるリスクを評価することだ。
このシステムを活用することで、危険な音楽鑑賞習慣に陥っているユーザーに注意を促すことも可能になると考えられる。
WHOはまた、危険な使用を防ぐために、オーディオ機器に対する音量のペアレンタルコントロール(親による制限)機能と自動音量制限機能も導入するよう提言している。
一部のスマートフォンや他のオーディオ機器では、すでにこうした機能が提供されているが、深刻な聴力低下を防ぐためには、統一された基準を採用することが望ましいと国連は指摘する。
WHOのシェリー・チャーダ氏は、スイス・ジュネーブでの記者会見で、「この状況は、速度計や速度制限機能のない車で高速道路を走っているようなものだ」と話した。
「WHOが提案しているのは、どれだけの音量が出ているか、制限を超えていないかをユーザーに知らせる速度計…すなわち測定システムをスマートフォンに取り付けた状態で販売することだ」
出典
『スマホで聴く音楽に難聴リスク 「音量下げて」WHOが警告』
http://www.afpbb.com/articles/-/3210941
(ブログ者コメント)
3年前、同じWHOから、難聴防止のため、スマホなどでの音楽鑑賞は1日1時間以内にすべきとの指針が発表された旨、報道されていた。
今回報道されたスマホなどへの音量制限機能付与基準は、その延長線上のことかもしれない。
(2015年3月10日9時45分 産経新聞)
世界保健機関(WHO)は2月下旬、聴力を守るために、スマートフォン(スマホ)などで音楽を鑑賞する場合は「1日1時間以内」に控えるべきだとする指針を発表した。
難聴となる恐れが指摘されるためだ。
難聴は、初期には自覚症状がない上、失った聴力を回復するのは難しい。
大音量の音楽が流れる場所に行く機会が多い人も注意が必要だ。
大きな音に長時間さらされることで聞こえにくくなるのは、聴覚器官の内耳にある蝸牛(かぎゅう)の音を感じる細胞が障害を受け、死んでしまうためだ。
死んだ細胞を再生させる治療法はなく、正常な聴力を維持するには予防するしかない。
WHOが指針を出した背景には、スマホの普及により、米国で、大音量の音楽を聴く若者の難聴が増えているというデータがあり、問題となっていることがある。
・・・・・
出典
『若者の「スマホ難聴」注意 大音量の音楽鑑賞が原因』
https://www.sankei.com/life/news/150310/lif1503100019-n1.html
2019年2月8日20時4分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都内で昨年12月と今年2月、ロボット掃除機が電気ストーブを動かし、家具などに接触して燃える火災が2件相次いで発生していたことが8日、東京消防庁のまとめで分かった。
同庁は、「ロボット掃除機から目を離す場合は、電気ストーブの電源コードを抜くように」と注意を呼びかけている。
同庁によると、昨年12月にメゾネットタイプのマンションで、下階にいた住人が火災報知機の音に気付いて上階へ行くと、電気ストーブが50cmほど移動し、ソファに接触して火が出ていた。
室内では当時、ロボット掃除機が稼働していた。
今年2月には、別のマンションで住人が外出中、タイマーを設定してロボット掃除機を自動運転していたところ、同様の火災が発生。
幸いに、いずれの案件もすぐに消し止められ、大きな被害は出なかった。
同庁の再現実験では、ロボット掃除機が押したり、電源コードを巻き込んだりすることで電気ストーブが移動することが判明。
ロボット掃除機にはセンサーが搭載されているが、床の状態やストーブの重さなどによっては作動し続け、火災が発生する危険性があるという。
出典
『ロボット掃除機がストーブ動かし火災に 東京消防庁「ストーブの電源コード抜いて」』
https://www.sankei.com/affairs/news/190208/afr1902080040-n1.html
2月8日15時18分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁によると、火事が起きたのは都内のマンションの一室。
帰宅した女性がソファーから50cmほど離れた場所に置かれたカーボンヒーターの電源を入れ、リビングを離れた。
およそ20分後、火災報知器が鳴ったためリビングに戻ったところ、いつの間にかヒーターがソファーと接触していて、火が出ていたという。
「(今回の特異性は)通常動かない電気ストーブがロボット掃除機に押されて火災になったことが予期できなかったこと。滑りやすいフローリングと電気ストーブが軽い場合、動いたりする」
(東京消防庁 予防部調査課 原因調査係 西村主任)
東京消防庁は、取扱説明書の使用条件や注意点を読み、危険な状態にならないよう注意を呼びかけている。
出典
『ロボット掃除機で思わぬ火災、ヒーター動かしソファーに・・・』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3593811.html
2019年2月4日14時59分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前9時すぎ、江別市朝日町の住宅で、市内の74歳の男性が、この家の住民からの依頼を受けて屋根の雪下ろしをするため、はしごを登っていたところ、屋根から落ちてきた雪とともに、およそ3mの高さから地面に転落した。
男性は救急車で病院に搬送され、肩の骨を折る大けがをした。
警察によると、男性は屋根に対して斜めにはしごをかけて登っていたところ、突然、雪が落ちてきたということで、ヘルメットや命綱はつけてなかったという。
午前9時の江別市の気温は2.1℃で、気象台によると3月中旬並みだったという。
警察は、雪の量が増えたり気温の上昇に伴ったりして、今後、屋根からの落雪事故が増えるおそれもあることから、注意を呼びかけている。
出典
『落ちてきた雪ではしごから転落』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190204/0007598.html
※以下は近所の人の目撃談。(音声とテロップ情報のみ)
屋根の半分ぐらいの雪が、いきなりドーッと落ちてきた。
ハシゴに上った状態で雪が落ちてくるからハシゴが傾き、男性が手前側に落ちてきた。
(ブログ者コメント)
今年は、雪かき中に屋根から転落したり、屋根から落ちてきた雪に埋まったり、あるいは除雪機に巻き込まれる事故が、例年以上に多発している感がある。
そういった事故は全て紹介を割愛しているが、今回の事故は珍しいパターンだと思ったので紹介する。
2019年2月3日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前7時半ごろ、秋田県由利本荘市新上条の男性(84)方から出火。
木造一部2階建ての1階廊下や脱衣所の壁など、計約0.2m2を焼いた。
男性の妻(79)が全身にやけどを負って秋田市の病院に搬送され、意識不明の重体となっている。
警察によると、男性は4人暮らし。
1階居間にいた男性が足音に気付き、廊下を見たところ、着衣に火の付いた状態で倒れている妻を発見。
男性が毛布でくるむなどして消火に当たり、同居する息子が119番した。
当時、妻は何も持っていなかったが、男性に「仏間にいた」などと話したことから、警察は、妻がろうそくに点火した際、火が衣服に燃え移った可能性があるとみて原因を調べている。
妻は、かっぽう着やフリース素材の服などを着ていたという。
出典
『衣服燃えやけど、79歳女性が重体 ろうそくから引火か』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190203AK0002/
2月5日12時41分にNHK秋田からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、今月2日午前7時半ごろ、由利本荘市新上条の鈴木さん(男性、84歳)の住宅で、妻(79)が衣服に火がついた状態で倒れているのを鈴木さんが見つけ、消防に通報した。
妻は全身にやけどをして、病院へ搬送され手当てを受けていたが、4日夜、死亡した。
また、鈴木さんの木造一部2階建ての住宅の一部が焼けたが、当時、家のなかにいた鈴木さんや息子や孫にけがはなかった。
妻は、倒れているのを発見される前、仏壇に供え物をしていたということで、警察は、家族の話や現場の状況から、仏壇のろうそくの火が衣服に燃え移った可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『衣服燃えやけどの79歳女性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20190205/6010003009.html
2019年1月4日11時36分に山形新聞から下記趣旨の記事が、ホームタンクの下部からポリタンクに給油している写真付きでネット配信されていた。
県内で先月、灯油の流出事故が相次いだ。
いずれも原因は、ホームタンクの栓の閉め忘れの「うっかりミス」。
河川に流出した場合、自然環境や住民生活への影響も懸念される。
本県の最上川は東北地方の国管理の1級河川で、2017年まで4年連続で流出事故最多の“不名誉な状況”が続いており、国交省山形河川国道事務所は、「給油中は絶対に目を離さないでほしい」と呼び掛けている。
「ホームタンクから給油している途中、その場を離れた」。
先月中旬、山形市の住宅で490ℓ入りのタンクから約半分の灯油が流出する事故が発生した。
住人は給油していることを忘れ、戻ってみると灯油があふれていたという。
同事務所によると、県内では1~2月に流出事故が集中するという。
寒さが厳しく灯油の利用が増え、落雪で配管が破損することなども多い。
この中で懸念されるのが河川への流出。
最上川流域の事故は14年が89件、15年84件、16年75件、17年は105件で、いずれも東北地方の1級河川で最多となっている。
河川への油流出の影響は、水道水や農業用水に直結する。
流出が少量だったり、発見や通報が早い場合は、吸着マットで油膜を回収して影響の拡大を食い止め、流れ出ても大量の水で分解されるという。
しかし、規模が大きければ取水を制限することもあり、河川環境や住民生活に及ぼす影響は計り知れない。
県内での流出事故の約4割は、家庭用のホームタンクの栓を閉め忘れたことによるもの。
ヒーターやストーブ用のタンクへの給油中に、家事や除雪作業などでその場を離れたり、栓をしっかり閉めなかったりする「うっかりミス」が目立っている。
同事務所では、「事故防止は一にも二にも、給油中は絶対に離れない、目を離さないこと」と強調する。
一方、もしも漏れてしまった場合、すぐに最寄りの消防に通報することが必要だ。
事故の約半数は、早めの通報で影響が拡大する前に食い止められているという。
同事務所の担当者は、「ホームタンクなどの定期点検も重要。流出させてしまったり、河川などで油膜を見つけたりした場合は、ためらわず通報してほしい」としている。
出典
『灯油の給油中は離れないで! 県内で相次ぐ流出事故』
http://yamagata-np.jp/news/201901/04/kj_2019010400055.php
(ブログ者コメント)
〇ホームタンク使用経験のないブログ者は、掲載写真を見て
初めて、ホームタンクの使い方を知った。
これなら簡単にポリタンクに給油できそうだ。
ただ、裏を返せば、盗まれやすいということ。
実際、しばしば、盗まれたという報道に接することがある。
それゆえであろうか、ネット上には盗難防止グッズが多数売られていた。
思い返せば数10年前、ブログ者が住む市原市の有名餃子チェーン店でホームタンクから灯油が無くなったことがある。
その時は給油ミスということに落ち着いたようだが、今思うと盗難か?
北国でない市原市ゆえ、盗難ということには思い至らなかったのかもしれない。
〇ネットで調べたところ、ホームタンクからの灯油流出事故は北国を中心に多発しており、各地の消防や国交省河川国道事務所などから、流出注意の情報が数多く発信されている。
以下は一例。
(上越地域消防事務組合)
(国土交通省能代河川国道事務所 鷹巣出張所)
https://www.city.kitaakita.akita.jp/chiiki_wadai/2007/01/0123/touyu/tyui.htm
2018年12月28日21時55分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市保健所は28日、民間病院のデイケア施設(同市左京区)であった利用者向けの料理教室で、ネギと間違えてスイセンを炒めて食べた利用者11人、職員2人の男女計13人(33~83歳)が嘔吐など食中毒を起こしたと発表した。
いずれも軽症で回復に向かっている。
施設敷地で栽培していたネギを採った際、誤って有毒なスイセンが交じったとみられる。
市保健所によると、料理教室は26日昼に開かれ、豚肉と大根、ネギのみそ炒めを調理。
女性職員はネギを3本収穫したつもりだったが、うち2本は近くに生えていたスイセンだった可能性が高いという。
食べ始めて約10分後から発症した。
市保健所は、「スイセンを畑で一緒に栽培しないでほしい」と注意を呼びかけている。
スイセンはヒガンバナ科で、葉や球根など全ての部位に「ヒガンバナアルカロイド」という有毒成分を含む。
葉をニラ、球根をタマネギと間違える例が多く、2016年5月には、ニラと間違えて食べた北海道の男性が死亡している。
出典
『栽培のスイセンをネギと誤食 13人が食中毒 京都市のデイケア施設』
https://mainichi.jp/articles/20181228/k00/00m/040/350000c
12月28日19時34分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
スイセンにはヒガンバナアルカロイドという有毒成分が含まれ、食べると吐き気などの消化器症状を引き起こす。
市によると26日に、市内の民間病院に併設されたデイケア施設の利用者を対象にした料理教室が開かれ、施設内で栽培したネギを使って豚肉や大根とみそ炒めを調理。
女性職員2人を含む計14人で食べたところ、13人が嘔吐や下痢などを訴えた。
市は調査した結果、料理にスイセンが混入していたことによる集団食中毒と断定した。
施設では、スイセンとネギが混在した状態で栽培されていた。
ネギには球根がないが、職員は「採取した3本のうち2本には球根が付いていた」と話しており、2本はスイセンだったとみられる。
厚生労働省によると、スイセンの誤食による食中毒は、平成29年までの10年間に全国で167人の患者(1人死亡)が報告されている。
出典
『ネギと思ったらスイセン…京都のデイケアで食中毒』
https://www.sankei.com/west/news/181228/wst1812280036-n1.html
12月28日19時39分にNHK京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
料理教室では、利用者と職員が施設内の花壇で栽培しているネギを収穫したが、同じ花壇の近い場所でスイセンも栽培されていた。
出典
『スイセン食中毒ネギと間違えたか』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20181228/2010002630.html
(ブログ者コメント)
スイセンによる食中毒事例は、過去に本ブログでも何件か紹介スミ。
ただ、北海道の死亡事例は漏れていた。
2018年12月19日7時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
忘年会や新年会などでお酒を飲む機会が多い時期。
お酒を飲んだら、どのくらい運転を控えなければならないのか、久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の医師・瀧村剛さんに聞いた。
昨年、全国で朝の時間帯(午前5~10時)に摘発された飲酒運転は4157件あり、多くが前夜の酒が体内に残ったままだったと考えられている。
飲酒運転の摘発(879件)の約14%を占めている。
摘発された人の多くが、酒を飲んだ後、「少し寝たので大丈夫だと思った」と話しているという。
健康総合企業のタニタ(東京都)が11月に行った調査でも、社用車を運転することがある人の約37%が、「お酒を飲みすぎても一晩寝れば、運転しても大丈夫だと思う」と答えている。
「睡眠をとればアルコールの分解が促進されるということはありま
せん。
逆に、肝臓への血流が低下し、分解は遅くなります。
体内に入ったアルコールは主に小腸で吸収され、血液中に入り、全身を巡ります。
肝臓に運ばれると、酵素の力で『アセトアルデヒド』に変換されます。
さらに、別の酵素で酢酸に変換され、その後、体内で水と炭酸ガスになり、体外に排出されます。
寝ている間は全身の血流が緩やかになるために、肝臓へ入る血液量も低下し、アルコールの分解が遅くなると考えられています」
【「汗をかけば抜ける」もウソ…ほとんどが水分】
飲酒運転で摘発された人の中には、「風呂やサウナで汗をかいてアルコールを抜いたから大丈夫だと思った」と話す人もいるようだ。
「アルコールは約90%が肝臓で分解されます。
残りの約10%は分解されず、汗や尿などとして体外に排出されます。
だから、頑張って汗を出しても、あまり効果はありません。
お風呂やサウナで大量に汗をかいても、そのほとんどはお酒に含まれていた水分か、元々体内にあった水分です。
そもそも、飲酒後はアルコールの利尿作用により脱水傾向になるため、その状態でさらに汗をだそうと長風呂やサウナに入るのは大変危険です。
実際、飲酒後のサウナでの死亡事例もありますので、やめてください」
【飲んだら何時間運転できないのか?】
アルコールの分解は、どのくらいの速さで進むのでしょうか。
具体的にお酒を飲んだら何時間、車の運転ができないのでしょう。
その目安は?
「アルコールの分解には一定の時間が必要で、その長さはアルコールの摂取量によって変わります。
大事なのは、水分を含んだお酒の量ではなく、その中に含まれている純アルコールの量です。
つまり、同じ量であれば、度数が高いお酒ほど分解に時間がかかります。
分解のスピードは、個人差が大きいです。
久里浜医療センターで大学生を対象に1時間あたりの分解のスピードを調べたところ、1時間で分解できるアルコールの量は、遅い人と速い人で約3倍の違いがありました。
こうした調査も踏まえ、安全に運転できる一つの目安とされている数字があります。
警察や自動車学校で行われている、飲酒運転で免許取り消し処分を受けたドライバーを対象とする講習では、安全面を考慮して、アルコール4gを分解するのに1時間かかるとして、度数5%のビールを500mℓ飲んだ場合、アルコールは約20gなので、5時間は運転できないと教えています」
※アルコール量の計算式 お酒の量×アルコール度数×0.8
・・・・・
出典
『「寝たから大丈夫」のはず…翌朝に飲酒運転のワケ』
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20181217-OYT8T50045.html?from=y10
(ブログ者コメント)
本ブログでは、過去に以下などの類似情報も紹介している。
2017年10月10日掲載
『2017年10月3日報道 アルコールの摂取量と消失までの時間はほぼ比例、体重60㎏の成人男性だと日本酒1合で3~4時間が目安、警察庁は深酒翌日の運転は控えるよう注意喚起 (修正1)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7656/
2018年11月5日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入浴中に体調を崩し、急死する人が後を絶たない。
学会の報告によると、年間の推計死者数は約1万9000人。
交通事故による年間の死者数の約5倍。
意識を失い、助けを呼ぶ間もなく溺死してしまうケースもある。
冬に向けて気温が下がっていく今月は、入浴時の事故が増える時期だけに、注意が必要だ。
【血流の維持、高齢者衰え】
愛媛県西条市にある市運営の福祉施設の入浴場。
市内の最高気温が22℃を超える陽気だった4月30日の昼過ぎのことだ。
80代の男性2人が湯船に浮かんでいるのを、浴室に入ってきた利用者が発見した。
その後、病院で死亡が確認された。
市などによると、浴室は20m2ほど。
湯船は床面積約5m2で、深さは約60cm。
意識を失った理由などの詳細はわかっていない。
捜査関係者によると、心臓に持病がある男性が先に体調を崩し、もう1人も何らかの理由で失神した可能性が高い。
「一般的に、意識障害が起きると、声を上げることもできなくなる」。
入浴中の死に詳しい堀進悟・元慶応大教授(救急医学)は指摘する。
以前、堀さんの病院に搬送され蘇生した男性は、「意識がもうろうとして、いい気持ちのまま沈んでいた」と語ったという。
亡くなる理由は多岐にわたる。
複数の学会は、風呂場と脱衣所の温度差が引き起こすヒートショック(急な温度変化による血圧や脈拍の変動)のほかにも、熱中症や心筋梗塞、脳梗塞、アルコールによる影響などの要因を挙げる。
多くの場合、これらの結果、意識を失って湯船に沈んでしまうことが死につながる。
危険なのは冬場だけでない。
東京都監察医務院によると、2017年の東京23区の入浴関連死者数では、1、2月と12月の計3カ月で637人と43%を占めたが、3月(152人)や4月(147人)、11月(同)も相当の数があった。
亡くなるのは高齢者が多い。
高橋龍太郎・元東京都健康長寿医療センター研究所副所長によると、湯船に入ると血圧はいったん上昇した後、急に下がる。
この時、体は、心拍数を上げて脳への血流を保とうとする。
この機能が高齢者は衰えており、意識喪失につながることがある。
温度を感じる「センサー」も鈍っており、血圧が上がりやすい高温の湯に入りがちだという。
思いもしない場所で大切な人を失うショックは大きい。
82歳の母と2人暮らしだった鹿児島県姶良(あいら)市の男性(50)は、昨年の大みそかから元日にかけての夜、自宅の浴槽で母を亡くした。
警察から溺死と聞いたが、溺れた原因ははっきりしていない。
口べたで、優しかった母。
春まで家の風呂に入れなかった。
「身近な場所で失うのはつらい。だからといって、風呂に入らなければいいというものでもないし」
【外気温の寒暖差にも注意】
事故は、浴室内外の温度差だけでなく、外気温の変化も影響する、との指摘もある。
鹿児島大大学院の林敬人准教授(法医学)らは、2010年に鹿児島県で入浴中に死亡した人について調査(死亡日が明らかな181人対象)。
1日の寒暖差が15℃以上の日には、15℃未満の日と比べて、入浴死の発生率が1.5~2.2倍高かった。
また、平均気温が前日より3℃以上低かった日の発生割合も高かった。
これらの傾向は冬だけでなく、3~5月にも顕著だったという。
林准教授は、「春先など、寒暖差が広がりそうな日の前に、『入浴注意報』のような形で周知することも有効では」と提案する。
安全な入浴を啓発する取り組みもある。
大手製薬会社に勤めていた鈴木さん(男性、57歳)=埼玉県深谷市=は、趣味の温泉巡りから、入浴について研究するようになり、早期退社。
学者の監修を受けつつ、「高齢者入浴アドバイザー」の民間資格を創設した。
講演では、温泉の効能などを説明しつつ、入浴前の水分補給やかけ湯のポイントを伝える。
「高齢の方は、リスクを理解していても、『自分だけは大丈夫だ』という『楽観バイアス』が強い。
温泉の入り方を学びながら、家での入浴方法も変えてもらえれば」と期待する。
アドバイザーは現在、約550人。
昨年、資格を取った宮城県の元保育士の女性(68)は、湯船で5~10分ほど寝ることがあったが、血圧低下による意識障害の可能性があると知り、驚いた。
「『ウトウト』はいい状態だと思っていた。まさか死と隣り合わせだったなんて」と話す。
出典
『(日常の先に 潜む死のリスク:2)湯船の中、意識失って急死 入浴時死亡、年に1.9万人』
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13755257.html?rm=150
(ブログ者コメント
〇西条市の事例を含め、入浴時の死亡リスク情報については、本ブログでも過去に何件か紹介スミ。
ただ、今回の情報には、過去に紹介した情報以外の情報も含まれているため、改めて紹介する。
〇記事中の「高齢者入浴アドバイザー」がいかなるものかは、(一般社団法人)高齢者入浴アドバイザー協会のHP参照。
確かに、代表理事は鈴木さんとなっている。
2018年10月26日11時45分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし3月、みやき町の中学校で当時1年生だった元女子生徒が、部活動の準備中に体育館のドアに左手の人差し指をはさまれて切断する事故があった。
この事故について、元女子生徒側は、ドアが急激に閉まるのを防ぐ「ドアクローザー」という部品が老朽化し機能していなかったのが原因で、学校側の安全管理に問題があったとして、町に対し550万円余りの損害賠償を求めている。
26日、佐賀地裁で行われた第1回の裁判で、みやき町側は「ドアクローザーは機能を完全には失っておらず、町側に落ち度はない」と主張し、全面的に争う姿勢を示した。
出典
『元生徒の指切断で町側が争う姿勢』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20181026/5080001822.html
(2019年6月6日 修正1 ;追記)
2019年6月5日6時30分に佐賀新聞から、和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
町は開会中の定例議会に、損害賠償190万円を支払って和解する内容の議案を提出した。
町教委によると、4月に佐賀地裁から和解案の提示があった。
議案によると、女子生徒は16年3月、体育館に部活動の道具を運び入れていた際、入り口のドアに左手の人差し指が挟まり、指先を切断するけがをした。
女子生徒側は、ドアが閉じる速度を調節するドアクローザーが機能しなかったことが事故の原因とし、施設管理に瑕か疵しがあったとして町に損害賠償を求めていた。
町教委は、生徒が実際にけがをした点を踏まえ、「裁判より和解を選択した」としている。
出典
『指切断元生徒とみやき町和解へ 損害賠償議案を提出』
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/383203


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。