2017年3月3日21時36分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後0時25分ごろ、岡山市南区西高崎の県道で、走行中の大型トラックの荷台から鉄板が落下し、対向車線を走行していた乗用車のボンネット付近を直撃した。
乗用車は、弾みで近くの電柱に衝突して炎上。
焼けた車から岡山市の20代男性とみられる遺体が見つかった。
警察は、積み荷の転落防止措置が適切でなかったとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、トラックを運転していた福山市のトラック運転手(男性、73歳)を現行犯逮捕した。
容疑を認めている。
警察によると、鉄板は荷台に積まれた工作機械の部品で、縦3.5m、横1.6m。
事故現場手前の信号機や標識の柱に鉄板がぶつかった跡があった。
警察は、その弾みで鉄板が荷台から落下したとみて、詳しい原因を調べるとともに、男性の身元の確認を急いでいる。
現場は片側1車線の見通しの良い緩やかなカーブ。
近所の男性(74)は、「荷台から大きな部品が落ちたと聞いてぞっとする」と話した。
出典
『トラック積み荷直撃、車男性死亡 岡山南署、容疑で運転手逮捕』
http://www.sanyonews.jp/article/496404
3月3日20時50分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場手前で、部品を道路脇の標識に当てながら走っているトラックが目撃されており、警察は、事故前から部品がずれていたとみて、荷物の積み方などを調べている。
トラック運転手は、部品落下後も走行を続け、事故を目撃して後を追った人に声をかけられ、現場の西約1km地点で引き返したという。
出典
『積荷落下 対向車直撃、1人死亡 岡山、運転手逮捕』
http://mainichi.jp/articles/20170304/k00/00m/040/124000c
(2018年1月24日 修正1 ;追記)
2018年1月23日19時2分にNHK岡山から、トラックの運転手が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、岡山市の県道で運転中の大型トラックから積み荷を落下させ、対向車線を走っていた乗用車の男性を死亡させた罪に問われた元運転手の男に、岡山地裁は「基本的な注意義務の違反を重ね、重大な結果を発生させた」などとして、禁錮2年の実刑判決を言い渡した。
広島県福山市の元運転手、M被告(男性、74歳)は、去年3月、積み荷を荷台にしっかりと固定しないまま大型トラックを運転し、岡山市南区の県道でこの積み荷を落下させ、対向車線を走っていた乗用車の当時26歳の男性を死亡させたとして、過失運転致死の罪に問われている。
これまでの裁判でM被告は起訴された内容を認め、検察は禁錮2年6か月を求刑していた。
23日の判決で岡山地裁の江見裁判長は、「事故の原因は、積み荷を固定せずに運転を始め、その後、異音を聞いたときにも運転を中止しなかったことにある」と指摘した。
その上で、「基本的な注意義務の違反を重ね、被害者の死亡という重大な結果を発生させた」などと述べて、禁錮2年の実刑判決を言い渡した。
出典
『積荷落下させ死亡 元運転手に実刑判決』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4024259391.html
2017年2月21日18時59分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千歳市の国道で、対向車の走行をわざと妨害し、2人を死傷させたとして大型トレーラーの運転手の男が逮捕された事件を受けて、北海道トラック協会は、運転手どうしがすれ違う際に「あいさつ代わり」で荷台を振るなどの行為を禁止するよう求める文書を、道内の運送業者などに送った。
この事件は、先月11日、千歳市の国道を大型トレーラーで走行中、牽引している荷台部分をわざとはみ出し、対向車の男性など2人を死傷させたとして、洞爺湖町のT容疑者(男、33歳)が危険運転致死傷の疑いで逮捕されたもの。
関係者によると、男はふだんから対向車とすれ違う際、あいさつ代わりに荷台を振って進路を妨害していたという。
北海道トラック協会では、こうした行為が危険な事故につながるおそれがあるとして、道内各地区の協会を通じて運送業者などに、「あいさつ代わり」で荷台を振ったり、ライトを点滅させたり、また、クラクションを鳴らしたりする行為を禁止するよう求める文書を送った。
出典
『トラック協会“危険行為禁止を”』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170221/4112471.html
(ブログ者コメント)
挨拶代わりに荷台を振るトレーラーがいるなど、思ってもみなかった。
映像によると、現場は道路横に雪が積もっている山間部らしき場所。
黄色いセンターラインが入っているものの、道幅はそう広くなく、少しクネっている。
こんな道で荷台を振られたら、たまったものではない気がした。
2017年2月2日14時55分に朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月3日7時23分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
甲府市の中央自動車道で、大型トレーラーの荷台に積まれていた建築用角材約200本が道路に散乱した。
運転手の男性(65)は、「カーブで荷が崩れてしまった」と話している。
警察によると、2日午前8時すぎ、甲府市の中央自動車道甲府昭和インターチェンジの手前で「材木が散乱していて通行できない」と、通り掛かった車の運転手の男性から110番通報があった。
警察が駆け付けると、片側1車線の上下線ともに、20~30mにわたって建築用の角材が約200本散乱していたという。
この影響で、トレーラーの対向車線を走っていた乗用車1台が乗り上げたが、運転していた男性にけがはなかった。
甲府昭和ICは、午前8時半から約1時間にわたって上下線で通行止めになった。
警察によると、トレーラーが左カーブを曲がった時、積んであった角材が崩れて落下した。
角材はロープで固定されていたが、ほどけたために落下したとみられる。
大型トレーラーには角材20トンが積まれていて、落下したのはうち3トン分だった。
警察は、角材の積載方法に問題があった可能性があるとみて、調べている。
出典
『中央道ICの手前で角材200本散乱 一時通行止めに』
http://webnews.asahi.co.jp/ann_s_000093490.html
『中央道で角材200本落下、車1台が乗り上げ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170202-OYT1T50179.html
(ブログ者コメント)
朝日放送の映像によれば、現場は、そう急にも感じられない緩やかな左カーブ。
そしてトレーラーの荷台には、長さ2~3m程度に見える角材が何10本かずつ束になって包装されたブロックが残っている。
それらのブロックは荷台上に2列2段で並べられ、各山ごと1本のロープで固定されていたように見える。
2017年1月17日22時50分に朝日新聞から、落下したタンクの写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前6時15分ごろ、長崎県佐世保市矢峰町の国道498号で、大型トラックがスリップして近くの住宅の門扉などに衝突し、道路をふさいだ。
この事故で積み荷のタンク3個が路面に落下し、塩酸約2000ℓが路上や近くの相浦川に流出した。
市は一時、下流地域に防災行政無線で「川に近づかないで」「家の窓は開けないで」などと注意を呼びかけた。
市水道局は、川の下流にある取水場での取水を中断した。
健康被害の通報はないという。
トラックの後方を走っていたバイクの男性(66)が近くの建物入り口付近に衝突し、腰の骨が折れる重傷を負った。
トラックの男性運転手(59)にけがはなかった。
対向車線の軽乗用車がタンクの枠にぶつかったが、運転していた男性(50)にけがはなかった。
警察や市、タンクを運んでいた運送会社などによると、タンク2個に濃度20%の塩酸、1個に濃度70%の希硫酸が入っていた。
塩酸のタンクはパイプが破損し、ほぼ全量が流出。
消防が水を流して薄める作業をした。
希硫酸は消防隊員がタンクのバルブを閉め、流出はわずかだったとみられる。
市によると、現場付近の相浦川は、17日午前の検査で酸性を示したが、午後には平常に戻ったという。
事故現場は緩い下り坂。
長崎地方気象台によると、佐世保市は17日朝、最低気温1.8℃と冷え込んだ。
付近の路上では凍結していた場所もあり、警察が事故の原因を調べている。
出典
『大型トラックがスリップ、塩酸が川に流出』
http://www.asahi.com/articles/ASK1K3RD0K1KTOLB001.html
1月17日13時3分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前6時15分すぎ、長崎県佐世保市矢峰町の国道498号で、凍結した路面で大型トラックがスリップし、塩酸などが入ったタンク3個が落下した。
対向の軽乗用車が、うち2個と衝突、いずれも破損し、塩酸計約2000ℓが路上や近くの川に流れた。
佐世保市によると、市水道局などは、流れ込んだ川からの採水を中止し、水質調査を実施。
市は、周辺に注意を呼び掛けた。
国道が通行止めとなったが、除去作業後に解除された。
塩酸によるけが人はいない。
塩酸の運搬は、福岡県内の薬品会社が委託していたという。
出典
『トラック事故で長崎の国道に塩酸 2千リットル、凍結路面』
https://this.kiji.is/193938923209506819?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
朝日新聞掲載写真によれば、落下したタンクは金属製の横長円筒で、直方体状の鋼材枠で保護されている。
共同通信の記事とも併せ考えると、落下の衝撃で破損したのではなく、対向車が衝突したことで破損したのかもしれない。
2016年12月28日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月27日20時23分にNHK東北NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後2時20分ごろ、仙台市宮城野区五輪1丁目の国道45号で、走行中のトレーラーの荷台から鉄製の巨大な重り(長さおよそ2m、高さおよそ50cm、重さ4トン)が6個相次いで落下した。
対向車線の市バスやダンプカーなど計4台が重りに衝突し、バスの乗客で50代の女性がひざを打つ軽いけがをしたほか、ダンプカーを運転していた30代の男性が首に軽いけがをした。
ライトバンを運転していた配送業の男性(30)は、「重りをよけようとしたが、渋滞で避けきれなかった。ブロックが雪崩のように次々と落ちてきて本当に驚いた。けがはなかったが、恐怖感しかなかった」と話した。
警察によると、現場は仙台駅から東に1kmあまりの片側2車線の緩やかな左カーブ。
トレーラーはカーブでバランスを崩し、重りが荷台から滑り落ちた。
重りは、クレーン車の転倒防止のために使用。
警察は、積み荷の固定が不十分だったとみて、トレーラー運転手の男性(26)から事情を聴いている。
事故処理のため、現場は約2時間にわたって片側通行となった。
出典
『荷台の重り落下4台衝突 2人けが』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161228_13034.html
『荷台のブロック落下 4台衝突』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20161227/5639761.html
12月28日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トレーラーの運転手がクランク部分で右に切ったハンドルを左に戻した際に、重りが落下したという。
重りは1つ4トンで、積んでいた6つ全てが落下した。
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、おそらくは事故後に積み直した状態だろうが、荷台には重りが2段1列に積まれていて、各山ごと横方向に、おそらくはワイヤーロープで固定されているように見える。
2016年12月22日20時56分に産経フォトから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月22日21時58分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時40分ごろ、奈良県斑鳩町の世界遺産・法隆寺にある国指定重要文化財「法隆寺東院四脚門」に、同県宇陀市の造園会社アルバイトの男性(74)が運転するダンプカーが衝突、屋根の一部が壊れた。
警察によると、門の高さ約3.5mの部分で、屋根を下側から支える「破風」と呼ばれる木材1本が割れ、くしの歯状に並ぶ「棰(たるき)」13本が損傷した。
棰は、屋根の頂点部分に渡す棟木から軒に向けて斜めに取り付けられ、先端が屋根の下で突き出る形となっていた。
男性は、「荷台が上がったままになっているのに気付かず運転し、衝突した」と話しており、警察が詳しい状況を調べている。
奈良県によると、東院には八角円堂の夢殿があり、門はすぐ近くに立つ。
鎌倉時代末ごろの建立とされる。
警察によると、男性は寺の敷地内で造園作業を終え、草や枝を荷台に載せて私道(幅約4m)を走り、別の現場に移動する途中だったという
出典
『法隆寺重文の門損傷 ダンプ衝突、74歳運転』
http://www.sankei.com/photo/story/news/161222/sty1612220016-n1.html
『法隆寺 重要文化財の門の屋根損傷 トラックの荷台接触』
http://mainichi.jp/articles/20161223/k00/00m/040/071000c
2016年12月2日20時37分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日18時27分にテレビ信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前3時30分ごろ、富士見町富士見の国道20号線を走行中の大型トレーラーが側壁にぶつかり、積んでいたプレス機が落下して車線をふさいだ。
プレス機は重さ34トンと大型で、クレーン車による撤去作業や陥没した路面の整備などに時間がかかり、国道はおよそ10時間にわたって通行止めになった。
警察によると、大型トレーラーは、静岡県富士市の43歳の男性が静岡県から新潟県に向かって運転していたということで、男性にけがはなく、現場で巻き込まれた車などもなかった。
現場は緩やかな左カーブで、警察は、カーブを曲がりきれずに側壁にぶつかったものとみて、プレス機の積み方が適切だったかなど、詳しい状況を調べている。
出典
『機械落下 国道が一時通行止め』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1014908911.html?t=1480715204586
『プレス機が落下 国道20号が10時間通行止め』
http://www.tsb.jp/news/nnn/news8847197.html
2016年11月27日12時17分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後0時半ごろ、大阪・此花区梅香で、レッカー車と前輪を浮かせた状態でけん引されていた軽乗用車の間のつなぎ目が外れ、軽乗用車が道路脇のたこ焼きの店に突っ込んだ。
警察によると、当時、店の前には客が5、6人いて、39歳と65歳の2人の女性客が腰を打撲したり頭を切ったりしたほか、34歳の店長の男性が油で手に軽いやけどをした。
警察では、26日、レッカー車を運転していた47歳の男性から事情を聴き、27日は防犯カメラの映像の分析を進めるなどして、なぜつなぎ目が外れたのかなど事故の詳しいいきさつを調べている。
店長は、「店で作業していると、突然車が突っ込んできた。店の前にはお客さんもいて、とてもびっくりした」と話していた。
レッカー車を管理しているJAF=日本自動車連盟関西本部は、「現在、事故の原因を調査しているので、何も答えられない」としている。
出典
『レッカー外れ車たこ焼き店突入』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161127/4750781.html
2016年11月25日18時16分に読売テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月25日17時51分にNHK関西NEWS WEBから、11月25日16時9分にgooニュース;神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後1時前、山陽自動車道の山陽姫路東料金所から本線に合流するまでの道路上で、大型トレーラーの荷台から巨大な鋼材が落下した。
鋼材は、直径およそ2.5m、厚さ70cmの大きなリングのような形をしていて重さは19トンあるが、後続の車両はおらず、けが人はいなかった。
運転手は「チェーンで荷台に固定した」と説明しているということだが、チェーンは切れておらず、警察では、鋼材が荷台からすべり落ちたものと見て、当時の状況を詳しく調べている。
この事故の影響で、山陽姫路東の出入り口が一時通行止めになったが、午後5時に解除された。
出典
『トレーラーから19トンの鋼材落下 山陽道』
http://www.ytv.co.jp/press/kansai/D14365.html
『山陽道 積み荷の鋼材が落下』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161125/4712444.html
『鋼材19トン落下で4時間入り口閉鎖 山陽姫路東』
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20161125011
(ブログ者コメント)
映像を見ると、本線に入る途中の右カーブになっている場所に、大きなリング状の鋼材が立った状態で落ちている。
2016年11月11日11時22分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックから落ちた積み荷などの落下物が、昨年度までの5年間、全国の高速道路で160万件以上回収されていたことが、NHKの取材でわかった。
落下物が周りの車に衝突する事故なども相次いでいて、高速道路会社は、積み荷などの落下防止対策を徹底するよう、呼びかけている。
ことし4月、福井市で走行中のトラックの積み荷の木材が落下して対向車線の乗用車に直撃し1人が死亡した事故など、落下物が周りの車に衝突したり、落下物に乗り上げて転倒したりする事故が相次いでいる。
NHKが、全国の高速道路会社6社に落下物の状況を取材したところ、落下物の回収件数は、昨年度までの5年間で、合わせておよそ166万件に上ることがわかった。
回収件数は、平成23年度のおよそ34万9000件をはじめ、いずれも年間30万件を超え、昨年度はおよそ31万6000件だった。
落下物は木材や鉄くずといった資材や廃材が多く、大きな物ではプレハブ小屋や簡易トイレが落ちていたケースもあったという。
高速道路会社は、落下物が重大な事故につながるおそれがあるとして、出発前や休憩の時に積み荷の状況を点検するなど、落下防止対策を徹底するよう、呼びかけている。
高速道路会社は、落下物が重大な事故につながるおそれがあるとして、24時間態勢で回収作業にあたっている。
NEXCO西日本の大阪・茨木市にある事務所には、名神高速道路など4つの道路のおよそ160kmの区間で、今月4日までの1週間に回収された落下物が集められていた。
落下物の中には、角材や金属製の足場、アルミ製のドアなどがあり、このうち脚立は大きくねじ曲がり、多くの車が乗り上げたと見られている。
これまでに、簡易トイレやベッドのマットレス、それにひつぎが落ちていたこともあったという。
NEXCO西日本の管内で回収された落下物は、昨年度11万件余りに上り、およそ5分に1件、どこかで落下物が発生している計算になる。
落下物による事故の危険性を伝えるチラシを作ったり、横断幕を掲げたりして、積み荷などの落下防止を呼びかけているが、なかなか減らないのが現状だという。
NEXCO西日本の管内でパトロールを担当している保杉さんは、「小さな落下物でも、スピードが出ていると非常に危険で、大事故になる危険がある。荷物の積み方への認識を高め、落下の予防をしてほしい」と話している。
出典
『高速道路の落下物 5年間で166万件』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161111/k10010764911000.html
(ブログ者コメント)
福井市の事例は下記参照。
2016年5月4日掲載
2016年4月26日 福井市の国道でトラックから過積載木材が落下し、対向車線を走ってきた乗用車の運転席に6本が突き刺さって運転男性が死亡、現場はきついカーブだった
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5879/
2016年11月8日18時52分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月9日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後0時半ごろ、岐阜県飛騨市古川町戸市の国道41号線で、ガソリンと軽油を積んだタンクローリーが横転した。
この事故で、運転していた愛知県の31歳の男性が腕に軽いけがをしたほか、タンクローリーに積まれていたガソリン6200ℓと軽油2000ℓが漏れ出して、付近の道路や川に広がっている。
飛騨市などは、引火のおそれがあるとして、半径100mの範囲の13世帯52人を対象に避難を呼びかけ、午後6時の時点で、39人が現場から1km余り離れた集会所に避難しているという。
また、国道41号線は午後6時の時点で、現場を中心におよそ10kmにわたって通行止めが続いている。
現場は、タンクローリーの進行方向から見て登り坂の急なヘアピンカーブになっていて、タンクローリーは追い越し車線で横転したという。
近くの男性(65)によると、現場では、追い越し車線を曲がり損ねる事故が多発しているという。
警察が、事故のくわしい原因を調べるとともに、消防や県の土木事務所が油の回収を急いでいる。
出典
『タンクローリー横転し油流出』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084227101.html?t=1478637686703
2016年10月18日18時59分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月18日19時33分にテレビ愛媛からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前11時すぎ、西条市丹原町の国道11号線、通称「桜三里」で、西条市の32歳の団体職員が運転する木材運搬用の大型トラックの荷台に備え付けられた木材をつり下げるアームが、突然、横に振り出され、対向してきたトラックの運転席にぶつかった。
この事故で、トラックの運転席は激しく壊れ、運転していた大洲市の57歳の会社員の男性が右足の骨を折る大けがをした。
現場は、山間を縫うように走る片側1車線のカーブの多い国道。
警察の調べによると、大型トラックのアームは長さがおよそ7mあり、走行中は折りたたんでいたが、事故の直前に、突然、車体から対向車線側に3mほど振り出された状態になったという。
消防によると、ケガをした男性は、「対向のトラックのアームが伸びてきた」と話しているという。
警察は、アームの固定方法などに問題がなかったか調べている。
出典
『トラックのアーム当たり重傷』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20161018/3633191.html
『桜三里でトラックが車載クレーンにぶつかる 1人重傷』
http://www.ebc.co.jp/news/data/index.asp?sn=1969
(ブログ者コメント)
同じような事故は、過去にも起きている。
2016年5月5日掲載
2016年4月28日 山形県遊佐町の国道で大型レッカー車走行中にクレーン付け根のギヤの歯が壊れてアームが対向車線にはみ出し、走ってきたバスに当たって5人けが、 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5883/
2016年9月28日18時40分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月29日0時26分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日夜7時45分ごろ、恵那市大井町の中央自動車道の下り線で、走行中の大型トラックの左側の後輪のタイヤが突然はずれ、後続の大型トラックに衝突した。
この事故で、後続のトラックは運転席の屋根付近が激しく壊れ、運転手で福岡県筑紫野市の男性(46)が頭などを強く打って意識不明の重体となっている。
警察によると、タイヤがはずれたトラックは、左右の後輪にそれぞれタイヤが2本重ねてあるタイプで、左側の後輪のタイヤが2本ともはずれていたという。
タイヤの大きさは直径およそ80cmで、6本のボルトで固定していたが、折れたり曲がったりしていて、警察は、ボルトの劣化によってタイヤがはずれたとみて、詳しい原因を調べている。
また、タイヤがはずれたトラックを運転していた東京・立川市の男性は、「走行中にガタガタと音がしてパンクしたと思った」などと話し、現場の約4km先で停止してタイヤが外れていることに気づいたという。
トラックは製造から10年以内で、車輪部分はリコール(無料の回収・修理)対象になっていなかった。
警察は、整備や点検の状況についても事情を聴いている。
現場は、恵那峡サービスエリアから本線の道路に合流した付近で、夜間も通行量は多いという。
(以下は、NHKの音声のみの情報)
国交省によると、昨年度にトラックを含む業務用車両のタイヤ脱落事故は、全国で41件あったという。
原因としては、ホイルナットと呼ばれるタイヤを固定する部品の緩みなど、整備不良によるものが多い。
出典
『ボルト劣化でタイヤはずれたか』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083043961.html?t=1475095399654
『原因は? 脱落タイヤ留めるボルトごと折損 岐阜の中央道事故』
http://www.sankei.com/west/news/160929/wst1609290007-n1.html
(2017年4月3日 修正1 ;追記)
2017年4月2日9時39分にNHK岐阜から、過積載かつアルミのボルトが使われていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察への取材によると、トラックの39歳の運転手は、事故の1、2か月前に異音を感じて、トラックのメーカーの系列の山梨県内にある整備会社に整備を依頼したが、その際、ボルトが本来使う鉄製のものではなく、強度の不足するアルミ製のものに交換されていたことが新たにわかった。
一方、トラックは事故当日、最大積載量を超える野菜を積んでいたということで、警察は、ボルトの強度不足や過積載が事故につながった可能性があるとみて、当時のいきさつを詳しく調べている。
出典
『タイヤ脱落はボルトの強度不足か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085217631.html
(2017年12月24日 修正2 ;追記)
2017年12月20日19時40分にNHK岐阜から、長さや形の違うボルトとナットでタイヤを固定していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タイヤには鉄製のホイールが使われていたが、担当した整備士が再び取り付ける際、誤って長さや形の違うアルミホイール用のボルトとナットで2本のタイヤを固定したという。
このため、2本のタイヤの間に隙間ができ、振動などによる負荷がかかって6本あるボルトが全て折れ、脱落したという。
さらに、タイヤが外れたトラックの運転手は、日常的な運行前の点検を怠っていたほか、事故の直前に異音を感じながら走行を続けていたという。
警察は、こうしたことが事故につながったとして、整備を担当した41歳と34歳の男性整備士を業務上過失傷害の疑いで、40歳の運転手を過失運転傷害の疑いで書類送検した。
警察の調べに対して、いずれも容疑を認め、整備士2人は「よく確認するべきだった」と話しているという。
また、警察は、タイヤが外れたトラックは過積載の状態だったとして、運転手のほか、運転手が勤める東京・あきる野市の運送会社と41歳の社長を道路交通法違反の疑いで書類送検した。
出典
『タイヤ脱落で整備士ら書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083770191.html
12月21日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
容疑は、41歳整備士が昨年9月2日、中型トラックのスチール製ホイールにボルトを取り付ける際、誤ってアルミ製ホイール用のボルトを取り付け、同3日に点検した34歳の整備主任がミスに気付かず、トラックの左後輪を脱落させて事故を起こしたとしている。
出典
『高速タイヤ脱落 容疑で整備士書類送検』
https://mainichi.jp/articles/20171221/ddm/041/040/081000c
2016年8月31日18時44分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後4時ごろ、筑紫野市光が丘の国道200号線のバイパスで、大型トラックが車体の下から白煙をあげて停車しているのを、パトロール中の警察官が見つけた。
駆けつけた警察官が消火にあたろうとしたところ、突然、車体の一部が破裂して部品などが周囲に飛び散り、40代の男性警察官が顔などにけがをした。
警察官は病院に運ばれたが、命に別状はないという。
一方、トラックの運転手に、けがはないという。
警察が、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『トラックから白煙 警察官けが』
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160831/5274891.html
2016年7月14日18時57分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月14日20時46分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
首都高速で2008年8月にタンクローリーが横転し炎上した事故を巡り、橋の架け替えなどの損害が生じたとして、首都高速道路が運転手の男性や勤務先の運送会社(廃業)、輸送業務を委託した出光興産などに賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は14日、男性と運送会社に計約32億8000万円の支払いを命じた。
出光への請求は棄却した。
運送会社が加入していた共済から約10億円が首都高側に支払われたが、熱による橋桁の変形や通行規制で損害額が膨らんでいた。
判決は、男性運転手が制限速度(時速50km)を約20~30km超えるスピードで運転し事故を起こしたとして、「過失は重大だ」と指摘。
運送会社についても、使用者責任に基づく賠償責任があるとした。
運送会社側は、「控訴するつもりはないが、廃業し賠償金を払うのは難しい」としている。
事故車に出光のマークがあったことから、首都高は「出光には下請けへの使用者責任がある」と主張したが、青木裁判長は、「個別の運送業務について、出光が運転手を指揮監督する地位にあったとは言えない」と判断した。
首都高速道路は、「判決の内容を検討し、関係者と協議して今後の対応を決めたい」としている。
出典
『運転手と運送会社に32億円賠償命令 首都高タンクローリー炎上、橋の架け替えなど損害』
http://www.sankei.com/affairs/news/160714/afr1607140019-n1.html
『首都高で横転炎上、運転手らに32億円賠償命令』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160714-OYT1T50100.html?from=ycont_top_txt
2016年5月30日11時17分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
徳島市で昨年10月、全盲のマッサージ師の山橋さん(男性、当時50歳)がバックしてきたトラックにはねられて死亡し、盲導犬「ヴァルデス号」も巻き添えとなって死んだ事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた徳島市の会社員男性(39)に、徳島地裁は30日、禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。
坂本裁判長は判決理由で、「土曜日で交通量が少ないため気を緩め、後方の安全確認を十分せずに被害者を見落とし、基本的な注意義務を怠った過失は大きい」と指摘。
騒音を注意されて以来、バック時の警報音装置を止めていた点にも触れ、「安全配慮が十分とは言い難かった」と述べた。
その上で、「盲導犬に誘導されて歩いていた被害者に落ち度は認められず、失明を乗り越えて社会生活を営む中で事故に遭い、長年のパートナーだった盲導犬と共に突然命を失った無念さは察するに余りある」とした。
一方、執行猶予の理由を、「無謀運転の事案ではなく、事故前の日常の運転に大きな問題があったとは認められない。謝罪や反省の意を示し、二度と運転しないことを決めている」と説明した。
判決後、山橋さんの母(78)は、公益財団法人「徳島の盲導犬を育てる会」を通じ、「警報音を義務化していただきたい。(事故を機に)社会が変わっていかないと、息子とヴァルデスの死が無駄になる。そのことを踏まえて、法が改正されるよう願っている」とのコメントを出した。
判決によると、昨年10月3日午前8時ごろ、徳島市の市道で資材置き場に入ろうとバックした際、後方の安全確認をせず、山橋さんとヴァルデス号をはねて死なせた。
被告は4月の初公判で起訴内容を認めていた。
出典
『運転手に有罪判決 全盲男性の死亡事故で徳島地裁 』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30H4X_Q6A530C1CC0000/
5月30日14時02分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
被告は公判で、「取引先に『うるさい』と怒られ、後進する際の警報音を切っていた」と述べていた。
出典
『全盲男性・盲導犬死亡 ダンプ運転手に有罪判決 徳島地裁』
http://mainichi.jp/articles/20160530/k00/00e/040/151000c
2016年5月31日20時9分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後11時ごろ、北海道北見市の国道333号で、通行していた車の運転手から「道路に大量の魚が落ちている」と警察に通報があった。
署員らが駆け付けたところ、佐呂間町から同市までの333号と、同市で交差し、美幌町につながる国道39号の約40km区間にタラやコマイ、カレイなど、計7.5トンが散乱していた。
国土交通省網走開発建設部は、約5時間にわたって同区間を通行止めにし、魚を回収した。
警察によると、荷主として名乗り出たオホーツク地方の運送会社は、「トラックの荷台の留め金が腐食しており、扉が開いてしまった。魚を落としたことに気付くのが遅れた」と話しているという。
出典
『国道・魚散乱 40キロわたりタラなど7.5トン 北海道』
http://mainichi.jp/articles/20160601/k00/00m/040/050000c
5月31日20時33分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
オホーツク海側の佐呂間町から美幌町にかけての国道で道路上に大量の魚が落ちているのが見つかり、警察などが調べたところ、魚を落としたのは釧路方面に向かっていた運送業者のトラックだとわかり、詳しく事情を聞いている。
30日夜遅く、佐呂間町の国道333号から美幌町の国道39号線までのおよそ45kmの区間に、タラやコマイ、カレイなどが道路上に散乱しているのが見つかった。
この影響で、国道の一部が31日朝にかけて、およそ5時間にわたって通行止めになった。
警察や道路を管理する網走開発建設部が魚を落としたトラックを探していたところ、オホーツク海側の自治体に本社のある運送業者が名乗りでたという。
それによると、この業者のトラックが加工用の魚10トンあまりを乗せて釧路方面に向かっていたところ、荷台をとめる金具がゆるみ、このうち半分ほどの魚が少しずつ落下したとみられるという。
警察と開発建設部が、この運送業者から詳しく事情を聞いている。
出典
『魚の落下は運送トラックから』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160531/5744202.html
2016年4月28日21時19分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月28日22時53分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時すぎ、遊佐町吹浦の国道7号線で、宮城県登米市に本社をおく東和観光バスのツアーバスに、対向車線を走ってきたユニック車のクレーンが接触した。
警察によると、バスには、乗客14人と乗員3人のあわせて17人が乗っていて、このうち運転手とガイド、それに乗客3人の、あわせて5人が打撲などのけがをした。
ユニック車の運転手(58)にけがはなかった。
また、ユニック車の車体についていた部品が外れ、対向車線を走っていたキャンピングカーにあたったが、運転手などにけがはなかった。
東和観光バスがバスの車内に設置したドライブレコーダーの映像によると、走行中のバスのフロントガラスが突然割れ、ガラスの破片が運転席付近に飛び散っている。
バスの運転手は、そのまま運転を続け、ゆっくりとスピードを落としていた。
また、車の正面に取り付けられた別のドライブレコーダーの映像を見ると、向かい側を走ってきたユニック車のクレーンの先端が中央線を越え、バスが走行していた車線にはみ出していたことが分かる。
警察は、ユニック車の「クレーンアーム」と呼ばれる部分がゆるんでセンターラインを越え、バスのフロントガラスに接触したものとみて、事故の状況を詳しく調べている。
東和観光のツアーバスは東北地方をめぐる3泊4日のツアーの途中で、26日に岩手を出発し、青森と秋田を経由したあと、鶴岡市のあつみ温泉に向かっていた。
出典
『ユニック車接触バスの5人ケガ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024940672.html?t=1461881134182
『観光バスにトラックの“クレーン”衝突』
http://www.news24.jp/articles/2016/04/28/07328942.html
4月28日23時59分に山形新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月29日10時5分にNHK東北NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、クレーンを固定していなかったとみて、自動車運転処罰法違反(過失運転傷害)の疑いで大型レッカー車の運転手=北海道八雲町=を逮捕した。
運転手は、山形新聞の取材に「(クレーンは)固定していた。なぜ動いたか分からない」と話した。
調べによると、レッカー車は秋田方面に向かって走行中、付属のクレーンが回転して対向車線にはみ出し、先端部が擦れ違いざまにバスの運転席側のフロントガラス上部に当たったとみられる。
バスとクレーンがぶつかった衝撃でレッカー車のライトが破損。
破片が、バスの2台後ろを走っていた福岡県北九州市、会社員男性(64)のキャンピングカーにぶつかり、フロントガラスが割れた。
レッカー車を所有する北海道八雲町の会社によると、事故をおこした車両は、27日北海道を出発したあと、長野県松本市で故障した大型の保冷車を回収し、一般道を通って北海道函館市までレッカー移動する途中だったという。
事故の影響で、現場は約1時間にわたり、全面通行止めとなった。
出典
『観光バスがトラックのクレーンと衝突 遊佐・多数けが』
http://yamagata-np.jp/news/201604/28/kj_2016042800596.php
『クレーン衝突で 運転手逮捕』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20160429/4961401.html
(ブログ者コメント)
NHKのドライブレコーダー映像によると、レッカー車のアームは、斜め後方を向いている。
また、バスは、右上方の角が凹んだりフロントガラスが割れたりしている。
一方、バスの運転手は、アームが当たる直前に身をかがめ、当たった直後からは冷静にバスのスピードを落としているように見える。
以下は、NHKとは別のユーチューブ映像。
https://www.youtube.com/watch?v=Fiei0cVYz4Y
(2016年5月21日 修正1 ;追記)
2016年5月19日18時50分にNHK山形から、クレーン付け根のギヤの歯が壊れたことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
クレーンは製造から10数年が経過していたが、運転手は法令で定められた点検を行わず、当時、ワイヤーで荷台に固定しないまま運転を行っていたという。
そして、走行中にクレーンの付け根部分にあるギアの歯が壊れたことなどで、クレーンが対向車線にはみ出したという。
酒田区検察庁は19日に過失運転傷害の罪で略式起訴し、運転手は酒田簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受け、すでに納付を済ませたという。
出典
『レッカー車運転手を略式起訴』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025245661.html?t=1463690716456
2016年4月29日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月29日0時19分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前9時ごろ、長浜市西上坂町の物流施設「ヤタニ酒販長浜センター」で、大型トラックの燃料タンクから軽油約500ℓが漏れ、一部が敷地内の側溝から近くの長浜新川に流出した。
県や市が川にオイルフェンスを設置したが、農業用水を通って約3km先の水田にも流れ込んだ。
滋賀県湖北環境事務所によると、水田で80アールの油膜が確認された。
現時点で、湖への流入はないという。
トラックを運行した運送会社が、油の回収を進めている。
警察によると、側溝の鉄蓋をトラックが跳ね上げ、トラックの左側面下のタンクにぶつかって、亀裂ができたという。
出典
『軽油5百リットル河川流出 滋賀、琵琶湖に流入なく』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160429000001
2016年4月26日19時12分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月27日7時0分と17時20分に福井新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後1時半ごろ、福井市大丹生町の国道305号線で、走行していたトラックから積み荷の木材の一部が落下し、対向車線を走ってきた乗用車のフロントガラスを直撃した。
この事故で、乗用車を運転していたあわら市の男性(43)が病院に運ばれたが、頭などを強くうち、死亡した。
警察によると、落下した木材は縦7.5cm、横4.5cm、長さは5mで、6本束ねられていた。
乗用車には、男性の知人の50代女性も乗っていたが、けがはなかった。
トラックの運転手にも、けがはなかった。
警察は、トラックを運転していた福井市の会社員、K容疑者(男性、31歳)を過失運転傷害の疑いで逮捕するとともに、当時の状況を詳しく調べている。
警察によると、トラックは、大きさが異なる木材約100本を福井市内の木材加工所に運ぶ途中で、K容疑者は、「カーブだったがスピードが速かったと思う。積み荷の固定がゆるかったかもしれない」と話しているという。
現場は片側1車線の国道で、急なカーブが続いている。
現場は、トラックからみて左カーブ。国道とはいえ、平日の交通量はさほど多くない。
近所の70代男性は、「平日は車はまばらに通る程度」と指摘する。
ただ、「付近はカーブがきつく、地元民は危険さを把握しているため、運転する際は低速で注意して走る」という。
一方で、「スピードを出して走行する車をよく見かけ、いつ事故が起こるかとハラハラしていた」と話していた。
出典
『トラックの木材落下 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054874211.html?t=1461703533149
『材木落下、対向車窓破り男性死亡 トラック運転手を過失傷害容疑で逮捕』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/94329.html
『材木直撃事故の道「カーブ危険」平日の交通量はまばら』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/94380.html
4月28日付で中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックは過積載の状態だったことが、27日、関係者への取材で分かった。
警察は、角材の積み方に問題がなかったかなどを調べている。
関係者によると、トラックの最大積載量は4トンで、角材の総重量は約4.5トンだった。
自動車運転処罰法違反の疑いで現行犯逮捕されたK容疑者(31)が勤める製材会社の社長は、取材に、「これまでは内側に崩れることはあっても、荷台から落ちることはなかった。過積載の認識はなかった」と話した。
出典
『トラックは過積載 角材落下死亡事故』
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20160428/CK2016042802000021.html
4月27日14時4分に福井テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福井テレビの取材に対し、製材会社の社長は、過去にも同程度の量を載せていたことがあったと認めたが、過積載の認識はなかったとしている。
出典
『トラック角材落下事故 過積載の疑い』
http://www.fukui-tv.co.jp/?fukui_news=
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、6本が束になった状態で運転席側のフロントガラス右端を突き破り、後部座席にまで達している。
(2017年3月15日 修正1 ;追記)
2017年3月10日20時11分にNHK福井から、運転手のみならず経営者も落下防止策を怠っていたとして書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、トラックを運転していた32歳の男をその場で逮捕したあと、任意に切り替えて捜査を進めていたが、積み荷の木材をロープできちんと固定するなどの落下防止策を怠っていたとして、10日、過失運転致死の疑いで書類送検した。
また、製材会社の60歳の経営者も、木材がきちんと固定されているのかを十分に確認していなかったなどとして、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
警察によると、2人とも容疑を認めているという。
出典
『落下物事故で運転手ら書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054622791.html?t=1489173076859
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。