







2018年10月3日8時42分に沖縄タイムスから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時50分ごろ、うるま市石川のJAおきなわ石川支店の敷地内の電柱で、「男性が感電した」などと119番通報があった。
警察などによると、台風24号の影響による停電の復旧作業をしていた沖縄電力の男性職員(26)が感電し、心肺停止状態で本島中部の病院に搬送された。
2日午後4時現在、意識不明の重体となっている。
警察が事故原因を調べている。
沖縄電力によると、事故当時、男性は絶縁体として用いられる電磁器「碍子」と電線を固定するバインド線が外れていたため、交換作業をしていたところ、何らかの原因で感電した。
沖縄電力は、「被害に遭った社員の一刻も早い回復を願うとともに、このような事故が今後起こらないよう、あらためて安全管理を再徹底する」とコメントしている。
出典
『台風停電の復旧作業中に感電 沖電職員が重体』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/324444
10月2日20時36分にNHK沖縄からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性社員は電線をつなぐ「がいし」と呼ばれる絶縁体がずれて、電線がたるんでいたため、元に戻す作業をしていたところ、何らかの理由で電線に接触して感電したと見られるという。
出典
『停電復旧作業中に感電で重体』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20181002/5090004524.html
2018年10月1日22時43分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時35分ごろ、横浜市中区尾上町の9階建てビルから「看板が男性の上に落ちた」と、通行人の女性から110番通報があった。
駆けつけた警察官が、頭から血を流して倒れている男性会社員(65)を発見。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、落ちたのはビルの装飾用のパネル4枚。
パネルは9階建てビルの屋上に取り付けられていたもので、何らかの原因でビルから外れ、4階のガラスに接触した後、下を歩いていた男性に直撃したという。
他にけが人は確認されていない。
目撃者によると、男性はスーツ姿だったといい、当時は比較的強い風が吹いていたという。
現場近くの薬局の女性従業員(39)は、「突然『ガッシャーン!』と、ものすごい音がしたので外に出ると、男性が倒れていた。頭付近に血だまりができていて、ただごとではないと思った」と声を震わせた。
出典
『強風でビル看板落下、直撃の男性死亡 横浜』
http://www.sankei.com/affairs/news/181001/afr1810010044-n1.html
10月2日2時0分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、落下したのは金属製で厚さ2mmほどのパネル3枚(縦約1~1.5m、横約1.5~3m)と、それを支えるフレーム。
パネルは4枚で半円形を形成していたが、うち3枚が落下した。
4階の窓ガラスも割れていたという。
出典
『ビル屋上からパネル落下、歩行者死亡 横浜』
https://www.kanaloco.jp/article/363439/
10月2日11時47分にNHK神奈川からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ビルを所有する会社の担当者によると、パネルはビルが建てられた30年前から取り付けられていたという。
警察は、パネルが老朽化していた可能性もあるとみて、固定の仕方や落下の原因を調べている。
警察によると、台風24号による強風の影響があったかどうかは、これまでのところ分からないという。
出典
『男性死亡 落下パネルにさび』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20181002/1050004160.html
10月3日9時0分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
パネルは取り付け具にネジやビスで留められ、この周辺など端の部分が錆びて腐食していた。
横浜地方気象台によると、横浜市では台風24号の影響で、1日午前0時31分には最大瞬間風速38.5mを記録し、午後3時30分~40分でも同15.6mだった。
出典
『ビル屋上からパネル落下、通行人死亡…さび原因』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181002-OYT1T50201.html
10月4日2時0分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、約32mの高さから落下したパネル(縦約1.5m、横約3m、重さ約80kg)が、男性の頭部に直撃したとみられる。
パネルには錆びがみられ、警察は業務上過失致死の疑いもあるとみて、ビルの管理会社などから事情を聴いている。
出典
『パネル落下、死因は出血性ショック 横浜・中区の歩行者死亡』
https://www.kanaloco.jp/article/363862/
2021年5月12日14時53分にNHK首都圏からは、ビル所有者は建築基準法で義務付けられている設備調査をしていなかったが、強風が落下原因だった可能性もあるため、刑事責任は問えなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3年前の10月、横浜市にある9階建てのビルの屋上から落下した金属製の装飾用パネルが、およそ30メートル下を歩いていた65歳の男性会社員を直撃し、男性は死亡しました。
捜査関係者によりますと、警察が業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査を進めた結果、パネルを鉄骨に固定する部材の腐食が原因となった疑いがあることがわかったということです。
一方、「直前に突風が吹いた」という証言もあるなど、台風の影響による強風で落下した可能性も否定できないということです。
このため警察は、ビルの所有者があらかじめ対策を取っておくことは困難だったとして刑事責任は問えないと判断したということで、12日、捜査結果をまとめた書類を検察庁に送りました。
横浜市によりますと、パネルが落下したビルは、事故の2年前の平成28年6月から年末の間に所有者が専門家に委託して建物や内部の設備、外装などに不備がないか調査し、結果を市に報告することが建築基準法で義務づけられていました。
しかし、所有者は調査も報告もしていなかったということです。
調査項目にはパネルの設置状況も含まれていましたが、横浜市も調査結果の報告がないことを事故が起きるまで把握しておらず、所有者への確認などはしていませんでした。
事故のあとになって調査が行われ、報告書が提出されたということです。
横浜市の担当者は、「亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りします。法律に基づく調査が適切に行われるよう所有者への周知を徹底し、こうした事故が2度と起きないように市としても取り組んでいきます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210512/1000064263.html
5月13日13時33分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)からは、死亡した男性側とビル所有者の間で和解が成立していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡した男性側とビルの所有者の間では和解が成立していて、県警は検視調書など捜査を記録した書類を横浜地検に送ったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1230ceaed0e32766a1d8669829e32f6d948b36c9
2018年10月1日19時19分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風24号の接近に伴い、JR東日本は30日夜、首都圏の在来線の全線と一部の新幹線、合わせて1200本余りの運転を計画的に取りやめた。
帰宅時間を早めるなどした46万人余りに影響が出たという。
JR東日本は30日午後8時から、首都圏の在来線の全線1218本と東北・山形・上越・北陸各新幹線の一部21本の、合わせて1239本の運転を計画的に取りやめた。
帰宅時間を早めるなどの影響が出たのは、在来線でおよそ45万4000人、新幹線でおよ8700人の、合わせておよそ46万2700人に上った。
さらに1日の始発の時間以降も、JR四ツ谷駅の線路内で木が倒れているのが見つかり、中央線の快速電車が運転できなくなったのをはじめ、線路の点検のため首都圏の在来線の全線で一時運転を見合わせて運転本数を減らすなどしたことから、朝の通勤や通学の乗客で駅や列車が大混雑した。
【計画運休 経緯と課題】
JR東日本が台風24号の接近に伴う「計画運休」を発表したのは、30日正午すぎだった。
山手線をはじめ中央線や東海道線など、首都圏の在来線のすべての路線について、午後8時以降の運転を順次取りやめるとして、早めの帰宅を呼びかけた。
台風の影響で首都圏のすべての在来線の運転を計画的に取りやめるのは、確認できるかぎりで今回が初めてだという。
JR東日本は、「台風の規模が大きいことや首都圏の全域に影響するおそれがあること、影響する時間帯が夜間になることから、乗客の安全を考えた」と話している。
一方で1日の運転については、30日夜の時点で「始発から通常どおり運転する予定」としていたが、午前4時になって首都圏のすべての在来線で始発から運転を見合わせると発表した。
JR東日本は、「台風が去ったあとの点検で被害が判明し、未明に運転を見合わせることを判断した。昨夜の段階での判断は難しかった」と話している。
【専門家 一定の評価 課題指摘も】
鉄道システムが専門で工学院大学の高木亮教授は、「今回、初めて首都圏で一斉に運転を取りやめた点について、安全面から評価できると考えているが、今回の『計画運休』の内容であれば、前日に公表するべきだった」と指摘している。
また、「大規模な計画運休をしていることや、台風の勢力などから線路などの設備の安全確認に時間がかかることは、事前にわかることなので、始発からの運転見合わせも予想できたことだ。情報を出すのが遅く、利用客などの混乱を大きくしたのではないか」としている。
鉄道の安全に詳しい関西大学の安部誠治教授は、「台風で突然電車が止まり社会的混乱を生んでしまうより、事前にあらかじめ運休を知らせることで多くの企業や利用者がその予定にあわせた対応をとることができるため、有効な方策だったと評価している。関東圏では今回が初めてだったため、多少の混乱はあったと思うが、利用者もスマートフォンなどで積極的に情報をとるようにしていけば、今後、不満や批判も解消して社会に定着していくと思う」と話している。
・・・・・
出典
『JR 初の「計画運休」始発から運転見合わせで混乱 課題も』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181001/k10011653621000.html
10月1日11時30分に毎日新聞からは、各駅の混雑状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風24号が通過した1日朝、首都圏の鉄道ダイヤは大きく混乱した。
ほぼ通常通りの運行を予定していたJR東日本は、設備点検などのため始発から運行することはできず、一部の駅で入場制限を掛けるなど、週明けの通勤客に大きな影響を与えた。
JR新宿駅は、構内が身動きが取れないほどごった返していた。
大混雑するホームは入場が規制され、押し出された女性客らの悲鳴が上がった。
川崎市の会社員男性(24)は、「構内や車内はかなり混み合っていて、押し合いになって目の前で乗客数10人がドミノ倒しのように倒れた」と話した。
「まさかこんな状況になるとは予想していなかった」。
出勤途中の東京都北区の会社員男性(28)は、駅前の路上に座り込んでいた。
「ラジオで山手線は動いていると聞いたけど、人が多すぎてホームまでたどり着けない」と途方に暮れた。
東京都三鷹市のJR三鷹駅は、午前7時半ごろから入場規制が始まった。
大学1年の女性(18)は、「三鷹駅なら電車に乗れるかと思って最寄り駅からバスに乗って来たが、ここまで混雑しているとは。もう1限目には間に合わないので、落ち着くまで待ちます」とあきらめた様子だった。
東海道新幹線も安全確認が長引き、東京駅午前6時発ののぞみの始発が約1時間遅れで出発した。
新幹線の乗り換え口は、時刻表を見上げ途方に暮れる人や、駅員に到着時間を尋ねる人でごった返した。
・・・・・
大宮駅では、さいたま市北区の会社員男性(35)が、「朝から通常通り運行すると思っていた。始発から動くのか、運休なのか、情報が錯綜して困った」と話していた。
出典
『台風24号 「遅刻に」「電車乗れない」週明け首都圏混乱』
https://mainichi.jp/articles/20181001/k00/00e/040/195000c
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
2018年10月2日付で東洋経済からは、他の鉄道会社でも計画運休したところがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
計画運休は、ほかの鉄道会社も実施した。
15時30分の段階で21時以降の運休を発表したのは、東京メトロ東西線の東陽町~西船橋間。
同区間は、ほとんどが地上の高架線で長い鉄橋もあり、風の影響を受けやすい。
同社は、「風速25m/秒以上で運転を見合わせる基準になっているが、予報でこれに近い風速の予想が出ていたため、運休を決めた」(広報部)と説明。
事前に予告しての運休は、「少なくとも、ここ数年はなかった」という。
西武鉄道も比較的早く、16時の時点で20時以降の本数削減と22時以降の運転見合わせを発表した。
同社が計画運休を行ったのは、今回が初。
「災害を引き起こす可能性がある強い台風であることがわかっていたので、安全のためには早めに運休を決めて周知し、利用者には早い時間に帰宅してもらうほうがいい」(広報部)と判断したといい、決定の背景には、JR線の計画運休実施もあったという。
・・・・・
一方、運転を継続したのが東武鉄道、京急電鉄、京成電鉄だ。
特急など一部列車の運休はあったものの、この3社は、基本的に終電まで運行を継続した。
21時以降に運休の可能性があることを告知した上で運行を続けた京急は、「雨や風の数値を見て、規定に入っているかで運行の継続を判断している」といい、予測も含めて基準値には至らなかったため、運休しなかったという。
東武と京成は、安全上問題ない限りは運行を継続するという考えだ。
だが、運行を継続したある鉄道の関係者は、「各社の状況を見つつ、(計画運休の)検討する必要もあるかもしれないとは思う」と話す。
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出典
『「計画運休」、鉄道各社の判断なぜ分かれた? 大きな混乱はなかったが…翌日の対応に
課題』
https://toyokeizai.net/articles/-/240583
9月30日22時49分に産経新聞からは、計画運休に対する解説的記事が下記趣旨でネット配信されていた。
非常に強い台風が再び列島に襲来し、首都圏のJR在来線や東海道新幹線は「計画運休」に踏み切った。
企業活動などに大きな影響を及ぼす一方で、運行途中の電車が駅間で止まるなどの混乱を防ぎ、乗客の安全を確保する意味合いがある。
異常災害が頻発する中、こうした事前の運休告知が定着しそうだ。
【臨機応変に】
計画運休は、自治体や企業があらかじめ防災対応を決めておく「タイムライン」(事前防災行動計画)の一環といえる。
平成26年8月の広島市の土砂災害で避難勧告の遅れが指摘されて以降、計画策定が各地で広がりつつある。
台風に備え、公共交通機関で初めて計画運休を本格導入したのは、JR西日本。
同年10月、台風19号の接近に備え、京阪神地区全24路線の運休に踏み切った。
今年に入りJR西は、7月の西日本豪雨や8月の台風20号、9月の台風21号でも、計画運休を実施した。
台風21号のケースでは、関西に拠点を置く主要企業が相次いで臨時休業を決定し、外食チェーンや百貨店でも多くが営業を見合わせた。
こうした企業活動への影響に対し、JR西の来島(きじま)社長は、「有事の際には広く社会の安全を守ることが大事だ。仕事を休みにするなど、臨機応変な対応が社会に定着することが望ましい」と訴える。
【再開スムーズ】
気象庁の梶原予報課長は、9月29日の臨時記者会見で、「24号は、今年、日本を襲ったどの台風よりも力が強く、大きな影響を与える可能性がある」と警告。
今回の対応も、安全に配慮した結果といえそうだ。
では計画運休を実施しない場合、どのような事態が想定されるのか。
首都圏のJR在来線の場合、複数の路線に乗り入れ、走行区間が長い列車も多い。
風雨が規制値を超えると駅間で列車が立ち往生し、乗客が長時間にわたって閉じ込められる可能性がある。
JR関係者は、「一部区間の運行が、逆に大混乱を招くという事態を考えなくてはならない」と強調。
計画運休では、乗務員や車両のやりくりの見通しが立ちやすく、運行再開もスムーズに行えるメリットもある。
【変わる常識】
ただ、鉄道事業者が難しい判断を迫られるケースも考えられる。
通勤・通学客の帰宅時間と重なる平日の夜に全面運休となれば、大勢の「帰宅困難者」が発生する恐れがある。
23年3月の東日本大震災では、JR東日本が「構内の安全が確認できない」として東京都内の主要駅のシャッターを閉じ、乗客は駅から追い出されて行き場を失った。
今回の計画運休は休日に当たったが、鉄道事業者側が運休を決断するタイミングや、利用者に対する情報周知の面でも課題が残りそうだ。
「空振り三振はよくても、見逃し三振はいけない」というのが、防災対策の鉄則とされる。
混乱のリスクと社会への影響がせめぎ合う中、「公共交通機関は全面運休しない」という常識は変わりつつある。
出典
『鉄道ストップ「計画運休」 空振り恐れず混乱回避』
https://www.sankei.com/affairs/news/180930/afr1809300015-n1.html
(ブログ者コメント)
某テレビ局の報道番組では、『30日夜の時点で「明朝は始発から通常どおり運転する予定」としていたため、普段通りに乗客が駅に出かけた』と解説?コメント?していた。
今回の反省から、今後の計画運休時は、「明朝は台風通過後の点検などで始発からダイヤが乱れる可能性があります」などと告知するようになるかもしれない。
2018年10月1日13時5分に産経新聞から、現場の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風24号による強風の影響で、千葉県市原市国分寺台中央の同市役所では、第2庁舎の1階吹き抜け部分の窓ガラス12枚が割れた。
市シティプロモーション推進課によると、1日午前2時15分ごろ、台風への警戒のため宿直していた職員が被害に気づいたという。
第2庁舎1階は市民税課や納税課などの窓口があり、1日は午前8時半から、一部を立ち入り禁止にした上で窓口を開けているという。
出典
『千葉県市原市役所の1階吹き抜け部分の窓ガラス12枚割れる』
http://www.sankei.com/affairs/news/181001/afr1810010023-n1.html
10月1日10時56分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1階部分に設置されているガラス、12枚が次々に割れた。
ガラスは1枚が縦およそ4.5m、幅およそ2mで、30日夜から風が強まったため、時折、市の職員が風で外れないように手で押さえたりしていたが、突風に耐えられなかったという。
職員は危険を感じてその場を離れ、けが人はいなかった。
市役所の第2庁舎は昭和47年に建てられ、これまでにガラスが1枚、割れたことはあったが、今回のような被害は初めてだという。
出典
『市原市庁舎のガラスが次々に損壊』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181001/0019319.html
※10月2日5時0分に千葉日報から、千葉県内の強風による被害状況が、市原市役所事例を含め、下記趣旨でネット配信されていた。
風雨を伴って日本列島を通過。
千葉県内では早朝から、JRを中心に鉄道ダイヤが乱れたほか、道路でも渋滞が発生し、通勤・通学客らを足止め。
交通網の混乱は、昼すぎまで続いた。
けが人や住宅の一部損壊も続出し、県内にも爪痕を残した。
房総半島で吹き荒れた強風は、トラックやバイクの運転手にも襲いかかり、転倒などで男女14人が負傷。
栄町では、国道356号を走行していたトラックが強風にあおられ横転し、運転手の男性(51)が全身を打って負傷。
山武市のJR成東駅付近では、新聞配達中のバイクの40代男性が折れた街灯に気付かず衝突して腰などを打撲した。
千葉市花見川区の老人ホームでは、入所女性(89)に割れた窓ガラスがあたり、左顔面を負傷した。
住宅被害も発生。
四街道市では、強風で飛ばされた屋根が隣家の窓ガラスを割った。
県内では計48軒が一部損壊し、袖ケ浦市など4棟で床下浸水。
八街市では3階建てビル屋上のハトの小屋が飛ばされ、空き家住宅の屋根を直撃した。
・・・・・
出典
『記録的暴風雨、千葉県内襲う 交通乱れ、通勤客ら足止め』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/535848
(ブログ者コメント)
2014年に1枚割れた事例は、本ブログでも紹介スミ。
市役所1階は、周囲に風を遮る建物などほとんどない、少し高台になっている場所。
割れたのは、壁代わりに設置されている大きなガラスだ。
(下記写真では、割れた部分がベニヤ板で塞がれている)
2014年の事故当時、風はそう強くないように感じていたが、今回は半端ない強風。
夜中の1時ごろから特に強く吹き始め、2時から3時ごろにかけては、家が揺さぶられるほどの凄まじい風が吹いていた。
2018年10月1日10時42分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前1時45分ごろ、台風24号避難のため横浜市鶴見区の大黒ふ頭沖に停泊中のベリーズ船籍の貨物船(全長79.4m、1920トン)から「強風に流されて護岸に接触しそうだ」と、横浜海保に通報があった。
船は強風にあおられ、停泊場所から約4km離れた川崎市川崎区の扇島の護岸に衝突した。
乗員12人は避難し、無事だった。
事故当時、積み荷はなかった。
船の後部が接触した影響で、護岸が一部破損した。
出典
『台風24号 停泊の貨物船が4キロ離れた護岸に衝突 横浜』
https://mainichi.jp/articles/20181001/k00/00e/040/173000c
10月1日11時10分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
およそ5km離れた川崎市扇島にある製鉄所の岸壁に衝突した。
貨物船は、横浜港に避難勧告が出されていたため沖に出て停泊していたということで、中国人などの乗組員12人は全員自力で脱出し、けが人はいなかった。
海保によると、当時、付近の海では風速およそ30mの南南西の風が吹き、波の高さはおよそ2mだったという。
出典
『貨物船が強風で流され岸壁に衝突』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181001/0019325.html
10月1日12時32分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大黒ふ頭周辺でいかりを下ろし、停泊中だった。
現場海域には当時、いかりを下ろしたまま強風で流される「走錨(そうびょう)」の注意情報が発表されていた。
出典
『【台風24号】川崎・扇島の護岸、貨物船が衝突』
http://www.kanaloco.jp/article/363329
(ブログ者コメント)
台風21号時の関空事例と同じような走錨事故。
ただ、今回は衝突先が護岸だったことで、大きな被害にならずに済んだ。
しかし大黒埠頭のそばには、護岸に衝突された製鉄所以外、ベイブリッジや鶴見つばさ橋がある。
今回の船は1920トンと、関空時の船2591トンに比べ、多少小さかったが、それでも風向き次第では、そちらに衝突したかもしれず、その場合、首都高速湾岸線通行止めなど、大きな影響が出た可能性も考えられる。
2018年10月1日17時45分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日夜、甲賀市で警備員の男性の行方が分からなくなり、台風で増水した川に落ちた可能性があるとみて警察や消防で捜索したところ、1日午後、川の下流で遺体が見つかった。
警察は、行方が分からなくなっていた警備員とみて、身元の確認を進めている。
警察によると、30日午後7時すぎ、甲賀市甲賀町神にある「O薬品工業」の工場で異常を知らせる警報が鳴り、契約している警備会社の警備員の上田さん(男性、46歳)が現場に向かったという。
その後、上田さんと連絡がつかなくなり、同僚から通報を受けた警察が消防など、およそ70人態勢で30日夜から捜索を続けていたが、1日午後2時ごろ、工場から12kmほど離れた川の下流で男性の遺体が見つかった。
警察は遺体は上田さんとみて、身元の確認を進めている。
上田さんが向かった建物のすぐ裏には川が流れていて、近くに乗ってきた会社の車が止まっていたことから、警察は、上田さんが建物の周りを確認している途中で台風で増水した川に流された可能性が高いとして調べている。
国交省琵琶湖河川事務所によると、30日午後7時の時点で、甲賀市甲賀町にある観測所で1時間17ミリの雨量を記録したという。
出典
『川で遺体発見 不明の警備員か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20181001/2060001243.html
10月1日10時45分にNHK滋賀からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警備員と連絡がつかないため、同僚2人が現場に駆けつけたが、警備員の行方はわからず、エンジンがかかったままの車が近くで見つかったため、110番通報したという。
「O薬品工業」によると、30日は休日のため工場は休業で、異常を知らせる警報がなった場合に、警備会社から警備員が派遣されることになっていたという。
出典
『台風増水の川転落か警備員不明』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20181001/2060001239.html
10月2日3時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後、工場から約12km先の甲賀市水口町宇川の、野洲川と杣川の合流点付近で、上田さんの遺体が見つかった。
警察によると、30日夜に工場の防犯センサーが作動したため、上田さんが1人で確認に向かったという。
工場近くを流れる大原川に落ちた可能性もあるとみて、署員らが1日朝から周辺を捜索していた。
出典
『滋賀)台風24号 県内で1人死亡、道路陥没や国宝被害』
https://digital.asahi.com/articles/ASLB1452GLB1PTJB00H.html?rm=323
(ブログ者コメント)
〇この事故が起きた、ちょうどその頃、午後8時に台風24号が和歌山県に上陸している。
台風襲来時、通常の見回りなどは、風雨が収まってから行うという選択肢もあるが、この事例のように防犯センサーが作動したような場合は、雨風による誤作動だろうと思っても、契約上、確認に行く義務があるということかもしれない。
〇この事例では台風の最中、警察、消防の方は、二次災害を警戒しつつ、捜索に当たられたと推察する。
一方、テレビでは、台風で風雨激しい中、道路に倒れた樹木を撤去する方々や停電対応に当たられている方々などの映像も流れていた。
どうも御苦労さまでした。
今後とも、お気をつけて。
2018年10月1日0時42分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
非常に強い台風24号は、30日午後8時頃、和歌山県田辺市付近に上陸した。
激しい風雨により、1人が行方不明、1人が意識不明になったほか、多くのけが人が出ている。
JR東日本は、首都圏の在来線全線で午後8時から順次、運転を取りやめるなど、各地で交通機関がマヒした。
台風は強い勢力を維持したまま1日朝にかけて本州を縦断する見通しで、気象庁は厳重な警戒を呼びかけた。
気象庁によると、「非常に強い勢力(風速44m以上54m未満)」で上陸するのは、25年ぶりの記録となった先月4日の台風21号以来で、統計の残る1991年以降では4回目。
台風24号は上陸後、勢力が「非常に強い」から「強い」となり、30日午後11時現在、名古屋市付近を時速60kmで北東に進んでいる。
中心気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40m。
1日午後には北海道の東へ抜け、温帯低気圧に変わるとみられる。
この台風により、鹿児島県十島村で54.6m、宮崎県西都市で41.3mなど、各地で最大瞬間風速が観測史上1位を更新した。
また、広い範囲で雨も激しく降り、宮崎県高鍋町96ミリ、愛媛県新居浜市73.5ミリ、三重県尾鷲市64.5ミリなどの1時間雨量を観測した。
鳥取県警によると、同県琴浦町では、台風の影響で陥没した農道から車が約50mの崖下に転落し、乗っていた50歳代くらいの男性が意識不明の状態となった。
宮崎市高岡町では30日午前9時頃、60歳代の女性が用水路に流され、行方不明になった。
このほか、読売新聞の午後9時現在のまとめで、沖縄、鹿児島、大阪などの各府県で計80人が負傷している。
台風の接近を受け、JR東日本は、午後8時以降は首都圏を走る在来線全線で、順次、運転を見合わせる「計画運休」を実施。
同社によると、こうした措置は「確認できる限り、初めての対応」という。
また、東海道新幹線は午後5時頃から全線で運転を見合わせるなどし、267本が運休。
東北、山形、上越、北陸の各新幹線も午後5時以降に本数を減らし、計21本が運休した。
空の便も大きく乱れ、関西空港では、30日午前11時にA、B両滑走路を閉鎖。
日本航空は360便、全日空が450便の国内線を欠航し、計約7万7800人に影響した。
出典
『台風「非常に強い勢力」で上陸…統計史上4回目』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180930-OYT1T50047.html
9月30日20時51分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
非常に強い台風24号は30日午後8時ごろ、和歌山県田辺市付近に上陸した。
台風が「非常に強い」勢力を維持したまま日本に上陸したのは、今月4日、25年ぶりに非常に強い勢力で上陸した台風21号に続いてのこと。
1年に2回、非常に強い台風が上陸するのは、上陸時の風の強さの統計を取り始めた平成3年以降初めてで、極めて異例。
出典
『台風 非常に強い勢力で上陸 1年に2回は極めて異例』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180930/k10011651611000.html
2018年10月3日3時0分に朝日新聞から、消失前後の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
薩摩川内市の甑島で建設中の「藺牟田瀬戸架橋」の工事現場で、橋脚に据え付けられていたクレーン1基が台風24号の影響で倒壊したことが分かった。
2020年度中の開通を目指している県は2日、施工業者による船上からの調査で被害確認を進めた。
県によると、下甑島と中甑島を結ぶ全長1533mの架橋工事は、海中に建てた橋脚14本から橋げたを伸ばす形で進められている。
倒壊したクレーンは下甑島側から4本目の橋脚にあったもので、海中部分約20mを含めた高さが約50m、アーム部は約25m。
船上からの調査では、クレーンが橋脚から70~80m離れた海底に横たわっているのを確認した。
橋脚本体に大きな損傷は見られなかった。
台風24号の影響で風と波が強まっていた9月30日午前11時ごろには、現場作業員がインターネットを通じたライブカメラで異常がないことを確認していたが、同日午後1時半ごろに、県職員がクレーンがなくなっているのに気付いたという。
出典
『鹿児島)甑島架橋工事のクレーン1基が消失 台風24号』
https://www.asahi.com/articles/ASLB235BVLB2TLTB001.html
10月2日14時55分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
台風24号が県内に接近していた30日午後、薩摩川内市甑島の橋の建設工事で使用されていた高さ50mの大型クレーンが消失していたことがわかり、工事を発注した鹿児島県は、台風の暴風にあおられて倒壊したとみて、現場の状況などを調べている。
大型クレーンは、中甑島と下甑島の間に橋を架ける「藺牟田瀬戸架橋」の建設工事で使用されていたもの。
およそ50mの高さがあり、工事で使う資材をつり上げたり運搬するために使用されていた。
県によると30日の午前11時ごろには、工事を請け負っている建設会社の社員が薩摩川内市のウェブカメラでクレーンが立っているのを確認していたが、その2時間後、県の職員が現場を確認したところ、クレーンがなくなっていたという。
県や建設会社は、クレーンが台風24号の暴風にあおられて倒壊したとみている。
鹿児島地方気象台によると、甑島では、30日の午後0時49分に、この日最大となる22.3mの最大瞬間風速を観測したという。
「藺牟田瀬戸架橋」は県が320億円を投じて建設を進めているもので、2020年度の完成を目指している。
今回の被害で工事は一時的に中断を余儀なくされていて、再開のめどは立っていないという。
出典
『暴風で工事用大型クレーンが消失』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20181002/5050004530.html
(2018年10月20日 修正1 ;追記)
2018年10月19日18時7分にNHK鹿児島から、本体は海底で、支柱2本は60km離れた海面に浮いているのが見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事を発注した県によると、クレーン本体は現場近くの海底で見つかり、今月16日に引き上げられたという。
また、本体を支えていた鋼管4本もなくなり、このうちの2本が現場から南東へおよそ60kmほど離れた南さつま市坊津町秋目の沖で海面に浮いているのが見つかったという。
県によると、鋼管は長さ18mで、重さは2本あわせて9トンあり、中は空洞で、海面から50cmほど先端部分が突き出た状態で浮いていたという。
残る2本の鋼管はまだ見つかっておらず、県と海上保安庁では、海面に浮いている可能性があるとして、航行する船に対して注意を呼びかけている。
出典
『台風で消失のクレーン鋼管発見』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20181019/5050004678.html
10月17日20時20分に南日本放送からは、浮いていた柱は瀬渡し船の男性が見つけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月15日、現場から南東におよそ60km離れた南さつま市野間岬の南東で、瀬渡し船の男性が柱2本を発見したという。
見つかった柱について県は、今後、海から引き上げ、処分することにしている。
出典
『台風で倒壊甑島のクレーン 一部が南さつま市沖で発見』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00032719-mbcnewsv-l46
2018年10月2日16時0分に沖縄タイムスから、折れた煙突の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風24号の第3回県災害対策本部会議が1日、県庁であった。
金武町と宜野座村のごみ処理施設である金武地区清掃センターは煙突が折れて稼働が停止し、復旧には2カ月程度かかる見通し。
廃棄物の焼却処理を他市町村などに委託する必要があり、現在、調査中という。
出典
『台風24号で折れた煙突、ごみ処理復旧に2カ月か 沖縄で信号401カ所作動せず』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/323931
(ブログ者コメント)
〇掲載写真によれば、折れたのは鉄製の煙突。
煙突のほぼ半ば、高さ10mほどの位置から折れているように見える。
破断面も写っているが、画面が暗く、詳細不明。
端がめくれているように見えるような気もする。
〇台風21号に続き、台風24号も日本列島を直撃し、大きな被害が出た。
本ブログでは、数多くの被害のうち、ブログ者のアンテナにひっかかった事例や情報を、以降、紹介する。
2018年9月30日17時28分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時ごろ、八王子市下恩方町で小型のクレーン車が横転し、アームの部分が2階建ての住宅の屋根にぶつかった。
警察によると、アームの先端に取り付けられたかごに乗っていた近くに住む造園業の73歳の男性が外に投げ出され病院に運ばれたが、意識不明の重体だという。
これまでの調べによると、男性は自宅の庭の木を伐採するため、クレーン車を坂道に止めて作業をしていたが、突然、クレーン車が下り始め、道路脇の石垣にぶつかってバランスを崩し、横転したとみられるという。
クレーン車は、サイドブレーキがかかっていたが、車両と地面を固定させる装置は使われていなかったということで、警察が詳しい原因を調べている。
出典
『小型クレーン車が横転 男性重体』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180930/0019179.html
9月30日11時24分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時過ぎ、東京・八王子市の住宅で「屋根の上に人が倒れている」と、110番通報があった。
警察官が駆けつけたところ、クレーン車が横転し、操縦していた隣の家に住む造園業の73歳の男性が投げ出されて、2階建ての住宅の屋根に倒れていた。
男性は住宅前の坂道で庭木の伐採をしていたとみられ、意識不明の重体。
「もう意識がないみたいなので、救急隊員の方が屋根に上がって心臓マッサージをしていた」(目撃者)
当時、路面が雨で濡れていたということで、警察は事故の原因を調べている。
出典
『東京・八王子でクレーン車横転、73歳男性が重体』
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3486347.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、山間部にポツポツと住宅がある地域の、やや細く緩やかな坂道にクレーンを停めていた模様。
アーム先端のカゴは、パイプを使った手作り品のようにも見える。
2018年9月28日21時47分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「背中からポキッという音がした。もうだめだ、と死を覚悟した」。
東京都武蔵野市の男性(91)は、2016年9月に起きた事故について、朝日新聞の取材に語った。
ハンドル付きの電動車いすに乗り、自宅の車庫から道路に出ようとしていた。
安全確認のために一時停止した際、下りてきた電動シャッターと車いすの間に体を挟まれた。
背中を強く圧迫され、助けを求める声も出せない。
通りかかった人が妻(85)を呼んでくれて助かったが、腰の骨が折れる大けがを負った。
消費者安全調査委員会(消費者事故調)の報告書によると、男性の体には、約120kgの力がかかったと推測されている。
支柱と支柱の間を走る2本のセンサーの光が一方でも遮られるとシャッターが止まる安全装置がついていたが、偶然、どちらも体と車いすの間のわずかな隙間を通り抜け、作動しなかったという。
事故調の担当者は、同様のことは自転車などでも起きる可能性があると指摘。
報告書は、安全装置の普及だけでなく、さらなる改善も求めた。
男性の家では、事故後、センサーの光を4本に増やした。
14年8月には、沖縄県内のスーパーで入り口のシャッター(重さ160kg)が落下し、客の女性2人が負傷。
設置から約11年が経ち、シャッターを支えるチェーンが腐食して切れたのが原因の一つとされた。
保守点検はしていなかったという。
報告書は、所有者が保守点検をするようにメーカーなどが働きかけるべきだとしたが、あるメーカーの担当者は、「費用を気にする人もいる。不具合が出たら修理すればいいという人が多い」と話す。
事故調によるアンケートでも、戸建て住宅で点検を受けているのは16%だった。
【電動シャッター事故、16年で14人死亡】
消費者事故調は28日、店舗や自宅などに設置された電動シャッターに挟まれるなどして死亡や大けがにつながった事故に関する調査報告書をまとめ、発表した。
昨年7月までの16年間で28件の事故が起き、14人が亡くなったという。
業界団体への聞き取りや、公表されている事故情報などを集計した。
▽動作中の負荷を感知したり急降下を停止したりする装置が装備されていない
▽シャッターが故障している
などの原因で事故が起こっていたという。
また、電動シャッターを使っている1000人にアンケートを実施。
317人が使用時に危険を感じたと回答し、挟まれそうになった経験がある人も207人いた。
事故調によると、安全装置は製造物責任法が施行された1995年以降、多くのメーカーで標準装備されている。
ただ、日本シヤッター・ドア協会によると、全国には約330万台の電動シャッターがあるが、安全装置が設置されているのは約200万台と推定されるという。
事故調は、安全装置がない場合は付け加えるなど、安全に配慮するよう呼びかけている。
この日会見した事故調の宇賀克也委員長は、「シャッターは、下りてくるスピードはゆっくりだが、人一人の力では抱えきれない重さ。挟まれたら危険であることを認識してほしい」と注意を促した。
出典
『「背中からポキッ」 電動シャッターに挟まれ、死を覚悟』
https://www.asahi.com/articles/ASL9T71NSL9TUTIL04N.html
9月28日18時6分に産経新聞westからも、消費者事故調からの発表に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者事故調は28日、車庫などの電動シャッターに挟まれる事故が平成13年以降、28件あり、14人が死亡したと発表した。
主な事故原因は安全装置の未整備や故障で、製造業者に対策を促す必要性を指摘した。
一方、使用者の半数以上が閉まる途中のシャッターをくぐり抜ける危険な行為を経験していたことも判明。
使用者にも注意喚起する必要があるとしている。
消費者事故調によると、28件は13年6月~29年9月に発生し、死者のほか13人が重傷を負った。
そのうち、情報収集が困難なケースなどを除いた5件(死亡3件、重傷2件)を抽出して、詳細に調査したという。
その結果、死亡事例3件のうち2件で、電動シャッターが障害物を挟むと停止するなどする安全装置が設置されていなかったことが分かった。
残る1件と重傷の2件は、安全装置が故障するなどしたため、機能していなかった。
また、主要製造業者5社のうち4社が、所有者情報を把握しておらず、点検を促す取り組みをしていないことも判明したという。
消費者事故調は、経済産業省に「安全装置の普及に加え、所有者への保守点検の実施を勧められるように製造業者を促すべきだ」などとしている。
一方、消費者事故調は、電動シャッター使用者1000人を対象に調査。
その結果、半数を超える56%が、閉まる途中のシャッターをくぐり抜けたことがあると回答した。
消費者事故調は、使用者側の安全意識にも課題があると指摘。
「電動シャッターは、挟まれると重傷を負うほどの負荷がかかる可能性がある。使用者には、注意事項だけではなく、事故の危険性にも注意してほしい」と訴えた。
出典
『電動シャッター死傷事故、平成13年6月以降28件 安全装置の未整備や故障が要因 使用者も危険な行為 消費者事故調「注意促す必要ある」』
http://www.sankei.com/affairs/news/180928/afr1809280018-n1.html
9月29日16時50分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者事故調は、「シャッターの安全装置が設置されていないか、作動しなかったことが原因」などとする調査報告書をまとめ、公表した。
経済産業相に安全装置の装備徹底を促すよう求めたほか、消費者庁長官にも事故の危険性の周知を求めた。
事故調によると、業界団体に記録が残る2001年6月から17年9月に全国で28件のシャッター事故が発生し、14人が死亡した。
事故調は、このうち08年8月以降の5件について事故内容を検証した。
報告書によると、5件のうち4件では、安全装置が装備されていないか、故障などで機能していなかった。
残りの1件では、シャッターを稼働させるチェーンが腐食で破断し、シャッターが落下していた。
急降下を防ぐ装置もなかったという。
出典
『電動シャッターで事故調「安全装置不備が原因」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180929-OYT1T50043.html
(ブログ者コメント)
武蔵野市の事例をはじめ、下りてくるシャッターに挟まれた事例は、本ブログでも何件か紹介スミ。
2018年4月2日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第7報修正7として掲載します。
第6報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8209/
(2018年10月5日 修正7 ;追記)
2018年9月28日21時0分に産経新聞westから、台車構成部品のプレス作業を別会社に変更後、精度にばらつきが出始めたが問題視されなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台車の鋼材が薄く削られた経緯などを検証した川崎重工業の委員会は28日、製造元の同社内のコミュニケーション不足に、過度な現場依存が加わる「負の連鎖」が引き起こしたとの結論を明らかにした。
新幹線の重大事故に繋がった恐れのある台車の製造不備は、現場任せの企業体質に原因があった。
【甘い判断「それほど大きな問題は出ない」】
「台車枠の不備は、偶然、発生した事象ではなく、品質管理体制の弱点に起因するものであった」。
川重が4月に立ち上げた全社品質管理委の中條武志委員長(中央大教授)はこう述べ、複数の誤った行動や判断が背景となり、台車の整備不備につながったと結論づけた。
一つは、台車を構成する「側(がわ)バリ」と呼ばれる部品をプレスして抱き合わせる課程で起きていた。
プレス加工を従来外注していたメーカーが、鉄道向け部品の製造を取りやめたため、川崎重工業は平成18年6月から、別の業者に加工を任せるようになった。
発注先や加工方法の変更により、加工部分の精度にばらつきが生じるようになったが、「それほど大きな問題は出ないと判断していた」(志磨・車両カンパニー品質保証本部長)。
新幹線の台車枠の製造プロセスの問題点をあぶり出す目的の会議も開かれたが、発注先の変更については、議論の対象にもならなかった。
また、委員会は側バリに「軸バネ座」と呼ばれる部位を溶接する作業でも、情報伝達などに課題があったと指摘した。
【詳しい説明を怠るスタッフ】
製造時の注意事項をまとめた「作業指導票」は、強度に影響が及ぶとして、台車枠の鋼材を削ってはいけないと規定。
しかし、指導票を作成したスタッフは、現場班に詳しい内容を説明せず、作業員らも指導票を見ることはなかった。
結果として、作業員らは、加工部分のがたつきを抑えようと、独自の判断で台車枠を削った。
底面が広範囲にわたり削られたため、中には厚さが基準の7mmを大幅に下回る箇所もあった。
石川副社長は、「現場の班長らの方が(指導票を作った)スタッフよりも現場に詳しいとの思い込みがあった。過度な現場依存、現場任せの体質が出ていた」とこぼした。
一方、委員会の調査でも明らかにならなかった点もある。
破断寸前の亀裂が起きた台車は、削り込みの補正や寸法調整のために施される「肉盛(にくもり)溶接」がなされていた。
しかし委員会が、OBを含めた関係者に聞き取っても、「全員が肉盛をした記憶がないという回答だった」(志磨品質保証本部長)。
この肉盛溶接について、国の運輸安全委員会は、調査の経過報告で、亀裂の発生や進展に関与した可能性を指摘する。
見解を問われた本川・車両カンパニープレジデントは、「運輸安全委が原因究明している」と述べるにとどめた。
出典
『負の連鎖が引き起こした亀裂 「偶然発生でない」 』
http://www.sankei.com/west/news/180928/wst1809280093-n1.html
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2018年9月28日16時20分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもたちに災害から身を守る力を身につけてもらおうと、那須町は来年度から、町内すべての小中学校で、防災教育を授業の教科として行う独自の教育課程を導入する方針を固め、国に特例の指定を受けるための申請を行った。
那須町は、平成10年に「那須水害」と呼ばれる水害で3人が死亡する被害を受けたほか、活火山の那須岳があり、火山災害への備えも課題となっている。
町は、子どもたちに継続して体系的な防災教育を行うため、来年度から町内に9つある全ての小中学校で、防災教育を授業の教科として行う方針を固めた。
具体的には、小中学校のすべての学年で、水害と地震、火山災害の3種類について年間7時間の授業を行い、気象台とともに作成した指導案を使って、それぞれの災害が起こるメカニズムのほか、ハザードマップを使って、災害が起きた際に取るべき適切な行動などを学ぶという。
町は27日、文科省に独自の教育課程を導入する特例の指定を受けるための申請を行った。
文科省によると、こうした取り組みは全国的にも珍しいという。
那須町教委は、「災害の教訓を生かして、いつどこで起こるかわからない災害に備えるためにも、子どもたちの意識も高めていきたい」と話している。
出典
『防災教育を授業の教科に 那須町』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20180928/1090002965.html
ちょっと前、7月13日11時11分に下野新聞からは、防災教育の公開授業が行われたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
記録的な豪雨で甚大な被害を出した1998年の那須水害から8月で丸20年を迎えるのを前に、那須町東陽小で12日、「大雨」をテーマにした防災教育の公開授業が行われた。
町教委が本年度から試験的に取り組む新教科の一環で、専門家と協力して作成した指導案を基に、4年生17人が、大雨で想定される被害や学区内の危険地域、避難場所などを学んだほか、授業後に行われた防災講習会では、土嚢作りも体験した。
町教委は、今後、地域特性に応じた防災・減災教育を、発達段階に応じて実施する方針。
新教科は、人間関係、防災教育、プログラミング教育の3つで構成。
防災教育は、専門知識のない教員でも教えられるよう、町教委が兵庫県立大の木村玲欧(きむられお)准教授(防災教育学)、宇都宮気象台の永田俊光(ながたとしみつ)地震津波防災官と協力して指導案を作成した。
出典
『大雨想定し防災教育 那須水害20年那須町教委』
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/48967
2018年9月28日12時3分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月3日、大阪方面に向かう阪神電鉄の上りの急行電車で、兵庫県西宮市の甲子園駅から乗車した50代の会社員の男性が座席に座ったところ、尻に痛みや熱さを感じ、6か月の大やけどを負った。
警察は、座席が薬品のようなもので濡れていて、近くにペットボトルが倒れていたことから、防犯カメラの映像などをもとに捜査していた。
その結果、20代の会社員が、直前に甲子園駅の構内で手のにおいをかぐような仕草をしていたことがわかり、事情を聴いたところ、座席に強いアルカリ性の業務用洗剤をこぼしたことがわかったという。
会社員は、家の掃除に使うためペットボトルに入れていた洗剤がリュックサックから漏れ出したと説明しているということで、警察は、そのまま放置したことで被害が出たとして、過失傷害の疑いで28日、書類送検した。
捜査関係者によると、調べに対し、「洗剤がこぼれたのは気づいたが、大ごとになると思わなかった」と話しているという。
出典
『乗客やけどは洗剤原因か書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180928/0007753.html
9月28日11時37分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警は28日、誤ってシートに業務用洗剤をこぼしたとして、過失傷害の疑いで大阪市に住む20代の料理人の男性を書類送検した。
捜査関係者によると、男性は職場にあった強アルカリ性洗剤をペットボトルに移し替え、自宅の掃除に使うためにリュックに入れていた。
3日は、出勤のために梅田発西宮行き急行に乗車。
洗剤がこぼれて自分の服が濡れていることに気付き、慌ててボトルを車内に放置して、甲子園駅(兵庫県西宮市)で下車した。
付近の防犯カメラに、濡れた服を気にしながら歩く様子が写っていた。
出典
『阪神電車で乗客やけど、原因は誤ってこぼした業務用洗剤だった…過失疑いで料理人書類送検 兵庫県警』
https://www.sankei.com/west/news/180928/wst1809280039-n1.html
9月28日12時9分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、甲子園駅付近の防犯カメラ映像から男が浮上。
捜査員が数日後に男を同駅で職務質問したところ、容疑を認めたという。
出典
『阪神電鉄の座席に洗剤、やけどさせた疑い 男を書類送検』
https://www.asahi.com/articles/ASL9X2SX0L9XPIHB001.html
(ブログ者コメント)
業務用洗剤を持ち歩いていての事故は、過去に本ブログでも何件か紹介している。
一昨年には兵庫県で、今回と同じような事例も起きている。
2018年9月28日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飲食店で、いわゆる飲み放題を利用すると、普段の飲酒に比べて飲む量が男子学生で1.8倍、女子学生で1.7倍に増えることが、筑波大の吉本尚准教授(総合診療)、大学院生の川井田さん(女性、精神看護)らの調査で分かった。
関東の31大学に通う20歳以上の大学生と大学院生に調査票を送り、533人から有効回答を得た。
その結果、回答者の96%に当たる511人が、飲み放題の利用経験があった。
経験者に酒量を尋ねると、男子学生の40%、女子学生の30%は、飲み放題のときにだけ、純アルコール換算で60g以上を摂取していることが分かった。
60gは、世界保健機関(WHO)が定義する「一時的多量飲酒」に当たるアルコール量。
度数5%のビールなら1.5ℓ、15%の日本酒なら3合、43%のウイスキーならダブルで3杯に相当する。
川井田さんによると、こうした飲酒では、急性アルコール中毒のほか、記憶を失う、外傷といった短期的影響とともに、脳の障害やがん、アルコール依存症、肝硬変、心疾患などで長期的な影響があることが、過去の研究で報告されている。
WHOの「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」(2010年)は、酒の安売りなどと並んで、飲み放題サービスを禁止するか制限するよう、各国に要請している。
吉本さんは、「大学生や大学院生の年齢では、アルコールに対する自分の体質も分かっていない。学生には、飲み放題が自分の飲み方に与える影響を知ってもらい、同時に酒を提供する側も、サービスの在り方について議論してほしい」と話した。
出典
『飲み放題で酒量2倍近くに 筑波大が関東の学生ら調査』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201809/CK2018092802000163.html
2018年9月30日10時40分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市のまちづくり会社Yデザインは29日、同市北京田に整備した全天候型児童遊戯施設キッズドームソライ1階「アソビバ」で、遊具を体験した40代男性が左足を骨折する事故があったと発表した。
大人の遊具利用を原則禁止する一方、10月1日からの無料体験会は、1階は当面、見学のみとし、安全対策の追加工事を行うことを明らかにした。
同社によると、男性は名古屋市の設計事務所の建築士で、同施設の視察に訪れていた。
28日午後7時55分ごろ、大型ネット遊具の上部から約3m下のクッションまで、傾斜約30°の木製斜面を滑り降りた際に骨折し、救急搬送された。
同社は、「メーカーとともに、関連法令を順守して遊具を設計し、対象の0~12歳延べ約80人による試験運用を行って安全確認を進めたが、大人の利用のルール作りが不十分だった。けが人が出たことは申し訳ない」としている。
無料体験会は公式ウェブからの予約が必要で、地下1階「ツクルバ」での3Dプリンターなどを使った工作やアートは体験できる。
11月1日のグランドオープンへの影響は無いという。
出典
『遊具体験した大人けが 鶴岡・ソライ、利用を制限』
http://yamagata-np.jp/news/201809/30/kj_2018093000571.php
(ブログ者コメント)
掲載された写真を見ると、結構きつい斜面。
着地点には、クッションマットが敷かれている以外、遠くに滑っていくのを防ぐためだろうか、サッカーのゴールネットのようなものも設置されているように見える。
それにしても、子供は安全に滑れたが大人はけが。
体重が重い大人は加速がつきすぎて・・・・ということだろうか?
2018年9月29日20時39分に北日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後、立山町で用水路に流され、行方不明になっていた男性が30日朝、転落した場所からおよそ800m下流で遺体で見つかった。
遺体で見つかったのは、魚津市経田西町の会社員、Nさん(男性、58歳)。
警察によると、28日午後2時45分ごろ、立山町岩峅寺の用水路にNさんが誤って落ち、28日の捜索では見つからなかった。
警察が30日朝、夜明けとともに捜索を再開したところ、午前7時20分ごろ、転落した場所からおよそ800m下流にある富山市上滝の中滝発電所排水口の地下水槽から遺体で見つかった。
Nさんは、来月から始まる用水路の法面を補修する工事のため、準備作業をしていたということで、一輪車で発電機を工事現場まで運んでいた際に、誤って用水路に落ちた。
用水路は北陸電力の雄山第二発電所の導水路で、Nさんが勤めていた会社が補修工事を請け負っていた。
北陸電力は、「お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、ご遺族に対し心から哀悼の意を表します」とコメントしている。
出典
『用水路に流された男性 遺体で発見』
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=19710
9月29日19時36分にNHK富山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、Nさんが転落した用水路は幅がおよそ5mで、当時、流れは速かったということで、柵やふたは設置されていないという。
出典
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20180929/3060000430.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、現場は山間部のような場所。
のり面は畑?草地?から導水路に向け緩やかに傾斜しており、全体的に草が生えている。
(2019年8月1日 修正1 ;追記)
2019年7月29日19時18分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
魚津労基署は、転落防止のため、柵を設置したり、別の通路を使用させたりするなどの安全対策を怠っていたとして、工事を請け負っていた立山町のM建設と責任者の62歳の男性を労安法違反などの疑いで書類送検した。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190729/3060002372.html
2018年9月27日9時50分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県安中市のJR安中榛名駅前の県道に、県内で初めて信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」ができ、本格導入に向けた社会実験が26日、始まった。
ラウンドアバウトは中央に円形のゾーンを設けた交差点で、車は周回道路(環道)に左折して進入し、時計回りに走って目的の方向に抜けていく。
交差点に入る車は減速するため、重大事故を減らせるほか、信号待ちによる遅れや信号機の停電による混乱がないといった利点がある。
県は今回、約2500万円を投じて簡易型のものを設置した。
従来の信号機は撤去せずにカバーを掛け、中央にブロックで仮設の円形ゾーンを造った。
交差点手前の路面には、「止まれ」ではなく、「ゆずれ」と書いた。
社会実験は12月末頃まで。
今後、地元住民や関係団体にアンケートを行い、交通状況や利便性などを調べる。
出典
『初のラウンドアバウト「止まれ」を「ゆずれ」に』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180927-OYT1T50033.html
(ブログ者コメント)
ラウンドアバウトについては、過去にも図解付きの報道を紹介したことがある。
2015年12月10日掲載
『2015年12月3日報道 信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」が導入されて1年3ケ月、警察庁が調査した範囲では導入前に比べ人身事故は15%減少』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5453/
(2019年1月22日 修正1 ;追記)
2019年1月21日3時0分に朝日新聞(群馬版)から、実験結果を受けて県は環状の直径を広げるなどの対策を講じるという下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
群馬県が北陸新幹線・安中榛名駅(同県安中市)の入り口交差点で社会実験をしていた信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」が正式導入されることになった。
今年夏ごろまでに着工する。
県内での導入は初めて。
社会実験は昨年9月から開始。
以前より交差点内の車両の走行速度が低下し、交差点の前後100mの通過時間が短縮するなどの効果があったという。
一方で、交差点をまっすぐ突っ切ってしまう車両があったほか、ガードレールで横断中の歩行者が見えづらいという意見もあった。
これを受け、県は環状の直径を現在の12mから15mに広げ、ガードレールを撤去して見通しを良くするなど、対策を講じる。
また、「どう走ったらいいのか」、「いつウィンカーを出すべきか分からない」といった意見もあることから、県警と協力して交通ルールの周知を図っていく。
出典
『群馬)ラウンドアバウト、安中で正式導入へ 県内初』
https://www.asahi.com/articles/ASLDZ64V8LDZUHNB00D.html
1月21日16時2分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県内で初めて安中市のJR安中榛名駅前に導入された「環状交差点」(ラウンドアバウト)について、県は、昨年秋に実施した社会実験の結果を公表した。
交差点内で車の走行速度が下がり、重大事故を防げることが確認された一方で、交通ルールの周知が足りないなどの課題もわかった。
ラウンドアバウトは中央に円形ゾーンを設けた交差点で、車は周回道路(環道)に左折して進入し、時計回りに走って目的の方向に抜けていく。
実験の結果、交差点内を走る車の平均速度は、信号交差点だった時に比べて23km/h低下した。
信号待ちがなくなったため、交差点を通過する時間も14~24秒短くなった。
県はこの結果を、交差点をより安全で円滑に通行できるようになったと評価している。
一方、ラウンドアバウトを通った運転手へのアンケートでは、「交差点から出る時に、いつウィンカーを出せばいいかわからない」などの意見が出た。
県は今後、交通ルールを書いたパンフレットの配布を続け、正式導入に向けて今夏までに工事を始める。
出典
『環状交差点、通過時間は短縮…ルールは周知不足』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190121-OYT1T50046.html
2018年9月29日18時36分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山梨県富士河口湖町立の6保育所で27日、園児と職員がアレルギー症状を訴えた問題で、県は29日、給食に出たマグロから食中毒の原因となる高濃度のヒスタミンを検出したと発表した。
発症者は当初より13人増えて92人となったが、全員回復している。
県によると、マグロは各保育所に同じ仕入れ先から、冷凍状態で納品された。
鮮度が落ちたり、常温で放置したりするとヒスタミンが生成されることから、県は、納入までの管理に問題があったとみて詳しく調べる。
原因が特定されたことを受け、富士河口湖町は10月3日から、町内の全保育所で取りやめていた給食の提供を再開する。
出典
『給食マグロからヒスタミン 山梨の保育所、92人食中毒』
http://www.sankei.com/life/news/180929/lif1809290023-n1.html
9月29日18時52分にNHK山梨からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日の昼ごろ、富士河口湖町にある6つの保育所で給食を食べた園児と職員合わせて92人が、口の周りに湿疹ができたり顔が腫れたりするなどの症状を発症した。
保健所が調べたところ、給食に出されたまぐろから食中毒の原因物質である「ヒスタミン」が検出されたという。
県によると、まぐろを加工するまでの過程で温度管理が不十分だったためにヒスタミンが増えた可能性があるということで、まぐろに含まれたヒスタミンによる食中毒と断定して、町に対し、食材の温度管理の徹底などを指導した。
ヒスタミンは、保管する過程で増えた場合、調理時に加熱しても分解されないため、県は、魚を生のまま保存する際は速やかに低温で管理するなど、注意を呼びかけている。
出典
『保育園児体調不良は食中毒と断定』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180929/1040004329.html
9月30日2時3分にFNN PRIMEからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると、27日に提供された「マグロのみそがらめ」と食材のマグロから、食中毒の原因となる高濃度のヒスタミンが検出された。
出典
https://www.fnn.jp/posts/00402018CXL
9月29日16時23分に山梨放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ヒスタミンは赤身魚の不適切な管理で生成され、去年は全国で8件報告されている。
出典
『原因はヒスタミン食中毒』
https://www.htv.jp/nnn/news88813956.html
(ブログ者コメント)
〇冷凍状態で仕入れ、町(給食センター?)が調理したマグロ。
仕入れ先の温度管理不備、町の温度管理不備の両方の報道があるが、さて、いずれが原因だったのだろうか?
〇赤身魚によるヒスタミン中毒は、本ブログでも過去に2件、サバの塩焼きとサンマの干物事例を紹介している。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。