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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020112100分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ヨーグルトを配達していた男性が配達先の民家敷地内で放されていた大型犬に顔などをかまれけがをしたとして、犬の飼い主に約613万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁は20日、飼い主に約172万円の賠償を命じた。

 

古市文孝裁判官は「リードなども付けずに大型犬を放していたこと自体、飼い主の過失だ」と判断した。

 

判決によると、20153月、福岡県大野城市の戸建て住宅にヨーグルトの配達に来た男性が、敷地内に放されていた大型犬のバーニーズマウンテンドッグ(当時4歳半)に左手人さし指と顔をかまれ、出血を伴うけがをした。

 

男性側は「犬にリードを付けたり、かみつき防止用のマスクを着けたりするなどすべきだった」と主張。

 

一方で飼い主側は、配達者はインターホンを鳴らすことや門扉の外に商品を置くことができたなどとして、責任はないと反論していた。

 

古市裁判官は、犬は大型で家族以外にほえることがあったとし、「何らかの事情で警戒を示し、かみつく可能性があった」などと指摘。

 

配達員の鼻に残った全長33ミリのU字形の傷痕を後遺障害と認定し、治療費や慰謝料などを算出した。

 

一方、この犬はしつけがされ、比較的温厚な性格であったことや、配達員は犬が放されていることがあると認識しており、ほえ始めた段階で配達を中断できた点などを指摘し、過失割合は飼い主5割、配達員5割として過失相殺した。

 

https://mainichi.jp/articles/20201120/k00/00m/040/379000c

 

 

112160分に西日本新聞からは、前の配達担当者は敷地内での放し飼いに同意していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

乳製品の配達中に犬にかまれて後遺障害が残ったとして、元配達員の40代男性が飼い主に約613万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁は20日、飼い主の責任を一部認め、約172万円の支払いを命じた。

 

判決によると、男性は乳製品などの配達会社に勤務していた20153月、福岡県大野城市の飼い主宅に配達。

 

玄関付近で商品を置こうとした際、敷地内で放し飼いにされていた大型犬バーニーズ・マウンテンドッグ(体長約1メートル)に指と顔をかまれ、鼻に約3センチの傷痕が残った。

 

判決理由で古市文孝裁判官は、犬が人をかんだことがなく、前配達担当者が敷地内での放し飼いに同意していたことを踏まえても、「かみつき事故が生じる可能性は否定できず、相当の注意をもって犬を管理していたと言うことはできない」と指摘。

 

一方で、男性も玄関付近で犬に気づきながら配達作業を続けた点について、「相当な注意を欠いた」と述べた。

 

   ◇    ◇

 

新型コロナウイルスの影響による外出自粛で宅配便の利用が増える中、配達員が飼い犬にかまれるといったトラブルは増加が懸念される。

 

食料品宅配などを手掛けるエフコープ生活協同組合(福岡県篠栗町)は、「配達が予想される場合には、犬をつなぎ留めておくなど、協力をお願いしたい」などと定期的に注意を呼び掛けている。

 

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/666284/

 

 

 

 

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20201181829分にYAHOOニュース(北陸放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日午前840分ごろ、金沢市田上本町の介護老人保健施設「P」で、玄関を掃除していた49歳の女性職員がクマに襲われました。

女性は顔や腕などに大けがをしましたが、命に別状はないということです。

 

施設の担当者は当時のようすについて、「(女性は)モップブラシを持っていたので、それで応戦したが、12発叩けたかどうか。すぐにクマに襲われ馬乗りになった」と話していました。

 

クマはその後、住宅街に近い山に逃げていったとみられ、猟友会などが探しましたが、これまでのところ見つかっていません。

 

施設からおよそ200メートル離れた住宅街では、6日もごみ捨てに出かけた69歳の男性がクマに襲われていて、石川県内で今年けがをした人は、これまでで最も多い14人となりました。

 





 

https://news.yahoo.co.jp/articles/21798f20adc67067569ab8ea6b3af030af3afdd9

 

 

1192016分にFNN PRIME(石川テレビ)からは、施設の外に出て数秒後に襲われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

血で染まった玄関口。

金沢市田上本町の老人介護施設です。

 

8日午前、女性職員がクマに襲われ、顔や腕にけがをしました。

女性が襲われたのは施設の外に出てからわずか数秒後のこと。

 

こうした中、金沢市も消防活動用ドローンを使った新たな対策に乗り出しました。

上空からクマを見つける作戦です。

 

実はこのドローン作戦、8日加賀市でも一足早く行われていました。

赤外線カメラで色の変化を見つけ、通常のカメラでクマかどうかを確認します。

 

・・・・・

 

https://www.fnn.jp/articles/-/105587 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下はマピオンで調べた現場付近の地図。

 山を切り開いた造成地のような感じだ。

 

 

〇今年は、ドングリなどの不作もあってか、人間と遭遇したクマが人間を襲ったという報道が相次いでいる。

それらは本ブログの掲載対象外。

 

ただ今回の事例はモップで応戦しており、先日紹介した、クマと遭遇したら光るものを振り回して自分を大きく見せるのも一つの方法だという情報に関連しているので、紹介する。

 

〇一方、関連情報調査中、11年前に乗鞍岳のバスターミナルで大勢が襲われたという事例が目についたので、併せて紹介する。

この事例、ブログ者の記憶にはなかった。

 

202011961分 YAHOOニュース;現代ビジネス)

 

【衝撃!駐車場にクマが出た…】

 

前回は1970(昭和45)7月に日高山脈で起きた「福岡大ワンゲル部ヒグマ事件」について取り上げたが、この事件から約40年後の2009年、今度は北アルプスでツキノワグマによるセンセーショナルな人身被害事故が発生した。

 

場所は乗鞍岳の登山基点となる岐阜県畳平。

標高2702メートルのこの地には、バスターミナルをはじめ駐車場や宿泊施設、遊歩道などが整備され、代表的な山岳観光地ともなっている。

 

長野県側からはエコーライン、岐阜県側からだったら乗鞍スカイラインという観光道路を利用して労せずここまで来れば、標高3025メートルの乗鞍岳の山頂までは、歩いてわずか1時間半ほどの距離だ。  

 

この年の919日は3連休の土曜日にあたり、天気にも恵まれたことから、畳平は朝から大勢の登山者や観光客で賑わっていた。

 

そこへ突然、乱入してきたのが、一頭の雄のツキノワグマだった。  

 

時刻は午後210分過ぎ。

クマは畳平の北東にある大黒岳のほうから駆け下りてきて、乗鞍スカイラインを走るバスに接触したり、利用休止中の駐車場の鉄柵に挟まったりしているうちにパニックに陥り、大勢の人が行き来しているバスターミナルの駐車場に飛び出してしまった。  

 

思いもよらぬ野生のクマの出現に「クマが出たぞー」という声が上がり、その場は騒然となった。

 

クマもまた、いきなり多くの人間に取り囲まれ、いっそう興奮状態に追い込まれた。

 

その直後から周囲にいた人々を次々に襲いはじめたのは、退路を求めての行動だったと思われる。

 

このとき、たまたま友人らと畳平を訪れていた66歳の男性は、「助けてー」という女性の声を聞いて遊歩道の階段を20メートルほど駆け下りた。

 

そこでは、うつ伏せに倒れた女性の背中にクマがのしかかっており、周囲にいた人々が石を投げつけてクマを引き離そうとしていた。

 

女性を助けるため、男性も石を投げながらクマに近づき、持っていた杖でクマの鼻っ柱を殴りつけた。  

 

だが、次の瞬間には、もうクマは女性から離れて男性の前に仁王立ちとなり、左前脚を頭部に振り下ろした。

その一撃で男性の右目の眼球がぽろっと落ち、上の歯も吹っ飛んだ。

さらにクマにのしかかられて左腕に噛み付かれているうちに、男性は意識を失った。  

 

畳平にある山小屋「銀嶺荘」のオーナー(59)が騒ぎに気づいたのは、ちょうど男性が襲われているときだった。

 

彼は周囲にいた人たちに対してバスの中や建物内に避難するように呼びかけたのち、約10メートル離れた場所からパンパンと手を叩いて大声を上げ、クマの注意を引きつけようとした。

 

それに気づいたクマは男性への攻撃をやめて、猛然と突進してきたので、急いで山小屋の中に逃げ込もうした。  

 

ところが、そばにいた男性従業員が、いっしょに逃げる途中でつまずいて転倒してしまった。

 

そこにクマが追いついて従業員を攻撃しはじめたので、オーナーは引き返して再び手を叩き、クマを自分のほうに引きつけてから走って逃げた。

 

だが、山小屋の玄関の前まできたところで、ついうしろを振り返ってしまった。

その目の前には、二本足で立ち上がったクマの顔があった。  

 

次の瞬間、左前脚で顔面に一撃を食らい、倒れ込んだ上からクマがのしかかってきた。

そこへオーナーの長男が駆けつけてきて、思い切りクマの腹を蹴りつけた。

するとクマはオーナーから離れ、長男に襲いかかっていった。

 

 

【バスターミナルに逃げ込んだクマ】

 

次々と人がクマに襲われている間、周囲からは怒号と悲鳴が上がり、バスやタクシーの運転手はクラクションを鳴らしてクマを威嚇した。

 

そのなかのひとりが軽トラックを接近させてクラクションを鳴らし続けると、クマは標的を軽トラックに変えて攻撃を加えようとした。

 

その隙にほかの車が負傷者をピックアップして、バスターミナル内にある救護室や飛騨高山の病院へと搬送していった。  

 

その後、クマは3階建てのバスターミナルの建物の中へ逃げ込もうとした。

 

ターミナル内には大勢の観光客や登山者らが避難していて、正面玄関入口には長椅子を並べたバリケードを築いていた。

 

玄関に向かってくるクマを見て、従業員が入口のシャッターを閉めようとしたが、間一髪間に合わず、クマが飛び込んできてバリケードを突破した。  

 

避難していた人々(50人とも100人前後とも言われている)は、パニックに陥りながら逃げ惑い、テーブルの上に飛び乗るなどしてクマの攻撃をかわそうとした。

 

一般客を守るために、従業員らはモップやイス、消化器などを武器に、あるいは素手で、必死でクマに立ち向かった。

そんななかで数人が引っ掻かれたり咬まれたりして傷を負った。  

 

最終的にクマはターミナルの1階にある売店コーナーに逃げ込み、従業員が仕切りのシャッターを下ろして売店内に閉じ込めた。

 

そして午後6時前、高山猟友会丹生川支部のメンバー4人が現地に到着し、シャッターの隙間からクマを射殺して、悪夢のような出来事にようやく終止符が打たれた。

 

  

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

 

【クマの爪痕は体にも心にも…】

 

この事故による負傷者は計10人に及んだ。

襲撃された人のほとんどは、顔を狙われていたという。

 

いちばん重傷だったのが最初に登場した66歳の男性で、右目は完全に失明し、左腕と左足にも重い後遺症が残った。

 

山小屋のオーナーも、唇の上から喉にかけて100針以上縫う重傷を負い、話をするのに若干不自由するようになった。  

 

なお、事故を伝えた当時の報道には、「畳平に現れたクマを、男性が棒で叩くなどして興奮させたことがきっかけとなって、次々と人が襲われた」というニュアンスものが多かった。

 

しかし、これは事実ではない。

 

男性がとった行動は、あくまでクマに襲われていた女性を助けようとしたためであり、決して好戦的にクマに向かっていったのでない。  

 

ただ、事故は彼の心身に大きな傷を残した。

 

体が不自由になって好きな山に登れなくなっただけではなく、いっしょに畳平を訪れていた友人らは、「助けられなかった」という負い目から彼のもとを離れていき、その後の人生は大きく変わってしまった。

 

 

【なぜバスターミナルにクマが?】

 

もともと乗鞍岳一帯はツキノワグマの生息域であり、周辺ではこの事故以前にもクマがたびたび目撃されていた。

 

しかし、ほとんどの野生のクマがそうであるように、乗鞍岳に生息するクマも人間を恐れており、登山者らに干渉することなく、ある一定の距離を保っていた。

 

では、なぜこのときに限って、バスターミナルにいた人の集団のなかに、クマは自ら飛び込んでいったのだろうか。  

 

この点について、岐阜大学応用生物科学部プロジェクトチームがまとめた『乗鞍岳で発生したツキノワグマによる人身事故の調査報告書』は、「クマが大黒岳の上部で採食に夢中になっているときに、近くにいた登山者が大声を出すなどしたため、驚いて斜面を駆け下りた可能性が考えられる」と推測している。  

 

ところが、駆け下りた先が車の往来する道路であり、バスに接触したり鉄柵に挟まるなどしてパニック状態が続き、大勢の人がいるバスターミナルに飛び出してしまった。

 

そこには身を隠す場所がなく、大声を出されたり石を投げられたりしたため、精神的に追い詰められて人への攻撃に転じたというわけである。  

 

クマにしてみれば、あくまでも脅威から逃避しようとして行動したのに、その先々でさらなる脅威に直面し、それまでに体験したことのないほどの身の危険を感じて、死に物狂いでそこから逃れようとしただけなのだろう。

 

そう考えると、被害に遭った人たちにとっても、射殺されたクマにとっても、不運で不幸な出来事であったとしか言いようがない。  

 

この事故以降、乗鞍岳一帯でクマによる人身被害は、今のところ出ていない。

 

しかし、乗鞍岳がクマの生息域であること、また多くの登山者や観光客が訪れる山岳観光地でもあることに変わりはない。

 

実際、周辺では毎年たくさんの目撃情報が寄せられており(今年度は1021日現在、36件の目撃情報がある)、ときに登山道や遊歩道の近くに出没することもある。  

 

そうした状況では、人間のなにかしらの行動がトリガーとなってクマがパニック状態に陥るのは充分に予測できることであり、同様の惨事がいつ起きても、なんら不思議ではない。

 

それは乗鞍岳にかぎった話ではなく、クマが生息するほかのエリアについても同じことがいえる。

 

登山であれキャンプであれ観光であれ、自然のなかで活動するときには、そうしたリスクがあることを、我々は忘れてはならない。

 

 

【「自分を守る」ために行動する】

 

とくに今年は全国各地で例年以上にクマの出没・目撃情報が相次ぎ、石川県や新潟県、山形県では、市街地や観光地で人がクマに襲われる被害も発生した。

 

その要因としては、今年はクマの食料となるドングリが凶作であること、人間を怖がらない新世代のクマが現れはじめていること、過疎化や高齢化により里山が荒廃してクマの生息域が広がっていることなどが挙げられている。  

 

いずれにせよ、これまでになく人間とクマの距離が近くなっているのは間違いなく、両者の関係はより緊張の度合いを増しており、突発的な事故には充分警戒する必要があろう。  

 

なお、乗鞍岳の事故のように、人がクマに襲われている場面に出食わしたとしたら、どう対処すればいいのだろうか。

 

残念ながら、周囲にいる人たちにできることはほとんどなにもない。

 

乗鞍岳の事故のときのクマは、体長136センチ、体重67キロだった。

体格的には人間の成人男子より小さいにもかかわらず、人の力では制御できず、10人もの重軽傷者が出てしまった。  

 

たとえどんなに屈強な男性でも、まともにクマとやりあったのではとても勝ち目はない。

襲われている人を助けようとしてヘタにクマを刺激すると、いっそう興奮させて被害がより拡大してしまう。

 

たとえナイフやナタ、あるいはクマスプレーを持っていたとしても、クマを確実に撃退できる保証はなく、逆に返り討ちに遭ってしまう可能性が高い。  

 

だから、まず行なうべきは、自分の身を守る行動をとる、すなわち避難することだ。

 

「襲われている人を助けたい」と思う心情は理解できるが、もし助けようとするのなら、「もしかしたら自分も命を落とすことになるかもしれない」という覚悟が必要である。  

 

また、自分がクマに襲われた場合は、クマスプレーを携行していればそれを噴射すべきだが、そうでなければ防御姿勢(首や腹部への致命傷を防ぐために、地面にうつ伏せになり、手を首の後ろで組む体勢)をとって、クマの攻撃をやり過ごすしかない。

 

負傷するのは避けられないだろうが、力ずくで対抗しようするよりは賢明だろう。

 

---------- 参考文献 『乗鞍岳で発生したツキノワグマによる人身事故の調査報告書』(岐阜大学応用生物科学部プロジェクトチーム) ----------

 

羽根田 治(フリーライター)

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/08ba99e80b3c68734f0d376eec361cf9a48e7de2?page=1

 

 

 

 

 

 

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2020102806分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

網戸を上下に動かすひもに首が引っかかり、女児(当時6歳)が死亡したのは製品の欠陥が原因だとして、兵庫県内に住む両親らがアルミ建材大手「YKK AP」(東京)とリフォーム業者に計約8000万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 

窓のブラインドなどのひもが首に絡まる事故は過去にも多発しており、父親は27日の第1回口頭弁論で「安全対策を講じていれば事故は防げた」と訴えた。被告側は争う姿勢を示した。 

 

訴状などによると、女児は20191118日午後、自宅で網戸のひもが首に引っかかった状態で家族に発見され、病院搬送後に死亡が確認された。

 

事故は、自宅のリフォームで網戸を設置した直後に発生。

輪状になった樹脂製のひも(約175センチ)を引くと、窓枠の上部に収納された網戸が下まで引き出せる構造だった。

 

両親側は、網戸の本体に事故を警告する表示がなく、一定の重さがかかるとひものつなぎ目が外れるなどの安全対策が取られていないと指摘。

「子供の首に引っかかると窒息死する危険がある時点で欠陥がある」と主張している。

 

製品には、子供の手が届かない高さにひもを束ねるクリップが付属しており、このクリップには事故への注意を促す表示があった。

 

しかし、出荷時にクリップはひもに装着されておらず、両親側は「使用の必要性を認識できる状態ではなかった」と言及。

 

リフォーム業者についても、クリップを袋に入れたまま放置し、使い方を説明しなかった責任があるとしている。

 

事故当日、病院に駆けつけた父親は「パパ来たよ」と語りかけたが、女児の意識は戻らなかった。

 

204月から小学生になるはずだった女児の紫色のランドセルは、今も自宅に残されたまま。

父親は法廷で「幼い命が二度と奪われないよう再発防止を要請したい」と涙ながらに訴えた。

 

YKK APは訴えに対し、「製品自体に欠陥はないと主張していく」と答弁。

取材に対し、事故後の1912月以降は、ひもにクリップを装着した状態で出荷しており、安全性を高める措置を取っていると説明している。

 

 

【同様の事故、後立たず】

 

窓のブラインドやスクリーンなどのひもを巡っては、過去にも事故が多発しており、消費者庁が繰り返し注意を呼びかけてきた。

 

同庁によると、200713年にひもが子供の首に絡まるなどの事故は国内で10件あり、このうち12年の3件では死亡した。

 

6カ月男児が亡くなった事故では、寝返りをしてベッドから落ちた際、近くのひもが首にくい込んだとみられる。

 

経済協力開発機構(OECD)の調査(16年)では1996年以降、世界15カ国で250件以上の死亡事故が確認されている。

 

消費者庁は、ひもが首に絡まると窒息などで15秒以内に気絶し、23分で死亡する危険性があると指摘。

 

事故は寝室やリビングで静かに起き、保護者が気づかない可能性もあるといい、

▽ソファやベッドをひもの近くに置かない

▽ひものループ部分がない製品や小さい製品を使う

▽ひもをクリップでまとめる

などの対策を求めている。

 

一方、東京都が設置した「都商品等安全対策協議会」は14年、クリップなどの付属品があっても消費者が使わないケースがあるとして、安全器具が一体化した商品開発をメーカー側に提言した。

 

https://mainichi.jp/articles/20201027/k00/00m/040/194000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブラインドなどのヒモの危険性については、過去にも本ブログで紹介している。

 

 

 

(2022年11月19日 修正1 ;追記)

202211171917分に毎日新聞からは、製品欠陥はなく業者も使用方法を説明していたと裁判で認定されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

網戸を上下に動かすひもに首が引っかかり、6歳だった女児が死亡したのは製品の欠陥が原因だとして、兵庫県内に住む両親らがアルミ建材大手「YKK AP」(東京)とリフォーム業者に計約8000万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は17日、請求を棄却した。

池上尚子裁判長は「事故を防ぐための安全対策が取られており、製品に欠陥はない」と判断した。

判決によると、女児は201911月、網戸のひもが首に引っかかった状態で家族に発見され、死亡が確認された。

網戸は自宅のリフォームで設置され、輪状のひもを引くと、窓枠の上部から引き出せる構造だった。

池上裁判長は、この製品について、ひもを子供の手が届かない高さで束ねられるクリップが付属し、クリップには事故への注意を促す表示も記された状態で出荷されたと指摘。

製品の危険性や適切な使用方法について指示・警告がなされていた」と述べ、「YKK AP」の賠償責任を認めなかった。

リフォーム業者についても、両親にクリップの使用方法などを説明していたと認定した。

両親側は「子供の首に引っかかると窒息死する危険がある時点で製品に欠陥がある」と主張。

クリップも、ひもに装着された状態で出荷されていないとして、「使用の必要性を認識できなかった」などと訴えていた。

https://mainichi.jp/articles/20221117/k00/00m/040/292000c

 

(2024年3月16日 修正2 ;追記)

2024314850分に毎日新聞からは、1審判決が変更になり倍賞支払い命令が出た、裁判長はこうした網戸は一般的ではないと指摘したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

両親らが製造元のアルミ建材大手「YKK AP」(東京都千代田区)とリフォーム業者「Tホームトピア」(札幌市)に計約8000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が14日、大阪高裁であった。

黒野裁判長は、両親らの請求を棄却した1審判決を変更。

「製品に欠陥があり、企業の製造物責任が認められる」などとして、2社に計約5800万円の支払いを命じた。

判決によると、兵庫県の自宅にいた女児は2019年、網戸を開け閉めするひもが首に引っかかった状態で家族に発見され、死亡が確認された。

網戸はリフォームの際に設置。

輪状のひもを引くと、窓枠の上部に収納されている網戸が引き下ろせる構造だった。

製品には、子どもの手が届かない高さにひもを束ねられるクリップが付属していたが、出荷時にクリップはひもに装着されていなかった。

黒野裁判長は、こうした網戸は一般的ではないとして「危険性が広く認知されているとは言えない」と指摘。

出荷時にひもとクリップは別々の袋に入れられ、取扱説明書も同封されていなかったことから、「十分な指示や警告がなく、安全性を欠いていた」として、製品の欠陥を認めた。

リフォーム業者についても、製品を窓に設置することや、ひもの危険性を両親に説明することを怠る注意義務違反があったと認定した。

2211月の1審・大阪地裁判決は「製品に欠陥はない」と判断し、両親側が控訴していた。

事故が起きたのは、母親の実家を2世帯住宅にリフォームした3日後だった。

母親は「リフォームしなければよかった」と自分を責め続け、体調を崩したという。

https://mainichi.jp/articles/20240314/k00/00m/040/303000c

 

  

 

 

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20201026110分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

全国でクマが人里に出没し、人を襲う事件が相次いでいる。

今月中旬には石川県のショッピングセンターに現れ、射殺された。

 

もしもクマに遭遇したらどうすればいいのか。

目を離さずに静かに後ろへ下がるなどの方法が報道されているが、よく言われる「死んだふり」は効果があるのだろうか――。

専門家に聞いてみた。

 

日本ツキノワグマ研究所(広島県)の米田(まいた)一彦理事長(72)は、これまでに3千頭のクマに遭遇し、8回襲われた経験がある。

「熊が人を襲うとき」(つり人社)という著書もある。

 

「ばったり出くわしたら、地面に伏せて首をガードし、1撃目を食らわないのが大事」。

クマが攻撃してくるときは、抱きついてきて鼻にかみつき、窒息させることもあるため、立ったままでいると重篤化し、死亡することも多いという。

そのため、米田さんは「死んだふりは効果がある」と話す。

 

また、ステッキやスコップ、ピッケルなどを振り回すと、クマは怖がるらしい。

「クマはクマが怖い。ピッケルなどキラキラ光るものが、クマの爪にみえる」。

 

鎌などを持っていた場合は、振り回し、できるだけ自分の体を大きく見せるのがいい、とも。

90代の女性が、熊手を振り上げて助かった例もある。

 

一方で、目の前で遭遇したのではなく、山の中で離れたところで見つけたときは、木の後ろに隠れ、木のふりをすることが有効だとする。

 

クマは動くものには目が早いが、じっとしているものは何か判別できないという。

 

平野部で遭遇したときの対応も同様だ。

 

電柱や木立の後ろに隠れ、見つからないようにする。

仮に襲われたときは、側溝に伏せたり、電柱に抱きついたりして、腹を押しつけて体を守り、表面積をできるだけ小さくするといいという。

 

 

【襲われても、おなかを守れ】

 

酪農学園大学の佐藤喜和教授(野生動物生態学)は、「ばったり出くわして驚いているのはクマも同じ。急に走り出したり、大声で叫んだりすると刺激してしまうので、まずは刺激しないことが大切です」と話す。

 

「死んだふり」については、「いきなり倒れたら、興味を示してクマは近寄ってくるかもしれない」とするが、「威嚇突進してきたときにも、人を食べるつもりではないので慌てずに。仮に襲われても、両手を首の後ろで組んで首を守り、うつぶせになるなどして、おなかを守ることが必要」といい、この姿勢が「死んだふり」に近いものだと説明する。

次第にクマは離れていくという。

 

ただ、「かなりまれなケース」と佐藤さんがあげるのは、過去に人を襲って食料を得た経験があるクマだ。

 

「人=おいしいものを持っている」という学習をしているクマは、ふらふらと近寄ってくるという。

ぶつかってきたときに、死んだふりをしても効果はないという。

そんなときは「持てるすべての物を使って戦うしかない」。

 

石川県のケースのように、もし街中で出あったら? 

 

クマはパニック状態になっており、クマが落ち着けるように、クマとの間に障害物を挟みながら距離をとるのがいいという。

 

佐藤さんは「ヒグマの会」事務局長も務める。

会では、お役立ちグッズも数多く紹介。

 

クマを撃退する「ベアスプレー」は「4メートル以内から吹いて顔に命中させれば、撃退効果は高い。ただ、風向きには要注意。こっちにダメージがあり、クマ対応どころではなくなる」。

 

クマに人の食料を食べさせないため、特殊な容器で食料を保管することなども紹介している。

 

結論は、クマよけの鈴を鳴らしたり目撃情報を把握したりと、クマに遭遇しないようにし、遭遇してしまったら、焦って急いで行動しないことのようだ。

 

https://digital.asahi.com/articles/ASNBT76GDNBRUTIL01Y.html?pn=6

 

 

 

(2020年11月7日 修正1 ;追記)

 

2020116200分にYAHOOニュース(Forbes JAPAN)からは、鈴の音には慣れることもあるのでペコペコ音など、山の中では聞かない音をたてるほうが効果的など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

「鈴の音」がクマ除けになることからもわかるように、クマは元来、人を恐れ、できることなら遭遇を回避しようとする動物だ。

 

それでもクマが人を襲うのは、クマ自身が身を守るための最後の手段だと感じた場合や、子グマを守るためである場合が多いとされる。

 

また稀に、人を恐れるに足りない存在だと学習した場合、積極的に人を襲うケースも報告されているため、過度に人に慣れさせないことが重要とされている。

 

餌付けするなどは言語道断の行為だ。

 

また、「クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人 姉崎等(姉崎等、片山龍峯著/筑摩書房)」という書籍では、アイヌの猟師である姉崎氏が、鈴の音に慣れてしまうクマも存在することを語っており、興味深い話だと感じた。

 

クマ除けの鈴をつけた人が、しょっちゅう分け入る山中では、普段は山では聞かれない音、例えば空のペットボトルをペコペコと鳴らす音などのほうが、クマを警戒させる効果があるのだという。

 

いずれにしても、ここに人がいるから近づくな、人は怖い存在だ、という警告を発しておくことが重要で、クマも根本的には人を恐れ、危険を回避しようとしていることに変わりはない。

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/d41e723466f9c03ae8399528cd3c71f4fe32dcd2 

 

 

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20201022110分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

インターネットなどを通じて買った中古のパソコンや家電から出火する事故が相次いでいる。

 

フリーマーケットアプリなどで個人間の取引も広がるなか、売り手の改造や欠陥によるリコールを知らずに購入していたケースが目立つ。

 

購入時には、製品の情報をしっかり確認する必要がある。

 

国民生活センターによると、関東地方の20代女性は2019年にフリマアプリで中古の冷蔵庫を購入し、自宅で使っていたところ、6月に突然、冷蔵庫の背面から出火した。

家族で消火してけがもなかったが、一時は40センチほどの炎が上がったという。

 

製品評価技術基盤機構(NITE)が9月にまとめた調査結果によると、201519年度に発生した中古品の事故のうち、266件(82%)は製品からの出火などによる火災だった。

 

中には、死亡(11件)や重傷(14件)に至った重大なケースもあった。

 

事故があった製品別ではパソコン(32件)が最も多く、石油ストーブ(25件)、冷蔵庫(19件)が続いた。

 

中古品の入手方法は、譲渡が最多の42%を占め、購入ではリユースショップ(25%)やインターネット(11%)が多かった。

 

電気ストーブの事故では、電源コードを別のコードとつないだ改造部分が接触不良を起こして発火していた。

 

ネットオークションで購入したノートパソコンが燃えた事故は、非純正のバッテリーの異常発熱が原因だった。

 

リコール対象と知らずに購入した洗濯機から出火した事故もあった。

 

フリマアプリでも多くの電化製品が売買されるなか、メルカリは9月から、製品の欠陥によるリコールがあった場合に購入者らに注意喚起する取り組みを始めた。

 

メーカーの情報を基に購入者や出品者にリコールを伝え、対象製品が出品されている場合は削除する。

 

ネットの個人間取引で製品の安全性を第三者が確認するのは難しく、こうしたメルカリのような動きはまだ珍しい。

 

NITEは、買い手側に修理・改造の履歴などを確認するよう呼びかける一方、売り手側にも「自分で修理・改造した製品は提供しない」、「リコール対象製品でないことを確認する」といった対応を求めている。

 

製品安全に詳しいMS&ADインターリスク総研の伊納正宏上席コンサルタントは、「製品についての情報を多く持っている売り手側の対応が重要だ。リスクについて適切に情報提供することが事故の削減につながる」と指摘している。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65302460S0A021C2CE0000/?n_cid=NMAIL007_20201022_Y

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ネタ元と思われる資料は下記。

 

中古品に潜む危険!リユース時の注意 ~安全で持続可能な社会を目指して~

(令和2924日(木)製品評価技術基盤機構 プレスリリース)

 

フリマアプリ1などの登場により、個人間の物品の売買が気軽にできるようになりました。

 

また、おうち時間を活用するなどして、断捨離を始める方も少なくありません。

 

製品のリユース(再使用)を促進することは、限られた資源を有効活用するとともに廃棄物の発生抑制につながり、環境への負荷の少ない持続可能な社会の形成に貢献します。

 

一方で、中古品2を使用することで思わぬ事故が発生しています。

 

特に、製品の使用状態など入手前の情報が得られず事故に至るおそれに気がつくことができなかったために、発生している例もあり注意が必要です。

 

NITE(ナイト)は、事故の未然防止のため、中古品の事故について注意喚起します。


2015年度から2019年度までの5年間にNITEに通知のあった製品事故情報3のうち、中古品の事故は合計3254確認されました。

 

そのうち死亡事故は11件(12人)、重傷事故は14件(14人)発生しています。


品目別では家庭用電気製品での事故が多く、特にパソコンで32件の事故が発生しています。

 

また、入手方法別では、譲渡された製品による事故が最も多く発生しています。

中古品の事故を防ぐためには、提供する側、入手する側のそれぞれで気を付けるべきポイントがあります。

 

中古品を提供する側として、修理・改造した製品やリコール対象製品などは譲渡や売却をしないこと、製品を選ぶのに必要な情報を伝えることなどが重要です。

 

また、中古品を入手する側として、リコール対象製品でないことを確認する、製品の製造年や製品に破損や変形などの不具合が発生していないことを確認するなどして、事故を未然に防ぎましょう。

 

■事故事例

○譲渡された電気ストーブの電源コードが途中で切断され別のコードが接続されていたため、接続部が異常発熱し、出火した。

○リユースショップで購入した電気洗濯機がリコール対象製品であり、不具合のあったコンデンサーが内部ショートを起こして出火した。

○インターネットで購入した中古品のノートパソコンを充電中、非純正品のバッテリーパックが内部ショートし、出火した。

○譲渡された扇風機の内部配線が長期使用による劣化で断線し、スパークが生じて出火した。



■事故を防ぐポイント

●提供する側(譲渡、売却などする場合)

○提供者自らが修理・改造した製品は提供しない。

○製品がリコール対象製品でないことを確認する。リコール対象製品だった場合は、提供を止め、事業者に連絡する。

○非純正バッテリー5を取り付けた製品である場合は、その旨を伝える。

○製品の製造年数を伝えるとともに、異常など不具合のあった製品は提供しない。

 

●入手する側(譲受け、購入などする場合)

○製品の修理や改造の履歴を確認した上で判断する。

○製品がリコール対象製品でないことを確認する。また、入手した製品がリコール対象製品だった場合は、使用せず事業者に連絡する。

○非純正バッテリーが製品に取り付けられているかどうかを確認し、取り付けられていた場合は、製品本体の事業者などのホームページで事故情報などの注意喚起が掲載されていないか確認する。

○製品の製造年数や製品に破損や変形などが生じていないか確認する。
 

(※1) インターネット上で、フリーマーケットのように物品の売買を行えるスマートフォン用のアプリ。

(※2) 本資料では、中古品販売店で購入したもの、インターネットオークション及びインターネット通販で購入した中古品、譲渡された物、中古住宅などに既設で設置されていたものなどを「中古品」と呼ぶ。

(※3) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含める。

(※4) 重複、対象外情報を除いた事故発生件数。

(※5) 非純正バッテリーとは、いわゆる互換品として販売されている他社製のバッテリー製品を指す。

 

https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2020fy/prs200924.html

 

 

 

 

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2020108211分にYAHOOニュース(FORZA STYLE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

  

空気が乾燥する季節に、カーライフで気を付けなければならないのが、「静電気」です。

 

クルマのドアハンドルで「バチッ!」となるのは何とも嫌なものですが、最も注意していただきたいのは「給油時」です。

 

セルフのガソリンスタンドで必ず聞く、「静電気除去パッドに触れてから……」というアナウンスは、日常になりすぎて、「面倒だから端折っている……」という方も、多いのではないでしょうか。

 

静電気で引火することを知ってはいても、普段の生活ではなかなか意識できなかったりもします。

 

静電気やガソリンの危険度、そして実際の事故事例をご紹介し、「あのアナウンスの大切さ」を再認識するきっかけとしていただきたいと思います。

 

 

【ガソリンスタンドでの静電気火災の事例】

 

日本で実際に起こった、静電気が原因と思われるガソリンスタンドでの火災の事例をご紹介します。

 

・給油をするために給油操作をしたが、(ガソリンがでてくる)振動がなかったので、従業員を呼ぶために56メートル周囲を歩き、再び給油ノズルに触れようとしたところ、スパークが発生して引火。

 

・給油が終わり、おつりを受け取りに行っている間に、同乗者が燃料キャップを閉めようとして出火。

 

・バイクのドライバーが手袋をしたまま静電気除去シートに触れていたため、静電気を十分に除去できずに炎があがった。

 

このような場面、あなたにも起こりうると思いませんか?

静電気がどのくらいの電圧か、知っていますか?

 

クルマや玄関のドア、コンビニのスチールの棚などに触れ、「ビリッ」と痛みを感じる程度の電気的なショックが生じるとき、触れる前の人体には、おおよそ3000ボルト以上の電圧が帯電している、といわれています。

 

この3000ボルト、という電圧は、蛍光灯のはしを持ち、反対側を別の人にもってもらうと蛍光灯が光るほどの大きさです。

 

ちなみに、AED(自動体外式除細動器)の電気ショックでは、電圧が12002000ボルトなので、それよりも、ずっと大きな値が発生していることになります。

 

それだけ、静電気は、大きな電圧をもっているのです。

 

ガソリンは気体になりやすく、引火しやすいことは忘れてはなりません。

 

給油口のキャップを開けた時や、給油の真っ最中に、ガソリンの何とも言えない臭いがしてきます。

あれこそが、気体となったガソリンです。

 

つまり、目には見えなくても、ガソリンは、あなたの体のすぐそばまで来ているのです。

 

加えて、ガソリンの引火点はなんと、-40℃以下。

つまり、真冬のどんなに寒い日でも、静電気やたばこなど、小さな火種さえあれば、すぐに引火します。

 

気体となったガソリンが漂っているところへ、静電気が起きたら…。

どうなるかは、わかりますよね。

 

 

【ガソリンスタンド店員が「静電気除去」をしない理由は?

 

では、なぜガソリンスタンドの店員の方は、静電気除去シートに触れなくてもいいのでしょうか。

 

その答えは「ユニフォーム」にあります。

フルサービスのガソリンスタンドにいる店員の方のユニフォームは「静電気帯電防止作業服(JIS規格の名称)」の基準を満たしており、静電気が帯電しづらくなっています。

 

また、常に地面に足をつけていたり、金属の車体に触れていたりする、ということも、店員の方が帯電しづらい理由です。

 

一方でドライバーの方は、クルマから降りる際に、シートと衣類が擦れることで帯電しやすい状況にあり、ノズルを触るまで、放電の機会がないことも。

 

そのため、必ず静電気除去パッドをタッチすることが必要となるのです。

 

重ね着も帯電しやすい理由のひとつです。

 

綿や絹、麻といった自然素材は帯電しにくいため、こすれあっても静電気は発生しづらいのですが、冬は、石油を原料とするアクリルやナイロンなどの合成繊維の素材のものを着る機会も多く、さらに重ね着もするため、少し動くだけでも服がこすれて、徐々に静電気をためてしまいます。

 

帯電しやすい体質の方は、給油のためにクルマから降りる際、シートから体をはなす前に,車の金属部分に触れながら降りると、静電気がドアに流れていくため、安全に給油することができます。

 

給油以外のときも、車のドアノブに触るのが怖いときは、一度地面に両手をついてから、ドアノブに触れるといいです。

それによって、放電することができます。

 

現在は、給油ノズルに静電気を逃がす仕組みが施されるなど、対策が進んでおり、セルフスタンドにおける静電気火災は減少しています。

 

しかし、ガソリンが危険物であることに変わりはありません。

 

給油前、静電気除去シートには、必ず触れましょう。

日本では、死亡事故など、重大な事故は起こっていないようですが、静電気除去シートに触れなければ給油できない仕組みづくりも、必要なのかも知れません。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/85be593a95d2ef8843c3ae677a31c685b7c43c14

 

 

 

 

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2020107720分にYAHOOニュース(MOTA)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

セルフガソリンスタンドで給油する際に「ガコッ」と大きな音と手応えに合わせて給油がストップしますよね。

 

そこからさらに燃料タンク目一杯まで入れるため、ノズルレバーを少しだけ引いてゆっくりと給油している…そんな心当たりはありませんか?

 

実は禁止事項であり、大きな事故につながる可能性もあるんです。

 

 ■ガソリン給油口どこ!? 場所がまちまちだった懐かしいクルマの給油口を解説付き画像で見る[フォトギャラリー]

 

 

【自動停止後の継ぎ足し給油は火災の原因にもなる】

 

セルフガソリンスタンドでは「給油が自動停止した際、追加給油はしないでください」などと表示されています。

 

そもそも、給油がストップするのは、給油ノズルにセンサーによる自動停止機能が働いているためで、センサーによる給油停止の時点で、燃料タンク上での満タンとなります。

 

しかし、前述のように給油レバーを少しだけ引いてゆっくり給油した場合、自動停止されずに給油し続けることができてしまいます。

 

これに対して各自動車メーカーサイトでは、「継ぎ足しによって燃料があふれてしまい、火災につながるおそれがある」と警告しています。

 

また、溢れない程度に継ぎ足し給油をし、燃料キャップを締められたとしても、問題ないとは限りません。

 

ガソリンは熱を加えたときに体積が増えやすい体膨張率が高い液体です。

朝と昼の気温差でも大きく膨張してしまうんです。

 

増加する体積の計算式は『元の体積×温度差×体膨張率』で、ガソリンの体膨張率は0.00135

例えば、50リッター入れたとして、気温が10度上昇した場合は、50リッター×10×0.00135=0.675 0.7リッターとなります。

 

ちょっとした差ではありますが、燃料タンクの縁ギリギリまで給油をし、燃料を減らせないまま気温が上昇してしまった場合、タンクの容量を超えてしまいます。

 

このように、ガソリンの熱膨張などを考慮して燃料タンクは設計されているため、自動給油が停止しても入れ続けた場合、膨張の余地がなくなりタンク内の燃料が漏れだす恐れがあります。

 

ガソリンはちょっとした静電気でも引火する危険物。

漏れたガソリンによって、火災などの大きな事故につながってしまう可能性もあり得ますので、継ぎ足し給油はやめましょう。

 

また、正しくノズルが挿入できていないことで自動停止しない場合もありますので、ノズルから目を離さずに注意しながら給油を行いましょう。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/85136fc786faadd6aff253a2b72a4e290ca5a9f0

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇関連情報調査結果、以下の参考記事が見つかった。

 

20192191316分 clicccar)※給油ノズルの構造など

 

皆さん、1か月にどのくらい給油に行きますか。

めんどくさがりの筆者はできるだけ回数減らそうと考えて、「給油口ギリギリまで入れちゃえ」なんて考えたりします。

給油機によるオートストップで給油が停止したあとにチョロチョロと給油する、いわゆる継ぎ足し給油ってやつですね。

 

でも、この継ぎ足し給油、ものすごい危険らしいです。

 

消防庁がまとめた資料があって、「給油行為者の故意又は過失により給油ノズルからガソリンが流出・あふれ」た事故は、平成23-25年には25件だったのですが、26-28年には39件に増えているとのこと。

セルフスタンドの普及を考えれば、納得のいく傾向です。

 

普通、ガソリンの給油機って満タンになると自動で止まりますよね。

これって給油ノズルの先に仕掛けがあって、給油中、ガソリンを注ぐのと同時にわずかな空気を吸い上げて、その圧力を計測しているのだそうです。

 

今度給油に行ったら、給油ノズルの先を見てください。

小さい穴が開いているはずです。

 

燃料タンクが満タンになると、給油ノズルの先がガソリンの液面に触れて、この小さい穴から吸い込む空気の圧力が変化します。

流体力学でいう「ベンチュリ―効果」ってやつです。

 

この変化を圧力センサーが感知して、給油が止まる仕組みです。

 

ところが継ぎ足し給油になると、少しずつガソリンを注ぐためにこの圧力変化を感知しにくく、自動停止しないケースがあるのだそうです。

 

最悪の場合タンクからあふれてしまうのですが、危険だしガソリンは無駄にするし、クルマの塗装にも悪影響を及ぼします。

 

最近は有人のガソリンスタンドでも、継ぎ足し給油を控える施設が増えているようです。

 

セルフスタンドでも継ぎ足しはせずに、スマートに給油するのが正解のようですね。

 

https://clicccar.com/2019/02/19/704528/ 

 

 

202054日 WEB CARTOP)※車載ガソリンタンクの構造など

 

【満タン後の追加給油は禁止事項として掲げられている】

 

セルフのガソリンスタンドで、オートストップ機能により自動的に給油が止まったにもかかわらず、継ぎ足し給油をする人が少なからずいるが、セルフのスタンドでは、「満タン自動停止後の追加給油」と「少量給油」を明確に禁止事項として掲げている(少量給油がNGなのは、少ない流量で給油した場合は、給油が自動停止しない場合があるため)。

 

その一番の理由は、いずれも吹きこぼれの原因になるため。

 

ガソリンが吹きこぼれると、ボディの塗装も傷めるし、後始末も大変。

なにより引火の危険があるので、「満タン自動停止後の追加給油禁止」と「少量給油の禁止」がルール化されているのだ。

 

消防庁危険物保安室の「給油取扱所1万施設あたりの給油中における火災事故発生割合」の平成27年のデータを見ても、フルサービススタンドは0.0件だったのに対し、セルフスタンドは2.1件と火災発生割合が明らかに高い。

 

このため、平成19年には危険物の規制に関する規則を改正し、給油ノズルは、静電気を有効に除去することができる構造とすることに加え、給油中に吹きこぼれたガソリンが顧客に飛散しない措置を講ずること等が規定されたほど。

 

【ガソリンは熱などによって膨張する!】

 

これに応える形で、各ガソリンスタンドの給油機には、「給油方法」の表示のなかに、「自動停止したら追加給油をしないでください。油があふれる恐れがあります」と明記されている。

 

「でも、オートストップで給油が停止したあとも、まだ入る余地があるじゃないか」と思うかもしれないが、乗用車のガソリンタンクはけっこう複雑な形をしていて、熱によるガソリンの膨張などを考えて、タンクの上部10%の部分は空気の層になるようにもともと設計されている(※ガソリンは温度が10℃上がると、容積が1.2倍になる)。

 

したがって、カタログに書いてあるそのクルマのガソリンタンクの容量は、実際のタンク容積の約90%の数字。

 

タンク内の油面が給油口に差し込んだ給油ノズルのセンサー触れて、オートストップが働いたということは、すでにタンクは満タンで、一部がインレットパイプにまで逆流してきている状態だということを意味している。

 

ガソリン計量器メーカーの大手タツノによると、「オートストップ=満タン」であり、各計量機が誤差の範囲(検定公差)は0.5%以内と計量法で定められているので、非常に正確で信頼できるとのこと。

 

というわけで、「ふきこぼれ対策」をまとめると以下の通り。

 

.給油ノズルを奥に止まるまで確実に差し込む

 

.給油ノズルのレバーが止まるまで確実に引く

 

.自動的に止まったらそれ以上の給油はしない(絶対に継ぎ
  足しを行わない)

 

.給油後は給油ノズルを確実に元の位置に戻す(ノズルの先端にオートストップのセンサーがついているので、ノズルを地面などに落下させるとセンターが壊れる可能性がある)

 

以上を守って、正しい「満タン」、安全な給油を心がけるようにしよう。

 

https://www.webcartop.jp/2020/05/522755/ 

 

〇ブログ者も有人スタンドで店員による継ぎ足し給油を経験したことがあるが、その時は、「さっさと終わらせてくれ!」程度にしか感じていなかった。

 

 

 

 

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2020105160分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを九州大などの研究チームが解明した。

 

歯周病と認知症の関連は近年注目を集めており、認知症対策につながる発見という。

 

認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ(Aβ)」などの異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積し、発症や症状の進行につながるとされる。

 

近年、歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、Aβが体内でつくられ、脳に蓄積することが解明されてきたが、蓄積の仕組みは詳しく分かっていなかった。

 

九大や北京理工大(中国)などの研究チームは、マウスの腹の内部に3週間、歯周病菌を直接投与して感染させ、正常なマウスと比較した。

 

その結果、歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、Aβを脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えていた。

脳細胞へのAβの蓄積量も10倍に増えた。

 

暗い部屋に入れば電気ショックを受けることを学ばせた記憶実験では、正常なマウスは5分間、明るい部屋にとどまり続けたが、感染マウスは約3分で暗い部屋に入ってしまい、記憶力低下が裏付けられた。

 

一方、Aβを運ぶ受容体の働きを阻害する薬剤を使えば、感染した細胞内を通るAβの量を4割減らせることも確認できたという。

 

チームの武洲(たけひろ)・九大准教授(脳神経科学)は、「歯周病菌が、異常なたんぱく質が脳に蓄積することを加速させてしまうことが明らかになった。歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性がある」と話す。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNB544G9NB5TIPE003.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

調べたところ、数多くの関連情報が以前からネットに掲載されていた。

以下は、その1つ。

この報道によれば、最初に指摘されたのは2013年ということだ。

 

2019122日 TBSラジオ)

 

日本人の8割は、歯周病とも言われているんですが、実は、歯を失う原因で一番多いのが、この「歯周病」で、虫歯より多い状況です。

 

こうした中、近年、歯周病が認知症の原因の1つになっているのではないか、という研究結果が発表され、注目を集めています。

 

★歯周病とは?

 

歯周病は、歯周病菌が炎症を引き起こす感染症で、それは、歯の磨き残しがきっかけで発症します。

 

歯の磨き方がきちっとできていないと歯垢が出来てしまい、その中にある歯周病菌が活動を始める。

 

そして、歯と歯茎の境目で細菌が増殖し、炎症が起きる、というわけです。

 

歯周病菌は空気を嫌う性質があり、歯肉と歯の間に入り込みます。

そして、歯の面に沿って奥へ奥へともぐりこんでいき、歯茎に炎症を起こす病気です。

 

★歯周病と歯肉炎の違い

 

・・・・・

 

★歯周病がもたらす全身病とは?

 

・・・・・

 

★歯周病と認知症の関係とは?

 

認知症の原因となる病気はいくつもありますが、もっとも患者が多いのがアルツハイマー病です。

短期記憶などをつかさどる脳の海馬などを中心に、大脳全体に萎縮がおこる病気です。

 

このアルツハイマー病と歯周病の関係について、最初に指摘されたのは2013年です。

 

海外の研究でアルツハイマー病の患者の脳から、歯周病の原因菌であるジンジバリスキン、略して「Pg菌」が見つかったことがきっかけになりました。

 

その結果、歯周病菌を投与して作った歯周病のマウスは、そうでないマウスに比べて認知機能が低下したり、脳内にアルツハイマー病特有の炎症やアルツハイマー病の患者の脳に見られるシミが認められたという報告が相次いで出てきました。

 

★脳にシミができる?

 

この脳のシミですが、正式名称も「老人斑」ということで、あまりいい響きではないのですが、アルツハイマー病の原因は、脳内に「アミロイドβ(ベータ)」というたんぱく質のゴミがたまることだと考えられていますが、これがたまってできるのが「老人斑」です。

 

つまり、歯周病菌がこの老人斑を増やすことに関与していたのです。

 

さらに脳の中を調べると、歯周病菌がつくりだす毒素も増加していたことがわかったのです。

 

毒素が強くなることによって、脳の炎症も強くなり、本来は外からの敵に対して攻撃するはずの免疫細胞が異常に活性化してしまって、脳の神経細胞を攻撃し、神経伝達にも異常がおきていた。

 

つまり、歯周病菌がアルツハイマー病を増悪させていることがわかったのです。

 

これは動物実験でのことでしたが、今年の1月にはアメリカの研究で人間でも同じことが確認されました。

 

ほかにも、アルツハイマー病と歯周病との関連性を示す研究があります。

 

例えば、歯周病の原因菌によって作られる、口臭の原因となっている「酪酸」という物質。

この酪酸を健康なラットの歯肉に注射したところ、脳内の各部位で酸化ストレスが上昇しました。

なかでも、記憶をつかさどる「海馬」でのストレスが顕著だったそうです。

 

酸化ストレスのために、細胞や組織が悪影響を受け、認知機能が低下するのではないか、という可能性は十分考えられるところです。

 

このように歯周病と認知症=特にアルツハイマー病との関連は研究が進んでいて、今後、対策なども出てくるでしょう。

 

それを待つのではなく、今から対策を始めておくべきです。

 

歯周病は、歯肉炎の段階であれば正しいブラッシングで健康な状態に戻せます。

 

しかし、歯周炎になってしまうと専門的な治療が必要になってしまいます。

 

歯肉より上はその人自身の責任、歯肉より下は歯科医の責任。

 

歯周病の予防・治療・改善には、歯周病専門の歯科医と2人3脚で歩むのが重要ポイントです。

 

https://www.tbsradio.jp/434328

 

 

 

 

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2020930199分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

“人の脳を食らう生物”の存在を知っているだろうか。

 

98日、アメリカ南部テキサス州で、6歳の少年が死亡した。

病気でも交通事故でもない、突然の死。

原因不明の中、少年の母親が語った経緯に、多くの人が震え上がった。

 

死亡した少年の母親

「金曜日に嘔吐(おうと)と頭痛が止まらなくなって、病気になっただけだと思っていました。病院でCTスキャンを撮ったら、脳が膨らんでいるのが写っていた。摘出した髄液を検査した結果を見た医師によると、これらの症状は、おそらく“アメーバ”が原因だと言われました」

 

少年の命を奪ったのは、「ネグレリア・フォーレリ」というアメーバ。

湖・川・温泉などの淡水でよく見られ、人の鼻から侵入し、脳を破壊。

ほぼ100%の確率で死に至るという、“人食いアメーバ”と呼ばれる、おそろしい生物。

 

地元メディアによれば、少年は、この人食いアメーバに、公園の噴水か自宅のホースの水から感染したとみられている。

 

少年が住んでいた市は、災害宣言を発令。

住民に水道水を沸騰させて使用するよう呼びかけ、水道局が消毒作業を続けている。

 

身近な場所での感染。

日本にも人食いアメーバは存在するのか。

 

病原性アメーバの研究をしている弘前大学大学院 保健学研究科・山内可南子氏は、「日本国内でもネグリア・フォーレリは生息しています。1996年に、25歳の女性が佐賀県で発症されて、だいたい10日前後で亡くなられています」と話した。

 

日本にもいた、“人食いアメーバ”。

塩素に弱いため、日本の浄水レベルであれば心配ないというが...

 

山内可南子氏

「これから、どんどん温暖化が進む中では、少し注意しないといけない感染症」

 

特に免疫力が弱い子どもや高齢者の感染が多いということで、なるべく沼や池などには近づかないよう注意が必要という。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/66d4ed11f870a20b0d9382457c19a4cd7f491214

 

 

9291626分にTBS NEWSからは、過去に米国では100人以上が感染して死亡したなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。

また、これら以外にも以前から数多くの情報がネット上に掲載されていた。

 

アメリカ南部・テキサス州で6歳の少年が死亡したのは、「脳を食べるアメーバ」に感染したのが原因だったことがわかりました。

テキサス州、レイク・ジャクソン市で今月8日に死亡した6歳の少年。

「ネグレリア・フォーレリ」と呼ばれるアメーバに感染していたことが分かり、市当局が調べたところ、少年の自宅のホースなど3か所から検出されました。

このアメーバ、川や湖などで繁殖し、ヒトの体内には鼻から入って脳に到達するとされ、CDC=疾病対策センターは過去に100人以上が感染し死亡した「脳を食べるアメーバ」と紹介しています。

 

これを受けテキサス州知事は27日、周辺地域に災害宣言を出し、地元当局は水道水を煮沸、消毒するよう呼び掛けています。

 

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4089806.html

 

 

 

 

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2020930160分に熊本日日新聞から、下記趣旨の記事が虫の写真付きでネット配信されていた。

 

体液が皮膚に付くとやけどのように腫れることがある「アオバアリガタハネカクシ」。

 

「やけど虫」とも呼ばれるこの昆虫を見たという投稿が、熊本日日新聞社の「SNSこちら編集局」に複数寄せられた。

 

専門家は「見つけても触らず、体液が付いたら慌てず、水で洗い流して」と呼び掛けている。

 

「アオバ-」は体長5~6ミリほどで、赤と青みがかった黒のコントラストが特徴。

体の節々から出す体液に有毒物質「ペデリン」を含み、皮膚に触れると水ぶくれができてただれ、かゆみや痛みを伴う。

 

熊本博物館(熊本市中央区)で動物を担当する清水学芸員によると、水田のあぜ道や水辺など、湿った場所に生息。

 

目撃情報では「家の中にいた」「玄関先で見た」ということだが、「アオバ-」は明かりに向かって飛ぶ習性があり、小さくてちょっとした窓の隙間もすり抜けられるため、水辺が近い住宅に入ってくる場合もあるという。

 

熊本市の江津湖など身近な水辺にもすんでいる「アオバ-」。

清水学芸員は「10月ごろまでは注意してほしい」と話している

 

https://this.kiji.is/683931618874524769?c=39546741839462401 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ネットで調べたところ、数多くの情報がヒットした。

以下は、その中の一つ。

 

たまたま熊本県と同じ九州の福岡県の新聞の情報だが、この虫は日本全土に生息している由。

 

20208311453分 西日本新聞;炎症状況の写真付き

 

「庭で花火をした後、太ももに発疹ができてひどく痛みます」。

福岡県直方市の女性(40)から、西日本新聞社「あなたの特命取材班」にそんな声が届いた。

普通の虫刺されとは違うという。

 

コロナ禍の夏、庭やキャンプ場など野外で3密を避けながらレジャーを楽しむ人は少なくない。

謎の炎症の正体は-。

 

 

女性は8月初旬、子ども4人と一緒に庭で花火をした。

翌日、右太ももに10センチほど線を引いたように発疹や水ぶくれのような跡ができた。

「やけどのような激しい痛みが数日続き、動くのもつらかった」。

花火によるやけどや、虫に刺されたような記憶はない。

 

皮膚科を受診すると、線状皮膚炎と診断された。

炎症を引き起こした「犯人」は「アオバアリガタハネカクシ」という昆虫だった。

 

   ◆    ◆

 

「体液が付くとやけどのような炎症を起こすため、『やけど虫』とも呼ばれています」と話すのは、九州大学総合研究博物館の丸山宗利准教授(昆虫学)。

 

体長は0607センチ程度。

日本全域に生息し、特に平野部の水田などで5月ごろから秋にかけて多く見られる。

夜は光に集まる習性があり、小さな体で隙間から家屋に入り込むことも。

 

特徴は毒成分「ペデリン」が体液に含まれていること。

天敵の小鳥などに食べられないためだが、これが人間の皮膚に触れると炎症を引き起こす。

体から払いのける際につぶしてしまうことが多く、顔や首など皮膚の柔らかい部分ほど症状が現れやすいという。

 

日本に2500種ほどいるハネカクシの仲間の多くは人体に無害。

一部のアリガタハネカクシの仲間に有害な体液があり、特に身近な場所に出るアオバアリガタハネカクシの被害に遭うケースが目立つそうだ。

 

死骸でも体液が残っている可能性があり、素手で触るのは避けた方がいいのだとか。

「目に入れば失明の可能性もある。体液が付いたらすぐ水で洗い流して、医療機関を受診して」と丸山准教授は勧める。

 

   ◆    ◆

 

夏休みは終わったが、子どもたちにとって昆虫採集の季節はまだ続く。

野外で調査活動を行うことが多い丸山准教授によると、服装は長袖、長ズボンが基本という。

「森の中では長靴を忘れずに。首にも必ずタオルを巻きます」

 

アオバアリガタハネカクシ以外にも、有毒の虫や植物は少なくない。

子どもに人気のカブトムシやクワガタが集まる木の周りには、樹液に引き寄せられたスズメバチがいる可能性も。

足元の茂みには猛毒のマムシが隠れていることもある。

 

丸山准教授は、「何かあったときのために最寄りの医療機関を確認し、常に大人と一緒に行動することが重要です」と話した。

 

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/639650/ 

 

 

 

 

 

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2020713日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10834/

 

 

(2020年10月1日 修正2;追記)

 

20209242025分にYAHOOニュース(LIMO)から、今回の事例発生メカニズムを鍾乳石に喩えるなどした下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。

 

今年76日、大分県臼杵市の高齢者施設で、湯冷ましの水が入っているやかんにスポーツドリンクの粉を溶かして作った清涼飲料水を飲んだ入所者13人に、吐き気や嘔吐の症状が出たとのニュースが流れました。

 

原因物質は後述のように推定されていますが、そもそもの原因は、毎日同じやかんで長期にわたって(10年以上と報道)お湯を沸かしたこと、そしてスポーツドリンクをそのやかんで作ってしまったことにあります。

 

この時どのような化学反応が起こっているのかに関しては、ほとんど知られていません。

 

そこで本稿では、今回の事故発生の理由と、それに関連する科学(化学)について、できるだけ化学式を用いず言葉で紐解きたいと思います。

 

 

【水を温めた時の化学反応。水あかはどうしてできるのか?】

 

まず、少し長くなりますが、水あかとは何かを明らかにしましょう。

 

意外かもしれませんが、この話は、鍾乳洞の形成や日常の洗濯とも密接に関係しています。

 

水道水に含まれる代表的なミネラルはカルシウム(その他にナトリウム、マグネシウム、カリウムなど)です。

 

カルシウムイオン(Ca2+)として存在しますが、正確には炭酸水素カルシウム(CaHCO32)として水に溶けています。

 

鍾乳洞ができるのは岩石中の炭酸カルシウム(CaCO3)の隙間に、二酸化炭素(CO2、炭酸ガス)を含んだ水が流れ、炭酸水素カルシウムとなって岩石が溶けるからです(反応1)。

 

もちろん、これには長い年月が必要です。

 

鍾乳洞に入ると、天井から垂れ下がる鍾乳石のツララをよく見かけます。

 

これは、岩石が溶けるのとは逆反応、すなわち炭酸水素カルシウムを含んだ水が天井から滴下する間に、二酸化炭素が空気中に放出されると元の炭酸カルシウムに戻るからです(反応2)。

 

長い年月をかけて、これが繰り返されると石のツララが成長します。

 

水道水を温めた時の化学反応は、反応2に相当しますので、水に溶けない石ができることになります。

 

同じやかんや電気式ポットを使って長期間お湯を沸かしていると底に石が溜まります。

これが水あかの正体です。

 

この水あかを出す反応2では、水中のカルシウム濃度が減少するわけですから、水はより軟水になります。

 

一方、カルシウムなどの濃度が高い硬水は洗濯には適さない水です。

 

理由は、石けんがカルシウムなどと反応して水に溶けない沈殿物(石けんカス)を作り、洗浄力が落ちるからです(最近は石けんカス生成を抑える洗剤もある)。

 

つまり、加熱した水を使った方が洗濯の効率が上がるわけで、「洗濯にはお風呂の残り湯を使え」と昔から言われているのはこのためです。

 

このように、洗濯でもやかんの水あかができるのと同じ反応が見られます。

 

 

【水あかを溶かすには】

 

工場などで水が通っている細い蛇管の内部に溜まった水あかを掃除するのには、古くからリン酸のような酸性物質が使われてきました(塩酸や硫酸は強い酸で管を腐食させるため使われない)。

 

これと同じで、家庭でやかんや電気式ポットの内部に溜まった水あかを溶かすには、台所にある酸性物質のお酢やレモン(クエン酸)を使います(反応3)。

これは、れっきとした化学反応です。

 

ちなみに、地球環境問題で話題になる酸性雨が、石仏の顔がぼけるほど溶かすことはよく知られたことです。

これは、水あかを酸性物質を用いて溶かすことと同じ反応です。

 

 

【やかんの水あか中毒の原因物質と、そもそもの原因】

 

今回のやかんの水あか中毒のそもそもの原因は、水の煮沸(反応2)と水あかを溶かす(反応3)ことが偶然にも重なってしまったことにあります。

 

しかし、水あかが溜まるのは防ぎようがありません。

 

問題なのは、反応3、すなわち水あかを溶かしてしまったこと、そして飲んでしまったことです。

 

科学(化学)的知識があれば(そうは言っても難しいことですが)この事故は防げたかもしれません。

 

大分県食品・生活衛生課によれば、今回の“やかん食中毒”の直接の原因は、やかんの内部に付着していた水あかに、水道水に含まれる微量の銅が長期間にわたって蓄積し、それが酸性のスポーツ飲料と反応して溶け出したことだといいます。

 

ちなみに、飲まれたスポーツドリンクを調べたところ、1リットルあたり200ミリグラムの銅が検出されたとのこと。

 

水道水の水質基準では銅は1mg以下となっているので、かなり高濃度であったことは間違いありません。

 

ただし、銅以外の原因物質がなかったのかは不明で、詳細な分析が必要な気がします。

 

 

【酸性飲料は入れ物に注意】

 

この事故を受け、厚生労働省は、やかんや水筒など金属製の容器でスポーツ飲料などを飲む際には注意するようツイッターなどで呼びかけました。

 

金属製の容器(やかんや水筒)は酸性の飲み物と反応し、金属が溶けだすことも考えられるので、スポーツ飲料、炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料、ビタミンCやクエン酸を含んだ清涼飲料水などを入れる場合には注意が必要です。

 

容器内部にさびや傷がないかの確認はもとより、長時間入れたままにしないよう気をつけること。

 

また、上述のようにお酢・レモン(クエン酸)でやかんなどの水あかを時折掃除することも大切です。

 

ポカリスエットを製造・販売している大塚製薬の友人は、「金属製容器でポカリスエットを保存することは、基本的に推奨していない。スポーツ飲料対応の水筒ならOK」と話してくれました。

 

最近の水筒の内部はフッ素樹脂でコーティング加工されているものが多く、安心して使えることを売りものにしていますが、一方で、そのコーティング樹脂は人体に悪影響を与えないのかという心配もあります。

 

これらについては別の機会に述べたいと思います。

 

今回のやかんの水あか中毒事故は、かなり稀なケースかもしれません。

 

しかし、少しでも科学(化学)的な発想を持ち合わせれば、防ぐことができた可能性はあったように感じます。

 

これだけ身の回りに化学物質を含む製品が存在していることを考えると、身の回りの生活と科学(化学)の距離を縮めなければならないと痛感します。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d6c3a1550693e0aaa5859c1f2b4a6a76f6df395

 

 

 

 

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2020921120分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

新型コロナウイルスの感染対策として、一般の人でもフェースシールドをつける人が増えてきた。

 

マスクに比べて息苦しくなく、口元も見えるという利点があるが、肝心の予防効果はどうなのだろうか。

 

 

【不織布マスクと比べてみると】

 

フェースシールドは医療用防具として、血液や口からの飛沫(ひまつ)が目や鼻、口などに入るのを防ぐのに使われてきた。

 

だが、印象が大事な接客業や、口の動きを見せたい語学講師、合唱団、飲み会の場など、コロナ禍で感染予防策として広がりつつある。

 

理化学研究所や神戸大などは、世界最高レベルの性能をもつスーパーコンピューター「富岳」を使った実験結果を、8月下旬に発表した。

 

不織布マスクをつけた場合と、フェースシールドをつけた場合で、人の飛沫がどう広がるかをシミュレーションした。

 

不織布マスクでは、5マイクロメートル以下のエアロゾルは約3割漏れたが、50マイクロメートル以上の大きな飛沫は、ほぼ捕まえることができた。

 

一方、フェースシールドでは、エアロゾルは100%近くが漏れ、50マイクロメートルの飛沫でも半分が漏れた。

 

理研チームリーダーの坪倉誠・神戸大教授は、「飛沫を飛ばさないという効果を考えると、不織布マスクに軍配があがる」と話す。

 

 

10秒で周囲1メートルに広がる飛沫】

 

米フロリダアトランティック大の研究チームも9月上旬、マスクやフェースシールドをつけた場合に飛沫がどう広がるかを視覚化し、流体物理の専門誌に発表した。

 

フェースシールドは、口の部分から前方まっすぐに飛沫が広がるのをある程度抑えるものの、左右や下からどんどん漏れ、10秒後には周囲約1メートルに広がった。

 

研究チームは、「マスクの代わりに広く使われるようになると、感染防止に悪影響が出かねない」と警鐘を鳴らした。

 

米疾病対策センター(CDC)は、フェースシールドはつけた人の目を感染から守るが、近くにいる人に飛沫を広げない効果は不明だと指摘。

新型コロナ対策として、フェースシールドをマスクの代わりに使うことを推奨していない。

 

大阪府医師会も6月、教育現場でのフェースシールドの使い方について、相手からのせきやくしゃみの飛沫が本人の目に入るのを防ぐために使用するもので、自分の唾液(だえき)が相手に飛ぶのを防ぐための物ではないとしている。

 

さらに、プラスチックの断面が当たりけがをする可能性や、視界が妨げられることによる事故、熱がこもることによる熱中症の可能性など、デメリットも挙げている。

 

マスクの性能に詳しい聖路加国際大学の大西一成准教授(環境疫学)は、新型コロナの感染につながる飛沫の大きさはわかっていないとした上で、「フェースシールドで防げる飛沫は大きいものに限られるうえ、小さい飛沫はほとんどが漏れてしまう。マスクをしないでフェースシールドだけをつけるのは、十分な感染対策にはならない」と注意を促している。

 

https://digital.asahi.com/articles/ASN9L2FP8N9KUBQU006.html?pn=5

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本ブログ読者の方にとっては自明の理の情報だと思うが、ご参考まで。

 

 

 

 

 

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20209161232分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前9時すぎ、東京・台東区内を走っていたJR山手線の車内で、乗客の20代の女子大学生がひざの上にのせていたリュックサックから突然「ボン」という音とともに火が出て、白い煙が漏れ出しました。


車内は騒然となり、乗客が一時、上野駅のホームに避難したということです。


駅員が消火にあたり、火はすぐに消し止められましたが、リュックサックの持ち主の女子大学生が太ももにやけどをして病院に搬送されました。


警視庁や東京消防庁によりますと、中に入っていたヘアアイロンのバッテリーから出火したとみられるということで、警視庁などが当時の状況を詳しく調べています。


この影響で、JR山手線はおよそ10分の遅れが出ました。

山手線の車内で撮影され、ツイッターに投稿された映像からは、車内の床に落ちている黒色のリュックから白い煙が噴き出し、乗客が騒然としている状況が確認できます。


撮影した人は「爆発音があったので、驚き、恐怖でした。周囲の人たちは一斉にその場から離れて緊急ボタンを押しました。車内のアナウンスですべての窓を開けるよう指示があり、対応していました」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200916/1000053963.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、映像の2コマ。

 



 

 

 

 

 

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20209121934分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

九州北部地方に停滞した前線の影響で11日夜から12日朝にかけ、九州を中心に雷を伴う大雨となった。

長崎市では側溝に落ちた男性1人が死亡した。

 

長崎県警の発表では、12日午前8時20分頃、同市柳田町で、高齢とみられる男性が側溝に転落したのに通行人が気づき、消防に連絡した。

 

男性は数十メートル先で救助されたが、病院で死亡が確認された。

 

転落現場では約1・5メートル四方の金属製の蓋が外れており、県警は、雨の影響で蓋が開いた可能性があるとみている。

 

気象庁によると、鹿児島県枕崎市では12日午前0時頃までの1時間雨量が124・5ミリに達し、長崎市では午前6時頃までに101・5ミリに上った。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200912-OYT1T50277/https://www.yomiuri.co.jp/national/20200912-OYT1T50277/

 

 

91300分に長崎新聞からは、国道沿いの歩道を歩いていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

九州北部地方に停滞した前線に南から暖かく湿った空気が流れ込み、長崎県内は12日、南部を中心に激しい雨に見舞われた。

長崎市野母崎では観測史上最大となる1時間101.5ミリの猛烈な雨を観測した。 

気象庁はレーダー解析の結果、午前6時までの1時間に長崎市付近で約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられる「記録的短時間大雨情報」を発表した。

各地の1時間降水量は長崎87.0ミリ、諫早76.5ミリなどを観測した。

 

大浦署などによると、午前820分ごろには、同市柳田町の国道沿いの歩道を通行していた高齢男性が側溝に転落し、その様子を目撃した別の男性が消防に通報。

 

転落した男性は約1時間10分後に救助され、市内の病院に搬送されたが、午前1040分ごろ死亡が確認された。

 

側溝は深さ約2メートルで、ふたが外れていた。

 

同署が大雨との関連や身元、転落の原因を調査中。

 

https://this.kiji.is/677529577828582497?c=174761113988793844 

 

 

 

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2020981850分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午後、種子島にある住宅で、台風10号に備えて親族の家に避難していた90代の女性が、死亡しているのが見つかりました。


室内には自家発電機が置かれ、親族2人も意識がない状態などで倒れていたということで、警察は、一酸化炭素中毒を起こした可能性もあるとみています。

7日午後1時すぎ、南種子町に住む河野K子さん(94)と連絡が取れなくなっていると、親族から消防に通報がありました。

警察によりますと、河野さんは、台風10号の接近に備えて近くのおいの家に避難していて、警察と消防が、家で倒れている河野さんを見つけましたが、その場で死亡が確認されました。

また、おい夫婦も家の中で倒れていて、妻は意識がなく、おいも意識がはっきりしない状態だったということです。

警察や消防が駆けつけた当時、窓や玄関は施錠されていて、室内からは自家発電機が見つかり、ガソリンのにおいがしたということです。

九州電力によりますと、周辺では、6日の夕方から7日の朝にかけて停電していたということで、警察は現場の状況などから、3人が一酸化炭素中毒を起こした可能性もあるとみて、詳しい状況を調べています。

【駆けつけた消防隊員は】。


通報を受けて駆けつけた熊毛地区消防組合、南種子分遣所の茅切司令補は、「部屋の鍵がすべてかかっていて、エアコンの室外機も止まっていたが、電気だけは付いていたので、おかしいなと思い、隊員の1人が窓ガラスを割って室内に入り、勝手口を開けた。その際に異臭がしたので、部屋の窓ガラスをすべて開けて回っていたところ、居間のソファーの上に1人、その下に1人が倒れていて、さらに、台所に亡くなった女性が倒れていた」と話しています。

そのうえで「倒れていた人たちを搬送していた際、現場にいた親戚や警察官から、台所の西側にある玄関に発電機があったと聞いた。密閉性の高い建物で締め切っていたためではないか」と話しています。

【室内での自家発電機使用は危険】。


停電中に室内で自家発電機を使い一酸化炭素中毒となる事故は、過去の災害の際にも相次いでいます。

おととし北海道で起きた胆振東部地震では、3人が死亡しています。

また、去年9月に九州などへ接近した台風17号では、佐賀県で停電が相次ぎ、室内で自家発電機を使っていた家族3人が一酸化炭素中毒の疑いで搬送されています。

経済産業省や自家発電機のメーカーは、室内や換気の悪い場所では絶対に使わないよう呼びかけています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200908/5050011954.html 

 

 

981013分に毎日新聞からは、発電機は止まっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警種子島署によると、雨戸が閉まり施錠された室内から、発電機が止まった状態で見つかり、ガソリンのような臭いがしたという。

 

(共同)

 

https://mainichi.jp/articles/20200908/k00/00m/040/049000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の1コマ。

 

 

 

 

 

(2020年9月25日 修正1 ;追記)

 

20209241954分にYAHOOニュース(鹿児島テレビ)から、死因はCO中毒だと断定されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

女性の死因について、警察は急性一酸化炭素中毒と断定しました。

 

発電機が事故の原因とみて捜査を続けています。

 

国の製品評価技術基盤機構は24日会見し、ガソリンを使用する発電機などは一酸化炭素が発生するため、屋内や換気の悪い場所では絶対に使用しないよう注意を呼びかけました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc8f1dd6bb39eb9a1d2b259de2de46a558ddd93a 

 

 

 

 

 

 

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2020871916分にYAHOOニュース(BuzzFeeD JAPAN)から、消費者庁からのツイッター呼びかけ画面付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

首から下げる携帯型の「空間除菌用品」に対し、消費者庁は87日、皮膚障害の被害が相次いでいるとして、注意を呼びかけました。

 

消費者庁によると、同製品を使用していた人が、やけどのような状態になった被害が報告されていました。

 

同製品に関しては、風通しのいい場所では、製品の表示通りの効果が得られないとして、消費者庁は5月、販売する事業者5社に行政指導をしていました。

 

同庁によると、この製品を使用していて、やけどのような皮膚障害の被害に遭った事故情報が、67月で少なくとも4件、寄せられていました。

そのうち、被害者が1歳児だったケースもあったといいます。

 

 

【空間除菌めぐり、消費者の誤解招く表現】

 

消費者庁は515日、携帯型の「空間除菌用品」について、「景品表示法(有料誤認表示)に違反するおそれがある」として、販売業者に行政指導をしたと発表していました。

 

これは、製品販売時に「身につけるだけで空間除菌」などの表示があった一方で、そのような表示の根拠となる資料が、「狭い密閉空間での実験結果」であり、風通しのある屋外などの場所で使用すると「表示通りの効果が得られない可能性がある」からです。

 

事業者は販売にあたり、「身につけるだけで、空間のウイルスを除去」、「携帯することで、オフィスや会議室などで除菌・ 消臭できます」、「通勤時の予防として、除菌・消臭いたします」などとうたっていましたが、消費者庁は「表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料がないおそれがある」と指摘していました。

 

 

【「新型コロナウイルスの予防に効果あり」の広告表示に注意を】

 

新型コロナウイルスが流行し始めてからは、インターネット広告などで30事業者による46商品が、根拠なくコロナ予防効果をうたう文言を表示していたことが判明し、消費者庁は該当する業者に対し3月、緊急に改善要請をしたと発表していました。

 

景品表示法では、商品を実際よりも優れたものとして宣伝する「優良誤認表示」や、健康増進法は承認されていない健康効果をうたい、消費者を惑わせる「食品の虚偽・誇大表示」を禁止しています。

 

それらの観点で、景品表示法に違反するおそれがあると指摘していました。

 

コロナ予防を売り文句にしたサプリメントやエキスなどのいわゆる健康食品や、「新型コロナウイルスはマイナスイオンで死滅します」などとうたったマイナスイオン発生器・イオン空気清浄機などが、販売されていました。

 

同庁は、「『新型コロナウイルス予防に効果あり』などの広告表示に注意」してくださいとし、「手洗いなど正しい予防を心がけましょう」と呼びかけていました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/88beadc3d65e56007c69f32696ef9ec6156644b5 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本ブログでは2013224日、次亜塩素酸ナトリウムや二酸化塩素がやけどの原因だという情報を紹介している。

 

2013219日報道 首から下げて使うインフルエンザ予防除菌剤使用中、次亜塩素酸ナトリウム入り錠剤が汗などで溶け、皮膚に触れてやけど被害続発 (修正2)

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2695/

 

 

 

(2020年8月29日 修正1 ;追記)

 

20208281838分に毎日新聞からは、メーカーに対し消費者庁から再発防止命令が出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

「首に掛けるだけで除菌」とうたい販売された携帯用の空間除菌用品について、消費者庁は28日、宣伝内容に根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、製造したT産業(東京)に再発防止命令を出した。

 

消費者庁によると、商品名は「ウイルスシャットアウト」。

現在も流通している。

 

同庁は、「表示通りの効果が得られないことや、二酸化塩素で化学やけどする恐れがある」と呼び掛けた。

 

T産業は23月、「半径1メートルの空間除菌」「二酸化塩素でウイルスや菌を除去」と宣伝し、公式サイトなどインターネット上で販売。

 

同庁は、宣伝の根拠となる資料の提出を求めたが、屋外で十分な除菌効果を証明する資料はなかった。

 

T産業は226日、公式サイトに「使用環境によって効果が異なる」と掲示。

 

担当者は、「包装裏面にあった『屋外では効果が期待できない』との表示をネットに掲載しなかったことを陳謝する」とのコメントを出した。

 

(共同)

 

https://mainichi.jp/articles/20200828/k00/00m/040/171000chttps://mainichi.jp/articles/20200828/k00/00m/040/171000c

 

 

8281853分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「首にかけるだけで空間のウイルスを除去」などと合理的な根拠のない表示をして空間除菌商品を販売したとして、消費者庁は28日、T産業(東京都千代田区)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出したと発表した。

 

消費者庁によると、同社は「ウイルスシャットアウト」と称する携帯型商品を販売。

 

今年2月、自社のウェブサイトや楽天市場で「半径1mの空間除菌」、「幅広く・様々な環境に最適! 学校 オフィス 病院 電車」などと表示し、生活空間で効果が得られるかのような表示をした。

 

T産業は根拠を示す資料を提出したが、消費者庁は「日々の生活空間とかけ離れた狭い密閉空間での実験データしかなく、合理的な裏付けとはいえないと判断した」と説明している。

 

同社は、「残念ながらご理解頂けませんでした。今後、正式な手続きを踏むことによって正当性を明らかにして参りたい」とのコメントを発表した。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN8X632HN8XUTIL01Z.html

 

 

8291755分に読売新聞からは、狭い空間とは容器などのことだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消費者庁が表示内容を裏付ける資料の提出を求めたところ、1・6リットルの容器など、狭い密閉空間での実験データしか示されなかったという。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200829-OYT1T50184/

 

 

 

 

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2020871835分にYAHOOニュース(仙台放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

柴田町の白石川で川遊び中に流され行方不明になっていた町内の女子中学生2人が、87日午後、遺体で見つかりました。

 

遺体で見つかったのは槻木中学校1年のAさん(12)とOさん(13)の2人です。

 

警察によりますと、2人は6日午後、柴田町の白石川で友人3人と川遊び中に流され、行方不明となっていました。

 

警察と消防で7日午前6時半からおよそ150人態勢で捜索を行ったところ、午後2時ごろ、潜水士が川底にうつぶせの状態で沈んでいる2人を見つけたということです。

 

2人が見つかったのは、川遊びをしていた場所から30メートルほど下流の、水深およそ1.5メートルの場所です。

 

警察によりますと、AさんはTシャツにショートパンツ、OさんはTシャツに長ズボンを着用していたということです。

 

柴田町によりますと、槻木中学校では7日の終業式で生徒たちに今回の事故のことを伝え、注意喚起を行ったということです。

 

警察で2人の死因の特定を急いでいます。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c35db5097dd6971cabef4b936e9daf1516d811e

 

 

8765分に河北新報からは、現場付近では遊んではダメだと学校から注意されていた生徒もいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察などによると、不明の2人を含む同級生の女子生徒5人が6日午後0時半ごろから、当初は浅瀬で遊んでいたという。

このうち3人が川の深みにはまり、1人は自力で泳いで岸に上がったものの、2人が流された。

友人2人と現場を訪れた槻木中2年の男子生徒(13)は、「学校から、現場付近は危ないので遊んでは駄目と注意されたことがあった」と語った。

https://kahoku.news/articles/20200807kho000000012000c.html

 

871932分にYAHOOニュース(東日本放送)からは、水難学会では多重水難のことを後追い沈水とも言っているなど、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。

 

川遊びの中で起きてしまった今回の事故。

 

現場付近では過去にも死亡事故が起きていて、専門家は、下流域の川で起きやすい典型的な事故だった可能性があると指摘しています。

 

岩附記者;

「中学生2人が流された現場の川付近には、危険を呼び掛ける看板が設置されています」

 

現場付近では、おととし7月にも釣りをしていた大学生が流され、死亡する事故が起きています。

 

 住民;

「(住民はこの川で水遊びは)そんなにしない。ここ危険区域だから。

(この川は流れは)穏やかだけども、たこつぼっていうか深みと浅みがあるような感じ」

「あー気の毒だなあと思って、一瞬にしてね」

 

水難事故に詳しい専門家は、事故は同じ場所で繰り返されると指摘します。

 

水難学会・斎藤秀俊会長;

「場所によって同じ事故が同じように繰り返されます。

ですから、なんでここで同じような事故が起こるんだろうなという所は、例えば、川が浅い所から急に深くなっていると、典型的な構造を示していたりするんですね」

 

今回の白石川のような下流域では、一般的に川底が砂地であることが多く、上流のような岩の川底に比べて深さが見通しづらい傾向があります。

 

事故の経緯は詳しく分かっていませんが、1人が足を取られ、助けようとしたもう1人も被害に遭う「多重水難」、「後追い沈水」の典型に見えると言います。

 

水難学会・斎藤秀俊会長;

「多重水難というのは、我々水難学会では後追い沈水とも言っているんですけども、1人目が深みにはまって流されそうになって、2人目がそれを追いかけて入って行って同じ目に遭ってしまうと」

 

また、新型コロナウイルスの影響で、監視の目がある海水浴場や学校のプールが閉鎖される今年の夏は、子どもたちの行動に特に注意が必要だと言います。

 

水難学会・斎藤秀俊会長;

「暑い夏にどこに行くかというと、間違いなく川に行ってしまう。

川は涼むのにも一番良い所ですし、見ているとそんなに危なそうじゃないなあと思ってしまうんですね」

 

また、家族連れであっても、危険性に変わりはないと注意を呼び掛けています。

 

水難学会・斎藤秀俊会長;

「家族連れで、今までプールでしか泳いだことがない人たちが、いきなり川に行けば、今回の事故のように全く同じようなことが必ず起こります。

ですから、今年は慣れていなければ水遊びはもうしないという、それぐらいの心構えで行かないと、こういった事故はなくならないんじゃないかなあと思います

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d0cf9f3ea7d683b8ee73860755e2f00fa2ed1e3

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、東日本放送映像の2コマ。

 



 

 

 

 (2021年8月8日 修正1 ;追記)

2021861433分にYAHOOニュースからは、水難学会が現地で調査した結果、岸辺の循環流から本流に向けて流された可能性があるなど下記趣旨の記事(水難学会会長寄稿文)が、写真や動画、解説図付きでネット配信されていた。

・・・

実験動画では、砂の河岸から砂洲に沿って歩いていき、膝より深い川に入った様子を映しています。

水深が胸の深さに達したので元に戻ろうと振り向いたとたんに沈水しています。

背浮きができなければ、このまま溺れ沈んで、生きては浮き上がってきません。

・・・

この場所(宮城県柴田町 白石川)では、4年前に大学生が溺れて命を失いました。
ここで釣りをしていたそうです。
残された荷物はカバー写真の砂地の上に張られたテント付近で発見されています。
よく釣りに出かけていたそうで、川には慣れていたようです。

昨年の86日には地元の女子中学生2人が、この場所で溺れて命を失いました。

水難学会は、この8月に事故調査委員会(犬飼直之委員長)を現地に派遣し、上述した2件の水難事故の原因調査を行いました。

その時に撮影された現場の様子が図1です。

1では、左側に砂の河岸があります。
上流から下流に向かうように、本流である流れ(矢印1)は明確に見て取れます。

現場では、本流の他に、矢印2や矢印3で示した流れがありました。
この流れは、下流から上流に流れていました。

そして、砂の河岸から矢印3に沿って右側に向かうように細長く砂地が延びているのがお分かりになるでしょうか。
これを砂洲(さす)と呼びます。

そもそも、中流域の川には珍しく、なぜ砂がたまるのでしょうか。

それは、この地点にて循環流が発生して、川の流れがくるくる回っているからです。

2をご覧ください。
1の川を真上からみたイメージ図です。

矢印1の上流からの流れは矢印Aのように分岐して上流を目指します。
砂の河岸に並行するように矢印2のように川を遡り、砂洲に沿うようにして矢印3のように元の流れに戻ります。
流れがくるくる回るイメージです。

動画1の被験者は、砂洲に戻ろうとして矢印3の流れに逆らったわけです。
だから、本流に向けて流されました。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20210806-00251569

 

 

 

 

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20207241810分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JAF201981日から831日の1か月間で、「子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ」を理由に出動した件数を公表。

車内熱中症事故の予防を呼びかけています。

 

20198月にJAFが出動した「キー閉じこみ」の救援のうち、子どもやペットが車内に残されたままであったケースは全国で144件(子ども:115、ペット:29)。

 

このうち、緊急性が高いと判断し、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割るなどをしたケースは9件でした。  

 

現場での聞き取り調査によると、その原因として

「おもちゃの代わりにリモコンキーを子どもに持たせていたら、ロックボタンを押してしまった」

「飼い主の戻りを待つペットが、車内の集中ロックスイッチを踏んで押してしまった」

といった事例が挙げられました。    

 

JAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35度の炎天下に駐車した車内の暑さ指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達しました。  

 

また、クルマを日陰に駐車していたとしても、その車内温度の差はわずか約7度で、駐車場所に関わらず外気温が高温である場合は要注意。

 

とくに乳幼児は体温調節機能が未発達で、一層の注意が必要です。

 

「少しの時間だから」、「寝ているから」などの理由で、車内に子どもを残したままクルマを離れることは、「キー閉じこみ」のトラブルとならなくても、熱中症を引き起こす事故になりかねません。    

 

また、子どもだけでなくペットも、車内に残してクルマを離れることは決してしないよう、JAFでは強く注意を呼びかけています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/178b8824d23c482489d1ca590b4219c2270b2701

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

JAFからのニュースリリースは下記。

 

上記報道文以外、エアコン停止後に車内温度(WBGTで表示)が短時間で上昇する様子がグラフ表示されている。

 

https://jaf.or.jp/common/news/2020/20200721-002

 

 

 

 

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2020761735分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ことし5月、千葉県銚子市で、大型犬の「アメリカン・ピット・ブル・テリア」が住宅から逃げ出し、近所の女性にかみついてけがをさせ、警察は飼い主がふだんから鎖でつなぐなどせず注意を怠ったとして、過失傷害などの疑いで書類送検しました。

 

警察によりますと、ことし5月、千葉県銚子市の住宅で飼われていた大型犬、「アメリカン・ピット・ブル・テリア」が逃げ出し、近所の60代の女性や女性が飼っていたトイプードルにかみつきました。

女性は両腕や腹などに全治およそ40日の大けがを負い、トイプードルは死んだということです。

警察は、大型犬の男性の飼い主(53)が、ふだんから家で鎖でつなぐなどせず注意を怠ったほか、逃走した時も警察に通報しなかったなどとして、過失傷害などの疑いで書類送検しました。

また、去年6月に知り合いのブリーダーから大型犬を譲り受けたあと、法律に基づく狂犬病の予防接種を受けさせていなかった疑いでも書類送検しました。

かまれた女性に狂犬病の症状はなく、大型犬はブリーダーのもとに返されたということです。

警察の調べに対し容疑を認め、「申し訳ないことをしてしまった」と話しているということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200706/k10012499581000.html 

 

 

761638分に産経新聞からは、飼い主が買い物に行くため玄関を開けたところ逃げ出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

飼育していた闘犬のアメリカンピットブルテリア(ピットブル)を放し飼いにし、近隣住民に重傷を負わせたなどとして、千葉県警銚子署は6日、県動物愛護条例違反や過失傷害などの疑いで同県銚子市の無職の男(53)を書類送検した。

男は容疑を認めている。

 

同署によると、男は1年ほど前から自宅で雄のピットブル1頭を飼育しており、自宅の敷地内で放し飼いにしていた。

 

5月15日午前6時半ごろ、男が買い物に出ようと自宅の玄関を開けたところ、当時1歳のピットブルが逃げ出し、11時半ごろに約200メートル離れた民家の敷地に侵入。

住人の女性=当時(66)=と抱いていた飼い犬にかみつき、女性は腕や腹に全治約40日の重傷を負い、かまれた犬は死んだ。

 

女性の夫が119番通報し、消防から連絡を受けた同署が保健所に連絡。

駆けつけた動物愛護センターの職員が、その場でピットブルを捕獲した。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200706/afr2007060020-n1.html

 

 

※本事例に鑑み、日本で飼われている凶暴な犬に関する女性獣医師の寄稿文?(犬の写真付き)が下記趣旨でネット配信されていた。

 

闘犬に襲われて女性が重傷の日本はどんなヤバい犬も飼い放題…最も凶暴な種類
 とは?

20207980分 YAHOOニュース)

 

千葉県で、自宅の敷地にいた女性が闘犬に襲われ重傷を負い、彼女が抱いていた飼い犬は亡くなりました。

 

このような悲惨な事件は、たまたまなのか、それとも起こるべくして起こったのでしょうか。

 

日本にいる凶暴な犬種を見ながら、今回の事件の問題点を探りましょう。

 

 

 

【最も凶暴な犬とは】

 

アメリカン・ピット・ブル・テリア(ピットブル)

 

今回の事件の犬です。

筋肉質で下顎の骨がしっかりしています。

 

牛と戦うために作られた品種であるため、攻撃性が高いです。

闘うように改良されているので、人や犬を襲うのは、当然といえますね。

 

飼い主には従順ですが、それ以外の人には危害を与える可能性は高いです。

 

私も診察をしていましたが、犬や猫がいないときに来院してもらい、飼い主にしっかり持ってもらいました。

 

実際に、アメリカではピットブル犬による死亡事故が多く起こっています。

 

以前、筆者がアメリカに行ったとき、飼いきれなくなったのか、この犬とこの犬のミックスの犬が保護施設に多くいました。

 

土佐犬

 

土佐犬は、体重が6090kgにも達する巨大な犬種です。

闘犬として改良されたため、凶暴な性格ですね。

 

ヨーロッパの一部の諸国では、土佐犬を飼うことを規制されています。

 

20142月、北海道の白老で土佐犬襲撃事件が起きています。

海岸で、近くに住む主婦が土佐犬に襲われて溺死し、飼い主は救護もせずその場から逃走したため、重過失致死容疑で逮捕されました。

 

筆者が診察していた土佐犬も、お手伝いさんを襲う事件を起こしていました。

 

チャウチャウ

 

中国原産であり、体重は2030kgほど。

その外見からライオンドッグとも呼ばれています。

 

30年前ぐらいの日本では、多く目にしました。

顔が平坦なので、口輪などできず、その上、大型で力強いので診察がしにくい犬でした。

 

この犬種は、不審者を見分ける識別能力が高く、飼い主の言うことはきくのですが、しっかりしつけないと、時には狂暴になることもあります。

 

アラスカン・マラミュート

 

漫画『動物のお医者さん』で人気になったシベリアン・ハスキーと同系統の犬種です。

アラスカ・マラミュートは体重が3045kgほどで、牛を追いかけたり、犬ぞり、自転車やスキーを牽引させるために改良した犬です。

 

この犬種は、毎日運動が十分でないと、飼い主の言うことさえ聞かなくなり、破壊的な行動を起こすこともあります。

 

筆者が診察していたアラスカン・マラミュートも、自宅の門を抜け出し、近所の柴犬を噛み殺すという事件を起こしました。

 

【ヤバい犬は日本で簡単に飼えるのか?】

 

わが国では、犬の飼い方やその規制について明確に規定した法律はないです。

 

動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)では、静岡県で逃げているサーバルキャットなどは、特定動物として飼育を規制されています。

 

一方、犬は、種全体としても、そのうちの一部の犬種としても、特定動物として指定されていません。

 

つまり、どんなヤバい犬でも飼いたい放題です。

 

各都道府県および市町村においては、条例によって規制している例があります。

 

例えば、茨城県の「茨城県動物の愛護及び管理に関する条例」および施行規則では、以下の要件を満たす犬を「特定犬」として指定しています。

 

【茨城県の特定犬】

 

1、人に危害を加えるおそれがあるものとして規則で定める8犬種に属する犬

・秋田犬

・土佐犬

・ジャーマン・シェパード

・紀州犬

・ドーベルマン

・グレート・デーン

・セント・バーナード

・アメリカン・ピットブル・テリア

 

2、上記以外でその体高及び体長が人に危害を加えるおそれるがある犬

・体高60cm以上、かつ体長70cm以上の犬

 

312以外の犬で、人に危害を加えるおそれがあると認め、知事が指定したもの

 

【まとめ】

 

人は、凶暴な闘犬を作り出しました。

事件を起こすと犬が悪いように感じますが、犬には何の罪もないです。

 

大型犬は、やはり力があるので、十分な運動をさせることが大切です。

大型犬を飼う場合は、運動ができる人が飼ってくださいね。


散歩の時間が適切に取れてないと、犬は、ストレスがたまり、言うことをきかなくなる場合もあります。

 

人は、様々な犬種を作り出したため、凶暴な犬はいますが、そのことをよく理解して、犬を正しく飼うべきですね。

 

どんな犬でも、飼い方によっては凶暴になります。

犬の特性を知って、丁寧に世話をしてあげてください。

 

犬は、いまのところ国としての規制はないですが、このような事件が起こっているので、やはり茨城県のように、特定犬などのような規制を作るべきではないでしょうか。

 

もちろん、どんな小さい犬でも人や犬を噛むことがあるので、散歩をするときは、リードをすることは常識ですね。

 

犬にも人にも危害がなく、安全な社会になりますように。

 

犬は、私たちに癒しや優しさを教えてくれる動物でもありますから。

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiimasumi/20200709-00187021/

 

 

 

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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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