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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20188301653分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午後5時半ごろ、栃木県佐野市栄町の鉄鋼流通加工会社工場で、不具合のあった大型クレーンを点検、整備していた従業員(男性、28歳)=佐野市天神町=が倒れているのを上司が発見し、119番通報した。

男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 

警察によると、事故当時、男性は天井に取り付けるタイプのクレーンの点検、整備作業を1人で進めていて、体に目立った外傷はない。

 

警察は、感電などの可能性もあるとみて、事故原因や死因を調べている。

 

出典

『クレーン点検の男性、感電死か 栃木・佐野』

http://www.sankei.com/affairs/news/180830/afr1808300017-n1.html 

 

 

 

 

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20188301123分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

29日午後0時35分頃、徳島県藍住町東中富の徳島自動車道上り線で、「ジェイアール四国バス」(高松市)の松山発大阪行き高速バスの車内から出火。

男性運転手と乗客10人は車外に避難して、けがはなかった。

 

消防車が放水して火は約30分後に消し止められ、バス前方のドア付近が焼けた。

交通規制もなく、周辺を走る車への影響はなかった。

 

県警高速隊によると、運転手が運転席近くのダッシュボード付近から白煙が出ているのに気付き、約7km先の藍住料金所内の駐車場でバスを緊急停車させた。

 

バス前方左側の電気機器などがよく燃えており、詳しい原因を調べている。

 

同社によると、バスは朝の点検では異常がなく、今年2月に年1回の車検、今月2日には3か月おきの法定の点検も終えていた。

 

バスは午前9時13分、松山市内の同社支店を出発後、同市内の停留所を回り、大阪市のJR大阪駅に向かう予定だった。


乗客は午後1時35分頃、現場で同社による代替バスに乗り換えて、大阪へ向かった。

 

出典

『走行中の高速バス車内から出火、客10人ら避難』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180830-OYT1T50059.html 

 

 

8291848分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警高速隊によると、バスは松山市から大阪府に向かう途中で、走行中に運転手が焦げ臭いにおいや煙を確認。

 

約7km離れた藍住ICの料金所付近で止まり、乗客を避難させる際、バスの右前部から出火した。

 

車内の天井の一部なども焼け、約30分後に消し止められた。

 

出典

『徳島道でバス火災、松山発大阪行き けが人はなし』

https://www.sankei.com/west/news/180829/wst1808290095-n1.html 

 

 

 

 

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2018830160分に長崎新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午前9時5分ごろ、長崎県諫早市森山町下井牟田の仁反田川橋工事現場で、コンクリート製の橋桁(長さ約25m、重さ約30トン)が傾き、男性作業員2人に接触した。

 

警察によると、男性会社員(42)=大村市=が重体、もう1人の男性会社員(42)=福岡県久留米市=が重傷。


警察によると、クレーンで橋桁の両端をつり下げ、橋脚に設置作業中、橋桁が傾き、橋脚上にいた2人に接触。

その後、橋桁は中央付近で折れ、約6m下の道路に落下したとみられる。

 

当時、2人を含む16人が作業中で、道路は通行止めにしていた。


工事を発注した国交省長崎河川国道事務所によると、現場は同市と島原半島を結ぶ地域高規格道路「島原道路」の一部で、国道と並行する形で自動車専用道路(約7.6km)を建設中。

 

仁反田川橋は、森山町本村と同町井牟田間の全長489m。

工期は今年2月から来年3月中旬。

 

警察が原因を調べている。

 

出典

橋桁落下 作業員重体 1人重傷 島原道路の工事現場 諫早

https://this.kiji.is/407711423194088545?c=39546741839462401 

 

 

8291341分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、橋桁を橋脚につなげる作業をしようとクレーンで運搬中、何らかの原因で橋桁がバランスを崩し、結合作業のため待機していた男性2人に接触したとみられる。

 

その後、クレーンで引き上げようとした際、橋桁が別の道路上に落下したという。

 

出典

『クレーンで運搬中の橋桁接触、作業員2人けが 長崎・諫早の道路建設現場』

http://www.sankei.com/west/news/180829/wst1808290064-n1.html 

 

 

 

 

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2018828235分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

渡島管内福島町美山(みやま)の山間部で21日、中日本航空(愛知県)の大型ヘリコプターが、北海道電力の送電用鉄塔に架ける電線など資材68kgを落とした事故で、両社は28日、運搬用の網に入れてつり下げた資材のバランスが悪いままヘリが出発し、網の隙間から落下したことが原因と発表した。

 

両社によると、落下したのは電線2本とブルーシート1枚。

機体と網をつなぐワイヤ2本の長さが異なり、資材は約45°に傾いていたが、そのまま出発したため、重さで網が偏って結び目が緩み、隙間が広がったという。

 

出典

ヘリの資材落下事故 網の隙間から落下

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/222727/ 

 

 

 

※事故発生を伝える当時の報道は下記参照。

 

82202分 北海道新聞)

 

21日午後0時10分ごろ、渡島管内福島町美山(みやま)の上空を飛んでいた中日本航空(愛知県)の大型ヘリコプターから、金属製ワイヤなど資材計68kgが落下した。

 

ヘリは、北海道電力の送電用鉄塔に架ける電線など資材計約1トンを運搬中だった。

現場は山間部で、けが人はなかった。

 

国交省運輸安全委員会は、深刻な事故につながりかねない「重大インシデント」と認定。

航空事故調査官2人を22日、福島町に派遣して、事故原因を調べる。

 

中日本航空などによると、落下したのはワイヤ2本とブルーシート1枚。

資材はブルーシートに包まれ、ヘリからつり下げた網の中に入れて運ばれていた。

 

ヘリは当時、上空約130mでホバリング(空中静止)中で、落下地点は民家から約500mの距離だった。

 

出典

ヘリから資材68キロが落下 福島町の山間部 けが人なし

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/220429 

 

 

 

 

 

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20188281256分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午前7時5分ごろ、三重県四日市市の四日市港でシンガポール船籍の貨物船「DRACOOCEAN」(約3万3000トン)が接岸しようとして、岸壁に衝突した。


この事故で、貨物船は船首付近の左舷に幅約10m、高さ2mほどの長方形の穴があいたが、フィリピン人の乗組員18人にけがはなかった。


船体への浸水はなく、海に油などは流出していないという。


海保によると、貨物船は石炭約5万5000トンを積んでアメリカから四日市港へ向かっていたという。


当時、風はなく、波も穏やかだったということで、海保が事故の詳しい原因を調べている。


四日市港では8月17日にも、別のコンテナ船が岸壁に接触しクレーンなどが壊れる事故が起きている。

 

出典

四日市港で貨物船が岸壁に衝突

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20180828/3070000149.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

コンテナ船の事故は本ブログでも紹介スミ。

 

 

 

(2018年9月15日 修正1 ;追記)

 

2018913945分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

水先人が減速を指示したのに、何らかの理由で速度を落とすことができなかった。

 

出典

水先人が事故防止策を申し合わせ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20180913/3070000257.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

この事故や8月17日に起きたコンテナ船が岸壁などに接触した事故を受け、伊勢湾や三河湾で大型船に乗り込む水先案内人の団体が再発防止策を申し合わせた。(別記事として掲載)

 

 

 

(2020年8月28日 修正2 ;追記)

 

20208271950分にNHK三重からは、水先案内人に代って船長が操船していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

おととし8月、四日市港で香港籍のコンテナ船「OOCL NAGOYA」約4万トンが、接岸しようとした際に岸壁やコンテナ積み下ろし用のクレーンに衝突する事故を起こしました。


けが人や油の流出などはありませんでしたが、国の運輸安全委員会が事故の状況や原因を調査し、26日、その内容をまとめた調査報告書を公表しました。


それによりますと、当時、コンテナ船では大型船の接岸を誘導する「水先人」が着岸するための操船を行っていましたが、船長は、減速が十分ではなく、着岸に失敗すると感じて操船を代わっていました。


そのうえで、操船を代わった船長がすでに着岸していた別の船に衝突しないようにすることに気を取られた結果、船の姿勢を制御できず岸壁に衝突したとみています。


国の運輸安全委員会は、再発防止策として、港での接岸の際には船長と水先人の間でのやりとりを密に行うよう求めています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20200827/3070003957.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

上記報道だけでは、様子がイマイチ分からなかったため、事故報告書を確認。

結果、以下のようなコミュニケーション不足が原因だった。

ちなみに船長の国籍は見つからなかったが、乗組員全員が外国人につき、おそらくは外国人だと思われる。

 

12ページ)

 

・・・・・

 

本船は、本件船長ほか23人(中華人民共和国籍18人、フィリピン共和国籍5人)が乗り組み、コンテナ貨物18,536.9トンを積載し、本件水先人1人が乗船の上、平成30年8月17日05時30分ごろ愛知県名古屋港を出港して本件岸壁に向かった。

 

・・・・・

 

13ページ)

 

2.1.5 本件水先人の口述等による事故の経過

 

・・・・・

 

本件船長は、左舷ウイングで本件水先人の指示を操舵室に伝えていたところ、急な風向風速の変化に気付き、左舷方の25号岸壁に出船右舷着けで係船していた全長約118mの自動車運搬船(以下「本件係留船」という。)との離隔距離が約90mと目測したが、本件水先人とこのことを協議することはなかった。

 

本件水先人は、船速をある程度維持していないと左舷方への圧流が大きくなるので、本船の船尾が本件係留船を通過した後に後進推力を強め、主機を半速力後進まで使用すれば、本件岸壁の前面に進出して停船し、一軸右回り船の特性*11によって本船の船首が右に振れて、本船の姿勢を岸壁と平行にできると思っていたものの、このことを船長に説明しなかった。

 

本件船長は、07時36分ごろ、本船の速力が約2.knとなり、本件水先人が、主機を極微速力後進とするよう本件船長に伝え、バウスラスタを右一杯で継続して使用するとともに、トランシーバでタグボートに対し、3時方向にデッドスロー(微速力)で引くよう指示していたところ、速力が速いのではないかと本件水先人に繰り返し主張した。

 

本件船長は、本船の速力が過大だと感じ、本件水先人から極微速力後進から微速力後進にすると伝えられたものの、風による圧流で本船が本件係留船方に寄せられるように見えて着岸操船が失敗すると思い、それでは十分ではないと本件水先人に告げ、自ら半速力後進、全速力後進を指示して急減速し、本件水先人に対してタグボートに右舷方に一杯で引かせるよう繰り返し指示した。

 

本件水先人は、自身の操船指示を本件船長が受け入れなくなったので、本件船長の操船指揮に従うこととし、トランシーバでタグボートに本船の船尾を右舷方に一 杯で引くよう伝えたところ、本船の前進行きあしが止まって左舷方へ大きく圧流されるのを認めた。

 

本船は、圧流されて本件係留船に更に接近していくので、本件船長が本件係留船との衝突を避けるために左舵一杯とし、主機を使用して全速力前進まで回転数を上げ、タグボートに右舷船尾を右舷方に一杯で引かせた。

 

本船は、本件船長が、本件係留船が船尾を通過したとの報告を受け、直ちに舵中央とし、主機を停止して右舵一杯としたものの、07時39分ごろ、本船の左舷船首部が本件岸壁上で停止中の本件ガントリークレーンに衝突し、接触したまま前進を続け、停止していた他の2基のクレーンが共に押されて移動したほか、本船の左舷船首部船側外板が本件岸壁上縁部に衝突した。

 

・・・・・

 

34ページ)

 

・・・・・

 

本件船長が、即時に介入して自ら操船を行い、全速力後進まで使用して本船の前進行きあしが失われたのは、本件水先人との十分な信頼関係を形成できなかったこと、及び本件係留船付近で本件岸壁に接近する本船の速力を速く感じたことから、本船の動きを完全に止めようと思ったことによるものと考えられる。

 

本件船長が、本件水先人との十分な信頼関係を形成できなかったのは、本件水先人の説明が十分に行われていないと感じていたことによるものと考えられる。

 

・・・・・

 

https://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2020/MA2020-7-1_2018tk0012.pdf

 

 

 

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20188271848分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が事故時のイメージ図付きでネット配信されていた。

 

川崎市麻生区で昨年12月、スマートフォンを操作しながら電動自転車を運転し、歩行者にぶつかって死亡させたとして重過失致死罪で在宅起訴された元大学生の女性(20)=同区=に対し、横浜地裁川崎支部は27日、禁錮2年執行猶予4年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。

 

スマホを使いながら自転車を運転して事故になるケースは急増しており、警察庁も注意を呼びかけている。

 

江見裁判長は判決で、「周囲の安全を全く顧みない自己本位な運転態度で、過失は重大」と指摘。

そのうえで、事故当時は時速9.3kmと比較的低速だったことや、被告の家族が加入する保険で賠償が見込まれる点などを考慮し、執行猶予つきの判決が相当だと結論づけた。

 

判決によると、被告は昨年12月7日午後3時ごろ、歩行者専用道路となっている商店街で自転車を脇見運転し、歩行中の女性(当時77)=同区=と衝突、脳挫傷などで死亡させた。

 

被告は事故直前に少なくとも33秒間、左耳にイヤホンをつけて音楽を聴きながら、飲み物を持った右手で右ハンドルを握り、左手でスマホを操作しながら走行。

メッセージの送受信を終えてスマホをズボンの左ポケットにしまう動作に気をとられ、事故を起こした。

 

弁護側は「悪質性の低い脇見運転」だと主張したが、判決は「前方を注視しないばかりか、危険を察知したとしても直ちにブレーキをかけられない状態だった」と述べ、「『脇見運転』と矮小化する弁護人の主張は論外」と退けた。

 

さらに、被告が法廷で「急いでいたことが事故の原因」と述べたことについて、「根本原因である自らの運転態度についての内省が深まっていない」と非難した。

 

・・・・・

 

【「画面の注視」10年前から6倍増】

 

「ながらスマホ」の自転車事故は、各地で増えている。

 

警察庁によると、スマホや従来型携帯電話(ガラケー)を使いながら歩行者と衝突した事故は、昨年だけで45件確認された。

前年から19件増え、統計を取り始めた2007年以降で最悪だった。

 

原因の内訳は、「画面の注視」が29件と最も多く、10年前と比べて約6倍増。

一方で、「通話」は4件にとどまる。

 

SNSやゲームを楽しむ機会が増え、画面に集中するあまり、事故を起こすケースが増えている。

 

担当者は、「自転車事故が重い罪に問われたり、賠償責任を問われたりすることを知ってもらう啓発を進めたい」と言う。

 

スマホを使いながら歩いている時にも、事故は起きている。

 

東京消防庁によると、都内では16年までの5年間で、「ながらスマホ」による事故で計201人が救急搬送された。

特に駅で事故が起きやすく、このうち42人は、駅の階段やホームから転落するなどした。

 

全国の鉄道事業者や携帯電話会社は14年から毎年、駅構内にポスターを貼るなどして、注意喚起をしている。

 

電気通信事業者協会が今年3月にまとめた調査によると、駅を利用するスマホユーザーの9割以上が「歩きスマホは危険」と感じている。

 

それでも、ほぼ半数が歩きスマホをすることがあると回答。

理由としては、「時刻表や地図アプリの利用」を挙げる人が最も多く、

「スマホを見るのが癖になっている」

「SNSのやり取りをタイムリーにしたい」

「気になるサイトやニュースをすぐみたい」

といった答えも多かった。

 

「ながらスマホ」の研究に取り組む愛知工科大の小塚一宏名誉・特任教授(交通工学)によると、スマホを利用している時の視界は通常の約20分の1に狭まり、歩行者を見落とす確率も増えるのだという。

 

「興味や関心がある方に視線が集まってしまい、交通環境に注意する意識も薄れる。目をふさいで歩いたり運転したりするくらい危険なことだと認識してほしい」と指摘する。

 

出典

ながらスマホの自転車死亡事故、元大学生に有罪判決

https://www.asahi.com/articles/ASL8V532RL8VULOB00C.html 

 

 

※事故当時の様子は下記記事参照。

 

20182151336分 朝日新聞)

 

川崎市麻生区で昨年12月、スマートフォンなどを手に持って電動自転車に乗り、歩いていた女性(当時77)にぶつかり死亡させたとして、神奈川県警は15日、大学2年の女子学生(20)=同区=を重過失致死の疑いで横浜地検川崎支部に書類送検した。

 

「ぶつかるまで気がつかなかった。大変申し訳ないことをしてしまった」と述べ、容疑を認めているという。

 

警察によると、女子学生は昨年12月7日午後3時15分ごろ、同区上麻生2丁目の路上で、両手が塞がった状態で電動自転車をこぎ出したところ、歩いていた女性に衝突し、死亡させた疑いがある。

 

女子学生は、左手に持っていたスマートフォンをポケットに入れようとして前方を見ていなかった上、右手に飲み物を持ち、ブレーキをかけられる状態ではなかったという。

 

2015年に施行された改正道路交通法では、自転車運転に関し、信号無視やブレーキのない自転車で走行した場合、「危険行為」にあたり、交通切符(赤切符)が交付される場合がある。

3年以内に2度摘発された自転車運転者に対し、講習の受講を義務づけた。

 

携帯電話を使いながらや、傘を差しながらといった行為は指導警告を受け、従わない場合や人身事故を起こした場合も危険行為とみなされる。

 

出典

左手スマホ、右手に飲み物…電動自転車で重過失致死容疑

https://www.asahi.com/articles/ASL2G6D8DL2GULOB01T.html?iref=pc_extlink 

 

 

    (2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

 

※自転車は車道通行が原則という関連記事もあった。

 

2018829日 東京新聞 神奈川版)

 

川崎市麻生区で歩行者が死亡した自転車の「ながらスマホ」事故は、自転車利用者に対し、人を死傷させうるという自覚を促した。

 

自転車施策の専門家らでつくる民間団体「自転車の安全利用促進委員会」メンバーで、三井住友トラスト基礎研究所の古倉宗治研究理事に課題を聞いた。 

 

 

【自転車の「ながらスマホ」による死亡事故が社会問題に
   なっている】

 

事故当事者の責任に帰するだけでは、背景にある問題点が見落とされてしまう。

 

自転車は、車道通行を原則としつつも、例外的に歩道通行を認める構造が長い間にわたって逆転し、歩道通行が既成事実化してしまった。

 

車の仲間という意識が希薄になる環境だったわけで、こうしたマイナス面のツケが凝縮した形だと思う。

 

車道を通る自転車は、いわば「最弱者」。

ルールを守らないと自分が危険だし、車の仲間という意識も強くなる。

 

しかし歩道では「最強者」であり、ルールを守らなくても安全という慢心を生んでしまう。

 

自転車で歩道を通行する割合が高い人ほど、ルールを知っているのに守らないという調査結果もある。

 

 

【どんな対策が必要か】

 

たとえば、2016年にあった自転車事故のうち、自動車との事故は、車道よりも歩道上のほうが多い。

主に、沿道の駐車場に出入りする車との出合い頭の事故だ。

 

自転車教育の内容をみると、こうしたデータや根拠に基づく説明が弱く、「ルールだから守れ」という広報啓発が多くある。

 

しかし、ルールは知識にとどまらず、理解につなげなければいけない。

 

どんな啓発が効果的かを探るために複数のパンフレットを試作し、15年に川崎市と東京都立川市でアンケートを実施。


その結果、自転車事故で検察庁に送致された人数や損害賠償など、ルールを守らないと「自分が損をする」という説明、続いて「なぜルールを守らないといけないか」という根拠を示す説明が、ルール順守に効果があることが分かった。

 

一方で高齢層には、自転車のルール違反が歩行者から厳しく見られている実態の説明が評価された。

 

このように、対象者に応じて、重点的かつメリハリを利かせた啓発をすべきだ。

 

出典

「自転車は車道」が原則 「ながらスマホ」で死亡事故 教訓は

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201808/CK2018082902000148.html

 

 

 

 

 

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20188271733分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

クマゼミなどセミの透明な羽の表面に、薬剤を使わなくても細菌を殺す抗菌作用を持った特殊な構造があることを、関西大学などのグループが突き止めた。


人工的に再現することも可能だということで、今後、家庭用品や医療関係など、さまざまな分野への応用が期待されている。

研究を行ったのは、関西大学システム理工学部の伊藤健教授らのグループ。


クマゼミやミンミンゼミなどのセミの透明な羽には抗菌作用があることが知られていたが、これまで詳しい仕組みは分かっていなかった。


グループでは、クマゼミの羽を詳しく観察したところ、羽の表面に直径5000分の1ミリ以下の、極めて細かい突起が規則正しく並んでいることに注目した。


そこで、セミの羽をまねて表面に同じようなごく小さな突起が並んだシートを作り、表面に大腸菌が含まれた液体を加えたところ、菌は10分から20分ほどで細胞膜が壊れて死んでしまったという。


突起の構造が鍵だということで、グループでは、家庭の台所から医療関係まで、さまざまな分野に応用が期待できるとしている。


研究を行った伊藤教授は、「身近な生き物であるセミにこんな力があるのかと驚いた。薬剤を使わずに抗菌作用を持たせられるメリットは大きい。実用化に向けた研究を進めていきたい」と話していた。

 

出典

セミの羽の構造に抗菌作用

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180827/0006125.html 

 

 

※インタビューの中で伊藤教授は、以下のようにも話していた。

 

「薬品に強い細菌がいるわけだが、今回の新しい抗菌材は物理的作用で死滅させているので、耐薬品性の高い細菌などに対しても有効に働くのではと思っている。」

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、5年前に似たような研究が報じられていた。

今回の発表は、その延長線上の研究なのかもしれない。

 

201311271715分 AFP) 

 

細菌が存在しない病室、ドアノブ、台所の調理台などを想像してほしい・・・。

しかも、細菌を殺すのに熱湯やマイクロ波の放射、殺菌剤の1滴も必要ないとしたら・・・。

 

オーストラリアの科学者らによる驚くべき発見をもたらした背景には、このような発想があった。

 

豪スウィンバーン工科大学のエレーナ・イワノワ氏率いる研究チームは26日、昆虫のトンボからヒントを得て、細菌を物理的に殺すナノテクノロジー表面構造の発見に至ったとの研究論文を、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。

 

殺菌効果を持つのは、1990年代に偶然発見された「ブラックシリコン」で、現在は太陽電池パネル用の半導体として有望視されている物質だ。

 

ブラックシリコンの表面を電子顕微鏡で見ると、高さ500ナノメートル(1ナノメートルは、10億分の1メートルに相当)の、先が鋭くとがった突起が林立する構造になっている。

 

この構造に細菌が触れると、細菌の細胞膜が破れることを研究チームは発見した。

 

撥水性を持つ表面はどれも、このような殺菌剤としての物理的性質を持つことが明らかになったのは、今回が初めてだ。

 

研究チームは2012年、人間にも感染し、抗生物質への耐性を持つようになる「日和見菌」の1種の緑膿菌に対して、セミの羽が強力な殺菌作用を及ぼすことを発見して驚嘆した。

 

詳細な調査の結果、答えは羽の生化学的な性質ではなく、羽の表面に等間隔に並ぶ「ナノピラー(極微細突起)」にあることが分かった。

細菌は、この表面に付着すると粉々に切り裂かれてしまう。

 

研究チームは、この発見をさらに追究するために、ベニヒメトンボ(学名:Diplacodes bipunctata)と呼ばれる、豪州に生息する赤い体色のトンボの透明な前羽の表面を覆うナノ構造を調べた。

 

ベニヒメトンボの羽には、ブラックシリコンよりも少し小さな、高さ240ナノメートルの突起構造がある。

 

このトンボの羽とブラックシリコンの性能を実験室で検査したところ、両方とも極めて強力な殺菌能力を持っていた。

 

指触りが滑らかなこれらの表面は、グラム陰性菌とグラム陽性菌と呼ばれる2種類の細菌と、特定の時期の休眠細菌の表面を覆う保護膜の芽胞(がほう)を破壊した。

 

今回の実験対象となった細菌は、緑膿菌、悪名高い黄色ブドウ球菌、広範囲に生息する土壌細菌で炭疽菌の仲間の枯草菌の、極めて丈夫な芽胞の3種だ。

 

細菌を付着させてから3時間経過後の表面1m2当たりの殺傷率は、1分当たり細菌細胞45万個ほどだった。

これは、黄色ブドウ球菌を人間に感染させるのに必要な最小量の810倍で、緑膿菌では7万7400倍に相当する。

 

ブラックシリコンの製造コストがネックになるのであれば、ナノスケールの細菌殺傷能力を持つ表面を作るための選択肢は他にも多数あると研究チームは指摘しており、「同様の有効性を示す抗菌性の合成ナノ物質は、幅広い分野で容易に製造できる」と記している。

 

出典

ナノ表面構造に強力な抗菌効果、トンボの羽から着想 豪研究

http://www.afpbb.com/articles/-/3004075 

 

 

 

 

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2018829048分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岐阜市一番町1のY病院で、26日夜から27日午前にかけ、入院患者の80代の男女4人が相次いで死亡した。

岐阜県警が28日、発表した。

 

4人とも熱中症で死亡した疑いがあり、4人がいた3、4階のエアコンは20日以降、故障していた。

 

県警は28日、容疑者不詳の殺人容疑で病院を捜索し、病室の管理が適切だったかなどを調べている。

岐阜市保健所や岐阜県も、医療法に基づき、立ち入り検査した。

 

県警によると、27日午後8時半ごろに関係者から県警に通報があり、発覚した。

26日20時40分に84歳女性が死亡、

27日 3時5分に85歳女性が死亡、

27日10時35分に83歳男性が死亡、

27日11時37分に84歳男性が死亡した。

 

いずれも検視の結果、目立った外傷は確認されず、県警は司法解剖して詳しい死因を調べる。

 

報道陣の取材に応じた病院の藤掛院長らによると、3、4階のエアコンは20日に故障した。

各病室の天井に吹き出し口があり、3、4階を集中制御する構造。

 

業者に修理を依頼したが、直るまでに1カ月かかると言われ、20日に扇風機9台を各病室に1台ずつ置いた。

重症患者はエアコンの利く2階に移動させた。

 

一方で藤掛院長は、「エアコンが嫌いな人もいて、亡くなった4人は移動しなかった」と説明した。

 

故障と死亡の関係に関して、「いつ病状が急変してもおかしくない状況で、病院としては、何か問題があったとは考えていない」と話した。

4人は、気管支ぜんそくや心不全などを患っていたという。

 

県警は、業務上過失致死容疑を軸に、捜査を進める方針。

殺人容疑での捜索については、「可能性を広く捉えて証拠品を押収しやすくするため」としている。

 

岐阜市保健所などによると、病院は4階建てで、2~4階に療養病床119床がある内科病院。

移動などで介助が必要な高齢者の治療を行う「老人医療」を専門とし、当時は約50人が入院していた。

 

ホームページで藤掛院長は、「本院が終(つい)のすみかとなられる事が多く、患者様の快適性を追求して日々改善して運営しております」と記している。

 

岐阜地方気象台によると、岐阜市は20日夜から27日午前まで7夜連続で、最低気温が25℃以上の熱帯夜だった。

最高気温は22日が35.4℃、26日が36.2℃で、猛暑日(最高気温35℃以上)となっていた。

 

出典

『岐阜市 病院エアコン故障、高齢4人死亡 県警殺人で捜査』

https://mainichi.jp/articles/20180829/k00/00m/040/136000c 

 

 

8281320分に朝日新聞からは、事態発覚の経緯について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岐阜中署によると、27日午後8時半ごろ、関係者を名乗る者から県警本部に電話があり、「26日から27日の間に病院で4人が亡くなった。熱中症の疑いがある」との情報提供があったという。

 

出典

岐阜の病院で80代の患者4人死亡 冷房故障で熱中症か

https://www.asahi.com/articles/ASL8X45W7L8XOIPE00K.html 

 

 

8281730分に朝日新聞からは、院長の見解に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

エアコンの故障と死亡の因果関係について聞かれると、院長は「4人は、もともとの病気が重かったので」と答えた。

 

出典

「4人は病気重かった」冷房故障と死亡の因果関係を否定

https://www.asahi.com/articles/ASL8X5Q7VL8XOIPE01Y.html 

 

 

829323分に読売新聞からは、死者は5人になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岐阜中署は29日未明、入院患者の男性(84)が28日夕方に死亡したことを新たに確認したと発表した。

この問題での死者は5人となった。

 

28日夜、この男性の成年後見人を名乗る男性(52)が同署を訪れ、「入院していた被後見人が亡くなった」と報告して判明したという。

 

出典

『入院患者死亡5人目も県警確認、熱中症か』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180829-OYT1T50003.html?from=ycont_top_txt 

 

 

8291033分に産経新聞westからは、死亡した5人の病状などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

死亡した80代の患者5人のうち何人かは、重症の心不全や多臓器不全のため、入院していたとみられる。

重い肺の病気にかかっている患者もいたという。

 

5人のうち、入院中に意識のない人もいた。

男性の1人は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)という重い肺の病気だったという。

 

岐阜市などによると、病院には慢性期の患者を対象とする療養病床119床がある。

介助が必要な高齢者の治療を行う「老人医療」を専門とし、約50人が入院していた。

 

3、4階には、4人ほどが定員の部屋が、合わせて約10あった。

 

出典

『熱中症疑いで患者死亡、患者は心不全や多臓器不全で入院、重い肺の病気も 岐阜の病院』

http://www.sankei.com/west/news/180829/wst1808290043-n1.html

 

 

     (2/3へ続く)

 

 

 

 

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(1/3から続く)

 

 

829日付で毎日新聞東京版からは、病院の様子などになどについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

付近の住民は、「自宅で面倒を見きれなくなった年寄りを受け入れてくれた病院で、ありがたかった」と話した。

 

別の住民は、「子どもがかぜを引いたら連れて行く普通の病院だったが、いつからか、療養が必要な老人のための病院になったようだ」と話した。

 

出典

『熱中症? 入院患者4人死亡 20日から空調故障 岐阜の病院』

https://mainichi.jp/articles/20180829/ddm/001/040/166000c 

『熱中症? 病院、4人部屋に扇風機1台 院長、状況明言避け』

https://mainichi.jp/articles/20180829/ddm/041/040/129000c

 

 

8282135分に産経新聞westからは、識者の見解が下記趣旨でネット配信されていた。

 

熱中症に詳しい東京都立多摩総合医療センターの清水敬樹救命救急センター長によると、屋内で過ごすうちに熱中症になるケースでは、1日で容体が急変するのではなく、数日かけて徐々に悪化するという。

 

「入院患者であれば1日に数回、看護師が体温などを確認するはずだ」と指摘した上で、「仮に熱中症だったなら、数日間は体調の異変に気付けた可能性がある。病院の管理体制に問題があったとも考えられる」とみる。

 

近畿大の平出敦教授(救急医学)は、「連日扇風機だけという環境では、食欲が落ちたり高齢者の病状に悪影響を与えたりする可能性がある」と強調。

 

エアコンの修理に時間を要したことについて、「健康にリスクを抱えた患者が集まる病院の環境整備は優先されるべきだ」と訴えた。

 

出典

『医療関係者「患者は入院中。前兆把握できた」と疑問視』

http://www.sankei.com/west/news/180828/wst1808280082-n1.html 

 

 

830日付で毎日新聞東京版からは、死亡診断書の内容や巡回時の記録内容について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岐阜中署によると、病院側は死亡診断書で死因を多臓器不全や心不全などとし、熱中症との関係には触れていないという。

 

医師法は、遺体に異状があれば24時間以内に管轄の警察署に届け出なければならないと規定しているが、病院はいずれも死亡に不審な点がないと判断したため、警察に通報しなかったとみられる。

 

市などによると、各階には温度計と湿度計が置かれ、看護師が定期的に記録していたほか、夜間は看護師と看護補助者各1人が当直勤務し、2~3時間ごとに巡回して、重篤患者については1~2時間ごとに脈拍や体温などを記録していたという。

 

出典

『岐阜・入院患者死亡 5人、病死と判断 診断書、「熱中症」触れず』

https://mainichi.jp/articles/20180830/dde/041/040/030000c 

 

 

8301945分にNHK岐阜からは、死因は特定できなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察が27日までに死亡した4人の遺体を詳しく調べた結果、熱中症によるものか病気によるものか死因を特定できなかったことが、捜査関係者への取材でわかった。

出典

患者4人の死因は特定できず

https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20180830/3080000150.html

 

 

91529分に朝日新聞からは、5人とも病死とみられるが4人に熱中症の所見があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警は5人全員に司法解剖を実施。

いずれも病死とみられるが、4人には熱中症の所見があったという。。

 

出典

死亡4人に熱中症所見、診断書は未記載 冷房故障の病院

https://www.asahi.com/articles/ASL8052X3L80OHGB00G.html 

 

 

912150分に読売新聞からは、死因は特定できておらず一部の患者から熱中症を示す痕跡が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

司法解剖の結果、一部の患者から熱中症になっていたことをうかがわせる痕跡が見つかったことが、捜査関係者への取材で分かった。

 

死因は特定できていない。

 

出典

『5人死亡、司法解剖で一部患者から熱中症の痕跡』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180901-OYT1T50106.html?from=ycont_top_txt

 

 

83057分にNHK NEWS WEBからは、故障した部品の調達でエアコン修理に時間がかかっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今月20日に病院からエアコンの修理の依頼を受けた地元のガス会社にNHKが取材したところ、調査した下請け業者から「室外機の部分が壊れている」という報告を受けたということで、部品の調達には1か月ほどの時間が必要だったという。

 

出典

入院患者死亡の病院 エアコン定期点検せず 岐阜

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180830/k10011599541000.html

 

 

8302235分に朝日新聞からは、過去にエアコンは繰り返し故障したため、修理業者からは室外機取り換えの指摘があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

病院側は、本館3、4階のエアコンが故障した20日は、普段使っていない新館の病室に入院患者を移すことを検討したとも説明。

この時は新館のエアコンが稼働せず断念したが、29日になって、両階に残っていた患者7人をエアコンが動くようになった新館に移したという。

 

複数の元病院職員らによると、過去にもエアコンが繰り返し故障していたという。

 

少なくとも10年ほど前から故障を繰り返し、修理に1週間ほどかかったこともあったという。

その際は、患者のわきの下に保冷剤を挟むなどして対応していたが、エアコンの修理業者は、室外機を換えるといった根本的な措置を取るよう指摘していたという。

 

出典

5人死亡の病院、冷房の定期点検せず 岐阜市調査に説明

https://www.asahi.com/articles/ASL8Z5RCZL8ZOHGB00M.html

 

 

       (3/3へ続く)

 

 

 

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(2/3から続く)

 

 

83170分に毎日新聞からは、病院は4人の死者が出た後に3、4階の患者をエアコンの利く部屋に移動させていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

病院側は、26日夜~27日午前に4人が死亡した後、エアコンが故障した3、4階の部屋から他の患者をエアコンの利く部屋に移動させ始めていたことが、捜査関係者への取材で判明した。

 

岐阜県警は、15時間で4人の死者が出たことで、病院が事態の重大性を認識した可能性があるとみている。

 

捜査関係者によると、病院は4人が死亡してから、3、4階にいた別の患者11人をエアコンの利く別室に移動させていた。

 

このうち、24日に入院して3階にいた男性(84)は、27日に2階に移ったが、28日午後6時38分に死亡した。

 

病院側は、死者が出るまで約1週間、3、4階にいた患者全員をエアコンの利かないまま過ごさせ続けたことになり、危険性の認識が遅れていた可能性がある。

 

出典

『岐阜5人死亡 4人死亡で部屋移す 病院側、重大性認識か』

https://mainichi.jp/articles/20180831/k00/00m/040/183000c 

 

 

8311953分に産経新聞westからは、移動先は新館のリハビリ室だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市によると、病院側は28日までに、エアコンの故障していない新館のリハビリ室(本来病床ではない)にベッドを運び、軽症とみられる11人を移動させた。

 

また、29日にも新館5階に7人を移動させ、定員11人の病室に13人がいる。

 

出典

『リハビリ室に入院患者11人移動 エアコン故障で岐阜の病院』

http://www.sankei.com/west/news/180831/wst1808310096-n1.html 

 

 

831735分に岐阜新聞からは、病院では毎月2~4人が亡くなっているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同病院では毎月2~4人が亡くなり、冬の寒い時期には7人亡くなったこともあるという。

今月は、今回判明している5人。

 

出典

『体温や室温記録 患者5人死亡、容体逐次把握か』

https://www.gifu-np.co.jp/news/20180831/20180831-69963.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇事故発生にはTPMという要素も絡んでくる。

熱中症が直接の死因ではないらしいが、エアコンの故障が春とか秋であれば、このような事態にはならなかったような気がする。

 

〇部品調達の関係でエアコンの修理に時間がかかるという点は理解した。

 

ただ、病院側は、高齢の重篤患者が多数いる病院という特殊事情を、どの程度の逼迫性をもって修理を依頼した業者に伝えていたのだろうか?

 

普通、そのような事情があれば、業者はあちこち心当たりの会社を探しまわるとか、既存部品の転用で急場を凌げないか検討するなど、手を尽くしそうな気がするのだが・・・。

 

病院側、業者側ともに、また故障したのか・・・程度の認識しかなかったということはないだろうか?

 

 

 

(2018年9月4日 修正1)

 

2018年9月3835分に岐阜新聞から、3、4階のエアコンは定期点検されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、2/3中、BM対応だったと報じられていた記事部分を削除した)

 

5人がいた本館3、4階のエアコンを含む全4基はいずれも定期点検が行われていたことが、2日、県の調査で分かった。

 

一方、問題発覚後に患者を移動させた新館の全7基の定期点検は未実施だった。

 

県によると、フロン排出抑制法では、同病院の規模で3年に1度の定期点検が義務付けられている。

 

県は、31日に立ち入り検査を実施。

病院から1日に点検状況の報告があり、本館の5階と3、4階のためのエアコン2基は2017年4月に、1、2階の2基は16年8月に実施済みだったという。

 

新館は、定期点検を義務付けられていなかった同法改正前の12年5月から14年10月の間に行われたきりだった。

 

県は口頭で点検するよう指導した。

3日にも文書でも送る。

 

出典

故障エアコン、定期点検済み 岐阜市の病院

https://www.gifu-np.co.jp/news/20180903/20180903-70787.html 

 

 

(2021年3月20日 修正2 ;追記)

20213182115分に日本経済新聞からは、院長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岐阜県警が業務上過失致死の疑いで男性院長(71)を書類送検していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。

病院は同日、代理人弁護士を通じて「患者は病死したもので、刑事責任を問われるような問題はなかったと認識している。引き続き捜査に全面的に協力する」とのコメントを出した。

県警が司法解剖し、5人中4人に熱中症の所見が確認されたことから、エアコンの故障と死亡との間に因果関係があると判断したとみられる。

〔共同〕

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD184HM0Y1A310C2000000/#:~:text=%E5%B2%90%E9%98%9C%E5%B8%82%E3%81%AE%E3%80%8CY%26M%20%E8%97%A4%E6%8E%9B,%E3%81%AE%E5%8F%96%E6%9D%90%E3%81%A7%E5%88%86%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82

 

(2021年6月24日 修正3 ;追記)

20216231942分にNHK岐阜からは、院長は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岐阜市にあるY病院では、3年前、平成30年の8月26日から28日にかけて、入院していた80代の患者5人が相次いで死亡しました。

5人がいた、いずれの病室でも、1週間ほど前からエアコンが故障していて、警察は、患者が熱中症になった疑いがあるとみて捜査し、ことし3月、エアコンの故障を知りながら、患者を冷房が効いた部屋に移動させるといった必要な措置を怠り死亡させたとして、70代の院長を業務上過失致死の疑いで書類送検していました。

この院長について、岐阜地方検察庁は23日付けで不起訴にしました。
不起訴の理由について「犯罪を証明できるに足りる十分な証拠が得られなかった」としています。

病院側は、当時から一貫して「刑事責任を問われるような問題は無かった」と主張していました。

不起訴となったことについてY病院の院長の男性は、「当病院で他界した方に謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。不起訴となったのは適切な捜査の結果と受け止めています。今後もより良い医療を目指して 努力を続ける所存です」とするコメントを発表しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20210623/3080006502.html

 

 

 

 

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20188281842分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

和歌山と大阪を結ぶ西日本ジェイアールバス(大阪市)運行の高速バスが26日夜、渋滞を迂回するため和歌山県内で高速道路を降りたところ、道を間違えて狭い山道に入り込み、立ち往生していたことがわかった。

 

乗客38人は同社が手配したタクシーなどで運んだ。

けが人はなかった。

 

同社によると、同県白浜町を午後6時過ぎに出て、午後10時ごろ大阪駅JR高速バスターミナル到着予定の高速バス。

 

阪和自動車道を走行中の26日午後7時50分ごろ、バスの50代の運転手から「渋滞しているので迂回指示を」と、同社の営業所に連絡があった。

 

指示を受け、バスは御坊南インターチェンジ(IC)を降りて迂回路の県道に入ったが、運転手は途中で道を間違え、山道へ。

 

道幅は車が1台やっと通れるほどしかなく、道路脇は崖。

同社によると、バスは車体をガードレールや岩などにこすり、ミラーを破損しながら走行を続けたという。

 

結局、誤った道を約1km走行し、同県日高川町内で動けなくなった。

 

乗客は、立ち往生の現場付近で約1時間待機。

同社がタクシー、別のバスを手配するなどして、自宅などへ送り届けた。

 

運転手は今回の迂回路を走った経験が無く、バスにはカーナビも設置されていなかったという。

 

大阪府内の自宅へ戻るために乗っていたという女性が帰宅できたのは27日午前1時ごろ。

「ミラーをぶつけても走り続けて怖かった。バスを止めるように乗客から声が上がった。崖から落ちないか不安だった」と、当時の状況を話した。

 

出典

高速バス、迂回路間違え山道へ 崖っぷち1キロ恐怖の夜

https://digital.asahi.com/articles/ASL8X4V9ZL8XPXLB007.html?rm=425 

 

 

8291246分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

阪和自動車道が約20km渋滞していたため、男性運転手(50)は御坊南インターチェンジで降りて県道を走行中、道を間違え山道へ入り、約1km進んだ同県日高川町で午後8時ごろ動けなくなった。

 

乗客は現場で待機後、約700m先まで歩き、約1時間後に迎えに来たタクシーなどで送られた。

 

山道は崖沿いで、道幅はバス1台通るのがやっと。

カーブミラーにぶつけたサイドミラーが脱落したり、車体がガードレールと接触したりした。

 

同社は、「乗客に多大な不安と迷惑を掛け、深くおわび申し上げる」と謝罪。

再発防止策として、運転手が進路を間違えたと感じた場合には安全な場所に停車し、運行管理者に連絡して指示を仰ぐように周知した。

 

出典

『JRバス、和歌山の山道で立ち往生 渋滞迂回で道誤る、乗客は山道歩き1時間後タクシーに乗り換え』

http://www.sankei.com/west/news/180829/wst1808290057-n1.html 

 

 

8291643分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

バスを運転していたのは勤務歴およそ20年のベテランで、「道なりに進めばいいと思い込んで、道路標識を見落としてしまった」と話しているという。

 

出典

JR高速バス 山道迷走し立往生

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20180829/2040000956.html 

 

 

8291647分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

阪和自動車道を走行中の午後7時50分頃、男性運転手(50)が「渋滞を迂回したい」と営業所に連絡。

 

営業所の指示を受け、和歌山県御坊市の御坊南インターチェンジ(IC)で降り、県道を走行して約6km北の川辺ICへ向かったが、途中で高速道と反対の東へ向かう山道へ入った。

 

バスはその後、警察の誘導で山道を抜け出した。

 

出典

『高速バスが誤って山道に…道幅1台分、立ち往生』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180829-OYT1T50041.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの現地取材映像などから推察するに、道を間違えたのは、おそらくは以下の場所。




三差路をセンターラインに沿って左方向に曲がるべきところ、同じような道幅の道路を直進したものと思われる。

 



三差路に差し掛かる前、道路の左上に「高速は左」の標識があったが、夜間、付近に街灯もほとんどないように見える状態下、見落としたものと思われる。

 



 

じつはブログ者も、つい最近、同じような経験をしたばかりだ。

 

そこは、昼間だと何10回も通ったことがある山の中の道で、1か所、どこで右折するのか分かりにくい場所がある。



ただ、小さいながら標識もあるし、普段通っている道だから迷うこともあるまいと真夜中に通ったところ、街灯もなく真っ暗で、ライトを上向きにしていたのだが標識を見逃して直進し、クネクネと民家の間を縫うように走る細い道に迷い込んでしまった。 


途中、これは道を間違えたと気づいて停車し、ナビを入れて無事に帰れたが、その時に感じたことは、ライトを上向きにしても、光は下向きよりもちょっと遠くの地面を照らすだけで、正面全体を照らすわけではないということだ。

(4年前に購入したブログ者の車だけかもしれないが)

 


ブログ者の事例については、スピードを落として走り、そろそろ標識が・・・と注意しながら運転すれば、高さ2m程度にある標識につき、見逃さなかったかもしれない。  

しかし、和歌山事例では、運転手の方にとっては初めての道で、おそらくは暗く、しかも、高速道へと案内する標識は高さ5~6mほどの位置にあった。

ライト上向きだけでは、標識をほとんど認識できない・・・・そういった状況だったのかもしれない。

 

 

 

 

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20188272132分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

札幌市は27日、札幌円山球場(中央区)で行われていた26日の試合中、場外に飛んだファウルボールが男子高校生(17)に当たり、右目付近を打撲するけがを負ったと発表した。

市によると、高校生の視力に異常はないという。

 

市によると、26日午後2時40分ごろ、札幌六大学野球秋季1部リーグの試合で、選手の打ったファウルボール(硬球)が本塁後ろのバックネット(高さ約13m)を超え、場外に飛び出した。

 

球は地面にワンバウンドした後、歩いていた高校生の右目付近に当たった。

打席から高校生までの距離は約90mだった。

 

高校生は市内の病院に搬送され、治療を受けて帰宅した。

目の周囲は腫れているが、回復に向かっているという。

 

市スポーツ局は、「今後、ネットの設置を拡大するなど、安全対策を検討していく」とのコメントを出した。

 

出典

場外に打球、歩行者を直撃 札幌円山球場

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/222339/ 

 

 

8272040分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

円山球場では、ファウルボールが場外に出るのを防ぐネットがなく、年内に設置する予定だったということで、球場を管理する札幌市スポーツ局は、「けがをした被害者に心からお見舞いを申し上げます。今後は、設置するネットの範囲を広げることを検討するとともに、注意喚起を徹底して再発防止に取り組みたい」としている。

 

出典

場外打球が高校生にあたりけが

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180827/0002614.html 

 

 

 

 

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20188262046分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日正午ごろ、香川県坂出市の櫃石(ひついし)島の海水浴場で、足に装着したボードから水を噴射し、宙に浮く遊びをしていた岡山県倉敷市の男性(41)が海に転落した。

 

友人が沈んでいる男性を引き上げ、消防隊員が病院に搬送したが死亡した。

死因は溺死。

 

水島海保(倉敷市)によると、「フライボード」と呼ばれるマリンスポーツ。

水上バイクから噴出される水を、ホースを通じてボードから出し、その圧力で浮かぶ仕組み。

 

男性は、海中の岩場にホースが絡まった状態で見つかった。

ライフジャケットは着ていたが、ヘルメットをしていなかった。

沖合約20mで友人3人と遊んでいた。

 

全日本フライボード協会によると、フライボードは日本では2013年ごろから人気になり、これまで死亡事故の報告はなかったという。

 

ヘルメットやライフジャケットの装着、一定以上の水深がある場所での利用が定められ、安全講習を受けなければ装備一式は購入できない。

 

協会の担当者は、「安全規約を守って利用すれば死亡事故は起こらないはずだ」と話した。

 

出典

『マリンスポーツ「フライボード」中の男性溺死 香川』

https://www.sankei.com/west/news/180826/wst1808260042-n1.html 

 

 

8262156分に山陽新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性は友人3人と訪れ、体験中に落下。

 

浮上してこないため救助に向かった友人が、海中の岩場にホースが絡まった状態の男性を発見した。

出典

坂出でフライボードの男性死亡 倉敷の41歳、体験中に海へ転落

http://www.sanyonews.jp/article/776414 

 

 

8271755分にNHK香川からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

水島海保によるその後の調べで、海に落下した男性が手元の装置を使って水を噴射する操作を繰り返していたのに水が噴射されず、再び浮き上がれない状態だったことが新たに分かった。


この事故をめぐっては、これまでに男性の足に取り付けられたボードに水上バイクから水を送るホースが海中の岩場に絡まっていたことがわかっている。


海保は、ホースが絡まったことで水が十分に噴射できない状態になっていた可能性もあるとみて、詳しい事故のいきさつを調べている。

 

出典

ホース絡まって水圧弱まったか

https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20180827/8030001906.html 

 

 

827198分に産経新聞からは、過去の事故件数などが下記趣旨でネット配信されていた。

 

フライボードを使用中の事故が、統計が残る平成25年以降、7件あったことが27日、海上保安庁への取材で分かった。

うち6件が負傷、1件が溺れたケースで、死亡者はいなかった。

 

フライボードは、ホースで水上バイクにつなぎ、噴出する水の圧力で宙に浮き上がる仕組み。

国内で25年ごろから人気が出始めたという。

 

海保によると今年5月、大阪府内で競技中だった兵庫県の20代男性が脚を骨折するなど、7件の事故が6府県で発生。

水面への落下が多く、20~50代の男女が腕や脚の骨折、頸髄の損傷などを負った。

 

全日本フライボード協会(沖縄県)はサイト上で、一定以上の水深がある場所で利用するといった注意点を公開している。

 

出典

『フライボード事故7件 平成25年以降、6府県で』

http://www.sankei.com/affairs/news/180827/afr1808270023-n1.html

 

 

8271212分にNHK香川からは、海上保安庁がマリンスポーツの指針にフライボードなどの項目を作ることを検討しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海上保安庁は、フライボードのように水圧を利用して宙に浮くマリンスポーツで死亡事故が起きるのは全国で初めてで、水上オートバイやカヌーなどマリンスポーツの種類によって望ましい装備品や乗り方などをまとめた指針に、こうしたスポーツに関する項目がなかったということで、再発を防ぐため、新たにこうしたスポーツに関する安全対策の項目をつくり、ホームページで周知することを検討している。

 

出典

フライボード 安全対策検討へ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20180827/8030001899.html 

 

 

 

 

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2018826223分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午前7時55分頃、長野県松本市安曇の夜泣峠付近の県道で、自転車のロードレース「マウンテンサイクリング in 乗鞍2018」の参加者らが蜂に相次いで刺された。


キイロスズメバチとみられ、消防によると61人が軽傷を負った。

 

警察などによると、レースは乗鞍岳付近の山道20.5kmを駆け上がるもので、スタートから約4km地点の道路脇にあるガードレールの支柱の中に蜂の巣があった。

 

多くの自転車が通行したため、蜂が支柱の隙間から外に出てきたとみられる。

大会事務局によると、事前にコースを点検したが、蜂の巣には気づかなかったという。

 

負傷者は、現場に待機していた医師らの手当てを受け、その後、多くがレースに戻った。

 

レースは今年で33回目で、約4300人がエントリーしていた。

 

出典

『自転車レース参加者ら、蜂に刺され61人軽傷』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180826-OYT1T50121.html?from=ycont_top_txt

 

 

8261817分にNHK信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

病院に搬送された人はいなかった。


警察や大会の実行委員会によると、スタートからおよそ4kmの地点にあるガードレールの支柱に穴が空いていて、その支柱の中にキイロスズメバチとみられる蜂の巣があったという。

蜂は実行委員会が殺虫剤を使って駆除したという。


実行委員会は、「大会を迎えるにあたり、先週の金曜日に草刈りなどの準備を行ったが、その際、蜂の巣があることはわからなかった。来年は蜂にも注意して準備したい」としている。

 

出典

自転車レースで61人蜂の被害

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180826/1010005219.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

一昨年にも、似たような事故があった。


2016911日 岐阜県飛騨市のマラソン大会でランナー115人が蜂に刺される、コースは去年と同じだが橋の下に巣ができていた、前日の試走では問題なし、大勢が橋を通ったことが原因』

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6292/

 

 

 

 

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20188261910分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午前5時40分ごろ、JR新宿駅で、14番線ホーム付近にあったアルミ缶から噴出したとみられる液体が20代の女性の左足にかかり、軽いやけどを負った。

駅員が110番通報した。

 

警察は、液体の成分などを詳しく調べるとともに、傷害の疑いで捜査している。

 

警察によると、缶は500mℓのボトル形。

ラベルはなく、中には無色透明の液体が入っていた。

 

底の一部がへこんでいたが破裂はしておらず、ふたは缶本体の近くに落ちていた。

リード線や時限装置などはなかったという。

 

けがをした女性は、スマートフォンを操作しながらホームへの階段を上っているところだった。

現場に居合わせた別の女性は取材に対し、「突然バーンという音がした。臭いは特にしなかった」などと説明した。

 

JR東日本東京支社によると、14番線ホームは山手線内回りの発着番線。

26日午前1時ごろに終電が発車した後に清掃作業をしたが、不審物があったとの報告はなかったという。

 

出典

新宿駅ホームでアルミ缶から液体 20代女性やけど

https://www.asahi.com/articles/ASL8V3CQLL8VUTIL006.html 

 

 

8261052分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午前5時40分ごろ、JR新宿駅の山手線のホームで、「缶が爆発した」と駅員から110番通報があった。

 

警察などによると、実際には缶は爆発していなかったが、中に入っていた液体が飛び散って20代女性の左足にかかり、軽いやけどのような症状があるという。

 

警察が、傷害事件の可能性もあるとみて、当時の詳しい状況を調べている。

 

警察によると、ホーム上に500mℓの飲料用とみられるアルミ缶が、キャップが外れた状態で転がっていたという。

商品名などのラベルは貼られていなかった。

 

中に残っていた液体は無色・無臭といい、警察が成分の鑑定を進めている。

 

出典

『新宿駅ホームで缶から液体飛び散る 女性がやけど』

http://www.sankei.com/affairs/news/180826/afr1808260006-n1.html

 

 

8271750分にNHK首都圏からは、缶に入っていた液体はアルカリ性だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察が缶に残された無色透明の液体を調べたところ、液体は可燃性ガスなどの危険物ではなく、洗剤などに含まれるアルカリ性の液体とみられることがわかった。


警察によると、6年前にも東京メトロ・丸ノ内線で、乗客が液体洗剤をアルミ缶に入れて電車に乗っていたところ突然缶が破裂し、14人がけがをする事故が起きている。


今回の缶にはラベルが貼られておらず、亀裂や穴などはなかったということだが、外側から力を加えられたとみられるへこみがあったという。


警察は、何者かが缶をホーム上に置いたとみて、駅の防犯カメラを調べるなどして傷害の疑いで捜査している。

 

出典

破裂した缶の液体 アルカリ性か

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180827/0017460.html 

 

 

8272050分にFNN PRIMEからは、アルミとアルカリで水素が発生する実験について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

爆音とともにアルミ缶が破裂し、飛び散る白い泡。

6年前の事故を受け、NITE=製品評価技術基盤機構は実験を行った。


アルカリ性の洗剤をアルミ缶などにの容器に入れるとアルミとの間に化学反応が起き、破裂する恐れがあるのだ。

 

【法政大学 生命科学部 左巻健男教授】

「アルカリ性だと、風呂場洗浄剤やパイプの洗浄剤によく入っている。

アルミ缶の中に強いアルカリを入れると、アルミを溶かしながら水素ガスが発生する」

 

そのとき、缶の中はどのような状態になるのか。

東京都消防庁が行った別の実験では、アルミ缶に液体洗剤を入れ放置すると、徐々に白い泡が湧いてくるのだ。

 

洗剤とアルミが化学反応を起こし、水素が発生。

白い泡は缶の中に充満し、やがて溢れた。

 

この泡、新宿駅のホームに飛び散っていた白い泡と、よく似ているようにも見える。

 

・・・・・

 

出典

『中身はアルカリ性“洗剤”? 新宿駅のアルミ缶はなぜ破裂したのか』

https://www.fnn.jp/posts/00355300HDK

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本ブログでは、丸の内線での事故を含め、洗剤を入れていたアルミ缶が破裂した事例を2件紹介している。

 

2015924日掲載

[プチ昔の事例] 201599日 長崎市のコンビニで客がアルカリ性洗剤を入れたアルミ製のコーヒー缶をレジ近くの台に置き忘れ、その後、発生した水素によって缶が破裂、けが人なし

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5237/

 

20121026日掲載

20121020日 文京区の地下鉄丸ノ内線で、乗客が勤務先から小分けして持っていた業務用強力洗剤入りのアルミ缶が破裂、アルカリとアルミが反応して発生した水素が原因 (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2390/

 

 

 

 

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2018825742分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鶴岡市消防本部で先月、急病人搬送の出動指令が救急隊に届かず、現場到着が6分遅れた問題で、救急隊員は現地における携帯無線機の電波状況が悪いことを事前に認識していたことが24日、分かった。

 

搬送された80代女性は、その後亡くなったが、遅れによる影響はないとしている。


同本部によると、出動指令があった当時、救急隊の4人は、所属する藤島分署近くの保育園で火災の避難訓練を指導していた。

 

同本部では、外部に出向く場合、車載無線機がある車両に人を残すのが原則だが、当時は誰もいなかった。

 

通信指令課が急病人の搬送指令を出したが、隊員からの応答はなく、救急車備え付けの携帯電話に連絡しても出なかったため、保育園に電話をかけて出動を命じた。


消防本部が隊員に聴き取りを行ったところ、分署周辺では電波の受信状態が悪いことを把握していた。


同本部は先月20日に事案を発表したが、電波状況の事前把握には触れていなかった。

 

鶴岡市消防署の渡部署長は、「発表段階では、聴き取り内容を把握していなかった。外部に出向く際は、車両に人を残すことを徹底したい」と話している。

 

出典

救急車遅延、電波不良を事前把握 鶴岡市消防本部の隊員

http://yamagata-np.jp/news/201808/25/kj_2018082500553.php

 

 

824926分にNHK山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

救急隊は、当時、避難訓練の指導のため分署から150m離れた保育園にいて、電波状態が悪く消防無線が受信できなかったという。


これについて消防本部が聞き取り調査を行ったところ、隊員が「分署の周辺で無線が途切れることを認識していた」と話していることが分かった。


分署の周辺では、以前から無線が途切れることがあり、無線機器メーカーの調査でも非常に電波が弱い状況だったという。


鶴岡市消防本部では、救急隊が外出する際は、電話回線を使った受信端末を備えた救急車や消防車に隊員が待機することになっているが、当時、隊員は誰も残っていなかったという。


鶴岡市消防署の渡部署長は、「指令が出る4分前に救急隊が点検した際は電波に問題がなかったので、大丈夫だと判断した。今後は、車に隊員を残す対応を徹底したい」と話している。

 

出典

救急車遅延 消防は無線不感認識

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180824/6020001577.html 

 

 

 

※トラブル発生当時の記事は下記参照。

 

20180721日 10:14 山形新聞)

 

鶴岡市消防本部は20日、急病人搬送の出動指令が救急隊に届かず、現場到着が6分遅れた事案が今月にあったと発表した。

 

救急隊は事業所に出向いて訓練指導をしており、電波状況が悪く、携帯無線機で指令を受信できなかったのが原因とみられる。

 

搬送者の病状悪化など、遅れによる影響はないとしている。


同本部によると、出動指令があった当時、ポンプ、救急両隊の計4人は、鶴岡市の事業所内で火災を想定した訓練の指導をしていた。

 

通信指令課が自動音声で急病人の搬送指令を出したが、隊員からの応答はなかった。

 

救急車備え付けの携帯電話に連絡しても出なかったため、事業所に直接電話をかけて、隊員に出動を指示した。


同本部は、救急隊が外部に出る際は指令を受ける隊員を救急車に待機させるなどの対策を既に講じたという。

長谷川消防長は、「到着が遅れたことは大変申し訳ない。再発防止を徹底する」と話している。

 

出典

救急隊の現場到着、6分遅れる 鶴岡市消防本部、出動指令届かず

http://yamagata-np.jp/news/201807/21/kj_2018072100438.php 

 

 

 

 

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20188252149分にdmenu ニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

午後3時過ぎ、飯山市坂井のJきのこセンターから出火し、火はおよそ30分後に消し止められた。
警察によると、この火事で木造平屋建ての工場のおよそ半分にあたる290m2が焼けた。


当時、飯山市内は雷雨で、落雷によって火が出たものとみられる。
当時、従業員は建物の中におらず、けが人はいなかった。


警察と消防が原因を調べている。

 

出典

飯山のキノコ工場で火事・落雷が原因か

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sbc21/region/sbc21-0335234 

 

 

8252136分にNHK信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後、長野県飯山市では、雷が鳴り響いたあと、きのこを栽培する工場から火が出た。
警察は、落雷が原因の火事とみて調べている。

25日午後3時ごろ、16歳の男性が自宅から撮影した映像では、長野県飯山市坂井にある建物の2階から煙がたちのぼっている様子が確認できる。


火が出たのは、きのこを栽培する工場で、撮影した男性によると、突然、周囲が暗くなって、雷を伴って強い雨が降ったという。
けが人はおらず、警察は、落雷が原因とみて調べている。


撮影した男性は、「バリバリという雷の音が3回ほどしたので外を見たら、工場から火が上がっていました。突然、天気が変わったので、びっくりしました」と話していた。

 

出典

工場から火 落雷が原因か

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180825/0017362.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

消火活動などが映されている動画では空は明るく見えることから、突然の雷雨だったのかもしれない。

 

 

 

 

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20188241641分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がイメージ図付きでネット配信されていた。

 

JR西日本が新幹線のトンネル内に、通常業務では線路内に立ち入らない車両検査の社員を座らせ、最高時速300kmを間近で体感させる研修をしていることが、同社や関係者への取材で判明した。

 

同社は、ボルト締め付けの確認などの重要性を学んでもらう目的だと説明するが、労働組合や専門家には、効果を疑問視する声がある。

 

 

【社員「怖かった」】

 

JR西によると、トンネル内には上りと下りの線路の間に、幅約1m、深さ約1mの中央通路がある。

 

研修は、通路に数人がうずくまり、頭上の間近を通過する新幹線2~3本の風圧を体感する。

 

2015年に福岡県のトンネル内であった部品落下事故を受けて、車両検査を担う博多総合車両所と同広島支所が16年2月に始めた。

 

今年7月末現在、小倉~博多間と広島~新岩国間で計24回実施し、車両検査の担当者約190人が体感した。

 

50代のベテラン男性社員によると、研修は「300km/h近接体感研修」と呼ばれる。

怖いと聞いていたため、上司に「行きたくない」と申し出たが、「順番なので」と認められなかった。

 

当日は2班に分かれて順にトンネルに入り、ヘルメットと防護眼鏡を着けて通路内に座り、新幹線が近づくと頭を下げた。

 

男性社員は上下3本をやり過ごしたが「風圧がものすごく、ドンと押さえつけられるようで怖かった。研修に何の意味があるのか」と言う。

 

グループごとに議論し、感想を書いて研修は終了。

別の日に研修を受けた同僚も「怖い」と話していたという。

 

研修のきっかけとなった事故は、15年8月8日に発生。

国の運輸安全委員会の報告書によると、新幹線2両目下部のアルミ合金製の板(幅71cm、高さ62.5cm)が落下して側壁や車体側面に当たり、衝撃で3両目の乗客が負傷した。

 

ボルトの締め付けが不十分だった可能性が高く、検査時の確認不徹底も一因とされた。

 

男性社員は、「ボルトが緩かったらどうなるか、トンネル内で速度を体感せずとも理解できる。社員を危険にさらすのは問題だ」と訴え、別の社員も「見せしめのようだ」と憤る。

 

JR西日本労働組合(JR西労、組合員約700人)は昨年5月以降、中止を申し入れているが、会社は応じていない。

同様の研修は、JR東海が15年度まで約5年間、一部社員を対象に実施していた。

 

JR西は、「中央通路での待機は、線路内に通常業務で立ち入る機会のある社員は経験している。車両関係の社員にも経験する機会を与え、作業の重要性を学んでもらうことが目的。安全には十分配慮している」と説明する。

 

 

【方法として問題】

 

中村隆宏・関西大教授(ヒューマンエラー論)の話

 

労災防止のため、疑似的に危険を体感させる安全教育は一般にあるが、トンネル内はリスクがゼロでなく、研修方法として問題がある。

 

インパクトがある経験で人間は変わるという前提かもしれないが、そんなに簡単にヒューマンエラーはなくならない。

 

トンネル内で体感することと検査の重要性を実感することは、ステップが離れすぎている。

間を埋める教育がないと意味がない。

 

出典

『JR西 新幹線300キロ体感 トンネル内で座らせ研修』

https://mainichi.jp/articles/20180824/k00/00e/040/305000c 

 

 

825日付で東京新聞からは識者のコメントが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

<甲南大の熊沢誠名誉教授(労使関係論)の話> 

 

走行中の新幹線を間近で体感させるという研修は労務管理の良識に反しており、研修の域を超えている。


社員に恐怖感や閉塞感を与えるもので、ハラスメントに近く、今すぐやめるべきだ。

 

列車の整備について学ぶためなら、列車が停止した状態の方が適切であり、走行中の列車であるべき技術的な合理性はない。

 

出典

JR西、時速300キロ風圧研修 新幹線トンネル内 至近距離

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201808/CK2018082502000163.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇この研修方法については賛否分かれるところかもしれないが、座学でいくら部品取り付けの重要性を教えても、そこには限界があるのではないかとブログ者は感じている。

 

というのは、一般論として、教育を受けて頭では理解しても、どこかに他人事という気が潜んでいる・・・そんな気がしているからだ。

 

しばしば聞くのは、過去に事故を起こした人は、その危険性を肌で感じているので、二度と同じ事故は起こさない、ということ。

 

そういう観点から考えると、頭上を新幹線が通る際の恐怖感が頭に残り、車両検査時の確実な作業につながる・・・そのような考え方もあってしかるべしだと考える。

 

ただ、気になるのは、JR西が「安全には十分配慮している」という、その内容、ならびにJR東海が同じような研修を行い、その後は止めているという経緯だ。

 

そのあたりも、毎日新聞には取材してほしかった。

その内容次第では、ブログ者の考えも変わるかもしれない。

 

〇2015年の事例は下記参照。

201588日 福岡県のトンネルで山陽新幹線のカバーが脱落し架線接触で緊急停止、カバー衝突で乗客軽傷、カバーのボルトは走行試験担当者が素手で締めただけだった』

(第1報)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5124/

(第2報)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6078/

 

 

 

 

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2018824918分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鳥取と京都を結ぶ特急「スーパーはくと」で座席の足置きを手で操作した際に指を挟まれ、切断するけがを負った60歳代の女性が、運行する智頭急行(鳥取県智頭町)とJR西日本(大阪市)に対し、計約4200万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。 

23日にあった第1回口頭弁論で、2社は争う姿勢を示した。

 

訴状によると、女性は2014年11月、JR大阪駅から乗車。

足置きの高さを調節しようとしたがうまくいかず、左手で操作した際、金具に中指が挟まれ、第一関節付近で切断した。

 

女性側は、「足置きに不具合があったのに、それを発見し、改善する義務を怠った」などと主張している。

 

スーパーはくとは智頭急行の車両で、JR西の路線に乗り入れている。

 

智頭急行は女性に約285万円の支払いを提案し、足置きは指が挟まりにくいよう改善。

JR西は治療費など約640万円を支払っている。

 

出典

『特急足置きで手の指挟まれ切断…乗客が損賠提訴』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180824-OYT1T50019.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、ウイキペディアに掲載されている鉄道車両の足置き。

 

ブログ者も何回か使ったことがあるが、足で操作したため、危険性を感じたことはなかった。

 

しかし、いざ、挟まれ事故があったという情報に接すると、たしかに2か所ほど挟まれ危険個所があるようだ。

 

ただ、手で操作することまでを想定しての器具とは思えないような気もする。







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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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