2021年3月21日6時6分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がドラレコ映像の写真付きでネット配信されていた。
3月9日、関越自動車道で撮影された映像。
前のトラックから…。
助手席の女性: 「うわー!うわー!あー!危ない!危ない!」
荷台から鉄パイプのようなものが落下。
車に向かってきましたが、無事、回避できたのには理由がありました。
実はこの直前…。
助手席の女性: 「この間あったよね。前のトラックのああいうの(鉄パイプのようなもの)が落ちて跳ね返って、ここ(窓)に刺さった」
助手席の女性が話していたのは、3月6日に東名高速道路でトラックから落ちた鉄の棒が車のフロントガラスに突き刺さった事故について。
このニュースを見ていた女性が、トラックに積まれたパイプが動いているのに気づき、危険を感じた運転手が車間距離をあけたため避けられたのです。
運転手の男性: 「話していた内容がタイムリー過ぎて、夢か現実かパニック状態でした」
トラックはパイプの落下に気付かなかったのか、そのまま走り去ったということです。
トラックからの落下物が相次いでいますが、落とした運転手にはどんな法的責任があるのでしょうか?
菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「まず、積載物を落っことしてしまったら、安全となるようちゃんと始末して下さいという『転落積載物等危険防止措置義務』というのがありますので、これに違反すると罰金もあります。
今回のように高速道路で落とすと、交通違反の処分、点数とか反則金とかがありますが、過失で知らずに落としてしまった場合は10万円以下の罰金。
落ちるかもしれないな…と知ってて落とした場合は3ヶ月以下の懲役までありますので、運転手さんは積載物の固定、ぜひ気を付けて下さい。
万が一、後続車の窓ガラスに刺されば弁償です。
それだけでなく、乗っていた人がケガをしたということになると、自動車運転過失致死傷罪という重い罪になる可能性もありますので、気を付けましょう」
(関西テレビ3月17日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb79a2640bc60645092830b8436c71fe83756793
(ブログ者コメント)
ブログ者も、前を走っている車がフラフラしたり、あるいはトラック荷台の荷物が異様に揺れているのに、年に1回か2回程度、遭遇することがあるが、その時は、できるだけ離れるようにしている。
2021年3月8日11時32分にYAHOOニュース(ラジオ関西)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市灘区の阪急電鉄神戸線六甲-御影間の高羽踏切で2020年11月23日夜、新開地発大阪梅田行きの特急電車(8両編成)が軽自動車と衝突し、先頭車両が脱線した事故で、兵庫県警は8日、軽自動車を運転していた配送会社従業員の男性(42)を過失往来危険容疑で書類送検した。
捜査関係者への取材でわかった。
事故前、男性は踏切の北にある下り坂の路肩に車を止めて、車外に出ていた。
車は下り坂を無人のまま発進して約60メートル後退し、踏切内に進入した。
男性は「当時は車から離れていた。サイドブレーキの引きが甘かったので、車が踏切まで動いたかもしれない」と説明していた。
兵庫県警は書類送検の際、あくまでも検察官の判断に委ねる「相当処分」の意見を付けた(4段階のうち最も厳しい「厳重処分」に次ぐ2番目に当たる)。
特急電車は8両編成。
運転士が軽自動車に気付いて非常ブレーキをかけたが衝突し、先頭車両の最前方とその後ろの車輪が左側に約40センチ脱線した。
乗客約400人は阪急電鉄が誘導し車外へ避難、けがはなかった。
阪急神戸線は23日、終電まで新開地―夙川間の上下線で運転を見合わせた。
神戸線が運転を全面再開したのは、事故から約13時間40分後の翌24日午前9時20分ごろ。
乗客約10万人に影響した。
■「下り坂道での一定時間の停車、ストッパーの活用を」
捜査関係者によると、実験結果から「サイドブレーキの引きが甘い場合、車は数分間ならば停止するものの、下り坂では車の重量と道路の重力との兼ね合いで一定時間が経過すると発車する」ということが判明したという。
そのうえで「坂道が多い神戸市内での配送業務ならばなおさら、一定時間路肩で停車する場合、タイヤストッパー(車止め)を使用するなどの配慮が必要」と指摘する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/59b661de011c86c373a10c2ad53220f5d8f76a87
3月8日11時32分に朝日新聞からも同趣旨の記事が、事故経路図と写真付きでネット配信されていた。
集配業の男性運転手は、業務用の軽ワンボックス車を、踏切から北に約60メートル登った坂道の路肩にサイドブレーキを十分にかけずに停車。
業務で離れた間に車を無人のまま坂を後退させ、踏切内で特急電車と衝突させて先頭車両を脱線させた疑いがある。
「サイドブレーキが甘かったかもしれない」と容疑を認めているという。
車は坂を下る途中に電柱と接触し、方向を変えて踏切内に入り、特急電車と衝突したという。
車は電車とフェンスの間にはさまり、車体がつぶれて大破した。
電車も先頭車両のフロントガラスが割れ、踏切から約150メートル進んで脱線した。
https://www.asahi.com/articles/ASP383R1LP34PIHB01J.html
3月8日19時25分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、踏切から約60m離れた坂道に停車していた軽トラックが、男性運転手が集配作業で離れた後に動き出したということです。
その後の調べで男性運転手がサイドブレーキを十分にかけていなかったことがわかったため、警察は男性を過失往来危険の疑いで今年3月8日に書類送検しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7490e1347e149ec39c04ebfee0626c7eeb285484
2021年2月28日18時0分にYAHOOニュース(ベストカー)から、『雪で物流を途切れさせるな!! 2021年トラックドライバーの大雪格闘記』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
コロナ禍でマスクやトイレットペーパーの需要の増加で輸送に追われ、さらにはステイホーム時間の増加で通信販売の輸送も急増したトラック業界。
ただでさえ過酷な日常なのに、2020-2021年シーズンは豪雪ともいえる積雪が相次いだ。
そんな状況で日々奮闘するトラックドライバーの皆さんに「大雪で大変だったエピソード」を聞いてみた。
3月頃までは本州でもまだまだ降雪が続く日本列島。
トラックドライバーの皆さんにエールを送るとともに、一般ドライバーにもぜひ理解を深めてほしい。
■年々深刻度を増す大雪による交通障害
毎年のように耳にする「大雪で立ち往生」のニュースだが、今年はホワイトアウトによる重大事故も発生。
大雪による交通障害は深刻度を増している。
中でも日本の物流を支えるトラックは、雪が降っているからといって簡単に休むわけにはいかず、ひとたび「大雪で立ち往生」に巻き込まれれば、荷物とともにトラックの中でじっと我慢の子になるしかない。
国土交通省では、運送業者の中には大雪でも予定通り荷物を運ぶよう荷主から強い要望を受けたケースもあり、このほど関係省庁と業界団体の連絡体制を構築し、大雪が予想される「緊急発表」の際は、業界団体を通じて荷主側に運送の中止や経路変更など協力を呼び掛けることにした。
さらに大型車の冬用タイヤとチェーンの注意事項に関するパンフレットを作成し、雪道走行に際しての注意を促している。
しかし、それだけで「大雪で立ち往生」がなくなるとも思えない。
もちろんトラックドライバーも、そんな事態に陥らないために、事前に気象情報や道路情報を収集し、仲間からも有力な情報を入手し、さらには会社に指示を仰ぐなどの対応を取ってはいる。
それでも大雪の魔の手から逃れることはできず、トラックドライバーなら誰しも一度や二度大雪に泣かされた経験があるようだ。
そんな雪にまつわるエピソードをトラックドライバーに語ってもらった。
(トラックマガジン「フルロード」編集部)
■大雪で丸々1日の「延着」
トラックドライバーにとって、大雪の思い出は「延着」の苦い思い出と重なる。
延着とは、予定の時刻や期日より遅れて着くこと。
トラックドライバーなら何としても避けたい事態だ。
そこで懸命に回避策を模索するのだが、人智の及ばない不可抗力もある。
その最たるものが大雪だ。
まずは当時、長距離トラックに乗っていたヒデさんのエピソードから紹介しよう。
「皆さんは最大でどれぐらい『延着』したことがありますか? 私は丸1日遅れっていうのがあります。」
京都府の福知山市で荷物を積んで、千葉県八街市に翌日の9時着という仕事でした。
その日、日本列島を記録的な大寒波が襲い、全国的に大雪。
滋賀県で荷物を降ろして積地の京都まで回送するのに8時間(通常なら3時間)。
急いで荷物を積んで、「さぁ出発! 」というところで高速が全滅!
雪に強い北陸道までが一部通行止めで、関東へ抜ける主要国道は大渋滞。
必死で情報を集めて、北陸道の武生ICから上越JCTで切り替えて、上信越道から長野道を抜けて関東に入るというルートが生きていたので早速目指しました。
国道27号線から8号線をしばらく走ったところで超ノロノロ運転、全く動きません。
確か6時間ぐらいは渋滞に揉まれていましたね。
渋滞の先頭では重トレ(重量物トレーラ)がスタックしていました。
その先は空いて高速にも乗ることができたんですが、あまりスピードは出せず、現地に着いたのが翌日の23時。
もちろん、そんな時間に人が居るわけもなく、出発の翌々日の朝一で降ろして丸1日の延着、というのが最長記録です。
他の運転手とも連絡を取り合っていたのですが、自分の選択したルートはかなり早かったようでした。
悪天候ばっかりはどうしようもないですから、さすがにお客さんも同情してくれましたよ」。
■雪に不慣れなドライバーの場合
もう一人、トラックドライバーのエピソードをご紹介しよう。
雪に不慣れな首都圏のドライバー、みゆさんの話である。
「私が海コン(海上コンテナトレーラ)をやっていた頃のことです。
天気予報では降水(降雪)確率は低く、順番取りのために夜中に出発し、向かっていた先は栃木県の北部。
途中から白いものがチラチラと降り始めてきたのを、「そんな予報じゃないし、どうせ積もらないだろう」と気にも留めずに走行を続けていたのですが、北へ北へと向かううちに雪は段々とひどくなります。
主要国道は路面にまでは積もっていなかったのに、早朝の県道では交通量も少なく、路面に積雪、そして凍結もしているような状態!
私が乗っていたクルマ(シングルといわれているトラクタヘッド)はスタッドレスどころか溝も減り始めている夏用タイヤのまま。
それまで雪道らしい雪道の走行経験がなく、一人でのチェーン装着にも自信はありませんでしたが、目指す現場は急勾配な坂の上!
これは時間がかかってもチェーンを巻くしかありません。
幸い、坂の手前は片側二車線の広めの道路で、左側の一車線には同じくチェーンを巻くトラックが数台停まっており、少し心強い。
チェーンを巻く準備を始めると、近くに停めていたタンクローリの運転手さんが近づいてきたので、「もしかして手伝ってくれるのかな? 」と淡い期待をしていると、「このコンテナ、何を積んでいるの? 」。
世間話をしている余裕はないのにと思いながらも、「坂の上の○○に積み込みに行くので今は空車です」と答えた私は、予想外の話の展開に驚かされることに!
「空車のトレーラじゃ、チェーン巻いたってあの坂は上がれねぇよ。事故を起こすくらいなら、日が出るまでここで待機していたほうが良い」。
そう言われてしまっては無理に動くわけにもいかず、会社(まだ寝てたらしい社長の携帯)に連絡。
状況を説明すると、焦る私とは逆に「春までそこに居るか? 」と呑気な様子……。
それでも荷主には連絡を入れておくからと許可をもらい、坂の手前で待機することに……。
数時間後に状況は好転し、雪は止み気温も上がってきました。
社長から「今から迎えに行く」という電話があり、「横浜から迎えにくるのか? 」と思っていたら、現れたのは積み込み先の方!
しかもスコップ持参で……。
「少し遠回りになるけど、裏側の道のほうが緩い坂だし、今ならチェーンなくても上がれると思う。会社から電話してもらうより、誘導したほうが早いので」と、指定時間を過ぎてしまっていることを怒るどころか、雪に埋もれていた(? )私を心配してくれていた様子。
迂回をして無事に到着してみたら、いつもは数台いるコンテナは私の他に1台だけ(雪が降る前に着いていたらしい)。
予定外の雪のために他のクルマもたどり着けていなかったようで、延着しているのにナゼか「よく来たね」と誉められ、菓子パンと牛乳の差し入れまでいただいてしまいました(笑)。
こんなイイ現場はたまたまなのでしょうが、数cm程度の雪で大騒ぎをしていては、豪雪地域で活躍している方々に笑われてしまいそうですね」
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
■大雪の本場・北海道のドライバーから
では、その豪雪地域で運転しているトラックドライバーはどうだろう?
北海道で主にバルクトレーラに乗っているかんちゃんの話である。
「こちら北海道、特に道北地区は、除雪体制が整っていて、
しかも対応がプロフェッショナルです。
大雪で立往生なんていうのは、ここ何年も聞いたことがないです。
トラックが大雪で動けなくなる前に除雪が始まりますし、運転手さん達も慣れているので、『この降り方はヤバイな』と思ったら、各除雪センターや道路情報に電話で連絡します。
それよりも、気温が下がりすぎて燃料が凍ってしまい、動かなくなっているトラックとかはたまに見かけますよ。
本州の友人のトラックドライバーからは『かんちゃんのとこはロシアだね!』とよく言われます」。
同じく北海道で大型トラックに乗っている菊地さんからはこんな話が……。
「北海道の冬はいつどこで遭難するかわかりませんから、私は必ず数日分の食料をトラックに積んであります。
女子ドライバーたちは季節に関係なく、お菓子を山盛りに常備しているのが常識らしく、雪に閉じ込められても、それで二~三日は生きられると言っています。
北海道では、本州のように大勢が同じ場所で立ち往生することはあまりありません。
車両の密度が、単独で取り残される程度なんですよね。
ですから、雪がひどく降ることがわかっていながらも行かなければならない時には、個人レベルで用意をするわけです。
皆さん雪慣れしているので、ちゃんと食料を持ち歩いているんです。
ですから、よくニュースなどで立ち往生の際の美談として伝えられる積み荷を周りに配るというシチュエーションは聞いたことがありません。
万が一、そんな事態になれば、恐らく会社が積み荷を買い取る形で振る舞うでしょうね。
そもそも、北海道の高速道路で何日も立ち往生することは絶対にありません。
除雪体制が整っているので、主要な道路は長くても24時間以内には復旧します。
それができないほどの大雪では、死人が出る規模の災害になります」。
幸いにしてスマホなどの普及で情報手段は確保できているが、近頃の異常気象で「大雪」はいつどこで激甚化するかわからない。
実際、「大雪で立ち往生」に備えて食料や携帯トイレを車内に持ち込むトラックドライバーが増えており、冬用タイヤの使用管理の徹底、タイヤチェーンの常時携行なども常識化しつつある。
行政やトラック業界も「大雪で立ち往生」問題に対応し始めているが、まずはトラックドライバーが「自衛」に動き出したことは心強い限り。
日本の物流は彼らに支えられているのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ae52f92ed963f7914d912aff4e2e81284aa393f
2020年12月2日20時53分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後1時すぎ、郡山市西田町の市道の道路工事現場で、作業をしていた郡山市の会社員、佐藤さん(男性、67歳)が、後退してきた大型トラックにはねられました。
佐藤さんは全身を強く打ち、病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。
大型トラックは道路工事とは関係なく、近くに荷物を運搬中だったとみられ、運転手にはけがはありませんでした。
現場はJR三春駅から西におよそ2キロの市道で、事故が起きた現場付近には、車両の誘導員などはいませんでした。
警察は、大型トラックのドライブレコーダーを確認したり、運転手に話を聞いたりして、事故の原因を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20201202/6050012531.html
(ブログ者コメント)
映像を見ると、山間部っぽい道路だ。
まさか、そんな場所で、工事と無関係なトラックが後退してこようとは、思ってもみなかったのかもしれない。
一方、後退してくる際のブザー音は、工事の音にかき消されていたということだろうか?
2020年11月17日12時36分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市北区のドラッグストアで商品を積んだ台車が倒れて男性が下敷きとなる事故があり、男性は搬送先の病院で死亡しました。
事故があったのは札幌市北区北34条西11丁目のSドラッグ北34条西店です。
17日午前8時ごろ、千葉さん(男性、56歳)がトラックから荷降ろしをしていたところ、商品を積んだ台車が倒れ、下敷きになりました。
千葉さんは病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
倒れた台車には酒や飲料水などが入った段ボールが積まれていたということで、重さは数百キロあったとみられています。
警察が事故当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f431597181ed058824986ee69057fdf5bc9c721
11月17日20時50分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、荷物をトラックから降ろす機械に異常はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
江別市の千葉さん(56)が運搬用のコンテナの下敷きになり、病院に救急搬送されましたが、まもなく死亡しました。
コンテナは高さ約160センチの鉄製で、飲料水や酒類の段ボールが積まれており、重さは数百キロあったとみられています。
荷物をトラックから降ろす機械には異常はなく、警察は千葉さんが1人で作業していて下敷きになったとみて詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b38d0db4d591818a61841f92504d7fcde79be9dd
11月17日13時32分に北海道新聞からは、積み荷が崩れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
荷物搬入口付近で、江別市文京台、会社員千葉さん(56)が積み荷を載せた台車の下敷きになっているのを、通り掛かりの男性が見つけ、119番した。
千葉さんは全身を強く打ち、間もなく死亡した。
札幌北署などによると、積み荷は段ボール箱で、商品の飲料水などが入っていた。
同署は千葉さんが1人で台車を使ってトラックから荷下ろし作業中、何らかの原因で積み荷が崩れ、倒れた台車の下敷きになったとみている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/482385/
(ブログ者コメント)
STVの映像から推定すると、トラック後部のスロープから下ろしていた時に台車が倒れたということかもしれない。
2020年10月22日18時34分に熊本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日、合志市の路上で男性が自分のトラックにひかれ死亡しました。
この事故、車が勝手に動き出す「自然発車」というものでした。
自然発車」と呼ばれる事故が起きたのは、21日午後2時ごろ合志市の路上でした。
トラックを運転する55歳の男性が、砂利を積むためにゆるやかな勾配のある作業場の敷地に駐車して車両から降りた際、トラックが下り出したといいます。
男性は動き出したトラックを自力で止めようとしてひかれ、死亡しました。
トラックはおよそ60メートル先で停止し、他に巻き込まれた車や歩行者はいませんでした。
トラックのギアはニュートラルの状態で、サイドブレーキはかかっていませんでした。
https://rkk.jp/news/index.php?id=NS003202010221700340111
10月22日11時59分にYAHOOニュース(くまもと県民テレビ)からは、エンジンをかけたまま停車していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
合志市で停車中のトラックが動き出し、止めようとした運転手の男性が下敷きになり死亡する事故があった。
事故があったのは合志市福原にある工業団地内の市道。
警察によると21日午後2時頃、エンジンをかけたまま停車させていた2トントラックが動き出し、止めようとした運転手の50代男性が後輪の下敷きになった。
男性は病院に搬送されたが約2時間後に死亡した。
トラックはその後、道路脇に入り約60メートル先で停車。
現場は緩やかな坂になっていて、警察が詳しい事故の原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fea9e8a6669f23b9da14b87843d88d3a76a8ec4
2020年9月5日16時19分に上越タウンジャーナルから下記趣旨の記事が、営業所外観の写真付きでネット配信されていた。
2020年9月5日午前10時52分頃、新潟県上越市七ケ所新田のK社上越営業部の駐車場内で、同市大和5に住む同社上越営業部所長、菊地さん(男性、51歳)がコンクリート壁に衝突した貨物自動車の近くに倒れているのを同社の従業員が発見。
119番通報した。
菊地さんは市内の病院に搬送されたが、同日正午、死亡が確認された。
上越警察署によると、死因は心タンポナーデ。
同署によると、発見当時、同社の貨物自動車が駐車場内のコンクリート壁にフロント部分から衝突しており、菊地さんは、その下付近に倒れていたという。
貨物自動車は無人だったが、何らかの原因で動き出し、菊地さんは同車と壁に挟まれたとみられる。
菊地さんに外傷はなかった。
同署は事故原因などについて捜査を進めている。
https://www.joetsutj.com/articles/94522467
9月6日13時57分に読売新聞からは、下り坂で動き出した車を止めようとした可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前10時50分ごろ、新潟県上越市七ヶ所新田の食品会社営業所の駐車場内で、保冷車がコンクリート壁に衝突し、車の下で同営業所長の同市大和、菊地さん(51)が倒れているのを営業所員が発見、通報した。
菊地さんは心臓を強く圧迫され、間もなく死亡した。
上越署の発表によると、保冷車には事故当時、運転手がおらず、無人の車が下り坂で動いて壁にぶつかったという。
菊地さんは車を止めようとして巻き込まれた可能性があるとみて、同署で調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200906-OYT1T50147/
(ブログ者コメント)
上越タウンジャーナル掲載写真を見ると、広そうな駐車場。
わずかに勾配がついていたということかもしれない。
2020年8月27日11時38分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前4時頃、新潟県糸魚川市市振の国道8号「風波洞門」内で大型トレーラーが横転し、運転手の40歳代男性が右ひじに軽傷。
タンクに積まれた濃度32%の液体カセイソーダ約21トンのうち10トン近くが周辺に流出し、洗浄作業などのため、午前5時49分から約13時間にわたり、2キロほどの区間が通行止めとなった。
糸魚川署の発表などによると、現場は交通の難所として知られる親不知海岸の崖で、片側1車線のカーブ。
同署で横転した原因を調べている。
カセイソーダは強アルカリ性劇物で、運送会社の作業員らが現場で洗浄作業を進めたが、難航していたという。
近隣住民への危険はないが、カセイソーダが海中に流れ込んだ可能性もあり、国土交通省高田河川国道事務所が、上越海上保安署と連絡を取りながら対応にあたっている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200827-OYT1T50132/
8月26日11時47分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前4時すぎ、新潟県糸魚川市の国道8号で大型トレーラーが横転し、積んでいた液体のカセイソーダが流れ出る事故がありました。
カセイソーダは劇物に指定されている薬品で、消防やトレーラーを保有する会社が慎重に撤去作業を行っています。
このため、現場周辺はおよそ1.4キロにわたり、通行止めが続いています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4062311.html
(ブログ者コメント)
以下は、TBS映像の4コマ。
タンク本体の前方上部が破損しているようにも見える。
2020年7月20日12時16分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日朝、滋賀県長浜市でトレーラーが積んでいた20トンあるコンクリートブロックが道路上に落下し、国道が一時、通行止めとなりました。
午前5時半ごろ、長浜市西浅井町の国道で、トレーラーが長さ約7m、重さ20トンほどのコンクリートブロックを積んで福井方面に走っていたところ、ブロックが反対車線に落下しました。
車への接触はなく、けが人もいませんでした。
警察によりますと、トレーラーがカーブを曲がろうとした際に、ブロックにくくりつけていたワイヤーが何らかの原因で切れたということです。
撤去作業のため、午前7時半ごろから国道は通行止めになっていましたが、現在は解除されています。
警察が事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5787d70d1e0e4c13af22a119f25655a560de0cc
7月20日13時40分に中日新聞からは、落ちたのは北陸新幹線の橋桁だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前5時半ごろ、滋賀県長浜市西浅井町の国道8号で、走行中の大型トレーラーから重さ26トンのコンクリートブロックが落下。
道路の舗装が数十メートルにわたって削れ、ガードレールが損傷したが、けが人はなかった。
福井県敦賀市で建設中の北陸新幹線の橋桁に使うものだという。
滋賀県警木之本署や工事関係者によると、ブロックは長さ8メートル、幅2・7メートル。
同県東近江市の製造工場から、敦賀市余座の工事現場に運ぶ途中だった。
現場は山中の片側1車線。
緩い上りの左カーブを曲がり切るあたりで、対向車線側に落下した。
運転手は「固定していたワイヤが切れた」と話したという。
現場は午前7時半から10時16分まで通行止めになった。
https://www.chunichi.co.jp/article/91723
7月20日12時36分にmBS NEWSからは、左にハンドルを切った際にワイヤーが切れたらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
橋げたが道路を塞ぎ、現場から福井県敦賀市の疋田交差点までの約15kmが一時通行止めとなりました。
警察は、トレーラーが左にハンドルを切った際に橋げたを固定していたワイヤーが切れたとみて、落下した原因を調べています。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200720/GE00033981.shtml
(ブログ者コメント)
以下は、関西テレビ映像の3コマ。
以下は、mBS NEWS映像の1コマ。
2020年7月14日0時33分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
走行中のトラックから落下したモノは...。
直撃の瞬間を、ドライブレコーダーがとらえていた。
トラックの荷台から落下した1枚の畳は、次の瞬間、めくれあがるようにして、後続車のフロントガラスを直撃した。
6月8日、埼玉県の東京外環自動車道で起きた、落下物による事故の様子をとらえた映像。
被害に遭ったぼんど(畳)さん(31)
「気が付いたら目の前に畳があった。正直、飛んできた当時の記憶ってそんなにない。(事故後)子ども抱きかかえて『生きてて良かった』というのはあった」
この男性は、事故から1カ月以上たった今でも、現場を通ると恐怖を感じるという。
被害に遭ったぼんど(畳)さん(31)
「ハンドルを持つと手が震えて。現場行くとアクセル踏めなかったりとか、無意識の中にある恐怖感に縛られている」
この男性側は、警察に被害相談をしたが、いまだに畳を落としたトラックは特定されていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef3cdd2b40353866d250695901b48874b79560c8
(ブログ者コメント)
以下は、映像の4コマ。
何枚かの畳を何かに立てかけるように縦に積んでいて、しかも若干、斜めになっているように見える。
いかにも不安定。
危なっかしい状態で荷物を積んでいる車の後は走らないにこしたことはなさそうだ。
2020年6月11日19時21分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時前、浜松市西区舞阪町の国道1号線の浜名バイパスで、「走行中の車から物が落ちてほかの車にあたり、運転手がけがをしている」と警察に通報がありました。
警察によりますと、下り線を走っていた大型トレーラーの荷台に積まれていた鉄板が飛んで、対向車線のトラックの前の部分にぶつかり、トラックを運転していた69歳の男性が頭を打つ軽いけがをして病院で手当てを受けました。
鉄板は、縦と横の長さがそれぞれ4メートルで、建築資材を運んでいたトレーラーの荷台の一番上に載せられていたということです。
現場では、トラックのフロントガラスが壊れ、前の部分が大きくへこんでいて、道路上には、ひしゃげた鉄板が落ちていました。
事故の当時、強風注意報が出されていた上、現場は遠州灘に面し、特に強い風が吹いていたということで、警察は鉄板がどのようにトレーラーの荷台に固定されていたかなどを調べ、飛んだ原因を捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200611/3030007243.html
6月11日19時40分にテレビ静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時50分頃 浜松市西区舞阪町の国1バイパスでトレーラーに積まれていた4メートル四方で厚さ5ミリの鉄板が飛ばされ、対向車線の中型トラックにぶつかりました。
中型トラックの運転手が頭を打って病院に搬送されましたが、軽傷だとみられます。
当時 現場周辺には強風注意報が出されていました。
警察は事故の詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c63f256a1c70e7d3c3064ebce4976e204370c5d8
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ静岡映像(視聴者撮影)の一コマ。
鉄板が丸まっているように見えるが、どのようにして丸まったのかは不詳。
2020年6月4日19時51分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、除染作業中の写真付きでネット配信されていた。
4日午前8時40分ごろ、東京都千代田区神田須田町2の路上で、通行人から「液体がこぼれていて、変な臭いがする」と110番があった。
警視庁万世橋署員らが駆けつけたところ、500ミリリットルのプラスチック製容器が破損し、猛毒の「フッ化水素酸」とみられる液体がこぼれていた。
同署は周囲約100メートルを約2時間にわたって通行止めにし、防護服を着た東京消防庁の化学機動中隊員らが路面を除染するなどして処理した。
けが人はなかった。
万世橋署によると、容器は近くの化学メーカーが管理するもので、この日の朝、配送用のワゴン車を路上に停車させて積み荷作業をした。
車には別の工場から運んできたフッ化水素酸の容器が既に積まれていたといい、作業中に誤って路上に落ちたとみられる。
同署は、別の車両が通過した際に容器を踏んで液体が漏れた可能性があるとみて、経緯を調べている。
現場はJR秋葉原駅の南約300メートルのオフィスビルやマンションが建ち並ぶ地域。
フッ化水素酸は毒劇物取締法の毒物に指定され、ガラスのつや消しや金属の洗浄などに使われる。
人体に触れると激しい痛みを伴い、死亡することもある。
2012年には静岡県で、フッ化水素酸を塗られた靴を履いた女性の足の指が壊死(えし)した事件があった。
https://mainichi.jp/articles/20200604/k00/00m/040/156000c
(ブログ者コメント)
静岡県の事件は、本ブログにも掲載スミ。
2020年5月26日12時30分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前6時半ごろ、裾野市葛山の新東名高速道路の下り線で、大型のタンクローリーが道路脇に停車していた工事用の車両に衝突して横転しました。
警察によりますと、この事故でタンクが破裂し、積んでいた塩化亜鉛の溶液が道路上に漏れ出し、工事用の車両の運転手の40代の男性が軽いけがをしました。
タンクローリーは薬品を運搬する車両で、当時、およそ11トンの塩化亜鉛の溶液を積んでいましたが、溶液の濃度は低く、毒性はないということです。
警察と消防は、溶液が、側溝や雨水などの調整池に流れ込んでいないかどうか詳しく調べていて、午後には、溶液を中和する作業が行われるということです。
周辺の田んぼでは、田植えの時期を迎えているため、裾野市は、念のため取水を制限するよう呼びかけています。
警察は、タンクローリーの運転手や工事の関係者から事情を聞くなどして、事故の原因を捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200526/3030007057.html
5月26日12時20分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日朝、裾野市の新東名でタンクローリーが工事用の車両に衝突し積んでいた薬品が漏れ出す事故がありました。
鈴木カメラマン
「横転したタンクローリーはタンクの部分が大きく破損しています」
26日6時半頃、裾野市葛山の新東名下り線でタンクローリーが路肩に停まっていた工事用の車両に衝突し、横転しました。
この事故で工事車両に乗っていた男性が軽いケガをしました。
タンクローリーの運転手にケガはありません。
新東名では車線を広げる工事が行われていて、タンクローリーが積んでいた化粧品用の「塩化亜鉛溶液」が漏れ出し、処理のため走行車線の規制が続いています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/271d1a57d2bd30baeaf61169ad601e15290a5770
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の3コマ。
FRP製のタンクが裂けているように見える。
以下は、撮影角度が違うテレビ静岡映像の1コマ。
2020年5月22日6時20分にYAHOOニュース(WEB CARTOP)から『「サイドブレーキ」や「ギヤ入れ」だけじゃダメ? トラックが停車時に「車止め」を使うワケ』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【昔は乗用車にも積載されていた!】
その昔は、乗用車にも車載工具のひとつとして積まれていた車止め。
駐車するときにタイヤの前後に入れることで(傾斜に合わせる)、動き出さないようにしていた。
MT車が多かった時代は、坂に止めるときに1速やバックに入れ忘れて動き出すことは、それほど多くはなかったものの、珍しくもなかった。
今やAT全盛で、Pレンジに入れておけばミッション内で車両自体の動きを止めることができるし、サイドブレーキ自体の利きも昔より飛躍的によくなっているので、動き出すことはほぼないと言っていい。
しかし、トラックは今でも車止めを使っているのを見かけるが、それはなぜだろうか?
車両の進化という点では、乗用車と同じだと思うのだが……。
【MTやエアブレーキを採用するモデルが多い】
まずはトランスミッションについて、トラックをはじめとした商用車の場合、未だにMTが多い。
ATにしてもMTベースのことが多い。
しかも、乗用車のようにギアを入れて動かないようにするのは、構造上、できないようになっている
サイドブレーキについてはいろいろなタイプがあるが、大型車のブレーキはエア式で、サイドブレーキも同様で、フェイルセーフ構造と呼ばれる形式になる。
大型トラックのブレーキの考え方は、簡単に言うと、大型車は止まらないと重大事故につながるため、乗用車とは逆で、普段はかかっているものを走るときは解除するというもの。
だから、駐車するときはエアを開放して、かかっている状態にする。
SAなどで見かけるように、駐車時のプシューというのはエア開放時の音だ。
ギアで止めることはできないし、ブレーキでガッチリと止めるとはいえ、大型の場合、重量が大きいので、動き出す可能性も考えて、輪止めを使用して万が一に備えている。
車止めの使用は義務ではなく、トラック協会などの推奨レベルではあるのだが、商用車の場合、荷主から預かった大切な荷物を積んでいるだけに、「動かないだろう」ではダメ。
路肩に止めるときにハンドルを左に切っておくのも含め、万が一に備えて、考えうる対策はしっかりしておくというのが、プロということなのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bfd5036a869b05bdab926183532daf5a5eb26c7
2020年5月16日7時0分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月15日午前4時40分ごろ、福井県南越前町河野の国道305号で、高松市のトラック運転手男性(62)が運転する大型トレーラーの荷台から、北陸新幹線の橋梁(きょうりょう)の一部が落下した。
けが人はなかった。
福井県警越前署によると、落下した橋梁は長さ約7メートル、幅約3メートル、高さ約3メートル、重さ約20トン。
橋梁を荷台に固定していたチェーンが何らかの理由で切れたという。
現場は急カーブで、大型トレーラーは東進していた。
詳しい原因を調べている。
橋梁の一部が引きずられた影響で、道路には長さ約4メートル、幅約10センチ、深さ最大約8センチの傷がついた。
橋梁の撤去や道路の修復作業のため、県丹南土木事務所は同日午前9時半から同11時まで、国道305号(同町赤萩―河野)3・2キロを全面通行止めにした。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1086766
2020年4月21日20時26分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前、北中城村の県道で、アメリカ軍のトラックから大量の薬きょうが落下して道路に散乱し、後続の車のタイヤがパンクする被害が出ました。
この事故によるけが人はいませんでした。
沖縄防衛局などによりますと、21日午前10時前、北中城村安谷屋の県道で、アメリカ軍のトラックの荷台から大量の薬きょうが落下し、道路に散乱しました。
落下した薬きょうは使用済みのものでしたが、後ろを走っていた車がひいてタイヤがパンクする被害が出ました。
警察によりますと、この事故によるけが人は、いないということです。
当時、現場では、およそ1時間にわたって交通が規制され、その間に軍が散乱した薬きょうを回収しましたが、一部は道路脇の排水溝に落ちたということです。
警察によりますと、軍のトラックが現場近くの交差点を左折した直後に、荷台から大量の薬きょうが落下したということです。
沖縄防衛局が、事故の原因について軍に問い合わせるなどして調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20200421/5090009987.html
4月22日10時40分に琉球新報からも、同趣旨の記事が道路上に散乱した薬莢の写真付きでネット配信されていた。
21日午前9時50分ごろ、沖縄県北中城村安谷屋の県道81号で「弾が大量に落ちている」などと目撃者から通報があった。
沖縄署によると、県道29号を走っていた米軍トラックが左折して県道81号に進入した際、荷台に積んだ空の薬きょうを大量に落下させた。
トラックの後続を走っていた車1台が落ちた薬きょうを踏み、前輪がパンクした。
薬きょうは道路一帯に散らばり、米兵らが薬きょうを回収した。
同署は同午前10時ごろから約40分間、現場周辺で交通規制をした。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1111026.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、NHK映像の1コマ。
そうきつくはないカーブだ。
〇関連情報調査結果、5年前に東京都福生市でも、横田基地のトラックから薬きょうが落下するトラブルが起きていた。
(2015年9月8日18時32分 産経新聞)
8日午前10時半ごろ、東京都福生市福生の国道交差点で、実弾1個と空の薬莢(やっきょう)約270個が散乱しているのが見つかった。
警視庁福生署によると、薬莢などは近くの米軍横田基地のもので、トラックで相模原市内の廃棄施設に運ぶ途中に落下した。
同署が拾得物として回収し、米軍に返却した。
同署によると、薬莢は訓練で使用後にほうきで集め、その際に実弾も回収された。
トラックを運転していたのは横田基地所属の男性軍曹で、目撃情報などからトラックが急ブレーキをかけたはずみで薬莢などが荷台から落ちたとみられる。
トラックは気付かずにそのまま走行した。
目撃者が110番通報して発覚。
薬莢の回収のために現場は約1時間にわたって通行が規制された。
https://www.sankei.com/affairs/news/150908/afr1509080029-n1.html
2020年1月29日20時23分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市灘区で昨年9月、大型トラックが車などに次々に衝突して川に転落し、男性運転手を含む男女9人が死傷した事故で、兵庫県警灘署は29日、トラックのブレーキ整備を怠ったなどとして、業務上過失致死傷の疑いで、大阪府摂津市の運送会社「S」社長、田口容疑者(男性、52歳)と、運転手が勤務していた同社九州営業所の所長、樺容疑者(男性、63歳)を逮捕した。
認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は昨年9月2日、トラックのブレーキに不具合があるのに、整備するなどの適切な対応を怠った上で、運転手の宗さん(男性、57歳)に貨物の運搬を指示。
翌3日午前に事故が起きて宗さんを死亡させ、乗用車のドライバーら男女8人に重軽傷を負わせたとしている。
同署によると、トラックは六甲山からの下り坂を数キロにわたって暴走。
車4台に衝突した後、道路脇の川に転落した。
https://www.sankei.com/west/news/200129/wst2001290024-n1.html
1月29日17時59分にNHK兵庫からは、事故前に運転手が上司にブレーキ不調を訴えていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によりますと、トラックはブレーキがきかない状態のまま数キロにわたって坂道を下っていたとみられ、事故の前には運転手が会社の上司にブレーキの不調を訴えていたということで、警察は安全管理の実態を詳しく調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200129/2020006197.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
2020年1月22日22時35分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時10分ごろ、大阪市福島区鷺洲2で、JR東海道線大阪―塚本間の高架下を通過しようとした大型トラックが橋桁に接触した。
けが人はいない。
JR西日本によると、大阪―摩耶間で約1時間にわたり運転を見合わせた。
東海道線などで計61本が運休し、134本に遅れが生じた。
帰宅ラッシュの時間帯を直撃し、約11万9000人に影響した。
福島署によると、トラックに積んでいたコンテナ上部が当たった。
トラック運転手の男性は、「当たるかなと思って徐行して入ったが、当たってしまった」と話している。
通行人が110番した。
大阪駅では、遅延を知らせるアナウンスが繰り返し流れ、仕事や買い物帰りとみられる大勢の人が、振り替え輸送などを表示するモニターを不安そうに見つめた。
兵庫県宝塚市に帰宅するという女性会社員(28)は、「友人と食事する約束がキャンセルになった。乗れるまで気長に待ちます」と疲れた様子だった。
現場はJR福島駅から約400メートル北西。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20200122/k00/00m/040/335000c
1月23日0時8分に産経新聞westからは、問題なく通れると思ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島署によると、橋桁には3・7メートルの高さ制限があり、トレーラーに積んでいたコンテナ上部が接触した。
運転手の男性は「問題なく通れると思った」と話しているという。
https://www.sankei.com/west/news/200123/wst2001230007-n1.html
キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー
2020年1月13日2時0分に日本経済新聞から、タイヤ脱落事故の年度別発生件数棒グラフ付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックやバスなど大型車のタイヤが走行中に脱落する事故が急増している。
件数は7年間で7倍以上に増え、整備にあたる技術者の不足が背景の一つとして指摘されている。
冬用のタイヤに換装した後の事故が特に目立ち、外れたタイヤが歩行者や乗用車を直撃すれば深刻な被害につながりかねない。
2019年11月14日、山梨県富士河口湖町の国道137号の下り坂で、路線バスの左後輪のタイヤ2本が突然外れた。
タイヤは直径95センチ、重さ88キロ。
バスは傾きながら約50メートル走って停車し、後続の乗用車が落ちたタイヤに接触した。
バスの乗員乗客18人と車の運転手にけがはなかったが、一歩間違えば大惨事になってもおかしくない状況だった。
バスを運行する「富士急バス」(同町)によると、事故の1週間前に冬用のスタッドレスタイヤに取り換えていた。
事故後の調査で、電動器具でナットを締めた後、手作業で締め具合を確認する手順が欠けていたことが分かった。
同社の担当者は「点検を徹底して再発防止に努める」と話す。
国土交通省によると、大型車のタイヤ脱落事故は04年度の87件をピークに減っていたが、近年は再び急増。
18年度(81件)は11年度(11件)の7.3倍に上った。
全体の6割は冬用タイヤに換装する11~2月に集中し、取り付け後、1カ月以内に起きるケースが多い。
国交省は運送会社の安全意識の低下を指摘するとともに、「自動車整備会社の人手不足の影響も排除できない」とみる。
運送会社には1日1回、走行前に目視や打音検査でタイヤに異常がないか確かめる日常点検が義務付けられている。
さらに、3カ月ごとにタイヤが確実に固定されているか、1年ごとにホイールを取り外して部品に劣化がないかなどを確認する。
こうした点検に自動車整備士の国家資格は不要だが、自社で整備士を抱える大手運送会社は、資格が必要なブレーキ点検などと合わせて実施する。
従業員に整備士がいない中小事業者は、タイヤ周りの点検に確実を期すため、外部の自動車整備工場に依頼する場合も多い。
日本自動車整備振興会連合会がまとめた「自動車整備白書」(17年度)では、全国の自動車整備工場の半数が、整備士の人数について「やや不足」「不足」と回答した。
18年度の整備工場の工員の有効求人倍率は4.46倍に達し、人手不足から依頼を受けきれない整備現場の実態が推察できる。
国交省は19年11月に専門家らによる作業部会を立ち上げ、タイヤ脱落事故の事故増加の原因を分析し、防止策を探っている。
02年、横浜市で起きた三菱自動車製トレーラーのタイヤが脱落し母子3人が死傷した事故は、大きな社会問題となった。
自動車評論家の国沢光宏さんは、「悲惨な事故の記憶が薄れてきているのではないか」と危惧。
「大型車の運行に携わる事業者はタイヤ脱落の危険性を再認識し、点検などの基本動作を徹底してほしい」と話す。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54251880Q0A110C2SHJ000/?n_cid=NMAIL007_20200113_K
(ブログ者コメント)
〇大型トラックやバスのタイヤが走行中に脱落した事故は、本ブログで過去に多数紹介スミ。
その中には、事故が多発する背景には運送業界の人手不足もあるとの解説記事もあった。
ただ、整備技術者不足が背景の一つだと具体的に指摘した記事は、今回が初めてだ。
〇事故件数推移グラフを見ると、2004年度から2011年度まで徐々に減っていた件数が、2011年度から2018年度までは、逆に徐々に増えている。
いわばⅤ字回復。
その辺の理由も知りたいところだが・・・。
〇以下は、上記記事のネタ元だったと思われる国交省からの報道発表資料 (令和元年11月15日付)。
『ボルトの錆や左後輪に注意! 車輪脱落事故3年連続増加「厳しい状況」 ~ 平成30年度大型車の車輪脱落事故発生状況を受けて ~』
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000231.html
別紙1には、以下の諸点が記されている。
[平成30年度発生81件の内訳]
・月別では、11月~2月の冬季に54件(67%)
・地域別では、北海道、東北、北信といった積雪地帯で46件(57%)
・脱着作業後の経過時間別では、1ケ月以内が50件(62%)
・脱落車輪の位置別では、左後輪が74件(91%)
※種々の推定原因も記載
・脱着作業者別では、ユーザーが40件(49%)、タイヤ業者が19件(24%)
・脱着作業の内容別では、タイヤ交換が50件(62%)
・推定原因別では、増し締め未実施が46件(27%)、トルク管理不備が32件(17%)
https://www.mlit.go.jp/common/001258034.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。